JPH0854320A - 基板検査装置 - Google Patents

基板検査装置

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JPH0854320A
JPH0854320A JP19137794A JP19137794A JPH0854320A JP H0854320 A JPH0854320 A JP H0854320A JP 19137794 A JP19137794 A JP 19137794A JP 19137794 A JP19137794 A JP 19137794A JP H0854320 A JPH0854320 A JP H0854320A
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JP
Japan
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signal
rgb
clock signal
substrate
counter
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JP19137794A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Tsushima
司 対馬
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 RGBディスプレイ基板から出力されるRG
B信号のレベルの不良を迅速かつ正確に検出する。 【構成】 RGBディスプレイ基板としての被検査装置
21には、1走査ラインの各RGBに対応するピクセル
のそれぞれに全階調を順に表示させるための検査信号3
1が入力される。被検査基板21のRGBの出力端子か
らクロック信号45に同期して出力されるアナログ信号
32は、RGB切替スイッチ33でRGBのうちの1つ
が選択され、第1および第2のコンパレータ36、37
で許容レベルに納まっているかを順に判別される。許容
範囲外であった場合には、第1のカウンタ51のカウン
ト値をアドレスとして、第2のカウンタ52のカウント
値を位置情報とするデータが不良内容を示す情報として
RAM55に格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基板検査装置に係わり、
特に画面上でのそれぞれの色とこれらの位置情報を表わ
した色指定情報を入力してRGBディスプレイのR、
G、Bそれぞれの入力端子に3色のデータを供給するた
めのRGBディスプレイ基板について、その良否を検査
するために使用される基板検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワークステー
ション等の画像処理装置で取り扱うデータがカラー化さ
れるに伴って、これらのデータを表示するためにRGB
ディスプレイが数多く使用されるようになっている。こ
のようなRGBディスプレイは、例えば1152×90
0ドットの解像度を有しており、それぞれのピクセルが
R(赤)、G(緑)、B(青)を有しそれぞれ256段
階の輝度(濃淡)で発光するようになっている。
【0003】このような画像処理装置は、画面上のそれ
ぞれ位置とそれらの色を表わしたデータを作成し、これ
をディスプレイ制御基板(以下RGBディスプレイ基板
という。)に入力するようになっている。RGBディス
プレイ基板はディスプレイのRGB端子に入力するRG
B信号を作成するようになっている。すなわち、RGB
ディスプレイ基板内には、1画面分に相当するメモリが
備えられており、ここにR、G、B信号を書き込んでお
いて、これを走査して得られるRGB信号を出力するよ
うになっている。製造あるいは購入したRGBディスプ
レイ基板が、それぞれのピクセルに対応して色および階
調が正確に変換されるものであるかどうかをチェックす
る必要がある。
【0004】図6は、従来のこのような検査の様子を表
わしたものである。検査の対象となるRGBディスプレ
イ基板11は、RGBディスプレイ12のRGB入力端
子にそれぞれ接続される。この状態で、テストパターン
13をRGBディスプレイ基板11に入力し、作業者が
自分の目14で画面上に表示された映像をチェックする
といったことが行われていた。
【0005】図7は、従来用いられた他の検査手法とし
ての基板検査装置を説明するためのものである。ここで
は、RGB信号16をRGB分離回路17に入力して
R、G、Bのそれぞれの信号として時間を追って順に取
り出していき、これらを取り出された順にAD変換回路
18に入力して、それぞれの信号レベルを表わしたディ
ジタル信号に変換する。そして、これらをメモリ19に
ピクセル単位で書き込んでいき、これを順に読み出して
テストパターンとの一致を検査していくようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の目視
検査の手法では、作業者にかなりの注意力を要求するば
かりでなく、人を介在させるために、RGB信号が例え
ば1ピクセル分だけエラーが発生していたり、1階調だ
け輝度が異なっていた場合のようにわずかなエラーが生
じていた場合にはこれを見過ごしてしまうという問題が
あった。このようなエラーを視覚的に特別に問題が生じ
ないものとしてそのまま放置して製品として出荷するこ
とは、それが回路的な誤動作に起因するような場合、後
に大きなトラブルを発生させるおそれがあった。
【0007】後者の基板検査装置は検査を自動化するこ
とができるので、エラーの見過ごしや作業者の検査の限
界といった問題は発生しない。しかしながら検査すべき
ピクセルの数が極めて多いことから、後者の基板検査装
置では、1画面分の検査に要する時間がかかってしま
い、例えば100MHzといったかなりの高速度のRG
B信号の処理速度に追いつくことができないという問題
があった。これに対しては、RGB信号を並列処理する
ことで処理を高速化することが考えられる。しかしなが
ら、このようにすると並列に処理する分だけ素子の数が
増大することになり、基板検査装置のコストがかなり上
昇してしまうといった問題があった。
【0008】そこで本発明の目的は、RGBディスプレ
イ基板から出力されるRGB信号のレベルの不良を迅速
かつ正確に検出することのできる基板検査装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)例えば画像の走査開始時点等の所定の時点か
らの時間の経過をクロック信号等を用いて測定する時間
測定手段と、(ロ)表示画面の所定の走査範囲のそれぞ
れの走査位置にRGBの各色で所定の複数の階調が時間
測定手段で測定された時間の経過に応じて順に表示され
るような信号処理を指示したテスト用信号を検査対象と
してのRGBディスプレイ基板に入力するテスト用信号
供給手段と、(ハ)このテスト用信号の入力によってR
GBディスプレイ基板から出力されるRGBの各信号が
それぞれ設定された階調を表わしているかどうかを時間
測定手段の測定した時間との関係で順に判別する判別手
段と、(ニ)この判別手段の判別した判別結果のうち設
定された階調を表わしていないとされるものを時間測定
手段の測定した時間と対応付けて記憶する記憶手段とを
基板検査装置に具備させる。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、時間測
定手段によって例えば画像の走査開始時点からの時間の
経過を測定させる。そして、これに同期して検査対象の
RGBディスプレイ基板にテスト用信号を入力する。こ
のテスト用信号とは、表示画面の例えば1走査ラインの
それぞれのピクセルに対応する走査位置にRGBの各色
で所定の複数の階調が時間測定手段で測定された時間の
経過に応じて順に表示されるような信号処理をRGBデ
ィスプレイ基板に指示するような信号である。このよう
なテスト用信号によってRGBディスプレイ基板から出
力されるRGBの各信号は、それぞれ設定された階調を
表わしているかどうか判別手段で判別され、設定された
階調を表わしていないとされるものが時間測定手段の測
定した時間と対応付けてRAM等の記憶手段に格納され
ることになる。したがって、この記憶手段に格納された
内容を解析することによって、どの走査位置のどの色お
よび階調の信号処理(処理内容の保存や読み出しも含
む。以下同様。)に障害が生じているかを判別すること
ができる。
【0011】請求項2記載の発明では、(イ)例えば画
像の走査開始時点等の所定の時点からの予め定められた
周波数のクロック信号を発生するクロック信号発生手段
と、(ロ)このクロック信号をカウントするカウンタ
と、(ハ)表示画面の所定の走査範囲のそれぞれの走査
位置にRGBの各色で所定の複数の階調がクロック信号
と同期して順に表示されるような信号処理を指示したテ
スト用信号を検査対象としてのRGBディスプレイ基板
に入力するテスト用信号供給手段と、(ニ)このテスト
用信号の入力によってRGBディスプレイ基板から出力
されるRGBの各信号がそれぞれ設定された階調を表わ
しているかどうかをクロック信号に同期して順に判別す
る判別手段と、(ホ)この判別手段の判別した判別結果
のうち設定された階調を表わしていないとされるものを
カウンタのカウントしたカウント値と対応付けて記憶す
る記憶手段とを基板検査装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、クロッ
ク信号発生手段が例えば画像の走査開始時点等の所定の
時点からの予め定められた周波数のクロック信号を発生
させる。このクロック信号は所定のカウンタでカウント
される。テスト用信号供給手段は、表示画面の所定の走
査範囲のそれぞれの走査位置にRGBの各色で所定の複
数の階調がクロック信号に同期して順に表示されるよう
な検査用のテスト信号をRGBディスプレイ基板に入力
する。RGBディスプレイ基板からこのクロック信号に
同期して出力されるRGB信号は、設定されている階調
を表わしているかどうか順にチェックされ、その結果の
うち設定された階調を表わしていないとされるものをカ
ウンタのカウントしたカウント値と対応付けてRAM等
の記憶手段に格納されるようになっている。したがっ
て、この記憶手段に格納された内容を解析することによ
って、どの走査位置のどの色および階調の信号処理に障
害が生じているかを判別することができる。
【0013】請求項3記載の発明では、(イ)例えば画
像の走査開始時点等の所定の時点からの予め定められた
周波数のクロック信号を発生するクロック信号発生手段
と、(ロ)表示画面の所定の走査範囲のそれぞれの走査
位置にRGBの各色で表示可能な全階調がクロック信号
と同期して順に表示されるような信号処理を指示したテ
スト用信号を検査対象としてのRGBディスプレイ基板
に入力するテスト用信号供給手段と、(ハ)このテスト
用信号の入力によってRGBディスプレイ基板から出力
されるべきRGBの各信号に対してそれぞれ許容される
上限および下限の信号レベルをクロック信号に同期して
発生させる許容限界信号発生手段と、(ニ)テスト用信
号の入力によってRGBディスプレイ基板から出力され
るRGBの各信号が許容限界信号発生手段から出力され
る許容される上限および下限の信号レベルの範囲内にそ
れぞれ納まっているかどうかをクロック信号に同期して
それぞれ判別する許容範囲判別手段と、(ホ)この許容
範囲判別手段によって許容範囲を逸脱したと判別された
回数をカウントする第1のカウント手段と、(ヘ)クロ
ック信号発生手段が出力するクロック信号をカウントす
る第2のカウンタと、(ト)第1のカウンタのカウント
結果をアドレス情報として第2のカウンタのカウント結
果をそれぞれ記憶する記憶手段とを基板検査装置に具備
させる。
【0014】すなわち請求項3記載の発明では、クロッ
ク信号発生手段によって例えば画像の走査開始時点から
所定の周波数のクロック信号を発生させ、これを第2の
カウント手段によってカウントする。また、テスト用信
号供給手段は、表示画面の所定の走査範囲のそれぞれの
走査位置にRGBの各色で表示可能な全階調がクロック
信号と同期して順に表示されるような信号処理を指示し
たテスト用信号をRGBディスプレイ基板に入力する。
そして、これによりRGBディスプレイ基板から正常な
ときに出力されるべきRGBの各信号に対してそれぞれ
許容される上限および下限の信号レベルを許容限界信号
発生手段によってクロック信号に同期して発生させる。
テスト用信号の入力によってRGBディスプレイ基板か
ら出力されるRGBの各信号は、許容限界信号発生手段
から出力される上限および下限の信号レベルと許容範囲
判別手段によって順次判別され、許容範囲を逸脱した場
合にはその回数が逐次第1のカウンタによって判別され
る。この第1のカウンタのカウント値は記憶手段のアド
レス情報となり、第2のカウンタのカウント値がそれぞ
れ対応するアドレスにおける走査位置を示すカウント値
として記憶される。この結果、どの走査位置のどの色お
よび階調の信号処理に障害が生じているかの判別が可能
になる。
【0015】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例における基板検査
装置と被検査基板としてのRGBディスプレイ基板の接
続関係の要部を表わしたものである。被検査基板21の
入力端子側には、第1のパラレルI/O(入出力ポー
ト)22が接続されている。第1のパラレルI/O22
は、CPU(中央処理装置)23、ROM24、第1お
よび第2のD/A変換器25、26および第2のパラレ
ルI/O27と共にバスライン28に接続されている。
【0017】ここで、CPU23はリード・オンリ・メ
モリとしてのROM24に格納されたプログラムを用い
て第1および第2のD/A変換器25、26ならびに第
1および第2のパラレルI/O22、27にデータを送
出し、被検査基板21の検査を行うようになっている。
第1のパラレルI/O22は被検査基板21の入力端子
に対して所定の経時的変化を示すディジタル信号として
の検査信号31を供給するようになっている。被検査基
板21のRGBの出力端子からはこれに対応したアナロ
グ信号32が出力される。このアナログ信号32はRG
B切替スイッチ33に供給される。第2のパラレルI/
O27からは、このRGB切替スイッチ33のR、G、
Bのいずれかを択一的に選択するためのスイッチ選択信
号34が供給されるようになっている。
【0018】RGB切替スイッチ33の出力側は、第1
および第2のコンパレータ36、37のそれぞれの比較
入力端子に入力するようになっている。第1のコンパレ
ータ36の基準信号入力端子には、第1のD/A変換器
25が検査信号31の経時的な変化に対応して出力する
第1の閾値信号38が入力されるようになっている。ま
た、第2のコンパレータ37の基準信号入力端子には、
第2のD/A変換器26が検査信号31の同様な経時的
変化に対応して出力する第2の閾値信号39が入力され
るようになっている。第1および第2のコンパレータ3
6、37はそれぞれの比較結果を3入力アンド回路41
の第1および第2の入力端子に供給することになる。
【0019】一方、被検査基板21からは1ライン分の
走査が開始するに先立って水平同期信号42が出力され
るようになっている。水平同期信号42は、フリップフ
ロップ回路43の入力端子Dに入力される。このフリッ
プフロップ回路43のクロック入力端子CKには、クロ
ック発生器44から100MHzのクロック信号45が
入力されるようになっている。フリップフロップ回路4
3は、クロック信号45に同期してその出力端子Qから
1ライン分の走査が行われている期間の間H(ハイ)レ
ベルを示す1走査区間表示信号47を出力する。1走査
区間表示信号47は、3入力アンド回路41の第3の入
力端子に供給され、第1および第2の入力端子に入力さ
れた比較結果と論理和がとられる。3入力アンド回路4
1の出力端子から出力されるこれらの論理和の演算結果
49は、第1のカウンタ51のクロック入力端子に供給
されると共に第2のカウンタ52にも入力されるように
なっている。
【0020】第1のカウンタ51は、演算結果49がH
レベルとなるたびにこれをカウントアップしてエラーの
個数を示すエラーカウント信号54を出力する。エラー
カウント信号54は、RAM(ランダム・アクセス・メ
モリ)55のアドレス入力端子ADDRに供給される。
RAM55は、図示していないが前記したバスライン2
8に接続されている。演算結果49は、第2のカウンタ
52のデータ入力端子にも供給される。第2のカウンタ
52のクロック入力端子CKには、クロック発生器44
から出力される100MHzのクロック信号45と1走
査区間表示信号47との論理積をアンド回路56でとっ
たクロック信号57が入力されている。クロック信号5
7は、水平同期信号の発生期間を除いた期間、すなわち
1走査ラインの表示が実際に行われる区間のみ100M
Hzの周波数で出力される歯抜けのクロック信号であ
る。
【0021】この結果、第2のカウンタ52は演算結果
49がHレベルとなったときのカウント値を、そのとき
のピクセルの位置を示したエラー時カウント値信号58
として出力する。ただし、後に説明するように本実施例
の基板検査装置では1走査ラインを3回走査することで
RGB3色についてのそれぞれ対応するピクセルを順に
チェックしていくことになるので、エラー時カウント値
信号58は3ライン分のカウント値を表わすことにな
る。
【0022】もし、第1回目のカウント値に相当するエ
ラー時カウント値信号58が出力されたとすれば、それ
はR(赤)色のピクセルに対応するメモリ領域の異常を
示すものである。第1回目のカウント値の最大値をオフ
セット値とした第2のカウント値に相当するエラー時カ
ウント値信号58が出力されたとすれば、それはG
(緑)色のピクセルに対応するメモリ領域の異常を示す
ものである。同様に第1回目のカウント値の最大値と第
2回目のカウント値の最大値(すなわち第1回目のカウ
ント値の最大値の2倍)をオフセット値とした第3のカ
ウント値に相当するエラー時カウント値信号58が出力
されたとすれば、それはB(青)色のピクセルに対応す
るメモリ領域の異常を示すものである。エラー時カウン
ト値信号58はRAM55のデータ入力端子DATAに
供給されるようになっている。
【0023】図2は、以上の構成の基板検査装置の制御
の流れを表わしたものである。CPU23は、ROM2
4に格納されたプログラムに従って、まず変数mを
“1”に、次に変数nを“0”に初期化する(ステップ
S101、S102)。ここで変数mはRGBのいずれ
の色を検査の対象とするかを示すもので、ここではmが
“1”はR(赤)、“2”はG(緑)、“3”はB
(青)の各色の検査が行われるものとする。また、変数
nは階調を示したものである。本実施例の被検査基板2
1は8ビットの階調データを用いて256段階(0〜2
55)の階調を出力するようになっているので、256
段階の階調がそれぞれ正確に表現されるための信号レベ
ルが出力されているかどうかのチェックが行われること
になる。
【0024】以上のようにして各変数m,nの設定が行
われたら、RGB切替スイッチ33の変数mに対応する
スイッチがオンにされる(ステップS103)。最初の
段階ではmが“1”なので、R色に対応するスイッチが
オンにされる。次に、第n階調の検査信号31が第1の
パラレルI/O22を介して被検査基板21に出力され
る(ステップS104)。最初の段階では、第0の階調
すなわち、R、G、Bの各階調レベルが共に“0”の信
号が1走査ラインの対応する色のピクセルを順に指定し
て出力されることになる。
【0025】図3は、被検査基板に入力される検査信号
のディジタル値と、このときこの被検査基板から出力さ
れるべきアナログ信号の特性を表わしたものである。横
軸は変数nが“0”から“255”まで256段階にわ
たって順に変化する様子を示しており、縦軸はそのとき
のRGBのアナログ信号32のレベルを示している。
今、変数nが“0”であるので、最低の階調の検査信号
31が1走査ラインにわたって出力されることになる。
【0026】この1走査ラインの階調ごとに異なる検査
信号31のディジタル値をDV で表わすものとする。C
PU23は、ディジタル値DV にLSB(最下位のビッ
ト)の半分を加えたディジタル値を第1のD/A変換器
25から第1の閾値信号38として出力させ、また、デ
ィジタル値DV からLSBの半分を減じたディジタル値
を第2のD/A変換器26から第2の閾値信号39とし
て出力させる(第2図ステップS105)。
【0027】図4は、これら2種類の閾値信号と検査信
号の表わす信号レベルとの関係を表わしたものである。
1走査ラインごとに検査信号31のディジタル値DV
1ステップずつ上昇していくが、これをそれぞれ挟む形
で第1の閾値信号38と第2の閾値信号39が配置され
る。この結果として、もし被検査基板21から出力され
るRGBのアナログ信号32のレベルが第1の閾値信号
38を越えたり第2の閾値信号39以下であると、対応
する第1または第2のコンパレータ36、37からその
区間だけL(ロー)レベルの信号が出力され、1走査区
間表示信号47がHレベルであっても3入力アンド回路
41から出力される演算結果49はLレベルに変化す
る。これにより、そのときの被検査基板21における対
応する信号処理のエラーが検出されることになる。
【0028】図5は、図1に示した基板検査装置の要部
の信号状態の一例を示したものである。同図(a)は被
検査基板21から出力される水平同期信号42を示した
ものである。この水平同期信号42に同期して各ライン
の走査が開始されることになる。同図(b)は1走査区
間表示信号47を表わしたものである。1走査区間表示
信号47がHレベルの区間で1走査ラインの各ピクセル
が順に所定の階調レベルで発光走査されることになる。
同図(c)は、クロック信号57を表わしている。この
クロック信号57は、アンド回路56で1走査区間表示
信号47と論理積をとっている結果として、1走査ライ
ンの各ピクセルが順に発光走査されている区間だけ発生
し、ピクセルの位置を特定するためのカウント値を第2
のカウンタ52によって計数させることになる。
【0029】同図(d)は、演算結果49を表わしたも
のである。3入力アンド回路41からはすでに説明した
ようにピクセル単位の処理にエラーが発生しているとき
にLレベルの信号状態の演算結果49L が出力される。
したがって、このときのクロック信号57のカウント値
を調べることにより、どのピクセルに対応する信号処理
にエラーが発生したかを特定することができる。
【0030】図2に戻って説明を続ける。ステップS1
05で第0の階調のR色について1ライン分のチェック
が終了したら、次のステップS106で変数nが“25
5”にまで増加しているかどうかのチェックが行われ
る。ここでは、変数nが“0”なので(N)、これが
“1”だけカウントアップされる(ステップS10
7)。すなわち、階調レベルが+1だけ増加する。そし
て、ステップS104およびステップS105に進み、
第1の階調のR色について1ライン分のチェックが行わ
れる。以下同様にして順次階調が増加していき、第25
5階調まで同様のチェックが行われる。
【0031】このようにして、R色についてのすべての
階調について1ライン分のチェックが終了したら(ステ
ップS106;Y)、変数mが“3”に到達しているか
どうかのチェックが行われる(ステップS108)。現
在、変数mは“1”なので(N)、これが“1”だけカ
ウントアップされる(ステップS109)。そして、ス
テップS102に進み、変数nが再び“0”に初期化さ
れて階調が再び最低のレベルとなる。そして、この状態
で今度は変数mが“2”に対応するRGB切替スイッチ
33の設定が行われる(ステップS103)。すなわ
ち、今度はG色のスイッチが代って選択されることにな
る。これ以降は、R色についてステップS104からS
106で説明したと同様の制御が行われる。つまり、R
色について階調“0”から階調“255”までの256
段階にわたって、合計256回の走査が行われ、それぞ
れについて各ピクセルごとの被検査基板21の信号処理
の異常の有無がチェックされる。
【0032】このようにして、G色についてのすべての
階調について1ライン分のチェックが終了したら(ステ
ップS106;Y)、変数mが“3”に到達しているか
どうかのチェックが行われる(ステップS108)。現
在、変数mは“2”なので(N)、これが“1”だけカ
ウントアップされる(ステップS109)。そして、ス
テップS102に進み、変数nが再び“0”に初期化さ
れて階調が再び最低のレベルとなる。そして、この状態
で今度は変数mが“3”に対応するRGB切替スイッチ
33の設定が行われる(ステップS103)。すなわ
ち、今度はB色のスイッチが代って選択されることにな
る。これ以降は、R色についてステップS104からS
106で説明したと同様の制御が行われる。つまり、B
色について階調“0”から階調“255”までの256
段階にわたって、合計256回の走査が行われ、それぞ
れについて各ピクセルごとの被検査基板21の信号処理
の異常の有無がチェックされる。
【0033】以上の処理が終了すると、ステップS10
8で変数mが“3”であると判別される(Y)。そこで
被検査基板21のチェックがすべて終了したことにな
る。これ以降は、その検査結果が正常であるかどうかの
判別と、異常の場合には被検査基板21のどのピクセル
に対応する信号処理回路あるいはメモリ領域に障害があ
るかを調べる手順となる。CPU23は、RAM55に
エラー時カウント値信号58が書き込まれているかどう
かをチェックする(ステップS110)。もし、該当す
る領域がオール“0”で、何も書き込まれていない場合
には(Y)、バスライン28に接続されている図示しな
い表示装置に被検査基板21が良品である旨の表示を行
う(ステップS111)。このような表示は、例えばC
RTあるいは液晶ディスプレイ上に文字で行うようにし
てもよいし、良品であることを示すランプを点灯させる
ことで行うようにしてもよい。
【0034】RAM55にエラー時カウント値信号58
が書き込まれている場合には(ステップS110;
N)、前記した表示装置に被検査基板21が不良品であ
る旨の表示を行う(ステップS112)。このような表
示は、例えばCRTあるいは液晶ディスプレイ上にそれ
ぞれエラーが発生したピクセルの位置を特定する情報を
文字で行うようにしてもよいし、単に不良品であること
を示すランプを点灯させることで行うようにしてもよ
い。プリンタで不良箇所に関する情報をプリントアウト
するようにしてもよい。
【0035】もし、被検査基板21内に各色およびそれ
ぞれの色の1走査ラインにおける信号の処理結果を一旦
格納するメモリあるいは処理回路が複数に分かれて配置
されているような場合には、不良品であることを表わす
表示の際に、どのメモリあるいは処理回路に障害がある
可能性があるかを表示するようにしてもよい。この場
合、作業者は該当するメモリあるいは処理回路を交換し
てみて、同様の検査を再度行い、良品となればその被検
査基板21を使用可能な部品とする。不良品のままであ
れば、それらのメモリあるいは処理回路以外の部分で障
害が発生しているものとして、必要な処置をとることに
なる。
【0036】以上説明した実施例では256階調の出力
を行うRGBディスプレイ基板の検査について説明した
が、これ以外の階調数のRGBディスプレイ基板につい
ても同様の検査が可能である。また、実施例では合否の
基準としてLSBの半分の幅としたが、これ以外の基準
を設けることは自由である。
【0037】更に実施例ではRGBディスプレイ基板が
1走査ライン分の出力を行う回路基板であることを前提
として1走査ラインに対応する回路障害を検査すること
にしたが、複数走査ライン分あるいはページ分の処理を
行う基板であれば、これらに対応する走査ラインで同様
の検査を行うようにすればよいことは当然である。ま
た、実施例ではRGBの検査を順に一度で行うようにス
イッチ操作を行ったが、閾値のチェックを行う回路を3
系統用意し、パラレルに処理するようにしてもよい。こ
れにより、検査結果が更に高速で得られることになる。
この場合にはメモリを各色別に用意してもよいし、3つ
の領域に分割し書き込むようにしてもよい。1つのRA
Mへの書き込みが競合する可能性がある場合には、その
手前にバッファメモリを用意しておくことも有効であ
る。
【0038】更に、RGBの検査を1つずつ行って、そ
のたびにエラーが生じなければメモリ(RAM)の内容
および第2のカウンタ52の内容をリセットするように
してもよい。また、実施例ではCPU23の制御内容を
表わしたプログラムをROM24に格納させたが、ディ
スク等の他の記憶媒体に格納しておいて、これを作業用
メモリに読み出すことで検査を行うようにしてもよい
し、検査の制御内容をシーケンサ等の回路素子を用いて
純粋に回路素子の組み合わせで構成することも可能であ
る。
【0039】また、実施例ではRGB3色それぞれを一
括して処理する信号を検査信号31として被検査基板2
1に供給し、RGB切替スイッチ33で検査の対象とな
る色の信号を分離することにしたが、1つ1つの色を別
々に指定する検査信号を用いて、RGB切替スイッチ3
3の使用を省略することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、時間測定手段によって時間を測定し、これに
同期してRGBディスプレイ基板の処理する各ピクセル
に対応して階調のチェックを行いエラーの生じているも
のについてのみ記憶手段にその判別結果を記憶させるこ
とにしたので、記憶手段にそれぞれの階調を所定のビッ
ト数で記憶させる場合と比べてはるかに少ない容量でエ
ラーの記憶をすることができ装置を安価に製造すること
ができる。
【0041】また、請求項2記載の発明によれば、クロ
ック信号をカウンタでカウントし、これに同期してRG
Bディスプレイ基板の処理する各ピクセルに対応して階
調のチェックを行い、エラーの生じているものについて
はカウンタのカウント値と対応づけて記憶手段に格納す
ることにした。したがって、記憶手段にそれぞれの階調
を所定のビット数で記憶させる場合と比べてはるかに少
ない容量でエラーの記憶をすることができる。また、ク
ロック信号に同期して処理を行い、カウント値をそのま
ま書き込むことにしたので、どの色、どの階調のどの位
置のピクセルに対応する回路部分に障害が発生している
かを正確かつ容易に特定することができる。
【0042】更に請求項3記載の発明では、クロック信
号を第2のカウンタでカウントすると共に、これに同期
してRGBディスプレイ基板から出力されるRGBの各
信号を許容限界信号発生手段から出力される上限および
下限の信号レベルと許容範囲判別手段によって順次判別
することにした。したがって、上限および下限の信号レ
ベルの設定によってRGBディスプレイ基板の試験を要
求に応じた厳しさあるいは緩やかさで実行することがで
きる。また、記憶手段にはエラーの発生するたびにカウ
ントする第1のカウンタのカウント値をアドレス情報と
した第2のカウンタのカウント値を記憶することにした
ので、どの色、どの階調のどの位置のピクセルに対応す
る回路部分に障害が発生しているかを正確かつ容易に特
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における基板検査装置と被
検査基板としてのRGBディスプレイ基板の接続関係の
要部を表わしたブロック図である。
【図2】 本実施例の基板検査装置の制御の流れを表わ
した流れ図である。
【図3】 被検査基板に入力される検査信号のディジタ
ル値と被検査基板から出力されるべきアナログ信号の特
性を表わした特性図である。
【図4】 本実施例における2種類の閾値信号と検査信
号の表わす信号レベルとの関係を表わした説明図であ
る。
【図5】 本実施例の基板検査装置の各部の信号状態の
変化を示したタイミング図である。
【図6】 従来のRGBディスプレイ基板の検査の様子
を表わした説明図である。
【図7】 従来の基板検査装置の回路構成の概要を表わ
したブロック図である。
【符号の説明】
21…被検査基板(RGBディスプレイ基板)、22…
第1のパラレルI/O、23…CPU、24…ROM、
25…第1のD/A変換器(許容限界信号発生手段)、
26…第2のD/A変換器(許容限界信号発生手段)、
27…第2のパラレルI/O、31…検査信号、32…
アナログ信号、36…第1のコンパレータ(許容範囲判
別手段)、37…第2のコンパレータ(許容範囲判別手
段)、44…クロック発生器、51…第1のカウンタ、
52…第2のカウンタ、55…RAM(記憶手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の時点からの時間の経過を測定する
    時間測定手段と、 表示画面の所定の走査範囲のそれぞれの走査位置にRG
    Bの各色で所定の複数の階調が時間測定手段で測定され
    た時間の経過に応じて順に表示されるような信号処理を
    指示したテスト用信号を検査対象としてのRGBディス
    プレイ基板に入力するテスト用信号供給手段と、 このテスト用信号の入力によってRGBディスプレイ基
    板から出力されるRGBの各信号がそれぞれ設定された
    階調を表わしているかどうかを前記時間測定手段の測定
    した時間との関係で順に判別する判別手段と、 この判別手段の判別した判別結果のうち設定された階調
    を表わしていないとされるものを前記時間測定手段の測
    定した時間と対応付けて記憶する記憶手段とを具備する
    ことを特徴とする基板検査装置。
  2. 【請求項2】 所定の時点からの予め定められた周波数
    のクロック信号を発生するクロック信号発生手段と、 このクロック信号をカウントするカウンタと、 表示画面の所定の走査範囲のそれぞれの走査位置にRG
    Bの各色で所定の複数の階調が前記クロック信号と同期
    して順に表示されるような信号処理を指示したテスト用
    信号を検査対象としてのRGBディスプレイ基板に入力
    するテスト用信号供給手段と、 このテスト用信号の入力によってRGBディスプレイ基
    板から出力されるRGBの各信号がそれぞれ設定された
    階調を表わしているかどうかを前記クロック信号に同期
    して順に判別する判別手段と、 この判別手段の判別した判別結果のうち設定された階調
    を表わしていないとされるものを前記カウンタのカウン
    トしたカウント値と対応付けて記憶する記憶手段とを具
    備することを特徴とする基板検査装置。
  3. 【請求項3】 所定の時点からの予め定められた周波数
    のクロック信号を発生するクロック信号発生手段と、 表示画面の所定の走査範囲のそれぞれの走査位置にRG
    Bの各色で表示可能な全階調が前記クロック信号と同期
    して順に表示されるような信号処理を指示したテスト用
    信号を検査対象としてのRGBディスプレイ基板に入力
    するテスト用信号供給手段と、 このテスト用信号の入力によってRGBディスプレイ基
    板から出力されるべきRGBの各信号に対してそれぞれ
    許容される上限および下限の信号レベルを前記クロック
    信号に同期して発生させる許容限界信号発生手段と、 前記テスト用信号の入力によってRGBディスプレイ基
    板から出力されるRGBの各信号が許容限界信号発生手
    段から出力される許容される上限および下限の信号レベ
    ルの範囲内にそれぞれ納まっているかどうかをクロック
    信号に同期してそれぞれ判別する許容範囲判別手段と、 この許容範囲判別手段によって許容範囲を逸脱したと判
    別された回数をカウントする第1のカウント手段と、 前記クロック信号発生手段が出力するクロック信号をカ
    ウントする第2のカウンタと、 第1のカウンタのカウント結果をアドレス情報として第
    2のカウンタのカウント結果をそれぞれ記憶する記憶手
    段とを具備することを特徴とする基板検査装置。
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