JP4698814B2 - ビリヤード球を使用するボーリング遊技機 - Google Patents

ビリヤード球を使用するボーリング遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4698814B2
JP4698814B2 JP2000319564A JP2000319564A JP4698814B2 JP 4698814 B2 JP4698814 B2 JP 4698814B2 JP 2000319564 A JP2000319564 A JP 2000319564A JP 2000319564 A JP2000319564 A JP 2000319564A JP 4698814 B2 JP4698814 B2 JP 4698814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
stand
storage
bowling
pins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000319564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002119634A (ja
Inventor
美亜 宇都
Original Assignee
株式会社シーディック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シーディック filed Critical 株式会社シーディック
Priority to JP2000319564A priority Critical patent/JP4698814B2/ja
Publication of JP2002119634A publication Critical patent/JP2002119634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4698814B2 publication Critical patent/JP4698814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ボーリング遊技機に関し、特にボーリング遊技において使用されているボーリングボールを使用するのではなく、ビリヤードの球をそのまま使用して遊技できるようにしたボーリング遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常のボーリング遊技は、直径21.5cmのボール(重さは4.54Kg〜7.25Kgの7段階に分けられる)を使用して、18.28m〜23.42m先に立ててある、最大直径が12.1cmで高さが37.5cmのピンの10本を倒すことにより行うものであり、最近、再び脚光を浴びてきているものである。そして、この通常のボーリング遊技は、前記ボールを2回投げたときの点数を競うものであって、これはこれで全身運動にもなる楽しい遊技である。
【0003】
一方、古くから行われている他の遊技として、ビリヤードがあるが、ビリヤードでは球をキューによって突くとともに、長方形状に形成されているクッション枠内での球の反射を利用していて、これまた楽しい遊技である。
【0004】
すなわち、ビリヤードでは、キューで球を突く位置や角度を調整することにより、球に回転を与えて複雑な動きをさせ、クッション枠での反射をどうするか等、様々な知的予測を行うおもしろい遊技が行える反面、ボーリング遊技におけるような、第1投で10本のピンを倒したときのそう快感はえ難いものとなっている。これに対して、ボーリング遊技では、そのための相当広い遊技場を用意しなければならず、簡単には、ボーリング遊技機を設置することはできない。要するに、通常のボーリング遊技やビリヤードでは、それぞれ一長一短があるものなのである。
【0005】
そこで、本発明は、ビリヤードの良さと、ボーリング遊技の良さの両方を生かすことはできないかと検討してきた結果、ボーリングボールをビリヤードの球に置き換えたらよいのでは、ということに思い致ったのである。ところが、今あるボーリング遊技機をそのまま使用しても、全くビリヤードのスケールには合わないことに気づき、本発明を完成したのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の経緯に基づいてなされたもので、その目的とするところは、ビリヤードとボーリング遊技の両方の楽しさを一つにすることである。
【0007】
すなわち、まず請求項1に係る発明の目的とするところは、ビリヤードの面白さをも有したボーリング遊技機を提供するとともに、全体の高さを低くすることができて設置場所の工夫が不変となり、ピンの供給を効率良くかつ円滑に行うことのできるボーリング遊技機を提供することにある。
【0008】
さらに、請求項2〜請求項3に係る発明の目的とするところは、請求項1に係るボーリング遊技機の各構成部材をそれぞれ具体化して、ビリヤード球によるボーリング遊技を効率的に行えるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、まず、
「ビリヤード球30と、高さを11.43〜11.61センチメートルとしたピン20と、このピン20を先端のピン立て部11上に並べる長さが5.57〜7.14メートルのレーン10とを備えて、このレーン10上の手前端部においたビリヤード球30をキューで打つことにより、ピン立て部11上のピン20を倒してボーリングと同じルールに基づいた遊技を行うようにしたこと」
である。
【0010】
すなわち、この請求項1のボーリング遊技機100は、ビリヤード球30をレーン10の手前端部からキューによって打つことにより、レーン10の先端にあるピン立て部11上の10本のピン20を倒すことにより、通常のボーリング遊技と同じルールに従ってボーリング遊技が行えるようにしたものであり、そのために、このボーリング遊技機100を構成するレーン10やその上に並べるピン20を、ビリヤードの球30の直径をボーリング遊技に使用するボールの直径で除した数値に縮小したものである。すなわち、この請求項1に係るボーリング遊技機100は、現在一般的に使用されているレーンを、ビリヤード遊技において使用されている球30の直径を通常のボーリングボールの直径で除した数値、つまり、1/3.28に、幅及び長さを縮小したレーン10を有している。具体的には、このレーン10の長さは5.57〜7.14メートルであり、幅は325ミリメートルであって、所謂ガーター部分の幅は70ミリメートルとしてある。勿論、各ピン20も、通常のそれを1/3.28倍したものであり、高さが11.43〜11.61センチメートルのものとしてある。
【0011】
従って、このボーリング遊技機100は、まず、ビリヤード球30をキューで打つという、通常のビリヤードにおける知的遊技を楽しめるだけでなく、第1打で10本のピン20全てを倒す、通常のボーリング遊技における所謂「ストライク」をとったときのそう快感をも得ることができて、ビリヤードの面白さをも有したボーリング遊技が行えるのである。
【0012】
また、上記のボーリング遊技機100については、
「ビリヤード球30と、高さを11.43〜11.61センチメートルとしたピン20と、このピン20を先端のピン立て部11上に並べる長さが5.57〜7.14メートルのレーン10とを備えて、このレーン10上の手前端部においたビリヤード球30をキューで打つことにより、ピン立て部11上のピン20を倒してボーリングと同じルールに基づいた遊技を行うようにしたこと」
とともに、
「レーン11の後端部に配置したピン回収装置40と、このピン回収装置40の下方に配置されて、各ピン20の10本を正三角形状に配列して収納するピン20収納搬送装置50と、このピン収納搬送装置50から各ピン20を受け取り、これら各ピン20をピン立て部11上に押し上げるピン押上装置60とを備えて、
ピン回収装置40にて回収した各ピン20を、ボーリング遊技が行える状態に整列したまま、ピン押上装置60によって再びピン立て部11上に並べることができるようにした」
ものである。
【0013】
すなわち、この請求項1のボーリング遊技機100は、レーン10の後端側からピン立て部11の下部にかけて、各ピン20を回収して1本づつ次に送り込むピン回収装置40と、このピン回収装置40から受け取った各ピン20を規定された配列に並べるとともに、ピン立て部11の下部に向けて送り込むピン収納搬送装置50と、このピン収納搬送装置50から受け取った各ピン20をピン立て部11上に押し上げるピン押上装置60とを備えたものとしたものである。
【0014】
以上のように、ピン回収装置40、ピン収納搬送装置50、及びピン押上装置60を配置したことによって、当該ボーリング遊技機100の先端部は、図1にも示すように、人の背丈程の高さのものとなり、当該ボーリング遊技機100全体を通常の部屋の中へ十分設置できるものとし得るものである。勿論、各ピン回収装置40、ピン収納搬送装置50、及びピン押上装置60によって、ゲーム終了時における各ピン20の排除や並べ直しは自動的に行え、当該ボーリング遊技機100によるボーリング遊技を中断することもないのである。
【0015】
また、ピン収納搬送装置50を、各ピン20が1本づつ投入されて、ピン立て部11上のピン立て位置にそれぞれ対応する10個の第1ピン収納筒52と、これらの第1ピン収納筒52を支持して前後動されるピン収納台51と、このピン収納台51に組付けられて、前進端に移動したときに、各第1ピン収納筒52の底部を開放する第1シャッタ板53とを備えたものとしたから、ピン立て部11のピン出し穴11aに合わせた状態で各ピン20を配列しながらピン出し穴11aの下方に搬送できるものとし得るのである。
【0016】
なお、このボーリング遊技機100においては、後述する実施形態にても説明するように、ピン立て部11上の倒れたり不要となったピン20をピン排除穴12から排除するためのピン排除装置10aが設けてあるものである。このピン排除装置10aは、図5及び図6に示すようにピン立て部11の両側にて駆動モータ15により往復駆動される互いに平行な2本の駆動チェーン14を有していて、これら各駆動チェーン14に、連結ブロック14aを介して一枚の排除バー13が、レーン10と直交しながらレーン10の方向に往復動し得るように連結してある。従って、この排除バー13は、図5の図示右上部分に示すように、ボーリング遊技中はピン立て部11の上方に位置していて、各ピン20を排除する際には、各駆動チェーン14の動きに伴って下降するとともに、ピン立て部11上を前進後退して、ピン20の排除を行うことになるのである。
【0017】
従って、この請求項1に係るボーリング遊技機100は、ビリヤード球30をキューで打つという、通常のビリヤードにおける知的遊技を楽しめるだけでなく、第1打で10本のピン20全てを倒す、通常のボーリング遊技における所謂「ストライク」をとったときのそう快感をも得ることができて、ビリヤードの面白さをも有したボーリング遊技が行えるだけでなく、全体の高さを低くすることができて設置場所の工夫が不変となり、ピン20の供給を効率良くかつ円滑に行うことのできるものとし得るのである。
【0018】
そして、上記課題を解決するために、請求項2〜請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1に係るボーリング遊技機100について、それぞれ、
「ピン回収装置40を、ピン立て部11の後端に配置されて、底部が傾斜している回収バケット41と、この回収バケット41内にて回転して、各ピン20を1本ずつ持ち上げて上端開口41aに供給する回転板42と、上端開口41aからの各ピン20を受け取って下方の所定位置に落下させる案内樋43とを備えたものとしたこと」(請求項2)
であり、
「ピン押上装置60を、各ピン20が1本づつ投入されて、ピン立て部11上のピン立て位置にそれぞれ対応する10個の第2ピン収納筒62と、これらの第2ピン収納筒62を支持してピン立て部11の下方に配置され、カウンターウエイト61aの作用により常に上昇すべく付勢される上昇台61と、この上昇台61に追随すべく組付けられて、各第2ピン収納筒62の底部に係止されるピン押上棒64を有した上下動台63とを備えたものとしたこと」(請求項3
である。
【0019】
すなわち、これら請求項2〜請求項3に係るボーリング遊技機100は、請求項1に係るボーリング遊技機100を構成しているピン回収装置40、ピン収納搬送装置50及びピン押上装置60についてそれぞれ上記のように具体的に構成することにより、各ピン20の回収、ピン押上装置60までの搬送、及び各ピン20のピン立て部11上までの押上げを効率的に行えるようにしたものである。以下、各ピン20の動きを中心にして、各請求項2〜請求項3に係るボーリング遊技機100の作用について具体的に説明していくと、次の通りである。
【0020】
後述する実施の形態で説明するピン排除装置10a等によって、レーン10の後端部のピン排除穴12から排除された各ピン20は、図3に示すように、ピン回収装置40側に落下する。勿論、このとき、使用されたビリヤード球30は、図示しない選択装置によってピン20と区別され、レーン10の下側に配置されている戻り通路によって、図1の右下部に示したビリヤード球30のように、遊技者の手元に戻される。
【0021】
ピン回収装置40は、落下してきた各ピン20を受け取るのであるが、このピン回収装置40内には回転板42が駆動モータ42aによって回転駆動されていて、この回転板42の外周に形成してあるピン収納溝内にピン20が1本づつ捕捉される。捕捉された各ピン20は、回転板42の回転によって、ピン回収装置40の上端に形成してある上端開口41aまで運ばれる。この上端開口41aはその下側にある案内樋43に連通しているから、各ピン20はこの案内樋43内に落下する。この案内樋43の先端は、次に述べるピン収納搬送装置50における第1ピン収納筒52に向けて開口しているから、各ピン20はこのピン収納搬送装置50側の各第1ピン収納筒52内に落下することになる。
【0022】
なお、この案内樋43内を滑り落ちていく各ピン20の方向は、細い方が先であったり、この逆であったりで一定していない。そこで、後述する実施形態の案内樋43では、その途中の各ピン20が滑り落ちる面に、ピン20の先端よりは大きいが、ピン20の下部よりも小さい長穴を形成している。この長穴を、ピン20が太い側から通ればそのまま通過させる。(後方の細い部分は前方の太い部分が長穴を通過してしまうことから、長穴内に落ち込むことはない)一方、ピン20が細い側から落下してくればこの細い部分が長穴内に少し落ち込み、後方の太い部分によりさらに押される。そうすると、ピン20はその略中央部分において長穴の下端開口縁にひっかかり、このひっかかり部分を中心にしてそれまでの滑落慣性力によって半転する。つまり、後方であった太い部分が案内樋43内で持ち上がり、ピン20は結局それまでの方向に対して半転し、太い側を先にして案内樋43の先端から落下するのである。つまり、ピン20がいずれの方向で案内樋43内に落下しようとも、その先端からピン収納搬送装置50側に落下するまでには、全て太い方を先にするという整列がなされることになるのである。
【0023】
さて、以上の案内樋43から落下してくる各ピン20は、ピン収納搬送装置50によってどのように受け取られ、どのように、ピン立て部11の下方に供給されるのかは、次の通りである。
【0024】
通常のボーリングのルールに基づいた遊技を行うためには、合計10本のピン20を、図13等に示すように、正三角形状に並べなければならないが、ピン回収装置40側の案内樋43は1本であり、しかも略固定的になっているから、ピン収納搬送装置50側でこれに対応しなければならない。そこで、このピン収納搬送装置50においては、まず図13の(a)中に示した台回転モータ55によって回転させるピン収納台51を、この台回転モータ55とともに機枠に対して水平方向に移動可能に組み付けておき、このピン収納台51に、例えば図12に示すような第1ピン収納筒52の10個を、図13等に示したように正三角形状に取付たものとしたのである。
【0025】
このようにすることにより、例えば、ピン回収装置40側の案内樋43の先端が、図13中の(a)のa1 で示した位置となるようにすれば、案内樋43からのピン20は、正三角形の中心に位置している第1ピン収納筒52内に落下させ得る。また、案内樋43の先端が、図13の(a)に示した線a2 になるようにピン収納台51を移動させて(この移動は駆動モータ50aによって駆動される搬送チェーンによりなされる)、そこでピン収納台51を回転させれば、ピン収納台51上で正六角形を形作っている6個の第1ピン収納筒52内にピン20を収納し得るし、a3 上になるようにピン収納台51を移動させて回転させれば、最外周に位置して正三角形を形作っている3個の第1ピン収納筒52内へのピン20の投入が可能となるのである。
【0026】
さて、各第1ピン収納筒52内にピン20が投入されたときには、図11に示す第1シャッタ板53が、図12の(a)及び図13の(b)に示す位置にあって、ピン収納台51側のピン落し穴51aは閉じられた状態にある。ここで、駆動モータ50aによってチェーンが駆動されて、ピン収納台51が図3中の右側に示した位置、つまり図14に示した位置にまで台回転モータ55や第1シャッタ板53とともに搬送されると、このピン収納台51上等に設けてあったシャッタ板駆動レバー54の一端が、図14の(b)に示すように、機枠側のストッパに係止するとともに第1シャッタ板53を前方側に押す。
【0027】
この第1シャッタ板53には、図11に示すように、ピン落し穴53aが10個形成してあり、シャッタ板駆動レバー54によって当該第1シャッタ板53が前方へ押し出されることにより、これら各ピン落し穴53aが、図12の(b)に示したように、ピン収納台51側のピン落し穴51aと一致することになるため、各第1ピン収納筒52内のピン20は、図3及び図9に示すように、下方のピン押上装置60側に向けて落下することになるのである。
【0028】
ピン押上装置60は、上方から落下してきたピン20を受け取る10個の第2ピン収納筒62を有していて、これら各第2ピン収納筒62は、カウンターウエイト61aによって常に上昇すべく付勢されている上昇台61に取付けてある。そして、ピン収納搬送装置50側からピン20を受け取ったときの上昇台61は、その下側にある上下動台63に立設したピン押上棒64上のピン載置板64aが各第2ピン収納筒62内に上方から係合することにより、この上下動台63によって図9に示した位置に保持されている。各第1ピン収納筒52内から第2ピン収納筒62内へのピン20の投下が終了すれば、ピン収納台51等は、図3の左側に示した位置にまで戻り、次のピン20の受取りのために待機する。
【0029】
ピン収納台51が立ち去った後では、上下動台63が図10等に示した駆動モータ63aの、例えばチェーンが駆動によって、上昇するのであるが、上昇台61が自由に上昇し得る間、つまり、この上昇台61がどこにも当接しない間は、各第2ピン収納筒62の底部と各ピン押上棒64上のピン載置板64aとの係合状態は、カウンターウエイト61aの上昇台61を引き上げる力によって保持されたままである。
【0030】
このピン押上装置60によって、10本のピン20が上昇しているときには、レーン10のピン立て部11においては、図16の(b)に示すようになっている。つまり、ピン立て部11には、図2にも示した通り、各ピン20が下から出てくるためのピン出し穴11aが形成してあるが、このピン出し穴11aは図16の(b)に示したように、第2シャッタ板70の各閉蓋72によって閉じられている。このようにしてあるのは、ビリヤード球30の第1投目で倒れたピン20をピン排除装置10aによって排除する際に、このピン20がピン出し穴11a内に落ち込んでその後の作用を阻害しないようにするためである。
【0031】
この第2シャッタ板70は、ピン押上装置60によって次のピン20が上昇してくると、図16の(a)に示すように開放されるが、それは次の作用による。すなわち、図15に示すように、カウンターウエイト61aの作用によって上昇台61が上昇すると、これに設けてあるカムローラ65が上端部を曲げたカム軸75に当接し始め、さらに上昇台61が上昇すればこのカム軸75を、図15中の矢印にて示した方向に回動させる。このカム軸75の上端に設けたローラが、第2シャッタ板70側に設けてあるカムローラ73bを図示方向へ押すことになるから、第2シャッタ板70は図示右方へ強制的に移動させられるのである。
【0032】
この第2シャッタ板70の両側にはカムローラ73aが設けてあり、このカムローラ73aは、機枠に固定してあるレーン側フレーム74のカム溝74a内に係合しており、各カム溝74aは、図示左端から下方に下がって前方に伸びるものとしてあるから、図15の右方に移動しようとしている第2シャッタ板70は、そのカムローラ73aとカム溝75との案内によって、下方へ少し下がりながら右方へ移動することになる。ピン押上装置60の上昇台61が上昇端まで上昇すれば、結果として、第2シャッタ板70は、図16の(a)に示した状態となって、レーン10側のピン出し穴11aと第2シャッタ板70側のピン出し穴71とは同じ位置で開放されたものとなる。
【0033】
ところで、上昇台61に設けた各第2ピン収納筒62内では、上下動台63側のピン押上棒64上に設けたピン載置板64aが単に上方から係合しているだけであり、上昇台61は今最上昇端部にある。このため、上下動台63は各ピン押上棒64の長さ分だけ上昇可能であり、各ピン押上棒64は第2ピン収納筒62内を上方へ伸び出すことができる。つまり、各第2ピン収納筒62内のピン20は、下から持ち上がってくるピン押上棒64上のピン載置板64aによって、図16の(a)にて示したピン出し穴11a及びピン出し穴71からピン立て部11上に上昇するのである。その状態が、図3の右上部分に示してある。
【0034】
また、このピン押上装置60による各ピン20の上下動は、ビリヤード球30の第1投後等においても行われるが、ただし、この場合は、倒れたピン20の排除と、これに基づく点数計算のためであり、ピン20の上端が第2シャッタ板70のピン出し穴71から少し下降した位置までとされる。つまり、ビリヤード球30の第1投が終われば、上下動台63が上昇台61を少し引き下げる程度下降するのであり、このときには、当然各ピン押上棒64及びピン載置板64aも降下して、ピン載置板64a上に立ったままのピン20があれば、そのまま第2ピン収納筒62内に収納される。後述する実施形態の第2ピン収納筒62では、その中にピン20の有無を検知するセンサが設けてあって、このセンサにより、レーン10のピン立て部11上で倒れたピン20の検出が間接的になされ、点数計算等がなされる。
【0035】
一方、上昇台61が下降することにより、図15に示した第2シャッタ板70は前述したのと逆の作動をし、図16の(b)にて示したように、その各閉蓋72によってレーン10側の各ピン出し穴11aを閉じるのである。ここで、ピン排除装置10aによるピン20の排除がなされることは、前述した通りである。
【0036】
倒れたピン20による点数計算やその排除が済めば、ピン押上装置60の上下動台63及び上昇台61は再び上昇し、図16の(a)にて示すような位置に第2シャッタ板70を配置するとともに、立ったピン20が残っていれば、これをレーン10側のピン出し穴11aから突出させるのである。
【0037】
従って、請求項2に係るボーリング遊技機100によれば、ピン排除装置10aによって排除されたピン20を、1本づつピン収納搬送装置50側の各第1ピン収納筒52に供給できるものとすることができ、そして請求項3のボーリング遊技機100によれば、整列されたピン20をピン立て部11のピン出し穴11aから突出させて、ピン立て部11上にきれいに並べることができるものとし得るのである。このため、これら請求項2におけるピン回収装置40、そして請求項3におけるピン押上装置60は、当該ボーリング遊技機100が十分な機能を発揮するために必要なそれぞれの機能を十分果たし、結果的に、各ボーリング遊技機100におけるボーリング遊技を効率的に行えるのである。
【0038】
【発明の実施の形態】
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態であるボーリング遊技機100について説明するが、この実施形態のボーリング遊技機100は、上記各発明の全てを実質的に含むものであるため、以下では、実施形態のボーリング遊技機100を中心に説明していくことととする。
【0039】
図1には、本発明に係るボーリング遊技機100の側面図が示してあり、このボーリング遊技機100は、現在一般的に使用されているレーンを、ビリヤード遊技において使用されている球30の直径を通常のボーリングボールの直径で除した数値、つまり、1/3.28に、幅及び長さを縮小したレーン10を有している。具体的には、このレーン10の長さは7.14メートルであり、幅は325ミリメートルであって、所謂ガーター部分の幅は70ミリメートルとしてある。勿論、各図に出てくるピン20も、通常のそれを1/3.28倍したものであり、高さが11.43センチメートルのものとしてある。
【0040】
以上の大きさとしたレーン10は、図1に示したように、その図示右側に置いたビリヤード球30(これは通常使用されているものそのままである)を図示しないキューによって、図示左方側のピン立て部11上の各ピン20に向けてビリヤード遊技の場合と同様に打つものであるから、その高さは人の腰あたりとなるようにしてある。そして、このレーン10の図示左側には、図2の(a)示したように、正三角形状に並ぶ10個のピン出し穴11aが形成してあり、これら各ピン出し穴11aの図示左側には、倒れたピン20等を排除するピン排除穴12が、図4にも示したように、形成してある。なお、一度打たれたビリヤード球30は、このレーン10の下側を通って戻り、図1にも示したように、遊技者の手元に還ってくるようにしてある。
【0041】
また、このレーン10の、図1の図示左側部分には、図2の(b)に示すように、ピン立て部11上を移動するピン排除装置10aと、ピン排除穴12の後部に位置することになるピン回収装置40と、このピン回収装置40から各ピン20を受け取るピン収納搬送装置50と、このピン収納搬送装置50から各ピン20を受け取ってピン立て部11上に押し上げることになるピン押上装置60とが配置してある。
【0042】
ピン排除装置10aは、図3、図5及び図6に示したように、ピン立て部11の両側にて駆動モータ15により往復駆動される互いに平行な2本の駆動チェーン14を有していて、これら各駆動チェーン14に、連結ブロック14aを介して一枚の排除バー13が、レーン10と直交しながらレーン10の方向に往復動し得るように連結してある。
【0043】
以上のピン排除装置10aによって、ピン立て部11上から排除されるピン20は、レーン10のピン排除穴12からピン回収装置40側に落とされるのであるが、このピン回収装置40は、各ピン20を受け取る回収バケット41と、この回収バケット41内にて回転し、各ピン20の収納部を外周に有した回転板42と、回収バケット41に形成してある上端開口41aに連なる案内樋43とを有している。勿論、回転板42は、回収バケット41外に配置した駆動モータ42aによって回転駆動されているものである。
【0044】
回収バケット41の底部は、図3等にも示したように、回転板42の下端に向けて傾斜したものとしてあるから、この回収バケット41内に落下した各ピン20は、回転板42の外周に設けた収納部内に捕捉されて、回転板42の回転に伴って前述した上端開口41aに送られる。そして、この上端開口41aから案内樋43内に落下し、この案内樋43の先端から、図8に示したように、ピン収納搬送装置50側の各第1ピン収納筒52内に送り込まれる。なお、この案内樋43の途中には、各ピン20の細い部分は通すが、太い部分は通さない開口(図示しない)が形成してあり、この開口の存在によって、各ピン20がその太い側から案内樋43を抜け出るようにしてある。つまり、各ピン20は、案内樋43の開口によって整理されてピン収納搬送装置50側に落下するのである。
【0045】
ピン収納搬送装置50は、図3にも示したように、前述した案内樋43の先端下方から、後述するピン押上装置60側の上昇台61上までの間を往復動するピン収納台51と、及びこのピン収納台51の下部に組付けられた図11にも示す第1シャッタ板53を有したものであり、ピン収納台51には、図12にも示した10個の第1ピン収納筒52が組付けてある。これらのピン収納台51及び第1シャッタ板53は、図13の(a)中にも示した駆動モータ50aによって、前述した往復動と、図13の(a)中に示したa1 、a2 及びa3 の位置に固定的な案内樋43の先端が来るような微前進動とを行うものである。また、これらのピン収納台51及び第1シャッタ板53は、図13及び図14の(a)に示した、台回転モータ55によって回転されるものであり、ピン回収装置40側の案内樋43の先端が、図13の(a)中に示したa1 、a2 及びa3 の位置になるように微前進されたときに回転して、ピン20の1本づつをピン収納台51に設けた各第1ピン収納筒52内に収納するようになっている。
【0046】
ピン収納台51に設けた10本の第1ピン収納筒52は、図12に示したように、上下両端が開放されたものであり、この下端開口は、図12の(a)にて示したように、第1シャッタ板53によって閉じられ、またピン収納台51側のピン落し穴51aに対向しているものである。第1シャッタ板53には、図11にも示したように、10個のピン落し穴53aが形成してあり、第1シャッタ板53がピン収納台51、すなわち各第1ピン収納筒52に対して前進して、そのピン落し穴53aが第1ピン収納筒52の下端開口と一致したときに、図12の(b)にて示したように、第1ピン収納筒52内のピン20を下方に落下させることになるものである。
【0047】
さて、この第1シャッタ板53の前進であるが、この第1シャッタ板53がピン収納台51とともに駆動モータ50aによって、図13の(a)に示した位置から図14の(a)にて示した位置に前進する。これにより、図14の(b)にて示したように、ピン収納台51側に揺動可能に設けてあるシャッタ板駆動レバー54の一端が、当該ボーリング遊技機100の機枠に設けてあるストッパに当接し、当該シャッタ板駆動レバー54の他端が戻しスプリングの付勢力に抗して第1シャッタ板53の後端を押すことになり、結果として第1シャッタ板53は前進するのである。
【0048】
この第1シャッタ板53やピン収納台51を有したピン収納搬送装置50がその前進端、すなわち、レーン10のピン立て部11の下方にまで各ピン20を配送する前には、当然のことながら、これらのピン20を上方から受け取るために、ピン押上装置60は、図8及び図9に示したように、最下端において待機している。
【0049】
このピン押上装置60は、図3にも示したように、10個の第2ピン収納筒62を一体化した上昇台61と、この上昇台61に対してピン押上棒64によって係合する上下動台63とを備えているものであり、上昇台61は、図10にも示したカウンターウエイト61aによって引き上げられることになるものであるが、上下動台63は、図10にも示した駆動モータ63aによってチェーン等を介して上下駆動されることになるものである。
【0050】
換言すれば、上昇台61はカウンターウエイト61aの作用によって常に上動すべく付勢されているものであり、これと各第2ピン収納筒62の底部側で係合している上下動台63が上動すれば上昇し、この上下動台63が下方に引き下げられれば、これとともにカウンターウエイト61aの重力に抗して引き上げられることになる。そのような作用を発揮するために、上昇台61と上下動台63との係合は次のようになっている。
【0051】
すなわち、図3及び図9に示しように、上昇台61上連結してある10個の第2ピン収納筒62の底面には、ピン押上棒64が上下動可能に挿通してあり、これら各ピン押上棒64の上端に一体化したピン載置板64aが、各第2ピン収納筒62の底面に上方から係合しているのである。また、各ピン押上棒64の下端は上下動台63に対して固定してある。従って、各ピン押上棒64が第2ピン収納筒62に対して上動すれば、そのピン載置板64a上のピン20が上昇させられるのであり、逆に各ピン押上棒64が上下動台63によって引き下げられれば、その上端のピン載置板64aを介して、各第2ピン収納筒62、つまり上昇台61がカウンターウエイト61aの重力に抗して引き上げられることになるのである。
【0052】
以上のことから、図9に示したように、各ピン20をピン収納搬送装置50側から受け取る際のピン押上装置60においては、その上下動台63が最下端にまで効果されていて、この上下動台63上の各ピン押上棒64に設けてあるピン載置板64aが各第2ピン収納筒62、従って上昇台61を、カウンターウエイト61aの作用に抗して図示した位置にまで引き下げているのである。ピン20の全てを各第2ピン収納筒62にて受け取ると、これを検知した駆動モータ63aが作動して上下動台63をゆっくりと上昇させるが、上昇台61はカウンターウエイト61aの作用によってこの上下動台63とともに上昇していき、最終的には、図10に示したように、上昇台61がレーン10側のピン立て部11の下面にて停止するとともに、各ピン押上棒64が第2ピン収納筒62内をさらに上昇していって、その上端に設けてあるピン載置板64a上のピン20をピン出し穴11aピン回収装置40らピン立て部11上に押し出すのである。
【0053】
ここで、本実施形態のボーリング遊技機100においては、これが採用している第2シャッタ板70によって、ピン立て部11のピン出し穴11aの開閉が次のようになされる。すなわち、レーン10のピン立て部11直下には、図15に示したような第2シャッタ板70が配置してあり、この第2シャッタ板70には、ピン立て部11の各ピン出し穴11aに対応することになるピン出し穴71と閉蓋72とがそれぞれ対で設けてあり、この第2シャッタ板70が図16の(a)に示した位置にあれば、ピン立て部11の各ピン出し穴11aは、第2シャッタ板70側のピン出し穴71とともに開放された、つまり両者を通して各ピン20が上昇し得る状態にされるのであり、第2シャッタ板70が図16の(b)に示した位置になれば、ピン立て部11の各ピン出し穴11aは第2シャッタ板70の閉蓋72によって閉じられ、ピン立て部11上のピン20がピン出し穴11a内に入らないようになされる。
【0054】
第2シャッタ板70の側方には、図15に示したように、4本のカムローラ73aが取付けてあり、これらのカムローラ73aは、機枠側に設けたレーン側フレーム74の各カム溝74aに係合している。各カム溝74aは、図15に示したように、図示左端部から下方に下がって前方へ延びるものとして形成してあるため、各カムローラ73aがこれら各カム溝74aに係合しながら移動することにより、第2シャッタ板70は図15に示した位置から下がってから図示右方側に案内されることになる。
【0055】
この第2シャッタ板70の前述した作動は、下から上がってきたピン押上装置60側の上昇台61によって制御される。すなわち、これらピン押上装置60と第2シャッタ板70との前方(図15では図示右側)には、先端が少し曲がったカム軸75が配置してあり、このカム軸75に上昇してきた上昇台61に設けてあるカムローラ65が当接することにより、図15中の矢印にて示したように、カム軸75が回動することになる。このカム軸75の上端にはカムローラ75aが設けてあって、このカムローラ75aが第2シャッタ板70側のカムローラ73bを引くことになる。そうすると、第2シャッタ板70は前述したような動きをしながら、このカムローラ73bによって前方に引かれるのである。
【0056】
以上の結果、本実施形態における第2シャッタ板70は、上昇台61が完全に上昇してこない間には、図16の(b)に示したように、その閉蓋72によってピン立て部11の各ピン出し穴11aを閉じており、上昇台61が完全に上昇し切ると、図16の(a)にて示したように、下方かつ前方に移動して、各ピン出し穴11aを開放することになるのである。
【0057】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、まず請求項1に係る発明においては、上記実施形態にて例示した如く、
「ビリヤード球30と、高さを11.43〜11.61センチメートルとしたピン20と、このピン20を先端のピン立て部11上に並べる長さが5.57〜7.14メートルのレーン10とを備えて、このレーン10上の手前端部においたビリヤード球30をキューで打つことにより、ピン立て部11上のピン20を倒してボーリングと同じルールに基づいた遊技を行うようにしたこと」
とともに、
「レーン11の後端部に配置したピン回収装置40と、このピン回収装置40の下方に配置されて、各ピン20の10本を正三角形状に配列して収納するピン20収納搬送装置50と、このピン収納搬送装置50から各ピン20を受け取り、これら各ピン20をピン立て部11上に押し上げるピン押上装置60とを備えて、
ピン回収装置40にて回収した各ピン20を、ボーリング遊技が行える状態に整列したまま、ピン押上装置60によって再びピン立て部11上に並べることができるようにし」、
さらに、「ピン収納搬送装置50を、各ピン20が1本づつ投入されて、ピン立て部11上のピン立て位置にそれぞれ対応する10個の第1ピン収納筒52と、これらの第1ピン収納筒52を支持して前後動されるピン収納台51と、このピン収納台51に組付けられて、前進端に移動したときに、各第1ピン収納筒52の底部を開放する第1シャッタ板53とを備えたものとした」
ことにその構成上の特徴があり、これにより、ビリヤードの面白さをも有したボーリング遊技機を提供することができるとともに、全体の高さを低くすることができて設置場所の工夫が不変となり、ピンの供給を効率良くかつ円滑に行うことができ、さらに、ピン立て部11のピン出し穴11aに合わせた状態で各ピン20を配列しながらピン出し穴11aの下方に搬送できるボーリング遊技機を提供することができるのである。
【0058】
そして、請求項2〜請求項3に係る各発明においては、上記請求項1に係るボーリング遊技機100の、ピン回収装置40、ピン収納搬送装置50、及びピン押上装置60をそれぞれ具体化したことにその特徴があり、これにより、請求項1に係るボーリング遊技機の各構成部材をそれぞれ具体化して、ビリヤード球によるボーリング遊技を効率的に行えるようにすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボーリング遊技機を示す一部を破断した部分側面図である。
【図2】同ボーリング遊技機に採用されているレーンの平面図(a)と、このレーンのピン立て部の下方に配置されているピン収納搬送装置やピン押上装置とレーンのピン排除穴との位置関係を示す部分平面図(b)である。
【図3】図1の図示左端部分を拡大したもので、当該ボーリング遊技機を構成しているピン排除装置、ピン回収装置、ピン収納搬送装置及びピン押上装置の位置関係を示すボーリング遊技機の部分拡大側面図である。
【図4】同ボーリング遊技機の回収バケット側からみた背面図である。
【図5】図1に示したピン排除装置を説明するための部分拡大側面図である。
【図6】図5に示したものの正面図である。
【図7】図2の(b)に示した部分を拡大して示したもので、ピン収納搬送装置を構成しているピン収納台と、ピン押上装置を構成してる上昇台等との位置関係を示す部分拡大平面図である。
【図8】図3に対応したもので、ピン収納搬送装置がピン回収装置側からのピンを受け取る際の部分側面図である。
【図9】図3に対応したもので、図8に示した次の段階であって、ピン収納搬送装置がピン押上装置上に移動して、各ピンを渡している状態を示す部分側面図である。
【図10】図3に対応したもので、各ピンを受け取った上昇台等が上昇端にまで移動した状態を示した部分側面図である。
【図11】ピン収納搬送装置を構成している第1シャッタ板の拡大平面図である。
【図12】ピン収納搬送装置を構成しているピン収納台に設けた第1ピン収納筒と、ピンと、第1シャッタ板との関係を示すもので、(a)は第1ピン収納筒が第1シャッタ板によって閉じられた状態を、(b)は開放されている状態をそれぞれ示す部分拡大断面図である。
【図13】ピン収納搬送装置を示すもので、(a)は、このピン収納搬送装置と後段側のピン押上装置との位置関係を示す部分平面図、(b)はピン収納台と第1シャッタ板とシャッタ板駆動レバーとの位置関係を示す部分拡大平面図である。
【図14】ピン押上装置上に移動したピン収納搬送装置を示すもので、(a)はその部分平面図、(b)はシャッタ板駆動レバーによって第1シャッタ板が図示右方に移動した状態の部分拡大平面図である。
【図15】ピン押上装置を構成している上昇台と、レーンのピン立て部11の直下にある第2シャッタ板との関係を示す部分拡大斜視図である。
【図16】レーンのピン立て部と第2シャッタ板との関係を示すもので、(a)は第2シャッタ板が移動してピン立て部の各ピン出し穴が開放された状態の部分断面図、(b)は第2シャッタ板の各閉蓋によってピン立て部側のピン出し穴が閉じられた状態の部分断面図である。
【符号の説明】
100 ボーリング遊技機
10 レーン
10a ピン排除装置
11 ピン立て部
11a ピン出し穴
12 ピン排除穴
13 排除バー
14 駆動チェーン
14a 連結ブロック
15 駆動モータ
20 ピン
30 ビリヤード球
40 ピン回収装置
41 回収バケット
41a 上端開口
42 回転板
42a 駆動モータ
43 案内樋
50 ピン収納搬送装置
50a 駆動モータ
51 ピン収納台
51a ピン落し穴
52 第1ピン収納筒
53 第1シャッタ板
53a ピン落し穴
54 シャッタ板駆動レバー
55 台回転モータ
60 ピン押上装置
61 上昇台
61a カウンターウエイト
62 第2ピン収納筒
63 上下動台
63a 駆動モータ
64 ピン押上棒
64a ピン載置板
65 カムローラ
70 第2シャッタ板
71 ピン出し穴
72 閉蓋
73a・73b カムローラ
74 レーン側フレーム
74a カム溝
75 カム軸
75a カムローラ

Claims (3)

  1. ビリヤード球と、高さを11.43〜11.61センチメートルとしたピンと、このピンを先端のピン立て部上に並べる長さが5.57〜7.14メートルのレーンとを備えて、このレーン上の手前端部においた前記ビリヤード球をキューで打つことにより、前記ピン立て部上のピンを倒してボーリングと同じルールに基づいた遊技を行うようにしたボーリング遊技機であって、
    前記レーンの後端部に配置したピン回収装置と、このピン回収装置の下方に配置されて、前記各ピンの10本を正三角形状に配列して収納するピン収納搬送装置と、このピン収納搬送装置が前進してきたときに前記各ピンを受け取り、これら各ピンを前記ピン立て部上に押し上げるピン押上装置とを備えて、回収した前記各ピンをボーリング遊技が行える状態に整列したまま、再び前記ピン立て部上に並べることができるようにし、
    さらに、前記ピン収納搬送装置を、前記各ピンが1本づつ投入されて、前記ピン立て部上のピン立て位置にそれぞれ対応する個の第1ピン収納筒と、これらの第1ピン収納筒を支持して前後動されるピン収納台と、このピン収納台に組付けられて、前進端に移動したときに、前記各第1ピン収納筒の底部を開放する第1シャッタ板とを備えたものとしたことを特徴とするボーリング遊技機。
  2. 前記ピン回収装置を、前記ピン立て部の後端に配置されて、底部が傾斜している回収バケットと、この回収バケット内にて回転して、前記各ピンを1本づつ持ち上げて上端開口に供給する回転板と、前記上端開口からの各ピンを受け取って下方の所定位置に落下させる案内樋とを備えたものとしたことを特徴とする請求項1に記載のボーリング遊技機。
  3. 前記ピン押上装置を、前記各ピンが1本づつ投入されて、前記ピン立て部上のピン立て位置にそれぞれ対応する個の第2ピン収納筒と、これらの第2ピン収納筒を支持して前記ピン立て部の下方に配置され、カウンターウエイトの作用により常に上昇すべく付勢される上昇台と、この上昇台に追随すべく組付けられて、前記各第2ピン収納筒の底部に係止されるピン押上棒を有した上下動台とを備えたものとしたことを特徴とする請求項1に記載のボーリング遊技機。
JP2000319564A 2000-10-19 2000-10-19 ビリヤード球を使用するボーリング遊技機 Expired - Fee Related JP4698814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319564A JP4698814B2 (ja) 2000-10-19 2000-10-19 ビリヤード球を使用するボーリング遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319564A JP4698814B2 (ja) 2000-10-19 2000-10-19 ビリヤード球を使用するボーリング遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002119634A JP2002119634A (ja) 2002-04-23
JP4698814B2 true JP4698814B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=18798005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000319564A Expired - Fee Related JP4698814B2 (ja) 2000-10-19 2000-10-19 ビリヤード球を使用するボーリング遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4698814B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029226A (ja) * 2007-07-30 2010-02-12 C-Dic:Kk ボーリング遊技装置
JP2010029224A (ja) * 2007-07-30 2010-02-12 C-Dic:Kk ボーリング遊技用の回収機構
WO2009017127A1 (ja) * 2007-07-30 2009-02-05 C-Dic Co., Ltd. ピンセッター
US8066579B2 (en) 2007-07-30 2011-11-29 C-Dic Co., Ltd. Pin setter

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4871969U (ja) * 1971-12-14 1973-09-08
JPS4925574U (ja) * 1972-06-06 1974-03-05
JPS4925575U (ja) * 1972-06-06 1974-03-05
JPH02503871A (ja) * 1987-05-08 1990-11-15 バックリー,デイビッド レナード 10ピンボウリング装置
JPH02149279U (ja) * 1989-05-20 1990-12-19
JPH08511456A (ja) * 1993-06-18 1996-12-03 メンデス・インコーポレーテッド 自動ピンセッター
JP2000229142A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Ohira Giken Kogyo Kk 遊技機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4871969U (ja) * 1971-12-14 1973-09-08
JPS4925574U (ja) * 1972-06-06 1974-03-05
JPS4925575U (ja) * 1972-06-06 1974-03-05
JPH02503871A (ja) * 1987-05-08 1990-11-15 バックリー,デイビッド レナード 10ピンボウリング装置
JPH02149279U (ja) * 1989-05-20 1990-12-19
JPH08511456A (ja) * 1993-06-18 1996-12-03 メンデス・インコーポレーテッド 自動ピンセッター
JP2000229142A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Ohira Giken Kogyo Kk 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002119634A (ja) 2002-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5455127B2 (ja) 4人及び3人麻雀用の配牌と2段積牌ブロックとを形成する自動麻雀卓
US8602416B2 (en) Card shuffling device and method
US4807884A (en) Card shuffling device
WO2004018059A1 (en) Automatic card shuffler
WO2005063348A1 (ja) 物品取得ゲーム装置
JPH0632701B2 (ja) ダイスゲームユニット
US11113931B2 (en) Arcade game with rotating container for captured prizes with RFID tags
JP4698814B2 (ja) ビリヤード球を使用するボーリング遊技機
CN1169593C (zh) 金属代用币游戏机
JP3930790B2 (ja) メダル遊戯機
JP4495548B2 (ja) 抽選装置
JP2010162255A (ja) 抽選装置
CN107243153B (zh) 麻将机及其叠推装置和承牌凸轮
GB2462541A (en) Token game machine
JP5097643B2 (ja) ゲーム機
JP5503176B2 (ja) ゲーム装置
CN201200791Y (zh) 游戏机的自动送球装置
JP4902507B2 (ja) ゲーム機
JP5097645B2 (ja) メダル投出装置およびそれを用いたメダルゲーム機
TW202023660A (zh) 牌處理設備以及相關方法、組件及部件
CN218980391U (zh) 一种投篮游戏机
JP5512777B2 (ja) メダルゲーム機
JP4063477B2 (ja) パチンコ機の入賞装置
CN216053197U (zh) 一种游戏机礼品输送装置
JPS6364230B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100716

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110302

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees