JPH08507415A - スプレッド・スペクトル・システムの適応的データ回復 - Google Patents

スプレッド・スペクトル・システムの適応的データ回復

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JPH08507415A JP6507164A JP50716494A JPH08507415A JP H08507415 A JPH08507415 A JP H08507415A JP 6507164 A JP6507164 A JP 6507164A JP 50716494 A JP50716494 A JP 50716494A JP H08507415 A JPH08507415 A JP H08507415A
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Abstract

(57)【要約】 スプレッド・スペクトル通信システム(100)においてデータを回復する方法および手段。本発明は、同期ウィンドウ周期を与える方法および手段を含む。同期ウィンドウは、回復された前のデータ・ビットから1ボー時間の位置に生成される相関値を包含するように設定される。本発明は、同期ウィンドウ内のピーク相関位置と、ピーク相関値が発生した同期ウィンドウ内の時点も判定する。本発明は、極性ウィンドウ周期も与える。極性ウィンドウは同期ウィンドウの間に発生する。本発明は、ピーク相関の方向と、ピークが極性ウィンドウ内で発生したかどうかに応じてデータを復号する。その場合、同期ウィンドウおよび極性ウィンドウは、次のボーのピーク相関が同期ウィンドウの次のインスタンス内に入るように発生するように設定される。このように、データを連続的に回復することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 スプレッド・スペクトル・システムの適応的データ回復 発明の分野 本発明は、スプレッド・スペクトル通信システムの分野に関し、詳細には、ス プレッド・スペクトル通信システムにおけるデータ回復に関する。 発明の背景 ネットワーク環境で検知、制御、および通信を行う多数の市販の製品がある。 これらの製品は、大量のインテリジェンスを有する精巧なシステムから、インテ リジェンスをほとんど持たない簡単なシステムまである。一例を挙げると、その ようなシステムは、照明スイッチと照明の間の制御を与えることができる。照明 スイッチを操作すると、ディジタル・コードが、1つのセルによって電線、空間 、またはその他の媒体を介して送信され、他のセルによって照明で受信される。 コードは、受信されると、解釈され、続いて照明を制御するために使用される。 そのようなシステムは、セルが情報を通信し、制御し、検知するインテリジェン ト・セルのネットワークから成り、本出願人に譲渡された「Network and Intell igent Cell for Providing Sensing,Bidirectional Communications and Contr ol」と題する米国特許第4918690号に記載されている。 ディジタル・データの送受信は通常、一連のトランシーバによって処理される 。各トランシーバは、ネットワークの個別のセルに接続される。これらのトラン シーバは、様々な媒体を介して多数の異なる方法で、様々なボー・レートで相互 に通信することができる。トランシーバは、通常の対のより線や光ファイバ・ケ ーブルなどの通信回線に接続することができる。知られている他の通信媒体をト ランシーバ間で使用することができる。そのような1つの媒体は、基本的にすべ ての家庭、事務所、および工場にあるような電線である。多くの場合、このよう な電線は、壁ソケットにAC(交流)120Vを配電し、それによって、電気器 具、コンピュータ、照明など様々な装置に電力を供給する。電線は主として、電 力を送るように設計されているので、通信に最適なものにはほど遠い。 電線を通信に使用する際の1つの主要な問題は、電線環境で発生する多数の雑 音源と顕著な信号減衰に対処する問題である。典型的な電線環境の概略図を第1 図に示す。第1図で分かるように、それぞれ、この場合、大部分の家庭に存在す る標準電線である単一の通信媒体を介して結合された、多数の装置を有する家庭 49が示されている。電線通信(PLC)装置60は、壁アウトレット52の1 つのコンセントに差し込まれている(壁アウトレット52にはPLC装置60の 通信インテリジェンスを組み込むこともできる)。壁アウトレット52は、住居 の主回路ブレーカ・パネル50に家庭配線53aによって接続されている。アウ トレット54など他の壁アウトレットも家庭配線53bを介して壁アウトレット 52に並列な回路ブレーカ・パネル50に接続されている。他のPLC装置62 は、第1図の壁アウトレット54の1つのコンセントに差し込まれるものとして 示されている。家庭電化製品56は、PLC60と同じ壁アウトレット52に並 列に結合されている。家庭電化製品58は、PLC62と同じ壁アウトレット5 4に並列に結合されている。 電線上の雑音は、電力を供給している装置から放出される電気干渉のために極 めて高くなることがある。大部分の電子製品および電気製品(たとえば、家庭電 化製品56や58などの家庭電化製品)が、最終的に電線を横切って結合される 顕著な電気雑音を発生させることは周知である。電線上の信号減衰は主として、 動力配線のインピーダンスと様々な電線負荷のインピーダンスの組合せの結果と して発生する。具体的には、家庭49の場合、PLC60からPLC62への減 衰は、1)PLC60の出力インピーダンスおよび家庭電化製品56の並列イン ピーダンスと、2)関連する負荷を含め線53cの並列等価インピーダンスと、 3)回線53bの直列インピーダンスおよび電化製品58の並列インピーダンス によって形成される連結された分圧器の結果として発生する。引き続きこの例で 説明すると、アウトレット52および54が異なる電線相に接続されている場合 、電線相間の不完全な信号結合のために追加減衰が発生する。 通信技術分野の当業者は長年、信号減衰と高雑音レベルが組み合わさると特に 難しい問題が発生することを認識している。信頼できる通信を行う電線キャリア ・システムの能力に影響を与えるのはこの組合せである。 従来技術では、電線を含め、雑音の高い環境でスプレッド・スペクトル通信技 法が使用されている。スプレッド・スペクトルは、情報帯域幅に対して意図的に 広くされた振動数スペクトルを介して通信信号を送信することを含む。信号は続 いて、受信側でディスプレッドされ復号される。このように、スプレッド・スペ クトル受信機は、所望の信号を拡張し、同時に、他のすべての入力の影響を抑制 する非常に望ましい能力を有する。しかし、スプレッド・スペクトル通信を使用 することにおける1つの欠点は、この通信が精巧で複雑で高価な回路を必要とす ることが多いことである。ある種のタイプのスプレッド・スペクトル・システム には、セッション確立時間、同期時間、および復号時間が長くかかりすぎるとい う問題がある。 このような欠点を解消するために多数の試みがなされている。1つの試みは、 米国特許第4979183号に示されている。必要とされているのは、検知、制 御、および通信を行うインテリジェント・セルのネットワークでデータを送受信 するうえでより信頼性の高い簡単なスプレッド・スペクトル通信システムである 。 ディジタル実施態様は、ある種の記憶機能が容易に実施されるという点で、従 来技術のアナログ手法に勝る利点を提供する。さらに、ディジタル実施態様は、 回路のレイアウトの影響をそれほど受けない。ディジタル実施態様は、より迅速 な市販化が可能である。最後に、ディジタル実施態様では、ICプロセス技法が 進歩するにつれてコストを直接、低減することができる。 以下で示すように、本発明は、信頼できるスプレッド・スペクトル通信を行う 簡単で低コストの手段を提供する。本発明は、干渉信号に対して高い耐性を有す るスプレッド・スペクトル通信技法を使用する。さらに、本発明は、全ディジタ ル・コア(アナログ入力インタフェースおよびアナログ出力インタフェースしか 使用しない)を使用してスプレッド・スペクトル通信を行う実施態様を有するシ ステムを提供する。 発明の要旨 スプレッド・スペクトル通信システムにおいてデータを回復する方法および手 段を説明する。本発明は、第1周期を与える方法および手段を含む。第1周期は 、以前に回復されたデータ・ビットから1ボー時間の位置に生成される相関値を 包含するように設定される。また、この方法および手段は、第1周期内のピーク 相関値と、ピーク相関値が発生した第1周期内の時点も求める。本発明は、第2 周 期を与える方法および手段も含む。第2周期は、第1周期中に発生する。本発明 は、ピーク相関の方向と、ピークが第2周期内で発生したかどうかに応じてデー タを復号する方法および手段も含む。その場合、第1および第2周期は、次のボ ーのピーク相関が第1周期の次のインスタンス内に入るように発生するように設 定される。このように、データを回復することができる。 図面の簡単な説明 本発明は、本発明の好ましい実施例の以下の詳細な説明および添付の図面から 十分に理解されよう。しかし、この説明および図面は、本発明を特定の実施例に 限定するものではなく、説明および理解のみのためのものである。 第1図は、本発明で使用される電線通信装置の構成を示す概略図である。 第2図は、本発明を使用できる典型的な通信ネットワークを示す図である。 第3図は、本発明のトランシーバの一実施例のブロック図である。 第4図は、1データ・ビットを表すスプレッド・スペクトル特性波形の一例を 示す図である。 第5図は、本発明の受信相関器を示すブロック図である。 第6図は、相関信号の一例のグラフを示す図である。 第7図は、ゆがんだ受信信号の結果として発生した相関出力のいくつかの例を 示す図である。 第8図は、本発明のビット同期データ回復動作の一例のタイミング図である。 第9Aおよび9B図は、本発明のビット・タイミング生成ブロックの現在好ま しい実施例のブロック図である。 第10図は、本発明のビット・タイミング生成ブロックの現在好ましい実施例 の回路図である。 第11図は、本発明のビット・タイミング生成ブロックのピーク検出ブロック の現在好ましい実施例の回路図である。 第12Aおよび12B図は、本発明の8ビット・ダウン・カウンタの動作の例 を示す図である。 第13図は、本発明の現在好ましい実施例のウィンドウ・ブロックによって生 成されたウィンドウを示すタイミング図である。 発明の詳細な説明 本特許文書の開示の一部は、著作権保護に従う題材を含む。著作権所有者は、 アメリカ特許庁の特許ファイルまたは記録への記載にあたって本特許文書または 特許開示を誰かが複製することには異議を唱えないが、その他の場合、すべての 著作権を留保する。 スプレッド・スペクトル通信を使用するトランシーバについて説明する。以下 の説明では、説明の都合上、本発明を完全に理解してもらうためにサンプル率、 伝送速度、相関値、しきい値レベルなど多数の特定の詳細事項を記載する。しか し、当業者には、これらの特定の詳細事項を使用しなくても本発明を実施できる ことが明らかになろう。他の例では、本発明を不必要にあいまいにするのを避け るために、周知の構造および回路は詳細には示されていない。 1.本発明の通信システムの概要 ネットワーク環境で検知、制御、および通信を行う多数の市販の製品がある。 これらの製品は、大量のインテリジェンスを有する精巧なシステムから、より簡 単でより廉価なシステムまである。そのようなシステムの一例は、セルが検知、 制御、および通信を行うインテリジェント・セルのネットワークから成り、米国 特許第4918690号に記載されている。 第2図を参照すると、通信ネットワーク10のトランシーバ11および12内 での本発明の典型的な適用が示されている。通信ネットワーク10は、複数のイ ンテリジェント・セル13および14から成る。一般に、セルは、遠隔制御検知 ・通信機能を提供するプログラム可能な半導体チップである。トランシーバを介 して相互接続されたとき、セルは協同して検知機能、通信機能、制御機能、およ び構成機能を有する。 ネットワーク内の各セル群は、特定の機能を実行する。たとえば、セル13お よび14は、照明スイッチと照明の間の制御を形成することができる。照明スイ ッチを操作すると、セル13は、回線15上でトランシーバ11にディジタル・ コードを送信する。トランシーバ11は、セル13からディジタル・メッセージ を受信すると、回線17上で、変換器18、AC結合キャパシタ19aおよび1 9bなどの結合ネットワークにメッセージを送信する。メッセージは次いで、電 線などの媒体22を介して伝送される。トランシーバ12は、コード化データを 受信した後、受信された信号を復号し、回線21上のディジタル・ビット・スト リームを介してセル14にメッセージを中継する。その時点で、セル14は照明 のオン/オフを切り替える。 A.本発明のトランシーバの概要 第3図は、本発明のトランシーバの一実施例のブロック図である。以下の議論 では、本発明をあいまいにすることを避けるために構成要素間の多数の信号が記 載されていないことに留意されたい。ある例では、ある種の機能を実行するため に他の周知の信号が必要とされることを理解されたい。 第3図を参照すると、発振器118は、回線162を介してクロック生成ブロ ック119に結合されている。クロック生成ブロック119は、クロック信号T XCLKおよびRXCLKをトランシーバ100中の残りのブロックに出力する 。セル・インタフェース101は、回線130を介して衝突解決ブロック103 からの出力に結合されている。衝突解決ブロックは、回線150を介してキャリ ア検出ブロックに、回線154を介してプリアンブル生成ブロック105に結合 されている。パリティ生成ブロック104は、回線131を介してセル・インタ フェース101に、回線132を介してマルチプレクサ(MUX)107に結合 されている。プリアンブル生成ブロック105は、回線133を介してセル・イ ンタフェース101に結合され、回線134および136を介してMUX107 に結合されている。MUX107は、回線135を介して送信反転ブロック10 9に結合されている。送信反転ブロック109は、回線140上で出力を生成し 、回線139を介して送信読取り専用メモリ(ROM)108に結合されている 。送信ROM108は、回線137を介して送信インタフェース106に結合さ れている。送信インタフェース106は回線138を介してセル・インタフェー ス101に結合されている。(回線は、本出願では、複数の導体を含むことがで きる)。 チャネル(図示せず)から受信された信号は、回線153を介して受信相関器 117に結合される。受信相関器117は、回線141を介してデータ・デコー ダに結合されている。受信相関器117は、回線141および142を介してビ ット・タイミング生成ブロック115に結合されている。受信相関器117は、 回線142を介して弱ビット検出ブロック112およびキャリア検出ブロック1 16にも結合されている。データ・デコーダ111は、回線143を介してビッ ト・タイミング生成ブロック115にも結合されている。データ・デコーダ11 1は、回線144を介してパリティ復号ブロック110に結合されている。弱ビ ット検出ブロック112は、回線146および171を介してパリティ復号ブロ ック110にも結合されている。ビット・タイミング生成ブロック115は、回 線181を介してパリティ復号ブロック110に結合されている。ビット・タイ ミング生成ブロック115は、回線147を介してキャリア喪失検出ブロック1 14に、回線145を介してキャリア検出ブロック116にも結合されている。 キャリア検出ブロック116は、回線150を介して、チャネル・ビジー検出ブ ロック102、キャリア喪失検出ブロック114、および衝突解決ブロック10 3に結合されている。パリティ復号ブロック110は、回線152を介してセル ・インタフェース101に結合されている。パリティ復号ブロック110は、回 線149を介してキャリア喪失検出ブロック114に、回線148を介してプリ アンブル検出ブロック113に結合されている。プリアンブル検出ブロック11 3は、回線151を介してセル・インタフェース101に結合されている。チャ ネル・ビジー検出ブロック102は、回線160を介してセル・インタフェース 101に結合されている。 第3図を参照すると、発振器118およびクロック生成ブロック119は、ト ランシーバ100の構成要素にクロック信号を提供する。現在好ましい実施例で は、発振器118は、トランシーバ100の残りの部分と同じ集積回路の一部で はない市販の水晶を含む。発振器118の結晶は、現在好ましい実施例では10 メガヘルツ(MHz)である特性周波数で共振する。発振器118の出力は、回 線162を介してクロック生成ブロック119に結合される。クロック生成ブロ ック119は、トランシーバ100に含まれ、回線162を介してクロック信号 を受信し、回線TXCLK(送信用)およびRXCLK(受信用)に沿ってトラ ンシーバ100に正確で安定な基準周波数を提供する。現在好ましい実施例では 、クロック信号TXCLKは5MHzであり、クロック信号RXCLKは2MH z である。クロック生成ブロック119は、他の回路(図示せず)で使用できるよ うにオフチップで送信されるクロック信号も生成する。 トランシーバ100は、セル(図示せず)とトランシーバ100の残りの部分 の間でインタフェースを提供するセル・インタフェース101を含む。トランシ ーバは、周知の回路を使用することができる。セル・インタフェース101は、 2方向インタフェースであり、データは、セルまたはチップとトランシーバ10 0との間で流れる。セルは、セル・インタフェース101にクロッキング信号も 提供する。 トランシーバ100は、送信部と受信部の2つの部分に分割することができる 。送信部は、衝突解決ブロック103と、パリティ生成ブロック104と、プリ アンブル生成ブロック105と、送信マルチプレクサ(MUX)107と、送信 インタフェース106と、送信読取り専用メモリ(ROM)108と、送信反転 ブロック109と、チャネル・ビジー検出ブロック102とから成る。現在好ま しい実施例では、送信部の各ブロックは5MHzでクロッキングされる。現在好 ましい実施例では、トランシーバ100の受信部は、パリティ復号ブロック11 0、データ・デコーダ111、弱ビット検出ブロック112、プリアンブル検出 ブロック113、キャリア喪失検出ブロック114、ビット・タイミング生成ブ ロック115、キャリア検出ブロック116、および受信相関器回路117を使 用する。現在好ましい実施例では、トランシーバ100の受信部中の各ブロック は2MHzでクロッキングされる。 1.送信経路 データ転送に関して、セルはパケットを送信する要求を出す。この要求は、セ ル・インタフェース101によって送られ、受信される。セル・インタフェース 101は、通信チャネルがビジーであるかどうかを判定することによって、要求 を満たせるかどうかを判定する。チャネルがビジーであると判定された場合、セ ル・インタフェース101は、セルの送信要求を拒否することによってセルに応 答する。セルは、チャネルがビジーでないとセル・インタフェース101が判定 するまで、送信要求を再発行することができる。次いで、送信要求はセル・イン タフェース101によって受け入れられ、データ転送を開始することができる。 このように、セル・インタフェース101は、衝突回避を実行する。回線160 上の信号は、通信チャネルがビジーであるか、それともアイドルであるかをセル ・インタフェース101に示す。回線160上の信号は、チャネル上の活動を検 知するチャネル・ビジー検出ブロック102によって生成される。 セル・インタフェース101は、送信要求を受け入れると、プリアンブル生成 ブロック105にプリアンブルを生成するよう(回線133上で)通知する。プ リアンブル生成ブロック105の出力は、回線134を介してMUX107に結 合される。プリアンブルとは、トランシーバ100によって定義される、トラン シーバ100自体に固有の特定の1組のビットである。プリアンブルは、衝突解 決および同期に使用される。このブロックには周知の技法を使用することができ る。 具体的には、プリアンブルは3つのセクションから成る。プリアンブルの第1 の部分は、衝突解決部である。衝突解決部によって、システム中のトランシーバ は、2つの以上のトランシーバが同時にチャネル上で送信しようとしたときに通 信チャネルの所有権を決定することができる。回線154上の信号は、プリアン ブル生成ブロック105から出力され、衝突解決ブロック103の入力に結合さ れ、プリアンブルの「衝突解決」部が送信されているときにそれを示す。プリア ンブルの衝突解決部は、プログラム可能な「トーク・ゼン・リッスン」セグメン トから成る。セルは、セル・インタフェース101を介して、256個のトーク /リッスン・パターンのうちの1つにトランシーバ100を構成することができ る。典型的な応用例では、これらのパターンは、チャネルに接続された各トラン シーバごとにランダムに選択することができる。2つのトランシーバが同時に送 信を開始した場合、各トランシーバの「トーク・ゼン・リッスン」特性とは、一 方のトランシーバが割込みなしで送信を継続できるように、他方のトランシーバ が待機して送信を停止するようなものである。衝突解決ブロック103は、送信 中に衝突が検出されたことを示す信号を回線130上に生成する。信号は、衝突 が検出された結果、トランシーバ100の送信が中止されるように、セル・イン タフェース101によって受信される。送信の前に、チャネルが、現在使用され ているかどうかを判定するために検査され、その判定に応じてデータが送信され 、 あるいは送信されない衝突回避と、衝突解決が異なるものであることに留意され たい。 プリアンブルの第2の部分は、ビット・タイミングを確立して実行するために 使用される。ある実施例では、第2の部分は、一連のビットから成る。好ましい 実施例では、この一連のビットは、一連のバイナリ・ビットから成る。好ましい 実施例の第3のかつ最後の部分は、ワード同期パターンである。ワード同期パタ ーンによって、受信側トランシーバは、着信データ・バイトをフレーミングする ために必要とされるワード・タイミングを確立することができる。 送信すべきデータは、回線131上でセル・インタフェース101からパリテ ィ生成ブロック104およびMUX107に出力される。パリティ生成ブロック 104は、送信データに関連するパリティ・ビットを生成する。パリティ生成ブ ロック104は、回線131上でセル・インタフェース101からデータを受信 する。パリティ生成ブロック104は、このデータに応答して、所定数のパリテ ィ・ビットを生成する。現在好ましい実施例では、パリティ生成ブロック104 は、2データ・バイト(16ビット)ごとに1パリティ・ビットを生成する。た だし、送信すべきパケットに奇数のバイトが含まれる場合はこの限りでなく、こ の場合、最後の(奇数)データ・バイト用の1パリティ・ビットが生成される。 パリティ・ビットは、回線132を介して送信MUX107に結合されている。 MUX107は、回線131上でセル・インタフェース101からデータ・ビ ット・ストリームを、回線134上でプリアンブル生成装置105からプリアン ブル・ビット・ストリームを、回線132上でパリティ生成ブロック104から パリティ・ビット・ストリームを受信する。MUX107は、3つの入力を多重 化し、次いで、適切な順次順序のプリアンブルと送信データとパリティ・ビット とから成るビット・ストリームを回線135上に出力する。MUX107からの 回線135上に出力されたデータ・ストリームの多重化および送信は、セル・イ ンタフェース101からの回線133上でプリアンブル生成ブロック105によ って受信される信号に応答して、プリアンブル生成ブロック105からの回線1 36上の信号によって制御される。したがって、現在好ましい実施例では、プリ アンブルとそれに続く複数のデータ・ワードとから成る順次データがMUX10 7から出力される。各ワードは、データ・ビットと1パリティ・ビットとを含む 。 スプレッド・スペクトル・システムを実施するために、(プリアンブルおよび パリティ・ビットを含め)各データ・ビットは特性波形に対応する。特性波形は 、所望の周波数範囲を介して1情報ビットのエネルギーを拡散するように事前に 選択される。第4図は、サンプル特性波形300を示す。 ROM108は、1データ・ビット時間を表す特性波形(またはコード化特性 波形)のディジタル表現を記憶する。現在好ましい実施例では、コード化特性波 形は、500データ・バイトとしてROM108に記憶される。送信インタフェ ース106は、これらの500バイトが、ROM108から送信反転ブロック1 09にうまく出力されるように、ROM108にアドレスする。現在好ましい実 施例では、送信インタフェース106は、9ビット・カウンタを使用して、1デ ータ・ビット時間ごとに500回だけROM108にアドレスする。ROM10 8のバイトは、カウンタが連続アクセス間に200ナノ秒周期を使用して499 から0まで減分する際、順次にアクセスされる。アドレスは、カウンタに従って 、回線137上で送信インタフェース106から受信される。ROM108は、 回線137上のアドレス信号に応答して、記憶されているパターンを送信反転ブ ロック109に出力する。 送信反転ブロック109は、回線139上でROM108からコード化特性波 形を、及び回線135上でデータ・ビット・ストリームを受信する。各データ・ ビットごとに、回線140上で送信反転ブロック109からコード化特性波形ま たはそれを反転したものがクロック・アウトされる。1である各データ・ビット ごとに、コード化特性波形は修正されずにクロック・アウトされる。0である各 データ・ビットごとに、コード化特性波形は反転される。言い換えると、送信反 転ブロック109からの出力は、MUX107からの順次データ・ストリームに よって定義された一連のコード化特性波形または反転されたコード化特性波形で ある。一実施例では、送信反転ブロック109は、排他的論理和ゲートを使用し て波形を反転させる。一連のコード化特性波形は、回線140上で送信反転ブロ ック109から出力される。 送信反転ブロック109からの出力信号は、トランシーバ100から出力され る。このような信号は、回線140上の信号を特性波形300のアナログ表現に 変換するディジタル・アナログ変換器(DAC)に入力される。一実施例では、 次いでアナログ表現が増幅される。増幅後、インタフェース回路が通信回路(た とえば、電線)にこの信号を結合し、ネットワーク全域でこの信号が送信される 。好ましい実施例では、データは、100マイクロ秒ごとに1ビットだけ送信す ることに相当する毎秒10キロビット(KBPS)で送信される。 2.受信経路 受信時には、結合インタフェース(図示せず)を使用することによって、チャ ネル(図示せず)上で送信されているデータが電線から結合される。結合インタ フェースの1つの主要な機能は、高周波数通信信号をより低い周波数(たとえば 、60Hz)の配電信号から分離することである。その場合、受信された高周波 数信号は、それをフィルタして増幅するフロント・エンド回路を介して処理され る。また、トランシーバ100の直前に、信号の振幅が量子化される。最も簡単 で好ましい実施例では、振幅の量子化は、フィルタされ増幅された受信信号をそ の中点の周りでスライシングし、すなわち、2レベル量子化信号を作成すること を含む。単一の比較器がこの簡単な量子化機能を提供する。データ信号が中点よ りも上にある場合、比較器によってハイ信号が出力される。そうでない場合、比 較器はロー信号を出力する。理想的には、信号のゆがみが与えられない場合、比 較器の出力は、送信された特性波形の調整バージョンに類似するものである。 比較器からの処理済み信号は、トランシーバ100の相関器117に入力され る。相関器117は、所望の受信波形の表現に受信信号を相関付ける。理論的に は、受信される信号は、100%の相関を有し、雑音は0%の相関を有する。実 際は、受信される信号は、減衰され、ゆがめられ、追加雑音にさらされ、したが って所望の受信波形との相関が低減される。 第5図は、本発明の受信相関器の一実施例を示すブロック図である。受信相関 器は、シフト・レジスタ401と、加算器402と、マッピング・ブロック40 3とから成る。本発明の現在好ましい実施例では、電線上の伝送率は、毎秒10 Kビットであり、その結果、100μsデータ・ビット周期が得られる。送信波 形は、約100Kないし450KHzのスペクトルにわたって広がる。ナイキス トの定理によれば、送信波形は、情報を失わずにその周波数の2倍の周波数でサ ンプリングできるが、本発明では、より大きな分解能を与えるために約4:1の サンプリング速度が実施される。したがって、受信信号は2.0MHzでサンプ リングされる(すなわち、波形の最高周波数の4倍を超える)。2.0MHzサ ンプリング速度および100μsのデータ・ビット周期が与えられた場合、シフ ト・レジスタ401は、1情報データ・ビットを保持するために200ビットの 長さにされる。1情報データ・ビットでシフトすることの意義は、記憶されてい る所望の受信波形と各データ・ビットの波形を比較できるようにすることである 。この比較は、相関として知られている。 したがって、シフト・レジスタ401の内容は、過去100μs(すなわち、 1ビット時間)の間電線上にあった信号の量子化バージョンである。過去100 μsにおける電線上の新しい信号波形は、500nsecごとにシフト・レジス タ401にシフトされる。各シフトごとに、サンプリングされた信号に対して相 関付けが実行され、相関値が求められる。続いて、相関値を使用して、電線上の 信号が、送信された特性波形であるか、それとも雑音であるかが判定される。 取り出すことによって、シフト・レジスタ401中のサンプリングされた信号が 所望の受信波形(基準パターン)と比較される。この基準パターンは、2つの出 基準パターンの15個の連続ビットが001111110000000である場 の特定のサンプル・ビットを反転したものに対応する。言い換えると、サンプリ ングされたビットが基準ビットに一致する場合、シフト・レジスタ401はその シフト・レジスタ位置用に0を出力する。そうでない場合、1が出力される。こ の例で引き続き説明すると、シフト・レジスタのサンプリングされた15ビット が001110110000000であり、対応する基準パターンが00111 1110000000である場合、1つだけ不一致が存在する。第5図に示した ように、この一致(または相関)レベルは、シフト・レジスタ401から14個 の0および1つの1として現れる。 シフト・レジスタ401から200個の出力が加算器402に送られ、加算器 は1の数をカウントする。加算器402からの出力は、0から200までの範囲 であり、0は完全な一致に対応し、200は完全な不一致に対応する。データ・ ビットが1であるか、それとも0であるかに応じて、それぞれ、特性波形または それを反転したものが送信されている場合、完全な不一致と完全な一致が共に、 有効データ・ビットに対応することに留意されたい。現在好ましい実施例では、 基準パターンが、特性波形を反転したものによって定義されるので、完全な一致 は、この反転波形と共に送信されたビットが受信されたことを示す。この結果、 加算器402の出力は0になる。 加算器402の出力はマッピング回路403に入力され、マッピング回路40 3はこれを相関絶対値および符号表示に変換する。相関の絶対値は、加算器の出 力から100を減じ、次いで、その絶対値を取ることによって求められる。現在 好ましい実施例では、結果は0から100までの範囲の7ビット信号であり、0 は相関なし(たとえば、雑音)に対応し、100は100%相関(たとえば、理 想的な受信データ・ビット)に対応する。したがって、高い絶対相関値は、おそ らく電線上に有効なデータがあることを示し、低い絶対相関は、おそらく電線上 に雑音があることを示す。現在好ましい実施例では、マッピング回路403は、 100を減じた後の結果の符号に基づいて単一の符号ビットも出力する。この符 号ビットは、データを復号するために使用される。 絶対値および符号は、生成された後、それぞれ、回線142および141上で 受信相関器回路117から出力され、このデータが復号される。復号済みデータ を生成するために、相関の方向を示す符号ビットは、処理済みデータ・ストリー ムに変換される。現在好ましい実施例では、符号ビットが0である場合、正の相 関があることを示し、符号ビットが1である場合、負の(または逆の)相関が発 生したことを示す。(ビット・タイミング生成ブロック115によって決定され る)適切な時点で、符号ビットが1であるか、それとも0であるかを調べること によって、データを復号することができる。データ・デコーダ111は、回線1 41上の符号ビットを受信する。データ・デコーダ111は、データを復号する ために符号ビットを調べるのに丁度よい時間を示す、回線143上のビット・タ イミング生成ブロック115からの出力も受信する。 ビット・タイミング生成ブロック115は、受信相関器回路117の出力を復 号するためのタイミングを与える。データは、ビット・タイミング生成ブロック 115からの回線143上の信号に応答してデータ・デコーダ111によって復 号される。現在好ましい実施例では、この信号は、100マイクロ秒ごとに1サ ンプルの間(すなわち、500ns)活動状況になり、受信相関器回路117か らの符号ビットをいつ調べるべきかをデータ・デコーダ111に示す。言い換え ると、回線143上の信号が活動状況になると、データ・デコーダ111は、回 線141上の符号ビットを調べ、それに応じて復号済みデータを生成する。ビッ ト・タイミング生成ブロック115は、キャリアが検出されたことを示す、キャ リア検出ブロック116からの回線145上の信号に応答して回線143でのタ イミング信号の提供を開始する。 キャリア検出ブロック116は、受信相関器回路117からの回線142上の 相関の絶対値を受信し、チャネル上に特性送信波形が存在するかどうかを判定す る。キャリア検出を示す十分に強い相関が発生したかどうかを示すしきい値レベ ル(すなわち、特定の相関値)が設定される。相関の絶対値がしきい値を超えた とき、しきい値ブレークが発生したと言う。しきい値ブレークが発生した場合、 キャリアが検出されている。キャリアが検出されると、キャリア検出ブロック1 16は、回線150上にキャリア検出信号を出力する。キャリア検出ブロックの 詳細な動作は、本出願人に譲渡された「Adaptive Threshold in a Spread Spect rum Communications System」と題する関連出願第 号、出願日 に記載されている。 データがデータ・デコーダ111によって処理された後、処理済みデータのス トリームが回線144上に出力される。パリティ復号ブロック110は、回線1 44上のデータ・デコーダ111の出力を受信する。パリティ復号ブロック11 0は次いで、データに関するパリティ検査を実行する。パリティが妥当なもので ある場合、パリティ復号ブロック110は、受信されたデータを回線152上で セル・インタフェース101に出力する。パリティが妥当なものでない場合、パ リティ復号ブロック110は、回線171上で弱ビット検出ブロック112に信 号を送る。弱ビット検出ブロック112は、これに応答して、現在調べられてい るビットのうちのどれが最も弱い相関値を有していたかを判定する。弱ビット検 出ブロック112は、受信相関器117からの回線142上で受信された相関の 絶対値(すなわち、大きさ)を調べることによって、どのビットが最も弱い相関 値を有していたかを判定する。弱ビット検出ブロック112は、最も弱い相関を もつビットを回線146を介してパリティ復号ブロック110に通知する。パリ ティ復号ブロック110は、この信号に応答して、パリティが妥当なものでない 場合、最も弱い相関を有するビットを反転させる。弱ビット検出およびエラー訂 正は、本発明の譲受人に譲渡された「Error Correction in a Spread SpectrumT ransceiver」と題する関連出願第 号、出願日 に記載されている。 復号され訂正されたデータは次いで、セル・インタフェース101を介してセル に送信される。 プリアンブル検出ブロック113は、回線148上のパリティ復号ブロック1 10からの出力を受信する。プリアンブル検出ブロック113は、回線148上 の入力に応答してプリアンブル検出を実行する。プリアンブル検出ブロック11 3は、セル・インタフェース101を介して回線151上でプリアンブルの終り /データ表示の始めをセルに提供する。この情報によって、セルは、セル・イン タフェース101から受信されているデータ・ストリームからデータ情報を抽出 することができる。 キャリア喪失検出ブロック114は、キャリア検出ブロック116からの回線 150上のキャリア検出信号を受信し、キャリアがもはや存在しないかどうかを 判定する。現在好ましい実施例では、データ・パケットは、パケットの終りを示 すためのパケット・コードの終りを含まない。したがって、本発明では、キャリ アが失われたかどうかを判定するために、キャリア喪失検出ブロック114が、 回線150上のキャリア検出信号を調べて、特定の数の所定時間間隔の間にしき い値ブレークが発生したかどうかを判定する。特定の数の所定時間間隔内にしき い値ブレークが発生しなかった場合、キャリア喪失検出ブロック114は、キャ リアが失われたと判定する。現在好ましい実施例では、所定時間間隔内にしきい 値ブレークがない場合に情報バイトが受信された場合、キャリア喪失検出ブロッ ク114は、パケットが終了したと判定する。キャリア喪失検出ブロック114 は、ビット・タイミング生成ブロック115によって受信されるキャリア喪失信 号を回線147上で出力することによってキャリアが失われたことを示し、ビッ ト・タイミング生成ブロック115に、データ・デコーダ111への回線143 でのビット・タイミング信号の生成を停止させる。回線147上のキャリア喪失 信号は、パリティ復号ブロック110にも送信される。現在好ましい実施例では 、回線147上のキャリア喪失信号に応答して、パリティ復号ブロック110は 、データ・デコーダ111から受信されたデータの最後のバイトを放棄する。 トランシーバ100の受信経路の動作のより詳細な説明を以下に与える。 B.適応性あるデータ回復 1.相関波形の特性 第6図は、典型的な相関出力を示すグラフである。各データ・ビット時間が1 00μsである01001の入力データ・ストリームが与えられた場合、相関器 は、受信された信号を500nsごとにサンプリングする。この入力信号は、5 00nsごとに基準パターンに相関付けされる。1番上の信号は、受信相関器の 加算器からの典型的な出力500を示し、入力データ・ストリームが到着する前 の周期も示す。各有効データ・ビットごとに送信される波形に固有の特性のため に、センター・ローブおよび一対のサイド・ローブがあることに留意されたい。 たとえば、サイド・ローブ507および508はセンター・ローブ501にまた がっている。現在好ましい実施例では、送信波形の特性は、サイド・ローブがセ ンター・ローブの各側で約4サンプルだけ発生するようなものである。したがっ て、第6図では、各有効データ・ビットは、0が下向きのセンター・ローブを有 し、1が上向きのセンター・ローブ(501ないし505)を有する3つ組のピ ーク相関値によって表される。有効な受信信号が存在しないとき、ローブ506 など、残留雑音が比較的高い相関を有することがあることに留意されたい。 第6図の第2のグラフは、雑音の結果である相関ピーク506と、出力信号5 00の最初の2つのデータ・ビットの相関3つ組とのより詳細な図(タイム・ビ ューで拡大されている)を示す。各区分、すなわち、平坦な部分は1サンプル’ (500ナノ秒)時間間隔を表す。ピーク501および502はそれぞれ、デー タ・ビット0および1に対応する。ピーク501のサイド・ローブはピーク50 7および508であり、ピーク502のサイド・ローブはピーク515および5 16である。ピーク501、507、508は、ピーク502、515、516 と同様に、3つ組を形成する。各データ・ビットごとの複数の相関ピークが、現 在好ましい実施例の特徴である。本発明のスプレッド・スペクトル・システムか らの損なわれていない(あるいは、わずかに損なわれた)受信信号はこれらの相 関3つ組を生成する。現実の喪失が追加されたとき、サイド・ローブに対応する 相関ピークは、センター・ローブより小さくなることも、あるいは大きくなるこ ともある。実際、第7図は、典型的な損なわれていない受信信号から得た相関ピ ークの例を示す。 第7図を参照すると、A、B、C、Dとして4種類の相関が示されている。第 1のAは、ピーク701ないし703を有する、ゆがんだ3つ組の相関を示す。 ピーク703は、後縁サイド・ローブに対応するピークであり、センター・ロー ブに対応するピーク702の相関絶対値よりも大きな相関絶対値をもつものとし て示されている。第2の例のBは、ピーク704ないし706を有する、ゆがん だ3つ組の相関を示す。ピーク704は、前サイド・ローブに対応するピークで あり、センター・ローブに対応するピーク705の相関絶対値よりも大きな相関 絶対値をもつものとして示されている。第3の例のCは、2つの顕著な相関のピ ーク707および708しか生成しない、ゆがんだ信号の相関を示す。この例で は、ピーク708は、サイド・ローブに対応し、センター・ローブに対応するピ ーク707の絶対値よりも大きな絶対値を有する。第4の例のDは、この場合も 2つの相関ピーク709および710しか生成しない、ゆがんだ信号の相関を示 す。ピーク709は、サイド・ローブに対応し、センター・ローブに対応するピ ーク710の絶対値よりも大きな絶対値を有する。本発明が、同期を行い、これ らのゆがんだ相関波形からデータを正しく回復する能力を有することに留意され たい。 信号が損なわれることによって、一方のサイド・ローブ(またはピーク)がセ ンター・ローブよりも高い相関値をもたらす可能性があるので、サイド・ローブ に関連する相関がセンター・ローブ相関と間違われる恐れがある。サイド・ロー ブは相互に逆の相関符号を有するので、従来技術の復号技法を使用した場合、サ イド・ローブを使用するデータの最終的な復号の結果、データ・ビットが反転さ れる可能性がある。さらに、センター・ローブおよびサイド・ローブに対する雑 音の影響が時間と共に変化することがある。以下で説明するように、本発明は、 適切な同期を行い、着信パケットからデータを正しく回復するためにこれらおよ び他の問題に対処するものである。 2.キャリア検出および同期 再び第6図を参照すると、第3のグラフは、信号511として示された、受信 相関器のマッピング回路からの相関器の絶対値出力を示している。この場合も、 ピーク501および502はデータ・ビットに対応する。しきい値レベル509 は、雑音と有効なデータ・ビット着信パケットを区別するように設定される。し きい値509を超える相関は、キャリア検出表示をトリガし、おそらく着信デー タ・パケットがあることを示すものとして解釈される。トランシーバの受信相関 器回路によって生成される相関の絶対値が所定のしきい値よりも大きいとき、し きい値ブレークが発生したとみなされる。相関ピーク506を発生させた雑音な どの雑音によってしきい値509ブレークが発生することがあることに留意され たい。そのような瞬間を偽キャリア検出と呼ぶ。 しきい値が、通信チャネルのシステムおよび状態に応じて決定されることにも 留意されたい。現在好ましい実施例では、しきい値は適応的なものである。しき い値の適応性は、本発明の譲受人に譲渡され、「Adaptive Threshold in a Spre ad Spectrum Communications System」と題する、 日に出願された関連 出願第 号に記載されている。 第6図中の第4のかつ1番下のグラフは、しきい値ブレークを発生させる各サ ンプルの間ハイになるキャリア検出CD信号512を示す。 本発明は、しきい値ブレークを使用してビット同期を確立する。現在好ましい 実施例では、トランシーバ100は、しきい値ブレークを発生させるある相関を 受信した結果としてビット同期を行う。しきい値ブレークが発生することと、ビ ット間の時間間隔を知ることによって、ビット・タイミングを生成することがで きる。したがって、ビット同期は、1ビットのみが受信された後に確立される。 ある相関でしきい値ブレークが発生した後、ビット・タイミング生成ブロック1 15は、ビット時間ごとに回線143上でのビット・タイミング信号の生成を開 始する。 3.パケット同期の確立 着信パケットのプリアンブルの一部は、ビット・タイミングを確立して「パケ ット同期」を行うために使用される。トランシーバ100は、パケットのプリア ンブル部の間に妥当なタイミングおよび方向で複数のしきい値ブレークが発生し たときにパケット同期を行う。パケット同期を得るために必要なしきい値ブレー クの数は、構成可能である。現在好ましい実施例では、パケット同期が得られる のは、最初のあるいは第1のしきい値ブレークと、1つまたは2つの確認しきい 値ブレークが、ビット・ストリームのプリアンブル部の間に妥当なタイミングお よび方向で発生したときである。さらに、ビット・ストリームのプリアンブル部 に関する相関を得ることによって、ビット同期を検証することができ、その後、 トランシーバ100はパケットのワードに対する同期を行うことができる(すな わち、ワード同期を得ることができる)。 トランシーバ100は、第1のしきい値ブレークが発生したときにパケット同 期の確立を試み始める。しきい値ブレークが発生したサンプルは基準点とみなさ れる。しきい値ブレークを発生させたこの相関の方向は、記録され、パケットの 残りの部分を受信するための初期極性規約を決定する。 最初は、しきい値ブレークが発生した後、測定ウィンドウ(すなわち、周期) が設定される。測定ウィンドウは、ビット・タイミング生成ブロック115によ って設定される。測定ウィンドウは、1ビット時間よりもわずかに短い周期だけ 持続する。現在好ましい実施例では、ビット時間が100マイクロ秒であり、測 定ウィンドウは96マイクロ秒である。測定ウィンドウの間、基準点(すなわち 、測定ウィンドウの始め)に対応する絶対値よりも大きな絶対値を有するしきい 値ブレークが発生したかどうかを判定するために相関値が調べられる。この測定 周期中のある時点で、基準点の絶対値よりも大きな絶対値を有するしきい値ブレ ー クが発生した場合、測定ウィンドウはリセットされる。測定は、より大きな相関 値を有するサンプルが発生した時点から始まるようにリセットされる。測定ウィ ンドウを再開させる目的は、最初に測定ウィンドウを設定させたしきい値ブレー クが雑音のためのものであった場合でもパケットに対する同期を得られるように することである。測定ウィンドウが再開されると、基準点が、より大きな相関値 に対応するサンプルになるようにリセットされ、次に、この相関の方向が、パケ ットの残りの部分を受信するための初期相関規約を決定する。基準点の相関値以 下のしきい値ブレークが測定ウィンドウの間に発生した場合、このしきい値ブレ ークは無視される。 第8図は、関連するしきい値ブレークを含め、2つのデータ3つ組を示す。第 8図を参照すると、一方の相関3つ組は、ピーク802がセンター・ローブに対 応し、ピーク801および803がセンター・ローブのいずれかの側のサイド・ ローブに対応するピーク801ないし803から成る。他方のデータ3つ組は、 ピーク805がセンター・ローブに対応し、ピーク804および806がセンタ ー・ローブの各側のサイド・ローブに対応するピーク804ないし806から成 るものとして示されている。第1のサイド・ローブに対応する第1のしきい値ブ レークが発生すると、測定ウィンドウ図に示したように測定ウィンドウが開始す る。さらに、相関が下向きであったことを示す極性信号を設定することによって 極性規約が記録される。センター・ローブ802の第1のしきい値ブレークが発 生すると、しきい値ブレークの大きさがサイド・ローブ801の相関値よりも大 きいので、測定ウィンドウが再開され、相関が上向きであったことを示す極性規 約信号がリセットされる。センター・ローブ802の第2のしきい値ブレークが 発生すると、測定ウィンドウが再びスタートされ、極性規約信号はリセットされ たままになる。 中間しきい値ブレークが増加せずに測定ウィンドウが満了した後(すなわち、 タイムアウト)、同期ウィンドウと極性ウィンドウの2つの追加ウィンドウ(す なわち、周期)が設定される。同期ウィンドウは、すべての3つのローブを包含 するのに十分な広さの周期から成り、基準点から1ビット時間の位置にセンタリ ングされる。現在好ましい実施例では、同期ウィンドウの幅は、このウィンドウ が6.5マイクロ秒から成るように、1サンプル当り500ナノ秒の13サンプ ルである。一実施例では、同期ウィンドウは、測定ウィンドウが満了したときに 開始する。現在好ましい実施例では、同期ウィンドウは、同期ウィンドウの中央 サンプルが基準点サンプルから丁度1ビット時間だけ離れた時間に開始する。し たがって、現在好ましい実施例では、測定ウィンドウは、同期ウィンドウが開始 する1サンプル前に満了する。本発明の同期ウィンドウの一例を第8図に示す。 極性ウィンドウは、単一のローブを包含するのに十分な広さの周期から成り、 やはり、基準点から丁度1ビット時間の位置にセンタリングされる。現在好まし い実施例では、極性ウィンドウは、幅が5サンプルであり、そのため、このウィ ンドウは2.5マイクロ秒から成る。極性ウィンドウは常に、同期ウィンドウ内 にセンタリングされる。極性ウィンドウの一例を第8図に示す。 同期ウィンドウおよび極性ウィンドウは、基準点の約1ビット時間後に確認し きい値ブレークが発生したかどうかを判定するために使用される。受信機は、パ ケット同期を確立する前に、同じバイナリ状態のデータ・ビットを受信すること を予期する(プリアンブルの衝突解決部およびビット同期部は同じ相の送信波形 で送信される)。したがって、パケット同期を確立するには、各しきい値ブレー クは、確立されている初期極性規約に対して妥当な方向のものでなければならな い。たとえば、しきい値ブレークが同期ウィンドウの間に発生し、極性ウィンド ウの内側にある場合、そのしきい値ブレークが確認しきい値ブレークとみなされ るのは、相関の方向が、極性規約を確立した相関の方向に一致する場合だけであ る。一方、同期ウィンドウの間のしきい値ブレークが極性ウィンドウの外側にあ る場合、そのしきい値ブレークが確認しきい値ブレークとみなされるのは、相関 の方向が、極性規約を確立した相関の方向と逆である場合だけである。妥当な方 向でないしきい値ブレークが同期ウィンドウの間に発生した場合、そのしきい値 ブレークは無視される。したがって、現在好ましい実施例では、確認しきい値ブ レークは、1)相関がしきい値を超えること、2)相関が同期ウィンドウの間に 発生すること、3)相関が、確立されている極性規約に対して妥当な方向である こと、4)相関が、パケット同期を確立する前に発生したことの各条件をすべて 満たす相関であるものとして定義される。同期ウィンドウの間に確認しきい値ブ レークが発生しなかった場合、新しい基準点は同期ウィンドウの中央サンプルに なる。同期ウィンドウの間に少なくとも1つの確認しきい値ブレークが発生した 場合、新しい基準点は、最大相関絶対値をもつ同期ウィンドウの間のサンプルに なる。 第1の同期ウィンドウの後にパケット同期が確立されていない場合、その同期 ウィンドウに続いて新しい測定ウィンドウが設定される。パケット同期プロセス は、前の基準点の相関よりも大きな相関を探索し続ける。相関絶対値が前の基準 点よりも大きなしきい値ブレークが測定ウィンドウ内で発生した場合、測定ウィ ンドウが再開され、このしきい値ブレークのサンプルが新しい基準点になり、確 認しきい値ブレークの数が0にリセットされる。前の基準点の相関値を超えるし きい値ブレークが第2の測定ウィンドウで発生しなかった場合、他の同期ウィン ドウで確認しきい値ブレークが探索される。 測定ウィンドウを設定してより大きな相関をもつしきい値ブレークを探索し、 次いで同期ウィンドウおよび極性ウィンドウを設定して確認しきい値ブレークを 探すこのプロセスは、パケット同期が確立されるまで継続する。パケット同期に 必要とされるものの定義は、セルによって構成することができる。最初のしきい 値ブレークの後、1つの同期ウィンドウまたは所定の数の同期ウィンドウ中にし きい値ブレークがない限りトランシーバ100がパケット同期を確立したとみな されないようにトランシーバ100を構成することができる。さらに、同期に必 要な同期ウィンドウは、2つのしきい値ブレークが得られるように連続するもの である必要はなく、非連続同期ウィンドウの任意の組合せであってよい。なぜな ら、どんなビットの相関3つ組でもゆがめられ、しきい値ブレークを発生させな いことがあるからである。トランシーバ100がパケット同期を確立した後、も はや測定ウィンドウは必要とされない。 現在好ましい実施例では、パケット同期を確立する前に、24個の連続同期ウ ィンドウの間にしきい値ブレークが発生しなかった場合、キャリアが失われ(か つ、静止状態に入った)たとみなされる。パケット同期が確立された後は、完全 なデータ・バイトに対応する8つの連続同期ウィンドウまたは連続極性ウィンド ウでしきい値ブレークが発生しなかった場合にキャリアが失われたとみなされる 。 キャリアの喪失を判定するためにしきい値ブレークに関して同期ウィンドウを調 ベるか、それとも極性ウィンドウを調べるかは構成可能である。トランシーバ1 00は、このために極性ウィンドウまたは同期ウィンドウを使用するようにセル ・インタフェース101を介して構成することができる。現在好ましい実施例で は、パケット同期が達成された後、同期ウィンドウおよび極性ウィンドウの外側 で発生するしきい値ブレークが、適応的しきい値プロセス内で擬キャリア検出表 示として使用されることを除き、無視されることに留意されたい。適応性あるし きい値プロセスに関する詳細は、「Adaptive Threshold in a Spread Spectrum Communications System」と題する に出願された関連出願第 号 を参照されたい。キャリアが失われた後、測定ウィンドウも同期ウィンドウも極 性ウィンドウももはや(次のしきい値ブレークまで)生成されない。 4.同期の維持 本発明は、パケット同期を確立する前後に、ビット同期を維持するために、同 期ウィンドウおよび極性ウィンドウの時間をシフト(同期ウィンドウおよび極性 ウィンドウが前に発生した時点から丁度100μsの位置以外に調整)できるよ うにする。同期ウィンドウおよび極性ウィンドウは、次のウィンドウの中央が、 前の基準点から丁度1ビット時間(100μs)の位置で発生するようにシフト される。同期ウィンドウに関連する基準点は、パケット同期が確立される前に、 最大相関絶対値および適当な方向をもつしきい値ブレークに対応する同期ウィン ドウ中のサンプル、または、同期ウィンドウ内でしきい値ブレークが発生しなか った場合は同期ウィンドウの中央サンプルとして定義される。 パケット同期が確立された後、基準点は、相関方向とは独立のものになり、最 大相関絶対値をもつしきい値ブレークに対応する同期ウィンドウ中のサンプル、 または、同期ウィンドウ内でしきい値ブレークが発生しなかった場合は同期ウィ ンドウの中央サンプルとして定義される。 現在好ましい実施例では、同期ウィンドウは幅が13サンプルである。したが って、次の同期ウィンドウおよび極性ウィンドウが現基準点から1データ・ビッ ト時間の位置にセンタリングされるように、現同期ウィンドウ内の基準点の位置 に応じて、1データ・ビット時間後プラスまたはマイナス6サンプルの位置に次 の同期ウィンドウをシフトさせることができる。現在好ましい実施例では、同期 ウィンドウ内でしきい値ブレークが発生しなかった場合、同期ウィンドウおよび 極性ウィンドウの相対位置は調整されず、したがって、これらのウィンドウは1 データ・ビット時間後の位置に配置される。したがって、本発明は、同期ウィン ドウおよび極性ウィンドウが常に、最後の基準点から1データ・ビット時間の位 置にセンタリングされるように、それらのウィンドウを共にシフトさせる機能を 提供する。 5.データの復号 データは、基準点サンプルの間の相関の方向と、極性規約に基づいて復号され る。パケット同期が確立された後に反復するために、基準点は、しきい値ブレー クを発生させた最大相関値を有する同期ウィンドウ内のサンプル、または、しき い値ブレークが発生しなかった場合は同期ウィンドウの中央サンプルになる。相 関の方向は、受信相関器の出力から得られる相関符号ビットによって示される。 極性規約は、パケット同期中に使用され、基準点が極性ウィンドウ内で発生し たかどうかに応じて、パケット全体にわたって変動する。現在好ましい実施例で は、極性規約は極性信号として実行される。 極性信号によって、1)相関3つ組のサイド・ローブがセンター・ローブより も大きいこと、2)送信機と受信機の間で信号経路が反転されることのうちのど ちらも真でなく、あるいはいずれかが真であり、あるいは両方とも真である場合 にデータを正しく復号することができる。極性信号は、第1測定ウィンドウを開 始し、あるいは測定ウィンドウを再開させたしきい値ブレークの方向に応じて初 期設定される。たとえば、測定ウィンドウを再開させたしきい値ブレークが上向 き相関である場合、極性信号は0にリセットされる。この場合、1)そのしきい 値ブレークがセンター・ローブによるものであり、送信機と受信機の間で信号経 路が反転されないこと、2)しきい値ブレークがサイド・ローブによるものであ り、信号経路が反転されることのいずれが真であってもよい。同様に、測定ウィ ンドウを再開させたしきい値ブレークが下向き相関である場合、極性信号は1に セットされる。この場合、1)しきい値ブレークがサイド・ローブによるもので あり、信号経路が反転されないこと、2)しきい値ブレークがセンター・ローブ によるものであり、信号経路が反転されることのいずれかが真である。 現在好ましい実施例では、同期ウィンドウ内の基準点の位置によって極性規約 を切り替えることができる。基準点が極性ウィンドウの外側で発生したとき、次 の同期ウィンドウは、現同期ウィンドウがセンター・ローブの周りにセンタリン グされている場合はサイド・ローブの周りにセンタリングされ、その逆も同様で ある。この場合、極性規約は、極性信号を切り替えることによって変更される。 第8図を参照すると、基準点810は極性ウィンドウの外側で発生しており、こ のため、811で極性信号が切り替えられている。データのそのビットが復号さ れるとき、基準点の間の相関の方向と新しい極性規約が共に使用される。 本発明では、極性信号がゼロに切り替わると、その結果得られる復号済みデー タは基準点の間、上向き相関の場合は1(下向き相関の場合は0)になる。極性 が1に切り替わると、その結果得られる復号済みデータは、上向き相関の場合は 0(下向き相関の場合は1)になる。したがって、第8図を参照すると、下向き 相関と、極性信号が1に切り替わったことのために、基準点810に関連する復 号済みデータ・ビットは1になる。 極性を切り替えられるようにすることによって、基準点がデータ・ビットごと にセンター・ローブから1つのサイド・ローブに、あるいはその逆にシフトする 場合でも、パケット中のデータをうまく復号することができる。 極性信号の効果は、パリティ復号ブロック110によって実施される。データ ・デコーダ111は、基準点の間だけ相関の方向に基づいてビット・ストリーム を出力する。このビット・ストリームは、パリティ復号ブロック110によって 極性信号と排他的ORされる(ビット・タイミング生成ブロック115からの回 線181)。この演算の結果は、復号済みデータ・ストリームである。パリティ 復号ブロック110は次いで、「Error Correction in a Spread Spectrum Tran sceiver」と題する、 に出願された関連出願、出願番号 号で論 じられたように、データ・ストリームに対する弱ビット検出およびエラー訂正を 実行する。次いで、パリティ復号ブロック110の出力はセル・インタフェース 101を介してセルに転送される。 C.ビット・タイミング生成ブロック ビット・タイミング生成ブロック400の現在好ましい実施例のブロック図を 第9図に示す。第9図を参照すると、ビット・タイミング生成ブロック400は 、中央ブロック401と、ピーク検出ブロック402と、2ビット・カウンタ4 03と、2ビット・カウンタ・デコーダ404と、8ビット・カウンタ・ロード 値405と、8ビット・ダウン・カウンタ406と、ウィンドウ生成ブロック4 07の各構成要素ブロックから成る。現在好ましい実施例では、各構成要素ブロ ックはランダム論理機構を使用して実施される。 制御ブロック401は、2ビット・カウンタ・デコーダ404からの回線41 5を介してCNT_TC信号に、ウィンドウ・ブロック407からの回線416 を介してSET_SW信号に、ウィンドウ・ブロック407からの回線417を 介してRX_TC信号に、受信相関器(第3図)からの回線418を介して符号 ビットCORRSGNに、キャリア喪失検出ブロック(第3図)からの回線41 9を介してCAR_LOST信号に、クロック・ジェネレータ(第3図)からの 回線420を介してRXCLK信号に、ピーク検出ブロック402からの回線4 22を介してJAM信号に、ピーク検出ブロック402からの回線423を介し てSET_CDINSWに、ピーク検出ブロック402からの回線424を介し てTOG_POL信号にそれぞれ結合される。制御ブロック401は、これらの 入力信号に応答して、回線414上にSYNCD信号を、回線413上にSET _SYNCD信号を、回線412上にCDINSW信号を、回線410上に2B _CE信号を、回線411上にPOL信号をそれぞれ出力として生成する。 2ビット・カウンタ403は、回線410を介して制御ブロック401から出 力される2B_CE信号に、回線419を介して2ビット・カウンタのRST入 力へのCAR_LOST信号に、回線422を介してピーク検出ブロック402 からの2ビット・カウンタの並列イネーブル(PE)入力へのJAM信号に、回 線420を介してRXCLKにそれぞれ結合される。2ビット・カウンタ403 は、これらの入力信号に応答して、回線425および426上でそれぞれQ0出 力信号およびQ1出力信号を生成する。 2ビット・カウンタ・デコーダ404は、回線425および426を介してそ れぞれ、2ビット・カウンタ403のQ0出力およびQ1出力に結合され、回線 421を介してSYNCDCNT信号に結合される。2ビット・カウンタ・デコ ーダは、入力信号に応答して、回線415上でCNT_TC信号を、回線422 上のCNT_RST信号を生成する。 ピーク検出ブロック402は、回線414を介して、制御ブロック401から 出力されるSYNCD信号に、回線411を介して、制御ブロック401から出 力されるPOL信号に、回線418を介してCORRSGN信号に、回線428 を介して、8ビット・ダウン・カウンタ406からの8ビット線出力に、受信相 関器(第3図)からの回線429を介して絶対値バス信号CORRABS[0.. 6]に、キャリア検出ブロック116からの回線430を介してキャリア検出信 号CDに、回線420を介してRXCLKに、回線416を介して、ウィンドウ ・ブロック407から出力されるSET_SW信号に、回線417を介して、ウ ィンドウ・ブロック407からのRX_TC信号に、回線431を介して、ウィ ンドウ・ブロック407から出力される同期ウィンドウ信号SWに、回線432 を介して、ウィンドウ・ブロック407から出力される測定ウィンドウ信号MW に、回線433を介して、ウィンドウ・ブロック407から出力されるSET_ MW1信号に、回線434を介して、ウィンドウ・ブロック407から出力され る極性ウィンドウ信号PWに、回線435を介して、ウィンドウ・ブロック40 7から出力されるMID_SW信号に、回線412を介して、制御ブロック40 1から出力されるCDINSW信号に、回線419を介してCAR_LOST信 号にそれぞれ結合される。ピーク検出ブロックは、これらの入力信号に応答して 、回線423上でSET_CDINSW信号を、回線441上でDECSGN信 号を、回線440上でDECABS[0..6]バス信号を、回線424上でTO G_POL信号を、回線422上でJAM信号を、回線439上で8B_CE信 号を、回線438上で8B_PE信号をそれぞれ生成する。 8ビット・カウンタ・ロード値405は、回線422を介して、ピーク検出ブ ロック402から出力されるJAM信号に、回線439を介して、ピーク検出ブ ロック402から出力される8B_CE信号に結合される。8ビット・ロード4 05は、これらの入力信号に応答して、回線442上で8BD[0..7]バス信 号を生成する。 8ビット・ダウン・カウンタ406は、回線442を介して、8ビット・カウ ンタ・ロード値405から出力される8ビット・カウンタ値8BD[0..7]に 、回線439を介して、ピーク検出ブロック402から出力される8B_CE信 号に、回線438を介して、ピーク検出ブロック402から出力される8B_P Eにそれぞれ結合される。8ビット・ダウン・カウンタ406は、これらの入力 信号に応答して、回線428上で8BQ[0..7]バス信号を生成する。 ウィンドウ・ブロック407は、回線422を介して、ピーク検出ブロック4 02から出力されるJAM信号に、回線414を介して、制御ブロック401か ら出力されるSYNCD信号に、回線413を介して、制御ブロック401から 出力されるSET_SYNCD信号に、回線422を介して、2ビット・カウン タ・デコーダ404から出力されるCNT_RST信号に、回線430を介して CD信号に、回線428を介して、8ビット・ダウン・カウンタ406から出力 される8ビット・カウンタ・バス信号8BQ[0..7]に、回線420を介して RXCLK信号にそれぞれ結合される。ウィンドウ・ブロック407は、これら の信号に応答して、回線416上でSET_SW信号を、回線417上でRX_ TC信号を、回線431上でSW信号を、回線432上でMW信号を、回線43 3上でSET_MW1信号を、回線434上でPW信号を、回線435上でMI D_SW信号をそれぞれ生成する。 1.制御ブロック 制御ブロック401は、カウンタ・デコーダ404からの回線415上のCN T_TC信号を、回線416上でウィンドウ・ブロック407からの回線416 上のSET_SW信号を、ウィンドウ・ブロック407からの回線417上のR X_TC信号を、受信相関器(第3図)からの回線418上の符号ビットCOR RSGNを、キャリアが失われたことを示すキャリア喪失検出ブロック(第3図 〕からの回線419上のCAR_LOST信号を、クロック・ジェネレータ(第 3図)からの回線420上のRXCLK信号を、ピーク検出ブロック402から の回線422上のJAM信号を、ピーク検出ブロック402からの回線423上 のSET_CDINSW信号を、ピーク検出ブロック402からの回線424上 のTOG_POL信号をそれぞれ受信する。制御ブロック401は、これらの入 力 信号に応答して、制御信号を生成する。 制御ブロックは、回線411上で信号POLを、回線412上で信号CDIN SWを、回線410上で信号2B_CEを、回線414上で信号SYNCDを、 回線413上で信号SET_SYNCDをそれぞれ生成する。第10図は、本発 明の制御ブロック401の現在好ましい実施例を示す。 第10図を参照すると、ANDゲート911の入力は、JAM信号およびCO RRSGN信号に結合される。ANDゲート911は、フリップ・フロップ90 4の設定入力Sに結合される信号SET_POLを出力する。ANDゲート91 2の入力は、JAM信号と、反転されたCORRSGN信号に結合される。AN Dゲート912は、これらの入力に応答して、フリップ・フロップ904のリセ ット入力Rに結合される信号RST_POLを出力する。フリップ・フロップ9 04は、TOG_POL信号を受信するようにも結合されている。フリップ・フ ロップ904は、そのクロック入力に結合されたRXCLKによってクロッキン グされる。 ORゲート901の入力は、SET_SW信号およびCAR_LOST信号に 結合される。ORゲート901の出力は、フリップ・フロップ902のリセット 入力Rに結合される。フリップ・フロップ902のセット入力は、SET_CD INSW信号に結合される。フリップ・フロップは、そのクロック入力に結合さ れたRXCLKによってクロッキングされる。フリップ・フロップ902の出力 はCDINSW信号である。フリップ・フロップ905の出力は、ANDゲート 905の一方の入力にも結合されている。ANDゲート905の他方の入力はR X_TC信号に結合される。ANDゲート905の出力は2B_CE信号である 。 ANDゲート906の入力は、ANDゲート905から出力される2B_CE 信号と、信号CNT_TCに結合される。ANDゲート906の出力は、フリッ プ・フロップ903のセット入力Sに結合されている。フリップ・フロップ90 3のリセット入力RはCAR_LOST信号に結合される。フリップ・フロップ 903は、そのクロック入力に結合されたRXCLK信号によってクロッキング される。フリップ・フロップ903の出力はSYNCD信号である。フリップ・ フロップ903の出力は、ANDゲート907の反転入力にも結合されている。 ANDゲート907の他方の入力は、ANDゲート906の出力に結合されてい る。ANDゲート907の出力はSET_SYNCD信号である。 極性信号POLは、セット入力、リセット入力、およびトグル入力を有し、信 号RXCLKによってクロッキングされるフリップ・フロップ904の出力であ る。JAM信号がハイになると、相関の方向を示す符号ビットCORRSGNの 状態に応じて、極性信号POLがセットあるいはリセットされる。 信号JAMは、ピーク検出ブロック402によって生成され、第1のしきい値 ブレークが発生したとき、または、測定ウィンドウの間に、前の基準点の相関絶 対値よりも大きな相関絶対値をもつしきい値ブレークが発生したときに、ハイに なる。JAM信号がハイであり、かつ信号CORRSGNが下向き相関を示すハ イになると、信号POLはANDゲート911の出力によってハイにセットされ る。JAM信号がハイであり、CORRSGN信号が上向き相関を示すローにな ると、信号POLはANDゲート912の出力によってローにリセットされる。 フリップ・フロップ904のセットまたはリセットは極性規約を初期設定する。 パケットの残りの部分の全体にわたって、信号POLは、ピーク検出ブロック4 02によって生成される信号TOG_POLで各ビット時間ごとに切り替えるこ とができる。信号TOG_PCLについては後で論じる。 CDINSW信号は、SRフリップ・フロップ902の出力であり、同期ウィ ンドウ内でキャリアが検出されたこと(および、パケット同期が確立されていな い場合は、相関の方向が、前に確立された極性規約に対して妥当な方向であるこ と)を示す。信号CDINSWは、同期ウィンドウが開始する1サンプル前にハ イになる信号SET_SWによってリセットされる。CDINSW信号は、ピー ク検出ブロック402によって生成されるSET_CDINSW信号によってセ ットされる。SET_CDINSW信号については後で論じる。信号CDINS Wは、それが次のパケットが開始する前にリセットされるように、信号CAR_ LOSTがハイになることで示される、パケットの終りでキャリアが失われたと きにも、リセットされる。 2B_CE信号によって、2ビット・カウンタ403を増分させることができ る。2B_CE信号は、入力が信号CDINSWおよび信号RX_TCであるA NDゲート905によって生成される。信号RX_TCは、同期ウィンドウの直 後の1サンプルの間ハイになる。したがって、パケット同期プロセスの間に、確 認しきい値ブレークが検出されたことを示す信号CDINSWが同期ウィンドウ の間にセットされた場合、信号RX_TCがハイであるサンプルの間、2ビット ・カウンタ403が1度だけ増分される。 SYNCD信号は、RSフリップ・フロップ903の出力であり、パケット同 期が確立されたときにハイになる。信号SYNCDは、信号2B_CEと、2ビ ット・カウンタ・デコーダ・ブロック404からの信号CNT_TCとを入力と して有するANDゲート906の出力によってセットされる。信号CNT_TC は、パケット同期プロセス中に、必要とされる数よりも1だけ少ない数の確認し きい値ブレークがカウントされたときに、ハイになる。したがって、信号CNT _TCがハイであり、2B_CEが、確認しきい値ブレークが検出されたことを 示すハイになったとき、ANDゲート906の出力は、ハイになり、信号SYN CDを、パケット同期が確立されたことを示すハイにセットする。信号SYNC Dは、パケットの終りでキャリアが失われたときにハイになる信号CAR_LO STによってリセットされる。 制御ブロック401は、パケット同期が確立されたときに1サンプルの間ハイ になる信号SET_SYNCDも生成する。信号SET_SYNCDは、信号S YNCDがハイにセットされたときにハイになるANDゲート906の出力と、 信号SYNCDを反転したものとを入力として有するANDゲート907の出力 である。したがって、信号SET_YNCDは、信号SYNCDがローからハイ にセットされたときに1サンプルの間ハイになる。 2.2ビット・カウンタ・ブロック 2ビット・カウンタ403は、パケット同期プロセスの状態を記録するために 使用される。信号JAMがハイになったとき(すなわち、第1のしきい値ブレー クが発生したとき、あるいは、測定ウィンドウの間に、前の基準点の相関絶対値 よりも大きな相関絶対値をもつしきい値ブレークが発生したとき)、2ビット・ カウンタ403に値1がロードされる。信号JAMは、カウンタの並列イネーブ ル(PE)入力に結合される。2ビット・カウンタ403は、信号2B_CEが 、 確認しきい値ブレークが検出されたことを示すハイになったときに増分する。信 号2B_CEは、カウンタのカウント・イネーブル(CE)入力に結合される。 2ビット・カウンタ403は、パケットの終りでキャリア喪失が検出されたとき にリセットされる。信号CAR_LOSTは、カウンタのリセット(RST)入 力に結合される。2ビット・カウンタ403の出力は、それぞれ、回線425お よび426上の信号Q0およびQ1である。Q0およびQ1は、カウンタの現状 態を表す。 3.2ビット・カウンタ・デコーダ・ブロック 2ビット・デコーダ404は、回線425および426上の2ビット・カウン タ403のQ0出力およびQ1出力をそれぞれ受信し、回線421上のSYNC DCNT信号を受信する。SYNCDCNT信号は、セルからの構成ビットであ り、パケット同期を確立するのにいくつの確認しきい値ブレークが必要とされる かを判定する。現在好ましい実施例では、信号SYNCDCNTが0であるとき 、1つの確認しきい値ブレークが必要とされる。信号SYNCDCNTが1であ るとき、2つの確認しきい値ブレークが必要とされる。2ビット・カウンタ・デ コーダ・ブロック404は、回線415上に信号CNT_TCを、回線422上 で信号CNT_RSTを生成する。信号CNT_TCは、必要な数よりも1だけ 少ない数の確認しきい値ブレークが検出されたことを示す。したがって、信号S YNCDCNTが0である場合、信号CNT_TCは、2ビット・カウンタ40 3のQ0出力およびQ1出力のカウントが1を示したときにハイになる。信号S YNCDCNTが1である場合、信号CNT_TCは、2ビット・カウンタ40 3のQ0出力およびQ1出力のカウントが2を示したときにハイになる。信号C NT_RSTは、2ビット・カウンタ403のQ0出力およびQ1出力のカウン トが、最後のパケットが終了するまでパケット同期プロセスが開始しなかったこ とを意味する0を示したときにハイになる。 4.ピーク検出ブロック ピーク検出ブロック402は、各同期ウィンドウ内の基準点を決定する。ピー ク検出ブロック402は、基準点に基づき、次のデータ・ビット時間用のビット ・タイミングを調整し、データ復号のための相関の方向を記録し、弱ビット検出 のための相関絶対値を記録する。弱ビット検出に関する詳細は、「Error Correc tion in a Spread Spectrum Transceiver」と題する、 に出願された関 連出願第 号を参照されたい。ピーク検出ブロック402は、ビット・タ イミング生成ブロック400内の他のブロックによって使用される制御信号も生 成する。 現在好ましい実施例では、(第11図を参照すると)基準点と、弱ビット検出 のための対応する相関絶対値は、7ビット・レジスタ1101、7ビットgreate r-than比較器1102、ANDゲート1103ないし1107、0Rゲート11 08および1109、1124、XORゲート1125および1126を使用し て決定される。信号SET_SWは、同期ウィンドウが開始する1サンプル前に ハイになり、7ビット・レジスタ1101をリセットさせる。7ビット・レジス タ1101には、ORゲート1109の出力である信号NEW_REFがハイに なったときに現相関絶対値がロードされる。ORゲート1109の出力は、7ビ ット・レジスタ1101の並列イネーブル(PE)入力に結合され、相関絶対値 バス信号CORRABS[0..6]は、7ビット・レジスタ1101のD[0.. 6]入力に結合される。信号NEW_REFは、新しい基準点が決定されたとき にハイになる。したがって、7ビット・レジスタ1101は、現基準点に関連す る相関の絶対値を記憶する。7ビット・レジスタ1101の出力は回線1130 上のバス信号DECABS[0..6]であり、弱ビット検出ブロック112によ って使用される。 以下の条件のどちらかが真になったとき、信号NEW_REFはハイになり、 したがって、新しい相関絶対値が7ビット・レジスタ1101にロードされる。 条件1) 第1のしきい値ブレークが発生する。これは、ORゲート110 8の入力である信号SET_MW1がハイになることで示される。 条件2) 前の基準点の相関絶対値よりも大きな相関絶対値を有するしきい 値ブレークが測定ウィンドウの間に発生する。この条件は、信号MWおよび信号 PK_CDを入力として有するANDゲート1107の出力がハイになることに よって示される。信号MWは測定ウィンドウの間ハイである。信号PK_CDは 、信号CDおよび信号GTが入力に結合されるANDゲート1104の出力であ る。 信号CDは、しきい値ブレーク(すなわち、キャリア検出)が発生したときにハ イになる。信号GTは、相関絶対値バス信号CORRABS[0..6]をAバス 入力として、7ビット・レジスタ1101の出力をBバス入力として有する7ビ ットgreater-than比較器ブロック1102の出力である。信号GTは、Aバス入 力がBバス入力よりも大きいときはハイである。条件1または条件2が満たされ ている場合、信号JAM(ORゲート1108の出力)はハイである。 条件3) 前の基準点の相関絶対値よりも大きな相関絶対値を有するしきい 値ブレークが同期ウィンドウの間に発生し、パケット同期が確立されていない場 合に、相関の方向が、確立された極正規約に一貫している。この条件は、信号P K_CDおよびANDゲート1105の出力を入力として有するANDゲート1 106の出力である信号SET_CDINSWがハイになることによって示され る。上述のように、信号PK_CDは、前の基準点の相関絶対値よりも大きな相 関絶対値をもつしきい値ブレークが発生したときにハイになる。ANDゲート1 105は、信号SWおよびORゲート1124の出力を入力として有する。信号 SWは、同期ウィンドウの間ハイである。ORゲート1124の入力は、信号S YNCDおよびXORゲート1125の出力に結合されている。信号SYNCD は、パケット同期が確立され、したがって、条件3の一部を満たしている場合は ハイである。SYNCDがローである場合、条件3の一部を満たすにはXORゲ ート1125の出力がハイでなければならない。ORゲート1125の出力は、 現相関の方向が極性規約に一貫している場合はハイである。極性規約は、XOR ゲート1125の入力として結合される信号POLによって示される。信号PO Lがローである場合、確認しきい値ブレークがカウントされるのは、極性ウィン ドウの間に上向き相関が発生した場合、または、極性ウィンドウの外側で下向き 相関が発生した場合だけである。上向き相関は、CORRSGNがローになるこ とによって示され(下向き相関は、CORRSGNがハイになることによって示 される)、信号PWは極性ウィンドウの間ハイであり、したがって、上記の2つ の場合のいずれにおいても、XORゲート1126の出力はハイである。信号P OLがローであるとき、XORゲート1125の出力はハイである。信号POL がハイである場合、確認しきい値ブレークがカウントされるのは、極性ウィンド ウの間に下向き相関が発生した場合、または、極性ウィンドウの外側で上向き相 関が発生した場合だけである。いずれの場合も、XORゲート1126の出力は ローである。信号POLの出力がハイであるので、XORゲート1125の出力 はハイである。 条件4) 同期ウィンドウの中央サンプルが活動状況であり、同期ウィンド ウの間に確認しきい値ブレークが発生していない。この条件は、信号MID_S Wと、信号CDINSWを反転したものが入力として結合されるANDゲート1 103の出力がハイになることによって示される。信号MID_SWは、ウィン ドウ・ブロック407から生成され、同期ウィンドウの中央サンプルの間ハイで ある。信号CDINSWは、制御ブロック401から生成され、同期ウィンドウ で確認しきい値ブレークが発生していない場合はローである。 NEW_REFがハイであるとき、新しい基準点の間に、1ビット・レジスタ 1123に相関の方向がロードされる。信号NEW_REFは、1ビット・レジ スタ1123の並列イネーブル(PE)入力に結合され、信号CORRSGNは D入力に結合される。1ビット・レジスタ1123の出力は、データ・デコーダ ・ブロック111によって使用される信号DECSGNである。 ピーク検出ブロック402は、基準点の位置に基づいてビット・タイミングの 調整を制御する。これは、4ビット・カウンタ1120、4ビット・カウンタ・ ロード値ブロック1119、ANDゲート1122、およびORゲート1110 と1114を、8ビット・カウンタ406および8ビット・ダウン・カウンタ・ ロード値ブロック405と共に使用して行われる。信号NEW_REFがハイに なると、4ビット・カウンタ・ロード値ブロック1119の入力上の値が4ビッ ト・カウンタ1120にロードされる。4ビット・カウンタ・ロード値ブロック 1119は、信号JAMおよび8ビット・カウンタ406の出力8BQ[0..7 ]を入力として受信するように結合されている。4ビット・カウンタ・ロード値 ブロック1119は、4ビット・カウンタ1120のD[0..3]に結合される 出力信号4BD[0..3]を生成する。 信号JAMががハイになると、4ビット・カウンタ・ロード値ブロック111 9は、4BD[0..3]上で値8を生成する。信号JAMがローになると、4ビ ット・カウンタ・ロード値ブロック1119は8BQ[0..7]の最下位4ビッ トを4BD[0..3]に渡す。信号NEW_REFは、4ビット・カウンタ11 20の並列イネーブル(PE)入力に結合され、そのため、新しい基準点が決定 されると、4BD[0..3]の値がロードされる。 4ビット・カウンタ1120のカウント・イネーブル(CE)入力は、AND ゲート1122の出力に結合されている。ANDゲート1122は、信号SWを 反転したものと、信号4B_TCを反転したものを入力として有する。信号SW は同期ウィンドウの間ハイである。信号4B_TCは、4ビット・カウンタ11 20の最終カウントが15であるときはハイである。したがって、4ビット・カ ウンタ1120は、信号SWがローであり、4ビット・カウンタ1120のカウ ントが15に達していないときにカウントをイネーブルされる。 第12A図を参照すると、一例として、信号JAMがハイになると、信号NE W_REFもハイになり、4ビット・カウンタ1120に値8がロードされる。 信号JAMがハイになった後、信号SWは約1ビット時間の間ハイにならない。 したがって、4ビット・カウンタ1120は、カウントをイネーブルされ、信号 4B_TCは、信号JAMがハイになってから7サンプル後にハイになる。 第12B図を参照すると、同期ウィンドウの間に信号NEW_REFがハイに なった場合、8ビット・カウンタ値8BQ[0..7]の最下位4ビットが4ビッ ト・カウンタ1120にロードされる。現在好ましい実施例では13サンプル幅 である同期ウィンドウの間、8BQ[0..7]は順次、13から1までの値をと る。したがって、基準点が同期ウィンドウの中央サンプルの1サンプル前に発生 した場合、4ビット・カウンタ1120に値9がロードされる。次いで、信号S Wがローになった(かつ信号4B_TCがローになった)ときに4ビット・カウ ンタ1120がカウントをイネーブルされるので、信号4B_TCは、同期ウィ ンドウが終了してから6サンプル後にハイになる。 信号4B_TCは、8ビット・ダウン・カウンタ406のカウント・イネーブ ル(CE)入力に結合される信号8B_CEを生成するために使用される。OR ゲート1114の出力である信号8B_CEは、SWがハイであり、あるいは信 号4B_TCがハイであるときにハイである。ORゲート1110の出力である 信号8B_PEは、信号JAMがハイであり、あるいは信号RX_TCがハイで あるときにハイである。8ビット・ダウン・カウンタ406の動作を以下で論じ る。 ピーク検出ブロック402は、制御ブロック401に結合され、極性信号PO Lを切り替えるために使用される信号T0G_POLも生成する。信号TOG_ POLは、信号RX_TCおよび信号EN_TOGが入力に結合されるANDゲ ート1111の出力である。信号RX_TCは、同期ウィンドウが終了した後、 1サンプルの間ハイになる。信号EN_TOGは、SRフリップ・フロップ11 12の出力である。信号EN_TOGは、ORゲート1118の出力によってリ セットされる。ORゲート1118の一方の入力によって、同期ウィンドウが開 始する1サンプル前に信号SET_SWがハイになったときに、信号EN_TO Gがリセットされる。信号EN_TOGは次いで、新しい基準点が極性ウィンド ウ(PW)の内側であるか、それとも外側であるかに応じて、同期ウィンドウの 間に、信号SET_CDINSW(前述)がハイになったときにセットあるいは リセットされる。新しい基準点が極性ウィンドウの内側にある場合(信号PWは ハイである)、ANDゲート1117の出力はハイであり、信号EN_TOGが リセットされる。新しい基準点が極性ウィンドウの外側にある場合(信号PWは ローである)、ANDゲート1116の出力はハイであり、信号EN_TOGが セットされる。したがって、信号TOG_POLが同期ウィンドウの1サンプル 後にハイになるのは、基準点が同期ウィンドウの外側に位置する場合だけである 。信号EN_TOGは、パケットの終りでキャリアが失われたときにも信号CA R_LOSTによってリセットされる。 5.8ビット・カウンタ・ロード値ブロック 8ビット・カウンタ・ロード値ブロック405は、回線422上の信号JAM および回線439上の信号8B_CEを入力として受信し、回線442上で8ビ ット出力8BD[0..7]を生成する。信号JAMがハイであるとき、8ビット 出力8BD[0..7]は199(10進)である。信号JAMがローであるとき 、8BD[0..7]の値は信号8B_CEの状態に依存する。信号8B_CEが ハイである場合、8BD[0..7]の値は199(10進)である。信号8B_ C Eがローである(かつ、JAMがローである)場合、8BD[0..7]上の値は 192(10進)である。8BD[0..7]出力は、8ビット・ダウン・カウン タ406のD[0..7]入力に結合される。8ビット・ダウン・カウンタについ て以下で論じる。 6.8ビット・ダウン・カウンタ・ブロック 8ビット・ダウン・カウンタ406は、各ビット時間において妥当な数のサン プルをカウントするために使用される。現在好ましい実施例では、各ビット時間 は平均で200個のサンプルを含む。パケットを受信する際、基準点の位置に応 じて、ビット時間当たりサンプル数が200個よりも多く、あるいは少なくなる ように調整することができる。現在好ましい実施例では、サンプルの数は、通常 のビット時間当たり200サンプルよりも最大6サンプル多く、あるいは少なく なるように調整することができる。 8ビット・ダウン・カウンタ406は、ピーク検出ブロック402から並列イ ネーブル(PE)入力への回線438上の信号8B_CE、8ビット・カウンタ ・ロード値ブロック405から8ビット・ダウン・カウンタ入力D[0..7]入 力への回線442上の信号8BD[0..7]、ピーク検出ブロック402から8 ビット・ダウン・カウンタのカウンタ・イネーブル(CE)入力への回線439 上の信号8B_CE、8ビット・ダウン・カウンタのクロック(CLK)入力へ の回線420上のクロックRXCLKの各入力を受信する。8ビット・ダウン・ カウンタ406は、回線428上の8BQ[0..7]上でそのカウンタ値を出力 する。 トランシーバが現在、パケットを受信していないとき、ピーク検出ブロック4 02の4ビット・カウンタ1120が最終カウントであるので信号8B_CEは ハイである。この場合、8BD[0..7]上の値は199(10進)である。ト ランシーバが現在、パケットを受信していないとき、信号8B_PEがハイにな るのは、信号PX_TCがハイになったときだけである。信号RX_TCは、8 ビット・ダウン・カウンタ406のカウントが0であるときはハイである。した がって、8ビット・ダウン・カウンタ406は、パケットを受信していない際、 199から0までカウント・ダウンし、その時点で、199を再ロードされ、ビ ット時間当り200サンプルを与える。 パケット同期の間に信号JAMがハイになると、信号8B_PEがハイになり 、8BD[0..7]上の値は199(10進)になる。したがって、8ビット・ ダウン・カウンタ406に199がロードされる。しかし、第12A図に示した ように、信号8B_CEは、信号JAMがハイであるサンプルから7サンプル後 まで活動状況にならない。したがって、8ビット・ダウン・カウンタ406は、 信号JAMがハイであるサンプルから7サンプル後に199からカウント・ダウ ンを開始する。この結果、信号JAMがハイであるサンプルから丁度200サン プル後に次の同期ウィンドウの中央サンプル(8ビット・カウンタ406のカウ ントが7であるときにハイである)が発生する。 同期ウィンドウの後に信号RX_TCがハイになると、信号8B_PEがハイ になり、信号8B_CEがローになる。この場合、8ビット・ダウン・カウンタ 406に値192(10進)がロードされる。第12B図を参照すると、8ビッ ト・ダウン・カウンタは、ピーク検出ブロック402の4ビット・カウンタ11 20が最終カウントに達した(信号4B_TCがハイになった)ときに192か らカウント・ダウンを開始することをイネーブルされる。したがって、第12B 図の例では、同期ウィンドウの第5サンプルで基準点が発生した場合、8ビット ・ダウン・カウンタ406は、RX_TCがハイであったサンプルから5サンプ ル後に、192からカウント・ダウンを開始する。この結果、次のビット時間の 長さが198サンプルになり、次の同期ウィンドウの中央サンプルが、基準点か ら200サンプル後に発生する。 7.ウィンドウ・ブロック ウィンドウ・ブロック407は、回線422上のピーク検出ブロック402か らのJAM信号、回線414上の制御ブロック401からのSYNCD信号、回 線413上の制御ブロック401からのSET_SYNCD、2ビット・カウン タ・デコーダ404からのCNT_RST信号、回線430上のCD信号、回線 428上の8ビット・ダウン・カウンタ406からの8BQ[0..7]出力、お よび回線420上のRXCLK信号を受信する。ウィンドウ・ブロック407は 、これに応答して、回線416でSET_SW信号を、回線417上でRX_T C 信号を、回線431上でSW信号を、回線432上でMW信号を、回線433上 でSET_MW1信号を、回線434上でPW信号を、回線435上でMIDS W信号をそれぞれ生成する。 ウィンドウ・ブロック407は、ビット・タイミングを生成するための様々な ウィンドウ(すなわち、周期)を生成する。ウィンドウ・ブロック407の論理 機構は、8ビット・カウンタ406からの回線428上の8BQ[0..7]上の 値を復号し、いつウィンドウを生成すべきかを判定する。 測定ウィンドウ(MW)、同期ウィンドウ(SW)、極性ウィンドウ(PW) 、信号SET_SW、および信号MID_SWが生成されるのは、パケットを受 信したときだけである。言い換えると、MW、SW、およびPWと、SET_S W信号およびMID_SW信号は、最初にしきい値ブレークを発生させた相関の 後、キャリアが失われるまで生成される。現在好ましい実施例では、この条件は 信号CNT_RSTがローになり、信号SYNCDがハイになることによって示 される。 第13図は、現在好ましい実施例用のウィンドウ・ブロック407によって生 成される様々なウィンドウおよび信号用のタイミングを示す。信号SET_SW は、8BQ[0..7]のカウントが14を示したときにハイになる。信号SWは 、8BQ[0..7]のカウントが13ないし1(13および1も含む)を示した ときにハイになる。信号PWは、8BQ[0..7]のカウントが9ないし5(9 および5も含む)を示したときにハイになる。信号MID_SWは、8BQ[0 ..7]のカウントが7を示したときにハイになる。信号RX_TCは、8BD[ 0..7]のカウントが0を示したときにハイになる。信号MWは、信号JAMが ハイになることによって信号MWが開始あるいは再開されてから96μsの間ハ イになり、8BQ[0..7]のカウントが15を示したときに終了する。また、 パケット同期が確立されるまで、信号MWは、サンプル0での信号RX_TCの 後、サンプル15までハイになる。ウィンドウ・ブロック407は、信号CDが ハイになり、信号CNT_RSTがハイになり、信号SYNCDがローになるこ とによって示されるように、パケットの最初のしきい値ブレークが発生したとき に1サンプルの間ハイになる信号SET_MW1を生成する。 当業者には、前記の説明を読んだ後に本発明の多数の修正が明らかになること が間違いないが、一例として図示し説明した特定の実施例が、限定とみなすべき ものではないことを理解されたい。したがって、好ましい実施例の詳細の引用は 、本発明に重要であるとみなされる特徴だけを記載した請求の範囲を制限するも のではない。 したがって、スプレッド・スペクトル通信システムにおいてデータを回復する 方法および手段について説明した。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年6月27日 【補正内容】 補正請求の範囲 1. スプレッド・スペクトル通信システムでデータを回復する方法において、 以前の回復されたデータから1ボー時間の位置に生成される相関値を包含する ように設定された第1周期を形成するステップと、 前記第1周期中に発生する第2周期を形成するステップと、 第1周期内のピーク相関値と、ピーク相関値が発生する第1周期内の時点とを 判定するステップと、 ピーク相関の方向と、ピークが第2周期内で発生したかどうかに応じてデータ を復号するステップとを含み、ピーク相関が第1の方向である場合、あるいはピ ーク相関が第1周期内で発生したが、第2周期の外側であり、かつピーク相関が 第2の方向である場合にデータが第1論理状態で復号され、ピーク相関が第2周 期内で発生しており、かつピーク相関が第2の方向である場合、あるいは、ピー ク相関が第1周期内で発生したが、第2周期の外側であり、かつピーク相関が第 1の方向である場合にデータが第2の論理状態で復号され、 その後、ピーク相関から1ビット時間の位置にあるデータが前記第1周期内に 入るように第1および第2周期が設定され、データが連続的に回復されることを 特徴とする方法。 2. 第1周期が、回復された前のデータから1ビット時間の位置にセンタリン グされることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3. 第2周期が、所定のしきい値ブレークを発生させるように第1相関値から 1ビット時間の位置にある周期を包含するように与えられることを特徴とする請 求項1に記載の方法。 4. データがピーク相関の方向とピーク相関の位置に応じて復号されるのが、 ピーク相関が所定のしきい値よりも大きなしきい値から成る場合だけであること を特徴とする請求項2に記載の方法。 5. 所定の相関値が、第2周期の中央で発生する相関値であることを特徴とす る請求項4に記載の方法。 6. スプレッド・スペクトル通信システムにおいてデータを回復する方法にお いて、 回復された前のデータから1ボー時間の位置に生成される相関値を包含するよ うに設定された第1周期を形成するステップと、 前記第1周期中に発生する第2周期を形成するステップと、 第1周期内のピーク相関値と、ピーク相関値が発生する第1周期内の時点とを 判定するステップと、 ピーク相関が所定のしきい値以上である場合、データが、相関値と、第1周期 中の所定の相関値の相対位置に応じて復号されるように、ピーク相関が所定のし きい値よりも大きなしきい値から成る場合だけ、ピーク相関の方向とピーク相関 の位置に応じてデータを復号するステップとを含み、ピーク相関が所定のしきい 値よりも大きなしきい値から成る場合、ピーク相関が第2周期内で発生しており 、かつピーク相関が第1の方向である場合、あるいは、ピーク相関が第1周期内 で発生したが、第2周期の外側であり、かつピーク相関が第2の方向である場合 にデータが第1の論理状態で復号され、ピーク相関が第2周期内で発生しており 、かつピーク相関が第2の方向である場合、あるいは、ピーク相関が第1周期内 で発生したが、第2周期の外側であり、かつピーク相関が第1の方向である場合 にデータが第2の論理状態で復号されるように、 その後、ピーク相関から1ビット時間の位置にあるデータが前記第1周期内に 入るように第1および第2周期が設定され、データが連続的に回復されることを 特徴とする方法。 7.様々な通信媒体を介してディジタル情報を送受信するトランシーバにおいて 、 他のトランシーバに送信するためのスプレッド・スペクトル信号を生成する送 信機手段と、 スプレッド・スペクトル信号からデータを回復する受信機手段とを備え、前記 受信機手段が、 回復された前のデータから1ビット時間の位置で生成される相関値を包含する ように設定された第1周期を形成する手段と、 前記第1周期中に発生する第2周期を形成する手段と、 第1周期内のピーク相関値と、ピーク相関値が発生する第1周期内の時点とを 判定する手段と、 ピーク相関が第2周期内で発生しており、かつピーク相関が第1の方向である 場合、あるいは、ピーク相関が第1周期内で発生したが、第2周期の外側であり 、かつピーク相関が第2の方向である場合にデータが第1の論理状態で復号され 、ピーク相関が第2周期内で発生しており、かつピーク相関が第2の方向である 場合、あるいは、ピーク相関が第1周期内で発生したが、第2周期の外側であり 、かつピーク相関が第1の方向である場合にデータが第2の論理状態で復号され るように、ピーク相関の方向と、ピークが第2周期内で発生したかどうかに応じ てデータを復号する手段と を備え、ピーク相関から1ビット時間の位置にあるデータが前記第1周期内に 入るように第1および第2周期が設定され、データが連続的に回復されることを 特徴とするトランシーバ。 8. 第2周期が、第1周期内で発生するように与えられることを特徴とする請 求項7に記載のトランシーバ。 9. 第1周期が、回復された前のデータから1ビット時間の位置にセンタリン グされることを特徴とする請求項7に記載のトランシーバ。 10. 第2周期が、所定のしきい値ブレークを発生させるように第1相関値か ら1ビット時間の位置にある周期を包含するように与えられることを特徴とする 請求項7に記載のトランシーバ。 11. 受信機への通信チャネル上でデータを送信する方法において、 複数のスプレッド・スペクトル信号を生成するステップと、 通信チャネルに信号を与えるステップと、 通信チャネルから受信機で信号を受信するステップと、 相関手段と、復号された前のデータ・ビットから1ビット時間の位置にセンタ リングされ、さらに、第2周期が第1周期よりも短い、第1および第2周期とを 使用してどの信号を復号すべきかを決定するステップと、 ピーク相関が所定のしきい値よりも大きなしきい値から成る場合、ピーク相関 が第2周期内で発生しており、かつピーク相関が第1の方向である場合、あるい は、ピーク相関が第1周期内で発生したが、第2周期の外側であり、かつピーク 相関が第2の方向である場合にデータが第1の論理状態で復号され、ピーク相関 が第2周期内で発生しており、かつピーク相関が第2の方向である場合、あるい は、ピーク相関が第1周期内で発生したが、第2周期の外側であり、かつピーク 相関が第1の方向である場合にデータが第2の論理状態で復号されるように、第 1周期内のピーク相関が第2周期内で発生したかどうかに応じて信号を復号する ステップと を含むことを特徴とする方法。 12. 様々な通信媒体を介してディジタル情報を送受信するための集積回路に おいて、 他のトランシーバに送信するためのスプレッド・スペクトル信号を生成する送 信機手段と、 スプレッド・スペクトル信号からデータを回復する受信機手段とを備え、前記 受信機手段が、 回復された前のデータから1ビット時間の位置にセンタリングされた第1周期 を提供する手段と、 回復された前のデータから1ビット時間の位置にセンタリングされ、第1周期 よりも短い、第2周期を与える手段と、 第1周期内のピーク相関値と、ピーク相関値が発生する第1周期内の時点とを 判定する手段と、 ピーク相関が第2周期内で発生しており、かつピーク相関が第1の方向である 場合、あるいは、ピーク相関が第1周期内で発生したが、第2周期の外側であり 、かつピーク相関が第2の方向である場合にデータが第1の論理状態で復号され 、ピーク相関が第2周期内で発生しており、かつピーク相関が第2の方向である 場合、あるいは、ピーク相関が第1周期内で発生したが、第2周期の外側であり 、かつピーク相関が第1の方向である場合にデータが第2の論理状態で復号され るように、ピーク相関の方向と、ピークが第2周期内で発生したかどうかに応じ てデータを復号する手段 とを備え、ピーク相関から1ビット時間の位置にあるデータが前記第1周期内に 入るように第1および第2周期が設定され、データが連続的に回復されることを 特徴とするトランシーバ。 13. さらに、回復された前のデータが、最初に回復されたデータ・ビットで あるとき、第1周期が発生する前に、前記前のデータの後で第3の周期を生成し 、第3周期内で発生した相関値のうちで、最初に回復されたデータ・ビットに関 連する相関値よりも大きいものがあるかどうかを判定する手段を備え、第3周期 が終了しない限り第1周期が再開されないように、最初に回復されたビットに関 連する相関値よりも大きな相関値が発生した場合、第3周期が再開されることを 特徴とする請求項12に記載の回路。 14. 第3周期が、1ビット時間よりもわずかに短い間だけ持続することを特 徴とする請求項13に記載の回路。 15. 第3周期の後に開始した第1周期中のピーク相関が所定のレベルに達し ない場合、第3周期が終了しない限り第1周期が再開されないように、前記手段 が他の第3周期を生成することを特徴とする請求項13に記載の回路。 16. ピーク相関が前記第2周期内で発生したが、第2周期の中央では発生し なかった場合、次のデータを復号するための第1および第2周期が、ピークが発 生した第2周期中の位置から1ビット時間の位置にセンタリングされるようにシ フトされることを特徴とする請求項12に記載の回路。 17. データ復号が、トランシーバの極性規約を使用して行われることを特徴 とする請求項12に記載の回路。 18. スプレッド・スペクトル通信システムにおいてデータを回復する方法に おいて、 回復された前のデータから1ボー時間の位置に生成される相関値を包含するよ うに設定された第1周期を与えるステップと、 前記第1周期の間に発生する第2周期を与えるステップと、 第1周期内のピーク相関値と、ピーク相関値が発生した第1周期内の時点とを 判定するステップと、 ピーク相関の方向と、ピーク相関が第2周期内で発生したかどうかに応じて、 ピーク相関が第2周期内で発生しており、かつピーク相関が第1の方向である場 合、あるいは、ピーク相関が第1周期内で発生したが、第2周期の外側であり、 かつピーク相関が第2の方向である場合にデータが第1の論理状態で復号され、 ピーク相関が第2周期内で発生しており、かつピーク相関が第2の方向である場 合、あるいは、ピーク相関が第1周期内で発生したが、第2周期の外側であり、 かつピーク相関が第1の方向である場合にデータが第2の論理状態で復号され、 それによって、復号済みデータが生成されるようにするステップと、 ピーク相関の方向と、ピーク相関が第2周期内で発生したかどうかと、システ ム中の極性規約に応じてデータが復号されるように、システム中の極性規約に応 じて復号済みデータの論理状態を修正するステップとを含み、 その後、第1および第2周期が、ピーク相関から1ビット時間の位置のデータ が前記第1周期に入り、データが連続的に回復されるように発生するように設定 されることを特徴とする方法。 19. 修正ステップが、極性規約が所定の状態である場合だけ復号済みデータ の論理状態を反転させることを含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。 20. 修正ステップが、復号済みデータを修正すべきかどうかを判定するため に所定の信号の状態を評価するステップを含むことを特徴とする請求項18に記 載の方法。 21. スプレッド・スペクトル通信システムにおいてデータを回復する方法に おいて、 それぞれ、それぞれ複数のローブを含む複数のデータ・ビットを有する通信信 号を受信するステップと、 通信信号に対してビット同期を達成するステップと、 複数のデータ・ビット間のビット・タイミングを決定するステップと、 複数のデータ・ビットのそれぞれごとに、複数のローブのうちの1つを、ある 周期中のピーク相関値をもたらすものとして識別するステップと、 周期中のピーク相関の位置に応じてデータを復号するステップとを含むことを 特徴とする方法。 22. ビット同期を達成するステップが、所定のしきい値よりも大きな絶対値 を有する少なくとも1つのピーク相関を見つけることを含むことを特徴とする請 求項21に記載の方法。 23. ビット同期を達成するステップが、1ビットのみが受信された後にビッ ト同期が行われるように、所定のしきい値よりも大きな絶対値を有する少なくと も1つのピーク相関を見つけることを含むことを特徴とする請求項21に記載の 方法。 24. さらに、パケット同期を確立するステップを含むことを特徴とする請求 項21に記載の方法。 25. さらに、ビット同期を維持するステップを含むことを特徴とする請求項 21に記載の方法。 26. ビット同期を維持するステップが、周期の中心が前の復号済みデータか ら1ビット時間の位置で発生するように周期をシフトさせるステップを含むこと を特徴とする請求項21に記載の方法。 27. 複数のデータ・ビットがそれぞれ、それに関して相関3つ組が形成され るように、センター・ローブと、センター・ローブにまたがる一対のサイド・ロ ーブとを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。 28. 受信ステップが、ゆがめられている複数のデータ・ビットのうちの少な くとも1つを、2つのローブしか含まないように受信することを含むことを特徴 とする請求項21に記載の方法。 29. さらに、 相関ピークを表す絶対値を生成するステップと、 相関ピークの方向を表す符号表示を生成するステップと、 符号表示と、時間に対するピーク相関の位置とに応じてデータを復号するステ ップと、を含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。 30. 絶対値および符号表示が、受信されたデータ・ビットの波形を表す受信 信号を、予期される受信波形の表現に相関付けることによって生成されることを 特徴とする請求項29に記載の方法。 31. スプレッド・スペクトル通信システムにおいてデータを回復する方法に おいて、 複数のデータ・ビットがそれぞれ、それに関して相関3つ組が形成されるよう に、センター・ローブと、センター・ローブにまたがる一対のサイド・ローブと を含む、複数のデータ・ビットを含む通信信号を受信するステップと、 通信信号に対してビット同期を達成するステップと、 複数のデータ・ビット間のビット・タイミングを決定するステップと、 複数のデータ・ビットのそれぞれごとに、複数のローブのうちの1つを、ある 周期中のピーク相関値をもたらすものとして識別するステップと、 相関ピーク用の絶対値を生成するステップと、 相関ピークの方向を表す符号表示を生成するステップと、 符号表示と、周期中のピーク相関の位置とに応じてデータを復号するステップ とを含むことを特徴とする方法。 32. ビット同期を達成するステップが、所定のしきい値よりも大きな絶対値 を有する少なくとも1つのピーク相関を見つけることを含むことを特徴とする請 求項31に記載の方法。 33. ビット同期を達成するステップが、1ビットのみが受信された後にビッ ト同期が行われるように、所定のしきい値よりも大きな絶対値を有する少なくと も1つのピーク相関を見つけることを含むことを特徴とする請求項31に記載の 方法。 34. さらに、パケット同期を確立するステップを含むことを特徴とする請求 項31に記載の方法。 35. さらに、ビット同期を維持するステップを含むことを特徴とする請求項 31に記載の方法。 36. ビット同期を維持するステップが、周期の中心が前の復号済みデータか ら1ビット時間の位置で発生するように周期をシフトさせるステップを含むこと を特徴とする請求項35に記載の方法。 37. 受信ステップが、ゆがめられている複数のデータ・ビットのうちの少な くとも1つを、2つのローブしか含まないように受信することを含むことを特徴 とする請求項36に記載の方法。 38. 絶対値および符号表示が、受信されたデータ・ビットの波形を表す受信 信号を、予期される受信波形の表現に相関付けることによって生成されることを 特徴とする請求項31に記載の方法。 39. キャリア喪失を検出するステップを含むことを特徴とする請求項31に 記載の方法。 40. キャリア喪失を検出するステップが、所定しきい値を超える相関ピーク が発生しなかった複数の時間間隔を判定するステップを含むことを特徴とする請 求項39に記載の方法。 41. 様々な通信媒体を介してディジタル情報を送受信するトランシーバにお いて、 他のトランシーバに送信するためのスプレッド・スペクトル信号を生成する送 信機手段と、 スプレッド・スペクトル信号からデータを回復する受信機手段とを備え、前記 受信機手段が、 それぞれ、複数のローブを含む、複数のデータ・ビットを含む通信信号を受信 する手段と、 通信信号に対してビット同期を達成する手段と、 複数のデータ・ビット間のビット・タイミングを決定する手段と、 複数のデータ・ビットのそれぞれごとに、複数のローブのうちの1つを、ある 周期中のピーク相関値をもたらすものとして識別する手段と、 周期中のピーク相関の位置に応じてデータを復号する手段とを備えることを特 徴とするトランシーバ。 42. 複数のデータ・ビットがそれぞれ、それに関して相関3つ組が形成され るように、センター・ローブと、センター・ローブにまたがる一対のサイド・ロ ーブとを含むことを特徴とする請求項41に記載のトランシーバ。 43. さらに、 相関ピークを表す絶対値を生成する手段と、 相関ピークの方向を表す符号表示を生成する手段と、 符号表示と、時間に対するピーク相関の位置とに応じてデータを復号する手段 とを備えることを特徴とする請求項42に記載のトランシーバ。 44. 通信チャネル上で受信機にデータを送信する方法において、 複数のスプレッド・スペクトル信号を生成するステップと、 通信チャネルに信号を提供するステップと、 それぞれ、データ・ビット自体に関して相関3つ組が形成されるように、セン ター・ローブと、センター・ローブにまたがる一対のサイド・ローブとを含む、 複数のデータ・ビットを含む信号を通信チャネルから受信機で受信するステップ と、 複数のデータ・ビットのそれぞれごとに、複数のローブのうちの1つを、ある 周期中のピーク相関値をもたらすものとして識別するステップと、 周期中のピーク相関の位置に応じてデータを復号するステップとを含むことを 特徴とする方法。 45. さらに、 相関手段と、前に復号されたデータ・ビットから1ビット時間の位置にセンタ リングされ、さらに、第2周期が第1周期よりも短い、第1および第2周期とを 使用して、信号のどのサンプルを復号すべきかを判定するステップと、 第1周期内のピーク相関が、第2周期内で発生したどうかに応じて信号を復号 するステップとを含むことを特徴とする請求項44に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI H04Q 9/00 301 B 7350−5K (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.スプレッド・スペクトル通信システムにおいてデータを回復する方法におい て、 回復された前のデータから1ボー時間の位置に生成される相関値を包含するよ うに設定された第1周期を提供するステップと、 前記第1周期中に発生する第2周期を提供するステップと、 第1周期内のピーク相関値と、ピーク相関値が発生する第1周期内の時点とを 判定するステップと、 ピーク相関の方向と、ピークが第2周期内で発生したかどうかに応じてデータ を復号するステップとを含み、その後、第1および第2周期が、ピーク相関から 1ビット時間の位置にあるデータが前記第1周期内に入り、データが連続的に回 復されるように発生するように設定されることを特徴とする方法。 2.第1周期が、回復された前のデータから1ビット時間の位置にセンタリング されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.第2周期が、所定のしきい値ブレークを発生させるように第1相関値から1 ビット時間の位置にある周期を包含するように与えられることを特徴とする請求 項1に記載の方法。 4.データがピーク相関の方向とピーク相関の位置に応じて復号されるのが、ピ ーク相関が所定のしきい値よりも大きなしきい値から成る場合だけであることを 特徴とする請求項2に記載の方法。 5.所定の相関値が、第2周期の中央で発生する相関値であることを特徴とする 請求項4に記載の方法。 6.スプレッド・スペクトル通信システムにおいてデータを回復する方法におい て、 回復された前のデータから1ボー時間の位置に生成される相関値を包含するよ うに設定された第1周期を提供するステップと、 前記第1周期中に発生する第2周期を提供するステップと、 第1周期内のピーク相関値と、ピーク相関値が発生する第1周期内の時点とを 判定するステップと、 ピーク相関が所定のしきい値以下である場合、データが、相関値と、第1周期 中の所定の相関値の相対位置に応じて復号されるように、ピーク相関が所定のし きい値よりも大きなしきい値から成る場合だけ、ピーク相関の方向とピーク相関 の位置に応じてデータを復号するステップとを含み、 その後、第1および第2周期が、ピーク相関から1ビット時間の位置にあるデ ータが前記第1周期内に入り、データが連続的に回復されるように発生するよう に設定されることを特徴とする方法。 7.様々な通信媒体を介してディジタル情報を送受信するトランシーバにおいて 、 他のトランシーバに送信するためのスプレッド・スペクトル信号を生成する送 信機手段と、 スプレッド・スペクトル信号からデータを回復する受信機手段とを備え、前記 受信機手段が、 回復された前のデータから1ビット時間の位置で生成される相関値を包含する ように設定された第1周期を提供する手段と、 前記第1周期中に発生する第2周期を提供する手段と、 第1周期内のピーク相関値と、ピーク相関値が発生する第1周期内の時点とを 判定する手段と、 ピーク相関の方向と、ピークが第2周期内で発生したかどうかに応じてデータ を復号する手段とを備え、その後、第1および第2周期が、ピーク相関から1ビ ット時間の位置にあるデータが前記第1周期内に入り、データが連続的に回復さ れるように発生するように設定されることを特徴とするトランシーバ。 8.第2周期が、第1周期内で発生するように与えられることを特徴とする請求 項1に記載のトランシーバ。 9.第1周期が、回復された前のデータから1ビット時間の位置にセンタリング されることを特徴とする請求項1または2に記載のトランシーバ。 10.第1周期が、所定のしきい値ブレークを発生させるように第1相関値から 1ビット時間の位置にある周期を包含するように与えられることを特徴とする請 求項1に記載のトランシーバ。 11.受信機への通信チャネル上でデータを送信する方法において、 複数のスプレッド・スペクトル信号を生成するステップと、 通信チャネルに信号を与えるステップと、 通信チャネルから受信機で信号を受信するステップと、 相関手段と、復号された前のデータ・ビットから1ビット時間の位置にセンタ リングされ、さらに、第2周期が第1周期よりも短い、第1および第2周期とを 使用してどの信号を復号すべきかを決定するステップと、 第1周期内のピーク相関が第2周期内で発生したかどうかに応じて信号を復号 するステップとを含むことを特徴とする方法。 12.様々な通信媒体を介してディジタル情報を送受信するための集積回路にお いて、 他のトランシーバに送信するためのスプレッド・スペクトル信号を生成する送 信機手段と、 スプレッド・スペクトル信号からデータを回復する受信機手段とを備え、前記 受信機手段が、 回復された前のデータから1ビット時間の位置にセンタリングされた第1周期 を提供する手段と、 回復された前のデータから1ビット時間の位置にセンタリングされ、第1周期 よりも短い、第2周期を与える手段と、 第1周期内のピーク相関値と、ピーク相関値が発生する第1周期内の時点とを 判定する手段と、 ピーク相関の方向と、ピークが第2周期内で発生したかどうかに応じてデータ を復号する手段を備え、その後、第1および第2周期が、ピーク相関から1ビッ ト時間の位置にあるデータが前記第1周期内に入り、データが連続的に回復され るように発生するように設定されることを特徴とするトランシーバ。 13.さらに、回復された前のデータが、最初に回復されたデータ・ビットであ るとき、第1周期が発生する前に、前記前のデータの後で第3の周期を生成し、 第3周期内で発生した相関値のうちで、最初に回復されたデータ・ビットに関連 する相関値よりも大きいものがあるかどうかを判定する手段を備え、第3周期が 終了しない限り第1周期が再開されないように、最初に回復されたビットに関連 する相関値よりも大きな相関値が発生した場合、第3周期が再開されることを特 徴とする請求項12に記載の回路。 14.第3周期が、1ビット時間よりもわずかに短い間だけ持続することを特徴 とする請求項13に記載の回路。 15.第3周期の後に開始した第1周期中のピーク相関が所定のレベルに達しな い場合、第3周期が終了しない限り第1周期が再開されないように、前記手段が 他の第3周期を生成することを特徴とする請求項13に記載の回路。 16.ピーク相関が前記第2周期内で発生したが、第2周期の中央では発生しな かった場合、次のデータを復号するための第1および第2周期が、ピークが発生 した第2周期中の位置から1ビット時間の位置にセンタリングされるようにシフ トされることを特徴とする請求項12に記載の回路。 17.データ復号が、トランシーバの極性規約を使用して行われることを特徴と する請求項12に記載の回路。
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