JPH0852258A - パチンコ機の裏側配線構造 - Google Patents

パチンコ機の裏側配線構造

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JPH0852258A
JPH0852258A JP21054594A JP21054594A JPH0852258A JP H0852258 A JPH0852258 A JP H0852258A JP 21054594 A JP21054594 A JP 21054594A JP 21054594 A JP21054594 A JP 21054594A JP H0852258 A JPH0852258 A JP H0852258A
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JP
Japan
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wiring
pachinko machine
cover
board
connector
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JP21054594A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Miyasato
博文 宮里
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MASHIRO KK
Mashiro Co Ltd
Original Assignee
MASHIRO KK
Mashiro Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ機の裏側の配線作業を簡単化する。 【構成】 パチンコ機に組み付けられる各種の電気部品
の配線を3枚の配線基板24〜26を用いて行う。各配
線基板24〜26には、各電気部品への配線パターンを
形成する。また、配線基板24,26の後面には各種の
コネクタ27を実装し、各電気部品から導出されたリー
ド線の先端のコネクタを、配線基板24,26のコネク
タ27に差し込み接続する。更に、各配線基板24〜2
6間の電気的接続も、それらに実装したコネクタ30,
31を用いて行う。各配線基板24〜26は、それぞれ
前面側が前面カバーで覆われ、後面側が後面カバー35
〜37で覆われ、この後面カバー35〜37に各種の裏
部品を取り付けて、ユニット化する。これら各ユニット
14〜16を連結固定部を介して一体化して機枠11の
背面に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機に設けられ
る各種の電気部品の配線を簡素化したパチンコ機の裏側
配線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ機には、各種のラン
プ類,センサ類,スイッチ類,モータ,電磁石等の多数
の電気部品が組み付けられているが、これら各種の電気
部品の配線は、パチンコ機の裏側に多数本のリード線を
這わせて行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年のパチンコ機は、
益々電飾化が進むと共に役物の動作が複雑化する傾向が
あり、それに伴って、パチンコ機に組み付けられる電気
部品の数も増え、パチンコ機の裏側に這わされるリード
線の本数も増えてきている。このため、パチンコ機の組
立時にリード線を配線して接続する作業に多大な手間が
かかり、これが組立能率を悪くする大きな原因となって
いた。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、パチンコ機の裏側の
配線作業を簡単化できて、組立能率を向上することがで
きるパチンコ機の裏側配線構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のパチンコ機の裏側配線構造は、
パチンコ機に設けられる各種の電気部品をパチンコ機の
裏側で配線するものにおいて、パチンコ機の裏側に取り
付けられ、前記各種の電気部品への配線パターンが形成
された複数枚の配線基板と、これら複数枚の配線基板に
実装され、前記各種の電気部品から導出されたリード線
を前記配線パターンに電気的に接続するための各種のコ
ネクタと、前記各配線基板をそれぞれカバーしてパチン
コ球が各配線基板に接触しないようにする基板カバーと
を備えた構成としたものである。
【0006】この場合、請求項2のように、前記各配線
基板に、各々の配線パターンを互いに電気的に接続する
ためのコネクタを実装すると良い。また、請求項3のよ
うに、前記基板カバーを、前記各配線基板を前面側から
覆う前面カバーと、後面側から覆う後面カバーとから構
成し、この後面カバーに、賞球タンク,賞球排出装置,
賞球通路等の裏部品を取り付けると良い。
【0007】また、請求項4のように、前記後面カバー
を透明部材により形成し、該後面カバーに前記各種のコ
ネクタを露出させる開口部を形成すると良い。更に、請
求項5のように、前記各配線基板毎に、前記前面カバ
ー,後面カバー,裏部品を組み付けてユニット化し、各
ユニットを、各々に形成された連結固定部を介して一体
化した状態で、パチンコ機の機枠に取り付けると良い。
【0008】
【作用】上述した請求項1の構成によれば、パチンコ機
に組み付けられる各種の電気部品の配線は、パチンコ機
の裏側で複数枚の配線基板を組み合わせて行う。これに
より、従来のリード線による配線が不要となり、配線処
理が著しく簡単になる。ここで、パチンコ機の裏側の配
線を、1枚の配線基板ではなく、複数枚の配線基板を組
み合わせて行う理由は、1枚の配線基板では、配線基板
があまりにも大きくなり過ぎて、配線基板の製造コスト
が高くなるためである。つまり、パチンコ機の裏側の配
線スペースは、裏部品の配置スペースの関係で制約さ
れ、単純な四角形状には出来ないため、1枚の配線基板
で全ての配線をカバーしようとすると、配線基板素材の
材料取り(配線基板素材から所定形状の配線基板を打ち
抜く方法)に無駄が多くなってしまい、基板コストが高
くなってしまうためである。
【0009】この場合、各配線基板には、電気部品から
導出されたリード線を配線パターンに電気的に接続する
ためのコネクタが実装されているので、各電気部品と配
線基板との電気的接続をコネクタによって極めて簡単に
行うことができる。更に、各配線基板は、基板カバーに
よってカバーされているので、保守・点検時等におい
て、パチンコ球がパチンコ機の裏側にこぼれ出たときで
も、配線基板の半田付け部等の導電部分にパチンコ球が
接触することが基板カバーによって確実に阻止され、配
線基板の導電部分のショートが防がれる。
【0010】更に、請求項2のように、各配線基板に、
各々の配線パターンを互いに電気的に接続するためのコ
ネクタを実装すると、各配線基板間の電気的接続もコネ
クタを用いて極めて簡単に行うことができる。
【0011】また、請求項3のように、基板カバーを、
各配線基板を前面側から覆う前面カバーと、後面側から
覆う後面カバーとから構成し、この後面カバーに、賞球
タンク,賞球排出装置,賞球通路等の裏部品を取り付け
ると、配線基板の後面を覆う後面カバーを、裏部品の取
付ベースとしても利用することができ、部品点数の増加
を抑えることができる。
【0012】また、請求項4のように、前記後面カバー
を透明部材により形成すれば、配線基板上に印刷された
配線情報(各コネクタに接続すべき電気部品の名称等)
が後面カバーを透かして見えるようになる。このため、
後面カバーに配線情報を表示する必要がなく、この点で
も低コスト化に寄与できる。しかも、請求項4では、後
面カバーに各種のコネクタを露出させる開口部を形成し
ているので、後面カバーを配線基板に被せた状態でも配
線基板のコネクタに外部からコネクタを接続できる。
【0013】更に、請求項5のように、各配線基板毎
に、前面カバー,後面カバー,裏部品を組み付けてユニ
ット化し、各ユニットを、各々に形成された連結固定部
を介して一体化した状態で、パチンコ機の機枠に取り付
けると、従来の裏部品組付用の大型の樹脂成型品(裏パ
ック扉)が不要になり、組立能率が一層向上する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。ここで、図1はパチンコ機の背面図、図2はパ
チンコ機の機枠を破断して示す側面図、図3は3枚の配
線基板を連結させた状態を示す背面図、図4(a)は下
部ユニットの縦断側面図、同図(b)は上部ユニットの
縦断側面図、図5は中間ユニットの縦断側面図、図6は
上部ユニットと中間ユニットの組付け状態を示す縦断側
面図、図7は同分解図、図8は中間ユニットと下部ユニ
ットの組付け状態を示す縦断側面図、図9は同分解図、
図10は上部ユニットを背面側から見た部分斜視図であ
る。
【0015】パチンコ機の機枠11の前面には遊技盤1
2(図2参照)が前面側から着脱可能に取り付けられ、
この遊技盤12の中央に取り付けられたセンター役物ユ
ニット13(図1参照)の後部が後方に突出した状態と
なっている。一方、機枠11の後面側には、上部ユニッ
ト14,中間ユニット15及び下部ユニット16が取り
付けられている。この実施例では、上部ユニット14に
は、賞球タンク17と、この賞球タンク17から流れ出
る賞球の通路となるタンクレール18と、賞球タンク1
7の球切れを検出するタンクスイッチ19等の裏部品が
組み付けられている。一方、中間ユニット15には、パ
チンコ球の入賞に応じてタンクレール18から補給され
る賞球を所定個数ずつ排出する賞球排出装置20が組み
付けられている。また、下部ユニット16には、入賞口
に入った入賞球(セーフ球)を集めるセーフ球樋部21
と、このセーフ球樋部21で集められた球を検出する証
拠球検出器(図示せず)と、上記賞球排出装置20から
排出される賞球をパチンコ機の前面下部の球受皿(図示
せず)に導く賞球通路22等の裏部品が組み付けられて
いる。
【0016】この実施例では、パチンコ機に組み付けら
れるランプ類,センサ類,スイッチ類,モータ,電磁石
等の各種の電気部品の配線を、例えば3枚の配線基板2
4,25,26(図3参照)を組み合わせて行ってお
り、上述した各ユニット14,15,16について配線
基板24,25,26が1枚ずつ組み付けられている。
各配線基板24,25,26は、機械的強度を考慮して
例えばガラス・エポキシ樹脂基板により形成され、その
片面若しくは両面に各種の電気部品への配線パターン
(図示せず)が形成され、その配線パターンが絶縁被膜
で覆われている。また、配線基板24,26の後面に
は、各種の雄型のコネクタ27が上記配線パターンに導
通するように実装され、各コネクタ27の近傍には配線
情報(各コネクタに接続すべき電気部品の名称等)が印
刷されている。尚、この実施例では、中間の配線基板2
5には電気部品接続用のコネクタが実装されていない
が、中間の配線基板25にも電気部品接続用のコネクタ
を実装しても良いことは言うまでもない。そして、前記
各種の電気部品から導出されたリード線(図10にタン
クスイッチ19のリード線28のみ二点鎖線で図示)の
先端に設けられた雌型のコネクタ(図10にタンクスイ
ッチ19のコネクタ29のみ図示)が、上述した配線基
板24,26のコネクタ27に差し込み接続されるよう
になっている。尚、上部の配線基板24には、図10に
示すように、コネクタ27の他、ヒューズ60,抵抗6
1等の電気部品も設けられている。
【0017】更に、この実施例では、各配線基板24,
25,26の配線パターン間の電気的接続も2組の雄・
雌型のコネクタ30,31(図4〜図9参照)を用いて
行うようになっており、中間の配線基板25の後面上下
両側部に雌型のコネクタ31が実装され、それに対応し
て、上部と下部の両配線基板24,26の前面にそれぞ
れ雄型のコネクタ30が1個ずつ実装されている。尚、
下部の配線基板26の後面左側部には、配線パターンを
制御・電源回路(図示せず)に接続するためのコネクタ
62(図1及び図3参照)も実装されている。
【0018】各配線基板24,25,26は、図4〜図
9に示すように、それぞれ前面側が透明プラスチック製
の前面カバー32,33,34で覆われ、後面側が透明
プラスチック(透明部材)製の後面カバー35,36,
37で覆われており、これら前面カバー32,33,3
4と後面カバー35,36,37とから配線基板24,
25,26の両面をカバーする“基板カバー”が構成さ
れている。各配線基板24,25,26は、それぞれ前
面カバー32,33,34と後面カバー35,36,3
7との間に挟み込まれた状態でねじ[図4(b)及び図
6に上部の配線基板24を固定するねじ38を1個のみ
図示]によって締付固定されている。また、後面カバー
35,37には、各コネクタ27を露出させるための開
口部39,40(図1及び図10参照)が形成され、後
面カバー35,37を配線基板24,26に被せた状態
でも配線基板24,26のコネクタ27に外部からコネ
クタを接続できるようになっている。
【0019】この実施例では、各後面カバー35,3
6,37が各ユニット14,15,16の裏部品の取付
ベースとしても利用され、上部の後面カバー35に、賞
球タンク17,タンクレール18,タンクスイッチ19
等の裏部品が組み付けられ、中間の後面カバー36に賞
球排出装置20が組み付けられ、下部の後面カバー37
に、セーフ球樋部21,証拠球検出器,賞球通路22等
の裏部品が組み付けられている。
【0020】以上のように構成された各ユニット14,
15,16は、次のようにして一体化されるようになっ
ている。つまり、図4乃至図9に示すように、前面カバ
ー32,33,34と後面カバー35,36,37の連
結固定部には、それぞれねじボス41,42,43と嵌
合凹部44,45,46が数個ずつ形成され、これらね
じボス41,42,43と嵌合凹部44,45,46を
嵌合した状態でねじ47,48,49で締付固定するこ
とによって、各ユニット14,15,16を一体化する
ものである。尚、下部の後面カバー37と中間の後面カ
バー36とを連結する連結固定部については図示を省略
しているが、これらにも他と同じ形状のねじボスと嵌合
凹部が数個ずつ形成され、ねじによって締付固定される
ようになっている。
【0021】このようにして一体化された3つのユニッ
ト14,15,16は、パチンコ機の機枠11の背面に
取り付けられている。その取付構造は、図1に示すよう
に、上部ユニット14と下部ユニット16の片側にそれ
ぞれヒンジ軸50,51を設け、各ヒンジ軸50,51
を機枠11の背面片側に取り付けられたヒンジ受け(図
示せず)に挿通支持させることで、3つのユニット1
4,15,16を機枠11の背面に回動可能に取り付け
ている。そして、上部ユニット14と下部ユニット16
の他方側は、機枠11の背面他方側に取り付けられた押
えレバー(図示せず)の回動操作によって押圧固定され
るようになっている。
【0022】以上のように構成した実施例によれば、パ
チンコ機に組み付けられる各種の電気部品の配線を、パ
チンコ機の裏側で3枚の配線基板24,25,26を組
み合わせて行うようにしたので、従来のリード線による
配線が不要となり、配線処理を著しく簡単にすることが
できる。この場合、パチンコ機の裏側の配線を、1枚の
配線基板ではなく、3枚の配線基板24,25,26を
組み合わせて行う理由は、1枚の配線基板では、配線基
板があまりにも大きくなり過ぎて、配線基板の製造コス
トが著しく高くなるためである。つまり、パチンコ機の
裏側の配線スペースは、裏部品の配置スペースの関係で
制約され、単純な四角形状には出来ないため、1枚の配
線基板で全ての配線をカバーしようとすると、配線基板
素材の材料取り(配線基板素材から所定形状の配線基板
を打ち抜く方法)に無駄が多くなってしまい、基板コス
トが著しく高くなってしまうためである。従って、上記
実施例のように、3枚の配線基板24,25,26を組
み合わせて配線すれば、配線基板素材の材料取りの無駄
が著しく少なくなって、基板コストを安くすることがで
きる。
【0023】しかも、上記実施例では、各配線基板2
4,25,26に、電気部品から導出されたリード線2
8を配線パターンに電気的に接続するためのコネクタ2
7が実装されているので、各電気部品と配線基板24,
25,26との電気的接続をコネクタ27によって極め
て簡単に行うことができ、配線基板24,25,26に
よる配線と相俟って、組立能率を従来に比して大幅に向
上させることができ、パチンコ機の製造コストの削減も
可能になる。
【0024】更に、各配線基板24,25,26の両面
は、基板カバー(前面カバー32,33,34と後面カ
バー35,36,37)によってカバーされているの
で、保守・点検時等において、パチンコ球がパチンコ機
の裏側にこぼれ出たときでも、配線基板24,25,2
6の半田付け部等の導電部分にパチンコ球が接触するこ
とを基板カバーによって確実に防止することができて、
配線基板24,25,26の導電部分のショートを防ぐ
ことができ、ショートによる故障・誤動作を防ぐことが
できる。
【0025】また、上記実施例では、各配線基板24,
25,26に、各々の配線パターンを互いに電気的に接
続するためのコネクタ30,31が実装されているの
で、各配線基板24,25,26間の電気的接続もコネ
クタ30,31を用いて極めて簡単に行うことができ、
組立能率向上の効果を大きくすることができる。しかし
ながら、本発明は、各配線基板24,25,26間の電
気的接続を、はとめ等の接続金具を用いて行ったり、リ
ード線を用いて半田付けするようにしても良く、この場
合でも、本発明の所期の目的は十分に達成することがで
きる。
【0026】また、上記実施例では、配線基板24,2
5,26の後面を覆う後面カバー35,36,37に、
賞球タンク,賞球排出装置,賞球通路等の裏部品を取り
付けるようにしたので、後面カバー35,36,37
を、裏部品の取付ベースとしても利用することができ、
部品点数の増加を抑えることができて、部品コスト削減
にも寄与することができる。
【0027】しかも、後面カバー35,36,37を透
明部材(透明プラスチック)により形成しているので、
配線基板24,25,26上に印刷された配線情報(各
コネクタ27に接続すべき電気部品の名称等)が後面カ
バー35,36,37を透かして見えるようになる。こ
のため、後面カバー35,36,37に配線情報を表示
する必要がなく、この点でも低コスト化に寄与できる。
しかも、後面カバー35,37に各種のコネクタ27を
露出させる開口部39,40を形成しているので、後面
カバー35,37を配線基板24,26に被せた状態で
も配線基板24,26のコネクタ27に外部からコネク
タを接続することができる。
【0028】更に、上記実施例では、各配線基板24,
25,26毎に、前面カバー32,33,34,後面カ
バー35,36,37,裏部品を組み付けてユニット化
し、各ユニット14,15,16に形成されたねじボス
41,42,43と嵌合凹部44,45,46とを嵌合
させてねじ止めすることにより各ユニット14,15,
16を一体化するようにしたので、これら3つのユニッ
ト14,15,16を一体的にパチンコ機の機枠11に
取り付けることができて、従来の裏部品組付用の大型の
樹脂成型品(裏パック扉)が不要になり、組立能率を一
層向上させることができる。しかしながら、本発明は、
各ユニット14,15,16を一体化せずに、個々にパ
チンコ機の機枠11に取り付けるようにしても良く、こ
の場合でも、本発明の所期の目的は十分に達成すること
ができる。
【0029】尚、上記実施例では、配線基板24,2
5,26の製造コストと組立性とを両立させるために、
3枚の配線基板24,25,26を用いて配線するよう
にしたが、2枚若しくは4枚以上の配線基板を用いて配
線するようにしても良いことは言うまでもない。
【0030】また、上記実施例では、配線基板24,2
5,26の機械的強度を高めるために、これらをガラス
・エポキシ樹脂基板により形成したが、フェノール樹脂
基板,ポリイミド樹脂基板,シリコン樹脂基板等、他の
プリント配線基板を用いるようにしても良い。
【0031】その他、本発明は、パチンコ機の機種に応
じて、配線基板24,25,26の形状を適宜変更した
り、コネクタ27,30,31の個数や配置場所を変更
したり、配線基板24,25,26に制御回路等を構成
する電子部品を実装するようにしても良い等、要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うま
でもない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、パチンコ機に組み付けられ
る各種の電気部品の配線を、パチンコ機の裏側で複数枚
の配線基板を組み合わせて行うようにしたので、従来の
リード線による配線が不要となり、配線処理を著しく簡
単にすることができると共に、配線基板素材の材料取り
の無駄を少なくすることができて、基板コストを安くす
ることができる。しかも、各配線基板に、電気部品から
導出されたリード線を配線パターンに電気的に接続する
ためのコネクタが実装されているので、各電気部品と配
線基板との電気的接続をコネクタによって極めて簡単に
行うことができ、配線基板による配線と相俟って、組立
能率を従来に比して大幅に向上させることができて、パ
チンコ機の製造コストを削減することができる。更に、
各配線基板は、基板カバーによってカバーされているの
で、保守・点検時等において、パチンコ球がパチンコ機
の裏側にこぼれ出たときでも、配線基板の半田付け部等
の導電部分にパチンコ球が接触することを基板カバーに
よって確実に防止することができて、配線基板の導電部
分のショートを防ぐことができ、ショートによる故障・
誤動作を防ぐことができる。
【0033】また、請求項2では、各配線基板に、各々
の配線パターンを互いに電気的に接続するためのコネク
タが実装されているので、各配線基板間の電気的接続も
コネクタを用いて極めて簡単に行うことができ、組立能
率向上の効果を大きくすることができる。
【0034】また、請求項3では、配線基板の後面を覆
う後面カバー(基板カバー)に、賞球タンク,賞球排出
装置,賞球通路等の裏部品を取り付けるようにしたの
で、後面カバーを裏部品の取付ベースとしても利用する
ことができ、部品点数の増加を抑えることができて、部
品コスト削減にも寄与することができる。
【0035】また、請求項4では、後面カバーを透明部
材により形成したので、配線基板上に印刷された配線情
報(各コネクタに接続すべき電気部品の名称等)が後面
カバーを透かして見えるようになる。このため、後面カ
バーに配線情報を表示する必要がなく、この点でも低コ
スト化に寄与できる。しかも、後面カバーに各種のコネ
クタを露出させる開口部を形成しているので、後面カバ
ーを配線基板に被せた状態でも配線基板のコネクタに外
部からコネクタを接続できる。
【0036】更に、請求項5では、各配線基板毎に、前
面カバー,後面カバー,裏部品を組み付けてユニット化
し、各ユニットを、各々に形成された連結固定部を介し
て一体化するようにしたので、これら全てのユニットを
一体的にパチンコ機の機枠に取り付けることができて、
従来の裏部品組付用の大型の樹脂成型品(裏パック扉)
が不要になり、組立能率を一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパチンコ機の背面図
【図2】パチンコ機の機枠を破断して示す側面図
【図3】3枚の配線基板を連結させた状態を示す背面図
【図4】(a)は下部ユニットの縦断側面図、(b)は
上部ユニットの縦断側面図
【図5】中間ユニットの縦断側面図
【図6】上部ユニットと中間ユニットの組付け状態を示
す縦断側面図
【図7】上部ユニットと中間ユニットの分解縦断側面図
【図8】中間ユニットと下部ユニットの組付け状態を示
す縦断側面図
【図9】中間ユニットと下部ユニットの分解縦断側面図
【図10】上部ユニットを背面側から見た部分斜視図
【符号の説明】
11…機枠、12…遊技盤、14…上部ユニット、15
…中間ユニット、16…下部ユニット、17…賞球タン
ク、18…タンクレール、19…タンクスイッチ、20
…賞球排出装置、21…セーフ球樋部、22…賞球通
路、24,25,26…配線基板、27…コネクタ、2
8…リード線、29,30,31…コネクタ、32,3
3,34…前面カバー、35,36,37…後面カバ
ー、39,40…開口部、41、42,43…ねじボス
(連結固定部)、44,45,46…嵌合凹部(連結固
定部)、50、51…ヒンジ軸。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機に設けられる各種の電気部品
    をパチンコ機の裏側で配線するものにおいて、 パチンコ機の裏側に取り付けられ、前記各種の電気部品
    への配線パターンが形成された複数枚の配線基板と、 これら複数枚の配線基板に実装され、前記各種の電気部
    品から導出されたリード線を前記配線パターンに電気的
    に接続するための各種のコネクタと、 前記各配線基板をそれぞれカバーしてパチンコ球が各配
    線基板に接触しないようにする基板カバーとを備えたこ
    とを特徴とするパチンコ機の裏側配線構造。
  2. 【請求項2】 前記各配線基板には、各々の配線パター
    ンを互いに電気的に接続するためのコネクタが実装され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の
    裏側配線構造。
  3. 【請求項3】 前記基板カバーは、前記各配線基板を前
    面側から覆う前面カバーと、後面側から覆う後面カバー
    とから構成され、この後面カバーには、賞球タンク,賞
    球排出装置,賞球通路等の裏部品が取り付けられること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機の裏側
    配線構造。
  4. 【請求項4】 前記後面カバーは透明部材により形成さ
    れ、該後面カバーに前記各種のコネクタを露出させる開
    口部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載のパチンコ機の裏側配線構造。
  5. 【請求項5】 前記各配線基板毎に、前記前面カバー,
    後面カバー,裏部品が組み付けられてユニット化され、
    各ユニットは、各々に形成された連結固定部を介して一
    体化された状態で、パチンコ機の機枠に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のパ
    チンコ機の裏側配線構造。
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Cited By (7)

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