JP2007272325A - Sma管理システム及びsma管理方法 - Google Patents

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Mutsuo Kobayashi
睦生 小林
Kazunori Takeda
一則 武田
Takeshi Kuniyasu
毅 国安
Yoko Niwa
陽子 丹羽
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Abstract

【課題】1つの口座内に複数のサブポートフォリオを設けて、サブポートフォリオごとに時価総額及びキャッシュの合計金額を管理する可能なシステムを提供する。
【解決手段】口座ごとにポートフォリオを管理可能なSMA管理システムであって、口座識別情報400ごとに少なくとも2つのサブポートフォリオ識別情報410、430、450と、サブポートフォリオ識別情報ごとに1つのキャッシュ金額411,431,451、及び少なくとも1つの銘柄識別情報413,433,453他と、サブポートフォリオ識別情報及び銘柄識別情報の組ごとに1つの銘柄数量414他と、銘柄識別情報ごとに1つの銘柄時価単価と、を記憶する記憶手段111と、銘柄時価単価と銘柄数量とを乗算して得られた値とキャッシュ金額を1つのサブポートフォリオ内で合算する計算手段101と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、SMA(Separately Managed Account)サービスをサポートするシステム及び方法に関する。SMAサービスとは、資産運用のアドバイスや株式の売買注文などを一括して提供する資産運用サービスのことを言う。投資家は、取引ごとではなく資産残高に応じて一定の手数料を支払うが、その中には売買手数料や口座管理料、外部の投資顧問会社への紹介料などが「包まれている」ことから、「ラップ」口座サービスとも呼ばれる。
従来、複数の資産・スタイルで構成される顧客の運用資産を、予め設定された目標比率にて運用するための方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−91641号公報
しかしながら、単純な構成比の比較だけで運用を維持することは困難であり、上記方法では、各資産に割り当てられる金額の配分や余資許容度のチェックなど、ポートフォリオを運用する上での最低限の管理要件を満たしているとはいえず、また運用バリエーションも限られている。
そこで、本発明は、1つの口座内に複数のサブポートフォリオを設け、口座毎及び各サブポートフォリオ毎に管理を行うことにより、上記課題を解決できるSMA管理システム及びSMA管理方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、口座識別情報ごとに少なくとも2つのサブポートフォリオ識別情報と、前記サブポートフォリオ識別情報ごとに1つのキャッシュ金額、及び少なくとも1つの銘柄識別情報と、前記サブポートフォリオ識別情報及び前記銘柄識別情報の組ごとに1つの銘柄数量と、前記銘柄識別情報ごとに1つの銘柄時価単価と、を記憶する記憶手段と、前記銘柄時価単価と前記銘柄数量とを乗算して得られた値と前記キャッシュ金額を1つのサブポートフォリオ内で合算する計算手段とを備えることにある。
口座識別情報とは、口座を特定するための口座番号などを言う。サブポートフォリオ識別情報とは、同一口座内の複数サブポートフォリオの一つを他のサブポートフォリオと区別するための情報を言う。銘柄識別情報とは、銘柄を識別するために決められている銘柄コードなどを言う。銘柄数量とは、保有している銘柄の数量であって、株式の場合は株数、投資信託の場合は口数などとなる。
本発明の第2の特徴は、さらに、前記計算手段が、キャッシュ金額をC、銘柄数量をV、銘柄時価単価をPとする場合に
C/{Σ(V×P)+C}
によって1つのサブポートフォリオ内における余資比率を算出することにある。具体的には、1つのサブポートフォリオ内に第1の銘柄、第2の銘柄、・・・第nの銘柄が組み込まれていて、第1の銘柄の数量をV1、第2の銘柄の数量をV2、・・・第nの銘柄の数量をVnとし、第1の銘柄の時価単価をP1、第2の銘柄の時価単価をP2、・・・第nの銘柄の時価単価をPnとした場合、
C/{(V1×P1+V2×P2+・・・+Vn×Pn)+C}
によって余資比率を算出することができる。
本発明の第3の特徴は、さらに、前記計算手段が、
同一の口座識別情報に第1のサブポートフォリオ識別情報、第2のサブポートフォリオ識別情報、・・・第nのサブポートフォリオ識別情報が関連付けられていて、
第1のサブポートフォリオ識別情報に関連付けられているキャッシュ金額をC1、銘柄数量をV1、銘柄時価単価をP1とし、
第2のサブポートフォリオ識別情報に関連付けられているキャッシュ金額をC2、銘柄数量をV2、銘柄時価単価をP2とし、
第nのサブポートフォリオ識別情報に関連付けられているキャッシュ金額をCn、銘柄数量をVn、銘柄時価単価をPnとする場合に、
{Σ(V1×P1)+C1}/{Σ(V1×P1)+C1+Σ(V2×P2)+C2+・・・+Σ(Vn×Pn)+Cn}
によって第1のサブポートフォリオの口座内における構成比率を算出することにある。
なお、第1のサブポートフォリオ識別情報に関連付けられている銘柄がh個であって、各銘柄の数量をV11,V12,・・・V1h、各銘柄の時価単価をP11,P12,・・・P1hとし、
第2のサブポートフォリオ識別情報に関連付けられている銘柄がi個であって、各銘柄の数量をV21,V22,・・・V2i、各銘柄の時価単価をP21,V22,・・・V2iとし、

第nのサブポートフォリオ識別情報に関連付けられている銘柄数量をVn1,Vn2,・・・Vnj、銘柄時価単価をPn1,Pn2,・・・Pnj、とすると、
Σ(V1×P1)=V11×P11+V12×P12+・・・+V1h×P1h
Σ(V2×P2)=V21×P21+V22×P22+・・・+V2i×P2i
: : : :
Σ(V3×P3)=V31×P31+V32×P32+・・・+V3j×P3j
と表せる。
本発明の第1の特徴によれば、1つの口座内に複数のサブポートフォリオを設けて、サブポートフォリオごとにキャッシュ金額、銘柄識別情報を管理し、サブポートフォリオ識別情報及び銘柄識別情報の組ごとに1つの銘柄数量を管理し、銘柄識別情報ごとに銘柄時価単価を管理し、各サブポートフォリオの時価総額及びキャッシュの合計金額を管理することができる。このように一つの口座内に複数のサブポートフォリオを設けることにより、一つの口座のポートフォリオをよりきめ細かく運用することが可能となる。
また、本発明の第2の特徴によれば、各サブポートフォリオの余資を管理することができる。さらに、本発明の第3の特徴によれば、複数のサブポートフォリオ間のリバランスが可能になる。
以下に図面に基づいて、本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下の説明は、単なる例示に過ぎず、本発明の技術的範囲は以下の説明に限定されるものではない。
<用語>
「ポジション」は、証券の持ち高を言い、証券を買い越している額、あるいは売り越している額を意味する。
<システム全体>
図1に、本発明の実施形態におけるSMA管理システム並びに既存の発注系システム及び口座系システム等の機能ブロック図を示す。図1に示すように、実施例1のSMA管理システムは、案件作成機能部100とポートフォリオ管理手段200とを備える。
案件作成機能部100は、SMA口座属性管理手段130、モデルポートフォリオ管理手段140、案件作成手段150、約定・発注手段160を備える。また、ポートフォリオ管理手段200は、約定・権利配当情報接続手段210、残高管理手段220、パフォーマンス測定手段230、ディスクロデータ作成手段240を備える。
SMA口座属性管理手段130は、提案作成顧客プロファイリング部20から口座情報112を受け取る。口座情報112には、顧客コード、顧客名称、契約日、目標アロケーションが含まれる。
各口座は、1以上のサブポートフォリオから構成される。サブポートフォリオは、モデルポートフォリオに基づいて購入された銘柄の集合又は投資信託とこれに付随するキャッシュをひとまとめにしたものを意味する。
モデルポートフォリオ管理手段140は、モデルポートフォリオの変更履歴を記憶手段に記憶させ、各モデルポートフォリオのパフォーマンスを分析する。
モデルポートフォリオは、投資タイプに応じて作成される。株式タイプのモデルポートフォリオであれば、銘柄とその銘柄の比率から構成される。例えば、株式タイプモデルポートフォリオAは、銘柄Aを20%、銘柄Bを30%、銘柄Cを50%とする。株式型モデルポートフォリオの他に債券型モデルポートフォリオ、投資信託型モデルポートフォリオを組み入れても良いことは言うまでもない。
案件作成手段150は、1つの口座内においてリバランススクリーニングを実行することができる。リバランススクリーニングによって、リバランスが必要な口座が抽出される。リバランスには、1つのサブポートフォリオ内での余資のリバランスと、1つの口座内の複数サブポートフォリオ間でのリバランスが含まれる。
案件作成手段150は、売買案件作成後、発注前に事前コンプライアンスチェックも行う。コンプライアンスチェックとは、作成された売買案件が禁止銘柄を含むかを調べ、禁止銘柄が含まれている場合は、その禁止銘柄を売買案件から除外することを意味する。
案件作成手段150は、ファンドクローズ処理が可能であることが好ましい。例えば、解約が指示された場合にその時点でポートフォリオに組み込まれている全ての株式、ファンド等について売却を発注する。
案件作成手段150は、また同一口座内で同一銘柄反対売買を相殺可能であることが好ましい。例えば、同一口座内で第1のサブポートフォリオは銘柄Aを1000株売り、第2のサブポートフォリオは銘柄Aを2000株買うという場合、第1のサブポートフォリオの1000株売りと第2のサブポートフォリオの1000株買いを相殺し、第2のポートフォリオの1000株買いについてのみ案件を作成する(同一口座内ネッティング)。
案件作成手段150は、またエラー銘柄削除を行う。具体的には、発注時のコンプライアンスチェックにおいて違反した銘柄を削除する。また、事前資金繰りチェックルールに基づいて、事前資金繰りチェックを行い、違反した銘柄を削除する。事前資金繰りチェックとは、作成された案件をシミュレート(前日の終値などに基づいて仮想売買)したときに資金が不足しないかどうか確認することを意味する。なお、先日付の入金・出金情報も考慮して事前資金繰りチェックを行うことが好ましい。
約定発注手段160は、複数の口座の約定を集約する。具体的には、複数の口座の銘柄を比較し、同一銘柄が含まれていたら、それらを抽出し、合算する。例えば案件作成手段150が、
{第1の口座,株式A,2000株,売却,株式B,2000株,売却}、
{第2の口座,株式A,4000株,売却,株式C,3000株,売却}、
{第3の口座,株式A,6000株,売却,株式D,1000株,購入}
という3つの注文を作成したら、約定発注手段160はこれら注文から
{第1の口座,株式A,2000株,売却}、
{第2の口座,株式A,4000株,売却}、
{第3の口座,株式A,6000株,売却}
のように各ポートフォリオに共通する銘柄:株式Aの売買数量を抽出し、
{株式A,12000株,売却}
のように集約する。
約定発注手段160は、証券会社や信託銀行等の発注系システムが処理可能な形式の発注データを生成し、証券会社の発注系システムへ送信する。その後、約定発注手段160は、証券会社の発注系システムから約定内容を受信し、発注内容と約定内容とを照合する。
約定発注手段160は、集約された注文に対する約定内容を個々の口座に配分する。個々の口座に配分するとは、例えば、
{第1の口座,株式A,2000株,売却}、
{第2の口座,株式A,4000株,売却}、
{第3の口座,株式A,6000株,売却}
という3つの注文を受け、これら注文を
{株式A,12000株,売却}
のように集約して、発注系システムに注文を送る場合に、前記3つの注文内容を記憶しておき、かかる注文に対して発注系システムから受け取った約定内容が、
{銘柄コード:12xx,12000株,売り約定}
という場合に、記憶してある前記3つの注文内容に従って、
{第1の口座,株式A,2000株,売り約定}
{第2の口座,株式A,4000株,売り約定}
{第3の口座,株式A,6000株,売り約定}
と各口座に売り約定を配分することを意味する。
さらに約定発注手段160は、出来約定を個々の口座に按分可能であることが好ましい。「出来約定を個々の口座に按分する」とは、例えば、
{第1の口座,株式A,2000株,売却}、
{第2の口座,株式A,4000株,売却}、
{第3の口座,株式A,6000株,売却}
という3つの注文を受け、これら注文を
{株式A,12000株,売却}
のように集約して、発注系システムに注文を送る場合に、前記3つの注文内容を記憶しておき、かかる注文に対して発注系システムから受け取った約定内容が、
{銘柄コード:12xx,6000株,売り約定}
という場合、つまり注文の一部(この例では半分)しか約定に至らなかった場合に、記憶してある前記3つの注文内容の注文数比
第1の口座の注文数:第2の口座の注文数:第3の口座の注文数=1:2:3
に従って、
{第1の口座,株式A,1000株,売り約定}
{第2の口座,株式A,2000株,売り約定}
{第3の口座,株式A,3000株,売り約定}
と各口座に按分することを意味する。
約定発注手段160は、また作成した売買案件の実行日を選択することができ、また各口座の約定データを約定権利配当情報接続手段210及び口座系システム320へ送る。
約定データとは、例えば以下のようなデータである。
{第1の口座,株式A,1000株,売り約定}
{第2の口座,株式A,2000株,売り約定}
{第3の口座,株式A,3000株,売り約定}
図1に示すように、ポートフォリオ管理手段200は、約定権利配当情報接続手段210、残高管理手段220、パフォーマンス測定手段230及びディスクロデータ作成手段240から構成される。
約定権利配当情報接続手段210は、口座系システム320から口座毎の約定データ、MRFの利息、元本異動、税金などに関する情報を受け取る。元本異動には当該口座への入金又は当該口座からの出金が含まれる。また、税金は口座によって申告分離課税か源泉分離課税かが相違し、またポートフォリオの内容が株式投資信託か公社債投資信託かなどによっても相違する。
また、約定権利配当情報接続手段210は、口座系システム320との間で各口座について残高照合を定期的に行う。また、約定権利配当情報接続手段210は、約定発注手段160から受け取った約定データと口座系システム320から受け取った約定データとの照合も行う。さらに、約定権利配当情報接続手段210は、時価評価及び未収収益計算に必要な基礎情報(時価単価、為替レート、予想又は確定配当単価等)を商品情報系システム330から受け取る。
残高管理手段220は、時価評価及び事後コンプライアンスチェックを行う。時価評価とは、時価データを元に評価計算を行うことを言う。 事後コンプライアンスチェックとは、約定完了後のコンプライアンスチェックを言い、またコンプライアンス違反にはならないものの所定のレベル(ワーニングレベル)を超えるポートフォリオの識別番号を抽出する。
残高管理手段220は、各銘柄の銘柄コードや各銘柄がポートフォリオ全体に占める比率(構成比)を管理し、また銘柄属性情報に基づいて未収収益の計算を行う。未収収益は、下記式に基づいて算出される。
未収収益=各銘柄の残高数量×当該銘柄の予想配当単価
各銘柄の残高数量は、残高管理手段220を参照することによって得られる。当該銘柄の予想配当単価は、約定権利配当情報接続手段210を参照することによって得られる。
残高管理手段220は、利金、権利及び配当(普通配当、特別配当、記念配当、中間配当)に関するデータを、約定権利配当情報接続手段210から受け取り、残高データに反映する。また、確定ポジション(時価評価結果)に関するデータを案件作成手段150へ送る。
パフォーマンス測定手段230は、利回り・TWR(時間加重収益率)などのパフォーマンスを計算し、またパフォーマンス要因分解を行う。パフォーマンス要因分解とは、パフォーマンスのベンチマーク(例えば、日経平均やTOPIX)に対する超過収益をアセットアロケーション(資産配分)効果と銘柄選択効果に分解することを意味する。
パフォーマンス測定手段230は、またSMAフィーの計算を行う。例えば、
(残高 and/or 取引数量)×所定係数
に基づいてフィーを計算する。または、
残高×第1の係数 and/or 取引数量×第2の係数
に基づいて計算しても良い。計算式は特に限定されない。
ディスクロデータ作成手段240は、残高管理手段220から時価評価結果を、パフォーマンス測定手段230からフィー計算結果を受け取り、それらに基づいて顧客向けディスクローズ用基礎データ(ディスクロデータ)を作成し、ディスクロシステム60へ送る。
前記の如く、図1に示すシステムによれば、SMA口座属性管理手段130は口座属性を管理し、モデルポートフォリオ管理手段140はモデルポートフォリオを管理し、案件作成手段150は、口座属性に基づいて各口座に適する1又は2以上のモデルポートフォリオを選択・修正して、口座毎の売買案件を作成し、約定発注手段160は、複数口座の売買案件に共通する銘柄の売却又は購入を集約した上で注文を発注系システムへ送り、発注系システムから約定内容を受け取り、集約されている約定内容を各口座に分配又は按分し、その口座毎の約定データを口座系システム320へ送る。
そして、約定権利配当情報接続手段210は、約定発注手段160から約定データを受け取り、また口座系システム320から税金・入出金情報・約定データを受け取り、商品情報系システム330から時価・権利配当情報などを受け取り、約定データ、税金・入出金情報及び時価・権利配当情報などを残高管理手段220へ送る。残高管理手段220は、約定データ、税金・入出金情報及び時価・権利配当情報等に基づいて時価評価を行い、確定ポジションを算出し、その確定ポジションを案件作成手段150へ送る。ディスクロデータ作成手段240は、残高管理手段220から時価評価結果を、パフォーマンス測定手段230からフィー計算結果を受け取り、それらに基づいてディスクロデータを作成し、ディスクロシステム60へ送る。
このように図1に示すシステムによれば、各口座の属性に基づいてモデルポートフォリオを選択・修正して各口座の案件を作成し、複数の口座の案件を集約して、注文を出し、約定内容を受け取り、集約されている約定内容を各口座に振り分け、これら約定内容や取引に伴う税金などに関する情報、個々の金融商品の時価などに基づいて各口座のポートフォリオを評価し、得られた評価結果等に基づいてディスクロデータを作成することが可能となる。
図2に、本発明の実施形態におけるSMA管理システムのハードウェア構成図を示す。図2に示すように、案件作成機能部100及びポートフォリオ管理手段200は、主制御部(CPU)101、通信手段102、入力制御部103、入力装置104、表示制御部105、表示装置106、バス108、RAM(Random Access Memory)110、HDD(Hard Disk Drive)111を備える。
CPU101は、システム全体を制御し、かつ後述する計算式に基づいて演算を実行する。
通信手段102は、例えばNIC(Network Interface Card)であり、かかる通信手段102を用いて発注系システム等とデータの送受信を行う。
入力装置104は、例えばマウスなどのポインティングデバイスやキーボードであり、かかる入力装置を用いて文字入力等がされる。表示装置106は、例えば液晶表示装置やCRT(Cathode Ray Tube) である。
RAM110は、例えばDRAM(Dynamic RAM)であり、案件作成時の作業領域、データ領域などとして利用される。
HDD111には、口座情報112、モデルポートフォリオ113、案件作成モジュール114、発注約定モジュール115、照合モジュール116、時価評価モジュール117、パフォーマンス測定モジュール118、ディスクロデータ作成モジュール119などが記憶される。後述するように、CPU101によって案件作成モジュール114等が読み出され、案件作成等の各処理が実行される。
図3に、本発明の実施形態における口座情報の内容の一例を示す。口座情報には複数の口座を識別するための口座識別情報が含まれる。口座識別情報には1又は2以上のサブポートフォリオ識別情報と目標アセットアロケーションが関連付けて記憶される。図3に示す例では、口座識別情報400に、3つのサブポートフォリオ識別情報410,430,450と目標アセットアロケーション480が関連付けて記憶される。
各サブポートフォリオ識別情報には、1つのキャッシュ金額、1つの投資商品識別情報、1又は2以上の銘柄識別情報、及び1つの目標余資比率が関連付けて記憶される。投資商品識別情報には、その投資商品が投資信託か否かが含まれる。目標アセットアロケーションには、口座内における各サブポートフォリオの比率が記憶される。
投資商品が投資信託の場合、キャッシュ金額は0円となる。また、投資商品が投資信託の場合、1つのサブポートフォリオに含まれる銘柄は1つであるから、1つのサブポートフォリオ識別情報に関連付けられる銘柄識別情報は1つである。さらに、投資商品が投資信託の場合、余資が発生しないため、目標余資比率は設定されない(余資比率=0%)。
図3に示す例では、サブポートフォリオ410に、キャッシュ金額411と、投資商品識別情報412と、銘柄識別情報413,416,419と、目標余資比率422が関連付けて記憶される。また、サブポートフォリオ430に、キャッシュ金額431と、投資商品識別情報432と、銘柄識別情報433,419と、目標余資比率442が関連付けて記憶される。投資商品識別情報412と432は、いずれも投資信託ではない。そのため、キャッシュ金額411と431は0円ではなく、目標余資比率422と442は設定される。
また、異なるサブポートフォリオに、同じ銘柄が組み込まれても良いため、異なるサブポートフォリオ識別情報に同じ銘柄識別情報が関連付けて記憶されても良い。例えば、サブポートフォリオ識別情報410と430には、銘柄識別情報419という同じ銘柄識別情報が関連付けられている。異なるポートフォリオに同じ銘柄が組み込まれている場合、各銘柄の数量や取得単価に関連性はない。つまり、各銘柄の数量や取得単価は独立して管理されている。そのため、サブポートフォリオ410に関連付けられている銘柄識別情報419に関連付けられている銘柄数量420及び銘柄取得単価(図示せず)の値は、サブポートフォリオ430に関連付けられている銘柄識別情報419に関連付けられている銘柄数量437及び銘柄取得単価(図示せず)の値から独立している。
図3に示す例では、サブポートフォリオ識別情報450に、キャッシュ金額451と、投資商品識別情報452と、銘柄識別情報453と、目標余資比率462が関連付けて記憶される。投資商品識別情報452は、投資信託であり、そのためキャッシュ金額451は0円で、目標余資比率462は設定されない。
各銘柄識別情報には、銘柄時価単価が関連付けられる。図3に示す例では、銘柄識別情報413,416,419,433,453のそれぞれには、銘柄時価単価415,418,421,435,455が関連付けられる。
図4に、本発明の実施形態におけるSMA管理システム全体の処理の流れを示す。図4に示すように、ステップS101では、約定データに基づいて、残高作成及び時価評価が行われて、現金残高及び集約残高が出力される。現金残高は、サブポートフォリオ別の現金残高を示す。集約残高は、同一口座に属する全サブポートフォリオの時価評価残高の合計値と、ある1つの口座全体から見た各サブポートフォリオの時価構成比を示す。
図4のステップS102では、現金残高、集約残高、投資商品属性、及び口座属性に基づいて、余資許容度に関するリバランスチェック及びアセットアロケーションに関するリバランスチェックが行われ、チェック結果及び発注予定情報が出力される。
図5は、本発明の実施形態における投資商品属性を登録するための登録画面の一例を示す。同図に示す画面510は、投資商品コード、投資商品区分、投信フラグ、スタイル、投資商品名称、運用会社、最低投資金額を、項目として持つ。投信フラグは、0が投信以外、1が投信を示す。「直投」は、投信フラグが0となる。同図に示す画面520は、直投モデルについて余資比率を登録するための登録画面の一例である。余資比率の目標値(目標余資比率)入力欄521、上限値入力欄522、及び下限値入力欄523が設けられる。
余資比率に関するチェックでは、サブポートフォリオ別に、目標余資比率の許容上限値及び許容下限値と、実績余資比率とを比較する。実績余資比率が目標余資比率の上限値を超えている場合又は実績余資比率が目標余資比率の下限値未満の場合、余資比率が目標値となるような発注予定金額が算出される。
実績余資比率は、
各サブポートフォリオの現金残高/(各サブポートフォリオの現金残高+各サブポートフォリオの時価評価残高)
という計算を実行して求められる。
具体的には、第1のサブポートフォリオの実績余資比率は、
(第1のサブポートフォリオの現金残高)/{(第1のサブポートフォリオの現金残高)+(第1のサブポートフォリオに含まれる全銘柄の時価評価残高の合計)}
という計算を実行して求められる。
口座属性は、口座別の目標とするアセットアロケーション(「目標アセットアロケーション」又は「目標アロケーション」と呼ぶ)を含む。
チェック結果には、各サブポートフォリオの実績余資比率が、目標余資比率の上限値以下でかつ下限値以上であるか否かが含まれる。また、発注予定情報には、発注予定金額が含まれる。
アセットアロケーションに関するチェックでは、口座別に、目標アロケーション比率の許容上限値及び許容下限値と、実績アロケーション比率とを比較する。そして、実績アロケーション比率が目標アロケーション比率の上限値を超えているサブポートフォリオ及び実績アロケーション比率が目標アロケーション比率の下限値未満のサブポートフォリオが存在する場合、これらのサブポートフォリオ間での元本移動金額を算出する。
2つのサブポートフォリオ間で元本が移動する場合、元本移動金額は、元本が減少するサブポートフォリオ(実績アロケーション比率が目標アロケーション比率の上限値を超えているサブポートフォリオ)の売り発注予定金額となり、また元本が増加するサブポートフォリオ(実績アロケーション比率が目標アロケーション比率の下限値未満のサブポートフォリオ)の買い発注予定金額となる。
実績アロケーション比率は、
各サブポートフォリオの時価評価残高/全サブポートフォリオの時価評価残高の合計という計算を実行して求められる。
図4のステップS103では、リバランス対象口座出力が行われ、リバランススクリーニング参照画面が閲覧可能になる。
図6は、本発明の実施形態におけるリバランス対象口座抽出画面の一例を示す。画面610では、口座0100005及び0100015がリバランス対象口座と抽出されている。口座0100005は、サブポートフォリオコードA010000B、A010000A及びA010000Cからなり、口座0100015は、サブポートフォリオコードA010001B、A010001A及びA010001Cからなる。
口座0100005においては、A010000B及びA010000Aのサブポートフォリオが、リバランスの対象となり、口座0100015においては、A010001B及びA010001Aのサブポートフォリオが、リバランスの対象となっている。
口座0100005において、A010000Bのサブポートフォリオは国内債券、A010000Aのサブポートフォリオは国内株式、A010000Cのサブポートフォリオは外国債券に関する。口座0100015において、A010001Bのサブポートフォリオは国内債券、A010001Aのサブポートフォリオは国内株式、A010001Cのサブポートフォリオは外国債券に関する。
口座0100005において、各サブポートフォリオとその目標構成比は、
A010000B 30%
A010000A 50%
A010000C 20%
である。
そして、口座0100005において、各サブポートフォリオとそのリバランス前構成比は、
A010000B 40%
A010000A 40%
A010000C 20%
である。
つまり、A010000Bのサブポートフォリオは、リバランス前構成比が目標構成比よりも10%多く、A010000Aのサブポートフォリオは、リバランス前構成比が目標構成比よりも10%少ない。
A010000Bのサブポートフォリオは、リバランス前には目標よりも25,000,000円多いため、乖離額は25,000,000と表示され、リバランスによって25,000,000円減少させられるため異動額は-25,000,000と表示される。
一方、A010000Aのサブポートフォリオは、リバランス前には目標よりも25,000,000円少ないため、乖離額は-25,000,000と表示され、リバランスによって25,000,000円増加させられるため、異動額は25,000,000と表示される。
また、口座0100015において、各サブポートフォリオとその目標構成比は、
A010001B 30%
A010001A 50%
A010001C 20%
である。
そして、口座0100015において、各サブポートフォリオとそのリバランス前構成比は、
A010001B 40%
A010001A 40%
A010001C 20%
である。
つまり、A010001Bのサブポートフォリオは、リバランス前構成比が目標構成比よりも10%多く、A010001Aのサブポートフォリオは、リバランス前構成比が目標構成比よりも10%少ない。
A010001Bのサブポートフォリオは、リバランス前には目標よりも25,000,000円多いため、乖離額は25,000,000と表示され、リバランスによって25,000,000円減少させられるため異動額は-25,000,000と表示される。
一方、A010001Aのサブポートフォリオは、リバランス前には目標よりも25,000,000円少ないため、乖離額は-25,000,000と表示され、リバランスによって25,000,000円増加させられるため、異動額は25,000,000と表示される。
サブポートフォリオ間リバランス額に問題がなければ、「リバランス確定」ボタン(図示せず)を押すことによってサブポートフォリオ間リバランス額が確定する。
図6の画面610のサブポートフォリオ間元本異動情報を確認し、異動額を訂正する必要がある場合は、金額を直接訂正する。出金の場合、マイナス金額にする。異動額を訂正後、「再計算実行」ボタン611がクリックされると、サブポートフォリオ間の元本異動額が再度計算される。
再計算後のサブポートフォリオ間リバランス額に問題がなければ、「リバランス確定」ボタン(図示せず)を押すことによってサブポートフォリオ間リバランス額が確定する。
図4のステップS104で、売買案件作成が指示されると(具体的には図6の画面610の「案件作成指示」ボタン612がクリックされると)、口座属性、発注予定額、銘柄別残高、モデルポートフォリオ及び銘柄属性に基づいて、売買案件データが作成される。
口座属性は、各口座の各サブポートフォリオが、どのモデルポートフォリオを採用しているのかという情報を含む。発注予定額は、売買すべき金額を意味する。銘柄別残高は、銘柄別の時価評価残高を意味する。銘柄属性は、各銘柄の時価単価を含む。
例えば、口座AがサブポートフォリオAを採用し、サブポートフォリオAの構成が株式A20%、株式B30%、株式C50%であって、買い発注予定金額が100万円、株式Aが取引単位1株で時価単価1万円、株式Bが取引単位1000株で時価単価が300円、株式Cが取引単位100株で時価単価が2500円とする。この場合、買い発注予定金額が100万円であるから、買い発注予定金額は、株式Aが20万円、株式Bが30万円、株式Cが50万円となる。
株式Aの時価単価は1株1万円であるから、20株で20万円となる。株式Bの時価単価は1000株で300円であるから、百万株で30万円となる。株式Cの時価単価は100株で2500円であるから、2万株で50万円となる。よって、「株式A 20株 買い。株式B 百万株 買い。株式C 2万株 買い。」という売買案件データが作成される。
ステップS105では、口座内ネッティングが行われ、同一口座内で同一銘柄について売り案件と買い案件が併存する場合には、取引を相殺し、仮想取引データが作成される。
図7は、本発明の実施形態において同一口座内で同一銘柄について売り案件と買い案件が併存する場合の仮想取引データが含まれる取引明細表の一例を示す。取引明細表710は第1のサブポートフォリオに関し、取引明細表720は第2のサブポートフォリオに関する。第1及び第2のサブポートフォリオは、同一口座に属するものとする。そして、第1のサブポートフォリオおいて銘柄コード1234について買い取引が、第2のサブポートフォリオにおいて銘柄コード1234について売り取引がなされる。第1のサブポートフォリオと第2のサブポートフォリオとの銘柄コード1234に関する反対売買は、仮想的な取引としてデータが作成され、実際の取引とは異なる取引種別として区別される。一方、パフォーマンス計算のキャッシュフローとしては、通常の売買と同様に扱われるため、サブポートフォリオのパフォーマンスには反映される。
図4のステップS106では、発注が指示されると、発注処理が行われ、市場において売買が執行される。
ステップS107では、約定データに基づいて、残高作成及び時価評価が行われる。ステップS105で仮想取引データが作成されている場合には、仮想取引データ及び約定データに基づいて、残高作成及び時価評価が行われる。そして、現金残高、集約残高及び取引の結果が出力され、残高明細表や取引明細表が閲覧可能になる。
図8は、本発明の実施形態における残高明細表の一例を示す。同図に示す例では、同一口座内に第1〜第3のサブポートフォリオが存在する。残高明細表810は第1のサブポートフォリオの現金残高に関し、残高明細表820は第2のサブポートフォリオの現金残高に関し、残高明細表830は第3のサブポートフォリオの現金残高に関し、残高明細表840は第1〜3のサブポートフォリオが属する口座の集約残高に関する。
各サブポートフォリオは単一の投資商品にて構成されている。第1のサブポートフォリオは「xxx日本国債(直投)」、第2のサブポートフォリオは「xxx日本株中小型(直投)」、第3のサブポートフォリオは「xxxグローバルマーケット」によって構成されている。サブポートフォリオ別(投資商品別)に、キャッシュが管理されている。第1のサブポートフォリオのキャッシュフローは2,514,803円、第2のサブポートフォリオのキャッシュフローは5,475,263円である。第3のサブポートフォリオの投資商品は投信であるから、キャッシュフローは0円である。
直投商品に関しては、キャッシュフローと時価評価額小計に基づいて、サブポートフォリオの余資比率を算出することができる。例えば、第1のポートフォリオについては、キャッシュフロー2,514,803円÷時価評価額小計99,809,803円によって実際の余資比率を算出することができる。実際の余資比率と余資比率の目標値とを比較して、投資商品別の余資比率の目標値からの乖離度をチェックすることができる。
図9は、本発明の実施形態における口座とサブポートフォリオとの関係を示す概念図である。同図に示す例では、口座内に3つのサブポートフォリオが設けられている。図9に示すように、本実施形態によれば、キャッシュはサブポートフォリオ毎に管理することができる。また、口座全体としてはキャッシュフローが発生していなくても(口座に対するキャッシュ・アウトフローもキャッシュ・インフローも発生しなくても)、サブポートフォリオ内で余裕資金を調整する「サブポートフォリオ内リバランス」や、サブポートフォリオ間で資金が移動する「サブポートフォリオ間リバランス」や、サブポートフォリオ間で現物が移動する「インターナルクロス」も可能である。なお、本実施形態におけるサブポートフォリオは、同図に示すように、複数階層ではなく1階層構造である。しかし、本発明はサブポートフォリオを複数階層とすることも可能である。
本発明の実施形態におけるSMA管理システム並びに既存の発注系システム及び口座系システム等の機能ブロック図である。 本発明の実施形態におけるSMA管理システムのハードウェア構成図である。 本発明の実施形態における口座情報の内容の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるSMA管理システム全体の処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態における投資商品属性を登録するための登録画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるリバランス対象口座抽出画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態において同一口座内で同一銘柄について売り案件と買い案件が併存する場合の仮想取引データが含まれる取引明細表の一例を示す図である。 本発明の実施形態における残高明細表の一例を示す図である。 本発明の実施形態における口座とサブポートフォリオとの関係を示す概念図である。
符号の説明
101…主制御部(CPU)
102…通信手段
103…入力制御部
104…入力装置
105…表示制御部
106…表示装置
100…案件作成機能部
110…RAM
111…HDD
130…SMA口座属性管理手段
140…モデルポートフォリオ管理手段
150…案件作成手段
160…約定・発注手段
200…ポートフォリオ管理手段
210…約定・権利配当情報接続手段
220…残高管理手段
230…パフォーマンス測定手段
240…ディスクロデータ作成手段

Claims (5)

  1. 口座識別情報ごとに少なくとも2つのサブポートフォリオ識別情報と、前記サブポートフォリオ識別情報ごとに1つのキャッシュ金額、及び少なくとも1つの銘柄識別情報と、前記サブポートフォリオ識別情報及び前記銘柄識別情報の組ごとに1つの銘柄数量と、前記銘柄識別情報ごとに1つの銘柄時価単価と、を記憶する記憶手段と、
    前記銘柄時価単価と前記銘柄数量とを乗算して得られた値と前記キャッシュ金額を1つのサブポートフォリオ内で合算する計算手段と、を備えることを特徴とするSMA管理システム。
  2. さらに、前記計算手段は、
    キャッシュ金額をC、銘柄数量をV、銘柄時価単価をPとする場合に
    C/{Σ(V×P)+C}
    によって1つのサブポートフォリオ内における余資比率を算出することを特徴とする請求項1に記載のSMA管理システム。
  3. さらに、前記計算手段は、
    同一の口座識別情報に第1のサブポートフォリオ識別情報、第2のサブポートフォリオ識別情報、・・・第nのサブポートフォリオ識別情報が関連付けられていて、
    第1のサブポートフォリオ識別情報に関連付けられているキャッシュ金額をC1、銘柄数量をV1、銘柄時価単価をP1とし、
    第2のサブポートフォリオ識別情報に関連付けられているキャッシュ金額をC2、銘柄数量をV2、銘柄時価単価をP2とし、
    第nのサブポートフォリオ識別情報に関連付けられているキャッシュ金額をCn、銘柄数量をVn、銘柄時価単価をPnとする場合に、
    {Σ(V1×P1)+C1}/{Σ(V1×P1)+C1+Σ(V2×P2)+C2+・・・+Σ(Vn×Pn)+Cn}
    によって第1のサブポートフォリオの口座内における構成比率を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載のSMA管理システム。
  4. さらに、前記計算手段は、
    同一の口座識別情報に第1のサブポートフォリオ識別情報、第2のサブポートフォリオ識別情報が関連付けられていて、
    第1のサブポートフォリオに関して売り注文の対象となっている銘柄と、第2のサブポートフォリオに関して買い注文の対象となっている銘柄とが同じである場合に、第1のサブポートフォリオに関する売り注文と第2のサブポートフォリオに関する買い注文とを相殺することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のSMA管理システム。
  5. 記憶手段が、口座識別情報ごとに少なくとも2つのサブポートフォリオ識別情報と、前記サブポートフォリオ識別情報ごとに1つのキャッシュ金額、及び少なくとも1つの銘柄識別情報と、前記サブポートフォリオ識別情報及び前記銘柄識別情報の組ごとに1つの銘柄数量と、前記銘柄識別情報ごとに1つの銘柄時価単価と、を記憶し、
    計算手段が、前記銘柄時価単価と前記銘柄数量とを乗算して得られた値と前記キャッシュ金額を1つのサブポートフォリオ内で合算する、ことを特徴とする口座ごとにポートフォリオを管理可能なSMA管理方法。
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