JPH085573B2 - 紙通し自動仕立装置 - Google Patents

紙通し自動仕立装置

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JPH085573B2
JPH085573B2 JP12680088A JP12680088A JPH085573B2 JP H085573 B2 JPH085573 B2 JP H085573B2 JP 12680088 A JP12680088 A JP 12680088A JP 12680088 A JP12680088 A JP 12680088A JP H085573 B2 JPH085573 B2 JP H085573B2
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善幸 平林
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株式会社濱田印刷機製造所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、輪転印刷機などのペーパ加工機の給紙部
にセットされた巻取紙を、ペーパ加工機の通紙経路に沿
って予め設けられた自動紙通し装置の紙通しベルトに自
動的に接続する紙通し自動仕立装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に輪転印刷機においては、通紙経路に沿って自動
紙通し装置の紙通しベルトが設けられ、印刷作業の開始
時に、給紙部にセットされた巻取紙の端末を上記紙通し
ベルトに接続しそのベルトの移動によって、巻取紙を通
紙経路に通すようにしている。
上記の巻取紙の紙通しに際し、従来は、作業者が巻取
紙表面の不良部分を削ぎ取り、巻取紙端末を接着テープ
の貼付により仮止めし、次に、巻取紙端末から約100mm
の位置を切断開始位置として紙を斜め切断し、紙が無理
なく紙通し装置で送られるように加工していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように、紙通しのための準備を作業者が行なう
場合、約1トンもある巻取紙を手で回転させながら、片
手で紙を斜めに切断する必要があり、多大の労力を要し
ていた。
また、巻取紙の端末部を自動紙通し装置に接続した後
は、紙通し装置を動作させると同時に、作業者が紙通し
装置の動きに応じ、巻取紙の端末がたるまず、かつ張り
切れないように手で巻取紙を回転させながら、紙を送る
ようにしているため、細心の注意を必要としていた。
そこで、この発明は、給紙部にセットされた巻取紙端
末の紙通しのための準備と準備後の巻取紙端末を自動紙
通し装置に接続する作業を機械的に行なうことができる
ようにした紙通し自動仕立装置を提供することを技術的
課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この発明においては、
給紙部にセットされた巻取紙に対して移動可能に設けら
れたメインフレームにサブフレームを回動自在に取付
け、そのサブフレームには、巻取紙の表面から数巻の損
紙を軸方向に切断する表層切断装置を設け、上記メイン
フレームには、サブフレームの下方において、巻取紙と
対向する前側部に、その巻取紙を接触回転させて損紙を
水平方向に送り出す駆動ローラと、その損紙と共に送り
出される巻取紙端末部の長さ方向に補強用テープを貼付
けるテープ貼付装置と、巻取紙端末部の繰り出し時にカ
ッタを上記端末部の幅方向に移動させて端末部を斜めに
切断するカッタ装置とを設け、前記サブフレームには、
補強テープが貼付された巻取紙端末の保持装置を設け、
そのサブフレームと給紙部上に設けられた自動紙通し装
置の紙通しベルトとの間に、紙巻紙端末部を紙通しベル
トに設けた連結片に向けて搬送する搬送装置を配置し、
この搬送装置と上記保持装置との間、および搬送装置と
連結板との間で巻取紙端末の受渡しを可能とした構成を
採用したのである。
〔作用〕
上記の構成から成る自動仕立装置において、給紙部に
セットされた巻取紙に向けてメインフレームを移動させ
ると、駆動ローラが巻取紙に当り、メインフレームが停
止する。その停止と同時に表層切断装置が作動して巻取
紙装置の損紙を軸方向に切断し、次に駆動ローラが回転
して巻取紙を接触回転させ損紙を繰り出す。その損紙と
共に巻取紙の端末部が繰り出されると、テープ貼付装置
が作動して端末部の長さ方向に補強用テープを貼付る。
また、カッタ装置が作動して上記端末部を斜めに切断す
る。
切断後、保持装置が作動して巻取紙の端末を保持し、
次に、その保持装置を支持するサブフレームが回動して
上記端末部を搬送装置に搬送し、その端末部が搬送装置
に受渡しされると、搬送装置の作動により、紙通しベル
トに向けて搬送され、その紙通しベルトとの間で端末部
の受渡しが行なわれ、上記紙通しベルトで搬送される。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、いま例えば輪転印刷機を例にと
って説明すると、この印刷機の給紙部1は、軸2を中心
として回動自在の三股アーム3を備え、そのアーム3の
先端部に巻取紙Aが回動自在に支持されている。
また、給紙部1の上方には、自動紙通し装置の紙通し
ベルト4の一部が臨み、その紙通しベルト4は、輪転印
刷機の紙通し経路に沿って設けられ、上記紙通しベルト
4に給紙部1にセットされた巻取紙Aを端末を接続して
紙通しベルトを走行させることにより、通紙経路に沿っ
て紙が通される。
巻取紙Aを紙通しする場合、上記のように、その巻取
紙Aの端末を紙通しベルト4に接続する必要があるた
め、紙通しベルト4には、第10図に示すように、バー5
が取付けられ、そのバー5の先端に巻取紙連結用の連結
片6が取付けられている。
第1図に示すように、給紙部1にセットされた巻取紙
Aの一側方には、メインフレーム10が配置されている。
このメインフレーム10は、一対の側板11を両側に有し、
その側板11の上部間に渡したピニオン軸12にピニオン13
が取付けられている。ピニオン13は、印刷機フレーム14
に両端が支持されたラック15と噛合している。ラック15
は、給紙部1に向けて長く延び、そのラック14と噛合す
る上記ピニオン13を図示省略したモータで回動させるこ
とにより、メインフレーム10が給紙部1に向けて移動す
る。
上記メインフレーム10の一対の側板11間には支持軸16
が渡され、その支持軸16を中心としてサブフレーム17の
両側の側板18が回動自在に支持されている。このサブフ
レーム17は、図示省略した回転騒動装置の作動によって
支持軸16を中心として回動される。
サブフレーム17の一対の側板18の前部間には、第3図
に示すように、第1レール19が取付けられ、その第1レ
ール19に沿って移動自在に支持された第1移動台20は、
第1レール19に平行に配置した第1ねじ軸21と噛合して
いる。このため、第1ねじ軸21を図示省略したモータの
駆動により回転させることにより、第1移動台20が第1
レール19に沿って移動する。
この第1移動台20には、巻取紙Aの表層から数巻の紙
(以下、損紙という)を巻取紙方向に切断する表層切断
装置22が支持されている。
表層切断装置22は、第5図および第6図に示すよう
に、第1移動台20の下面に取付けた一対の平行アーム23
の先端部にカッタ支持枠24を取付け、第1移動台20の下
面には、一対の平行アーム23のうち、一方のアーム23を
揺動させるシリンダ25を取付け、そのシリンダ25の作動
によって、カッタ支持枠24を巻取紙Aの外径面に対して
移動させるようにしている。また、カッタ支持枠24に
は、ヘッドプーリ26、案内プーリ27およびテールプーリ
28を回転自在に取付け、その各プーリ26、27、28間にエ
ンドレスのベルト29をかけ渡し、ヘッドプーリ26と案内
プーリ27間に形成された直線走行部30をカッタ支持枠24
の巻取紙Aに対向する対向面より前方に配置してある。
さらに、上記直線走行部30の背後に、先端を薄肉厚と
したフォーク31を、その前面が直線走行部30より前方に
位置するよう配置してフォーク後端に設けた突片32をカ
ッタ支持枠24で支持し、そのフォーク31の背面とカッタ
支持枠24の前面間にペーパ侵入部33を形成してある。
また、フォーク31の背面に嵌合溝34を設け、その嵌合
溝34に一部を嵌合した円形のカッタ35を前記テールプー
リ28のプーリ軸に非回転に取付けてある。
上記の構成により、給紙部1にセットされた巻取紙A
の側方にメインフレーム10を位置させた状態において、
シリンダ2の作動により、カッタ支持枠24を前進させて
ベルト29の直線走行部30を巻取紙Aの外径面端部に当接
させると、フォーク31の先端部が巻取紙Aの端面外周部
に対向する。そこで、第1ねじ軸21を回動して第1移動
台20を第1レール19に沿って移動させることにより、フ
ォーク31の先端が巻取紙Aの端面に突き刺さると共に、
巻取紙Aと直線走行部30との接触によりベルト29が移動
してカッター35が回転し、前記フォーク31で抄い取られ
た数巻の損紙がカッタ35で幅方向に切断される。
前記表層切断装置22の下方において、メインフレーム
10の一対の側板11の前部間には、第3図に示すように、
騒動ローラ36が設けられている。この騒動ローラ36は、
メインフレーム10を巻取紙Aに向けて移動させたとき、
その巻取紙Aの外周側面に当接する。この当接を図示省
略した検出器が検出すると、前記ピニオン13の回転駆動
装置が停止する。
上記騒動ローラ36は、図示省略した騒動装置により回
転される。そして、巻取紙Aとの接触により、その巻取
紙Aを回転させ、巻取紙Aの外周の損紙Bを水平方向に
送り出す。その損紙Bの送り出しにより、損紙Bと共
に、巻取紙Aの端末部も同時に同方向に送り出される。
なお、損紙Bの送り出しを確実に行われるため、騒動
ローラ36と巻取紙Aの接触部間の上方に、その接触部に
向けてエアを噴射するエア噴射パイプ37を設けておくの
が好ましい。
前記騒動ローラ36の下方には、損紙Bと共に送り出さ
れる巻取紙端末部の一側部に補強用のテープTを貼付け
るテープ貼付装置38が設けられている。
テープ貼付装置38は、ピン39で上部が揺動自在に支持
されたアーム40の下端部にピン41を介してテープ吸着ヘ
ッド42を揺動自在に取付け、その吸着ヘッド42でテープ
リール43から引き出された補強用テープTの先端部を吸
着支持し、そのテープT先端部をメインフレーム10に支
持された第1シリンダ44の作動によるアーム40の揺動
と、そのアーム40に支持された第2シリンダ45の作動に
よる吸着ヘッド42の揺動とによって巻取紙Aの外周一側
に押し付けるようにしている(第4図参照)。その押し
付け状態において、巻取紙Aが回転することにより、巻
取紙Aの端末一側部に補強用テープTが貼付けられる。
上記テープ貼付装置38は、巻取紙Aと騒動ローラ36と
の間から垂れ下がる損紙Bの端を吸着ヘッド42の下方に
設けた検出器46が検出することにより作動する。そのテ
ープ貼付装置38が巻取紙Aの端末部に所要長さのテープ
Tを貼付け、アーム40および吸着ヘッド42が元の待機位
置に戻ると、吸着ヘッド42の下方に設けたカッタ47がシ
リンダ48の作動により吸着ヘッド42に向けて移動され、
吸着ヘッド42に支持されたテープTを切断する。
前記騒動ローラ36の側方には、その駆動ローラ36によ
って水平方向に引き出される巻取紙Aの端末部を斜めに
切断するカッタ装置50が設けられている。
カッタ装置50は、円形のカッタ51をモータ52で回転さ
せるようにしている。このモータ52は、第2移動台53に
支持され、その移動台53は、メインフレーム10の側板11
間に架設した第2レール54に沿って移動自在に支持され
ている。また、第2移動台53は、第2レール54に平行に
配置した第2ねじ軸55とねじ係合し、その第2ねじ軸55
を図示省略したモータにより回転させることにより、第
2移動台53が第2レール54に沿って移動する。
したがって、巻取紙Aの端末部を一方向に移動させた
状態でカッタ51を上記端末部の一側方から他側に移動さ
せることにより、端末部を斜めに切断することができ
る。
上記カッタ装置50の側方には、第3図に示すように、
そのカッタ装置50の側方に送り出される損紙Bをさらに
側方に送り出す排出装置60が設けられている。
排出装置60は、第3図および第7図に示すように、メ
インフレーム10の一対の側板11間に渡したサクションボ
ックス61と、そのサクションボックス61の上部両側に形
成した段部内に配置された一対のローラ62とを備え、そ
のローラ62とサクションボックス61のまわりに孔あきベ
ルト63を複列にかけ渡してある。
また、サクションボックス61の上部には、各ベルト63
と対向する位置に吸引公(図示省略)を設けてある。
上記の構成により、サクションボックス61の内部に吸
引力を付与することにより、吸引孔を介してベルト63の
表面側に吸引力を付与することができる。したがって、
ベルト63上に損紙Bを送り出すことにより、その損紙に
吸引力が付与され、ベルト63の移動によって、そのベル
ト63と共に損紙Bが送り出される。
排出装置60の搬出端から下方に送り出される損紙Bの
移送路には、上記損紙Bをロール状に巻取る巻取装置70
が配置されている。
巻取装置70は、第7図および第8図に示すように、損
紙Bの両側部を挾持可能な一対のチャック71をチャック
支持板72に回転可能に取付け、そのチャック支持板72を
モータ73によって回転されるねじ軸74の右ねじおよび左
ねじにそれぞれ係合してねじ軸74の回転により、一対の
チャック支持板72を左右に対称に移動させるようにして
いる。
また、モータ75によって回転されるスプライン軸76の
外側に歯付プーリ77を軸方向に移動可能に取付け、その
歯付プーリ77の回転を歯ベルト78を介してチャック71に
伝えるようにしている。
このため、損紙Bの両側部を一対のチャック71で挾持
し、このチャック71を回転させることにより、損紙Bを
ロール状に巻取ることができる。
実施例の場合は、逆ねじを有するねじ軸74の回転によ
って、一対のチャック支持板72を左右に対称に移動させ
ることにしたが、一対のチャック支持板72のそれぞれに
ねじ軸をねじ係合させて単独に移動させるようにしても
よい。
前記サブフレーム17には、排出装置60の上方位置に、
第3図に示すように、その排出装置60のベルト63上で停
止する巻取紙Aの端末部Cを吸着保持する保持装置80が
設けられている。
保持装置80は、パッド昇降用のシリンダ81の作動によ
って上下動されるサクションヘッド82と、そのサクショ
ンヘッド82とで巻取紙Aの端末を挾持する支持パッド83
とから成り、支持パッド83はアーム84の下端に支持さ
れ、アーム84の上部はサブフレーム17の側板18にピン85
を介して揺動自在に支持されている。また、サブフレー
ム17にはアーム揺動用シリンダ86が支持され、そのシリ
ンダ86の作動によりアーム84を揺動させることにより、
支持パッド83が上昇位置で停止するサクションヘッド82
の下方に臨む。このため、サクションヘッド82の上下動
により排出装置60のベルト63上で停止する巻取紙Aの端
末部を吸着して上方に引き上げ、それよりアーム84を振
動させてサクションヘッド82の下方に支持パッド83を移
動させることにより、サクションヘッド82と支持パッド
83とで巻取紙Aの端末部を保持することができる。
上記サブフレーム17上には、保持装置80で保持された
巻取紙Aの端末部Cを前記紙通しベルト4に搬送する搬
送装置90が設けらている。
搬送装置90は、エンドレスベルト91と、そのベルト91
の移動を案内する複数のローラ92、93、94、95から成
り、エンドレスベルト91には、斜め上方に向けて移動す
る上向き移送ベルト部96の上端に連続して横向き移送ベ
ルト部97が設けられている。
上向き移送ベルト部96の下部は、サブフレーム17を支
持軸16を中心に略180゜回転させたとき、支持パッド83
の側面が対向する位置に配置されている。また、横向き
移送ベルト部97は、紙通しベルト4の下部に設けられた
横向き移送ベルト部4′と並行するように配置されてい
る。
上向き移送ベルト部96の移動を案内する上下一対のロ
ーラ93、94のうち、上側ローラ93は定位置に配置され、
その上側ローラ93の軸芯を中心として上部が揺動自在に
支持されたアーム98の下部に下側ローラ94が回動自在に
支持され、上記アーム98をシリンダ99の作動によって揺
動させることにより、上側ローラ93の軸心を中心として
上向き移送ベルト部96が揺動される、その振動によっ
て、ベルト91がたるみ又は緊張するため、横向き移送ベ
ルト部97の端部のローラ95を横向き移送ベルト部97の長
さ方向に移動自在に支持し、その横向き移送ベルト部97
が緊張する方向に図示省略したスプリングで偏向するよ
うにしている。
上記エンドレスベルト91の一部には、第10図に示すよ
うに、支持片100が取付けられ、その支持片100の先端部
に針101が設けられている。針101は、支持軸16を中心に
サブフレーム17を略180゜回転させたとき、支持パッド8
3と対向する位置に配置されている。
紙通しベルト4および搬送装置90のエンドレスベルト
91におけるよ横向き移動ベルト部4′、97の一側方に
は、第3図および第10図に示すように、支持台102が設
けられ、その支持台102上に、紙通しベルト4に設けた
前記連結片6と巻取紙端末部Cとを接合する接合装置11
0が配置されている。
接合装置110は、支持台102をアンビルとして連結片6
と巻取紙端末部Cの重なり部にコの字針を打ち込むよう
になっている。
実施例で示す自動仕立装置は上記の構造から成り、次
にその作用を説明する。
いま、給紙部1に巻取紙Aがセットされた状態におい
て、紙通し仕立ての指令が出されると、メインフレーム
10が巻取紙Aに向けて移動し、駆動ローラ36が前記Aの
外周側面に当接すると、メインフレーム10が停止する
(第3図参照)。
メインフレーム10の停止後、表層切断装置22のシリン
ダ25が作動してカッタ支持枠24を巻取紙Aの外径面に向
けて移動させ、ベルト29の直線走行部30が巻取紙Aの当
接すると、第1ねじ軸21が回転し、カッタ支持枠24を巻
取紙Aの一端面から他端面に向けて移動させる。
このため、巻取紙Aの外周の数巻の損紙Bはカッタ35
によって軸方向に切断される。
損紙切断後、騒動ローラ36が回転し、そのローラ36と
の接触によって損紙Bを排出装置60に向けて送り出す。
損紙Bの移動方向後端部が、第3図の鎖線イで示すよ
うに巻取紙Aと駆動ローラ36の接触部から垂れ下がり、
その下端を検出器46が捻出すると、テープ貼付装置38の
第1シリンダ44および第2シリンダ45が作動して吸着ヘ
ッド42に支持された補強テープTの先端部を損紙Bと共
に繰り出される巻取紙Aの端末部Cに押しつける。この
とき、巻取紙Aは第3図の矢印方向に回転されているた
め、巻取紙Aの端末部に補強用テープTが貼付けられ、
一定長さのテープTが貼付けられると、吸着ヘッド42は
元の待機に戻り、カッタ47が吸着ヘッド42に向けて移動
してテープTを切断する。
一方、検出器46が損紙Bの下端を検出してから損紙B
が検出装置60に向けて送り出され、その損紙Bの移動方
向後端部がカッタ装置50のカッタ51の位置を通り過ぎる
と、カッタ装置50のカッタ51が損紙Bの幅方向に移動
し、損紙Bと共に、移動する巻取紙Aの端末部Cを斜め
に切断する。
損紙Bは排出装置60によってさらに送り出され、その
排出装置60の先端から下方に送り出されると、巻取装置
70が作動して損紙Bをロール状に巻取る。
斜めに切断された巻取紙端末部Cの先端がサブフレー
ム17に支持された保持装置80の下方の位置まで搬送され
ると、サクションヘッド82が上下動して吸着した前記端
末部Cを持ち上げ、そのサクションヘッド82が所定位置
まで引き上げられて停止すると、支持パッド83がピン85
を中心にサクションヘッド82の下方に向けて揺動してサ
クションヘッド82とで巻取紙端末部を保持する。
その後、支持軸16を中心としてサブフレーム17が略18
0゜回動され、巻取紙Aの端末部Cを第4図に示すよう
に、上方に引き上げる。
上記支持パッド83が搬送装置90のエンドレスベルト91
に設けた支持片100と対向する位置まで移動すると、シ
リンダ99が作動して上向き移送ベルト部96を上側ローラ
93の軸心を中心に振動させる。このため、支持片100の
針101は巻取紙端末部Cに突き刺さり、一方、支持パッ
ド82はサクションヘッド82から離反する方向に移動し、
保持装置80と搬送装置90との間に対して、巻取紙端末部
Cの受渡しが行われる。
巻取紙端末の受渡し後、エンドレスベルト91が第4図
の矢印方向に移動して巻取紙Aの端末部Cを同方向に移
動させる。
上記巻取紙Aの端末が支持台102の位置まで移動した
ことを第3図に示す検出器111が検出すると、搬送装置9
0のエンドレスベルト91が停止する。このとき、支持台1
02上には予め連結片6が配置されているため、巻取紙A
の端末Cは、第10図に示すように、連結片6の下方に侵
入する。
巻取紙Aの端末Cと連結片6とが重なると、接合装置
110が作動して、その重なり部にコの字形針112を打込
み、連結片6と巻取紙Aの端末Cとを互に接続する。そ
の接続後、自動通し装置が作動し、紙通しベルト4の移
動により巻取紙Aの端末が紙通しベルト4と共に移動し
て輪転機の紙通経路に巻取紙Aが通される。
なお、輪転機においては、折機で紙を片出しする場
合、紙を1/2幅に切断してターニングバーに紙を通すた
め、巻取紙に対する補強テープの貼付けに際して、その
巻取紙の一側縁と紙幅の中央部、2ケ所に補強テープ貼
付けるようにしておくのが好ましい。
また、輪転機においては、紙の移送方向に複数の給紙
部を並列に配置してあるため、メインフレーム10に設け
たサブフレーム17、表層切断装置22、騒動ローラ36、テ
ープ貼付装置38、カッタ装置50、排出装置60等を巻取装
置70の損紙巻取り位置を通る垂直線を対称線として左右
対称に設け、そのメインフレーム10を隣接する給紙部1
間に配置して左右給紙部1にセットされた巻取紙Aの端
末を処理し得るようにしてもよい。
〔発明の効果〕
この発明は以上のように構成したので、給紙部にセッ
トされた巻取紙を通紙経路に通すための準備と、準備後
の巻取紙の端末を自動紙通し装置に接続する作業を機械
的に行なうことができ、省力化およひ省人化に大きな効
果を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る自動仕立装置の一実施例を示
す正面図、第2図は同上の斜視図、第3図は同上の縦断
正面図、第4図は同上の作動状態を示す縦断正面図、第
5図は同上の表層切断装置を示す斜視図、第6図は同上
カッタ装置の横断平面図、第7図は同上の排紙装置部を
示す縦断正面図、第8図は同上の巻取装置の平面図、第
9図は同上の保持装置と紙通し装置との間で巻取紙の端
末の受渡しを行なう状態の縦断正面図、第10図は同上の
巻取紙端末の受渡し状態を示す斜視図である。 1……給紙部、4……紙通しベルト、 6……連結片、10……メインフレーム、 17……サブフレーム、 22……表層切断装置、 36……駆動ローラ、38……テープ貼付装置、 50……カッタ装置、80……保持装置、 90……搬送装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙部にセットされた巻取紙に対して移動
    可能に設けられたメインフレームにサブフレームを回動
    自在に取付け、そのサブフレームには、巻取紙の表面か
    ら数巻の損紙を軸方向に切断する表層切断装置を設け、
    上記メインフレームには、サブフレームの下方において
    巻取紙と対向する前側部に、その巻取紙を接触回転させ
    て損紙を水平方向に送り出す駆動ローラと、その損紙と
    共に送り出される巻取紙端末部の長さ方向に補強用テー
    プを貼付けるテープ貼付装置と、巻取紙端末部の繰り出
    し時にカッタを上記端末部の幅方向に移動させて端末部
    を斜めに切断するカッタ装置とを設け、前記サブフレー
    ムには、補強テープが貼付された巻取紙端末の保持装置
    を設け、そのサブフレームと給紙部上に設けられた自動
    紙通し装置の紙通しベルトとの間に、巻取紙端末部を紙
    通しベルトに設けた連結片に向けて搬送する搬送装置を
    配置し、この搬送装置と上記保持装置との間、および搬
    送装置と連結板との間で巻取紙端末の受渡しを可能とし
    た紙通し自動仕立装置。
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