JP5072023B2 - 温度ヒューズ - Google Patents

温度ヒューズ Download PDF

Info

Publication number
JP5072023B2
JP5072023B2 JP2007277873A JP2007277873A JP5072023B2 JP 5072023 B2 JP5072023 B2 JP 5072023B2 JP 2007277873 A JP2007277873 A JP 2007277873A JP 2007277873 A JP2007277873 A JP 2007277873A JP 5072023 B2 JP5072023 B2 JP 5072023B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
divided
coil spring
thermal fuse
constriction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007277873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009105000A (ja
Inventor
英雄 近澤
大志 小田
Original Assignee
株式会社パロマ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社パロマ filed Critical 株式会社パロマ
Priority to JP2007277873A priority Critical patent/JP5072023B2/ja
Publication of JP2009105000A publication Critical patent/JP2009105000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5072023B2 publication Critical patent/JP5072023B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fuses (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、貯湯式湯沸器等のガス燃焼器具に用いられる温度ヒューズに関する。
貯湯式湯沸器やガス瞬間湯沸器等のガス燃焼器具には、燃焼室や熱交換器の過熱防止のために温度ヒューズが設けられる。この温度ヒューズは、一対のリード線間を導体となる合金で接合したもので、過熱によって合金が溶断することでリード線間の導通を遮断して電気回路の動作を停止させるものである(例えば特許文献1参照)。
特開平9−42655号公報
しかし、従来の温度ヒューズは、作動温度が100℃〜200℃程度のものが一般的で、例えば400℃等の高温で作動させるためには、高価な金属が必要となる上、作動温度の設定が難しくなってしまう。
そこで、本発明は、コストの掛からない簡単な構成で、200℃を超える作動温度でも正確なタイミングで回路が遮断可能となる温度ヒューズを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、両端にリード線が接続されて所定温度で溶断する導体に、導体を伸張方向へ付勢する付勢手段を設けた温度ヒューズであって、導体を一対の分割導体に分割し、一方の分割導体に、断面積が最小となるくびれを根元に形成したネジ部を、他方の分割導体に、ネジ部が螺合可能なネジ孔を夫々設けて、ネジ部のネジ孔へのねじ込みによって分割導体同士を連結させることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項の構成において、付勢手段をコンパクトに設けるために、付勢手段を、導体に外装した一対のキャップ間で導体へ同軸で外装されるコイルバネとしたことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項の構成において、過熱をより正確に検出するために、付勢手段を、導体に連結した一対の連結部材間で導体と平行に支持されるコイルバネとしたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、導体には付勢手段によって常に引張力が加わるため、過熱時には導体の融点で確実に破断させることができる。よって、200℃を超える作動温度でも正確なタイミングで回路が遮断可能となる。また、この作動温度の設定は、導体の断面積と付勢手段の付勢力との関係の設定によって簡単に得られるため、コストアップも少なくて済む。
そして、くびれの径が異なる分割導体の交換によって作動温度を容易に変更可能となる。また、付勢手段の組み付けも簡単に行える。
請求項に記載の発明によれば、請求項の効果に加えて、付勢手段を温度ヒューズへコンパクトに設けることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項の効果に加えて、付勢手段が導体の外側に位置するため導体を熱源に近づけることができる。よって、過熱をより正確に検出して作動可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[形態1]
図1(A)は、温度ヒューズの一例を示す説明図で、温度ヒューズ1において、2は導体で、アルミニウム製で軸状の一対の分割導体3,3に分割されている。この分割導体3,3は、同軸上に配置され、夫々の外端部には、リード線4が挿入されてネジ5によって導通状態で接続されている。また、分割導体3の互いの対向面において、一方の分割導体3には、根元にくびれ7を形成したネジ部6が同軸で突設され、他方の分割導体3には、ネジ部6が螺合可能なネジ孔8が形成されて、ネジ部6をネジ孔8へねじ込むことで、分割導体3,3同士を導通状態で接続している。ここではくびれ7が導体2における断面積の最小部分となっている。
さらに、各分割導体3の対向面側となる内端部には、ネジ部6とネジ孔8との螺合と干渉しないように中央に貫通孔10を形成したキャップ9が夫々対向状に被着され、両キャップ9の外周に周設したフランジ11,11の間に、付勢手段となるコイルバネ12が導体2と同軸且つ圧縮状態で介在されて、その付勢力Fによりキャップ9,9を介して分割導体3,3は互いの離間方向へ伸張付勢されている。13,13は、互いに異なるフランジ11におけるコイルバネ12の受け面との間から両キャップ9,9の周面に跨って外装された絶縁材である。
以上の如く構成された温度ヒューズ1は、例えば貯湯式湯沸器の燃焼室に設置されて、バーナへの燃料ガスの供給路を開閉するマグネット電磁弁の駆動回路内に組み込まれて使用される。
まず、燃焼室が過熱しない正常な燃焼状態(図1(A))では、ネジ部6のくびれ7の耐力がコイルバネ12の付勢力Fを上回るため、分割導体3,3同士の接続は維持され、マグネット電磁弁は開弁保持されて燃焼は継続する。
一方、燃焼室の過熱によって温度ヒューズ1が高温にさらされ、ネジ部6の温度が融点付近まで上昇すると、コイルバネ12の付勢力によって最も小径のくびれ7に応力が集中するため、同図(B)に示すように、くびれ7が引っ張られて変形し、断面積が減少する。そして、当該過熱状態が継続すると、同図(C)に示すように、くびれ7がさらに引っ張られて断面積が減少し、融点に達すると当該位置で破断する。このくびれ7の断面積の減少による抵抗値の増大或いは破断によってマグネット電磁弁の駆動回路の導通が遮断されるため、マグネット電磁弁が閉弁してバーナへの燃料ガスの供給が停止することになる。
このネジ部6のくびれ7における断面積の減少或いは破断のタイミングを、くびれ7の断面積とコイルバネ12の付勢力Fとの関係で設定すれば、作動温度を200℃〜400℃程度の高温とすることができる。例えば、アルミニウム製の分割導体3をφ10mmで軸方向長さを22mm、ネジ部6をM4、くびれ7をφ3mm、正常時(図1(A))でのフランジ11,11間のコイルバネ12の軸長を約20mmとした場合、同図(B)の370℃でくびれ7の伸びは同図(A)の略2倍となり、同図(C)で略3倍となって約400℃で破断する。
このように、上記形態の温度ヒューズ1によれば、両端にリード線4が接続されて所定温度で溶断する導体2に、導体2を伸張方向へ付勢するコイルバネ12を設けたことで、導体2にはコイルバネ12によって常に引張力が加わるため、過熱時には導体2の融点で確実に破断させることができる。よって、200℃を超える作動温度でも正確なタイミングで回路が遮断可能となる。また、この作動温度の設定は、導体2のくびれ7の断面積とコイルバネ12の付勢力との関係の設定によって簡単に得られるため、コストアップも少なくて済む。
特にここでは、導体2を一対の分割導体3,3に分割し、一方の分割導体3に、断面積が最小となるくびれ7を根元に形成したネジ部6を、他方の分割導体3に、ネジ部6が螺合可能なネジ孔8を夫々設けて、ネジ部6のネジ孔8へのねじ込みによって分割導体3,3同士を連結させているので、くびれの径が異なる分割導体の交換によって作動温度を容易に変更可能となる。また、キャップ9やコイルバネ12の組み付けも簡単に行える。
さらに、付勢手段を、分割導体3,3へ対向状に外装した一対のキャップ9,9間で導体2へ同軸で外装されるコイルバネ12としたことで、付勢手段を温度ヒューズ1へコンパクトに設けることができる。
[形態2]
次に、本発明の他の形態を説明する。なお、形態1と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
図2(A)に示す温度ヒューズ1aにおいては、キャップに代えて、ネジ部6に一端が貫通され、他端が導体2の側方へL字状に張り出す一対の連結部材14,14が設けられている。この連結部材14の一方に、導体2と平行なガイド軸15が突設されて他方の連結部材14を貫通しており、連結部材14,14の間でガイド軸15に、付勢手段となるコイルバネ16が導体2と平行に外装されるものである。なお、ここでの絶縁材17は、ガイド軸15の外周と一方の連結部材14におけるコイルバネ16の受け面とに跨って外装されている。
よって、この温度ヒューズ1aにおいても、燃焼室が過熱しない正常な燃焼状態(図2(A))では、ネジ部6のくびれ7の耐力がコイルバネ16の付勢力Fを上回るため、分割導体3,3同士の接続は維持され、マグネット電磁弁は開弁保持されて燃焼は継続する。
一方、燃焼室の過熱によって温度ヒューズ1aが高温にさらされ、ネジ部6の温度が融点付近まで上昇すると、くびれ7に応力が集中して、同図(B)に示すようにくびれ7が引っ張られて変形し、断面積が減少する。そして、当該過熱状態が継続すると、同図(C)に示すように、くびれ7がさらに引っ張られて断面積が減少し、融点に達すると当該位置で破断する。この断面積の減少による抵抗値の増大或いは破断によってマグネット電磁弁の駆動回路の導通が遮断されて、バーナへの燃料ガスの供給が停止することになる。よって、くびれ7における断面積の減少或いは破断のタイミングを、くびれ7の断面積とコイルバネ16の付勢力Fとの関係で設定すれば、作動温度を200℃〜400℃程度の高温とすることができる。
このように、上記形態2の温度ヒューズ1aにおいても、導体2を伸張方向へ付勢するコイルバネ16を設けたことで、過熱時には導体2の融点で確実に破断させることができ、200℃を超える作動温度でも正確なタイミングで回路が遮断可能となる。また、作動温度の設定は、導体2のくびれ7の断面積とコイルバネ16の付勢力との関係の設定によって簡単に得られるため、コストアップも少なくて済む。
特にここでは、付勢手段を、分割導体3,3に連結した一対の連結部材14,14間で導体2と平行に支持されるコイルバネ16としたことで、コイルバネ16が導体2の外側に位置するため導体2を熱源に近づけることができる。よって、形態1に比較して過熱をより正確に検出して作動可能となるという利点が得られる。
なお、上記形態1,2では、付勢手段としてコイルバネを採用しているが、板バネや皿バネ等の他の弾性体を採用してもよいし、バネに限らず、錘や金属の線膨張等を利用して導体の引張付勢を図ってもよい。特に形態1では、分割導体間の間隔によってはキャップをなくし、分割導体の対向面間にコイルバネ等を介在させても差し支えない。但し、上記形態のようなキャップを使用すると、分割導体の対向面間の距離を小さくしてコイルバネの長さを大きくすることができ、破断に必要なコイルバネのストローク(破断時は元の長さの3倍以上伸ばす必要がある)が容易に確保可能となり、好ましい態様となる。
また、分割導体のネジ部とネジ孔とを互いに逆にしてもよい
さらに、分割導体は軸状に限らず、板状であってもよい
その他、導体はアルミニウム製に限らず、亜鉛やこれらの合金製であっても差し支えない。
形態1の温度ヒューズの説明図で、(A)が通常状態、(B)が過熱状態、(C)が破断直前状態を夫々示す。 形態2の温度ヒューズの説明図で、(A)が通常状態、(B)が過熱状態、(C)が破断直前状態を夫々示す。
符号の説明
1,1a・・温度ヒューズ、2・・導体、3・・分割導体、4・・リード線、6・・ネジ部、7・・くびれ、8・・ネジ孔、9・・キャップ、12,16・・コイルバネ、14・・連結部材。

Claims (3)

  1. 両端にリード線が接続されて所定温度で溶断する導体に、前記導体を伸張方向へ付勢する付勢手段を設けた温度ヒューズであって、
    前記導体を一対の分割導体に分割し、一方の分割導体に、断面積が最小となるくびれを根元に形成したネジ部を、他方の分割導体に、前記ネジ部が螺合可能なネジ孔を夫々設けて、前記ネジ部の前記ネジ孔へのねじ込みによって前記分割導体同士を連結させることを特徴とする温度ヒューズ。
  2. 前記付勢手段を、前記導体に外装した一対のキャップ間で前記導体へ同軸で外装されるコイルバネとしたことを特徴とする請求項に記載の温度ヒューズ。
  3. 前記付勢手段を、前記導体に連結した一対の連結部材間で前記導体と平行に支持されるコイルバネとしたことを特徴とする請求項に記載の温度ヒューズ。
JP2007277873A 2007-10-25 2007-10-25 温度ヒューズ Expired - Fee Related JP5072023B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007277873A JP5072023B2 (ja) 2007-10-25 2007-10-25 温度ヒューズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007277873A JP5072023B2 (ja) 2007-10-25 2007-10-25 温度ヒューズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009105000A JP2009105000A (ja) 2009-05-14
JP5072023B2 true JP5072023B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=40706457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007277873A Expired - Fee Related JP5072023B2 (ja) 2007-10-25 2007-10-25 温度ヒューズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5072023B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5327916B2 (ja) * 2012-02-07 2013-10-30 東芝エレベータ株式会社 エレベータ装置
CN110828256B (zh) * 2019-11-28 2021-11-12 国网福建省电力有限公司将乐县供电公司 一种便于更换熔体的安全熔断器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4816263Y1 (ja) * 1969-11-20 1973-05-09

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009105000A (ja) 2009-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9691576B2 (en) Temperature-dependent switch
JP2009224315A (ja) 電磁スイッチ
JP6316724B2 (ja) 熱遮断装置
KR101241629B1 (ko) 열응동 개폐기
JP5072023B2 (ja) 温度ヒューズ
JP6078859B2 (ja) 熱応動開閉器、および、その製造方法
CN201122558Y (zh) 温度电流保护器
US6710310B2 (en) Heating element with integrated heat safety device
JPH0854289A (ja) センサ取付構造
TWI601921B (zh) Heating device
US10749333B2 (en) Thermal limiter fuse system for electric motor protection
KR100980999B1 (ko) 차량용 시거라이터조립체
JP2858001B2 (ja) サーマルプロテクタ
JP2010282787A (ja) 熱動式引き外し装置および回路遮断器
US20230283140A1 (en) Motor protector
KR102067670B1 (ko) 고전압용 전류단락휴즈
JP2009099509A (ja) 温度ヒューズ内蔵型抵抗器
JPH09180612A (ja) サーマルプロテクタ
EP3757379B1 (en) Electric air heating device comprising a tightening device with integrated fuse, engine and vehicle comprising the same
EP3117192B1 (en) Thermocouple and method for making the same
JP6351842B2 (ja) 回路遮断器の熱動引き外し機構
JP2007278184A (ja) 電動圧縮機用保護装置
JP2001057763A (ja) モータ制御装置
JPH0822757A (ja) 過負荷保護装置
JP2024043516A (ja) 高電力用途用のサーマルカットオフデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees