JPH0854289A - センサ取付構造 - Google Patents

センサ取付構造

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JPH0854289A
JPH0854289A JP6209400A JP20940094A JPH0854289A JP H0854289 A JPH0854289 A JP H0854289A JP 6209400 A JP6209400 A JP 6209400A JP 20940094 A JP20940094 A JP 20940094A JP H0854289 A JPH0854289 A JP H0854289A
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JP
Japan
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sensor
heating cylinder
sensor mounting
mounting structure
temperature
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JP6209400A
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English (en)
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Yoriichi Ninomiya
頼一 二宮
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SOKUON KOGYO KK
Original Assignee
SOKUON KOGYO KK
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/14Supports; Fastening devices; Arrangements for mounting thermometers in particular locations
    • G01K1/143Supports; Fastening devices; Arrangements for mounting thermometers in particular locations for measuring surface temperatures

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサを内蔵した保護部を取付具を介して測
定対象に確実かつ簡単に固定できるようにする。 【構成】 測定対象としての加熱筒33はヒータを内蔵
するとともに化学繊維糸を加工する通過孔35を有す
る。センサ取付具45は、対向するばね部47と、熱電
対センサ素線41を内蔵する保護管39を保持するセン
サ保持部49と、ばね部47の両先端から拡開する折曲
部51を有する。センサ保持部47に保護管39を差込
んだ状態で、センサ取付具45の折曲部51間を加熱筒
33に当てて押圧すると、センサ取付具45が加熱筒3
3にはまってこれに固定される。センサ取付具45が保
護管39を加熱筒33に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセンサ取付構造に係り、
測定対象の物理量を測定するセンサ、例えば温度センサ
をその測定対象へ取付けるセンサ取付構造の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、押出成形機、射出成形機、又は化
学繊維製造工程の延伸機や仮より機等には筒型の加熱部
が配置されている場合が多く、このような加熱筒に対し
てはこれに取付けた温度サンサからの測定値に基づき温
度制御装置や操作器を介してヒータ制御するのが一般的
である。
【0003】例えば化学繊維製造工程の高速延伸仮より
機(図示省略)に内蔵される加熱筒1は、図10に示す
ように、長さ約300mm、直径約8φ〜15φの円筒
形状を有し、この内部にヒータ3(破線で示す。)を螺
旋状に埋設し、その長手方向の両端にヒータ用端子5を
形成するとともに途中に温度センサ7を取付けた構成と
なっており、温度センサ7で直接測定した加熱筒1の測
定値PV(温度)と予め設定した例えば800℃と言っ
た目標値SVから温度制御装置9でPID演算等を行
い、その演算結果に基づき操作器11でヒータ3がオン
オフ制御される。
【0004】そして、高速延伸仮より機では、このよう
に温度制御された加熱筒1を貫通する通過孔13に化学
繊維糸15を高速で通過させながら、加熱、延伸するよ
うになっている。このように加熱筒1の温度を測定する
温度センサ7は、例えば図11に示すように、熱電対等
のセンサ素線17をステンレス鋼からなる保護部として
の保護管19内に挿通し、ステンレス鋼からなり途中を
分離したリング21にセンサ素線17の先端23をろう
付け接続するとともに、保護管19の途中をリング21
に溶着し、リング21の分離部から対向して突出させた
締付片25間に締付用ねじ27を貫通するようにねじ込
んだ構成となっている。
【0005】なお、符号29はセンサ素線17の他端に
設けられた端子板であり、上述した図10の温度制御装
置9等に接続される。そして、この温度センサ7は、ね
じ27を締付片25から外してリング21を開いて加熱
筒(図11では図示省略)1の外周に通した後、ねじ2
7を締付けることによってリング21を加熱筒1に固定
するようになっている。
【0006】また、温度センサ7の別の構成としては、
図12に示すように、保護管19の先端31をく字状に
折曲させるとともにリング21を貫通させて内部方向へ
突出させ、保護管19とリング21をろう接又は溶接し
た構成も知られている。この図12の温度センサ7は、
ねじ27を締付片25から外してリング21を開いて加
熱筒(図12では図示省略)1の外周に通すとともに、
リング21の内側へ突出した保護管19の先端31を加
熱筒1に設けた挿入孔(図示せず)に挿入し、ねじ27
を締付けることによってリング21を加熱筒1に固定し
て使用される。
【0007】もっとも、図12の温度センサ7は、保護
管19の先端31をリング21の内側から突出させない
構成のものもあり、この構成では先端31がリング21
の外周表面に溶接されている。ところが、そのような温
度センサ7では、保護管19が主にステンレス鋼からな
るので、高温下で使用すると金属ガスを発生し易く、セ
ンサ素線17に対して化学的浸食や金属疲労等の悪影響
を与える場合がある。
【0008】そのため、最近では高温測定を意図する温
度センサ7にあっては、内部のセンサ素線17と化学組
成の近い金属材料で保護管19を形成し、この保護管1
9をリング21に溶接固定したものを使用する傾向にあ
る。例えば、N熱電対やK熱電対(IEC)に対して
は、貴金属ニッケルを主体としてシース合金(例えばナ
イクロベル:商標名)を保護管19として使用すれば、
高温環境下で使用しても安定した特性が得られるし、経
時的変化も少なく、かつ長寿命であることが分ってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにセンサ素線17と同種の金属材料を保護管19
に使用した温度センサ7では、一般に、その金属材料の
融点がステンレス鋼のそれより高いため、保護管19を
リング21にうまく溶接できなかったり溶接に手間取る
ことがあるうえ、高い溶接温度によって保護管19内の
センサ素線17等に変質や断線が生じる心配もあり、セ
ンサ素線17に近い金属材料で保護管19を形成してリ
ング21に溶接することには難点がある。
【0010】また、上述した図11又は図12に示した
センサ取付具としてのリング21は、ねじ27で締付け
る構成となっているが、高温環境下で使用し続けると、
ねじ27がリング21に焼付き易く、経時的な耐久性に
も改善の余地があるうえ、小型の加熱筒1に対してはね
じ27自体が非常に小さなものとなるため、取り付ける
作業も煩雑であった。
【0011】そのため、熱電対のセンサ素線17の化学
的浸食や金属疲労を防ぐために選択した材料が巧く生か
されない状況にあり、高温測定を目的とする温度センサ
7の保護管19として内部のセンサ素線17に近い金属
材料を用いた構成において、保護管19を測定対象に確
実かつ簡単に固定できる構成が望まれていた。本発明は
このような状況の下になされたもので、センサを内蔵し
た保護部を測定対象に確実かつ簡単に固定できるセンサ
取付構造の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明のセンサ取付構造は、測定対象と、この
測定対象の物理量を測定するセンサを内蔵した長尺状セ
ンサ保護部と、開放する両先端部間からその測定対象の
外周に弾性的に挟み込まれるセンサ取付具と、このセン
サ取付具に形成されセンサ保持部であって、差込まれた
そのセンサ保護部をその測定対象の外周に当接するよう
に保持するセンサ保持部を有する構成となっている。
【0013】そして、本発明は、上記測定対象の外周に
挿入孔を形成し、上記センサ保持部に保持された状態で
その挿入孔に挿入される挿入部を上記センサ保護部に形
成すると良い。また、本発明は、上記センサ保持部に係
止されこれからの抜けを抑える係止部を上記センサ保護
部に形成すると良い。さらに、本発明は、上記センサ取
付具の両先端に拡開方向に折曲する折曲部を形成し、こ
れら折曲部にはめられて拡開を抑える拡開防止部材を具
備する構成も可能である。
【0014】
【作用】このような手段を備えた本発明では、センサを
内蔵したセンサ保護部をセンサ保持部に保持させた状態
でセンサ取付具の両先端部間を測定対象の外周に合せて
挟み込めば、センサ取付具が測定対象を挟んでこの外周
に固定されるとともに、センサ保護部が測定対象の外周
に当接される。そして、上記測定対象の外周に挿入孔を
形成する一方、挿入部をセンサ保護部に形成する構成で
は、センサ取付具を測定対象に固定させた状態でセンサ
保護部の一部が測定対象内に挿入される。
【0015】また、係止部を上記センサ保護部に形成す
る構成では、その係止部がセンサ保持部に係止されてそ
のセンサ保護部が上記センサ取付具から抜け難い。さら
に、折曲部を上記センサ取付具に形成するとともに拡開
防止部材を具備する構成では、先端部間を開いてセンサ
取付具を測定対象の外周に挟み込んだ状態で、その拡開
防止部材によって両先端部間の拡開が抑えられる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1および図2は本発明に係るセンサ取付構造の一
実施例を示す分解斜視図および斜視図である。図1およ
び図2において、測定対象としての小型の加熱筒33
は、例えば図10の加熱筒1と同様に化学繊維糸の製造
工程で使用される高速延伸仮より機(図示せず。)等に
配置されており、その長手方向に貫通する通過孔35を
有し、図1や図2では図示しない化学繊維糸が通過する
ようになっている。なお、図1および図2では図10に
示したヒータや端子の図示も省略した。
【0017】加熱筒33の温度を直接測定する温度セン
サ37は、細長い保護管39とこの内部に挿入された2
本の熱電対センサ素線41から形成されてシース状構成
を有し、保護管39の先端がL字形に折曲して加熱筒3
3との当接部43となっており、保護管39の先端すな
わち当接部43の内部で2本のセンサ素線41が接続さ
れている。保護管39の他方の端には上述した図11の
ように外部接続用の端子板が接続されるが、図示を省略
する。
【0018】センサ素線41を保護する保護管39は、
センサ素線41に対して化学組成の近い金属材料、例え
ばN熱電対やK熱電対(IEC)に対して貴金属ニッケ
ルを主体としてシース合金材料でそれ自体又は外周が形
成されている。温度センサ37を加熱筒33に取付ける
センサ取付具45は、ばね部47、センサ保持部49お
よび折曲部51を有し、ステンレス鋼、りん青銅、ベリ
リウム銅合金、黄銅、洋白等のように加工が容易で弾性
に富む材料から打ち抜き、折曲成形されている。
【0019】すなわち、帯状の弾性材料を加熱筒33の
外形形状に合せて横断面C字状に湾曲形成し、この湾曲
部の途中を半円状に小さく突出させるとともに湾曲部の
両先端を外側へ若干折曲させた形状を有し、半円状の突
出部が保護管39の差込まれるセンサ保持部49とな
り、このセンサ保持部49の両側の湾曲部が対向するば
ね部47となり、このばね部47の開放先端が折曲部5
1となっている。そして、センサ保持部49に保護管3
9の当接部43を差込んだ状態で、センサ取付具45の
折曲部51間を加熱筒33に当てて押し付ければ、ばね
部47間が弾性的に広がって加熱筒33の外周にはま
り、ばね部47間で加熱筒33が弾性的に挟まれる。
【0020】そのため、ばね部47間で加熱筒33を確
実又は強く挟むために、センサ取付具45の内形状は保
護管39の外形形状に近く加熱筒33の直径より若干小
径にすると良い。さらに、保護管39の当接部43を加
熱筒33へ十分に当接させ、センサ素線41への熱伝導
を向上させるとともに保護管39の移動や抜けを防止す
るためには、センサ保持部49の内形形状を保護管39
の外形形状とほぼ同じようにすると良い。
【0021】このようなセンサ取付構造では、センサ保
持部49に保護管39の当接部43を差込んだ状態で、
センサ取付具45の折曲部51間を加熱筒33に当てて
押し付ければ、ばね部47間が弾性的に広がって加熱筒
33の外周にはまり、その後はばね部47間で加熱筒3
3が弾性的に挟まれてセンサ取付具45が加熱筒33の
外周に固定される一方、センサ保持部49によって保護
管39の当接部43が固定されるとともに加熱筒33へ
当接され、加熱筒33からの熱が保護管39を介してセ
ンサ素線41へ伝導される。なお、温度センサ37の当
接部43は、センサ取付具45を加熱筒33にはめた後
にセンサ保持部49に圧入することも可能である。
【0022】このように本発明のセンサ取付構造は、セ
ンサ取付具45の折曲部51間を加熱筒33に当てて押
し付けるだけで、センサ取付具45の加熱筒33への固
定、並びに保護管39の固定および加熱筒33への当接
が確保される一方、温度センサ37とこれを加熱筒33
へ取り付けるセンサ取付具45とが独立した状態で差込
みやはめ込み等によって組立てられるから、温度センサ
37をセンサ取付具45へ溶接する必要がなく、内部の
センサ素線41に近い金属材料で保護管39を形成して
も支障がない。しかも、従来例のようにリング21を締
付けるねじ27が不要であるから、高温環境下で長期間
使用しても不都合はなく、耐久性が良好である。
【0023】図3は、温度センサ37を測定対象である
加熱筒33に取り付けた状態を示した横断面図であり、
同図からも加熱筒33の外周にセンサ取付具45が巻き
付くようにしっかりと固定されるとともに、保護管39
が加熱筒33に圧接されていることが分る。しかも、セ
ンサ取付具45の先端が折曲部51となって拡開方向に
折れ曲っているから、センサ取付具45を加熱筒33に
当て易いうえ押し付け易い。なお、センサ取付具45を
加熱筒33にはめこむ際に、加熱筒33を傷つけないよ
うに折曲部51の内側を滑らかな曲面にすると良いであ
ろう。もっとも、本発明において、センサ取付具45の
折曲部51は必須ではない。
【0024】また、温度センサ37の当接部43を保持
するセンサ保持部49は、図1や図2に示したように、
センサ取付具45の中央上部とすれば、センサ取付具4
5を加熱筒33へ取付け易いし、加熱筒33へ強く接触
させることが容易となるが、ばね部47の何れの箇所に
形成するかは任意であり、折曲部51付近に設けること
も可能である。さらに、センサ保持部49の横断面形状
は、温度センサ37の当接部43の外形形状に合せて任
意に選択可能であるが、確実な保持や加熱筒33への圧
接を確保する観点から、横断面形状を半円状や楕円状と
することが好ましい。
【0025】次に、本発明の他の実施例を説明する。図
4および図5は、本発明に係るセンサ取付構造の他の実
施例を説明する分解斜視図および斜視図である。この構
成は、上述した図1および図2の構成に対し、温度セン
サ37の当接部43の先端を更にL字形に加熱筒33方
向へ折曲した挿入部53を形成し、この挿入部53の内
部で2本のセンサ素線41を接続する一方、加熱筒33
の外周にその挿入部53の挿入される挿入孔55を形成
したものであり、センサ保持部49に保護管39の当接
部43を差込み、センサ取付具45を加熱筒33の外周
にはめる過程で、温度センサ37の挿入部53を加熱筒
33の挿入孔55へ差込むようにしてセンサ取付具45
で加熱筒33を挟むものである。
【0026】このようなセンサ取付構造では、上述した
効果に加えて、温度センサ37の先端の挿入部53が加
熱筒33の挿入孔55に係止された状態となるから、振
動等によって温度センサ37がセンサ取付具45から外
れ難くなるうえ、温度センサ37の先端、すなわち熱電
対の主要部としてのセンサ素線41の接続部が加熱筒3
3の内部に位置するから、加熱筒33の温度をより一層
正確かつ直接的に測定できる。なお、加熱筒33の挿入
孔55はその加熱筒33自体に設ける他、加熱筒33の
周囲に配置した保温帯や保護具等に設けても良く、挿入
孔55の形状や形成方向は任意であるが、温度センサ3
7の挿入部53の外形に合わせた方が好ましいし、斜方
向や曲線状に凹設することが可能である。
【0027】さらに、図6および図7は、本発明の他の
実施例を示す分解斜視図および斜視図である。この構成
は、温度センサ37の当接部43の先端部をL字形に加
熱筒33から離れる方向例えば上方向へ折曲させ、セン
サ取付具45に係止される係止部57を当接部43の先
端に形成したものであり、センサ保持部49からその係
止部57を突出させるように当接部43をセンサ保持部
49に差込んだ状態でセンサ取付具45を加熱筒33に
挟む構成である。なお、2本のセンサ素線41の接続部
は係止部57に至らないセンサ保持部49部分で当接部
43の内部に位置している。
【0028】このようなセンサ取付構造では、温度セン
サ37の先端部がセンサ取付具45に係止される係止部
57を有するから、上述した図1や図2の構成による効
果に加えて、振動等によって温度センサ37がセンサ取
付具45から外れ難い。このような図6および図7の構
成において、温度センサ37の係止部57は、加熱筒3
3に対して垂直方向に立上げ折曲する必要はなく、鈍角
や鋭角方向に折曲しても良いし、折曲せずに温度センサ
37の当接部43の先端をセンサ保持部49の内径より
大きな外形の例えば球状の如き係止部としても良い。そ
して、温度センサ37の当接部43の先端には、図4お
よび図5の挿入部53および係止部57の両方を形成し
て実施可能である。
【0029】さらに、図8および図9は本発明に係る他
の実施例を示す分解斜視図および断面図であり、上述し
た図1〜図7に示す構成に対し、センサ取付具45の両
先端部に形成した折曲部51の根元、すなわちばね部4
7から折曲部51に移る狭作部59に、折曲部51間の
拡開を防止する拡開防止ばね61のはめ込みを可能にし
た構成となっている。この拡開防止ばね61は、針金状
にしてセンサ取付具45と同様な金属材料を例えばC字
状に曲げ加工して形成されたばね性の良好なものであ
り、両折曲部51の根元間(狭作部59)に1ターン又
は数ターン巻いて先端を締付けて使用される。もっと
も、先端を締付けないで単にはめこむ構成も可能であ
る。
【0030】このように拡開防止ばね61を用いる構成
では、加熱筒33にはめたセンサ取付具45の折曲部5
1間の拡開が防止され、加熱筒33に対するセンサ取付
具45が強固に締付け固定できる。なお、上述した各実
施例において、測定対象としての加熱筒33は横断面円
形であるとして説明したが、本願はこれに限定されな
い。例えば、断面楕円や多角形断面の加熱筒でも実施可
能であり、ばね部47の形状を測定対象の外周形状に合
せて形成すれば良い。
【0031】ところで、上述した各実施例では、センサ
として温度センサ37を例にして説明したが、本発明で
はこれに限定されず、各種のセンサを測定対象に固定す
る構成で実施可能であるし、上述した各実施例を各々組
合せて実施可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明のセンサ取付
構造には、開放する両先端部間からその測定対象の外周
に弾性的に挟み込まれるセンサ取付具にセンサ保持部を
形成し、センサを内蔵したセンサ保護部をその測定対象
の外周に当接させた状態でそのセンサ保持部に保持させ
る構成としたから、測定対象の物理量を測定するセンサ
と、これを取付けるセンサ取付具が独立し、センサをセ
ンサ取付具に溶接する必要がなくなり、高い溶接温度に
よって保護部内のセンサ素線等に変質や断線が生じな
い。しかも、センサ取付具を測定対象の外周に当てて押
込むだけで挟むように固定されるから、確実かつ簡単に
固定できるうえ、測定対象への取付用ねじが不要である
から、高温環境下で使用しても経時的な耐久性が良好で
ある。特に、本発明のセンサ取付構造は、高温測定を目
的とする温度センサの保護部に内部センサ素線に近い金
属材料を用いた構成において有用である。そして、上記
測定対象の外周に挿入孔を形成し、この挿入孔に挿入す
る挿入部をセンサ保護部に形成する構成では、センサ取
付具を測定対象に固定させた状態でセンサ保護部の先端
を測定対象内に挿入できるから、上述した効果に加え
て、センサの先端が測定対象の内部に位置するためより
正確な温度測定が可能になるうえ、センサ保護部が機械
の振動等によってセンサ取付具から容易に外れ難く、信
頼性が高い。また、係止部をセンサ保護部に形成する構
成では、その係止部がセンサ保持部に係止されてセンサ
保護部がセンサ取付具から抜け難くなり、機械の振動等
によって容易にセンサ保護部がセンサ取付具から抜けな
くなり、機械的な信頼性が向上する。さらに、折曲部を
センサ取付具に形成するとともに拡開防止部材を具備す
る構成では、先端部間を開いてセンサ取付具を測定対象
の外周に挟み込んだ状態で、拡開防止部材によって両先
端部間の拡開を抑えることができるから、例えば高温の
環境下でセンサ取付具のばね性が多少弱くなっても、セ
ンサ取付具が測定対象から外れ難く、信頼性が高くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンサ取付構造の一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】図1のセンサ取付構造を示す斜視図である。
【図3】図1のセンサ取付構造を示す横断面図である。
【図4】本発明に係るセンサ取付構造の別の実施例を示
す分解斜視図である。
【図5】図4のセンサ取付構造を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るセンサ取付構造の別の実施例を示
す分解斜視図である。
【図7】図6のセンサ取付構造を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るセンサ取付構造の更に他の実施例
を示す要部分解斜視図である。
【図9】図8のセンサ取付構造の横断面図である。
【図10】加熱筒とこれを温度制御する制御系を示すブ
ロック図である。
【図11】従来の温度センサを示す正面図である。
【図12】従来の別の温度センサを示す正面図である。
【符号の説明】
1、33 加熱筒(測定対象) 3 ヒータ 5 端子 7、37 温度センサ(センサ) 9 温度制御装置 11 操作器 13、35 通過孔 15 化学繊維糸 17、41 センサ素線 19、39 保護管(保護部) 21 リング 23、31 先端 25 締付片 27 ねじ 29 端子板 43 当接部 45 センサ取付具 47 ばね部 49 センサ保持部 51 折曲部 53 挿入部 55 挿入孔 57 係止部 59 狭作部 61 拡開防止ばね(拡開防止部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象と、 この測定対象の物理量を測定するセンサを内蔵した長尺
    状センサ保護部と、 開放する両先端部間から前記測定対象の外周に弾性的に
    挟み込まれるセンサ取付具と、 このセンサ取付具に形成され、差込まれた前記センサ保
    護部を前記測定対象の外周に当接するよう保持するセン
    サ保持部と、 を具備することを特徴とするセンサ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記測定対象は外周に挿入孔を有し、前
    記センサ保護部はセンサ保持部に保持された状態で前記
    挿入孔に挿入される挿入部を有する請求項1記載のセン
    サ取付構造。
  3. 【請求項3】 前記センサ保護部は前記センサ保持部に
    係止されこれからの抜けを抑える係止部を有する請求項
    1又は2記載のセンサ取付構造。
  4. 【請求項4】 前記センサ取付具は拡開方向に折曲する
    折曲部を前記開放先端部に有し、これら折曲部にはめら
    れて拡開を抑える拡開防止部材を有する請求項1〜3の
    いずれか1項記載のセンサ取付構造。
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