JPH0850787A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0850787A
JPH0850787A JP6184973A JP18497394A JPH0850787A JP H0850787 A JPH0850787 A JP H0850787A JP 6184973 A JP6184973 A JP 6184973A JP 18497394 A JP18497394 A JP 18497394A JP H0850787 A JPH0850787 A JP H0850787A
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JP
Japan
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strobe signal
column address
address strobe
signal bar
level
Prior art date
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JP6184973A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Nagao
光洋 長尾
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to JP6184973A priority Critical patent/JPH0850787A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ページモードにおいて、書き込みの動作時間の
短縮して、書き込み動作の高速化を図ることのできる半
導体記憶装置を提供する。 【構成】半導体記憶装置のメモリセルアレイ1には複数
のメモリ素子が設けられている。ライトアンプ2は、入
力データDWを入力するとともに、コラムアドレスストロ
ーブ信号バーCAS 、ロウアドレスストローブ信号バーRA
S 、ライトイネーブル信号バーWEを入力する。ライトア
ンプ2は、入力した両アドレスストローブ信号バーCAS
,バーRAS とライトイネーブル信号バーWEとに基づい
て前記メモリセルアレイ1のメモリ素子に対して入力デ
ータDWの書き込み動作を行なう。遅延回路3は、コラム
アドレスストローブ信号バーCAS を入力し、そのコラム
アドレスストローブ信号バーCAS に基づいて予め設定さ
れた遅延時間だけ遅延させた第2のコラムアドレススト
ローブ信号バーCAS2を生成し、ライトアンプ2へ出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に係り、
詳しくはランダムアクセスメモリ(RAM)に関するも
のである。
【0002】近年、マイコンシステムにおける中央処理
装置(CPU)の動作速度は益々高速化されているた
め、このようなマイコンシステムで使用されるRAMに
おいてもその動作速度を高速化する必要がある。このよ
うなRAMでは、その動作の高速化を図るために同一ロ
ウアドレスのメモリセルを連続してアクセスするページ
モードが採用されている。そして、このページモードに
おいても、その動作速度をより高速化することが要求さ
れている。
【0003】
【従来の技術】図8は、従来のダイナミックランダムア
クセスメモリ(DRAM)50の一部回路図である。
【0004】DRAM50には、メモリセルアレイ(メ
モリセルマトリックス)51、ロウデコーダ52、コラ
ムデコーダ53、コラムスイッチ54、ライトアンプ5
5、センスアンプ56、出力バッファ57が設けられて
いる。
【0005】メモリセルアレイ51は、二次元配列され
たメモリセルから構成され、各メモリセルには1ビット
のデータが記憶される。DRAM50は、2重アドレス
方式となっており、外部からのアドレス信号は、ロウア
ドレスストローブ信号バーRASに基づいてロウアドレ
スRAとしてロウデコーダ52に入力されラッチされ
る。また、外部からのアドレス信号は、コラムアドレス
ストローブ信号バーCASに基づいてコラムアドレスC
Aとしてコラムデコーダ53に入力されラッチされる。
このラッチされたコラムアドレスCAは、コラムアドレ
スストローブ信号バーCASに基づいて次のコラムアド
レスCAがラッチされるまでコラムデコーダ53により
保持される。
【0006】ロウデコーダ52は、ラッチしたロウアド
レスRAに基づいて1本のワード線WLを選択する。コ
ラムデコーダ53は、ラッチしたコラムアドレスCAに
基づいてコラム選択信号CLをコラムスイッチ54に出
力し、1対のビット線BL及び反転ビット線バーBLを選択
する。そして、その選択されたワード線WLとビット線
対BL,バーBLの交点のメモリセルが決定され、その決定
されたメモリセルが読み出し及び書き込み動作の対象と
なる。
【0007】外部装置からの入力データDWは、ライト
アンプ55に入力される。ライトアンプ55は、データ
バス線対DB,バーDBを介してコラムスイッチ54に
接続されている。ライトアンプ55は、例えば、図9に
示すように構成されている。
【0008】コラムデコーダ53は、コラム選択信号C
Lをコラムスイッチ54に出力し、ビット線対BL,バー
BLを選択する。そして、ライトイネーブル信号バーWE
がLレベルの時、入力データDWは、ライトアンプ5
5,データバス線対DB,バーDBを介して選択された
ビット線対BL,バーBLへ送られる。このとき、選択され
たワード線WLは、ロウデコーダ52によってドライブ
されている。そのため、ビット線対BL,バーBLへ送られ
た入力データDWは、選択されたワード線WLとビット
線対BL,バーBLとの交点のメモリセルに対して書き込ま
れる。
【0009】一方、メモリセルアレイ51からデータを
読み出す場合、即ちライトイネーブル信号バーWEがH
レベルのとき、コラムデコーダ53は入力したコラムア
ドレスCAに基づいてコラム選択信号CLを出力し、ビ
ット線対BL,バーBLを選択する。このとき、選択された
ワード線WLはロウデコーダ52によりドライブされて
いる。選択されたワード線WLとビット線対BL,バーBL
との交点のメモリセルから読み出されたデータは、ビッ
ト線対BL,バーBLを介してセンスアンプ56に送られ
る。センスアンプ56は、読み出したデータを増幅し、
ビット線対BL,バーBL、データバス線対DB,バーDB
を介して出力バッファ57へ送出する。出力バッファ5
7は、メモリセルから読み出されたデータを出力データ
Dout として外部装置へ出力する。
【0010】ところで、このメモリセルに対する書き込
みは、同じロウアドレスRAのメモリセルに対する書き
込みが多い場合がある。そのため、DRAM50には、
ロウアドレスRAとコラムアドレスCAとを設定し選択
したメモリセルに対してデータを書き込む通常モードの
他にページモードが採用されている。図10に、ページ
モードにおけるデータの書き込みのタイミングを示す。
【0011】図10に示すように、DRAM50のロウ
デコーダ52は、ロウアドレスストローブ信号バーRA
Sの立ち下がりに基づいてロウアドレスRAをラッチ
し、コラムデコーダ53はコラムアドレスストローブ信
号バーCASの立ち下がりに基づいてコラムアドレスC
A1をラッチする。このラッチされたコラムアドレスC
A1は、次のコラムアドレスCA2がラッチされるま
で、コラムデコーダ53により保持される。
【0012】そして、DRAM50は、ロウアドレスR
AとコラムアドレスCA1とに基づいて選択したメモリ
セルに対してコラムアドレスストローブ信号バーCAS
の立ち下がりから所定の時間t1経過後に入力データD
W1を書き込む書き込み動作を開始する。メモリセルに
入力データDW1が充分に書き込まれるだけの時間経過
すると、DRAM50は、コラムアドレスストローブ信
号バーCASをHレベルに立ち上げ、書き込み動作を終
了する。
【0013】入力データDW1を書き込んだ後、DRA
M50は、コラムアドレスストローブ信号バーCASに
よってコラムアドレスCA2を取り込み、ロウアドレス
RAとコラムアドレスCA2とに基づいて選択したメモ
リセルに対して入力データDW2を書き込む。選択した
メモリセルに入力データDW2を書き込むと、DRAM
50は、コラムアドレスストローブ信号バーCASを立
ち上げて書き込み動作を終了する。このように、ページ
モードは、同一のロウアドレスRAのページに対してデ
ータの書き込み動作を行なうようになっている。
【0014】従って、DRAM50に対してページモー
ドを用いてデータを書き込み場合、最初のデータは、ロ
ウアドレスストローブ信号バーRASとコラムアドレス
ストローブ信号バーCASにより各アドレスRA,CA
1を取り込むので、その書き込みの動作時間は、通常と
同じ時間かかる。しかし、2つ目以降のデータの書き込
みは、コラムアドレスストローブ信号バーCASによる
コラムアドレスCA2を取り込むだけで行われるので、
ロウアドレスストローブ信号バーRASによるロウアド
レスRAを取り込む時間の分書き込み時間を短縮するこ
とができるようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コラムアド
レスストローブ信号バーCASがHレベルである期間t
CPの間、コラムデコーダ53は次のコラムアドレスCA
2の受け付け準備するようになっている。従って、コラ
ムアドレスストローブ信号バーCASがHレベルである
期間tCPを短くすると、次のコラムアドレスCA2を受
け付ける時間が短くなり、コラムアドレスCA2を正し
くラッチできなくなる。すると、次の入力データDWを
書き込むメモリセルを確定できない場合がある。そのた
め、コラムアドレスストローブ信号バーCASがHレベ
ルである期間tCPは短くすることができない。
【0016】このようなDRAMにおいて、連続してデ
ータを書き込むための書き込み時間を短縮するには、図
10において、コラムアドレスストローブ信号バーCA
SがLレベルに立ち下がった後、コラムアドレスストロ
ーブ信号バーCASがHレベルに立ち上がりデータの書
き込みを終了するまでの動作時間tCAS を短くする方法
が提案されている。しかしながら、動作時間tCAS を短
くすると、選択したメモリセルに対して入力データDW
1,DW2が充分に書き込まれずに、入力データDW
1,DW2をメモリセルに書き込むことができなくなる
場合がある。
【0017】また、動作時間tCAS を短くするために
は、コラムアドレスストローブ信号バーCASが立ち下
がってから書き込みが開始するまでの時間t1を短縮す
ればよい。しかしながら、この時間t1を短縮するには
ライトアンプ55の動作速度を速くする、コラムデコー
ダ53の選択速度を速くする等の必要がある。また、デ
ータバス線対DB,バーDBの抵抗や寄生容量を小さく
する必要がある。そして、これらを行なうことは、容易
ではない。
【0018】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、ページモードにおい
て、回路を大幅に変更することなく容易に、書き込みの
動作時間の短縮して、書き込み動作の高速化を図ること
のできる半導体記憶装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1とラ
イトアンプ2と遅延回路3とを備えている。メモリセル
アレイ1には複数のメモリ素子が設けられている。ライ
トアンプ2は、記憶すべき入力データDWを入力すると
ともに、コラムアドレスストローブ信号バーCAS、ロ
ウアドレスストローブ信号バーRAS、ライトイネーブ
ル信号バーWEを入力する。
【0020】ライトアンプ2は、入力したコラムアドレ
スストローブ信号バーCASとロウアドレスストローブ
信号バーRASとライトイネーブル信号バーWEとに基
づいて前記メモリセルアレイ1のメモリ素子に対して入
力データDWを書き込む書き込み動作を行なう。そし
て、ライトアンプ2は、コラムアドレスストローブ信号
バーCASに基づいて書き込み動作を終了する。
【0021】遅延回路3は、ライトアンプ2に接続さ
れ、コラムアドレスストローブ信号バーCASを入力
し、そのコラムアドレスストローブ信号バーCASに基
づいて予め設定された遅延時間だけ遅延させた第2のコ
ラムアドレスストローブ信号バーCAS2を生成し、そ
の第2のコラムアドレスストローブ信号バーCAS2を
コラムアドレスストローブ信号バーCASとしてライト
アンプ2へ出力する。ライトアンプ2は、入力した第2
のコラムアドレスストローブ信号バーCAS2に基づい
て書き込み動作を行なう。
【0022】
【作用】従って、本発明によれば、ライトアンプ2は、
遅延された第2のコラムアドレスストローブ信号バーC
AS2を入力し、その第2のコラムアドレスストローブ
信号バーCAS2に基づいて書き込み動作を終了する。
その結果、ライトアンプ2の書き込み動作はコラムアド
レスストローブ信号バーCASにかかわらないので、動
作時間tCAS を短くすることが可能で、コラムアドレス
ストローブ信号バーCASのサイクルを短くすることが
できる。
【0023】
【実施例】 (第一実施例)以下、本発明を具体化した第一実施例を
図2〜図4に従って説明する。
【0024】尚、説明の便宜上、従来と同様の構成につ
いては同一の符号を付してその説明を一部省略する。図
2は、DRAM10のブロック回路図である。DRAM
10には、遅延回路11が設けられている。遅延回路1
1は、ライトアンプ55に接続されている。遅延回路1
1は、コラムアドレスストローブ信号バーCASを入力
し、そのコラムアドレスストローブ信号バーCASに基
づいてコラムアドレスストローブ信号バーCAS2を生
成しライトアンプ55に出力する。ライトアンプ55
は、入力したコラムアドレスストローブ信号バーCAS
2と、従来と同様のロウアドレスストローブ信号バーR
AS,ライトイネーブル信号バーWEとに基づいてデー
タバス線対DB,バーDBを入力データDWに応じたレ
ベルに変化させる。
【0025】このとき、ロウデコーダ52は、ラッチし
たロウアドレスRAに基づいてワード線WLを選択す
る。また、コラムデコーダ53は、ラッチしたコラムア
ドレスCA1に基づいてコラム選択信号CLを出力す
る。このコラム選択信号CLは、NチャネルMOSトラ
ンジスタよりなるコラムスイッチ54a,54bのゲー
トにそれぞれ入力される。すると、コラムスイッチ54
a,54bはオンとなり、ビット線対BL,バーBLとデー
タバス線対DB,バーDBとをそれぞれ接続する。その
結果、入力データDWは、ライトアンプ55,データバ
ス線対DB,バーDB,コラムスイッチ54a,54
b,ビット線対BL,バーBLを介してメモリセルに書き込
まれる。
【0026】尚、ラッチされたコラムアドレスCA1
は、次のコラムアドレスCA2がラッチされるまでコラ
ムデコーダ53により保持される。従って、コラムデコ
ーダ53から出力されるコラム選択信号CLは、次のコ
ラムアドレスCA2がラッチされるまでコラムスイッチ
54a,54bはオンとなり、ビット線対BL,バーBLと
データバス線対DB,バーDBとをそれぞれ接続するよ
うになっている。
【0027】コラムアドレスストローブ信号バーCAS
2がLレベルからHレベルに立ち上がると、ライトアン
プ55は、書き込み動作を終了して次の入力データの書
き込みのためにデータバス線対DB,バーDBのリセッ
トを行なうようになっている。
【0028】図3は、DRAM10の一部回路図であ
る。尚、図3において、説明を簡単にするために、1つ
のメモリセルCに対する回路のみを示している。図3に
示すように、遅延回路11は、PチャネルMOSトラン
ジスタ(以下、PMOSトランジスタという)12とN
チャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSトランジ
スタという)13と抵抗14とコンデンサ15とインバ
ータ回路16とから構成されている。
【0029】PMOSトランジスタ12とNMOSトラ
ンジスタ13は、そのゲートが互いに接続されるととも
に、コラムアドレスストローブ信号バーCASを入力し
ている。PMOSトランジスタ12のソースはDRAM
10の駆動電源である高電位側電源Vccに接続され、N
MOSトランジスタ13のソースは低電位側電源Vssに
接続されている。PMOSトランジスタ12のドレイン
は抵抗14を介してNMOSトランジスタ13のドレイ
ンに接続されている。PMOSトランジスタ12のドレ
インと抵抗14との間のノードN1は、コンデンサ15
を介して低電位側電源Vssに接続されている。また、ノ
ードN1は、インバータ回路16の入力端子に接続され
ている。そして、インバータ回路16の出力端子は、ラ
イトアンプ55に接続されている。また、ライトアンプ
55は、相補信号である入力データDW,バーDWを入
力している。
【0030】コラムアドレスストローブ信号バーCAS
がHレベルの時、PMOSトランジスタ12はそのゲー
ト電圧がHレベルであるのでオフとなり、NMOSトラ
ンジスタ13は逆にオンとなっている。その結果、ノー
ドN1はLレベルとなる。そして、インバータ回路16
は、ノードN1のLレベルを反転し、Hレベルのコラム
アドレスストローブ信号バーCAS2をライトアンプ5
5へ出力する。
【0031】コラムアドレスストローブ信号バーCAS
がHレベルからLレベルに立ち下がると、PMOSトラ
ンジスタ12はオフからオン、NMOSトランジスタは
オンからオフに変化する。すると、ノードN1はLレベ
ルからHレベルに立ち上がる。そして、PMOSトラン
ジスタ12がオンであるので、高電位側電源Vccからコ
ンデンサ15に電荷が蓄えられる。
【0032】インバータ回路16は、ノードN1のレベ
ルを入力し、そのレベルを反転させた信号をコラムアド
レスストローブ信号バーCAS2として出力する。従っ
て、コラムアドレスストローブ信号バーCAS2はHレ
ベルからLレベルに立ち下がることになる。即ち、コラ
ムアドレスストローブ信号バーCASがHレベルからL
レベルに立ち下がると、遅延回路11により生成された
コラムアドレスストローブ信号バーCAS2は直ちにH
レベルからLレベルに立ち下がる。
【0033】次に、コラムアドレスストローブ信号バー
CASがLレベルからHレベルに立ち上がると、PMO
Sトランジスタ12はオンからオフ、NMOSトランジ
スタはオフからオンに変化する。すると、コンデンサ1
5に蓄えられた電荷は、抵抗14を介してNMOSトラ
ンジスタ13に流れることになる。その結果、ノードN
1の電位は、Hレベルから徐々に低下する。即ち、抵抗
14とコンデンサ15とにより積分回路を構成し、その
抵抗14とコンデンサ15とにより決定する時定数によ
りノードN1の電位が徐々に変化することになる。
【0034】そして、ノードN1の電位がインバータ回
路16のしきい値より低下すると、インバータ回路16
の出力はLレベルからHレベルに変化し、コラムアドレ
スストローブ信号バーCAS2としてライトアンプ55
へ出力される。このコラムアドレスストローブ信号バー
CASがHレベルに立ち上がった時からコラムアドレス
ストローブ信号バーCAS2がHレベルに立ち上がるま
での時間を遅延時間D1とする。従って、遅延回路11
は、コラムアドレスストローブ信号バーCASの立ち上
がりを遅延時間D1だけ遅延させ、その遅延させた信号
をコラムアドレスストローブ信号バーCAS2としてラ
イトアンプ55へ出力するようになっている。
【0035】即ち、遅延回路11は、コラムアドレスス
トローブ信号バーCASの立ち下がりを遅延させず、コ
ラムアドレスストローブ信号バーCASが立ち上がりの
みを遅延時間D1だけ遅延させたコラムアドレスストロ
ーブ信号バーCAS2を出力するようになっている。
【0036】尚、本実施例のコラムアドレスストローブ
信号バーCASがLレベルである期間tcas2は、図10
に示す従来のコラムアドレスストローブ信号バーCAS
がLレベルである期間tcas に比べて短くなっている。
一方、本実施例のコラムアドレスストローブ信号バーC
ASは、図10に示す従来のコラムアドレスストローブ
信号バーCASがHレベルである期間tcpと同じ時間H
レベルとなっている。また、コラムアドレスストローブ
信号バーCAS2がLレベルである期間t2 は、従来の
コラムアドレスストローブ信号バーCASがLレベルで
ある期間tcasと同じ間隔となっている。
【0037】次に、上記のように構成されたDRAMの
作用を図4に従って説明する。今、ロウアドレスストロ
ーブ信号バーRASがHレベルからLレベルに立ち下が
ると、その立ち下がりに基づいてロウアドレスRAがロ
ウデコーダ52にラッチされる。このロウアドレススト
ローブ信号バーRASがLレベルの状態で、ライトイネ
ーブル信号バーWEがHレベルからLレベルに立ち下が
った後、コラムアドレスストローブ信号バーCASがH
レベルからLレベルに立ち下がる。すると、コラムアド
レスストローブ信号バーCASの立ち下がりに基づいて
コラムアドレスCA1がコラムデコーダ53にラッチさ
れる。また、コラムアドレスストローブ信号バーCAS
の立ち下がりに基づいて入力データDW1がライトアン
プ55に入力されラッチされる。
【0038】この時、遅延回路11は、コラムアドレス
ストローブ信号バーCASの立ち下がりに基づいてコラ
ムアドレスストローブ信号バーCAS2をHレベルから
Lレベルに立ち下げる。そして、コラムアドレスストロ
ーブ信号バーCASの立ち下がりから所定時間t1経過
すると、入力した入力データDW1に基づいてデータバ
ス線対DB,バーDBのレベルを変化し始める。そし
て、データバス線対DB,バーDBのレベルが充分に変
化すると、メモリセルCに対して書き込みが開始され
る。
【0039】ところで、コラムアドレスストローブ信号
バーCASは立ち下がりから所定時間tCAS2経過する
と、LレベルからHレベルに立ち上がる。遅延回路11
は、このコラムアドレスストローブ信号バーCASの立
ち上がりを遅延時間D1だけ遅延させ、その遅延させた
信号をコラムアドレスストローブ信号バーCAS2とし
てライトアンプ55へ出力する。
【0040】ライトアンプ55は、このコラムアドレス
ストローブ信号バーCAS2の立ち上がりに基づいて書
き込み動作を終了する。このとき、コラムアドレススト
ローブ信号バーCAS2のLレベルである期間t2 は、
従来の図10に示すコラムアドレスストローブ信号バー
CASがLレベルである期間tCAS と同じになってい
る。従って、入力データDW,バーDWは、メモリセル
Cに対して充分な時間書き込まれることになる。
【0041】ライトアンプ55が入力データDW,バー
DWをメモリセルCに対して書き込んでいる間に、コラ
ムアドレスストローブ信号バーCASは、Hレベルとな
っている。このコラムアドレスストローブ信号バーCA
SがHレベルである期間tCPの間に、コラムデコーダ5
3は次のコラムアドレスCA2の入力が可能となり、そ
のコラムアドレスCA2を入力している。従って、コラ
ムアドレスストローブ信号バーCASがHレベルからL
レベルに立ち下がったとき、次のコラムアドレスCA2
は順分に準備されているので、コラムデコーダ53に正
しくラッチされることになる。そのため、次に入力デー
タDWを書き込むメモリセルが確実に確定されることに
なる。
【0042】そして、再びコラムアドレスストローブ信
号バーCASが立ち下がると、その立ち下がりに基づい
て次のコラムアドレスCA2が直ちにコラムデコーダ5
3にラッチされる。また、コラムアドレスストローブ信
号バーCASの立ち下がりに基づいて入力データDW2
がライトアンプ55にラッチされる。更に、コラムアド
レスストローブ信号バーCASの立ち下がりに基づいて
遅延回路11は、コラムアドレスストローブ信号バーC
AS2をHレベルからLレベルに立ち下げる。
【0043】このとき、ライトイネーブル信号バーWE
はLレベルであるので、コラムデコーダ53にラッチさ
れたコラムアドレスCA2に基づいてビット線対BL,バ
ーBLがデータバス線対DB,バーDBに接続され、メモ
リセルが選択される。その選択されたメモリセルに対し
てライトアンプ55にラッチされた入力データDW2と
に基づいてが書き込まれることになる。
【0044】このように、本実施例では、コラムアドレ
スストローブ信号バーCASを入力し、そのコラムアド
レスストローブ信号バーCASの立ち上がりを予め設定
された遅延時間D1だけ遅延させたコラムアドレススト
ローブ信号バーCAS2を生成する遅延回路11を設け
た。コラムアドレスストローブ信号バーCASはコラム
デコーダ53に入力され、コラムアドレスストローブ信
号バーCAS2はライトアンプ55に入力される。
【0045】コラムデコーダ53はコラムアドレススト
ローブ信号バーCASを入力し、そのコラムアドレスス
トローブ信号バーCASの立ち下がりに基づいてコラム
アドレスCA1をラッチする。ライトアンプ55は、コ
ラムアドレスストローブ信号バーCAS2を入力し、そ
のコラムアドレスストローブ信号バーCAS2の立ち下
がりに基づいて入力データDWをラッチする。そして、
ロウアドレスストローブ信号バーRASの立ち下がりに
基づいてロウデコーダ52によりラッチされたロウアド
レスRAと、コラムデコーダ53にラッチされたコラム
アドレスCA1とにより1つのメモリセルが選択され
る。その選択されたメモリセルに対してライトアンプ5
5は、コラムスイッチ54により接続されたビット線対
BL,バーBLとデータバス線対DB,バーDBを介して入
力データDWを書き込む書き込み動作を行なう。そし
て、ライトアンプ55は、コラムアドレスストローブ信
号バーCAS2の立ち上がりに基づいて入力データDW
の書き込み動作を終了する。その書き込み動作の間、コ
ラムアドレスストローブ信号バーCASはHレベルであ
るので、コラムデコーダ53は次のコラムアドレスCA
2を受け付け準備する。そして、コラムアドレスストロ
ーブ信号バーCASが立ち下がると、コラムアドレスC
A2をラッチして次の書き込み動作が開始するようにし
た。
【0046】従って、コラムアドレスCA1により選択
されたメモリセルに対して入力データDW1を書き込む
書き込み動作を行っている間に、コラムアドレスストロ
ーブ信号バーCASをLレベルからHレベルに立ち上げ
ることができるので、コラムアドレスストローブ信号バ
ーCASをLレベルに維持する時間tCAS を短縮するこ
とができる。その結果、連続して入力データDW1,D
W2を書き込む時間間隔を短縮することができ、書き込
み速度を高速化することができるので、書き込みサイク
ルの時間を短くすることができる。 (第二実施例)次に、本発明の第二実施例のDRAMを
図5に従って説明する。
【0047】尚、説明の便宜上、第一実施例と同様の構
成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、DRAM20には、切換回路21が
設けられている。切換回路21には、NチャネルMOS
トランジスタで構成されるトランスファゲート22,2
3とインバータ回路24とが設けられている。トランス
ファゲート22のゲートは、インバータ回路24の入力
端子と接続されるとともに、外部装置から入力された制
御信号FWを入力している。インバータ回路24の出力
端子はトランスファゲート23のゲートに接続されてい
る。従って、トランスファゲート23のゲートには、イ
ンバータ回路24により反転された制御信号FWが入力
されるようになっている。
【0048】トランスファゲート23はコラムアドレス
ストローブ信号バーCASを直接入力し、トランスファ
ゲート22は遅延回路11に接続されている。トランス
ファゲート22,23は、共通接続されるとともにライ
トアンプ55に接続されている。
【0049】遅延回路11は、第一実施例と同様に、コ
ラムアドレスストローブ信号バーCASを入力し、その
コラムアドレスストローブ信号バーCASの立ち上がり
のみを遅延時間D1だけ遅延させたコラムアドレススト
ローブ信号バーCAS2を生成し、切換回路21へ出力
するようになっている。
【0050】切換回路21は、制御信号FWに基づいて
コラムアドレスストローブ信号バーCASとコラムアド
レスストローブ信号バーCAS2とを切換え、ライトア
ンプ55に入力するようになっている。
【0051】即ち、制御信号FWがLレベルの時、トラ
ンスファゲート23はオンとなり、トランスファゲート
22はオフとなる。その結果、ライトアンプ55には、
トランスファゲート23を介してコラムアドレスストロ
ーブ信号バーCASが入力される。一方、制御信号FW
がHレベルの時、トランスファゲート23はオフとな
り、トランスファゲート22はオンとなる。その結果、
ライトアンプ55には、トランスファゲート22を介し
てコラムアドレスストローブ信号バーCAS2が入力さ
れるようになっている。
【0052】尚、制御信号FWがLレベルのとき、切換
回路21を介してライトアンプ55に入力されるコラム
アドレスストローブ信号バーCASは、図10に示す従
来のコラムアドレスストローブ信号バーCASが入力さ
れるようになっている。即ち、制御信号FWがLレベル
のとき、DRAM20には従来のコラムアドレスストロ
ーブ信号バーCASが入力され、そのコラムアドレスス
トローブ信号バーCASに基づいて書き込み動作が行わ
れる。一方、制御信号FWがHレベルのとき、DRAM
20には図4に示すLレベルである期間tCAS2が短いコ
ラムアドレスストローブ信号バーCASが入力され、そ
のコラムアドレスストローブ信号バーCASに基づいて
ページモードによる書き込み動作が行われる。マイコン
システムに接続される機器においては、従来のタイミン
グに基づいて動作するものが存在する。そのため、DR
AM20は、従来のコラムアドレスストローブ信号バー
CASのタイミングでも動作することができるようにな
っている。
【0053】このように、本実施例では、DRAM20
には、切換回路21が設けられ、その切換回路21はラ
イトアンプ55に接続されている。切換回路21には、
コラムアドレスストローブ信号バーCASが直接入力さ
れるとともに、遅延回路11を介してコラムアドレスス
トローブ信号バーCASの立ち上がりが遅延時間D1遅
延されたコラムアドレスストローブ信号バーCAS2が
入力される。制御信号FWがHレベルの時、切換回路2
1は遅延回路11を介して入力したコラムアドレススト
ローブ信号バーCAS2をライトアンプ55へ出力す
る。ライトアンプ55は、入力したコラムアドレススト
ローブ信号バーCAS2に基づいて第一実施例と同様に
書き込みサイクルが高速な連続書き込み動作を行なう。
【0054】一方、制御信号FWがLレベルの時、切換
回路21には従来のLレベルである期間tCAS が長いコ
ラムアドレスストローブ信号バーCASが直接入力さ
れ、そのコラムアドレスストローブ信号バーCASをラ
イトアンプ55へ出力する。ライトアンプ55は、入力
した従来のコラムアドレスストローブ信号バーCASに
基づいて書き込み動作を行なう。その結果、従来と同様
の書き込みサイクルに対する対応を可能にすることがで
きる。
【0055】尚、本発明は前記実施例の他、以下の態様
で実施するようにしてもよい。 1)上記各実施例において、図6に示すように遅延回路
31を構成する。遅延回路30は、インバータ回路3
1,32,33とナンド回路34とにより構成されてい
る。そして、直列に接続されたインバータ回路31,3
2により定まる遅延時間D1だけコラムアドレスストロ
ーブ信号バーCASの立ち上がりが遅延される。
【0056】2)第二実施例において、図7に示すよう
に、切換回路40を構成する。切換回路40は、CMO
Sトランジスタよりなるナンド回路41と、ナンド回路
42とインバータ回路43,44とから構成される。そ
して、切換回路40は、第二実施例と同様にコラムアド
レスストローブ信号バーCASを直接入力するとともに
遅延回路11により遅延されたコラムアドレスストロー
ブ信号バーCAS2を入力する。そして、切換回路40
は、制御信号FWに基づいてコラムアドレスストローブ
信号バーCASとコラムアドレスストローブ信号バーC
AS2とを切り換えてライトアンプ55へ出力する。
【0057】3)第二実施例において、切換回路31を
設け、制御信号FWに基づいて従来のコラムアドレスス
トローブ信号バーCASと、Lレベルである期間tcas2
が短いコラムアドレスストローブ信号バーCASの立ち
上がりを遅延回路11により遅延させたコラムアドレス
ストローブ信号バーCAS2とを切り換えるようにした
が、遅延時間の異なる遅延回路を複数設け、その遅延回
路を切り換えて書き込み、読み出し動作を行なうように
してもよい。
【0058】4)上記各実施例の遅延回路11,31又
は切換回路21,40をコラムアドレスストローブ信号
バーCASとロウアドレスストローブ信号バーRASと
を用いた2重アドレス方式のスタッティックランダムア
クセスメモリ(SRAM)に具体化する。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ページモードにおいて、書き込みの動作時間の短縮し
て、書き込み動作の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 第一実施例のDRAMを示すブロック回路図
である。
【図3】 第一実施例のDRAMの一部回路図である。
【図4】 第一実施例のページモードにおける書き込み
動作を説明する波形図である。
【図5】 第二実施例のDRAMの一部回路図である。
【図6】 別の遅延回路を示す回路図である。
【図7】 別の切替回路の回路図である。
【図8】 従来のDRAMを示すブロック回路図であ
る。
【図9】 従来のDRAMの一部回路図である。
【図10】 従来のページモードにおける書き込み動作
を説明する波形図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 ライトアンプ 3 遅延回路 DW 入力データ バーCAS コラムアドレスストローブ信号 バーRAS ロウアドレスストローブ信号 バーWE ライトイネーブル信号 バーCAS2 第2のコラムアドレスストローブ信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリ素子を備えたメモリセルア
    レイと、 記憶すべきデータを入力するとともに、入力したコラム
    アドレスストローブ信号とロウアドレスストローブ信号
    とライトイネーブル信号とに基づいて前記メモリセルア
    レイのメモリ素子に対して入力したデータを書き込む書
    き込み動作を行ない、コラムアドレスストローブ信号に
    基づいて書き込み動作を終了するライトアンプとを備え
    た半導体記憶装置において、 前記ライトアンプに接続され、コラムアドレスストロー
    ブ信号を入力し、前記書き込み動作の終了を遅延させる
    第2のコラムアドレスストローブ信号を生成し、その第
    2のコラムアドレスストローブ信号をコラムアドレスス
    トローブ信号としてライトアンプへ出力する遅延回路を
    備えた半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記遅延回路は、 入力したコラムアドレスストローブ信号がLレベルから
    Hレベルに立ち上がる立ち上がりを遅延させた第2のコ
    ラムアドレスストローブ信号を生成するようにした半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の半導体記
    憶装置において、 前記遅延回路は、 そのソースが高電位側電源に接続され、ゲートにはコラ
    ムアドレスストローブ信号が印加されたPチャネルMO
    Sトランジスタと、 そのソースが低電位側電源に接続され、ゲートにはコラ
    ムアドレスストローブ信号が印加されたNチャネルMO
    Sトランジスタと、 前記両MOSトランジスタのドレイン間に接続された抵
    抗と、 その一端が前記PチャネルMOSトランジスタのドレイ
    ンと抵抗との間に接続され、他端が低電位側電源に接続
    されたコンデンサとから構成される半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載
    の半導体記憶装置において、 前記コラムアドレスストローブ信号を直接入力するとと
    もに、前記遅延回路から出力される第2のコラムアドレ
    スストローブ信号を入力し、制御信号に基づいて前記コ
    ラムアドレスストローブ信号と第2のコラムアドレスス
    トローブ信号とを切り換えて前記ライトアンプへ出力す
    る切換回路を設けた半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記切換回路は、 一端には前記コラムアドレスストローブ信号が入力さ
    れ、他端は前記ライトアンプに接続され、ゲートには前
    記制御信号が反転された信号が入力されたNチャネルM
    OSトランジスタよりなるトランスファゲートと、 一端には前記遅延回路が接続され、他端には前記ライト
    アンプが接続され、ゲートには前記制御信号が入力され
    たNチャネルMOSトランジスタよりなるトランスファ
    ゲートとを備えた半導体記憶装置。
JP6184973A 1994-08-05 1994-08-05 半導体記憶装置 Withdrawn JPH0850787A (ja)

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