JPH0855228A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0855228A
JPH0855228A JP6187547A JP18754794A JPH0855228A JP H0855228 A JPH0855228 A JP H0855228A JP 6187547 A JP6187547 A JP 6187547A JP 18754794 A JP18754794 A JP 18754794A JP H0855228 A JPH0855228 A JP H0855228A
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Etsuko Mitani
悦子 三谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1のジョブの動作中にも第2のジョブに対
する機能設定および実行指示を行なうことができ、第1
のジョブの記録動作と第2の読取動作を並行して実行さ
せることのできる画像形成装置を提供する。 【構成】 画像入力装置9が原稿を読み取って記憶装置
10に格納し、読取終了後、画像出力装置11が記憶装
置10内の画像を記録するように、MPU1が制御す
る。第1のジョブが動作中に機能操作装置8の作業予約
ボタンを押すことによって第1のジョブと同様の第2の
ジョブの機能設定を行なうことができる。登録ボタンを
押し、第2のジョブの原稿をセットしてスキャンスター
トボタンを押すことによって、第1のジョブの画像出力
装置11における記録動作と、第2のジョブの画像入力
装置9における読取動作とを並行して行なうことが可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像を読み取る画像読
取手段と、画像読取手段により読み取られた画像を記憶
する画像記憶手段と、画像記憶手段に記憶された画像を
出力する画像出力手段を有する画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機においてコピー動作を行な
わせる場合には、各種の機能の設定を行なった後に、例
えば、コピーキー等を押下してコピー動作を開始させて
いる。1回のコピーキーの押下によって実行される一連
のコピー動作をジョブと呼ぶ。従来の複写機では、各種
の機能の設定は、コピー動作の待機中に限り、可能であ
った。そのため、コピーを必要としたときに、複写機が
他のジョブを実行していた場合は、実行中のジョブが終
了するのを待たなければならなかった。動作中のコピー
の原稿やコピー枚数が少ない場合には待ち時間は少ない
が、中高速機等のADFやソーター等が付いている複写
機において大量にコピーをとっている場合は待ち時間が
かなり長くなってしまうという問題がある。
【0003】このような待ち時間をなくすため、ジョブ
の途中で一時的にそのジョブを中断して別のジョブを実
行させ、再度中断していたジョブを実行する割り込みモ
ードを搭載した複写機も開発されている。しかし、割り
込みモードでは最初のジョブによってかなりの機能が制
限される場合が多く、少数の単純コピーを緊急にとりた
い場合には有効な手段であるが、動作中のジョブと同様
に大量のコピーをとりたい場合には、あまり、有効な手
段とはいえない。
【0004】また、例えば、特開平2−116861号
公報等に記載されているように、あるジョブの実行中
に、各種の機能設定を行なうことができるものも提案さ
れている。しかし、この文献に記載されている技術で
は、登録した機能設定を使用してジョブを実行するため
には、ジョブが終了した後にジョブの切換操作を行なわ
なければならず、やはり現在動作中のジョブが終了する
まで、操作者はその場で待機しなければならないという
問題があった。
【0005】また、動作中のジョブの機能設定の内容に
ついては、動作中に不用意に変更できないようにする意
味も含めて、直接見ることはできないようにしている場
合も多いが、設定枚数とコピー枚数については、残コピ
ー量を知るためにも必要な情報であるので、常にユーザ
に分かるように表示していた。ところが、上述のような
別のジョブの機能設定をジョブの実行中に行なう場合、
通常の機能設定と同様の操作性を確保するため、残コピ
ー量を含めた実行中のジョブの情報を知ることができな
いという問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コピー動作
中にも次のジョブに対する機能設定を通常と同様に行な
うことができ、実行中のジョブに続けて次のジョブを実
行させることのできる画像形成装置を提供することを目
的とするものである。また、次のジョブの機能設定を行
なっているときにも、最低限必要な現在実行中のジョブ
に関する出力枚数などの情報を表示することのできる画
像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段により読み取られた画像を記憶する画
像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶された画像を前
記画像読取手段により該画像を読み取った後に出力する
画像出力手段を有する画像形成装置において、前記画像
形成装置に対して操作者が指示を行なう指示手段と、前
記指示手段に対する第1の指示に基づいて前記画像読取
手段が画像を読み取っている際および前記画像出力手段
が画像を出力している際に前記指示手段に対する第2の
指示を受け付けるとともに第2の指示に基づく動作の開
始を制御する制御手段を具備することを特徴とするもの
である。
【0008】また、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段
は前記指示手段に対する第1の指示に基づいて前記画像
出力手段が画像を出力している間に前記指示手段に対す
る第2の指示を終了した際に該第2の指示に基づいて前
記画像読取手段により画像を読み取るべく前記画像形成
装置を制御することを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明においては、請求項
1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は前記
指示手段に対する第1の指示に基づいて前記画像読取手
段が画像を読み取っている間に前記指示手段に対する第
2の指示を終了した際、該第1の指示に基づいて前記画
像読取手段が画像を読み取った後、該第2の指示に基づ
いて前記画像読取手段により画像を読み取るべく前記画
像形成装置を制御することを特徴とするものである。
【0010】請求項4に記載の発明においては、請求項
2または請求項3に記載の画像形成装置において、前記
制御手段は前記第1の指示に基づいて前記画像出力手段
が画像を出力している間に第2の指示に基づいて前記画
像読取手段により画像の読み取りが終了した場合に、前
記第1の指示に基づいて前記画像出力手段による画像の
出力が終了した後、前記第2の指示に基づいて前記画像
出力手段が画像を出力すべく前記画像形成装置を制御す
ることを特徴とするものである。
【0011】請求項5に記載の発明においては、請求項
1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置
において、前記画像出力手段により出力される画像の枚
数を計数する計数手段と、前記指示手段に対する第1の
指示による出力枚数および前記計数手段により計数され
た枚数を表示し、該第1の指示による出力枚数表示位置
とは異なる位置に前記指示手段に対する第2の指示によ
る出力枚数を表示する表示手段を具備することを特徴と
するものである。
【0012】請求項6に記載の発明においては、請求項
5に記載の画像形成装置において、前記表示手段は前記
指示手段に対する第1の指示に基づいて前記画像出力手
段による画像の出力が終了した際に、前記指示手段に対
する第2の指示による出力枚数を前記第1の指示による
出力枚数を表示していた位置に表示することを特徴とす
るものである。
【0013】請求項7に記載の発明においては、請求項
5に記載の画像形成装置において、前記制御手段は前記
指示手段に対する第2の指示に基づいて前記画像出力手
段による画像の出力が開始された際に、前記指示手段に
対する第2の指示による出力枚数を前記第1の指示によ
る出力枚数を表示していた位置に表示することを特徴と
するものである。
【0014】請求項8に記載の発明においては、請求項
1ないし請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置
において、前記制御手段は前記指示手段に対して操作者
が前記第2の指示を行なっている際に、前記第1の指示
に基づいて前記画像出力手段による画像の出力が終了し
た場合または前記画像形成装置の停止が発生した場合
は、該第2の指示を解除することを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項9に記載の発明においては、請求項
1ないし請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置
において、前記制御手段は前記指示手段に対する操作者
の前記第2の指示の終了後、前記第1の指示に基づく動
作中に前記画像形成装置の停止が発生した場合は、該第
2の指示を保持していることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明の画像形成装置によれば、先に画像読取
手段により画像を読み取って画像記憶手段に記憶し、読
取終了後に画像記憶手段に記憶された画像を画像出力手
段に出力する。そして、第1の指示に基づいた画像読取
手段の画像の読み取りあるいは画像出力手段の画像の出
力等のジョブの実行中に、指示手段に対する第2の指
示、すなわち次のジョブの機能設定や実行指示を受け付
けるので、実行中のジョブが終了後に改めて次のジョブ
に対する指示を行なうことなく、次のジョブを実行する
ことができる。そのため、従来のように実行中のジョブ
の終了を待つ必要はなく、待ち時間の無駄を省くことが
できる。
【0017】請求項2に記載の発明においては、第1の
指示に基づいたジョブの実行において画像出力手段が画
像を出力している間に第2の指示を終了した場合には、
その第2の指示に基づいた次のジョブにおける画像読取
手段による画像の読み取りをすぐに開始させることがで
き、第1の指示に基づいたジョブの画像出力と第2の指
示に基づいたジョブの画像の読取動作を並行して行な
う。このような動作の制御を行なうことによって、第1
の指示に基づくジョブの画像出力動作中に第2の指示を
行なった後も、待つことなく第2の指示に基づくコピー
作業を開始することができる。よって大量のコピー動作
中でも、そのジョブが終了するのを待たずに第2の指示
に基づくジョブを実行することができ、待ち時間の無駄
を省くことができる。
【0018】また、請求項3に記載の発明においては、
第1の指示に基づいた画像読取手段による画像読み取り
動作中に第2の指示が終了した場合に、第1の指示に基
づいた画像読取手段による画像の読み取りが終了した
後、第2の指示に基づいた画像読取手段による画像の読
み取りを開始する。これにより、第1の指示に基づくジ
ョブの画像出力動作の終了を待つことなく、少なくとも
第1の指示に基づく画像の読取動作終了後にすぐに第2
の指示に基づく画像の読取動作を開始させることがで
き、待ち時間を最小限に抑え、待ち時間のの無駄を省く
ことができる。
【0019】さらに、請求項4に記載の発明において
は、第1の指示に基づいて画像出力手段が画像を出力し
ている間に、第2の指示に基づいた画像読取手段による
画像の読み取りが終了した場合には、第1の指示に基づ
いた画像出力手段による画像の出力が終了した後、第2
の指示に基づいた画像出力手段による画像の出力を開始
するように制御する。これにより、順次、画像出力を行
なうことができ、効率的に処理を行なうことができる。
なお、第1の指示に基づくジョブの画像出力動作が終了
した時点で、第2の指示に基づくジョブが第1のジョブ
になるため、第2ジョブが終了しなくても、次のジョブ
を同様に設定可能である。
【0020】請求項5に記載の発明においては、第1の
指示に基づくジョブの出力枚数、および、計数手段によ
り計数された枚数、すなわちコピー枚数を表示するとと
もに、別の位置に第2の指示に基づくジョブの出力枚数
を表示するので、第2の指示入力を行ないながらも、第
1の指示に基づくジョブの出力枚数とコピー枚数を確認
することができる。
【0021】また、請求項6に記載の発明においては、
第1の指示に基づいて前記画像出力手段による画像の出
力が終了すると、第2の指示に基づくジョブの出力枚数
を、第1の指示による出力枚数を表示していた位置に表
示する。これにより、現在実行中のジョブに対応する出
力枚数の表示は常に同じ位置に表示され、ジョブの状態
をわかりやすく表示することができる。
【0022】さらに、請求項7に記載の発明において
は、第2の指示に基づくジョブの画像出力手段による画
像の出力が開始された際に、第2の指示に基づくジョブ
の出力枚数を、第1の指示に基づくジョブの出力枚数を
表示していた位置に表示する。これにより、現在画像出
力を実行中のジョブに対応する出力枚数の表示が常に同
じ位置に表示され、ジョブの状態をわかりやすく表示す
ることができる。
【0023】請求項8に記載の発明においては、操作者
が第2の指示を行なっている際に、第1の指示に基づく
ジョブの画像出力手段による画像出力が終了した場合
は、動作中のジョブは存在せず、第2の指示は通常の設
定および開始指示として行なえばよい。そのため、第2
の指示を第1の指示として指示手段に対する指示を続行
し、第2の指示は解除する。また、第1の指示に基づく
ジョブの動作中に、画像形成装置の停止が発生した場合
は、第1の指示に基づくジョブに対しての設定などが必
要な場合が多く、すぐに対処する必要があるため、設定
中の第2の指示を解除し、第1の指示を指示手段から指
示することになる。
【0024】請求項9に記載の発明においては、第1の
指示に基づくジョブの動作中に画像形成装置の停止が発
生したとき、すでに第2の指示が終了している場合に
は、第2の指示をそのまま保持し、例えば、第1の指示
に基づくジョブがキャンセルされた場合には、すぐに第
2の指示に基づくジョブを実行させることができる。
【0025】
【実施例】図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を
示すシステム構成図である。図中、1はMPU、2はR
OM、3,4はRAM、5は不揮発性RAM、6はI/
Oポート、7は通信ポート、8は機能操作装置、9は画
像入力装置、10は記憶装置、11は画像出力装置であ
る。図1に示したシステムでは、制御手段としてプログ
ラムを実行するもので、MPU1をコントローラとし
て、制御用プログラムおよびデータを格納するROM
2、RAM3および不揮発性RAM5がMPU1のアド
レスおよびデータのバスラインに接続されている。不揮
発性RAM5は、電源が切断されてもデータを保持する
ため、例えば、システムの各種の設定データなどを記憶
している。
【0026】また、MPU1のバスラインには、通信ポ
ート7が接続されている。通信ポート7には、表示装置
を兼ねる機能操作装置8が接続されている。機能操作装
置8と通信ポート7との間は、シリアルまたはパラレル
の通信回線で接続されている。機能操作装置8は、利用
者からのジョブに対する各種の設定や動作の開始、停止
などの指示を受け付ける。特に、本発明では、第1のジ
ョブの実行中に次の第2のジョブに関する設定および起
動の指示を受け付けることができる。また、システムの
状態の表示や、システムからのメッセージ、ガイダンス
などの表示も行なう。
【0027】また、MPU1のバスラインには、I/O
ポート6が接続されており、このI/Oポート6を介し
て画像入力装置9、記憶装置10、画像出力装置11に
接続されている。画像入力装置9は、原稿から画像を読
み取り、記憶装置10に記憶させる。画像出力装置11
は、記憶装置10に記憶している画像入力装置9で読み
取った画像を例えば記録用紙などに記録する。これらの
動作は、MPU1により制御される。また動作に必要な
各種の設定データなどはI/Oポート6を介して転送さ
れ、また、各装置からのデータもI/Oポート6を介し
てMPU1へ転送される。画像入力装置9と画像出力装
置11は並行して動作が可能である。
【0028】図2ないし図4は、本発明の画像形成装置
の一実施例における動作の一例を示すフローチャート、
図5は、第1のジョブと第2のジョブの関係を示すタイ
ミングチャート、図6ないし図13は、表示画面の一例
の説明図である。
【0029】画像形成装置の電源を投入すると、まず、
S21においてPSAメモリをクリアする。PSAメモ
リは、第1のジョブが動作中に設定される第2のジョブ
に関する設定情報を保持するためのメモリである。例え
ば、RAM3の一部の領域などを使用することができ
る。このステップでは、画像形成装置内の各部のウォー
ムアップ動作や、チェック動作が行なわれる。そして、
S22の動作可能状態となる。この時の表示画面を図6
に示している。この状態では、第1のジョブに対する各
種の設定を行なうことができる。
【0030】図6に示す表示画面において、画面上部は
メッセージエリアであり、ここでは、「コピーできま
す」というメッセージが表示されている。その下の「基
本」、「応用」、「画質」と表示された領域は、各種の
機能設定を行なう部分である。表示されている矩形はそ
れぞれの機能の選択肢を示しており、選択されている機
能を黒く塗りつぶして示している。機能の設定は、選択
すべき機能の表示を例えば指で触れることによって行な
うことができる。ここでは、設定できる機能は、3つの
画面に分割されており、それぞれ、「基本」、「応
用」、「画質」と表示されている部分を選択することに
よって、対応する機能についての表示が行なわれ、機能
設定を行なうことができる。また、画面右側には設定枚
数などを入力するためのテンキーや、動作開始を指示す
るためのスタートキー、動作の停止を指示するためのス
トップキーなどの各種のキーが配列されているととも
に、破線で示す部分にはコピー枚数および設定枚数を表
示する領域が設けられている。この領域には、装置が待
機中では設定を行なっているジョブの設定枚数が表示さ
れ、装置の動作中では、動作中のジョブの設定枚数およ
びコピー枚数が表示される。なお、表示画面の左上に
は、三角形が示されているが、機能設定を行なう画面で
は図6に示すように三角形を表示し、動作中の画面で
は、円を表示している。
【0031】図6に示す表示画面において各種の機能設
定などを行ない、スタートキーを押下することによっ
て、S23に移り、第1のジョブが開始される。第1の
ジョブの開始とともに、図7に示す表示画面に変わる。
図7に示した表示画面において、第1のジョブが動作中
であるので、「コピーしています」というメッセージを
表示する。それととともに、「作業予約ボタンを押す
と、次のジョブの設定ができます。」というメッセージ
を表示し、「P&SA」と記された作業予約ボタンを表
示している。また、第1のジョブのコピー枚数も順次表
示している。図7において、「S2」と表示されている
のは、2枚目の読み取りを行なっていることを示してい
る。
【0032】第1のジョブの動作は、図5の(1)に示
したように、まず画像読み取り装置による原稿の読み取
りをすべて行なって記憶装置に格納し、読み取りの終了
後に画像出力装置による画像の記録が行なわれる。第1
のジョブの動作中に、何も操作が行なわれず、第1のジ
ョブが終了した場合には、S22へ戻り、次のジョブの
設定および動作開始の指示を受け付ける。このように、
1つのジョブのみを動作させる場合には、従来の複写機
と同様、S22とS23の動作を繰り返すことになる。
第1のジョブの動作中に割り込みキーが押下された場合
には、S24において「割り込み予約しました」という
メッセージを例えば7秒間表示し、図7に示す動作中の
表示に戻る。その後、割り込み複写動作が行なわれるこ
とになる。
【0033】S23において、第2のジョブの設定およ
び起動を行なうには、第1のジョブ中に、例えば、図7
に示す「P&SA」と表示された作業予約ボタンを選択
する。この作業予約ボタンの選択は、機能設定の場合と
同様に、例えば、指などで表示されている領域に触れれ
ばよい。このようなボタンの選択を以下の説明ではボタ
ンを押すと表現する。作業予約ボタンを押すと、S25
に移り、図8に示すような表示がなされ、第2のジョブ
の設定が可能となる。図8に示した表示画面では、「プ
ログラム予約モードです。設定後登録ボタンを選択して
ください。」というメッセージが表示されるとともに、
機能設定画面が表示される。機能設定の画面は、図6に
示した第1のジョブにおいて行なった機能設定と同様で
あり、第2のジョブについても動作中の第1のジョブと
同等の機能設定を行なうことができる。また、第2のジ
ョブで設定された設定枚数は、表示画面上部のメッセー
ジの右隣に表示されている。このように、第2のジョブ
で設定された設定枚数の表示は、実行中の第1のジョブ
の設定枚数とは別の場所に表示されており、この第2の
ジョブの設定中でも第1のジョブの動作状況を把握する
ことができる。
【0034】機能設定を行なうごとに、S26において
クリアタイマをリセットしている。このクリアタイマ
は、第2のジョブについての機能設定の途中で放置され
てしまった場合を検知するためのものである。第1のジ
ョブが終了し、第2のジョブについての機能設定の操作
が所定時間なかった場合に、第2のジョブについての機
能設定が途中で放棄されたものとみなして、S27で第
2のジョブを設定する予約モードを解除し、S22へ戻
り、待機状態となる。
【0035】機能設定中にクリアキー(Cキー)やオー
ルクリアキー(CAキー)が押下される場合もあるが、
このような場合には、第2のジョブについて、設定値の
クリアまたは初期設定へのクリア動作が行なわれる。こ
れらのキーでは第2のジョブについての機能設定を行な
う予約モードは解除されない。
【0036】第2のジョブについての機能設定中に、第
1のジョブを停止させる必要が生じる場合がある。この
ような場合には、ストップキーを押下することになる。
また、第1のジョブの動作中に装置に異常が生じ、第1
のジョブが一時停止する場合もある。これらの場合に
は、第1のジョブに対する機能設定などが必要になる場
合もあるため、S28で第2のジョブに対する機能設定
を行なう予約モードを解除し、必要に応じて異常を起こ
した要因を除去する。S29で「ジョブを続けるならス
タートボタンを押してください」というメッセージが表
示され、利用者はスタートボタンを押下することによっ
てS23へ戻り、第1のジョブを続けることができる。
このとき、必要に応じてS30で読み取り時の原稿の排
出または記録時の記録用紙の排出を行なう。また、S2
9で第1のジョブをやめたい場合には、クリアキーまた
はオールクリアキーを押下すればよい。S22の待機状
態に復帰する。このとき、必要に応じてスタートキーを
押下することにより、S31で読み取り時の原稿の排出
または記録時の記録用紙の排出を行なう。致命的な異常
が発生した場合には、もはや第1のジョブは続行するこ
とはできず、異常の除去後、S21から動作を開始する
ことになる。
【0037】図8に示した表示画面には、「登録」と
「予約Cancel」と記されたボタンが表示されてい
る。「予約Cancel」ボタンを押すことによって第
2のジョブについての機能設定を行なうための予約モー
ドを解除し、S23へ戻り、通常の第1のジョブの動作
を示す画面となる。
【0038】「登録」ボタンが押された場合には、第2
のジョブについての機能設定をPSAメモリに登録し、
可能であれば第2のジョブを起動するが、この時の動作
は「登録」ボタンが押されたときに、第1のジョブがど
のような状態にあるかにより多少違う。まず、「登録」
ボタンが押されたとき、第1のジョブがすでに終了して
いる場合、すなわち、図5の(2)に示すタイミングの
場合には、機能設定のなされた第2のジョブを第1のジ
ョブとして動作させる。また、「登録」ボタンが押され
たとき、第1のジョブが記録動作中であった場合、すな
わち、図5の(3)、(4)に示すタイミングの場合に
は、画像読取装置は空いているので、第2のジョブの読
取動作をすぐに開始する。さらに、「登録」ボタンが押
されたとき、まだ第1のジョブが原稿読取動作中であっ
た場合、すなわち、図5の(5)、(6)に示すタイミ
ングの場合には、第1のジョブの原稿読取動作の終了後
に第2のジョブの原稿読取動作を可能とする。以下、順
に詳細に説明する。
【0039】まず、「登録」ボタンが押されたとき、第
1のジョブがすでに終了している場合、すなわち、図5
(2)に示すタイミングの場合には、S32において、
図9に示す表示画面を表示する。この表示画面には「コ
ピーできます。最初のジョブは終了しました。」という
メッセージを表示してS22へ復帰する。第1のジョブ
が終了した時点で、第2のジョブは「予約」する必要は
なくなっており、通常通りの複写処理を行なえばよい。
そのため、それまで第2のジョブとして設定した機能
は、そのまま第1のジョブとして設定されたものとし、
第2のジョブはキャンセルされる。図9においても、第
2のジョブにおける機能設定の状態がそのまま表示され
ているとともに、第2のジョブとして設定された設定枚
数が第1のジョブの設定枚数として表示されている。ス
タートボタンの押下により、第2のジョブとして設定さ
れた機能を用いた複写処理が第1のジョブとして行なわ
れる。
【0040】次に、「登録」ボタンが押されたとき、第
1のジョブが記録動作中であった場合、すなわち、図5
(3)、(4)に示すタイミングの場合について説明す
る。この場合には、S33において第2のジョブに対す
る機能設定をPSAメモリに記憶させた後、S34にお
いて図10に示す表示画面を表示する。すなわち、「最
初のジョブをプリントしています」、「予約ジョブの原
稿をセットして、スキャンスタートボタンを押してくだ
さい」というメッセージを表示するとともに、「予約ジ
ョブをキャンセルする場合は、P&SAキャンセルボタ
ンを選択してください。」というガイダンスを表示して
いる。また、「スキャンスタート」ボタン、「P&SA
Cancel」と記された作業取り消しボタンが表示
されている。さらに、メッセージの右隣には、第2のジ
ョブとして設定された設定枚数とともに読取枚数を表示
するための欄が設けられる。この状態では、読み取りは
開始していないので「0」となっている。なお、第1の
ジョブのコピー枚数は、図10では「P8」と表示され
ているが、これは第1のジョブが8枚目の記録動作を行
なっていることを示している。
【0041】図10に示す状態において、第2のジョブ
の原稿をセットし、「スキャンスタート」ボタンを押す
ことによって、第2のジョブの原稿読取動作が開始す
る。S35に進み、図11に示す表示画面となる。「最
初のジョブをプリントしています」というメッセージと
ともに、「予約ジョブを読み込んでいます」というメッ
セージが表示され、第1のジョブの記録動作とともに第
2のジョブの読取動作が並行して行なわれていることが
示される。メッセージの右隣の第2のジョブのコピー枚
数の表示欄には、読み取った原稿の枚数が表示される。
【0042】図11では、「スキャンストップ」ボタン
が表示されるとともに、「予約ジョブの読み込みを止め
る場合は、スキャンストップボタンを選択してくださ
い。」というガイダンスが表示されている。この「スキ
ャンストップ」ボタンを押すことによって、読取動作中
の第2のジョブの動作を中止し、S34における第2の
ジョブの開始待機状態となる。
【0043】図5(4)に示すように第1のジョブの記
録動作が終了しない間に第2のジョブの読取動作が終了
したとき、第2のジョブは第1のジョブが終了するまで
待機状態となる。この場合には、S36に移り、図12
に示すような表示画面となる。「最初のジョブをプリン
トしています」というメッセージとともに、「最初のジ
ョブ終了後、予約ジョブのプリントを開始します」とい
うメッセージを表示し、第2のジョブが待機状態である
ことを利用者に知らせる。このとき、メッセージの右隣
の第2のジョブのコピー枚数の表示領域には、「WAI
T」と表示され、待機状態であることをここでも示して
いる。さらに、「P&SA Cancel」と記された
作業取り消しボタンが表示されている。
【0044】S36の第2のジョブの待機状態におい
て、第1のジョブの記録動作が終了すると、その時点で
第2のジョブは唯一のジョブとなる。そのため、S37
において、第2のジョブを第1のジョブとし、第2のジ
ョブの設定情報を格納していたPSAメモリをクリアす
る。このとき、第1のジョブの機能設定は、第2のジョ
ブとして設定された情報が用いられる。また、メッセー
ジの右隣に表示されていた第2のジョブの設定枚数は、
第1のジョブの設定枚数の表示領域に表示される。そし
て、S23へ移り、第2のジョブから第1のジョブに変
更されたジョブの記録動作を自動的に開始する。
【0045】図5(3)に示すように第2のジョブの読
取動作が終了する前に第1のジョブの記録動作が終了し
た場合には、その時点で第2のジョブは唯一のジョブと
なるが、そのまま読取動作が終了するまで動作する。そ
して、読取動作終了とともに、第2のジョブは第1のジ
ョブに変更され、S37でPSAメモリをクリアし、S
23へ移って記録動作を自動的に開始する。
【0046】次に、S25において「登録」ボタンが押
されたとき、第1のジョブが読取動作中であった場合、
すなわち、図5(5)、(6)に示すタイミングの場合
について説明する。この場合には、S38において第2
のジョブに対する機能設定をPSAメモリに記憶させた
後、S39において図13に示す表示画面を表示する。
すなわち、「お待ちください」および「最初のジョブを
読み込んでいます」というメッセージを表示するととも
に、「予約ジョブをキャンセルする場合は、P&SAキ
ャンセルボタンを選択してください。」というガイダン
スを表示している。また、「P&SA Cancel」
と記された作業取り消しボタンが表示されている。さら
に、メッセージの右隣には、第2のジョブとして設定さ
れた設定枚数とともに、第2のジョブが待機中であるこ
とを示す「WAIT」という表示がなされている。な
お、第1のジョブのコピー枚数は、図13では「S1
9」と表示されており、第1のジョブが19枚目の読取
動作を行なっていることを示している。
【0047】このような状態で第1のジョブの読取動作
が終了すると、第1のジョブはすぐに記録動作を開始す
る。それとともに、第2のジョブの読取動作の開始が可
能となる。すなわち、第1のジョブで読み取るべき原稿
が画像読取装置からすべて排出されるので、この状態で
はじめて、第2のジョブの原稿を画像読取装置にセット
できるようになる。以降の動作は、第1のジョブの記録
動作中に第2のジョブの起動がなされた場合と同様の状
態であるので、上述のS34以降の動作と同じようにし
て第2のジョブの読取動作を第1のジョブの記録動作と
並行して行なうことになる。
【0048】第1のジョブの実行中に第2のジョブの
「登録」が行なわれた場合の動作の概要は上述の通りで
あるが、それぞれの表示画面で作業取り消しボタンが押
されたり、異常が発生する場合も考えられる。そのよう
な場合の細かな動作について、以下、説明する。以下の
説明において、異常とは、記録用紙切れなどのような比
較的軽微な異常であって、異常要因を除去することによ
ってジョブを継続することができる程度の異常の場合を
示している。
【0049】まず、S34において、図10に示すよう
な画面が表示され、第2のジョブの開始指示、すなわ
ち、「スキャンスタート」ボタンが押されるのを待って
いる状態において、「スキャンスタート」ボタンが押さ
れる前に第1のジョブの記録動作が終了する場合があ
る。このような場合には、第2のジョブは唯一のジョブ
であるので、S40において第2のジョブの機能設定の
画面を表示し、S41においてPSAメモリをクリア
し、S32へ移行して第2のジョブを第1のジョブに変
更し、図9に示すような画面を表示する。このとき、第
1のジョブの機能設定は、第2のジョブとして設定され
たものであり、メッセージの右隣に表示されていた第2
のジョブの設定枚数は、第1のジョブの設定枚数として
表示される。そして、S22において、通常の待機状態
となる。
【0050】S34で図10に示すような画面が表示さ
れているとき、第2のジョブを開始させずに取りやめた
い場合がある。このような場合には、「P&SA Ca
ncel」と記された作業取り消しボタンを押す。この
作業取り消しボタンが押された場合には、S37におい
てPSAメモリの内容をクリアして第2のジョブの設定
を解除し、S23に戻り、動作中の第1のジョブの処理
を続行する。
【0051】さらに、S34の第2のジョブの開始指示
を待っている間に、ストップボタンが押下されたり、あ
るいは、第1のジョブにおいて異常が発生した場合に
は、S42において、必要に応じて異常を起こした要因
を除去した後、S43で「最初のジョブを続けるならス
タートボタンを押してください(Cで解除)」というメ
ッセージが表示される。ここで、利用者はスタートボタ
ンを押下することによって第1のジョブを続けることが
でき、S34の状態に戻る。このとき、必要に応じてS
44において、読み取り時の原稿の排出または記録時の
記録用紙の排出を行なう。また、S43で第1のジョブ
をやめたい場合には、メッセージに従ってクリアキーを
押下するか、またはオールクリアキーを押下すればよ
い。S45にいて、第1のジョブをクリアし、必要に応
じてスタートキーを押下することにより、読み取り時の
原稿の排出または記録時の記録用紙の排出を行なった
後、S32へ移る。第1のジョブはクリアされており、
第2のジョブが唯一のジョブである。そのため、第2の
ジョブの設定を第1のジョブの設定に変更し、図9に示
す表示画面を表示して、ジョブの開始指示を待つことに
なる。このとき、第1のジョブの機能設定は、第2のジ
ョブとして設定されたものであり、メッセージの右隣に
表示されていた第2のジョブの設定枚数は第1のジョブ
の設定枚数として表示される。
【0052】このようなストップボタンが押下されたり
第1のジョブに異常が発生したときの動作は、S35に
おいて第1のジョブの記録動作と第2のジョブの読取動
作を並行して行なっているときにおいても、同様に行な
われる。この場合には、ストップボタンの押下あるいは
第1のジョブにおける異常発生時に第2のジョブも停止
する。第1のジョブを再開すると、S34に戻った時点
で「スキャンスタート」ボタンを押すことによって第2
のジョブの読取動作を再開することができる。また、第
1のジョブがキャンセルされた場合には、スタートボタ
ンの押下により、第2のジョブから第1のジョブに変更
されたジョブの読取動作が再開される。
【0053】S35において第1のジョブの記録動作と
第2のジョブの読取動作を並行して行なっているとき
に、第2のジョブに異常が発生した場合、第1のジョブ
はそのまま続行される。S45において必要に応じて異
常を起こした要因を解除する。この異常解除の操作の間
に第1のジョブの記録動作が終了した場合、読取動作中
の第2のジョブは唯一のジョブとなるので、第2のジョ
ブを第1のジョブとし、S47でPSAメモリをクリア
し、S48で「最初のジョブは終了しました」というメ
ッセージを表示し、S29へ進む。このとき、第1のジ
ョブの機能設定は、第2のジョブとして設定されたもの
であり、メッセージの右隣に表示されていた設定枚数
は、第1のジョブの設定枚数として表示される。上述し
たように、S29では「ジョブを続けるならスタートボ
タンを押してください」というメッセージが表示され、
利用者はスタートボタンを押下することによって、第2
のジョブから第1のジョブに変更となった読取動作中の
ジョブを続行することができる。もちろん、S29にお
いてクリアキー、オールクリアキーの押下によって読取
中のジョブをキャンセルすることも可能である。
【0054】S46の異常解除の操作が終了しても第1
のジョブの記録動作が終了していない場合には、S49
において「スキャンスタートボタンを押してください」
というメッセージが表示される。利用者は、このメッセ
ージに従って表示画面中の「スキャンスタート」ボタン
を押すことによって、S35に戻り、第2のジョブの続
行を指示することができる。S49において、第2のジ
ョブをやめたい場合には、表示画面中の「P&SA C
ancel」と表示された作業取り消しボタンを押すこ
とにより、S50でPSAメモリをクリアし、第2のジ
ョブはキャンセルされる。この状態では、第1のジョブ
は動作中であるので、S23へ戻り、第1のジョブのみ
の動作を続行する。
【0055】S36の状態、すなわち、第1のジョブの
記録動作中に第2のジョブの読取動作が終了し、第2の
ジョブが待機状態となっているとき、ストップキーが押
下されたり、あるいは動作中の第1のジョブに異常が発
生した場合には、S51において必要に応じて異常の要
因を解除する。S52において、表示画面には、「最初
のジョブを続けるならスタートボタンを押してくださ
い。(Cで解除)」というメッセージが表示されてい
る。利用者は、メッセージに従ってスタートボタンを押
下することによって、S53で記録用紙の排出処理等を
行なった後、S36へ戻って第1のジョブの記録動作は
続行される。このとき、第2のジョブは待機のままであ
る。S52において第1のジョブをキャンセルする場合
には、利用者はクリアキーまたはオールクリアキーを押
下する。これにより、S54において第1のジョブはク
リアされ、待機中の第2のジョブを第1のジョブに変更
し、必要に応じて記録用紙の排出動作などを行なう。そ
して、S32へ移り、「コピーできます。最初のジョブ
は終了しました。」というメッセージが表示されるとと
もに、機能設定は第2のジョブとして設定された状態と
なり、さらに、メッセージの右隣に表示されていた第2
のジョブの設定枚数が第1のジョブの設定枚数として表
示される。。この状態で、利用者はスタートボタンを押
下することによって、第1のジョブに変更となったジョ
ブの記録動作を開始させることができる。
【0056】さらに、S36の状態、すなわち、第1の
ジョブの記録動作中に第2のジョブの読取動作が終了
し、第2のジョブが待機状態となっているとき、待機状
態の第2のジョブをキャンセルする場合には、例えば、
図12に示した表示画面において「P&SA Canc
el」と記された作業取り消しボタンを押せばよい。S
37においてPSAメモリをクリアし、第2のジョブの
設定を消去する。これにより第2のジョブはキャンセル
され、S23に移り、第1のジョブの記録動作を続行す
る。
【0057】同様に、S39の状態、すなわち、第1の
ジョブの読取動作中に第2のジョブの起動が指示され、
第2のジョブが待機状態となっているとき、第2のジョ
ブをキャンセルする場合には、例えば、図13に示す表
示画面に表示されている「P&SA Cancel」と
記された作業取り消しボタンを押せばよい。S37にお
いてPSAメモリをクリアし、第2のジョブの設定を消
去する。これにより第2のジョブはキャンセルされ、S
23に移り、第1のジョブの記録動作を続行する。
【0058】S39において第1のジョブの読取動作中
に第2のジョブの起動が指示され、第2のジョブが待機
状態となっているとき、ストップキーが押されたり、あ
るいは第1のジョブに異常が発生した場合には、S55
で必要に応じて異常の要因の解除を行なった後、S56
において表示画面に「ジョブを続けるならスタートボタ
ンを押してください。(Cで解除)」というメッセージ
が表示される。ここでスタートボタンを押下すれば、S
57で必要に応じて読取原稿の排出処理等が行なわれた
後、S39へ戻り、第1のジョブの読取動作は続行され
る。このとき、第2のジョブは待機状態のままである。
S56でクリアキーあるいはオールクリアキーが押下さ
れた場合には、第1のジョブをキャンセルし、必要に応
じてS58で読取原稿の排出処理等を行ない、待機中の
第2のジョブを第1のジョブに変更し、S32へ移る。
S32では、「コピーできます。最初のジョブは終了し
ました。」というメッセージを表示するとともに、第2
のジョブで設定された機能設定を表示し、さらに、メッ
セージの右隣に表示されていた第2のジョブの設定枚数
を第1のジョブの設定枚数として表示する。そして、第
1のジョブに変更となったジョブの開始指示を待つ。利
用者は、スタートキーを押下することによって読取を開
始させることができる。
【0059】上述の各状態において、第1のジョブまた
は第2のジョブの実行中に致命的な異常が発生した場合
には、もはや第1のジョブも第2のジョブもキャンセル
され、異常回復後は装置全体がリセットされることにな
る。
【0060】上述したように、第1のジョブが動作中に
作業予約ボタンを押すことによって第2のジョブの機能
設定を行なうことができる。この時設定可能な機能は、
従来の割り込み機能のように制限されることはなく、第
1のジョブと同様の機能設定を行なうことができる。さ
らに、登録ボタンを押すことによって、第1のジョブの
動作中に第2のジョブを起動可能状態とすることができ
る。さらに、第1のジョブの記録動作中に第2のジョブ
の原稿をセットしてスキャンスタートボタンを押すこと
によって、第1のジョブと第2のジョブを並行して動作
させることが可能である。
【0061】第1のジョブ終了後は、第2のジョブは唯
一のジョブとなるため、第2のジョブは第1のジョブに
変更され、第1のジョブとしてとして動作する。このと
き、新たな第2のジョブの設定および起動指示を行なう
ことが可能である。
【0062】なお、上述の動作および表示画面は一例で
あって、変更可能であることはいうまでもない。例え
ば、表示画面のレイアウトは適宜設定時にデザインすれ
ばよいことである。一例として、第2のジョブの設定枚
数、コピー枚数の表示は、メッセージの右隣でなくとも
よく、例えば、メッセージ領域の下部の空き領域に表示
したり、長いメッセージを表示するときに一時別の領域
に表示させるなど、種々のレイアウトが可能である。ま
た、上述の各表示画面の例では、作業予約ボタンやスキ
ャンスタートボタン、作業取り消しボタン等は、操作可
能な状態の時のみ表示画面に表示するように構成されて
いる。これによって、各ボタンの誤操作を防止してい
る。また、表示されているボタンのガイダンスを表示す
ることによって、操作性を向上させている。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1のジョブの動作中にも通常と同様の第2
のジョブの設定を行なって、第1のジョブと並行して実
行可能であるため、大量コピー中でも第1のジョブが終
了するのを何もせず待たなくても良く、待ち時間の無駄
を省くことができる。このとき、第2のジョブの機能設
定は、第1ジョブの機能に制限されることなく、行なう
ことができる。また、設定した第2のジョブの登録、起
動指示も簡単にできるため難しい操作を必要としない。
また、第1のジョブが終了した時点で、第2のジョブが
第1のジョブに変更されるため、第2ジョブが終了しな
くても、次のジョブが同様に設定できるので、複数のジ
ョブを効率的に処理することができる。さらに、第2の
ジョブの設定枚数、コピー枚数の表示が第1のジョブと
は別の領域に表示されるので、第2のジョブの設定中や
動作中であっても、第1のジョブの設定枚数とコピー枚
数が確認でき、第1のジョブの動作状態を容易に知るこ
とが可能となる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の一実施例を示すシス
テム構成図である。
【図2】 本発明の画像形成装置の一実施例における動
作の一例を示すフローチャート(一部)である。
【図3】 本発明の画像形成装置の一実施例における動
作の一例を示すフローチャート(一部)である。
【図4】 本発明の画像形成装置の一実施例における動
作の一例を示すフローチャート(一部)である。
【図5】 第1のジョブと第2のジョブの関係を示すタ
イミングチャートである。
【図6】 待機状態の表示画面の一例の説明図である。
【図7】 第1のジョブの動作状態の表示画面の一例の
説明図である。
【図8】 予約モードの表示画面の一例の説明図であ
る。
【図9】 予約モードにおける第1のジョブ終了時の表
示画面の一例の説明図である。
【図10】 第2のジョブ登録時の表示画面の一例の説
明図である。
【図11】 第1のジョブの記録動作中に第2のジョブ
を起動した場合の表示画面の一例の説明図である。
【図12】 第1のジョブの記録動作中に第2のジョブ
の読取動作が終了した場合の表示画面の一例の説明図で
ある。
【図13】 第1のジョブの読取動作中に第2のジョブ
を起動した場合の表示画面の一例の説明図である。
【符号の説明】
1…MPU、2…ROM、3,4…RAM、5…不揮発
性RAM、6…I/Oポート、7…通信ポート、8…機
能操作装置、9…画像入力装置、10…記憶装置、11
…画像出力装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取る画像読取手段と、前記画
    像読取手段により読み取られた画像を記憶する画像記憶
    手段と、前記画像記憶手段に記憶された画像を前記画像
    読取手段により該画像を読み取った後に出力する画像出
    力手段を有する画像形成装置において、前記画像形成装
    置に対して操作者が指示を行なう指示手段と、前記指示
    手段に対する第1の指示に基づいて前記画像読取手段が
    画像を読み取っている際および前記画像出力手段が画像
    を出力している際に前記指示手段に対する第2の指示を
    受け付けるとともに第2の指示に基づく動作の開始を制
    御する制御手段を具備することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記指示手段に対する第
    1の指示に基づいて前記画像出力手段が画像を出力して
    いる間に前記指示手段に対する第2の指示を終了した際
    に該第2の指示に基づいて前記画像読取手段により画像
    を読み取るべく前記画像形成装置を制御することを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記指示手段に対する第
    1の指示に基づいて前記画像読取手段が画像を読み取っ
    ている間に前記指示手段に対する第2の指示を終了した
    際、該第1の指示に基づいて前記画像読取手段が画像を
    読み取った後、該第2の指示に基づいて前記画像読取手
    段により画像を読み取るべく前記画像形成装置を制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は前記第1の指示に基づい
    て前記画像出力手段が画像を出力している間に第2の指
    示に基づいて前記画像読取手段により画像の読み取りが
    終了した場合に、前記第1の指示に基づいて前記画像出
    力手段による画像の出力が終了した後、前記第2の指示
    に基づいて前記画像出力手段が画像を出力すべく前記画
    像形成装置を制御することを特徴とする請求項2または
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像出力手段により出力される画像
    の枚数を計数する計数手段と、前記指示手段に対する第
    1の指示による出力枚数および前記計数手段により計数
    された枚数を表示し、該第1の指示による出力枚数表示
    位置とは異なる位置に前記指示手段に対する第2の指示
    による出力枚数を表示する表示手段を具備することを特
    徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は前記指示手段に対する第
    1の指示に基づいて前記画像出力手段による画像の出力
    が終了した際に、前記指示手段に対する第2の指示によ
    る出力枚数を前記第1の指示による出力枚数を表示して
    いた位置に表示することを特徴とする請求項5に記載の
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は前記指示手段に対する第
    2の指示に基づいて前記画像出力手段による画像の出力
    が開始された際に、前記指示手段に対する第2の指示に
    よる出力枚数を前記第1の指示による出力枚数を表示し
    ていた位置に表示することを特徴とする請求項5に記載
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は前記指示手段に対して操
    作者が前記第2の指示を行なっている際に、前記第1の
    指示に基づいて前記画像出力手段による画像の出力が終
    了した場合または前記画像形成装置の停止が発生した場
    合は、該第2の指示を解除することを特徴とする請求項
    1ないし請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は前記指示手段に対する操
    作者の前記第2の指示の終了後、前記第1の指示に基づ
    く動作中に前記画像形成装置の停止が発生した場合は、
    該第2の指示を保持していることを特徴とする請求項1
    ないし請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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