JPH0853078A - 履帯用のリンク - Google Patents
履帯用のリンクInfo
- Publication number
- JPH0853078A JPH0853078A JP7111173A JP11117395A JPH0853078A JP H0853078 A JPH0853078 A JP H0853078A JP 7111173 A JP7111173 A JP 7111173A JP 11117395 A JP11117395 A JP 11117395A JP H0853078 A JPH0853078 A JP H0853078A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- shoe
- track
- hinge
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D55/00—Endless track vehicles
- B62D55/08—Endless track units; Parts thereof
- B62D55/18—Tracks
- B62D55/20—Tracks of articulated type, e.g. chains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Springs (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 構成部品を減少せしめる。
【構成】 経済上の理由より、リンク２は、一体に鋳造
されたシュー３、ブシュ４、アーム５及びヒンジアイレ
ット６を備える。シュー３状部分の下面の少なくも一部
分にエラストマー部分２０が加硫により直接取り付けら
れる。
されたシュー３、ブシュ４、アーム５及びヒンジアイレ
ット６を備える。シュー３状部分の下面の少なくも一部
分にエラストマー部分２０が加硫により直接取り付けら
れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に小型履帯式機械に
応用し得る履帯用の改良されたリンクに関する。
応用し得る履帯用の改良されたリンクに関する。
【０００２】
【従来技術及びその課題】現在、（通常はミニ掘削機と
して知られる）小型の履帯式機械においては、その進行
に要する機械力は履帯を通して地面に伝達される。履帯
は、必要に応じて全金属製又は全ゴム製、あるいは便宜
上「ゴム被覆」として定義された加硫ゴムのシューが設
けられた金属製のいずれかとすることができる。
して知られる）小型の履帯式機械においては、その進行
に要する機械力は履帯を通して地面に伝達される。履帯
は、必要に応じて全金属製又は全ゴム製、あるいは便宜
上「ゴム被覆」として定義された加硫ゴムのシューが設
けられた金属製のいずれかとすることができる。
【０００３】全ゴム製の履帯は、普通の空気入りタイヤ
において生ずるのと同様な影響で機械を地上に置き得る
ように考えられ、これは便宜上「柔らかい」として定義
でき、ごく普通の金属製の履帯が地上において有し得る
破壊的な影響を防ぐ。しかし、全ゴム製の履帯は、特に
大きな牽引力と操作性とが要求される状況で使用された
場合には、全金属製の履帯よりも寿命が短い。また、経
験上、金属コアの強化は全ゴム製履帯の構造の硬直を生
じ、従って駆動車輪及び引張り用車輪の周りでの履帯の
関節運動を難しくして、早期劣化に導く。
において生ずるのと同様な影響で機械を地上に置き得る
ように考えられ、これは便宜上「柔らかい」として定義
でき、ごく普通の金属製の履帯が地上において有し得る
破壊的な影響を防ぐ。しかし、全ゴム製の履帯は、特に
大きな牽引力と操作性とが要求される状況で使用された
場合には、全金属製の履帯よりも寿命が短い。また、経
験上、金属コアの強化は全ゴム製履帯の構造の硬直を生
じ、従って駆動車輪及び引張り用車輪の周りでの履帯の
関節運動を難しくして、早期劣化に導く。
【０００４】全金属製履帯の欠点なしに全ゴム製履帯の
欠点を取り除くために、ゴム被覆の履帯、即ち、金属リ
ンクに加硫ゴムのシューの設けられた履帯が考えられ
た。従って、地上での「柔らかな」支持と共に大きな牽
引力と操作性とが要求される場合は、かかる履帯が有用
である。
欠点を取り除くために、ゴム被覆の履帯、即ち、金属リ
ンクに加硫ゴムのシューの設けられた履帯が考えられ
た。従って、地上での「柔らかな」支持と共に大きな牽
引力と操作性とが要求される場合は、かかる履帯が有用
である。
【０００５】かかる履帯のリンクは比較的多数の部材か
ら形成され、もしゴムのシューが金属部分に機械的に固
定されるならばこの数は更に大きくなる。比較的多数の
部材はこの形式の履帯が比較的費用を要し具合が悪いこ
とを意味し、この費用はその通常のリンク寸法の小型化
と共に更に増加する傾向があり、従って、かかるゴム被
覆の履帯を最も多く使用する機械そのものであるミニ掘
削機において特に不利である。
ら形成され、もしゴムのシューが金属部分に機械的に固
定されるならばこの数は更に大きくなる。比較的多数の
部材はこの形式の履帯が比較的費用を要し具合が悪いこ
とを意味し、この費用はその通常のリンク寸法の小型化
と共に更に増加する傾向があり、従って、かかるゴム被
覆の履帯を最も多く使用する機械そのものであるミニ掘
削機において特に不利である。
【０００６】本発明の目的は、できるだけ経済的にゴム
被覆履帯の構造を作り、一般に履帯式の機械、特にミニ
掘削機に有利な応用を与えることにより、前述の欠点を
取り除くことである。
被覆履帯の構造を作り、一般に履帯式の機械、特にミニ
掘削機に有利な応用を与えることにより、前述の欠点を
取り除くことである。
【０００７】
【課題を達成するための手段】この目的は特許請求の範
囲による改良された履帯リンクにより達成される。
囲による改良された履帯リンクにより達成される。
【０００８】このリンクは、別の同様なリンクと連結さ
れたとき、一体型の形式及び構造のものであると同時に
ゴム被覆履帯の利点の総てを提供する履帯を形成する。
この構成部品数の減少は、称呼寸法がミニ掘削機履帯に
典型的な小さな寸法である場合、特に低費用でこれを製
造できることを意味する。
れたとき、一体型の形式及び構造のものであると同時に
ゴム被覆履帯の利点の総てを提供する履帯を形成する。
この構成部品数の減少は、称呼寸法がミニ掘削機履帯に
典型的な小さな寸法である場合、特に低費用でこれを製
造できることを意味する。
【０００９】
【実施例】本発明は、付属図面における非限定的な例示
により示される。
により示される。
【００１０】図面を参照すれば、全体的に２で示された
本発明のリンクは、シュー状部分３、ブシュ部分４、２
個のアーム部分５、２個のヒンジアイレット部分６、ピ
ン７、及びエラストマー部分２０を備える。リンクは、
ピン７により連結されときに走行装置組立体２９に装備
可能な履帯１を形成する。この場合、リンク２は支持車
輪又は履帯案内ローラー１４と組み合い、かつ空転車輪
１５及び駆動車輪１１の周りを通過する。
本発明のリンクは、シュー状部分３、ブシュ部分４、２
個のアーム部分５、２個のヒンジアイレット部分６、ピ
ン７、及びエラストマー部分２０を備える。リンクは、
ピン７により連結されときに走行装置組立体２９に装備
可能な履帯１を形成する。この場合、リンク２は支持車
輪又は履帯案内ローラー１４と組み合い、かつ空転車輪
１５及び駆動車輪１１の周りを通過する。
【００１１】シュー状部分３はウェブ９により一緒に連
結された２個の横方向バー８から形成される。ウェブ９
には、その中心線に沿って少なくも１個のスロット１０
が設けられる。履帯１は、各シュー状部分３に設けられ
たスロット１０により自己清掃し、駆動車輪１１はリン
ク２の間に侵入したデブリを排出して「詰まり」の影響
を限定させることができる。これに関連して、粘土、濡
れ土と混合された藁などのような、ある種の作動条件下
では履帯の詰まり易いことが知られている。かかる条件
下では、関節運動が妨害され履帯には過大な張力が発生
するが、しかし、これは、スロット１０が履帯に詰まっ
た物質の改良された排出を許すことにより無くすことが
できる。スロット１０は、これが長軸を有するような形
状のものである。この特徴により、履帯１を組み立てる
ため、リンク２を機械工具又は自動式機械の予定部分に
固定することができる。
結された２個の横方向バー８から形成される。ウェブ９
には、その中心線に沿って少なくも１個のスロット１０
が設けられる。履帯１は、各シュー状部分３に設けられ
たスロット１０により自己清掃し、駆動車輪１１はリン
ク２の間に侵入したデブリを排出して「詰まり」の影響
を限定させることができる。これに関連して、粘土、濡
れ土と混合された藁などのような、ある種の作動条件下
では履帯の詰まり易いことが知られている。かかる条件
下では、関節運動が妨害され履帯には過大な張力が発生
するが、しかし、これは、スロット１０が履帯に詰まっ
た物質の改良された排出を許すことにより無くすことが
できる。スロット１０は、これが長軸を有するような形
状のものである。この特徴により、履帯１を組み立てる
ため、リンク２を機械工具又は自動式機械の予定部分に
固定することができる。
【００１２】この長軸は、リンクの対称軸２１又は運転
時のリンクの通常の進行軸と一致することが好ましい。
ブシュ部分４、２個のアーム部分５及び２個のヒンジア
イレット部分６は単一片の鋳鉄であり、従って多くの費
用を要する部材の個別的製造及びこれらの組立が避けら
れる。これに関連して、アーム部分５は、ブシュ部分４
の２個の対向端部を有して一体に鋳造された第１の端
部、及び各がそれぞれのヒンジアイレット部分６を定め
ている第２の端部を持つ。ブシュ部分４の軸方向の長さ
はヒンジアイレット部分６の対向している内側面間の距
離よりも僅かに小さく、履帯１の隣接リンク２との相互
連結を可能とする。ブシュ部分４の内径及びヒンジ面部
分６の内径は、これらがピン７と組み合わせられたとき
にピンが軸方向で固定されると同時に隣接リンクが相互
に旋回できるようなものである。アーム部分５には、シ
ュー状部分３と平行でかつこれと反対側に滑り面１３が
備えられ、この面上に履帯の滑りローラー１４が置かれ
るる。滑り面１３は規則的でかつ連続した形状を有し、
履帯１の案内に加えて機械を支持できるローラー１４と
組み合う。
時のリンクの通常の進行軸と一致することが好ましい。
ブシュ部分４、２個のアーム部分５及び２個のヒンジア
イレット部分６は単一片の鋳鉄であり、従って多くの費
用を要する部材の個別的製造及びこれらの組立が避けら
れる。これに関連して、アーム部分５は、ブシュ部分４
の２個の対向端部を有して一体に鋳造された第１の端
部、及び各がそれぞれのヒンジアイレット部分６を定め
ている第２の端部を持つ。ブシュ部分４の軸方向の長さ
はヒンジアイレット部分６の対向している内側面間の距
離よりも僅かに小さく、履帯１の隣接リンク２との相互
連結を可能とする。ブシュ部分４の内径及びヒンジ面部
分６の内径は、これらがピン７と組み合わせられたとき
にピンが軸方向で固定されると同時に隣接リンクが相互
に旋回できるようなものである。アーム部分５には、シ
ュー状部分３と平行でかつこれと反対側に滑り面１３が
備えられ、この面上に履帯の滑りローラー１４が置かれ
るる。滑り面１３は規則的でかつ連続した形状を有し、
履帯１の案内に加えて機械を支持できるローラー１４と
組み合う。
【００１３】シュー状部分３の底面２８の少なくも一部
分にエラストマー部分２０が加硫により直接取り付けら
れる。従って、これは、関連履帯の置かれた地面とリン
クとが柔らかく接触できる変形可能な柔軟材料のシュー
を形成する。部分２０は中心軸２１に関して対称的であ
る。これは、実質的に、同じであり従って同じ番号２２
で示された２個の第１の半分部分、及び同じ番号２３で
示された２個の第２の半分部分より形成される。第１の
半分部分２２は、第２の半分部分２３の厚さより小さい
が横方向バー８を覆うに十分な厚さを持つ。各第１の半
分部分２２は、前記第１の部分２２に対して凹のアーチ
状輪郭２６に沿ってその隣接した第２の半分部分２３か
ら分けられる。第２の半分部分２３はスロット１０の両
側に配置され、かつ薄い層２４により一緒に連結され
る。第１の半分部分２２と第２の半分部分２３との両者
は斜めにされた縁２７を有し、履帯が組み立てられたと
きに正常な履帯進行方向で先行のリンクと重なるように
意図されたシュー状部分３の後端部分２５の下面は覆わ
ない。エラストマー部分２０の前述の構造は、試験に基
づいて（地面が硬い、変形可能又は泥だらけであるかど
うかに拘わらず）地面把持力、走行時の安定性と低振
動、及び耐摩耗性の間の最良の妥協を広く提供すること
が見いだされた。部分２０の形成に使用されるエラスト
マーは、前記部分２０の費用と寿命との間の関係を最適
にするように選定される。現在の好ましい材料は天然ゴ
ムと合成ゴムとの混合物であり、後者の含量は最大１５
％である。加硫後、この混合物は、最大引張り強さ ２
２０ daN/cm2、ショアー硬度 約７０、最小伸び率 ４６
０％、ASTM D624 による最小裂け抵抗 １５０daN/cm2、
DIN５３５１６１による摩耗抵抗 最大９０単位、そして
密度 １.１５kg/dm3 を得ることができる。
分にエラストマー部分２０が加硫により直接取り付けら
れる。従って、これは、関連履帯の置かれた地面とリン
クとが柔らかく接触できる変形可能な柔軟材料のシュー
を形成する。部分２０は中心軸２１に関して対称的であ
る。これは、実質的に、同じであり従って同じ番号２２
で示された２個の第１の半分部分、及び同じ番号２３で
示された２個の第２の半分部分より形成される。第１の
半分部分２２は、第２の半分部分２３の厚さより小さい
が横方向バー８を覆うに十分な厚さを持つ。各第１の半
分部分２２は、前記第１の部分２２に対して凹のアーチ
状輪郭２６に沿ってその隣接した第２の半分部分２３か
ら分けられる。第２の半分部分２３はスロット１０の両
側に配置され、かつ薄い層２４により一緒に連結され
る。第１の半分部分２２と第２の半分部分２３との両者
は斜めにされた縁２７を有し、履帯が組み立てられたと
きに正常な履帯進行方向で先行のリンクと重なるように
意図されたシュー状部分３の後端部分２５の下面は覆わ
ない。エラストマー部分２０の前述の構造は、試験に基
づいて（地面が硬い、変形可能又は泥だらけであるかど
うかに拘わらず）地面把持力、走行時の安定性と低振
動、及び耐摩耗性の間の最良の妥協を広く提供すること
が見いだされた。部分２０の形成に使用されるエラスト
マーは、前記部分２０の費用と寿命との間の関係を最適
にするように選定される。現在の好ましい材料は天然ゴ
ムと合成ゴムとの混合物であり、後者の含量は最大１５
％である。加硫後、この混合物は、最大引張り強さ ２
２０ daN/cm2、ショアー硬度 約７０、最小伸び率 ４６
０％、ASTM D624 による最小裂け抵抗 １５０daN/cm2、
DIN５３５１６１による摩耗抵抗 最大９０単位、そして
密度 １.１５kg/dm3 を得ることができる。
【００１４】エラストマー部分２０が接着されたシュー
状部分３の底面２８は、サンドブラストにより粗くされ
る。この粗さは、加硫による前記エラストマー部分２０
の固定に有利である。エラストマー部分２０の部分３の
前記底面２８への接着に更に便宜を与えるように、後者
は脱酸剤で処理され、これと部分２０との間に軟化点１
５０℃の熱可塑性ポリマー層及び約１６０℃において約
３０分間で加硫可能な厚さ０.５から１.０mmの間の天然
ゴムの層が説明された順序で差し込まれる。これらの層
は厚さが小さいので図面ではこれらは見られない。履帯
１は、リンク２の各ブシュ部分４をピン７の手段により
隣接リンク２のヒンジアイレット部分６の対に連結する
ことにより組み立てられる。履帯１が形成されると、ブ
シュ部分４の外側円筒面が駆動車輪１１の歯のための走
行経路を構成し、従って得られた結合は円インボリュー
ト線に沿って運動し、これが機械の並進運動を容易に
し、かつ機械が高速でも極めて小さな摩耗で動けるよう
にする。
状部分３の底面２８は、サンドブラストにより粗くされ
る。この粗さは、加硫による前記エラストマー部分２０
の固定に有利である。エラストマー部分２０の部分３の
前記底面２８への接着に更に便宜を与えるように、後者
は脱酸剤で処理され、これと部分２０との間に軟化点１
５０℃の熱可塑性ポリマー層及び約１６０℃において約
３０分間で加硫可能な厚さ０.５から１.０mmの間の天然
ゴムの層が説明された順序で差し込まれる。これらの層
は厚さが小さいので図面ではこれらは見られない。履帯
１は、リンク２の各ブシュ部分４をピン７の手段により
隣接リンク２のヒンジアイレット部分６の対に連結する
ことにより組み立てられる。履帯１が形成されると、ブ
シュ部分４の外側円筒面が駆動車輪１１の歯のための走
行経路を構成し、従って得られた結合は円インボリュー
ト線に沿って運動し、これが機械の並進運動を容易に
し、かつ機械が高速でも極めて小さな摩耗で動けるよう
にする。
【００１５】横方向バー８は最小の重量増加でリンクの
金属ウェブ部分９を補強する。リンク、特に地面と接触
するリンク表面の寸法は要求に応じて広く変化し、地上
の単位面積当たり圧力が限定される場合は大きい方向
に、また操作性を容易にすべきでありかつ駆動車輪と支
持ローラー１４の摩耗を減らすべき場合は小さい方に変
化する。リンク２は、寸法の高度の正確性を達成し更な
る機械加工を減らし又は無くすように、熔融点において
高い流動性を有する特定の鋳鉄で鋳造することができ
る。この目的には以下の化学成分の鋳鉄の使用が好まし
い。即ち、炭素 ３.５（最小）；シリコン ２.５０；マ
ンガン ０.３１；硫黄 ０.０１４；燐 ０.０２９；ニッ
ケル ０.５；マグネシウム ０.０４；モリブデン ０.２
０である。適切に設計された硬化手順によりベイナイト
と残留オーステナイトとの間の正確な組合せを得ること
ができ、処理され表面硬化された構造用鋼と同じ数値の
機械的特性表示が達成できる。得られた機械的特性は次
の通りである。即ち、Ｒ １１５０ N/mm2；Hrc ４０；
伸び １０％である。得られた機械的特性は、最適の摩
耗と疲労抵抗と共に硬度とじん性との間の満足な妥協を
示す。
金属ウェブ部分９を補強する。リンク、特に地面と接触
するリンク表面の寸法は要求に応じて広く変化し、地上
の単位面積当たり圧力が限定される場合は大きい方向
に、また操作性を容易にすべきでありかつ駆動車輪と支
持ローラー１４の摩耗を減らすべき場合は小さい方に変
化する。リンク２は、寸法の高度の正確性を達成し更な
る機械加工を減らし又は無くすように、熔融点において
高い流動性を有する特定の鋳鉄で鋳造することができ
る。この目的には以下の化学成分の鋳鉄の使用が好まし
い。即ち、炭素 ３.５（最小）；シリコン ２.５０；マ
ンガン ０.３１；硫黄 ０.０１４；燐 ０.０２９；ニッ
ケル ０.５；マグネシウム ０.０４；モリブデン ０.２
０である。適切に設計された硬化手順によりベイナイト
と残留オーステナイトとの間の正確な組合せを得ること
ができ、処理され表面硬化された構造用鋼と同じ数値の
機械的特性表示が達成できる。得られた機械的特性は次
の通りである。即ち、Ｒ １１５０ N/mm2；Hrc ４０；
伸び １０％である。得られた機械的特性は、最適の摩
耗と疲労抵抗と共に硬度とじん性との間の満足な妥協を
示す。
【００１６】本発明の特徴及び態様は次の通りである。
【００１７】１．鋳造により全体的に形成された金属部
片と前記金属部片に取り付けられたエラストマー部分
（２０）とを組み合わせて備え、鋳造により全体的に形
成された金属部片は、シュー状部分（３）、ブシュ部分
（４）、及びブシュ部分（４）と一体品の第１の端部と
各がヒンジアイレット部分（６）を定めている第２の端
部とを有する１対のアーム部分（５）を備え、前記ヒン
ジアイレット部分（６）はブシュ部分（４）の軸方向長
さより僅かに大きな距離だけ間隔を空けられた向かい合
いの内面を有して、１個のリンク（２）のブシュ部分
（４）と隣接リンク（２）のヒンジアイレット部分
（６）とを通過する関係のヒンジピン（７）によりリン
ク（２）を一緒に旋回可能に連結できるようにし、前記
アーム部分（５）はシュー状部分（３）と平行でかつこ
れとは反対の側に滑り面（１３）を定め、前記ブシュ部
分（４）は円筒状の外側面を定めこの面上で駆動車輪
（１１）の歯がインボリュート曲線に従って作動し、エ
ラストマー部分がシュー状部分（３）の下面（２８）の
少なくも一部分に加硫により直接取り付けられることを
特徴とする特に小型履帯式機械に適用可能な履帯（１）
用のリンク（２）。
片と前記金属部片に取り付けられたエラストマー部分
（２０）とを組み合わせて備え、鋳造により全体的に形
成された金属部片は、シュー状部分（３）、ブシュ部分
（４）、及びブシュ部分（４）と一体品の第１の端部と
各がヒンジアイレット部分（６）を定めている第２の端
部とを有する１対のアーム部分（５）を備え、前記ヒン
ジアイレット部分（６）はブシュ部分（４）の軸方向長
さより僅かに大きな距離だけ間隔を空けられた向かい合
いの内面を有して、１個のリンク（２）のブシュ部分
（４）と隣接リンク（２）のヒンジアイレット部分
（６）とを通過する関係のヒンジピン（７）によりリン
ク（２）を一緒に旋回可能に連結できるようにし、前記
アーム部分（５）はシュー状部分（３）と平行でかつこ
れとは反対の側に滑り面（１３）を定め、前記ブシュ部
分（４）は円筒状の外側面を定めこの面上で駆動車輪
（１１）の歯がインボリュート曲線に従って作動し、エ
ラストマー部分がシュー状部分（３）の下面（２８）の
少なくも一部分に加硫により直接取り付けられることを
特徴とする特に小型履帯式機械に適用可能な履帯（１）
用のリンク（２）。
【００１８】２．エラストマー部分（２０）は履帯進行
軸と一致する中心軸（２１）に関して対称的であり、前
記部分（２０）は２個の同様な第１の半分部分（２２）
と２個の同様な第２の半分部分（２３）とより実質的に
形成され、第１の半分部分（２２）は第２の半分部分
（２３）の厚さより小さいがシュー状部分（３）の下面
に現れている横方向バー（８）を覆うに十分な厚さを持
つことを特徴とする上記１に説明された履帯リンク。
軸と一致する中心軸（２１）に関して対称的であり、前
記部分（２０）は２個の同様な第１の半分部分（２２）
と２個の同様な第２の半分部分（２３）とより実質的に
形成され、第１の半分部分（２２）は第２の半分部分
（２３）の厚さより小さいがシュー状部分（３）の下面
に現れている横方向バー（８）を覆うに十分な厚さを持
つことを特徴とする上記１に説明された履帯リンク。
【００１９】３．各第１の半分部分（２２）が、前記第
１の部分（２２）に対して凹のアーチ状輪郭（２６）に
沿って隣接の第２の半分部分（２３）とは分けられるこ
とを特徴とする上記２に説明された履帯リンク。
１の部分（２２）に対して凹のアーチ状輪郭（２６）に
沿って隣接の第２の半分部分（２３）とは分けられるこ
とを特徴とする上記２に説明された履帯リンク。
【００２０】４．第２の半分部分（２３）がスロット
（１０）の両側に位置決めされかつ薄い層（２４）によ
り一緒に連結されることを特徴とする上記２に説明され
た履帯リンク。
（１０）の両側に位置決めされかつ薄い層（２４）によ
り一緒に連結されることを特徴とする上記２に説明され
た履帯リンク。
【００２１】５．第１の半分部分（２２）と第２の半分
部分（２３）との両者は斜めにされた縁（２７）を有
し、更に履帯（１）が組み立てられたときに正常な履帯
進行方向で先行するリンク（２）と重なるように意図さ
れたシュー状部分（３）の後端部分（２５）の下面は覆
わないことを特徴とする上記２に説明された履帯リン
ク。 ６．エラストマー部分（２０）を接着するシュー状部分
（３）の下面（２８）がサンドブラストにより作られた
粗さを有することを特徴とする上記１に説明された履帯
リンク。
部分（２３）との両者は斜めにされた縁（２７）を有
し、更に履帯（１）が組み立てられたときに正常な履帯
進行方向で先行するリンク（２）と重なるように意図さ
れたシュー状部分（３）の後端部分（２５）の下面は覆
わないことを特徴とする上記２に説明された履帯リン
ク。 ６．エラストマー部分（２０）を接着するシュー状部分
（３）の下面（２８）がサンドブラストにより作られた
粗さを有することを特徴とする上記１に説明された履帯
リンク。
【００２２】７．エラストマー部分（２０）と部分
（３）の下面２８との間に、軟化点１５０℃の熱可塑性
ポリマー層及び約１６０℃において約３０分間で加硫可
能な厚さ０.５から１.０mmの間の天然ゴムの層が説明さ
れた順序で差し込まれることを特徴とする上記１に説明
された履帯リンク。
（３）の下面２８との間に、軟化点１５０℃の熱可塑性
ポリマー層及び約１６０℃において約３０分間で加硫可
能な厚さ０.５から１.０mmの間の天然ゴムの層が説明さ
れた順序で差し込まれることを特徴とする上記１に説明
された履帯リンク。
【００２３】８．エラストマー部分（２０）の材料が天
然ゴムと合成ゴムとの混合物であり、後者の含量が最大
１５％であることを特徴とする上記１に説明された履帯
リンク。
然ゴムと合成ゴムとの混合物であり、後者の含量が最大
１５％であることを特徴とする上記１に説明された履帯
リンク。
【００２４】９．加硫後、エラストマー部分（２０）
が、最大引張り強さ ２２０ daN/cm2（最小）、ショア
ー硬度 約７０、最小伸び率 ４６０％、ASTM D624 によ
る最小裂け抵抗 １５０daN/cm2、DIN ５３５１６１によ
る摩耗抵抗 最大９０単位、そして密度 １.１５kg/dm3
を得ることができることを特徴とする上記１に説明され
た履帯リンク。
が、最大引張り強さ ２２０ daN/cm2（最小）、ショア
ー硬度 約７０、最小伸び率 ４６０％、ASTM D624 によ
る最小裂け抵抗 １５０daN/cm2、DIN ５３５１６１によ
る摩耗抵抗 最大９０単位、そして密度 １.１５kg/dm3
を得ることができることを特徴とする上記１に説明され
た履帯リンク。
【００２５】１０．中心線上またはこれの近くに位置決
めされたスロット（１０）を備えることを特徴とする先
行上記に説明された履帯リンク。
めされたスロット（１０）を備えることを特徴とする先
行上記に説明された履帯リンク。
【００２６】１１．前記スロット（１０）が長軸を有
し、これがリンクの対称軸（２１）または運転時のリン
クの正常な進行軸と一致することを特徴とする上記１０
に説明された履帯リンク。
し、これがリンクの対称軸（２１）または運転時のリン
クの正常な進行軸と一致することを特徴とする上記１０
に説明された履帯リンク。
【００２７】１２．金属部片が、炭素 ３.５（最小）；
シリコン ２.５０；マンガン ０.３１；硫黄 ０.０１
４；燐 ０.０２９；ニッケル ０.５；マグネシウム ０.
０４；モリブデン ０.２０を有しかつＲ １１５０ N/mm
2；Hrc ４０；伸び １０％の機械的特性を有する鋳鉄で
作られることを特徴とする上記１に説明された履帯リン
ク。
シリコン ２.５０；マンガン ０.３１；硫黄 ０.０１
４；燐 ０.０２９；ニッケル ０.５；マグネシウム ０.
０４；モリブデン ０.２０を有しかつＲ １１５０ N/mm
2；Hrc ４０；伸び １０％の機械的特性を有する鋳鉄で
作られることを特徴とする上記１に説明された履帯リン
ク。
【００２８】１３．履帯（１）を形成するために別の同
様なリンクに連結されることを特徴とする先行上記に説
明された履帯リンク。
様なリンクに連結されることを特徴とする先行上記に説
明された履帯リンク。
【図１】下方から見た本発明のリンクの平面図である。
【図２】図１の線ＩＩ−ＩＩにおける断面図である。
【図３】本発明のリンクより形成される履帯の１部分の
分解図である。
分解図である。
【図４】図３の履帯が設けられた走行装置組立体を示
す。
す。
２ リンク ３ シユー ４ ブッシュ ５ アーム ６ ヒンジアイレット ２０ エラストマー部分 ２８ 下面
Claims (1)
- 【請求項１】 鋳造により全体的に形成された金属部片
と前記金属部片に取り付けられたエラストマー部分とを
組み合わせて備え、鋳造により全体的に形成された金属
部片は、シュー状部分、ブシュ部分、及びブシュ部分と
一体品の第１の端部と各がヒンジアイレット部分を定め
ている第２の端部とを有する１対のアーム部分を備え、
前記ヒンジアイレット部分はブシュ部分の軸方向長さよ
り僅かに大きな距離だけ間隔を空けられた向かい合いの
内面を有して、１個のリンクのブシュ部分と隣接リンク
のヒンジアイレット部分とを通過する関係のヒンジピン
によりリンクを一緒に旋回可能に連結できるようにし、
前記アーム部分はシュー状部分と平行でかつこれとは反
対の側に滑り面を定め、前記ブシュ部分は円筒状の外側
面を定めこの面上で駆動車輪の歯がインボリュート曲線
に従って作動し、エラストマー部分がシュー状部分の下
面の少なくも一部分に加硫により直接取り付けられるこ
とを特徴とする特に小型履帯式機械に適用可能な履帯用
のリンク。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| IT94MI000280U IT233254Y1 (it) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | Maglia perfezionata per un cingolo applicabile in particolare a macchine cingolate di ridotta potenzialita' |
| IT94U000280 | 1994-04-15 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0853078A true JPH0853078A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=11367886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7111173A Pending JPH0853078A (ja) | 1994-04-15 | 1995-04-12 | 履帯用のリンク |
Country Status (10)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5685620A (ja) |
| JP (1) | JPH0853078A (ja) |
| BE (1) | BE1008227A6 (ja) |
| DE (1) | DE29506363U1 (ja) |
| ES (1) | ES1030813Y (ja) |
| FR (1) | FR2718702B3 (ja) |
| GB (1) | GB2288375B (ja) |
| IT (1) | IT233254Y1 (ja) |
| NL (1) | NL1000074C2 (ja) |
| SE (1) | SE510180C2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002166863A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-11 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 履 帯 |
| JP2013091431A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Bridgestone Corp | 履帯パッド |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US5988776A (en) * | 1997-12-02 | 1999-11-23 | Loegering Mfg. Inc. | Soft bottom flexible track belt assembly |
| JPH11245862A (ja) | 1998-03-01 | 1999-09-14 | Bridgestone Corp | 後付け用ゴムパッド |
| US9376149B2 (en) * | 2014-05-28 | 2016-06-28 | Caterpillar Inc. | Articulating track system |
| US9751577B2 (en) * | 2014-12-22 | 2017-09-05 | Caterpillar Inc. | Reversible track link system |
| US20220195550A1 (en) * | 2020-12-23 | 2022-06-23 | Caterpillar Inc. | Air-hardened machine components |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US1645089A (en) * | 1925-01-14 | 1927-10-11 | Goodyear Tire & Rubber | Solid vehicle tire |
| US2823082A (en) * | 1956-09-28 | 1958-02-11 | Poor & Co | Tread unit tractor rails |
| GB969732A (en) * | 1962-04-19 | 1964-09-16 | Diehl Karl | Improvements in vehicle track links |
| US3641662A (en) * | 1970-04-09 | 1972-02-15 | Caterpillar Tractor Co | Method of installing a track chain |
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| US4765694A (en) * | 1985-07-03 | 1988-08-23 | General Dynamics Land Systems, Inc. | Replaceable road pad for track shoe of track laying vehicle |
| IT215729Z2 (it) * | 1989-02-24 | 1990-11-05 | Berco Spa | Cingolo per macchine cingolate, in particolare macchine cingolate di ridotte dimensioni. |
| JP3033599B2 (ja) * | 1990-09-21 | 2000-04-17 | 株式会社ブリヂストン | 履帯用ゴムパッド |
| US5261733A (en) * | 1991-05-29 | 1993-11-16 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Shoe of crawler belt or chain |
-
1994
- 1994-04-15 IT IT94MI000280U patent/IT233254Y1/it active IP Right Grant
-
1995
- 1995-04-03 US US08/415,628 patent/US5685620A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-06 NL NL1000074A patent/NL1000074C2/xx not_active IP Right Cessation
- 1995-04-10 GB GB9507397A patent/GB2288375B/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-04-10 ES ES09501096U patent/ES1030813Y/es not_active Expired - Fee Related
- 1995-04-12 DE DE29506363U patent/DE29506363U1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-12 JP JP7111173A patent/JPH0853078A/ja active Pending
- 1995-04-12 SE SE9501373A patent/SE510180C2/sv unknown
- 1995-04-14 FR FR9504518A patent/FR2718702B3/fr not_active Expired - Lifetime
- 1995-04-14 BE BE9500352A patent/BE1008227A6/fr not_active IP Right Cessation
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2002166863A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-11 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 履 帯 |
| JP2013091431A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Bridgestone Corp | 履帯パッド |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ES1030813Y (es) | 1996-03-16 |
| FR2718702B3 (fr) | 1996-03-08 |
| SE9501373D0 (sv) | 1995-04-12 |
| ES1030813U (es) | 1995-10-01 |
| BE1008227A6 (fr) | 1996-02-20 |
| GB9507397D0 (en) | 1995-05-31 |
| SE510180C2 (sv) | 1999-04-26 |
| GB2288375A (en) | 1995-10-18 |
| NL1000074C2 (nl) | 1996-04-22 |
| US5685620A (en) | 1997-11-11 |
| SE9501373L (sv) | 1995-10-16 |
| DE29506363U1 (de) | 1995-06-01 |
| GB2288375B (en) | 1998-03-04 |
| IT233254Y1 (it) | 2000-01-26 |
| NL1000074A1 (nl) | 1995-10-16 |
| ITMI940280V0 (it) | 1994-04-15 |
| ITMI940280U1 (it) | 1995-10-15 |
| FR2718702A3 (fr) | 1995-10-20 |
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