JPH0854003A - 走行車両のバルブシステム - Google Patents

走行車両のバルブシステム

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JPH0854003A
JPH0854003A JP18758194A JP18758194A JPH0854003A JP H0854003 A JPH0854003 A JP H0854003A JP 18758194 A JP18758194 A JP 18758194A JP 18758194 A JP18758194 A JP 18758194A JP H0854003 A JPH0854003 A JP H0854003A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ミッションケース2に形成した開口3を閉鎖
するカバー4の内外面に内装バルブユニット5と外装バ
ルブユニット6とを設け、前記外装バルブユニット6を
油圧ポンプと接続させると共に少なくとも1つのアクチ
ュエータを制御する制御バルブを設け、前記内装バルブ
ユニット5にその他のアクチュエータを制御する制御バ
ルブを設け、前記カバー4に外装バルブユニット6から
内装バルブユニット5の各制御バルブに作動油を供給す
る供給油路と、外装バルブユニット6及び内装バルブユ
ニット5の各制御バルブから各アクチュエータに作動油
を供給するアクチュエータ作動油路とを形成する。 【効果】 カバー4の表面という限られた小範囲に多数
のバルブを配置でき、このカバー4の内部だけでなくユ
ニット接合面にも、油圧ポンプ及びアクチュエータに接
続する多数本の油路を整然とかつ簡単に形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばトラクタのパワ
ーシフトトランスミッション等を制御するための走行車
両のバルブシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタにおいては、パワーシフトトラ
ンスミッションに主クラッチとなる前後進切り換え機
構、主変速機構、副変速機構及び前輪等倍速切り換え機
構等を有し、その他にデフロック機構等を有しており、
これらの各機構を油圧クラッチ、シリンダ等を用いて切
り換え可能にしている。
【0003】これらの多数の油圧クラッチ、シリンダ等
を制御するバルブは、1箇所に集中配置し、メンテナン
スの容易化及び油圧ポンプからの配管の短縮化を図って
おり、従来においては、ミッションケースの内部点検用
開口を閉鎖するために取り付けられたカバーの外面に、
前記多数のバルブが集中配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バルブの数が4〜5程
度であればカバーの片面に配置可能であるが、それ以上
になると、カバーを大きくしなければならなく、また、
カバーにはバルブを油圧ポンプ及びアクチュエータに接
続るための油路を形成しているが、カバーの内部及び片
面だけでは必要本数の油路を形成することが困難にな
る。
【0005】本発明は、カバーの内外面に内装バルブユ
ニットと外装バルブユニットとを設けることにより、小
範囲に多数のバルブを配置でき、油圧ポンプ及びアクチ
ュエータに接続する多数本の油路を整然とかつ簡単に形
成できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、ミッションケース2に形
成した開口3を閉鎖するカバー4に、走行車両に敷設の
多数のアクチュエータAを制御する制御バルブBを設け
た走行車両のバルブシステムにおいて、カバー4の内外
面に内装バルブユニット5と外装バルブユニット6とを
設け、前記外装バルブユニット6を油圧ポンプ7と接続
させると共に少なくとも1つのアクチュエータAを制御
する制御バルブBを設け、前記内装バルブユニット5に
その他のアクチュエータAを制御する制御バルブBを設
け、前記カバー4に外装バルブユニット6から内装バル
ブユニット5の各制御バルブBに作動油を供給する供給
油路Kと、外装バルブユニット6及び内装バルブユニッ
ト5の各制御バルブから各アクチュエータAに作動油を
供給するアクチュエータ作動油路Sとを形成しているこ
とである。
【0007】また、本発明における課題解決のための第
2の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、内装バ
ルブユニット5には各制御バルブBに対応してパイロッ
トバルブCを設けており、前記カバー4には外装バルブ
ユニット6から内装バルブユニット5の各パイロットバ
ルブCに作動油を供給するパイロット油路Pを形成して
いることである。
【0008】更に、本発明における課題解決のための第
3の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、カバー
4と内装バルブユニット5と間にセパレートプレート8
を介在し、前記カバー4と内装バルブユニット5の少な
くとも一方のセパレートプレート接合面に、供給油路K
及び/又はパイロット油路Pを形成する溝23、24を
形成していることである。
【0009】
【作用】油圧ポンプ7から供給される作動油は、外装バ
ルブユニット6に入って少なくとも1つのアクチュエー
タAを制御する制御バルブBに供給されると共に、カバ
ー4内を通って内装バルブユニット5へ至る供給油路K
に供給される。前記供給油路Kで内装バルブユニット5
内に入った作動油は、その他のアクチュエータAを制御
する制御バルブBに供給され、制御バルブBの作動によ
ってアクチュエータ作動油路Sへ流され、前記その他の
アクチュエータAへ供給される。
【0010】供給油路Kから分岐したパイロット油路P
がカバー4及び内装バルブユニット5に形成されてい
て、内装バルブユニット5内の制御バルブBを制御する
パイロットバルブCへパイロット油が供給される。カバ
ー4と内装バルブユニット5との間に介在したセパレー
トプレート8は、カバー4と内装バルブユニット5の少
なくとも一方のセパレートプレート接合面に形成した供
給油路K及び/又はパイロット油路Pを形成する溝2
3、24を露出しないように仕切る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜11において、2はトラクタのトランスミ
ッションを内蔵したミッションケースで、上面に点検用
開口3が形成され、この開口3を開閉自在に閉鎖するカ
バー4が取り付けられている。このカバー4の内面にセ
パレートプレート8を介して内装バルブユニット5が、
外面に外装バルブユニット6がそれぞれ装着され、バル
ブシステムを構成している。
【0012】このバルブシステムは、図11に示すよう
に、トラクタの走行に必要な略総てのアクチュエータを
制御するものであり、アクチュエータとしては、前後進
切り換え機構のアクチュエータAF、AR、主変速機構
のアクチュエータA1〜A4、副変速機構のアクチュエ
ータAL、AH、前後輪デフロック機構のアクチュエー
タAJ、AG及び前輪等倍速切り換え機構のアクチュエ
ータAD、AE等を有している。
【0013】これらの各機構のアクチュエータAは、回
転軸と変速ギヤとを結合する油圧クラッチ、デフロック
体をデフギヤに係合させる油圧シリンダ等であり、変速
ギヤに係合したシフタを移動する油圧シリンダであって
も良い。前記外装バルブユニット6は図1、3〜7、9
に示すように、外バルブボディ21に、前後進切り換え
機構のアクチュエータAF、ARへ圧油を供給するメイ
ンクラッチ制御バルブBMと、副変速機構のアクチュエ
ータAL、AHを制御する制御バルブBL、BHと、こ
れらの各制御バルブBに連通する圧力検出スイッチR
M、RL、BHとを取り付けている。前記制御バルブB
M、BL、BHは電磁比例弁が使用されており、後述す
るパイロット制御の制御バルブBより大きいものとなっ
ている。
【0014】Kは油圧ポンプ7に接続された圧油供給用
の供給油路で、外バルブボディ21の内部に貫通形成さ
れ、前記制御バルブBM、BL、BHに連通しており、
この供給油路Kから流通孔K1、K2が分岐している。
また、前記外バルブボディ21には、前後輪デフロック
機構のアクチュエータAJ、AG及び前輪等倍速切り換
え機構のアクチュエータAD、AEに、アクチュエータ
作動油を供給するためのアクチュエータ作動油路SJ、
SG、SD、SEを形成する接続具22J、22G、2
2D、22Eが設けられている。
【0015】カバー4には、肉厚内にアクチュエータ作
動油を流通する8本の取り出し孔QF、QR、Q1〜Q
4、QL、QHが形成され、内面側の一端には前記取り
出し孔QF、QR、Q1〜Q4、QL、QHを前後進切
り換え機構のアクチュエータAF、AR、主変速機構の
アクチュエータA1〜A4及び副変速機構のアクチュエ
ータAL、AHにそれぞれ接続する接続具連結口NF、
NR、N1〜N4、NL、NHが形成され、カバー4の
外面にはアクチュエータA1〜A4用の取り出し孔Q1
〜Q4に連通した圧力検出スイッチR1〜R4を設けて
いる。
【0016】前記圧力検出スイッチRM、RL、BH、
R1〜R4は、対応する各制御バルブBの圧力を検出し
て、作動タイミングをシーケンス制御するために設けら
れている。前記セパレートプレート8に面するカバー4
の接合面(下面)には、流通孔K2と連通する左右一対
の供給油溝23と、その左右両側で流通孔K1と連通す
る左右一対のパイロット油溝24とがそれぞれ長く形成
され、流通孔K1には減圧弁25が設けられていて、供
給油からパイロット油を発生している。左右供給油溝2
3及び左右パイロット油溝24はそれぞれ左右が互いに
連通している。
【0017】図2、7〜10において、内装バルブユニ
ット5には、制御バルブBとパイロットバルブCとを組
み合わせた10組のバルブが配置されている。内バルブ
ボディ11内には中央の隔壁11aを挟んで同心状にス
プール孔12が形成され、このスプール孔12が5列配
列されている。制御バルブBF、BR及びパイロットバ
ルブCF、CRは前後進切り換え機構用、制御バルブB
1〜B4及びパイロットバルブC1〜C4は主変速機構
用、制御バルブBL、BH及びパイロットバルブCL、
CHは副変速機構用をそれぞれ示している。
【0018】前記内バルブボディ11には各スプール孔
12に面して、供給油室αと作動油室βと排油油室γと
が形成されており、スプール13の摺動により、作動油
室βが両側の供給油室αと排油油室γとに択一的に連通
され、アクチュエータAへの作動油の供給を制御可能に
している。各供給油室αはセパレートプレート8の油孔
35を介して前記供給油溝23と連通しており、前後進
切り換え機構の制御バルブBF、BR用の供給油室αは
内バルブボディ11内の連通孔36で互いに連通されて
いる。
【0019】前後進切り換え機構の制御バルブBF、B
R及び主変速機構の制御バルブB1〜B4の各作動油室
βは、内バルブボディ11及び外バルブボディ21の各
セパレートプレート8接合面側に形成した油溝及びセパ
レートプレート8に形成した作動油孔TF、TR、T1
〜T4を介して、カバー4内の取り出し孔QF、QR、
Q1〜Q4と連通している。また、副変速機構の制御バ
ルブBL、BHは一方が外バルブボディ21の油溝37
を介して、他方がセパレートプレート8の孔及び内バル
ブボディ11の油溝38を介して取り出し孔QL、QH
と連通している。
【0020】前後輪デフロック機構の制御バルブBJ、
BG及び前輪等倍速切り換え機構のBD、BEの各作動
油室βは、内バルブボディ11の油溝、セパレートプレ
ート8に形成した作動油孔TJ、TG、TD、TE、カ
バー4及び外バルブボディ21の4つの孔27を介して
接続具22J、22G、22D、22Eと連通してい
る。
【0021】これら作動油室β、作動油孔T、取り出し
孔Q、油溝37、38、孔27等によって、各アクチュ
エータAへ制御された作動油を供給するためのアクチュ
エータ作動油路SF、SR、S1〜S4、SL、SH、
SJ、SG、SD、SE(図11に示す)が形成されて
いる。前記各制御バルブBの排油油路γは互いに連通さ
れていて、内バルブボディ11からセパレートプレート
8を介してカバー4の排油溝28からミッションケース
2内に開放されている。
【0022】前後進切り換え機構のアクチュエータA
F、AR用の制御バルブBF、BRの供給油室αは油路
36で連通され、この油路36にメインクラッチ制御バ
ルブBMからの作動油が供給可能になっている。前記内
バルブボディ11の各スプール孔12の端部には、バル
ブ支持体14の端部が挿入固定されている。このバルブ
支持体14内には排油孔14aが形成され、この排油孔
14aを開閉するボール製の弁体17が配置されてい
る。バルブ支持体14に設けられているソレノイド16
は、励磁することにより前記弁体17を押動して排油孔
14aを閉鎖可能になっている。
【0023】スプール13はスプリング30によって端
部がバルブ支持体14に当接するように付勢されてお
り、バルブ支持体14はスプール13の位置規制部材に
もなっている。このスプール13には端部の周溝13a
と、この周溝13aと連通する端面のスリット13bと
が形成され、このスリット13bはバルブ支持体14内
の排油路14aとも連通している。
【0024】前記バルブ支持体14、ソレノイド16及
び弁体17の端部によって電磁式パイロットバルブCが
構成されており、パイロットバルブCはスプール13に
対向して各制御バルブBと組になっており、この組が隔
壁11aを間にして背中合わせに同心に対称配置されて
いる。内バルブボディ11及びセパレートプレート8に
は、前記各制御バルブBのスプール13の周溝13aと
連通する油路UF、UR、U1〜U4、UJ、UG、U
D、UEが形成され、この各油路Uは前記外バルブボデ
ィ21の左右パイロット油溝24と連通していてパイロ
ット油路Pを構成している。
【0025】従って、油路UF、UR、U1〜U4、U
J、UG、UD、UEに供給されるパイロット油は、ソ
レノイド16を消磁しているとき、排油孔14aから排
油され、ソレノイド16を励磁すると排油孔14aが弁
体17で閉鎖され、前記周溝13a及びスリット13b
に充満し、スプール13の端部にパイロット圧を加え、
このスプール13をスプリング30に抗して押動し、供
給油室αを作動油室βに連通させることができる。
【0026】前記セパレートプレート8は、カバー4と
内バルブボディ11との間の不本意な油の流動を規制す
ると共に、供給油溝23及びパイロット油溝24とこれ
に対向する内バルブボディ11の油路U及び供給油室
α、作動油室β等との間には、油の受け渡しをするため
の供給油孔35、作動油孔T、油路Uが形成され、供給
油路K、アクチュエータ作動油路S及びパイロット油路
Pが連通するようになっている。
【0027】図2、11において、前後進切り換え機構
用のパイロットバルブCF、CRに連通した油路UF、
URには圧抜き油路WF、WRが接続されており、この
油路WF、WRは内バルブボディ11内に形成されてい
て、それぞれ逆止め弁33を有し、かつ合流していて圧
抜きバルブ32に接続されている。尚、2個の逆止め弁
33は1個のシャトル弁でも良い。
【0028】前記圧抜きバルブ32は手動またはクラッ
チペダル47を通常踏み込み範囲(メインクラッチ制御
バルブBMを操作する範囲)から更に踏み込むことによ
り操作でき、圧抜き油路WF、WRは、圧抜きバルブ3
2を開放することにより、パイロットバルブCF、CR
からパイロット油を排油し、アクチュエータAF、AR
の作動を解除し、前後進切り換え機構を中立状態にす
る。
【0029】図11において、エンジン駆動される3連
ポンプ7、40、41の内、油圧ポンプ7から吐出され
た作動油は、ステアリングコントローラ42を通った
後、PTOクラッチバルブ43へ供給される。ここで調
圧された油がバルブシステムの外バルブボディ21の供
給油路Kへ供給され、同時に潤滑油に調圧された油が潤
滑油路44を介して、アクチュエータAF、AR、A1
〜A4、AL、AH、AJ、AG、AD、AEへ供給さ
れる。
【0030】他のポンプ40、41から吐出された作動
油は、トラクタ装着作業機のアクチュエータ45及び3
点リンク油圧装置46等へ供給される。供給油路Kに入
った作動油は、メインクラッチ制御バルブBM及び制御
バルブBL、BHへ直接供給され、流通孔K2を介して
制御バルブB1〜B4、BJ、BG、BD、BEに供給
され、メインクラッチ制御バルブBMを介して制御バル
ブBF、BRに供給される。また、流通孔K1の減圧弁
25を介してパイロット油となって内装バルブユニット
5のパイロットバルブCF、CR、C1〜C4、AL、
AH、CJ、CG、CD、CEへ供給される。
【0031】前記メインクラッチ制御バルブBMは前後
進切り換え時及び車両停止時にクラッチペダル47によ
って操作され、制御バルブBL、BHは副変速機構を高
低に切り換えるときにレバー又はボタン等で操作され、
変速時のショック低減のための圧力制御を行うため直接
電気的に制御され、アクチュエータ作動油をアクチュエ
ータAL、AHへ供給する。
【0032】パイロットバルブCF、CR、C1〜C
4、AL、AH、CJ、CG、CD、CEを電気的に制
御することにより、パイロット油の排油を規制し、制御
バルブBF、BR、B1〜B4、BJ、BG、BD、B
Eのスプール13をパイロット圧で押動してバルブを切
り換え、供給油路Kからアクチュエータ作動油路Sへア
クチュエータ作動油を送って、アクチュエータAF、A
R、A1〜A4、AL、AG、AD、AEを適宜作動さ
せる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、カバー4
の内外面に内装バルブユニット5と外装バルブユニット
6とを設け、前記外装バルブユニット6を油圧ポンプ7
と接続させると共に少なくとも1つのアクチュエータA
を制御する制御バルブBを設け、前記内装バルブユニッ
ト5にその他のアクチュエータAを制御する制御バルブ
Bを設け、前記カバー4に外装バルブユニット6から内
装バルブユニット5の各制御バルブBに作動油を供給す
る供給油路Kと、外装バルブユニット6及び内装バルブ
ユニット5の各制御バルブから各アクチュエータAに作
動油を供給するアクチュエータ作動油路Sとを形成して
いるので、カバー4の表面という限られた小範囲に多数
のバルブを配置でき、このカバー4の内部だけでなくユ
ニット接合面にも、油圧ポンプ7及びアクチュエータA
に接続する多数本の油路を整然とかつ簡単に形成でき
る。
【0034】また、内装バルブユニット5には各制御バ
ルブBに対応してパイロットバルブCを設けており、前
記カバー4には外装バルブユニット6から内装バルブユ
ニット5の各パイロットバルブCに作動油を供給するパ
イロット油路Pを形成しているので、制御バルブBをパ
イロット圧で制御でき、そのためのパイロット油路Pも
カバー4に簡単に形成できる。
【0035】更に、カバー4と内装バルブユニット5と
間にセパレートプレート8を介在し、前記カバー4と内
装バルブユニット5の少なくとも一方のセパレートプレ
ート接合面に、供給油路K及び/又はパイロット油路P
を形成する溝23、24を形成しているので、セパレー
トプレート8によって油路をより多くかつ簡単に形成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すバルブシステムの一部断
面側面図である。
【図2】内装バルブユニットの断面平面図である。
【図3】バルブシステムの平面図である。
【図4】外装バルブユニットの断面平面図である。
【図5】図3のX−X線断面図である。
【図6】図3のY−Y線断面図である。
【図7】バルブシステム内の油路を示す平面説明図であ
る。
【図8】図2のZ−Z線断面図である。
【図9】内装バルブユニット側の油路を示す平面図であ
る。
【図10】セパレートプレートの油路を示す平面図であ
る。
【図11】バルブシステムの油圧回路図である。
【符号の説明】
2 ミッションケース 3 開口 4 カバー 5 内装バルブユニット 6 外装バルブユニット 7 油圧ポンプ 8 セパレートプレート 11 内バルブボディ 12 スプール孔 13 スプール 14 バルブ支持体 21 外バルブボディ21 A アクチュエータ B 制御バルブ C パイロットバルブ K 供給油路 S アクチュエータ作動油路 P パイロット油路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケース(2)に形成した開口
    (3)を閉鎖するカバー(4)に、走行車両に敷設の多
    数のアクチュエータ(A)を制御する制御バルブ(B)
    を設けた走行車両のバルブシステムにおいて、 カバー(4)の内外面に内装バルブユニット(5)と外
    装バルブユニット(6)とを設け、前記外装バルブユニ
    ット(6)を油圧ポンプ(7)と接続させると共に少な
    くとも1つのアクチュエータ(A)を制御する制御バル
    ブ(B)を設け、前記内装バルブユニット(5)にその
    他のアクチュエータ(A)を制御する制御バルブ(B)
    を設け、前記カバー(4)に外装バルブユニット(6)
    から内装バルブユニット(5)の各制御バルブ(B)に
    作動油を供給する供給油路(K)と、外装バルブユニッ
    ト(6)及び内装バルブユニット(5)の各制御バルブ
    から各アクチュエータ(A)に作動油を供給するアクチ
    ュエータ作動油路(S)とを形成していることを特徴と
    する走行車両のバルブシステム。
  2. 【請求項2】 前記内装バルブユニット(5)には各制
    御バルブ(B)に対応してパイロットバルブ(C)を設
    けており、前記カバー(4)には外装バルブユニット
    (6)から内装バルブユニット(5)の各パイロットバ
    ルブ(C)に作動油を供給するパイロット油路(P)を
    形成していることを特徴とする請求項1に記載の走行車
    両のバルブシステム。
  3. 【請求項3】 前記カバー(4)と内装バルブユニット
    (5)と間にセパレートプレート(8)を介在し、前記
    カバー(4)と内装バルブユニット(5)の少なくとも
    一方のセパレートプレート接合面に、供給油路(K)及
    び/又はパイロット油路(P)を形成する溝(23、2
    4)を形成していることを特徴とする請求項1に記載の
    走行車両のバルブシステム。
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