JPH085133A - マルチ型空気調和機のアドレス設定方法及び装置 - Google Patents

マルチ型空気調和機のアドレス設定方法及び装置

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JPH085133A
JPH085133A JP7078836A JP7883695A JPH085133A JP H085133 A JPH085133 A JP H085133A JP 7078836 A JP7078836 A JP 7078836A JP 7883695 A JP7883695 A JP 7883695A JP H085133 A JPH085133 A JP H085133A
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JP
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address
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units
indoor unit
setting
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Application number
JP7078836A
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English (en)
Inventor
Yukio En
幸生 鳶
Koichi Saruhashi
浩一 猿橋
Koichi Matsumoto
公一 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でアドレスを自動的に設定する。 【構成】 室外機から送信された仮アドレスを記憶し
(166)、自己が指定された運転モードで運転してい
るか判断する(168〜172)。自己が指定された運
転モードで運転しているときには、仮アドレスを実際の
アドレスとして設定する(174)。室外機からアドレ
スの送信要求があったときには(180)、設定された
アドレスを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチ型空気調和機の
アドレス設定方法及び装置に係り、特に、冷媒配管接続
部及び信号配線接続部を各々複数備えた1つの室外ユニ
ットの冷媒配管接続部及び信号配線接続部の各々に、冷
媒配管及び信号配線を介して室内ユニットを接続したマ
ルチ型空気調和機の室内ユニットのアドレスを設定する
マルチ型空気調和機のアドレス設定方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マルチ型空気調和機は、1つの室外ユニ
ットと複数の室内ユニットとを冷媒配管及び信号配線を
介して据付現地で接続している。この場合、室外ユニッ
トの冷媒配管接続部(バルブ)及び信号配線接続部(コ
ネクタ)の接続が誤って行われた場合には、その確認作
業に多大の時間を必要とする。
【0003】そこで、従来では、特開平3−11256
号公報に示されているように、室内ユニットの各々に室
内熱交換器の温度を検出する室内熱交換器温度センサを
設けると共に、室外ユニットの冷媒配管接続部の各々に
バルブ温度センサ(ガス支管温度センサ)を配置して、
室内ユニットの接続状態を確認している。この方法で
は、まず、室内熱交換器温度センサの各々に予め番号、
すなわちアドレスDC1〜DC4を付与し、バルブ温度
センサの各々にアドレスDG1〜DG4を付与する。次
に、いずれか1つの流量調整弁を全開にして1つの室内
ユニットを指定の運転モード(例えば冷房モード)で運
転し、温度が下がった室内熱交換器温度センサのアドレ
ス及び温度が下がったバルブ温度センサのアドレスを検
出し、温度が下がった室内熱交換器温度センサのアドレ
スと温度が下がったバルブ温度センサのアドレスとを対
応させて記憶する。そして、通常運転時には、記憶した
内容に基づいて各室内ユニットを制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、予め各センサのアドレスを設定しておく
必要があるため、アドレス設定に手間がかかる、という
問題がある。また、室内ユニット及び冷媒配管バルブの
各々に温度センサを配置する必要があるため、装置の構
成が複雑になる、という問題がある。また、バルブと接
続される室内ユニットとの対応関係を常に参照する必要
があり制御が複雑になるという問題もあった。
【0005】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたもので、予めアドレスを設定しておかなくても簡単
な構成でアドレスを自動的に設定することができるマル
チ型空気調和機のアドレス設定方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、冷媒配管接続部及び信号配線接
続部を各々複数備えた1つの第1のユニットの冷媒配管
接続部及び信号配線接続部の各々に、冷媒配管及び信号
配線を介して第2のユニットを接続したマルチ型空気調
和機の第2のユニットのアドレスを設定するにあたっ
て、第1のユニットに設定された運転モードで第2のユ
ニットの各々を試運転させると共に、第2のユニットの
各々に仮アドレスを設定し、第2のユニットの各々にお
いて第1のユニットに設定された運転モードと自己の運
転が一致しているか否かを判断し、第2のユニットの運
転が第1のユニットに設定された運転モードと一致して
いるときには設定された仮アドレスを自己のアドレスと
して格納し、第1のユニットからアドレスの要求があっ
たときには格納されているアドレスを第1のユニットに
返送して第1のユニットにこのアドレスを記憶させるよ
うにして、アドレスを設定するようにしたものである。
【0007】また、請求項2の発明は、冷媒配管接続部
及び信号配線接続部を各々複数備えた1つの第1のユニ
ットの冷媒配管接続部及び信号配線接続部の各々に、冷
媒配管及び信号配線を介して第2のユニットを接続した
マルチ型空気調和機の第2のユニットのアドレスを設定
するマルチ型空気調和機のアドレス設定装置であって、
運転モードを指定して第2のユニットの各々を試運転
し、かつ第2のユニットの各々に仮アドレスを送信する
送信手段と、第2のユニットから送信されたアドレスを
記憶する記憶手段と、を備えかつ第1のユニットに設け
られた第1の制御手段と;指定された運転モードで自己
が運転しているか否かを判断し、指定された運転モード
で運転しているときには送信された仮アドレスを自己の
アドレスとして設定する設定手段と、第1のユニットか
らアドレスの要求があったときには設定さえているアド
レスを第1のユニットに送信する送信手段と、を備えか
つ第2のユニットの各々に設けられた第2の制御手段
と;を含んで構成したものである。
【0008】
【作用】請求項1及び2の発明のマルチ型空気調和機
は、冷媒配管接続部及び信号配線接続部を各々複数備え
た1つの第1のユニットの冷媒配管接続部及び信号配線
接続部の各々に、冷媒配管及び信号配線を介して第2の
ユニットを接続して構成されている。第1のユニット
は、室外ユニットでも室内ユニットでもよい。第1のユ
ニットが室外ユニットのときは、第2のユニットは室内
ユニットになり、第1のユニットが室内ユニットのとき
は、第2のユニットは室外ユニットになる。
【0009】このマルチ型空気調和機の第2のユニット
にアドレスを設定するには、第1のユニットに設定され
た運転モードで第2のユニットの各々を試運転させると
共に、第2のユニットの各々に仮アドレスを設定する。
次に、第2のユニットの各々において第1のユニットに
設定された運転モードと自己の運転が一致しているか否
かを判断する。自己の運転が第1のユニットに設定され
た運転モードと一致しているときには、この第2のユニ
ットは冷媒配管及び信号配線を介して第1のユニットに
接続されているので、設定された仮アドレスを自己のア
ドレスとして格納する。そして、第1のユニットからア
ドレスの要求があったときには格納されているアドレス
を第1のユニットに返送して第1のユニットにこのアド
レスを記憶させる。これによって、第1のユニットに設
定された運転モードで第2のユニットの各々を試運転さ
せると共に仮アドレスを送信するだけで、第2のユニッ
ト側で自動的にアドレスが設定される。
【0010】請求項2の発明は請求項1の発明を実施す
る装置であり、運転モードを指定して第2のユニットの
各々を試運転し、かつ第2のユニットの各々に仮アドレ
スを送信する送信手段と、第2のユニットから送信され
たアドレスを記憶する記憶手段と、を備えかつ第1のユ
ニットに設けられた第1の制御手段と;指定された運転
モードで自己が運転しているか否かを判断し、指定され
た運転モードで運転しているときには送信された仮アド
レスを自己のアドレスとして設定する設定手段と、第1
のユニットからアドレスの要求があったときには設定さ
れているアドレスを第1のユニットに送信する送信手段
と、を備えかつ第2のユニットの各々に設けられた第2
の制御手段と;を含んで構成されている。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1に示すように、本実施例のマルチ型空
気調和機は、複数の冷媒配管接続ポートP0〜P3、R
0〜R3及び複数の信号配線コネクタC0〜C3を備え
た室外機(室外ユニット)10を備えている。室外機1
0の冷媒配管接続ポート及び信号配線コネクタには、冷
媒配管14及び信号配線16を介して4つの室内機(室
内ユニット)12A〜12Dが接続されている。冷媒配
管14の各々には、配管中を流れる冷媒の流量を調整す
る流量調整弁18A〜18Dが設けられている。
【0012】図2は、図1のマルチ型空気調和機の冷凍
サイクルを示すものである。室外機10は、圧縮機2
0、四方弁22、室外機側熱交換器24、キャピラリー
チューブ26、及びアキュムレータ28で構成され、冷
媒配管14で室内機側熱交換器30A〜30Dと環状に
接続して冷凍サイクルが構成されている。なお、室内機
側熱交換器30A〜30Dは冷凍サイクル中で並列に接
続されている。
【0013】このマルチ型空気調和機では、四方弁22
が図に示す実線の状態にあるときは、圧縮機20から吐
出された冷媒が実線矢印のように流れ、室外機側熱交換
器24で冷媒が凝縮し、キャピラリーチューブ26を経
た後、流量調整弁が開かれている室内機側熱交換器で蒸
発し、この際の気化熱で室内の冷房を行う。また、四方
弁22が図に示す破線の状態にあるときは、圧縮機20
から吐出された冷媒が破線矢印のように流れ、流量調整
弁が開かれている室内機側熱交換器で冷媒が凝縮し、キ
ャピラリーチューブ26を経た後、室外機側熱交換器2
4で蒸発し、冷媒が凝縮する際の凝縮熱で室内の暖房を
行う。
【0014】なお、32は室外側送風機、34A〜34
Dは室内側送風機であり、各々室外機側熱交換器24、
室内機側熱交換器30A〜30Dに送風するものであ
る。また、各室内機には、室内機側熱交換器の温度(コ
イル温)を検出する温度センサ40A〜40D、室内機
が設置された室内の温度を検出する室温センサ50A〜
50Dが各々設けられている。
【0015】図3は、図1のマルチ型空気調和機の制御
回路を示すものである。室外機10内には、以下で説明
するアドレス設定ルーチンのプログラムを記憶したRO
M及びRAMを備えたマイクロコンピュータ等で構成さ
れた制御装置36が設けられている。制御装置36に
は、室内機12A〜12Dの各々に設けられかつマイク
ロコンピュータ等で構成された制御装置38A〜38D
が双方向通信可能に接続されている。また、制御装置3
6には、設定されたアドレスを記憶するバッテリでバッ
クアップされたバックアップRAMやPROM等で構成
された不揮発性メモリ46が接続されている。そして、
制御装置36には、図示しないドライバを介して弁開度
を調整可能に構成した流量調整弁18A〜18Dが接続
されると共に、圧縮機20、四方弁22及び室外側送風
機32が同様に制御可能に接続されている。
【0016】各制御装置38A〜38Dも制御装置36
と同様に、以下で説明するアドレス設定ルーチンのプロ
グラムを記憶したROM及びRAMを備えており、これ
ら各制御装置38A〜38Dには、コイル温を検出する
温度センサ40A〜40D、バックアップRAMやPR
OM等で構成された不揮発性メモリ44A〜44D、室
内の温度を検出する室温センサ50A〜50D、並びに
室内側送風機34A〜34Dが同様に接続されている。
【0017】図8は、信号配線16によって制御装置3
6と制御装置38A〜38Dとを接続する具体的な接続
回路を示すものである。図において、PC1〜PC10
はフォトカップラ、R1〜R5は抵抗、I1〜I5はイ
ンバータ、Tr1〜Tr4はトランジスタ、Lはロジッ
クICである。
【0018】この回路によれば、例えばロジックICに
よってトランジスタTr1をオンさせている間は、制御
装置38Aがその出力側に接続されたフォトカップラP
C2の発光ダイオードに信号を印加することにより、フ
ォトカップラPC2のフォトトランジスタ、トランジス
タTr1、フォトカップラPC9、及びインバータI5
を介して制御装置38Aから制御装置36へ信号を送信
することができる。逆に、制御装置36がフォトカップ
ラPC10の発光ダイオードに信号を印加することによ
り、制御装置36から制御装置38Aへの入力へ信号を
送信することができる。同様にして、トランジスタTr
2〜Tr4のいずれかをオンさせて上記のように信号を
印加することにより、制御装置36と制御装置38B〜
38Dのいずれかとの間で信号の授受を行うことができ
る。
【0019】次に、制御装置36及び制御装置38A〜
38Dによるアドレス設定ルーチンについて説明する。
【0020】このアドレス設定ルーチンは、室外機と室
内機との間のすべての冷媒配管及び信号配線の接続、及
び電源工事が終了し、すべての室内機に通電し、すべて
の室内機のスイッチを運転位置に位置させた状態で実行
される。この配管工事及び配線工事は、室内機のアドレ
スを考慮することなく行われる。なお、以下の説明では
アドレス0〜3に対して、冷媒配管接続ポートP0〜P
3、及び複数の信号配線コネクタC0〜C3を各々対応
させた例について説明するが、アドレス0〜3の冷媒配
管接続ポートP0〜P3、及び複数の信号配線コネクタ
C0〜C3対応関係は変えても良い。
【0021】図4は、室外機の制御装置36によるアド
レス設定ルーチンを示すもので、ステップ100におい
て不揮発性メモリ46の記憶内容を判断することによ
り、室内機アドレスの初期化(イニシャライズ)が必要
か否か、すなわち室内機アドレスが正しく設定されてい
るか否かを判断する。アドレスが設定されていないとき
には、ステップ102において、室内機側からの各信号
配線16上の電圧(例えば、DC15ボルト)を検出す
ることにより室外機10に接続されている室内機の台数
を判断すると共に、各室内機側に指令を出して、現在の
室温及びコイル温度を室温センサ50A〜50D及び温
度センサ40A〜40Dから読み取らせて各室内機側の
RAM等に記憶させておく。ステップ104において四
方弁22を冷房運転側(図2の実線で示す状態)に切換
えて、室温センサの出力を無視し強制的に圧縮機20の
運転を行わせ室内機側熱交換器で冷房運転可能な状態に
し、ステップ106では後述するアドレス設定を行な
い、ステップ108では後述する誤配管・誤配線チェッ
クを行ない、ステップ110では室内機から送信された
データが良好か否か判断し、不良と判断されたときには
ステップ112において制御装置36のRAMに不良情
報を記憶し、不良でないときはステップ114において
良好情報を記憶する。
【0022】図5はステップ106のアドレス設定ルー
チンの詳細を示すもので、ステップ120においてまず
アドレスADDに0を設定し、ステップ122において
アドレス設定中か否か、すなわちアドレス設定中フラグ
がセットされているか否かを判断する。アドレス設定中
でないときには、すなわちアドレス設定中フラグがセッ
トされていないときには、ステップ124でアドレスA
DDに対応する冷媒配管接続ポートP0に接続されてい
る流量調整弁18Aを全開にしかつ他の流量調整弁18
B〜18Dを全閉にし、ステップ126においてアドレ
ス設定中であること示すフラグをセットし、ステップ1
28においてアドレスADDに対応するコネクタC0に
接続されている信号配線16を介して接続されている室
内機に試運転信号と運転モードが冷房であることを示す
信号とを送信し、ステップ130においてアドレスAD
Dを仮アドレスとしてこの室内機へ送信し、そしてステ
ップ131においてタイマT0 のクリア及びスタートを
行う。ステップ128における試運転信号の送信によ
り、試運転信号を受信した室内機の制御装置が図6に示
す室内機試運転ルーチンを実行する。
【0023】次のステップ132では、室内機側から送
信される室内機アドレス設定完了信号の状態を判断する
等によって、現在アドレス設定中の室内機のアドレス設
定が完了したか否か、すなわち室内機の試運転が良好に
行われたか否かを判断する。室内機アドレス設定完了信
号は、室内機のアドレスの設定が完了しかつ室内機の試
運転が良好に行われた場合に室内機側から送信されてく
るものである。室内機のアドレスの設定が完了していな
いときは、ステップ133で所定時間経過したか否か、
すなわちステップ131でスタートしたタイマがタイム
アップしたか否かを判断し、所定時間経過していないと
きはステップ122、132、133を繰り返す。
【0024】今は、図1に示すコネクタC0からの信号
配線16が、対応の冷媒配管接続ポートP0に接続され
た室内機12Aに接続されている場合を説明しているの
で、所定時間内に、当該室内機の制御装置38Aから、
室内機のアドレス設定が完了したことを示す室内機アド
レス設定完了信号をステップ132で受けることにな
る。
【0025】しかしながら、例えば図1に示すコネクタ
C2からの信号配線のように、対応の冷媒配管接続ポー
トP2に接続された室内機12Cとは異なった室内機1
2Dに接続されている場合には、所定時間経過しても室
内機アドレス設定完了信号を受信しないことになる。本
発明ではこのような接続の場合でも図1の場合のポート
P2とコネクタC3を対応させ、またポートP3とコネ
クタC2を対応させて記憶させておくことにより、以後
の制御を可能ならしめるものである。そのため、所定時
間経過しても室内機アドレス設定完了信号を受信しない
ときは(ステップ133のY)、流量調整弁を全開にし
た室内機と、信号配線を介して試運転信号及び仮アドレ
スを送信した室内機とが異なっていると判断して、流量
調整弁はそのままで、ステップ134で次の信号配線コ
ネクタに接続されている信号配線を介して試運転信号及
び仮アドレス(ADD=0)を送信し、タイマT0 のク
リア及びスタートを行った後、上記と同様にステップ1
22、132、133を繰り返す。そして、これを、流
量調整弁を全開にした室内機と信号配線を介して試運転
信号及び仮アドレスを送信した室内機とが一致すること
により、室内機から室内機アドレス設定完了信号を送信
してくるまで繰り返す。
【0026】このようにして、ステップ132で室内機
アドレス設定完了信号を受信すると、ステップ136に
おいてアドレスADDの流量調整弁18Aを全閉にし、
ステップ137においてアドレスADDを1インクルメ
ントし、ステップ138においてアドレス設定中フラグ
をリセットし、ステップ140においてアドレスADD
の値が室外機に接続されている室内機の台数を越えたか
否かを判断する。アドレスADDの値が台数を越えてい
ないときには、ステップ122に戻る。
【0027】アドレス設定中フラグはステップ138で
リセットされているため、ステップ122からステップ
124に進んで、次の流量調整弁18Bを全開し、上記
で説明したのと同様にアドレスADDに接続されている
室内機に試運転信号を送信すると共に、アドレスADD
を仮アドレスとして送信して、室内機側でアドレスの設
定が完了するまで待ち、上記と同様の処理をアドレスA
DDの値が台数を越えるまで繰り返す。
【0028】図5のルーチンを繰り返すことによって、
1つの流量調整弁のみを全開にした状態で、対応の信号
配線を介して試運転信号と仮アドレスの送信を行って室
内機のアドレス設定が完了するのを待ち、アドレスの設
定が完了しない場合には、室内機のアドレスが設定され
るまで信号配線を順に代えて試運転信号と仮アドレスと
を送信し、アドレスの設定が完了されると次の流量調整
弁のみを全開にして室内機のアドレスが設定されるまで
信号線を順に代えて試運転信号と仮アドレスとを送信す
ることが繰り返えされ、室外機に接続されている全ての
室内機側でアドレスの設定が完了するとこのルーチンを
終了しステップ108に進む。
【0029】図6はステップ128の試運転信号によっ
て起動される室内機試運転ルーチンを示すものである。
室内機12A〜12Dは試運転信号を受信したとき、図
6の同じ動作を行うが、以下、室内機12Aが試運転信
号を受信した場合を説明する。試運転信号が受信される
と図6のこのルーチンが起動され、ステップ160にお
いて室内機のスイッチが運転位置に位置しているか否か
を判断する。スイッチが運転位置に位置しているときに
は、ステップ162において室内機に試運転モードを設
定する。この試運転モードでは、室内側送風機は強風状
態で固定し、フラップは上側位置に固定し、試運転であ
ることを室内機に設けられている図示しないLEDを点
灯させる等によって表示する。
【0030】ステップ164でアドレス設定完了フラグ
がリセットされているかを判断し、アドレスの設定が完
了していないと判断されたときには、ステップ166に
おいて室外機から送信されたアドレスADDを仮アドレ
スとしてRAMに記憶する。ステップ168では、図4
のステップ102での室外機からの指令により測定され
て記憶されている室温及びコイル温度をRAM等から読
み出して、該読み出されたコイル温度より所定値(例え
ば、5℃)低い温度、及び該読み出された室温より所定
値(例えば10℃)低い温度のいずれか低い方を第1の
目標温度としてTD1に設定する。
【0031】ステップ170において現在のコイル温度
が第1の目標温度TD1以下になったか否かを判断する
と共にステップ172において現在のコイル温度が現在
の室温未満になったか否かを判断することによって、自
己が実際に冷房運転しているか否か判断する。ステップ
170及びステップ172のいずれか一方が否定判断の
ときはステップ164に戻り、いずれも肯定判断のとき
には、室外機から送信された運転モードで自己が実際に
運転していると判断して、RAMに記憶されている仮ア
ドレスを自己のアドレスとして不揮発性メモリ44Aに
記憶する。そして、ステップ176においてアドレス設
定完了フラグをセットし、ステップ178において冷房
運転が良好であると判定して判定内容を記憶する。
【0032】次のステップ180では、室外機からアド
レスの送信要求があったか否かを判断し、アドレスの送
信要求があったときにはステップ182において不揮発
性メモリ44Aに記憶している自己のアドレスをアンサ
データとして室外機に送信する。しかしながら、現時点
では室外機からのアドレス送信要求は無いので、ステッ
プ164に戻る。
【0033】ステップ164においては、アドレス設定
完了フラグがステップ176でセットされているので、
アドレス設定完了と判断される。アドレス設定完了と判
断されたときには、ステップ186において暖房運転モ
ードに切換えると共に、室外機に暖房運転モードである
ことを示す信号を送信して四方弁を暖房運転側に切換
え、ステップ188において、図4のステップ102で
の室外機からの指令により測定されて記憶されている室
温及びコイル温度をRAM等から読み出して、該読み出
されたコイル温度より所定値(例えば、5℃)高い温
度、及び該読み出された室温より所定値(例えば、10
℃)高い温度のいずれか高い方を、第2の目標温度とし
てTD2に設定する。ステップ190及びステップ19
2ではコイル温度が第2の目標温度TD2以上になった
か否かを判断すると共にコイル温度が室温を越えたか否
かを判断することにより自己が実際に暖房運転している
か否かを判断し、いずれか一方が否定のときはステップ
180に進み、両方共肯定のときはステップ194にお
いて暖房運転が良好であると判定して判定内容を記憶す
る。そして、ステップ196での停止処理においては、
アドレス設定完了を示す信号並びに四方弁を冷房運転モ
ードに戻す信号を室外機に送信する等が行われる。アド
レス設定完了を示す信号は室外機側で図5のステップ1
32で受信されることとなる。
【0034】上記図6のルーチンは、室外機の試運転信
号を受信した室内機の制御装置毎に実行される。
【0035】これによって、室内機の各々では、室外機
で指定された試運転モードで自己が運転しているか否か
を判断し、指定された運転モードで運転しているときに
は設定された仮アドレスを自己のアドレスとして設定
し、後述する室外機からのアドレスの送信要求があった
ときには自己のアドレス並びにステップ178及びステ
ップ194で記憶した判定内容が室外機に送信され、室
外機側ではこれらを図4のステップ114等で記憶する
こととなる。
【0036】図7は、図4のステップ108の誤配管・
誤配線チェックルーチンの詳細を示すもので、ステップ
200においてアドレスADDを0に設定し、ステップ
202においてチェック中フラグがセットされているか
否かを判断することによって誤配管・誤配線チェック中
か否かを判断する。チェック中でないときにはステップ
204においてアドレスADDに対応するコネクタC0
に接続されている信号配線のみをオープンし、この信号
配線を介してステップ206において、設定されたアド
レスの送信要求を行ない、ステップ208においてチェ
ック中であることを示すためにチェック中フラグをセッ
トする。
【0037】ステップ206においてアドレスの送信要
求を行うと、それは室内機側で図6のステップ180で
受信され、アドレスの送信要求を受信した室内機側は、
ステップ174で確定されたアドレスやステップ178
における冷房良好判定及びステップ194における暖房
良好判定等を、ステップ182のアンサーデータ出力と
して室外機側に送信する。従って、室外機における次の
ステップ210では、アドレスADDのコネクタに信号
配線を介して接続されている室内機からアンサデータが
送信されたか否かを判断し、アンサデータが送信された
ときには、ステップ212においてアンサデータをアド
レスADDBUFとして不揮発性メモリ46に記憶し、
ステップ214において次の室内機の配線のチェックを
するためにアドレスADDを1インクルメントし、ステ
ップ216においてチェック中フラグをリセットする。
そして、ステップ218においてアドレスADDが室外
機に接続されている室内機の台数を越えたか否かを判断
し、アドレスADDが台数を超えているときには全ての
室内機のチェックが終了したと判断してこのルーチンを
終了する。
【0038】これによって、室内機で設定されたアドレ
スが室外機側に送信され記憶されることになる。
【0039】なお、上記では室外機に4台の室内機を接
続した例について説明したが、室外機に接続される室内
機の台数はこれに限定されるものではない。また、1つ
の室内機に複数台の室外機を接続する場合も上記と同様
にアドレスを設定することができる。
【0040】また、上記では試運転信号とアドレスとを
各室内機の制御装置に順に送信する例について説明した
が、1つの流量調整弁のみが全開の状態では1つの室内
機の制御装置においてのみアドレスが設定されるので、
試運転信号とアドレスとを全コネクタを介して全室内機
の制御装置に同時に送信し、アドレス設定完了信号を受
信したコネクタにつながる室内機の制御装置を、全開し
た流量調整弁につながる室内機に対応するものとして判
定するようにしてもよい。
【0041】以上説明したように本実施例によれば、室
外機と室内機とが冷媒配管及び信号配線を介して接続さ
れた状態で、各々室内機を試運転し、実際に試運転して
いる室内機にアドレスを設定した後、信号配線を介して
設定されたアドレスを室外機に送信するようにしている
ため、室内機と室外機とを予め定められたアドレスどお
りに接続しなくても、すなわちアドレスを予め設定して
おかなくても、室外機と室内機とを接続した状態でアド
レスを自動的に設定することができる、という効果が得
られる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1のユニットと第2のユニットとを接続した状態でアド
レスを設定しているため、予めアドレスを設定したりア
ドレス設定用のセンサを設ける必要がなく、これによっ
て簡単な構成で速やかにアドレスを設定することができ
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のマルチ型空気空気調和機のブ
ロック図である。
【図2】図1の冷媒サイクルを示す概略図である。
【図3】図1の制御回路を示すブロック図である。
【図4】室外機側制御装置のアドレス設定ルーチンを示
す流れ図である。
【図5】図4のステップ106の詳細を示す流れ図であ
る。
【図6】室内機側試運転制御ルーチンを示す流れ図であ
る。
【図7】図4のステップ108の詳細を示す流れ図であ
る。
【図8】室外機側制御装置と室内機側制御装置とを接続
する接続回路の具体例を示す回路図である。
【符号の説明】
20 圧縮機 22 四方弁 24 室外機側熱交換機 30A〜30D 室内機側熱交換機 36 室外機側制御装置 38A〜38D 室内機側制御装置 40A〜40D 温度センサ 50A〜50D 室温センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒配管接続部及び信号配線接続部を各
    々複数備えた1つの第1のユニットの冷媒配管接続部及
    び信号配線接続部の各々に、冷媒配管及び信号配線を介
    して第2のユニットを接続したマルチ型空気調和機の第
    2のユニットのアドレスを設定するにあたって、 第1のユニットに設定された運転モードで第2のユニッ
    トの各々を試運転させると共に、第2のユニットの各々
    に仮アドレスを設定し、 第2のユニットの各々において第1のユニットに設定さ
    れた運転モードと自己の運転が一致しているか否かを判
    断し、第2のユニットの運転が第1のユニットに設定さ
    れた運転モードと一致しているときには設定された仮ア
    ドレスを自己のアドレスとして格納し、 第1のユニットからアドレスの要求があったときには格
    納されているアドレスを第1のユニットに返送して第1
    のユニットにこのアドレスを記憶させる、 マルチ型空気調和機のアドレス設定方法。
  2. 【請求項2】 冷媒配管接続部及び信号配線接続部を各
    々複数備えた1つの第1のユニットの冷媒配管接続部及
    び信号配線接続部の各々に、冷媒配管及び信号配線を介
    して第2のユニットを接続したマルチ型空気調和機の第
    2のユニットのアドレスを設定するマルチ型空気調和機
    のアドレス設定装置であって、 運転モードを指定して第2のユニットの各々を試運転
    し、かつ第2のユニットの各々に仮アドレスを送信する
    送信手段と、第2のユニットから送信されたアドレスを
    記憶する記憶手段と、を備えかつ第1のユニットに設け
    られた第1の制御手段と、 指定された運転モードで自己が運転しているか否かを判
    断し、指定された運転モードで運転しているときには送
    信された仮アドレスを自己のアドレスとして設定する設
    定手段と、第1のユニットからアドレスの要求があった
    ときには設定さえているアドレスを第1のユニットに送
    信する送信手段と、を備えかつ第2のユニットの各々に
    設けられた第2の制御手段と、 を含むマルチ型空気調和機のアドレス設定装置。
JP7078836A 1994-04-19 1995-04-04 マルチ型空気調和機のアドレス設定方法及び装置 Pending JPH085133A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111923A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Daikin Ind Ltd 設備機器の装置、設備機器管理システム、方法及びコンピュータプログラム
KR101116679B1 (ko) * 2004-08-16 2012-06-13 삼성전자주식회사 멀티 에어컨 시스템 및 멀티 에어컨 시스템의 배관연결점검방법
JP2014231914A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
CN104879888A (zh) * 2015-04-30 2015-09-02 广东美的制冷设备有限公司 家电参数的自动设置方法及装置

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CA2147220A1 (en) 1995-10-20
BR9501396A (pt) 1996-02-27

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