JPH0852939A - マイクロカプセル用ポリイソシアネート及びそれを用いたマイクロカプセル - Google Patents
マイクロカプセル用ポリイソシアネート及びそれを用いたマイクロカプセルInfo
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- JPH0852939A JPH0852939A JP6189439A JP18943994A JPH0852939A JP H0852939 A JPH0852939 A JP H0852939A JP 6189439 A JP6189439 A JP 6189439A JP 18943994 A JP18943994 A JP 18943994A JP H0852939 A JPH0852939 A JP H0852939A
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Abstract
との相溶性がよくかつ、ポットライフの長いマイクロカ
プセル用ポリイソシアネートの提供及び該ポリイソシア
ネートを用いて製造される着色のないマイクロカプセル
の提供。 【構成】アロファネート基を含有するポリイソシアネー
ト及び該ポリイソシアネートを壁膜としたマイクロカプ
セル。
Description
しくは感圧記録シート用として好適なマイクロカプセル
の製造に好適なポリイソシアネート、それを用いたマイ
クロカプセル及びその製造法に関する。
表示材料,接着剤,化粧品,医薬品,農薬,香料,人工
臓器等の広汎な分野で利用されている。特にノーカーボ
ン複写紙用途としての感圧記録シート用マイクロカプセ
ルはよく知られているところである。マイクロカプセル
の製造法としては、コアセルベーション法,界面重合
法,in−situ重合法等の各種の方法が知られているが、
例えば、界面重合法としては、多価イソシアネートを水
あるいはアミン類と反応させ、ポリウレタン膜を有する
カプセルを得る方法が特公昭42−771号に記載され
ている、しかし、この方法で得られたマイクロカプセル
は、耐溶剤性が不十分で有機溶剤雰囲気下におかれた場
合、カプセル内の油滴が抽出されてしまう等の欠点があ
る。さらに、これらの欠点を解決するために、例えばア
ダクト型ポリイソシアネートを用いる方法(特開昭54
−89815,特開昭56−115635等)、芳香族
系多価イソシアネートと脂肪族系イソシアネートとを併
用して用いる方法(特公昭63−33474)、芳香族
系多価イソシアネートと脂肪族系多価イソシアネートと
アミンのアルキレンオキサイド付加物を用いる方法(特
開昭64−72886)、または、芳香族系多価イソシ
アネートと脂肪族系多価イソシアネートとポリカーボネ
ートジオールとを用いる方法(特開平3−51178)
等が提案されている。
89815号、特開昭56−115635号の方法のよ
うなアダクト型ポリイソシアネートを用いた場合該アダ
クト型ポリイソシアネートは製造時に使用する疎水性液
体との相溶性が悪く、低沸点溶媒を加える必要があり、
作業環境も問題がある。また、特公昭63−33474
号の方法では得られたマイクロカプセルが着色するとい
う欠点がある。さらに、特開昭64−72886号、特
開平3−51178号の方法のように多価アルコールを
併用した2成分系においては、多価アルコールと芳香族
系多価イソシアネートとの反応がはやいため、ポットラ
イフが短く作業性に問題がある。
題点を解決すべく鋭意研究した結果、アロファネート基
を含有するポリイソシアネートを使用した場合、製造時
に使用する疎水性液体との相溶性がよく、また2成分系
とすることを要しないため、ポットライフが長く作業性
にすぐれ、かつ、着色のないマイクロカプセルを提供で
きることを見いだし、本発明を完成するに至った。すな
わち、本発明は、(1)アロファネート基を含有するマ
イクロカプセル用ポリイソシアネート、(2)アロファ
ネート基含量が0.1〜10mmol/gである(1)のポリ
イソシアネート、(3)芳香族ジイソシアネート及び脂
肪族ジイソシアネートから誘導されたものである(1)
のポリイソシアネート、(4)芳香族ジイソシアネート
がトリレンジイソシアネートである(3)のポリイソシ
アネート、(5)脂肪族ジイソシアネートがヘキサメチ
レンジイソシアネートである(3)のポリイソシアネー
ト、(6)アロファネート基を含有するポリウレタンを
壁膜としたマイクロカプセル、
有ポリイソシアネートと活性水素含有化合物との反応生
成物である(6)のマイクロカプセル、(8)活性水素
含有化合物が水である(6)のマイクロカプセル、
(9)アロファネート基含ポリイソシアネートのアロフ
ァネート基含量が0.1〜10mmol/gである(6)のマ
イクロカプセル、(10)アロファネート基含有ポリイ
ソシアネートが芳香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイ
ソシアネートから誘導されたものである(6)のマイク
ロカプセル、(11)芳香族ジイソシアネートがトリレ
ンジイソシアネートである(10)のマイクロカプセ
ル、(12)脂肪族ジイソシアネートがヘキサメチレン
ジイソシアネートである(10)のマイクロカプセル、
(13)芯物質として発色剤を含有する(6)のマイク
ロカプセル、(14)感圧記録シート用である(13)
のマイクロカプセル、(15)アロファネート基含有ポ
リイソシアネート及び芯物質を活性水素含有分散媒中に
乳化分散させることを特徴とするマイクロカプセルの製
造法に関する。
イソシアネートは、従来公知のいずれの方法で製造して
もよいが、一般的には単量体ポリイソシアネート化合物
を水酸基含有化合物を用いて部分的にウレタン化して、
ポリイソシアネートを製造し、次いでアロファネート化
触媒を用いてアロファネート化することにより得られ
る。単量体ポリイソシアネート化合物としては、単量体
モノイソシアネート化合物,単量体ジイソシアネート化
合物,単量体ポリイソシアネート化合物及びイソシアネ
ート化合物からの誘導体等が挙げられる。該単量体モノ
イソシアネート化合物としては、例えばメチルイソシア
ネート,エチルイソシアネート,n−ヘキシルイソシア
ネート,シクロヘキシルイソシアネート,2−エチルヘ
キシルイソシアネート,フェニルイソシアネート,ベン
ジルイソシアネート,m−イソプロペニル−α,α'−
ジメチルベンジルイソシアネート,イソシアナトメタク
リレート,メタクロイルイソシアネート等の飽和、不飽
和の脂肪族、脂環族、芳香族モノイソシアネート化合物
をあげることができる。単量体ジイソシアネート化合物
としては、単量体脂肪族ジイソシアネート化合物,単量
体脂環族ジイソシアネート化合物,単量体芳香脂肪族ジ
イソシアネート化合物,単量体芳香族ジイソシアネート
化合物等が挙げられる。
しては、例えばトリメチレンジイソシアネート、テトラ
メチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、ペンタメチレンジイソシアネート、1,2−プ
ロピレンジイソシアネート、1,2−ブチレンジイソシ
アネート、2,3−ブチレンジイソシアネート、1,3−
ブチレンジイソシアネート、2,4,4−又は、2,2,4
−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,6
−ジイソシアネートメチルカプロエート等を挙げること
ができる。該単量体脂環族ジイソシアネート化合物とし
ては、例えば1,3−シクロペンテンジイソシアネー
ト、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−
シクロヘキサンジイソシアネート、3−イソシアネート
メチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシア
ネート、4,4'−メチレンビス(シクロヘキシルイソシ
アネート)、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシ
アネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシア
ネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロ
ヘキサン、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シク
ロヘキサン等を挙げることができる。該単量体芳香脂肪
族ジイソシアネート化合物としては、例えば1,3−又
は1,4−キシリレンジイソシアネート、もしくはその
混合物、ω,ω'−ジイソシアネート−1,4−ジエチル
ベンゼン、1,3−ビス−α,α'−ジメチルイソシアナ
トメチルベンゼン、1,3−又は1,4−ビス(1−イ
ソシアネート−1−メチルエチル)ベンゼンもしくはそ
の混合物等を挙げることができる。
しては、例えばm−フェニレンジイソシアネート、p−
フェニレンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルジイ
ソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、
4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−
又は2,6−トリレンジイソシアネート、4,4'−トル
イジンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルエーテル
ジイソシアネート等を挙げることができる。単量体ポリ
イソシアネート化合物としては単量体脂肪族ポリイソシ
アネート化合物,単量体脂環族ポリイソシアネート化合
物,単量体芳香脂肪族ポリイソシアネート化合物,単量
体芳香族ポリイソシアネート化合物等が挙げられる。該
単量体脂肪族ポリイソシアネート化合物としては、例え
ばリジンエステルトリイソシアネート、1,4,8−トリ
イソシアネートオクタン、1,6,11−トリイソシアネ
ートウンデカン、1,8−ジイソシアネート−4−イソ
シアネートメチルオクタン、1,3,6−トリイソシアネ
ートヘキサン、2,5,7−トリメチル−1,8−ジイソ
シアネート−5−イソシアネートメチルオクタン等を挙
げられるできる。
としては例えば、1,3,5−トリイソシアネートシクロ
ヘキサン、1,3,5−トリメチルイソシアネートシクロ
ヘキサン、2−(3−イソシアネートプロピル)−2,
5−ジ(イソシアネートメチル)−ビシクロ(2.2.
1)ヘプタン、2−(3−イソシアネートプロピル)−
2,6−ジ(イソシアネートメチル)−ビシクロ(2.
2.1)ヘプタン、3−(3−イソシアネートプロピ
ル)−2,5−ジ(イソシアネートメチル)−ビシクロ
(2.2.1)ヘプタン、5−(2−イソシアネートエチ
ル)−2−イソシアネートメチル−3−(3−イソシア
ネートプロピル)−ビシクロ(2.2.1)ヘプタン、6
−(2−イソシアネートエチル)−2−イソシアネート
メチル−3−(3−イソシアネートプロピル)−ビシク
ロ(2.2.1)ヘプタン、5−(2−イソシアネートエ
チル)−2−イソシアネートメチル−2−(3−イソシ
アネートプロピル)−ビシクロ(2.2.1)−ヘプタ
ン、6−(2−イソシアネートエチル)−2−イソシア
ネートメチル−2−(3−イソシアネートプロピル)−
ビシクロ(2.2.1)ヘプタン等を挙げることができ
る。該単量体芳香脂肪族ポリイソシアネート化合物とし
ては、例えば1,3,5−トリイソシアネートメチルベン
ゼン等を挙げることができる。
としては、例えばトリフェニルメタン−4,4',4''−
トリイソシアネート、1,3,5−トリイソシアネートベ
ンゼン、2,4,6−トリイソシアネートトルエン、4,
4'−ジフェニルメタン−2,2',5,5'−テトライソシ
アネート等を挙げることができる。イソシアネート化合
物からの誘導体としては、ダイマー、トリマー、ビュレ
ット、カルボジイミド、ポリメチレンポリフェニルポリ
イソシアネート(クルードMDI、c−MDI,ポリメ
リックMDI)、クルードTDI,及びイソシアネート
化合物と低分子量ポリオールとの付加体等を挙げること
ができる。これら単量体ポリイソシアネート化合物は単
独又は併用して用いてもよい。好ましくは単量体ジイソ
シアネート化合物中でも壁膜の硬さや疎水性液体に対す
る相溶性の観点より単量体脂肪族ジイソシアネート化合
物と単量体芳香族ジイソシアネート化合物との併用が好
ましく、単量体脂肪族ジイソシアネート化合物としてヘ
キサメチレンジイソシアネート、単量体芳香族ジイソシ
アネート化合物として2,4−及び/又は2,6−トリレ
ンジイソシアネートが好適に用いられる。単量体脂肪族
イソシアネート化合物と単量体芳香族ジイソシアネート
化合物の割合は単量体脂肪族イソシアネート化合物1モ
ルに対して単量体芳香族ジイソシアネートが0.1〜1
0、好ましくは0.5〜5の範囲で用いられる。単量体
ポリイソシアネート化合物の部分ウレタン化に用いられ
る水酸基含有化合物としては、一価アルコール,二価ア
ルコール,三価アルコール,四価アルコール等が挙げら
れる。
ール、エタノール、プロパノール、ブタノール、その他
のアルカノール(C5〜38)、及び脂肪族不飽和アル
コール(9〜24)、アルケニルアルコール、2−プロ
ペン−1−オール、アルカジェノール(C6〜8)、
3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−オール等
をあげることができる。該二価アルコールとしては、例
えばエチレングリコール、プロパンジオール、1,4−
ブチレングリコール、1,3−ブチレンアルコール、1,
2−ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、
メチルペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、
3,3−ジメチロールヘプタン、アルカン(C7〜2
2)ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、シクロヘキサンジ
メタノール、アルカン−1,2−ジオール(C17〜2
0),水素化ビスフェノールA,1,4−ジヒドロキシ
−2−ブテン、2,6−ジメチル−1−オクテン−3,8
−ジオール、ビスフェノールA等が挙げられる。該三価
アルコールとしては、例えばグリセリン、2−メチル−
2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2,
4−ジヒドロキシ−3−ヒドロキシメチルペンタン、
1,2,6−ヘキサントリオール、1,1,1−トリス(ヒ
ドロキシメチル)プロパン、2,2−ビス(ヒドロキシ
メチル)−3−ブタノール、及びその他の脂肪族トリオ
ール(C8〜24)等を挙げることができる。
メチロールメタン、D−ソルビトール、キシリトール、
D−マンニトール、D−マンニット等を挙げることがで
きる。これら水酸基含有化合物は、単独または併用して
用いてもよく、好ましくは二価アルコール、三価アルコ
ールが用いられる。ポリイソシアネートは、上記の単量
体ポリイソシアネート化合物と水酸基含有化合物を当量
比(NCO基/OH基)2〜100好ましくは5〜20
となる割合で、反応温度約20〜100℃、反応時間約
0.5〜10時間反応させて製造することができる。こ
の反応においては、従来公知のウレタン化触媒、有機触
媒等を用いてもよい。次いで合成されたポリイソシアネ
ートをアロファネート化触媒の存在下、アロファネート
化反応に付する。アロファネート化触媒としては、従来
公知のいずれのものであってもよく、例えば、トリエチ
ルアミン,トリブチルアミン,トリエチレンジアミン等
の3級アミン、2−ジメチルアミノメチルフェノール、
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール
等のマンニッヒ塩基、テトラメチルアンモニウム、テト
ラエチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、ト
リメチルベンジルアンモニウム等のようなテトラアルキ
ルアンモニウムのハイドロオキサイドや有機弱酸塩、ト
リメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、トリメチル
ヒドロキシエチルアンモニウム、トリエチルヒドロキシ
プロピルアンモニウム、トリエチルヒドロキシエチルア
ンモニウム等のようなトリアルキルヒドロキシアルキル
アンモニウムのハイドロオキサイドや有機弱酸塩、酢
酸、カプロン酸、オクチル酸、ミリスチン酸等のアルキ
ルカルボン酸のアルカリ金属塩、上記アルキルカルボン
酸のスズ、亜鉛、鉛等の金属塩、アルミニウムアセチル
アセトン、リチウムアセチルアセトン等のようなβ−ジ
ケトンの金属キレート化合物、塩化アルミニウム、三フ
ッ化ホウ素等のフリーデル・クラフツ触媒、チタンテト
ラブチレート、トリブチルアンチモン酸化物等、種々の
有機金属化合物、ヘキサメチルシラザン等のアミノシリ
ル基含有化合物を挙げることができる。
鉛,鉛等の金属塩が用いられる。触媒の使用量は、触媒
の種類等により異なるが、通常単量体ポリイソシアネー
ト化合物に対して0.0001〜1重量%、好ましくは
0.001〜0.1重量%の範囲から選択される。かかる
反応は、通常、反応温度約0〜160℃,好ましくは2
0〜120℃,反応時間約0.5〜20時間にて行われ
る。反応が所望のアロファネート基含量に達した時、例
えばリン酸,モノクロル酢酸,塩化ベンゾイル,ドデシ
ルベンゼンスルホン酸,パラトルエンスルホン酸等のア
ロファネート化反応停止剤を反応系中に添加してアロフ
ァネート化触媒を失活させ反応を停止させる。ここで所
望のアロファネート基含量としては0.1〜10mmol/
g、好ましくは0.8〜5mmol/gの範囲が適当である。
0.1mmol/gより少ないと疎水性液体に対する相溶性が
悪く、また10mmol/gを超えるものは設計上困難であ
る。また、アロファネート基含量はポリイソシアネート
1g中に含まれるアロファネート基の数をいい、所望の
アロファネート基の数は、ポリイソシアネート中のウレ
タン基をアロファネート基とみなし、水酸基含有化合物
の仕込み量から求めることができる。この値はすべての
ウレタン基がアロファネート基を生成したと仮定したも
のであって、理論上、アロファネート基数の最大値をと
るものであって、実際にはこれにより低い値となる。
尚、実測はH1−NMRにより求められる。
含有するポリイソシアネートはそのまま使用してもよい
が、公知の手法、例えば薄膜蒸留法や溶剤抽出法により
未反応の単量体ポリイソシアネート化合物を除去するこ
とが好ましい。このようにして得られたアロファネート
基を含有するポリイソシアネートは、通常イソシアネー
ト基含量1〜50%より好ましくは5〜40%であり、
また、粘度は500〜50万 cps(25℃)の範囲であ
る。また、必要に応じ、ヒンダードフェノール類,ヒン
ダードアミン類,有機亜リン酸エステル類等の酸化防止
剤,ベンゾトリアゾール類等の紫外線吸収剤等を添加し
てもよい。マイクロカプセルの製造に際しては、これら
アロファネート基を含有するポリイソシアネートを単独
又は併用して、或いは他の公知のポリイソシアネートと
ともに用いることができる。
ウレタンを壁膜としたマイクロカプセルは、上記ように
して製造したアロファネート基を含有するポリイソシア
ネートを芯物質とともに疎水性液体に溶解し、次いで活
性水素含有分散媒中に乳化分散させることにより得られ
る。芯物質としては、マイクロカプセルの用途により異
なるが例えば、徐放性薬剤用途としては農薬、害虫防除
剤等、建材用途としては吸水性高分子等、電子写真用途
として各種トナー等、感熱記録シート及び感圧記録シー
ト及び感圧記録シート用としては、発色剤等が挙げられ
る。本発明のマイクロカプセルはとりわけ感圧記録シー
ト用として好適に用いることができる。かかる芯物質と
しての発色剤は、呈色剤との間で発色反応を生じる電子
供与性有機発色剤が好適に用いられ、このような発色剤
としては、例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノ
フェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビ
ス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−(p
−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチル
インドール−3−イル)フタリド等のトリアリルメタン
系化合物、4,4'−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリ
ルベンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコオーラ
ミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラ
ミン等のジフェニルメタン系化合物、7−ジエチルアミ
ノ−3−クロロフルオラン、7−ジエチルアミノ−3−
クロロ−2−メチルフルオラン、2−フェニルアミノ−
3−メチル−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ
フルオラン等のフルオラン系化合物、ベンゾイルロイコ
メチレンブルー、p−ニトロベンジルロイコメチレンブ
ルー等のチアジン系化合物、3−メチル−スピロ−ジナ
フトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3
−プロピル−スピロ−ジナフトピラン、3−プロピル−
スピロ−ジベンゾピラン等のスピロ系化合物等が挙げら
れる。
通常沸点100〜500℃の炭化水素系化合物を用いる
ことができ、天然油或いは合成油が主として用いられ
る。具体的には灯油、パラフィン、ナフテン油、アルキ
ル化ビフェニル、アルキル化ターフェニル、塩素化パラ
フィン、アルキル化ナフタレン、ジアリールアルカン、
フタル酸エステル等をあげることができる。アロファネ
ート基を含有するポリイソシアネート及び芯物質の疎水
性液体への溶解は、通常疎水性液体に対し、アロファネ
ート基を含有するポリイソシアネート0.1〜50重量
%好ましくは0.5〜20重量%、芯物質0.1〜100
重量%好ましくは1〜10重量%の割合にて行なわれ
る。溶解する順序は問わず、場合により加温してもよ
い。このようにしてアロファネート基を含有するポリイ
ソシアネートと芯物質が溶解された均一な溶液は1次溶
液と称される。次いでこの1次溶液は、活性水素含有分
散中に乳化分散させる。活性水素含有分散媒は、アロフ
ァネート基を含有するポリイソシアネートの末端イソシ
アネート基と反応し、ポリイソシアネートがいわゆる鎖
伸長反応をし得るような媒体であって、水やエチレンジ
アミン,ジエチレントリアミン,トリエチレンテトラミ
ン,テトラエチレンペンタミン,ヘキサメチレンジアミ
ン,ヒドラジン等の脂肪族アミン,イソホロンジアミン
等の脂環族アミン,キシレンジアミン等の芳香脂肪族ア
ミン等のアミン類が挙げられる。乳化分散させるために
は水が好適に用いられるが、水を主成分として上記のア
ミン類を併用して用いることもできる。通常、活性水素
含有分散媒は、保護コロイド及び/または界面活性剤の
水溶液として用いられる。
ラビアゴム,カゼイン,でんぷん等の天然親水性高分子
物質、カルボキシメチルセルロース等の半合成親水性高
分子物質、ポリビニルアルコール等の合成親水性高分子
物質等があげられる。また界面活性剤としてはスルホン
酸塩,カルボン酸塩,硫酸エステル塩,リン酸エステル
塩等の陰イオン界面活性剤、4級アンモニウム塩に代表
される陽イオン界面活性剤,アルキルおよびアルキルア
リルポリオキシエチレンエーテル,ソルビタンエステル
のポリオキシエチレンエーテル,ポリエチレングリコー
ル脂肪族エステル等の非イオン界面活性剤等があげられ
る。好ましくは陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性
剤が用いられる。保護コロイド及び/または界面活性剤
は、活性水素含有分散媒に対し、0.1〜50重量%、
好ましくは0.5〜10重量%の範囲で添加される。1
次溶液は活性水素含有分散媒に対し1〜70重量%好ま
しくは10〜50重量%の範囲で添加され、激しく撹拌
することにより乳化分散させる。乳化分散されたアロフ
ァネート基を含有するポリイソシアネートは、活性水素
含有分散媒と反応し、鎖伸長する。鎖伸長に際しては、
1次溶液を活性水素含有分散媒に加えた後、撹拌しなが
ら約20〜90℃で約0.1〜10時間保ち、反応を完
結させることが望ましい。鎖伸長したアロファネート基
を含有するポリイソシアネートは、芯物質を包含したか
たちで、マイクロカプセルの壁膜を形成する。このよう
にして得られたマイクロカプセルは、通常粒径1〜15
μm である。該マイクロカプセルは、各種の記録材料、
表示材料,接着剤,化粧品,医薬品,農薬,香料,人工
臓器等の用途として用いることができ、特に感圧記録シ
ート用として好適に用いることができる。この場合、得
られたマイクロカプセルエマルジョンにバインダーとし
てラテックス例えばカルボキシ変性スチレンブタジエン
コムラテックス、緩衝剤として、例えばデンプン粒子等
を加えた塗布液を原紙上に塗布することにより感圧記録
シートとして用いることができる。
リイソシアネートを用いて、マイクロカプセルを製造し
た場合、製造時に使用する疎水性液体との相溶性がよい
ため、他の相溶化剤を加える必要がなく、また2成分系
とすることを要しないため、ポットライフが長く作業性
にすぐれている。さらに着色がなく高品質のマイクロカ
プセルを得ることができる。
するが、これらは本発明を限定するものではない。 実施例1 撹拌機,温度計,窒素ガス導入管及びジムロート冷却管
を備えた1000ml容量の四ッ口フラスコに窒素ガス雰
囲気下、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、HD
Iと略する)450gと2,4−トリレンジイソシアネ
ート(以下、TDIと略する)310gおよびメチルペ
ンタンジオール37gと1,1,1−トリス(ヒドロキシ
メチル)プロパン12gを仕込み80℃に加温し3時間
保持して均一溶液とした後60℃に降温した。次にアロ
ファネート化触媒として2−エチルヘキサン酸鉛0.1
5gを加え反応温度を60±5℃に調節しながら5時間
反応を続けた後、塩化ベンゾイルを0.1g加えて反応
を停止させた。得られた反応液を薄膜蒸留装置(真空度
0.6mmHg 温度150℃)にかけて未反応の単量体ジ
イソシアネート化合物を除去し、淡黄色透明のアロファ
ネート基を含有するポリイソシアネート301.0gア
ロファネート基含量(実測値(H1-NMR,d6-DMSO,TDI:1
0.5ppm,HDI:8.5ppm 以下同様。)2.7mmol/g,理論
値:2.9mmol/g)を得た。次に発色剤としてクリスタルバ
イオレットラクトン5gとベンゾイルロイコメチレンブ
ルー1.0gとをジイソプロピルナフタレン100gに
溶解した。この油性液に先に得られたアロファネート基
を含有するポリイソシアネート20gを溶解し、1次溶
液を調整した。この1次溶液をポリビニルアルコール8
gとカルボキシルメチルセルロースナトリウム塩2gと
を溶解した水200g中に加え激しく撹拌し、乳化分散
させた。分散液を温度80℃まで上昇させこの温度で5
時間保ち重合反応を完結させ、マイクロカプセルエマル
ジョンを得た。得られたマイクロカプセルの平均粒径は
7.3μm であった。尚、粒径の測定は、コールターカ
ウンター・マルチサイダーII(コールター・エレクトニ
クス・リミテッド製)で行なった(以下の実施例も同様
である。)
を備えた1000ml容量の四ッ口フラスコに窒素ガス雰
囲気下、HDI 740g、TDI 190gおよびメ
チルペンタンジオール60gを仕込み80℃に加温し3
時間保持して均一溶液とした後60℃に降温した。次に
アロファネート化触媒としてトリメチル−N−2−ヒド
ロキシプロピルアンモニウム−2−エチルヘキサノエー
ト0.03gを加え反応温度を60±5℃に調節しなが
ら4時間30分反応を続けた後、塩化ベンゾイルを0.
1g加えて反応を停止させた。得られた反応液を薄膜蒸
留装置(真空度0.6mmHg 温度150℃)にかけて未
反応の単量体ジイソシアネート化合物を除去し、淡黄色
透明のアロファネート基を含有するポリイソシアネート
329.0g(アロファネート基含量、実測値2.3mmo
l/g,理論値2.8mmol/g)を得た。次に得られたア
ロファネート基を含有するポリイソシアネートを用いて
実施例1と同様にしてマイクロカプセルエマルジョンを
得た。得られたマイクロカプセルの平均粒径は7.6μm
であった。 実施例3 HDI 620g、TDI 320gおよびジメチロー
ルヘプタン60gを用いた以外は実施例2と同様にして
アロファネート基を含有するポリイソシアネート29
3.5g(アロファネート基含量、実測値2.2mmol/
g,理論値2.5mmol/g)を得た。次に得られたアロフ
ァネート基を含有するポリイソシアネートを用いて実施
例2と同様にしてマイクロカプセルエマルジョンを得
た。得られたマイクロカプセルの平均粒径は8.1μm
であった。
ール(商品名「ロクサノール」ヘンケル白水(株)製)
160gを用いた以外は実施例1と同様にしてアロファ
ネート基を含有するポリイソシアネート496.4g
(アロファネート基含量、実測値1.8mmol/g,理論値
1.9mmol/g)を得た。該アロファネート基を含有する
ポリイソシアネート11gとHDIのイソシアヌレート
体(武田薬品工業(株)製,商品名「タケネート D−
170N」11gとを2−アニリノ−3−メチル−6−
N−エチル−N−イソペンチルアミノフルオラン5.0
gと2−ジベンジルアミノ−6−ジエチルアミノフルオ
ラン1.0gを溶解させた1−フェニル−1−キシリル
エタン100gに溶解させ1次溶液を調整した。この1
次溶液をポリビニルアルコール10gとカルボキシメチ
ルセルロースナトリウム塩2gとを溶解した水200g
に激しく撹拌しながら加え乳化分散させた。分散液を温
度80℃まで上昇させこの温度で5時間保ち重合反応を
完結させ、マイクロカプセルエマルジョンを得た。得ら
れたマイクロカプセルの平均粒径は6.0μm であっ
た。
りにポリイソシアネートとしてポリメチレンポリフェニ
ルイソシアネート(武田バーディシェウレタン工業
(株)製,商品名「ルプラネート M−20S」)4g
とHDIのビウレット体(武田薬品工業(株)製,商品
名「タケネート D−165N」)4gを用いた以外は
実施例1と同様にしてマイクロカプセルエマルジョンを
得た。 比較例2 アロファネート基を含有するポリイソシアネートのかわ
りにポリイソシアネートとしてポリメチレンポリフェニ
ルイソシアネート(武田バーディシェウレタン工業
(株)製,商品名「ルプラネート M−20S」)6.
4gとHDIのビウレット体(武田薬品工業(株)製,
商品名「タケネート D−165N」)4.8gを用
い、さらにエチレンジアミンのプロピレンオキサイド付
加物(武田薬品工業(株)製,商品名「アクトコール
GR−07」)3.52gを用いる以外は実施例1と同
様にしてマイクロカプセルエマルジョンを得た。尚、本
比較例で得られたポリイソシアネートは疎水性液体と混
合後、次第に相溶しなくなり、約30分経過後にはゲル
化した。
りにポリイソシアネートとしてTDIの3量体(武田薬
品工業(株)製,商品名「タケネート D−212」)
11gとHDIのイソシアヌレート体(武田薬品工業
(株)製,商品名「タケネート D−170N」)を用
い実施例4と同様にしてマイクロカプセルを製造しよう
としたところポリイソシアネートはこの疎水性液体に溶
解せずマイクロカプセルをつくることができなかった。 比較例4 アロファネート基を含有するポリイソシアネートのかわ
りにポリイソシアネートとしてTDIのトリメチロール
プロパン3mol 付加体(武田薬品工業(株)製,商品名
「タケネート D−103H」)とHDIのイソシアヌ
レート体(武田薬品工業(株)製,商品名「タケネート
D−170N」)を用い実施例4と同様にしてマイク
ロカプセルを製造しようとしたところポリイソシアネー
トはこの疎水性液体に溶解せず、マイクロカプセルをつ
くることができなかった
ルジョンにカルボキシ変性スチレンブタジエンゴムラテ
ックスを固形分にて10g、デンプン粒子を60g添加
し、ついで水で固形分濃度20%に調節し塗布液を調製
した。この塗布液を乾燥重量で4.0g/m2 となるよう
に紙支持体上原紙に塗布しマイクロカプセルシートを作
成した。これらマイクロカプセルシートは次に示す顕色
剤シートを用いてその性能を試験した〔表1〕。 顕色剤シートの調整 分散液の調整 3,5−ビス(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛1
5部、炭酸カルシウム120部、活性白土10部、酸化
亜鉛20部、ヘキサメタリン酸ナトリウム1部と水20
0部を用い、サンドミルにより微粒化処理した分散液
(A)を得た。 塗布液の調整 分散液(A)300部に10%PVA−117(クラレ
製)水溶液100部とカルボキシ変性SBRラテックス
(住友ノーガタック製、SN307)7部(固形分とし
て)を添加し、固形分濃度が20%になるように加水調
整し、塗布液を得た。 顕色剤シートの塗布 この塗布液を50g/m2 の原紙に5.0g/m2 の固形
分が塗布されるようにエアーナイフコーターにて塗布、
乾燥し顕色剤シートを得た。 1) 発色性試験 各マイクロカプセルシートと顕色剤シートを重ねNEC
PC・PR201/45型プリンターで3cm四方に連
続的に打圧印刷し発色させた。発色後1日経過させた後
Macbeth 色濃度計にて計測した。数値が大きいほど発
色性が良好であることを示す。 2) 耐熱性試験 各マイクロカプセルシートと顕色剤シートを重ね120
℃の雰囲気下に2時間放置した後顕色剤シートの呈色の
度合をみた。〇はほとんど呈色がない状態を示し、×は
呈色していることを示す。 3) 耐圧性試験 各マイクロカプセルシートと顕色剤シートを重ね10kg
/cm2 の荷重をかけ顕色剤シート面の圧力カブリの度合
をみた。〇は耐圧性が良好であることを示す。 4) カプセル面の着色 マイクロカプセルエマルジョンをΣ80型色差計(日本
電色製)を用いてb値を測定した。b値は絶対値が大き
い程着色していることを示す。〇はb値がプラスのもの
であって着色がみられないことを示す。
Claims (15)
- 【請求項1】アロファネート基を含有するマイクロカプ
セル用ポリイソシアネート。 - 【請求項2】アロファネート基含量が0.1〜10mmol/
gである請求項1記載のポリイソシアネート。 - 【請求項3】芳香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイソ
シアネートから誘導されたものである請求項1記載のポ
リイソシアネート。 - 【請求項4】芳香族ジイソシアネートがトリレンジイソ
シアネートである請求項3記載のポリイソシアネート。 - 【請求項5】脂肪族ジイソシアネートがヘキサメチレン
ジイソシアネートである請求項3記載のポリイソシアネ
ート。 - 【請求項6】アロファネート基を含有するポリウレタン
を壁膜としたマイクロカプセル。 - 【請求項7】ポリウレタンがアロファネート基含有ポリ
イソシアネートと活性水素含有化合物との反応生成物で
ある請求項6記載のマイクロカプセル。 - 【請求項8】活性水素含有化合物が水である請求項7記
載のマイクロカプセル。 - 【請求項9】アロファネート基含ポリイソシアネートの
アロファネート基含量が0.1〜10mmol/gである請求
項7記載のマイクロカプセル。 - 【請求項10】アロファネート基含有ポリイソシアネー
トが芳香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイソシアネー
トから誘導されたものである請求項6記載のマイクロカ
プセル。 - 【請求項11】芳香族ジイソシアネートがトリレンジイ
ソシアネートである請求項10記載のマイクロカプセ
ル。 - 【請求項12】脂肪族ジイソシアネートがヘキサメチレ
ンジイソシアネートである請求項10記載のマイクロカ
プセル。 - 【請求項13】芯物質として発色剤を含有する請求項6
記載のマイクロカプセル。 - 【請求項14】感圧記録シート用である請求項13記載
のマイクロカプセル。 - 【請求項15】アロファネート基含有ポリイソシアネー
ト及び芯物質を活性水素含有分散媒中に乳化分散させる
ことを特徴とするマイクロカプセルの製造法。
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JP18943994A JP3644700B2 (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | マイクロカプセルとその製造方法 |
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-
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- 1994-08-11 JP JP18943994A patent/JP3644700B2/ja not_active Expired - Lifetime
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