JPH0850615A

JPH0850615A - Ｐｏｓシステムにおける価格算出方法及びｐｏｓシステム

Info

Publication number: JPH0850615A
Application number: JP18441294A
Authority: JP
Inventors: Masakazu Watanabe; 昌和渡邉
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1994-08-05
Filing date: 1994-08-05
Publication date: 1996-02-20

Abstract

(57)【要約】【目的】ＰＯＳシステムにおいて量り売り商品を他の定
量商品と同様に扱うことができ、その在庫管理、発注管
理、ロス管理などを可能にするとともに、小数を含んだ
量をも扱うことができ、顧客に対するきめ細かなサービ
スを可能とすることを目的とする。【構成】商品に、当該商品を識別する商品識別情報と、
量の単位を示す単位情報と、換算係数を示す位情報と、
量を示す量情報とを付し、商品マスタファイルに、単位
量の価格を示す単位単価と、換算係数を示す位情報とを
格納し、商品識別情報をキーとして商品マスタファイル
の検索を行い、検索された価格情報、検索された位情
報、商品の位情報、及び商品の量情報に基づいて、商品
の価格を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、百貨店、スーパーマー
ケット、チェーンストアなどの店舗に用いられるＰＯＳ
システムにおける価格算出方法、特に量り売り商品につ
いての価格算出方法、及びＰＯＳシステムに関する。

【０００２】近年は消費者のニーズが多様化し、店舗に
おいては必要なものを必要な量だけ販売する、いわゆる
量り売り商品の取り扱いを欠かすことができない。例え
ば、ホームセンタなどで販売される電線、ケーブル、
砂、土、ＧＭＳ（総合量販店）又は百貨店などで販売さ
れる布、ＳＭ（スーパー）などで販売される精肉や惣菜
などは、量り売り商品の典型例である。

【０００３】これらの量り売り商品については、ＰＯＳ
システムにおける例外的な扱いがなされる傾向にあった
が、店舗で扱っている商品は、量り売り商品を含めてそ
の全部を１つのコントローラにより制御し、売上高、売
上個数、陳列数、在庫量などの商品情報を総合的に管理
することが望まれている。

【０００４】

【従来の技術】従来より、ＰＯＳシステムが導入されて
いる店舗において、量り売り商品は次のようにして販売
されている。

【０００５】すなわち、量り売り商品を陳列してある売
り場において、顧客が必要な量（重さ、長さ、体積な
ど）を係員に告げると、係員はその量り売り商品を測定
器で量って分離する。その後、売り場に備えつけられて
いる台帳によって単位単価を調べ、電卓や算盤などを用
いて単位単価に量を掛け合わせて商品価格を算出し、そ
れをラベルに記入して商品に貼りつける。

【０００６】顧客がその商品をレジに持っていくと、レ
ジの係員は商品に付されたラベルを見て商品価格を知
り、その価格をＰＯＳ端末装置に入力する。このとき、
商品の管理コードを同時に入力することもある。

【０００７】また、量り売り商品の売り場においては量
のみを記入し、レジにおいて単位単価を調べて商品価格
を算出する場合もある。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、量り
売り商品については、係員が電卓などを用いて価格を手
で計算し、ＰＯＳ端末装置には商品価格のみを入力して
いた。

【０００９】したがって、量り売り商品については、販
売量を始めとして、その商品についての商品情報を総合
的に管理することができず、ＰＯＳシステムによる在庫
管理、発注管理、ロス管理などが行えない状態であっ
た。また、量り売り商品の単位単価を変更するには、台
帳を差し替える必要があるが、その手間や経費がかかる
ので単位単価の変更を行うことなくそのままにしておく
ことも多かった。

【００１０】このような状況を改善するために、ＰＬＵ
マスタファイルの単品価格の部分に単位単価を記録して
おき、これに商品の量を掛け合わせることで商品価格を
算出する方法が提案されている（特開平１−１９９２９
３号）。しかし、これによると、機器のハードウエアの
制限によって少数点を扱えないため、販売可能な量が整
数でなければならず、顧客にとっては大きな制約となっ
てしまう。

【００１１】例えば、顧客が量り売りの布を購入するの
に、３．２ｍ欲しい場合であっても４ｍを購入しなけれ
ばならず、それだけ高い商品となってしまうとともに、
端数部分が無駄になり、資源を浪費する元ともなってし
まう。

【００１２】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、ＰＯＳシステムにおいて量り売り商品を他の定量
商品と同様に扱うことができ、その在庫管理、発注管
理、ロス管理などを可能にするとともに、小数を含んだ
量をも扱うことができ、顧客に対するきめ細かなサービ
スを可能としたＰＯＳシステムにおける価格算出方法、
及びそのようなＰＯＳシステムを提供することを目的と
する。

【００１３】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係る方
法は、商品マスタファイルを参照して商品の価格を得る
ためのＰＯＳシステムにおける価格算出方法であって、
前記商品に、当該商品を識別する商品識別情報と、量の
単位を示す単位情報と、換算係数を示す位情報と、量を
示す量情報とを付し、前記商品マスタファイルに、単位
量の価格を示す単位単価と、換算係数を示す位情報とを
格納し、商品識別情報をキーとして商品マスタファイル
の検索を行い、検索された価格情報、検索された位情
報、商品の位情報、及び商品の量情報に基づいて、商品
の価格を算出する。

【００１４】請求項２の発明に係る方法は、前記商品
に、当該商品を識別する商品識別情報と、量の単位を示
す単位情報と、換算係数を示す位情報と、量を示す量情
報とを付し、前記商品マスタファイルに、単位量の価格
を示す単位単価と、換算係数を示す位情報とを格納し、
商品識別情報をキーとして商品マスタファイルの検索を
行い、検索により得られた単位単価、検索により得られ
た換算係数の逆数、商品の換算係数、及び商品の量を掛
け合わせることによって商品の価格を算出する。

【００１５】請求項３の発明に係る方法は、前記商品マ
スタファイルに、量の単位を示す単位情報を格納してお
き、前記商品マスタファイルの検索を行うときに、検索
された単位情報と商品の単位情報とが一致しているか否
かをチェックする。

【００１６】請求項４の発明に係る方法では、前記商品
には、ＪＡＮ２段コードが付されており、１段目には商
品コードが記録され、２段目には、単位情報コード、位
情報コード、及び量情報コードが記録される。

【００１７】請求項５の発明に係るＰＯＳシステムは、
商品を識別する商品識別情報、量の単位を示す単位情
報、換算係数を示す位情報、及び量を示す量情報が記録
されたラベルと、各商品識別情報に対応して、単位量の
価格を示す単位単価、量の単位を示す単位情報、及び換
算係数を示す位情報が格納された商品マスタファイル
と、ラベルから読み取られた商品識別情報をキーとして
前記商品マスタファイルを検索する検索手段と、検索さ
れた単位単価、検索された位情報、ラベルから読み取ら
れた位情報、及びラベルから読み取られた量情報に基づ
いて、商品の価格を算出する価格算出手段と、を有して
構成される。

【００１８】請求項６の発明に係るＰＯＳシステムは、
単位情報と量の単位、位情報と換算係数を、それぞれ対
応付ける対応テーブルを有し、前記商品マスタファイル
から検索された単位情報及び位情報の対応付けと、前記
ラベルから読み取られた単位情報及び位情報の対応付け
とを、同じ内容の対応テーブルによって行うよう構成さ
れる。

【００１９】

【作用】本発明によって量り売り商品の商品価格を算出
する方法の一例を説明する。売り場において、量り売り
商品の必要な量を量って分離する。ハンドラベラーなど
を用いてＪＡＮコードＣＡＲの２段目を印刷し、ＪＡＮ
２段コードを商品に貼付する。１段目には商品コードが
記録され、２段目には、単位情報コード、位情報コー
ド、及び量情報コードが記録される。

【００２０】レジにおいてＪＡＮ２段コードを読み取
る。ＪＡＮコードＣＡＲをキーとして商品マスタファイ
ルを検索し、単位の一致をチェックし、一致した場合に
は商品の価格を算出する。

【００２１】商品の価格の算出に当たっては、検索によ
り得られた単位単価ＢＵＰ及び係数ＢＣＣ、ＪＡＮ２段
コードから得られた係数ＡＣＣ及び量を示す数値ＶＡＬ
に基づいて、例えば次の式によって商品の価格が算出さ
れる。

【００２２】価格＝単位単価ＢＵＰ×（係数ＡＣＣ／係
数ＢＣＣ）×量を示す数値ＶＡＬ

【００２３】

【実施例】図１は本発明に係るＰＯＳシステム１の概略
を示すブロック図である。ＰＯＳシステム１は、複数の
ＰＯＳ端末装置１１、コントローラ１２、及びこれらを
接続する通信制御装置１３などから構成されている。

【００２４】ＰＯＳ端末装置１１には、入力キー２１及
び表示部２２が設けられており、内部には対応テーブル
２３が格納されている。また、ＪＡＮ２段コードなどの
種々のスキャンコードを入力するために、商品に付され
たバーコードを光学的に読み取るスキャナ２４が接続さ
れている。

【００２５】コントローラ１２には、処理装置３１、商
品マスタファイル３２、対応テーブル３３、その他種々
のファイル又はテーブルが設けられており、また、入力
キー３４、ディスプレイ３５などが接続されている。

【００２６】図２はコントローラ１２に格納された商品
マスタファイル３２の内容の一例を示す図である。商品
マスタファイル３２には、各商品について、商品識別情
報であるＪＡＮコードＣＡＲ、単品価格、単位単価、商
品名などの販売情報ＤＭＧ、販売の単位情報ＵＮＴ、換
算係数である位（くらい）情報ＣＣＥが格納されるよ
う、それぞれの項目が設けられている。

【００２７】商品マスタファイル３２の検索はＪＡＮコ
ードＣＡＲをキーとして行われる。量り売り商品につい
ては、ＪＡＮコードＣＡＲの先頭２桁が「２１」となっ
ており、単位情報ＵＮＴ及び位情報ＣＣＥにデータが記
録されている。単位情報ＵＮＴは、グラム（ｇ）、キロ
グラム（ｋｇ）、メートル（ｍ）などの計量の単位を示
す情報である。位情報ＣＣＥは、単位単価がいくらの量
についてのものであるかを示す情報である。単位情報Ｕ
ＮＴ及び位情報ＣＣＥは、後述する対応テーブル３３に
よって実際の単位又は係数（換算係数）に対応付けられ
る。

【００２８】例えば、商品「牛肉ステーキ用肉」では、
単位単価が「４８６円」であり、単位情報ＵＮＴから得
られる単位が「グラム」であり、位情報ＣＣＥから得ら
れる係数が「１００」である。この場合には１００グラ
ム当たり４８６円である。

【００２９】図３は対応テーブル２３，３３の一例を示
す図である。対応テーブル２３，３３は、ＰＯＳ端末装
置１１及びコントローラ１２にそれぞれ設けられている
が、これらは同じ内容であるので、その一方について説
明する。

【００３０】対応テーブル２３は、単位情報ＵＮＴと単
位、位情報ＣＣＥと換算係数を、それぞれ対応付けるも
のである。例えば、単位情報ＵＮＴの「１」「２」
「３」は、それぞれ単位「グラム」「キログラム」「メ
ートル」に対応し、位情報ＣＣＥの「１」「２」「３」
は、それぞれ係数「１」「１０」「１００」に対応す
る。

【００３１】次に、量り売り商品に付されるＪＡＮ２段
コードについて説明する。図４は量り売り商品に付され
るラベルＬＡＢに印刷されたＪＡＮ２段コード４１を示
す図である。

【００３２】ＪＡＮ２段コード４１は、上段と下段とか
らなる。上段には、商品識別情報を含んだＪＡＮコード
ＣＡＲが印刷されている。下段には、その６桁目に単位
情報ＵＮＴが、７桁目に位情報ＣＣＥが、８〜１２桁目
に量を示す数値ＶＡＬが、それぞれ印刷されている。

【００３３】例えば、下段に「２６９９９３００００３
２１」とあれば、６桁目の単位情報ＵＮＴ「３」によっ
て単位が「メートル」であり、７桁目の位情報ＣＣＥ
「０」によって係数が「０．１」であり、量を示す数値
ＶＡＬが「３２」であるので、これは「３．２メート
ル」を意味することが分かる。

【００３４】このようなＪＡＮ２段コード４１は、例え
ば売り場において、商品を必要な量だけ量って分離した
後、係員がハンドラベラーを用いて下段のコードをシー
ルに印刷し、その商品についてのＪＡＮコードＣＡＲが
予め印刷されたラベルＬＡＢの下段にそのシールを貼
り、さらにそのラベルＬＡＢを当該商品に貼ったり括り
付けたりすることによって、商品に付される。又は、量
り売り商品を入れる袋を準備しておき、ラベルＬＡＢを
その袋に予め貼付しておいてもよい。

【００３５】なお、ハンドラベラーにより下段のシール
を印刷する際には、量及び単位を入力することによっ
て、単位情報ＵＮＴ、位情報ＣＣＥ、量を示す数値ＶＡ
Ｌがそれぞれ自動的に算出され、それらがバーコードと
なって印刷されるようにしておけばよい。

【００３６】売り場のレジ（ＰＯＳ端末装置１１）にお
いて、係員がＪＡＮ２段コード４１をスキャンすると、
まず、読み取られたＪＡＮコードＣＡＲをキーとして商
品マスタファイル３２が検索される。また、読み取られ
た単位情報ＵＮＴ及び位情報ＣＣＥから、対応する単位
ＡＵＮ及び係数ＡＣＣが対応テーブル２３から得られ
る。

【００３７】商品マスタファイル３２の検索によって、
該当するＪＡＮコードＣＡＲがヒットすると、検索され
た単位情報ＵＮＴ及び位情報ＣＣＥから、対応する単位
ＢＵＮ及び係数ＢＣＣが対応テーブル３３から得られ
る。そこで、検索により得られた単位ＢＵＮと、ＪＡＮ
２段コード４１から読み取られた単位ＡＵＮとが一致す
るか否かがチェックされる。ここでの単位ＡＵＮ及び単
位ＢＵＮは、全く同じでなくとも、長さ、重さ、体積な
ど、単位の種類が同じであれば一致とする。例えば、グ
ラムとキログラム、リットルとミリリットルはそれぞれ
一致とする。一致していれば正常として次の処理に進
み、一致していなければエラーとして処理を中止する。

【００３８】そして、検索により得られた単位単価ＢＵ
Ｐ及び係数ＢＣＣ、ＪＡＮ２段コード４１から得られた
係数ＡＣＣ及び量を示す数値ＶＡＬに基づいて、次の式
によって商品の価格が算出される。

【００３９】価格＝単位単価ＢＵＰ×（係数ＡＣＣ／係
数ＢＣＣ）×量を示す数値ＶＡＬこの中で、（係数ＡＣＣ／係数ＢＣＣ）は、商品マスタ
ファイル３２の単位とＪＡＮ２段コード４１の単位とを
計算の上で合わせるための倍数となる。

【００４０】次に実例を示す。商品「電線」を３．２メートル購入したとすると、
下段のコードは「２６９９９３００００３２１」であ
り、商品マスタファイル３２及び対応テーブル２３，３
３を参照して、価格は、１１０×（０．１／１）×３２
＝３５２円である。商品「布」を１３０センチメートル購入したとする
と、下段のコードは「２６９９９３１００００２１」で
あり、商品マスタファイル３２及び対応テーブル２３，
３３を参照して、価格は、４３０×（１／１）×２＝８
６０円である。商品「牛ステーキ用肉」を５６５グラム購入したと
すると、下段のコードは「２６９９９１１００５６５
２」であり、商品マスタファイル３２及び対応テーブル
２３，３３を参照して、価格は、４６８×（１／１０
０）×５６５＝２６４４円である。商品「牛ステーキ用肉」を２キログラム購入したと
すると、下段のコードは「２６９９９２１００００２
３」であり、商品マスタファイル３２及び対応テーブル
２３，３３を参照して、価格は、４６８×（１０００／
１００）×２＝９３５０円である。商品「合板」を３０センチメートル購入したとする
と、下段のコードは「２６９９９４１０００３０２」で
あり、商品マスタファイル３２及び対応テーブル２３，
３３を参照して、価格は、３６×（１／２．５４）×３
０＝４２５円である。

【００４１】次に、上述の操作及び処理を整理し、図５
に示すフローチャートによって説明すると次のとおりで
ある。量り売り商品について、必要な量を量って分離す
る（＃１１）。ハンドラベラーでＪＡＮコードＣＡＲの
下段を印刷し、ＪＡＮ２段コード４１を商品に貼付する
（＃１２）。レジにおいてＪＡＮ２段コード４１を読み
取る（＃１３）。ＰＯＳシステム１は、ＪＡＮコードＣ
ＡＲによって商品マスタファイル３２を検索し（＃１
４）、単位の一致をチェックし（＃１５）、一致した場
合には商品の価格を算出し、データとして入力する（＃
１６）。なお、商品の価格の算出は、演算装置３１又は
ＰＯＳ端末装置１１のいずれにおいて行ってもよい。

【００４２】このように、量り売り商品について、小数
を含んだり半端な数値であるなどのどのような量であっ
ても、商品マスタファイル３２を参照して正しい価格を
迅速に算出することができる。しかも、量り売りした単
位が商品マスタファイル３２に記録されている単位と異
なっていても、例えばグラムとキログラム、又はセンチ
メートルとインチなどのように異なっていても、係数Ａ
ＣＣ及び係数ＢＣＣによってそれらの間の換算が正確に
行われ、正しい価格を算出することができる。

【００４３】また、ＰＯＳシステム１において、量り売
り商品についての販売情報ＤＭＧ、販売量、その他の情
報が得られるので、売上高、売上個数、陳列数、在庫量
などの商品情報を総合的に管理することができ、在庫管
理、発注管理、ロス管理などを量り売り商品でない他の
定量商品と同様に行うことができる。また、量り売り商
品において、小数を含んだ量をも扱うことができ、顧客
に対するきめ細かなサービスを行うことができる。これ
によって、店舗のＣＳ（顧客満足度）の向上を図ること
ができる。

【００４４】上述の実施例において、ＪＡＮ２段コード
４１の上段を、量り売り時に印刷してもよい。予め量っ
てパッキングした商品の場合には、その商品にＪＡＮ２
段コード４１を予め貼付しておけばよい。売り場におい
て商品の量を記録しておき、レジにおいてＪＡＮ２段コ
ード４１を作成してもよい。ＪＡＮ２段コード４１以外
のコードを用いてもよい。

【００４５】上述の実施例において、演算装置３１が本
発明の検索手段及び価格算出手段に対応し、ＪＡＮコー
ドＣＡＲが本発明の商品識別情報に対応する。上述の実
施例において、対応テーブル２３，３３、又は商品マス
タファイル３２の内容、構成、又はＰＯＳ端末装置１
１、コントローラ１２、ＰＯＳシステム１などの構成、
価格を算出するための手順などは、本発明の主旨に沿っ
て上述した以外に種々変更することができる。

【００４６】

【発明の効果】請求項１乃至請求項６の発明によると、
ＰＯＳシステムにおいて量り売り商品を他の定量商品と
同様に扱うことができ、その在庫管理、発注管理、ロス
管理などが可能となるとともに、小数を含んだ量をも扱
うことができ、顧客に対するきめ細かなサービスが可能
となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るＰＯＳシステムの概略を示すブロ
ック図である。

【図２】コントローラに格納された商品マスタファイル
の内容の一例を示す図である。

【図３】対応テーブルの一例を示す図である。

【図４】量り売り商品に付されるラベルに印刷されたＪ
ＡＮ２段コードを示す図である。

【図５】商品の価格を算出するまでの操作及び処理を示
すフローチャートである。

【符号の説明】

１ＰＯＳシステム２３対応テーブル３１演算装置（検索手段、価格算出手段）３２商品マスタファイル３３対応テーブル４１ＪＡＮ２段コードＣＡＲＪＡＮコード（商品識別情報）ＵＮＴ単位情報ＣＣＥ位情報ＶＡＬ量を示す数値（量情報）ＢＵＰ単位単価ＬＡＢラベル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】商品マスタファイルを参照して商品の価格
を得るためのＰＯＳシステムにおける価格算出方法であ
って、前記商品に、当該商品を識別する商品識別情報と、量の
単位を示す単位情報と、換算係数を示す位情報と、量を
示す量情報とを付し、前記商品マスタファイルに、単位量の価格を示す単位単
価と、換算係数を示す位情報とを格納し、商品識別情報をキーとして商品マスタファイルの検索を
行い、検索された価格情報、検索された位情報、商品の
位情報、及び商品の量情報に基づいて、商品の価格を算
出する、ことを特徴とするＰＯＳシステムにおける価格算出方
法。
【請求項２】商品マスタファイルを参照して商品の価格
を得るためのＰＯＳシステムにおける価格算出方法であ
って、前記商品に、当該商品を識別する商品識別情報と、量の
単位を示す単位情報と、換算係数を示す位情報と、量を
示す量情報とを付し、前記商品マスタファイルに、単位量の価格を示す単位単
価と、換算係数を示す位情報とを格納し、商品識別情報をキーとして商品マスタファイルの検索を
行い、検索により得られた単位単価、検索により得られ
た換算係数の逆数、商品の換算係数、及び商品の量を掛
け合わせることによって商品の価格を算出する、ことを特徴とするＰＯＳシステムにおける価格算出方
法。
【請求項３】前記商品マスタファイルに、量の単位を示
す単位情報を格納しておき、前記商品マスタファイルの検索を行うときに、検索され
た単位情報と商品の単位情報とが一致しているか否かを
チェックする、請求項１又は請求項２記載のＰＯＳシステムにおける価
格算出方法。
【請求項４】前記商品には、ＪＡＮ２段コードが付され
ており、１段目には商品コードが記録され、２段目には、単位情報コード、位情報コード、及び量情
報コードが記録されてなる、請求項１又は請求項２記載のＰＯＳシステムにおける価
格算出方法。
【請求項５】商品を識別する商品識別情報、量の単位を
示す単位情報、換算係数を示す位情報、及び量を示す量
情報が記録されたラベルと、各商品識別情報に対応して、単位量の価格を示す単位単
価、量の単位を示す単位情報、及び換算係数を示す位情
報が格納された商品マスタファイルと、ラベルから読み取られた商品識別情報をキーとして前記
商品マスタファイルを検索する検索手段と、検索された単位単価、検索された位情報、ラベルから読
み取られた位情報、及びラベルから読み取られた量情報
に基づいて、商品の価格を算出する価格算出手段と、を有してなることを特徴とするＰＯＳシステム。
【請求項６】単位情報と量の単位、位情報と換算係数
を、それぞれ対応付ける対応テーブルを有し、前記商品マスタファイルから検索された単位情報及び位
情報の対応付けと、前記ラベルから読み取られた単位情
報及び位情報の対応付けとを、同じ内容の対応テーブル
によって行う、請求項５記載のＰＯＳシステム。