JPH08507033A - コンテナを移動する方法及び装置 - Google Patents

コンテナを移動する方法及び装置

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JPH08507033A JP7500233A JP50023395A JPH08507033A JP H08507033 A JPH08507033 A JP H08507033A JP 7500233 A JP7500233 A JP 7500233A JP 50023395 A JP50023395 A JP 50023395A JP H08507033 A JPH08507033 A JP H08507033A
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バウアー,ディーター
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タックス インジェニェールゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 船積みのコンテナ(26I,26II)は、船舶における第1の設置箇所(A)から埠頭における第2の設置箇所(B)に移動される。この両設置箇所(A)と(B)との間の移動経路の途中で、コンテナ(26I,26II)は設置箇所(C)において、コンテナ積み卸しクレーン(16)から埠頭における運搬手段(40)に移動される。この設置箇所(C)においてコンテナ(26I,26II)は、中間連結ユニットのためのホルダ(34)に載せられ、このホルダは、各中間連結ユニット(30)のための受容部(54)を有している。中間連結ユニット(30)は、コンテナが船舶(28)に積まれていて、中間連結ユニット(30)を用いてそこでロックされねばならない場合には、コンテナ(26I,26II)と連結されることができ、又は、コンテナが船舶から運ばれて、中間連結ユニット(30)なしに埠頭(12)荷卸しされる場合には、コンテナ(26I,26II)から連結を解除されることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 コンテナを移動する方法及び装置 本発明は、コンテナを第1の設置箇所と第2の設置箇所との間において移動す る方法、すなわち、スプレッダのスプレッダ側の連結手段との連結のために働く 上側のコンテナ・コーナ金具を上側の角隅に有し、かつその都度の下側のコンテ ナの上側のコンテナ・コーナ金具との結合のため又はコンテナ担体の対応する担 体側金具との結合のために働く下側のコンテナ・コーナ金具を下側の角隅に有し ているコンテナを、その都度のコンテナがその下側のコンテナ・コーナ金具で、 下側のコンテナの上側のコンテナ・コーナ金具又はコンテナ担体の対応する担体 側金具における解離可能な中間連結ユニットによって固定されている第1の設置 箇所と、コンテナが中間連結ユニットなしに受容される第2の設置箇所との間に おいて移動する方法であって、この場合この方法の枠内において中間連結ユニッ トをまず初めに下側のコンテナもしくはコンテナ担体から解離し、移動すべきコ ンテナを次いでスプレッダを用いて、中間連結ユニットを連行しながら下側のコ ンテナもしくはコンテナ担体から持ち上げ、次に中間連結ユニットを下側のコン テナ・コーナ金具から取り外し、次いで、中間連結ユニットから解放された移動 すべきコンテナを、第2の設置箇所にもたらす形式の方法に関する。 このような方法は例えば次のような場合、すなわち、埠頭の縁部に接岸したコ ンテナ運搬船舶の甲板にコンテナが配置されていて、これらのコンテナを船舶積 み卸しクレーン又はコンテナ積み卸しクレーンによって甲板から陸側の集積箇所 にもたらさねばならない場合に、使用される。この場合以下のことに注意が払わ れねばならない:すなわちコンテナはコンテナ運搬船舶の甲板において甲板の床 に中間連結ユニットによって固定される。複数のコンテナが甲板において互いに 上下に配置されている限り、その都度上側のコンテナはその都度下側のコンテナ に同様に中間連結ユニットによって固定される。中間連結ユニットはこの場合、 その都度外側のコンテナもしくは甲板から、かつその都度上側のコンテナから解 離可能である。従来は次のように行われていた:すなわち、その都度移動すべき コンテナは、その都度下方に向かって隣接するコンテナからもしくはコンテナ船 舶の甲板から解離されるが、この場合中間連結ユニットは、その都度移動すべき コンテナとの結合を維持しながら、その都度直ぐ下に位置しているコンテナもし くはコンテナ船舶の甲板から解離される。この作業は手によって行われる。船舶 の甲板における作業員はこの場合、連結箇所が接近しにくい場合には、連結箇所 につまり中間連結ユニットの その都度の調節部材に接近するために、操作ロッドを使用する。そして移動すべ きコンテナが解離されると、このコンテナは、解離の前にスプレッダと結合され た後で、持ち上げられて運搬される。中間連結ユニットは今なお移動すべきコン テナの下側に存在しており、このような中間連結ユニットはしかしながら、移動 されるコンテナの荷卸し時に邪魔であり、不都合であり、かつコストが嵩む原因 になる。したがって、移動すべきコンテナを船舶側の設置箇所から陸側の設置箇 所に移動する場合に、中間連結ユニットをコンテナからつまりコンテナの下側面 から解離することが必要である。その都度途中にあるコンテナから中間連結ユニ ットを解離するこの作業では、その都度のコンテナから下方に突出した中間連結 ユニットを分解して、中間連結ユニットのための収納庫に運ぶために、操作員が 必要であった。操作員によって行われていたこの作業は、極めて骨の折れる仕事 である。それというのは、中間連結ユニットは5〜15kgの重量を有していて 、手によって持ち運びされねばならないからである。これに加えて、その都度の コンテナに対して中間連結ユニットを解離もしくは連結するためには、そのため の調節手段が操作されねばならない。 同様な問題はもちろん、コンテナを陸側の設置箇所から又は道路走行用運搬車 両から又は鉄道車両から船舶の甲板に荷積みする場合にも、発生する。この場合 前提になることは次のことである。すなわち、陸から到来するコンテナは、汎用 のコンテナ貯蔵箇所に又はトラックのブリッジに又は鉄道車両に合わせられて、 まず初めは中間連結ユニットを装着されていないが、しかしながら、船舶に荷卸 しされる前に、中間連結ユニットを装着されねばならない。そしてこれによって 初めて、コンテナ船舶の甲板の上であれ、既に船舶の甲板に載せられて固定され ている下側のコンテナの上であれ、そこにコンテナを船舶に確実に固定すること が可能になる。 ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式のコンテナを移動するを改良して、 移動時間を短縮し、人間による骨の折れる危険な作業を制限し、かつ移動作業過 程を安価にすることができる方法を提供することである。 この課題を解決するために本発明では、冒頭に述ベた形式の方法において、移 動すべきコンテナを第1の設置箇所から第2の設置箇所への移動途中において、 上側のコンテナ・コーナ金具の配置形式に相当する分配配置パターンで中間連結 ユニットのための受容部を備えている中間連結ホルダに荷卸しし、この際に中間 連結ユニットを受容部と係合させ、次いで中間連結ユニットを、中間連結ホルダ に対して位置決めされたコンテナから解離し、次に、移動すべきコンテナを、中 間連結ホルダに中間連結ユニットを残したままで、第 2の設置箇所に向かってさらに運搬するようにした。 本発明はまた、コンテナを第2の設置箇所と第1の設置箇所との間において移 動する方法、すなわち、スプレッダのスプレッダ側の連結手段との連結のために 働く上側のコンテナ・コーナ金具を上側の角隅に有し、かつその都度の下側のコ ンテナの上側のコンテナ・コーナ金具との結合のため又はコンテナ担体の対応す る担体側金具との結合のために働く下側のコンテナ・コーナ金具を下側の角隅に 有しているコンテナを、第2の設置箇所と、移動すべきコンテナの下側のコンテ ナ・コーナ金具が中間連結ユニットを介して、下側のコンテナの上側のコンテナ ・コーナ金具又はコンテナ担体の対応する担体側金具に連結される第1の設置箇 所との間において移動する方法であって、この場合移動すべきコンテナに、該コ ンテナが中間連結ユニットなしに受容されている第2の設置箇所から第1の設置 箇所への移動途中で、中間連結ユニットを装着し、移動すべきコンテナを次いで 、スプレッダを用いて第1の設置箇所に向かってさらに運搬し、該第1の設置箇 所で下側のコンテナもしくはコンテナ担体の上に載着して、下側のコンテナもし くは担体側金具のそこにある上側のコンテナ・コーナ金具と、中間連結ユニット を用いて結合する形式の方法にも関する。 この方法においても本発明の課題は、移動時間を短縮し、人間の骨の折れる危 険な作業の範囲を制限し、 かつ消費時間の観点からも移動作業を安価にすることができる方法を提供するこ とである。 この課題を解決するために本発明の方法では、上に述べた形式の方法において 、移動すべきコンテナを第2の設置箇所からまず初めに、上側のコンテナ・コー ナ金具又は担体側金具の配置形式に相当する分配配置パターンで中間連結ユニッ トのための受容部を有していて、かつ該受容部に中間連結ユニットを備えている 中間連結ホルダに載着し、移動すべきコンテナを中間連結ホルダに対する位置決 め中に、中間連結ユニットと結合させ、移動すべきコンテナを次いで、中間連結 ユニットを連行しながら中間連結ホルダから第1の設置箇所にもたらし、該第1 の設置箇所においてその都度の下側のコンテナもしくはコンテナ担体の上に荷卸 しして、中間連結ユニットを用いて固定するようにした。 本発明による方法では基本的に、次のようにしてセミオートマチック式に作業 を行うことが可能である。すなわち、中間連結ホルダにおけるコンテナの位置決 め後に、操作員が中間連結ユニットにおける適当な調節手段、つまりその都度の コンテナからの解離もしくは該コンテナとの結合をトリガする調節手段に対して 作用を加えることによって、中間連結ユニットは手によって解離されるかもしく はコンテナに取り付けられる。このようなセミオートマチック式の作業形式にお いても、重い中間連結ユニットのリフテイング作業及び挿通作業が操作員から免 除されることによって、既に著しい利点が得られる。それにもかかわらず、操作 員はなお危険な範囲に、つまりコンテナが浮遊式に運搬され、コンテナが不適切 に荷卸しされたり、かつ場合によってはスプレッダから又はスプレッダの保持体 から落下するかもしれないような危険な範囲に赴かねばならない。したがって、 両方向における移動運転時に中間連結ユニットを中間連結ホルダからフルオート マチック式にコンテナに引き渡すこと、もしくは中間連結ユニットをフルオート マチック式にコンテナから取り外すことは、本発明の特別な願いであり、したが って中間連結ユニットの範囲においては、場合によってはサービスを目的とした 人員の存在だけしか必要ない。この結果危険な範囲における人間による作業の導 入は最小に減じられる。中間連結ユニットをコンテナにもしくは中間連結ホルダ に引き渡すことは、人間の投入なしに行われる。コンテナ船舶の甲板へのコンテ ナの荷卸し作業及び固定作業も、人間の力を用いることなしに行うことができる 。すなわちこの場合、中間連結ユニットは船舶への載着前に準備箇所にもたらさ れ、この準備箇所において中間連結ユニットはさらに下降された際に強制的に方 向指示面によって、さらに下側に位置するコンテナの上側のコーナ金具にもしく は甲板における保持体金具に挿通され、コーナ金具も しくは保持体金具に完全に挿通された後で、ばねプレロードによって錠止位置に 係止される。すなわちこの後では単に、コンテナを輸入時にはつまり船舶から陸 に荷揚げされる際には、その都度下側に位置するコンテナもしくは船舶における 保持体金具解離することだけしか、必要ない。 本発明の有利な方法では、中間連結ユニットをその都度の受容部から取り外し て、収納庫に供給するようになっている。この場合にさらに、その都度の受容部 から収納箇所への中間連結ユニットの移動を、所定の枠内における中間連結ユニ ットの方向付けを維持しながら、又は整然とした方向転換を伴って実施すると、 有利である。このような方法は次の理由に基づいて特に望ましい。なぜならば、 このような方法を採用することによって、中間連結ユニットをその得られた又は 整然と修正されたポジションを維持しながら、簡単な取扱い手段を用いて、再び 収納庫から取り出すこともできるからである。 つまり本発明の別の方法では、逆に、コンテナが輸出される場合、つまり陸に おける設置箇所から船舶における設置箇所に移動する場合には、中間連結ユニッ トを収納庫からその都度の受容部に供給するようにした。両方の場合において、 中間連結ユニットをその都度の収納箇所からその都度の受容部に、所定の枠内に おける該中間連結ユニットの方向付けを維持しながら、 又は整然とした方向転換を伴って供給するようになっていると、有利である。 コンテナのコーナ金具は下側のコーナ金具も上側のコーナ金具も確かに通常規 格化されているが、しかしながら中間連結ユニットは種々様々な構造形状と種々 様々な操作形式のものが使用されるので、このような場合にはさらに問題が発生 する。この場合には、同一の船舶においてはそれぞれ同じ中間連結ユニットが使 用されることが、前提とされる。さらに港湾においては、しばしば種々異なった 型式の中間連結ユニットが使用される種々異なった艤装をもつ船舶に対する荷積 み及び荷卸しが考慮されねばならない。本発明による提案に基づく移動を、種々 異なった型式の中間連結ユニットの考慮下においても実施するためには、中間連 結ホルダをその都度船舶において一緒に運搬し、陸における荷積み段階又は荷卸 し段階の開始時にポジションにもたらすことが、考えられる。この可能性は排除 されるべきものではなく、本発明による処置とみなすべきものである。しかしな がらまた、しばしば艤装は、中間連結ユニットの取付け及び取外しが荷積み作業 及び荷卸し作業の一部としてその都度の港湾管理の用件であるという常識を、前 提としていることを、考慮しなくてはならない。港湾管理が種々異なった型式の 中間連結ユニットと折り合わなくてはならない場合には、本発明によって提案さ れた方法の実施はまず第1に困 難になる。 中間連結ユニットの取扱い時に、規格化されたコーナ金具に相応して構成され ていて、したがって通常同一コンビネーションの係合面を提供する箇所に、適当 な別の箇所を付け足すことによって、種々異なった構造形式の中間連結ユニット の取り扱いの問題を処理することができる。そこで本発明の別の方法では、中間 連結ユニットが、上側のコンテナ・コーナ金具又は対応する担体側金具の開口へ の係合のために規定されかつ構成された位置決め面と、上側のコンテナ・コーナ 金具又は担体側金具の上側面における接触支持のために規定された下方に向けら れた接触面とを備えた構成を有している場合に、中間連結ユニットを、前記位置 決め面及び/又は接触面によって位置決めするようになっている。このようにな っていることによって、本発明による方法は、たとえしばしば1つの中間連結構 造形式から他の中間連結構造形式への交換が必要な場合でも、両方向において中 間連結ホルダにおける比較的わずかな切換え作業又は交換作業で実施することが 可能である。 人間による骨の折れる危険な作業をさらに少なくするために、本発明の別の方 法では、中間連結ユニットを中間連結ホルダの受容部から、機械的な運搬手段に よってその都度の収納箇所に運搬するかもしくはその都度の収納箇所からその都 度の受容箇所に機械的な運 搬手段によって運搬するようにした。 多くの港湾における状況はしばしば次の様である。すなわちコンテナは、埠頭 縁部に沿って走行可能なコンテナ積み卸しクレーンによって、船舶から持ち上げ られて、最終的な設置箇所に直接もたらされるのでなく、引渡し箇所において船 舶の積み卸しクレーンのスプレッダによって引き渡され、そして陸側の運搬車両 によって、通常再びスプレッダを用いて引き受けられる。陸側の運搬車両は次い で、コンテナ設置箇所まで、又は例えばトラックもしくは鉄道車両のような陸側 の交通手段までの残りの移動距離を片付けるために働く。つまり船舶側の設置箇 所と陸側の設置箇所との間の途中においていずれにせよ引渡しを行うことが必要 な場合には、本発明の別の方法におけるように、コンテナを第1の設置箇所と第 2の設置箇所との間における移動途中に、中間連結ユニットの引渡しもしくは受 容のために中間連結ホルダを備えた箇所にもたらし、該箇所において種々異なっ たコンテナ運搬手段の間における引渡しを行うと、有利である。 既に述べたように、埠頭縁部に接岸された船舶の様様な長手方向区分に対して 次々と作業を行うために、コンテナ積み卸しクレーンはしばしば埠頭縁部に沿っ て走行可能である。そして、このようなコンテナ積み卸しクレーンのブリッジビ ームに沿って走行する移動ウィンチが、コンテナ積み卸しクレーンと共に、埠頭 縁部に沿って次々と異なった長手方向ポジションに達する場合には、本発明の別 の方法におけるように、中間連結ホルダをコンテナ積み卸しクレーンと一緒に、 該コンテナ積み卸しクレーンの種々異なった作業箇所に連行するようになってい ると、有利である。そしてこのようになっていると、コンテナ積み卸しクレーン が埠頭縁部に沿ってその設置箇所を変える度毎に、新たな場所において中間連結 ホルダが適正なポジションにおいて使用可能であり、この結果、ブリッジビーム の移動ウインチに吊されているコンテナを適正なポジションにおいて受けとめる ことができる。 本発明はさらにまた、2つの設置箇所の間においてコンテナを移動する装置に も関する。 本発明によるこのような装置には基本的な構成部分として、中間連結ユニット のための受容部を備えた中間連結ホルダが設けられており、この場合該中間連結 ホルダが、上側のコンテナ・コーナ金具の配置形式に相当する分配パターンに応 じて、中間連結ユニットのための受容部を有している。 人間による作業力を使用することなしに、中間連結ホルダに対するコンテナの 連結もしくは解離を実施するためには、中間連結ホルダの各受容部に、コンテナ からその都度の中間連結ユニットを解離するためもしくはコンテナにその都度の 中間連結ユニットを連結するための機械的な操作手段が配属されていると、有利 である。 市場に出回っている中間連結ユニットの種々様々な構造形式の問題を解決する ために、本発明による装置の別の構成では、機械的な操作手段が種々異なった型 式の中間連結ユニットのために再調整可能に及び/又は交換可能に構成されてい る。このように構成されていると、少なくとも次のようなチャンスが、すなわち 少なくとも中間連結ホルダの重い部分及び運搬しにくい部分を、中間連結ホルダ の1つの型式のために使用するのみならず、多数の型式のため、つまり市場に出 回っている可能な限りすべての型式のために使用できるチャンスが、得られる。 種々異なった型式の中間連結ユニットに対する中間連結ホルダの交換を容易に するために、本発明の別の有利な構成では、機械的な操作手段が、その都度の受 容部に対する空間的な対応関係で、ホルダ側の力装置を有しており、該ホルダ側 の力装置に、種々異なった中間連結ユニットに合わせられて、中間連結ユニット 及び/又は力伝達手段に作用するための種々異なった作用手段が連結可能である 。このように構成されていると、しばしば交換作業を、個々の中間連結ユニット のための特殊な手段の一部に減じることができる。 使用することができる様々な構造形式の中間連結ユニットには、台部分と、該 台部分の上下にそれぞれ位置する調節可能な係合ヘッドとを有する中間連結ユニ ットの他にも、台部分が、該台部分に対して回動可能な下側の係合ヘッドだけを 備えている中間連結ユニットも存在する。後者の場合には、中間連結ユニットと 上側のコンテナの下側のコーナ金具との結合は、台部分全体を該台部分に不動に 取り付けられた係合ヘッドと共に、下側のコーナ金具に対して回動させることに よって、生ぜしめられたり、解離されたりする。この場合には、その都度の受容 部の機械式の操作手段の一部として、回転ユニットが配属されており、該回転ユ ニットが、中間連結ユニットの下側の連結部分ユニットと共働するように、規定 されかつ構成されており、該連結部分ユニットはつまり上側のコンテナ・コーナ 金具及び/又は保持金具に係合するように規定されかつ構成されており、この結 果回転ユニットが、その都度の受容部の内部における中間連結ユニット全体の回 動によって、下側のコンテナ・コーナ金具に対して解離又は錠止され得るように なっている。 台部分の上下にそれぞれ回転可能な係合ヘッドを備えている、中間連結ユニッ トの別の構成では、操作手段が、中間連結ユニットの調節手段との係合のために 構成されており、該調節手段がその都度の下側のコンテナ・コーナ金具からのそ の都度の中間連結ユニットの解離もしくはその都度の下側のコンテナ・コーナ金 具におけるその都度の中間連結ユニットの錠止を生ぜしめるようになっている。 人間による作業力をほとんど使用することなしに、中間連結ホルダと収納庫と の間における中間連結ユニットの運搬を行うことが望まれている場合には、中間 連結ホルダの受容部が、各1つの運搬経路を介して中間連結ユニットのための収 納庫と接続されており、この場合この運搬経路が、中間連結ユニットの方向付け を維持するように又は整然とした方向転換を行うように構成されている。 種々様々な型式の中間連結ユニットが取り扱われる場合には、収納庫は次のよ うに、すなわち同一の収納庫において、異なった室又は範囲に、種々異なった中 間連結ユニットが収容されかつ引き渡され得るように、構成されていることがで きる。 中間連結ホルダの通常4つの受容部のための中央収納庫を設けることができる 。しかしながらまた、中間連結ホルダの各受容部のために、中間連結ユニットの ための特別な収納庫が設けられているような構成も、可能であり、かつ有利であ る。この場合には収納庫を中間連結ホルダから取り出すことが可能であり、した がって、満たされた収納庫と空の収納庫とを必要に応じて交換することができる 。 中間連結ユニットのための運搬経路及び/又はその都度の収納箇所が、方向付 け維持手段又は修正手段を備えており、該方向付け維持手段又は修正手段が中間 連結ユニットの位置決め面に、特に中間連結ユニット の下側の部分ユニットの位置決め面に合わせられており、該位置決め面が、規格 化された上側のコンテナ・コーナ金具に合わせられている。このように構成され ていると、市販の多くの中間連結ユニットはコンテナのコーナ金具への適合に基 づいて、ある特定の面、つまり、すべての構成においてその位置及び対応関係が 現れるような面を有しているという状況を再び利用することができる。 本発明の別の有利な構成では、運搬経路もしくは収納箇所の方向付け維持手段 又は修正手段が、スロット制限条片の互いに向き合った縁部及び/又は上方に向 かって延びた支持面によって形成されている。このように構成されていると、多 くの中間連結ユニットにおいてコンテナの上側のコーナ金具への係合のために、 スロット制限条片の間における案内のために適している充填部材と、かつさらに 、上方に向かって延びた支持面における支持のために適している面とが設けられ ているという状況利用することができる。 また収納庫は二次元的な収納庫であっても又は三次元的な収納庫であってもよ く、したがって収納庫への運搬経路及び収納庫内部における運搬経路は、種々様 々に構成されねばならない。 既に触れたように、コンテナは種々様々な寸法、特に種々様々な長さ寸法を有 するものが存在している。そこで本発明の別の構成では、中間連結ホルダが相対 的に運動可能なボックスから成っており、該ボックスが、種々異なった寸法のコ ンテナの上側及び下側のコンテナ・コーナ金具の配置形式に相応した種々異なっ た分配パターンへの受容部の調節を可能にするようになっている。 収納庫は、場合によっては中間連結ユニットの著しく多数の部材数を収納する 必要がある。このことは、中間連結ユニットのための収納の問題、ひいては相応 に大きく寸法設定された収納庫のための収納の問題をも引き起こす。そしてまた 、中間連結ホルダが走行路上に又はその直ぐ上方に配置されているということ、 並びに、コンテナを中間連結ホルダに向かい合ったポジションにもたらすために 、走行路を走るコンテナ運搬車両が使用されるということを考えると、走行路を 走るコンテナ運搬車両がなお妨げられることなしに中間連結ホルダに接近できる ように、収納庫を設けることが必要である、という問題が存在する。このような 問題を解決するために、本発明の有利な構成では、収納庫もしくは個々の受容部 に配属された、中間連結ユニットのための個別化収納庫が、少なくとも部分的に 、受容部によって規定された中間連結ホルダの幅寸法の内部に配置されている。 このように構成されていると、走行路を走行するコンテナ運搬車両は、少なくと も軌道に沿って2つの方向で中間連結ホルダに対して接近もしくは離反走行する ことができ、それにもかかわら ず、この軌道方向における延長によって収納庫の容量を相応に増すことができる 。 中間連結ホルダを港湾の範囲において種々様々な箇所で使用することができる ようにするために、本発明の別の有利な構成では、中間連結ホルダが、受容部に 配属された操作手段及び/又は受容部の収納庫もしくは個別化収納庫と一緒に、 運搬能力のあるユニットとして構成されており、該ユニットが有利にはスプレッ ダによって、場合によっては部分ユニットへの分解後においても、把持可能でか つ移動可能である。 コンテナ積み卸しクレーンによって間連結ホルダを直接的に連行することの重 要な観点については、既に上において触れたが、このために必要な連行手段が、 走行路上を走行するコンテナ運搬手段の運動に対する障害になることを回避する ために、本発明の別の構成では、中間連結ホルダが結合手段によって、コンテナ 積み卸しクレーンの一部分と結合されており、前記結合手段が、コンテナ引き渡 しポジションに接近走行するレールを持たないコンテナ運搬車両によって乗り越 え走行可能であり、かつ場合によっては中間連結ホルダのためのエネルギ導体及 び制御導体を有している。この場合結合手段は、走行路上をスリップするか又は 、極めて低いローラもしくは球によって走行路上を転動しながら案内されること ができる。 引渡し箇所ひいては中間連結ホルダの箇所に、操作 員又は監視員がもはや常に配備されていない場合には、障害を自動的に排除しな くてはならないという問題がさらに生じる。例えば考えられる障害としては、コ ンテナが該コンテナに連結された中間連結ユニットと共に、中間連結ホルダの受 容部から遮断解離されているという誤った前提のもとで、中間連結ホルダに位置 決めされたコンテナと結合されているスプレッダが持ち上げられてしまうという ような障害が、考えられる。このような場合には、コンテナを持ち上げることに よって、中間連結ホルダが著しく破壊されたり、又は少なくとも中間連結ホルダ の受容部が破壊されたりする可能性がある。このような不都合を回避するために 、本発明の別の有利な構成では、コンテナからその都度の中間連結ユニットを解 離するための解離命令が与えられているにもかかわらず、この解離命令が1つ又 は複数の中間連結ユニットに関して実施されなかった場合又はエラーを伴って実 施された場合に、中間連結ホルダに対してコンテナを持ち上げた時に、受容部及 び所属の作用部分の連行を阻止する安全対策手段が設けられている。この場合さ らに、安全対策手段が、操作員にもしくは、中間連結ホルダからのコンテナの取 り外しのために働くリフティング装置に、警告信号又は制御信号を発するように なっていると、有利である。 特定の型式の中間連結ユニットでは、つまり上側の係合ヘッドが台部分と堅く 結合されている型式の中間 連結ユニットでは、下側のコンテナコーナ金具から中間連結ユニットを解離する ためにもしくは下側のコンテナコーナ金具への連結のために、中間連結ユニット は全体として、その上に位置するコンテナの負荷を受けながら回動されねばなら ない、という場合の生じることがある。このために、上で既に述べたように、中 間連結ホルダにおける回転ユニットが必要である。このような回転ユニットを、 極度に大きな駆動出力の使用を回避しながら、適正な時期に有効になるようにす るために、本発明の有利な構成では、回転ユニットにプレロード装置を配属する ことが可能であり、このプレロード装置は、解離方向もしくは連結方向において プレロードをかけられており、この場合コンテナの重量から中間連結ユニットが 解放された時に、この解放段階中に解離方向もしくは連結方向における回転が行 われるようになっている。 種々異なったコンテナ寸法への適合を可能にするために、本発明の別の構成で は、中間連結ホルダがベースフレームと、該ベースフレームに対して移動可能な 運動フレームとから構成されていて、該運動フレームの移動によって、受容部の 分配パターンがその都度のコンテナフォーマットに適合可能である。 コンテナ積み卸しクレーンの位置決めプログラムを、コンテナの寸法とは無関 係にするために、本発明の別の構成では、ベースフレームに2つの運動フレーム が 設けられており、該運動フレームが、コンテナ長手方向に相当する方向で、ベー スフレームに対して対称的に移動可能であり、かつ場合によっては各1つ又は2 つの収納庫を受容している。 中間連結ホルダを簡単に港湾地域内で移動できるようにするために、本発明の さらに別の構成では、中間連結ホルダに、スプレッダ側の連結手段のための係合 金具が設けられており、該係合金具が種々異なったコンテナフォーマットのため のスプレッダに適合可能である。 また、中間連結ホルダが道路走行可能なユニットとして構成されているか、又 はこのようなユニットに交換可能であり、かつ場合によっては牽引車両と連結可 能であると、やはり中間連結ホルダの移動を簡単にすることができる。 しかしながら中間連結ホルダの受容部の範囲に操作員がいるということも考え られるので、このような場合には、その都度の受容部の範囲において中間連結ホ ルダに保護屋根が配置されており、この場合一方では該保護屋根が、指示通りに 接近する又は持ち上げられるコンテナと合致していないところに位置していて、 かつ他方では該保護屋根が、その都度の受容部において作業する操作員に対する 直接的な保護又は短い避難経路を与えるようになっていると、有利である。さら に付加的に操作員の安全性を確保するために、本発明 の別の有利な構成では、保護屋根にバリアが配属されており、該バリアが保護屋 根範囲からの操作員の進出時に、操作員の滞在範囲への、道路走行可能なコンテ ナ運搬車両の接近を阻止するようになっている。 スプレッダがロープに懸吊されて揺れている場合にも、中間連結ホルダに対す るコンテナの位置決めを容易にするために、本発明のさらに別の構成では、中間 連結ホルダが、コンテナのための指示手段)を備えている。 以下においては添付の図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。 第1図は、コンテナ船舶とコンテナ積み卸しクレーンと該コンテナ積み卸しク レーンの下におけるコンテナ移動装置と共に、埠頭縁部の長手方向において埠頭 設備を示す図である。 第1a図は、スプレッダのツイストロックの1つと共働するコンテナの上側の コーナ金具を示す平面図である。 第2図は、第1図の矢印IIの方向から第1図の中間連結ホルダを示す側面図で ある。 第2a図はテレスコープ式に延長された位置における、第2図に示された中間 連結ホルダを示す側面図である。 第2b図は、さらに延長された位置における、第2図に示された中間連結ホル ダを示す図である。 第3図は、第2b図に示された中間連結ホルダを上から見た平面図である。 第4図は、下側のコンテナの上側のコーナ金具と係合しかつ同時に上側のコン テナの下側のコーナ金具とも係合している中間連結ユニットを示す図である。 第4a図は、中間連結ユニットと上側のコンテナの下側のコーナ金具との係合 状態を、第4図の矢印IVa−IVaの方向から見た図である。 第4b図は、中間連結ユニットと下側のコンテナの上側のコーナ金具との係合 状態を、第4図の矢印IVb−IVbの方向から見た図である。 第5図は、上側のコンテナを該コンテナに錠止された中間連結ユニットと共に 、下側のコンテナから持ち上げることができる段階を示す、第4図に相当する図 である。 第5a図及び第5b図は、第5図に示された段階を示す、第4a図及び第4b 図に相当する図である。 第6図は、中間連結ホルダへの上側のコンテナの移動後における上側のコンテ ナのコーナ金具を示す図である。 第6a図及び第6b図は、第4a図及び第4b図に相当する図であって、この 場合第6a図は移動された上側のコンテナと中間連結ユニットとの係合状態を示 す図であり、かつ第6b図は中間連結ホルダと中間連結ユニットとの係合状態を 示す図である。 第7図は、第6図に示されたコーナ金具を示す図であって、上側のコンテナを 、中間連結ユニットを残したままで中間連結ホルダから持ち上げることができる 位置に、中間連結ユニットを切り換えた後における上側のコンテナのコーナ金具 を示す図である。 第7a図及び第7b図は、第4a図及び第4b図に相当する図であって、移動 すべきコンテナ及び中間連結ホルダと中間連結ユニットとの係合状態を示す図で ある。 第8図は、移動すべきコンテナが持ち上げられた後における、第7図に示され た相対ポジションにおける中間連結ユニットと中間連結ホルダとを示す図である 。 第8a図は、第8図に示された中間連結ユニットの上側部分の位置を示す図で ある。 第8b図は、第8図に示された中間連結ホルダと中間連結ユニットの下側部分 との間における係合状態を示す図である。 第9図は、中間連結ホルダに取り付けられた操作工具が中間連結ユニットの操 作レバーから切り離された後における、第8図に相当する図である。 第9b図は、第9図に示された中間連結ホルダと中間連結ユニットの下側部分 との間における係合状態を示す図である。 第10a図は、中間連結ユニットを中間連結ホルダからマガジンに引き渡す様 子を示す図である。 第10b図は、中間連結ユニットを中間連結ホルダからマガジンに引き渡す場 合における中間段階を示す図である。 第11図は、第10b図の矢印XIの方向でマガジンを見た図である。 第1図には埠頭縁部が符号10で示されている。この埠頭縁部10は、図平面 に対して垂直に延びている。陸側においてこの埠頭縁部10には、ゴムタイヤを 備えた車両のための走行路12が続いている。この埠頭の走行路12にはさらに 、コンテナ積み卸しクレーン16が埠頭縁部10に対して平行に敷設されている 。このクレーンフレーム16は、門形コラム16aと移動ウィンチブリッジビー ム16bとから成る門形架構体から成っている。移動ウインチブリッジビーム1 6bに沿って移動ウィンチ18が移動し、この移動ウィンチ18は、リフティン グロープ20を介して、スプレッダ22と呼ばれるコンテナ受容フレームを保持 しており、このスプレッダ22はほぼコンテナの水平横断面に相当していて、4 つの角隅にいわゆるツイストロック24を備えており、これらのツイストロック 24は、移動されるコンテナ26Iの上側のコーナ金具26aと連結されるよう に構成されている。2つのコンテナ26I及び26IIは、コンテナ積載船舶28 の甲板に積み重ねられている。この場合下側のコンテナ26IIはその下側のコー ナ金具26bで、中間連結ユ ニット30を介して船舶28の保持金具32にしっかりと連結されている。他方 において上側のコンテナ26Iはその下側のコーナ金具26bで、下側のコンテ ナ26IIの上側のコーナ金具26aに、同様に中間連結ユニット30によってし っかりと連結されている。 今ここでは、コンテナ26Iが第1図に示されたポジションAからポジション Bにもたらされるものと、仮定する。この場合ポジションBは埠頭における走行 路12における任意の箇所に、例えばコンテナ倉庫の内部に、位置することがで きる。 このために次のような動作が実行される: スプレッダ22は上側のコンテナ26Iに向かって下降させられ、ツイストロ ック24の操作によって、この上側のコンテナ26Iと結合される。ツイストロ ック24はハンマ状の構成体と見なすことができ、この場合ハンマの柄は鉛直な 軸線を中心にして回転可能である。上側のコンテナ26Iに向かってのスプレッ ダ22の下降時に、ツイストロック24のハンマヘッドは上側のコーナ金具26 aの長孔26a1を貫通する(第1a図)。ハンマヘッドが長孔26a1を貫通 すると、ハンマの柄がその鉛直な軸線を中心にして回動させられ、この結果ハン マヘッド24aは上側のコーナ金具26aに下から係合する。次いで、上側のコ ンテナ26Iが下側のコンテナ26IIから解離されるやいなや、スプレッダ22 は上側のコンテナ26Iを 持ち上げることができる。 下側のコンテナ26IIから上側のコンテナ26Iを解離するために、一方では 中間連結ユニット30が下側のコンテナ26IIから解離され、かつ他方では中間 連結ユニット30は上側のコンテナ26Iとは結合状態を保たれている。いまや 上側のコンテナ26Iはスプレッダ22によって移動経路a−b−cに沿って、 中間連結ホルダ34におけるポジションCに移動させられることができる。この 場合に注意すべきことは、移動経路a−b−cにおいて中間連結ユニット30は なお上側のコンテナ26Iに連結されている、ということである。しかしながら 上側のコンテナ26Iは最終的にはポジションBにもたらされ、例えば埠頭の走 行路12において荷卸しされる。この場合埠頭の走行路12のポジションBにお ける荷卸しのためには、中間連結ユニット30はあらかじめ上側のコンテナ26 Iから解離されねばならない。 このために上側のコンテナ26Iはその中間連結ユニット30で中間連結ホル ダ34の上に載設され、次いで、上側のコンテナ26Iが中間連結ホルダ34に 位置している間に、中間連結ユニット30が上側のコンテナ26Iから解離され 、次に、上側のコンテナ26Iが中間連結ホルダ34から再び取り出されて、ポ ジションBにもたらされる。この際に中間連結ユニット30は中間連結ホルダ3 4に留まっていて、そこか ら中間連結ユニットのための収納庫にもたらされることが望ましい。中間連結ホ ルダ34の範囲における上側のコンテナ26Iからの中間連結ユニット30の解 離後に、上側のコンテナ26Iは別のスプレッダ36によって、このスプレッダ 36にも設けられているツイストロック24を用いて把持される。スプレッダ3 6はリフティングロープ38を用いて門形リフティング台車40に懸吊されてお り、この門形リフティング台車40は、走行路上を移動する有利にはかじ取り可 能な車輪42を用いて、埠頭の走行路12上を走行することができ、これによっ て上側のコンテナ26IはポジションCからポジションBにもたらされ、このポ ジションBで埠頭の走行路12に荷卸しされることができる。この場合、上側の コンテナ26Iと一緒にポジションAからポジションCにもたらされた中間連結 ユニット30は、中間連結ホルダ34に残ったままであり、そこで以下において 詳しく述べる収納庫に貯えられる。 船舶の長手方向において互いに間隔をおいて位置している、船舶における種々 異なった積載箇所から、次々とコンテナを持ち上げるために、コンテナ積み卸し クレーン16の移動ウィンチブリッジビーム16bは埠頭縁部10に対して平行 に、つまり第1図の図平面に対して垂直に移動可能であるので、中間連結ホルダ 34もクレーンフレーム16と一緒に該クレーンフレー ムの種々異なったポジションに走行することができるようになっている。このた めに中間連結ホルダ34は連行結合体44を介して、クレーンフレームの門形コ ラム16aと連行を目的として結合されている。連行体44はこの場合埠頭走行 路12の上に直接載っており、したがって、門形リフティング台車40がポジシ ョンCからコンテナ26Iを引き渡すための引渡し位置に接近走行する際に、連 行体44は門形リフティング台車40の車輪42によって乗り越えられ得る。連 行体44の中にはこの場合、中間連結ホルダ34の範囲における可動部分の制御 及び操作のために必要なすべての供給導管が敷設されていてもよい。 さらに述べれば、中間連結ホルダ34は種々様々なコンテナフォーマットに適 合されねばならず、この場合における適合範囲は通常コンテナの長手方向に制限 可能である。すなわち問題になるコンテナは幅方向においては規格化されている が、長手方向においては、例えば40フィートコンテナ、45フィートコンテナ 及び20フィートコンテナのような種々様様なフォーマットが存在する。 第2図には、20フィートコンテナに合わせられた位置を占めている中間連結 ホルダ34が示されている。中間連結ホルダ34は2つのボックス46から成っ ており、両ボックス46は、中間テレスコープ部材48を介してベースフレーム 50において案内されている。 ボックス46及び中間テレスコープ部材48はベースフレーム50に対して同期 化されて移動調節可能であり、したがって選択的に第2図、第2a図及び第2b 図に示された長さ位置を得ることができる。ボックス46には、その都度移動さ せられるコンテナのための導入プレート52が取り付けられている。 第3図には再び連行体44の構造が示されており、これらの連行体44は埠頭 走行路12のレベルにおいて、ベースフレーム50をクレーンフレーム16の門 形コラム16aと結合している。ボックス46には全部で4つの角隅に、コンテ ナ26Iの各4つの中間連結ユニット30のための受容部54がそれぞれ設けら れている。 ポジションAからポジションCへのコンテナ26Iの移動を準備するために、 中間連結ユニット30は下側のコンテナ26IIから手によって解離される。相応 なことは、後で下側のコンテナ26IIを船舶28の甲板における保持金具32か ら解離することが望まれている場合にも、言える。 第4図には、下側のコンテナ26IIの上側のコーナ金具26aと上側のコンテ ナ26Iの下側のコーナ金具26bとが示されており、両者の間には中間連結ユ ニット30が示されている。中間連結ユニット30は、中間プレート30a1と 下側の充填部材30a2と上側の充填部材30a3とから成る台部分30aを有 し ている。下側の充填部材30a2は、上側のコーナ金具26aの長孔26a1を ほぼ完全に満たしている。上側の充填部材30a3はコンテナ26Iの下側のコ ーナ金具26bの対応する長孔26b1をほぼ完全に満たしている。この場合長 孔26a1及び26b1の長手方向軸線LXは、第4図において図平面に対して 垂直に延びている。ほぼ正方形の輪郭を有していて、正方形の辺が長孔26a1 及び26b1の方形の辺に対して平行に延びている中間プレート30a1は、下 に向けられた接触面30a12と上に向けられた支持面30a13とを有してい る。下に向けられた接触面30a12が、下側のコンテナ26IIの上側のコーナ 金具26aの上側面26a2に載設しているのに対して、コンテナ26Iの下側 のコーナ金具26bの下側面26b2は、中間プレート30a1の上に向けられ た支持面30a13に載設している。台部分30aの中央には軸30bが回転可 能に支承されている。この軸30bはその上端部に上側のハンマヘッド30cを 有し、かつ下端部に下側のハンマヘッド30dを有している。 第4a図及び第4b図から分かるように、第4図に示された状態では軸30b は台部分30aに対して一定の角度位置を占めており、この角度位置においてハ ンマヘッド30dは上側のコーナ金具26aに下から係合し、かつハンマヘッド 30cは下側のコーナ金具 26bに上から係合しており、この結果下側のコンテナ26IIのコーナ金具26 aと上側のコンテナ26Iのコーナ金具26bとは互いに錠止され、鉛直方向に おいて互いに引き離されることを阻止されている。台部分30aには調節レバー 30eが取り付けられており、この調節レバー30eは軸30bの回動を可能に し、かつ種々異なったポジションにおいて軸30bの種々異なった角度位置を決 定する。 第5図、第5a図及び第5b図に示された状態では、特に第5b図から分かる ように、中間連結ユニット30は下側のコンテナ26IIのコーナ金具26aから 解離されており、つまりこの場合ハンマヘッド30dと長孔26a1とが互いに 平行位置を占めている。これに対して中間連結ユニット30は、第5a図から分 かるように、上側のコンテナ26Iの下側のコーナ金具26bとはなお錠止され ており、つまりこの場合上側のハンマヘッド30cは長孔26b1に対して直角 に位置している。 この場合調節レバー30eは新たな位置を占めている。第5図に示された状態 において、上側のコンテナ26Iはスプレッダ22によって持ち上げられて、第 1図に示されたポジションCにもたらされ、そこで中間連結ホルダに載せること ができる。 第6図に示された状態では、上側のコンテナ26Iの下側のコーナ金具26b は中間連結ホルダ34の中 間連結受容部54に対する整合位置にもたらされている。第6図において軸30 bの角度位置は第5図に示された角度位置に対して変わっていない。したがって 上側のハンマヘッド30cはなお下側のコーナ金具26bに掛かっており、下側 のハンマヘッド30bは受容部54の長いスロット54a内に妨げられることな く進入することができる。充填部材30a2の幅はスロット54aの幅に相当し ている。上側のハンマヘッド30cは相変わらず下側のコーナ金具26bに上か ら係合している。 第7図に示されているように、中間連結ホルダ34には中間連結受容部54の 範囲において、調節レバー30eのための操作器具が取り付けられている。この 操作器具は符号56で示されている。操作器具56は、操作シャフト56bに操 作フォーク56aを有しており、操作シャフト56bは旋回軸56cを直径方向 で貫通していて、その長手方向において操作軸56cの内部を矢印56dの方向 でシフト可能であり、かつ操作軸56cによって矢印56eの方向で回動可能で ある。この操作器具56によって調節レバー30eは第7図に示された位置にも たらされることができる。この位置において上側のハンマヘッド30cは、上側 のコンテナ26Iの下側のコーナ金具26bの長孔26b1に対する平行位置を 占める。この結果上側のコンテナ26Iは、中間連結ユニット30を中間連結ホ ル ダ34の受容部54に残したままで、中間連結ホルダ34から持ち上げられるこ とができる。中間連結ホルダ34に中間連結ユニット30が留まることは、特に 第7b図から分かるように、中間連結受容部54に下から係合している下側のハ ンマヘッド30dの調節によって保証されている。 コンテナ26Iが門形リフティング台車40のスプレッダ36を用いて中間連 結ホルダ34から取り外されると、第8図、第8a図及び第8b図に示されてい るような状態になる。 第9図及び第9b図が第8図及び第8b図と異なっている点は、操作器具56 が調節レバー30eから引き戻されている点だけである。 第6図、第7図及び第8図において既に示されていたように、第9図には搬送 スライダ58が示されており、この搬送スライダ58はリニアガイドレール58 aに沿ってシフト可能である。搬送スライダ58はフォーク状に構成されていて 、そのフォーク脚58b,58cは、第9図において図平面に対して平行な、中 間プレート30a1の前側及び後ろ側の制限面に接触している。この搬送スライ ダ58を用いて中間連結ユニット30は、第9b図に矢印60で示されているよ うに、長いスロット54aから押し出されることができる。この場合充填部材3 0a2の両側面30a21は、スロット54aのスロット制限面54a1に沿っ て滑動する。このようにして、鉛直方向の軸線を中心にした中間連結ユニット3 0の方向付けが得られる。 第10図には、第9図に示された中間連結ユニット30が第9図のXa−Xa 線に沿った断面図で示されている。充填部材30a2はなおスロット54aの内 部においてそのスロット制限面54a1の間に位置しており、これに対して中間 プレート30a1は受容部54の上側面54bに載っている。第10a図から分 かるように、搬送テーブル62が中間連結受容部54に対向して位置しており、 つまり搬送テーブル62の上側面62aは受容部54の上側面54bと同一平面 に位置しており、搬送テーブル62の、スロット制限縁62b1を備えたスロッ ト62bは、受容部54の長いスロット54aと整合して位置している。このよ うに対応配置されていることによって、搬送スライダ58は中間連結ユニット3 0を、第10a図に示されたポジションから第10b図に示されたポジションに シフトさせることができる。 中間連結ユニット30が搬送テーブル62における第10b図に示されたポジ ションに達するや否や、搬送スライダ58は図示されていない形式で引き戻され ることができ、この結果搬送テーブル62を用いて中間連結ユニット30は互い に垂直な2つの方向(矢印64及び66参照)において、収納庫68の前壁68 aに対して平行に鉛直方向及び水平方向にシフトされ ることができる。これによって搬送テーブル62を用いて中間連結ユニット30 は、間隙68I及び68IIに配置された収納室68I1〜68I4;68II1〜 68II4と整合させられることができる。このような収容室との整合位置が一度 得られると、中間連結ユニット30は搬送テーブル62からそれぞれの収納室に 搬送されることができ、第11図に示されている例では、収納室68II1に中間 連結ユニット30が供給される。搬送テーブル62から収納室68II1への移行 はこの場合のこ歯状の搬送ロッド70によって行うことができる。この搬送ロッ ド70は、各収納室に対する作業位置にもたらされることができ、その都度供給 される収納室の下に位置する。第11図には中間連結ユニット30がちょうど収 納室68II1に供給されるところが示されている。したがってこの場合のこ歯状 の搬送ロッド70はその下に位置する収納室68II2に位置している。第10b 図に示された搬送テーブル62から収納室68II1への中間連結ユニット30の 引渡しはこの場合、搬送ロッド70ののこ歯70aによって行われる。対をなし て互いに配属されている2つののこ歯70aの間の間隔は、それぞれ充填部材3 0a2の長さ(第10a図に符号1で示されている)に合わせられている。搬送 ロッド70は矢印72及び74で示されている方向に可動であり、第10b図に 矢印Vで示された視線方向において、鉛直平面におけ る方形軌道に沿った周期的な運動を実施する。第10b図に示された状態では、 2つののこ歯70aは充填部材30a2に対する見当位置(Registerstellung) を占めているが、第11図に示された状態では中間連結ユニット30の下に、つ まり中間連結ユニット30との係合外に位置している。搬送ロッド70が第11 図に示されたポジションから矢印74の方向で上昇すると、充填部材30a2が 見当位置にある2つののこ歯70aは、充填部材30a2にフォーク状に係合す る。次いで搬送ロッド70が矢印72の方向で移動すると(第10b図において 上方に向かって)、中間連結ユニット30は矢印72に方向で搬送ロッド70の 行程hだけ移動して、収納室68II1に進入する。この際に中間連結ユニット3 0は、収納室68II1の支持条片68bの長手方向縁部における充填部材30a 2の長手方向縁部の接触によって、そのヨー軸を中心とした回動を防止される。 同時に中間プレートa1は条片68bの上に載る。搬送ロッド70が矢印72の 方向におけるその行程hを終了するや否や、搬送ロッド70はその方形軌道に沿 って再び矢印74の方向で下降し、この結果、それまで充填部材30a2とフォ ーク状に係合していたのこ歯70aは、充填部材30a2との係合を解除する。 搬送ロッド70は次いで矢印72の方向で戻り行程を行い、この戻り行程終了後 に第11図に示された矢印74に沿って再び上方に向 かって移動することができ、これによって、搬送テーブル62によって提供され る別の中間連結ユニット30を引き受けて、収納室68II1内にもたらすことが 可能になる。この場合、既に収納室68II1内にある中間連結ユニット30は、 後続ののこ歯対によってその都度行程長さh分だけ、収納室68II1における別 の収納場所に向かって移動させられる。このようにして中間連結ユニット30は 、収納室68II1において収納室長手方向における規定されたポジションを確実 に占めることができ、この結果中間連結ユニット30は、搬送ロッド70によっ て、搬送テーブル62における戻り搬送を目的としてまた再び把持されることが できる。1つの収納室が満たされると、搬送テーブル62は別の収納室に対する 整合位置に移動し、同時に搬送ロッド70は、中間連結ユニット30を新たに供 給される収納室に対向したポジションにもたらされる。つまり搬送ロッド70は 、新たに供給される収納室の下に位置する収納室に導入される。 第2図、第2a図、第2b図及び第3図に示された中間連結ホルダ34の4つ の中間連結受容部のそれぞれのために、1つの特別な収納庫が設けられていても よい。特に、各ボックス46に、ぞれぞれのボックス46に配属された2つの受 容部54のために各2つの収納庫を設けることが、望ましい。第10a図、第1 0b図及び第11図に示された収納庫68は、ボック ス46内にルーズにセットされていることができ、このように構成されていると 、収納庫68はボックス46から例えばフォーク形ステープラ(Gabelstapler) を用いて取り出したり、補充したりすることが可能になる。 当然のことながら、コンテナ26IはポジションBからポジションCを介して 船舶28の甲板におけるポジションAにもたらされることもできる。この場合、 ポジションBから中間連結ユニット30なしにポジションCに到着するコンテナ 26Iは、中間連結ホルダ34において中間連結ユニット30を装着され、この 際に中間連結ユニット30はコンテナ26Iに錠止される。次いで再びスプレッ ダ22がコンテナ26Iを受容して、移動経路c−b−aに沿って矢印をは逆向 きにポジションAにもたらす。そしてこのポジションAにおいてコンテナ26I は再び下側のコンテナ26IIに載せられる。載着後に中間連結ユニット30は、 下側のコンテナ26IIの上側のコーナ金具26aと再び錠止される。 この場合、下側のコンテナ26IIの上側のコーナ金具26aへの又は船舶28 の甲板における金具32への下側のハンマヘッド30dの錠止は、自動的に行わ れるようになっている。このためにハンマヘッド30dは中間位置にもたらされ 、この中間位置からハンマヘッド30dは対応する長孔26a1への進入時にハ ンマヘッドの導入傾斜によって該長孔26a1に対する平行位置へと回動させら れ、これによってハンマヘッド30dは、それぞれ対応する長孔26a1を貫通 した後で、ばね作用下でコーナ金具26aに下から係合することができる。 準備位置、つまりこの準備位置からハンマヘッド30dは長孔26a1への進 入時にばね作用に抗して自動的に長孔26a1に対して平行になるのだが、この 準備位置へのハンマヘッド30dの移動は、既に、受容部54のスロット54a からのハンマヘッド30dの進出前又は進出中に行われる。このような準備状態 の導入は、調節レバー30eへの作用によっても行うことができる。 ここでさらに述べておくと、中間連結ユニット30に関しては種々様々な構成 のものが存在する。例えば中間連結ユニット30の上側のハンマヘッド30cが 台部分30aに対して回動不能であるような、択一的な構成も可能である。この 場合には、中間連結ユニット30全体が受容部54において回転できるように、 受容部54を構成する必要がある。そしてこの場合受容部54には、中間連結ユ ニット30を回動させる回転駆動装置が配属されている。この回転駆動装置は台 部分30aの下側の充填部材30a2に係合することができる。しかしながらこ の場合には次のような問題がある:すなわちこの場合には、上側のコンテナ26 Iが中間連結ユニット30に載っている限り、又はより正確に言うならば、受容 部54の上側面54bに載っている中間連結プレート30a1に載っている限り 、コンテナ26Iの下側のコーナ金具26bに対する錠止もしくは解錠を目的と した台部分30aの回動は、大きな摩擦抵抗に抗してしか可能でない。この摩擦 抵抗を回避するために、台部分30aには、該台部分30aを回動させるための 操作力を蓄え、かつ中間プレートが負荷軽減されるや否や、回動を生ぜしめる回 転プレロード器具(Drehvorspanngeraet)が作用するようになっている。 以上述べた本発明による構造によって、コンテナの移動を迅速に行うことが可 能になる。従来の運転形式とは異なり、下に位置するコンテナから上のコンテナ を持ち上げた後で、持ち上げられたコンテナによってまず初め連行された中間連 結ユニット30を、手によって解除して収納するといった作業が、もはや不要に なる。これによって、極めて骨の折れる危険でかつ高価な手作業が少なくなる。 同様な効果は、コンテナをコンテナ船舶への載着前にコンテナに、下に位置する コンテナ又は甲板に固定するために用いられる中間連結ユニットを、装着するこ とが必要な場合に対しても言える。このように船舶に荷積みされるコンテナに中 間連結ユニット30を装着する作業も、従来は手によって行われていたが、その 代わりにいまや中間連結ホ ルダの範囲における機械的な手段を使用することができる。しかしながら、コン テナをその下に位置するコンテナから又は甲板における金具から解離することが 望まれている場合には、船舶の甲板においてなお手作業が必要である。 今までは、コンテナは陸側において、例えば図面に符号40で示されている形 式の門形リフティング台車のようなコンテナ運搬車両によって、中間連結ホルダ 34に運ばれるということを前提にしていた。しかしながら、コンテナを例えば プラットホーム台車に載せて中間連結ホルダに移動させ、そこで中間連結ユニッ トのためのその都度の受容部に対応するポジションにおいて荷卸しすることも、 可能である。このような場合には、各コンテナをプラットホーム台車から持ち上 げて中間連結ホルダに荷卸しする補助クレーンが、中間連結ホルダに定置に配属 されていてもよい。 コンテナ26Iが輸入運転時においてポジションCからさらに運搬されるよう な場合においても、次のような利点が得られる: コンテナ26Iが中間連結ホルダ34に載せられるや否や、スプレッダ22は コンテナから既に再び持ち上げられ、移動ウィンチ18を用いて、別のコンテナ を受容するために船舶に戻し走行されることができ、この場合中間連結ユニット 30がコンテナ26Iから取り外されるまで、待機する必要はない。 つまりクレーンサイクルは、中間連結ユニットの取外し及び取付けによって影 響を受けることはなく、特にこれによって長くなくことはない。 さらに付言すれば、2つ又はそれ以上の移動ウィンチを備えたコンテナ積み卸 しクレーンにおいて、1つの移動ウィンチのスプレッダから別の移動ウィンチの スプレッダへの引渡しが行われる箇所においても、中間連結ホルダ34を使用す ることが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘスラー,クラウス ドイツ連邦共和国 D―82223 アイヒェ ナウ エメリンガーシュトラーセ 15

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コンテナ(26I,26II)を第1の設置箇所(A)と第2の設置箇所(B )との間において移動する方法、すなわち、スプレッダ(22)のスプレッダ側 の連結手段(24)との連結のために働く上側のコンテナ・コーナ金具(26a )を上側の角隅に有し、かつその都度の下側のコンテナ(26II)の上側のコン テナ・コーナ金具(26a)との結合のため又はコンテナ担体(28)の対応す る担体側金具(32)との結合のために働く下側のコンテナ・コーナ金具(26 b)を下側の角隅に有しているコンテナ(26I,26II)を、その都度のコン テナ(26I)がその下側のコンテナ・コーナ金具(26b)で、下側のコンテ ナ(26II)の上側のコンテナ・コーナ金具(26a)又はコンテナ担体(28 )の対応する担体側金具(32)における解離可能な中間連結ユニット(30) によって固定されている第1の設置箇所(A)と、コンテナ(26I)が中間連 結ユニット(30)なしに受容される第2の設置箇所(B)との間において移動 する方法であって、この場合この方法の枠内において中間連結ユニット(30) をまず初めに下側のコンテナ(26II)もしくはコンテナ担体(28)から解離 し、移動すべきコンテナ(26I)を次いでスプレッダ(22) を用いて、中間連結ユニット(30)を連行しながら下側のコンテナ(26II) もしくはコンテナ担体(28)から持ち上げ、次に中間連結ユニット(30)を 下側のコンテナ・コーナ金具(26b)から取り外し、次いで、中間連結ユニッ ト(30)から解放された移動すべきコンテナ(26I)を、第2の設置箇所( B)にもたらす形式の方法において、 移動すべきコンテナ(26I)を第1の設置箇所(A)から第2の設置箇所 (B)への移動途中において、上側のコンテナ・コーナ金具(26a)の配置形 式に相当する分配配置パターンで中間連結ユニット(30)のための受容部(5 4)を備えている中間連結ホルダ(34)に荷卸しし、この際に中間連結ユニッ ト(30)を受容部(54)と係合させ、次いで中間連結ユニット(30)を、 中間連結ホルダ(34)に対して位置決めされたコンテナ(26I)から解離し 、次に、移動すべきコンテナ(26I)を、中間連結ホルダ(34)に中間連結 ユニット(30)を残したままで、第2の設置箇所(B)に向かってさらに運搬 することを特徴とする、コンテナを移動する方法。 2.コンテナ(26I,26II)を第2の設置箇所(B)と第1の設置箇所(A )との間において移動する方法、すなわち、スプレッダ(22)のスプレッダ側 の連結手段(24)との連結のために働く上側のコ ンテナ・コーナ金具(26a)を上側の角隅に有し、かつその都度の下側のコン テナ(26II)の上側のコンテナ・コーナ金具(26a)との結合のため又はコ ンテナ担体(28)の対応する担体側金具(32)との結合のために働く下側の コンテナ・コーナ金具(26b)を下側の角隅に有しているコンテナ(26I, 26II)を、第2の設置箇所(B)と、移動すべきコンテナ(26I)の下側の コンテナ・コーナ金具(26b)が中間連結ユニット(30)を介して、下側の コンテナ(26II)の上側のコンテナ・コーナ金具(26a)又はコンテナ担体 (28)の対応する担体側金具(32)に連結される第1の設置箇所(A)との 間において移動する方法であって、この場合移動すべきコンテナ(26I)に、 該コンテナが中間連結ユニット (30)なしに受容されている第2の設置箇所 (B)から第1の設置箇所(A)への移動途中で、中間連結ユニット(30)を 装着し、移動すべきコンテナ(26I)を次いで、スプレッダ(22)を用いて 第1の設置箇所(A)に向かってさらに運搬し、該第1の設置箇所(A)で下側 のコンテナ(26II)もしくはコンテナ担体(28)の上に載着して、下側のコ ンテナ(26II)もしくは担体側金具(32)のそこにある上側のコンテナ・コ ーナ金具(26a)と、中間連結ユニット(30)を用いて結合する形式の方法 において、 移動すべきコンテナ(26I)を第2の設置箇所(B)からまず初めに、上 側のコンテナ・コーナ金具(26a)又は担体側金具(32)の配置形式に相当 する分配配置パターンで中間連結ユニット(30)のための受容部(54)を有 していて、かつ該受容部(54)に中間連結ユニット(30)を備えている中間 連結ホルダ(34)に載着し、移動すべきコンテナ(26I)を中間連結ホルダ (34)に対する位置決め中に、中間連結ユニット(30)と結合させ、移動す べきコンテナ(26I)を次いで、中間連結ユニット(30)を連行しながら中 間連結ホルダ(34)から第1の設置箇所(A)にもたらし、該第1の設置箇所 (A)においてその都度の下側のコンテナ(26II)もしくはコンテナ担体(2 8)の上に荷卸しして、中間連結ユニット(30)を用いて固定することを特徴 とする、コンテナを移動する方法。 3.中間連結ユニット(30)をその都度の受容部(54)から取り外して、収 納庫(68)に供給する、請求項1記載の方法。 4.その都度の受容部(54)から収納箇所(68I1,68II1...)への 中間連結ユニット(30)の移動を、所定の枠内における中間連結ユニット(3 0)の方向付けを維持しながら、又は整然とした方向転換を伴って実施する、請 求項3記載の方法。 5.中間連結ユニット(30)を収納庫(48)からその都度の受容部(54) に供給する、請求項2記載の方法。 6.中間連結ユニット(30)をその都度の収納箇所(68I1,68II1.. .)からその都度の受容部(54)に、所定の枠内における該中間連結ユニット の方向付けを維持しながら、又は整然とした方向転換を伴って供給する、請求項 5記載の方法。 7.中間連結ユニット(30)が、上側のコンテナ・コーナ金具(26a)又は 対応する担体側金具(32)の開口(26a1)への係合のために規定されかつ 構成された位置決め面(30a21,30a22)と、上側のコンテナ・コーナ 金具(26a)又は担体側金具(32)の上側面における接触支持のために規定 された下方に向けられた接触面(30a12)とを備えた構成を有している場合 に、中間連結ユニット(30)を、前記位置決め面(30a21,30a22) 及び/又は接触面(30a12)によって位置決めする、請求項1から6までの いずれか1項記載の方法。 8.中間連結ユニット(30)を中間連結ホルダ(34)の受容部(54)から 、機械的な運搬手段(62,70)によってその都度の収納箇所(68I1,6 8II1...)に運搬するかもしくはその都度の収納箇所(68I1,68II1 ...)からその都 度の受容箇所(54)に機械的な運搬手段(62,70)によって運搬する、請 求項3から7までのいずれか1項記載の方法。 9.コンテナ(26I)を第1の設置箇所(A)と第2の設置箇所(B)との間 における移動途中に、中間連結ユニット(30)の引渡しもしくは受容のために 中間連結ホルダ(34)を備えた箇所(C)にもたらし、該箇所(C)において 種々異なったコンテナ運搬手段(18,22,40,36)の間における引渡し を行う、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。 10.中間連結ホルダ(34)をコンテナ積み卸しクレーン(14,18)と一緒 に、該コンテナ積み卸しクレーン(14,18)の種々異なった作業箇所に連行 する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。 11.請求項1から10までのいずれか1項記載の方法を実施する装置であって、 中間連結ユニット(30)のための受容部(54)を備えた中間連結ホルダ(3 4)が設けられており、この場合該中間連結ホルダ(34)が、上側のコンテナ ・コーナ金具(26a)の配置形式に相当する分配パターンに応じて、中間連結 ユニット(30)のための受容部(54)を有していることを特徴とする、コン テナを移動する装置。 12.中間連結ホルダ(34)の各受容部に、コンテナ(26I)からその都度の 中間連結ユニット(30)を解離するためもしくはコンテナ(26I)にその都 度の中間連結ユニット(30)を連結するための機械的な操作手段(56)が配 属されている、請求項11記載の装置。 13.機械的な操作手段(56)が種々異なった型式の中間連結ユニット(30) のために再調整可能に及び/又は交換可能に構成されている、請求項12記載の 装置。 14.機械的な操作手段(56)が、その都度の受容部(54)に対する空間的な 対応関係で、ホルダ側の力装置を有しており、該ホルダ側の力装置に、種々異な った中間連結ユニット(30)に合わせられて、中間連結ユニット(30)及び /又は力伝達手段(56b)に作用するための種々異なった作用手段(56a) が連結可能である、請求項13記載の装置。 15.その都度の受容部(54)の機械式の操作手段(56)が回転ユニットを有 していて、該回転ユニットが、中間連結ユニット(30)の下側の連結部分ユニ ット(30a2,30d)と共働するように、規定されかつ構成されており、該 連結部分ユニット(30a2,30d)はつまり上側のコンテナ・コーナ金具( 26d)及び/又は保持金具(32)に係合するように規定されかつ構成されて おり、この場合 回転ユニットが、その都度の受容部の内部における中間連結ユニット(30)全 体の回動によって、下側のコンテナ・コーナ金具(26b)に対して解離又は錠 止され得るようになっている、請求項12から14までのいずれか1項記載の装 置。 16.操作手段(56)が、中間連結ユニット(30)の調節手段(30e)との 係合のために構成されており、該調節手段(30e)がその都度の下側のコンテ ナ・コーナ金具(26b)からのその都度の中間連結ユニット(30)の解離も しくはその都度の下側のコンテナ・コーナ金具(26b)におけるその都度の中 間連結ユニット(30)の錠止を生ぜしめるようになっている、請求項12から 15までのいずれか1項記載の装置。 17.中間連結ホルダ(34)の受容部(54)が、各1つの運搬経路を介して中 間連結ユニット(30)のための収納庫(68)と接続されており、この場合こ の運搬経路が、中間連結ユニット(30)の方向付けを維持するように又は整然 とした方向転換を行うように構成されている、請求項11から16までのいずれ か1項記載の装置。 18.中間連結ホルダ(34)の各受容部(54)のために、中間連結ユニット( 30)のための特別な収納庫(68)が設けられている、請求項17記載の装置 。 19.中間連結ユニットのための収納庫(68)が、選択的に使用可能な種々様々 な型式の中間連結ユニット(30)を受容するために構成されている、請求項1 7又は18記載の装置。 20.中間連結ユニット(30)のための運搬経路及び/又はその都度の収納箇所 が、方向付け維持手段又は修正手段(54a1,62b1,68b)を備えてお り、該方向付け維持手段又は修正手段(54a1,62b1,68b)が中間連 結ユニット(30)の位置決め面(30a21, 30a22)に、特に中間連 結ユニット(30)の下側の部分ユニット(30a2,30d)の位置決め面( 30a21,30a22)に合わせられており、該位置決め面(30a21,3 0a22)が、規格化された上側のコンテナ・コーナ金具(26a)に合わせら れている、請求項17から19までのいずれか1項記載の装置。 21.運搬経路もしくは収納箇所(68I1,68II1...)の方向付け維持手 段又は修正手段(54a1,62b1,68b)が、スロット制限条片の互いに 向き合った縁部(62b1,68b)及び/又は上方に向かって延びた支持面( 62a,68b)によって形成されている、請求項20記載の装置。 22.収納庫(68)が二次元的又は三次元的な収納庫であり、したがって運搬経 路が少なくとも2つ又は3つの互いに垂直な運搬方向を有している、請求項 17から21までのいずれか1項記載の装置。 23.中間連結ホルダ(34)が相対的に運動可能なボックス(46)から成って おり、該ボックス(46)が、種々異なった寸法のコンテナ(26I)の上側及 び下側のコンテナ・コーナ金具(26a,26b)の配置形式に相応した種々異 なった分配パターンへの受容部(54)の調節を可能にするようになっている、 請求項11から22までのいずれか1項記載の装置。 24.収納庫(68)もしくは個々の受容部(54)に配属された、中間連結ユニ ット(30)のための個別化収納庫(68)が、少なくとも部分的に、受容部( 54)によって規定された中間連結ホルダ(34)の幅寸法の内部に配置されて いる、請求項17から23までのいずれか1項記載の装置。 25.中間連結ホルダ(34)が、受容部(54)に配属された操作手段(56) 及び/又は受容部(54)の収納庫もしくは個別化収納庫(68)と一緒に、運 搬能力のあるユニット(34)として構成されており、該ユニット(34)が有 利にはスプレッダ(22,36)によって、場合によっては部分ユニットへの分 解後においても、把持可能でかつ移動可能である、請求項11から24までのい ずれか1項記載の装置。 26.中間連結ホルダ(34)が、レールを持たないコ ンテナ運搬車両(40)のための走行路(12)の近傍に配置されていて、中間 連結ホルダ(34)がコンテナ運搬車両(40)に、中間連結ホルダ(34)に 対するコンテナ(26I)の接近及び装着もしくは取り外し及び離反運搬を可能 にするようになっている、請求項11から25までのいずれか1項記載の装置。 27.中間連結ホルダ(34)が結合手段(44)によって、コンテナ積み卸しク レーン(16)の一部分(16a)と結合されており、前記結合手段(44)が 、コンテナ引き渡しポジション(C)に接近走行するレールを持たないコンテナ 運搬車両(40)によって乗り越え走行可能であり、かつ場合によっては中間連 結ホルダ(34)のためのエネルギ導体及び制御導体を有している、請求項26 記載の装置。 28.コンテナ(26I)からその都度の中間連結ユニット(30)を解離するた めの解離命令が与えられているにもかかわらず、この解離命令が1つ又は複数の 中間連結ユニット(30)に関してまったくもしくは十分に実施されなかった場 合又は解離命令が与えられなかった場合に、中間連結ホルダ(34)に対してコ ンテナ(26I)を持ち上げた時に、受容部(54)及び所属の作用部分(56 )の連行を阻止する安全対策手段が設けられている、請求項11から27までの いずれか1項記載の装置。 29.安全対策手段が、操作員にもしくは、中間連結ホルダ(34)からのコンテ ナ(26I)の取り外しのために働くリフテイング装置(38)に、警告信号又 は制御信号を発するようになっている、請求項28記載の装置。 30.下側のコンテナ・コーナ金具(26b)からの解離のためもしくは下側のコ ンテナ・コーナ金具(26b)への連結のために全体としてコンテナ(26I) の負荷を受けながら回転されねばならない中間連結ユニット(30)の場合に、 このために規定された、中間連結ホルダ(34)における回転ユニットが、プレ ロード装置によって解離方向もしくは連結方向においてプレロードをかけられて おり、この場合コンテナ(26I)の重量から中間連結ユニット(30)が解放 された時に、この解放段階中に解離方向もしくは連結方向における回転が行われ るようになっている、請求項11から29までのいずれか1項記載の装置。 31.単数もしくは複数の収納庫(68)が交換可能である、請求項17から30 までのいずれか1項記載の装置。 32.中間連結ホルダ(34)がベースフレーム(50)と、該ベースフレーム( 50)に対して移動可能な運動フレーム(46,48)とから構成されていて、 該運動フレーム(46,48)の移動によって、受 容部(54)の分配パターンがその都度のコンテナフォーマットに適合可能であ る、請求項11から31までのいずれか1項記載の装置。 33.ベースフレーム(50)に2つの運動フレーム(46)が設けられており、 該運動フレーム(46)が、コンテナ長手方向に相当する方向で、ベースフレー ム(50)に対して対称的に移動可能であり、かつ場合によっては各1つ又は2 つの収納庫(68)を受容している、請求項32記載の装置。 34.中間連結ホルダ(34)に、スプレッダ側の連結手段のための係合金具が設 けられており、該係合金具が種々異なったコンテナフォーマットのためのスプレ ッダに適合可能である、請求項32又は33記載の装置。 35.中間連結ホルダ(34)が道路走行可能なユニットとして構成されているか 、又はこのようなユニットに交換可能であり、かつ場合によっては牽引車両と連 結可能である、請求項11から34までのいずれか1項記載の装置。 36.その都度の受容部(54)の範囲において中間連結ホルダ(34)に保護屋 根が配置されており、この場合一方では該保護屋根が、指示通りに接近する又は 持ち上げられるコンテナ(26I)と合致していないところに位置していて、か つ他方では該保護屋根が、その都度の受容部(54)において作業す る操作員に対する直接的な保護又は短い避難経路を与えるようになっている、請 求項11から35までのいずれか1項記載の装置。 37.保護屋根にバリアが配属されており、該バリアが保護屋根範囲からの操作員 の進出時に、操作員の滞在範囲への、道路走行可能なコンテナ運搬車両(40) の接近を阻止するようになっている、請求項36記載の装置。 38.中間連結ホルダが、コンテナ(26I)のための指示手段(52)を備えて いる、請求項11から37までのいずれか1項記載の装置。 39.中間連結ホルダに、定置のハンドリングクレーンが配属されている、請求項 11から37までのいずれか1項記載の装置。
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