JPH085181Y2 - 光ファイバー巻取装置 - Google Patents

光ファイバー巻取装置

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JPH085181Y2
JPH085181Y2 JP1989077012U JP7701289U JPH085181Y2 JP H085181 Y2 JPH085181 Y2 JP H085181Y2 JP 1989077012 U JP1989077012 U JP 1989077012U JP 7701289 U JP7701289 U JP 7701289U JP H085181 Y2 JPH085181 Y2 JP H085181Y2
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JP
Japan
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optical fiber
bobbin
winding
take
traverse guide
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JP1989077012U
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JPH0318065U (ja
Inventor
直幸 斉藤
裕司 原田
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、それぞれ巻取りボビンを装着可能なボビン
駆動装置を備え、一方(第1)の巻取りボビンが満巻き
となったときに引き続いて他方(第2)の巻取りボビン
に巻き始められるように構成された2軸の光ファイバー
巻取装置に係り、特に第1の巻取りボビンから、第2の
巻取りボビンに移行する際の引き取り速度の変動をなく
し、かつ光ファイバーの切断をタイミングよく行なえる
ようにした光ファイバー巻取装置に関する。
(従来の技術) 従来から、光ファイバーの巻取装置として、1対のボ
ビン駆動装置にそれぞれ巻取りボビンを装架して光ファ
イバーの連続巻取りを可能とした2軸の光ファイバー巻
取装置が用いられている。
第4図および第6図は、かかる従来の光ファイバー巻
取装置を示すもので、第1および第2の巻取りボビン1
a、1bは並列配置された回転軸に装着され、これらの巻
取りボビンに光ファイバー2を案内するトラバースガイ
ド装置3は両巻取りボビン間を往復動できる構成となっ
ている。また、各巻取りボビン1a、1bの一方の固定鍔部
の外周には幅広の円筒面からなるダミー巻部4a、4bが設
けられている。
このダミー巻部4a、4bの外側には、第6図および第7
図に示すように、光ファイバー保持のための弾性体5a、
5bとカッター6a、6bとを備えた光ファイバー保持切断装
置7a、7bが図示を省略したばねでダミー巻部4a、4b側に
付勢されて傾動可能に枢着されている。
上記光ファイバー巻取装置においては、第1の巻取り
ボビン1aが満巻きとなったとき、トラバースガイド装置
3が第2の巻取りボビン1b側に移動して、光ファイバー
2を第2の巻取りボビン1bのダミー巻部4b上に巻回す
る。そして、このとき第2の巻取りボビン1bの光ファイ
バー切断保持装置7aが、ダミー巻部4b上に倒されて光フ
ァイバー2をカッター6bで切断すると同時にダミー巻部
4b上に光ファイバー2をばねの力で押え付けて保持す
る。そして、トラバースガイド装置3は第2の巻取りボ
ビン1bの巻胴上をトラバースしてこの上に光ファイバー
2を巻回していく。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、従来の光ファイバー巻取装置では、巻
取りボビン1a、1bの切替え時に光ファイバー2がダミー
巻部4b上に巻回されるが、この部分は巻胴よりも大径と
なっているため引き取り速度に変動が生じ、光ファイバ
ーの径が変動してしまうという問題があった。
また、ダミー巻部4b上に巻回された光ファイバーは、
製品にならないので光ファイバーのロスが多く生じると
いう問題があった。
さらに、従来の光ファイバー切断保持装置は、ばねの
力を大きくすることが困難であり、このため光ファイバ
ーの保持力を大きくとることが難しいうえに、カッター
刃の摩耗により光ファイバーの保持と切断とのタイミン
グがずれて往々にして円滑な切り替えができなくなって
しなうという問題があった。
本考案は、かかる従来の欠点を解消すべくなされたも
ので、巻取りボビンの切替え時の速度変動がなく、光フ
ァイバーのロスが少なく、さらに、光ファイバーの切断
が確実に行なわれて巻取りボビンの切り替えを円滑に行
なうことのできる光ファイバー巻取装置を提供すること
を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の光ファイバー巻取装置は、回転軸を平行にし
て並列設置された1対のボビン駆動装置と、これらのボ
ビン駆動装置にそれぞれ装架された巻取りボビンと、各
巻取りボビンに設けられた光ファイバー切断保持装置
と、第1の巻取りボビンの近傍と第2の巻取りボビンの
近傍間を移動可能な前記両巻取りボビン共通のトラバー
スガイド装置とを備え、第1の巻取りボビンにこの近傍
に位置するトラバースガイド装置により光ファイバーを
巻回してこれが満巻き状態になったとき、前記トラバー
スガイド装置を第2の巻取りボビン近傍に移動して該第
2の巻取りボビンの切断保持装置により光ファイバーを
保持するとともに第1の巻取りボビン側で光ファイバー
を切断して前記光ファイバーを該第2の巻取りボビンに
巻回するように構成された光ファイバー巻取装置におい
て、前記光ファイバー切断保持装置が、前記各ボビン駆
動装置の回転軸に各巻取りボビンの固定鍔部に接近離間
可能に装着された押え鍔部と、これら押え鍔部を前記固
定鍔部に接近離間させる駆動装置と、前記トラバースガ
イド装置が第2の巻取りボビン近傍に移動する際、前記
固定鍔部と押え鍔部間へ光ファイバーが案内されるよう
前記トラバースガイド装置を制御する制御装置とからな
ることを特徴としている。
(作用) 本考案の光ファイバー巻取装置においては、第1の巻
取りボビンに光ファイバーが巻回されている間、トラバ
ースガイド装置はこのボビンの近傍に位置して第1の巻
取りボビン上をトラバースしながら光ファイバーをこの
ボビンの巻胴上に案内している。
そして、第1の巻取りボビンが満巻き状態になるとト
ラバースガイド装置は第1の巻取りボビンの押え鍔部寄
りから回転軸とほぼ直角方向に第2の巻取りボビンの押
え鍔部側に移動する。このとき、第2の巻取りボビンが
回転を開始し、その押え鍔部は巻取りボビンの固定鍔部
から離間して、第2の巻取りボビンの固定鍔部と押え鍔
部間には光ファイバーの落し込みが可能なキャッチ溝が
形成される。光ファイバーが第2の巻取りボビンのキャ
ッチ溝内に落ち込むと押え鍔部が固定鍔部側に移動して
キャッチ溝内の光ファイバーを挟み付け、光ファイバー
は第1の巻取りボビンと第2の巻取りボビンに引張られ
て切断される。そして、トラバースガイド装置は第2の
巻取りボビンの巻胴上のトラバースを開始する。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の一実施例について説明
する。
この実施例の光ファイバー巻取装置は、第1図に示す
ように、第1および第2の巻取りボビン11a、11bが平行
する回転軸12a、12bに装着され、かつこれらの回転軸12
a、12bには各巻取りボビンの固定鍔部13a、13bに接近離
間可能な押え鍔部14a、14bが装着されている。これら押
え鍔部14a、14bには、対向する巻取りボビンの固定鍔部
13a、13bに接近離間させる駆動装置15a、15bが取付けら
れている。第2図はこの実施例の巻取りボビン11b側の
固定鍔部13b、押え鍔部14bおよびその駆動装置の一部を
示すもので、図示を省略した流体シリンダーにより作動
杆Rが矢印方向に進退し、これによって押え鍔部14bが
固定鍔部13bへ接近離間するようになっている。
第1図に示したトラバースガイド装置17は、トラバー
ス中の第1の巻取りボビンが満巻き状態となったとき押
え鍔部寄りの位置から第2の巻取りボビン側に移動する
ようになっている。18は、第1および第2の巻取りボビ
ン11a、11b間に立設された矢印方向に移動可能な、巻取
りボビン切り変え時に光ファイバーの送り方向を変える
ための立てローラである。
次にこの実施例の動作について説明する。
この実施例の光ファイバー巻取装置では、第1の巻取
りボビン11aへの光ファイバー16の巻回および満巻きに
なったときのトラバースガイド装置17の動作は、第4図
および第5図で説明した従来の装置と同様に行なわれ
る。すなわち、第1の巻取りボビンが満巻き状態になる
とトラバースガイド装置17が押え鍔部14a寄りにトラバ
ースしながら、第2の巻取りボビン11b側に移動する。
このとき、第2の巻取りボビン11bは回転を始め、押
え鍔部14bが後退してキャッチ溝19が形成され、立てロ
ーラ18は、第3図(a)に一点鎖線で示したように、押
え鍔部側に移動して移動中に第2の巻取りボビン11bの
固定鍔部に光ファイバー16が接触しないようにする。
そして立てローラ18が押え鍔部から離れるように移動
して光ファイバー16が第3図(a)に実線で示すように
キャッチ溝19に落し込まれる。
次に駆動装置15bが押え鍔部14bが閉じるように動作し
て光ファイバー16を押え鍔部と固定鍔部間に挟み込んで
保持する。このとき、第1の巻取りボビン11aは、まだ
回転を続けているので第3図(b)に実線で示すように
光ファイバー16は、第1の巻取りボビン11aと第2の巻
取りボビンの回転力で引張られて切断され、引き続き光
ファイバー16は第2の巻取りボビンに引き取られる。
そして、第2の巻取りボビンが満巻になると同様の動
作により光ファイバーは第1の巻取りボビン11aに巻取
られるようになり、作業が続行される。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の光ファイバー巻取装置
は、巻取りボビンに大径のダミー巻き部を必要としない
ので、切り替え時に引き取り速度が変動するようなこと
がなく、また巻取りボビンの固定鍔部と押え鍔部間の広
い部分で光ファイバーを挟んで両巻取りボビンの回転力
により光ファイバーを切断するので、光ファイバーの把
持が確実で切断のタイミングがずれるようなことがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を概略的に示す平面図、第2
図はその要部を正面から示す部分断面図、第3図はその
動作を説明するための図、第4図および第5図は従来の
装置を説明するための側面図および平面図、第6図
(a)、(b)は、それぞれ従来の装置に用いられる光
ファイバー切断保持装置の正面図および側面図、第7図
はその閉じた状態を示す側面図である。 11a、11b……巻取りボビン 12a、12b……回転軸 13a、13b……固定鍔部 14a、14b……押え鍔部 15a、15b……駆動装置 17……トラバースガイド装置 18……立てローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を平行にして並列設置された1対の
    ボビン駆動装置と、これらのボビン駆動装置にそれぞれ
    装架された巻取りボビンと、各巻取りボビンに設けられ
    た光ファイバー切断保持装置と、第1の巻取りボビンの
    近傍と第2の巻取りボビンの近傍間を移動可能な前記両
    巻取りボビン共通のトラバースガイド装置とを備え、第
    1の巻取りボビンにこの近傍に位置するトラバースガイ
    ド装置により光ファイバーを巻回してこれが満巻き状態
    になったとき、前記トラバースガイド装置を第2の巻取
    りボビン近傍に移動して該第2の巻取りボビンの切断保
    持装置により光ファイバーを保持するとともに第1の巻
    取りボビン側で光ファイバーを切断して前記光ファイバ
    ーを該第2の巻取りボビンに巻回するように構成された
    光ファイバー巻取装置において、 前記光ファイバー切断保持装置が、前記各ボビン駆動装
    置の回転軸に各巻取りボビンの固定鍔部に接近離間可能
    に装着された押え鍔部と、これら押え鍔部を前記固定鍔
    部に接近離間させる駆動装置と、前記トラバースガイド
    装置が第2の巻取りボビン近傍に移動する際、前記固定
    鍔部と押え鍔部間へ光ファイバーが案内されるよう前記
    トラバースガイド装置を制御する制御装置とからなるこ
    とを特徴とする光ファイバー巻取装置。
JP1989077012U 1989-06-30 1989-06-30 光ファイバー巻取装置 Expired - Lifetime JPH085181Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989077012U JPH085181Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 光ファイバー巻取装置

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Publication Number Publication Date
JPH0318065U JPH0318065U (ja) 1991-02-22
JPH085181Y2 true JPH085181Y2 (ja) 1996-02-14

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ID=31618996

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JP1989077012U Expired - Lifetime JPH085181Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 光ファイバー巻取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643859U (ja) * 1979-09-07 1981-04-21

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JPH0318065U (ja) 1991-02-22

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