JPH0852149A - 結紮クリツプ装填機械及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 結紮クリップを結紮クリップカートリッジ中
に自動的に装填するための装置及び方法を提供すること
である。 【構成】 結紮クリップを、クリップを受けるためのく
ぼみを有する逆転ホイールに供給する。ホイールを回転
させることによってクリップを逆転させる。クリップ
を、挿入ブレードによって結紮クリップカートリッジカ
バー中に押し込む。カートリッジカバーを自動的制御シ
ステムによって割り出してクリップを受ける。カートリ
ッジベースがクリップを装填されて組み立てられたカー
トリッジを形成した後で、カートリッジベースをカバー
中に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明が関係する技術分野は、外
科用結紮クリップ、特に外科用結紮クリップをクリップ
カートリッジ中に装填するための機械及び方法である。

【０００２】

【従来技術及びその課題】外科用結紮クリップは、外科
技術において良く知られている。外科用結紮クリップ
は、種々のタイプの血管をクリップで留めそして確保す
るために外科処置において使用される。クリップは、慣
用のクリップ適用器によって適用される。このようなク
リップ適用器においては、クリップは一対のあごの間に
維持され、これらのあごが作動されて、クリップが血管
の回りに組み立てられる（ｂｅ ｆｏｒｍｅｄ）ように
せしめる。慣用のクリップ適用器は、クリップを各々の
使用に先立って別のクリップ保持カートリッジからあご
の中に手で装填しなければならない単一クリップ適用
器、又はクリップが各々の使用に先立って統合された倉
庫（ｍａｇａｚｉｎｅ）から自動的に又は半自動的にあ
ごの中に装填される多重クリップ適用器に分類すること
ができる。

【０００３】単一クリップ適用器の使用を容易にするた
めに、製造業者は、典型的には、クリップ適用器のあご
の中へのクリップの装填を容易にするカートリッジ中に
結紮クリップを包装した。カートリッジは典型的にはベ
ース及びカバーから成るであろう。複数の、例えば６つ
のクリップが、カートリッジ中の分離されたくぼみ中に
典型的には入れられる。カバー内に含まれる開口中にそ
してクリップを含む下に横たわるくぼみ中にあごを挿入
し、そして次にクリップ適用器のあごの間にクリップを
はめ込む力によって結紮クリップを確保することによっ
て、クリップをカートリッジからクリップ適用器のあご
の中に装填する。

【０００４】結紮クリップカートリッジは、従来は手に
よって装填されてきた。各々の結紮クリップは、カート
リッジ内の個々のくぼみ中に手で装填される。カートリ
ッジに結紮クリップを手で装填することは、コストのか
かる、めんどうなそして時間がかかる手順であることは
理解され得る。加えて、このような手順の性質は、オペ
レータがカートリッジの各々のくぼみ中にクリップを挿
入することに失敗する不注意なオペレータの誤りをもた
らす可能性がある。それ故、この技術において必要とさ
れるものは、結紮クリップを結紮クリップカートリッジ
中に自動的に装填するための装置である。

【０００５】本発明の一つの目的は、結紮クリップを結
紮クリップカートリッジ中に自動的に装填するための装
置及び方法を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】従って、複数の結紮クリ
ップを結紮クリップカートリッジ中に自動的に装填する
ための装置であって、カートリッジが、ベース及び、結
紮クリップを受けるための複数のくぼみを有するカバー
を含んで成る装置が開示される。カートリッジカバー
は、これらのくぼみと連結しているカバー中の開口を有
する。カートリッジベースはカートリッジカバー中に嵌
まる。

【０００７】本発明の装置はベースを有する。フレーム
がベースから延びている。逆転部材、好ましくはホイー
ルがフレームに回転自在に装着されている。逆転部材
は、少なくとも一つの結紮クリップを受けるための少な
くとも一つの結紮クリップくぼみを有する。このくぼみ
は、クリップを受けるように形付けられたプロフィール
を有する。本発明の装置は、ホイールを回転させそして
位置付けるための作動機構、例えば歯車列を有する。結
紮クリップを結紮クリップくぼみ中に供給するための振
動トラックが、フレームに装着されている。結紮クリッ
プを結紮クリップくぼみから押し出すための押棒もま
た、フレームに装着されている。各々の結紮クリップが
押棒によってくぼみから押し出された時にそれと接触
し、そして押棒によって加えられる力に対向する片寄ら
せる力を加える片寄らせる棒が、押棒と反対側に装着さ
れている。コーム部材が滑りプレートに装着されてい
る。このコームは、結紮クリップを受けるための複数の
歯部材を有する。この滑りプレートは、装置のベースに
装着されている滑り棒に滑動自在に装着されている。滑
りプレートは、スクリュに装着されているナットに接続
されている。このスクリュは駆動モータに連結されてい
る。スクリュ、ナット及び駆動モータは、カートリッジ
カバー及びコームを位置付けて結紮クリップ及びカート
リッジベースを受けるための割出し機構を形成する。作
動機構、例えば空気圧シリンダ及びピストンロッドは、
コーム手段をカートリッジカバー中に動かす。コーム手
段及び結紮クリップカートリッジカバーのくぼみ中に結
紮クリップを押し込むためのブレードが、フレームの逆
転部材の隣に装着されている。フレームに装着されたも
う一つの作動機構がブレードを作動させる。フレームに
装着されたなおもう一つの作動機構が、基地（ｎｅｓ
ｔ）部材を作動させるが、これはベースをカバー中に押
し込み、一方コームはカバーから外に動かされ、これに
よってカートリッジの組み立てを完了させる。カートリ
ッジベースを基地部材にそしてカートリッジカバーをコ
ーム部材に供給するための振動トラックが、フレームに
装着されている。

【０００８】本発明のもう一つの面は、上で述べた装置
を使用する、結紮クリップをカートリッジ中に装填する
方法である。本発明の方法においては、中央頂点におい
て接続された脚を有する結紮クリップを、頂点が上を指
しているようにしてホッパーから第一インライントラッ
クに供給する。トラックを振動させて、複数のクリップ
を受けるための少なくとも一つの結紮クリップくぼみを
有する回転自在な逆転部材、好ましくはホイールにクリ
ップを動かすが、ここで、結紮クリップくぼみはクリッ
プを受けるためのプロフィールを有する。複数のクリッ
プをくぼみ中に装填する。くぼみ中の各々のクリップの
頂点が下を指しているように逆転部材を約１８０°回転
させる。次に、結紮クリップを受けるための複数のくぼ
み及びくぼみと連結しているカバーを通る穴を有する結
紮クリップカートリッジカバーを、以下のやり方で装填
する。コーム手段を、カバー中の穴を通してそしてくぼ
み中に挿入する。ホイール中のくぼみから結紮クリップ
を受けるために、コーム手段及びカバーを割り出す。次
に、片寄らせる力に対抗して、クリップをくぼみから外
に転置する。次に、ブレード手段を使用して、各々のク
リップをホイールの軸に関して垂直にカバー中のくぼみ
及びコーム手段の両方の中に押し込む。次に、コーム手
段が引き出されるにつれて、ベースをカバー中に挿入す
る。

【０００９】

【実施例】本発明の上述のそしてその他の特徴及び利点
は、以下の説明及び添付図面から一層明らかになるであ
ろう。

【００１０】本発明の装置１０を図１及び５〜１２中に
図示する。装置１０は、結紮クリップ２を結紮クリップ
カートリッジ２９０中に装填するために利用される。装
置１０はまたカートリッジ２９０を組み立てる。

【００１１】図２〜４を参照して説明すると、カートリ
ッジ２９０は、ベース３４０及びカバー３００から成る
ことが分かる。カバー３００は、結紮クリップ２を受け
るための複数のくぼみ３１０を有することが分かる。カ
バー３００のトップを貫く接近穴３１２は、各々のくぼ
み３１０と連絡している。結紮クリップカートリッジ
は、当該技術、例えば、引用によって本明細書中に組み
込まれる米国特許第３，７１３，５３３号において知ら
れている。結紮カートリッジは、典型的には、結紮クリ
ップを受けるための複数のくぼみ、及び結紮クリップを
装填するために結紮クリップ適用器のあごがそれらを通
して挿入されるくぼみと連絡している接近穴を有するで
あろう。

【００１２】図２を参照して説明すると、本発明の結紮
クリップは、頂点６で合わせられた一対の脚４を有する
ことが分かる。脚４は、お互いに対して角度を付けられ
ている。カートリッジ２９０は、前に述べたように、３
４０を有するカートリッジベース及びカートリッジカバ
ー３００から成ることが分かる。

【００１３】カートリッジカバー３００は、一対の対向
する三角形の形の端片３０４を有することが分かる。カ
バー３００は、一対の対向する小さな側板３０３によっ
て接続された一対の対向する大きな側板３０２を有する
実質的に長方形のフレームを有することが分かる。大き
な側板３０２の内部から延びる複数のリブ部材３０５
は、結紮クリップ２を受けるためのくぼみ３１０を形成
する。各々のくぼみ３１０のトップにおける開口３１２
は、くぼみ３１０と連絡している。

【００１４】カートリッジベース３４０は、長方形フレ
ーム３４１を有することが分かる。長方形フレーム３４
１のトップから延びているのは部材３４３である。部材
３４３は、くぼみ３１０に対応する溝３４４を有し、そ
の結果ベース３４０をカバー３００中に挿入することに
よってカートリッジ２９０を組み立てる時に、結紮クリ
ップ２は各々くぼみ３１０及び溝３４４によって収容さ
れる。

【００１５】図５中に図示されたような本発明の装置１
０は、トラック３０に接続された第一振動ボール２０か
ら成ることが分かる。振動ボール２０は、結紮クリップ
２を含む。振動ボール２０は、ボール２０の制御された
振動がクリップを渦巻形ランプ２２の上を慣用的トラッ
ク３０まで移動せしめる慣用的振動ボール供給装置であ
る。トラック３０はまた、結紮クリップを逆転ホイール
１００まで動かすために振動させられる。装置１０はま
た、カバー３００を渦巻形ランプ４２の上を慣用的トラ
ック５０まで供給するための第二慣用的振動ボール４０
を有する。第三慣用的振動ボール６０は、ベース３４０
を渦巻形ランプ３４２の上を慣用的トラック７０まで供
給する。トラック５０及び７０もまた、振動させられ
る。

【００１６】さて図１及び５〜１２を参照して説明する
と、装置１０は、ベース１７５から延びる支持フレーム
１７０を有することが分かる。フレーム１７０中に回転
自在に装着されているシャフト１０５に装着されている
のは、逆転ホイール１００である。逆転ホイール１００
は、複数の外歯車の歯１０２を有する円形ディスク部材
であることが分かる。ホイール１００は、対角的に対向
する横のクリップの形のくぼみ１１５を有することが分
かる。くぼみ１１０と交差しているのは、押棒１９０を
受けるための一対の長方形押棒くぼみ１１５である。遊
び歯車１２０は、歯１２２及び、フレーム１７０中に回
転自在に装着されているシャフト１２３を有することが
分かる。駆動歯車１２５は、歯１２７を有することが分
かる。駆動歯車１２５は、フレーム１７０に回転自在に
装着されている。駆動歯車１２５は遊び歯車１２０とか
み合い、それは今度は逆転ホイール１００とかみ合う。
駆動歯車は、慣用的モータ、例えば電気、空気圧などに
よって動力を供給される。逆転ホイール上の歯はまた、
ホイールが結紮クリップを受けそして結紮クリップを放
出する両方のために正確に位置付けられることを可能に
する。好ましくはないけれども、当業者は、逆転ホイー
ル１００が、棒の形の部材、多面体部材、卵形部材など
を含む他の形状を有することができることを認識するで
あろう。逆転ホイール１００はまた、歯車列に加えて他
の慣用的駆動機構例えば調時鎖、電子的に制御されたモ
ータ、ステッピングモータを有する割出しスクリュシス
テム、コンピュータ制御された電気機械システム、ロボ
ット工学などによって回転しそして位置付けすることが
できる。

【００１７】挿入駆動ブレード１３０は、駆動部材１３
５に装着されていることが分かる。ブレード１３０は、
丸められたボトム端１３２を有する平らで全体として長
方形の形状を有することが分かる。丸められたボトム端
１３２は、クリップ２のプロフィールに合致する形状を
有する。フレーム１７０のトップに装着されているの
は、押棒１８５を有する慣用的複動空気圧シリンダ１８
０である。押棒１８５は、駆動部材１３５に接続されて
いる。駆動ブレード１３０は、上下に動くことができ
る。本発明の装置において使用される空気圧シリンダ
は、等価な慣用的作動デバイス例えば液圧シリンダ、ソ
レノイド、電気機械機構、カムシステム及び類似物及び
これらの組み合わせによって置き換えることができるこ
とを当業者は認識するであろう。

【００１８】コーム支持ハウジング２２０から延びてい
るのは、コーム１４０である。コーム１４０は、コーム
ベース部材１４１から延びる歯１４５を有することが分
かる。歯１４５の間にはスペース１４７が存在する。歯
１４５はスペースを開けて離れていて、その結果結紮ク
リップ２を受けるためにそれらをカバー３００のくぼみ
３１０中に挿入することができる。歯１４５は、コーム
ベース部材１４２から延びていることが分かる。コーム
支持ハウジング２２０は、滑り部材２２４に滑動自在に
装着されている。滑り部材２２４は、好ましくは、滑り
ベース２４０に装着された棒の形の部材である。滑りベ
ース２４０に滑り部材２２４の間で装着されているの
は、ピストンロッド２２７を有する複動空気圧シリンダ
２２６である。ピストンロッド２２７はコーム支持ハウ
ジング２２０に接続されていて、そしてピストンロッド
２２７の動きは、コーム支持ハウジング２２０が滑り部
材２２４の上を上下に動くようにせしめる。滑りベース
２４０は滑り棒２４２に滑動自在に装着されていて、そ
してそれは今度はベース１７５に装着されている。滑り
ベース２４０に装着されているのは、スクリュ２５５と
かみ合うナット２５０である。スクリュ２５５は、カッ
プリング２６２によってモータ２６０のシャフト２６１
に連結されている。モータシャフト２６１の回転はスク
リュ２５５の回転を引き起こし、それは、ベース１７５
に対する滑りベース２４０及びコーム支持ハウジング２
００の動き又は割出しを結果としてもたらす。これは、
コーム１４０及びカートリッジカバー３００が割り出し
て各々のくぼみ３１０中に結紮クリップ２を受けること
を可能にする。コーム１４０及びカバー３００もまた、
割り出され又は動かされてベース３４０を受けてカート
リッジ２９０の組み立てを完了させる。割出しシステム
はまた、その他の慣用的システム例えば歯車列、電子的
に制御されたモータ、それらの等価物及び類似物を利用
することができる。

【００１９】図９を参照して説明すると、装置１０は、
供給プレート１５０、放出カバープレート１６０及びブ
レードカバープレート１６５を有することが分かる。プ
レート１５０、１６０及び１６５は、不動のやり方でフ
レーム１７０に装着されている。前カバープレート１５
０は、トラック３０からクリップ２を受けるための上方
のクリップの形の開口又は通路１５５を有することが分
かる。カバープレート１５０はまた、押棒１９０を受け
るための下方の通路１５６を有することが分かる。放出
カバープレート１６０は、クリップ２及び押棒１９０を
受けるためのクリップの形の受けるくぼみ１６２を有す
ることが分かる。開口１５５は、ホイール１００が装填
位置にある時にはホイール１００の第一のクリップの形
のくぼみ１０５と整列していて、一方くぼみ１５６は、
取出し又は放出位置にある他のクリップの形のくぼみ１
０５と整列している。くぼみ１６２は、下向きの取出し
位置に位置付けられているホイール１００のくぼみ１０
５と整列している。放出カバープレート１６０の隣に
は、くぼみ１６２と整列した開口１６７を有するブレー
ドカバープレート１６５がある。ブレードカバープレー
トは、挿入ブレード１３０が内部に移動するためのスロ
ット１６６を形成するのに十分なギャップが存在するよ
うに挿入ブレード１３０の隣に装着されている。ハウジ
ング２０２中に装着されたバネ２０１によって片寄らさ
れている放出プレート押棒２００は、開口１６７を通っ
て放出カバープレート１６０とブレードカバープレート
１６５との間のスロット１６６中に延びる。ハウジング
２０３は、ブレードカバープレート１６５に装着されて
いる。ブレード１３０は、スロット１６６中で上下に動
きそして空気圧シリンダ１８０によって作動される。基
地２８０は、ブラケット２８３を経由してフレーム１７
０に装着されているシリンダ２８２によって作動され
る。基地２８０は、カートリッジベース３４０を受ける
ためのくぼみを有する。カートリッジベース３４０をく
ぼみ中に維持するのを助けるために、くぼみと連結した
通路を経由して基地２８０中のくぼみを真空に引く。基
地２８０は、シリンダ２８２によって上向きにそして下
向きに動かすことができる。

【００２０】装置１０を制御するための制御パネル４０
０が、図５中に図示されている。この制御パネルは、慣
用的制御装置及びパネル表示装置、例えば、アナログ、
デジタル、電子的、流体技術などから成る。好ましく
は、装置１０の種々のシステムは、慣用のマスターコン
ピュータによって制御され、一方個々のシステムは、慣
用の個々のコンピュータ、コントローラなどによって制
御することができる。

【００２１】本発明の装置１０は、以下のやり方で動作
する。振動ボール２０からのクリップ２は、ランプ２２
の上をトラック３０の上に供給される。トラック３０の
振動する動きは、クリップ２を、供給プレート１５０中
のクリップの形の開口１５５を通して、そしてクリップ
２を受けるために上向き位置に位置付けられているホイ
ール１００のクリップの形のくぼみ１０５中に動かす。
同時に、カートリッジカバー３００が、振動ボール４０
からランプ４２の上を振動レール５０に供給される。各
々のカバー３００は、振動レール５０から位置オーバー
コーム１４０に動く。空気圧シリンダ２２６を作動さ
せ、それによってコーム支持ハウジング２２０及びコー
ム１４０が、カバー３００のくぼみ３１０が歯１４０と
かみ合うまで、上向きに動くようにせしめることによっ
て、コーム１４０の歯１４５をカバー３００のくぼみ３
１０の中に挿入する。歯１４５及びカバー１３０をまた
真空に引く。次に、ホイール１００を１８０°回転させ
て、結紮クリップを含むくぼみ１０５を上向きの装填位
置から下向きの取出し位置に動かす。クリップの形のく
ぼみ１０５は、今や、通路１５６、開口１６２及び開口
１６７と整列している。他の対向する空のくぼみ１０５
は、今や、クリップ２を受ける上向きの装填位置にあ
る。次に、カバー３００の第一くぼみ３１０がブレード
１３０及びスロット１６６と整列するように、モータ２
６０及びスクリュ２５５によってコーム１４０及びカバ
ー３００を割り出す。これは、滑りベース２４０が動く
ように効果的にせしめるのに十分な数の回転数スクリュ
２５５を回転させることによって行われる。すると、押
棒１９０が、くぼみ１０５、１５６及び１６２を通って
延び、そして片寄らされた放出プレート押棒２００に対
してクリップ２を押し付ける。最も外側のクリップが、
放出プレート１６５とホイール１００との間に含まれる
スロット１６６の中にそして押棒１９０に対して押し付
けられる。次に、ブレード１３０が下向きに動かされ、
スロット１６６中のクリップ２とかみ合い、そしてそれ
をくぼみ３１０及びコーム歯１４５の中に押し込む。好
ましくは、コーム１４０及びカバー３００に十分な真空
を引き、クリップ２をコーム歯１４５及びくぼみ３１０
中に効果的に維持する。次に、コーム１４０及びベース
３００を割り出して、後のくぼみ３１０をスロット１６
６及びブレード１３０と整列させる。このプロセスを、
すべてのくぼみが結紮クリップ２で満たされるまで繰り
返す。結紮クリップ２がカバー３００のすべてのくぼみ
３１０中に装填された後で、カバー３００及びコーム１
４０を、ホイール１００及びスロット１６６からベース
装填ステーションへ割出し出す。ナット２５０中のスク
リュ２５５の動きは、滑りベース２４０が滑り棒２４２
の上を動くようにせしめる。ベース３４０が、トラック
７０から基地２８０の受けるくぼみ中に供給される。基
地２８０のボトム中に位置付けられて、くぼみはベース
３４０を受ける。ベース３４０は、基地２８０のくぼみ
と連絡した一本以上の通路に引かれた真空によって基地
２８０中に維持される。次に、ベース３４０を空気シリ
ンダ２８２によってカバー３００（これは、コーム１４
０及びサイドプレート２４０によって所定の位置に割り
出されている）中に無理に押し込み、それによって、コ
ーム歯１４５が開口３１０から取り出されるにつれてベ
ース３４０をカバー３００中に押し込み、そしてカート
リッジ２９０を形成させる。次に、完全に組み立てられ
たカートリッジ２９０を振動トラック２１０によって装
置１０から動かし去る。次に、コーム１４０を、ホイー
ル１００が再び１８０°回転させられそして結紮クリッ
プ２を含むくぼみ１０５がクリップ２を新しく位置付け
られたカバー３００中に放出するためのクリップを取出
し位置にある時に、コーム１４０がカバー３００を受け
るところの初期の装填位置に割り出して戻す。次に、プ
ロセスを繰り返し、コーム１４０及びカバー３００を、
各々のくぼみ３１０がスロット１６６及びブレード１３
０と整列されそしてそれらに関して割り出されて結紮ク
リップ２を受けるように次に引き続いて割出し、そして
残りのステップを繰り返す。

【００２２】本発明の新規な方法及び装置は多くの利点
を有する。結紮クリップを結紮クリップカートリッジ中
に高度に自動化された速くかつ正確なやり方で自動的に
装填することが今や可能である。クリップ、カートリッ
ジベース、及びカートリッジカバーを大箱中にばらで単
に降ろしそして次に装置１０に自動的に供給しそして組
み立てるので、機械装置は使用するのが容易である。

【００２３】本発明をその詳細な実施態様に関して示し
そして説明してきたけれども、それらの形態及び詳細に
おける種々の変更は、特許請求された発明の精神及び範
囲から逸脱することなく行うことができることを当業者
は理解するであろう。

【００２４】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。

【００２５】１． 結紮クリップを結紮クリップカート
リッジ中に装填するための装置であって、カートリッジ
が、結紮クリップを受けるための複数の分離されたくぼ
み及びこれらのくぼみと連通しているカバー中の開口を
有するカバー、並びにカバー中に嵌まるベースを含んで
成り、そして装置がベース、ベースから延びるフレー
ム、少なくとも一つの結紮クリップを受けるための少な
くとも一つの結紮クリップくぼみを含んで成る、フレー
ムに回転自在に装着された逆転部材、前記部材を回転さ
せるための手段、フレームに装着された、結紮クリップ
くぼみ中に結紮クリップを供給するための手段、結紮ク
リップを結紮クリップくぼみから押し出すための手段、
くぼみを有する結紮クリップカートリッジカバー中への
挿入のためのコーム手段、結紮クリップカートリッジカ
バーをコーム手段に供給するための手段、コーム手段及
び結紮クリップカートリッジカバーをカートリッジカバ
ーの各々のくぼみ中に結紮クリップを受けるための位置
に動かすための、ベースに装着された割出し手段、結紮
クリップカートリッジカバーのコーム手段及びくぼみ中
に結紮クリップを押し込むためのブレード手段、ブレー
ド手段を作動させるための作動手段、結紮クリップカー
トリッジカバー中に結紮クリップカートリッジベースを
置くための、フレームに装着された手段、並びに結紮ク
リップカートリッジベースを置くための手段に結紮クリ
ップカートリッジベースを供給するための手段を含んで
成る装置。

【００２６】２． 前記部材が外の周辺を有するホイー
ルを含んで成る、上記１記載の装置。

【００２７】３． ホイールがその外の周辺の回りに歯
車の歯を有する、上記２記載の装置。

【００２８】４． 結紮クリップくぼみが逆転部材に対
して横である、上記１記載の装置。

【００２９】５． 逆転部材がフレームに回転自在に装
着されているシャフトに装着されている、上記１記載の
装置。

【００３０】６． ホイールを回転させるための手段が
歯車伝動装置を含んで成る、上記１記載の装置。

【００３１】７． 結紮クリップくぼみ中に結紮クリッ
プを供給するための手段が振動トラックを含んで成る、
上記１記載の装置。

【００３２】８． 結紮クリップくぼみから結紮クリッ
プを押し出すための手段が押棒を含んで成る、上記１記
載の装置。

【００３３】９． コーム手段がそれに垂直に装着され
た、スペースによって分離されたコーム歯を有するベー
スを含んで成る、上記１記載の装置。

【００３４】１０． ブレード手段が結紮クリップの形
状に対応するような形状にされた端を有する平らな部材
を含んで成る、上記１記載の装置。

【００３５】１１． 結紮クリップカートリッジベース
をカートリッジカバー中に置くための手段が作動手段に
よって作動される基地を含んで成る、上記１記載の装
置。

【００３６】１２． 結紮クリップカートリッジベース
を置くための手段に結紮クリップカートリッジベースを
供給するための手段が振動トラックを含んで成る、上記
１記載の装置。

【００３７】１３． 結紮クリップカートリッジカバー
をコーム手段に供給するための手段が振動トラックを含
んで成る、上記１記載の装置。

【００３８】１４． ブレード手段を作動させるための
作動手段が空気圧シリンダを含んで成る、上記１記載の
装置。

【００３９】１５． フレームに装着されそして逆転部
材の片側の隣に位置付けられた、そしてクリップ及び押
棒を受けるためにそれを通る通路を有する放出カバープ
レートを更に含んで成る、上記１記載の装置。

【００４０】１６． フレームに装着されそして逆転部
材の反対側の隣に位置付けられた、そしてそれを通る通
路を有するブレードカバープレートを更に含んで成る、
上記１記載の装置。

【００４１】１７． ブレードカバープレートに装着さ
れ、そしてブレードカバープレートの通路を通って動く
ために片寄らされた滑動自在な棒を更に含んで成る、上
記１記載の装置。

【００４２】１８． 中央頂点を有する結紮クリップを
頂点が上を指しているようにしてホッパーからインライ
ントラックに供給すること、複数のクリップを受けるた
めの少なくとも一つのくぼみを有する回転自在な部材に
トラック上のクリップを動かすこと、縦方向のくぼみは
クリップを受けるためのプロフィールを有すること、複
数のクリップをくぼみ中に装填すること、くぼみ中の各
々のクリップの頂点が下を指しているように部材を約１
８０°回転させること、結紮クリップカートリッジカバ
ーをコーム手段の上に装着し、そしてホイールから結紮
クリップを受けるためにコーム手段及びカバーを割り出
すこと、くぼみからクリップを転置すること、ブレード
手段を使用して、くぼみの縦方向軸に対して垂直な各々
のクリップをコーム手段中に押し込むこと、カートリッ
ジベースをカバー中に押し込み、それによって装填され
た結紮クリップカートリッジを組み立て一方カバーから
コームを取り出すことを含んで成る、結紮クリップをカ
ートリッジ中に装填する方法。

【図面の簡単な説明】

【図１】逆転ホイール及び挿入ブレードを図示する、本
発明の装置の部分斜視図を示す。

【図２】本発明の方法において利用される結紮クリップ
カートリッジ及び結紮クリップの分解斜視図であり、カ
ートリッジベース、カートリッジカバー及びそれらの中
に入れられる結紮クリップの相対的位置を図示する。

【図３】組み立てられた結紮クリップカートリッジの斜
視図である。

【図４】図３の結紮クリップカートリッジの線４−４に
ついての断面図である。

【図５】本発明の結紮クリップ装填装置の平面図であ
り、そしてまた組み立てられたカートリッジ、カートリ
ッジカバー、カートリッジベース及び結紮クリップの拡
大斜視図が図示されている。

【図６】図５の結紮クリップ装填装置の正面図である。

【図７】図５の結紮クリップ装填装置の側面図である。

【図８】本発明の装置において使用される逆転ホイール
及び関連する駆動機構の側面図である。

【図９】装填コーム及びカートリッジカバーと関連して
逆転ホイール及び挿入ブレードを示す部分断面図であ
る。

【図１０】結紮クリップをカートリッジカバーのくぼみ
中に押している挿入ブレードを図示する部分正面断面図
でり、（Ａ）は線１０Ａ−１０Ａについての挿入ブレー
ドの部分側面図である。

【図１１】結紮クリップがカートリッジカバーのくぼみ
中に挿入された後で上向き位置にある挿入ブレードを図
示する、そしてまた仮想線でカートリッジカバーの割出
しを図示する部分断面図である。

【図１２】カートリッジベースがカートリッジカバー中
に挿入された時に装填コームがカートリッジカバーから
外に動かされた後での装填コームの部分正面図である。

【符号の説明】

２ 結紮クリップ １０ 本発明の装置 ２０ 振動ボール ２２ 渦巻形ランプ ３０ トラック １００ 逆転ホイール １１０ くぼみ １３０ 挿入振動ブレード １４０ コーム １５０ プレート １７０ フレーム １７５ ベース １８０ 空気圧シリンダ １９０ 押棒 ２２０ ハウジング ２２４ 滑り部材 ２４０ 滑りベース ２４２ 滑り棒 ２９０ カートリッジ ３００ カバー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレツド・ドルダー アメリカ合衆国カリフオルニア州93063シ ミバリー・マリコパドライブ5485

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 結紮クリップを結紮クリップカートリッ
   ジ中に装填するための装置であって、カートリッジが、
   結紮クリップを受けるための複数の分離されたくぼみ及
   びこれらのくぼみと連通しているカバー中の開口を有す
   るカバー、並びにカバー中に嵌まるベースを含んで成
   り、そして装置がベース、 ベースから延びるフレーム、 少なくとも一つの結紮クリップを受けるための少なくと
   も一つの結紮クリップくぼみを含んで成る、フレームに
   回転自在に装着された逆転部材、 前記部材を回転させるための手段、 フレームに装着された、結紮クリップくぼみ中に結紮ク
   リップを供給するための手段、 結紮クリップを結紮クリップくぼみから押し出すための
   手段、 くぼみを有する結紮クリップカートリッジカバー中への
   挿入のためのコーム手段、 結紮クリップカートリッジカバーをコーム手段に供給す
   るための手段、 コーム手段及び結紮クリップカートリッジカバーをカー
   トリッジカバーの各々のくぼみ中に結紮クリップを受け
   るための位置に動かすための、ベースに装着された割出
   し手段、 結紮クリップカートリッジカバーのコーム手段及びくぼ
   み中に結紮クリップを押し込むためのブレード手段、 ブレード手段を作動させるための作動手段、 結紮クリップカートリッジカバー中に結紮クリップカー
   トリッジベースを置くための、フレームに装着された手
   段、並びに結紮クリップカートリッジベースを置くため
   の手段に結紮クリップカートリッジベースを供給するた
   めの手段を含んで成る装置。
2. 【請求項２】 中央頂点を有する結紮クリップを頂点が
   上を指しているようにしてホッパーからインライントラ
   ックに供給すること、 複数のクリップを受けるための少なくとも一つのくぼみ
   を有する回転自在な部材にトラック上のクリップを動か
   すこと、縦方向のくぼみはクリップを受けるためのプロ
   フィールを有すること、 複数のクリップをくぼみ中に装填すること、 くぼみ中の各々のクリップの頂点が下を指しているよう
   に部材を約１８０°回転させること、 結紮クリップカートリッジカバーをコーム手段の上に装
   着し、そしてホイールから結紮クリップを受けるために
   コーム手段及びカバーを割り出すこと、 くぼみからクリップを転置すること、 ブレード手段を使用して、くぼみの縦方向軸に対して垂
   直な各々のクリップをコーム手段中に押し込むこと、 カートリッジベースをカバー中に押し込み、それによっ
   て装填された結紮クリップカートリッジを組み立て一方
   カバーからコームを取り出すことを含んで成る、結紮ク
   リップをカートリッジ中に装填する方法。