JPH08507094A - ポリマー物品の製造に用いる材料 - Google Patents

ポリマー物品の製造に用いる材料

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Abstract

(57)【要約】 少なくとも一部が、約45〜約56重量%の水和レベルを有するヒドロゲル材料から製造され、このヒドロゲルが、ソルボリシスおよび水和可能でありこの間約−7〜約+7%の線膨張を受けるコポリマー系であるキセロゲルから形成されたポリマー物品を開示する。このポリマー物品は、グリセリルアクリレート、メタクリレートおよびエタクリレートのジクロロ酢酸エステルを含むコポリマー系および1種以上のこのようなソルボリシス可能な基を有しない相溶性エチレン系不飽和モノマーから成る。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリマー物品の製造に用いる材料 発明の背景 発明の分野 本発明は、眼病用装置において用いられるポリマーヒドロゲル材料の製造並び に、キセロゲルおよびヒドロゲル状態のポリマー材料自体に関する。 従来の技術 ヒドロゲル材料は、ソフトコンタクトレンズとして一般に知られている物品の 製造において一般的に用いられている。ヒドロゲル材料は専門的化学の特定の領 域にあり、材料は若干の独特な特性を示す。一般に、ヒドロゲル材料は、キセロ ゲル状態で形成したコポリマー系であり、ここでこれらは強力に架橋された材料 である。キセロゲルは水の存在下で水和し、ヒドロゲル状態となるように変化を 受ける。水和することにより、形成したポリマー組成物は水を含み、従って、水 和前のポリマー組成物と比較して柔軟性および可撓性が増大する。 しかし、キセロゲルの水和において、材料(ポリマー)は若干の物理的変化を 受ける。特に、キセロゲル材料が水和する際には、ポリマーは顕著に膨張/膨潤 する(即ち容積が増加する)。膨張の正確な量は若干の要因、例えばポリマーの 性質および親水性、架橋の程度等に依存する。 コンタクトレンズにおいて用いられる既知のヒドロゲル材料の大部分は構造上 架橋されており、これにはコンタクトレンズにおいて用いられるヒドロゲル組成 物中の一般的成分であるヒドロキシエチルメタクリレートに基づくヒドロゲル材 料が含まれる。従って、機械加工(例えば旋盤加工、切断等)を除いて、これら の材料は重合後に再成形することはできない。さらに、これらのポリマー材料は キセロゲル状態で流し込まれ、水和した後には柔軟かつ可撓性となり、これらの 材料の機械加工は困難になる。従って、ポリマー物品の最終的形状および他の物 理的特性は、キセロゲル状態の間に、即ちソルボリシスおよび水和の前に形成す るのが好ましい。 前に述べたように、ポリマーの寸法は水和することにより変化する。従って、 水和した製品の適正な寸法が製品の適切な性能のために必須であるコンタクトレ ンズおよび他の眼病用装置の場合には、水和の間に発生する容積変化を、キセロ ゲル状態でポリマー材料を形成/成形する際に計算に入れておかなければならな い。容積変化が水和により増加するに従って、キセロゲル状態のポリマー材料を 正確に形成/成形し、従って水和により、形成したヒドロゲル組成物が適切な寸 法を有することが困難となる。 容積変化およびヒドロゲル状態で製品の寸法を正確に予測することができる必 要があることに関する上記した問題に加えて、さらに、あるコンタクトレンズの 設計が、水和による顕著な容積変化を十分に許容しないという問題がある。例え ば、いわゆるサターン(SATURN)(登録商標)レンズは、同心ヒドロゲルスカー トと共に、硬質ガス透過性(RGP)中心部を有する。キセロゲル形態で同心ス カートを有するこのレンズを製造し、ヒドロゲル形態に製造した後に水和させる 。しかし、水和中のスカートの膨張/膨潤により、スカートとRGP中心との境 界に応力が生じ、ヒドロゲルスカートに形状の変化が生じる。これは、RGP材 料が寸法的に安定であり、水和中に、たとえあるとしても膨張をほとんど示さな い一方、スカート材料は膨張を示すからである。従って、2種の材料間で異なる 膨張が発生し、この異なる膨張の結果、上記したように、スカートとRGP中心 との境界に応力が生じ、形状の変化が生じる。 水和の間にポリマー材料の膨潤を補正する必要性は、業界において認識されて いる。例えば、米国特許第4,093,361号明細書には、水和により正味の 容積変化を示さないヒドロゲル材料の製造が記載されている。この場合において 、モノマーの重合は、非反応性水溶性中性充填材の存在下で実施される。重合が 完了した後、中性充填材を溶媒を用いて洗浄除去し、これによりポリマーの水和 のための空間が提供され、この間ヒドロゲルの最終的寸法はキセロゲル状態から 変化しない。しかし、このようにして製造されたポリマーは、パラメータ、例え ば硬度が不十分になり、水和した形成ポリマーの機械的特性(例えばモジュラス 、引裂強さ、最大伸び)はもはや最適ではないという欠点を有する。 さらに、欧州特許出願公開第0 495 603 A1号明細書には、上記し た問題に対する広範囲の解決策を提供する方法が記載されている。特にこの特定 の場合において、ヒドロゲルコポリマー系は、第1の群の2種以上のモノマーお よび第2の群の1種以上のモノマーから形成される。第1の群のモノマーはそれ ぞれ、ソルボリシスにより除去されて水和可能な部分(例えば水酸基)が露出す ることができる1種以上の置換可能な嵩が大きい脱離基を有する一方、第2の群 のモノマーはこれを有しない。 ポリマー形成の後、脱離基は、穏やかな塩基、例えば水酸化アンモニウム水溶 液の存在下で容易に除去され、その後のキセロゲルの水和の間、コモノマー単位 の構成(make-up)および脱離基の大きさを調整することにより、水和の間に生 じる容積変化を約20%の収縮〜40%の膨張に制御することができる。即ち、 ソルボリシス可能な脱離基を有する少なくとも2種の異なるモノマーを用いると 、脱離基の相対的大きさを選択することにより、2種以上のモノマーの互いの相 対量を選択することにより、および第1の群のモノマーの合計量に対する第2の 群のモノマーの量を選択することにより、水和の間の容積変化に関する調整が若 干可能になる。 この点に関して、この文献には、3:1の比率で第1の群のモノマーとしてグ リセリルメタクリレートのトリクロロ酢酸エステルとグリセリルメタクリレート のトリフルオロ酢酸エステルと第2の群のモノマーとしてメチルメタクリレート とを組み合わせて用いると、ソルボリシスおよび水和による容積変化が実質的に なくなることが開示されている。 水和の間の容積変化を制御するこの方法の利点にもかかわらず、それぞれがソ ルボリシス可能な脱離基を含む第1の群の少なくとも2種の異なるモノマーを用 いることは、加工の観点から必ずしも有利とは限らず、第1の群からのそれぞれ のモノマーが互いに、および第2の群のモノマーと相溶性であることが必要であ る。 上記のことから、ソルボリシス可能な脱離基を有する1種のみのモノマーと、 これを有しない1種以上のモノマーとを組み合わせて含むポリマー組成物を提供 するのが望ましい。 また、水和およびソルボリシスにより、脱離基を除去することによる容積の変 化がほとんどないかまたは実質的に全くないヒドロゲルを与え、従って材料およ び特にこの材料を含む複合物品の水和中の応力および変形が最小であるポリマー 組成物を提供するのが望ましい。 さらに、ポリマー組成物が、高い水分(即ち約45〜約56重量%)を有し、 従って形成ポリマーが柔軟かつ可撓性であり、従って特に眼病用装置、例えばコ ンタクトレンズにおいて用いるのに適するのが望ましい。 発明の要約 本発明は、その一部において、少なくとも一部が水和後に約45〜約56重量 %の水分を有し、ヒドロゲル材料がソルボリシスおよび水和により最小の膨張/ 収縮を受けるキセロゲルから誘導されているヒドロゲル材料から製造された、眼 病用装置において用いるのに適切なポリマー物品を提供することを目的とする。 特に、ここに記載したキセロゲル材料のソルボリシスおよび水和中に生じる膨張 /収縮を、約7%を超えない線収縮〜約7%を超えない線膨張に制御する。 本発明の中心は、ここに記載するコポリマー組成物中で1種の特定のソルボリ シス可能かつ水和可能なモノマーを用いることである。特に、1種のソルボリシ ス可能かつ水和可能なモノマーとしてグリセリルアクリレート、メタクリレート またはエタクリレートのトリクロロ酢酸エステルを、約45〜約56重量%の水 和レベルを有し、コポリマー組成物の他のモノマーがソルボリシス可能な成分を 含まないコポリマー組成物中で用いることにより、キセロゲル組成物を、線膨張 の変化により表されるように最小の容積変化を伴ってソルボリシスおよび水和す ることができることが見出された。 驚異的なことに、グリセリルアクリレート、メタクリレートまたはエタクリレ ートのトリクロロ酢酸エステルを、このポリマー材料中で密接に関連するソルボ リシス可能かつ水和可能なモノマーで置き換えることは、線膨張における同一の レベルの最小変化を提供しない。例えば、グリセリルメタクリレートのトリフル オロ酢酸エステルを用いる結果、グリセリルメタクリレートのトリクロロ酢酸エ ステルを用いる際に生じる線膨張と比較して、ソルボリシス/水和中に生じる線 膨張が約6倍増加する。 これに関して、ここでは、線膨張を容積膨張の基準として用いる。その理由は 、 線膨張は容易に測定することができ、ソルボリシスおよび水和によるすべての方 向における膨張が実質的に等しいからである。従って、ここで記載するように制 限された線膨張を有するポリマー組成物は、ソルボリシスおよび水和により受け 入れられる容積変化を有する組成物を規定する。 上記のことから、組成物の観点の1つにおいて、本発明は: (a)約90〜約97重量%の次式I: (式中のRは水素原子、メチル基またはエチル基である)で表されるグリセリル アクリレート、メタクリレートまたはエタクリレートのトリクロロ酢酸エステル ;および (b)約0.5〜10重量%のソルボリシス可能な脱離基を有しない少なくとも 1種の相溶性エチレン系不飽和モノマーを含み、 ソルボリシスおよび水和により、キセロゲル組成物が約45〜約56重量%の 水分を有し、約−7〜約+7%の線膨張を示し、さらに、それぞれの成分の重量 百分率が組成物の合計重量を基準としている キセロゲルコポリマー組成物に関する。 他の組成物の観点において、本発明は、約45〜約56重量%の水分を有し、 ヒドロゲルが、ソルボリシス可能かつ水和可能なコポリマー系であるキセロゲル から形成されており、ソルボリシスおよび水和中に、上記キセロゲル組成物が約 −7〜約+7%の線膨張を受け、上記組成物が、ソルボリシスおよび水和の前に : (a)約90〜約97重量%の次式I: (式中のRは水素原子、メチル基またはエチル基から選択されている)で表され るグリセリルアクリレート、メタクリレートまたはエタクリレートのトリクロロ 酢酸エステル;および (b)約0.5〜10重量%の少なくとも1種の相溶性エチレン系不飽和モノマ ーを含み、上記モノマーはソルボリシス可能な脱離基を有せず これらの各成分の重量百分率は組成物の合計重量を基準としている ヒドロゲルコポリマー組成物に関する。 1つの方法の観点において、本発明は、水和後に約45〜約56重量%の水を 含むキセロゲル材料のソルボリシスおよび水和中に線膨張を約−7〜約+7%に 制御するにあたり: (a)ポリマー組成物を以下のもの: (i)上記式Iで表されるグリセリルアクリレート、メタクリレートまた はエタクリレートのトリクロロ酢酸エステル約90〜約97重量%;および (ii)モノマーがソルボリシス可能な脱離基を有しない少なくとも1種 の相溶性エチレン系不飽和モノマー約0.5〜約10重量% から選択し; (b)上記(a)で選択したポリマーをソルボリシスおよび水和させることを特 徴とする線膨張の制御方法に関する。 好適例において、上記した組成物はさらに、組成物の合計重量を基準として約 0.1〜約5重量%の量で架橋剤を含む。 他の好適例において、本発明のヒドロゲル組成物は約45〜約55重量%の水 を含む。 図面の簡単な説明 図1、2および3は、ここで記載したヒドロゲルポリマー材料を全体的にまた は部分的に含む3種の異なるコンタクトレンズを示す図である。 好適例の詳細な説明 本発明は、眼病用装置において有用である新規なポリマーヒドロゲル材料であ って、この材料が制限された線膨張を示し、従ってキセロゲル材料からヒドロゲ ルへのソルボリシスおよび水和による容積変化が最小である材料に関する。 しかし、本発明をさらに詳細に説明する前に、最初に以下の用語を定義する: 「ヒドロゲルポリマー組成物」とは、ポリマー形成の後に、水で処理した際に 水和可能であり、従ってそれ自体を水に溶解することなく水をポリマーマトリッ クス中に含むことができる、ここに記載するポリマー組成物をいう。代表的に、 水を包含させることは、ポリマー組成物を水溶液中に十分な時間浸漬して、ポリ マー組成物の合計重量を基準として約45〜約56重量%、好ましくは約48〜 約53重量%の水をポリマー組成物中に含ませることにより実施する。 「乾燥ポリマー組成物」とは、水を加えずに形成した組成物をいい、ここでポ リマー組成物中のすべての水は、代表的には、ポリマー組成物を製造するのに用 いる1種以上の試薬中に存在する微小量の水分によるものであり、このような水 分は代表的にはポリマー組成物全体の1重量%より少量であり、好ましくは0. 1重量%より少量である。また、このような組成物を「キセロゲルポリマー組成 物」と呼ぶ。 「ソルボリシス可能」または「ソルボリシス可能な脱離基」は、求核性化学種 、例えば水中の水酸化物イオンまたは弱塩基例えばアンモニアまたは有機アミン あるいはC1〜C4アルコールの存在下で開裂してカルボキシル基含有化合物およ びアルコールとなることができる基を示すのに用いられる。好ましくは、ソルボ リシス可能な基は、温和なソルボリシス条件下、例えばpHが7より大きく約1 2より小さく、温度が約60℃より低い水溶液中でソルボリシスすることができ る。このようなソルボリシス可能な脱離基は業界においてよく知られており、こ のようなソルボリシス可能な脱離基は、例えば欧州特許出願公開第0 495 603 A1号明細書および米国特許第4,638,040号明細書中に列挙さ れており、これらの両方の全体を参照としてここに包含する。 「ソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチレン系不飽和モノマー」と は、ソルボリシス可能な脱離基を有せず、上記式Iで表されるグリセリルアクリ レート、メタクリレートまたはエタクリレートのトリクロロ酢酸エステルとのポ リマー形成に関係して、ソルボリシスおよび水和の後に眼病用装置に用いるのに 適するポリマー組成物を提供することができるモノマーをいう。即ち、ヒドロゲ ルポリマーは可視光線を透過することができるように透明である。 ここで記載するポリマー組成物に用いられる特定のソルボリシス可能な脱離基 を有しない相溶性エチレン系不飽和モノマーは臨界的ではなく、適切なこのよう な群には、例えば、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、トリフルオロ メチルメタクリレート、トリフルオロメチルアクリレート、2’,2’,2’− トリフルオロエチルメタクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルア クリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、スチレン等が含まれ る。このような物質は業界においてよく知られており、市場で入手できるかまた はそれ自体業界において知られている方法により製造することができる。 「架橋剤」とは、ここに記載するポリマー組成物を調製するのに用いられる少 なくとも1種のモノマーに見出される反応性基と共有結合を形成することができ る少なくとも2つの反応性基を有するモノマーをいう。適切な反応性基には、例 えば、重合反応に関連しうるビニル基が含まれる。反応性基は、代表的には適切 な主鎖、例えばポリオキシアルキレン主鎖(このハロゲン化誘導体を含む)、ポ リアルキレン主鎖、グリコール主鎖、グリセロール主鎖、ポリエステル主鎖、ポ リアミド主鎖、ポリ尿素主鎖、ポリカーボネート主鎖等上の置換基である。 ここで記載する好ましい組成物に用いる架橋剤は業界においてよく知られてお り、用いられる特定の架橋剤は臨界的ではない。しかし、好ましくは、反応性ビ ニル基は架橋剤の主鎖に、アクリレートおよびメタクリレート誘導体、例えばウ レタンジアクリレート、ウレタンジメタクリレート、エチレングリコールジアク リレート、エチレングリコールジメタクリレート、ポリオキシエチレンジアクリ レート、ポリオキシエチレンジメタクリレート等に見出されるようなエステル結 合により結合している。しかし、他の適切なビニル化合物には、例えば、ジおよ び高級ビニルカーボネート、ジおよび高級アミド(例えばCH2=CH−C(O )NHCH2CH2NH−C(O)CH=CH2)等が含まれる。 好ましい架橋剤には、例えば、エチレングリコールジメタクリレート、エチレ ングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエチ レングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ト リエチレングリコールジアクリレート、テトラデカエチレングリコールジメタク リレート、テトラデカエチレングリコールジアクリレート、アリルメタクリレー ト、アリルアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメ チロールプロパントリアクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート 、1,3−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリ レート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ メタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジ オールジメタクリレート,1,9−ノナンジオールジアクリレート、1,10− デカンジオールジメタクリレート、1,10−デカンジオールジアクリレート、 ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ ート、2,2’ビス[p−(γ−メタクリロキシ−β−ヒドロキシプロポキシ) フェニル]プロパン、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリ トールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタ エリスリトールテトラメタクリレート、1,4−シクロヘキサンジオールジアク リレート、1,4−シクロヘキサンジオールジメタクリレート、エトキシル化ビ スフェノールAジアクリレート、エトキシル化ビスフェノールAジメタクリレー ト、ビスフェノールAジメタクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、N ,N’−メチレンビスアクリルアミド等が含まれる。このような物質は業界にお いてよく知られており、市場で入手できるかまたはそれ自体業界において知られ ている方法により製造することができる。 架橋剤は、好ましくは少なくとも2、さらに好ましくは2〜約6のビニル官能 価を有し、好ましくは数平均分子量が約100〜約2,500である。さらに好 ましくは、ビニル官能価は、ポリオキシアルキレン主鎖(このハロゲン化誘導体 を含む)、ポリアルキレン主鎖、グリコール主鎖、グリセロール主鎖、ポリエス テル主鎖またはポリカーボネート主鎖に結合したアクリレート基またはメタクリ レート基である。配合物 ここに記載するポリマー組成物は、第1に所要の成分を含む適切な配合物を調 製し、次にこの配合物を重合させることにより製造する。特に、この配合物は、 ソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチレン系不飽和モノマーまたはこ のようなモノマーの混合物を含む。このような相溶性エチレン系不飽和モノマー は、配合物の合計重量を基準として約0.5〜約10重量%、さらに好ましくは 約5〜約10重量%の量で用いる。 また、配合物は、グリセリルアクリレート、メタクリレートまたはエタクリレ ートのトリクロロ酢酸エステルを含み、これは配合物の合計重量を基準として約 90〜97重量%、好ましくは約90〜約95重量%の量で用いる。これらの物 質は業界において知られており(例えば米国特許第4,638,040号明細書 参照)、次式: (式中のRは上記と同一のものを示す)で表されるグリシジルアクリレートから 製造することができる。この反応は、少なくとも等モル量のトリクロロ酢酸無水 物と、純粋であるかまたは不活性希釈剤中のグリシジルアクリレート、メタクリ レートまたはエタクリレートとを混合することにより実施する。適切な希釈剤 には、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、トルエン、酢酸エチル等が含ま れる。用いられる特定の不活性希釈剤は臨界的ではない。 本発明の組成物は好ましくは架橋しており、従って、好ましい配合物の成分の 1種は架橋剤である。これを用いる際には、架橋剤は、架橋生成物を提供するの に十分な量で用いるが、好ましくは、配合物の合計重量を基準として、約0.1 〜約5重量%、さらに好ましくは約0.35〜約3.20重量%の量で用いる。 この反応は、エポキシドをジトリクロロ酢酸エステルに転化するのに十分 な条件下で実施する。好ましくは、反応を、約0〜約50℃の温度で約6〜約5 0時間実施する。さらに好ましい例において、反応を、例えばアルゴン、窒素等 の不活性雰囲気中で実質的に無水条件下で、約0〜約30℃の温度で実施する。 反応が完了した後、生成物を、エステル基の加水分解が発生しない従来の方法 により回収する。適切な方法には、例えばストリッピング等が含まれる。 この配合物は、随意に、業界において従来用いられている、1種以上の付加的 な成分、例えば開始剤、着色剤等を含むことができる。 これらの配合物およびこれらの配合物を調製するのに用いられる試薬は、1種 以上の試薬の早期重合を防止する容器中に貯蔵し、この中で配合するのが好まし い。例えば、試薬を貯蔵するのに褐色ビンを用いた場合には、光重合が防止され る。方法論 上記した配合物は、従来の方法,例えば熱、紫外線、γ線または電子線重合に より容易に重合してポリマー組成物を与える。例えば、熱重合は、適切な重合開 始剤をモノマーの混合物に不活性雰囲気(例えばアルゴン)下で混合し、混合物 を約20〜約75℃の高温に約1〜約48時間維持することにより行うことがで きる。 紫外線(UV)重合は、適切な重合開始剤をモノマーの混合物に不活性雰囲気 (例えばアルゴン)下で混合し、混合物を適切なUV光源下に維持することによ り行うことができる。好ましくは、UV重合を、周囲条件で約5分〜約24時間 実施する。 適切な重合開始剤は業界においてよく知られており、これには、熱開始剤、例 えばt−ブチルペルオキシピバレート(TBPP)、t−ブチルペルオキシネオ デカノエート(TPBN)、過酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンペルオキシ ド、ジイソプロピルペルオキシカーボネート等およびUV開始剤、例えばベンゾ フェノン、ダロキュア(Darocur)1173(アメリカ合衆国ニューヨーク州ア ー スルー所在のチバガイギー(Ciba Geigy)から入手できる)、ビスアゾイソブチ ロニトリル等が含まれる。 用いられる特定の熱またはUV開始剤は臨界的ではなく、十分な開始剤を用い て重合反応を触媒する。好ましくは、開始剤を、組成物の合計重量を基準として 約1重量%以内で用いる。 電子線またはγ線のいずれかにより行われた重合は開始剤を用いることを必要 とせず、重合する配合物を単に従来方法を用いて電子線またはγ線に暴露するの みである。 代表的には、重合を、コンタクトレンズの完成品の製造が容易になるように実 施する。例えば、重合を、コンタクトレンズの構造に対応する型中で実施するこ とができる。あるいはまた、重合を、機械加工(旋盤加工)して適切な寸法のコ ンタクトレンズを提供することができるポリマーロッドを形成するように実施す ることができる。この後者の例において、重合をシリル化ガラス製試験管中で実 施し、重合後に試験管を破壊してポリマーロッドを与える。キセロゲル形態のロ ッドを機械加工、例えば旋盤加工、切断、粉砕し、次に小さい柱体またはボタン をロッドから切断し、次いで旋盤加工することによりロッドをコンタクトレンズ に製造することができる。 上記したように、図1に例示した1つの例において、上記したキセロゲルポリ マー材料を用いて、本発明に従って製造した第1のタイプのコンタクトレンズ1 を製造することができる。コンタクトレンズ1は、以下の実施例で例示する組成 物の1つから成る固体部分を有する。 図2に例示する他の例において、ここで記載するキセロゲルポリマー材料を用 いて、第2のタイプのコンタクトレンズ2を製造し、ここでレンズは、標準硬質 ガス透過性材料、例えばフルオルパーム(Fluorperm)(登録商標)(アメリカ 合衆国カリフォルニア州サニーベール所在のピルキントン バーネス ハインド (Pilkington Barnes Hind)の事業部であるアメリカ合衆国アリゾナ州フェニッ クス所在のパラゴン ビジョン サイエンス(Paragon Vision Science)から入 手できる)製の中心部分3を有し、この周囲をヒドロゲル材料製の外部スカート 4により包囲する。 このような組成物は、例えば、キセロゲル材料を含むポリマーロッドの中心に 穴をあけ、この穴に硬質ガス透過性材料であることを特徴とする形成されるポリ マーのモノマー前駆体を加え、モノマーを重合させ,次に形成したロッドを従来 の方法により加工することを含む従来方法により容易に製造することができる。 あるいはまた、硬質ガス透過性中心部を第1に形成し、次にこの中心部の周囲に キセロゲル材料を重合させることができる。 図3に例示する尚他の例において、ここで記載するキセロゲルポリマー材料を 用いて、第3のタイプのコンタクトレンズを製造し、ここで2種の柔軟なヒトロ ゲル材料は互いに接合されてソフト−ソフトコンタクトレンズが得られる。この レンズは、従来方法により2種の異なるキセロゲル材料5および6を混合するこ とにより形成され、ここで各材料は異なる屈折率を有する。 好適例において、材料5と6との間に接着剤層を挿入してこれらの材料の接着 を改善することができる。1つの例において、重合性モノマーを材料5の境界表 面に加えることにより接着剤層を形成し、このモノマーはポリマー材料5と混和 性であり、材料5の少なくとも最上部表面に浸透する。適切なこのような材料に は、メチルメタクリレート、メチルアクリレート等が含まれる。次に、形成され るポリマー材料6のモノマーを加え、重合させる。混和性モノマーのポリマー材 料5への浸透およびその後の重合の結果、ポリマー材料5と6との間に強力な接 着が得られる。 他の例において、材料5と6との間に共有結合を形成する二反応性(direacti ve)置換基を用いる。特に、このような二官能価物質は、ポリマー材料5上の置 換基と反応することができる反応性置換基およびポリマー材料6と反応すること ができる別の反応性置換基を有する。 尚他の例において、サックラー(Thakrar)等が米国特許出願第07/944 ,891号明細書に開示した方法を用いて、複合レンズ、例えば図2および3に 記載したものの安定性を増大させることができる。この出願の開示の全体をここ に参照として包含する。 少なくとも、重合後に、後硬化工程を随意に用いて、後硬化工程が代表的にポ リマーの硬度を増大させる重合工程を完了する。後硬化手順は、ポリマーを約6 0〜120℃の温度に約2〜約24時間加熱することを含むことができる。ある いはまた、後硬化工程において、約0.1〜約5Mradのγ線を用いることが できる。また、これらの2つの工程を組み合わせて用いることができる。 次に、好ましくは記載したコンタクトレンズ形態である上記したポリマー組成 物をソルボリシスまたは加水分解する。ソルボリシスは、トリクロロ酢酸エステ ルのエステル結合を加水分解してカルボキシル残基とアルコール残基を形成する ために実施する。ソルボリシスは、コンタクトレンズを水溶液中に求核性化学種 、例えば水中の水酸化物イオンあるいは弱塩基例えばアンモニアまたは有機アミ ンまたはC1〜C4アルコールの存在下で懸濁させることにより実施するのが好ま しい。好ましくは、ソルボリシス可能な基は、温和なソルボリシス条件下で、例 えばpHが7より大きく約12より小さく、温度が約10〜約60℃である水溶 液中でソルボリシスすることができる。 また、これらの条件の下で、ポリマー材料の水和が発生する。しかし、所要に 応じて、個別の水和段階を用いることができる。水和を、ポリマー組成物が完全 に水和する(このことは、本発明においては、ヒドロゲルの水分が約45〜約5 6重量%であることを意味する。)まで続ける。使用 ここに記載するキセロゲルポリマー組成物は、医学的および非医学的用途、例 えば種々の用途において有用である水吸収材料に用いるのに適する。水を含ませ た後に、ここに記載したポリマー組成物は特に眼病用装置、例えば所要の水分、 高い強度、長時間にわたり劣化しないこと、空気に暴露したことによる水和水の 比較的遅い放出、および透明性を含む良好な光学的性質を提供するコンタクトレ ンズとして用いるのに適する。 コンタクトレンズに形成する際には、代表的にはレンズを約0.02〜約0. 15mm、好ましくは約0.05〜約0.10mmの厚さにする。 ここに記載したヒドロゲル組成物は、現在自由に入手できるものにまさる明ら かな利点を有する。その利点とは、ソルボリシスおよび水和により、これが線膨 張の変化をほとんどまたは実質的に全く示さず、従って水和させて水分を約45 〜約56重量%(例えば50重量%の水)とした後に容積変化をほとんどまたは 全く示さないことである。この特徴により、これから製造された物品において応 力および変形を実質的に回避することができる。 従って、上記に詳説した自由に入手できるヒドロゲルに関する寸法変化の程度 に関する問題は極めて顕著な範囲で軽減され、物品、特にコンタクトレンズおよ び正確な製造およびキセロゲル状態からヒドロゲル状態への転移を必要とする他 の装置は、製造するのが一層容易になる。 ここで本発明を実施例により例示する。この実施例は例示のみのために記載す るものであり、本発明を限定することを意図するものではない。 実施例 以下の実施例において、以下の略語は以下のことを示す: cm=センチメートル EGDMA=エチレングリコールジメチルアクリレート EWC=平衡水分 Esperox 33(登録商標)=t−ブチルペルオキシネオデカノエート g=グラム LE=線膨張 mm=ミリメートル MMA=メチルメタクリレート 以下に記載する実施例において、ポリマー組成物に関する測定値は平衡水分お よび線膨張に関して記載する。他に特定しない限りは、これらの値は以下のよう にして測定した:平衡水分の測定 平衡水分(EWC)を、ポリマー試料をリン酸緩衝塩類溶液に夜通しで浸漬す ることにより測定した。試料を除去し、ちり紙で軽く吸い取って乾燥し、その後 秤量した。次に、水和した試料を60℃の真空オーブン中に夜通しで置いた。次 の日に、試料を再秤量した。平衡水分を次の等式を用いて計算した: ただしX=水和したポリマーの重量 Y=乾燥したポリマーの重量 EWCはここでは時々%水と記載する。線膨張百分率の測定 線膨張を、ニコンプロフィルプロジェクター(Nikon Profile Projector)V −12(日本国東京所在の日本光学(株)から入手できる)を用いて乾燥ポリマ ー試料の直径を測定することにより測定した。試料をNH4OH中で水和し、次 にリン酸緩衝塩類溶液に夜通しで浸漬した。その後、直径をリン酸緩衝塩類溶液 中で再測定した。線膨張百分率を以下の等式を用いて計算した: ただしX=水和したポリマーの直径 Y=初期の(乾燥)ポリマーの直径 実施例1 グリセリルメタクリレートのジトリクロロ酢酸エステル91.58g(化合物 )およびトリフルオロエチルメタクリレート7.97gと、架橋剤としてのエ チレングリコールジメタクリレート0.35gとの混合物を調製し、混合物を3 0分間かきまぜた。アルゴンをバブリングして混合物を30秒間脱気した後、0 .10gのEsperox 33(登録商標)開始剤(アメリカ合衆国テキサス 州クロスビー所在のルシドール(Lucidol)から入手できる)を加えた。混合物 をシリル化ガラス製試験管に移し、35℃に維持した水浴中で24時間重合させ た。部分的に重合した物質を70℃に維持したオーブンに移し、48時間放置し て硬化させた。ポリマーをオーブン中で室温に到達するまでゆっくり放冷した。 ガラス製試験管を破壊し、無色透明ポリマーを回収した。材料からディスク(厚 さ0.2〜0.5mm)を切り取り、NH4OH水溶液中で24時間加水分解し た。ディスクを塩類溶液中でさらに24時間平衡にした後、この線膨張を測定し た。ディスクが直線方向に平均で直径の2%膨張したことが見出された。水和百 分率は48%であった(表1参照)。 実施例2〜7 モノマーと架橋剤との比率を表1の通りに変化させた以外は前記実施例1の手 順を繰り返した。線膨張は0%から6%に変動すると共に水和百分率は47%か ら56%に変動した。 実施例8〜11 これらの実施例においてモノマーの割合を架橋剤の性質に応じて表1に示すよ うに変化させた以外は、前記実施例1と全く同一の反応条件で反応を繰り返した 。線膨張は1%から3%に変動すると共に水和百分率は52%から53%に変動 した。 実施例12 この実施例において水和百分率を45%に、および線膨張を−(マイナス)4 .1%(即ち水和によりコポリマー系が収縮した)に限定した以外は、前記実施 例1と全く同一の反応条件で反応を繰り返した。 実施例13〜15 この反応は、前記の反応条件と全く同一の条件で繰り返した。しかし、ここで は、グリセリルメタクリレートのジトリクロロ酢酸エステルをメチルメタクリレ ートと35℃で共重合させ、シリル化ガラス製試験管中で70℃で48時間硬化 させた。ガラス製試験管を破壊した後、材料を取り出し、応力がなく、無色透明 であり、気泡を有しないロッドからディスクを切り取った。厚さが0.2〜0. 5mmであるこれらのディスクを5%NH4OH溶液中で24時間加水分解した 。後に、これらを塩類溶液に移し、24〜48時間放置して平衡にした。これら の膨張を水和により測定した。ディスクは、線膨張が平均で直径の2〜7%であ ることが見出された。水和百分率は48〜53%であった(表2)。 上記の結果は、本発明のヒドロゲルポリマー組成物が約45〜約56重量%の 高い水分を達成し、一方水和前のキセロゲルと比較して水和したポリマーに関し て最小の線膨張を示す、即ち最大線膨張が約±7%であることを例証する。 実施例16および比較例A これらの例の目的は、ソルボリシス可能であり水和可能であるモノマーとして グリセリルメタクリレートのジトリフルオロ酢酸エステルを用いた場合には、グ リセリルメタクリレートのジトリクロロ酢酸エステルと比較して水和中に適切な 容積制御をすることができないことを例証することである。 特に、実施例1の反応を、前記と全く同一の反応条件で繰り返した。しかし、 この場合においては、グリセリルメタクリレートのジトリクロロ酢酸エステルま たはジトリフルオロ酢酸エステルを35℃でメチルメタクリレートと共重合させ 、シリル化ガラス製試験管中で70℃で48時間硬化させた。ガラス製試験管を 破壊した後、材料を取り出し、応力がなく、無色透明であり、気泡を有しないロ ッドからディスクを切り取った。厚さが0.2〜0.5mmであるこれらのディ スクを5%NH4OH溶液中で24時間加水分解した。後に、これらを塩類溶液 に移し、24〜48時間放置して平衡にした。これらの膨張を水和により測定し た。グリセリルメタクリレートのジトリクロロ酢酸エステルから得られたディス クは約2%の線膨張を有していた一方、グリセリルメタクリレートのジトリフル オロ酢酸エステルから得られたディスクは約12%の線膨張を有していたことが 見出された。以下の表3に示すように、それぞれの場合における水和百分率は約 51%であった。 上記のデータは、グリセリルメタクリレートのジトリクロロ酢酸エステルの代 わりにグリセリルメタクリレートのジトリフルオロ酢酸エステルを用いた場合に は、他の条件が同一であればソルボリシスおよび水和による直線方向の変化が約 6倍に増大したことを例証する。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年4月10日 【補正内容】 請求の範囲 1.キセロゲルコポリマー組成物において: (a)次式I: (式中のRは水素原子、メチル基およびエチル基から選択されている)で表さ れるグリセリルアクリレート、メタクリレートまたはエタクリレートから選択さ れた1種のトリクロロ酢酸エステル約90〜約97重量%;および (b)少なくとも1種のソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチレン 系不飽和モノマー約0.5〜10重量%を含み、 ここで、ソルボリシスおよび水和により、上記キセロゲル組成物が約45〜 約56重量%の水分を有し、約−7〜約+7%の線膨張を示し、各成分の重量百 分率は組成物の合計重量を基準としていることを特徴とするキセロゲルコポリマ ー組成物。 2.さらに約0.1〜約5重量%の架橋剤を含むことを特徴とする請求の範囲1 記載のキセロゲルポリマー組成物。 3.上記架橋剤が1,4−シクロヘキサンジオールジメタクリレート、エトキシ ル化ビスフェノールAジアクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、テト ラエチレングリコールジメタクリレートから選択されていることを特徴とする請 求の範囲2記載のキセロゲルポリマー組成物。 4.ソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチレン系不飽和モノマーがメ チルアクリレート、メチルメタクリレート、トリフルオロメチルアクリレート、 トリフルオロメチルメタクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルメ タクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルアクリレート、エチルア クリレートおよびエチルメタクリレートから選択されていることを特徴とする請 求の範囲2記載のキセロゲルボリマー組成物。 5.Rがメチル基であることを特徴とする請求の範囲2記載のキセロゲルポリマ ー組成物。 6.ヒドロゲルコポリマー組成物において、 約45〜約56重量%の水分を有し、上記ヒドロゲルか、ソルボリシスおよ び水和可能なコポリマー系であるキセロゲルから形成され、ソルボリシスおよび 水和中に上記キセロゲル組成物が約−7〜約+7%の線膨張を受け、上記組成物 が、ソルボリシスおよび水和の前に: (a)次式I: (式中のRは水素原子、メチル基およびエチル基から選択されている)で表さ れるグリセリルアクリレート、メタクリレートまたはエタクリレートから選択さ れた1種のトリクロロ酢酸エステル約90〜約97重量%;および (b)少なくとも1種の相溶性エチレン系不飽和モノマー約0.5〜10重量 %を含み、上記モノマーはソルボリシス可能な脱離基を有せず ここで、これらの各成分の重量百分率は組成物の合計重量を基準としている ことを特徴とするヒドロゲルコポリマー組成物。 7.上記組成物がさらに約0.1〜約5重量%の架橋剤を含むことを特徴とする 請求の範囲6記載のヒドロゲルポリマー組成物。 8.上記架橋剤が1,4−シクロヘキサンジオールジメタクリレート、エトキシ ル化ビスフェノールAジアクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、テト ラエチレングリコールジメタクリレートから選択されていることを特徴とする請 求の範囲7記載のヒドロゲルポリマー組成物。 9.ソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチレン系不飽和モノマーがメ チルアクリレート、メチルメタクリレート、トリフルオロメチルアクリレート、 トリフルオロメチルメタクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルメ タクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルアクリレート、エチルア クリレートおよびエチルメタクリレートから選択されていることを特徴とする請 求の範囲7記載のヒドロゲルポリマー組成物。 10.Rがメチル基であることを特徴とする請求の範囲7記載のヒドロゲルポリ マー組成物。 11.上記ポリマーがコンタクトレンズの全部または一部を形成することを特徴 とする請求の範囲7記載のヒドロゲルポリマー組成物。 12.コンタクトレンズが、硬質ガス透過性材料製である中心部を有し、この周 囲が上記ヒドロゲルポリマー組成物のスカートにより包囲されていることを特徴 とする請求の範囲11記載のコンタクトレンズ。 13.コンタクトレンズが、共に接合され、異なる屈折率を有する2種の材料か ら製造されていることを特徴とする請求の範囲11記載のコンタクトレンズ。 14.レンズが上記ヒドロゲル材料のみから製造されていることを特徴とする請 求の範囲11記載のコンタクトレンズ。 15.水和後に約45〜約56重量%の水分を有するキセロゲル材料のソルボリ シスおよび水和中に線膨張を約−7〜約+7%に制御するにあたり: (a)(i)上記式Iで表されるグリセリルアクリレート、メタクリレートまた はエタクリレートから選択された1種のトリクロロ酢酸エステル約90〜約97 重量%;および (ii)少なくとも1種のソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチ レン系不飽和モノマー約0.5〜10重量% を含むポリマー組成物を選択し; (b)上記(a)で選択したポリマーをソルボリシスおよび水和させる ことを特徴とする線膨張の制御方法。 16.上記ポリマー組成物がさらに約0.1〜約5重量%の架橋剤を含むことを 特徴とする請求の範囲15記載の方法。 17.上記架橋剤を1,4−シクロヘキサンジオールジメタクリレート、エトキ シル化ビスフェノールAジアクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、テ トラエチレングリコールジメタクリレートから選択することを特徴とする請求の 範囲16記載の方法。 18.ソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチレン系不飽和モノマーを メチルアクリレート、メチルメタクリレート、トリフルオロメチルアクリレート 、トリフルオロメチルメタクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチル メタクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルアクリレート、エチル アクリレートおよびエチルメタクリレートから選択することを特徴とする請求の 範囲16記載の方法。 19.Rがメチル基であることを特徴とする請求の範囲15記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,M G,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD ,SK,UA,VN (72)発明者 ネイドリンガー ハーマン ハインリッヒ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95121 サン ノゼ フォレストウッド ドライブ 4240 (72)発明者 ガンディー クーシュルー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94086 サニーヴェイル ブエナ ビスタ アヴェニュー 243 402

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.キセロゲルコポリマー組成物において: (a)次式I: (式中のRは水素原子、メチル基またはエチル基を示す)で表されるグリセリ ルアクリレート、メタクリレートまたはエタクリレートのトリクロロ酢酸エステ ル約90〜約97重量%;および (b)少なくとも1種のソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチレン 系不飽和モノマー約0.5〜10重量%を含み、 ここで、ソルボリシスおよび水和により、上記キセロゲル組成物が約45〜 約56重量%の水分を有し、約−7〜約+7%の線膨張を示し、各成分の重量百 分率は組成物の合計重量を基準としていることを特徴とするキセロゲルコポリマ ー組成物。 2.さらに約0.1〜約5重量%の架橋剤を含むことを特徴とする請求の範囲1 記載のキセロゲルポリマー組成物。 3.上記架橋剤が1,4−シクロヘキサンジオールジメタクリレート、エトキシ ル化ビスフェノールAジアクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、テト ラエチレングリコールジメタクリレートから選択されていることを特徴とする請 求の範囲2記載のキセロゲルポリマー組成物。 4.ソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチレン系不飽和モノマーがメ チルアクリレート、メチルメタクリレート、トリフルオロメチルアクリレート、 トリフルオロメチルメタクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルメ タクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルアクリレート、エチルア クリレートおよびエチルメタクリレートから選択されていることを特徴とする請 求の範囲2記載のキセロゲルポリマー組成物。 5.Rがメチル基であることを特徴とする請求の範囲2記載のキセロゲルポリマ ー組成物。 6.ヒドロゲルコポリマー組成物において、 約45〜約56重量%の水分を有し、上記ヒドロゲルが、ソルボリシスおよ び水和可能なコポリマー系であるキセロゲルから形成され、ソルボリシスおよび 水和中に上記キセロゲル組成物が約−7〜約+7%の線膨張を受け、上記組成物 が、ソルボリシスおよび水和の前に: (a)次式I: (式中のRは水素原子、メチル基またはエチル基から選択されている)で表さ れるグリセリルアクリレート、メタクリレートまたはエタクリレートのトリクロ ロ酢酸エステル約90〜約97重量%;および (b)少なくとも1種の相溶性エチレン系不飽和モノマー約0.5〜10重量 %を含み、上記モノマーはソルボリシス可能な脱離基を有せず ここで、これらの各成分の重量百分率は組成物の合計重量を基準としている ことを特徴とするヒドロゲルコポリマー組成物。 7.上記組成物がさらに約0.1〜約5重量%の架橋剤を含むことを特徴とする 請求の範囲6記載のヒドロゲルポリマー組成物。 8.上記架橋剤が1,4−シクロヘキサンジオールジメタクリレート、エトキシ ル化ビスフェノールAジアクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、テト ラエチレングリコールジメタクリレートから選択されていることを特徴とする請 求の範囲7記載のヒドロゲルポリマー組成物。 9.ソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチレン系不飽和モノマーがメ チルアクリレート、メチルメタクリレート、トリフルオロメチルアクリレート、 トリフルオロメチルメタクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルメ タクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルアクリレート、エチルア クリレートおよびエチルメタクリレートから選択されていることを特徴とする請 求の範囲7記載のヒドロゲルポリマー組成物。 10.Rがメチル基であることを特徴とする請求の範囲7記載のヒドロゲルポリ マー組成物。 11.上記ポリマーがコンタクトレンズの全部または一部を形成することを特徴 とする請求の範囲7記載のヒドロゲルポリマー組成物。 12.コンタクトレンズが、硬質ガス透過性材料製である中心部を有し、この周 囲が上記ヒドロゲルポリマー組成物のスカートにより包囲されていることを特徴 とする請求の範囲11記載のコンタクトレンズ。 13.コンタクトレンズが、共に接合され、異なる屈折率を有する2種の材料か ら製造されていることを特徴とする請求の範囲11記載のコンタクトレンズ。 14.レンズが上記ヒドロゲル材料のみから製造されていることを特徴とする請 求の範囲11記載のコンタクトレンズ。 15.水和後に約45〜約56重量%の水分を有するキセロゲル材料のソルボリ シスおよび水和中に線膨張を約−7〜約+7%に制御するにあたり: (a)(i)上記式Iで表されるグリセリルアクリレート、メタクリレートまた はエタクリレートのトリクロロ酢酸エステル約90〜約97重量%;および (ii)少なくとも1種のソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチ レン系不飽和モノマー約0.5〜10重量% を含むポリマー組成物を選択し; (b)上記(a)で選択したポリマーをソルボリシスおよび水和させる ことを特徴とする線膨張の制御方法。 16.上記ポリマー組成物がさらに約0.1〜約5重量%の架橋剤を含むことを 特徴とする請求の範囲15記載の方法。 17.上記架橋剤を1,4−シクロヘキサンジオールジメタクリレート、エキシ ル化ビスフェノールAジアクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、テト ラエチレングリコールジメタクリレートから選択することを特徴とする請求の範 囲16記載の方法。 18.ソルボリシス可能な脱離基を有しない相溶性エチレン系不飽和モノマーを メチルアクリレート、メチルメタクリレート、トリフルオロメチルアクリレート 、トリフルオロメチルメタクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチル メタクリレート、2’,2’,2’−トリフルオロエチルアクリレート、エチル アクリレートおよびエチルメタクリレートから選択することを特徴とする請求の 範囲16記載の方法。 19.Rがメチル基であることを特徴とする請求の範囲15記載の方法。
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