JPH085437A - 加圧ガスの供給方法及び装置 - Google Patents
加圧ガスの供給方法及び装置Info
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Abstract
のガスを低コストで供給することを可能とする方法及び
装置を提供する。 【構成】 パイプ(6)を介して略所定の質量mの一
団のガスを少なくとも所定の使用圧P0と同じ圧力で送
り出すための加圧ガスの供給方法は、該使用圧P0より
著しく高い所定の初期高圧P1が得られるまで所定の容
積V0のベッセル(8)にガスを注入し、その後該ベッ
セルを閉じること、ベッセル(8)内のガスの温度Tを
測定すること、該温度Tをメモリに記録すること、式:
P2 =P1 − mRT/V0 を用いて最終の平均圧
P2を計算すること、及び該ベッセル(8)に含まれる
ガスの圧力が平均圧P2に達するまで、ベッセル(8)
を解放して該パイプ(6)にガスの一部を排出するステ
ップからなる。
Description
の質量mの一団のガスを少なくとも所定の使用圧P0と
同じ圧力で送り出すための方法及び装置に関する。この
方法及び装置は、例えば、ポリマーのような粘性生成物
が供給される加圧ミキサー中に少量の窒素を注入する場
合に適用される。
ガス、典型的には0℃、1気圧に規格化された1ミリリ
ットルのガスを自動的に計量しながら供給するために、
質量流量計を用いることが知られている。
の原理は、例えば10%のガスを抜き取るシャントをメ
インのガス流量ラインに接続することにある。ガスの温
度は、シャントの入口で計測され、次にシャント中のガ
スにジュール効果による公知の熱量が供給され、最後に
シャントの出口でガスの温度が計測される。そして、ガ
スの熱容量を知ることで、ラインから排出されるガスの
質量を計算することが可能となる。
質量を計測することが求められる時、市場でこのような
求めに応じられる装置は少なく、かつ高価である。
圧で排出される少量のガスを低コストで供給することを
可能とする方法及び装置を提供することにある。
による方法は、以下のステップからなることを特徴とす
る。 − 使用圧P0より著しく高い所定の初期高圧P1が得
られるまで所定の容積V0のベッセルにガスを注入し、
その後このベッセルを閉じること、 − ベッセル内のガスの温度Tを測定すること、 − この温度Tをメモリに記録すること、 − 式: P2 = P1 − mRT/V0 を用いて、
最終の平均圧P2を計算すること、及び − このベッセルに含まれるガスの圧力が平均圧P2に
達するまで、ベッセルを解放してパイプにガスの一部を
排出すること。
後、実際の初期高圧P’1がメモリに記録され、注入の
終了後、実際の最終平均圧P’2がメモリに記録され、
実際に排出されるガスの質量Mが式: M = (P’1
− P’2) × V0/RTを用いて計算される。
徴を含んでもよい。 − 所定の該使用圧P0は100バールよりもかなり高
い圧力であること、 − ベッセルの所定の容積V0は、所定の質量mに相当
する容積よりずっと大きいこと、 − 周囲に対して熱交換器を形成するベッセルが使用さ
れること、及び − ベッセルは、外部の熱源と組み合わされているこ
と。
本発明の主題を形成する。この装置は、入口弁及び出口
弁が取り付けられている所定の容積V0のベッセルと、
該使用圧P0より著しく高い所定の初期高圧P1が得ら
れるまでベッセルにガスを注入するための手段と、ベッ
セル中に含まれるガスの温度T及び圧力をメモリに記憶
し、式: P2 = P1 − mRT/V0 を用いて圧力
P2を計算するための手段、及び該ベッセル内に含まれ
るガスの圧力がP2に達するまで出口弁を開くための手
段とからなることを特徴とする。
徴を含んでもよい。 − ベッセル内に注入されるガスが略一定の温度Tに保
たれるように、ベッセルが周囲に対して熱交換器を形成
すること、 − ベッセルは、外部の熱源と組み合わされているこ
と、 − ベッセルの所定の容積V0は、所定の質量mに相当
する容積よりずっと大きいこと、 − ベッセルはその容積V0を変化させるための手段か
らなること、 − ベッセルは、平行パイプ状のブロックからなり、該
ブロックには間隙を有して取り替え可能なフィンガ部が
収容されるブラインドボアが軸方向に設けられること、 − マイクロスロットル弁が、ガスの排出率を制御する
ために出口弁の下流に配されること、 − ベッセルは排出弁を含むこと。
下に説明される。図1に示される計測装置1は、その上
流では例えば窒素を含むボンベ2に、油圧空気圧式コン
プレッサ3及びライン4を介して接続されている。ま
た、計測装置1の下流では、ユーザー使用の器具、例え
ば窒素/ポリマー混合器に略所定の質量mの一団のガス
を、少なくとも所定の使用圧P0と同じ圧力で送り出す
ために、マイクロスロットル弁5がライン6によって接
続されている。
ッセルにはガスの圧力センサ9、温度センサ10、上流
開閉ソレノイド弁11、下流開閉ソレノイド弁12、排
出ライン14に設けられた排出ソレノイド弁13及びメ
モリの記憶、計算、制御手段15が接続されている。該
手段15は、圧力センサ9及び温度センサ10に接続さ
れると共に、2つのソレノイド弁11及び12に接続さ
れている。
7へのガスの流れる方向は、2つの矢印Fによって表さ
れる。計測装置1には、逆止め弁16〜18がコンプレ
ッサ3の入口と出口及びマイクロスロットル弁5の下流
に各々設けられ、ガスがライン4及び6を介して矢印F
の逆方向に流れるのを防ぐ。計測装置1には更にライン
14中の排出弁13の下流に配置される逆止め弁19が
設けられ、排出弁13を介して外部の不純物がベッセル
8に混入するのを防ぐ。
下に述べる。該ベッセルは、平行パイプ状の金属ブロッ
ク20からなり、該ブロックは熱均質化のための厚い壁
を有している。該ブロックにはその端面の1面からブラ
インドボア21が軸方向に貫通され、そこにヘッド24
を有する取り外し可能なフィンガ部23が間隙を有して
収容される。該ヘッド24は、ブラインドボア21の直
径より幅が広く、端面22に対して隣接する。この接触
は、ブロック20の端面22に対して隣接するヘッド2
4の面上に加工された溝に注入されたシール材25を用
いて漏洩のないようになされる。熱電対26がフィンガ
部23中に軸方向に挿入される。弁11及び12を有す
るライン4及び6は、ブロック20の側壁を貫通するこ
とによって穴部21と2箇所で各々連通する。一方、排
出ライン14は2つのライン4及び6の間で穴部21と
連通する。ベッセル8の容積V0は、穴部21中に挿入
しているフィンガ部23の長さ及び直径によって決定さ
れる。該容積は、フィンガ部23を異なる形状を有する
別のフィンガ部と置き換えることによって変更を加える
ことができる。
に説明される。ベッセル8は圧力P0で質量mのガスの
容積よりずっと大きい容積V0を有する。従って、少な
くとも250バール(P0)で、0℃、1気圧に規格化
された1ミリリットルのガスを送り出すためには、容積
V0は7.5cm3が選択されることができる。
バール程も高い圧力P2を有しており、弁11及び12
は記憶、計算、制御手段15によって閉じられる。20
バールの圧力のガスを含む窒素ボンベ2から、油圧空気
圧式コンプレッサ3にガスを送り出し、略300バール
の所定の初期圧P1で窒素をライン4に供給する。
御手段15のメモリ中に記憶されており、それはユーザ
ーの器具7によって用いられる際の圧力P0より略50
バール程も高いかなりの高圧である。そのため、この圧
力でベッセル8は質量mよりずっと多量のガスを含む。
算、制御手段15は先ず弁11を開き、弁12は閉じた
ままとする。圧力P1になるまで、窒素がベッセル8に
満たされ、次に弁11が再び閉じられる。
するが、この膨張はベッセル8の構造が周囲に対し熱交
換を行うようになっている(図2参照)こと、及びサイ
クル毎に排出されるガスの量がベッセルの容積のごく微
量であることから実際上一定温度で発生する。
る窒素の質量mに基づいて、記憶、計算、制御手段15
は排出後にベッセル8中で得られる最終圧P2を以下の
式を用いて計算する。 式: P2 = P1 − mRT/V0 (Rは、理想気
体定数)
用いて弁12を開かせることによって排出される。更
に、ベッセル8内の圧力が継続的に測定され、この圧力
がP2に達したとき弁12は再び閉じられる。
の流速がマイクロスロットル弁5によって制御される。
マイクロスロットル弁5は、ガス排出時間を調節するた
めにも有用である。それにより、弁12の作動時間と共
に測定器具9及び10の反応時間が該排出時間と適合で
きる。
圧力P2に対する排出後のベッセル8中の実際の圧力
P’2と共に実際の初期高圧P’1をメモリに記憶する
ことによって、記憶、計算、制御手段15によって再計
算される。記憶、計算、制御手段15によって用いられ
る計算式は、以下の通りである。 M = (P’1 − P’2) × V0/RT
とき、弁12が閉じられた状態で弁12の不十分な密封
のため下流の装置7中に窒素がうっかりと侵入するのを
防ぐため、ベッセル8中のガスを追い出すことを可能に
する。
用圧より高い高圧で排出される少量のガスを低コストで
供給することが可能となる。
を用いる器具が下流に接続されている本発明による装置
の概略図である。
る。
Claims (14)
- 【請求項1】 パイプ(6)を介して略所定の質量mの
一団のガスを少なくとも所定の使用圧P0と同じ圧力で
送り出すための方法において、 − 該使用圧P0より著しく高い所定の初期高圧P1が
得られるまで所定の容積V0のベッセル(8)にガスを
注入し、その後該ベッセルを閉じること、 − ベッセル(8)内のガスの温度Tを測定すること、 − 該温度Tをメモリに記録すること、 − 式: P2 = P1 − mRT/V0 を用いて、
最終の平均圧P2を計算すること、及び − 該ベッセル(8)に含まれるガスの圧力が平均圧P
2に達するまで、ベッセル(8)を解放して、パイプ
(6)にガスの一部を排出すること、からなることを特
徴とする加圧ガスの供給方法。 - 【請求項2】 ガスの注入後、実際の初期高圧P’1が
メモリに記録され、排出の終了後、実際の最終平均圧
P’2がメモリに記録され、実際に排出されるガスの質
量Mが式: M = (P’1 − P’2) × V0/R
T を用いて計算されることを特徴とする請求項1に記
載の方法。 - 【請求項3】 所定の該使用圧P0は100バールより
もかなり高い圧力であることを特徴とする請求項1又は
2に記載の方法。 - 【請求項4】 ベッセル(8)の所定の容積V0は、所
定の質量mに相当する容積よりずっと大きいことを特徴
とする請求項1乃至3の何れかの項に記載の方法。 - 【請求項5】 周囲に対して熱交換器を形成するベッセ
ル(8)が使用されることを特徴とする請求項1乃至4
の何れかの項に記載の方法。 - 【請求項6】 ベッセル(8)は、外部の熱源と組み合
わされていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか
の項に記載の方法。 - 【請求項7】 パイプ(6)を介して略所定の質量mの
一団のガスを少なくとも所定の使用圧P0と同じ圧力で
送り出すための装置において、入口弁(11)及び出口
弁(12)が取り付けられている所定の容積V0のベッ
セル(8)、該使用圧P0より著しく高い所定の初期高
圧P1が得られるまでベッセル(8)にガスを注入する
ための手段(2,3,4,11)、ベッセル(8)中に
含まれるガスの温度T及び圧力をメモリに記憶し、式:
P2 = P1 − mRT/V0 を用いて圧力P2を
計算するための手段(15)、及び該ベッセル(8)内
に含まれるガスの圧力がP2に達するまで出口弁(1
2)を開くための手段とからなることを特徴とする加圧
ガスの供給装置。 - 【請求項8】 ベッセル(8)内に注入されるガスが略
一定の温度Tに保たれるように、ベッセル(8)が周囲
に対して熱交換器を形成することを特徴とする請求項7
に記載の装置。 - 【請求項9】 ベッセル(8)は、外部の熱源と組み合
わされていることを特徴とする請求項7乃至8に記載の
装置。 - 【請求項10】 ベッセル(8)の所定の容積V0は、
所定の質量mに相当する容積よりずっと大きいことを特
徴とする請求項7乃至9の何れかの項に記載の装置。 - 【請求項11】 ベッセル(8)はその容積V0を変化
させるための手段(23)からなることを特徴とする請
求項7乃至10の何れかの項に記載の装置。 - 【請求項12】 ベッセル(8)は、平行パイプ状のブ
ロック(20)からなり、該ブロックには間隙を有して
取り替え可能なフィンガ部(23)が収容されるブライ
ンドボア(21)が軸方向に設けられることを特徴とす
る請求項11に記載の装置。 - 【請求項13】 マイクロスロットル弁(5)が、ガス
の排出率を制御するために出口弁(12)の下流に配さ
れることを特徴とする請求項7乃至12の何れかの項に
記載の装置。 - 【請求項14】 ベッセル(8)は排出弁(13)を含
むことを特徴とする請求項7乃至13の何れかの項に記
載の装置。
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