JPH0851243A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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Publication number
JPH0851243A
JPH0851243A JP6204640A JP20464094A JPH0851243A JP H0851243 A JPH0851243 A JP H0851243A JP 6204640 A JP6204640 A JP 6204640A JP 20464094 A JP20464094 A JP 20464094A JP H0851243 A JPH0851243 A JP H0851243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric transformer
case
main body
heat
primary side
Prior art date
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Pending
Application number
JP6204640A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiyasu Takada
富保 高田
Yusaku Hashiguchi
裕作 橋口
Sadato Oka
定人 岡
Naoki Sugiyama
直己 杉山
Tsutomu Ouchi
努 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
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Publication of JPH0851243A publication Critical patent/JPH0851243A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電トランス本体の駆動時に発生する熱を外
部に逃がし、放熱性を良好とした圧電トランスを提供す
る。 【構成】 樹脂製のケース内に圧電トランス本体が収容
されてなる圧電トランスにおいて、ケース7に、圧電ト
ランス本体1の駆動時に生じる熱を外部に逃がす放熱部
を形成し、この放熱部は前記ケース7の一部を開放して
なり、かつ前記圧電トランス本体1の1次側に形成した
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パソコン等に用いら
れている液晶を裏側から光で照らすバックライト用の光
源に使用されている冷陰極管の駆動回路や、その他テレ
ビジョン受像機、電子複写機等の直流高電圧発生装置に
用いられる圧電トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧電トランスは、図5に
示すように、安全規格上の問題から(b)に示すような
構成の圧電トランス本体1を、(a)に示すように、底
部が開口した箱型のケース7′内に収納している。な
お、(a)図は圧電トランス本体1がケース7′内に収
納されてなる圧電トランスの外観斜視図であり、図中8
は後述するリード線5,6が接続された端子である。
【0003】なお、この圧電トランス本体1は、板状の
圧電磁器板2のほぼ左半部(右半分でも良い)の対向す
る上下面に電極3が設けられていわゆる1次側が構成さ
れ、これらの電極3にそれぞれ接続されたリード線5を
介し電圧を印加すると圧電磁器板2はその圧電材料定数
や寸法等に応じて機械的に振動し、2次側に相当する端
部の出力端4に一端を半田付け接続したリード線6を介
し交流高電圧を取り出すことができるようになってい
る。
【0004】この場合、図6に示すように、圧電トラン
ス本体1のいわゆる節a,bと呼ばれる部分を接着剤9
を用いて固定している。なお、図中10は圧電トランス
を実装するための基板である。
【0005】すなわち、圧電トランス本体1は圧電磁器
板2が振動することにより、1次側から2次側へエネル
ギーを伝達させているため、その変換効率を劣化させな
いで圧電トランス本体1をケース7′内に収納するに
は、その振動を妨げないでケース7′内に固定する必要
がある。
【0006】節a,bと呼ばれる部分は変位が0であ
り、この部分を固定位置とすると振動効率を阻害するこ
となく、特性の低下を最小限にとどめることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電ト
ランス本体1は入モードの振動の場合、一般に応力が集
中する節の部分で発熱し、特に1次側の節aがもっとも
高温となるため、高温対策を講じる必要がある。
【0008】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、放熱性を良好とした圧
電トランスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、樹脂製のケ
ース内に圧電トランス本体が収容されてなる圧電トラン
スにおいて、ケース7に、圧電トランス本体1の駆動時
に生じる熱を外部に逃がす放熱部を形成し、この放熱部
は前記ケース7の一部を開放してなり、かつ前記圧電ト
ランス本体1の1次側に形成することにより、上記目的
を達成している。
【0010】また、この場合、放熱部は、切欠部7a
や、ケース7の端部を除去して圧電トランス本体1の端
部を露出させた構造のもの、またはケース7に形成した
窓7bにより構成している。
【0011】
【作用】圧電トランス本体1を駆動した場合、もっとも
高温となるのは1次側の節aのため、ケース7の1次側
の先端部側を開放して放熱部とし、ここから内部の熱を
外部に放熱させるようにしている。なお、1次側は電圧
が低いので、開放しても、実用上、特に問題はない。2
次側は高電圧を出力するため、ケース7にて覆った構造
としている。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す。この例で
は圧電トランス本体1を収容する絶縁性を有する樹脂製
のケース7の端部の一部に切欠き7aを形成し、これを
放熱部とした点に特徴を有している。なお、このケース
は底部が開口した箱形の形状をなしている。
【0013】上記切欠き7aはケース7の端面から側面
にかけて形成され、圧電トランス本体1の1次側の端部
が露出するようになっている。このため、1次側の節a
部分の発熱を切欠き7aを介して外部に放熱させること
ができる。その他、圧電トランス本体1は図5(b)に
示した構成となっている。そして、圧電トランス本体1
はケース7内に、図6に示したように、節a,bの近傍
がゴム弾性を有する接着剤9にて固定される。接着剤9
をゴム弾性としたのは、圧電トランス本体1の駆動時の
振動を極力妨げないようにし、変換効率を低下させない
ようにしたためである。なお、図1中各リード線は図5
aに示したように端子に接続されるが、それらの図示は
省略してある。
【0014】図2は本発明の第2実施例を示す。この例
ではケース7の端部を除去し、圧電トランス本体1の端
面および側面の一部のみならず上面も外部に露出させ、
より効果的に内部の熱を放熱させるようにしたものであ
る。この場合、ケース7を除去する側は圧電トランス本
体1の1次側であることは勿論である。
【0015】図3は本発明の第3実施例を示す。この例
ではケース7の天板にほぼ矩形の放熱用の窓7bをあけ
たことに特徴を有している。この窓7bは圧電トランス
本体1の1次側にあけられ窓7aから熱を逃がすように
している。
【0016】図4は本発明の第4実施例を示す。この例
では窓7bを丸形としたものである。なお、窓7bはそ
の他楕円等の適形状であっても良いことは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧電トラ
ンス本体1を収容するケース7に、その一部を開放して
なる放熱部を形成し、この放熱部は最も発熱する圧電ト
ランス本体1の1次側に設けたため、内部の熱を速みや
かに外部に放熱し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の外観斜視図を示す。
【図2】本発明の第2実施例の外観斜視図を示す。
【図3】本発明の第3実施例の外観斜視図を示す。
【図4】本発明の第4実施例の外観斜視図を示す。
【図5】(a)は従来例のケースの外観斜視図、(b)
は一般的な圧電トランス本体の外観斜視図。
【図6】従来の圧電トランスの取付状態の断面図を示
す。
【符号の説明】
1 圧電トランス本体 2 圧電磁器板 3 電極 4 出力端 5,6 リード線 7 ケース 7a 切欠き 7b 窓 a,b 節
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 直己 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株式 会社タムラ製作所埼玉事業所内 (72)発明者 大内 努 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株式 会社タムラ製作所埼玉事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のケース内に圧電トランス本体が
    収容されてなる圧電トランスにおいて、ケース(7)
    に、圧電トランス本体(1)の駆動時に生じる熱を外部
    に逃がす放熱部を形成し、この放熱部は前記ケース
    (7)の一部を開放してなり、かつ前記圧電トランス本
    体(1)の1次側に形成したことを特徴とする圧電トラ
    ンス。
  2. 【請求項2】 前記放熱部は、ケース(7)の端部を切
    欠いた切欠(7a)からなる請求項1記載の圧電トラン
    ス。
  3. 【請求項3】 前記放熱部は、ケース(7)の端部を除
    去し、圧電トランス本体(1)の1次側の端部を露出さ
    せた構造とした請求項1記載の圧電トランス。
  4. 【請求項4】 前記放熱部は、ケース(7)に形成した
    窓(7b)からなる請求項1記載の圧電トランス。
JP6204640A 1994-08-05 1994-08-05 圧電トランス Pending JPH0851243A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6204640A JPH0851243A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 圧電トランス

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JP6204640A JPH0851243A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 圧電トランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0851243A true JPH0851243A (ja) 1996-02-20

Family

ID=16493830

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6204640A Pending JPH0851243A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 圧電トランス

Country Status (1)

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JP (1) JPH0851243A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100614968B1 (ko) * 2004-09-06 2006-08-25 재단법인 포항산업과학연구원 적층형 압전 변압기의 구조
DE102007029393A1 (de) 2007-06-26 2009-01-22 Epcos Ag Transformatoranordnung

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100614968B1 (ko) * 2004-09-06 2006-08-25 재단법인 포항산업과학연구원 적층형 압전 변압기의 구조
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