JPH08507729A - 改良インク受理性シート - Google Patents

改良インク受理性シート

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JPH08507729A
JPH08507729A JP52034294A JP52034294A JPH08507729A JP H08507729 A JPH08507729 A JP H08507729A JP 52034294 A JP52034294 A JP 52034294A JP 52034294 A JP52034294 A JP 52034294A JP H08507729 A JPH08507729 A JP H08507729A
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ink
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carbon atoms
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JP52034294A
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イクバル,モハメッド
ビー. アリ,マーフザ
ファルーク,オマー
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
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    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 以下の式(I)のグアニジニル官能価を有する少なくとも1つのモノマーを含む画像形成共重合体を含んでなるインク受理層を、少なくとも1つの主要表面に支承してなる透明支持体を含む改良インク受理性シート。 〔式中、Aは、C1-5のCOO−アルキレン基、C1-3のCONH−アルキレン基、−COO−(CH2CH2O)n−CH2−,−CONH−(CH2CHO)n−CH2−、および−(CH2−CH2−NH2Cl)n−(こゝで、n=1〜5)から選ばれ;BおよびDは、C1-3のアルキル基から個々に選ばれ;また、A,B,DおよびNは結合して、上記の式(II)および(III)から選ばれる複素環式化合物を形成し;R1およびR2は、H、フェニル、およびC1-3のアルキル基から独立して選ばれ;Rは、H、フェニル、ベンズイミダゾリルおよびC1-3のアルキル基から選ばれ、yは、0又は1、そしてX1およびX2は、アニオンである。〕

Description

【発明の詳細な説明】 改良インク受理性シート 発明の背景 発明の分野 本発明は、画像形成用のインク受理性シートとして用いることができる透明材 料、そしてより詳細には、そのための改良インク受理層、および画像形成後にも 改良された保存寿命を有するそのような材料に関する。 関連技術の説明 インクジェットプリンターおよびペンプロッターのような撮像デバイスは、ラ ベルや多色グラフィックスを含む種々の情報を印刷するため、現在一般に使用さ れている。かかる情報の表示は、工業図面におけるオーバーレイとして、またオ ーバーヘッドプロジェクション用の透明画として使用することができる、透明で 画像形成が可能なインク受理性シートに対する需要を創出している。 前記のインクジェットプリンターまたはペンプロッターのいずれを用いた画像 形成も、これらの透明受容体の表面にインクを沈積することを含む。これらの撮 像デバイスは、通常、完全に乾燥することがなく長期間にわたって空気に曝した まゝにすることができるインクを利用する。 これら受容体の表面は、画像形成後間もなく、しかもかなりな量の液体を吸収 した後であってさえも、乾燥しており、かつ接触に対して不粘着性であることが 望ましいので、透明材は、ある程度の耐久性および透明度を維持したまゝかなり な量の液体を吸収すること ができるものであることが、画像形成用の像形成可能な受容体として非常に望ま しい。 透明な液体吸収性受容体として有用な組成物は、液体可溶性高分子材料と液体 不溶性高分子材料とを混合し塗布することによって形成される。この液体不溶性 材料は、マトリックスを形成し、その中に液体可溶性材料が存在するものと考え られる。かかるブレンドの例は、米国特許第4,300,820号、第4,369,229号および 第4,935,307号明細書に開示されている。 種々の液体吸収性ポリマーのブレンドを用いる際における問題は、マトリック ス形成性のポリマーと吸収される液体との基本的不相溶性にある。このことは、 ある程度吸収能力を抑制することができ、そして乾燥時間を増すかもしれない。 米国特許第5,134,198号、第5,192,617号、第5,219,928号および第5,241,006号 明細書に開示される液体吸収性材料では、乾燥を改良して乾燥時間を減少するこ とを試みている。これらの材料には、液体吸収性半浸透性のポリマーネットワー ク形成用の連続マトリックスの形成が可能な架橋したポリマー組成物が含まれる 。これらのネットワークは、少なくとも1つのポリマー成分が混合後に架橋され て該材料の嵩中いたる所に連続したネットワークを形成し、かつ、そのネットワ ークを介して非架橋ポリマー成分が絡みあって巨視的に均質な組成物を形成して いる。このような組成物は、前掲材料の欠点なしに、耐久性でインク吸収性があ る透明なグラフィック材料を形成するために有益である。 インクジェットプリンターによる像の形成は、それにより像形成領域に滞留す る大量の溶媒、一般にはグリコールと水の混和物が残される。この溶媒が像未形 成領域に拡散すると、像のブリージングが生ずる結果となり、その時染料が溶媒 と共に運ばれる。 前記参考文献に開示される材料では、透明材料中で悪化させるこの結果につい て検討していない。この悪化は、画像形成されたフィルムが高温、高湿度下で保 管される時、または、溶媒がフィルムから離散されない時、即ち画像形成された フィルムが透明画のプロテクター中に保持される時に起る。大部分の溶媒は、一 般に吸収されて蒸発されず、そしてその吸収性塗膜は、通常非常に薄いので、横 方向の拡散の機会が多く与えられると、ブリージング効果が、老化に起因してあ るいはかかるプロテクター中での保管に原因して、一層ひどくなる。 日本の特許公報(特開昭)63−307979は、インクジェットのフィルム中にポリ マー媒染剤を含有するある種の第4級アンモニウム塩の使用を教示して、インク ジェットの記録プロセスの間中に全くインクの流出や拡散がなく、それによって 良好な初期分離、高密度、良好なカラー再現性および光沢を与えることを主張し ている。しかしながら、老化や保管に基づくブリーディングの防止については、 何ら言及していない。 本発明者は、今や、インク受理性シートまたは透明画のインク受理層として用 いる場合に、画像形成後でも改良された保存寿命が得られる透明なインク受理性 材料を見い出した。画像形成されたフィルムが高温、高湿度下に曝された後でさ えも、また、透明画のプロテクター中に保管された場合でも、ブリーディングは 顕著に減少する。 他の技術 高分子媒染剤は、写真科学で周知であり、通常、第4級アンモニウム基、もし くはまれにホスホニウム基を含有する物質を含む。 米国特許第2,945,006号明細書は、アミノグアニジンとカルボニ ル基の反応生成物であり、次の一般式を有する媒染剤を含む。 米国特許第4,695,531号明細書は、放射線写真用の感光性ハロゲン化銀要素に おける媒染剤を開示している。分光増感したハロゲン化銀乳剤層が透明支持体の 少なくとも片側に塗布され、そして支持体とハロゲン化銀乳剤層の間には、写真 処理中に脱色される水溶性酸性染料を含有する親水性コロイド層が塗布される。 この染料は、次の繰り返し単位を含む酸性高分子媒染剤と関連している。 式中、R1は、水素あるいはメチル基、Aは、−COO−あるいは−COO−アルキ レン基、R2は、水素あるいは低級アルキル基、そしてXは、アニオンである。 そこには、インク受理層中にかかる媒染剤を使用することについて何ら言及され ていない。 他の写真媒染剤は、次の構造を有するイタリア特許第931,270号明細書に開示 されている。 インク受理層中への使用については何ら言及されていない。 ポリ(N−ビニルイミダゾール)を基剤とした非拡散性媒染剤が、米国特許第 4,500,631号明細書に開示されている。これらは、放射線写真の画像形成処理に 使用され、そこでは該媒染剤が水溶性染料と結合する。重ねて言うが、インク受 理塗膜中への使用については、何ら言及されていない。 本発明の概要 本発明は、改良されたインク受理層、およびこの改良されたインク受理層を有 するインク受理性シートを提供するが、該インク受理層は、高温、高湿度に曝さ れる場合でさえも、画像処理されたものの保存寿命の長期化を示す。本発明のシ ートは、インクの“ブリーディング”に顕著な減少を示すので長期間にわたって 有益である。 このシートは、透明フィルムの“スリーブ”プロテクターに保管した場合でも改 良した寿命を示す。 本発明の改良されたインク受理性シートは、少なくとも1つの主要表面上に画 像形成共重合体を含むインク受理層を支承する支持体を有する。この画像形成共 重合体は、次の一般構造のグアニジニル官能価をもつ少なくとも1つの媒染モノ マーを含むモノマーから生成される。 式中、Aは、約1〜約5個の炭素原子をもつCOO−アルキレン基、約1〜約3個 の炭素原子をもつCONH−アルキレン基、−COO−(CH 2 CH2O)n−CH2−,−CONH-(CH2CHO)n−CH2−、および−(CH2CH2−NH2Cl)n− (こゝで、nは、約1〜約5である)からなる群より選ばれ; BおよびDは、約1〜約5個の炭素原子をもつアルキル基からなる群より個々 に選ばれ; また、A,B,DおよびNは結合して、以下のものからなる群より選はれる複 素環式化合物を生成し、 1およびR2は、水素、フェニル、および約1〜約3個の炭素原子を有するア ルキル基からなる群より独立して選ばれ; Rは、水素、フェニル、ベンズイミダゾリル、および約1〜約3個の炭素原子 を有するアルキル基からなる群より選ばれ、 yは、0および1からなる群より選ばれ、そして、 X1およびX2は、アニオンである。 好ましくは、本発明の改良されたインク受理性シートは、少なくとも1つの主 要表面上に画像形成共重合体を含むインク受理層を支承する透明支持体を有する が、当該画像形成共重合体は、次のa)からc)のモノマーより生成される。 a)N−ビニル−2−ピロリドンのようなビニルラクタム;アクリルアミド、メ タクリルアミド、およびそれらのN−モノアルキルおよびN,N−ジアルキル誘 導体;アルキル第3級アミノアルキルアクリレートおよびメタクリレート;並び に2−ビニルおよび4−ビニルピリジンのようなビニルピリジン;からなる群よ り選ばれる少 なくとも1つの窒素含有親水性および吸水性モノマー; b)ヒドロキシアルキルアクリレートおよびメタクリレート、アルコキシアルキ ルアクリレートおよびメタクリレート(前記のアルキル基は1〜5個の炭素原子 を有する)からなる群より選ばれる少なくとも1つの親水性モノマー; c)次の一般構造のグアニジニル官能価を含む少なくとも1つの媒染モノマー: 式中、Aは、約1〜約5個の炭素原子をもつCOO−アルキレン基、約1〜約5個 の炭素原子をもつCONH−アルキレン基、−COO−(CH2CH2O)n−CH2−,−CONH− (CH2CH2O)n−CH2−、および−(CH2−CH2−NH2Cl)n−(こゝで、nは、約1 〜約5である)からなる群より選ばれ; BおよびDは、約1〜約5個の炭素原子をもつアルキル基からなる群より個々 に選はれ; また、A,B,DおよびNは結合して、次のものからなる群より選はれる複素 環式化合物を生成する。 1およびR2は、水素、フェニル、および約1〜約5個の炭素 原子を有するアルキル基からなる群より独立して選ばれ; Rは、水素、フェニル、ベンズイミダゾリル、および約1〜約5個の炭素原子 を有するアルキル基からなる群より選ばれ、 yは、0および1からなる群より選ばれ、そして、 X1およびX2は、アニオンである。 より好ましくは、インク受理層は、次のものから生成される架橋結合した半浸 透性のネットワーク(以下、「SIPN」という。)を有する。 a)少なくとも1つの架橋性高分子成分、 b)吸水性ポリマーを含む少なくとも1つの液体吸収性高分子成分、 c)少なくとも1つの媒染モノマー、および d)任意的に、架橋剤。 このSIPNは、連続したネットワークであり、そこでは架橋結合したポリマーが 連続マトリックスを生成している。SIPNは、約0.5〜約20%のアンモニウムアク リレート基を有する架橋性成分、吸水性高分子成分を伴う架橋剤、および前記の 特性をもつ媒染モノマーを含んでなるネットワークである。 本発明は、像を投影するのに有用なインク受理性シート(通常“透明画”とい われる)を提供するが、これは、インク沈積装置で画像形成した場合に画像のブ リーディングを減少させ、かつ、それがたとえ高温、高湿度下に曝された場合、 あるいは溶媒が塗膜から離散できない場合、即ち透明画プロテクター中に保管さ れている場合にも、その保存寿命を改善する。 非常に好適な実施態様においては、本発明のインク受理性シートは、少なくと も1つのその主要表面に次の成分を含むインク受理層を支承する支持体を有する 。 a)少なくとも1つの以下のモノマーから生成される架橋性高分子成分: 1)少なくとも1つの親水性窒素含有モノマー、 2)少なくとも1つのエチレン性α,β−不飽和モノマー、および 3)次の一般構造をもつグアニジニル官能価を含む少なくとも1つの媒染モノ マー、 式中、Aは、約1〜約5個の炭素原子をもつCOO−アルキレン基、約1〜約3個 の炭素原子をもつCONH−アルキレン基、−COO−(CH2CH2O)n−CH2−、−CONH- (CH2CHO)n−CH2−、および−(CH2−CH2−NH2Cl)n−(こゝで、nは約1〜約 5である); BおよびDは、約1〜約3個の炭素原子をもつアルキル基からなる群より個々 に選ばれ; また、A,B,DおよびNは結合して、次のものからなる群より選ばれる複素 環式化合物を生成する。 1およびR2は、水素、フェニル、および約1〜約3個の炭素原子を有するア ルキル基からなる群より独立して選ばれ; Rは、水素、フェニル、ベンズイミダゾリル、および約1〜約3個の炭素原子 を有するアルキル基からなる群より選ばれ、 yは、0および1からなる群より選ばれ、そして、 X1およびX2は、アニオンである; b)少なくとも1つの液体吸収性高分子成分、 c)多官能価アジリジン架橋剤、および d)約5μm〜約40μmの粒度分布をもつ粒状物質。 本発明の他の実施態様においては、画像記録シートは、少なくとも1つの主要 表面に、以下の液体を吸収する二層の複合媒体を支承する支持体を有する。 a)画像形成共重合体を含む液体吸収性の下層、および前記下層の上に上塗り する、 b)液体透過性の表面層、 前記下層の液体吸収性は、前記表面層の液体収着性よりも大きく、それによって 複合媒体は、該複合媒体の厚みに等しい前記表面層の厚みがもつ収着時間よりも 小さい収着時間を有し、こゝで少なくとも1つの層は、次の一般式のグアニジニ ル官能価をもつ少なくとも1つの媒染モノマーを含むモノマーから生成される共 重合体を有する。 式中、Aは、約1〜約5個の炭素原子をもつCOO−アルキレン基、約1〜約3個 の炭素原子をもつCONH−アルキレン基、−COO−(CH2CH2O)n−CH2−,−CONH− (CH2CHO)n−CH2−、および−(CH2− CH2−NH2Cl)n−(こゝで、nは約1〜約5である)からなる群より選ばれ; BおよびDは、約1〜約5個の炭素原子をもつアルキル基からなる群より個々 に選ばれ; また、A,B,DおよびNは結合して、次のものからなる群より選ばれる複素 環式化合物を生成する。 1およびR2は、水素、フェニル、および約1〜約3個の炭素原子を有するア ルキル基からなる群より独立して選ばれ; Rは、水素、フェニル、ベンズイミダゾリル、および約1〜約3個の炭素原子 を有するアルキル基からなる群より選ばれ、 yは、0および1からなる群より選ばれ、そして、X1およびX2はアニオンで ある。 本明細書中で用いられる場合、これらの用語は、次の意味を有する。 1.用語“媒染剤”とは、組成物中に存在する場合には、組成物中を染料が拡 散するのを防止するために染料と相互に作用する化合物を意味する。 2.用語“媒染モノマー”とは、組成物中に入り込んで共重合化される場合に 、組成物中を染料が拡散するのを防止するために染料と相互に作用して共重合体 を発生させるような化合物を意味する。 3.用語“SIPN”とは、半浸透性ネットワークを意味する。 4.用語“半浸透性ネットワーク”とは、均質架橋化ポリマーと 線状未架橋化ポリマーの絡み合いを意味する。 5.用語“架橋性”とは、それ自体もしくはその目的のため加えられる個々の 剤と共有結合あるいは強いイオン結合を形成する可能性を意味する。 6.用語“親水性”および“親水性表面”は、その表面が水によって湿潤され るという意味か、あるいは物質の塊がかなりの量の水を吸収することができると いう意味のいずれかの意味で、一般的に水を受容する物質を記載するのに用いる 。水によって表面湿潤性を示す物質は、親水性表面を有する。 7.用語“親水性液体吸収性物質”とは、水溶性である物質を含めて、かなり の量の水、水溶液を吸収することができる物質を意味する。単量体ユニットが、 その1モル当り少なくとも1モルの水の吸収能力をもつならば、それは親水性ユ ニットといわれる。 8.用語“疎水性”および“疎水性表面”とは、容易に水によって湿潤されな い表面をもつ物質のことをいう。単量体ユニットが、もしそれのみで重合化され た場合に極く少量の水しか吸収できない水不溶性ポリマーが生成されるならば、 それは疎水性といわれる。 明細書中の全ての部、パーセント、および比率は、他に別段の言及がない場合 には、重量基準である。 発明の詳細な説明 本発明のインク受理層の画像形成共重合体は、グアニジニル官能価を有する少 なくとも1つの媒染モノマーを含むモノマーから生成される。 有用な媒染モノマーは、次の一般構造を有する: 式中、Aは、約1〜約5個の炭素原子をもつCOO−アルキレン基、約1〜約5個 の炭素原子をもつCONH−アルキレン基、−COO−(CH2CH2O)n−CH2−,−CONH− (CH2CH2O)n−CH2−、および−(CH2−CH2−NH2Cl)n−、(こゝで、nは、約 1〜約5、好ましくは、1〜3である)からなる群より選ばれ、 BおよびDは、約1〜約5個の、好ましくは1〜3個の炭素原子をもつアルキ ル基からなる群より個々に選ばれ; また、A,B,DおよびNは結合して、次のものからなる群より選ばれる複素 環式化合物を生成し、 1およびR2は、水素、フェニル、および約1〜約5個の炭素原子を有するア ルキル基からなる群より独立して選ばれ; Rは、水素、フェニル、ベンズイミダゾリル、および約1〜約5個の、好まし くは1〜3個の炭素原子を有するアルキル基からなる群より選ばれ; yは、0および1からなる群より選ばれ、そして、 X1およびX2は、アニオンである。 好ましい種類の媒染モノマーは、次のものを含む。 種別A、これは次のような構造を有する。 式中、Xは、CH3SO3,Br,NO3,Cl,CF3COO,p-MePhSO3,ClO4,F,CF3SO3,BF4 ,C4F9SO3,FSO3,PF6,ClSO3、またはSbF6を表わす;そして、nは2以上の整 数を表わす。 種別B、これは次の構造を有する。 式中、Xは、CH3SO3,p-MePhSO3,CF3SO3,BF4,PF6、またはSbF6を表わす;そ して、nは、2以上の整数を表わす。 種別C、これは次の構造を有する。 式中、Xは、CH3SO3,Br,NO3,Cl,CF3COO,p-MePhSO3,ClO4,F,CF3SO3,BF4 ,C4F9SO3,FSO3,PF6,ClSO3、またはSbF6を表わす;そして、nは2以上の整 数を表わす。 種別D、これは次の構造を有する。 式中、Xは、CH3SO3,p-MePhSO3,CF3SO3,BF4,PF6、または、SbF6を表わす; そして、nは2以上の整数を表わす。 種別E、これは次の構造を有する。 式中、nは、2以上の整数を表わす。 種別F、これは次の構造を有する。 式中、nは、2以上の整数を表わす。 種別G、これは次の構造を有する。 式中、R1は、HもしくはCH3を表わし;R2はC1−C4アルキル基を表わす。そ して、nは、2以上の整数を表わす。 種別H、これは次の構造を有する。 式中、Xは、Cl、およびCF3SO3 -からなる群より選ばれる。 好ましい画像形成共重合体は、少なくとも1つの親水性および液体吸収性の共 重合可能なモノマーを含むモノマーから生成される。好ましい画像形成共重合体 を生成するために共重合されるモノマーは、次のものを含む。 a)N−ビニル−2−ピロリドンのようなビニルラクタム;アクリルアミド、 メタクリアミドおよびそれらのN−モノアルキルおよびN,N−ジアルキル誘導 体;アルキル第3級アミノアルキルアクリレートおよびメタクリレート;2−ビ ニルおよび4−ビニルピリジンのようなビニルピリジン;好ましくはN−ビニル −2−ピロリドン;アクリルアミド、メタクリルアミドおよびそれらのN−モノ アルキルおよびN,N−ジアルキル誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1 つの窒素含有親水性、および吸水性モノマー、 b)ヒドロキシアクリレートおよびメタクリレート、約1〜5個の、好ましく は1〜2個の炭素原子をもつアルキル基、および一層好ましくは、ヒドロキシエ チルアクリレートおよびメタクリレート;アルコキシアクリレートおよびメタク リレート、好ましくは1〜 5個の、より好ましくは1〜2個の炭素原子をもつアルキル基からなる群より選 ばれる少なくとも1つの親水性モノマー、および c)種別A〜Hに記載の式を有する少なくとも1つの媒染モノマ。 画像形成共重合体は、前記のモノマーを種々な比率で混合することによって調 製できる。窒素含有モノマーは、約50重量部〜95重量部の、好ましくは約65重量 部〜約85重量部の画像形成共重合体中に存在している。約50重量部よりも少ない 量でそれが使用される場合には、画像形成共重合体の液体吸収特性が低すぎてイ ンク受理層に使用できないことになる。95重量部以上が使用される場合には、大 量の液体が吸収されるので、そのインク吸収層の保全性が損われる。 媒染モノマーは、画像形成共重合体中にそれの約5重量部〜40重量部、好まし くは約10重量部〜約25重量部存在している。特に水性ベースのインクを用いて画 像形成される場合には、より少ない量のそれがブリードを制御するために必要で ある。約40重量部の所で、媒染効果はピークに達するのがみられ、そして、それ 以上の改善は、画像形成共重合体または吸収層に対する他の変更なしには達成さ れない。 窒素を含有しない親水性モノマーは、窒素含有のものよりも低親水性となすた めに選定される。このモノマーを存在させると、個別のアンチカール化合物もし くは層なしでも、最終製品におけるカールを減少させるのに役立つ。 親水性モノマーの有益な量は、画像形成共重合体の0〜10重量部、好ましくは 約5〜約10重量部の範囲にある。 画像形成共重合体は、好ましくはフリーラジカル開始剤を通常、該画像形成共 重合体の約0.01〜2.0重量部の量を用いて、モノマー のフリーラジカル溶液重合によって調製される。この重合は、水性もしくは溶液 媒体中で、好ましくは水性媒体中で実施することができる。 画像形成共重合体は、適当な架橋剤を用いて架橋することができる。この架橋 は、望むならば、一般には画像形成共重合体が支持体上に塗布された後になすこ とができる。 液体吸収層を形成するために、画像形成共重合体は、吸水が可能な液体吸収性 高分子成分、そして好ましくは水溶性ポリマーと混合することができる。有用な 液体吸収性ポリマーには、次のモノマーから生成されるものが含まれる。 (1)次の繰り返し構造を有するビニルラクタム。 式中、nは、整数の2または3を表わす。 (2)次の構造を有するアクリルアミドまたはメタクリルアミド。 式中、R1は、先に定義したとおりであり、R3は、水素あるいは10個までの、好 ましくは1〜4個の炭素原子をもつアルキル基を表わし、そして、R4は、水素 あるいは10個までの、好ましくは1〜4個の炭素原子をもつアルキル基、あるい はヒドロキシアルキル基、あるいは−(CH2p−OR3の構造を有するアルコキシ アルキル基 (こゝで、pは、整数1および3を含めて1〜3である)を表わす。 (3)次の構造を有する第3級アミノアルキルアクリレートまたは第3級アミ ノアルキルメタクリレート。 式中、mは、整数1または2を表わし、そしてR1およびR3は、先に定義したと おりであり、そして、R5は、10個までの、好ましくは1〜4個の炭素原子をも つアルキル基を表わす。 (4)次の構造を有するヒドロキシアルキルアクリレート、アルコキシアルキ ルアクリレート、ヒドロキシアルキルメタクリレート、またはアルコキシアルキ ルメタクリレート 式中、R1およびR4は、先に定義したとおりであり、qは、整数1および4を含 めて1〜4、好ましくは2〜3を表わす。そして、 (5)次の構造を有するアルコキシアクリレートまたはアルコキシメタアクリ レート。 式中、rは、整数5および25を含めて5〜25を表わし、そしてR1は、先に定義 したとおりである。 疎水性および親水性の単量体ユニットの両者について先に言及し た構造のあるものは、加水分解によって容易に架橋化し得る側鎖エステル基を含 む。他のものについては、酸性基を含む単量体ユニットが高分子構造に組み込ま れて、それらが架橋化される。これらモノマーの重合は、典型的なフリーラジカ ル溶液重合、乳化重合、または懸濁重合によって実施される。 画像形成共重合体の架橋が所望の場合には、画像受容層は、典型的に当該層の 100重量部当り約0.5〜6.0重量部の、好ましくは約1.0〜4.5重量部の架橋剤を含 む。画像形成共重合体は、全体の層の約24.5〜約93重量部、好ましくは、約29〜 55.5重量部を含むことができる。液体吸収性成分は、全体の層の約1〜約75重量 部、好ましくは約40〜約70重量部を含むことができる。 画像形成共重合体は、例えば次のトリメチロールプロパン−トリス−(β−( N−アジリジニル)プロピオネート)、 次のペンタエリスリトール−トリス−(β−(N−アジリジニル)プロピオネー ト)、 次のトリメチロールプロパン−トリス−(β−(N−メチルアジリジニル)ピロ ピオネート) 等の、分子当り少なくとも2個の架橋部位を有する多官能価のアジリジンで架橋 されるのが好ましい。 架橋性ポリマーを含む組成物が80〜99重量部のモノマーおよび1〜20重量部の キレート化合物から作られるならば、例えば多価金属イオン塩で供されるような 金属イオンを使って架橋を引き起こすこともできる。 金属イオンは次の金属、即ち、コバルト、カルシウム、マグネシウム、クロム 、アルミニウム、錫、ジルコニウム、亜鉛、ニッケル等のイオンから選択できる が、該金属を有する好適な化合物は、酢酸アルミニウム、硫酸アルミニウムアン モニウム・12水塩、ミョウバン、塩化アルミニウム、酢酸クロム(III)、塩化 クロム(III)・6水塩、酢酸コバルト、塩化コバルト(II)・6水塩、酢酸コ バルト(II)・4水塩、硫酸コバルト・1水塩、硫酸銅・5水塩、酢酸銅・1水 塩、塩化銅・2水塩、塩化第2鉄・6水塩、硫酸第2鉄アンモニウム・12水塩、 塩化第1鉄・4水塩、酢酸マグネシウム・4水塩、塩化マグネシウム・6水塩、 硝酸マグネシウム・6水塩、酢酸マンガン・4水塩、塩化マンガン・4水塩、塩 化ニッケル・6水塩、硝酸ニッケル・6水塩、塩化第1錫・2水塩、塩化第2鉄 、酢酸錫(II)、酢酸錫(IV)、塩化ストロンチウム・6水塩、硝酸ストロンチ ウム、酢酸亜鉛・2水塩、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、塩化ジルコニウム(IV)、酢酸 ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム、ヒドロオキシ塩化ジルコニウム、炭酸 ジルコニウムアンモニウム、等から選択される。 好ましいキレート化合物は、以下のものから選択できる。 (1)次の構造を有するアクリル酸もしくはメタクリル酸のアルカリ金属塩、 式中、R1は、先に記載されたとおりであり、そして、Mは、Li,Na,K,Rb,C s、あるいはNH4、好ましくはNH4,Na、あるいはKを表わす。 (2)次の構造を有するイオン性基を含有するN−置換アクリルアミドもしく はメタクリルアミドモノマー、 式中、R1は、先に記載されたとおりであり、R6は、Hあるいは4個までの炭素 原子をもつアルキル基を表わし、好ましくはHであり、R7は、COOMあるいは−S O3M(こゝで、Mは、先に記載されている)を表わす (3)p−スチレンスルホン酸のアルカリ金属塩、 (4)2−スルホエチルアクリレートのナトリウム塩および2−スルホエチル メタクリレートのナトリウム塩、 (5)2−ビニルピリジンおよび4−ビニルピリジン、 (6)ビニルイミダゾール、 (7)N−(3−アミノプロピル)メタクリルアミドヒドロクロライド、そし て、 (8)2−アセトアセトキシエチルアクリレートおよび2−アセトアセトキシ エチルメタクリレート これらモノマーの重合は、前述したように、通常のフリーラジカル重合技術に よって実施できる。 ところで、液体吸収成分は、商業的に入手可能な水溶性または水 膨潤性ポリマーから選択できるが、これらのものには例えば、ポリビニルアルコ ール、ポリビニルアルコール/ポリ(酢酸ビニル)共重合体、ポリ(ビニルホル マール)もしくはポリ(ビニルブチラール)、ゼラチン、カルボキシメチルセル ロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ キシエチル澱粉、ポリ(エチルオキサゾリン)、ポリ(エチレンオキサイド)、 ポリ(エチレングリコール)、ポリ(プロピレンオキサイド)、等がある。好ま しいポリマーは、ポリ(ビニルラクタム)であり、特に好ましいものは、ポリ( ビニルピロリドン)、およびポリ(ビニルアルコール)である。 本発明のインク受理層の生成用に使用されるSIPNには、架橋剤が必要な場合に は、典型的に約0.5〜6.0%の、好ましくは約1.0〜4.5%の架橋剤が含まれる。架 橋性ポリマーは、全体のSIPNの約25〜約99%、好ましくは約30〜約60%が含まれ る。液体吸収成分は、全体のSIPNの約1〜約75%、好ましくは約40〜70%を含ん でよい。 インク受理層は、また取扱いおよび柔軟性を改善する目的で、粒状物質を含有 させることができる。好適な粒状物質には、ポリマービーズ、例えば、ポリ(メ チルメタクリレート)、ポリ(ステアリルメタアクリレート)ヘキサンジオール ジアクリレート共重合体、ポリ(テトラフルオロエチレン)、ポリエチレン;澱 粉およびシリカを含む。ポリ(メチルメタアクリレート)ビーズが最も好ましい 。粒度は、ASTM D 1003-61(1979年再認)により測定して、仕上塗膜が曇り度15 %以下で透明であるという要求により制限される。粒状物質の好ましい平均粒径 は、約5〜約40μmであって、そのうち少なくとも25%の粒子が15μm以上の直 径を有するものである。最も好ましくは、少なくとも約50%の粒状物質が約20μ m〜約40μmの直径を有するものである。 インク受理層の配合は、共通溶媒中に成分を溶解することによって調製できる 。共通溶媒を選定するための周知の手法は、米国特許第4,935,307号明細書に記 載されるような、ハンセン(Hansen)のパラメーターを用いる。当該米国特許明 細書は、こゝに参照することによって本願明細書に包含される。 インク受理層は、フィルムのバッキングに慣用の塗工技術のいずれかを用いて 、例えば、メイヤー棒塗工、ナイフ塗工、リバースロール塗工、グラビア塗工、 およびその他のような処理手段を用いることによって、溶媒もしくは水性媒体、 あるいはこれらの混合媒体中に樹脂を溶解または分散したものを析出させて、塗 布することができる。 インク受理層の乾燥は、慣用の乾燥技術、例えば、熱風炉中で特定の選ばれた フィルムバッキングに適した温度下で加熱することによって実行することができ る。例えば、約120℃の乾燥温度は、ポリエステルフィルムのバッキングに好適 である。 本発明の別の実施態様においては、液体吸収用の複合媒体を形成するためにイ ンク受理層の上面にインク透過性の保護層が塗布される。この実施態様では、複 合層のいずれかの層に媒染モノマーを含有させてもよいし、また、媒染モノマー は、両層に含まれていてもよい。 もしも、媒染モノマーが表面層に存在しているならば、それは、また液体透過 性の層での使用に好適な他のモノマーと重合される。しかし、グアニジン基を有 する高分子媒染剤は、所望ならば、別個にインク透過性の層中に混入してもよい 。媒染モノマーは、液体吸収性の下層に存在していることが好ましい。 インク受理層は、典型的には、表面層よりも大きい液体収着性を有し、それに よって、複合媒体の収着時間は、複合媒体の厚みに等 しい表面層の厚みのそれより小さい。 液体収着性は、「収着時間」テストあるいは「乾燥時間」テストにより、また 米国特許第4,379,804号明細書に開示されるような他の類似のテスト(当該米国 特許は、こゝに参照することによって本願明細書中に包含される)によって試験 できる。 インク透過性の層に好適な材料には、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ リドン、セルロース酢酸/ブチレート、ゼラチン、ポリビニル酢酸およびこれら の混合物が含まれる。ポリビニルアルコールは最も好ましい材料である。 塗工性を改善するために添加されるキサンテンガムのような増粘剤、供給性能 を改善するための粒状物、および像性能を改善するためのアルミナゾルやシリカ ゾルのようなゾルなど、種々の添加剤をインク透過性の層中に混入して、加工性 を改良することもできる。 インク透過性の層のための他の好適な材料は、米国特許第4,225,652号、第4,3 01,195号、および第4,379,804号明細書(これらの全部は、こゝに参照されて本 願明細書中に包含される)に開示されている。 液体透過性の層のための組成物は、好ましくは、微粉砕されたポリビニルアル コールを冷水中に分散し、この分散体を激しく撹拌し、次いで外部熱源でもしく はスチームの直接吹込によって序々に加熱することによって調製される。この分 散体を室温まで冷却した後、慣用の撹拌機型動力駆動装置を用いてそれに粒状物 質を混入する。 インク透過性の層を塗布するための方法は、前記したような通常の塗工法であ る。 フィルムのバッキングは、自立性シートを形成することができるいかなるポリ マー、例えば、三酢酸セルロースもしくは二酢酸セル ロースのようなセルロースエステル、ポリスチレン、ポリアミド、塩化ビニル重 合体および共重合体、ポリオレフィンおよびポリアロマー重合体および共重合体 、ポリスルホン、ポリカーボネートおよびポリエステルのフィルムから形成され てもよい。 透明のバッキングが好まれる一方、特に像投影のような利用が望まれる場合は 、本発明の範囲には、ビニル、不透明ポリオレフィンなどのような不透明バッキ ングの使用が含まれる。これらの不透明バッキングは、例えば、広告看板、建物 、自動車用パネル等の大型利用には特に有用であるが、投影を必要としない提示 物、室内広告、プラカード、パンフレット等に用いるためのオフィスサイズ様式 でも有用であるかもしれない。 好ましいポリエステルフィルムは、1以上のジカルボン酸またはアルキル基が 約6個までの炭素原子を有するそれらの低級アルキルジエステル、例えば、テレ フタール酸、イソフタール酸、フタール酸、2,5−、2,6−、および2,7 −ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、セバシン酸、アジピン酸、アゼライン酸 と1以上のグリコール、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオー ル、1,4−ブタンジオール、等々を縮合させることによって得られるポリエス テルから生成されてよい。 好ましいフィルムのバッキングは、三酢酸セルロースもしくは二酢酸セルロー ス、ポリエステルであり、特に好ましいものは、ポリ(エチレンテレフタレート )、およびポリスチレンフィルムである。ポリ(エチレンテレフタレート)は、 最も好ましい。フィルムのバッキングは、約50μm〜約125μmの範囲の厚さを 有することが好ましい。約50μmより薄い厚さを有するフィルムのバッキングは 、グラフィック材料を得るため慣用の方法を使って取扱うことが困難である。12 5μmを超える厚さを有するフィルムのバッキングは 、非常に堅く、そこで、ある商業的に入手可能なインクジェットプリンターおよ びペンプロッターにおける給送に困難性を示す。 ポリエステルまたはポリスチレンフィルムの支持体が用いられるときは、それ らは二軸配向しているのが好ましく、そしてまた、この支持体に画像を融合させ る間に寸法安定性をもたせるため熱セットされてもよい。これらのフィルムは、 分子配向を付与するため二軸延伸され、そして熱セットにより寸法安定化される いかなる慣用の方法によって製造されてもよい。 フィルムのバッキングへの単一層のインク受理層もしくは複数層のインク受理 層の接着を促進するために、フィルムのバッキング面に1種以上のプライマーを 単層もしくは複層状態で処理することは望ましいといえる。有用なプライマーは 、フィルムのバッキングポリマー上で膨潤効果を有することが知られているもの を含む。この例には、有機溶媒に溶解されたハロゲン化フェノールが含まれる。 これに代えて、フィルムのバッキング面は、コロナ処理もしくはプラズマ処理に よって改質されてもよい。 このプライマー層は、それが用いられるときは、比較的薄くあるべきで、好ま しくは2μmより薄く、最も好ましくは1μmより薄いのがよく、そして通常の 塗工法によって塗布されてよい。 望む場合には、画像形成表面に対して反対の支持板表面は、掲示板、広告板等 への付着を容易にするため、または、インク受理の複合体を生成する不透明シー トの使用のために、接着剤が塗布されてもよい。その接着剤は、単に一部のみが 塗布されていてもよいし、また、反対の主要表面の全体が塗布されていてもよい 。有用な接着剤は、ホットメルト接着剤、ラバー接着剤、ブロック共重合体接着 剤、感圧性接着剤、アクリレート接着剤、置換性微小球接着剤等のような限定さ れない事例を含む通常の接着剤である。本発明のイン ク受理性シート上に接着剤が塗布される場合に、“低接着性裏糊”として知られ ている付加シートが存在してもよい。かかるシートの目的は、接着剤をアタッチ メントに曝すのが望ましい時まで、接着剤を覆って保護することにある。このシ ートは、選択される特定の接着剤に対して低接着性であるいかなる材料、例えば 、フィルムあるいはペーパーからなるものであってよく、また、それはシリコー ンのような離型物質で塗布されていてもよい。 本発明の透明インク受理性シートまたは本発明の“透明画”は、例えばオーバ ーヘッドプロジェクターと関連して、透過モードで見る画像形成された透明画を 製造するに当って特に有用である。 以下の実施例は、説明目的のためのものであって、これにより特許請求の範囲 に規定される本発明の範囲を制限するものではない。媒染モノマーの用語解説 P134−種別Aの媒染モノマーは、アニオンX-がCF3SO3 -である。他のアニオンが 用いられるときは、その名称は、アニオンの一致性に従う。 1224−種別Cの媒染モノマーは、X-がCF3SO3 -である。他のアニオンが用いられ るときは、その名称は、アニオンに従う。 F71種別Hの媒染モノマーは、X-がCl-である。他のアニオンが用いられるとき は、その名称は、アニオンに従う。 次のものは、比較の媒染剤である。 実施例 媒染剤の合成 1.ジメチルアミノエチルメタクリレート−クロロアセトンアミノグアニジンヒ ドラゾンアダクツ(DMAEMA-G)。 100部のジメチルアミノエチルメタクリレート(DMAEMA)を、機械的撹拌機、 冷却器、滴下漏斗を備えた反応容器に導入した。285部のメタノール中に溶解し た117.1部のクロロアセトンヒドラゾンアミノグアニジンヒドラゾン(CAHAGH) を、冷水浴中で反応容器を冷却しつつ滴下漏斗から反応容器に添加した。50℃の 発熱が観察された。CAHAGHの添加完了後、反応混合物を室温下で約2時間撹拌し 、次いで、40℃、真空下で回転蒸発器によって有機溶媒を除去した。白色固体の DMAEMA-Gを得たが、これは1H NMR分光分析法によってDMAEMA-Gであることが確認 された。 2.1−ビニルイミダゾール−クロロアセトンアミノグアニジンヒドラゾンアダ クツ(VIMD-G)。 10部の1−ビニルイミダゾールおよび20部のエタノールを、電磁撹拌機、冷却 器および温度計を備えた反応器に導入した。次いで、59.24部の33% CAHAGHエタ ノール溶液を添加した。その混合物を室温下で撹拌した。5分後に約40℃の発熱 が観察された。15分後、 この反応混合物の冷却を始めたところ、白色の固体が沈殿した。反応混合物を更 に30分間撹拌した後に、内容物の温度を室温に下げた。その後、20部の蒸留水を 加えた。この時点で、透明な溶液が生成した。40℃、真空下で回転蒸発器によっ て溶媒を除去した後に、白色固体が生成した。これは、1H NMR分光分析法によっ てVIMD-Gであることが確認された。 3.ビニルジメチルアズラクトン−アミノグアニジンヒドロクロライド(VDM-G )アダクツ。 23.5部のビニルジメチルアズラクトン(VDM)を反応容器に充填した。次いで この容器に、30部の水中に20部のアミノグアニジンヒドロクロライド(AGH)を 懸濁した懸濁液を添加した。添加後5分以内に発熱が観察され、白色粉末が沈殿 し始めた。混合物を約1時間撹拌し、そして40℃、真空下で回転蒸発器によって 溶媒を除去したところ、白色粉末を得た。これは、1H NMR分光分析法によって、 VDM-Gであることが確認された。 画像形成共重合体Aの合成 61.0gのN−ビニル−2−ピロリドン、15gの2−ヒドロキシエチルメタアク リレート、20gのDMAEMA-G、NH4OHでpH7に中性化した4gのアクリル酸(AA) 、0.6gのVAZO(登録商標)52(DuPont製)、125.6gの蒸留水および107.8gの エタノールを褐色の1クオート瓶に充填した。この溶液を約10分間N2ガスでパ ージし、次いで瓶およびその内容物を50℃に維持した恒温浴に浸漬した。約24時 間反応させた後に、96.5%の転化物が28%の固体で得られた。これを蒸留水/エ タノールの4:1混合液で希釈した。 画像形成共重合体Bの合成 50gのn−ビニル−2−ピロリドン、15gの2−ヒドロキシエチルメタクリレ ート、15gのメトキシエチルアクリレート、16gのモ ノマーVIMD-G、NH4OHで中性化した4gのAA、0.4gのVAZO 52、220gの蒸留水お よび80gのエタノールを1クオートの褐色瓶に充填した。その溶液を約10分間N2 ガスでパージし、次いで瓶およびその内容物を50℃に維持された恒温浴中に浸 漬した。約18時間反応させた後に、90.2%の転化物が22.6%の固体で得られた。 これを蒸留水/エタノールの4:1混合液で希釈した。 画像形成共重合体Cの合成 25gのn−ビニル−2−ピロリドン、7.5gの2−ヒドロキシエチルメタクリ レート、7.5gのメトキシエチルアクリレート、8gのモノマーVDM-G、2gのNH4 OHで中性化したAA、0.2gのVAZO52、110gの蒸留水および40gのエタノールを 、1クオートの褐色瓶に充填した。その溶液を約10分間N2ガスでパージし、次 いで瓶およびその内容物を50℃に維持された恒温浴に浸漬した。約16時間反応さ せた後に、98.9%の転化物が24.7%の固体で得られた。これを蒸留水/エタノー ルの4:1混合液で希釈した。 実施例1 10.25gの画像形成共重合体Aを、8gのAirvol 523(AirProducts Chemical Co.,製)の10%水溶液、2gのKPO3の10%水溶液、0.42gの30μ PMMAビーズ の10%水性懸濁液および0.92gのXAMA-7の10%水溶液と混合して塗布液を得た。 この塗布液を、予め塩化ポリビニリデン(PVDC)で約150μmの湿潤塗膜厚をも って下塗り処理した100μ厚のポリエステルテレフタレート(PET)フィルム上に ナイフ塗布した。これを約3分間約215℃のオーブン中で乾燥した。次いで、こ のサンプルを、HP Deskjet 500Cをもって画像処理した。 画像形成したフィルムを10分間周囲条件下に維持した後に、それを透明画プロ テクター中に保管し、そして76時間35℃および80%RH 下で老化させた。その後、前述した試験法に従ってこのサンプルをテストしたと ころ、22.2%のブリードを示した。 実施例2 画像形成共重合体Bを使用し、そして塗膜液に架橋剤を用いなかった点を除い て、実施例1と同じ方法でサンプルを作成した。画像形成したシートを透明画プ ロテクター中に導入する前に、約5分間周囲条件下で老化させた。ブリードテス トを76時間後に実施したところ、61.1%のブリードを示した。 実施例3 49.2部の画像形成共重合体Cの10%水溶液、49.2部のポリビニルアルコールの 10%水溶液およびl.6部の10%水溶液からなる塗布液を塗布し、そして実施例1 のように乾燥した。次いで、このサンプルをHP Deskjet 500Cで画像処理した。 画像形成したフィルムを10分間周囲条件下に維持した後に、それを透明画プロテ クター中に保管し、そして72時間35℃および80%RH下で老化させた。その後この サンプルを実施例1におけるようにテストしたところ、55.6%のブリードを示し た。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年3月13日 【補正内容】 5.次の成分: a)請求項1に記載の少なくとも1つの媒染モノマーを含むモノマーから生成さ れる少なくとも1つの架橋性高分子成分、 b)少なくとも1つの液体吸収性高分子成分、そして c)任意的に、架橋剤、 から生成される架橋された半浸透性ネットワークをインク受理層として含むイン ク受理性シート。 6.前記支持体が、セルロースエステル、ポリアミド、ビニルクロライド重合 体および共重合体、ポリオレフィンおよびポリアロマー重合体および共重合体、 ポリスルホン、並びにポリカーボネートからなる群より選ばれる請求項1に記載 のインク受理性シート。 7.前記支持体が透明である請求項1に記載のインク受理性シート。 8.a)次のモノマー: 1)少なくとも1つの親水性窒素含有モノマー、 2)少なくとも1つのエチレン性α,β−不飽和モノマー、および 3)請求項1に規定される少なくとも1つの媒染モノマーを含むモノマーから 生成される少なくとも1つの架橋成分、 b)少なくとも1つの液体吸収性高分子成分、 c)多官能価アジリジン架橋剤、および e)約5μm〜約40μmの範囲の粒度分布を有する粒状物質、 を含むインク受理層を少なくとも1つの主要表面に支承してなる透明支持体を含 む請求項1に記載のインク受理性シート。 9.前記親水性窒素含有モノマーが、約50〜約95重量部の前記画像形成ポリマ ーを含み、前記エチレン性α,β−不飽和モノマーが、前記画像形成共重合体の 100部当り、約5〜約10重量部を、そし て前記媒染モノマーが約5〜約40重量部を含む請求項8に記載のインク受理性シ ート。 10.次の層: a)画像形成共重合体を含む液体吸収性下層、および該下層に上塗りする、 b)液体透過性表面層、であって、 前記下層の液体吸収性は前記表面層の収着性よりも大きいので、それによって複 合媒体が、該複合媒体の厚さに等しい前記表面層の厚さの収着時間よりも小さい 収着時間を有し、該複合媒体中の少なくとも1つの層が、請求項1に規定される 一般式をもつグアニジニル官能価を有する少なくとも1つの媒染モノマーを含む モノマーから生成される共重合体を含む、前記二層の液体吸収用複合媒体を少な くとも1つの主要表面に支承してなる支持体を含む請求項1に記載のインク受理 性シート。 11.前記液体吸収性下層がグアニジニル官能価を有する少なくとも1つのモノ マーを含むモノマーから生成される画像形成共重合体を含んでなる請求項10に記 載のインク受理性シート。 12.前記液体透過性表面層がグアニジニル官能価を有する少なくとも1つのモ ノマーを含むモノマーから生成される共重合体を含んでなる請求項10に記載のイ ンク受理性シート。 13.前記の各層がグアニジニル官能価を有する少なくとも1つのモノマーを含 むモノマーから生成される共重合体を含んでなる請求項10に記載のインク受理性 シート。 14.アルミナゾルおよびシリカゾルからなる群より選ばれるゾルを更に含む請 求項1に記載のインク受理性シート。 15.前記の少なくとも一層がアルミナゾルおよびシリカゾルからなる群より選 ばれるゾルを更に含む請求項10に記載のインク受理性 シート。 16.前記インク受理層が粒状物を更に含む請求項1に記載のインク受理性シー ト。 17.第1の粒状物および第2の粒状物を含み、前記第1の粒状物が約5μm〜 約40μmの平均粒度を有する高分子粒状物であり、そして前記第2の粒状物が約 0.25μm〜約1μmの平均粒度を有する請求項16に記載のインク受理性シート。 18.前記支持体が透明である請求項17に記載のインク受理性シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C08J 7/04 Z 7310−4F (72)発明者 アリ,マーフザ ビー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133―3427, セントポール,ポスト オフィス ボック ス 33427(番地なし) (72)発明者 ファルーク,オマー アメリカ合衆国,ミネソタ 55133―3427, セントポール,ポスト オフィス ボック ス 33427(番地なし) 【要約の続き】 I)から選ばれる複素環式化合物を形成し;R1およびR2 は、H、フェニル、およびC1-3のアルキル基から独立 して選ばれ;Rは、H、フェニル、ベンズイミダゾリル およびC1-3のアルキル基から選ばれ、yは、0又は 1、そしてX1およびX2は、アニオンである。〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次の一般式: 式中、Aは、約1〜約5個の炭素原子をもつCOO−アルキレン基、約1〜約3個 の炭素原子をもつCONH−アルキレン基、−COO−(CH2CH2O)n−CH2−,−CONH− (CH2CHO)n−CH2−、および−(CH2−CH2−NH2Cl)n−(こゝで、nは約1〜約 5である)からなる群より選ばれ; BおよびDは、約1〜約5個の炭素原子をもつアルキル基からなる群より個々に 選ばれ; また、A,B,DおよびNは結合して、 からなる群より選ばれる複素環式化合物を生成し、 R1およびR2は、水素、フェニル、および約1〜3個の炭素原子を有するアルキ ル基からなる群より独立して選ばれ; Rは、水素、フェニル、ベンズイミダゾリル、および約1〜約3個の炭素原子を 有するアルキル基からなる群より選ばれ、 yは、0および1からなる群より選ばれ、 そして、 X1およびX2は、アニオンである、 のグアニジニル官能価を有する少なくとも1つの媒染モノマーを含むモノマーか ら生成される画像形成共重合体を有するインク受理層を、少なくとも1つの主要 表面に支承してなる支持体を含むインク受理性シート。 2.前記アニオンが、Cl-,Cf3COO-、フェニル−CH3SO3 -、BF4 -,CH3SO-,NO2 - ,Br-およびCF3SO3 -からなる群より選ばれる請求項1に記載のインク受理性シ ート。 3.次のモノマー: a)ビニルラクタム、アルキル第3級アミノアルキルアクリレート、アルキル第 3級アミノメタクリレート、およびビニルピリジンからなる群より選ばれる少な くとも1つの窒素含有親水性および吸水性モノマー; b)ヒドロキシアルキルアクリレートおよびメタクリレート、アルコキシアルキ ルアクリレートおよびメタクリレート(こゝで、各モノマーは、1〜5個の炭素 原子をもつアルキル基を含む)からなる群より選ばれる少なくとも1つの親水性 モノマー; c)請求項1に記載のグアニジニル官能価を有する少なくとも1つの媒染モノマ ー、 を含むモノマーから生成される画像形成共重合体を有するインク受理層を、少な くとも1つの主要表面に支承してなる透明な支持体を含むインク受理性シート。 4.前記ビニルラクタムがN−ビニル−2−ピロリドン、アクリルアミドメタ クリルアミド並びにそれらのN−モノアルキルおよびN,N−ジアルキル誘導体 からなる群より選ばれ、そして、前記ビニルピリジンが2−ビニルおよび4−ビ ニルピリジンからなる群よ り選ばれる請求項3に記載のインク受理性シート。 5.次の成分: a)請求項1に記載の少なくとも1つの媒染モノマーを含むモノマーから生成さ れる少なくとも1つの架橋性高分子成分、 b)少なくとも1つの液体吸収性高分子成分、そして c)任意的に、架橋剤、 から生成される架橋された半浸透性ネットワークをインク受理層として含むイン ク受理性シート。 6.前記媒染モノマーが次の式: を有する請求項1に記載のインク受理性シート。 7.前記支持体が、セルロースエステル、ポリアミド、ビニルクロライド重合 体および共重合体、ポリオレフィンおよびポリアロマー重合体および共重合体、 ポリスルホン、並びにポリカーボネートからなる群より選ばれる請求項1に記載 のインク受理性シート。 8.前記支持体が透明である請求項1に記載のインク受理性シート。 9.a)次のモノマー: 1)少なくとも1つの親水性窒素含有モノマー、 2)少なくとも1つのエチレン性α,β−不飽和モノマー、および 3)次の一般構造: 式中、Aは、約1〜約5個の炭素原子をもつCOO−アルキレン基、約1〜約3個 の炭素原子をもつCONH−アルキレン基、−COO−(CH2CH2O)n−CH2−,−CONH− (CH2CHO)n−CH2−、および−(CH2−CH2−NH2Cl)n−、(こゝで、nは約1〜 約5である)からなる群より選ばれ; BおよびDは、約1〜約3個の炭素原子をもつアルキル基からなる群より個々 に選ばれ; また、A,B,DおよびNは結合して、 からなる群より選ばれる複素環式化合物を生成し、 R1およびR2は、水素、フェニル、および約1〜約3個の炭素原子を有するア ルキル基からなる群より独立して選ばれ; Rは、水素、フェニル、ベンズイミダゾリル、および約1〜約3個の炭素原子 を有するアルキル基からなる群より選ばれ、 yは、0および1からなる群より選ばれ、そして X1およびX2は、アニオンである、 を有するグアニジニル官能価を含む少なくとも1つの媒染モノマー を含むモノマーから生成される少なくとも1つの架橋成分、 b)少なくとも1つの液体吸収性高分子成分、 c)多官能価アジリジン架橋剤、および e)約5μm〜約40μmの範囲の粒度分布を有する粒状物質、 を含むインク受理層を少なくとも1つの主要表面に支承してなる透明支持体を含 むインク受理性シート。 10.前記親水性窒素含有モノマーが、約50〜約95重量部の前記画像形成ポリマ ーを含み、前記エチレン性α,β−不飽和モノマーが、前記画像形成共重合体の 100部当り、約5〜約10重量部を、そして前記媒染モノマーが約5〜約40重量部 を含む請求項9に記載のインク受理性シート。 11.次の層: a)画像形成共重合体を含む液体吸収性下層、および該下層に上塗りする、 b)液体透過性表面層、であって、 前記下層の液体吸収性は前記表面層の収着性よりも大きいので、それによって複 合媒体が、該複合媒体の厚さに等しい前記表面層の厚さの収着時間よりも小さい 収着時間を有し、該複合媒体中の少なくとも1つの層が、次の一般式: 式中、Aは、約1〜約5個の炭素原子をもつCOO−アルキレン基、約1〜約3個 の炭素原子をもつCONH−アルキレン基、−COO−(CH2CH2O)n−CH2−,−CONH− (CH2CHO)n−CH2−、および−(CH2− CH2−NH2Cl)n−、(こゝで、nは約1〜約5である)からなる群より選ばれ; BおよびDは、約1〜約5個の炭素原子をもつアルキル基からなる群より個々 に選ばれ; また、A,B,DおよびNは結合して、 からなる群より選ばれる複素環式化合物を生成し、 R1およびR2は、水素、フェニル、および約1〜約3個の炭素原子を有するア ルキル基からなる群より独立して選ばれ; Rは、水素、フェニル、ベンズイミダゾリル、および約1〜約3個の炭素原子 を有するアルキル基からなる群より選ばれ、 yは、0および1からなる群より選ばれ、そして X1およびX2は、アニオンである、 をもつグアニジニル官能価を有する少なくとも1つの媒染モノマーを含むモノマ ーから生成される共重合体を含む、前記二層の液体吸収用複合媒体を少なくとも 1つの主要表面に支承してなる支持体を含むインク受理性シート。 12.前記液体吸収性下層がグアニジニル官能価を有する少なくとも1つのモノ マーを含むモノマーから生成される画像形成共重合体を含んでなる請求項11に記 載のインク受理性シート。 13.前記液体透過性表面層がグアニジニル官能価を有する少なくとも1つのモ ノマーを含むモノマーから生成される共重合体を含んでなる請求項11に記載のイ ンク受理性シート。 14.前記層の各がグアニジニル官能価を有する少なくとも1つのモノマーを含 むモノマーから生成される共重合体を含んでなる請求項11に記載のインク受理性 シート。 15.前記層の少なくとも一層が次式: を有する媒染モノマーを含んでなる請求項11に記載のインク受理性シート。 16.アルミナゾルおよびシリカゾルからなる群より選ばれるゾルを更に含む請 求項1に記載のインク受理性シート。 17.前記の少なくとも一層がアルミナゾルおよびシリカゾルからなる群より選 ばれるゾルを更に含む請求項11に記載のインク受理性シート。 18.前記インク受理層が粒状物を更に含む請求項1に記載のインク受理性シー ト。 19.第1の粒状物および第2の粒状物を含み、前記第1の粒状物が約5μm〜 約40μmの平均粒度を有する高分子粒状物であり、そして前記第2の粒状物が約 0.25μm〜約1μmの平均粒度を有する請求項18に記載のインク受理性シート。 20.前記支持体が透明である請求項20に記載のインク受理性シート。
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