JPH0850611A - 相続税納付計画処理装置 - Google Patents

相続税納付計画処理装置

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JPH0850611A
JPH0850611A JP20459394A JP20459394A JPH0850611A JP H0850611 A JPH0850611 A JP H0850611A JP 20459394 A JP20459394 A JP 20459394A JP 20459394 A JP20459394 A JP 20459394A JP H0850611 A JPH0850611 A JP H0850611A
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JP
Japan
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amount
property
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sale
inheritance
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JP20459394A
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Yasushi Isobe
靖志 磯部
Masaki Chu
正樹 忠
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Japan Digital Laboratory Co Ltd
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Japan Digital Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相続財産に関し、金銭納付、延納、物納の組
合せに基づく納税計画案の作成とそれに基づく申告資料
等を作成し得る相続税納付計画処理装置の提供。 【構成】 相続税納付計画処理部2で、ブロック20は
相続財産の評価額及び相続税額等の相続データを入力す
る。ブロック21では物件指定がある場合にその物件を
抽出する。ブロック22で各相続物件毎に当該物件を格
納する際の評価額を各相続物件の売却手取り見込額と仮
定し、物件の売却手取り見込額に控除相当額を加え、加
算相当額を減じて売却下限値を算出する。ブロック23
で相続物件の売却見込額から所定控除相当額の減算及び
所定加算相当額の加算を行い売却手取り見込額を売却期
限毎に得る。ブロック24で物件毎に売却下限値<売却
手取り見込額のとき当該物件を売却物件候補とし、それ
以外を物納物件候補とする。ブロック25で物件処分に
よる納付額Xを求め、ブロック26で各売却物件候補の
売却手取り見込額と各物納物件候補の物納評価額の和が
X以上となる各物件候補の組を求め、ブロック27で相
続税納付計画提案書を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、税務専門家が相続税納
付者に対し相続税納付に関する最適計画を提示するため
の支援システムとして用いる相続税納付計画処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、税理士、公認会計士等の税務専門
家が相続税対策の相談業務を行うときの支援システムと
しての「相続税申告システム」には多くのものがあり、
その一つとして、例えば、特開平4−7664号公報に
記載の「納税データ処理装置」がある。これら納税支援
システムは顧客条件に基づいて相続税の税額のシミュレ
ーションを行うと共に顧客条件下における税額データを
出力するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記相続税対策の支援
システムは、顧客にとって有利な相続税額の計算を行う
ことを目的とするものであり、予定された相続税額(或
いは、申告納税額)についてその税額を納付する際の納
付計画、例えば、相続税納入にあたって現実に招来する
処理資産の選択とその納付方法の選択(売却による金銭
納付か物納か)といった相続税納付に関する支援はでき
なかった。
【0004】なお、特開平4−7664号公報に記載の
「税務データ処理装置」では、単なる相続税額の計算の
みならず、節税対策案を自動的に作成することができる
が、これは相続開始時点の資産評価によって定まる相続
税の申告書作成のための支援システムである「税務申告
システム」であって、相続開始以降の所定期間内に必要
とされる相続税の納付計画を支援するものではない(図
2参照)。
【0005】すなわち、相続税の主体となる資産は土
地、建物等の不動産が多くを占めており、就中、土地に
関しては従来のような土地価格の一方的な上昇指向の傾
向は近年において崩れつつあり景気及び土地対策等によ
る地価の下落があり、将来においても各種社会条件に伴
う上下変動が常態になる可能性すらある。
【0006】このような背景の下に、資産の評価額と実
勢価格との差が著しく変動する期間に相続税を納付しな
ければならない納税者(相続人)にとっては、土地売却
による金銭納付が必ずしも現実的ではなく(或いは、有
利ではなく)、土地の物納申請を行ってから場合によっ
ては延納したほうが現実的(或いは、有利)な場合が生
ずる。
【0007】すなわち、不動産を売却して相続税を支払
おうとして、延納申請を行いいざ譲渡という段階になっ
て売買が成立しなかった場合、納税に金利を支払いなが
ら次の売却先を探さねばならないことになるが、これに
対し、一旦物納の申請をしてから売却の交渉を進め売却
の方が有利な場合に延納申請を行うことにより金銭納付
に切換え、良い条件で売却できない場合にはそのまま物
納を行うことにより納税のため評価額以下の金額で売却
しなければならないような事態を回避できる、等のメリ
ットがある。また、これら土地の金銭換価による納付
か、物納かは一意的に定まるものではなく、ある土地に
ついては売却し、他のある土地について物納することが
最も望ましい場合もある。
【0008】このような相続税納付に関する税務専門家
の従来の支援体制は、相続開始時点で相続税の納付が困
難な場合に、試行錯誤的に物納財産を選択し概算により
売却による金銭換価の場合と物納の場合の損得計算を、
売却年度を代えながら1件1件の財産に対して電卓等に
よる手作業で行っているので、次のような問題点があっ
た。
【0009】 全ての財産について売却か物納かの損
得計算を行うことは非常に時間及び労力を要する作業と
なるため、勘を頼りに、まず、物納する財産を決めてか
ら試算を行っていたので、勘により選択された物納財産
を物納することが果たして最適なものかどうかが判定で
きないので実際には納税者に不利な場合が生ずる点、 物納を取下げて売却により得た金銭で納付する場
合、不動産売買には課税がなされるため、いくら以上で
売却すれば有利になるかを売却年度を変えながら試算す
るために非常に時間及び労力を要する作業となるため、
大雑把な概算によらざるを得なかった点、 上記,により依頼者にとって適切と考えられる
相続税の納付方法を金銭納付、延納、物納等に振り分け
て作成することができたとしても、納付のために申告書
を作成する際には大雑把な概算ではなく、正確な計算を
要するので改めて計算し直さなければならず、改めて少
なからぬ時間及び労力を消費しなければならなかった
点。
【0010】なお、多数の物件を被相続者が所有してい
た場合の相続税納付のための全ての土地、建物について
の売却か物納かの比較は、「短期譲渡」、「長期譲渡」
を考慮した上での譲渡税額の試算や、相続により取得し
た財産を相続の開始を知った日から3年6ヵ月以内に譲
渡した場合の相続税額の取得費加算等を考慮して行わな
ければならない上に試算すべき財産が多数存在するため
に、従来は税務専門家にとって非常に時間及び労力を要
する作業であった。
【0011】そこで、税務専門家の間では、省力化とよ
りキメ細かな顧客サービスを行うための納税計画支援シ
ステムとして、相続資産を売却した場合の譲渡益金額を
相続税評価額を基準として納税計画をシミュレートし
(従来の或いは新たな)、相続税申告システムで作成ま
たは使用した相続税データを基に物納に必要な物納申請
書や物納目録等の書類を自動的に作成できる装置の開発
が望まれていた。
【0012】本発明は、上記相続税納付計画作成の現状
および要望に鑑みてなされたものであり、相続財産につ
いて、金銭納付、延納、または物納、及びそれらの組合
せによる納税計画案のシミュレートを行いそれに基づく
申告書類等を自動的に作成し得る相続税納付計画処理装
置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第1の本発明の相続税納付計画処理装置は、相続物
件を含む相続財産の評価額と相続税額とを含む相続デー
タを収集する相続データ収集手段と、各相続物件を物納
するとした際の評価額をそれぞれの相続物件の売却手取
り見込額と仮定し、該売却手取り見込額を基に所定控除
相当額の加算及び所定加算相当額の減算を行い上記各相
続物件の売却下限値を得る売却下限値計算手段と、相続
物件の売却見込額から所定控除相当額の減算及び所定加
算相当額の加算を行い売却手取り見込額を算出する売却
手取り見込額計算手段と、上記算出されたそれぞれの相
続物件の売却下限値と売却手取り見込額の比較結果に基
づいて各相続物件毎に物納または売却のいずれかを選択
する納入方法選択手段と、相続税額から第1の納付額を
差し引いた第2の納付額を得る対象額算出手段と、前記
納入方法選択手段により売却物件候補とされた相続物件
の売却手取り見込額と物納物件候補とされた相続物件を
物納する場合の評価額とを組合せて加算し、少なくとも
第2の納付額を満たす相続物件候補を得る納税物件候補
抽出手段と、少なくとも、第1の納付額及び納税物件候
補に基づく相続税納付計画に関する提案書を自動作成す
る提案書作成手段と、を有することを特徴とする。
【0014】第2の発明は上記第1の相続税納付計画処
理装置において、売却手取り見込額計算手段が、それぞ
れの相続物件の売却見込額を算出する売却見込額計算手
段を有することを特徴とする。
【0015】第3の発明は上記第1または第2の発明の
相続税納付計画処理装置において、売却手取り見込額計
算手段が、設定された各売却期限毎にそれぞれの相続物
件の売却見込額を得て各売却見込額から所定控除相当額
の減算及び所定加算相当額の加算を行い各売却期限毎に
当該物件の売却手取り見込額を算出し、提案書作成手段
が、上記売却期限毎の当該物件の売却手取り見込額に基
づく相続税納付計画に関する提案書を自動作成すること
を含む、ことを特徴とする。
【0016】第4の発明は上記第3発明の相続税納付計
画処理装置において、売却手取り見込額計算手段が、更
に、設定された売却期限のうちの納税申告期限後の売却
期限について、それぞれの相続物件の延納税額を算出し
所定控除相当額とする延納加算額計算手段を含むことを
特徴とする。
【0017】第5の発明は上記第1ないし第4のいずれ
かの発明の相続税納付計画処理装置において、更に、相
続税データ、第1の納入額、物納物件、延納額を基とす
る相続税の納付に係わる申請書及び参考資料を自動作成
する関連書類作成手段を有することを特徴とする。
【0018】第6の発明の相続税納付計画処理装置は相
続物件を含む相続財産の評価額と相続税額とを含む相続
データを収集する相続データ収集手段と、複数の相続物
件の中から相続税の納付のために用いる対象物件を抽出
する対象物件抽出手段と、各対象物件を物納するとした
際の評価額をそれぞれの対象物件の売却手取り見込額と
仮定し、該売却手取り見込額を基に所定控除相当額の加
算及び所定加算相当額の減算を行い上記各対象物件の売
却下限値を得る売却下限値計算手段と、対象物件の売却
見込額から所定控除相当額の減算及び所定加算相当額の
加算を行い売却手取り見込額を算出する売却手取り見込
額計算手段と、上記算出されたそれぞれの対象物件の売
却下限値と売却手取り見込額の比較結果に基づいて各対
象物件毎に物納または売却のいずれかを選択する納入方
法選択手段と、相続税額から第1の納付額を差し引いた
第2の納付額を得る対象額算出手段と、前記納入方法選
択手段により売却物件候補とされた対象物件の売却手取
り見込額と物納物件候補とされた相続物件を物納する際
の評価額を各対象物件毎に組合せて加算し、少なくとも
第2の納付額を満たす対象物件の候補を得る納税物件候
補抽出手段と、少なくとも、上記第1の納付額及び納税
物件候補に基づく相続税納付計画に関する提案書を自動
作成する提案書作成手段と、を有することを特徴とす
る。
【0019】第7の発明は上記第6の発明の相続税納付
計画処理装置において、売却手取り見込額計算手段が、
それぞれの対象物件の売却見込額を算出する売却見込額
計算手段を有することを特徴とする。
【0020】第8の発明は上記第6または第7の発明の
相続税納付計画処理装置において、売却手取り見込額計
算手段が、設定された各売却期限毎にそれぞれの対象物
件の売却見込額を得て、各売却見込額から所定控除相当
額の減算及び所定加算相当額の加算を行い各売却期限毎
に当該物件の売却手取り見込額を算出し、提案書作成手
段が、上記売却期限毎の当該物件の売却手取り見込額に
基づく相続税納付計画に関する提案書を自動作成するこ
とを含む、ことを特徴とする。
【0021】第9の発明は上記第8の発明の相続税納付
計画処理装置において、売却手取り見込額計算手段が、
更に、設定された売却期限のうちの納税申告期限後の売
却期限について、それぞれの対象物件の延納税額を算出
し所定控除相当額とする延納加算額計算手段を含むこと
を特徴とする。
【0022】第10の発明は上記第6ないし第9のいず
れかの発明の相続税納付計画処理装置において、更に、
相続税データ、第1の納入額、物納物件、延納額を基と
する相続税の納付に係わる各種申請書及び参考資料を自
動作成する関連書類作成手段を有することを特徴とす
る。
【0023】
【作用】上記構成により第1の本発明の相続税納付計画
処理装置は、各相続物件の売却下限値と売却手取り見込
額を計算し、両者を比較して各相続物件毎に物納または
売却のいずれかを選択して売却物件候補または物納物件
候補とし、相続税額から第1の納付額を差し引いた第2
の納付額を得て、上記売却物件候補とされた相続物件の
売却手取り見込額と物納物件候補とされた相続物件を物
納する場合の評価額とを組み合わせて加算し、少なくと
も第2の納付額を満たす相続物件候補を得て、相続税納
付計画に関する提案書を自動作成する。
【0024】第2の発明では、売却手取り見込額計算の
際、それぞれの相続物件の売却見込額を算出することが
できる。
【0025】第3の発明では、設定された各売却期限毎
にそれぞれの相続物件の売却見込額を得て各売却見込額
から所定控除相当額の減算及び所定加算相当額の加算を
行い各売却期限毎に当該物件の売却手取り見込額を算出
することができ、また、この売却期限毎の当該物件の売
却手取り見込額に基づく相続税納付計画に関する提案書
を自動作成することができる。
【0026】第4の発明では、設定された売却期限のう
ちの納税申告期限後の売却期限について、それぞれの相
続物件の延納税額を算出し所定控除相当額とする延納加
算額計算ができる。
【0027】第5の発明では上記第1ないし第4のいず
れかの発明において、更に、相続税データ、第1の納入
額、物納物件、延納額を基とする相続税の納付に係わる
申請書及び参考資料を自動作成することができる。
【0028】第6の本発明の相続税納付計画処理装置
は、各相続物件から指定物件を抽出して対象物件とし、
各対象物件の売却下限値と売却手取り見込額を計算し、
両者を比較して各対象物件毎に物納または売却のいずれ
かを選択して売却物件候補または物納物件候補とし、相
続税額から第1の納付額を差し引いた第2の納付額を得
て、上記売却物件候補とされた対象物件の売却手取り見
込額と物納物件候補とされた相続物件を物納する場合の
評価額とを組み合わせて加算し、少なくとも第2の納付
額を満たす対象物件候補を得て、相続税納付計画に関す
る提案書を自動作成する。
【0029】第7の発明では、売却手取り見込額計算の
際、それぞれの対象物件の売却見込額を算出することが
できる。
【0030】第8の発明では、設定された各売却期限毎
にそれぞれの対象物件の売却見込額を得て、各売却見込
額から所定控除相当額の減算及び所定加算相当額の加算
を行い各売却期限毎に当該物件の売却手取り見込額を算
出することができ、またこの売却期限毎の当該物件の売
却手取り見込額に基づく相続税納付計画に関する提案書
を自動作成することができる。
【0031】第9の発明では、設定された売却期限のう
ちの納税申告期限後の売却期限について、それぞれの対
象物件の延納税額を算出し所定控除相当額とする延納加
算額計算ができる。
【0032】第10の発明では、上記第6ないし第9の
いずれかの発明において、更に、相続税データ、第1の
納入額、物納物件、延納額を基とする相続税の納付に係
わる申請書及び参考資料を自動作成することができる。
【0033】
【実施例】本発明の相続税納付計画処理装置は、入力装
置、CPU、内部メモリー、表示装置、格納装置等から
構成されるコンピュータ装置を用いるものであり、コン
ピュータ装置としてはスタンドアローンタイプの小型コ
ンピュータ装置や、パーソナルコンピュータ装置を用い
ることができる。
【0034】また、中央のコンピュータ装置によりシミ
ュレーションや計算処理を行い、端末による入出力を行
うインラインシステムとして構成されてもよく、オンラ
インシステムとして構成されてもよい。また、インライ
ンシステム或いはオンラインシステムとして構成した場
合には端末を単なる入出力と通信機能のみを有する機器
で構成してもよく、或いは、端末側で一時的にデータを
記憶したりプリント出力処理等を実行し得る機能を有す
る機器、例えば、ワークステーションで構成してもよ
い。
【0035】図1は本発明の相続税納付計画処理装置の
一実施例の構成を示すブロック図である。図1で、1,
1’は入力装置であり、キーボード装置や磁気ディスク
や光ディスク等の格納装置が相当し、相続財産や相続税
額の評価額及び相続税額等の相続データを入力するため
に、用いられる。ここで、これら相続データは別途計算
或いは提出された相続データをキーボードから個々に入
力してもよいが、図2に示すような従来の相続税コンサ
ルティングツールの一環としての「相続税申告書システ
ム」からのデータの連動が望ましい。本実施例では前段
階として「相続対策シミュレーション」、「財産評
価」、及び「相続税申告書システム」が行われており
(説明略)、相続データが磁気ディスク1’に格納され
ているものとする。
【0036】2は相続税納付計画処理部であり図示しな
いが装置全体の制御及び相続税納付計画処理を行うため
の各プログラムを実行するCPU、データの一時記憶等
を行う内部メモリーを含んでいる。3,4は磁気ディス
クや光ディスク等の格納装置であり、相続税計算に必要
な税率テーブルやパラメータ及び設定条件を格納すると
共に出力データの格納を行う。なお、図1では説明上異
なった装置として示してあるが格納装置1’,3,4は
物理的には同一(1台)の格納装置でよい。
【0037】5はディスプレイ等の表示装置でありオペ
レータに対する操作指示表示や編集された出力結果の表
示等を行い、6はプリンタ等の出力装置であり相続税納
付計画提案書や税務当局に提出するための各種申告書や
顧客のための関連資料等を出力する。
【0038】なお、相続税納付計画処理部2は20〜2
7の記号で示される処理ブロック(後述)を有してお
り、本実施例ではこれら処理ブロックはプログラムによ
り実現される。また、それらプログラムは前述した格納
装置に格納されており、相続税納付計画処理装置の駆動
時に順次読み出されて内部メモリーのプログラム領域に
記憶され、適時CPUにより実行されて相続税納付計画
処理を行う。
【0039】また、相続税納付計画処理部2とキーボー
ド等の入力装置や、ディスプレイ等の表示装置や、プリ
ンター等の出力装置との間には図示しないがデータの入
出力インターフェイス(ハードウエアで構成されるイン
ターフェイスのみならず、ソフトウエア的に構成される
インターフェイスも含む)が設けられている。なお、相
続税納付計画処理部2が通信回線を介して入出力機器と
接続している場合には通信インターフェイス及び通信プ
ログラムを要することは言うまでもない。
【0040】図2は税務専門家による顧客に対する一連
の相続税対策支援業務を段階的に示した説明図であり、
このうち相続対策シミュレーション〜相続税申告書シス
テムに至る業務段階については前述したように既に多く
の支援システムが開発されている。
【0041】本発明は図2の右端の物納申請・納付計画
作成業務に関する支援システム(すなわち、相続税納付
計画処理装置)であり、相続税申告書システムと本発明
の相続税納付計画処理装置は図示では申告データ(相続
データ)を共通としている。
【0042】図3は本発明の相続税納付計画処理装置に
おける相続税納付計画処理部2の動作を示すフローチャ
ートであり、以下、図3及び図1に基づいて相続税納付
計画処理部2の動作及び処理ブロック20〜27につい
て説明する。
【0043】ステップS1では、相続財産や相続税額の
評価額及び相続税額等の相続データを入力する。これら
相続データは別途計算或いは提出された相続データをキ
ーボードから個々に入力してもよいが、本実施例では相
続データは相続税コンサルティングツールの一環として
の「相続税申告書システム」からのデータを用いるもの
とし、これらの相続データは磁気ディスク1’に格納さ
れているので、磁気ディスク1’の相続データ格納エリ
アから相続税納付計画処理に必要な土地や建物等の不動
産及び立木(以下、相続物件と記す)に係わる登記事
項、相続税評価額、相続人、当該相続人に掛かる相続税
額等のデータ、税率テーブルデータ、及び各種申告書並
びに参考資料作成に必要なデータと設定値及びパラメー
タを記憶装置の各データ毎に規定された記憶領域に記憶
する。なお、これらデータ入力の具体的動作は相続デー
タ収集手段20によって行われる。
【0044】ステップS2では物件指定の有無の入力待
ちを行う。オペレータ(若しくは納税専門家)によりキ
ーボード1から物件指定ありの入力がなされた場合には
ステップS3に移行し、物件指定なしの入力の場合には
全ての相続物件を一応計算対象としてステップS4に移
行する。ここで、物件指定とは複数の相続物件の中から
相続税の納付に用いる対象物件を指定することであり、
依頼者(相続人)の相続財産に複数の相続物件がある場
合、依頼者にとって相続税の納付に用いる対象物件から
除外したい物件、例えば、依頼者が居住している建物や
建物の立っている土地、賃貸している住宅・アパート、
立地条件の有利な土地、思い出のある土地建物等や、積
極的に相続税の納付に用いたい対象物件について当該物
件の除外指定或いは対象指定を行うことである。
【0045】ステップS3では、ステップS2で物件指
定が行われた場合にその物件を抽出してステップS4に
移行する。物件の抽出は、例えば、メモリーの物件記憶
領域に格納されている物件のうち指定された物件データ
に指定フラグを付すか、或いは指定された物件データを
他の記憶領域に移し替えるなどの動作を行う。なお、ス
テップS2,S3の物件指定及び指定物件の抽出動作は
対象物件指定手段21によって行われる。
【0046】ステップS4では各相続物件(物件指定の
場合は各対象物件;以下同じ)毎に当該物件を物納する
とした際の評価額をそれぞれの相続物件の売却手取り見
込額と仮定し、相続物件の売却手取り見込額=売却見込
額−控除相当額+加算相当額から、次式により売却下限
値Aiを計算し、ステップS5に移行する。
【数1】 Ai=Ti+αi−βi (1) 但し、Tiは当該物件を物納するとした際の評価額、αi
は控除相当額、βiは加算相当額である。ここで、相続
物件を物納するとした際の評価額は通常の場合は相続税
評価額であるが、特定の種目の土地(例えば、山林)で
は相続税評価額とは異なる額である。また、控除相当額
は物件の譲渡にかかる税(所得税及び住民税)、譲渡費
用等であり、加算相当額は賃貸料等であり、譲渡税は相
続データに相続テーブルの税率を乗ずることによって算
出される。すなわち、売却下限値Aiは図4に示すよう
に物件を売却した場合の手取り額と当該物件を物納する
とした際の評価額が等しくなる点である。なお、売却下
限値の算出動作は売却下限値計算手段22の実行によ
る。
【0047】ステップS5では、相続物件の売却見込額
iから所定控除相当額α’iの減算及び所定加算相当額
β’iの加算を行い売却手取り見込額Biを算出する。こ
の場合、幾つかの売却期限(例えば、申告期限内、申告
期限後1年後、申告期限後2年後、申告期限後3年後)
を設定し、各相続物件毎にそれぞれの売却期限に当該相
続物件の売却した場合の見込額を得て、各売却期限毎の
売却見込額から所定控除相当額の減算及び所定加算相当
額の加算を行い各売却時期毎に当該物件の売却手取り見
込額を算出する。なお、売却手取り見込額の算出は売却
手取り見込額算出手段23の実行により行う。更に、売
却手取り見込額算出手段23の実行の際に設定された売
却時期のうちの納税申告期限後の売却時期について、そ
れぞれの相続物件の延納税額を算出し所定控除相当額と
する。
【0048】ステップS6では、算出されたそれぞれの
相続物件iの売却時期k(kは売却時期の区分番号)毎
の売却下限値kiと売却手取り見込額Biの比較を行
い、ki<BiならばステップS7に移行し、ki≧Bi
ならばステップS8に移行する。
【0049】ステップS7では、売却時期kの物件iを
売却物件候補Liとし、メモリーの物件データ領域の当
該物件データの売却時期エリアに売却物件フラグを付し
てステップS9に移行する。
【0050】ステップS8では、物件iを物納物件候補
iとし、メモリーの物件データ領域の当該物件データ
に物納物件フラグを付してステップS9に移行する。
【0051】ステップS9では、物件データ(ステップ
S2で物件指定がされた場合には対象データ)が終わる
までステップS4に戻り、ステップS4〜S8の処理を
繰返し、物件データ(或いは対象データ)が終わった場
合にはステップS10に移行する。なお、ステップS6
〜S8の動作は納入方法選択手段24により実現され
る。
【0052】ステップS10では、相続税額から現金納
付可能額を差し引いた物件処分による納付額Xを求め
る。依頼者(相続人)が相続税相当額以上の現金(預
金、有価証券を含む)を相続した場合でも各種事情によ
りそれらで相続税を完済することができない場合や、現
金を殆ど相続しなかった場合でも依頼者自身の現金資産
あるいは借入等により相続税の何割かを支払うことがで
きる場合があるので、これらを現金納付可能額として相
続税から差し引いて、相続物件を処分(譲渡(売却)、
物納)しなければならない額を物件処分による納付額X
としてステップS11に移行する。
【0053】物件処分による納付額Xを求めるには現金
納付可能額の入力が必要であり、この入力はステップS
1の相続データ収集手段20においてキーボード1から
入力するよう構成するか、或いは「相続税申告システ
ム」からのデータとして磁気ディスク1’から取り出す
ように構成してもよいし、ステップS10で入力待ちを
行うように構成してもよい。ステップS10の動作は対
象額算出手段25により行われる。なお、現金納付可能
額は対象額算出手段25における第1の納付額に相当
し、物件処分による納付額Xは第2の納付額に相当す
る。なお、図5にキーボード入力により現金納付可能額
を試算する場合の入力画面フォーマットの一例を示す。
図5の例では、現金・預金等の相続金額とその他自己の
現金資産を収入とし、収入と支出の差を現金納付可能額
を試算できるように入力プログラムを構成している。
【0054】ステップS11では、売却物件候補k
i(i=1〜n;は物件番号でありi≠j、k=1〜m
は売却時期の区分番号)と物納物件候補Mj(j=1〜
n;は物件番号であり、i≠j)を組み合わせそれぞれ
の物件について、売却物件候補kiについては売却手取
り見込額kiを、物納物件候補Mjについては当該物件
を物納するとした際の評価額Tjを加算し、加算額C≧
Xなる売却物件候補kiと物納物件候補Mjの組を求め
る(Cが売却物件候補kiだけの和、物納物件候補Mj
だけの和である場合も含む)。これらの売却物件候補k
iと物納物件候補Mjの組及びこれらの物件に係わる売
却見込額Si、所定控除相当額α’i、減算及び所定加算
相当額β’i、売却下限値ki、売却手取り見込額Bi
物件を物納するとした際の評価額Tj等をメモリーの相
続税納付計画データ領域に記憶する。また、現金納付可
能額、物件処分による納付額X等についても所定領域に
記憶しておく。なお、ステップS11の動作は納税物件
候補抽出手段26により行われる。
【0055】ステップS12では相続税納付計画データ
領域に記憶したデータと相続データを基に相続税納付計
画提案を図6に示すようなフォーマットの相続税納付計
画書としてディスプレイ5に表示する。また、図6の提
案に基づく物納物件(物納データ)を図7に示すような
フォーマットの相続税納付計画案としてディスプレイ5
に表示する。依頼者及び税務専門家は図5、図6の表示
画面をスクロールして比較したり検索条件入力を行うに
より、条件に適合した最も有利な組合せ(或いは望まし
い組合せ)の相続税納付計画案を選ぶことができる。更
に、有利な組合せの相続税納付計画案について上記ステ
ップS10及びステップS11で計算した現金納付可能
額、売却(譲渡)手取り見込額、物納額から計算した延
納税額を基に、延納の分納納付税額を求め、申告期限後
の譲渡(売却)による譲渡収入を差し引いて各回の相続
税納付額を計算し、図8及び図9に示すようなフォーマ
ットの相続税納付計画案としてディスプレイ5に表示
し、またプリンタ6に編集して出力する(なお、図9は
期限毎の譲渡手取り額(売却手取り見込額)を相続税納
付計画提案書に重ねてウインドウ表示した例である)。
ここで、分納税額は相続物件に係わる延納税額を延納年
数で除した額であり、分納利子額は相続物件に係わる延
納税額に利子率を乗じた額である。なお、ステップS1
1の動作は提案書作成手段27によって行われる。
【0056】ステップS13では、上記ステップS10
〜ステップS12で計算した現金納付可能額、売却(譲
渡)手取り見込額、物納額から計算した延納税額を基
に、図10に示すようなフォーマットの「物納申請書」
入力画面及び計算データ等を表示し、必要事項の入力
後、物納申請書を作成する。また、延納申請書について
も図11に示すようなフォーマットの「延納申請書」入
力画面及び計算データ等を表示し必要事項の入力後、物
納申請書を作成する。同様に、図12に示すような各種
提出書類、申請書、承諾書等や参考資料についても入力
画面及び計算データ等を表示して、必要事項の入力、或
いは表示事項の確認があった後、物納申請書を作成する
(これらの殆どは法定様式によるものであり、入力画面
のフォーマットもそれに準じた設計であればよく説明を
省略する)。なお、ステップS12の動作は関連資料作
成手段28によって行われる。図12は関連資料作成手
段28によって作成される書類ばかりでなく、本発明に
より作成可能な相続税納付関連書類を一覧表したもので
ある。これら書類は入力画面に基づいてデータ等を表示
し、必要事項の入力、或いは表示事項の確認があったり
プリンタ等の出力装置6に編集出力してもよいが、本実
施例では上記各ステップ毎に相当する書類を出力するの
ではなく、上記各ステップで相当する書類データが作成
されると、それを格納装置3に格納し、上記ステップS
13の終了後、印刷ジョブ(図示せず)内でまとめてプ
リント出力を行う。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、相
続税の納付にあたり、“現金”、“延納”、“物納”と
いう相続税納入方法を自由に組み合わせて試算が行える
上に、物納財産の選択資料も自動作成できる。更に、物
納財産が確定すればその後の経済状況に応じて売却と物
納の比較ができ、これらのデータから各種の申請書及び
参考資料が自動的に作成できるので、書類作成の労力及
びコストが大幅に軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の相続税納付計画処理装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】税務専門家による顧客に対する一連の相続税対
策支援業務の説明図である。
【図3】相続税納付計画処理部の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】売却下限値の説明図である。
【図5】現金納付可能額試算の入力画面フォーマットの
一例である。
【図6】相続税納付計画提案書の表示フォーマットの一
例である。
【図7】物納物件に係わる相続税納付計画提案書の表示
フォーマットの一例である。
【図8】相続税納付計画提案書の表示フォーマットの一
例である。
【図9】期限毎の売却手取り見込額を相続税納付計画提
案書に重ねて表示した例である。
【図10】物納申請書の入力画面のフォーマットの一例
である。
【図11】延納申請書の入力画面のフォーマットの一例
である。
【図12】本発明により作成可能な相続税納付関連書類
の一覧表である。
【符号の説明】
1,1’ 入力装置 2 相続税納付計画処理部 3,4 磁気ディスク(格納装置) 5 ディスプレイ(表示装置) 6 プリンタ(出力装置) 20 相続データ収集手段 21 対象物件指定手段 22 売却下限値計算手段 23 売却手取り見込額計算手段 24 納入方法選択手段 25 対象額算出手段 26 納税物件候補抽出手段 27 提案書作成手段 28 関連資料作成手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相続物件を含む相続財産の評価額と相続
    税額とを含む相続データを収集する相続データ収集手段
    と、 各相続物件を物納するとした際の評価額をそれぞれの相
    続物件の売却手取り見込額と仮定し、該売却手取り見込
    額を基に所定控除相当額の加算及び所定加算相当額の減
    算を行い上記各相続物件の売却下限値を得る売却下限値
    計算手段と、 相続物件の売却見込額から所定控除相当額の減算及び所
    定加算相当額の加算を行い売却手取り見込額を算出する
    売却手取り見込額計算手段と、 上記算出されたそれぞれの相続物件の売却下限値と売却
    手取り見込額の比較結果に基づいて各相続物件毎に物納
    または売却のいずれかを選択する納入方法選択手段と、 相続税額から第1の納付額を差し引いた第2の納付額を
    得る対象額算出手段と、 前記納入方法選択手段により売却物件候補とされた相続
    物件の売却手取り見込額と物納物件候補とされた相続物
    件を物納する場合の評価額とを組合せて加算し、少なく
    とも前記第2の納付額を満たす相続物件候補を得る納税
    物件候補抽出手段と、 少なくとも、上記第1の納付額及び納税物件候補に基づ
    く相続税納付計画に関する提案書を自動作成する提案書
    作成手段と、 を有することを特徴とする相続税納付計画処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の相続税納付計画処理装置
    において、売却手取り見込額計算手段が、それぞれの相
    続物件の売却見込額を算出する売却見込額計算手段を有
    することを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の相続税納付計画
    処理装置において、売却手取り見込額計算手段が、設定
    された各売却期限毎にそれぞれの相続物件の売却見込額
    を得て各売却見込額から所定控除相当額の減算及び所定
    加算相当額の加算を行い各売却期限毎に当該物件の売却
    手取り見込額を算出し、提案書作成手段が、上記売却期
    限毎の当該物件の売却手取り見込額に基づく相続税納付
    計画に関する提案書を自動作成することを含む、ことを
    特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の相続税納付計画処理装置
    において、売却手取り見込額計算手段が、更に、設定さ
    れた売却期限のうちの納税申告期限後の売却期限につい
    て、それぞれの相続物件の延納税額を算出し所定控除相
    当額とする延納加算額計算手段を含むことを特徴とす
    る。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の相続税納付計画処理装置において、更に、相続税デー
    タ、第1の納入額、物納物件、延納額を基とする相続税
    の納付に係わる申請書及び参考資料を自動作成する関連
    書類作成手段を有することを特徴とする。
  6. 【請求項6】 相続物件を含む相続財産の評価額と相続
    税額とを含む相続データを収集する相続データ収集手段
    と、 複数の相続物件の中から相続税の納付のために用いる対
    象物件を抽出する対象物件抽出手段と、 各対象物件を物納するとした際の評価額をそれぞれの対
    象物件の売却手取り見込額と仮定し、該売却手取り見込
    額を基に所定控除相当額の加算及び所定加算相当額の減
    算を行い上記各対象物件の売却下限値を得る売却下限値
    計算手段と、 対象物件の売却見込額から所定控除相当額の減算及び所
    定加算相当額の加算を行い売却手取り見込額を算出する
    売却手取り見込額計算手段と、 上記算出されたそれぞれの対象物件の売却下限値と売却
    手取り見込額の比較結果に基づいて各対象物件毎に物納
    または売却のいずれかを選択する納入方法選択手段と、 相続税額から第1の納付額を差し引いた第2の納付額を
    得る対象額算出手段と、 前記納入方法選択手段により売却物件候補とされた相続
    物件の売却手取り見込額と物納物件候補とされた対象物
    件を物納する際の評価額を各対象物件毎に組合せて加算
    し、少なくとも前記第2の納付額を満たす対象物件の候
    補を得る納税物件候補抽出手段と、 少なくとも、上記第1の納付額及び納税物件候補に基づ
    く相続税納付計画に関する提案書を自動作成する提案書
    作成手段と、 を有することを特徴とする相続税納付計画処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の相続税納付計画処理装置
    において、売却手取り見込額計算手段が、それぞれの対
    象物件の売却見込額を算出する売却見込額計算手段を有
    することを特徴とする。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の相続税納付計画
    処理装置において、売却手取り見込額計算手段が、設定
    された各売却期限毎にそれぞれの対象物件の売却見込額
    を得て、各売却見込額から所定控除相当額の減算及び所
    定加算相当額の加算を行い各売却期限毎に当該物件の売
    却手取り見込額を算出し、提案書作成手段が、上記売却
    期限毎の当該物件の売却手取り見込額に基づく相続税納
    付計画に関する提案書を自動作成することを含む、こと
    を特徴とする。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の相続税納付計画処理装置
    において、売却手取り見込額計算手段が、更に、設定さ
    れた売却期限のうちの納税申告期限後の売却期限につい
    て、それぞれの対象物件の延納税額を算出し所定控除相
    当額とする延納加算額計算手段を含むことを特徴とす
    る。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし9のいずれか1項に記
    載の相続税納付計画処理装置において、更に、相続税デ
    ータ、第1の納入額、物納物件、延納額を基とする相続
    税の納付に係わる各種申請書及び参考資料を自動作成す
    る関連書類作成手段を有することを特徴とする。
JP20459394A 1994-08-05 1994-08-05 相続税納付計画処理装置 Pending JPH0850611A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000222481A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Misawa Homes Co Ltd 不動産情報管理システム
JP2001175715A (ja) * 1999-12-15 2001-06-29 Misawa Homes Co Ltd 不動産情報管理システム
JP2004303103A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Daiwa House Ind Co Ltd 資産管理システム,資産管理方法,資産管理装置及び資産管理プログラム
JP2004303131A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Daiwa House Ind Co Ltd 投資仲介システム,投資仲介方法,投資仲介装置及び投資仲介プログラム
JP2008295549A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 A-Sept Corporation:Kk 遊技台流通管理システム
JP2012003577A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Link Up Inc 国保保険料(税)算定支援プログラム、国保保険料(税)算定支援装置及び国保保険料(税)算定支援システム

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Effective date: 20040210