JPH0856673A - ウロポルフィリノーゲンiii メチルトランスフェラーゼをコードするdna 及びこれを用いるビタミンb12の生産方法 - Google Patents

ウロポルフィリノーゲンiii メチルトランスフェラーゼをコードするdna 及びこれを用いるビタミンb12の生産方法

Info

Publication number
JPH0856673A
JPH0856673A JP6227302A JP22730294A JPH0856673A JP H0856673 A JPH0856673 A JP H0856673A JP 6227302 A JP6227302 A JP 6227302A JP 22730294 A JP22730294 A JP 22730294A JP H0856673 A JPH0856673 A JP H0856673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dna
vitamin
uroporphyrinogen iii
iii methyltransferase
propionic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6227302A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Maruhashi
健司 丸橋
Tetsuhisa Yada
哲久 矢田
Kimiko Watanabe
君子 渡邉
Takaaki Amari
崇皓 甘利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil Corp filed Critical Nippon Oil Corp
Priority to JP6227302A priority Critical patent/JPH0856673A/ja
Publication of JPH0856673A publication Critical patent/JPH0856673A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 プロピオン酸菌由来のウロポルフィリノーゲ
ンIII メチルトランスフェラーゼをコードするDNA (配
列表配列番号1)。この遺伝子をプロピオン酸菌に導入
して遺伝子工学的手法によりビタミンB12を生産する方
法。 【効果】 上記方法によりビタミンB12の産生をいちじ
るしく向上し、工業的に量産することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビタミンB12の生合成
に関係するウロポルフィリノーゲンIII メチルトランス
フェラーゼをコードするDNA 、これを含有するプラスミ
ド及びこのプラスミドを導入した微生物に関する。さら
に本発明は、このウロポルフィリノーゲンIII メチルト
ランスフェラーゼをコードするDNA を用い、遺伝子工学
的手法によりビタミンB12を工業的に大量に生産する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビタミンB12は抗悪性貧血剤、末梢神経
治療剤、総合ビタミン剤などの医療用途および飼料添加
物として重要なビタミンである。工業的な製造法は、ビ
タミンB12の構造の複雑さから全量発酵法で行われてい
る。従来、ウロポルフィリノーゲンIII メチルトランス
フェラーゼをコードするDNA 配列は、大腸菌のCysG遺伝
子として、またバチルスメガテリウム (Bacillusmegat
erium) 〔(Journal of Biotechnology,173 (15) 4893
(1991) 〕、メタノバクテリウム バノビ (Methanobact
erium ivanovii) 〔同誌, 173 (15) 4637(1991)〕あ
るいはシュードモナス デニトリフィカンス(Pseudomon
as denitrificans)〔同誌, 172 (10) 5980 (1991)〕で
単離されている。しかし、ビタミンB12の高生産菌であ
るプロピオバクテリウム シャーマニー(Propionibacte
riumshermanii)ではそのDNA はまだ単離されておらず、
従ってこの遺伝子を用いてビタミンB12を大量に増産さ
せようとすることも行なわれていない。
【0003】このようにビタミンB12の高生産菌である
プロピオニバクテリウム シャーマニーのビタミンB12
生合成遺伝子は、ウロポルフィリノーゲンIII メチルト
ランスフェラーゼをコードする遺伝子を含めていまだ単
離されておらず、これを用いる遺伝子操作系も確立して
いない。従って、遺伝子操作によるビタミンB12の増産
も試みられていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況を考慮し、ビタミンB12の高生産菌であるプロピオ
ン酸菌から、ウロポルフィリノーゲンIII メチルトラン
スフェラーゼをコードするDNA (遺伝子)を単離し、こ
れを用いて遺伝子工学的手法によりビタミンB12を大量
に生産することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、プロピオ
ニバクテリウム シャーマニーにおけるビタミンB12
合成の律速段階の酵素がヘム経路より分岐直後のウロポ
ルフィリノーゲンIIIメチルトランスフェラーゼである
と考えられることから、当該遺伝子を活性化することに
よりこの遺伝子を単離し、これを用いて遺伝子工学的手
段によりビタミンB12の増産を図ることを鋭意研究し
た。その結果、プロピオニバクテリウムシャーマニーに
おける遺伝子操作系を確立し、ウロポルフィリノーゲン
III メチルトランスフェラーゼをコードするDNA を単離
し、当該遺伝子を用いてビタミンB12を増産することに
成功し、本発明に至った。すなわち、本発明は、ビタミ
ンB12高生産菌のプロピオン酸菌からウロポルフィリノ
ーゲンIII メチルトランスフェラーゼ遺伝子を単離し、
この遺伝子をプロピオン酸菌に導入し、当該遺伝子の増
幅効果によりウロポルフィリノーゲンIIIメチルトラン
スフェラーゼを活性化することにより、ビタミンンB12
生産菌のビタミンB12を増産する方法である。
【0006】次に、本発明を詳細に説明する。まず、ウ
ロポルフィリノーゲンIII メチルトランスフェラーゼを
プロピオン酸菌より単離・精製し、その蛋白のアミノ基
末端の配列を決定し、その配列を基にPCR 法(Science,
239, 487 (1988))等により当該酵素遺伝子の一部分を増
幅させ、それをプローブとして用いてプロピオン酸菌の
染色体ライブラリーから、コロニーハイブリダイゼーシ
ョン法によりウロポルフィリノーゲンIII メチルトラン
スフェラーゼをコードする遺伝子をクローン化する。
【0007】ウロポルフィリノーゲンIII メチルトラン
スフェラーゼのプロピオン酸菌からの単離精製は、通常
の蛋白の精製単離法によりおこなうことができる。活性
の測定は、該酵素がウロポルフィリノーゲンIII をモノ
メチル化、ジメチル化する酵素であることより、基質で
あるウロポルフィリノーゲンIII の減少および生成物で
あるウロポルフィリノーゲンIII のモノ、ジメチル体の
生成を高速液体クロマトグラフィーによって測定するこ
とにより行なうことができる。
【0008】ウロポルフィリノーゲンIII メチルトラン
スフェラーゼをコードするDNA 断片のクローン化は、こ
の酵素のアミノ酸配列の情報をもとに通常の方法で行な
うことができる。すなわち、プロピオン酸菌の場合に
は、単離されたウロポルフィリノーゲンIII メチルトラ
ンスフェラーゼのアミノ基末端の配列より、GC含量が
約70%と高いのを考慮して〔J. Bacteriol. 109,1047
(1972)〕、何種類かの両向きのプライマーを合成しPCR
法その他の方法によってウロポルフィリノーゲンIII メ
チルトランスフェラーゼ遺伝子の一部分のDNA 断片を増
巾する。次いで、これをプローブとして、ウロポルフィ
リノーゲンIII メチルトランスフェラーゼ全体をコード
するDNA 断片を、大腸菌等を用い通常のコロニーハイブ
リダイゼーション法によりクローン化する。
【0009】次に、プロピオン酸菌におけるベクターは
次のようにして創製することができる。ベクターの要件
であるプロピオン酸菌中で複製可能なレプリコンとして
は、種種のプロピオン酸菌中より抽出される固有のプラ
スミドを用いることができる。好ましくはプロピオニバ
クテリウム ペントサセウム(Propionibacterium pent
osaceum)より抽出されるプラスミドpTY1をあげることが
できる(図1参照)。また選択マーカーとしては、大腸
菌、枯草菌、放線菌などで使われる抗生物質耐性マーカ
ーをプロピオン酸菌でも用いることができる。好ましく
は、クロラムフェニコール耐性、カナマイシン耐性、テ
トラサイクリン耐性等をあげることができる。具体的に
は、大腸菌、枯草菌,放線菌等に由来する抗生物質耐性
遺伝子の上流に、プロピオン酸菌中で発現可能ならしめ
るプロピオン酸菌由来のプロモーターを配置し、該遺伝
子を発現させることにより行う。以上の条件を満たすプ
ラスミドであればいずれのものでもプロピオン酸菌用の
ベクターとして用いることができるが、好ましくはプラ
スミドpTY10024を例示することができる(図3参照)。
得られたプラスミドpTY10024を用いて、ウロポルフィリ
ノーゲンIII メチルトランスフェラーゼ遺伝子をプロピ
オン酸菌中で発現させるには、プロピオン酸菌由来のプ
ロモーターの支配下にウロポルフィリノーゲンIII メチ
ルトランスフェラーゼ遺伝子を配置し、プラスミドpTY1
0024のクローニングサイトに連結してやればよい。この
ようなプラスミドとして好ましくはプラスミドpNC202を
例示することができる(図4参照)。
【0010】プロピオン酸菌の形質転換法は、通常の方
法すなわち、コンピテントセル法、プロトプラスト法、
エレクトロポレーション法などで行うことができる。
【0011】本発明は、ウロポルフィリノーゲンIII メ
チルトランスフェラーゼ遺伝子を用いて、プロピオン酸
菌、特にプロピオニバクテリウム シャーマニーのビタ
ミンB12の生産量を向上させる。すなわち、クローン化
したウロポルフィリノーゲンIII メチルトランスフェラ
ーゼ遺伝子をプロピオン酸菌用のプロモーターで発現で
きるようにした状態でベクターに連結し、プロピオン酸
菌に導入して、ビタミンB12の高生産微生物を得る。こ
の微生物の培養は、嫌気条件下、導入した遺伝子の発現
に適当な条件で培養することができる。培養物からビタ
ミンB12を得るには、通常の方法、例えば、菌体より80
℃以上の熱水で抽出し、菌体を分離後、シアン化し、カ
ラムクロマト、晶析などを行い得ることができる。ビタ
ミンB12の定量は、培養菌体を集菌後、熱水抽出し、シ
アンイオンでシアン化後、シアノコバラミンとして高速
液体クロマトグラフィーで定量できる。
【0012】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
【実施例1】 ウロポルフィリノーゲンIII メチルトランスフェラーゼ
の精製単離 プロピオニバクテリウム シャーマニーの種菌〔NOC 11
012 (FERM BP-86)〕を表1の組成の培地2.5Lを含む5L発
酵槽に植菌(2%)して、pHをアルカリで6.5に連続調
整し、グルコースを15g/L の一定レベルに調節して、窒
素通気の嫌気条件下で3日間撹拌培養した。
【0013】
【表1】 コーンスティープリカー(CSL) 80g グルコース 15g バントテン酸カルシウム 10mg ニコチン酸アミド 30mg Na2HPO4 ・12H2O 1.5g KH2PO4 0.4g Co(NO3)2・6H2O 45mg ZnSO4 ・7H2O 10mg 消泡剤 (BC-51Y) 100mg 水 1L
【0014】得られた培養液17L を遠心分離して850gの
湿菌体を得た。この湿菌体をpH6.8の50mMリン酸カリウ
ム緩衝液3.5Lに懸濁して20分間超音波処理した。遠心分
離後、上澄みを硫酸アンモニウム飽和の30%および60%
の間で沈殿する蛋白を集め、pH6.8 の50mMリン酸カリウ
ム緩衝液(0.5mMジチオトレイトール(DTT),10%エチレン
グリコール(EG)に溶解しゲル濾過カラムスーパーロース
(Superose 12) にかけ、目的画分を該酵素活性をHPLCで
測定して分画した。つぎにpH6.8 の20mMビストリスプロ
パン(0.5mM DTT, 10% EG)に再溶解させアフィニティー
カラム(MatrexBlue B) にかけて、1M NaCl 含有のpH6.8
の20mMビストリスプロパン(0.5mM DTT, 10% EG)で溶
離させた。さらにpH6.8 の20mMビストリスプロパン(0.5
mM DTT,10% EG)に溶解後、陰イオン交換カラム(Mono
Q)にかけ、pH6.8 の20mMビストリスプロパン(0.5mM DT
T, 10% EG)に対して1MのNaClで 0%から100 %のグラ
ジエントをかけて溶出した。この陰イオンカラムを再度
繰り返して行った。精製工程における収率、比活性を表
2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】なお、ウロポルフィリノーゲンIII メチル
トランスフェラーゼの活性測定は次のようにして行っ
た。反応組成物として、5mM のS−アデノシルメチオニ
ン、1mM のEDTA、1mM の還元型グルタチオン、0.5mg の
還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)、
1mgのATP 、0.16mgのシステイン塩酸塩、25mgのジチオ
ネイトNa塩を含む1mLの100mM リン酸カリウム緩衝液に
酵素蛋白2mg を溶解し、窒素でバブリングして還元状態
にした後、基質である87mMのウロポルフィリノーゲンII
I 液1mL を添加して、35℃、17時間の反応を行った。ウ
ロポルフィリノーゲンIII 液の調製は、ウロポルフィリ
ンIII を0.025NKOH に溶解し、暗所でナトリウムアマル
ガムで還元した後、KH2PO4で中和することにより行っ
た。 反応後は、0.4mL の6NHCl を添加し、100 ℃に 5
分間加熱し、反応を止めた。その後、遠心分離を行いそ
の上澄みをHPLCで分析した。HPLC条件は、C18 のODS カ
ラムを用いて、5mM 硫酸水素テトラブチルアンモニウム
/ メタノール(52:48) で展開し、403nm の吸収によりウ
ロポルフィリノーゲンIII のモノメチル体、ジメチル体
を測定した。
【0017】
【実施例2】 ウロポルフィリノーゲンIII メチルトランスフェラーゼ
遺伝子のクローン化 ウロポルフィリノーゲンIII メチルトランスフェラーゼ
遺伝子のクローン化は、当該酵素のアミノ酸配列をもと
にプライマーを合成し、これを用いてPCR 法により当該
酵素のDNA の一部断片を増幅させた後、コロニーハイブ
リダイゼーション法により当該酵素遺伝子の全領域を含
むDNA 断片をクローン化した。すなわち、実施例1によ
り精製単離されたウロポルフィリノーゲンIII メチルト
ランスフェラーゼのN末端配列を (株) アプライドバイ
オシステムズのアミノ酸シーケンサー471 A 型を用いて
決定し、最初の30個のアミノ酸を以下のように決定し
た。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 Thr Thr Thr Leu Leu Pro Gly Thr Val Thr Leu Val Gly Ala Gly Pro Gly 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 Asp Pro Glu Leu Val Thr Val Ala Gly Leu Arg Ala Val
【0018】この12番目のVal から21番目のLeu にかけ
ての10個のアミノ酸に対応するDNAを以下のように合成
した。29マーで、コドンの 3番目の変化に対して何種類
かの候補を考慮し、全体で 8種類の混合物として合成
し、PCR 法用のプラスプライマーとした。
【0019】マイナスプライマーとしては、当該酵素の
ドメイン部分と考えられアミノ酸配列の保存性が高いと
思われる、N末端より92番目から98番目の次のアミノ酸
配列を基に、21マーのDNA を合成した。
【0020】次に、これらのプライマー用いて、プロピ
オニバクテリウム シャーマニーの染色体DNA より当該
酵素遺伝子の一部分の断片をPCR 法で増幅させたとこ
ろ、約250bp の断片が増幅してきた。この断片の長さは
プライマーで挟まれた約86アミノ酸残基に対応するDNA
の長さであった。
【0021】この増幅された約250bp 断片をプローブと
して、プラスミドpBR322のBamHI サイトにプロピオニバ
クテリウム シャーマニーの染色体DNA を制限酵素BamH
I で消化した断片を挿入したライブラリーを作製し、コ
ロニーハイブリダイゼーション法により、当該酵素遺伝
子のクローン化を行った。すなわち、プロピオニバクテ
リウム シャーマニーの染色体DNA のpBR322によるライ
ブラリー 1μg を0.1MCaCl2で30分間処理した 1×109
個のE.coliRR1株に導入し、 100μg/mlアンピシリン含
有LB (Luria-Bertani's broth)プレートにまき、37℃で
培養し、コロニーを生育させた。生育したコロニーを0.
5M NaOH で変成させた後、ナイロンフィルターにコロニ
ーのDNA を移入させた。このフィルター上のDNA と250b
p のプローブとを、ベーリンガーマンハイム社製、ノン
ラジオ核酸標識検出キット(DIG-DNA Labeling Kit)を用
いてサザンハブリダイゼーションを行い、目的の遺伝子
が導入されたコロニーを特定し、当該遺伝子を得た。ク
ローン化されたBamHI-BamHI 断片は約3.5kb の長さであ
った。この断片上のウロポルフィリノーゲンIII メチル
トランスフェラーゼ遺伝子の位置をサザンハイブリダイ
ゼーション法により特定した後、その特定された約1.2k
b のBamHI-EcoRI 断片の塩基配列を決定し、当該酵素遺
伝子の配列を決定した(図5)。当該酵素遺伝子は771b
p であった。
【0022】
【実施例3】 ウロポルフィリノーゲンIII メチルトランスフェラーゼ
遺伝子のプロピオニバクテリウム シャーマニー中での
発現 プロピオニバクテリウムシャーマニー用のベクターpTY1
0024を以下のようにして調製した。複製必須領域用の部
分としてプロピオニバクテリウム ペントサセウム IF0
12425 より内在性プラスミドpTY1(図1参照)を通常の
アルカリ抽出法で抽出し、そのBamHI サイトに大腸菌用
のプロモータ検索用ベクターpKK232-8(Gene, 27.151(19
84),図2参照)の制限酵素BamHI 消化物を連結した。
【0023】次にマーカーとしてプラスミドpKK232-8上
のクロラムフェニコール耐性遺伝子(CAT遺伝子) をプロ
ピオニバクテリウム シャーマニーの中で発現させるた
めのプロモーターを、プロピオニバクテリウム シャー
マニーの染色体DNA ライブラリーよりスクリーニングし
た。すなわち、CAT 遺伝子の上流にあるマルチクローニ
ングサイト中のHind IIIサイトをBgl IIサイトに変えた
ものを用いて、そのBgl IIサイトにプロピオニバクテリ
ウム シャーマニーの染色体DNA を制限酵素Sau3A で消
化したものを連結してスクリーニングを行い、約60bpの
プロモーター活性を有する断片が挿入されたプラスミド
を得た(pTY10024, 図3参照)。
【0024】次に、プラスミドpTY10024マルチクローニ
ングサイト中のSmaIサイトをEcoRVサイトに変換し、そ
のEcoRV サイトにウロポルフィリノーゲンIII メチルト
ランスフェラーゼ遺伝子を含む実施例2で得られた約1.
2kb のBamHI-EcoRI 断片を挿入し、プラスミドpNOC202
を作製した(図4参照)。ウロポルフィリノーゲンIII
メチルトランスフェラーゼ遺伝子の発現は、プラスミド
pTY1部分のプロモーターからのリードスルーで行った。
【0025】得られたプラスミドpNOC202 をエレクトロ
ポレーション法(バイオラッド製、ジーンバルサー装
置)によりプロピオニバクテリウム シャーマニーの菌
体中に導入した。この導入は、まずプロピオニバクテリ
ウムシャーマニーの種菌を次の表3の組成のLL培地10mL
を含む試験管に植菌し、一晩静置培養した。培養ブロス
(OD610 =1〜2)より集菌後、10%グリセロールで2
回洗浄し、OD610 =2〜5になるように10%グリセロー
ルに再懸濁した。
【0026】
【表3】 酵母エキス 8.5g トマトジュース末 3.7g ペプトン 8.5g Tween 80 1.0g ブドウ糖 11g 水 1L KH2PO4 2g pH 6.5
【0027】次に、この懸濁液40μL にプラスミドpNOC
202 含有のTE(10mM Tris-HCl(pH7.5)-1mM EDTA) バッフ
ァー液 2μL を混合し、氷冷したキュベットに移し、電
気パルスをかけた。この条件は電圧:2.5Kv 、キャパシ
ター:25μF 、レジスター:200 Ωであった。電気パル
スをかけた後はすばやく1mL のLL培地を添加し、30℃、
1時間静置後、クロラムフェニコール含有LLプレートに
まいた。このプレートを 7〜14日間嫌気培養し、出現し
たコロニーを取得した。取得したコロニー(形質転換
体)のウロポルフィリノーゲンIII メチルトランスフェ
ラーゼの活性は、実施例1の方法により測定した。その
結果、形質転換体の当該酵素活性は1.9 ×106 カウント
/蛋白mgで元株の0.9 ×106 カウント/蛋白mgと比較し
て約2倍高くなっていた。
【0028】
【実施例4】 形質転換体のビタミンB12の生産 取得した形質転換体のビタミンB12の評価培養は、表4
の組成のCSL 培地を用いて行った。
【0029】
【表4】 CSL 80g KH2PO4 0.4g グルコース 15g (コントロール) Co(NO3)2・6H2O 45mg パントテン酸カルシウム 10mg BC-51Y 100mg ニコチン酸アミド 30mg 5,6ジメチルベンズイミダゾール(DBI) 20mg(4日目添加) Na2HPO4 ・12H2O 1.5g 水 1L
【0030】2.5Lの発酵槽中CSL 培地1.2Lを入れ、CSL
培地で前培養した前培養液 (フラスコ培養) から2%植
菌した。培養温度は30℃で、pHはアルカリ(2N-Na2CO3+3
N-NH4OH)で6.5 に連続調整し、培養4日目までは窒素通
気(1/40vvm) で撹拌し(180rpm)、DBI 添加以後は空気通
気(1/20vvm) に切り替え、撹拌速度を上げた(400rpm)。
培養7日間行った。
【0031】ビタミンB12の定量は、培養生成物である
補酵素型B12をシアン化してシアノB12としてHPLCで行
った。培養液からサンプリング後、遠心分離で上澄みを
除去し、同量のpH4.7 の酢酸緩衝液に再懸濁したのち同
量のKCN 液(1mg/L) を加え、85℃、15分間加熱抽出し
た。次に遠心分離後、上澄みを採取し、蛍光灯下、2 時
間光照射し、シアン化した。シアン化液をHPLCにかけ、
シアノB12を定量した。HPLC条件は、C18 のODS カラム
を用いて、pH3.7 酒石酸−リン酸緩衝液:アセトニトリ
ル=88.2:11.8 の移動相で361nm で検出した。ウロポル
フィリノーゲンIII メチルトランスフェラーゼ遺伝子を
導入した形質転換体の2.5L発酵槽でのビタミンB12生産
量は115mg/L となった。これに対し、元株を同様に培養
した場合のビタミンB12の生産量は88mg/Lであり、本発
明による組換え菌株を使用した場合が元株を使用した場
合よりビタミンB12の生産量が約30%増加した。
【0032】本発明ではこのようにして得られる上澄み
をビタミンB12として用いてもよいし、また通常の方法
で上澄みを濃縮しビタミンB12を精製単離してもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によるとプロピオン酸菌由来のウ
ロポルフィリノーゲンIII メチルトランスフェラーゼを
コードするDNA を提供することができる。また、プロピ
オン酸菌で発現することができる発現シグナル、抗生物
質耐性遺伝子及びウロポルフィリノーゲンIII メチルト
ランスフェラーゼをコードするDNA よりなるプラスミド
を作成し、これでプロピオン酸菌を形質転換し、培養す
ることによってビタミンB12を高収率に産生させること
ができる。
【0034】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:774 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:gemomic DNA 起源生物名:プロピオニバクテリウムシャーマニー(Propionibacterium shermanii) 配列 ATG ACC ACC ACA CTG TTG CCC GGC ACT GTC ACC CTC GTC GGC GCC GGG 48 Met Thr Thr Thr Leu Leu Pro Gly Thr Val Thr Leu Val Gly Ala Gly 1 5 10 15 CCC GGC GAC CCT GAA CTC GTC ACC GTG GCC GGC CTG CGG GCC GTG CAG 96 Pro Gly Asp Pro Glu Leu Val Thr Val Ala Gly Leu Arg Ala Val Gln 20 25 30 CAG GCC GAG GTG ATC CTC TAC GAC CGG CTC GCC CCG CAG GAC CTG CTG 144 Gln Ala Glu Val Ile Leu Tyr Asp Arg Leu Ala Pro Gln Asp Leu Leu 35 40 45 TCG GAG GCG TCC GAC GAC GCC GAA CTC GTG CCG GTC GGC AAG ATC CCG 192 Ser Glu Ala Ser Asp Asp Ala Glu Leu Val Pro Val Gly Lys Ile Pro 50 55 60 CGC GGC CAC TAT GTG CCC CAG GAG GAG ATC AAC CAA CTG CTC GTC GCG 240 Arg Gly His Tyr Val Pro Gln Glu Glu Ile Asn Gln Leu Leu Val Ala 65 70 75 80 CAC GCC CGC GAG GGC CGC AAG GTG GTG CGC CTC AAG GGT GGC GAC TCG 288 His Ala Arg Glu Gly Arg Lys Val Val Arg Leu Lys Gly Gly Asp Ser 85 90 95 TTC GTC TTC GGG CGT GGC GGC GAG GAA TGG CAG GCC TGC GCC GAG GCC 336 Phe Val Phe Gly Arg Gly Gly Glu Glu Trp Gln Ala Cys Ala Glu Ala 100 105 110 GGC ATC CCG GTG CGC GTG ATC CCG GGA GTC TCC TCG GCC ACC GCG GGC 384 Gly Ile Pro Val Arg Val Ile Pro Gly Val Ser Ser Ala Thr Ala Gly 115 120 125 CCG GCG CTG GCC GGC ATC CCG CTG ACC CAT CGC CAC CTG GTG CAG GGG 432 Pro Ala Leu Ala Gly Ile Pro Leu Thr His Arg His Leu Val Gln Gly 130 135 140 TTC ACC GTC GTG TCG GGG CAT GTA TCG CCC AGC GAC GAG CGC TCC GAG 480 Phe Thr Val Val Ser Gly His Val Ser Pro Ser Asp Glu Arg Ser Glu 145 150 155 160 GTG CCA TGG CGC CAA CTC GCC AAG GAC CGG CTC ACG CTG GTG ATC CTG 528 Val Pro Trp Arg Gln Leu Ala Lys Asp Arg Leu Thr Leu Val Ile Leu 165 170 175 ATG GGC GTG GCC CAT ATG CGC GAC ATC GCG CCG GAA TTG ATG GCC GGC 576 Met Gly Val Ala His Met Arg Asp Ile Ala Pro Glu Leu Met Ala Gly 180 185 190 GGG CTG CCT GCC GAC ACC CCC GTG CGC GTG GTG AGC AAT GCG AGC CTG 624 Gly Leu Pro Ala Asp Thr Pro Val Arg Val Val Ser Asn Ala Ser Leu 195 200 205 GCC AGC CAG GAA TCG TGG CGC ACC ACG CTG GGC GAT GCC GTG GCC GAC 672 Ala Ser Gln Glu Ser Trp Arg Thr Thr Leu Gly Asp Ala Val Ala Asp 210 215 220 ATG GAC GCG CAC CAC GTG CGT CCG CCC GCG CTG GTG GTG GTG GGT ACC 720 Met Asp Ala His His Val Arg Pro Pro Ala Leu Val Val Val Gly Thr 225 230 235 240 CTG GCC GGC GTC GAC CTG TCG CAT CCC GAC CAT CGC GCG CCC AGC GAC 768 Leu Ala Gly Val Asp Leu Ser His Pro Asp His Arg Ala Pro Ser Asp 245 250 255 CAC TGA 774 His ***
【0035】配列番号:2 配列の長さ:30 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド配列 Thr Thr Thr Leu Leu Pro Gly Thr Val Thr Leu Val Gly Ala Gly Pro 5 10 15 Gly Asp Pro Glu Leu Val Thr Val Ala Gly Leu Arg Ala Val 20 25 30
【0036】配列番号:3 配列の長さ:7 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Lys Gly Gly Asp Ser Phe Val 1 5
【0037】配列番号:4 配列の長さ:29 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成 DNA 配列の特徴:1-29 primer bind
【0038】配列番号:5 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成 DNA 配列の特徴:1-21 primer bind
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスミドpTY1の制限酵素地図を示す。
【図2】プラスミドpKK232-8を示す。図中、CAT はクロ
ラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ遺伝子、
APR はアンピシリン耐性遺伝子、T はターミネーター、
ori はプラスミドpBR322由来のオリジンを示す。
【図3】プラスミドpTY10024を示す。図中、P はプロモ
ーターを示す。CAT,APR,T,oriは図1と同様の意味で用
いられる。
【図4】プラスミドpNOC202 を示す。図中、SUMTはウロ
ポルフィリノーゲンIII メチルトランスフェラーゼ遺伝
子を示し、プラスミドpTY1上のP(プロモーター) の矢印
はその向きを示す。CAT,APR,P,T,ori は図1及び図3と
同様の意味で用いられる。
【図5】ウロポルフィリノーゲンIII メチルトランスフ
ェラーゼ遺伝子の塩基配列とそれに対応するアミノ酸配
列を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:01) (72)発明者 甘利 崇皓 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地 日本石 油株式会社中央技術研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウロポルフィリノーゲンIII メチルトラ
    ンスフェラーゼをコードするDNA 。
  2. 【請求項2】 プロピオン酸菌由来のウロポルフィリノ
    ーゲンIII メチルトランスフェラーゼをコードするDNA
  3. 【請求項3】 配列表配列番号1記載のウロポルフィリ
    ノーゲンIII メチルトランスフェラーゼのアミノ酸配列
    をコードするDNA 。
  4. 【請求項4】 プロピオン酸菌での発現シグナルのコン
    トロール下に配置されている請求項1記載のDNA 。
  5. 【請求項5】 プロピオン酸菌で発現することのできる
    プロモーター、抗生物質耐性遺伝子及びウロポルフィリ
    ノーゲンIII メチルトランスフェラーゼをコードするDN
    A を含有するプラスミド。
  6. 【請求項6】 プラスミドがプラスミドpNOC 202である
    請求項5記載のプラスミド。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のプラスミドでプ
    ロピオン酸菌を形質転換して得られるビタミンB12産生
    プロピオン酸菌形質転換体。
  8. 【請求項8】 プロピオン酸菌がプロピオニバクテリウ
    ム シャーマニー(Propionibacterium shermanii)であ
    る請求項7記載の形質転換体。
  9. 【請求項9】 請求項7〜8記載のいずれかの形質転換
    体を培地中で嫌気条件下に培養し、培養液中にビタミン
    12を産生せしめ、これを採取することを特徴とするビ
    タミンB12の生産方法。
JP6227302A 1994-08-29 1994-08-29 ウロポルフィリノーゲンiii メチルトランスフェラーゼをコードするdna 及びこれを用いるビタミンb12の生産方法 Pending JPH0856673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6227302A JPH0856673A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ウロポルフィリノーゲンiii メチルトランスフェラーゼをコードするdna 及びこれを用いるビタミンb12の生産方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6227302A JPH0856673A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ウロポルフィリノーゲンiii メチルトランスフェラーゼをコードするdna 及びこれを用いるビタミンb12の生産方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0856673A true JPH0856673A (ja) 1996-03-05

Family

ID=16858691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6227302A Pending JPH0856673A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ウロポルフィリノーゲンiii メチルトランスフェラーゼをコードするdna 及びこれを用いるビタミンb12の生産方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0856673A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6830901B1 (en) 1998-06-25 2004-12-14 Dsm Ip Assets B.V. Propionibacteruim vector
JP2005533507A (ja) * 2002-07-25 2005-11-10 デーエスエム イーペー アセッツ ベスローテン フェンノートシャップ ビタミンb12の生合成に必要な酵素をコードするプロピオニバクテリウム=フリューデンレイキー由来遺伝子
JP2020189825A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 伯科 張 生理活性を持つボツリヌス神経毒素の調製方法及び多層多相ナノ粒子

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6830901B1 (en) 1998-06-25 2004-12-14 Dsm Ip Assets B.V. Propionibacteruim vector
JP2005533507A (ja) * 2002-07-25 2005-11-10 デーエスエム イーペー アセッツ ベスローテン フェンノートシャップ ビタミンb12の生合成に必要な酵素をコードするプロピオニバクテリウム=フリューデンレイキー由来遺伝子
JP4695389B2 (ja) * 2002-07-25 2011-06-08 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. ビタミンb12の生合成に必要な酵素をコードするプロピオニバクテリウム=フリューデンレイキー由来遺伝子
JP2020189825A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 伯科 張 生理活性を持つボツリヌス神経毒素の調製方法及び多層多相ナノ粒子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101937682B1 (ko) L-아미노산을 생산하는 재조합균, 이의 구성 방법 및 l-아미노산 생산 방법
Tang et al. Amino acid catabolism and antibiotic synthesis: valine is a source of precursors for macrolide biosynthesis in Streptomyces ambofaciens and Streptomyces fradiae
JPH10229885A (ja) 新規アルコールアルデヒド脱水素酵素
JP3566287B2 (ja) ビオチンの生物工学的製造方法
WO1989006688A2 (en) Novel enzyme
RU2136753C1 (ru) Способ получения кобаламинов, плазмида (варианты), микроорганизм
US20210324391A1 (en) Recombinant microorganism, preparation method therefor and application thereof in producing coenzyme q10
JPH06225776A (ja) リボフラビンの製造法
JPH0856673A (ja) ウロポルフィリノーゲンiii メチルトランスフェラーゼをコードするdna 及びこれを用いるビタミンb12の生産方法
WO2000058478A1 (en) MICROBIOLOGICAL PRODUCTION METHOD FOR α-L-ASPARTYL-L-PHENYLALANINE
JPH0829114B2 (ja) 7−アミノセフアロスポラン酸およびその誘導体の製造法
KR100819380B1 (ko) L-피페콜린산의 생물학적인 제조방법
EP1543026B1 (en) Transcriptional activator gene for genes involved in cobalamin biosynthesis
JP3709422B2 (ja) ニトリラーゼ遺伝子発現に関わる調節因子およびその遺伝子
EP1165799A1 (en) Microbiological production method for alpha-l-aspartyl-l-phenylalanine
JP2810016B2 (ja) 制御可能な発現系、調節タンパク質、これをコードする遺伝子、発現カセット、それを含有する微生物、タンパク質の製造方法及び微生物の製造方法及び宿主株
JPH11137254A (ja) バチルス属細菌由来のトランスグルタミナーゼの製造法
KR100853891B1 (ko) 피에프1022 물질 유도체를 생산하는 형질전환체, 그의제조법, 및 신규 생합성 유전자
US5804423A (en) Microbiological method of making 5-ketogluconate
JP2000032988A (ja) 新規遺伝子及びその遺伝子を保有する形質転換細胞
JP4405627B2 (ja) 新規なポリペプチド、そのポリペプチドをコードするdna及びそれらの用途
JP3085131B2 (ja) エステラーゼ分泌機構に関与する遺伝子
JP3330670B2 (ja) アルケンモノオキシゲナーゼ、これをコードする遺伝子及び形質転換微生物並びにアルケンのエポキシ化方法
JP3220471B2 (ja) 組換えdna、それを含む形質転換体及びそれを用い たグルコースデヒドロゲナーゼの製造法
JP3527570B2 (ja) 構成的にニトリラーゼを産生する微生物、構成化に関わる調節因子およびその遺伝子