JPH08511456A - 自動ピンセッター - Google Patents

自動ピンセッター

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JPH08511456A
JPH08511456A JP7502286A JP50228694A JPH08511456A JP H08511456 A JPH08511456 A JP H08511456A JP 7502286 A JP7502286 A JP 7502286A JP 50228694 A JP50228694 A JP 50228694A JP H08511456 A JPH08511456 A JP H08511456A
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magnet
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JP7502286A
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ディラニー、フランソワ
ヴィアチュール、グァイ
シマード、キャロル
ディオン、ジャン・イヴ
ロシュフォート、ルシアン
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メンデス・インコーポレーテッド
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63DBOWLING GAMES, e.g. SKITTLES, BOCCE OR BOWLS; INSTALLATIONS THEREFOR; BAGATELLE OR SIMILAR GAMES; BILLIARDS
    • A63D5/00Accessories for bowling-alleys or table alleys
    • A63D5/08Arrangements for setting-up or taking away pins

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Cyclones (AREA)
  • Vending Machines For Individual Products (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Testing Of Balance (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 磁気的に反応するボーリングピン(50)と、ボーリングレーン(16)の端部からピット領域(14)からボーリングピン(50)を回収し、それを搬送機構(18)の上のピン排出ステーション(A)に搬送するためのエレベータ機構(10)とを用いる自動ピンセッター(12)。ピン(50)は搬送機構(18)上でボーリングアレイの形状に配列され、その後、搬送機構(18)はピンセッティング機構(20)の下へと水平方向に移動する。ピンセッティング機構(20)は磁気手段を用いてピン(50)を持ち上げ、搬送機構(18)はピンセッティング機構(20)の下から引き戻され、次いで、ピンセッティング機構(20)はピン(50)をボーリングレーン(16)上にボーリングアレイの形状に載置する。ピンセッティング機構(20)はまた、第1投が投げられた後に、残っている直立ピン(50)が、「所定位置」にあっても「位置ずれ」した位置にあっても、そのピンを取り上げて置き直すようにされている。

Description

【発明の詳細な説明】 自動ピンセッター 技術分野 本発明は、一般的に、ボーリングレーンの後端部に近いピット領域からボーリ ングピンを回収し、そのボーリングピンをボーリングレーンの後端部にボーリン グアレイ(ピン配列)として載置するタイプの自動ピンセッターに関する。背景技術 従来入手できる自動ピンセッターは、ボーリングレーンの後端部上にボーリン グピンを所望のアレイに再配置し、あるいは「セット」することが必要な場合、 ボーリングピンを回収し、操作し、正しい向きに向けるために機械的な手段を用 いていた。そのピンセッターは、ボールの第1投の後に直立して残っているピン を機械的に回収し、上昇させ、倒れたピン、即ち、「デッドウッド」をレーンか ら取り除き、その後、直立したピンをボーリングレーンに置き直すものである。 上述のタイプのピンセッターは概して満足のゆくものであるが、非常に複雑な 機械装置であり、製造および初期費用だけでなく、利用され得る期間にわたる修 理および維持も高くつく。例えば、現在入手できる自動ピンセッターに関して、 ボーリングレーンの運営において最も金額の大きな単独の費用項目は、通常、修 理および維持費であることが知られている。 本発明の一般的な目的は、非常に単純な設計および構造の自動ピンセッターで 、経済的に有利に製造することができ、又、長い利用期間にわたって高い耐久性 を示し、修理および維持費が非常に小さくなるものを提供することである。 本発明の他の目的は、単純化されているとはいえ、非常に効率的なピンセッタ ーにおいて、可動部品の数を数百に減少させることである(先行技術のピンセッ ターでは数千の可動部品が用いられている)。 本発明の他の目的は、ボーリングピンの純粋に機械的でかなり不器用な操作お よび向き合わせを無くし、少なくとも一部を磁気の利用に代えることである。 本発明の更に他の目的は、自動ピンセッターと、それと共に用いるための磁気 的に反応する複数のボーリングピンを提供することであり、そのピンセッターは 、ボーリングレーンの後端に近いピット領域からボーリングピンを回収し、その ピンを磁気的に操作し、向きを合わせ、レーンの後端部上に所望のボーリングア レイに載置する役割を果たすものである。 本発明の更に他の目的は、磁気的に反応するボーリングピンをボーリングレー ンの後端に近いピット領域から回収し、そのピンを搬送し、ボーリングレーンの 予め選択された領域の上において、直立姿勢で所望のボーリングアレイに配列し 、そのピンをそのボーリングアレイの配列でその領域に正確に載置するための、 自動ピンセッターを提供することである。 本発明の更に他の目的は、磁気的な手段を用いて、磁気的に反応するボーリン グピンをピット領域から回収し、又、磁気的な手段を用いてそのボーリングピン を操作し、ボーリングレーンの上にボーリングアレイの形状に載置するためのピ ンセッターを提供することである。 本発明の更に他の目的は、倒れたボーリングピンをボーリングレーンから取り 除けるように、ボールの第1投の後に直立して残っているボーリングピンを取り 上げて上昇させるための、又、ボーリングレーン上にボーリングピンを置き戻す ための、自動ピンセッターを提供することである。 本発明の更に他の目的は、残っている直立した「位置ずれの」ボーリングピン を効率的に取り上げ、ボーリングレーンから倒れたピンを取り除けるようにその ピンを上昇させるための、又、レーン上で、ボーリングピンをその「位置ずれの 」位置に置き戻すための磁気手段を有する、ピンセッターを提供することである 。 本発明の更に他の目的は、自動ピンセッターの磁気手段と非常に効率的に協動 すし、しかも、従来のボーリングピンと正確に同じように動作また反応する、磁 気的に反応するボーリングピンを提供することである。 本発明の更に他の目的は、単純化されてはいるが非常に効率的で信頼できるボ ーリングボール回収装置を提供することである。 本発明の更に他の目的は、前述されたような単純化された設計および構造で、 特にボーリングレーンの長手方向に関して、コンパクトな形状のものを提供する ことである。発明の開示 前記の目的を達成するために、複数の磁気的に反応するボーリングピンが提供 されるが、それは従来のボーリングピンに金属あるいは他の磁気的に反応する材 料を埋めこんだものとすることができる。現在のところ好適な実施形態では、従 来のボーリングピンの上端部に磁気手段を設けるが、それは、そこに埋めこんだ 小さな永久磁石、あるいは、その上端部全体に分散させた多数の小さな磁気材料 の粒子、等とすることができる。磁気的に反応する手段は、他の方法でボーリン グピンに組み込むこともできるが、現在のところ、そのような手段がボーリング ピンの上端部、即ち、頭部に配置するのが好適である。本発明の範囲内で、その ように取扱うことのできるボーリングピンのタイプは非常に広範に変化すること ができるが、現在知られているすべてのタイプのボーリングピンおよび更に別の タイプおよび形状のボーリングピンを含めることができる。 本発明の自動ピンセッターは、又、現在知られているすべてのタイプおよび形 状のボーリングピンに対応することができるが、任意の他のボーリングピンに対 しても容易に適応させることも考えられている。 本自動ピンセッターは、まず、ボーリングレーンの後端部に隣接したピット領 域から順次ボーリングピンを回収し、それを上方に搬送してピン排出ステーショ ンへと引き渡すエレベータ機構を有している。エレベータ機構に動作的に結び付 いたピン回収手段がボーリングピンを1つ1つピット領域から取り上げる。現在 のところ好適な実施形態では、ピン回収手段は、上端部が磁気的に反応するボー リングピンを磁気的に取り上げるための、又、搬送の間それを直立した姿勢の状 態でピン排出ステーションへと運ぶための磁気手段を有している。より具体的に は、ピン回収手段は、それぞれが個々のボーリングピンを直立した姿勢で取り上 げるようにされた一連の磁石を有しており、それぞれの磁石は可撓性の線によっ て支持されており、その線の上端はエレベータ機構の一部を形成するエンドレス コンベヤに取り付けられている。エレベータ機構は、ピット領域に隣接したロー ディングステーションから前記ピン排出ステーションへと、ほぼ垂直に伸びてお り、磁石と支持線が間隔をおいてそれに沿って設けられている。磁石を指示する 可撓線は、ピンローディングステーションにおいて、磁気的に反応するピンを「 捜し出す」あるいは「釣り上げる」際に、磁石が水平方向に移動できるようにさ れている。現在のところ、ピン回収手段に永久磁石を用いることが好ましいが、 電磁石と、電磁石のための可撓性の支持線で可撓性の電気導線からなる支持線と 、エンドレスコンベヤに沿って、また隣接して伸びる整流トラックとを用いるこ ともできる。可撓性の導線から伸びる短い導線で、整流トラックに、電気的に導 通する関係で、摺動可能に受け入れられた短い導線を用いることもできる。 ピン排出ステーションには、少なくとも1つのゲートが設けられ、ピンをコン ベヤからピン搬送機構へと排出するように機能することができる。ピン搬送機構 は、ピン排出ステーションに隣接したローディングステーションにおいて、コン ベヤからボーリングピンを順次選択的に受け取ることができるようにされており 、又、更に、ボーリングアレイに配列されたピンをピン引渡しステーションへと 搬送することができるようにされている。ボーリングピンを直立の位置で受けて 保持するために上方が開いた複数の受け台をその上に有する、所定の角度に位置 合わせして回転させることができる(以下、インデックス可能と称し、所定の角 度位置をインデックス位置、またその位置に回転させる動作をインデックス動作 と称する)回転テーブルが、搬送機構の一部を形成しているのは好ましい。受け 台は、同じ複数のボーリングピンをボーリングアレイの形に受け入れ保持するよ うに配列されており、前記ゲートとこのテーブルは同期した関係で動作し、それ により個々のボーリングピンを各受け台に載せることができる。 コンベヤが、ピン排出ステーションにおいて、かなりの距離をほぼ水平かつ直 線的に伸び、又、そのピン排出ステーションにおいて、コンベヤの直線移動経路 に隣接して、少なくとも2つの、水平方向に間隔をおいたゲートが設けられてい るのは好ましい。又、固定停止部材が回転テーブルの中心の上に設けられており 、やはり、コンベヤの直線移動経路に整列されている。受け台がテーブルのイン デックス動作によって移動するとき、ゲートは選択的に作動して、ボーリングピ ンの通過を阻止し、ピンがその磁石から離れて、受け台に落ちるようにさせるこ とができる。それで、動作の際、ゲートは、コンベヤの直線移動経路に沿ってそ の 下にある、テーブル上の半径方向に間隔をおいて位置する受け台に、ボーリング ピンが落下するように機能することができる。同様に、テーブルの中心の上にあ る停止部材は、可撓線に搭載された磁石によってコンベヤの下を運ばれるピンの 移動を阻止し、テーブルの中心の受け台に落下させることができる。 磁気的に反応する10個のボーリングピンが従来からの三角形の配列に設けら れる場合、回転テーブル上には、勿論、同様に配列された10個の受け台があり 、2つのゲートは、テーブルが30°あるいはその倍数のインデックス動作をす ることにより、テーブル上のすべての受け台が充填されるように機能することが できる。 好適な搬送機構においては、その回転テーブルは、全体として、そのローディ ングステーションと引渡しステーションの間を移動するようにされており、引渡 しステーションは、ボーリングレーン上のボーリングアレイの所望の配置に対し 、間隔をおいてその上にあり、又、それに対して垂直方向に正確に整列している 。引渡しステーションにおいて、搬送機構は垂直に移動可能なピンセッティング 機構と協動し、そのピンセッティング機構は、回転テーブルからボーリングアレ イに配列されたピンを受け取って持ち上げ、又、下降して、それらのピンをボー リングレーン上にボーリングアレイの配列で載置するようにされている。ピンセ ッティング機構は、磁気的に反応するピンを、選択的に磁気的に保持また解放す るための磁気手段を含んでおり、それにより、ピンを搬送機構から持ち上げ、そ の後、それをボーリングレーン上に載置することができる。より具体的に述べる と、ピンセッティング機構は、実質的に同一平面に水平に配列された、又、テー ブル上の受け台およびその下のボーリングレーン上の配列に正確に対応するボー リングアレイの形状に配列された複数の磁石を含んでいる。回転テーブルの上の 、しかも回転テーブルの近くに隣接した、ピンセッティング機構の中間位置にお いて、ピンセッティング機構の磁石により、ボーリングピンが受け台から取り上 げられ、回転テーブルが引渡しステーションから離れてそのローディングステー ションへ向かって移動すると、ピンセッティング機構は、更に垂直方向で下方に 移動して、ピンをボーリングレーンに載置するための最下位位置すなわち排出位 置に達する。 ピンセッティング機構が、又、その磁石の下方に近接したボーリングピンの頭 部の頂部との間に分離手段を含み、又、それと共に、各磁石に対して、少なくと も限定的なほぼ垂直な上方移動をさせるための手段を含むのは好ましい。分離手 段は、ボーリングピンの頭部が、対応して上方に移動するのを阻止し、それによ り磁石がピンを解放するようにさせる。磁石が下降して、分離手段に非常に近く 近接すると、分離手段は無効になって、下方に近接したボーリングピンを、磁石 が磁気的に保持することが可能になる。磁石を垂直に移動させるための様々な手 段は次の形態を取っている:即ち、各磁石のための個々の支持線、それら支持線 を一斉に上昇・下降させるためのアクチュエータ手段、各磁石のための個々のハ ウジングおよびそれに対応する真空室とその真空室を選択的に吸引するための手 段、および、磁石を共通に支持しまた磁石と分離手段との間の相対的な必要とさ れる垂直移動を実現するキャリヤ、の形態である。キャリヤを用いる最後に言及 される装置は現在のところ好適なもので、浮きを備えた磁石と液体とを収容する 小さなコンテナと協動できる個々の分離プレートのためのバネ付勢手段を含んで いる。浮遊磁石は、わずかに上昇した位置で磁石が水平方向に移動することがで き、それにより、磁石は「位置ずれ」したピンを、ピンを傾けたり他に動かすこ とをしないで、捜すことができる。同様に、可撓線に下垂する磁石や、真空機構 を設けた磁石は、移動してそのような「位置ずれ」のピンを捜すことができる。 電磁石システムを用いることもでき、それに、それぞれ、ピンを保持するための 、又、ピンを上記のように捜すための、高電圧源および低電圧源を設けることが できる。 分離手段は、ボーリングピンを磁石から解放する点で助けになるだけでなく、 ボールの第1投が投げられた後に残っている直立したピンを安定させる働きもあ り、そのように安定させることは、その下のレーンをきれいにする、即ち、掃き 出し動作が行われるようにピンを持ち上げ、その後、そのピンをボーリングレー ンに戻すために、望ましい。このように、個々の分離プレートは残っている直立 したピンに係合し、次いで、ピンセッティング機構の磁石が、ピンが「位置ずれ 」の位置にある場合には水平方向に移動しながら、弱い磁気的影響力をピンに及 ぼし、レーンをきれいにする動作のためにピンが持ち上げられ、その後、ピンを その「位置ずれ」の位置に正確に置き直すことができる。 本発明の自動ピンセッターは、又、ボーリングボールを搬送のためにつかみ又 保持する改善されたボーリングボール回収装置を含んでいる。回収装置は、複数 の真空区画を備えた吸引カップ、それらに選択的に接続できる真空生成手段、お よび、カップローディングステーションとアンローディングステーションとの間 で移動できるカップ支持手段とを有している。カップの少数の割合の区画によっ てボーリングボールに対する十分の把持作用を提供することができ、ボールにお けるフィンガーホールの位置にかかわりなく、ボールを保持することができる。 このように、本回収装置は、カップをボールに係合させ、そのボールを、「蹴返 し」の開口を通して、ボール返却機構に自動的に搬送させることができる。 本発明の第2の実施形態においては、幾分通常のエレベータが提供され、その エレベータは構造および動作が機械的であるものの、排出ステーションにおいて 、磁気的な搬送機構がエレベータから順次ボーリングピンを受け取るようにされ ている。搬送機構は、「取り上げ行程」および「排出行程」を有するコンベヤを 含んでおり、磁気手段は、永久磁石の形態で、それに沿って間隔をおいて設けら れている。エレベータにより直立姿勢で排出ステーションに引き渡されるボーリ ングピンは、永久磁石により係合されて取り上げられ、コンベヤの「排出行程」 に搬送される。排出行程に沿って間隔をおいて位置する一連の排出装置は、選択 的に機能して、磁石からボーリングピンを切り離し、それをボーリングピンコレ ータ(照合器)の個々のホルダに落下させることができる。排出装置は「ナイフ 状」の分離具を含んでおり、その分離具は、ボーリングピンの頭部とそれに対応 する磁石の間に入り込み、ボーリングピンを確実に排出させることができる。コ レータは、直線に並んだ一連のピンホルダを含んでおり、好ましくは、そのよう なピンホルダを7個有し、その7個のピンホルダの各々には対応する可動ゲート が備えられている。ピンホルダのゲートは、選択的に動作されて、複数のボーリ ングピンを、やはり搬送機構の一部を形成するキャリヤの受け台に搭載させる。 搬送機構のキャリヤ部分は、水平移動に対応させられており、水平方向に展開 および収縮可能であり、それにより、上方が開口したその上の複数の受け台を、 通常の三角形のボーリングアレイと、受け台の複数の直線列あるいは行とに、選 択的に配列することができる。10個のボーリングピンが通常のアレイで提供さ れる場合、キャリヤは、その展開した三角形のアレイの状態から収縮して、受け 台を、前方の列には3個の受け台、後方の列には7個の受け台の2列あるいは行 に配列する。前列の3個の受け台は、三角形の配列の先頭の受け台と、三角形配 列の第2の列の2個の受け台からなっている。後方の列の7個の受け台は、三角 形のボーリング配列の第3列の3個の受け台と、三角形配列の第4列すなわち最 後列の4個の受け台からなっている。 明らかなように、搬送機構のキャリヤの展開および収縮によって、搬送機構の 長さがかなり減少され、それに対応してピンセッターの全体としての長さも減少 されるので、ピンセッターの望ましいコンパクトな構造および配列が達成される 。 展開された状態において、搬送機構のキャリヤは、ピンセッティング機構の下 に通常の三角形のアレイでボーリングピンを提供することができ、ピンセッティ ング機構は、その後、その下のレーンにボーリングアレイの配列でボーリングピ ンを載置することができる。ピンセッティング機構は、前述の実施形態の場合と 同様、ボーリングアレイに配列された10個の磁気手段を有しているが、磁気手 段の構成は単純化されており、しかも動作効率は高い。小さなコンテナに、浮き が取り付けられた永久磁石が、コンテナ中の液体の中に配置されて、設けられて おり、その液体により、磁石の、ある程度の水平移動およびコンテナの底への垂 直移動が可能であり、それにより、その下にあるボーリングピンの頭部に磁気的 な保持力を及ぼすことができる。前述のように、磁石とその浮きの水平移動は、 「位置ずれ」のボーリングピンの頭部に対する磁石の「捜し出し」動作に適応し たものである。コンテナの底への磁石の垂直移動は、ボーリングピンに対する磁 石の「取り上げ」動作に適応したものである。ボーリングピンの解放は、ピンセ ッティング機構の上方移動の始めに、そのピンセッティング機構を上方に急に加 速することにより達成することができる。そのような、最初の急速な加速、すな わち「スナップ式」の動作により、磁石の磁気力がボーリングピンの重さと慣性 に負けて、コンテナの底がボーリングピンの頭部から分離される。図面の説明 図1は、本発明の自動ピンセッターを示す斜視図である。 図2は、図1と類似の図であるが、ピンセッティング機構の下の引渡しステー ションにおける、ピンセッターの搬送機構を示す斜視図である。 図3は、図1および図2のピンセッターの概略的な部分側面図である。 図4は、自動ピンセッターの後端の立面図。 図5は、本発明の搬送機構の一部を形成するインデックス可能な回転テーブル の平面図である。 図6は、自動ピンセッターのインデックス可能な回転テーブルの斜視図である 。 図7は、ピン排出ステーションにおいて作用できるゲートの拡大部分立面図で ある。 図8は、図7のゲートの拡大平面図である。 図9は、図5および図6のインデックス可能な回転テーブルのための支持構造 体の斜視図である。 図10は、ピンセッティング機構の第1の形態の拡大断面立面図である。 図11は、部品要素が異なる動作位置にある、図10のピンセッティング機構 の図である。 図12は、図10および図11のピンセッティング機構の一部の斜視図である 。 図13は、本発明のピンセッティング機構の第2の実施形態の一部の拡大部分 垂直断面図である。 図14は、図13と同様の図であるが、ピンセッティング機構の部品要素が異 なる動作位置にある場合を示している。 図15は、図13と同様の図であるが、やはり、ピンセッティング機構の部品 要素が異なる動作位置にある場合を示している。 図16は、図15を更に拡大した図であり、各要素が同様の位置にある場合を 示している。 図17は、エレベータ機構に用いられる別の形態のコンベヤで、電磁石を組み 込んだものを示す拡大部分図である。 図18は、図17の18、18線に沿った断面図である。 図19は、ピンセッティング機構における磁石手段の更に別の実施形態を形成 する1個の電磁石の拡大部分図である。 図20は、図19の電磁石の電気接続を示す略図である。 図21は、ボーリングピンの頭部に永久磁石が埋め込まれているのを示す拡大 部分図である。 図22は、図21に類似の図であるが、ボーリングピンの頭部にある磁気手段 の別の形態を示す図である。 図23は、改善されたボーリングボール回収装置の垂直断面図である。 図24は、図23の改善されたボーリングボール回収装置の、図22に対して 直角な位置で示した垂直断面図である。 図25は、やはり図24に類似の図であるが、別の動作位置にあるボール回収 装置の部品要素を示す図である。 図26は、本発明のピンセッターのためのコントローラのブロック図の形態で の略図である。 図27は、本発明の自動ピンセッターの第2の実施形態を示す斜視図である。 図28は、図27に示した自動ピンセッターの実施形態のエレベータ機構を示 す斜視図である。 図29は、コンベヤ、ボーリングピンをコンベヤから取り除く排出装置、コレ ータ、および、ボーリングピンを受け入れるために上方が開いた受け台を含む、 搬送機構の一部を示す拡大部分立面図である。 図30は、本発明のコレータを形成する一連のピンホルダを示す斜視図である 。 図31は、図30の1個のピンホルダの拡大斜視図である。 図32は、ピンセッターの搬送機構の一部を形成する、そして、その上に従来 からの三角形のボーリングアレイに展開された複数の受け台を含む、キャリアを 示す部分斜視図である。 図33は、展開された状態にある、そして受け台が三角形のボーリングアレイ の位置にある、図32のキャリヤおよび受け台の側面図である。 図34は、図33に類似の図であるが、受け台およびキャリヤが中間の位置に ある場合を示す図である。 図35は、図34に類似の図であるが、キャリヤおよび受け台が収縮した状態 にあり、受け台が第1および第2の直線列あるいは行に並んでいる場合を示す図 である。 図36は、図32ないし図35のキャリヤおよび受け台の平面図であり、キャ リヤおよび受け台が図35の収縮状態にある場合が破線で、図33および図34 の展開状態にある場合が実線で示されている。 図37は、垂直に移動可能なピンセッティング機構の内部の部分斜視図であり 、浮遊可能な磁石を収容するための複数の小コンテナが示されている。 図38は、ピンセッティング機構を下から見た斜視図であり、コンテナがその 機構から下側に突出している。 図39は、ボーリングピンの頭部と、拡大されたピンセッティング機構のコン テナと浮遊可能な磁石を示す略図であり、ボーリングピンの頭部がコンテナの下 の離れた位置に配置されている。 図40は、図39に類似した図であり、ボーリングピンの頭部が、浮遊可能な 磁石を収容するコンテナの底部に係合している状態を示している。 図41は、ピンセッティング機構のための動力運転手段の一部を形成する電気 モータとプーリの斜視図である。 図42は、ボール回収装置を幾分概略的に示した側面図である。発明を実施するための最良の形態 初めに図1ないし図4を参照すると、全体として参照番号12で示される自動 ピンセッターの一部をなすエレベータ機構が全体として参照番号10によって示 されている。エレベータ機構は、ボーリングピンを、ボーリングレーン16の後 端に隣接したピット領域14から順次回収し、ピン排出ステーションAに引き渡 すためにそのピンを上方に搬送するように機能する。全体として参照番号18で 示された搬送機構は、ピン排出ステーションAに隣接してその下の位置にあるそ のためのローディングステーションBから、ローディングステーションBから水 平方向前方に間隔をおいてボーリングレーン16の上に位置するピン引渡しステ ーションCまでの間を移動可能である。搬送機構は、そのローディングステーシ ョンBにおいてエレベータ機構からボーリングピンを順次受け取り、ボーリング アレイに配列されたピンをピン引渡しステーションCへと搬送する。ピン引渡し ステーションCでは、全体として参照番号20で示されている垂直に移動可能な ピンセッティング機構がボーリングアレイに配列されたボーリングピンを受け取 るようにされており、その後、ボーリングアレイに配列されているそのピンを、 その下のボーリングレーン上に載置する。前述のように、磁気的に反応する複数 のボーリングピンが自動ピンセッターに供給されているとき、磁気的に反応する ピンを選択的に磁気的に保持し、それにより搬送機構18からピンを取り外し、 それをボーリングレーン16上に載置するための磁気手段がピンセッティング機 構に設けられている。ピンセッティング機構は図示されている上昇された位置か ら、図2に示された引渡しステーションCにある搬送機構18の上の中間位置へ と、下方に移動することができる。その中間位置において、ピンセッティング機 構は、ボーリングアレイの形状に配列されたボーリングピンに磁気的に係合し、 次いで、そのピンを持ち上げ、搬送機構18がそのローディングステーションB へと後方に引き下がることができるようにする。そこで、ピンセッティング機構 は再び垂直下方に移動して、ボーリングピンをボーリングアレイ16の上に載置 する。 次に、エレベータ機構10に戻り、特に、図3および図4を参照すると、エレ ベータ機構がエンドレスコンベヤを有していることが観察される。エンドレスコ ンベヤはチェーンあるいはベルトからなることができるが、図示されているのは スプロケットチェーン22の形態であり、ピット領域に隣接したそのためのロー ディングステーションDからピン排出ステーションAへとほぼ垂直に伸びている 。より詳細に述べると、コンベヤチェーン22は、ピンセッターの後部から見て ほぽ方形の形状に配列されており、そのコーナーに4個のスプロケット24、2 4が設けられている。コンベヤは、例えば、動作的にスプロケット24、24の 1つに接続された直流電気モータ(DCモータ)により駆動することができ、又 、図示されているように、実質的に水平な下方行程26が左方に動き、実質的に 水平な上方行程28が右方に動いて、時計回りに進行する。図3に最も良く示さ れているように、コンベヤは前方、ピン排出ステーションAの上へと傾斜してお り、以下に説明する垂れ下がった磁石30、30のための余地が設けられている 。 本発明の1つの好適な実施形態においては、エレベータ機構10およびピンセ ッティング機構20の両方が、磁気的に反応するボーリングピンを上昇させ、操 作し、搬送するための磁気手段を用いており、ピンはその上端ブロック図が磁気 的に反応するものであれば好適である。更に、図3および図4に示された本発明 の実施形態においては、永久磁石30、30が用いられており、各磁石は、上端 がコンベヤに取り付けられ、その下端に下垂磁石30を担う可撓性の線32によ り支持されている。コンベヤチェーン22に沿って、5個ないし9個の磁石およ び支持線が等間隔に設けられており、より具体的には、図3および図4では、8 個の磁石および可撓支持線が図示されている。磁石30、30がコンベヤ22の 下方行程26に沿って、ピット領域14にあるピンローディングステーションD を通って左方に移動すると、磁石は、ピット領域14において無差別な方向にあ るボーリングピンを「捜し出そう」とし、あるいは「釣り上げ」ようとする。即 ち、可撓線32、32によって磁石はほぼ水平な面を移動することができ、それ により、その下にあるボーリングピンの頭部を捜し出し、それに付着する。 特に、図2を参照すると、ボーリングレーン16の後端部に隣接したピット領 域14には回転テーブル33が設けられているのが観察される。テーブル33は 図2において時計方向に回転し、ボーリングレーン16の後端部から、ボールお よび倒れたボーリングピンを受け取る。テーブル33は、図2の正面から見て、 左方に向かって少し下方に傾斜しており、それにより、以下に説明される目的の ために、ボーリングのボールが左方に回転するようになっている。 その時計方向の回転により、倒れたボーリングピンは後方に運ばれて障壁手段 に係合する。この障壁手段は、テーブル上のピンの動きを妨げ、それにより、ピ ンを集めるのに貢献し、ピンローディングステーションあるいは取り上げステー ションDを実現する役割を果たしている。図2に最も良く示されているように、 障壁手段は、テーブル33の後部の上に横方向に伸びる垂直な後壁35と、後壁 35と共にコーナーを形成する、接続された短い側壁37の形態を取っている。 明らかなように、ボーリングピンは壁35、37により形成されたコーナーに集 まる傾向があり、図4のローディングステーションあるいは取り上げステーショ ンDのそのコーナーに無差別な方向で存在する。幾らかの追加の、即ち、余分の ピンを供給して、磁石30、30によって取り上げるための、又、搬送機構18 に引き渡すための、常に十分のピンが回転テーブル33上にあるようにするのは 好ましく、そうすれば、ピンは搬送機構においてボーリングアレイの形状に準備 のできた状態に保持されて、ボーリングレーンの後端部からボーリングピンが除 去されるとすぐにピンセッティング機構に引き渡せるようにされている。 図3および図4に最も良く示されているように、ピン排出ステーションAはボ ーリングレーンの上に間隔をおいて配置されている。より詳細に述べると、ピン 排出ステーションAは、コンベヤ22の上方水平行程28の下で、搬送機構18 と搬送機構の一部を形成するインデックス可能な回転テーブル34との上に位置 している。テーブル34には、直立の姿勢のボーリングピンを受け入れ、保持す るための、上方が開いた受け台36、36が複数設けられている。所望のボーリ ングアレイが、従来のように三角形に配列された10個のボーリングピンからな る場合には、勿論10個の受け台が、図5および図6に図示されているように、 従来の三角形の配列に設けられる。 次に、ピン排出ステーションAに戻ると、そのステーションには少なくとも1 つのゲート38が設けられており、ボーリングピンがコンベヤ22から搬送機構 18へと、より具体的には、回転テーブル34上の受け台36、36へと、排出 されるように働くことができる。図5および図6のように、10個のピンおよび 受け台が設けられている場合、コンベヤ22の上方行程28の動きの直線経路に 隣接し、それと整列されて、2つの水平方向に間隔をおいて離れたゲート38、 38が設けられている。更に又、好ましくは、固定停止部材40がテーブル34 の中心の上に配列されている。ゲート38、38および固定停止部材40の両方 の働きにより、ボーリングピンを、それぞれを支持している磁石30、30に対 する係合から解放、即ち、排出する。これは、対応する磁石が移動し続けるとき 、ピンの右方への移動を阻止することにより、ボーリングピンがその磁石から離 れて、その下に位置する受け台36の中へ落ちるようにさせることにより実現さ れる。 図7および図8に最もよく示されているように、代表的なゲート38は揺動可 能なゲート部材42を有しており、図8では、作用位置すなわちピンを阻止する 位置にある場合が実線で示されており、作用していない位置すなわち開放位置が 破線で示されている。付勢バネ44によりゲート部材42はその作用位置に付勢 され、プランジャ46により掛け金されてそれと係合している。プランジャ46 は、その作用位置が破線で示されており、引き込み位置すなわち非作用位置が実 線で示されている。プランジャ46はソレノイド48および付勢バネ49によっ て作用し、図8で破線で示された作用位置すなわち掛け金位置に移動され、図7 および図8で実線で示された非作用位置に引き込まれる。その作用位置すなわち 掛け金位置において、プランジャ46の前端部がゲート部材42に係合し、それ が時計回りに揺動して開いてボーリングピンがゲートアセンブリ38を自由に通 過するのを阻止している。 明らかなように、ゲート38、38およびインデックス可能な回転テーブル3 4は、テーブ上の各々の受け台36、36にボーリングピンが入るように、互い に同期させて作用させることができる。図5では回転テーブルが1つのインデッ クス位置にあり、左側のゲート38の下の受け台36の位置が、ボーリングピン が自分の磁石から解放されて垂直にその受け台に落ちるような位置とされている 。それで、図5において左側のゲート38は閉じられており、それにより、図7 のピン50のようなボーリングピンの頭部と係合するように、又、そのピンがそ の磁石30から離れて受け台36に落ちるようにされている。左側のゲート38 が開き、テーブル34が図5の位置に留まると、続く次のボーリングピン50は 固定停止部材40に係合することになり、その下にある中心の受け台36に排出 されることになる。 図5の参照をつづけると、テーブル34は、次に、時計方向に30°インデッ クス動作させることができ、それにより三角形配列の後方右側コーナーにある一 番外側の受け台36は右側のゲート38の下に持って来られる。ゲート38が閉 じているので、続く次のピンはそのゲートと係合し、磁石30から離れ、一番外 側の受け台36の中へと落ちることになる。引き続いて、テーブル34を30° 時計回りにインデックス動作させることにより、図5で一番外側の受け台36の すぐ左の受け台36が、左側のゲート38の下のローディング位置に来る。それ で、テーブル34のこのインデックス位置では、右側のゲート38が開放され、 又、左側のゲートが閉鎖されて、次に続くボーリングピンは左側のゲート38に 係合し、その下の受け台36の中へと落ちる。テーブル34の次のインデックス 動作は時計回り方向への60°の回転であり、その回転によって、図5において ほぼ11時の位置にある受け台36が、左側のゲート38の下に来る。明らかな ように、テーブル34が9回のインデックス動作(即ち、30°の回転を8回、 60°の回転を1回)を完了することにより、すべての受け台36、36がピン で充填され、もう1回60°回転することにより、1番ピンが正面位置に戻る。 テーブル34のインデックス動作は、テーブルの周囲に係合する小さな駆動ロ ーラ52で、例えば、直流電気モータ53により運転されるものによって行うこ とができる。 図9は、テーブル34の回転インデックス動作に適応した、テーブル34のた めの支持構造体を示しており、この支持構造体は、テーブル34をそのローディ ングステーションBとその引渡しステーションCとの間で、そのまま搬送するの にも貢献するものである。図示されているように、テーブル34と中心短軸56 のために、支持骨組に複数の小さな支持ローラ54、54が設けられており、テ ーブルは、インデックス動作の際に、その短軸の回りを回転する。支持構造体の 骨組には、図2の前部から後部へ平行に伸びる枠部材62、62に沿った1つの 方向またそれと反対の方向に移動するために、それ自体のローラ58、60が、 直角の位置関係で、骨組の両側の前端部に配列されている。構造体の後端部には 、図4に示されているように、ローラ64、66が直角の位置関係に配列されて おり、図9に示されているピンセッターの平行な枠部材68、68に沿った1方 向およびそれと反対の方向に移動できるようにされている。チェーン70が、前 端部には遊びスプロケット72、後端部には駆動スプロケット74を有しており 、チェーン70と支持構造体の部材79との間には小さな接続リンク76が設け られている。明らかなように、直流モータ等の駆動手段(図示されていない)を 後部スプロケット74に接続して、スプロケットチェーン70を駆動し、それに より、テーブル支持枠およびテーブル34を、図3に示したローディングステー ションBから引渡しステーションCに移動させるようにすることができる。引渡 しステーションCでは、回転テーブル34は、その下のボーリングレーン16上 のボーリングアレイの所望の位置に、正確に垂直方向に整列されている。更に、 ピ ンセッティング機構20は、テーブル34およびボーリングレーン上のボーリン グアレイの所望の位置と正確に垂直方向に整列されて、垂直移動することができ 、ピンセッティング機構の最上位位置は、図2の引渡しステーションCに対して 間隔をおいてその上にある。 図1および図2に最もよく示されているように、ピンセッティング機構20は 、上から見てほぼ三角形の形状をしており、垂直移動のために、垂直に伸びる3 本のロッド82、82により支持されている。即ち、ピンセッティング機構20 に搭載され、ロッド82、82に係合する摺動部材84、84により、機構20 が正確に垂直に摺動動作することができる。摺動ロッド82、82上の停止部材 86、86が摺動部材84、84と協動することにより、ピンをボーリングレー ン16上に載置するためのピンセッティング機構の最下位位置すなわち排出位置 が正確に定められる。回転テーブル34の上における、ピンセッティング機構の 第1の上昇位置すなわち中間位置は、図2および図6に示されているように、テ ーブル34上で垂直に伸びる停止部材88、88により定められている。 図1、図2、図3に示されているように、テーブル34がその引渡しステーシ ョンCにあるとき、ピンセッティング機構20は、そのテーブルの上の第2の上 昇位置も有している。明らかなように、中間位置にあるピンセッティング機構に より係合されて、テーブル34の受け台から取り上げられるボーリングピンは、 テーブルがそのローディングステーションに戻る後退動作の際に、テーブルより 上に保持されている。その後、ピンセッティング機構を前述の最下位位置に下降 させて、ピンをボーリングレーンの上に載置することができる。 ピンセッティング機構を上昇・下降させるための手段は、本発明の範囲内で幅 広く変化させることができるが、現在のところ好ましいのは、駆動プーリ92に より作動され、遊びプーリ94、96上に伸びる複数(図では3本)のケーブル 90、90の形態である。1個の遊びプーリ94はピンセッティング機構20の 前端部の上に配置されており、そのプーリから機構の前端部へと下垂するケーブ ルを取り付けるようにされている。図1に示される間隔を置いた1対のプーリ9 6、96は、ピンセッティング機構20の後部コーナー部の上に設けられており 、それにより、ケーブル90、90がそこから下方に伸びて、機構へと取り付け る ことができるようになっている。プーリ92のための駆動手段は直流電気モータ 98の形態とすることができる。明らかなように、モータの1方向および他方向 への運転により、ピンセッティング機構の前述の位置への、またその位置からの 必要な垂直動作がもたらされる。 本発明によれば、ピンセッティング機構には、回転テーブル上の受け台の形状 およびボーリングレーン上の形状に正確に一致するボーリングアレイの形状に、 実質的に同一平面内に水平に配列された複数の磁石が含まれている。従来の三角 形に配列されたボーリングピンが10個の場合、ピンセッティング機構20は1 0個の磁石を含んでいるが、その配列は、図10および図11で示されている2 個のそのような磁石100、100と正確に同じである。磁石100の各々は、 それに対応する小さなケーシング102を有しており、そのケーシング102に より真空室104が、磁石100の上に画定されている。このケーシング102 は、それに接続され、ケーシングと磁石を指示する真空線を有している。真空線 106、106は、小さなコネクタ部材108、108へと、次いで、アクチュ エータ110へと伸びている。アクチュエータ110は、選択的に真空室104 、104を吸引する役割と、コネクタ108、108を昇降させてケーシング1 02、102及びその磁石100、100を昇降させる役割を果たしている。各 コネクタ108から上方に支持線112が伸びており、それら支持線112には プーリ114および116が対応しており、又、アクチュエータ110の上端部 にあるマニホールド118に接続されている。明らかなように、アクチュエータ 110は、図11に示されているように膨張されて、それにより支持線112、 112がマニホールド118において上方に移動し、それにより磁石100、1 00およびケーシング102、102を図11に示された位置に下降させること ができる。アクチュエータ110が図10に示されているように縮小すると、支 持線112、112はマニホールド118により下方に引かれ、それによりケー シング102、102および磁石100、100は図示のように上昇させられる 。やはり、図10に示されているように、磁石100、100は、ケーシング1 02、102の真空室104、104を吸引することにより、ケーシング102 、102内で上昇する。吸引は真空線106、106を通して、又、アクチュエ ー タ110の作用により達成され、マニホールド118内の真空室は真空線106 、106を真空発生器(図示されていない)に接続している。コネクタ108、 108はまた環状の重り120、120を保持しており、重り120は、それか らコネクタへと伸びる複数の線122、122により支持されている。重り12 0、120は小さなプレート124、124の形態の分離手段を下方に付勢する 手段として機能している。プレート124、124は、図10に示された下方位 置と図11に示された上方位置との間の、限られた垂直動作をするように配列さ れている。プレート124、124のための環状支持部材128、128に形成 された肩部126、126が、プレートの上方移動を限定している。プレートの 下方移動は、その下の環状部材130、130により限定されている。 再び、図10、図11、図12を参照すると、ピンセッティング機構の動作は 明らかである。図10において、ピンセッティング機構は、ボーリングピン50 、50のアレイの上を下方に移動している。そのような移動は、ピンが回転テー ブル34上にある場合、あるいはボーリングレーン16上にある場合に生じ得る 。アクチュエータ10は収縮した位置にあり、磁石100、100は、ケーシン グ102、102の中で上昇させられている。付勢重り120、120もまた、 分離プレート124、124の上に上昇させられている。 図11では、ピンセッティング機構は、回転テーブル34あるいはボーリング レーンの上で、そのピン係合・取り上げ位置にまで下降した状態にある。ボーリ ングピン50、50の頭部は分離プレート124、124に係合しており、その プレートを上方に付勢している。重り120、120は下降した状態であり、プ レート124、124の上の、付勢位置にある。分離プレートと重りのこの位置 において、プレートは、磁石がピンの頭部に十分な影響を及ぼす前に、ボーリン グピンをそのプレートの下に安定させる役割を果たしている。即ち、磁石100 、100およびケーシング102、102が、最初に、図11の位置である分離 プレートの上に下降すると、磁石は最初図10に示されているような上部位置に 保持されている。その上部位置では、磁石は、十分な程度まで達しない、限られ た程度の磁気的な影響を及ぼすことができ、分離プレートの反対側でその下にあ るボーリングピンの頭部を「捜す」ようになる。それで、図11の右側のボーリ ン グピンは、その分離プレート124の中心から変位しており、「位置ずれ」した 位置にあると言うことができる。即ち、そのピンは、例えば、ボーラーがボーリ ングボールを投げた後、残っている直立ピンを構成する1本であり、突き押され てボーリングレーン上の所定位置からわずかに移動したが、押し倒すには不十分 な力しか働かなかったものとすることができる。図11で明らかなように、対応 する磁石100およびケーシング102は分離プレートの中心から横方向に動く ので、磁石の全影響力がすぐにピンに働く場合に起こるように、ピンを傾けたり 、あるいは変位させたりすることはない。それで、アクチュエータ110が動作 を完了させて、ケーシング102の真空室104の真空状態を解放した状態では 、磁石100は図11の位置に下降し、その下にある「位置ずれ」したボーリン グピン50に今度は全影響力を及ぼし、その後、ピンセッティング機構が上昇す ると、磁石は、「位置ずれ」の位置にあるピンを持ち上げる。 次いで、倒れたピンが下のボーリングレーンから除去されると、ピンセッティ ング機構は再びその最下位位置すなわち排出位置に降下させることができ、それ により右側のピン50は、ボーリングレーンにおいて、それが持ち上げられる前 に占めていた「位置ずれ」の位置と正確に同じ所に載置される。了解されるよう に、アクチュエータの一連の動作、即ち、まず、ケーシング内の真空室の吸入に より磁石がケーシング内で上昇させられた状態で磁石とケーシングを下降させ、 次いで、磁石を下方へと解放させるアクチュエータの働きは、「位置ずれ」した ボーリングピンを効率的に操作するために重要である。図11の左から2番目の 磁石とケーシングについても動作は同じであるが、ボーリングピンが中心に残っ ている、すなわち、「所定位置」にあるので、磁石はケーシング内を単に垂直に 下降して、全影響力をボーリングピンに及ぼす。磁石をケーシング内で、瞬時、 上方に保持している間に「捜し出し」動作を必要とすることはない。 前述のことから、真空発生手段と磁石100、100のケーシング102、1 02内での摺動動作を利用することなく、類似の結果を達成することができるの は明らかである。磁石の最終下降動作を非常に遅く進ませるだけで、あるいは、 分離プレートに極めて接近したときに磁石を瞬間的に停止させ、それから進む動 作をさせるだけで、磁石が分離プレートに係合する前に「位置ずれ」のボーリン グピンの頭部の「捜し出し」を行わせ、それにより、そのようなボーリングピン の傾斜や他の変位を回避させることができる。 勿論、前述の動作は、全部(即ち、10個)のピンを、引渡しステーションに あるテーブル34の上に上昇させ、その後、ピンをボーリングレーン上に載置す る際にも、実行することができる。同様に、ボーラーにより第1投が投げられた とき、1本、あるいはそれ以上のボーリングピンが直立したままであれば、ピン セッティング機構をその最下位位置に下降させ、それにより、そのような残って いるピンの頭部を図11に示されているように係合させ、又、磁気的につかんで 保持させ、その後ピンセッティング機構を上方に移動させることにより、そのピ ンを持ち上げることができる。ボーリングレーンから倒れたボーリングピンを除 去すると、ピンをボーリングレーン上に載置し(即ち、置き直し)、説明した通 りに、ピンの正確な置き直しが達成されることになる。 磁石手段100、100によるボーリングピンの解放も、ピンの頭部および分 離プレート124、124に対して磁石を限定的に垂直移動させる様々な他の手 段によって達成することができる。即ち、磁石100、100およびそのケーシ ング102、102を線106、106によって上昇させ、それによって、分離 プレートを肩部126、126に係合させ、分離プレートの上方移動を限定し、 磁石およびケーシングを引き続いて上方移動させることにより、ボーリングピン の頭部に対する磁石の影響を、最初は減少させ、次いで、解消させることができ る。ボーリングピンの分離および解放は、線106、106による磁石の物理的 な移動と、磁石ケーシング102、102内の真空室104、104の吸引とを 賢明に組み合わせることによって達成できることにも注目すべきである。即ち、 アクチュエータ110とそれに対応する真空生成器を作用させて真空室104、 104を吸引することにより、線106、106を上方に移動させることなく、 ケーシング内の磁石100、100を上昇させることができる。磁石100、1 00がケーシング102、102内で上昇し、ボーリングピン50、50の頭部 に対するその磁気的な影響が減少すると、ピンを解放し、下に載置して、ピンセ ッティング機構20を上昇させることができる。それで、ボーリングピンを磁石 100、100から解放するために、線106、106の上昇だけ、真空室10 4、104の吸引だけ、あるいは、そのような両方の動作の組合せ、を用いるこ とができる。 図13ないし図16は、現在のところ好適な形態における、ピンセッティング 機構およびその磁石、分離手段、等を示すものである。前述のケーブル90、9 0が、ピンセッティング機構20a内において、枠部材132に取り付けられて おり、ピンセッティング機構内で垂直に移動可能なキャリヤ136に搭載された 小さなプーリ134、134の回りを、最初に、巻かれて伸びている。即ち、3 本のケーブル(1本だけが図示されている)90、90には、ピンセッティング 機構20a内で水平方向に間隔を置いた関係に配列された3個のプーリ134、 134と、枠部材(1つだけ、枠部材132が示されている)に固定接続されて プーリの回りに伸びるケーブルとが、それぞれ対応して設けられている。全体と して参照番号138により示されている磁石アセンブリ10個(1個だけが示さ れている)が、キャリヤ136により共通に支持されて、そのキャリヤ136と 共に、ピンセッティング機構20aとの関係で垂直動作できるようにされている 。 磁石アセンブリ138の各々は、液体142が少なくとも部分的に充填された 、そして浮き手段を備えた磁石144を収容している小さなコンテナ140を含 んでいる。コンテナ140にはカバー148が設けられており、スリーブ150 内を垂直に摺動することができる。スリーブ150は、上端部に環状フランジ1 52を有しており、1つあるいはそれ以上のバネ154(1つだけが示されてい る)の形態の付勢手段が、フランジとスリーブを下方に付勢している。図示され た実施形態の場合には、調節バネ156、156がバネ154、154に作用的 に結合している。分離プレート158は、コンテナ140の下に設けられており 、スリーブ150の下端部で、そのスリーブと係合することができる。 図13を参照すると、矢印160により示されているように、ピンセッティン グ機構20aは下方への移動の限界に達している状態と考えることができる。即 ち、ピンセッティング機構は、回転テーブル34上での下方移動において、ある いは、ボーリングレーン16上での下方移動において、上述した停止部材に到達 したものとすることができる。ケーブル90、90の限定された継続的な下方移 動により、今度は、キャリヤ136が、磁石アセンブリ138、138を保持し ながら、ピンセッティング機構内において下方に移動することができる。それで 、磁石アセンブリ138は、図13および図14に示されているように作用する ことができ、ボーリングピンセッター50の頭部が分離プレート158に係合す ることにより、分離プレートによるボーリングピンの初期安定化作用が実現され る。図14では、コンテナ140が、スリーブ150内のその下方移動の際、分 離プレート158の上にあってそれと間隔を置いた関係を保っているが、スリー ブ150は分離プレートと係合した状態にあり、付勢バネ154、154の付勢 により、分離プレートを下方に付勢する役割を果たしている。キャリヤ136が 更に下降し、磁石アセンブリ138が図15の位置に来ると、コンテナ140は その移動の下限に達し、図示されているように分離プレート158に係合する。 すると、コンテナ中の磁石144は、浮き146による上向きの付勢力に抗して 下方に移動して、コンテナの底部に係合し、それにより、分離プレート158の 下にあるボーリングピン50を磁気的につかみ、保持する。図15で実線で示さ れているボーリングピン50は、「所定位置」のボーリングピンと見なすことが でき、他方、破線で示されているボーリングピン50は「位置ずれ」のボーリン グピンと見なすことができる。このように「位置ずれ」のボーリングピンに対す る場合、磁石144および浮き146は、コンテナ140の液体142において 、図15の破線位置へと横方向に動き、それにより、その下のピンを傾けたり他 に変位させることなく、磁気的につかんで保持することになる。図15の位置の 前の図14において、磁気的に部分的に引き付けることにより、上に述べたよう に、磁石と浮きが横方向に動かされる。図16の更に拡大した図は、図15の位 置における各要素を示すものであるが、「所定位置」のボーリングピンだけが示 されている。 逆に、ケーブル90、90が上方に動く場合、前述の一連の動作は、勿論、逆 転され、磁石アセンブリ138はキャリヤ136により上方に運ばれる。図14 において、スリーブ150が分離プレート158をその最下位位置に保持する一 方、磁石144が十分上方に移動した状態にあって、その下にあるボーリングピ ン50に対する磁気的な保持を解放していることに注目することができる。その 後、引き続いてキャリヤが上昇すると、磁石アセンブリ138は図13の位置に 戻り、そのとき、キャリヤ136は枠部材132、132に係合し、ピンセッテ ィング機構20a全体が前述のように上昇する。 これまで、本発明の自動ピンセッターにおいて永久磁石を用いる場合について 専ら扱ってきたが、電磁石を用いることもできることは明らかであろう。図17 および図18は、本発明のエレベータ機構に電磁石を用いる場合を示している。 それで、図17に一部が示されているコンベヤチェーン22aは、それに対応す る整流トラック162を有している。整流トラック162も一部だけが示されて いるが、コンベヤチェーンの長さ全体にわたって、それに沿って隣接して伸びて いる。小さな電磁石164、164が、チェーン22aから伸びる可撓性の電気 導線166、166により下垂している。更に別の導線168、168が、コン ベヤチェーンから整流トラックへと伸びており、又、図18に示されているよう にT字形の端部170、170を持つようにすることができる。T字形端部17 0、170が、整流トラック162内をそれと電気的に導通した状態で摺動する ことにより、電磁石164、165を、コンベヤチェーン22aでの移動経路全 体にわたって、電圧を加えた状態に維持することができることは、容易に理解さ れるであろう。他の構造および動作は、前述の永久磁石の場合と同一にすること ができる。 図19では、図10ないし図12に示されたタイプのピンセッティング機構に おいて、小さな電磁石172が可撓性の電気導線174から下垂している。即ち 、真空線106、106が可撓性の電気導線174、174に取り替えられてい る。分離プレートを参照番号176で示されているように、磁石との関係で設け ることができる。明らかなように、磁石172、172は、磁気的に反応するボ ーリングピンを磁気的につかみ、また解放するための必要に応じて、電圧を加え たり、電圧を加えるのを止めたりすることができる。電磁石172、172は、 先に永久磁石について説明したと同じ方法で垂直に上昇させることができ、ある いは又、最初に、下方に近接したボーリングピンの頭部を「捜し」、その後、そ れを磁気的につかむように、磁石の影響を変化させることは、図20に図示され ているように、単に、磁石を高電圧源(HI V)と低電圧源(LO V)とに 選択的に接続するだけで達成される。それで、磁石172は、それに対応して、 高電圧源 178と低電圧源180を有しており、スイッチ182が、電磁石172を、線 184を介してこれら2つの電圧源に選択的に接続する働きをしている。スイッ チ182はまた、図示されているように、その中間位置で、両方の電圧源から電 磁石を切断する働きもする。それで、磁石に低電圧を加えることにより、下方に 近接したボーリングピンに低レベルの磁気的な影響を及ぼすようにし、それによ り磁石がピンの頭部を「捜す」ようにさせることができる。その後、磁石に高レ ベルの電圧が加えられると、当然、磁石はボーリングピンを磁気的につかみ、保 持する役割を果たす。これまで述べたことは、明らかに磁石の実質的な垂直移動 を行わずに達成することができる。単純なスイッチ動作は、勿論、自動ピンセッ ターに設けた従来のコントローラにより達成することができる。 従来のボーリングピンを磁気的に反応するようにする方法は、本発明によれば 、広く様々な方法がある。図21に最もよく示され凍てるように、小さな永久磁 石186をピン50の頭部の上端部に埋め込むことができ、磁石は最近開発され たアノダイン(anodyne)タイプのものとすることができる。勿論、小さくて力 の強い他のさまざまなタイプを用いることもできる。 図22に示されているように、磁気材料の多数の小さな粒子188、188を 、ボーリングピンの上端部に分散させて、磁気的に反応するボーリングピンを提 供することもできる。磁気粒子は、例えば、ボーリングピンが形成される樹脂に 分散させることができる。 倒れたボーリングピンをボーリングレーンから除去するためのスイーパ機構( 掃出し機構)は、従来のものとすることができ、図1および図3に最も良く示さ れているように、参照番号190で示されるスイーパ部材がコンベヤチェーン1 92(図1では一部が示されている)に枢動可能に搭載されている。スイーパ部 材は、コンベヤチェーンの動きを逆転することにより、1つの方向およびそれと 反対の方向に動き、それにより、倒れたボーリングピンをボーリングレーンから 後方へ、テーブル33の上へと掃き出し、次いで、スタート位置へと戻る。スタ ート位置では、小さなカム部材194により、スイーパ部材190が上方に回動 され、ボーリングレーン上を進行するボーリングボールの邪魔をしないようにさ れている。 本発明の自動ピンセッターは、又、ボーリングボールをつかみ、搬送の際にそ のボールを保持するための、改善されたボーリングボーリング回収装置を含んで いる。図23、図24および図25は、開口198を設けた側壁すなわち「蹴返 し」196に隣接したボール回収装置を図示している。開口198は、それを通 してボーリングボールを外に出す通路となっており、出されたボールは、全体と して参照番号200で示される従来からのボール返却機構に載せられる。図23 に最も良く示されているように、前述の回転テーブル33上のボーリングボール は、そのテーブルが左方にわずかに傾いているため、スイッチ204を備えたバ ックアッププレート202に近接した位置に移動する。バックアッププレート2 02は、そのプレートと「蹴返し」196により定められるコーナーにボールを 保持する。このように図24および図25のボール205のようなボーリングボ ールは、垂直移動可能なロッド208により支持された吸引カップ206の正確 に下の位置に来る。ロッド208は流体シリンダ210により動作させられ、回 動可能なアーム212がロッド208により支持され、又、水平方向に伸びる固 定アーム214に対応させられている。図23に最も良く示されているように、 固定アーム214は、その端部に小さな磁石216を搭載しており、この磁石は 回動可能なアーム212を、図23に実線で示されている水平位置に固定する役 割を果たしている。作動ピンすなわち解放ピン218が、枠部材220に搭載さ れて、固定アーム214に設けられた開口を通して下方に突出しており、回動可 能なアーム212が図23に示された最上位位置に達すると、アーム212はピ ン218に係合する。それで、回動可能なアーム212は下方に付勢されて、磁 石216が及ぼす磁気的な保持力が切断され、アームとボールは重力に付勢され て図23の下方左側に回動し、それにより開口205を通してボーリングボール 205を搬送し、ボール返却機構200に載せる。 明らかなように、真空生成手段(図示されていない)を動作させるためにスイ ッチ204を用いて、吸引カップ206内に真空を生成させ、又、カップ206 とアーム212および214との昇降のために流体シリンダを動作させることが できる。吸引カップ206に複数の区画を設け、各区画がそれぞれ真空生成手段 に接続されるようにするのは好ましい。そうすれば、小さな割合の区画だけがボ ーリングボールに係合してそれをつかむ場合であっても、それをつかむグリッピ ング作用(把持作用)はボールを保持するのに十分であり、ボールに設けられて いるフィンガーホール(指穴)に容易に対応することができる。吸引カップに9 ないし15の区画を設けるのが好ましく、図示されている吸引カップ206の場 合は12の区画が設けられている。 次に、図27以降を参照すると、本発明の第2の実施形態が、全体として参照 番号230で示される自動ピンセッターの形態で図示されている。このピンセッ ターは、図27に概略が示されているエレベータ機構(全体が参照番号232で 示されている)を有しており、その詳細は、幾分略図的な斜視図として図28に 示されている。エレベータ機構232は従来のものとすることができ、垂直方向 に並んだ一連の「階段」、即ち、棚234、234を含んでおり、これらの棚は 互いに間隔をおいて、それぞれボーリングピン236を運ぶようにされている。 ピンは水平方向でどちらかの方向に向いている。即ち、図28の上方の棚234 、234に示されている2本のピンのように、その頭部と底部(即ち、「尾部」 )が逆向きになっていてもよい。ピラミッド形のバッフル部材すなわち緩衝部材 238が、エレベータの下端部の前に配置されており、後方に移動するベルト2 40上でボーリングピンが詰まらないようにされ、又、上方移動する棚234、 234にピンを引き渡す助けとなっている。棚234、234は、エレベータの サイド枠242、242内を連続的に上昇移動するために、図示されていない従 来の手段により駆動されるベルトあるいはチェーンとすることができる。ピラミ ッド形状の部材238の前方に間隔をおいて、ブリッジ部材244が存在してい る。このブリッジ部材244は、図示されているボール246のようなボーリン グボールに係合し、ボールがベルト240を渡って図28で左側の方向に向けら れるようにしているが、ボーリングピン236はその下を通過できるように、十 分な距離だけベルト240の上に上げられている。ベルト240は左方に傾斜し ており、その前端部がボーリングレーン248に隣接して幾分その下にあるので 、レーンの後端部から落ちるボーリングピンをすべて効果的に受けることができ る。 エレベータ機構232の上端部において、図28で一番上のピン236のよう なピンは、図示されていないプッシャ手段により前方に付勢され、全体として参 照番号250、252によって示された左側あるいは右側のシュート装置を通し て、角度をなして落下する。シュート装置250、252はボーリングピン23 6、236を受けて、棚234、234におけるピンの向きに応じて、それを左 側あるいは右側に向ける。即ち、頭端が左側に向き尾端が右側に向いているピン 236の場合、尾端の重さが頭端の重さより重いので、シュート252によって 、右側下方に落下し、直立した姿勢でプラットフォーム254へと到達する。一 番上の下の棚234にある次に続くピン236は、その尾部の重さのために、左 側のシュート250を落下し、直立ピン236に示されているような直立位置で 、シュート250の下端部にあるプラットフォーム255に到達する。 図29において、ボーリングピン236は、図28の右側のプラットフォーム 254上にあるものとして示されており、全体が参照番号258で示されるボー リングピン操作装置により取り上げられる位置にある。操作装置258は、チェ ーンあるいはベルトの形態を取り得るコンベヤ260を有している。コンベヤ2 60は、ピンセッターを横切って水平方向に伸びるローディング行程すなわち取 り上げ行程262と、やはりピンセッターを横切って水平方向に伸びるが行程2 62とは逆方向に移動する排出行程264とを含んでいる。コンベヤ260は、 図示されていない直量モータ等の動力駆動装置によって運転することができ、複 数の磁石手段を、同じ複数のキャリヤバー268、268に搭載された永久磁石 266、266の形態で運搬している。キャリヤバーの各々は、下垂するカム従 動子270をも支持している。キャリヤバー268は枢軸272において枢動可 能に搭載されており、それから磁石266とカム270が互いに間隔をおいて下 垂している。 複数の永久磁石266、キャリヤバー、およびカムが、間隔をおいて同じ様に 搭載されており、図29に示されているように、コンベヤのローディング行程お よび排出行程の両方に沿って進行する。又、下垂しているピン案内部材274が 設けられており、各永久磁石に1つの案内部材が対応している。案内部材は下方 に伸びるワイヤあるいはロッドの形態であり、その下端は、ほぼU字形の部分2 76となって、磁石266により保持されるボーリングピン236を部分的に取 り囲み、案内するようになっている。特に、ボーリングピンを取り上げる際には 、 ピンがある程度揺れる傾向があり、それによりピンが磁石から外れるという不都 合が生じることがあるので、案内部材274、276により、確実に、ピンを案 内し、垂直な姿勢に維持することができる。 図29で実線で示されているキャリヤバー268、磁石266およびカム27 0は、磁石266がプラットフォーム254上のピン236の頭部に係合してお り、ピン236をコンベヤへと取り上げる、即ち、「ローディング」するプロセ スにあるものとして示されている。図29において、左側に破線で示されたカム 従動子270aは、垂直位置で示されており、カム280に対応し、ボーリング ピン236の後に図示されているボーリングピン236aに永久磁石266aが 付着した状態で、カム280の上をカム従動子270aが通過している様子が示 されている。磁石266a、その横バー268a、カム従動子270aからなる アセンブリに対するボーリングピン236aの重さにより、カム従動子はカム2 80の頂面に載せられ、バー268aの搭載に関する小さな付勢力はピン236 aの重さに負かされている。即ち、小さな付勢バネ等を枢軸272に隣接して設 けることにより、永久磁石および支持バーが、バー268b、磁石266b、お よびカム従動子270bとして図示されているような中間位置に来るようにさせ ることができる。図示された中間位置において、コンベヤ260が図29におい て図を見る者の方向に向かって移動するとき、カム従動子270bは、明らかに 、カム280の後部に係合し、カムの後部に設けられた傾斜(図示されていない )によって、カム従動子は実線で示された従動子270の位置に移動する。その 結果、前述のようにボーリングピン236を取り上げるために、磁石266は図 29に示された実線の位置に枢動される。 上記のようにコンベヤ260へと取り上げられた、即ち、ロードされたボーリ ングピン236は、前方ついで左方へと進み、図29において破線で示された左 側の位置(ピン236cの位置)に来る。作用していない低位置281に示され ているカムは、排出装置の一部を形成しており、破線で示された位置281aに 上昇することができる。位置281aにおいて、カムは破線で示されたカム従動 子270cに係合し、その従動子を実線の位置270へと枢動させる。これによ り、次に、永久磁石が実線の位置266へと上方かつ左方に移動されて、ボーリ ングピンを磁石から取り外すために、固定ナイフ、即ち、ナイフ状の分離部材2 82が、ボーリングピン236と永久磁石266との間の裂け目に入り込む。引 き続いて永久磁石が上方かつ左方に移動して破線の位置266cに達することに より、ボーリングピンがそれを支持していた磁石266から確実に問題なく又効 果的に分離される。 次に、図30を参照すると、コンベヤおよび操作装置258から排出されたボ ーリングピンのためのコレータが、全体として参照番号284により示されてお り、図示されているように、好適な例として、一連に並んだ7個のボーリングピ ンホルダ286、286を有している。ピンホルダ286、286は水平方向に 配列されており、又、図27に示されているように、ピンセッターにおいて横方 向に一列に配列されている。好適な例として、これら7つのピンホルダに、上述 の排出装置が一連に7個対応させられている。即ち、コンベヤ260に沿って互 いに間隔をおき、又、ピンセッターを横断して伸びる7つのステーションにおい て、ボーリングピン236が永久磁石から取り外されることにより、ピンがコン ベヤから排出される。勿論、7個よりかなり数の多い永久磁石をコンベヤに設け て、コレータ284のピンホルダ286、286への排出のために、ボーリング ピンをすぐに供給できるようにすることができる。ピンは個々に排出することも でき、あるいは2本以上、あるいは7本のピンを実質的に一斉にコンベヤ260 からコレータ284へと排出することもできる。以下により十分に説明するが、 1つの排出動作の場合、3本のピンが、コレータ284の中心位置に集められす なわち照合され、他の排出動作の場合、7本のボーリングピンがコレータ284 に集められすなわち照合される。勿論、カム281、281を実線の非作用位置 から破線で示された上方の作用位置へと移動させるために働く適切なコントロー ラによって、制御を実施することができる。 図29に戻ると、図面の左側に実線で示されたピン236は、ナイフすなわち ナイフ状部材282の付勢を受けて、磁石266からその下に配置されたピンホ ルダ286へと落下する。各ピンホルダ286は前部および後部ローラ288、 290を有している。ローラ288、290は間隔をおいて角度をなすように配 列されており、それにより、ボーリングピンが図29の下方かつ左方へと振れて 、 取っ手、即ち、フック292により保持されるようになっている。即ち、取っ手 すなわちフック292はボーリングピンの上端部を受けてそれを保持し、下端部 すなわち尾部はピンホルダのローラ288、290に係合している。破線で示し たピン236dのようなボーリングピンの下端部は、ピンホルダから落ちないよ うに、小さなゲートローラ294により拘束されている。それで、容易に理解で きるように、3個のピンが中心の3個のピンホルダ286、286に保持され、 あるいは、7個のピンが7個のピンホルダ286、286に保持される。 ボーリングピンのホルダからの解放については、図31を参照するのが一番理 解しやすい。作動アーム296の後端部には小さな分銅298が設けられている 。又、作動アームに対応するソレノイド300が設けられており、ソレノイドの プランジャ302は、矢印304によって示されているように、分銅298の上 の位置に向かって、また、それから離れるように移動することができる。作動ア ーム296の前端部は、ピンホルダ286の前部下側のローラ288に対応する シャフト306と、ボーリングピンをピンホルダに維持するゲートローラ294 に対応するシャフト308とに、溶接あるいは他の方法で取り付けられている。 ローラ294に対してボーリングピンの重さが掛かると、矢印310で示されて いるように、作動アーム296はその後端部が上昇するように枢動されようとす る。しかし、プランジャ302が図示された位置にあると、作動アームはそのよ うに動作することが妨げられ、ローラ294は、ピンホルダにあるボーリングピ ン236dの下端部を固定する位置に保たれる。プランジャ302が、図31で 右方に引き戻されると、作動アーム296の後端部が上方に枢動し、シャフト3 06が図31で時計方向に回転し、それによりローラ288も同様に回転し、ゲ ートローラ294は矢印312で示された方向に下方かつ前方へと振られ、その 結果、ボーリングピンの下端部が解放される。ローラ288がわずかに回転する と、図29の破線のボーリングピン236eに良く示されているように、ボーリ ングピンの下端部はピンホルダから落下させられる。ローラ294によってボー リングピンの下端部が解放されると、分銅298が作動アーム296とローラ2 94を図31の位置に戻し、プランジャ302は、もう一度、図示されている左 側の位置、即ち、伸長した位置に戻り、分銅298と作動アーム296とローラ 294 を図31の実線の位置に維持する。 図29に戻ると、ピンホルダから解放された、破線で示されたボーリングピン 236eは、重力の付勢により、その上端部か時計回りの方向に振れる傾向があ り、それにより、236fとして図示されているように、上方が開いた受け台3 14にピンの尾端部が配置されて、実質的に垂直な位置をとる。受け台314の 後端部にある小さな案内部材316は、ボーリングピンがそのピンホルダ286 から下降する際、ピンの下端部すなわち尾端部が受け台に向かうのを助けること ができる。 図32ないし図36は、やはり本発明の搬送装置の一部を形成する、キャリヤ と受け台からなるアセンブリを示しており、それは自動ピンセッターの長手方向 に、水平に展開し、また、折りたたむことができ、それによりピンセッターの長 手方向の形状のコンパクト化に重要な貢献をしている。図32では、10個のボ ーリングピンの通常の三角形のボーリングアレイのために、10個の上に開いた 受け台314、314が設けられている。図32に示された受け台の形状は、ピ ンセッティング機構によるキャリヤからのボーリングピンの除去のため、又、そ れに続いて、キャリヤが水平方向に引き戻された後、その下のボーリングレーン 上にピンを載置するためのものである。受け台314、314を指示するために 、キャリヤ部材が、水平かつ横方向に伸びるスラット(小割板)318、320 、322、324の形態で設けられている。スラット318は、前部受け台、す なわち、「先端」受け台314を支持しており、スラット320は、2個の受け 台からなる第2列を支持しており、スラット322は、3個の受け台からなる第 3列、スラット324は、4個の受け台からなる第4列すなわち最後列を支持し ている。スラット318と322は、コネクタ部材326により長手方向に共に 接続されており、スラット320と324は長手コネクタ部材328により接続 されている。更に、受け台314、314は小さなプラットフォーム330、3 30に搭載されており、それらのプラットフォームは、それぞれのスラットから 横方向に突出して、それにより、隣同士のスラットで異なる方向で、受け台を横 方向にずらさせている。即ち、スラット318上の受け台314はそのスラット に対して横方向後方にずらされており、スラット320上の2個の受け台314 、 314は、横方向前方にずらされている。スラット322上の3個の受け台31 4は、横方向後方にずらされており、スラット324上の4個の受け台314は 、前方にずらされている。受け台のずれと、それに対応する、従来からの三角形 アレイのボーリングピンの間の間隔とのために、スラット318と320の上の 受け台は、自動ピンセッターの横方向に伸びる一列に、すなわち、3個の受け台 からなる列に、整列することができる。同様に、スラット322と324の上の 受け台は、自動ピンセッターの横方向に伸びる一列、すなわち、7個の受け台か らなる列に、整列することができる。以下、これが達成される方法について説明 する。 ここで、図32および図33を参照すると、キャリヤの各サイドにおいて、チ ェーンあるいはベルトドライブ330が水平方向に伸び、又、上方行程と下方行 程を備えていることが観察される。ベルトあるいはチェーン330は、図27に 示された適切な直流電気モータ332により、ふさわしい伝動装置334を介し て、運転することができる。スラット318に隣接したキャリヤの前端部は、ベ ルトあるいはチェーン330の下方行程に触れており、下方行程は図34に示さ れているように後方に動くので、スラット318と322は、図示されているよ うに、後方に動き、それによりスラット318と322は互いに非常に接近し、 同様に、スラット322および324も非常に接近する。スラットがこのように 配列すると、スラット318と320の上の受け台314は、図36に示されて いるように、3個が横方向一列に整列し、スラット322と324の上の受け台 は、7個の受け台の列に整列する。図36では、一連の小さなローラ332、3 32がサイドレール334、334に沿って移動して、スラット318−324 とその受け台314、314を支持し、1対のローラ336、336が掛け金機 構を作用させる役割を果たす。即ち、スラットの前方および後方への移動に際に ローラ336、336が小さな傾斜部材338、338と協動して、スラット3 18、320を固定し、又その固定を解除する。図33では、ローラ336、3 36が傾斜部材338、338により上に上げられた状態にあり、それにより、 対応する小さな掛け金340、340が持ち上げられる。キャリヤが後方に引き 込まれて図34の位置にくると、掛け金340、340が落ちて作用位置となり 、 図34に示されているように、一番前方のローラ332、332のシャフト34 2に係合する。このように、掛け金がシャフト342に係合すると、スラットが 更に図35の位置へと後方に移動する際に、スラット318、320、322、 324の相対位置が維持される。続いて、一番前のスラット318が、ベルトあ るいはチェーン330の下方行程の付勢により前方に移動する場合、小さなカム ローラ336、336が再び傾斜部材に係合して、一番前方のローラ332、3 32のシャフト342を解放し、それにより、キャリヤが完全に進展できて、図 32および図33に示されているように受け台が配列される。 ここで、前述したように3本のボーリングピンセッターがコレータ284の中 心位置でコレータのホルダ286、286に置かれる理由が、より良く評価でき る。図35の一番前の受け台の列には3個の受け台が含まれているが、図36に 示されているように、初め、図29の受け台314の位置でローディング動作の 状態にある。明らかなように、中心の3個のピンホルダのソレノイド300、3 00を作動させると、その結果、3個のピンがホルダから排出され、3個の受け 台314、314に載せられる。続いて、チェーン330の下方行程が限られた 程度前方に移動し終えると、後側の7個の受け台が、図35に示された前側の3 個の受け台の位置に来るので、コレータ284から7個のボーリングピンを受け 台に載せることができる。その間、7個のピンをコレータからキャリヤの後ろ側 の7個の受け台へと一斉に排出するためには、勿論、コレータの中央の3個のホ ルダを再充填する必要がある。望ましい動作モードは、この段階で明らかなよう に、最初に3個の受け台がコレータ284から充填され、次いで、後方に配置さ れた7個の受け台が充填され、続いて、キャリヤが完全に前方移動し、展開され て、図32および図33の状態となる。キャリヤが展開されると、ボーリングレ ーン上のボーリングピンの所望の三角形アレイと同じ形状が実現され、本機械の ピンセッティング機構により、ボーリングピンを受け台から一斉に所望の配列状 態で取り上げることができる。 図27に全体として参照番号344で示されたピンセッティング機構は、前述 のものと同様のものであり、図示されたキャリヤと受け台314の上の位置から 垂直に移動することができ、それにより搭載された磁石によってピンを受け台3 14から持ち上げることができる。その後、キャリヤが後方に取り下げられると 、ピンは図示されているように、ボーリングレーン上にボーリングアレイとして 載置される。更に、第1投が投げられた後、ピンセッティング機構を下降させて 、立ったまま残っている1個以上のピンの頭部に磁石を係合させることができる 。ピンは、「所定位置」にあるものも「位置ずれ」しているものも上に上げられ 、スイーパ(図示されていないが、従来の形態のものとすることができる)によ り「デッドウッド」(倒れたピン)をレーンから除去する。 図41は、プーリ348を運転する直流モータ346を示しており、このプー リには、ピンセッティング機構を上昇・下降させるために、3本の線350、3 52、354が動作的に結合されている。図27に最も良く示されているように 、線356が後方に伸びて、分銅360に結合されているのは好ましい。ピンセ ッティング機構を同期させて上昇・下降させるために、全体的な機械コントロー ラと協動する、モータ用の適切なコントローラが、勿論、設けられている。 線350−354の各々は、比較的硬いバネ362(その2つが図示されてい る)により枠に取り付けられている。枠360には10個の同じ様な開口364 が三角形のボーリングアレイの形態に配設されており、図38に最も良く示され ているように、10個の小さなコンテナ366を受けるようにされている。図示 されているように、小さなコンテナ366は、プレート368に集合的に搭載さ れて運ばれるようにすることができる。コンテナ366の各々は、その中に浮き 370を有しており、図39および図40に最もよく示されているように、浮き 370は小さな永久磁石372を搭載している。更に、磁石372が磁石に反応 する材料から離れているときには、コンテナ中の液体374により、浮きは、図 39に示された通常の、即ち作用しない上昇位置にある。液体は、水と自動車用 不凍剤とを混ぜたものとすることができる。 明らかなように、「デッドウッド」の除去作業の際に、ボーリングレーン上で 「位置ずれ」しているボーリングピンの頭部を捜し出すために、磁石と浮きから なるアセンブリ370、372は、ある程度、水平方向に移動することができる 。図39および図40に示されているように、ボーリングピンが「所定位置」に ある場合、あるいは、受け台314に配列されている場合、浮き370とその磁 石 372は単に垂直に下降して、そのコンテナ366の下側の壁に係合し、それに より、その下にあるボーリングピンの磁石に反応する頭部に対して磁気的影響を 及ぼし、その力によりそれを保持する。 前述のことから、ボーリングピンを付着させる、即ち、取り上げる方法は、い まや明らかである。ピンセッティング機構を単に適切な高さまで下降させること により、その下のボーリングピンはコンテナ366の底壁に係合し、それにより 、対応する磁石372が磁気に反応するボーリングピンの頭部に必要な力を及ぼ し、取り上げ動作あるいは付着動作を実施する。本実施形態の単純な構造により 、その後でボーリングピンを磁石とコンテナ366、366から取り外すのに、 分離手段や他の手段は必要ないことが分かる。即ち、直流モータ346を急にス タートさせることにより達成される、ピンセッティング機構の上方への鋭い加速 により、ボーリングピンを「スナップ式」に(即ち、パッと)、解放できること が分かった。そのような急速な上方への加速により、ボーリングピンをコンテナ 366から効率的に解放する即ち取り外すのに、ボーリングピンの重さと慣性で 十分である。このように、キャリヤと受け台から降ろす動作の後、ピンをボーリ ングレーン上にボーリングアレイの形状に載置し、それに続いて、ピンセッティ ング機構を最初に上昇させる際に、急に加速することにより、「スナップ式」に ボーリングピンを解放することができる。同様に、デッドウッドを除去する際に 、ピンセッティング機構を急に上方に加速することにより、再配置された、即ち 、置き直されたボーリングピンを望むとおりに解放することができる。 図42には、ボーリングボール回収機構が図示されている。この回収機構は前 述のブリッジ244と協動して動作し、コンベヤの傾きが、図28のボール24 6のようなボールをボーリングレーンの側壁に向ける役割を果たしている。側壁 の開口380には、センサすなわちスイッチ部材382が設けられており、それ によりドアすなわちゲート384の動作を制御する。各ボーリングボール246 をボール返却コンベヤ(図示されていないが、従来のものとすることができる) へと排出する際に、ドアすなわちゲート384は、ベルト386とプーリ388 により動作させて、1回転させることができる。ドア384は、その破線位置3 84aにおいて開口380を閉鎖し、その実線位置384bにおいてボーリング ボールが通過できるようにドアを開く。ドアが時計回りに回転可能とされ、前縁 すなわちリーディングエッジ390が凹状であるのは、好ましい。凹状の前縁3 90は、偶然にドア開口380の領域に来たボーリングピンをそらさせるのに役 立つ。このように、開口380を通して偶然に意図しないでボーリングピンを排 出することは防止される。 ピンセッターのための制御手段は、本発明の範囲内で様々に変化させることが できるが、上述の様々な機械機能を同期させ、又、相互に関係付けるために適切 にプログラムされた、従来のマイクロプロセッサの形態とすることができる。図 1においては、カメラ222が略図的に図示されており、ボーリングレーン16 の後部とその上のピンを見ることができるように配列されており、図26のコン トローラ224と協動する制御手段の一部を形成するものとすることができる。 上述のように、ピンセッターのさまざまな構成要素のための駆動手段は直流モー タの形態とすることができ、それで、コントローラのためには、様々な直流モー タ用の入力信号と出力信号の両方がある。勿論、様々なモータから、位置、速度 、加速度、およびその他に関するフィードバック信号をコントローラに提供する ことができ、コントローラからの制御信号をモータに提供することができる。例 えば、ゲート38、38のソレノイドに送る適切な制御信号を決定するために、 テーブル34のインデックス位置を表す信号をコントローラに提供することは望 ましい。同様に、ピンセッティング機構を昇降させるためにケーブル駆動直流モ ータに送られる制御信号は、勿論、スイーパ機構を動作させる直流モータに送ら れる制御信号と整合していなければならない。コントローラに送られるボールス イッチ信号は、吸引カップのための真空生成器に送られる制御信号、および、カ ップを支持するロッドのための流体シリンダに送られる制御信号と、タイミング が合っている必要がある。他の同様の同期的また相互に関係した機能も、従来の 方法で、コントローラの制御を受けることができる。 カメラ222については上で詳しく言及しなかったが、自動ピンセッターの動 作効率性を高めることができる。例えば、ボーラーが、その第1投で「ガターボ ール」を投げた場合、掃き出し作業のために、ピンセッティング機構20が下降 して、残っている直立ピンを持ち上げる必要はない。それで、そのような信号を 受け取ると、コントローラはピンセッティング機構にその上昇位置に留まるよう に情報を伝え、ピンセッターの動作サイクルに関して、かなりの時間の節約が達 成される。 同様に、第2投が投げられた後、ボーリングレーン上に直立ピンあるいは倒れた ピンが残っているかどうかの情報をカメラからコントローラに伝え、それに応じ て掃き出し機構(スイーパ機構)が動作させられる。更に、ボーラーにより「ス トライク」が投げられると、コントローラにそれが知らされ、コントローラは、 搬送機構、ピンセッティング機構などの動作を通して、ピンセッターがすぐにレ ーン上に新しいボーリングアレイを提供するように機能させる。カメラ222と コントローラ224に関しては、他にも機能に磨きをかけることが可能である。 前記の記載から、本発明の自動ピンセッターは、比較的簡単かつコンパクトな 設計および構造であり、しかも、非常に効率の高い機能と、最小の維持修理費に よる長い寿命が可能であることは明らかである。本ピンセッターにおける動作部 品の数は、先行技術のピンセッターに比べて、数千から数百へと劇的に減少され ている。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1995年8月3日 【補正内容】 補正後の請求の範囲 1.磁気的に反応するボーリングピンをボーリングレーンの後端に隣接したピッ ト領域から回収し、それを該ボーリングレーンの後端部に載置するための自動ピ ンセッターであって、 順次ボーリングピンを前記ピット領域から回収し、それを上方に搬送してピン 排出ステーションへと引き渡すエレベータ機構、 前記ピン排出ステーションに隣接したローディングステーションにおいて、前 記エレベータ機構からボーリングピンを選択的に受取るようにされ、又、該ピン をボーリングアレイ配列でピン引渡しステーションへと搬送するようにされた搬 送機構、および、 前記ピン引渡しステーションにおいて前記ボーリングアレイ配列のピンを受取 るようにされ、又、該ピンを前記ボーリングレーン上に載置するようにされた、 垂直に移動可能なピンセッティング機構を含み、 前記ピンセッティング機構は、磁気的に反応するピンを磁気的に選択的に保持 ・解放することにより、前記搬送機構から該ピンを取り除き、その後、該ピンを 前記ボーリングレーン上に載置するものである、自動ピンセッター。 2.前記ピンセッティング機構は、前記引渡しステーションと前記ボーリングレ ーン上の前記ボーリングアレイの所望の配置とに垂直方向に正確に整列して、前 述のように垂直に移動可能であり、 該ピンセッティング機構の最上位位置は、該引渡しステーションの上方にそれ と間隔をおいた位置であることを特徴とする請求項1記載の自動ピンセッター。 3.前記ボーリングピンはその上端部において磁気的に反応し、 前記ピンセッティング機構は、その下のボーリングレーン上の所望のボーリン グアレイと正確に対応するボーリングアレイの形状で実質的に同一平面内に配列 された複数の磁石を含むことを特徴とする請求項1記載の自動ピンセッター。 4.前記ピンセッティング機構は、引渡しステーションにある前記搬送機構の上 方でそれに非常に近接した中間位置を有し、該中間位置は、該ピンセッティング 機構の磁石によりボーリングピンをボーリングアレイの配列で該搬送機構から受 け取るための位置であり、 該ピンセッティング機構はピン取り上げ動作の際に上方に移動可能であり、 該ピンセッティング機構が該引渡しステーションから離れて移動する際に、該 ピンセッティング機構は、更に垂直下方に移動して、前記ピンを前記ボーリング レーン上にボーリングアレイの配列で載置するための、最下位位置に達すること ができることを特徴とする請求項1記載の自動ピンセッター。 5.前記ピンセッティング機構の磁石は、その下のボーリングピンを該磁石に選 択的に保持および解放させるための手段を有し、 該手段は、該ピンセッティング機構の前記中間位置において、該磁石に前述の ようにピンを取り上げさせ、又、更に、該ピンセッティング機構の前記最下位位 置において、該磁石が前記ボーリングレーン上に該ピンを解放し載置するように させることを特徴とする請求項4記載の自動ピンセッター。 6.磁気的に反応するボーリングピンを、ボーリングレーンの後端部に載置する ための自動ピンセッターであって、 該ボーリングレーン上にボーリングピンを載置するために、ピン排出位置へと 又そこから移動可能なピンセッティング機構を有し、 該磁気的に反応するボーリングピンを、選択的に保持・解放し、それにより該 ボーリングピンを取り上げ又該ボーリングピンを該ボーリングレーン上に載置す る磁気手段を該ピンセッティング機構が含んでいる自動ピンセッター。 7.前記ボーリングピンはその上端部が磁気的に反応し、 前記ピンセッティング機構が、その下の前記ボーリングレーン上の所望のボー リングアレイに正確に対応するボーリングアレイの形状に、又、実質的に同一の 平面内で水平に、配列された複数の磁石を含むことを特徴とする請求項6記載の 自動ピンセッター。 8.前記ピンセッティング機構の磁石は、該磁石が下方にあるボーリングピンを 選択的に保持および解放するようにさせるために、該磁石に動作的に結び付けら れた手段を有し、 該手段は、該ピンセッティング機構の中間位置で、該磁石がボーリングピンを 取り上げるようにさせ、又、更に、該ピンセッティング機構の前記排出位置にお いて、該磁石が該ボーリングピンを解放して前記ボーリングレーン上に載置する ようにさせることを特徴とする請求項6記載の自動ピンセッター。 9.前記ピンセッティング機構が、それぞれが対応する磁石を収容する複数の小 さなコンテナを含み、 該磁石はその各々に浮き手段が設けられ、又、該コンテナには少なくとも部分 的に液体が充填され、それにより該磁石がそれぞれのコンテナ内において自由に ある程度の水平移動および垂直移動を行うことができ、 該水平移動は、該磁石によるピンの頭部を捜す動作に対応したものであり、 該垂直移動は、該磁石が下方に移動して該コンテナの底に係合し、その結果、 該磁石がピンを保持する動作を行うようにしたものであることを特徴とする請求 項6記載の自動ピンセッター。 10.前記ピンセッティング機構の下でボーリングピンを直立の姿勢で又ボーリ ングアレイの配列で提示するようにしたピン搬送機構を含み、 該ボーリングピンは上端部が磁気的に反応し、 該ピンセッティング機構は、該搬送機構から該ボーリングピンを直立の姿勢で 取り上げるように、又、それに続いて、該ボーリングピンを前記ボーリングレー ン上に直立の姿勢で又ボーリングアレイの配列で載置するように働くことを特徴 とする請求項6記載の自動ピンセッター。 11.少なくとも10本のボーリングピンが設けられ、 前記搬送機構上の前記ボーリングアレイが従来の三角形に配列された10本の ボーリングピンからなり、 前記ピンセッティング機構には同じ配列で10個の磁石が設けられていること を特徴とする請求項10記載の自動ピンセッター。 12.前記ピンセッティング機構が、前記ボーリングレーン上のボーリングアレ イの所定位置に垂直方向で正確に整列して垂直移動するようにされており、 前記搬送機構が、やはり該ボーリングレーン上の該ボーリングアレイと垂直方 向に正確に整列したピン引渡しステーションへと又それから水平方向に移動する ことができ、 該ピンセッティング機構は、ボーリングピンを載置しまたボーリングレーンか ら取り上げるための下方位置および第1と第2の上方位置を有し、 該第1の上方位置は、該搬送機構からボーリングピンを取り上げるための該引 渡しステーションの上方に位置しており、 該第2の上方位置は、該ボーリングピンが該ピンセッティング機構によって該 搬送機構の上方に保持されるとき、該搬送機構が移動できる余地を提供するため に、少なくとも該第1の位置より上方にあることを特徴とする請求項11記載の 自動ピンセッター。 13.ボーリングピンをボーリングレーンの後端に隣接したピット領域から回収 し、該ボーリングレーンの後端部に載置するための自動ピンセッターであって、 磁気的に反応する複数のボーリングピン、 ボーリングピンを前記ピット領域から順次受取り、ピン排出ステーションへと 引き渡すために該ボーリングピンを上方に搬送するためのエレベータ機構、 前記ピン排出ステーションに隣接するローディングステーションにおいて、前 記エレベータ機構から順次ボーリングピンを受け取るようにされ、また更に、該 ボーリングピンをボーリングアレイの配列でピン引渡しステーションへ搬送する ようにされた搬送機構、 ボーリングアレイに配列された前記ボーリングピンを前記ピン引渡しステーシ ョンの上方へ取り上げるようにされ、又、該ボーリングピンをボーリングアレイ の配列で前記ボーリングレーン上に載置するようにされた、垂直に移動可能なピ ンセッティング機構を有し、 該ピンセッティング機構は、磁気的に反応する前記ボーリングピンを磁気的に 選択的に保持および解放し、それにより該ボーリングピンを前記搬送機構から持 ち上げ、その後に該ボーリングピンを前記ボーリングレーン上に載置するための 磁気手段を含んでいる自動ピンセッター。 14.ボーリングレーンの後端部にボーリングピンを載置するための自動ピンセ ッターであって、 磁気的に反応する複数のボーリングピン、 該ボーリングピンを前記ボーリングレーンに載置するための下方位置へまたそ こから移動することができるピンセッティング機構を有し、 該ピンセッティング機構は、磁気的に反応する前記ボーリングピンを選択的に 保持および解放するための、又、それにより該ボーリングピンを取り上げ、前記 ボーリングレーン上に載置するための永久磁石を含んでいる自動ピンセッター。 15.ボーリングピンをボーリングレーンの後端部に載置するための自動ピンセ ッターで用いるための磁気的に反応する複数のボーリングピンであって、 該ピンセッターは、ボーリングピンを前記ボーリングレーン上に載置するため のピンセッティング機構を有し、 該ピンセッティング機構は、磁気的に反応する前記ボーリングピンを選択的に 保持および解放し、それにより該ボーリングピンを取り上げ、前記ボーリングレ ーン上に載置するための永久磁石を含んでいる、磁気的に反応する複数のボーリ ングピン。 16.磁気的に反応するボーリングピンをボーリングレーンの後端に隣接するピ ット領域から回収し、該ボーリングピンを該ボーリングレーンに載置するための 自動ピンセッターであって、 前記ピット領域からボーリングピンを順次回収し、ピン排出ステーションへ引 き渡すために該ボーリングピンを上方に搬送するためのエレベータ機構、 前記ピン排出ステーションにおいて前記エレベータ機構からボーリングピンを 順次受け取るようにされ、また更に、該ピンを三角形のボーリングアレイに配列 してほぼ水平方向で前方へピン引渡しステーションへと搬送するようにされた搬 送機構、 前記ピン引渡しステーションにおいて前記ピンを取り上げ、また、該ボーリン グピンを下降させてボーリングアレイの配列でボーリングレーン上に載置するた めに、該引渡しステーションの上方に位置するようにされた垂直に移動可能なピ ンセッティング機構を有し、 前記ピンセッティング機構は、磁気的に反応するボーリングピンを磁気的に選 択的に保持および解放し、それにより該ボーリングピンを前記引渡しステーショ ンにおいて前記搬送機構から持ち上げ、その後、該ボーリングピンを前記ボーリ ングレーン上にボーリングアレイの配設で載置するための磁気手段を含んでいる 、自動ピンセッター。 17.前記搬送機構が、上方が開口した複数の受け台をその上に備えたキャリヤ を含み、 該受け台は複数のボーリングピンを直立の姿勢で受けて保持するようにされ、 また、該ボーリングピンをボーリングアレイの配列で、前記ピンセッティング機 構の下にある前記ピン引渡しステーションへと引き渡すように配列されているこ とを特徴とする請求項16記載の自動ピンセッター。 18.前記キャリヤが水平方向に展開および収縮することができ、それにより、 選択的に、収縮した状態では前記受け台を複数の平行な直線列に配列し、展開し た状態では従来の三角形のボーリングアレイに配列し、 前記搬送機構は、前記エレベータ機構からボーリングピンを順次受取るための 、又、該ボーリングピンを、前記キャリヤが収縮して前記直線列に配列された前 記受け台に引き渡すための、ピン操作手段を含んでおり、 前記キャリヤは、その後、展開されて、前記ボーリングピンをボーリングアレ イの配列で、前記ピンセッティング機構の下の前記引渡しステーションに引き渡 すことを特徴とする請求項17記載の自動ピンセッター。 19.少なくとも10本の磁気的に反応するボーリングピンが設けられ、前記ボ ーリングアレイは従来の三角形配列の10本のピンからなり、 対応する10個の受け台が前記テーブル上に設けられて、選択的に、2列の直 線列および該従来の三角形のアレイに配列され、 該2列の直線列は、それぞれ3個および7個の受け台を含んでいることを特徴 とする請求項18記載の自動ピンセッター。 20.前記3個の受け台の直線列は、従来の三角形のアレイにおける正面のピン および該正面のピンの後に互いに間隔をおいて配置された2本のピンからなる通 常の2番目の列に対応し、 前記7個の受け台の直線列は、該ボーリングアレイにおける互いに間隔をおい た3本のピンからなる3番目の列と該ボーリングアレイにおける互いに間隔をお いた4本のピンからなる4番目の列とを直線に整列したものに対応していること を特徴とする請求項19記載の自動ピンセッター。 21.前記キャリヤが、 一番前の受け台を支持して水平に移動可能な一番前のキャリヤ部材、 該一番前のキャリヤ部材に対して平行で、それに対して相対的に水平方向に移 動可能であり、又、2個の互いに間隔をおいた前記受け台を搭載している、第2 のキャリヤ部材、 前記第1および第2のキャリヤ部材に平行で、それらに対して相対的に水平方 向に移動可能であり、3個の互いに間隔をおいた受け台からなる前記3番目の列 を搭載している、第3のキャリヤ部材、および、 前記第1、第2、第3のキャリヤ部材に平行で、それらに対して相対的に水平 方向に移動可能であり、4個の互いに間隔をおいた受け台からなる前記4番目の 列を搭載している、第4のキャリヤ部材を含んでいることを特徴とする請求項2 0記載の自動ピンセッター。 22.前記キャリヤ部材が、横方向に移動可能な伸長した互いに平行なスラット の形態を取り、該スラットは、交互のスラットにおいて、反対側の横方向に位置 ずれしたそれぞれの受け台を備えており、それにより、該スラットが横方向に互 いに対して相対的に移動して相互に係合した関係になるときに、隣接したスラッ トの受け台を長手に整列することを特徴とする請求項21記載の自動ピンセッタ ー。 23.前記搬送装置がボーリングピンコレータを含み、 少なくとも1つのピン排出装置が選択的にボーリングピンの通過に適応して、 該ボーリングピンを該コレータに排出することを特徴とする請求項16記載の自 動ピンセッター。 24.前記搬送機構が、前記コレータに隣接してかなりの距離をほぼ水平に直線 的に伸びるコンベヤを含み、 少なくとも2つの水平方向に互いに間隔をおいた排出装置が、該コンベヤの直 線移動経路に隣接して設けられており、 該排出装置は選択的にボーリングピンを該コレータに引き渡すように働くこと ができることを特徴とする請求項23記載の自動ピンセッター。 25.前記ピンホルダの各々が、ボーリングピンをその中に維持するための対応 する可動ゲートを有し、 各ゲートを動作させる手段が設けられて、それにより選択的にボーリングピン をそのホルダから排出させることを特徴とする請求項24記載の自動ピンセッタ ー。 26.前記コンベヤが、磁気的に反応するボーリングピンを直立姿勢でそれぞれ 保持するための、該コンベヤに沿って間隔をおいた、又、該コンベヤに対して下 垂する関係にある複数の磁気手段を含み、 前記排出装置が、ボーリングピンをその磁気手段から切り離し、それにより該 ボーリングピンを前記コレータの前記ピンホルダに落下させるための、選択的に 動作てきる手段を含み、 該コレータは該排出装置のほぼ下に配置されていることを特徴とする請求項2 5記載の自動ピンセッター。 27.ボーリングピンを前記磁気手段から切り離すための前記手段が、前記ボー リングピンの頭部と該磁気手段の底とに隣接する分断動作を行って、該ボーリン グピンと該磁気手段とを分離させて該ボーリングピンを隣接するピンホルダに落 下させることができるナイフ状部材の形態を取ることを特徴とする請求項26記 載の自動ピンセッター。 28.前記磁気手段が永久磁石のタイプであることを特徴とする請求項27記載 の自動ピンセッター。 29.前記コンベヤの移動経路に隣接してローディングステーションが設けられ 、 ボーリングピンを前記ボーリングレーンの後部のピットから順次持ち上げるた めの、又、該ボーリングピンを該ローディングステーションへ直立姿勢で導入す るためのエレベータ機構が設けられ、 前記永久磁石は、前記コンベヤによって搬送するために、該ローディングステ ーションにおいて該ボーリングピンの頭部に係合し該ボーリングピンを保持する ことを特徴とする請求項28記載の自動ピンセッター。 30.前記搬送機構が、上方が開口した複数の受け台をその上に備えたキャリヤ を含み、 該受け台は、複数のボーリングピンを直立姿勢で受けて保持するように、又、 該ボーリングピンをボーリングアレイの配列で、前記ピンセッティング機構の下 にある前記ピン引渡しステーションへと引き渡すように配列されており、 該搬送機構は、又、ボーリングピンを前記受け台に排出するよう配列されたボ ーリングピンコレータと、それに対応する、ボーリングピンを該コレータに載せ るためのピン排出装置とを含み、 該搬送機構は、更に、ボーリングピンをエレベータ機構から受取るための、又 、前記排出装置による付勢によって該ボーリングピンを前記コレータに引き渡す ためのコンベヤを含んでいることを特徴とする請求項16記載の自動ピンセッタ ー。 31.前記キャリヤは水平方向に展開および収縮が可能であり、それによりその 受け台を、収縮した状態では直線の隣接した列に、又、展開した状態では従来の 三角形のボーリングアレイの形状に、選択的に配列することができ、 前記コレータは、前記キャリヤの収縮した状態において、複数のボーリングピ ンを同時に前記受け台に排出するようにされたピンホルダの直線列を含んでいる ことを特徴とする請求項30記載の自動ピンセッター。 32.10個の受け台が設けられて、前記キャリヤの収縮した状態では、該受け 台は、3個の受け台からなる第1列と、7個の受け台からなる第2列とに配列さ れ、 3個のピンおよび7個のピンを、選択的に、それぞれ一斉に該受け台に排出す るために、前記コレータには7個ピンホルダが設けられていることを特徴とする 請求項31記載の自動ピンセッター。 33.前記コンベヤが、ボーリングピンを下垂した直立した姿勢で保持するため の、間隔をおいた磁気手段を含み、 複数の排出装置が、該コンベヤの移動経路に沿って間隔をおいて設けられて、 選択的にボーリングピンをその磁気手段から切り離して、該ボーリングピンを前 記コレータの前記ホルダに落下させるように機能でき、 該コレータは、該コンベヤのほぼ下に位置していることを特徴とする請求項3 2記載の自動ピンセッター。 34.ボーリングレーンとボール返却機構の間の「蹴返し」壁に設けられた開口 、 該開口に動作的に関係して、該開口を選択的に開きまた部分的に閉じるように した回転摺動ドア、 ボーリングボールがドア開口に近接して存在することを示すセンサ、および、 ボーリングボールが前記開口に近接して存在するときに前記ドアを1回転させ る前記ドアのための動作手段を有するボーリングボール回収装置。 35.ボーリングピンをそらさせるために、前記ドアの前縁が凹状であることを 特徴とする請求項34のボーリングボール回収装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,FI,GE,HU,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LK,LV,MD,MG,MN,MW ,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,SI,SK, TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 シマード、キャロル カナダ国、ケベック州 G0A 1E0、 ビュープレ、セント―ガスティヴ 264 (72)発明者 ディオン、ジャン・イヴ カナダ国、ケベック州 G6Z 2V5、 セント―ジャン クリソストーム、デ キ ャネットンズ 814 (72)発明者 ロシュフォート、ルシアン カナダ国、ケベック州 G1E 5L4、 ビューポート、アベ ルーランド 103

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.磁気的に反応するボーリングピンをボーリングレーンの後端に隣接したピッ ト領域から回収し、それを該ボーリングレーンの後端部に載置するための自動ピ ンセッターにおいて、該自動ピンセッターは、 順次ボーリングピンを前記ピット領域から回収し、それを上方に搬送してピン 排出ステーションへと引き渡すエレベータ機構、 前記ピン排出ステーションに隣接したローディングステーションにおいて、前 記エレベータ機構からボーリングピンを選択的に受取るようにされ、又、該ピン をボーリングアレイ配列でピン引渡しステーションへと搬送するようにされた搬 送機構、および、 前記ピン引渡しステーションにおいて前記ボーリングアレイ配列のピンを受取 るようにされ、又、該ピンを前記ボーリングレーン上に載置するようにされた、 垂直に移動可能なピンセッティング機構を含み、 前記ピンセッティング機構は、磁気的に反応するピンを磁気的に選択的に保持 ・解放することにより、前記搬送機構から該ピンを取り除き、その後、該ピンを 前記ボーリングレーン上に載置するものである、自動ピンセッター。 2.前記エレベータ機構に動作的に結び付けられた個々のピンの回収手段であっ て、前記エレベータ機構により上方に搬送するためにボーリングピンを1つ1つ ピット領域から取り上げるためのピン回収手段を含む、請求項1の自動ピンセッ ター。 3.前記ボーリングピンは上端部で磁気的に反応し、前記ピン回収手段は磁気手 段を有し、該ピンは該磁気手段により直立した姿勢で取り上げられ、その後、前 記エレベータ機構、前記搬送機構および前記ピンセッティング機構により直立し た姿勢を保たれることを特徴とする請求項2記載の自動ピンセッター。 4.前記ボーリングピンがその上端部において磁気的に反応することを特徴とす る請求項1記載の自動ピンセッター。 5.各ボーリングピンは、その上端部に埋め込まれた小さな永久磁石を有してい ることを特徴とする請求項4記載の自動ピンセッター。 6.各ボーリングピンは、その上端部全体に分散された磁気材料の多数の小さな 粒子を有していることを特徴とする請求項4記載の自動ピンセッター。 7.前記ボーリングピンは上端部が磁気的に反応し、前記ピン回収手段が一連の 磁石を含み、該磁石の各々が個々のボーリングピンを直立した姿勢で取り上げる ようにしたことを特徴とする請求項2記載の自動ピンセッター。 8.前記ピン回収手段における前記磁石の各々が永久磁石タイプのものであるこ とを特徴とする請求項7記載の自動ピンセッター。 9.前記ピン回収手段における前記磁石の各々が電磁石タイプのものであること を特徴とする請求項7記載の自動ピンセッター。 10.前記エレベータ機構が、前記ピット領域に隣接するそのためのローディン グステーションから前記ピン排出ステーションへと伸びるエンドレスコンベヤを 有しており、 該ピン排出ステーションは、前記ボーリングレーンの上方に、それと間隔をお いて配置されており、 前記ピン回収手段は該コンベヤにより運ばれる複数の磁石を有し、該磁石は該 コンベヤに沿って互いに間隔をおいており、該磁石の各々は、前記エレベータロ ーディングステーションにおいて、そこを通過する際に、磁気的に反応するボー リングピンを取り上げることができることを特徴とする、請求項2記載の自動ピ ンセッター。 11.前記コンベヤは垂直からわずかに傾斜しており、 前記磁石の各々は、上端が該コンベヤに取り付けられ下端が下垂する該磁石を 運ぶようにされた可撓性の線で支持されており、 該可撓性の線は、前記ローディングステーションにおいて、磁気的に反応する ピンを捜す際の、水平方向の移動に対応したものであることを特徴とする請求項 10記載の自動ピンセッター。 12.前記ボーリングピンは上端が磁気的に反応し、それにより、該ボーリング ピンは前記磁石により取り上げられてその下で搬送され、 前記コンベヤの垂直からの前記わずかな傾斜により、該ピンが上昇の際に、該 コンベヤに対して隙間をおいて隣接していることを特徴とする請求項11記載の 自動ピンセッター。 13.前記ボーリングアレイが、従来の三角形に配列された10本のボーリング ピンからなり、 前記コンベヤに沿って、5ないし9個の磁石が実質的に互いに等間隔に設けら れていることを特徴とする請求項10記載の自動ピンセッター。 14.7個ないし8個の磁石が設けられていることを特徴とする請求項13記載 の自動ピンセッター。 15.前記ピン回収磁石の各々が電磁石タイプのものであり、 整流トラックが前記コンベヤに沿いまた隣接して設けられており、 前記磁石支持線が可撓性の電気導線の形態を取っており、 該可撓性の導線の各々が、該コンベヤから該整流トラックに伸びる更に別の導 線に電気的に接続されており、該別の導線は電気的に導通する摺動関係で該整流 トラックに接続されていることを特徴とする請求項11記載の自動ピンセッター 。 16.前記ボーリングピンセッターは上端が磁気的に反応し、下垂した直立の姿 勢で前記ピンセッター回収磁石により運ばれ、 少なくとも1つのゲートが前記ピン排出ステーションに設けられて、ピンを前 記コンベヤから前記搬送機構へと排出するように働くことができることを特徴と する請求項10記載の自動ピンセッター。 17.前記ゲートは、下垂するボーリングピンがそこを通過するのに合わせて開 閉するようにされて、それによりボーリングピンに係合しその通過を阻止し、 それにより、該ボーリングピンがその支持磁石から離されて、前記排出ステー ションの下に配置されている前記搬送機構上へと落下させられることを特徴とす る請求項16記載の自動ピンセッター。 18.前記搬送機構は、ボーリングピンを直立した姿勢で受けるために上方が開 口した複数の受け台をその上に有するインデックス可能な回転テーブルを含み、 該受け台は、同じ複数の数のボーリングピンを直立した姿勢で、又、前述した ようなボーリングアレイの形状で受取り、保持するようにされて配列されており 、 前記ゲートおよびテーブルは同期した関係で動作して、それによりボーリング ピンを該受け台の各々に載せることができることを特徴とする請求項17記載の 自動ピンセッター。 19.前記コンベヤが、前記排出ステーションにおいて、かなりの距離をほぼ水 平方向に直線的に伸び、 水平方向に間隔をおいた少なくとも2つのゲートが、該排出ステーションに、 該コンベヤの直線移動経路に近接して設けられており、 該ゲートは、選択的に、又、前記テーブルの回転インデックス動作に同期して 、動作して、ボーリングピンセッターを前記受け台の各々に載せ、 該受け台の少なくとも2つは、該テーブルの中心から半径方向において異なる 距離に配置されていることを特徴とする請求項18記載の自動ピンセッター。 20.少なくとも10本の磁気的に反応するボーリングピンが設けられて、前記 ボーリングアレイが従来の三角形の配列の10本のピンを含み、 前記テーブル上には10個の受け台が設けられて、該従来の三角形アレイに配 列されており、 2個のゲートが前記のように、該テーブルの中心の上の固定停止部材と組み合 わされて設けられており、 該ゲートは、前記のように、該テーブルの該回転インデックス動作と同期した 関係で動作することができ、 該固定停止部材は、両方のゲートが開いているときにボーリングピンの移動を 阻止し、それにより該ボーリングピンを該テーブル上の中心の受け台に落下させ るように働くことができることを特徴とする請求項19記載の自動ピンセッター 。 21.前記回転テーブル上の前記受け台は、30°およびその倍数の角度の位置 にあり、それにより、該テーブルの30°のインデックス動作6回および60° のインデックス動作3回により充填することができることを特徴とする請求項2 0記載の自動ピンセッター。 22.前記回転テーブルの1つのインデックス位置において該テーブル上の中心 の受け台および少なくとももう1つの受け台が前記コンベヤの移動経路に整列し ており、それにより該1つのテーブル位置における該2つの受け台の充填に貢献 し、 該テーブルが、このように、全部で9つのインデックス位置を有していること を特徴とする請求項21記載の自動ピンセッター。 23.前記インデックス可能な回転テーブルを前記搬送機構の前記ローディング ステーションと前記引渡しステーションとの間で移動させるための手段が設けら れており、 該引渡しステーションは、ボーリングレーン上のボーリングアレイの所望の配 置の上方にそれと間隔をおいて、又、それと垂直方向に正確に整列して位置して いることを特徴とする請求項18記載の自動ピンセッター。 24.前記ピンセッティング機構は、前記引渡しステーションと前記ボーリング レーン上の前記ボーリングアレイの所望の配置とに垂直方向に正確に整列して、 前述のように垂直に移動可能であり、 該ピンセッティング機構の最上位位置は、該引渡しステーションの上方にそれ と間隔をおいた位置であることを特徴とする請求項1記載の自動ピンセッター。 25.前記ボーリングピンはその上端部において磁気的に反応し、 前記ピンセッティング機構は、その下のボーリングレーン上の所望のボーリン グアレイと正確に対応するボーリングアレイの形状で実質的に同一平面内に配列 された複数の磁石を含むことを特徴とする請求項1記載の自動ピンセッター。 26.前記ピンセッティング機構は、引渡しステーションにある前記搬送機構の 上方でそれに非常に近接した中間位置を有し、該中間位置は、該ピンセッティン グ機構の磁石によりボーリングピンをボーリングアレイの配列で該搬送機構から 受け取るための位置であり、 該ピンセッティング機構はピン取り上げ動作の際に上方に移動可能であり、 該ピンセッティング機構が該引渡しステーションから離れて移動する際に、該 ピンセッティング機構は、更に垂直下方に移動して、前記ピンを前記ボーリング レーン上にボーリングアレイの配列で載置するための、最下位位置に達すること ができることを特徴とする請求項1記載の自動ピンセッター。 27.前記ピンセッティング機構の磁石は、その下のボーリングピンを該磁石に 選択的に保持および解放させるための手段を有し、 該手段は、該ピンセッティング機構の前記中間位置において、該磁石に前述の ようにピンを取り上げさせ、又、更に、該ピンセッティング機構の前記最下位位 置において、該磁石が前記ボーリングレーン上に該ピンを解放し載置するように させることを特徴とする請求項26記載の自動ピンセッター。 28.永久磁石が用いられ、 該磁石と動作的に関係する前記手段が、該磁石と下方に近接したボーリングピ ンの頭部との間にあるピンセッティング機構の分離手段と、該分離手段および下 方に近接したボーリングピンの頭部とに対して各磁石をほぼ垂直に少なくとも限 られた距離を上方移動させるための手段と、の形態を取り、 該分離手段は、磁石が該分離手段から上方に移動するとき、ボーリングピンの 頭部が対応して上方に移動するのを阻止する役割を果たし、それにより磁石が該 ボーリングピンを解放するようにさせ、 該分離手段は、磁石が下方に移動して該分離手段に非常に近接するとき、無効 にされて、該磁石が下方に近接するボーリングピンを磁気的に保持することを可 能とされることを特徴とする請求項27記載の自動ピンセッター。 29.前記磁石を垂直に移動させる前記手段が、 各磁石のための個々の支持線と、 該支持線を一斉に上昇および下降させ、それにより、磁石に対応するボーリン グピンを前述のようにそれぞれ解放および保持するようにさせるアクチュエータ 手段との形態を取ることを特徴とする請求項28記載の自動ピンセッター。 30.前記磁石を垂直に移動させるための手段が、 各磁石を摺動可能に受け入れ、又、該磁石の上に小さな真空室を定める個々の ハウジングと、 該真空室を選択的に一斉に吸引し、それにより該磁石を選択的に上昇および下 降させて、下方に近接したボーリングピンを解放および保持させる、対応する真 空手段との形態を取ることを特徴とする請求項28記載の自動ピンセッター。 31.前記磁石に、該磁石を上昇させまた下降させるために協動する真空手段と 移動可能な支持線との両方が設けられていることを特徴とする請求項30記載の 自動ピンセッター。 32.前記分離手段が、それぞれ前記磁石に対応し、又、限定的な垂直動作をす るように個々に前記ピンセッティング機構に搭載された複数の分離プレートから なり、 個々の分離プレートは、下方に近接したボーリングピンが対応する磁石により 保持されるときに該ピンの頭部に通常係合し、対応する磁石が上方に移動すると き、ピンの上方の移動を阻止する役割を果たし、それによりピンを解放させるこ とを特徴とする請求項28記載の自動ピンセッター。 33.前記ピンセッティング機構が最初にピン取り上げ位置に移動するとき、各 分離プレートが、下方に近接するボーリングピンの頭部に最初に係合しして、該 ボーリングピンを安定させることを特徴とする請求項32記載の自動ピンセッタ ー。 34.各分離プレートが、前述のピンを安定させる動作を助ける、対応する下方 付勢手段を有していることを特徴とする請求項33記載の自動ピンセッター。 35.前記磁石がほぼ水平方向にある程度移動できるように支持されており、 該磁石を垂直に移動させるための前記手段が、前記分離手段から所定の距離の 位置に各磁石を配置して、該磁石が対応するボーリングピンに対して、最初に、 該磁石をほぼ水平方向に移動させて該ボーリングピンを捜させる程度に十分な、 しかし、該ボーリングピンを傾斜させたり他の移動をさせるには不十分な程度の 、低レベルの力を及ぼすようにさせる役割を果たすことを特徴とする請求項28 記載の自動ピンセッター。 36.電磁石が用いられ、 該磁石を電源に接続し、それにより選択的に該磁石に電圧を加えまた電圧を加 えないようにして、該磁石が下方に近接したボーリングピンを保持および解放す るようにするためのスイッチ手段が設けられていることを特徴とする請求項26 記載の自動ピンセッター。 37.垂直に移動するプレートが各磁石に設けられ、前記ピンセッティング機構 がピン取り上げ位置に移動するときに、下方に近接したボーリングピンの頭部に 最初に係合して該ボーリングピンを安定する役割を果たすことを特徴とする請求 項36記載の自動ピンセッター。 38.前記磁石は、限定された水平移動ができるように支持され、 該磁石のために、比較的高い電圧源と比較的低い電圧源の両方が設けられ、 前記スイッチ手段は、該磁石を該電圧源に選択的に接続して、該磁石に比較的 高い電圧を加えることにより下方に近接するボーリングピンを保持させ、又、該 磁石に比較的低い電圧を加えることにより水平方向に移動してボーリングピンを 捜させる一方、該ボーリングピンを傾斜させたり他の動きをさせないようにさせ ることを特徴とする請求項27記載の自動ピンセッター。 39.前記磁石が、限定的な垂直移動をするように前記ピンセッティング機構に 搭載されたキャリヤにより共通に支持され、 前記磁石が、選択的に、前記分離手段に実質的に係合するために、又、該分離 手段の上に上昇するために、該分離手段および該磁石は互いに対して相対的に移 動可能であり、 該磁石は、該分離手段に実質的に係合するときに、下方に近接したボーリング ピンを保持する役割を果たし、該分離手段の上に上昇するときに、該ボーリング ピンを解放する役割を果たすことを特徴とする請求項28記載の自動ピンセッタ ー。 40.前記分離手段が、バネにより下方に付勢されて、下方に近接したボーリン グピンの頭部に係合した状態が維持されることを特徴とする請求項39記載の自 動ピンセッター。 41.前記分離手段が、それぞれ前記磁石に対応する複数の分離プレートで、あ る程度垂直に移動するように前記ピンセッティング機構に個々に搭載された分離 プレートの形態を取り、 各分離プレートは、通常、下方に近接するボーリングピンが対応する磁石によ り保持されるとき、該ボーリングピンの頭部に係合し、 又、各分離プレートは、対応する磁石が上方に移動するとき、ピンが上方に移 動するのを阻止して、それにより該ピンを解放させることを特徴とする請求項4 0記載の自動ピンセッター。 42.前記ピンセッティング機構が、複数の小さなコンテナを含み、該コンテナ はそれに対応する磁石をそれぞれ収容しており、 該磁石にはそれぞれ浮き手段が設けられ、又、該コンテナには、それぞれ少な くとも部分的に液体が充填されており、 それにより、該磁石は、それぞれのコンテナ内部において、ある程度水平動作 および垂直動作が自由に可能であり、 該水平動作は、該磁石による捜し出しの動作に適応したものであり、 該垂直動作は、下方移動して該コンテナの底に係合して、その結果磁石による ピンを保持する動作が実現されるものであることを特徴とする請求項1記載の自 動ピンセッター。 43.各コンテナが、ピンの頭部に最初に係合し下に保持するための、バネによ り付勢された対応する垂直摺動可能な部材を有し、それにより、前記磁石が前記 コンテナ内におけるピン保持位置に下降する前に、該ピンを傾斜あるいは他の変 位をしないように保持し、 摺動可能な部材は、又、その付勢バネの付勢により、コンテナが上方に移動す る際に、該ピンを下に保持して、該ピンを確実に該磁石の影響から切り離すこと を特徴とする請求項42記載の自動ピンセッター。 44.磁気的に反応するボーリングピンを、ボーリングレーンの後端部に載置す るための自動ピンセッターにおいて、該自動ピンセッターは、 該ボーリングレーン上にボーリングピンを載置するために、ピン排出位置へと 又そこから移動可能なピンセッティング機構を有し、 該磁気的に反応するボーリングピンを、選択的に保持・解放し、それにより該 ボーリングピンを取り上げ又該ボーリングピンを該ボーリングレーン上に載置す る磁気手段を該ピンセッティング機構が含んでいる自動ピンセッター。 45.前記ボーリングピンはその上端部が磁気的に反応し、 前記ピンセッティング機構が、その下の前記ボーリングレーン上の所望のボー リングアレイに正確に対応するボーリングアレイの形状に、又、実質的に同一の 平面内で水平に、配列された複数の磁石を含むことを特徴とする請求項44記載 の自動ピンセッター。 46.前記ピンセッティング機構の磁石は、該磁石が下方にあるボーリングピン を選択的に保持および解放するようにさせるために、該磁石に動作的に結び付け られた手段を有し、 該手段は、該ピンセッティング機構の中間位置で、該磁石がボーリングピンを 取り上げるようにさせ、又、更に、該ピンセッティング機構の前記排出位置にお いて、該磁石が該ボーリングピンを解放して前記ボーリングレーン上に載置する ようにさせることを特徴とする請求項44記載の自動ピンセッター。 47.前記ピンセッティング機構が、それぞれが対応する磁石を収容する複数の 小さなコンテナを含み、 該磁石はその各々に浮き手段が設けられ、又、該コンテナには少なくとも部分 的に液体が充填され、それにより該磁石がそれぞれのコンテナ内において自由に ある程度の水平移動および垂直移動を行うことができ、 該水平移動は、該磁石によるピンの頭部を捜す動作に対応したものであり、 該垂直移動は、該磁石が下方に移動して該コンテナの底に係合し、その結果、 該磁石がピンを保持する動作を行うようにしたものであることを特徴とする請求 項44記載の自動ピンセッター。 48.前記ピンセッティング機構の下でボーリングピンを直立の姿勢で又ボーリ ングアレイの配列で提示するようにしたピン搬送機構を含み、 該ボーリングピンは上端部が磁気的に反応し、 該ピンセッティング機構は、該搬送機構から該ボーリングピンを直立の姿勢で 取り上げるように、又、それに続いて、該ボーリングピンを前記ボーリングレー ン上に直立の姿勢で又ボーリングアレイの配列で載置するように働くことを特徴 とする請求項44記載の自動ピンセッター。 49.少なくとも10本のボーリングピンが設けられ、 前記搬送機構上の前記ボーリングアレイが従来の三角形に配列された10本の ボーリングピンからなり、 前記ピンセッティング機構には同じ配列で10個の磁石が設けられていること を特徴とする請求項48記載の自動ピンセッター。 50.前記ピンセッティング機構が、前記ボーリングレーン上のボーリングアレ イの所定位置に垂直方向で正確に整列して垂直移動するようにされており、 前記搬送機構が、やはり該ボーリングレーン上の該ボーリングアレイと垂直方 向に正確に整列したピン引渡しステーションへと又それから水平方向に移動する ことができ、 該ピンセッティング機構は、ボーリングピンを載置しまたボーリングレーンか ら取り上げるための下方位置および第1と第2の上方位置を有し、 該第1の上方位置は、該搬送機構からボーリングピンを取り上げるための該引 渡しステーションの上方に位置しており、 該第2の上方位置は、該ボーリングピンが該ピンセッティング機構によって該 搬送機構の上方に保持されるとき、該搬送機構が移動できる余地を提供するため に、少なくとも該第1の位置より上方にあることを特徴とする請求項49記載の 自動ピンセッター。 51.ボーリングピンをボーリングレーンの後端に隣接したピット領域から回収 し、該ボーリングレーンの後端部に載置するための自動ピンセッターにおいて、 該組合せは、 磁気的に反応する複数のボーリングピン、 ボーリングピンを前記ピット領域から順次受取り、ピン排出ステーションへと 引き渡すために該ボーリングピンを上方に搬送するためのエレベータ機構、 前記ピン排出ステーションに隣接するローディングステーションにおいて、前 記エレベータ機構から順次ボーリングピンを受け取るようにされ、また更に、該 ボーリングピンをボーリングアレイの配列でピン引渡しステーションへ搬送する ようにされた搬送機構、 ボーリングアレイに配列された前記ボーリングピンを前記ピン引渡しステーシ ョンの上方へ取り上げるようにされ、又、該ボーリングピンをボーリングアレイ の配列で前記ボーリングレーン上に載置するようにされた、垂直に移動可能なピ ンセッティング機構を有し、 該ピンセッティング機構は、磁気的に反応する前記ボーリングピンを磁気的に 選択的に保持および解放し、それにより該ボーリングピンを前記搬送機構から持 ち上げ、その後に該ボーリングピンを前記ボーリングレーン上に載置するための 磁気手段を含んでいる自動ピンセッター。 52.前記ボーリングピンは上端部で磁気的に反応し、 ピン回収手段に磁気手段が設けられており、 該ボーリングピンはそれにより直立した姿勢で取り上げられ、その後、前記エ レベータ機構、前記搬送機構、および前記ピンセッティング機構により、直立し た姿勢に維持されることを特徴とする請求項51記載の自動ピンセッター。 53.前記ボーリングピンがその上端部で磁気的に反応することを特徴とする請 求項51記載の自動ピンセッター。 54.各ボーリングピンがその上端部に小さな永久磁石が埋めこまれていること を特徴とする請求項53記載の自動ピンセッター。 55.各ボーリングピンがその上端部全体に磁気材料の多数の小さな粒子を分散 されていることを特徴とする請求項53記載の自動ピンセッター。 56.ボーリングレーンの後端部にボーリングピンを載置するための自動ピンセ ッターにおいて、該組合せは、 磁気的に反応する複数のボーリングピン、 該ボーリングピンを前記ボーリングレーンに載置するための下方位置へまたそ こから移動することができるピンセッティング機構を有し、 該ピンセッティング機構は、磁気的に反応する前記ボーリングピンを選択的に 保持および解放するための、又、それにより該ボーリングピンを取り上げ、前記 ボーリングレーン上に載置するための永久磁石を含んでいる自動ピンセッター。 57.前記ボーリングピンはその上端部で磁気的に反応することを特徴とする請 求項56記載の自動ピンセッター。 58.各ボーリングピンがその上端部に小さな永久磁石を埋めこまれていること を特徴とする請求項57記載の自動ピンセッター。 59.各ボーリングピンは磁気材料の多数の小さな粒子がその上端部に分散され ていることを特徴とする請求項56記載の自動ピンセッター。 60.ボーリングピンをボーリングレーンの後端部に載置するための自動ピンセ ッターで用いるための磁気的に反応する複数のボーリングピンであって、 該ピンセッターは、ボーリングピンを前記ボーリングレーン上に載置するため のピンセッティング機構を有し、 該ピンセッティング機構は、磁気的に反応する前記ボーリングピンを選択的に 保持および解放し、それにより該ボーリングピンを取り上げ、前記ボーリングレ ーン上に載置するための永久磁石を含んでいる、磁気的に反応する複数のボーリ ングピン。 61.前記ボーリングピンがその上端部で磁気的に反応することを特徴とする請 求項60の磁気的に反応する複数のボーリングピン。 62.各ボーリングピンがその上端部に小さな永久磁石が埋めこまれていること を特徴とする請求項60の磁気的に反応する複数のボーリングピン。 63.各ボーリングピンはその上端部全体に磁気材料の多数の小さな粒子が分散 されていることを特徴とする請求項61の磁気的に反応する複数のボーリングピ ン。 64.磁気的に反応するボーリングピンをボーリングレーンの後端に隣接するピ ット領域から回収し、該ボーリングピンを該ボーリングレーンに載置するための 自動ピンセッターにおいて、該自動ピンセッターは、 前記ピット領域からボーリングピンを順次回収し、ピン排出ステーションへ引 き渡すために該ボーリングピンを上方に搬送するためのエレベータ機構、 前記ピン排出ステーションにおいて前記エレベータ機構からボーリングピンを 順次受け取るようにされ、また更に、該ピンを三角形のボーリングアレイに配列 してほぼ水平方向で前方へピン引渡しステーションへと搬送するようにされた搬 送機構、 前記ピン引渡しステーションにおいて前記ピンを取り上げ、また、該ボーリン グピンを下降させてボーリングアレイの配列でボーリングレーン上に載置するた めに、該引渡しステーションの上方に位置するようにされた垂直に移動可能なピ ンセッティング機構を有し、 前記ピンセッティング機構は、磁気的に反応するボーリングピンを磁気的に選 択的に保持および解放し、それにより該ボーリングピンを前記引渡しステーショ ンにおいて前記搬送機構から持ち上げ、その後、該ボーリングピンを前記ボーリ ングレーン上にボーリングアレイの配設で載置するための磁気手段を含んでいる 、自動ピンセッター。 65.前記搬送機構が、上方が開口した複数の受け台をその上に備えたキャリヤ を含み、 該受け台は複数のボーリングピンを直立の姿勢で受けて保持するようにされ、 また、該ボーリングピンをボーリングアレイの配列で、前記ピンセッティング機 構の下にある前記ピン引渡しステーションへと引き渡すように配列されているこ とを特徴とする請求項64記載の自動ピンセッター。 66.前記キャリヤが水平方向に展開および収縮することができ、それにより、 選択的に、収縮した状態では前記受け台を複数の平行な直線列に配列し、展開し た状態では従来の三角形のボーリングアレイに配列し、 前記搬送機構は、前記エレベータ機構からボーリングピンを順次受取るための 、又、該ボーリングピンを、前記キャリヤが収縮して前記直線列に配列された前 記受け台に引き渡すための、ピン操作手段を含んでおり、 前記キャリヤは、その後、展開されて、前記ボーリングピンをボーリングアレ イの配列で、前記ピンセッティング機構の下の前記引渡しステーションに引き渡 すことを特徴とする請求項65記載の自動ピンセッター。 67.少なくとも10本の磁気的に反応するボーリングピンが設けられ、前記ボ ーリングアレイは従来の三角形配列の10本のピンからなり、 対応する10個の受け台が前記テーブル上に設けられて、選択的に、2列の直 線列および該従来の三角形のアレイに配列され、 該2列の直線列は、それぞれ3個および7個の受け台を含んでいることを特徴 とする請求項66記載の自動ピンセッター。 68.前記3個の受け台の直線列は、従来の三角形のアレイにおける正面のピン および該正面のピンの後に互いに間隔をおいて配置された2本のピンからなる通 常の2番目の列に対応し、 前記7個の受け台の直線列は、該ボーリングアレイにおける互いに間隔をおい た3本のピンからなる3番目の列と該ボーリングアレイにおける互いに間隔をお いた4本のピンからなる4番目の列とを直線に整列したものに対応していること を特徴とする請求項67記載の自動ピンセッター。 69.前記キャリヤが、 一番前の受け台を支持して水平に移動可能な一番前のキャリヤ部材、 該一番前のキャリヤ部材に対して平行で、それに対して相対的に水平方向に移 動可能であり、又、2個の互いに間隔をおいた前記受け台を搭載している、第2 のキャリヤ部材、 前記第1および第2のキャリヤ部材に平行で、それらに対して相対的に水平方 向に移動可能であり、3個の互いに間隔をおいた受け台からなる前記3番目の列 を搭載している、第3のキャリヤ部材、および、 前記第1、第2、第3のキャリヤ部材に平行で、それらに対して相対的に水平 方向に移動可能であり、4個の互いに間隔をおいた受け台からなる前記4番目の 列を搭載している、第4のキャリヤ部材を含んでいることを特徴とする請求項6 8記載の自動ピンセッター。 70.前記キャリヤ部材が、横方向に移動可能な伸長した互いに平行なスラット の形態を取り、該スラットは、交互のスラットにおいて、反対側の横方向に位置 ずれしたそれぞれの受け台を備えており、それにより、該スラットが横方向に互 いに対して相対的に移動して相互に係合した関係になるときに、隣接したスラッ トの受け台を長手に整列することを特徴とする請求項69記載の自動ピンセッタ ー。 71.前記搬送装置がボーリングピンコレータ含み、 少なくとも1つのピン排出装置が選択的にボーリングピンの通過に適応して、 該ボーリングピンを該コレータに排出することを特徴とする請求項64記載の自 動ピンセッター。 72.前記搬送機構が、前記コレータに隣接してかなりの距離をほぼ水平に直線 的に伸びるコンベヤを含み、 少なくとも2つの水平方向に互いに間隔をおいた排出装置が、該コンベヤの直 線移動経路に隣接して設けられており、 該排出装置は選択的にボーリングピンを該コレータに引き渡すように働くこと ができることを特徴とする請求項71記載の自動ピンセッター。 73.前記ピンホルダの各々が、ボーリングピンをその中に維持するための対応 する可動ゲートを有し、 各ゲートを動作させる手段が設けられて、それにより選択的にボーリングピン をそのホルダから排出させることを特徴とする請求項72記載の自動ピンセッタ ー。 74.前記コンベヤが、磁気的に反応するボーリングピンを直立姿勢でそれぞれ 保持するための、該コンベヤに沿って間隔をおいた、又、該コンベヤに対して下 垂する関係にある複数の磁気手段を含み、 前記排出装置が、ボーリングピンをその磁気手段から切り離し、それにより該 ボーリングピンを前記コレータの前記ピンホルダに落下させるための、選択的に 動作てきる手段を含み、 該コレータは該排出装置のほぼ下に配置されていることを特徴とする請求項7 3記載の自動ピンセッター。 75.ボーリングピンを前記磁気手段から切り離すための前記手段が、前記ボー リングピンの頭部と該磁気手段の底とに隣接する分断動作を行って、該ボーリン グピンと該磁気手段とを分離させて該ボーリングピンを隣接するピンホルダに落 下させることができるナイフ状部材の形態を取ることを特徴とする請求項74記 載の自動ピンセッター。 76.前記磁気手段が永久磁石のタイプであることを特徴とする請求項75記載 の自動ピンセッター。 77.前記コンベヤの移動経路に隣接してローディングステーションが設けられ 、 ボーリングピンを前記ボーリングレーンの後部のピットから順次持ち上げるた めの、又、該ボーリングピンを該ローディングステーションへ直立姿勢で導入す るためのエレベータ機構が設けられ、 前記永久磁石は、前記コンベヤによって搬送するために、該ローディングステ ーションにおいて該ボーリングピンの頭部に係合し該ボーリングピンを保持する ことを特徴とする請求項76記載の自動ピンセッター。 78.前記搬送機構が、上方が開口した複数の受け台をその上に備えたキャリヤ を含み、 該受け台は、複数のボーリングピンを直立姿勢で受けて保持するように、又、 該ボーリングピンをボーリングアレイの配列で、前記ピンセッティング機構の下 にある前記ピン引渡しステーションへと引き渡すように配列されており、 該搬送機構は、又、ボーリングピンを前記受け台に排出するよう配列されたボ ーリングピンコレータと、それに対応する、ボーリングピンを該コレータに載せ るためのピン排出装置とを含み、 該搬送機構は、更に、ボーリングピンをエレベータ機構から受取るための、又 、前記排出装置による付勢によって該ボーリングピンを前記コレータに引き渡す ためのコンベヤを含んでいることを特徴とする請求項64記載の自動ピンセッタ ー。 79.前記キャリヤは水平方向に展開および収縮が可能であり、それによりその 受け台を、収縮した状態では直線の隣接した列に、又、展開した状態では従来の 三角形のボーリングアレイの形状に、選択的に配列することができ、 前記コレータは、前記キャリヤの収縮した状態において、複数のボーリングピ ンを同時に前記受け台に排出するようにされたピンホルダの直線列を含んでいる ことを特徴とする請求項78記載の自動ピンセッター。 80.10個の受け台が設けられて、前記キャリヤの収縮した状態では、該受け 台は、3個の受け台からなる第1列と、7個の受け台からなる第2列とに配列さ れ、 3個のピンおよび7個のピンを、選択的に、それぞれ一斉に該受け台に排出す るために、前記コレータには7個ピンホルダが設けられていることを特徴とする 請求項79記載の自動ピンセッター。 81.前記コンベヤが、ボーリングピンを下垂した直立した姿勢で保持するため の、間隔をおいた磁気手段を含み、 複数の排出装置が、該コンベヤの移動経路に沿って間隔をおいて設けられて、 選択的にボーリングピンをその磁気手段から切り離して、該ボーリングピンを前 記コレータの前記ホルダに落下させるように機能でき、 該コレータは、該コンベヤのほぼ下に位置していることを特徴とする請求項8 0記載の自動ピンセッター。 82.ボーリングレーンとボール返却機構の間の「蹴返し」壁に設けられた開口 、 該開口に動作的に関係して、該開口を選択的に開きまた部分的に閉じるように した回転摺動ドア、 ボーリングボールがドア開口に近接して存在することを示すセンサ、および、 ボーリングボールが前記開口に近接して存在するときに前記ドアを1回転させ る前記ドアのための動作手段を有するボーリングボール回収装置。 83.ボーリングピンをそらさせるために、前記ドアの前縁が凹状であることを 特徴とする請求項82のボーリングボール回収装置。
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