JPH0853346A - ポリアクリル酸系パップ剤用粘着基剤およびその製造方法 - Google Patents

ポリアクリル酸系パップ剤用粘着基剤およびその製造方法

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JPH0853346A
JPH0853346A JP18863394A JP18863394A JPH0853346A JP H0853346 A JPH0853346 A JP H0853346A JP 18863394 A JP18863394 A JP 18863394A JP 18863394 A JP18863394 A JP 18863394A JP H0853346 A JPH0853346 A JP H0853346A
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時浩 横井
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記粘着特性のすべてを満足するポリアクリ
ル酸系パップ剤用粘着基剤。 (1) パップ剤サンプルを、40℃、75%RHで1日静
置した後、JIS Z0237のタック試験法に準じて
行った時の、傾斜角30度でのボールタック値BT1
が、ボールナンバー20以上である。 (2) 40℃、75%RHで15日静置後のボールタック
値BT2 が、ボールナンバー13以上である。 (3) 上記BT1 −BT2 が8以下である。 (4) パップ剤サンプルを、40℃、75%RHで1日静
置後、および15日静置後に、ステンレス板に貼付し
て、10g/cm2 の荷重を加えたまま37℃、60%
RHで6時間静置した後に剥離した時の、ステンレス板
に付着残存した粘着基剤の重量がいずれも0.2g未満
である。 【効果】 初期粘着力、粘着力の経日安定性、賦形性の
全てに優れ、かつ不織布からのしみ出しのない高性能パ
ップ剤用粘着基剤を提供できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬物を含有させて皮膚
に直接貼付して用いられるパップ剤用粘着基剤に関し、
詳しくは、優れた初期粘着力、経時安定性、賦形性を有
するポリアクリル酸系パップ剤用粘着基剤およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアクリル酸系パップ剤用粘着基剤に
は、ポリアクリル酸およびポリアクリル酸塩が用いられ
ている。例えば、特開平3−161436号、特開昭5
9−11061号、特開昭62−63512号、特開昭
61−260014号に記載されている様に、ポリアク
リル酸一価塩を必須成分としこれを多価アルコールに分
散させた後、ポリアクリル酸水溶液を添加するか、ある
いは水とポリアクリル酸粉末を添加してパップ剤用粘着
基剤としている。しかしながら、これらの従来技術のも
のは、安全性、初期粘着力、粘着力の経時安定性、皮膚
に貼付した後の賦形性等のパップ剤として重要な特性の
いずれかに問題があった。例えば、アクリル酸モノマー
が残存していたり、初期粘着力が低過ぎて皮膚に貼付で
きなかったり、初期粘着力を向上させたものは逆に体温
によって軟化して、剥離後に皮膚に残存したり、また水
の離脱や架橋反応進行によって粘着力が経時的に悪化し
ていく等の問題である。
【0003】これらの問題を解決するため、特開平6−
135828号では、特定の粘度の水溶液となり得る固
体状もしくは粉体状のポリアクリル酸を他の水溶性高分
子と共に使用することによって、安全性に優れ、粘着特
性も比較的良好なパップ剤用基剤を提供する技術が開示
されている。しかしながら、やはり経日安定性や初期粘
着力はまだ不充分であり、また不織布基材からのしみ出
し等が起こり易いことから、さらに良好な粘着特性のパ
ップ剤用粘着基剤が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、初
期粘着力、粘着力の経日安定性、賦形性の全てに優れ、
しかも不織布からのしみ出しのない高性能パップ剤用粘
着基剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のポリアクリル酸
系パップ剤用粘着基剤は、下記粘着特性のすべてを満足
するところに要旨を有する。 (1) 10gの粘着基剤を14cm×10cmの不織布に
塗布してから長さ10cm×幅5cmの試験片を切り出
し、40℃、75%RHで1日静置した後、JIS Z
0237のタック試験法に準じて行った時の、傾斜角
30度でのボールタック値BT1 が、ボールナンバー2
0以上である。 (2) 10gの粘着基剤を14cm×10cmの不織布に
塗布してから長さ10cm×幅5cmの試験片を切り出
し、40℃、75%RHで15日静置後、JIS Z
0237のタック試験法に準じて行った時の傾斜角30
度でのボールタック値BT2 が、ボールナンバー13以
上である。 (3) 上記BT1 −BT2 が8以下である。 (4) 10gの粘着基剤を14cm×10cmの不織布に
塗布し、40℃、75%RHで1日静置後、および15
日静置後に、SUS304のステンレス板に貼付する。
10g/cm2 の荷重を加えたまま37℃、60%RH
で6時間静置した後に剥離した時の、ステンレス板に付
着残存した粘着基剤の重量がいずれも0.2g未満であ
る。
【0006】本発明の上記粘着基剤は、多価アルコール
中に、重量平均分子量1×106 以上の固体状ポリアク
リル酸および/または中和率30モル%以下(0%は含
まない、以下同じ)の固体状ポリアクリル酸塩を分散ま
たは溶解させたものと、ポリアクリル酸一価塩を多価ア
ルコール中に分散または溶解させたものを、多価金属化
合物を含む水と混合したものであることが好ましい。ま
た、重量平均分子量が1×106 以上というパラメータ
ーでなく、10%水溶液の粘度が1500cps以上を
満足する固体状ポリアクリル酸および/または中和率3
0モル%以下のポリアクリル酸塩を用いてもよく、いず
れも本発明で規定される粘着特性を達成する上で好まし
い実施態様である。さらに、C数>OH数≧2である多
価アルコールを用い、かつ直鎖状のポリアクリル酸およ
び/または中和率30モル%以下のポリアクリル酸塩を
用いることも、上記高性能な粘着特性を発現するための
好ましい実施態様である。
【0007】本発明の粘着基剤を得るための製造方法
は、多価アルコール中に重量平均分子量1×106 以上
の固体状ポリアクリル酸および/または中和率30モル
%以下の固体状ポリアクリル酸塩を分散または溶解させ
たものと、ポリアクリル酸一価塩を多価アルコール中に
分散または溶解させたものを、多価金属化合物を含む水
の存在下で混合するところに特徴を有する。このとき、
固体状ポリアクリル酸および/または中和率30モル%
以下のポリアクリル酸塩が10%水溶液における粘度が
1500cps以上のものであってもよい。またC数>
OH数≧2である多価アルコールを用い、かつ直鎖状の
ポリアクリル酸および/または中和率30%以下のポリ
アクリル酸塩を用いることは、本発明の好ましい実施態
様である。
【0008】
【作用】本発明者等は、ポリアクリル酸(塩)の高分子
量化を図ると共に、各種原料の混合手順に着目し鋭意検
討した結果、高分子量のポリアクリル酸(塩)を用いる
ときには、水溶液状態で混合するよりも、多価アルコー
ル中に分散させて使用する方が著しく粘着特性が向上す
ることを見出し本発明に到達し得た。以下、本発明を詳
細に説明する。
【0009】まず、本発明のパップ剤用粘着基剤は、下
記粘着特性を満足しなければならない。 (1) 10gの粘着基剤を10cm×14cmの不織布に
塗布してから長さ10cm×幅5cmの試験片を切り出
し、40℃、75%RHで1日静置した後、JIS Z
0237のタック試験法に準じて行った時の、傾斜角
30度でのボールタック値BT1 が、ボールナンバー2
0以上である。
【0010】詳細には、後述の様に原料をパップ剤用と
して調製した10gの粘着基剤を不織布に塗布した後、
例えば表面保護のためポリエチレンフィルム等で覆い、
40℃、75%RHで一日静置する。10cm×5cm
に切り出した試験片を、JIS Z 0237に示され
る球転装置に粘着基剤面を上に向けて貼付し、傾斜角3
0度に設定し、試験片上端から10cmの位置から、1
/32〜31/32インチのステンレスボールを初速0
で転がし、粘着基剤上で1分間停止する最大径のボール
の直径の32倍の数値をボールナンバーとして測定値と
定めたものである。なお測定雰囲気は、25℃、65%
RHとした。
【0011】本発明では、この時のボールタック値BT
1 を初期粘着力の目安とし、BT1が20以上であるこ
とを必須要件とした。保存中に架橋反応が僅かに進行す
るため粘着力が低下することを考慮すると、BT1 が2
0より小さいと、初期粘着力が低いため、皮膚にうまく
貼付できずにすぐ剥れてしまうか、関節の動きに追随で
きないという問題が起こるため好ましくない。より好ま
しいBT1 は25以上である。
【0012】(2) 10gの粘着基剤を10cm×14c
mの不織布に塗布してから長さ10cm×幅5cmの試
験片を切り出し、40℃、75%RHで15日静置後、
JIS Z 0237のタック試験法に準じて行った時
の傾斜角30度でのボールタック値BT2 が、ボールナ
ンバー13以上である。
【0013】ボールタック値の測定方法は、上記BT1
を測定する時と同じである。ただしBT2 は、粘着基剤
を調製してから15日静置後のボールタック値である。
パップ剤用粘着基剤では、保存中に架橋反応が僅かに進
行するため粘着力が低下することは避け難いが、本発明
では経日変化の目安として、15日後のボールタック値
BT2 を13以上と定めた。BT2 が13より小さい
と、パップ剤を製造してから実際に使用者の手に渡るま
での期間が長いときに粘着不良が発生するため好ましく
ない。より好ましいBT2 は18以上である。
【0014】(3) 上記BT1 −BT2 が8以下である。
上述の様に、ボールタック値の経日変化は不可避現象で
はあるが、BT1 −BT2 が8以下であれば、保存安定
性は良好であるといえる。BT1 −BT2 が8を超える
と、粘着力の低下度合いが大き過ぎるため好ましくな
い。
【0015】(4) 10gの粘着基剤を10cm×14c
mの不織布に塗布し、40℃、75%RHで1日静置
後、および15日静置後に、SUS304のステンレス
板に貼付する。10g/cm2 の荷重を加えたまま37
℃、60%RHで6時間静置した後に剥離した時の、ス
テンレス板に付着残存した粘着基剤の重量がいずれも
0.2g未満である。
【0016】上記要件(4) は賦形性およびその経日変化
を規定するものである。賦形性に劣るパップ剤は、皮膚
に貼付した時に「糊残り」が生じたり、室温の高い夏期
に「だれ」を生じることがある。本発明では、皮膚への
付着性と良い相関性を有する上記評価試験を用いて賦形
性の目安とした。粘着基剤調製の1日後、もしくは15
日後の付着残存量が0.2g未満でないと賦形性良好と
はいえない。
【0017】本発明のパップ剤用粘着基剤は上記粘着特
性の要件(1) 〜(4) すべてを満足しなければならない。
これらの要件中ひとつでも満足できないと、本発明で目
的とする高性能な粘着基剤を得ることはできないからで
ある。次に、本発明のパップ剤用粘着基剤の原料および
製造方法について説明する。
【0018】本発明のパップ剤用粘着基剤の基本原料
は、固体状ポリアクリル酸および/または中和率30%
以下のポリアクリル酸塩、多価アルコール、ポリアクリ
ル酸一価塩、水、架橋剤としての多価金属化合物であ
る。
【0019】固体状ポリアクリル酸としては、粘着特性
の点から、重量平均分子量が1×106 以上であること
が好ましい。1×106 より小さいと、初期粘着性が低
下し賦形性も悪くなる。固体状ポリアクリル酸の粘度と
しては、10%水溶液のときの粘度が1500cps以
上であることが好ましい。粘度が低過ぎると粘着基剤を
調製した時の粘度が不足するばかりでなく、不織布から
のしみ出しが起こるといった不都合が生じるためであ
る。なおここでいう粘度とは、ブルックフィールド回転
粘度計で25℃で測定した値である。
【0020】本発明の固体状ポリアクリル酸は、架橋し
ていない直鎖状(リニア)型のものが好ましい。架橋型
のポリアクリル酸を使用すると好ましい粘着特性が発現
しないためである。固体状ポリアクリル酸を製造する方
法は特に限定されないが、水溶液重合後、乾燥・粉砕す
る公知の方法が推奨される。具体的には、10〜40%
程度のアクリル酸水溶液に過硫酸塩系、レドックス系、
アゾ系等公知の開始剤を加え、室温〜100℃程度で、
1〜10時間重合を行い、得られるポリアクリル酸水溶
液を乾燥後粉砕すればよい。また、水溶液静置重合、逆
相懸濁重合や、逆相乳化重合を利用してもよい。
【0021】本発明では固体状ポリアクリル酸と共に、
あるいはその代わりに、重量平均分子量が1×106
上の中和率30モル%以下(0%は含まない)のポリア
クリル酸塩を用いてもよい。中和率が30モル%を超え
るものでは、粘着性、賦形性が低下する。より好ましい
中和率の上限は10モル%である。ポリアクリル酸塩を
用いる時にも、ポリアクリル酸のときと同様の理由で1
0%水溶液の粘度は1500cps以上のものを用いる
ことが好ましい。中和率30モル%以下のポリアクリル
酸塩を得るには、予め一部中和されたアクリル酸塩を用
いて上述の水溶液重合や水溶液静置熱重合を行う方法
や、ポリアクリル酸を一部中和する方法等を採用するこ
ともできる。中和するために用いられるアルカリとして
は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属や他の一価
金属の水酸化物、アンモニア、有機アミンを含有する水
溶性の化合物が挙げられる。
【0022】上記ポリアクリル酸および/または中和率
30モル%以下のポリアクリル酸塩は、まず初めに固体
状で後述の多価アルコールと混合され、分散または溶解
状態になる。分散・溶解性の点や取扱いの容易さから、
粉末状もしくはフレーク状のものを用いることが好まし
い。本発明では、ポリアクリル酸および/または中和率
30モル%以下のポリアクリル酸塩はもうひとつの主原
料であるポリアクリル酸一価塩や架橋剤の多価金属化合
物と分散または溶解させる過程において、水溶液状態
(多価アルコールと水が混合している状態も含む)で使
用することは避けなければならない。水溶液状態で分散
または溶解を行なうと、本発明の目的とする優れた粘着
特性が得にくいためである。この理由は次の様に推測さ
れる。
【0023】すなわち、ポリアクリル酸もしくは中和率
30モル%以下のポリアクリル酸塩を予め多価アルコー
ル中に分散または溶解させておくと、多価アルコールが
ポリアクリル酸(またはその中和率30モル%以下の
塩)のカルボン酸部分の周囲に会合し一種の保護コロイ
ド的作用で保護膜を形成するため、ポリアクリル酸もし
くは中和率30モル%以下のポリアクリル酸塩に由来す
るカルボキシル基は、ポリアクリル酸一価塩との塩交換
反応や、多価金属化合物を加えた時の多価金属との架橋
反応が起こりにくい。この作用で、粘着基剤中ではポリ
アクリル酸または中和率30モル%以下のポリアクリル
酸塩は、高いカルボン酸密度を維持したまま存在するた
め、優れた粘着特性が得られるものと考えられる。
【0024】一方従来法の様に、水溶液状態のポリアク
リル酸をポリアクリル酸一価塩と混合した場合には、多
価アルコールによる保護コロイド効果が発現せず、結局
塩交換反応や架橋反応が起こり易い状態となる。このた
めポリアクリル酸とポリアクリル酸一価塩は、均等に部
分中和されたポリアクリル酸塩になり、そしてさらに多
価金属による架橋反応が起きるのであるから、この様な
パップ剤用基剤では全ての粘着特性を良好にすることが
困難であると考えられる。
【0025】本発明で用いられる多価アルコールとして
は、ポリアクリル酸(またはその中和率30モル%以下
の塩)を分散または溶解させるものであれば、特に限定
されず使用することができる。具体例としては、グリセ
リン、ジグリセリン、ジエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−また
は1,4−ブチレングリコール、エチレン−プロピレン
グリコール共重合体、ソルビトール等が挙げられ、単独
でまたは2種以上を混合して用いてもよい。特に、多価
アルコールのC数とOH数(水酸基数)が、C>OH≧
2である様な若干疎水性の多価アルコールほど上記保護
コロイド形成能が増幅されるため好ましい。これらの多
価アルコールは、ポリアクリル酸(または中和率30モ
ル%以下の塩)に対して少なくとも2倍(重量)、好ま
しくは5倍以上用いられる。使用量の上限値は30倍で
ある。
【0026】本発明で用いられるポリアクリル酸一価塩
は、40〜100モル%中和されたポリアクリル酸塩で
あり、上述の中和率30モル%以下のポリアクリル酸塩
とは明確に区別される。ナトリウム、カリウム等のアル
カリ金属や他の一価金属塩、アンモニア、有機アミン塩
等の塩のものが利用できる。ポリアクリル酸一価塩にお
いても前述のポリアクリル酸と同様に、重合平均分子量
が1×106 以上のものが好ましい。ポリアクリル酸一
価塩においても、2倍量以上、好ましくは5倍量以上3
0倍量以下の多価アルコールに分散または溶解させた状
態で、後述の多価金属化合物を含む水と接触させること
が推奨される。
【0027】本発明のパップ剤用粘着基剤では架橋剤と
して多価金属化合物が用いられる。なかでも、架橋速度
が速く、賦形性にも優れている点で水溶性アルミニウム
塩が好ましい。具体的には水酸化アルミニウム、塩化ア
ルミニウム、水酸化カルシウム、塩化カルシウム、硫酸
アルミニウム、硫酸アルミニウムアンモニウム、硫酸ア
ルミニウムカリウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート等が挙
げられ、中でも塩化アルミニウム(AlCl3・6H2
O)、酢酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アル
ミニウムカリウム、硫酸アルミニウムアンモニウム等が
好ましく用いられる。
【0028】これらの水溶性アルミニウム塩等の多価金
属化合物は、水溶液または水分散液の状態で前述のポリ
アクリル酸および/または中和率30モル%以下の塩の
多価アルコール分散液または溶液と、ポリアクリル酸一
価塩の多価アルコール分散液または溶液と混合される。
粘着基剤全体中、ポリアクリル酸および/または中和率
30モル%以下のポリアクリル酸が0.5〜5重量%、
ポリアクリル酸一価塩が0.5〜5重量%、多価金属化
合物が0.05〜1重量%となる様に混合することが好
ましい。
【0029】本発明のパップ剤用粘着基剤には、必要に
応じて無機充填剤が添加される。無機充填剤としては、
カオリン、タルク、炭酸カルシウム、マイカ、酸化チタ
ン等が例示され、パップ剤用粘着基剤中1〜20重量%
配合される。
【0030】また生理活性物質として、l−メントー
ル、カンフル、サリチル酸メチル、チモール、ハッカ
油、塩酸ジフェンヒドラミン、トウガラシエキス、マレ
イン酸クロロフェニラミン、インドメタシン、フェルビ
ナック、ケトプロフェン、フルルビプロフェン等を適宜
添加することができる。親油性の生理活性物質を用いる
場合には公知の界面活性剤や溶解剤を使用することが好
ましい。
【0031】本発明のパップ剤用粘着基剤の具体的な製
造方法としては、例えば、粉末状のポリアクリル酸およ
び/または中和率30モル%以下のポリアクリル酸塩を
室温〜60℃の多価アルコールに添加し、よく撹拌して
分散または溶解させたもの(A液)と、ポリアクリル酸
一価塩を室温〜60℃の多価アルコールに添加し、よく
撹拌して分散または溶解させたもの(B液)を別々に製
造し、この(A液)と(B液)を、必要に応じて充填剤
や生理活性物質が含まれた多価金属化合物水溶液または
分散液(C液)中に、同時に、または徐々に加えてよく
混練する方法が挙げられる。
【0032】このとき(A液)および(B液)は、(C
液)に接触させるまで水溶液状態で使用することは避け
なければならない。これは、前述の様に多価アルコール
の会合による保護コロイド効果を十分に発現させるため
である。
【0033】パップ剤用粘着基剤は、例えば、不織布、
紙、フィルム等の支持体上に直接塗布する、あるいは、
剥離処理された基材上に塗布してこれらの支持体上に展
着させる等の方法でパップ剤を得ることができる。
【0034】
【実施例】以下実施例によって本発明を更に詳述する
が、下記実施例は本発明を制限するものではなく、前・
後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全て
本発明の技術範囲に包含される。
【0035】重合例1 撹拌機、温度計、窒素導入管および還流冷却器を備えた
容量2リットルのセパラブルフラスコに、水840gと
アクリル酸150gを仕込み、窒素ガスを吹き込みなが
ら60℃に昇温した。撹拌しながら、10重量%の2,
2’−アゾビス−2−アミジノプロパン二塩酸塩水溶液
を10g投入して重合を開始した。3時間後重合を終了
し、固形分15重量%のポリアクリル酸水溶液を得た。
この水溶液を3mmの厚みにテフロンシート上に塗布
し、120℃の熱風乾燥機で2時間乾燥し、乾燥物を粉
砕して、重合体1を得た。
【0036】重合例2 重合例1と同様にして固形分15重量%のポリアクリル
酸水溶液を得た。この水溶液100gに、中和率が20
%となる様に、5重量%の水酸化ナトリウム33.3g
を加え均一に混合した。得られた水溶液を重合例1と同
様にして、乾燥・粉砕し、重合体2を得た。
【0037】重合例3 重合例2において、中和率が40%となる様に、5重量
%の水酸化ナトリウム66.6gを加えた以外は同様に
して、重合体3を得た。 重合例4 重合例2において、中和率が100%となる様に、5重
量%の水酸化ナトリウム166.4gを加えた以外は同
様にして、重合体4を得た。 重合例5 重合例1と同様にして固形分15重量%のポリアクリル
酸水溶液を得た。これをそのまま重合体5とした。
【0038】重合例6 撹拌機、温度計、窒素導入管および還流冷却器を備えた
容量5リットルのセパラブルフラスコに水1124gを
仕込み、100℃に昇温した。窒素ガスを吹き込みなが
ら沸点温度付近で常圧下、1重量%の2,2’−アゾビ
ス−2−アミジノプロパン二塩酸塩水溶液140gと3
0重量%のアクリル酸水溶液2666gを60分にわた
って滴下しながら撹拌し、重合反応を行った。次いで、
1重量%の2,2’−アゾビス−2−アミジノプロパン
二塩酸塩水溶液70gを60分にわたって滴下し、系の
沸点温度でさらに30分間撹拌して重合反応を完了し
た。得られた固形分20重量%のポリアクリル酸水溶液
をを3mmの厚みにテフロンシート上に塗布し、120
℃の熱風乾燥機で2時間乾燥し、乾燥物を粉砕して、重
合体6を得た。
【0039】各重合体の重量平均分子量をGPCによっ
て測定した。カラムは昭和電工製のion pak K
S−806を、溶離液には0.1モルのリン酸水溶液
(pH7)を用い、RIで検出した。標準物質は、創和
科学製のポリアクリル酸ナトリウムを用いた。また、5
%水溶液にした時の粘度(cps)をブルックフィール
ド粘度計で25℃で測定した。粘度および分子量の測定
結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】実施例1 上記重合体1を4.3重量部、プロピレングリコール6
重量部とグリセリン20重量部に混合分散させて、A液
を作成した。また、重合体4を3.7重量部、プロピレ
ングリコール6重量部とグリセリン20重量部に混合し
分散させてB液を作成した。さらに、水33.7重量部
中に塩化アルミニウム6水和物(AlCl3 ・6H2
O)0.3重量部とカオリン6重量部を加え、C液を作
成した。A液、B液およびC液を同時に混合し15分間
混練した。得られた粘着基剤10gを10cm×14c
mの不織布に薄く均一に塗布してパップ剤サンプルを作
成し、粘着面をポリエチレンフィルムで覆った。このパ
ップ剤サンプルをアルミコートされた積層袋に入れてヒ
ートシールで密封し、40℃、75%RHの環境下に静
置した。
【0042】実施例2〜3 表2に示した様に組成を変化させた以外は実施例1と同
様にしてパップ剤サンプルを作成し、アルミコートされ
た積層袋に入れてヒートシールし、40℃、75%RH
の環境下に静置した。
【0043】比較例1および3 表2に示した様に組成を変化させた以外は実施例1と同
様にしてパップ剤サンプルを作成し、アルミコートされ
た積層袋に入れてヒートシールし、40℃、75%RH
の環境下に静置した。
【0044】比較例2 ポリアクリル酸水溶液である重合体5(固形分15重量
%)28.5重量部をプロピレングリコール6重量部と
グリセリン20重量部に混合分散させ、C液とを作成す
る時の水を9.5重量部に減らした以外は実施例1と同
様にしてパップ剤サンプルを作成し、アルミコートされ
た積層袋に入れてヒートシールし、40℃、75%RH
の環境下に静置した。
【0045】上記実施例および比較例で得られたパップ
剤サンプルを下記の評価方法でその粘着特性を評価し
た。なお測定雰囲気は、25℃、65%RHとした。
【0046】・粘着性(ボールタック) 10gの粘着基剤を10cm×14cmの不織布に塗布
してから長さ10cm×幅5cmの試験片を切り出し、
40℃、75%RHで1日静置した後、JISZ 02
37のタック試験法に供した。球転装置に粘着剤面を上
に向けて貼付し、傾斜角30度に設定し、試験片上端か
ら10cmの位置から、1/32〜31/32インチの
ステンレスボールを初速0で転がし、粘着剤上で1分間
停止する最大径のボールの直径の32倍の数値をボール
ナンバーとして測定値(BT1)と定めた。また、40
℃、75%RHで15日静置後のボールタック値(BT
2 )も上記方法で測定した。 ・経日安定性 上記BT1 −BT2 である。
【0047】・賦形性 10gの粘着基剤を10cm×14cmの不織布に塗布
して、40℃、75%RHで1日静置後、予め秤量した
SUS304のステンレス板に手で貼付する。10g/
cm2 の荷重を加えたまま、37℃、60%RHで6時
間静置した後に剥離し、ステンレス板を秤量することに
よって付着残存した粘着基剤の重量を算出した。 ・不織布からのしみ出し 賦形性の場合と同様にして得たパップ剤サンプルを、4
0℃、75%RHで1日静置後、不織布の粘着剤の非塗
布面へのしみ出しの有無を指触により確認した。
【0048】
【表2】
【0049】表2から明らかな様に、本発明の実施例は
いずれも優れた粘着特性を示した。しかし、中和率40
%のポリアクリル酸塩のみを用いた比較例1では、賦形
性、経日安定性が悪く、水溶液のポリアクリル酸を含む
A液を用いた比較例2では、経日安定性が特に悪化して
いた。また分子量が低く、10%水溶液粘度の低いポリ
アクリル酸粉末を用いている比較例3では、不織布から
のしみ出しが認められた。
【0050】
【発明の効果】本発明のパップ剤用粘着基剤は、優れた
粘着力、経日安定性、賦形性を有し、不織布からのしみ
出しのない高性能なものである。これは、原料ポリアク
リル酸またはその中和率30モル%以下の塩の分子量が
高いこと、そして、これらを多価アルコール中に分散ま
たは溶解させてから、多価アルコールに分散または溶解
させたポリアクリル酸一価塩との混合を、多価金属化合
物水溶液または分散液の存在下で初めて接触させるもの
であること等の相乗効果によるものである。本発明のパ
ップ剤用粘着基剤は、消炎、鎮痛用パップ剤や、他の生
理活性物質の経皮吸収製剤基剤として、また冷却用具等
に有用である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記粘着特性のすべてを満足することを
    特徴とするポリアクリル酸系パップ剤用粘着基剤。 (1) 10gの粘着基剤を14cm×10cmの不織布に
    塗布してから長さ10cm×幅5cmの試験片を切り出
    し、40℃、75%RHで1日静置した後、JIS Z
    0237のタック試験法に準じて行った時の、傾斜角
    30度でのボールタック値BT1 が、ボールナンバー2
    0以上である。 (2) 10gの粘着基剤を14cm×10cmの不織布に
    塗布してから長さ10cm×幅5cmの試験片を切り出
    し、40℃、75%RHで15日静置後、JIS Z
    0237のタック試験法に準じて行った時の傾斜角30
    度でのボールタック値BT2 が、ボールナンバー13以
    上である。 (3) 上記BT1 −BT2 が8以下である。 (4) 10gの粘着基剤を14cm×10cmの不織布に
    塗布し、40℃、75%RHで1日静置後、および15
    日静置後に、SUS304のステンレス板に貼付する。
    10g/cm2 の荷重を加えたまま37℃、60%RH
    で6時間静置した後に剥離した時の、ステンレス板に付
    着残存した粘着基剤の重量がいずれも0.2g未満であ
    る。
  2. 【請求項2】 上記粘着基剤が、多価アルコール中に重
    量平均分子量1×106 以上の固体状ポリアクリル酸お
    よび/または中和率30モル%以下(0%は含まない、
    以下同じ)の固体状ポリアクリル酸塩を分散または溶解
    させたものと、ポリアクリル酸一価塩を多価アルコール
    中に分散または溶解させたものを、多価金属化合物を含
    む水と混合したものである請求項1に記載の粘着基剤。
  3. 【請求項3】 上記粘着基剤が、多価アルコール中に1
    0%水溶液における粘度が1500cps以上のポリア
    クリル酸および/または中和率30%以下のポリアクリ
    ル酸塩を分散または溶解させたものと、ポリアクリル酸
    一価塩を多価アルコール中に分散または溶解させたもの
    を、多価金属化合物を含む水と混合したものである請求
    項1に記載の粘着基剤。
  4. 【請求項4】 C数>OH数≧2である多価アルコール
    を用い、かつ直鎖状のポリアクリル酸および/または中
    和率30モル%以下のポリアクリル酸塩を用いる請求項
    2または3に記載の粘着基剤。
  5. 【請求項5】 多価アルコール中に、重量平均分子量1
    ×106 以上の固体状ポリアクリル酸および/または中
    和率30モル%以下の固体状ポリアクリル酸塩を分散ま
    たは溶解させたものと、ポリアクリル酸一価塩を多価ア
    ルコール中に分散または溶解させたものを、多価金属化
    合物を含む水の存在下で混合するところに特徴を有する
    ポリアクリル系パップ剤用粘着基剤の製造方法。
  6. 【請求項6】 多価アルコール中に、10%水溶液にお
    ける粘度が1500cps以上のポリアクリル酸および
    /または中和率30%以下のポリアクリル酸塩を分散ま
    たは溶解させたものと、ポリアクリル酸一価塩を多価ア
    ルコール中に分散または溶解させたものを、多価金属化
    合物を含む水の存在下で混合するところに特徴を有する
    ポリアクリル酸系パップ剤用粘着基剤の製造方法。
  7. 【請求項7】 C数>OH数≧2である多価アルコール
    を用い、かつ直鎖状のポリアクリル酸および/または中
    和率30%以下のポリアクリル酸塩を用いるものである
    請求項5または6に記載の粘着基剤の製造方法。
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