JPH08512392A - シール装置 - Google Patents

シール装置

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JPH08512392A
JPH08512392A JP7504282A JP50428295A JPH08512392A JP H08512392 A JPH08512392 A JP H08512392A JP 7504282 A JP7504282 A JP 7504282A JP 50428295 A JP50428295 A JP 50428295A JP H08512392 A JPH08512392 A JP H08512392A
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pressure
seal
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ring
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JP7504282A
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Inventor
ホルガー ジョルダン
Original Assignee
ブザック+シャンバン ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings

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  • Rotary Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 互いに相対して移動する2つの互いに同心状機械部品31,36間の隙間38をシールするための形状は、機械要素31内で空間的に固定して装着される溝32内におけるシールリング10を呈する。機械要素36は機械要素31に対して移動する。本発明のシールリング10はシールリングに作用する半径方向及び軸方向の力に応じて撓み可能である。シールリング10の圧力に応じた変形は可逆的である。即ち、シールリング10は高圧側Hの減少した流体圧力により自動的に元の形状に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】 シール装置 本発明は、互いに相対して移動する2つの互いに同心状機械部品間の隙間をシ ールする装置であって、第1機械部品は溝状部分を有し、第2機械部品は前記溝 状部分に面する平滑な着座面を有し、前記溝状部分にゴム弾性材料からなるシー ルリングを配置可能であり、前記シールリングは流体圧力の加圧により前記溝状 部分の半径方向に向いた面の方向に偏倚可能であり、圧力が減少した時、前記シ ールリングの圧力に応じた偏倚が無圧状態時のシールリングの元の位置に自動的 に減少するシール装置に関する。 隙間をシールするこの種の装置はDE−OS 21 04 859により当該 分野において公知である。 従来のシール装置においては、シールリングは取付け状態において、一定の予 備偏倚をもってシール縁部が一方の機械部品の着座面上に置かれ、他方の機械部 品のリング形状の溝の底面に着座する。従来のシールリングの断面形状は溝底部 に面した部分とシール面に面した部分とを有し、該両部分は可撓性中間支柱(M ittelsteg)によって互いに接続されている。シールリングの断面形状 の両部分は固形体からなる。このために、シールリングの予備偏倚は溝底面に着 座する部分を介して は減少し得ない。即ち静的シールの近傍では減少し得ない。従って加圧の増大が シール縁部上にかかる圧力の半径方向成分の増大をもたらし、よって従来のシー ルリングのシール縁部での圧力荷重は加えられた圧力に比例して増大する。この ために従来のシールリングに高圧を加えることは不可能である。 互いに相対して移動し、偏倚可能なシールリングを有する2つの機械部品のた めのシールリングはDE GM 18 71830により当該分野で公知になっ ている。この従来のシールリングは加圧下において溝の低圧側に押出される。凹 形の側面を有する固形体のシールリングの断面形状により、シールリングは加圧 下において溝内に押し込まれる。このシールリングの押し込みは力の半径方向成 分の増大と、シール縁部上にかかる荷重の増大をもたらす。 隙間をシールする装置はDE OS 40 38 619により当該分野で公 知になっている。この公知のシール装置は円板断面形状を有し、シール要素がく さび状に押し込まれ保持される斜めの稼働位置へと傾動させられる。この従来の シール要素は、2つの機械部品の間に挿入された時、一方の機械要素の溝底面か らも且つ他方の機械要素の外面からも離隔されるような寸法に形成される。機械 要素間の隙間をシールするために前記従来のシール要素を回動させたとき、シー ル要素の各部分はまず溝底面上にそして外面上に着座する。従来のシール要素は 固体形状を有し、そのため外側領域においては収縮し、内側領 域においては伸長する。 本発明の目的は、動的シールの近傍における摩擦力と押出し挙動が向上するよ うに従来のシール要素を更に改良することである。 この目的は本発明によれば、シールリングが溝底面に面し静的シール領域を形 成する拡開可能な肩部を呈し、シールリングが溝底面に着座した肩部の交線を介 して予備偏倚され、且つ肩部が溝底面と肩部によって画成される閉リング状の容 積を形成し、シールリング面が、加えられる流体圧力に比例して圧力が解放され 得る動的シール領域を形成することにより達成される。 本発明のシールリングは、従って、軸方向及び半径方向の荷重をかけたときに 、従来のシール要素に比較してかなり向上した可撓性を示すという基本的な利点 を有する。 寸法上の干渉はここではシールリングが取付け領域に対して過大寸法をとるこ ととして理解されるべきである。即ち、シールリングが過大寸法である場合、シ ールリングは材料を圧縮してのみ取付け領域に挿入され得る。そのようなシール リングが装着された場合、シールリングは取付け領域内で一定の自己偏倚を体験 する。 本発明のシールリングは、溝底面に着座する拡開可能な肩部により補償される 、静的シールの近傍における溝状部分に相対 する。この手段は動的シール領域における摩擦値を小さく押え 得ることを保証する。即ち、シールリングは動的シール面では伸長されない。従 って、この領域においては材料疲労は解消することができる。このために、本発 明のシールリング形状により、圧力が低い時、大きな干渉に対して、動的シール 縁部の近傍において大きな摩擦力が生じることなく順応することができる。従っ て本発明のシールリングの半径方向の予備偏倚は、静的シールの近傍において、 シールリングの可変形状抵抗により柔軟に調整可能である。更に本発明のシール リングにより公差を広範囲に亘ってシール機能の劣化なしに補償することが可能 である。本発明のシールリングに圧力が加えられた場合、シールリングは、圧力 の増大と共に増大する最大圧力が動的シールの近傍に確立されるようにそれ自体 変形することにより、溝状部分の一定の面に多少緊密に着座する。また、本発明 のシールリングは第2機械要素の着座面に線接触のみにより常時増加する度合で 着座する。本発明のシールリングは圧力がかけられると元の位置から回動して低 圧側に柔軟に退き、圧力が減少すると元の位置に回動して戻る。即ち、増大する 圧力に伴う動的シール面又はシール縁部の荷重の解放が可能であり、加圧された 媒体がシール縁部まで自由に貫入可能であるので動的接点がより良く潤滑化され る。 好ましい改良によれば、溝状部分は着座面と高圧側Hとに開口し、溝底面およ び低圧溝側面を有する溝である、或いは高圧溝側面と、低圧溝側面と、該両側面 同士を接続する溝底面とか ら形成される溝である。 これにより、本発明のシールリングはシール技術における最も単純な溝形状に も用いることができ、従って一般的なシール技術における広範囲な用途に供する ことができるという利点を有する。 別の実施例においては、シールリングは、動的シールの近傍において耐圧抵抗 を有し、静的シールの近傍において圧力により大きく変化可能である本体形状を 有する断面を有する。 これにより、本発明のシールリングの外形は十分に安定し、動的シール縁部の 近傍において圧力の影響を受けないという利点を有する。本発明のシールリング は一定の初期の仕様に基づいた優れた理論的設計に適合し、これらの設計値は実 際に確実に取得可能である。 本発明の更に別の形状によれば、圧力により可変である本体形状は、圧力によ り変化する角度を規定するように互いに相対した方向に向いている複数のシール リング部分から形成される。 これにより、これらのシールリング部分は圧力に応じた度合で開閉する「蝶番 」の如く機能する。ゴム弾性材料、例えばポリウレタン、或いは純粋形態でシー ルリングの部分的な領域に配置することも可能である複数の異なるゴム弾性材料 を使用することにより、本発明のシールリングがそのシール作用を圧力に対して 適応させることが可能になる。 更に改良された実施例においては、シールリングは、流体圧 力の加圧下で第2機械部品の着座面と共にくさび形隙間を形成し、該くさび形隙 間は高圧側Hに開口し、その大きさは圧力に依存する。 これにより、本発明のシールリングは圧力解放が可能であるという利点を有す る。即ち、シールリングに荷重される流体圧力がより高いほど、シール縁部にお ける解放は高くなる。このようにして、シールリングと着座面との間の摩擦値を 小さく保持することが可能である。 好ましい実施例においては、シールリングは、断面が、着座面に面するシール リング面と、該シールリング面と境を接して斜め方向に離隔拡開する第1、第2 錐面と、別の斜め方向に延び第1、第2円錐形面と境を接する第3、第4錐面と 、斜め方向に離隔拡開しそれらに隣接する第1、第2肩部とから形成され、該肩 部はある角度で溝底面に面して互いに接続される。 本発明のシールリングのこの具体的な幾何学的形状は、シールリングの製造が 簡単であり、交線が互いに隣接する錐面により形成され、これらの交線は稼働中 はシール縁部、重心、間隔保持手段、蝶番等の機能を行うという利点を有する。 本発明の更に好ましい形状においては、シールリングは対称形に構成される。 これにより、本発明のシールリングは特別な取付け位置を考慮することなく簡単 な方法で装着可能であるという利点を有する。 本発明の更に可能な形状においては、前記肩部は高圧側Hと 低圧側Nで相異する長さ及び/又は幅を有して形成される。 これにより、本発明のシールリングは肩部の寸法の設定によってシールの特殊 な用途に容易に適合させることができ、大抵の種々様々のシールに関する問題を 可能な限り簡単な方法で解決することができるという利点を有する。シールリン グの有利な対称形状は特殊な用途の問題を解決可能にするためには犠牲にされる 。 本発明の別の形状においては、シールリングは、各場合に、溝の低圧側に向け られた複数の錐面を呈し、該錐面はある角度を囲繞するように互いに接続される 。これにより、本発明のシールリングが軸方向にも極めて可撓性があり、圧力に 応じて溝容積内において非常に様々な稼働位置をとることができるという利点を 有する。これらの変化した稼働位置は、圧力に応じて連続的に調整される。 本発明のシールリングの特殊な用途は、液圧機械における回転式フィードスル ー、特に掘削装置や同様の機械に使用することである。 従って本発明のシールリングは液圧機械分野に課せられた全ての広範な要求を 満たす。シールリングは動的シール縁部の近傍でゆるやかな形状を有し、静的シ ール縁部の近傍でジグザクの側面形状を有する。好ましい側面形状は何列もの錐 面がシールリングの半径方向に向いた面に並ぶ側面である。本発明のシールリン グが対称形に構成されている場合、取付け方向は任意 である。本発明のシールリングが2つの肩部(シールリップ)を呈する場合、無 圧稼働状態で生じている干渉は静的シール領域において補償される。これにより 低圧状態において高い摩擦力を有することなく、より大きな干渉の実現がなされ る。シール側面の溝側面からの離隔はシール形状の可撓性を支持する。圧力が加 えられると、本発明のシールリングは取付け領域内で回動し、シール側面の正確 に規定された偏倚により荷重を有利に動的シール縁部に及ぼし、局所的な最大圧 力が形成される。この回動行程は潤滑膜が実際のシール縁部の前面に形成され得 るように、動的シール面の近傍で圧力分配を調整する。溝の低圧側の大きな半径 方向の着座面と回動行程による付加的押圧は捩れに抗する高度の安定性(溝状部 分における位置固定)をもたらす。本発明のシールリングにより低い摩擦モーメ ントを有することが可能であり、シールリングは高圧で負荷をかけることが可能 であり、低押出し性を有して耐摩耗性であり、装着中は頑丈である。ゴム弾性材 料の経年劣化は静的シール領域における蝶番式肩部により補償することが可能で ある(PUR−圧縮永久ひずみ補償)。最後に本発明の機械要素又はシールリン グの寸法公差に対してシール挙動の感度が欠けるという点を付記しておく。 本発明は、接線を有する唇状のシールリング(例えば4唇状シールリング)又 は二重T字形のシールリング断面形状をも含み、これらの断面形状は、シールリ ングと取付け領域との間の 干渉が静的シールの近傍で無圧状態において解放され、且つ本発明のシールリン グが流体圧力が加えられた状態において低圧側の支持面の方向に可逆的に偏倚し 得るように形成される限りにおいて成り立つ。偏倚は転動行程でもよく、断面形 状自体は当該分野に公知であるが、断面形状の長さ及び/又は幅と共に、加圧下 において種々の度合で可逆的に変形され、従って装着又は稼働時に、本特許請求 項に記載されたように挙動する材料、材料断面又は材料添加物を選択することに より本発明に用いることができる。圧力の影響を受ける本体形状は任意のタイプ の開口によっても製造可能であり、一定の角度で他と境界をなす部分又は範囲に 取って代わることが可能である。 その他の利点は説明及び添付の図面から明らかになる。本発明の上述の及び以 下に説明する特徴は、本発明に従い、個別にまたは任意の組合せにおいて利用す ることができる。説明する実施例は唯一の列挙ではなく、例示的な特徴を有する 例としのみ見做されるべきである。本発明を図面に示し、実施例によってより詳 しく説明する。 図1は、配設される取付け領域のない本発明のシールリングの断面を示す。 図2は第1機械部品の溝領域に取付けられた本発明のシールリングの断面を示 す。 図3は第1及び第2機械要素の溝領域に取付けられた本発明のシールリングの 断面を示す。 図4は圧力P1の加圧下における2つの機械要素間の溝領域内における本発明 のシールリングの断面を示す。 図5はP1より大きな圧力P2の加圧下における本発明のシールリングの断面を 示す。 図面の個々の図は、本発明の対象を一部非常に模式的方法で示し、一定尺度で 示していない。本発明のシールリングの個々の形状や断面の対象は本発明のシー ルリングの機能的挙動がより明確に示されるように、一部非常に拡大され且つ過 大に歪曲して示してある。 図1は、シールリング面11を呈するゴム弾性材料からなるシールリング10 を示し、該シールリング面に第1錐面12と第2錐面13が隣接する。 第1、第2錐面12,13は斜め方向に離隔拡開し、第3、第4錐面14,1 5は別の方向に延び、錐面12,13面に隣接する。肩部16,17が第3、第 4錐面14,15に隣接し、該錐面14,15に角度β1を成して接続される。 肩部16,17は角度α1を成して互いに接続される。 シールリング面11は第1、第2錐面12,13と共に交線18,19を形成 し、該交線は稼働中にシール縁部の機能を果す。錐面12,13は第3、第4錐 面14,15と共に交線23,24を形成し、該交線は稼働中に空間的に固定さ れた溝側面に着座線を形成可能である。 肩部16,17も同様に、稼働中に静的シール縁部の機能を 果す交線20,21,22,25を呈する。 図1に示されるシールリング10は対称軸26に関して対称に構成される。 図2は、第1機械部品31の溝32内に取付けられたシールリング10を示す 。シールリング10は溝32に対して過大な寸法をとる。シールリング10が溝 32内に導入されると、肩部16,17は静的シール領域内の干渉が減少され得 るように離隔拡開されなければならない。シールリング10は図2に示される取 付け位置では、溝底面33上で予備偏倚されている。シールリング10は溝底面 33に交線20,21を介して着座し、肩部(16,17)と溝底面(33)は リング空間(27)を画成する。交線20,21は静的シール縁部の機能を果す 。シールリング10は交線22,23を介して溝34の低圧側面に着座する。 シールリング10が溝32内に取付けられると角度α2は図1の角度α1βに対 して増加する。角度β2は図1の角度β1に対して減少している。 Hは図2において高圧側を示し、Nは低圧側を示す。シールリングは図2にお いてはまだ圧力を加えられていない。 図3は、第1機械要素31と第2機械要素36の間の取付け位置における本発 明のシールリング10を示す。機械要素31,36は軸37に関して同心状であ る。シールリング10は機械要素31,36間の隙間38をシールする。シール リング10 は静的シール領域において溝底面33に肩部16,17で着座し、動的シール領 域においてシールリング10は、第2機械要素36の着座面39にシールリング 面11で着座する。図3に示す位置では、シールリング10は未だ圧力を加えら れていない。図2と比較すると、角度α3は角度α2に比較して更に増大している 。即ち、機械要素36の挿入による、補償されるべき新たな寸法上の干渉が、静 的シール領域において肩部16,17の新たな回動により補償される。角度β3 は図2の角度β2に対して更に減少している。シールリング自体は溝34の低圧 側面に十分に無圧状態で着座する。シールリング10は図3においては未だ流体 圧力を加えられていない。 図4は、高圧側Hからの加圧下における本発明のシールリング10を示す。シ ールリング10は矢印の方向に圧力P1をかけられている。シールリング10は 流体圧力P1によって更に強く溝側面34に押圧される。本発明のシールリング 10の側面形状により、シールリング10は低圧側Nに向かって回動し、高圧側 Hに開口する第1くさび形隙間41が着座面39に対して生じる。交線18は動 的シール縁部の機能を果す。シールリング10は着座面39上に線接触して着座 する。圧力領域における肩部16,17の位置が流体圧力P1のために変化した ために、角度α4は角度α3に対して更に大きく変化している。シールリング10 が、流体圧力P1により溝34の低圧側面により強く押圧されるために、角度β4 はβ3に対して質的に増大し ている。加圧された流体は第1くさび形隙間41内に貫入し、交線18の良好な 潤滑を促進する。 図5は図4の流体圧力P1よりも大きい流体圧力P2の加圧下における本発明の シールリング10を示す。シールリング10は高圧側Hから来る流体圧力P2に よって、溝34の低圧側面により強く押圧され、角度β5は、図4の角度β4に対 して更に変化する。角度α5も同様に図4の角度β4に比較して質的に変化してい る。第2くさび形隙間43が着座面39の近傍に構築され、前記第2くさび形隙 間は図4の第1くさび形成隙間41よりも大きい。肩部16,17は加圧下にお いてシールリング10が強く変形するのを許容する。この変形は可逆的であり、 圧力が減少した時減少する。 互いに相対して移動する2つの互いに同心状機械部品31,36間の隙間38 をシールするための形状は、機械要素31内で空間的に固定して装着される溝3 2内におけるシールリング10を呈する。機械要素36は機械要素31に対して 移動する。本発明のシールリング10はシールリングに作用する半径方向及び軸 方向の力に応じて撓み可能である。シールリング10の圧力に応じた変形は可逆 的である。即ち、シールリング10は高圧側Hの減少した流体圧力により自動的 に元の形状に戻る。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年6月6日 【補正内容】 明細書 シール装置 本発明は、互いに相対して移動する2つの互いに同心状機械部品間の隙間をシ ールする装置であって、第1機械部品は溝状部分を有し、第2機械部品は前記溝 状部分に面する平滑な着座面を有し、前記溝状部分にゴム弾性材料からなるシー ルリングを配置可能であり、前記シールリングは流体圧力の加圧により前記溝状 部分の半径方向に向いた面の方向に偏倚可能であり、圧力が減少した時、前記シ ールリングの圧力に応じた偏倚が無圧状態時のシールリングの元の位置に自動的 に減少するシール装置に関する。 隙間をシールするこの種の装置はDE−OS 14 75 603により当該 分野において公知である。 従来のシールは、取付け状態において、1つのシール面で一方の機械部品の着 座面に着座し、拡開可能な脚で第2機械部品の溝底面に着座する。シールリング は取付け状態において一定の予備偏倚を呈する。シールリングの断面形状は、シ ールリングの低圧側面と高圧側面が溝の両側面に平行であるように形成されてい る。流体圧力が加えられると、シールリングは溝の低圧側に偏倚され、溝側面の 一領域に亘って着座する。更なる圧力が加えられると、シールリングは溝の低圧 側の一領域と溝底面に着座するようにして変形する。従来のシールリングは、流 体圧力の加圧に対して、増大する材料変形をもって反応する。その結果、シール 装置の稼働時間に従いシールリングの寿命が減少する。 従来のDE−OS 21 04 859のシール装置においては、シールリン グは取付け状態において、一定の予備偏倚をもってシール縁部が一方の機械部品 の着座面上に置かれ、他方の機械部品のリング形状の溝の底面に着座する。従来 のシールリングの断面形状は溝底部に面した部分とシール面に面した部分とを有 し、該両部分は可撓性中間支柱(Mittelsteg)によって互いに接続さ れている。シールリングの断面形状の両部分は固形体からなる。このために、シ ールリングの予備偏倚は溝底面に着座する部分を介しては減少し得ない。即ち静 的シールの近傍では減少し得ない。従って加圧の増大がシール縁部上にかかる圧 力の半径方向成分の増大をもたらし、よって従来のシールリングのシール縁部で の圧力荷重は加えられた圧力に比例して増大する。このために従来のシールリン グに高圧を加えることは不可能である。 互いに相対して移動し、偏倚可能なシールリングを有する2つの機械部品のた めのシールリングはDE GM 18 71830により当該分野で公知になっ ている。この従来のシールリングは加圧下において溝の低圧側に押出される。凹 形の側面を有する固形体のシールリングの断面形状により、シールリングは加圧 下において溝内に押し込まれる。このシールリングの押し込みは力の半径方向成 分の増大と、シール縁部上にかかる荷重の増大をもたらす。 隙間をシールする装置はDE OS 40 38 619により当該分野で公 知になっている。この公知のシール装置は円板断面形状を有し、シール要素がく さび状に押し込まれ保持される斜めの稼働位置へと傾動させられる。この従来の シール要素は、2つの機械部品の間に挿入された時、一方の機械要素の溝底面か らも且つ他方の機械要素の外面からも離隔されるような寸法に形成される。機械 要素間の隙間をシールするために前記従来のシール要素を回動させたとき、シー ル要素の各部分はまず溝底面上にそして外面上に着座する。従来のシール要素は 固体形状を有し、そのため外側領域においては収縮し、内側領 である。本発明のシールリングが2つの肩部(シールリップ)を呈する場合、無 圧稼働状態で生じている干渉は静的シール領域において補償される。これにより 低圧状態において高い摩擦力を有することなく、より大きな干渉の実現がなされ る。シール側面の溝側面からの離隔はシール形状の可撓性を支持する。圧力が加 えられると、本発明のシールリングは取付け領域内で回動し、シール側面の正確 に規定された偏倚により荷重を有利に動的シール縁部に及ぼし、局所的な最大圧 力が形成される。この回動行程は潤滑膜が実際のシール縁部の前面に形成され得 るように、動的シール面の近傍で圧力分配を調整する。溝の低圧側の大きな半径 方向の着座面と回動行程による付加的押圧は捩れに抗する高度の安定性(溝にお ける位置固定)をもたらす。本発明のシールリングにより低い摩擦モーメントを 有することが可能であり、シールリングは高圧で負荷をかけることが可能であり 、低押出し性を有して耐摩耗性であり、装着中は頑丈である。ゴム弾性材料の経 年劣化は静的シール領域における蝶番式肩部により補償することが可能である( PUR−圧縮永久ひずみ補償)。最後に本発明の機械要素又はシールリングの寸 法公差に対してシール挙動の感度が欠けるという点を付記しておく。 本発明は、接線を有する唇状のシールリング(例えば4唇状シールリング)又 は二重T字形のシールリング断面形状をも含み、これらの断面形状は、シールリ ングと取付け領域との間の 果す交線20,21,22,25を呈する。 図1に示されるシールリング10は対称軸26に関して対称に構成される。 図2は、第1機械部品31の溝32内に取付けられたシールリング10を示す 。シールリング10は溝32に対して過大な寸法をとる。シールリング10が溝 32内に導入されると、肩部16,17は静的シール領域内の干渉が減少され得 るように離隔拡開されなければならない。シールリング10は図2に示される取 付け位置では、溝底面33上で予備偏倚されている。シールリング10は溝底面 33に交線20,21を介して着座し、肩部(16,17)と溝底面(33)は リング空間(27)を画成する。交線20,21は静的シール縁部の機能を果す 。シールリング10は交線22,23を介して溝34の低圧側面に着座する。 シールリング10が溝32内に取付けられると角度α2は図1の角度α1βに対 して増加する。角度β2は図1の角度β1に対して低減しており、拡開可能な肩部 17、シールリング面15、及び低圧溝面34は自由容積30を形成する。 Hは図2において高圧側を示し、Nは低圧側を示す。シールリングは図2にお いてはまだ圧力を加えられていない。 図3は、第1機械要素31と第2機械要素36の間の取付け位置における本発 明のシールリング10を示す。機械要素31,36は軸37に関して同心状であ る。シールリング10は機械 要素31,36間の隙間38をシールする。シールリング10は静的シール領域 において溝底面33に肩部16,17で着座し、動的シール領域においてシール リング10は、第2機械要素36の着座面39にシールリング面11で着座する 。図3に示す位置では、シールリング10は未だ圧力を加えられていない。図2 と比較すると、角度α3は角度α2に比較して更に増大している。即ち、機械要素 36の挿入による、補償されるべき新たな寸法上の干渉が、静的シール領域にお いて肩部16,17の新たな回動により補償される。角度β3は図2の角度β2に 対して更に減少しており、自由容積30が増大した加圧によって減少している。 シールリング自体は溝34の低圧側面に十分に無圧状態で着座する。シールリン グ10は図3においては未だ流体圧力を加えられていない。 図4は、高圧側Hからの加圧下における本発明のシールリング10を示す。シ ールリング10は矢印の方向に圧力P1をかけられている。シールリング10は 流体圧力P1によって更に強く溝側面34に押圧される。本発明のシールリング 10の側面形状により、シールリング10は低圧側Nに向かって回動し、高圧側 Hに開口する第1くさび形隙間41が着座面39に対して生じる。交線18は動 的シール縁部の機能を果す。シールリング10は着座面39上に線接触して着座 する。圧力領域における肩部16,17の位置が流体圧力P1のために変化した ために、角度α4は角度α3に対して更に大きく変化している。シ ールリング10が、流体圧力P1により溝34の低圧側面により強く押圧される ために、角度β4はβ3に対して質的に増大し 【図1】 【図2】 【図3】 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年9月12日 【補正内容】 明細書 シール装置 本発明は、互いに相対して移動する2つの互いに同心状機械部品間の隙間をシ ールする装置であって、第1機械部品は溝状部分を有し、第2機械部品は前記溝 状部分に面する平滑な着座面を有し、前記溝状部分にゴム弾性材料からなるシー ルリングを配置可能であり、前記シールリングは流体圧力の加圧により前記溝状 部分の半径方向に向いた面の方向に偏倚可能であり、圧力が減少した時、前記シ ールリングの圧力に応じた偏倚が無圧状態時のシールリングの元の位置に自動的 に減少することができ、前記シールリングは、溝底面に面し静的シール領域と溝 底面によって画成される閉リング形状の容積とを形成する拡開可能な肩部を呈し 、前記シールリングは溝底面に着座する肩部の交線によって予備偏倚され、シー ルリング面は、加えられる流体圧力に比例して圧力解放が可能である動的シール 領域を形成し、前記シールリングの断面は動的シールの近傍において耐 ールの近傍において圧力によって大きく変化可能である本体形状を有するシール 装置に関する。 域においては伸長する。 本発明の目的は、動的シールの近傍における摩擦力と押出し挙動が向上するよ うに従来のシール要素を更に改良することである。 この目的は本発明によれば、シールリングが複数の凹部を有する断面を有し、 該凹部は高圧側Hと低圧側Nに開口し、且つシールリングが半径方向に肩部を形 成し、もってシールリングが動的シールの近傍において流体圧力の加圧により低 圧側Nに回動し、拡開可能な肩部と低圧側凹部によって形成されたシールリング 領域と溝の低圧側とによって画成される自由容積のサイズを減少するようにした ことにより達成される。 本発明のシールリングは、従つて、軸方向及び半径方向の荷重をかけたときに 、従来のシール要素に比較してかなり向上した可撓性を示すという基本的な利点 を有する。 寸法上の干渉はここではシールリングが取付け領域に対して過大寸法をとるこ ととして理解されるべきである。即ち、シールリングが過大寸法である場合、シ ールリングは材料を圧縮してのみ取付け領域に挿入され得る。そのようなシール リングが装着された場合、シールリングは取付け領域内で一定の自己偏倚を体験 する。 本発明のシールリングは、溝底面に着座する拡開可能な肩部により補償される 、静的シールの近傍における溝に相対して過 この手段は動的シール領域における摩擦値を小さく押え得ることを保証する。即 ち、シールリングは動的シール面では伸長されない。従って、この領域において は材料疲労は解消することができる。このために、本発明のシールリング形状に より、圧力が低い時、大きな干渉に対して、動的シール縁部の近傍において大き な摩擦力が生じることなく順応することができる。従って本発明のシールリング の半径方向の予備偏倚は、静的シールの近傍において、シールリングの可変形状 抵抗により柔軟に調整可能である。更に本発明のシールリングにより公差を広範 囲に亘ってシール機能の劣化なしに補償することが可能である。本発明のシール リングに圧力が加えられた場合、シールリングは、圧力の増大と共に増大する最 大圧力が動的シールの近傍に確立されるようにそれ自体変形することにより、溝 の一定の面に多少緊密に着座する。また、本発明のシールリングは第2機械要素 の着座面に線接触のみにより常時増加する度合で着座する。本発明のシールリン グは圧力がかけられると元の位置から回動して低圧側に柔軟に退き、圧力が減少 すると元の位置に回動して戻る。即ち、増大する圧力に伴う動的シール面又はシ ール縁部の荷重の解放が可能であり、加圧された媒体がシール縁部まで自由に貫 入可能であるので動的接点がより良く潤滑化される。 好ましい改良においては、溝は高圧側Hに開口し、溝状部分を形成する。 これにより、本発明のシールリングはシール技術における最も単純な溝形状と 、一般的なシール技術における広範にわたる用途との両方に用いることができる という利点を有する。 シールリングは、動的シールの近傍において耐圧抵抗を有し、静的シールの近 傍において圧力により大きく変化可能である本体形状を有する断面を有する。 これにより、本発明のシールリングの外形は十分に安定し、動的シール縁部の 近傍において圧力の影響を受けないという利点を有する。本発明のシールリング は一定の初期の仕様に基づいた優れた理論的設計に適合し、これらの設計値は実 際に確実に取得可能である。 本発明の更に別の形状によれば、圧力により可変である本体形状は、圧力によ り変化する角度を規定するように互いに相対した方向に向いている複数のシール リング部分から形成される。 これにより、これらのシールリング部分は圧力に応じた度合で開閉する「蝶番 」の如く機能する。ゴム弾性材料、例えばポリウレタン、或いは純粋形態でシー ルリングの部分的な領域に配置することも可能である複数の異なるゴム弾性材料 を使用することにより、本発明のシールリングがそのシール作用を圧力に対して 適応させることが可能になる。 更に改良された実施例においては、シールリングは、流体圧力の加圧下で、シ ール面と第2機械部品の着座面によってくさび形隙間を形成し、該くさび形隙間 は高圧側Hに開口し、その 大きさは圧力に依存する。 これにより、本発明のシールリングは圧力解放が可能であるという利点を有す る。即ち、シールリングに荷重される流体圧力がより高いほど、シール縁部にお ける解放は高くなる。このようにして、シールリングと着座面との間の摩擦値を 小さく保持することが可能である。 好ましい実施例においては、シールリングは、断面が、着座面に面するシール リング面と、該シールリング面と境を接して斜め方向に離隔拡開する第1、第2 錐面と、別の斜め方向に延び第1、第2円錐形面と境を接する第3、第4錐面と 、斜め方向に離隔拡開しそれらに隣接する第1、第2肩部から形成され、第3、 第4錐面は前記肩部と共に凹部を画成し、該肩部はある角度で溝底面に面して互 いに接続され、且つ第3、第4錐面と共にある角度(β1,β2,β3,β4,β5 )を形成する。 本発明のシールリングのこの具体的な幾何学的形状は、シールリングの製造が 簡単であり、交線が互いに隣接する錐面により形成され、これらの交線は稼働中 はシール縁部、重心、間隔保持手段、蝶番等の機能を行うという利点を有する。 本発明の更に好ましい形状においては、シールリングは対称形に構成される。 これにより、本発明のシールリングは特別な取付け位置を考慮することなく簡単 な方法で装着可能である、という利点を有する。 本発明の更に可能な形状においては、前記肩部は高圧側Hと 果す交線20,21,22,25を呈する。シールリング凹部28,29はシー ルリング面11に関して半径方向に肩部16,17と隣接する。 図1に示されるシールリング10は対称軸26に関して対称に構成される。 図2は、第1機械部品31の溝32内に取付けられたシールリング10を示す 。シールリング10は溝32に対して過大な寸法をとる。シールリング10が溝 32内に導入されると、肩部16,17は静的シール領域内の干渉が減少され得 るように離隔拡開されなければならない。シールリング10は図2に示される取 付け位置では、溝底面33上で予備偏倚されている。シールリング10は溝底面 33に交線20,21を介して着座し、肩部(16,17)と溝底面(33)は リング空間(27)を画成する。交線20,21は静的シール縁部の機能を果す 。シールリング10は交線22,23を介して溝34の低圧側面に着座する。 シールリング10が溝32内に取付けられると角度α2は図1の角度α1βに対 して増加する。角度β2は図1の角度β1に対して低減しており、拡開可能な肩部 17、シールリング面15、及び低圧溝面34は自由容積30を形成する。 Hは図2において高圧側を示し、Nは低圧側を示す。シールリングは図2にお いてはまだ圧力を加えられていない。 図3は、第1機械要素31と第2機械要素36の間の取付け 請求の範囲 1.互いに相対して移動する2つの互いに同心状の機械部品(31,36)間の 隙間(38)をシールするシール装置であって、第1機械部品(31)は溝(3 2)を有し、第2機械部品(36)は前記溝(32)に面する平滑な着座面(3 9)を有し、前記溝(32)にゴム弾性材料からなるシールリング(10)を配 置可能であり、前記シールリング(10)は流体圧力の加圧により前記溝(32 )の半径方向に向いた面(34)の方向に偏倚可能であり、圧力が減少した時、 前記シールリング(10)の圧力に応じた偏倚が無圧状態時の前記シールリング (10)の元に位置に自動的に減少し、前記シールリング(10)は溝底面(3 3)に面し静的シール領域と、該溝底面(33)を有する閉リング形状の容積( 27)とを形成する拡開可能な肩部(16,17)を呈し、前記シールリング( 10)は、前記溝底面(33)に着座した前記肩部の交線(20,21)によっ て予備偏倚され、シールリング面(11)は、前記着座面(39)と共に、加え られる流体圧力に比例して圧力解放が可能である動的シール領域を形成し、前記 シールリング(10)は、動的シールの近傍において耐圧抵抗を有し且つ静的シ ールの近傍において圧力によって大きく変化可能である本体形状を有する断面を 呈するシールリングにおいて、 前記シールリング(10)は凹部(28,29)を有する断 面を有し、該凹部は高圧側Hと低圧側Nに開口し、且つ前記シールリング(10 )が半径方向に肩部(16,17)を形成し、もって前記シールリングが前記動 的シールの近傍において流体圧力の加圧により前記低圧側Nに回動し、前記拡開 可能な肩部(16,17)と前記低圧側凹部(28,29)によって形成された 前記シールリング領域(15)と前記低圧側溝側面(34)とによって画成され る自由容積(30)のサイズを減少するようにしたことを特徴とするシール装置 。 2.圧力により可変である前記本体形状はシールリング部分(12,13,14 ,15,16,17)から形成され、該シールリング部分は、該シールリング部 分(12,13,14,15,16,17)が圧力下で変化する角度(α1,α2 ,α3,α4,α5,β1,β2,β3,β4,β5)を画成するように互いに相対した 方向に向いていることを特徴とする請求の範囲第1項記載のシール装置。 3.前記シールリング(10)は流体圧力の加圧下において前記着座面(39) と共にくさび形隙間(41;43)を形成し、該くさび形隙間は高圧側Hに開口 し、その大きさは圧力に依存することを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項 記載のシール装置。 4.前記シールリング(10)は、断面が、前記着座面(39)に面する前記シ ールリング面(11)と、該シールリング面(11)と境を接して、斜め方向に 離隔拡開する第1、第2錐 面(12,13)と、別の斜め方向に延び該第1、第2錐面(12,13)と境 を接する第3、第4錐面(14,15)と、斜め方向に離隔拡開し、それらに隣 接する第1、第2肩部(16,17)とから形成され、前記第3、第4錐面(1 4,15)は、前記肩部(16,17)と共に、前記凹部(28,29)を画成 し、前記肩部(16,17)はある角度(α1,α2,α3,α4,α5)で前記溝 底面(33)に面して互いに接続され、且つ前記第3、第4錐面と共にある角度 (β1,β2,β3,β4,β5)を形成することを特徴とする請求の範囲第1項乃 至第3項の1つに記載のシール装置。 5.前記シールリング(10)は対称形に構成されることを特徴とする請求の範 囲第1項乃至第4項の1つに記載のシール装置。 6.前記肩部(16,17)は高圧側Hと低圧側Nで相異する長さ及び/又は幅 を有して形成されることを特徴とする請求の範囲第5項記載のシール装置。 7.前記シールリング(10)は各場合に前記低圧溝側面(34)に向けられた 錐面(13,15,12,14)を呈し、該錐面はある角度(β1,β2,β3, β4,β5)を囲繞するように互いに接続されることを特徴とする請求の範囲第4 項乃至第6項の1つに記載のシール装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.互いに相対して移動する2つの互いに同心状の機械部品(31,36)間の 隙間(38)をシールするシール装置であって、第1機械部品(31)は溝状部 分(32)を有し、第2機械部品(36)は前記溝状部分(32)に面する平滑 な着座面(39)を有し、前記溝状部分(32)にゴム弾性材料からなるシール リング(10)を配置可能であり、前記シールリング(10)は流体圧力の加圧 により前記溝状部分(32)の半径方向に向いた面(34)の方向に偏倚可能で あり、圧力が減少した時、前記シールリング(10)の圧力に応じた偏倚が無圧 状態時の前記シールリング(10)の元に位置に自動的に減少するシール装置に おいて、 前記シールリング(10)は、溝底面(33)に面し静的シール領域を形成 する拡開可能な肩部(16,17)を呈し、前記シールリング(10)が前記溝 底面(33)に着座した前記肩部の交線(20,21)を介して予備偏倚され、 且つ前記肩部(16,17)が前記溝底面(33)と前記肩部(16,17)に よって画成される閉リング状の容積(27)を形成し、シールリング面(11) が、加えられる流体圧力に比例して圧力が解放され得る動的シール領域を形成す ることを特徴とするシール装置。 2.前記シールリング(10)は、前記動的シールの近傍におい て耐圧抵抗を有し、前記静的シールの近傍において圧力により大きく変化可能で ある本体形状を有する断面を有することを特徴とする請求の範囲第1項記載のシ ール装置。 3.圧力下により可変である前記本体形状はシールリング部分(12,13,1 4,15,16,17)から形成され、該シールリング部分は、該シールリング 部分(12,13,14,15,16,17)が圧力下で変化する角度(α1, α2,α3,α4,α5,β1,β2,β3,β4,β5)を画成するように互いに相対 した方向に向いていることを特徴とする請求の範囲第2項記載のシール装置。 4.前記シールリング(10)は流体圧力の加圧下において前記着座面(39) と共にくさび形隙間(41:43)を形成し、該くさび形隙間は高圧側Hに開口 し、その大きさは圧力に依存することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項 の1つに記載のシール装置。 5.前記シールリング(10)は、断面が、前記着座面(39)に面するシール リング面(11)と、該シールリング面(11)と境を接して斜め方向に離隔拡 開する第1、第2錐面(12,13)と、別の斜め方向に延び該第1、第2錐面 (12,13)と境を接する第3、第4錐面(14,15)と、斜め方向に離隔 拡開し、それらに隣接する第1、第2肩部(16,17)とから形成され、該肩 部(16,17)はある角度(α1,α2,α3,α4,α5)で前記溝底面(33 )に面して互いに接続さ れることを特徴とする請求の範囲第2項乃至第4項の1つに記載のシール装置。 6.前記シールリング(10)は対称形に構成されることを特徴とする請求の範 囲第1項乃至第5項の1つに記載のシール装置。 7.前記肩部(16,17)は高圧側Hと低圧側Nで相異する長さ及び/又は幅 を有して形成されることを特徴とする請求の範囲第5項記載のシール装置。 8.前記シールリング(10)は各場合に前記低圧溝側面(34)に向けられた 錐面(13,15,12,14)を呈し、該錐面はある角度(β1,β2,β3, β4,β5)を囲繞するように互いに接続されることを特徴とする請求の範囲第5 項乃至第7項の1つに記載のシール装置。 9.液圧機械における回転式フィードスルーに使用される請求の範囲第1項乃至 第8項の1つに記載されたシール装置の応用。
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