JPH085152B2 - Frpハニカムコアの製造方法 - Google Patents

Frpハニカムコアの製造方法

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JPH085152B2
JPH085152B2 JP62243604A JP24360487A JPH085152B2 JP H085152 B2 JPH085152 B2 JP H085152B2 JP 62243604 A JP62243604 A JP 62243604A JP 24360487 A JP24360487 A JP 24360487A JP H085152 B2 JPH085152 B2 JP H085152B2
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、FRPハニカムコアの製造方法に関する。す
なわち、ガラスクロス材を基材としつつ樹脂が含浸され
た、FRPハニカムコアの製造方法に関するものである。
「従来の技術」、「発明が解決しようとする問題点」 従来の展張成形方法によるガラスクロス材を用いたFR
Pハニカムコアの製造方法にあっては、その基材が、他
の液体等の浸透性等を備えたガラスクロス材で構成され
ているため、ガラスクロス材上にもしもそのまま直接、
所定の接合部を形成すべく接着剤を塗布して接着剤層を
形成した場合には、次の難点が生じるようになる。すな
わち、塗布さた接着剤が、そのガラスクロス材内に浸
透して反対面に滲み出たり、塗布された接着剤が、事
後において、重合された他のガラスクロス材側に浸透
し、加熱,加圧によりそのガラスクロス材の反対面にも
滲み出る、という難点がある。このような,の滲み
出しにより、重積時において、所定の接合部以外の個所
をも接合させてしまうことになる結果、従来、ガラスク
ロス材上に直接そのまま接着剤層を形成してから、この
ような各ガラスクロス材を重合,重着,展張,樹脂含浸
するステップを辿るFRPハニカムコアの製造方法は、実
施不能とされていた。
そこで、従来のガラスクロスを用いたFRPハニカムコ
アの製造方法は、次のようなステップを辿っていた。
まず、シート状のガラスクロス材を、その状態で樹脂
を含浸して接着剤の浸透を阻止するように予め処理し、
次に、このように接着剤の浸透を阻止する処理をしたガ
ラスクロス材上に、所定ピッチで所定幅の接着剤を塗布
することにより、条線状の接着剤層を形成していた。そ
れから、所定枚数のガラスクロス材を、形成された接着
剤層が交互に半ピッチずつずれて位置すべく重ね合わせ
ると共に、加熱,加圧により重積して、未展張状態のガ
ラスクロス製ハニカムコアを形成していた。そして、こ
の未展張状態のガラスクロス製ハニカムコアを、接着剤
層により接合され形成された接合部に直交する方向に、
所定の長さ毎に切断し、次に、この未展張状態のガラス
クロス製ハニカムコアを、一旦加熱等により軟化させた
後、その重積方向たる展張方向に展張してガラスクロス
製ハニカムコアを成形し、このガラスクロス製ハニカム
コアを、樹脂含浸することによりFRPハニカムコアを製
造していた。
従来のガラスクロスを用いたFRPハニカムコアの製造
方法は、このようなステップを辿っていたので、次の第
1,第2,第3の問題が指摘されていた。まず第1に、接着
剤の浸透を阻止するための予備処理として、シート状の
ガラスクロス材を樹脂含浸してプリプレグ状にする工程
が、予め必要となる。そして、この工程において、樹脂
を含浸せしめたガラスクロス材を、その面が平滑な平板
に形成することは、非常に面倒かつ困難であり、特に、
製造されるFRPハニカムコアのサイズが大きい場合、こ
の作業は困難を極めてた。
第2に、予め、ガラスクロス材が樹脂含浸され硬化さ
れているため、未展張状態のガラスクロス製ハニカムコ
アを展張する際、そのままの状態では展張することがで
きず、一旦、この未展張状態のガラスクロス製ハニカム
コアを、軟化させる必要がある。しかもこの軟化に際し
て、全体を均一に軟化させなければ、セル形状の均一な
FRPハニカムコアを製造することができず、もって、特
に、製造されるFRPハニカムコアのサイズが大きい場合
には、大規模な設備が必要となっていた。
第3に、予め、ガラスクロス材の状態で含浸された樹
脂と、展張後に含浸された樹脂とのなじみが悪く、両樹
脂が完全に一体化されないため、製造されたFRPハニカ
ムコアは、強度面に問題があった。第4に、このように
樹脂含浸を2回行う必要があることが要因となり、セル
サイズの小さいFRPハニカムコアの製造は、極めて困難
とされていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであっ
て、その目的とするところは、第1に、FRPハニカムコ
アの基材を構成するガラスクロス材に対し、予めシート
状の状態で面倒かつ困難な樹脂含浸をすることなく、FR
Pハニカムコアを製造可能とし、もって第2に、シート
状のガラスクロス材の状態で樹脂含浸することに起因
し、展張時に一旦未展張状態のガラスクロス製ハニカム
コアを軟化せしめるために必要であった設備や作業等を
不要とし、かつ第3に、強度面にも優れたFRPハニカム
コアを製造することが可能で、しかも第4に、セルサイ
ズの小さなFRPハニカムコアの製造も容易な、FRPハニカ
ムコアの製造方法を提案することにある。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであ
り、その技術的解決手段は、次のとおりである。まず、
第1項については次のとおり。第1項のFRPハニカムコ
アの製造方法は、次の目止ライン形成工程、目止剤浸
透,硬化工程、接着剤層形成工程、重合工程、重積,接
合工程、展張工程、樹脂含浸工程、等を有してなる。
すなわち、まず、その基材を構成するシート状のガラ
スクロス材に、その長さ若しくは幅方向に沿い所定のピ
ッチで、所定幅の目止ラインを形成するための目止剤を
塗布する目止ライン形成工程と、このように該目止ライ
ンが形成された部位の該ガラスクロス材は、塗布された
該目止剤が内部に浸透して反対面にも滲み出ると共に、
該目止剤が硬化されることにより他の液体等の浸透を阻
止するようになる。目止剤浸透,硬化工程と、次に、こ
のような該ガラスクロス材について、一つ置きに位置す
る該目止ライン上に接着剤を塗布することにより、接着
剤層を形成する接着剤層形成工程と、更に、次の各工程
を有してなる。
すなわち、所定枚数の各該ガラスクロス材を、その各
該目止ラインがそれぞれ互いに対応位置すると共に、隣
接して位置する一方の該ガラスクロス材の該接着剤層が
形成されない該目止ラインと、他方の該ガラスクロス材
の該接着剤層が形成された該目止ラインとが対応位置す
る関係で、順次重ね合わせる重合工程と、しかる後、重
ね合わされた各ガラスクロス材を加熱、加圧することに
より、各該ガラスクロス材間が該接着剤層にて、該目止
ラインが交互に一ピッチずつずれた状態で接合される重
着,接合工程と、このように重着,接合された各該ガラ
スクロス材を、重着方向に展張することにより、各該ガ
ラスクロス材にてセル壁が形成され、もってガラスクロ
ス製ハニカムコアを成形する展張工程と、該ガラスクロ
ス製ハニカムコアに樹脂を含浸することにより、FRPハ
ニカムコアを得る樹脂含浸工程と、を有してなる。
次に、第2項については次のとおり。すなわち、この
第2項のFRPハニカムコアの製造方法では、第1項記載
のFRPハニカムコアの製造方法において、まず、前記接
着剤層形成工程では、該ガラスクロス材の表裏につい
て、表裏で交互に一ピッチずつずれて該接着剤層を形成
する。かつ、前記重合工程では、隣接して位置する一方
の該ガラスクロス材としては、前記接着剤層形成工程を
全く辿らず該接着剤層が一切形成されていないものが用
いられると共に、隣接して位置する他方の該ガラスクロ
ス材としては、このような接着剤層形成工程を辿り表裏
に該接着剤層が形成されたものが用いられ、このような
両該ガラスクロス材を交互に重ね合わせる。
「作用」 本発明は上記手段よりなるので、以下の如く作用す
る。すなわち、このFRPハニカムコアの製造方法にあっ
ては、その基材を構成するシート状のガラスクロス材に
ついて、事後の重着,接合工程にて所定幅の条線状の接
合部を構成することになる各位置は、すべて、接着剤層
形成工程で接着剤層を形成する以前に、予め、目止ライ
ン形成工程そして目止剤浸透,硬化工程において、目止
剤により目止ラインが形成されている。もって、この基
材たるガラスクロス材は、この目止ラインおよび浸透,
硬化した目止剤により、接着剤の浸透防止が図られてい
る。
すなわち、塗布することにより接着剤層を形成する接
着剤ではあるが、まず、接着剤層形成工程、重合工
程、重着,接合工程等において、目止ライン上に塗布さ
れた接着剤が、その塗布対象のガラスクロス材内に浸透
することはなく、また、重合工程、重着,接合工程に
おいて、ガラスクロス材を重ね合わせて接合する際、隣
接して位置する他方のガラスクロス材の接着剤層に対応
する一方のガラスクロス材については、目止ラインそし
て浸透,硬化した目止剤が位置しているため、加熱、加
圧によりこの他方のガラスクロス材の接着剤層の接着剤
が溶融して、この一方のガラスクロス材内に浸透するよ
うなこともない。
もって、これら,により、浸透した接着剤がガラ
スクロス材の反対面に滲み出るようなことがないので、
この反対面に隣接して位置するその他のガラスクロス材
(つまり、上述した一方および他方のガラスクロス材の
それぞれ上下に隣接するガラスクロス材)が接着されて
しまい、展張することができない等の事態が生ずること
はない。従って、展張工程そして樹脂含浸工程を辿るこ
とにより、初めて容易に、ガラスクロス材に樹脂が含浸
されたFRPハニカムコアを製造することができるように
なる。
従って、このFRPハニカムコアの製造方法によると、
第1に、前述したこの種従来例のように、接着剤の浸透
阻止のために、予め基材たるシート状のガラスクロス材
を樹脂含浸してプリプレグ状にする、面倒かつ困難な工
程を要せず、第2に、展張に際し軟化させることも不要
となり、その為の作業や設備も不要化し、第3に、樹脂
の含浸は、ガラスクロス製ハニカムコアの成形後の最後
に、一度行なわれるだけなので、まず、含浸された樹脂
は完全に一体化され、強度面に優れた、FRPハニカムコ
アが得られると共に、第4に、セルサイズの小さいFRP
ハニカムコアも容易に得られるようになる。
「実施例」 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。第1図乃至第5図において、2は、FRPハニカムコ
アの基材を構成するシート状のガラスクロス材であり、
このガラスクロス材2に対し目止ライン形成工程におい
て、その長手方向に沿って所定のピッチP毎に、所定幅
の目止ライン3,3,・・・が形成される。
これらの目止ライン3,3,・・・は、例えは樹脂接着剤
を目止剤13とし、この目止剤13をシルクスクリーン印刷
により、ガラスクロス材2上に所定のピッチP毎に所定
幅の条線状に塗布した後、このように塗布された目止剤
13を硬化せしめることにより形成されている。目止ライ
ン3が形成された部位のガラスクロス材2について、目
止ライン3の形成の過程で、目止剤13浸透,硬化工程と
して、塗布された目止剤13の一部が、一旦そのガラスク
ロス材2内に浸透して反対面に滲み出るが、適宜硬化手
段にて、このようなガラスクロス材2内に浸透目止剤13
を硬化せしめることにより、その部位のガラスクロス材
2を構成する各ガラス繊維は強固に互いに接着され硬化
され、もって、目止ライン3が形成された部位は、液体
等の浸透を完全に阻止するようになる。なお、この目止
剤13として、例えばUV硬化型接着剤を用いた場合には、
硬化の迅速化を図ることが可能なため、次の作業へ移る
間の時間の節約を実現することができる。
次に、目止ライン3,3,・・・が形成されたガラスクロ
ス材2については、接着剤層4形成工程において、一つ
置きに位置する目止ライン3上に、目止ライン3と同一
幅にて接着剤層4を形成すべく、接着剤14が塗布され
る。しかる後、接着剤層4,4,・・・が形成された所定枚
数のガラスクロス材2,2,・・・を、重合工程において、
第3図に示す如く、互いに隣接するガラスクロス材2,2,
における他方のガラスクロス材2の接着剤層4,4,・・・
と、一方のガラスクロス材2の目止ライン3,3,・・・と
が、それぞれ対応当接する位置関係に順次重ね合わせ
る。そして最後に、重着,接合工程において、目止ライ
ン3,3,・・・のみを形成したガラスクロス材2を、最上
位や最下位に重ねてから、全体的に接合つまり重着し、
もって未展張状態のガラスクロス製ハニカムコア5を形
成する。
この重着による未展張状態のガラスクロス製ハニカム
コア5の形成時において、隣接して位置する他方のガラ
スクロス材2の接着剤層4に対応する一方のガラスクロ
ス材2における部位には、目止ライン3そして浸透,硬
化した目止剤13が位置しているため、重着に際しての加
熱,加圧により接着剤層4を構成する接着剤14は一旦溶
融するが、この溶融した接着剤14が、この一方のガラス
クロス材2内に浸透することはない。このようにして、
隣接して位置するガラスクロス材2,2,は、それぞれの目
止ライン3,3,間のみが、接着剤層4を介して接合され、
接合部15が形成される。
なお、接着剤層4の形成等については、上述の実施例
に限定されるものではなく、例えば第6図に示す如く、
まず、目止ライン3,3,・・・が形成されたガラスクロス
材2の表裏について、表裏で交互に一ピッチずつずれて
接着剤層4,4,・・・が位置すべく、ガラスクロス材2の
表裏における目止ライン3,3,・・・上に、接着剤層4,4,
・・・を形成しておく。そして、このようにガラスクロ
ス材2の表裏に接着剤層4,4,・・・を形成したガラスク
ロス材2と、目止ライン3,3,・・・のみを形成し接着剤
層4,4,・・・を全く形成しないガラスクロス材2とを、
交互に重ね合わせて重着するようにしてもよい。
次に、このように所定枚数のガラスクロス材2,2,・・
・を重着することによって形成された未展張状態のガラ
スクロス製ハニカムコア5を、直接用いるか、若しくは
目止ライン3に直交する方向に所定の長さ毎に切断す
る。それから展張工程において、重積方向すなわち展張
方向Wに、適宜展張手段により展張することにより、セ
ル6の軸方向に所望の高さを有し、かつ各セル6,6,・・
・が略均一な正六角形状を呈する、ガラスクロス製ハニ
カムコア7を成形することができる。
しかる後、樹脂含浸工程において、このガラスクロス
製ハニカムコア7に樹脂を含浸することにより、FRPハ
ニカムコア1が得られる。なお16は、含浸された樹脂に
よって形成された樹脂層である。
従って、本発明に係るFRPハニカムコア1の製造方法
によれば、第1に、FRPハニカムコア1を成形するため
の前段階としてのガラスクロス製ハニカムコア7の成形
に際し、前述したこの種従来例のように接着剤14の浸透
阻止のため、予め、シート上のガラスクロス材2を樹脂
を含浸してプリプレグ状にする、面倒で困難な工程を要
することなく、未展張状態のガラスクロス製ハニカムコ
ア5を形成することが可能となる。第2に、従って前述
したこの種従来例のように、展張に際しこれを一旦軟化
させることも不要となり、その為の作業や設備も不要化
する。すなわち、形成された未展張状態のガラスクロス
製ハニカムコア5を、その重着方向すなわち展張方向W
に更に展張することのみによって、ガラスクロス製ハニ
カムコア7の成形が可能となる。第3に、寿の含浸は、
前述したこの種従来例とは異なり、ガラスクロス製ハニ
カムコア7の成形後の最後に、一度行なわれるだけなの
で、含浸された樹脂は完全に一体化され、強度面に優れ
たFRPハニカムコア1が得られるようになる。第4に、
同様に樹脂の含浸は一度しか行われないので、セルサイ
ズの小さいFRPハニカムコア1の成形も容易である。な
お、上述した実施例では、本発明の製造方法について各
工程毎に説明したが、シートロール状のガラスクロス材
2を用いることにより、一連の製造装置によって連続し
て製造するようにしてもよい。
「発明の効果」 以上詳述した如く、本発明に係るFRPハニカムコアの
製造方法によれば、第1に、FRPハニカムコアの基材を
構成するガラスクロス材に対し、予めシート状の状態で
の面倒な樹脂含浸をすることなく、FRPハニカムコアが
製造可能となる。もって、第2に、シート状のガラスク
ロス材の状態での面倒な樹脂含浸をすることに起因し、
展張時において一旦未展張状態のガラスクロス製ハニカ
ムコアを軟化せしめるために必要であった、設備や作業
等が不要となる。第3に、これと共に強度面にも優れた
FRPハニカムコアが製造可能で、しかも第4に、セルサ
イズの小さいFRPハニカムコアの製造も容易となる。こ
のように、従来のこの種FRPハニカムコアの製造方法が
有していた欠点が一掃される等、その有する効果は顕著
にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本発明の実施例を示す。そして第
1図は、ガラスクロス材に目止ラインを形成した状態を
示す斜視図、第2図は、目止ライン上に接着剤層を形成
した状態を示す斜視図、第3図は、所定枚数のガラスク
ロス材を重ね合わせ、これを重着することにより、未展
張状態のガラスクロス製ハニカムコアを形成する工程を
示す説明図、第4図は、ガラスクロス製ハニカムコアの
要部の斜視図、第5図は、一部樹脂層を切欠いたFRPハ
ニカムコアの要部の斜視図である。第6図は、目止ライ
ン3上に形成された接着剤層の他の実施例を示す、説明
図である。 1……FRPハニカムコア 2……ガラスクロス材 3……目止ライン 4……接着剤層 5……未展張状態のガラスクロス製ハニカムコア 6……セル 7……ガラスクロス製ハニカムコア 13……目止剤 14……接着剤 15……接合部 16……樹脂層 P……ピッチ(目止ラインのピッチ) W……展張方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FRPハニカムコアの製造方法であって、ま
    ず、その基材を構成するシート状のガラスクロス材に、
    その長さ若しくは幅方向に沿い所定のピッチで、所定幅
    の目止ラインを形成するための目止剤を塗布する目止ラ
    イン形成工程と、 このように該目止ラインが形成された部位の該ガラスク
    ロス材は、塗布された該目止剤が内部に浸透して反対面
    にも滲み出ると共に、該目止剤が硬化されることにより
    他の液体等の浸透を阻止するようになる、目止剤浸透,
    硬化工程と、 次に、このような該ガラスクロス材について、一つ置き
    に位置する該目止ライン上に接着剤を塗布することによ
    り、接着剤層を形成する接着剤層形成工程と、 所定枚数の各該ガラスクロス材を、その各該目止ライン
    がそれぞれ互いに対応位置すると共に、隣接して位置す
    る一方の該ガラスクロス材の該接着剤層が形成されない
    該目止ラインと、他方の該ガラスクロス材の該接着剤層
    が形成された該目止ラインとが対応位置する関係で、順
    次重ね合わせる重合工程と、 しかる後、重ね合わされた各該ガラスクロス材を加熱,
    加圧することにより、各該ガラスクロス材間が該接着剤
    層にて、該目止ラインが交互に一ピッチずつずれた状態
    で接合される重着,接合工程と、 このように重着,接合された各該ガラスクロス材を、重
    着方向に展張することにより、各該ガラスクロス材にて
    セル壁が形成され、もってガラスクロス製ハニカムコア
    を成形する展張工程と、 該ガラスクロス製ハニカムコアに樹脂を含浸することに
    より、FRPハニカムコアを得る樹脂含浸工程と、を有し
    てなることを特徴とするFRPハニカムコアの製造方法。
  2. 【請求項2】第1項記載のFRPハニカムコアの製造方法
    において、前記接着剤層形成工程では、該ガラスクロス
    材の表裏について、表裏で交互に一ピッチずつずれて該
    接着剤層を形成し、 かつ、前記重合工程では、隣接して位置する一方の該ガ
    ラスクロス材としては、前記接着剤層形成工程を全く辿
    らず該接着剤層が一切形成されていないものが用いられ
    ると共に、隣接して位置する他方の該ガラスクロス材と
    しては、このような接着剤層形成工程を辿り表裏に該接
    着剤層が形成されたものが用いられ、このような両該ガ
    ラスクロス材を交互に重ね合わせること、を特徴とする
    FRPハニカムコアの製造方法。
JP62243604A 1987-09-30 1987-09-30 Frpハニカムコアの製造方法 Expired - Lifetime JPH085152B2 (ja)

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JPS61245397A (ja) * 1985-04-04 1986-10-31 日本製紙株式会社 剥離紙及びその製造方法

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