JPH08511230A - 個品を測定しかつ搬送するためのテレスコープ式搬送軌道 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 搬送軌道（１）が箱状の基体（９）を備えたテレスコープ式搬送装置（２）を有していて、基体の上側に個別化搬送装置（３）及び計量装置（４）が配置されていて、これによって、個別化搬送装置（３）及び計量装置（４）を別個に設置するために必要なスペースが節約される。

Description

【発明の詳細な説明】 個品を測定しかつ搬送するための テレスコープ式搬送軌道 【技術分野】 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念に記載の形式の装置並びに個品を測定 しかつ搬送するための方法に関する。 【背景技術】 実地においては、テレスコープ式搬送装置、個別化搬送装置、容積測定フレー ムを備えた計量装置並びにルータテーブル（Routertisch）と呼ばれる分岐装置 を有する、個品用の搬送軌道が公知である。テレスコープ式搬送装置は適当な保 持装置内で高さ調節可能に支承された基体を有していて、この基体内には２つの 押し出し可能なテレスコープセグメントが移動可能に支承されている。基体及び テレスコープセグメントは搬送ベルトを案内する偏向ローラを備えている。更に 、搬送ベルトは基体内に配置された、電動機によって駆動される駆動ローラを巡 って案内されている。この場合搬送ベルトは、搬送ベルトの上側ベルト区分がテ レスコープセグメントの外端から基体に向けて移動するように、駆動される。従 って引き出されたテレスコープセグメントは個品用の引き渡し個所を形成する。 搬送ベルト上で移動する個品を個別化するためにかつ搬送経路を継続するため に、テレスコープセグメントとは反対の基体側には個別化搬送装置が設置されて いる。この個別化搬送装置は軸平行に配置された多数のローラを回転可能に支承 する基礎フレームを有していて、前記ローラの少なくとも１つは電動機を介して 駆動される。ローラを巡って搬送ベルトが張設されていて、この搬送ベルトの上 側ベルト区分は著しい段部を形成することなくテレスコープ式搬送装置の送出端 部に接続されている。個別化搬送装置の搬送ベルトはテレスコープ式搬送装置の 搬送ベルトよりも著しく高速で移動するので、個品は個別化される。個別化搬送 装置に続いて、同様にローラを介して案内された駆動される搬送ベルトを有する 計量装置が設置されている。この場合、所属の駆動装置を備えた、搬送ベルトを 案内するローラは計量セルを介して支持フレームに載着された補助フレームに支 承されている。計量装置においては測定装置、例えば既に述べた容積測定フレー ムが配置されている。個品を通過させねばならないこの容積測定フレームは垂直 方向並びに水平方向用の多数のライトバリヤを有している。このライトバリヤは 容積測定フレームを介して案内される個品の容積を規定するための電子的なカー テンを形成する。付加的に、個品に取り付けられたバーコードを読み取りかつ制 御装置に供給するスキャナーが設けられている。 計量装置に直接接続されて個品分岐装置が設置されていて、この個品分岐装置 は適当なフレーム上に構成されたほぼ台形状のローラテーブルを有していて、ロ ーラによって規定されたこのローラテーブルの搬送平面は計量装置の上側ベルト と同じ高さに位置している。個品分岐装置は出口側で、個品分岐装置から個品を 受け取る多数の別の搬送部材に接続されている。計量装置から、個品分岐装置を 起点とする搬送装置の１つに搬送経路を切り換えるために、個品分岐装置は間隔 を置いて互いに平行に配置された垂直軸線を中心として旋回可能な２つの案内片 を有していて、この案内片を旋回させるために、上述の処理ユニットにより制御 される駆動装置が設けられている。 これまで記述の搬送軌道は搬送軌道を設置するためにかなりの設置面積を必要 とする。テレスコープ式搬送装置の基体だけでもほぼ５メータの長さを有する。 更に、合計で３メータ以上の長さになる個別化搬送装置及び計量装置の長さ範囲 並びに個品分岐装置のためのスペースが必要になる。通常記述の施設が使用され る商品引渡し範囲では８メータ長さ以上の所要スペースは存在しない。 【発明の開示】 このことから出発して本発明の課題は、著しく僅かなスペースを必要としかつ 搬送された個品を自動的に計量しかも必要であれば別の形式で測定できるような 、 個品用の搬送軌道を提供することにある。更に本発明の課題は、方法を実施する 設備の所要スペースを僅かにする、個品を測定しかつ搬送するための方法を提供 することにある。 前記課題は本発明によれば、請求の範囲第１項の特徴部分に記載の個品用の搬 送軌道によって解決された。 本発明による搬送軌道においては個別化搬送装置はテレスコープ式搬送装置上 に配置されている。この場合、テレスコープ式搬送装置に属する搬送ベルトの上 側ベルト区分は個別化搬送装置の下側を通過する。テレスコープ式搬送装置に属 する搬送ベルトから個別化搬送装置に属する搬送ベルトに個品を移行させること ができるようにするために、搬送ベルトの一区分は個別化搬送装置の下側を延び る搬送ベルトに比して高く持ち上げられている。従って、テレスコープ式搬送装 置の搬送ベルトによって案内された個品は高速移動する個別化搬送装置の搬送ベ ルトにスムーズに乗り上げる。しかも個別化搬送装置はテレスコープ式搬送装置 の基礎フレーム上に係合しているので、搬送軌道の搬送方向では個別化搬送装置 用の付加的なスペースは全く不要である。同じことは計量装置にも該当する。計 量装置はテレスコープ式搬送装置の基礎フレーム上に配置されているので、搬送 軌道長手方向で計量装置のために付加的なスペースは全く不要である。この場合 、 計量装置の搬送ベルトは個別化搬送装置の搬送ベルトに直接接続されているので 、両搬送ベルトの上側ベルト区分はほぼ共通の平面内に位置する。到達する個品 は基体のテレスコープ側の端部で前記平面内に移行しかつこの平面内でテレスコ ープ式搬送装置の上側の個別化搬送装置及び計量装置を介して移動する。従って 、テレスコープ式搬送装置によって要求されたスペースを二重に利用できる。即 ち、一面では、このスペースはテレスコープセグメントを受容するために所定の 最小寸法を有する必要があるテレスコープ式搬送装置の基礎フレームによって利 用され、かつ、他面では、のような同じ長さ区分上に個別化搬送装置及び計量装 置が配置される。従って、搬送軌道の全構造長さは著しく短縮される。搬送軌道 長さにおいて従来個別化搬送装置及び計量装置のために必要とされたスペースは 完全に省かれる。これによって極めて自由に搬送軌道を設計及び設置することが できる。 この場合、個別化搬送装置のフレームはテレスコープ式搬送装置の基礎フレー ムに不動に結合される。このことは、個別化搬送装置のフレームがテレスコープ 式搬送装置の基礎フレームに載置されかつこの基礎フレームにねじ結合されるこ とによって、達成される。更に、フレームを互いに溶接するか又は構成ユニット に統合することもできる。しかしながら個々のケースでは、テレスコープ式搬送 装置の基礎フレームに沿っ て案内される固有の脚部を備えた個別化搬送装置を基礎上に設置することもでき る。 個別化搬送装置の上側ベルト区分とテレスコープ式搬送装置のテレスコープ側 の端部との間の高さ差は、簡単には、搬送ベルトを案内するベルト隆起部（Band hoecker）とも呼ばれるランプによって克服される。このランプ上では個品は搬 送ベルトから個別化搬送装置の高さまで持ち上げられる。 最良の計量精度を保証するために、有利には、テレスコープ式搬送装置及び個 別化搬送装置は振動に関し計量装置から減結合することができる。このような減 結合は、テレスコープ式搬送装置上に個品を放出した場合に生ずることのある衝 撃が計量装置に作用しないようにするのに、役立つ。従って、計量装置を介して 移動する質量を測定する際の最良の精度が保証される。 その他の装置から計量装置を振動に関し減結合することは、計量装置の基礎架 台を別個に基礎上に設置することによって、簡単に得られる。従って、計量装置 の基礎架台はテレスコープ式搬送装置の基礎フレームを架橋する。この場合、テ レスコープ式搬送装置と計量装置とは接触しない。 計量装置は搬送ベルトの両側で側方に被覆部材を備えている。被覆部材上に置 かれる物品によって通過する個品の測定結果が誤まることを回避するために又は 搬送装置の範囲で作業する作業員が被覆部材に支持された場合に、測定結果が誤 まることを回避するために、被覆部材が基礎架台に懸架もしくは支持されると有 利である。 テレスコープ式搬送装置に属する搬送ベルトはランプにおいて偏向ローラを介 して個別化搬送装置の上側ベルト区分の高さから個別化搬送装置のフレームの下 側に案内することができる。そこから搬送ベルトはテレスコープセグメントとは 反対側の基礎フレーム端部まで延びる。従って、必要に応じてテレスコープセグ メントを、搬送ベルトの上側ベルト区分の妨げにならないように、テレスコープ 式搬送装置の基礎フレーム内に押し込むことができる。このことは特に、個別化 搬送装置及び計量装置の下側に沿って案内される搬送ベルト区分がほぼ個別化搬 送装置及び計量装置の上側ベルト区分に対して平行に配置されることによって、 得られる。 計量装置には容積測定フレームが設けられていて、この容積測定フレームは容 積測定フレームを介して搬送される個品の容積を規定する。この場合、容積測定 フレームは、内径及び高さが搬送される最大の個品の通過を可能にする方形のフ レームとして構成されている。フレームには、電子的なカーテンを張設する多数 のライトバリヤが配置されている。この場合、ライトバリヤはフレームを介して 移動する個品の幅及び高さ を検出する。測定すべき個品の長さを規定するために、速度測定装置によって導 出される速度信号が用いられる。容積測定フレームを介した個品の通過時間及び 搬送速度に基づき、個品の長さが推定される。 例えばバーコードラベル又は類似の、個品に設けられたコードマークを検出す るために、搬送軌道にはスキャナーが設けられていて、このスキャナーは個別化 搬送装置並びに計量装置に設けることができる。しかし、前記スキャナーを容積 測定フレーム内に組み込むこともできる。 個別化されかつ計量された個品を引き続き搬送するために、計量装置には別の 搬送装置を接続することができる。この個所において既にスキャナーによって又 は計量装置によって又は別の形式で得られたデータに基づき搬送された個品の選 別を行おうとする場合には、別の搬送装置はルータテーブルと呼ばれる個品分岐 装置として構成され、この個品分岐装置は１つの入口と２つの出口とを有してい る。個品分岐装置は簡単には、狭幅側が計量装置に面したほぼ台形状のローラテ ーブルとして構成できる。この場合、広幅側には別の搬送装置が接続される。台 形状のローラテーブルの狭幅側から接続された別の搬送装置の１つへの搬送経路 を選択するために、ローラテーブルに、間隔を置いて互いに平行に延びる２つの 垂直軸線を中心として旋回可能である２つの案内片が設けられていて、この案内 片の 制御は手動で又はスキャナーによって制御されて行われる。 テレスコープ式搬送装置が高さ調節可能である場合には、個品用の搬送軌道を 種種の条件に適合させることができる。高さ調節性は簡単には、テレスコープ式 搬送装置の基礎フレームが例えばテレスコープセグメントとは反対側の端部でコ ラム内に横軸を中心として旋回可能に支承されかつテレスコープセグメントの近 くに位置する側で長さ調節可能な手段を介してコラム内に支承されていることに よって、達成される。長さ調節可能な手段はねじスピンドル、液力シリンダ又は 類似のものとして構成できる。 個品を測定及び搬送するための方法に関する課題は請求の範囲第２３項の特徴 部分に記載の方法によって解決された。 本発明の方法においては個品は所定の範囲で個別化され、即ち、間隔を置いて 一列で移動する個品列を形成しかつ計量されるので、従来個別化搬送装置及び計 量装置を設置するために必要であったスペースが不要になる。 つまり本発明の方法により搬送軌道の特にコンパクトな構造形式が許容される 。更に、スペースを二重に利用できる。テレスコープ式搬送装置の基礎フレーム が占めるスペース自体は差ほど減少しない。それというのも、基礎フレームの大 きさは、その機能によって、 即ち、テレスコープセグメントを収容せねばならないため予め規定されているか らである。個別化搬送装置及び計量装置の大きさ自体も殆ど減少できない。しか し伸張した搬送経路を維持して上述の構成要素を積み重ねることによって著しく スペースが節約される。 更に、個品がその容積に従って計量されかつ場合によって設けることのできる コードを読み取ることができると、有利である。このようにして得られた情報に 従って、例えば搬送軌道に接続された分岐装置が適当に調節されることによって 、個品を選別することができる。 【図面の簡単な説明】 次に図示の実施例につき本発明を説明する。 第１図は本発明による搬送軌道の斜視図、第２図はテレスコープセグメントを 引き出した第１図の搬送軌道の側面図、第３図は第１図及び第２図のテレスコー プ式搬送装置の部分断面図である。 第１図では、テレスコープ式搬送装置２、個別化搬送装置３並びに計量兼測定 装置４を有する搬送軌道１が図示されている。搬送軌道１には直接個品分岐装置 ５が接続され、この個品分岐装置は著しい中間スペースを生ぜしめることなしに 運転中計量兼測定装置４に設置される。 テレスコープ式搬送装置２はほぼ箱状の縦長の基礎フレーム９を有していて、 この基礎フレームは適当な 脚部によって設置場所を成す基礎上に設置されている。ほぼ箱状の基礎フレーム ９は一方の端面１０に押し出し可能な２つのテレスコープセグメント１１，１２ を有していて、この場合、このテレスコープセグメント１１，１２は矢印１３の 方向で搬送方向に調節可能である。テレスコープセグメント１１，１２は第１図 で図示の搬送軌道１において引き込み位置で図示されているのに対して、第２図 で図示の搬送軌道１において押し出し位置で図示されている。テレスコープ式搬 送装置２は個品を搬送するために搬送ベルト１４を有していて、この搬送ベルト は基礎フレーム９及びテレスコープセグメント１１，１２に設けられた偏向ロー ラ１５乃至２３並びに駆動ローラ２４に巻き掛けられている。偏向ローラ１５乃 至２３並びに駆動ローラ２４は互いに平行な回転軸線を以って基礎フレームもし くはテレスコープセグメント１１，１２内に回転可能に支承されていて、この場 合、テレスコープセグメント１１，１２の自由な押し出しを可能にする偏向ロー ラ１８乃至２１の機能及び配置形式については、第３図に関連して後述する。テ レスコープセグメント１１，１２とは反対側の基礎フレーム側部２５に位置する 駆動ローラ２４は、所望の搬送ベルト張力を発生及び調節するのに用いられる偏 向ローラ２２，２３の上側に配置されている。駆動ローラ２４は適当な伝動手段 （詳細に図示せず）を介して電動機に接続されていて かつ搬送ベルト１４を駆動する。 テレスコープセグメント１１，１２に続いて基礎フレーム９に、搬送ベルト１ ４を持ち上げるランプ２６が設けられている。この場合搬送ベルト１４は、特に 第３図から明らかなように、テレスコープセグメント１１，１２の外端に位置す る偏向ローラ１７から両テレスコープセグメント１１，１２の上面に沿って一平 面内で移動する。ランプ２６において搬送ベルト１４は、個別化搬送装置３の高 さに達するまで、上向きに案内される。ここから搬送ベルト１４は偏向ローラ１ ５，１６を介して、テレスコープセグメント１１，１２において既に走行した平 面内に再び戻され、この平面においては搬送ベルト１４は個別化搬送装置３及び 計量兼測定装置４の下側で駆動ローラ２４まで延びている。 個別化搬送装置３は基礎フレーム９上にねじ固定されたほぼ箱状のフレーム３ ０を有していて、このフレームの幅は基礎フレーム９の幅と合致している。フレ ーム３０内にはランプ２６に隣接する側部３１で、その他の偏向ローラ１５乃至 ２３に対して平行な回転軸線を有する回転可能に支承された偏向ローラが配置さ れている。このフレーム側部３１とは反対側のフレームの側部３２には偏向ロー ラに対して平行に駆動ローラ３４が回転可能に支承されて配置されていて、この 駆動ローラ３４は伝動手段、例えば歯付きベルトを介 して電動機３５によって駆動される。偏向ローラ及び駆動ローラ３４を巡ってエ ンドレスな搬送ベルト３６が案内されていて、この搬送ベルト３６の上側ベルト 区分はほぼ水平に延びかつ露出している。この場合搬送ベルト３６の上側ベルト 区分はほぼスムーズに、即ち、著しい段部を形成することなく、ランプ２６及び 偏向ローラ１５によって持ち上げられた搬送ベルト１４に接続されている。 駆動ローラ２４，３４を駆動する電動機及び伝動手段の適当な設計に基づいて 、搬送ベルト３６は矢印１３で示された搬送方向で搬送ベルト１４よりも著しく 高速で移動する。 個別化搬送装置３の側部３２に続いて別個の基礎架台４０に計量兼測定装置４ が設置されている。基礎架台４０は基礎フレーム９に接触しないので、基礎フレ ーム９から基礎架台４０への直接的な振動伝達が遮断される。基礎架台４０は調 節可能なねじ脚部４１を介して直接それぞれの設置場所の基礎上に設置されてい る。基礎フレーム９を架橋する基礎架台４０上には、上側で補助フレーム４３を 支持する計量セル４２が配置されている。補助フレーム４３内には互いに平行な 軸線を有する駆動ローラ４４及び偏向ローラ４５が回転可能に支承されている。 この場合偏向ローラ４５は個別化搬送装置３に面した補助フレーム４３の端部に 設けられている。補助フレームの反対側には、歯付き ベルトを介して伝動モータ４６によって駆動される駆動ローラ４４が配置されて いる。偏向ローラ４５及び駆動ローラ４４を介して個別化搬送装置の搬送ベルト ３６とほぼ同じ速度でエンドレスな搬送ベルト４７が移動する。この場合搬送ベ ルト４７の上側ベルト区分は搬送ベルト３６の上側ベルト区分と同じ高さに位置 するので、搬送軌道１上を移動する個品は個別化搬送装置３からほぼスムーズに 計量兼測定装置４の搬送ベルトに引き渡される。 計量兼測定装置４においては補助フレーム全体が補助フレームに設けられた構 成部材、即ち、駆動ローラ４４、偏向ローラ４５、伝動モータ４６及び搬送ベル ト４７と共に、予荷重として計量セル４２を負荷する。前記予荷重が例えば、側 方に配置された被覆部材４８上に置かれる物品によって変化することを回避する ために、前記被覆部材４８は適当な保持体によって基礎架台４０に固定される。 計量兼測定装置４はほぼスムーズに基礎フレーム９の側部２５で終わっている 。 引き続き搬送される個品を測定しかつ検出するために計量兼測定装置４に続い て容積測定フレーム５０が設けられていて、この容積測定フレーム５０はほぼ方 形のフレームとして構成されている。間隔を置いて互いに平行に延びる容積測定 フレームの脚部５１，５２は垂直にかつ搬送経路の両側に配置されていて、かつ 、 間隔を置いて互いに水平に位置する容積測定フレームの脚部５３，５４は搬送経 路の上側もしくは下側に配置されている。第２図で図示されているように、容積 測定フレーム５０は基礎フレーム９に続いて別個に基礎上に設置されている。し かしながら、容積測定フレームは適当な保持体によって計量兼測定装置４の基礎 架台４０に結合することもできるので、計量兼測定装置４は容積測定フレーム５ ０と構造ユニットを成すことができる。 脚部５１乃至５４内には光源及びフォトセンサが設けられていて、これらによ って水平方向で作用する若干のライトバリヤ及び垂直方向で作用する別のライト バリヤが形成される。ライトバリヤは容積測定フレーム５０内に張設された電子 的なカーテンを成し、このカーテンは個品の通過のみならず、同時に個品の高さ 及び幅をも記録する。容積測定フレーム５０を介して案内される個品の容積を検 出するために速度信号が必要であり、この速度信号は、簡単には搬送ベルト４７ のベルト移動速度を検出することによって得ることができる。速度信号は例えば 駆動ローラ４４の回転数又は偏向ローラ４５の回転数の検出によって得ることが できる。 更に搬送軌道１には、個品に設けられた適当なコード条片を読み取ることので きるスキャナー（詳細に図示せず）を設けることができる。このスキャナーは個 別化搬送装置３又は計量兼測定装置４の範囲に配置されている。 テレスコープ式搬送装置２の側部２５において計量兼測定装置４に直接接続さ れた個品分岐装置５は台形状のテーブル５７を有していて、このテーブルの上面 には搬送ベルト４７の上側ベルト区分と同じ高さに位置するローラ５８が回転可 能に支承されて配置されている。この場合テーブル５７の幅は計量兼測定装置４ の幅の相応しているので、搬送ベルト４７上に位置する個品はテーブル５７のロ ーラ５８上にスムーズに移行する。ローラ５８のうち少なくとも若干のローラは 駆動されるので、個品は適当に継続搬送される。テーブル５７は搬送方向で、テ ーブルの出口側の端部に多数の別の搬送装置が設けられるように、拡大されてい る。この搬送装置のどの搬送装置上に搬送すべき個品を案内するかを決めるため に、テーブル５７のローラ５８の上側に案内片５９，６０が配置されていて、こ の案内片は互いに平行に間隔を置いて位置する垂直な軸６１，６２に旋回可能に 支承されている。軸６１，６２は制御ユニット（詳細に図示せず）によって制御 される駆動装置に接続されている。制御ユニットは案内片５９，６０を必要であ れば手動で又は容積測定フレーム５０に接続された計量兼測定装置４又はスキャ ナーによって得られるデータに基づき制御される。 第３図では搬送ベルト１４のガイド形式並びに偏向 ローラ１５乃至２３及び駆動ローラ２４の配置形式を別個に概略的に図示してい る。テレスコープセグメント１２の外端には偏向ローラ１７が回転可能に支承さ れている。テレスコープセグメント１２の最大の押し出し幅と少なくとも同じ大 きさである距離偏向ローラ１７から隔てられて、テレスコープセグメント１２内 に偏向ローラ１８が配置されている。同様にテレスコープセグメント１１の外端 には偏向ローラ１９が設けられていて、この場合偏向ローラ１９はテレスコープ セグメントの最大押し出し幅より大きい距離偏向ローラ１８から隔てられている 。偏向ローラ１９から大きな間隔を置いてテレスコープセグメント１１に偏向ロ ーラ２０が設けられていて、この偏向ローラ２０と端面１０で基礎フレーム９内 に支承された偏向ローラ２１との間隔はテレスコープセグメント１１の最大押し 出し幅より大きい。テレスコープセグメント１２が押し出された場合には、偏向 ローラ１７，１９の間に位置する搬送ベルト１４の区分が延長されるのに対して 、偏向ローラ１８，１９の間に位置する搬送ベルト１４の区分は同じ値だけ短縮 される。従って自体閉じられた、即ち、エンドレスな搬送ベルト１４の全長はコ ンスタントに維持されるので、テレスコープセグメント１２は自由に押し出すこ とができる。同じことはテレスコープセグメント１１にも該当する。 上述の搬送軌道は次のように作業する。 個品を有する容器を荷降ろしするためにまずテレスコープセグメント１１，１ ２が当該容器に向けて移動する。搬送ベルト１４，３６，４７が運転された場合 には個品は順次搬送ベルト１４に引き渡される。搬送ベルト１４は個品を個別化 搬送装置３にまで案内し、この個別化搬送装置の高速移動する搬送ベルトは搬送 ベルト１４によって案内された個品を受け取りかつその高速の移動速度に基づき 個品を個別化する。従って個品を成す対象物は個々に個別化搬送装置３と同じ速 度で移動する測定兼測定装置４の搬送ベルト４７に達する。計量兼測定装置４は 移動する搬送ベルト４７上に位置する個品の質量を規定する。搬送ベルト４７か ら個品は、個品を適当に継続搬送する個品分岐装置５に搬送される。個品が測定 兼測定装置４の搬送ベルト４７から個品分岐装置５のローラ５８上に移行する際 には、個品は当該個品の高さ及び幅を検出する容積測定フレームを介して移動す る。従って搬送ベルト４７のベルト移動速度から導出される速度信号に関連して 搬送される個品の容積も規定される。 個別化搬送装置３又は計量兼測定装置４の範囲に、個品に設けられたコードを 読み取るスキャナーが設けられている場合には、スキャナーは適当な個品が通過 すると個品分岐装置５を制御する制御装置（詳細に図示せず）に信号を送る。 テレスコープ式搬送装置２の変化実施例ではランプ ２６は分割されている。この場合搬送ベルト１４は僅かばかり持ち上げられかつ 個別化搬送装置に対する高さ差は中間搬送部材６５によって克服される。中間搬 送部材６５は基礎フレーム９上に設置された固有のフレーム６６を有している。 このフレーム６６内には、短いエンドレスな搬送ベルト６７を案内する２つのロ ーラが互いに平行に回転可能に支承されて配置されている。搬送ベルト６７は搬 送ベルト１４と同じ幅を有していてかつ同じ速度で移動する。 別の実施例では個品分岐装置５はテレスコープ式搬送装置２に接続されている 。この場合テーブル５７は基礎フレーム９にねじ結合されていてしかも基礎フレ ームと共に構成ユニットを成している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．個品用の搬送軌道であって、 テレスコープ式搬送装置が設けられていて、このテレスコープ式搬送装置が 基礎フレーム、及び、上側ベルト区分が少なくとも部分的に個品搬送のために用 いられる搬送ベルトを有していて、前記基礎フレームが搬送方向で基礎フレーム に対して調節可能な少なくとも１つのテレスコープセグメントを備えていて、か つ、前記搬送ベルトが基礎フレーム内に回転可能に支承された、駆動装置によっ て駆動される少なくとも１つの駆動ローラを介して並びにテレスコープセグメン トに回転可能に支承された少なくとも１つの偏向ローラを介して案内されており 、 定置に支承されたフレームを有する個別化搬送装置が設けられていて、該フ レーム内に少なくとも１つの偏向ローラ及び少なくとも１つの駆動されるローラ が支承されていて、これらローラを介して別の搬送ベルトが案内されていて、該 搬送ベルトの上側ベルト区分がテレスコープ式搬送装置の搬送ベルトの上側ベル ト区分の送出側端部に接続されており、 別個の基礎架台と計量セルを介して基礎架台に結合された補助フレームと別 個の搬送ベルトとを有する計量装置が設けられていて、該搬送ベルトが補助フレ ーム内に回転可能に支承された少なくとも１つ の偏向ローラを介して並びに少なくとも１つの駆動される駆動ローラを介して案 内されていて、かつ、該搬送ベルトの上側ベルト区分が個別化搬送装置の搬送ベ ルトにほぼスムーズに接続されている形式のものにおいて、個別化搬送装置（３ ）が基礎フレーム（９）上に係合しており、個品を案内するために個別化搬送装 置（３）の手前に引き渡しステーション（２６）が設けられており、計量装置（ ４）がテレスコープ式搬送装置（２）の基礎フレーム（９）の一区分上に係合し ていることを特徴とする、個品用の搬送軌道。 ２．搬送ベルト（１４）が引き渡しステーション（２６）を形成するために少な くとも部分的に持ち上げられている、請求項１記載の搬送軌道。 ３．テレスコープセグメント（１２）に続いて基礎フレーム（９）にランプ（２ ６）が設けられていて、このランプを介して搬送ベルト（１４）の上側ベルト区 分がテレスコープセグメント（１２）から個別化搬送装置（３）の搬送ベルト（ １６）の上側ベルト区分の高さまで案内されている、請求項１記載の搬送軌道。 ４．計量装置（４）がテレスコープ式搬送装置（２）及び個別化搬送装置（３） から振動に関し減結合されている、請求項１記載の搬送軌道。 ５．計量装置（４）の基礎架台（４０）がテレスコー プ式搬送装置（２）の基礎フレーム（９）に被せられていてかつ別個に基礎上に 設置されている、請求項１記載の搬送軌道。 ６．計量装置（４）の搬送ベルト（４７）の上側ベルト区分と個別化搬送装置（ ３）の搬送ベルト（３６）の上側ベルト区分とがほぼ一平面内に位置している、 請求項１記載の搬送軌道。 ７．計量装置（４）に、搬送ベルト（４７）の両側で基礎架台（４０）に結合さ れた側方の被覆部材（４８）が配置されている、請求項１記載の搬送軌道。 ８．ランプ（２６）に２つの偏向ローラ（１５，１６）が設けられていて、該偏 向ローラによって搬送ベルト（１４）が個別化搬送装置（３）の搬送ベルト（３ ６）の上側ベルト区分の高さから個別化搬送装置（３）のフレーム（３０）の下 側に案内されるようになっている、請求項３記載の搬送軌道。 ９．個別化搬送装置（３）及び計量装置（４）の下側に沿って案内される搬送ベ ルト（１４）の区分が個別化搬送装置（３）及び計量装置（４）の上側ベルト区 分に対してほぼ平行に配置されている、請求項８記載の搬送軌道。 10．個別化搬送装置（３）及び計量装置（４）の搬送ベルト（３６，４７）がテ レスコープ式搬送装置（２）の搬送ベルト（１４）よりも高速で移動する、請求 項１記載の搬送軌道。 11．テレスコープ式搬送装置（２）の基礎フレーム（９）に個品分岐装置（５） が配置されている、請求項１記載の搬送軌道。 12．テレスコープ式搬送装置（２）が高さ調節可能である、請求項１記載の搬送 軌道。 13．計量装置（４）の後方に容積測定フレーム（４０）が設けられていて、該容 積測定フレーム（４０）がこれを介して案内される個品の容積を規定するように なっている、請求項１記載の搬送軌道。 14．計量装置（４）に速度測定装置が設けられている、請求項１記載の搬送軌道 。 15．容積測定フレーム（４０）がライトバリヤを備えた電子的なカーテンを有し ている、請求項１記載の搬送軌道。 16．光束が搬送方向に対して横方向にしかも水平に調整されたライトバリヤ並び に光線が垂直に延びるライトバリヤが設けられている、請求項１５記載の搬送軌 道。 17．搬送軌道（１）に、個品に設けられたマークを読み取るためのスキャナーが 設けられている、請求項１記載の搬送軌道。 18．計量装置（４）に別の搬送装置（５）が接続されている、請求項１記載の搬 送軌道。 19．搬送装置（５）が１つの入口と少なくとも２つの出口とを有する、ルータテ ーブルとも呼ばれる個品 分岐装置として構成されている、請求項１８記載の搬送軌道。 20．個品分岐装置（５）が２つの案内片（５９，６０）を備えた台形状のローラ テーブルを有していて、前記案内片が間隔を置いて互いに平行に延びる２つの垂 直軸を中心として旋回可能である、請求項１９記載の搬送軌道。 21．個品分岐装置（５）の搬送平面が計量装置（４）の搬送平面に合致している 、請求項１９記載の搬送軌道。 22．個品分岐装置（５）がスキャナーによって制御される、請求項１８記載の搬 送軌道。 23．個品を搬送ベルトを介して、テレスコープ式搬送装置に属する基礎フレーム の上側で少なくとも部分的に延びる搬送経路に沿って搬送し、個品を基礎フレー ムの上側に位置する区分において個別化し、個品を基礎フレームの上側に位置す る区分において計量することを特徴とする、個品を搬送しかつ測定するための方 法。 24．個品もしくは個品に設けられたコードマークを基礎フレームの上側に位置す る区分において走査する、請求項２３記載の方法。 25．個品の容積をテレスコープ式搬送装置の基礎フレームに直接接続された区分 において検出する、請求項２３記載の方法。 26．個品分岐装置を、個品の計量、測定又は走査により得られたデータに関連し て調節する、請求項２３から２５までのいずれか１項記載の方法。