JPH08509708A - 血小板糖蛋白▲II▼b/▲III▼a抑制剤の調製のための新規な方法および中間体化合物 - Google Patents

血小板糖蛋白▲II▼b/▲III▼a抑制剤の調製のための新規な方法および中間体化合物

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JPH08509708A
JPH08509708A JP6522193A JP52219394A JPH08509708A JP H08509708 A JPH08509708 A JP H08509708A JP 6522193 A JP6522193 A JP 6522193A JP 52219394 A JP52219394 A JP 52219394A JP H08509708 A JPH08509708 A JP H08509708A
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チヤン,リン−ホワ
マー,フイリツプ
デグラードウ,ウイリアム・フランク
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ザ・デュポン・メルク・ファーマシュウティカル・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は血小板糖蛋白IIb/IIIa抑制剤の合成のための方法およびその方法に用いる中間体化合物を提供する。本発明により得られる化合物は式(I)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 血小板糖蛋白IIb/IIIa抑制剤の調製のための 新規な方法および中間体化合物 産業上の利用分野 本発明は、血小板糖蛋白IIb/IIIa抑制剤の合成のための方法およびその方 法で用いる中間体化合物に関する。 発明の背景 血小板の活性化およびその結果としての血小板の凝集および血小板による因子 類の分泌には、心臓血管および脳血管の血栓塞栓性の疾患、例えば不安定アンジ ナを伴う血栓塞栓性疾患、心筋梗塞、一過性虚血性発作、卒中、アテローム性動 脈硬化症および糖尿病を含む種々の病理生理学的症状が伴う。これらの疾患過程 への血小板の寄与は、特に損傷後の動脈壁において、凝血または血小板血栓を形 成する能力に由来している。 血小板は止血の維持と動脈血栓の発症において必須の役割を演じていることが 知られている。血小板の活性化は、冠静脈血栓溶解の間に増強されることが示さ れており、これは、遅延した再潅流および再閉塞の原因となる。アスピリン、チ クロピジンおよび血小板糖蛋白IIb/IIIaに対するモノクローナル抗体を用い た臨床試験によれば、不安定アンジナ、早期の急性心筋梗塞、一過性虚血性発作 、脳虚血および卒中に血小板が関与しているという生化学的証拠が認められた。 血小板は、血小板の形状の変化、顆粒分の分泌および凝血をもたらす広範囲の 種類のアゴニストにより活性化される。血小板の凝集は、1ケ所に活性化凝固因 子を濃縮することにより、凝血体の形成を更に集中させる。アデノシンジホスフ ェート(ADP)、セロトニン、アラキドン酸、トロンビンおよびコラーゲンを包含 する幾つかの内因性アゴニストが同定されている。血小板の機能との凝集の活性 化に幾つかの内因性アゴニストが関与し ているため、全てのアゴニストに対抗して作用する抑制剤はアゴニスト特異性の 現在使用できる抗血小板剤よりも効果的な抗血小板剤となり得ると考えられる。 現在の抗血小板剤は1種類のアゴニストに対してのみ有効であり、これらには 、アラキドン酸に対抗して作用するアスピリン、ADPに対抗して作用するチクロ ピジン、トロンボキサンA2に対抗して作用するトロンボキサンA2シンセターゼ阻 害剤または受容体拮抗剤およびトロンビンに対抗して作用するヒルジンが含まれ る。 最近、全ての知られたアゴニストに共通する経路が発見され、これは血小板糖 蛋白IIb/IIIa複合体(GP IIb/IIIa)と称されており、血小板凝集を媒介 する糖蛋白である。GP IIb/IIIaに関する最近の研究は、Phillips等によりCe ll65:359〜362(1991)に記載されている。GP IIb/IIIa拮抗剤の開発は、抗 血小板剤療法を目的とした確実で新しい方法となっている。GP IIb/IIIaに対 するモノクローナル抗体を用いたヒトにおける最近の研究によれば、GP IIb/I IIa拮抗剤は抗血栓剤として有益であることが解っている。 いずれのアゴニストにも応答して血小板の活性化および凝集を抑制するような Gp IIb/IIIa特異的抗血小板剤が現在求められている。このような薬剤は現在 使用できるアゴニスト特異的血小板抑制剤よりも効果的な抗血小板療法をもたら すはずである。 GP IIb/IIIaは未剌激血小板上の可溶性蛋白には結合しないが、活性化血小 板中のGP IIb/IIIaは4種の可溶性接着蛋白、即ちフィブリノーゲン、von Wi llebrand因子、フィブロネクチンおよびビトロネクチンに結合することが知られ ている。フィブリノーゲンおよびvon Willebrand因子のGP IIb/IIIaへの結合 により血小板が凝集する。フィブリノーゲンの結合は部分的にはGP IIb/IIIa に結合する接着蛋白に共通のArg-Gly-Asp(RGD)認識配列により媒介される。 フィブリノーゲン結合をブロックし血小板血栓の形成を防止する幾つかのRGD 含有ペプチドおよび関連化合物が報告されている。例えば、Cadroy等(1989)のJ. Clin.Invest.84:939〜944;Klein等の米国特許4,952,562号(8/28/90発行); 欧州特許出願EP 0319506 A;欧州特許出願EP 0422938 A1;欧州特許出願EP 0422 937 A1;欧州特許出願EP 0341915 A2;PCT特許出願WO 89/07609;PCT特許出願WO 90/02751;PCT特許出願WO 91/042447;および欧州特許出願EP 0343085 A1に記 載されている。 式(I)の化合物の調製は困難である。例えば、米国特許出願07/949,085号に 記載されている方法は合成において固相法の変法を用いている。この方法は、薬 剤のバルク調製には適用できない。即ち、容易に入手できる出発物質、より安価 なカップリング剤および大量希釈を必要としない方法を用いてこれらの化合物を 提供することのできる方法が求められている。本発明の目的は血小板糖蛋白II/ IIIa抑制剤の調製方法を提供することである。このような方法で用いる中間体 化合物を提供することも本発明の目的である。最後に、その中間体化合物の調製 方法を提供することも本発明の目的である。 本発明の詳細な説明 本発明は、下記式: の化合物の調製方法において、 (a)下記式: (式中Zはカルボン酸保護基であり、Yはアミン保護基である)のアミノトリペ プチドを、下記式: (式中Gはアミン保護基である)のカルボン酸誘導体と結合させて、下記式: の保護直鎖ペプチドを生成し、 (b)一段階で段階(a)の生成物のZおよびG保護基を除去して下記式: の脱保護直鎖ペプチドを生成し、 (c)段階(b)の脱保護直鎖ペプチドを環化して、下記式: の環状ペプチドを生成し、 (d)段階(c)の生成物のY基およびt−ブチル基を除去して、上記式(I)の アミンを生成する ことからなる上記式(I)の化合物の調製方法、 ただし上記式中、 wは0または1であり; R1(ただしpおよびp′は0または1)であり; R19はC6〜C14飽和、部分飽和または芳香族炭素環系であるか、またはN、O、 Sよりなる群から選択されるヘテロ原子少なくとも1〜3個を有するヘテロ環系 であり;すべてこれらの環系は場合によりR70〜2個で置換されていることがで き; R17およびR16は独立して水素、C1〜C4アルキル(場合によりハロゲンで置換さ れたもの)、C1〜C2アルコキシ、ベンジルよりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、水素、R80〜2個で置換されたC1〜C8アルキル、R8 0〜2個で置換されたC2〜C8アルケニル、R80〜2個で置換されたC2〜C8アルキ ニル、R80〜2個で置換されたC3〜C8シクロアルキル、R80〜2個で置換された C6〜C10ビシクロアルキル、R130〜2個で置換されたアリール、場合によりR13 0〜2個で置換された窒素、酸素またはイオウヘテロ原子1〜3個を含む原子5 〜10個を有するヘテロ環系よりなる群から選択され; R15およびR11は、あるいは、一緒になってR130〜2個で置換された5〜8員 の炭素環系を形成するが、このときR17はHであり; R7は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジル オキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シク ロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、- OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキルただし 場合により-NR20R21で置換されたものよりなる群から選択され; R8は独立して各々=0、F、Cl、Br、I、-CF3、-CN、-CO2R20、-C(=O)N-R20R2 1 、-CH2OR20、-OC(=O)R20、-CH2NR20R21、-NR20R21よりなる群から選択され; R13は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジ ルオキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シ クロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、 -OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(-NR20 R21で置換されたもの)よりなる群から選択され; R20は独立して各々、H、C1〜C7アルキル、アリール、-(C1〜C6アルキル)ア リールまたはC3〜C6アルコキシアルキルよりなる群から選択され; R21は独立して各々、H、C1〜C4アルキルまたはベンジルよりなる群から選択 され; R11はHまたはC1〜C8アルキルであり; R12はHまたはC1〜C8アルキルであり; R2はH、C1〜C8アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチ ル、C1〜C6シクロアルキルエチル、フェニル、フェニルメチル、CH2OH、CH2SH、 CH2OCH3、CH2SCH3、CH2CH2SCH3、(CH2)sNH2、(CH2)sNH-C(=NH)(NH2)、(CH2)sNHR2 1 (ただしここでs=3〜5)であり; R12およびR2は一緒になって-(CH2)t-(ここでt=2〜4)または-CH2S-C(CH3 )2-を形成することができ; R3はHまたはC1〜C8アルキルであり; Aは、-C1〜C7アルキル-、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である) -(CH2)mO-(C1〜C4アルキル)-、(ここでm=1、2) -(CH2)mS-(C1〜C4アルキル)-、(ここでm=1、2)よりなる群から選択され、 R3およびAはまた一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成し、 R9はH、C1〜C8アルキルであり; R5はH、C1〜C8アルキルであるような上記方法に関する。 好ましい実施態様においては、上記した方法はR19よりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、H、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジル、フェニ ル-(C2〜C4)アルキル、C1〜C4アルコキシよりなる群から選択され; R17およびR16は独立してHまたはC1〜C4アルキルであり; R7はH、C1〜C8アルキル、フェニル、ハロゲンまたはC1〜C4アルコキシであり ; R11はHまたはC1〜C3アルキルであり; R12はHまたはCH3であり; AはC1〜C7アルキル、 -(CH2)mS(CH2)2-(ここでm=1、2) (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である) -(CH2)m-O-(C1〜C4アルキル)-NH-(C1〜C6アルキル(ここでm=1〜2)よりな る群から選択され; R3およびAは一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成してよく、 R9はH、C1〜C3アルキルであり; R5はH、C1〜C3アルキルであるような式(I)の化合物を提供する。 最も好ましい実施態様においては上記した方法は、 Z=ベンジル; Y=トシル; G=CBZ; R5、R9、R16、R17およびR18はHであり; R11、R12およびR14はHまたはCH3であり; R15はH、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジルまたはフェニル-(C2〜C4)ア ルキルであり;そして R3はHまたはC1〜C3アルキルであるような式(I)の化合物を提供する。 上記した方法は特に wは1であり; pは0であり; R5、R9、R17、R15、R11、R12、R14はHであり; R2はC2H5であり; R3はCH3であり;そして Aは-(CH23-であるような式の化合物を提供する。 本発明はまた、下記式: の中間体化合物の調製方法において、 下記式: の化合物を環化することを包含する上記調製方法、但し、 式中、YはTosであり; R1(ここでpおよびp′は0または1)であり; R19はC6〜C14飽和、部分飽和または芳香族炭素環系またはN、O、Sよりなる 群から選択されるヘテロ原子少なくとも1〜3個を有するヘテロ環系であり;こ こでこれらの全ての環系はR70〜2個で場合により置換されていてよく; R17およびR16は独立して水素、C1〜C4アルキル(場合によりハロゲンで置換さ れているもの)、C1〜C2アルコキシおよびベンジルよりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、水素、R80〜2個で置換されたC1〜C8アルキル、R8 0〜2個で置換されたC2〜C8アルケニル、R80〜2個で置換されたC2〜C8アルキ ニル、R80〜2個で置換されたC3〜C8シクロアルキル、R80〜2個で置換された C6〜C10ビシクロアルキル、R130〜2個で置換 されたアリール、R130〜2個で場合により置換された窒素、酸素またはイオウ ヘテロ原子1〜3個を含む原子5〜10個を有するヘテロ環系よりなる群から選択 され; R15およびR17は、あるいは一緒になってR130〜2個で置換された5〜7員の 炭素環を形成し; R18およびR16は、あるいは、一緒になってR130〜2個で置換された5〜7員 の炭素環を形成し; R15およびR11は、あるいは、一緒になってR130〜2個で置換された5〜8員 の炭素環を形成し、このときR17はHであり; R7は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジル オキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シク ロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、- OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(場合 により-NR20R21で置換されたもの)よりなる群から選択され; R8は独立して各々=0、F、Cl、Br、I、-CF3、-CN、-CO2R20、-C(=O)N-R20R2 1 、-CH2OR20、-OC(=O)R20、-CH2NR20R21、-NR20R21よりなる群から選択され; R13は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジ ルオキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シ クロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、 -OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(-NR20 R21で置換されたもの)よりなる群から選択され; R20は独立して各々、H、C1〜C7アルキル、アリール、-(C1〜C6アルキ ル)アリールまたはC3〜C6アルコキシアルキルよりなる群から選択され; R21は独立して各々、H、C1〜C4アルキルまたはベンジルよりなる群から選択 され; R11はHまたはC1〜C8アルキルであり; R12はHまたはC1〜C8アルキルであり; R14はHまたはC1〜C8アルキルであり; R2はH、C1〜C8アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチ ル、C1〜C6シクロアルキルエチル、フェニル、フェニルメチル、CH2OH、CH2SH、 CH2OCH3、CH2SCH3、CH2CH2SCH3、(CH2)sNH2、(CH2)sNH-C(=NH)(NH2)、(CH2)sNHR2 1 (ただしここでs=3〜5)であり; R12およびR2は一緒になって-(CH2)t-(ここでt=2〜4)または-CH2S-C(CH3 )2-を形成することができ; R3はHまたはC1〜C8アルキルであり; Aは、-C1〜C7アルキル-、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である)よりなる群から選択され; R3およびAはまた一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成し、 R9はH、C1−C8アルキルであり; R5はH、C1〜C8アルキルであるような調製方法を提供する。 好ましい実施態様においては、上記した方法はR19よりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、H、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジル、フェニ ル-(C2〜C4)アルキル、C1〜C4アルコキシよりなる群から選択され; R17およびR16は独立してHまたはC1〜C4アルキルであり; R7はH、C1〜C8アルキル、フェニル、ハロゲンまたはC1〜C4アルコキシであり ; R11はHまたはC1〜C3アルキルであり; R12はHまたはCH3であり; AはC1〜C7アルキル、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である)よりなる群から選択され; R3およびAは一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成してよく、 R9はH、C1〜C3アルキルであり;そして R5はH、C1〜C3アルキルであるような式(II)の中間体化合物を提供する。 より好ましい実施態様においては上記した好ましい方法は、 R5、R9、R16、R17およびR18はHであり; R11、R12およびR14はHまたはCH3であり; R15はH、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジルまたはフェニル-(C2〜C4)ア ルキルであり;そして R3はHまたはC1〜C3アルキルであるような式(II)の中間体化合物を提供する 。 上記した方法は特に、 wは1であり; pは0であり; R5、R9、R17、R15、R11、R12、R14はHであり; R2はC2H5であり; R3はCH3であり;そして Aは-(CH23-であるような式(II)の中間体化合物を提供する。 本発明はまた、下記式: 本発明はさらにまた、式(I)の化合物の調製のための請求項記載の方法で用 いる中間体化合物を提供する。そのような中間体化合物は、下記式: 〔式中 w=0または1; YはHまたはトシルであり; ZはHまたはベンジルであり; GはH、CBZであり; R1(ここでpおよびp′は0または1)であり; R19はC6〜C14飽和、部分飽和または芳香族カルボン酸系またはN、O、Sより なる群から選択されるヘテロ原子少なくとも1〜3個を有するヘテロ環系であり 、これらの環系は全て場合によりR70〜2個で置換されていてよく; R17およびR16は独立して水素、C1〜C4アルキル(場合によりハロゲンで置換さ れたもの)、C1〜C2アルコキシ、ベンジルよりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、R80〜2個で置換されたC1〜C8アルキル、R80〜2 個で置換されたC2〜C8アルケニル、R80〜2個で置換されたC2 〜C8アルキニル、R80〜2個で置換されたC3〜C8シクロアルキル、R80〜2個で 置換されたC6〜C10ビシクロアルキル、R130〜2個で置換されたアリール、場合 によりR130〜2個で置換された窒素、酸素またはイオウヘテロ原子1〜3個を 含む原子5〜10個を有するヘテロ環系よりなる群から選択され; R15およびR17はあるいは一緒になってR130〜2個で置換された5〜7員の炭 素環を形成することができ; R18およびR16はあるいは、一緒になってR130〜2個で置換された5〜7員の 炭素環を形成することができ; R15およびR11はあるいは、一緒になってR130〜2個で置換された5〜8員の 炭素環を形成し、このときR17はHであり; R7は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジル オキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シク ロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、- OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(場合 により-NR20R21で置換されたもの)、よりなる群から選択され; R8は独立して各々=O、F、Cl、Br、I、-CF3、-CN、-CO2R20、-C(=O)N-R20R21 、-CH2OR20、-OC(=O)R20、-CH2NR20R21、-NR20R21よりなる群から選択され; R13は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジ ルオキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シ クロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、 -OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(-NR20 R21で置換されたもの)よりなる群から 選択され; R20は独立して各々、H、C1〜C7アルキル、アリール、-(C1〜C6アルキル)ア リール、またはC3〜C6アルコキシアルキルよりなる群から選択され; R21は独立して各々、H、C1〜C4アルキルまたはベンジルよりなる群から選択 され; R11はHまたはC1〜C8アルキルであり; R12はHまたはC1〜C8アルキルであり; R14はHまたはC1〜C8アルキルであり; R2はH、C1〜C8アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチ ル、C1〜C6シクロアルキルエチル、フェニル、フェニルメチル、CH2OH、CH2SH、 CH2OCH3、CH2SCH3、CH2CH2SCH3、(CH2)sNH2、(CH2)sNH-C(=NH)(NH2)、(CH2)sNHR2 1 (ここでs=3〜5)であり; R12およびR2は一緒になって-(CH2)t-(ここでt=2〜4)または-CH2S-C(CH3 )2-を形成することができ; R14およびR2は一緒になって-(CH)u-(ここでu=2〜5)を形成することがで き; R3はHまたはC1〜C8アルキルであり; Aは、-C1〜C7アルキル-、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である); -(CH)mO-(C1〜C4アルキル)-(ここでm=1、2)、 -(CH)mS-(C1〜C4アルキル)-(ここでm=1、2)よりなる群から選択さ れ; R3およびAはまた一緒になって (ここでn=0〜1であり、w=0である)を形成することができ; R9はH、C1〜C8アルキルであり; R5はH、C1〜C8アルキルであり;そして R25はt−ブチル、C5〜C8シクロアルキルまたはベンジルであり、ここでフェ ニル環は0〜5個のC1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ基またはハロゲン原子 1〜2個で置換されている〕の構造を有している。 好ましい式IIIおよびIVの中間体化合物は、 YはHまたはトシルであり; ZはHまたはベンジルであり; GはHまたはCBZであり; R19よりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、H、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジル、フェニ ル-(C2〜C4)アルキル、C1−C4アルコキシから選択され; R17およびR16は独立してHまたはC1〜C4アルキルであり; R7はH、C1〜C8アルキル、フェニル、ハロゲンまたはC1〜C4アルコキシであり ; R11はHまたはC1〜C3アルキルであり; R12はHまたはCH3であり; AはC1〜C7アルキル、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である)よりなる群から選択され; R3およびAは一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成することができ; R9はH、C1〜C3アルキルであり;そして R5はH、C1〜C3アルキルであるような化合物である。 もっとも好ましい式IIIおよびIVの中間体化合物は、 R5、R9、R16、R17およびR18はHであり; R11、R12およびR14はHまたはCH3であり; R15はH、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジルまたはフェニル-(C2〜C4)ア ルキルであり;そして R3はHまたはC1〜C3アルキルであるような好ましい化合物である。 特に好ましい式IIおよびIVの化合物は、 wは1であり; pは0であり; R5、R9、R17、R15、R11、R12、R14はHであり; R2はC2H5であり; R3はCH3であり;そして Aは-(CH23-であるような化合物である。 本明細書に記載の化合物は不斉中心を有する。特段の記載が無い限り、全ての キラル、ジアステレオマーおよびラセミ形態は、本発明に包含されるものとする 。オレフィン、C=N二重結合等の多くの幾何異性体もまた本明細書に記載した化 合物中に存在することができ、全てこれらの安定な異性体は本発明に包含される ものとする。ペプチド結合の2つの異なる異性体(シスおよびトランス)が存在 することが知られているが、これらは両方とも明細書に記載した化合物中に存在 でき、全てこのような安定な異性体は本発明に包含されるものとする。特に記載 しにい限り、アミノ酸のL−異性体は本発明の好ましい立体異性体である。特定 のアミノ酸のDおよびL−異性体は、例えばD-LeuまたはL-Leuのようにアミノ酸 で従来用いられている3文字の略記方法で記載する。 変数(例えばR1〜R8、m、n、p、X、Yなど)が何れかの構成成分または何 れかの式において1つより多く存在する場合は、存在する各々につき、その定義 はその他各々のものにおける定義と独立したものとする。また、置換基および/ または変数の組み合わせはそのような組み合わせが安定な化合物を与える場合の み許されるものとする。 本明細書においては、「アルキル」とは炭素原子を特定された個数有する分枝 鎖および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を包含するものであり、「アルコキ シ」とは酸素架橋を介して連結した炭素原子を指定の数有するアルキル基を指し 、「シクロアルキル」とは、シクロプロピル、シクロブ チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチル のような飽和環基を包含するものとし、そして、「ビシクロアルキル」とは、〔 3.3.0〕ビシクロオクタン、〔4.3.0〕ビシクロノナン、〔4.4.0〕ビシクロデカ ン(デカリン)、〔2.2.2〕ビシクロオクタンなどのような飽和2環基を包含す るものとする。「アルケニル」とは、エテニル、プロペニル等のような、直鎖ま たは分枝鎖の構造を有し、そして鎖に沿っていずれかの安定な点に存在する1つ 以上の不飽和炭素−炭素結合を有するような炭化水素鎖を包含し、「アルキニル 」とは、エチニル、プロピニル等のような、直鎖または分枝鎖の構造を有し、そ して鎖に沿っていずれかの安定な点に存在する1つ以上の炭素−炭素三重結合を 有するような炭化水素鎖を包含する。「ハロ」または「ハロゲン」とは、本明細 書においては、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを指すものとし、そして 「対イオン」とはクロリド、ブロミド、ヒドロキシド、アセテート、スルフェー ト等のような小形の負電荷を有する化学種を指すために用いる。 本明細書においては、「アリール」とは、フェニルまたはナフチルを意味する ものとし、「炭素環」とはいずれかの安定な5員〜7員の単環または2環の、ま たは、7員〜14員の2環または3環の炭素環を意味するものとし、これらはいず れも、飽和、部分不飽和または芳香族のものであってよい。このような炭素環の 例には、限定するものではないが、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル 、ビフェニル、ナフチル、インダニルまたはテトラヒドロナフチル(テトラリン )が包含される。 本明細書においては、「ヘテロ環」または「ヘテロ環系」という用語は安定な 5員〜7員の単環または2環または7環〜10環の2環のヘテロ環を意味するもの とし、これらは、飽和、部分不飽和、または芳香族のものであってよく、そして 、炭素原子および1〜3個のN、OおよびSなる群から選択されるヘテロ原子よ りなり、そして、その窒素およびイオウヘテロ原子は、場合により酸化されてい てよく、そして窒素は場合により第4化 合物の形態であってよく、そして、上記したヘテロ環がベンゼン環と縮合した2 環の基も包含される。ヘテロ環は安定な構造をもたらすような何れかのヘテロ原 子または炭素原子においてその懸垂基に連結していてよい。ヘテロ環は、得られ る化合物が安定である場合は、炭素原子または窒素原子において置換されていて もよい。限定するものではないが、本明細書に記載するヘテロ環には、例えば、 ピリジル、ピリミジル、フラニル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾ リル、テトラゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インドリル、イン ドレニル、キノリニル、イソキノリニルまたはベンズイミダゾリル、ピペリジニ ル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、2−ピロリドニル、ピロリニル、テトラ ヒドロフラニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカ ヒドロキノリニルまたはオクタヒドロイソキノリニルが包含される。 「安定な化合物」または「安定な構造」とは、本明細書においては、反応混合 物から有用な程度の純度までの単離工程、そして薬効のある治療薬への製剤化に 耐えるのに十分な安定性を有する化合物を指す。 「置換された」という表現は、本明細書では、指定された原子上の水素1つ以 上が記載した群から選択されるものにより置き換えられていることを指すが、そ の際、指定された原子の通常の原子価を超えないものとし、また置換により安定 な化合物が生じなければならないものとする。 本明細書においては、「アミン保護基」という用語は、アミン基を保護するた めの有機合成分野で知られた何れかの基を指す。このようなアミン保護基は、Gr eeneの「有機合成における保護基」(“Protectiv Groups in Organic Synthesi s”John Wily & Sons,New York(1981))および「ペプチド」(The Petides:An a1ysis,Synthesis,Biology,Vol.3,Academic Press,NewYork(1981))に記 載されているものを包含し、その開示内容は参考のために本明細書に組み込まれ る。当該分野でいられている何れかのアミン保護基を使用できる。限定するもの ではないが、アミン保護基の例 には、以下のものが包含される。1)ホルミル、トリフルオロアセチル、フタリ ルおよびp−トルエンスルホニルのようなアシル型;2)ベンジルオキシカルボ ニル(Cbz)および置換ベンジルオキシカルボニル、1−(p−ビフェニル)− 1−メチルエトキシカルボニルおよび9−フルオレニルメチルオキシカルボニル (Fmoc)のような芳香族カーバメート型;3)t−ブトキシカルボニル(Boc)、 エトキシカルボニル、ジイソプロピルメトキシカルボニルおよびアリルオキシカ ルボニルのような脂肪族カーバメート型;4)シクロペンチルオキシカルボニル およびアダマンチルオキシカルボニルのような環状アルキルカーバメート型;5 )トリフェニルメチルおよびベンジルのようなアルキル型;6)トリメチルシラ ンのようなトリアルキルシラン型;および、7)フェニルチオカルボニルおよび ジチアスクシノイルのようなチオール含有型。 本明細書においては、「薬学的に許容される塩およびプロドラッグ」とは、酸 または塩基の塩を形成することにより、または、通常の操作によりあるいはin v ivoで修飾が除去され親化合物となるような方法で化合物中に存在する官能基を 修飾することにより、変性されるような開示された化合物の誘導体を指す。限定 するものではないがこれらの例には、アミンのような塩基性残基の無機または有 機性の酸の塩;カルボン酸のような酸性残基のアルカリまたは有機性の塩;カル ボキシレートのエステル;アルコールおよびアミンのアセテート、ホルメートお よびベンゾエート誘導体などが包含される。 本発明の化合物の薬学的に許容される塩は、水または有機性溶媒またはこれら の混合物中、適切な塩基あるいは酸の化学量論的な量と上記した化合物の遊離の 酸または塩基の形態と反応させることにより調製することができ、一般的に、非 水性の媒体、例えば、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノールま たはアセトニトリルが好ましい。適当な塩の例は、レミントンの薬剤科学(Remi ngton's Pharmaceutical Sciences,17版, Mack Publishing Company,Easton,PA,1985,p1418)に記載されており、その 開示内容は参考のために本明細書に組み込まれる。 「アミノ酸」という用語は、本明細書では塩基性のアミノ基および酸性のカル ボキシル基の両方を有する有機化合物を意味する。この用語には、修飾された特 殊なアミノ酸、例えばRobertsとVellaccio(1983)の「ペプチド」(The Peptides ,5:342〜429)に記載されているようなものも包含され、その記載は参考のた めに本明細書に組み込まれる。 「アミノ酸残基」という用語は、本明細書では、ペプチドまたは疑似ペプチド 中に存在するアミノ酸(本明細書で定義)の部分を意味するものとする。本明細 書においては「ペプチド」という用語は、ペプチドまたは疑似ペプチド結合で連 結されている2つ以上のアミノ酸(本明細書で定義)よりなる線状化合物を意味 するものとする。 本明細書では以下に示す従来の3文字アミノ酸略記法を用いる。従来の1文字 アミノ酸略記法は本明細書では使用しない。 Ala=アラニン Arg=アラギニン Asn=アスパラギン Asp=アスパラギン酸 Cys=システイン Gln=グルタミン Glu=グルタミン酸 Gly=グリシン His=ヒスチジン Ile=イソロイシン Leu=ロイシン Lys=リジン Met=メチオニン Nle=ノルロイシン Orn=オルニチン Phe=フェニルアラニン Phg=フェニルグリシン Pro=プロリン Ser=セリン Thr=スレオニン Trp=トリプトファン Tyr=チロシン Val=バリン 本発明は式(I)の化合物の合成のための短い工程を提供する。提供される工 程は市販の物質を用いて実施される。全体の工程は新規なものであり、新しい反 応段階、新しい反応順序、および新しい反応中間体を用いている。発明を実施す る際には、当業者の知る多くの標準的な方法に関する知識を必要とする。以下の 記載および参考例はこのような知識を示すために提示した。 一般的に、ペプチドは、記載した方法を用いてC末端残基のαアミンを脱保護 し、ペプチド結合を介して次の適当に保護されたアミノ酸を結合させることによ り伸長される。この脱保護と結合の工程を所望の配列が得られるまで反復する。 この結合は段階的に、あるいはフラグメントの縮合(2個からの数個のアミノ酸 )により、または、両方の方法の組み合わせにより、成分アミノ酸を用いて実施 することができ、その方法はMerrifield(J.Am.Chem.Soc.,85,2149〜2154( 1963),“The Peptides:Analvsis, Synthesis,Biology(ペプチド:分析、合成、生物学)、Vol.1、2、3、5 および9、Academic Press,New York,(1980〜1987));Bodanszky(“Peptide Chemistry:APractical Textbook(ペプチド化学:実用テキスト)”,Springer -Verlag,New York(1988));およびBodanszky等“The Practice of Peptide Sy nthesis(ペプチド合成の実際)”Springer-Verlag,New York(1984))がはじめ に記載した方法に従うことができ、その記載内容は参考のために本明細書に組み 込まれる。 2個のアミノ酸誘導体、アミノ酸とペプチド、2個のペプチドフラグメントの 結合、または、ペプチドの環化は、アジド法のような標準的な結合方法、カルボ ン酸混合無水物(イソブチルクロロホルメート)法、カルボジイミド(ジシクロ ヘキシルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミドまたは、水溶性カルボ ジイミド)法、活性エステル(p−ニトロフェニルエステル、N−ヒドロキシス クシンイミドエステル)法、Woodward試薬K法、カルボニルジイミダゾール法、 BOP-C1のようなリン試薬を用いる方法、または、酸化還元法を用いて実施できる 。これらの方法の幾つか(特にカルボジイミド)は1−ヒドロキシベンゾトリア ゾールを添加することにより促進することができる。これらの結合反応は溶液中 (液相)または固相で行なってよい。 成分アミノ酸の官能基は、望ましくない結合の形成を回避するために結合反応 の間は保護しなければならない。使用できる保護基、アミノ酸を保護するために それらを用いる方法、および、それらの除去方法は、Greeneの「有機合成におけ る保護基」(“Protective Groups in Organic Synthesis”John Wiley & Sons ,NewYork(1981))および「ペプチド」(The Peptides:Analysis,Synthesis, Biology(ペプチド:分析、合成、生物学)、Vol.3,Academic Perss,New Yo rk(1981))に記載されており、その記載内容は参考のために本明細書に組み込ま れる。 C末端残基のαカルボキシル基は通常は脱離してカルボン酸を与えるこ とができるようなエステルにより保護する。これらの保護基には、1)チメルお よびt−ブチルのようなアルキルエステル、2)ベンジルおよび置換ベンジルの ようなアリールエステル、または、3)穏やかな塩基処理または穏やかな還元方 法、例えばトリクロロエチルおよびフェナシルエステルによる処理により脱離で きるエステルが包含される。固相の場合、C末端アミノ酸を不溶性担体(通常は ポリスチレン)に連結する。これらの不溶性担体はカルボキシル基と反応して伸 長条件に対しては安定であるが後に容易に分解できるような結合を形成する基を 有する。その例としては、オキシム樹脂(DeGradoおよびKaiser(1980)J.Org.Ch em.45,1295〜1330)クロロまたはブロモメチル樹脂、ヒドロキシメチル樹脂お よびアミノメチル樹脂が包含される。これらの樹脂の多くは、所望のC末端アミ ノ酸が既に導入された状態で市販されている。 各アミノ酸のαアミノ基は保護しなければならない。当該分野で知られた何れ かの保護基を使用できる。それらの例としては、1)ホルミル、トリフルオロア セチル、フタリルおよびp−トルエンカルボニルのようなアシル型;2)ベンジ ルオキシカルボニル(Cbz)および置換ベンジルオキシカルボニル、1−(p−ビ フェニル)−1−メチルエトキシカルボニルおよび9−フルオレニルメチルオキ シカルボニル(Fmoc)のような芳香族カーバメート型:3)t−ブチルオキシカル ボニル(Boc)、エトキシカルボニル、ジイソプロピルメトキシカルボニルおよ びアリルオキシカルボニルのような脂肪族カーバメート型;4)シクロペンチル オキシカルボニルおよびアダマンチルオキシカルボニルのような環状アルキルカ ーバメート型;5)トリフェニルメチルおよびベンジルのようなアルキル型;6 )トリメチルシランのようなトリアルキルシラン;および7)フェニルチオカル ボニルおよびジチアスクシノイルのようなチオール含有型が挙げられる。好まし いαアミノ保護基はCbz、BocまたはFmocである。ペプチド合成のために適当に保 護された多くのアミノ酸誘導体が市販されている。 αアミノ保護基は次のアミノ酸の結合の前に脱離させる。Cbz基を用いる場合 は、適する試薬は大気圧下またはParr装置内で高圧水素を用いた水素化条件に適 するものであるか、シクロヘキセンまたはパラジウム上のギ酸アンモニウム、炭 素上の水酸化パラジウムまたはメタノール、エタノールまたはテトラヒドロフラ ン、またはこれらの溶媒の組み合わせ中の酸化白金である(P.N.Rylander,水 素化方法(Hydrogenation Methods),AcademicPress,1985)。Boc基を用いる 場合は、トリフルオロ酢酸を未希釈で、またはジクロロメタン中用いるか、また はジオキサン中の塩酸を用いる方法が適する。次に得られるアンモニウム塩を結 合の前かまたは容器内で、水性の緩衝液またはジクロロメタンまたはジメチルホ ルムアミド中の第3アミンのような塩基性溶液で中和する。Fmoc基を用いる場合 は、ジメチルホルムアミド中のピペリジンまたは置換ピペリジンを選択するが、 第2アミンまたは水性の塩基性溶液も使用できる。脱保護は0℃〜室温で行なう 。 側鎖官能基を有するアミノ酸は何れも、上記した基の何れかを用いてペプチド 調製の間保護しなければならない。当該分野の技術者が知るとおり、このような 側鎖官能基のための適切な保護基の選択と使用はペプチド中のアミノ酸およびそ の他の保護基の存在により異なる。このような保護基の選択では、それがαアミ ノ基の脱保護および結合の間に除去されないようにすることが重要である。 例えば、αアミン保護のためにCbzを用いる場合は、以下に示す保護基、即ち アルギニンに対してはp−トルエンスルホニル(トシル)部分;リジンまたはオ ルニチンに対してはt−ブチルオキシカルボニル、フタリルまたはトシル;グル タミン酸およびアスパラギン酸にに対してはシクロペンチルのようなアルキルエ ステル;セリンおよびスレオニンに対してはアルキルエステルが許容され、そし て、トトリプトファンのインドールは未保護のままとするか、または、ホルミル 基で保護することができる。 αアミノ保護のためにBocを選択する場合は、以下に示す保護基、即ち、アル ギニンに対してはp−トルエンスルホニル(トシル)部分およびニトロ;リジン に対してはベンジルオキシカルボニル、置換ベンジルオキシカルボニルまたはト シル;グルタミン酸およびアスパラギン酸に対してはベンジルまたはシクロペン チルのようなアルキルエステル;セリンおよびスレオニンに対してはベンジルエ ーテル;チロシンに対してはベンジルエーテル、置換ベンジルエーテルまたは2 −ブロモベンジルオキシカルボニル;システインに対してはp−メチルベンジル 、p−メトキシベンジル、アセトアミドメチル、ベンジルまたはt−ブチルスル ホニルが許容され、そして、トリプトファンのインドールは未保護のままとする か、または、ホルミル基で保護することができる。 αアミン保護のためにFmocを使用する場合は、通常はt−ブチル系の保護基が 許容される。例えば、Bocはリジンに対して、t−ブチルエーテルはセリン、ス レオニンおよびチロシンに対して、そして、t−ブチルエステルはグルタミン酸 およびアスパラギン酸に対して使用できる。 ペプチドの伸長および環化が終了した後、保護基は全て除去する。液相合成の 場合は、保護基は選択された保護基に応じた方法で除去する。これらの方法は当 業者が知るものである。 本発明で用いる特殊なアミノ酸は、当業者の知る標準的な方法で合成できる( The Peptides:Analysis,Synthesis,Biology(ペプチド:分析、合成、生物学 ),Vol.5,pp.342〜449,Academic Press,New York,(1981))。N−アルキ ルアミノ酸は既に記載された方法(Cheung等,(1977),Can.J.Chem.55,906 ;Freidinger等,(1982),J.Org.Chem.48,77(1982))を用いて調製でき、こ れらの文献は参考のために本明細書に組み込まれる。 本発明の方法は下記式(I): の化合物を調製するための以下に記載する新しい方法を併用しながら一般的な方 法を利用するものである。 本発明の方法はスキーム1に示す一連の段階により開始される。 段階1では、ジペプチド3を適切に置換されたカルボキシ保護アミノ酸2とア ミノ酸1を縮合させることにより調製する。段階1では以前に記載したアミド結 合形成反応を用いている。Zがベンジルであり、XがBocでありそしてYがトシ ルであるような式3の化合物を調製するための段階1の好ましい方法は、雰囲気 温度で、酸捕獲剤としてジイソプロピルエチルアミンを用いながら、溶媒THF中 のHBTUの存在下、グリシンベンジルエステルと式1の相当するカルボン酸との反 応を介して行なう。 段階2では、N−アルファ−アルキルジペプチド4を、スキーム1に示すとお り、選択された保護基の除去のための適切な条件を用いて式3の相当する化合物 を脱保護することにより調製する。例えば、XがBocであるような式3の化合物 については、文献記載の多くの脱保護方法の何れかを用いてよい(M.Bodanszku およびA.Bodanszky,ThePractice of Peptide Synthesis(ペプチド合成の実際 )、Springer-Verlag参照)。Zがベンジルである化合物4の調製のための好ま しい方法は、TFAを用いたXがBocである化合物3の酸処理を含んでいる。あるい は、反応は酢酸エチルのような溶媒中、塩酸または硫酸を用いて行ってもよい。 方法の段階3は、N−アルファ−アルキルジペプチド化合物4との式5の適切 に置換されたN−α保護アミノ酸化合物の結合によるトリペプチド6の調製を含 んでいる。式5の化合物は市販されている(Sigma,BOCHEM)。段階3はアミド結 合を形成するための前記した方法の何れかを用いて行なってよい。段階3につい ては、XがBocであり、R3がアルキルであり、そしてZがベンジルであるような 化合物6を調製するための好ましい方法は、雰囲気温度でアセトニトリル中、R3 がアルキルであり、Zがベンジルであり、そしてYが保護基であるような式4の 化合物の存在下、HBTUまたはカルボジイミドおよび1−ヒドロキシベンゾトリア ゾールを用いて式5の相当する化合物のN−αBoc保護アミノ酸を活性化する操 作である。 段階4では、上記した条件を用いたN−α−Boc保護トリペプチド6の 酸性脱保護により化合物7を調製する。XがBocであるような化合物6からZが ベンゾであるような式7の化合物の調製するための好ましい脱保護方法には、雰 囲気温度〜40℃で酢酸エチルのような溶媒中のTFAまたは塩酸との反応が包含さ れる。 本発明の方法の段階5〜8をスキーム2に示す。段階5では、完全に合成され 保護された線状ペプチド化合物9を、カルボン酸化合物8とアミノトリペプチド 化合物7を結合させることにより調製する。この段階はアミド結合を形成するた めの前に記載した方法の何れかを用いて行なってよい。Zがベンジルであるよう なアミノ化合物7とGがCbzであるような式8のカルボン酸化合物からZがベン ジルでありCbzであるような式9の線状ペンタペプチド化合物の調製のための好 ましい結合方法では、雰囲気温度でアセトニトリル中HBTU、ジイソプロピルエチ ルアミンを用いる。1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ イミド塩酸塩またはO−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N',N'−テトラメ チルウリオンヘキサフルオロホスフェートカルボニルジイミダゾール、ヒドロキ シスクシネートエステルまたはイソブチルクロロホルメートおよび1−ヒドロキ シベンゾトリアゾールとN−メチルモルホリンのようなその他の結合試薬を用い て同様の結果を得てもよい。 段階6では、遊離のアミノ酸ペプチド化合物10を化合物9の脱保護により調製 する。例えば、Zがベンジルであり、GがCbzであるような化合物9の脱保護は 、ベンジルおよびCbzの脱保護に関する文献に記載の良く知られた種々の方法の 何れかの方法を用いて実施してよい。このような方法には、雰囲気温度〜70℃で 温度範囲で、アルコール溶媒中、炭素上5〜10%パラジウムおよびギ酸アンモニ ウムまたはシクロヘキサン、または、1気圧またはより高い水素圧力下、アルコ ール溶媒中、炭素5〜10%パラジウムを用いた反応が包含される。GがCbzであ り、Zがベンジルであるような化合物9の脱保護による遊離アミノ酸化合物10を 調製するための好ましい方法は、雰囲気温度で5気圧の水素下、メタノール中の 炭素上10%パラジウムとの反応を介したものである。 段階7では、環状化合物11は線状ペプチド10の環化により調製する。この段階 は、既に記載したアミド結合形成反応の何れかを用いて行なってよ い。線状化合物10から式11の化合物を調製するための好ましい環化方法は、雰囲 気温度でアセトニトリルのような溶媒中HBTUおよびジイソプロピルエチルアミン を用いる。1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩 酸塩、ジシクロヘキシルカルボジイミド、または、O−ベンゾトリアゾール−1 −N,N,N',N'−テトラメチルウリオンヘキサフルオロホスフェートおよび1−ヒ ドロキシベンゾトリアゾールとN−メチルモルホリンもまたこの段階で使用して よい。 段階8では、式(I)の化合物は式11の相当する化合物を反応させて使用した 保護基を除去することにより調製する。保護基がt−ブチルおよびトシルである 場合は、式11の化合物をまずTFAと反応させてt−ブチル保護基を除去し、次に 、トリフリック酸およびアニソールと反応させて−40℃〜−6℃の温度範囲でト シル基を除去する。 中間体化合物8の調製をスキーム3に示す。式13のアミノカルボン酸化合物を 、前記したアミド結合形成反応の何れかを用いてGがCbzのような保護基である 式14の適切に置換されたN−α保護アミノ酸の活性カルボン酸と結合させること により、疑似ペプチド8を調製する。R1がフェニルであるカルボン酸化合物8を 調製するための好ましい方法は、R1がフェニル であるような遊離のアミノ酸化合物13を、雰囲気温度で溶媒N,N−ジメチルホル ムアミド中、N,N'−カルボニルジイミダゾールで活性化された、カルボン酸14と 反応させることにより行なう。あるいは、カルボン酸は、塩化メチレンまたは、 N,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中、N−ヒドロキシスクシネートとし て活性化することができる。 式13のアミノカルボン酸化合物は、購入することもできるが、Tetra.Lett.,4 393(1975);Modern Synthetic Reactions,H.O.House(1972);またはHarting 等のJ.Am.Chem.Soc.,50:3370(1928)に記載のとおり、シアノ基を還元する ための文献既知の方法により、適切に置換されたシアノカルボン酸化合物(12)を 還元することにより調製することもできる。式13の化合物のその他の類縁体は、 例えばOlsenのJ.Org.Chem.(1970)35:1912のような文献に記載された多くの 良く知られた方法の何れかにより調製してよい。 実施例 全ての薬品および溶媒(試薬等級)は更に精製することなく記載した製造元か ら供給された状態で使用した。t−ブチルオキシカルボニル(Boc)アミノ酸およ びその他の出発アミノ酸は、Bachem Inc.,Bachem Biosciences Inc.(Philadel phis,PA),Advanced ChemTech(Louisville,KY),Peninsula Laboratories(Bel mont,CA)またはSigma(St.Louis,MO)から入手できる。2−(1H−ベンゾトリ アゾール−1−イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフ ェート(HBTS)およびTBTUはAdvanced ChemTechから購入した。N−メチルモル ホリン(NMM)、m−クレゾール、D−2−アミノ酪酸(Abu)、トリメチルアセ チルクロリド、ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)、3−シアノ安息香酸およ び〔2−(t−ブチルオキシカルボニルオキシルイミノ)−フェニルアセトニト リル〕(Boc−ON)はAldrich Chemical Companyから購入した。ジメチルホルム アミド(DMF)、酢酸エチル、クロロホルム(CHCl3)、メタノール(MeOH)、ピ リジン および塩酸(HCl)はBakerから購入した。アセトニトリル、ジクロロメタン(DC M)、酢酸(HOAc)、トリフルオロ酢酸(TFA)、トリフリック酸、アニソールエ チルエーテル、トリエチルアミン、アセトンおよび硫酸マグネシウムはEM Scien ceから購入した。Pd/C触媒(10%Pd)はAldrich Chemical CompanyまたはFluka Chemical Companyより購入した。無水エタノールはQuantum Chemical Corporat ionから購入した。薄層クロマトグラフィー(TCL)はEM Separationsから購入し たシリカゲル60F254TLCプレート(層厚さ0.2mm)上で実施した。TLCの可視化はU V光、ヨウ素、および/またはニンヒドリン噴霧を用いて行った。融点はThomas HooverまたはElectro-thermal9200融点装置を用いて測定し、未補正のまま表示 した。NMRスペクトルは300MHzのGeneral Electric QE-300,Varian300またはVar ian400分光光度計上で記録した。高速原子衝撃質量スペクトル分析(FAB-MS)は イオン源としてXenon FAB電子銃またはFinnigan MAT8230を用いて、VGZab-E二重 焦点質量スペクトル分析器上で実施した。 実施例 1 段階1:カルボベンジルオキシ−アスパラギン酸(t−ブチル)−m−ア ミノメチル安息香酸 磁気撹拌機、温度計および窒素ガス導入口管の付いたコンデンサーおよびバブ ラーの装着された4つ口丸底フラスコ(250ml)に10分間窒素をパージした。こ のフラスコにN−カルボベンジルオキシ−β−t−ブチルアスパルテート(15.0 g、0.05モル)、1,1−カルボニルジイミダゾール(8.3g、0.05モル)およびDMF (70ml)を入れた。得られた混合物を1時間室温で撹拌し、m−アミノメチル安 息香酸ナトリウム塩(7.8g、0.05モル)を1回で添加した。この混合物を室温で 24時間撹拌した。酢酸エチル(900ml)を添加し、有機層を水性クエン酸(5% 、2×150ml)、水(2×150ml)、塩水(2×150ml)で洗浄し、乾燥(硫酸マ グネシウム)した。溶媒を減圧下に除去し、残存物を酢酸エチルとヘキサンの混 合溶媒から結晶化させ、 所望の生成物(16.6g、73%収率)を得た。MS(FAB)m/e457.3(M+1) 段階2:t−ブチルオキシカルボニル−N−メチルアルギニン(トシル) グリシンベンジルエステル 機械撹拌機、温度計および窒素ガス導入口管の付いたコンデンサーおよびバブ ラーの装着された4つ口丸底フラスコ(500ml)に10分間窒素をパージした。こ のフラスコにt−ブチルオキシカルボニル−N−メチルアルギニン(トシル)( 45.0g、0.10モル)、グリシンベンジルエステルp−トルエンスルホン酸塩(41. 2g、0.12モル)、O−ベンゾトリアゾールN,N,N,N−テトラメチルウロニウムヘ キサフルオロホスフェート(HBTU)(39.0g、0.1モル)およびTHF(100ml)を添 加した。得られた混合物を氷水バス(5℃)中で冷却し、ジイソプロピルエチル アミン(33.4g、45ml)を5分間かけて滴下添加した。氷水バスをはずし、溶液 を6.5時間室温(〜22℃)で撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(600ml)を添加 し、有機層を水性クエン酸(5%、3×250ml)、水(300ml)、塩水(3×300m l)で洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム40g)で乾燥した。溶媒を減圧下に除去し 、残存物を真空下に乾燥して所望の生成物t−ブチルオキシカルボニル−N−メ チルアルギニン(トシル)グリシンベンジルエステル(84.4g、100%収率)を得 た。MS(FAB)m/e590.3(M+1) 段階3:N−メチルアルギニン(トシル)グリシンベンジルエステル t−ブチルオキシカルボニル−N−メチルアルギニン(トシル)グリシンベン ジルエステル(84.3g)を33℃でトリフルオロ酢酸(250ml)に溶解した。溶液を 30分間同じ温度で撹拌し、トリフルオロ酢酸を40〜50℃の温度範囲で減圧下に除 去した。残存物(176.2g)を酢酸エチル(3L)に溶解し、有機層を塩水(2× 350ml)で洗浄した。この有機層に水性重炭酸ナトリウム(飽和、900ml)を添加 し、混合物のpHを7.02に調節した。層を分離させ、有機層を乾燥(硫酸マグネシ ウム)した。溶媒を減圧下に除去して所望の生成物N−メチルアルギニン(トシ ル)グリシンベンジルエステ ル(71.5g、100%)を得た。MS(FAB)m/e490.1(M+1、遊離塩基) 段階4:t−ブチルオキシカルボニル−D−α−アミノ酪酸−N−メチル アルギニン(トシル)グリシンベンジルエステル 機械撹拌機、温度計および窒素ガス導入口管の付いたコンデンサーおよびバブ ラーの装着された4つ口丸底フラスコ(500ml)に10分間窒素をパージした。こ のフラスコに段階3のN−メチルアルギニン(トシル)グリシンベンジルエステ ル(70.4g)、t−ブチルオキシカルボニル−D−α−アミノ酪酸ジシクロヘキ シルアミン塩(44.0g、0.11モル)、HBTU(45.0g、0.18モル)およびアセトニト リル(180ml)を添加した。得られた溶液を氷水バス中で冷却した。この溶液に ジイソプロピルエチルアミン(30.0g)を10分間かけて滴下添加した。得られた 溶液を22時間室温で撹拌し、酢酸エチル(1L)を添加した。有機層を水性クエ ン酸(5%、3×240ml)、水(360ml)、飽和重炭酸ナトリウム(360ml)およ び塩水(360ml)で洗浄した。有機層を乾燥(硫酸マグネシウム)し、溶媒を減 圧下に除去し更に真空下に乾燥し、所望の生成物(120.3g、100%)を得た。MS (FAB)m/e675.1(M+1) 段階5:D−α−アミノ酪酸−N−メチルアルギニン(トシル)グリシン ベンジルエステル D−α−アミノ酪酸−N−メチルアルギニン(トシル)グリシンベンジルエス テル(118.1g)を33℃でトリフルオロ酢酸(200ml)に溶解した。溶液を同じ温 度で30分間撹拌し、トリフルオロ酢酸40〜50℃の温度範囲で減圧下に除去した。 残存物(234.4g)を酢酸エチル(3L)に溶解し、有機層を塩水(2×800ml) で洗浄した。この有機層に水性重炭酸ナトリウム(飽和)を添加し、混合物のpH を7.00に合わせた。層を分離させ、有機層を乾燥(硫酸マグネシウム、300g)し た。溶媒を減圧下に除去し、残存物を真空下に乾燥し、所望の生成物(94.24g、 100%)を得た。MS(FAB)m/e575.1(M+1、遊離塩基) 段階6:カルボベンジルオキシアスパラギン酸(t−ブチル)α−m−ア ミノメチル安息香酸アミノ酪酸−N−メチルアルギニン(トシル) グリシンベンジルエステル 機械撹拌機、温度計および窒素ガス導入口管の付いたコンデンサーおよびバブ ラーの装着された4つ口丸底フラスコ(1.0L)に10分間窒素をパージした。こ のフラスコに段階5のD−α−アミノ酪酸−N−メチルアルギニン(トシル)グ リシンベンジルエステル(93.2g)、段階1のカルボベンジルオキシアスパラギ ン酸(t−ブチル)−m−アミノメチル安息香酸(46.0g、0.1モル)、HBTU(40 .0g、0.11モル)およびアセトニトリル(500ml)を添加した。得られた溶液を氷 水バス中5℃に冷却した。この溶液にジイソプロピルエチルアミン(40.0g、0.3 1モル)を10分間かけて滴加した。得られた溶液を2時間室温で撹拌し、酢酸エ チル(2.5L)を添加した。有機層を水性クエン酸(5%、2×1.0L)、飽和重 炭酸ナトリウム(2×550ml)および塩水(2×300ml)で洗浄した。有機層を乾 燥(硫酸マグネシウム150g)し、溶媒を減圧下に除去した。残存物を更に真空下 に乾燥し、所望の生成物(142.6g、100%)を得た。MS(FAB)m/e1013.3(M+1 ) 段階7:アスパラギン酸(t−ブチル)−m−アミノメチル安息香酸α− アミノ酪酸−N−メチルアルギニン(トシル)グリシン メタノール(1.2L)中のカルボベンジルオキシアスパラギン酸(t−ブチル )−m−アミノメチル安息香酸α−アミノ酪酸−N−メチルアルギニン(トシル )グリシンベンジルエステル(141.1g)の溶液に、少しづつPd/C(10%、22.0g )を添加した。2.5時間5Psiの水素圧力下で脱ベンジル化を行った。反応混合物 をセライトで濾過し、フィルターケーキをメタノール(2×200ml)で洗浄した 。溶媒を減圧下に除去し、所望の生成物(110.3g、100%)を得た。MS(FAB)m/ e789.4(M+1) 段階8:シクロ−D−α−アミノ酪酸−N−メチルアルギニン(トシル) グリシンアスパラギン酸(t−ブチルエステル)−m−アミノメ チル安息香酸 機械撹拌機、温度計および窒素ガス導入口管の付いたコンデンサーおよびバブ ラーの装着された4つ口丸底フラスコ(2.0L)に10分間窒素をパージした。こ のフラスコにHBTU(26.5g、0.07モル)およびアセトニトリル(400ml)を添加し た。DMF(88ml)とアセトニトリル(400ml)の混合溶媒中の段階7のアスパラギ ン酸(t−ブチル)−m−アミノメチル安息香酸α−アミノ酪酸−N−メチルア ルギニン(トシル)グリシン(44.0g)およびジイソプロピルエチルアミン(11. 8g、0.09モル)の溶液を3時間かけた滴下添加した。反応混合物を添加終了後2 時間撹拌し続けた。生成物を反応媒体から析出させ、濾過して収集した(10.5g )溶媒を減圧下に除去し、残存物を酢酸エチル(550ml)に溶解した。この酢酸 エチル層を水性重炭酸ナトリウム(飽和、2×200ml)および塩水(2×200ml) で洗浄した。有機層を乾燥(硫酸マグネシウム、40g)し、溶媒を減圧下に除去 した。残存物をアセトニトリルから結晶化させて所望の生成物(11.5g)を得た 。この環化段階により所望の生成物(22.0g)を51%収率で得た。MS(FAB)m/e7 71.2(M+1) 段階9:シクロ−D−α−アミノ酪酸−N−メチルアルギニングリシンア スパラギン酸m−アミノメチル安息香酸 機械撹拌機、温度計および窒素ガス導入口管の付いたコンデンサーおよびバブ ラーの装着された4つ口丸底フラスコ(1.0L)に30分間窒素をパージした。こ のフラスコ氷水バス中で冷却し、段階8の化合物(13.5g、0.02モル)およびト リフルオロ酢酸(68ml)を添加した。氷水バスを取り外し、得られた混合物を20 分間室温(〜20℃)で撹拌した。溶液を−18℃に冷却し、トリフリック酸(68ml )を−18℃〜−10℃の温度範囲で滴下添加した。添加後、反応混合物を−30℃に 冷却し、アニソール(13.5ml)を−30℃〜−10℃の温度範囲で添加した。反応混 合物を1時間−14℃〜−8℃の温度範囲で撹拌し、次に−30℃に冷却した。この 溶液にブチルエーテ ル(400ml)を−30℃〜−8℃の温度範囲で30分間で添加した。撹拌を停止し、 得られた混合物を30分間−30℃に維持した。生成物を濾過して収集し、フィルタ ーケーキをブチルエーテル(2×100ml)で洗浄した。このフィルターケーキを アセトンと水の混合溶媒(1/1、200ml)中に溶解し、得られた溶液を濾過(#54 濾紙)した。AG-1-X8樹脂(164g)を添加し、1時間撹拌を継続することにより 濾液のpHを4.65〜4.95に調整した。混合物を濾過し。フィルターケーキをアセト ンと水の混合溶液(1/1、2×50ml)で洗浄した。溶媒を減圧下に除去し、残存 物をイソプロパノール(40mlおよび2×10ml)で洗浄し、濾過して収集した。生 成物を18時間で25℃で真空オーブン中窒素下に乾燥し、所望の生成物(I)(10 .9g、100%)を得た。MS(FAB)m/e561.3(M+1)この生成物は、 wは1であり; pは0であり; R5、R9、R17、R15、R11、R12、R14はHであり; R2はC2H5であり; R3はCH3であり;そして Aは-(CH33-であるような式(I)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07K 7/64 C07K 7/64 // A61K 31/55 ABA 9454−4C A61K 31/55 ABA 38/00 ACB 7431−4C C07D 259/00 C07D 259/00 9455−4C A61K 37/02 ACB (72)発明者 デグラードウ,ウイリアム・フランク アメリカ合衆国ペンシルベニア州19063- 4207.モイラン.バンクロフトロード502

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: の化合物の調製方法において、 (a)下記式: (式中Zはカルボン酸保護基であり、Yはアミン保護基である)のアミノトリペ プチドを、式: (式中Gはアミン保護基である)のカルボン酸誘導体と結合させて、式: の保護直鎖ペプチドを生成し、 (b)一段階で段階(a)の生成物のZおよびG保護基を除去して式: の脱保護直鎖ペプチドを生成し、 (c)段階(b)の脱保護直鎖ペプチドを環化して、式: の環状ペプチドを生成し、 (d)段階(c)の生成物のY基およびt−ブチル基を除去して、式(I)のアミ ンを生成する ことからなる上記式(I)の化合物の調製方法、 ただし上記式中、 wは0または1であり; R1(ただしpおよびp′は0または1)であり; R19はC6〜C14飽和、部分飽和または芳香族炭素環系であるか、またはN、O、 Sよりなる群から選択されるヘテロ原子少なくとも1〜3個を有するヘテロ環系 であり;すべてこれらの環系は場合によりR70〜2個で置換されていることがで き; R17およびR16は独立して水素、C1〜C4アルキル(場合によりハロゲンで置換さ れたもの)、C1〜C2アルコキシ、ベンジルよりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、水素、R80〜2個で置換されたC1〜C8アルキル、R8 0〜2個で置換されたC2〜C8アルケニル、R80〜2個で置換されたC2〜C8アルキ ニル、R80〜2個で置換されたC3〜C8シクロアルキル、R80〜2個で置換された C6〜C10ビシクロアルキル、R130〜2個で置換されたアリール、場合によりR13 0〜2個で置換された窒素、酸素またはイオウヘテロ原子1〜3個を含む原子5 〜10個を有するヘテロ環系よりなる群から選択され; R15およびR11は、あるいは、一緒になってR130〜2個で置換された5〜8員 の炭素環系を形成するが、このときR17はHであり; R7は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジル オキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シク ロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、- OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキルただし 場合により-NR20R11で置換されたものよりなる群から選択され; R8は独立して各々=O、F、Cl、Br、I、-CF3、-CN、-CO2R20、-C(=O)N-R20R21 、-CH2OR20、-OC(=O)R20、-CH2NR20R21、-NR20R21よりなる群から選択され; R13は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジ ルオキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シ クロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、 -OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(-NR20 R21で置換されたもの)よりなる群から選択され; R20は独立して各々、H、C1〜C7アルキル、アリール、-(C1〜C6アルキ ル)アリールまたはC3〜C6アルコキシアルキルよりなる群から選択され; R21は独立して各々、H、C1〜C4アルキルまたはベンジルよりなる群から選択 され; R11はHまたはC1〜C8アルキルであり; R12はHまたはC1〜C8アルキルであり; R14はHまたはC1〜C8アルキルであり; R2はH、C1〜C8アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチ ル、C1〜C6シクロアルキルエチル、フェニル、フェニルメチル、CH2OH、CH2SH、 CH2OCH3、CH2SCH3、CH2CH2SCH3、(CH2)sNH2、(CH2)sNH-C(=NH)(NH2)、(CH2)sNHR21 (ただしここでs=3〜5)であり; R12およびR2は一緒になって-(CH2t-(ここでt=2〜4)または-CH2S-C(C H3)2-を形成することができ; R14およびR2は一緒になって-(CH2u-(ここでu=2〜5)を形成すること ができ; R3はHまたはC1〜C8アルキルであり; Aは、-C1〜C7アルキル-、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である) -(CH2mO-(C1〜C4アルキル)−、(ここでm=1、2) -(CH2mS-(C1〜C4アルキル)-、(ここでm=1、2)よりなる群から選択さ れ、 R3およびAはまた一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成し、 R9はH、C1〜C8アルキルであり; R5はH、C1〜C8アルキルであり;そして R25はt−ブチル、C5〜C8シクロアルキルまたはベンジルであり、ここでフェ ニル環は0〜5個のC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ基またはハロゲン原子1 〜2個で置換されている上記方法。 2.R19よりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、H、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジル、フェニ ル-(C2〜C4)アルキル、C1〜C4アルコキシよりなる群から選択され; R17およびR16は独立してHまたはC1〜C4アルキルであり; R7はH、C1〜C8アルキル、フェニル、ハロゲンまたはC1〜C4アルコキシであり ; R11はHまたはC1〜C3アルキルであり; R12はHまたはCH3であり; AはC1〜C7アルキル、 -(CH2mS(CH22-(ここでm=1、2) (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である) -(CH2m-O-(C1〜C4アルキル)-NH-(C1〜C6アルキル(ここでm=1〜2)よ りなる群から選択され; R3およびAは一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成してよく、 R9はH、C1〜C3アルキルであり; R5はH、C1〜C3アルキルであるような請求項1記載の方法。 3.Z=ベンジル; Y=トシル; G=CBZ; R5、R9、R16、R17およびR18はHであり; R11、R12およびR14はHまたはCH3であり; R15はH、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジルまたはフェニル-(C2〜C4)ア ルキルであり;そして R3はHまたはC1〜C3アルキルであるような請求項2記載の方法。 4.wは1であり; pは0であり; R5、R9、R17、R15、R11、R12、R14はHであり; R2はC2H5であり; R3はCH3であり;そして Aは-(CH2)3-であるような請求項1記載の方法。 5.式 の中間体の調製方法において、 式 の化合物を環化することからなる上記調製方法、但し、 式中、 R1(ここでpおよびp′は0または1)であり; R19はC6〜C14飽和、部分飽和または芳香族炭素環系またはN、O、Sよりなる 群から選択されるヘテロ原子少なくとも1〜3個を有するヘテロ環系であり;こ こでこれらの全ての環系はR70〜2個で場合により置換されていてよく; R17およびR16は独立して水素、C1〜C4アルキル(場合によりハロゲンで置換さ れているもの)、C1〜C2アルコキシおよびベンジルよりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、水素、R80〜2個で置換されたC1〜C8アルキル、R8 0〜2個で置換されたC2〜C8アルケニル、R80〜2個で置換されたC2〜C8アルキ ニル、R80〜2個で置換されたC3〜C8シクロアルキル、R80〜2個で置換された C6〜C10ビシクロアルキル、R130〜2個で置換されたアリール、R130〜2個で 場合により置換された窒素、酸素またはイオウヘテロ原子1〜3個を含む原子5 〜10個を有するヘテロ環系よりなる群から選択され; R15およびR17は、あるいは一緒になってR130〜2個で置換された5〜7員の 炭素環を形成し; R18およびR16は、あるいは、一緒になってR130〜2個で置換された5〜7員 の炭素環を形成し; R15およびR11は、あるいは、一緒になってR130〜2個で置換された5〜8員 の炭素環を形成し、このときR17はHであり; R7は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジル オキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シク ロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、- OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(場合 により-NR20R21で置換されたもの)よりなる群から選択され; R8は独立して各々=O、F、Cl、Br、I、-CF3、-CN、-CO2R20、-C(=O)N-R20R21 、-CH2OR20、-OC(=O)R20、-CH2NR20R21、-NR20R21よりなる群から選択され; R13は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジ ルオキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シ クロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、 -OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(- NR20R21で置換されたもの)よりなる群から選択され; R20は独立して各々、H、C1〜C7アルキル、アリール、-(C1〜C6アルキル)アリ ールまたはC3〜C6アルコキシアルキルよりなる群から選択され; R21は独立して各々、H、C1〜C4アルキルまたはベンジルよりなる群から選択 され; R11はHまたはC1〜C8アルキルであり; R12はHまたはC1〜C8アルキルであり; R14はHまたはC1〜C8アルキルであり; R2はH、C1〜C8アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチ ル、C1〜C6シクロアルキルエチル、フェニル、フェニルメチル、CH2OH、CH2SH、 CH2OCH3、CH2SCH3、CH2CH2SCH3、(CH2)sNH2、(CH2)sNH- C(=NH)(NH2)、(CH2)sNHR21(ただしここでs=3〜5)であり; R12およびR2は一緒になって-(CH2)t-(ここでt=2〜4)または-CH2S-C(CH3 )2-を形成することができ; R3はHまたはC1〜C8アルキルであり; Aは、-C1〜C7アルキル-、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である)よりなる群から選択され; R3およびAは一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成し、 R9はH、C1〜C8アルキルであり; R5はH、C1〜C8アルキルであり;そして R25はt−ブチル、C5〜C8シクロアルキルまたはベンジルであり、ここでフェ ニル環は0〜5個のC1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ基またはハロゲン原子 1〜2個で置換されている上記方法。 6.R19よりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、H、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジル、フェニ ル-(C2〜C4)アルキル、C1〜C4アルコキシよりなる群から選択され; R17およびR16は独立してHまたはC1〜C4アルキルであり; R7はH、C1〜C8アルキル、フェニル、ハロゲンまたはC1〜C4アルコキシであり ; R11はHまたはC1〜C3アルキルであり; R12はHまたはCH3であり; AはC1〜C7アルキル、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である)よりなる群から選択され; R3およびAは一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成してよく、 R9はH、C1〜C3アルキルであり;そして R5はH、C1〜C3アルキルである請求項5記載の方法。 7.R5、R9、R16、R17およびR18はHであり; R11、R12およびR14はHまたはCH3であり; R15はH、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジルまたはフェニル-(C2〜C4)ア ルキルであり;そして R3はHまたはC1〜C3アルキルである請求項6記載の方法。 8.wは1であり; pは0であり; R5、R9、R17、R15、R11、R12、R14はHであり; R2はC2H5であり; R3はCH3であり;そして Aは-(CH23-である請求項7記載の方法。 9.下記式: 〔式中 w=0または1; YはHまたはトシルであり; ZはHまたはベンジルであり; GはH、CBZであり; R1(ここでpおよびp′は0または1)であり; R19はC6〜C14飽和、部分飽和または芳香族カルボン酸系またはN、O、Sより なる群から選択されるヘテロ原子少なくとも1〜3個を有するヘテロ環系であり 、これらの環系は全て場合によりR70〜2個で置換されていてよく; R17およびR16は独立して水素、C1〜C4アルキル(場合によりハロゲンで置換さ れたもの)、C1〜C2アルコキシ、ベンジルよりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、R80〜2個で置換されたC1〜C8アルキル、R80〜2 個で置換されたC2〜C8アルケニル、R80〜2個で置換されたC2〜C8アルキニル、 R80〜2個で置換されたC3〜C8シクロアルキル、R80〜2個で置換されたC6〜C1 0 ビシクロアルキル、R130〜2個で置換されたアリール、場合によりR130〜2 個で置換された窒素、酸素またはイオウヘテロ原子1〜3個を含む原子5〜10個 を有するヘテロ環系よりなる群から選択され; R15およびR17はあるいは一緒になってR130〜2個で置換された5〜7員の炭素 環を形成することができ; R18およびR16はあるいは、一緒になってR130〜2個で置換された5〜7員の 炭素環を形成することができ; R15およびR11はあるいは、一緒になってR130〜2個で置換された5〜 8員の炭素環を形成し、このときR17はHであり; R7は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジル オキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シク ロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、- OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(場合 により−NR20R21で置換されたもの)よりなる群から選択され; R8は独立して各々=O、F、Cl、Br、I、-CF3、-CN、-CO2R20、-C(=O)N-R20R21 、-CH2OR20、-OC(=O)R20、-CH2NR20R21、-NR20R21よりなる群から選択され; R13は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジ ルオキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シ クロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、 -OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(-NR20 R21で置換されたもの)よりなる群から選択され; R20は独立して各々、H、C1〜C7アルキル、アリール、-(C1〜C6アルキル)ア リール、またはC3〜C6アルコキシアルキルよりなる群から選択され; R21は独立して各々、H、C1〜C4アルキルまたはベンジルよりなる群から選択 され; R11はHまたはC1〜C8アルキルであり; R12はHまたはC1〜C8アルキルであり; R14はHまたはC1〜C8アルキルであり; R2はH、C1〜C8アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキ ルメチル、C1〜C6シクロアルキルエチル、フェニル、フェニルメチル、CH2OH、C H2SH、CH2OCH3、CH2SCH3、CH2CH2SCH3、(CH2)sNH2、(CH2)sNH-C(=NH)(NH2)、(CH2 )sNHR21(ここでs=3〜5)であり; R12およびR2は一緒になって-(CH2)t-(ここでt=2〜4)または-CH2S-C(CH3 )2-を形成することができ; R14およびR2は一緒になって-(CH)u-(ここでu=2〜5)を形成することがで き; R3はHまたはC1〜C8アルキルであり; Aは、-C1〜C7アルキル-、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である) -(CH)mO-(C1〜C4アルキル)-(ここでm=1、2)、 -(CH)mS-(C1〜C4アルキル)-(ここでm=1、2)よりなる群から選択され; R3およびAはまた一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但しw=0である)を形成することができ; R9はH、C1〜C8アルキルであり; R5はH、C1〜C8アルキルであり;そして R25はt−ブチル、C5〜C8シクロアルキルまたはベンジルであり、ここでフェ ニル環は0〜5個のC1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ基または ハロゲン原子1〜2個で置換されている〕の化合物。 10.YはHまたはトシルであり; ZはHまたはベンジルであり; GはHまたはCBZであり; R19よりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、H、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジル、フェニ ル-(C2〜C4)アルキル、C1〜C4アルコキシから選択され; R17およびR16は独立してHまたはC1〜C4アルキルであり; R7はH、C1〜C8アルキル、フェニル、ハロゲンまたはC1〜C4アルコキシであり ; R11はHまたはC1〜C3アルキルであり; R12はHまたはCH3であり; AはC1〜C7アルキル、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である)よりなる群から選択され; R3およびAは一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成することができ; R9はH、C1〜C3アルキルであり;そして R5はH、C1〜C3アルキルである請求項9記載の化合物。 11.R5、R9、R16、R17およびR18はHであり; R11、R12およびR14はHまたはCH3であり; R15はH、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジルまたはフェニル-(C2〜C4)ア ルキルであり;そして R3はHまたはC1〜C3アルキルである請求項10記載の化合物。 12.wは1であり; pは0であり; R5、R9、R17、R15、R11、R12、R14はHであり; R2はC2H5であり; R3はCH3であり;そして Aは-(CH23-である請求項11記載の化合物。 13.式 の調製方法において、下記式: の化合物を(a)トリフルオロ酢酸、(b)トリフリック酸および(c)アニソー ルと反応させることを包含する上記調製方法、但し式中、 wは0または1であり; R1(ここでpおよびp′は0または1)であり; R19はC6〜C14飽和、部分飽和または芳香族炭素環系またはN、O、Sよりなる 群から選択されるヘテロ原子少なくとも1〜3個を有するヘテロ環系であり;こ れらの環系は全て場合によりはR70〜2個で置換されてい てよく; R17およびR16は独立して水素、C1〜C4アルキル(場合によりハロゲンで置換さ れもの)、C1〜C2アルコキシおよびベンジルよりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、水素、R80〜2個で置換されたC1〜C8アルキル、R8 0〜2個で置換されたC2〜C8アルケニル、R80〜2個で置換されたC2〜C8アルキ ニル、R80〜2個で置換されたC3〜C8シクロアルキル、R80〜2個で置換された C6〜C10ビシクロアルキル、R130〜2個で置換されたアリール、R130〜2個で 場合により置換された窒素、酸素またはイオウヘテロ原子1〜3個を含む原子5 〜10個を有するヘテロ環系よりなる群から選択され; R15およびR11は、あるいは一緒になってR130〜2個で置換された5〜7員の 炭素環を形成することができ、この時R17はHであり; R7は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジル オキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シク ロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、C3〜C6シクロアルコキシ、- OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2OR20、C1〜C4アルキル(場合 により-NR20R21で置換されたもの)よりなる群から選択され; R8は独立して各々=O、F、Cl,Br、I、-CF3、-CN、-CO2R20、-C(=O)N-R20R21 、-CH2OR20、-OC(=O)R20、-CH2NR20R21、-NR20R21よりなる群から選択され; R13は独立して各々、フェニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシ、ベンジ ルオキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C5アルキル、C3〜C6シ クロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチル、C7〜C10アリールアルキル、C1〜C4 アルコキシ、-CO2R20、スルホンアミド、ホルミル、 C3〜C6シクロアルコキシ、-OC(=O)R20、-C(=O)R20、-OC(=O)OR20、-OR20、-CH2O R20、C1〜C4アルキル(-NR20R21で置換されたもの)よりなる群から選択され; R20は独立して各々、H、C1〜C7アルキル、アリール、-(C1〜C6アルキル)ア リールまたはC3〜C6アルコキシアルキルよりなる群から選択され; R21は独立して各々、H、C1〜C4アルキルまたはベンジルよりなる群から選択 され; R11はHまたはC1〜C8アルキルであり; R12はHまたはC1〜C8アルキルであり; R14はHまたはC1〜C8アルキルであり; R2はH、C1〜C8アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキルメチ ル、C1〜C6シクロアルキルエチル、フェニル、フェニルメチル、CH2OH、CH2SH、 CH2OCH3、CH2SCH3、CH2CH2SCH3、(CH2)sNH2、(CH2)sNH-C(=NH)(NH2)、(CH2)sNHR21 (ただしここでs=3〜5)であり; R12およびR2は一緒になって-(CH2)t-(ここでt=2〜4)または-CH2S-C(CH3 )2-を形成することができ; R14およびR2は一緒になって-(CH2)u-(ここでu=2〜5)を形成することが でき; R3はHまたはC1〜C8アルキルであり; Aは、-C1〜C7アルキル-、 (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である)よりなる群から選択され; -(CH2)mO-(C1〜C4アルキル)-(ここでm=1、2) -(CH2)mS-(C1〜C4アルキル)-(ここでm=1、2)よりなる群から選択され; R3およびAはまた一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成してよく、 R9はH、C1〜C8アルキルであり; R5はH、C1〜C8アルキルであり;そして R25はt−ブチル、C5〜C8シクロアルキルまたはベンジルであり、ここでフェ ニル環は0〜5個のC1〜C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基またはハロゲン原子 1〜2個で置換されている上記方法。 14.R19よりなる群から選択され; R15およびR18は独立して、H、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジル、フェニ ル-(C2〜C4)アルキル、C1〜C4アルコキシよりなる群から選択され; R17およびR16は独立してHまたはC1〜C4アルキルであり; R7はH、C1〜C8アルキル、フェニル、ハロゲンまたはC1〜C4アルコキシであり ; R11はHまたはC1〜C3アルキルであり; R12はHまたはCH3であり; AはC1〜C7アルキル、 -(CH2)mS(CH2)2(ここでm=1、2) (ここでvは0〜3であるが、但し、w=0である) -(CH2)mO-(C1〜C4アルキル)-NH-(C1〜C6アルキル)、 (ここでm=1〜2)よりなる群から選択され; R3およびAは一緒になって (ここでn=0〜1であるが、但し、w=0である)を形成してよく、 R9はH、C1〜C3アルキルであり;そして R5はH、C1〜C3アルキルである請求項13記載の方法。 15.R5、R9、R16、R17およびR18はHであり; R11、R12およびR14はHまたはCH3であり; R15はH、C1〜C4アルキル、フェニル、ベンジルまたはフェニルー(C2〜C4)ア ルキルであり;そして R3はHまたはC1〜C3アルキルである請求項14記載の方法。 16.wは1であり; pは0であり; R5、R9、R17、R15、R11、R12、R14はHであり; R2はC2H5であり; R3はCH3であり;そして Aは-(CH23-である請求項15記載の方法。 17.トリフルオロ酢酸、トリフリック酸およびアニソールを順次添加する請求項 13〜16記載の方法。 18.トリフルオロ酢酸を用いない請求項13〜16記載の方法。
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