JPH085662Y2 - 浴槽用水密構造 - Google Patents

浴槽用水密構造

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JPH085662Y2
JPH085662Y2 JP12333590U JP12333590U JPH085662Y2 JP H085662 Y2 JPH085662 Y2 JP H085662Y2 JP 12333590 U JP12333590 U JP 12333590U JP 12333590 U JP12333590 U JP 12333590U JP H085662 Y2 JPH085662 Y2 JP H085662Y2
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JP
Japan
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bathtub
watertight
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JP12333590U
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JPH0479589U (ja
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東太 中村
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は埋込式の洗場付き浴槽において、浴槽と設置
台の間の水密構造に関する。
〈従来の技術〉 埋め込み式の洗場付き浴槽においては、浴槽は浴槽設
置台に支持されるが、これらの間の水密を保たなけれ
ば、湯水が建物床下にこぼれ落ちることになる。
従来のこの部分における水密構造を第3図に示す。
1は浴槽10の上縁部に沿って形成された被支承部で、
浴槽外方に略コ字型に屈曲した形状を持っている。2は
浴槽設置台20に形成された突縁部で、この突縁部2と平
行にアルミニウム合金製の水密フレーム3が固定され
る。そして、この突縁部2と水密フレーム3とが、浴槽
被支承部1の内側に入り込んだ状態で浴槽10を支承す
る。
なお、4は水密フレーム3の固定用ビスで、5は同じ
く固定用スペーサである。また、水密フレーム3の下部
と浴槽設置台20との間は、シリコンシーリング6によっ
て封止されている。
以上の構造において、浴槽設置台20の突縁部2と水密
フレーム3の上端と、浴槽被支承部1の裏面との間の水
密を保持するために水密材7が介挿される。
この水密材7は例えば発泡弾力性樹脂等によって形成
された帯状体で、浴槽被支承部1の裏面に当接する面、
および浴槽設置台20の突縁部2と水密フレーム3との当
接面が粘着面7aとなっている。
ここで、浴槽10が浴槽設置台20に支承された状態で
は、浴槽被支承部1の先端部と浴槽設置台20との間に
は、カビの発生防止のために2mm程度のクリアランスC
が設けられる。
〈考案が解決しようとする課題〉 以上のような従来の水密構造においては、浴槽設置時
の浴槽10の移動に伴い、水密材7が外れてしまい、防水
の役目を果たさなくなる場合があった。
本考案の目的は、浴槽設置時における浴槽の移動によ
っても従来のように外れてしまう恐れがなく、常に完全
な防水を図ることのできる浴槽用水密構造を提供するこ
とにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を、実施例に対応す
る第1図および第2図を参照しつつ説明すると、本考案
の浴槽用水密構造は、浴槽框体上縁部に沿って断面略コ
字型に外方に屈曲して浴槽被支承部1を設けるととも
に、浴槽設置台20には浴槽被支承部1の内側に入り込ん
で浴槽を支承するための突縁部2およびこれと略平行に
延びた水密フレーム3を設け、浴槽被支承部1と浴槽設
置台の突起部2および水密フレームとの間には水密材8
を介在させた構造を有し、この水密材8は、上面が浴槽
被支承部1の裏面に当接し、かつ、下面が浴槽設置台20
Bの突縁部2および水密フレーム3の上縁に当接する頭
部81と、その頭部81の下方にあってこの頭部81よりも幅
寸法が小さく、浴槽設置台20の突縁部2と水密フレーム
3との間に挟み込まれる胴部82からなる断面略T字型の
帯状体をなし、胴部82の両側面が粘着面8aで形成されて
いることによって特徴付けられる。
〈作用〉 水密材8は、その胴部82が浴槽設置台20の突縁部2と
水密フレーム3の間に挟み込まれ、かつ、その両側面の
粘着面8aがこれらに密着した状態で保持されるととも
に、浴槽被支承部1に当接する頭部81の上面には粘着面
が形成されていないので、浴槽10が移動しても水密材8
がそれに連れて移動することがなく、外れることはな
い。
〈実施例〉 第1図は本考案実施例において用いられる水密材8の
部分外観図である。
本考案実施例の発泡性弾力樹脂製の水密材8は、全体
として帯状であり、その断面形状はT字型をしている。
すなわち、水密材8は頭部81胴部82とからなり、頭部
81の幅寸法は胴部82の幅寸法よりも大きい。そして、胴
部82の両側面には、粘着性樹脂等が塗り付けられた粘着
面8aとなっている。
第2図は以上の水密材8を組み込んだ状態の水密構造
を示す断面図であり、第3図に示したものと同じ部材は
第3図と同一の符号を付してその詳細説明を省略する。
水密材8は、その胴部82浴槽設置台20の突縁部2と水
密フレーム3との間に挟み込まれた状態で、その適宜個
所に固定用ビス4と固定用スペーサ5が貫通して設けら
れる。そして、この状態では、胴部82の両側面の粘着面
8aはそれぞれ突縁部2および水密フレーム3の側面に密
着し、接着された状態となる。
このような状態で、水密材8の上方から浴槽10の被支
承部1が置かれ、被支承部1の裏面が水密材8の頭部81
の上面に当接して、浴槽10が浴槽設置台20に支承され
る。
このような構造によれば、浴槽10を設置するに際し
て、浴槽10の被支承部1が水密材8に接触した状態で移
動しても、水密材8はその胴部82が設置台20の突縁部2
と水密フレーム3の間に挟み込まれ、しかもその両側の
粘着面8aによってこれらに接着されており、かつ、他の
頭部81の上面等には粘着面が形成されていないので、浴
槽10の移動によって設置台20から外れることはない。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、浴槽設置台の
突縁部とこれに平行に設けられる水密フレームとの間
に、断面略T字型の水密材の胴部が挟み込まれ、また、
この胴部の両側面には粘着面が形成されてそれぞれの部
材に接着され、かつ、その胴部の上方で浴槽の被支承部
が載せられる頭部には、粘着面が形成されていないの
で、浴槽の設置時における浴槽と設置台との相対的な移
動に際しても、従来のように水密材がずれてしまうこと
はなく、常に良好な水密機能を発揮することができ、完
全な防水を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例に用いられる水密材8の部分外観
図、 第2図はその使用状態で示す水密構造の実施例を示す断
面図、 第3図は従来の水密材を用いた浴槽と浴槽設置台間の水
密構造例を示す断面図である。 10……浴槽 1……浴槽被支承部 20……浴槽設置台 2……突縁部 3……水密フレーム 4……固定用ビス 5……固定用スペーサ 6……シリコンシーリング 8……水密材 81……頭部 82……胴部 8a……粘着面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋め込み式浴槽とその設置台との間の水密
    構造であって、浴槽框体上縁部に沿って断面略コ字型に
    外方に屈曲して浴槽被支承部を設けるとともに、浴槽設
    置台には上記浴槽被支承部の内側に入り込んで浴槽を支
    承するための突縁部およびこれと略平行に延びた水密フ
    レームを設け、上記浴槽被支承部と浴槽設置台の突起部
    および水密フレームとの間には水密材を介在させた構造
    を有し、この水密材は、上面が上記浴槽被支承部の裏面
    に当接し、かつ、下面が浴槽設置台の上記突縁部および
    水密フレームの上縁に当接する頭部と、その頭部の下方
    にあってこの頭部よりも幅寸法が小さく、浴槽設置台の
    上記突縁部と水密フレームとの間に挟み込まれる胴部か
    らなる断面略T字型の帯状体をなし、上記胴部の両側面
    が粘着面で形成されていることを特徴とする浴槽用水密
    構造。
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JPH0479589U JPH0479589U (ja) 1992-07-10
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