JPH08508229A - 物品用ラベル貼付機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は，回転糊付ローラと，糊付ローラ上の糊膜厚を決定しかつ糊付ローラに対し相対的に調節可能な糊付部材と，および糊付ローラ上の糊膜厚を測定する測定装置とを備えた糊付装置を有する，物品特にびんなどの容器用ラベル貼付機に関するものである。確実かつ正確な糊膜厚測定を行うことが可能なように，本発明により，糊膜厚が糊付ローラの外表面に対しほぼ接線方向に向けられた測定ビームにより非接触で測定可能なように設計されている。

Description

【発明の詳細な説明】 物品用ラベル貼付機 本発明は請求項１の上位概念に記載の物品用ラベル貼付機に関するものである 。 ドイツ特許第２６３２３３２号から，糊付ローラと，および糊膜厚を制御する ために糊付ローラに対し調節可能に配置された糊付部材とを備えたラベル貼付機 が既知であり，ここで糊付部材にサーボモータが付属され，これを用いて所定の 運転条件において糊膜厚を減少させることが可能である。 この特許に関連してドイツ実用新案登録第８３０００１２号により，糊付ロー ラ上に存在する糊膜厚をセンサにより測定することもまた既に提案されている。 糊膜厚の測定値が所定の目標値から外れている場合，糊付スクレーパと糊付ロー ラとの間の間隙値の対応する修正が行われる。しかしながら，糊付ローラ上の糊 膜厚の変化がどのように測定可能であるかは記載されていない。 本発明は，冒頭記載のような糊付装置を備えたラベル貼付機であって，糊付装 置の糊付ローラ上に存在する糊膜厚が正確にかつ確実に測定される前記ラベル貼 付機を提供することを課題とする。 この課題は請求項１の特徴項に記載の特徴により解決される。 提案された測定装置により糊膜厚のきわめて正確な測定が可能である。この方 法によれば最適膜厚が正確に測定されかつ運転中常に最適糊膜厚をモニタするこ とが可能であり，これにより糊の消費量が確実に低減される。糊付ローラ表面に 対し接線方向に向けられたレーザビームにより非接触で作動する測定装置は，送 光器ばかりでなく受光器もまた糊付された糊付ローラに対しある距離だけ離して 配置させることができ，したがって糊付ローラから跳ね返った糊により汚される ことがほとんどないので，常に運転条件による影響を受けることがないことは有 利である。 直立して配置された糊付ローラを有するラベル貼付機の場合，送光器および受 光器を糊付ローラから糊を取り出す表面（回転糊付パレット，糊付すべき容器な ど）の上部特に糊付ローラの上端付近に装着することが特に有利である。 送光器と受光器とを正確に芯出しされた方向に保持するために，これらを特に 一体の共通はりから保持するかまたは共通ハウジングにより支持させることが有 利である。 本発明のその他の有利な実施態様が従属項に記載されている。 以下に図面により一実施態様を説明する。ここで： 図１は付属の測定装置を備えた糊付ローラの略平面図；および 図２はロータ上に配置された，ラベルを取り出すための制御可能な接着面を備 えたラベル貼付機の側面図である。 図１に示す糊付ローラ１は回転可能に支持されかつ反時計方向に駆動される。 それ自身既知の方法で，垂直に配置された糊付ローラ１の上端部にチューブ４０ により糊が調節可能な糊付部材２の回転方向前方に連続的に供給される。消費さ れる糊よりも多くの糊が供給されるので，糊付部材２の前方に回転する糊ビード １１が形成され，糊ビード１１は糊付ローラの下端部まで到達し，ここでその滴 下する残留物が受け止められかつ図示されていない糊貯蔵容器に戻される。 糊膜厚Ｄを調節するために，糊付部材２の糊付ローラ１に対面する側と糊付ロ ーラの外表面１０との間の間隙は糊付部材を揺動させることにより変化させるこ とができる。調節は操作装置９により行われ，操作装置９は図示の実施態様にお いては制御可能な調節駆動装置１３を含む。調節駆動装置１３はアーム１４を介 して，固定軸１５の周りに揺動可能なブロック１６に結合され，ブロック１６に は糊付部材１２もまた交換可能に固定されている。 糊付ローラの外表面１０上の糊膜厚Ｄを測定するために，赤い光のレーザ５お よびそれに芯出しされて対向する受光器６が外表面に対し接線方向に配置されて いる。糊膜厚が増大すると共にレーザ５から送出される平行ビーム４ａのさらに 大きな部分が遮断され，このとき受光器６に到達する残りのビーム４ｂの厚みま たは幅がそれに応じて減少する。受光器６に到達するビーム４ｂの関数として， レーザ５および受光器６と接続されている評価装置７から糊膜厚Ｄに対応する測 定信号が供給される。 外部運転条件とは独立に糊膜厚を特定の所定値に調節するために，この測定信 号が調節駆動装置１３を制御するために使用される。しかしながら，糊付部材に おける手で操作可能な調節装置（調節ねじなど）を用いて，手動で糊膜厚の調節 を行うこともまた考えられる。このような場合，評価装置７に確定された測定値 の光学表示装置１９が設けられれば十分である。 図２から明らかなように，レーザ送光器５および受光器６を一体の共通はり８ により保持することできる。ロータ２１上に配置され，強制制御され，１回転の 間に特に揺動されるパレット２２を備えた図示のラベル貼付機２０の場合，はり ８は同時に，糊付ローラ１，ロータ２１の回転軸３５および糊付部材支持部材と して働くブロック１６の固定軸１５に対する支持ブリッジとして働く。支持ブリ ッジ８は，糊付ローラ１，糊付部材２を備えたブロック１６およびパレット２２ を取り外すために，水平方向を向く固定支持軸２３の周りに上方に揺動させるこ とができる。この支持軸２３は詳細に示されていない方法でラベル貼付機のハウ ジングに固定接続されている。レーザ送光器５および受光器６は支持ブリッジ８ の下側で対向しかつ相互に芯出しされて固定され，これによりレーザ送光器５か ら送出された測定ビーム４ａは支持ブリッジ８の図示の運転位置において糊付ロ ーラ１の外表面１０に接している。 特に硬質クロムめっきされた表面を有する鋼製糊付ローラを使用した場合に， 特に正確な結果を得ることが可能である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．回転糊付ローラ（１）と，糊付ローラ上の糊膜厚（Ｄ）を決定しかつ糊付 ローラに対し相対的に調節可能な糊付部材（２）と，および糊付ローラ上の糊膜 厚（Ｄ）を測定する測定装置（３）とを備えた糊付装置を有する，物品特にびん などの容器用ラベル貼付機において： 糊膜厚（Ｄ）が糊付ローラ（１）の外表面（１０）に対しほぼ接線方向に向け られた測定ビーム（４ａ，ｂ）により非接触で測定可能であることを特徴とする 物品用ラベル貼付機。 ２．測定装置（３）が，送光器（５），受光器（６）および評価装置（７）を 含むことを特徴とする請求項１の機械。 ３．送光器（５）が測定ビーム（４ａ，ｂ）としてレーザビーム特に赤い光の レーザビームを送出することを特徴とする請求項１ないし２のいずれかに記載の 機械。 ４．送光器（５）から送出される測定ビーム（４ａ）特にレーザビームの，糊 付ローラ（１）を通過後残っている部分（４ｂ）が受光器（６）により受け取ら れることを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の機械。 ５．送光器（５）および受光器（６）が１つの軸上で対向して配置され，特に 共通のはり（８）により保持されることを特徴とする請求項１ないし４のいずれ かに記載の機械。 ６．送光器（５）および受光器（６）が糊付ローラ（１）の端部付近に配置さ れ，直立する糊付ローラの場合は特に上端部付近に配置されることを特徴とする 請求項１ないし５のいずれかに記載の機械。 ７．送光器（５）および受光器（６）に接続されている評価装置（７）が測定 された糊膜厚（Ｄ）を表示し，および／または糊膜厚（Ｄ）に対応する信号特に アナログ信号を発信することを特徴とする請求項１ないし６のいずれかに記載の 機械。 ８．糊付部材（２）に糊付ローラ（１）の外表面と糊付部材（２）との間の自 由間隙を調節するための操作装置（９）が付属され，ここで間隙幅の制御が特に 確定すべき糊膜厚（Ｄ）の関数として行われることを特徴とする請求項１ないし ７のいずれかに記載の機械。 ９．送光器（５）から送出される測定ビーム（４ａ）の厚みが少なくとも，ラ ベル貼付機の運転中に許容される糊膜厚（Ｄ）の調節範囲に対応することを特徴 とする請求項１ないし８のいずれかに記載の機械。 １０．測定ビーム（４ａ，ｂ）の，糊付ローラ（１）の回転軸（３０）に対す る径方向距離が調節可能であることを特徴とする請求項１ないし９のいずれかに 記載の機械。