JPH08505795A - 整形外科用キャスティングテープのための布帛のマイクロクレーピング - Google Patents

整形外科用キャスティングテープのための布帛のマイクロクレーピング

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JPH08505795A JP6517043A JP51704394A JPH08505795A JP H08505795 A JPH08505795 A JP H08505795A JP 6517043 A JP6517043 A JP 6517043A JP 51704394 A JP51704394 A JP 51704394A JP H08505795 A JPH08505795 A JP H08505795A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、マイクロクレープせしめた布帛シート;及びこの布帛シート上にコートされた硬化性樹脂を含んで成る製品を提供する。本発明は布帛に伸縮性及び順応性を授けながらも、所望されない復帰力を最少限にするように布帛シートをマイクロクレープ又は圧縮せしめることを含む。マイクロクレープせしめるのに適当な布帛は、第一に機械的に圧縮又は「けん縮」されることができ、次いでそのけん縮した、即ち、歪んだ状態で硬化されるファイバーを含んで成る布帛である。この製品は整形外科用包帯の形態であってよく、そして任意的に樹脂の中に分散された多数のマイクロファイバー充填材を含みうる。本発明のキャスティング材料へのマイクロファイバー充填材の添加は、特に使用されている布帛が非ファイバーガラス布帛であるとき、硬化したキャスティング材料の強度を実質的に高め、しかも未硬化キャスティングテープの取扱い特性を損わない。

Description

【発明の詳細な説明】 整形外科用キャスティングテープのための布帛のマイクロクレーピング 発明の分野 本発明は硬化性ポリマーシートでコートされたシート材料に関する。より詳し くは、本発明は整形外科用包帯を製造するうえで有用な硬化性樹脂コート化シー ト材料に関する。 発明の背景 骨折又はその他の損傷した身体の四肢の固定において利用するための数多くの 様々な整形外科用キャスティング材料が開発されている。この目的のために開発 されてた最初のキャスティング材料の一部は、メッシュ布帛(例えば綿ガーゼ) とそのメッシュ布帛の開口部の中及びその表面の上に一体化したプラスターとよ り成る焼きセッコウの利用を包括する。 ところで、焼きセッコウは低い強度、対、重量の比を含む付随の欠点をいくつ か有しており、非常に重く、且つかさ高い最終キャストをもたらしめる。更に、 焼きセッコウは一般に水の中で崩壊してしまい、それ故入浴、シャワー又は水と の接触にかかわるその他の活動を避けることを必要にする。更に、焼きセッコウ は通気性がなく、それ故キャストと皮膚との間に捕捉された水分の蒸発及び除去 を大いに助長せしめるそのキャストに下にある空気の循環を可能としない。この ことは往々にして皮膚の浸軟、かゆみ又は感染症をもたらしてしまう。かかる欠 点及びその他の欠点は、焼きセッコウに勝る向上した特性を有するキャスト材料 についての整形外科用キャ スティング業界における研究を剌激せしめた。 当業界における著しい進歩は、例えば米国特許第4,502,479号(Garwoodら)に 開示の通り、整形外科用キャスティング材料にとって、ポリイソシアネートプレ ポリマーが樹脂を配合せしめるうえで有用であると見い出されたときに達しめら れた。米国特許第4,502,479号には、ポリウレタンの如くのポリイソシアネート プレポリマー樹脂の含浸してある高弾性ファイバー(例えばファイバーガラス) より成るニット布帛を含んで成る整形外科用キャスティング材料が記載されてい る。米国特許第4,502,479号に従って作られた整形外科用キャスティング材料は 、高めの強度、対、重量の比及び高めの通気性を含む、焼きセッコウ整形外科用 キャストに勝る著しい進歩を供する。しかしながら、かかる整形外科用キャステ ィング材料は、焼きセッコウを適用したときに可能なほどに、そのキャストの下 の微細な骨構造の触感処置又は触診を可能としない傾向にある。これに関し、フ ァイバーガラスニット材料はプラスターほど圧縮性でなく、そしてキャストを適 用する際に骨の微細構造を覆い隠する傾向にある。 ファイバーガラス布帛は多少放射線透過性であるにもかかわらず、それらは下 にある骨構造をX線浸入に対してマスクしてしまうことが時折りある。通常、微 細なメッシュ又は「影」をX線像上で認めることができる。ニットしたファイバ ーガラス裏地に相当するこのメッシュはX線の浸入を妨害し、それ故下にある骨 のX線像上に基づく詳細を覆い隠してしまう。このことは明らかに望ましくない 。 ファイバーガラス裏地は更に欠点を有する。全てではないがほとんどの市販の ファイバーガラスキャスティング包帯は3.5ミクロン(μm)よりはるかに大き い直径を有するフィラメントを含んで成 る。3.5μmのファイバーは科学会により非吸入性であると考えられているが、 かなりの数の顧客がキャストの取外しの際に生ずるファイバーガラストダストの 吸入について悩まされている。 更に、ファイバーガラスの如くのニット布帛を含む整形外科用キャスティング 材料は若干高価であり、従って一部のユーザーにとっては価額的に避けられてい ることがある。更に、ファイバーガラス裏地は本質的に伸長性のないファイバー を含んで成る。このファイバーの伸び率は本質的に0であるため、ガラス布帛は 、非常にゆるいループで構築され、張力の適用により変形できるようになってお り、これによって布帛に伸縮性が供されていない限り、伸縮しない。ゆるく形成 された鎖ステッチによるニットは、インターロッキングノット及びゆるいループ のその系により伸長性を授ける。 ほとんどのニット布帛と同様に、ファイバーガラスニットは切断縁において巻 き上がる又はほつれる傾向にあり、なぜなら糸が断ち切れ、そして隣り合うルー プがほぐれるからである。ほつれ及びほぐれは見映えの悪い先端をもたらし、そ して整形外科用キャストの場合、ほつれた先端は滑らかなキャストの形成を妨げ ることがあり、そしてゆるいほつれた先端はその上に樹脂が硬化した後に鋭利と なって痛いことがある。従って、ほつれた縁は整形外科用キャスティングテープ においては明らかに不利であると考えられる。ほつれにくい伸縮性ファイバーガ ラス布帛が米国特許第4,609,578号(Reed)に開示されている。即ち、切断縁で のファイバーガラスニットのほつれは、その布帛を、糸を硬化せしめてそのニッ トの中でのその位置を基礎に新たな三次元構造をそれらに授ける熱サイクルにか けることによって低減させることができる。熱硬化せしめたファイバーガラス布 帛を切断したとき、最少限のほつれがあり、そして糸のセグメントをその熱硬化 布帛から取外した、そして緩めてたとき 、それはニットの中で保たれるけん縮形態へと巻き上がる。従って、切断部位に おいて、断ち切れた糸は、自由に散らばってほつれを作るのではなく、そのルー プ又はノット型の形態であり続ける傾向にある。 米国特許第4,609,578号(Reed)に従う伸長性ファイバーガラス布帛の加工に おいて、ある長さの布帛を本質的に張力抜きで熱硬化させている。布帛を往々に してシリンダー状コアの上に巻きつけ、一台のオーブンの中で大きなバッチを一 度に処理できるようにする。ニッターの上での巻き付けの際に、そのノット及び ループを歪ませてしまうような望ましくない張力をかけないように注意せねばな らない。巻き付けの際に布帛に張力をかけないため、その巻き付け操作は布帛の 中にたわみがあるようにしてコアの上に巻き付けるように行うのが好ましい。以 上の説明から明らかな通り、ファイバーガラス布帛をニットする及び熱硬化する 全工程はかなり複雑であり、且つ高額である。 他方、米国特許第5,014,403号(Buese)は、伸縮性整形外科用ファイバーガラ スキャスティングテープを作る方法を述べており、それはそのファイバーガラス 布帛の中に縦方向において張力のもとで弾性糸を編み込み、その弾性糸から張力 を解放せしめてその布帛を圧縮させ、次いでその弾性糸を布帛から取り除くこと による。この布帛を利用して作ったキャスティング包帯は伸縮性であるが、上記 したファイバーガラスキャスティング包帯の欠点を含んでいる。 ニット布帛でないポリエステル布帛を用いた整形外科用包帯の例が米国特許第 3,972,323号(Boricheski)に開示されている。しかしながら、この米国特許第3 ,972,323号に開示されている整形外科用包帯は焼きセッコウの利用を包括してお り、それ故、劣った強度、対、重量の比及び劣った通気性を含む、焼きセッコウ 整形外科用 キャストについて前記した欠点を伴う。ニット布帛でないポリエステル布帛を用 いた整形外科用包帯の第二の例は、米国特許第4,841,958号(Ersfeldら)に開示 されている。しかしながら、米国特許第4,841,958号に開示されているこのポリ エステル布帛裏地はそのキャストがファイバーガラスキャストよりも若干弱めの 強度及び低めの硬度を有するようにしてしまうため、これらのキャスティング材 料は荷重に耐える整形外科用キャストを達成せしめるためにより多くのキャステ ィングテープ層を必要とさせる。 米国特許第4,984,566号(Sekineら)は伸縮性を供する整形外科用キャスティ ングテープを開示し、これは水硬化性合成樹脂の含浸されているニット繊維基材 を含んで成り、ここでその基材は、合成有機ファイバー伸縮糸のみ、一部伸縮糸 及び一部人工ファイバー、又は一部伸縮糸及び天然ファイバーと人工ファイバー との一部混合物より成る。この伸縮糸は好ましくは、伸縮性が、らせん又はジク ザグパターンの合成ファイバーを用意し、そして非弾性である合成ファイバーの 熱可塑性及び収縮特性を利用することにより授けられているものである。 以上より、当業界において必要とされているものは、焼きセッコウの長所、例 えば良好な成形性及び微細骨構造の触診能、並びに非焼きセッコウの長所、例え ば良好な強度、対、重量の比及び良好な通気性、の両者を有する整形外科用キャ スティング材料であることが明らかであろう。これに関連して、焼きセッコウを 事実上使わず、これにより上記の焼きセッコウの固有の欠点を回避したかかる長 所の組合せを供することは当業界における著しい進歩であろう。従来技術の整形 外科用キャスティング材料よりも良好又は優れた特性を有し、且つ極めて安い値 段で作ることのでき、それ故ファイバーガラスニットの如くのニット布帛を採用 した従来技術の整形外科用 キャスティング材料よりも値段で回避されることの少ないかかる非焼きセッコウ 整形外科用キャスティング材料を供することは当業界において更なる進歩であろ う。かかる整形外科用キャスティング材料及びその製造方法をここで開示し、そ して請求の範囲とする。 発明の概要 本発明は、マイクロクレープの施された布帛シート;及びこの布帛シート上に コートされた硬化性樹脂;を含んで成る製品を提供する。この製品は整形外科用 包帯の形態であってよく、そして任意的に樹脂と一体化したマイクロファイバー 充填材を含みうる。本発明のキャスティング材料の中へのマイクロファイバー充 填材の組込みは、未硬化キャスティングテープ又は包帯の取扱い特性を損うこと なく、硬化したキャスティング材料の強度を、特にその中で使用した布帛が非フ ァイバーガラス布帛であるとき実質的に高める。このマイクロクレープシートは キャスティング包帯に高い伸長性を授ける。 図面の簡単な説明 図1,2及び3は本明細書に記載のMicrexプロセスのバリエーションを示す。 図4は本明細書に記載のTublar Tetile装置プロセスの態様を示す。 発明の詳細な説明 本発明は整形外科用キャスティング材料並びにかかる整形外科用キャスティン グ材料を製造及び使用するための方法に関連し、ここでこの材料は硬化性液状樹 脂の含浸された裏地又は布帛を含んで成 る。特に、本発明において使用する布帛は、その布帛が非常に伸長性に仕上げら れるようにする重要な特徴及び物理特性を有する。同時に、本発明の整形外科用 キャスティング材料は比較的安価であり、それ故ファイバーガラス布帛の如くの ニット布帛を採用している当業界において公知の非焼きセッコウ整形外科用キャ スティング材料よりも経済的な代替品を供する。 本発明の一部の要素は柔軟性シートであり、その上に硬化性樹脂をコートして その樹脂をその上で硬化させ、シートは補強されうる。このシートは好ましくは 、そのシートに少なくとも部分的に樹脂を含浸せしめることができるほどに孔質 である。適当なシートの例は、不織布、織布、又はニット布帛であって、有機系 の天然又は合成ファイバー又は材料を含んで成るものである。このシートは「ス クリム」又は「裏地」と呼ぶことがある。 本発明は布帛に伸縮性又は順応性を授けながら所望されない復帰力を最少限と するように布帛シートをマイクロクレープ又は圧縮することを包括する。本明細 書の中で用いている「マイクロクレープ」とは、布帛を機械的に圧縮し、その布 帛がもとから有していた縦方向の寸法よりも小さい寸法を有するようにすること を意味する。本明細書で用いている「マイクロクレープの施された布帛」とは、 その布帛が機械的に圧縮され、それがもとから有していた縦方向の寸法よりも小 さいそれを有するようになっている布帛を意味する。マイクロクレープを施すの に適切な布帛は、まず機械的に圧縮又は「けん縮」せしめることが可能であり、 そのけん縮した、即ち歪んだ状態において硬化又はアニールされることが可能で あるファイバーを含んで成る布帛である。マイクロクレープを施すのに望ましく ない布帛は、そのようにけん縮せしめることができないファイバーを含んで成る ような布帛を含む。このことは非けん縮性ファイバー が布帛のウェール、縦又は装置方向で配向されているときに特に重要である。例 えば、ガラスファイバーより完全に仕上げられている1又は複数の布帛のウェー ル、縦又は装置方向において配向されたガラスファイバーは本発明における使用 にとって所望されない。ファイバーガラス布帛はマイクロクレープ工程に対して あまり良く応答しない傾向にある。むしろ、このガラスファイバーはそのように 圧縮せしめたときに破損及び破壊される傾向にある。しかしながら、ガラスファ イバーを布帛の中に組込み、その布帛がマイクロクレープを施すのに適当となる ようにすることができる。例えば、ガラスファイバーを布帛の中に横又は横糸方 向において組込み、マイクロクレープ工程の際にけん縮されないようにすること ができる。 本発明の適当な裏地には、天然有機ファイバー;動物由来材料;天然ベース有 機ポリマーファイバー;及び合成ポリマーファイバーを含んで成る布帛が含まれ る。本発明の布帛において使用するのに適当なファイバーには天然有機ファイバ ー、例えば植物由来材料、例えばマニラ麻、綿、亜麻、麻、黄麻、パンヤ、リン ネル、ラミー及びシサル麻;並びに動物由来材料、例えばウール、モヘアー、ビ クーニャ、他の動物毛及び絹が含まれる。現状好ましい天然有機ファイバーには 綿及びウールが含まれる。綿が最も好ましい。 本発明の布帛において使用するのに現状好適なポリマーファイバーには、天然 ベース有機ポリマー、例えばアセテート、アズロン、レーヨン及びトリアセテー ト;並びに合成製造した有機ポリマー、例えばアクリル、アラミド、ナイロン、 オレフィン(例えばポリ(1−ブテン)、ポリエチレン、ポリ(3−メチル−1 −ブテン)、ポリ(1−ペンテン)、ポリプロピレン及びポリスチレン)、ポリ エステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビ ニルクロリド)及びポリ(ビニリデンクロリド)が含 まれる。現状好適な合成ポリマーファイバーには:アクリル、ナイロン、ポリエ チレン、ポリプロピレン、ポリエステル及びレーヨンが含まれる。現状最も好ま しい合成ポリマーファイバーにはナイロン、ポリエステル及びレーヨンが含まれ る。 マイクロクレープを施す工程は、ニット、織布及び不織布、例えばスパンレー スされた及びハイドロエンタングル(hydroentangled)された布帛を含む様々な 布帛構築体を用いて行うことができうる。一の好適なハイドロエンタングルされ た布帛は商標名「Sontara」8043(Du Pont Co.より入手可能)で販売されてい る。本発明において使用するのに適当なシートは、例えば米国特許第4,940,047 ;4,984,566;及び4,841,958号に記載されている。好適な不織シートは米国特許 第4,841,958号(Ersfeldら)に開示されている。 マイクロクレープを施す工程はウェブ構造に機能的な品質を授ける機械的な手 段である。この工程の一の態様においては、メインロールにより支持されている 未処理ウェブ(例えば布帛)を収束通路の中に導入し、しっかりと締め付け、そ してマイクロクレープ工程を施すメイン処理キャビティーまで搬送する。コント ロールの調節により、様々な値の残留圧縮力及びクレープ横断面が、処理する材 料の所望する結果及び特徴に応じて達成できる。処理したウェブを、圧縮力の均 一性及び度合いをコントロールする硬質及び/又はフレキシブルリターダーの間 に二次通過させる。圧縮力はそのファイバーを圧縮状態においてアニールするこ とにより布帛の中で保持させる。「アニール」とは、特定の温度で特定の時間フ ァイバーを維持し、次いでファイバーを冷却することを意味する。この処理は先 のマイクロクレープ操作に由来する内部応力を排し、布帛構造を新たな好適な配 向に有効に「硬化(セット)」せしめる。これはドライヒート(例えば、ホット ロール、赤外線照射、対流オーブン等) 又はスチームを用いて行われうる。アニール法の選択は布帛の重量、ファイバー のタイプ及び工程スピードの如くの要因に依存する。布帛に熱を施す一の簡単な 方法は、布帛を加熱ロールに通すことにある。他に、スチーム加熱が一定の布帛 にとって好適である。 アニールにかけていないマイクロクレープを施した布帛を本発明のキャティン グテープにおいて採用できる。かかる布帛は適度な伸長性を示すであろうことが 現状信じられているが、しかしながらそれらは布帛の圧縮状態を保つのに、工程 (例えばそれに樹脂を施すとき)の際にかなりの注意を必要とする傾向にあるで あろう。 2通りの商業的なマイクロクレープ工程が、本発明の布帛を処理できるものと 信じられる。上記した一のかかる工程はWalpole,MassachusettsのMicrex Corpo rationより商業化されている(「Micrex」工程)。第二のかかる工程はLexingto n,North CarolinaのTubular Textile Machinery Corporationにより商業化され ている(「TTM」又は「Tube-Tex」工程)。TTM工程は原理においてはMicrex工程 に類似する。ただし、一定の詳細な点が異なる。TTM工程においては、布帛を、 フィードロールの上、且つシュー(集束器)の下にある圧縮ゾーンに通す。次に その布帛を、下部圧縮シュー及びリターディングロールと接触させることによっ て圧縮又はマイクロクレープ処理する。いづれにせよ、両工程において、その布 帛は摩擦リターダーに基づいて圧縮力をかけている。 図1に示す通り、メインロール12により支持されている未処理ウェブ10をメイ ンロールと可動式リターダー16との間の収束通路14に導入する。この可動式リタ ーダーは主要面18、フレキシブルリターダー20、及び1又は複数枚のバックアッ プブレード22を有する。この可動式リターダーは加圧プレート24を利用して未処 理ウェブにわたっている。このウェブはフレキシブルリターダーと硬質リターダ ー26との間の第二通路を通り、そして処理ウェブ28として出る。 図2に示す通り、メインロール112により支持されている未処理ウェブ110をメ インロールと可動式リターダー116との間の収束通路114に導入する。この可動式 リターダーは主要面118、フレキシブルリターダー120、及び1又は複数枚のバッ クアップブレード122を有する。この可動式リターダーは加圧プレート124を利用 して未処理ウェブにわたっている。このウェブは摩擦リターダー121とメインロ ール112との間の第二通路を通り、そして処理ウェブ128として出る。 図3に示す通り、メインロール212により支持されている未処理ウェブ210をメ インロールと可動式リターダー216との間の収束通路214に導入する。この可動式 リターダーは主要面218、フレキシブルリターダー220、及び1又は複数枚のバッ クアップブレード222を有する。この可動式リターダーは加圧プレート224を利用 して未処理ウェブにわたっている。このウェブはフレキシブルリターダーとくし 226との間の第二通路を通り、そして処理ウェブ228として出る。 図4に示す通り、フィードロール312により支持されている未処理ウェブ310を 上部圧縮シュー314とフィードロールとの間の通路に導入する。次にこのウェブ を上部圧縮シューと下部圧縮シュー318との間の圧縮ゾーン316に通す。このウェ ブはこのゾーンにおいて圧縮され、そして下部圧縮シューとリターディングロー ル320との間の通路を通って出る。 マイクロクレープを施した後の適切な布帛は、整形外科用キャスティング材料 として適度な強度を供しながら、同時に必要な多孔度、並びに向上した順応性、 触感処置能、成形性及び触診性をもたらしめる向上した伸長性を供するのに必要 な程度にまで布帛に樹脂添 加できることを可能にする。本発明の目的のために必要な特徴を供するであろう 布帛を選ぶためにいくつかの重要な基準には:(1)マイクロクレープ後の縦方 向の伸長性及び順応性、並びに布帛に樹脂を含浸せしめた場合の成形性、触感及 び触診性の関連の特徴;(2)樹脂添加容量;並びに(3)多孔度;が含まれる 。これらの各パラメーターは布帛を供するうえで慎重にコントロールすることが 重要であり、このことは本発明の範囲に属する整形外科用キャスティング材料を 有効に形成せしめるであろう。 伸長性は、得られる整形外科用キャスティング材料がそれを適用すべき身体部 に実質的に順応できるように仕上げられるよう、布帛がその縦方向、即ち、伸長 方向において十分に伸長可能でなければならない見地から重要である。伸長方向 において十分に伸長可能でない材料は身体部に巻き付けたときにそれによく順応 せず、往々にしてその材料の中にしわ又は折り目がもたらされる。他方、この布 帛の伸長方向における伸長性はその材料が伸縮性でありすぎてしまい、樹脂保持 容量及び多孔度が実質的に低減するほどに変形しうる材料構造体をもたらしてし まうほどであるべきでない。 本発明の目的のため、マイクロクレープを施した後の布帛は、1cmの布帛の区 画にわたって268gの負荷又は力をかけたときに伸長方向において約10%〜約200 %の伸び率、そして好ましくは1cmの布帛の区画にわたって268gの負荷又は力 をかけたときに伸長方向において約25%〜約75%の伸び率、そしてより好ましく は1cmの布帛の区画にわたって268gの負荷又は力をかけたときに伸長方向にお いて約35%〜約55%の伸び率を有しているべきである。 基準となるほどではないが、採用する布帛はその幅、即ち、伸長方向に対して 横断する方向において多少の伸長性を有することも所望される。即ち、この布帛 は横方向において0%〜100%の伸び率 を有しうるが、1cmの布帛の区画にわたって約268gの負荷又は力をかけたとき に横方向において約1%〜約30%の伸び率を有する布帛を使用することが現状好 ましい。前述のマイクロクレープ工程は一般に伸長方向にのみ伸長性を授ける。 しかしながら、布帛に2回マイクロクレープを施す、即ち、一回目は伸長方向に 、そして2回目は横方向に施し、これにより二軸伸長性を授けることができるこ とが期待される。他方、縦及び横方向の両方でのマイクロクレープを同時に授け ることができ、例えばアニール工程の前に縦及び横方向の両方でのけん縮を行っ てよい。更に、ニットの如くの横方向伸長性を有する布帛は、横方向伸長性を有 意に損うことなく縦方向伸長性を授ける又は高めるようにマイクロクレープを施 すことができる。 本発明の布帛は、マイクロクレープを施した後、伸縮性ではあるが、全体的に 弾性でないことが好ましい。全体的に弾性である布帛は、整形外科用包帯のため の裏地として用いたとき、巻き付けた四肢又は身体部のまわりに望ましくない拘 束力を及ぼす傾向にある。即ち、樹脂含浸布帛を延伸し、そして身体部に施した とき、その延伸材料は好ましくはその形態を保っており、そしてその未延伸位置 にまで復帰しない。 樹脂添加容量又は布帛が樹脂を保持する能力は身体部を有効に固定するのに十 分な強度を有する整形外科用キャスティング材料を提供する観点から重要である 。ファイバー、隙間及び開口部を含む布帛の表面構造は、本発明の目的のために 適正な樹脂添加を供するうえで非常に重要である。これに関係して、各ファイバ ー束のファイバー間の隙間は必要な強度を供するようにそのファイバー束内に適 量の樹脂を保持するのに十分な容積又は空間を供せねばならない;同時に、ファ イバー束間の開口部は、樹脂を適用したときに適度な 孔度が保たれるように十分に未閉塞であり続けていることが好ましい。即ち、フ ァイバー間の隙間は必須の樹脂添加を供するうえで重要であり、一方、開口部は 最終キャストにとって必須の孔度を供するうえで重要である。ところで、適度な 樹脂添加及び孔度の両者を達成せしめるのに様々なパラメーターのバランスが必 要である。この布帛はcm2当り約6〜90の開口部、より好ましくはcm2当り約10〜 50の開口部、そして最も好ましくはcm2当り約20〜40の開口部を有すべきである 。 マイクロクレープを施す工程はいく通りかの異なるメカニズムにより布帛に伸 長性を授けうる。例えば、ニット布帛にとって、マイクロクレープ工程はファイ バー束を更に歪ませることなくニットのループを機械的に圧縮せしめうる。一般 に、布帛を編んだとき、2つの隣り合うループの列の内面は接触しているか、ほ ぼ接触している。この接触はニットループを形成する際に布帛が張力下にある結 果である。各連続ループの列は事実上先行のループ列に重なって形成される。本 発明のマイクロクレープ工程は、隣接し合うループの列を重ねるか、又はループ を重なったもしくは重なっていない位置のいづれかで布帛面において変形させ、 次いで任意的にその布帛を圧縮形態において硬化又はアニールすることにより布 帛圧縮を授けるものと考えられる。伸長性は列の重なりに基づいてその布帛に授 けられる。布帛に再び張力をかけたとき、そのループはそのもとの「接触」位置 、即ち、最初に編んだときにそれらが占める位置に戻りうる。 一方、織布又は不織布は若干異なる手法でマイクロクレープを施すことができ うる。第一に、斜めに裁ったもしくは作った布帛と、布帛斜線に対して一定の角 度で裁ったものとを区別する必要がある。斜めに裁った布帛については、マイク ロクレープ工程は装置方向 に走るファイバー束を歪ませ(即ち、ファイバーをけん縮させる)、そして開口 部を崩壊せしめるようである。装置方向に走るファイバー束は布帛の面内で(即 ち、隣接し合う開口部の中へと);又は布帛の面の外(これにより布帛の厚みを 厚くする)へとけん縮する。けん縮したファイバー束はこれによりその収縮形態 において硬化又はアニールされうる。張力を後にかけて布帛を処理したとき、け ん縮したファイバー束はそのもとの未けん縮形態へと「引き伸ばされる」ことが でき、これにより布帛は伸びる。低い張力では、そのファイバー束はこの引き伸 ばしに耐えてしまうことがあり、これによりその布帛はリバウンドを示す。布帛 斜線に対して一定の角度で裁った布帛については、このマイクロクレープ工程は 開口部の形を歪ませるようである。装置方向に対して一定の角度において延伸さ れた、長方形又は四角形の開口部を有していた布帛は、マイクロクレープを経て 歪んだダイアモンド型開口部を有するようになる。同様に、丸い開口部を有して いた布帛はマイクロクレープを経て歪んだ楕円形の開口部を有するようになる。 更に、部分的面内又は面外ファイバー束けん縮を施してよい。面外圧縮が生ずる とき、布帛の厚みを顕著に厚くしすぎてしまうであろう結果を避けることが所望 される。布帛の厚みは樹脂添加及び樹脂層の厚みの観点においてのみならず、キ ャストにおける層の枚数の観点においても最適化する。即ち、布帛の厚みは樹脂 添加、樹脂層の厚み及びキャストの中のテープの層の枚数についてバランスをと る。一般に、キャストは約4〜12枚の重なり合うテープラップの層より成り、好 ましくは約4〜5層の無荷重支持用途及び8〜12層の荷重支持領域、例えばかか と、より成る。即ち、十分な量の硬化性樹脂を所望の最終キャスト強度及び硬度 を得るためにこれら数枚の層に適用する。適量の硬化性樹脂を約0.5〜1.5mmの厚 みを有する布帛を用いて本発明の裏地 の中に含浸することができる。好ましくは、これらの布帛は薄く、即ち約1.3mm 未満の厚みを有する。より好ましくは、本発明の布帛は、Ames Gauge Co.(Wal thamn,MA)202厚みゲージを用い2.54cmの直径接触で測定したときに約0.76〜1. 00mmの厚みを有する。 マイクロクレープを施した後の適当な布帛を縦方向においてそのもとの方法の 約10〜65%にまで圧縮する。より好ましくは、布帛は縦方向においてそのもとの 寸法の約20〜60%にまで圧縮し、そして最も好ましくは、布帛の縦方向において そのもとの寸法の約30〜50%にまで圧縮する。 マイクロクレープの度合いは布帛の幅にわたって均一である必要はないことを 理解すべきである。適当にデザインされたリターダーにより誘導される示差的な 圧縮を用いてパターン又は装飾的デザインを利用できうる。更に、本発明の布帛 は美的又は機能的目的のために染色又は印刷できうる。 本発明において有用な硬化性樹脂はシート材料をコートするのに利用でき、且 つそのシート材料を補強するのに硬化しうる樹脂である。この樹脂は架橋した熱 硬化状状態にまで硬化できる。好適な硬化性樹脂は流体、即ち、約5Pas〜約500 Pas、好ましくは約10Pas〜約100Pasの粘度を有する組成物である。 本発明のキャスティング材料において用いる樹脂は好ましくは整形外科用キャ ストの機能的な要件を満たすであろう任意の硬化性樹脂である。明らかに、この 樹脂は、患者又はそのキャストを施す者のいづれかにとっても有害でありうる有 意な量の毒性蒸気を硬化中に供しない点で、そして更には化学的剌激による皮膚 剌激又は硬化中の過剰な熱を発生しない点で無毒でなければならない。更に、こ の樹脂は、そのキャストを施したときの迅速なる硬化を確実なものとするほどに 硬化剤と十分に反応性でなければならず、しかもキャ ストを施す及び形どりする十分なる作業時間を可能とするほどあまり反応性でな いものであらねばならない。第一に、このキャスティング材料は柔軟且つ成形性 でなくてはならず、そしてそれ自体に対して付着性であるべきである。次に、キ ャストの適用後間もなく、それは硬質となるか、又は少なくとも半硬質となるべ きであり、そして着用者の活動によりそのキャストにかかる荷重及び応力に耐え るほどに強くなるべきである。即ち、この材料は流体様状態から固体状態へとも のの数分間で状態変化せねばならない。 好適な樹脂は水で硬化するものである。現状好適なのは、例えば米国特許第4, 131,114号に開示されているもののようなポリイソシアネートとポリオールとの 反応により硬化したウレタン樹脂である。当業界に公知の数多くのクラスの水硬 化性樹脂、例えばポリウレタン、シアノアクリレートエステル、並びに水感受性 触媒と組合せたときのエポキシ樹脂及び末端においてトリアルコキシ−又はトリ ハロ−シラン基で終結しているプレポリマーが適当である。例えば、米国特許第 3,932,526号は、1,1−ビス(パーフルオロメチルスルホニル)−2−アリー ルエチレンが、微量の水分を含むエポキシ樹脂を重合せしめると開示している。 水硬化性以外の樹脂系を使用してよいが、しかし整形外科用キャスティングテ ープの硬化を活性化するための水の使用は、整形外科医及び看護人にとって簡便 、安全、且つ慣れ親しまれている。包帯に二価のアクリレート又はメタクリレー トを含浸せしめる米国特許第3,908,644号に開示の如くの樹脂系、例えばグリシ ジルメタクリレートとビスフェノールA(4,4′−イソプロピリデンジフェノ ール)との縮合に由来するビス−メタクリレートエステルが適当である。この樹 脂は第三アミンと過酸化有機物との溶液による濡らしにより硬化する。更に、水 は触媒を含んでよい。例えば、米国特許 第3,630,194号は、アクリルアミドモノマーで含浸せしめた整形外科用テープを 提唱し、その重合は包帯を酸化剤と還元剤との水性溶液(当業界ではレドックス 開始系として知られる)の中に浸すことにより開始している。かかる包帯の強度 、硬度及び硬化速度は本明細書に開示の要因に応ずる。 本発明における使用にとっていくつかの現状のより好ましい樹脂は、水硬化性 イソシアネート官能プレポリマーである。このタイプの適当な系は例えば米国特 許第4,411,262号及び米国特許第4,502,479号に開示されている。現状のより好ま しい樹脂系は米国特許第4,667,661号及び米国特許出願07/376,421号に開示され ている。以下の開示内容は主に、硬化性樹脂として水硬化性イソシアネート官能 プレポリマーを使用している本発明の好適な態様に関する。ここで利用している 水硬化性イソシアネート官能プレポリマーは、ポリイソシアネート、好ましくは 芳香族のそれと、反応性水素化合物又はオリゴマーに由来するプレポリマーを意 味する。このプレポリマーは水、例えば水蒸気又は好ましくは液状水に対する曝 露により硬化するのに十分なイソシアネート官能基を有する。 布帛の上に樹脂を、イソシアネートとポリオールとの反応により形成されるポ リイソシアネートプレポリマーとしてコートするのが好ましい。トルエンジイソ シアネート(TDI)の如くの揮発性な材料よりもジフェニルメタンジイソシアネ ート(MDI)の如くの低揮発性であるイソシアネートを使用するのが好ましい。 適当なイソシアネートには2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエ ンジイソシアネート、それらの異性体の混合物、4,4′−ジフェニルメタンジ イソシアネート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、これらの異性 体とできるだけ少量の2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートとの混合物 (市販のジフェニルメタンジイ ソシアネートの典型)、並びに芳香族ポリイソシアネート類及びその混合物、例 えばアニリンとホルムアルデヒドとの縮合生成物のホスゲン化に由来するものが 含まれる。プレポリマー系において利用するのに典型的なポリオール類には、ポ リプロピレンエーテルグリコール(Arco Chemical Co.より商標名Arcol PPG及び BASF Wyandotteより商標名Pluracolで入手可能)、ポリテトラメチレンエーテル グリコール(Quaker Oats Co.よりPolymeg(商標)、ポリカプロラクトンジオー ル(Union CarbideよりNiax(商標)PCPシリーズ)、及びポリエステルポリオー ル(ジカルボン酸とジオールとのエステル化により得られるヒドロキシル末端化 ポリエステル、例えばRucodivision,Hooker Chemical Co.より入手できるRucof lex(商標)ポリオール)が含まれる。高分子量ポリオールを使用することによ り、硬化樹脂の硬度は低減できる。 本発明のキャスティング材料において有用な樹脂の例は、Upjohn Companyより 入手できるIsonate(商標)2143Lとして知られるイソシアネート(約73%のMDI を含む混合物)と、Union Carbideに由来するNiax(商標)PPG725として知られ るポリプロピレンオキシドポリオールとを利用する。材料の棚寿命を長めるため 、0.01〜1.0重量%の塩化ベンゾイル又はその他の適当な安定化剤とを含ませる ことが好ましい。 水硬化剤に曝露せしめた後の樹脂の反応性は適当な触媒の使用により制御され うる。この反応性は、(1)硬質膜が樹脂表面の上に急速に形成され、樹脂のバ ルクへの水の更なる浸透が阻止される;又は(2)適用及び形どりが完了する前 にキャストが硬化してしまう;ほど高くあってはならない。良好な結果は、米国 特許第4,705,840号に記載の通りに調製した4−〔2−〔1−メチル−2−(4 −モルホリニル)エトキシ〕エチル〕モルホリン(MEMPE)を約0.05 〜約5重量%の濃度で使用することにより達成された。 樹脂の発泡は最少限とすべきであり、なぜならそれはキャストの孔度及びその 全体的強度を低めるからである。発泡は水がイソシアネート基と反応するときに 二酸化炭素が放出されるために起こる。発泡を少なくする一の方法はプレポリマ ー中のイソシアネート基の濃度を減らすことにある。しかしながら、反応性、作 業性及び最終強度を獲得するには、適度の濃度のイソシアネート基が必要である 。発泡は低い樹脂含有量では少ないが、所望のキャスト特性、例えば強度及び剥 離耐性にとっては適度な樹脂含有量が必要とされる。発泡を少なくする最も満足 たる方法は、発泡抑制剤、例えばシリコーンAntifoam A(Dow Corning)又はAnt ifoam 1400シリコーン流体(Dow Corning)を樹脂に加えることにある。シリコ ーン液体、例えばDow Corning Antifoam 1400を約0.05〜1.0重量%の濃度で使用 することが特に好ましい。疎水性ポリマー粒子の安定分散体を含む水硬化性樹脂 、例えば米国特許出願第07/376,421号及びヨーロッパ公開特許出願EPO 0,407,05 6号に開示のものも発泡を下げるのに利用できうる。 本発明における現状のより好ましい樹脂として更に含まれるのは非イソシアネ ート樹脂、例えば水反応性液体有機金属化合物である。これらの樹脂はイソシア ネート材料に対してアレルギー反応を有する者にとってのイソシアネート樹脂系 の代替品として特に好ましい。整形外科用キャストにおける使用にとって適当な 水硬化性樹脂組成物は水反応性液体有機金属化合物及び有機ポリマーより成る。 この有機金属化合物は、式(R1O)xMR2 (y-x)の化合物であり、ここで、各R1は 独立してC1−C100炭化水素基であり、任意的にその骨格において1〜50個の非 過酸化−O−,−S−,−C(O)−又は−N−基が介在しており;各R2は独 立して、水素及びC1 −C100炭化水素(これは任意的にその骨格において1〜50個の非過酸化−O− ,−S−,−C(O)−又は−N−基が介在している)より成る群から選ばれ; xは1〜yの整数であり;yはMの価数であり;そしてMは硼素、アルミニウム 、珪素又はチタンである。この有機ポリマーは付加ポリマー又は縮合ポリマーの いづれかである。付加ポリマーは好ましくは有機ポリマー構成要素として使用さ れる。特に有用な付加ポリマーはエチレン系不飽和モノマーより成る。かかる付 加ポリマーを構成しうる市販のモノマーには、限定することなく、エチレン、イ ソブチレン、1−ヘキセン、クロロトリフルオロエチレン、ビニリデンクロリド 、ブタジエン、イソプレン、スチレン、ビニルナフタレン、エチルアクリレート 、2−エチルヘキシアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、ベン ジルアクリレート、ポリ(エチレンオキシド)モノアクリレート、ヘプタフルオ ロブチルアクリレート、アクリル酸、メチルメタクリレート、2−ジメチルアミ ノエチルメタクリレート、3−メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシ ロキシ)シラン、イソブチルメタクリレート、イタコン酸、ビニルアセテート、 ビニルステアレート、N,N−ジメチルアクリルアミド、tert−ブチルアクリル アミド、アクリロニトリル、イソブチルビニルエーテル、ビニルピロリジノン、 ビニルアズラクトン、グリシジルメタクリレート、2−イソシアナトエチルメタ クリレート、無水マレイン酸、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2− メトキシエトキシ)シラン、及び3−(トリメトキシリル)プロピルメタクリレ ートが含まれる。加水分解性官能基を抱えるポリマーが好ましい。これらの組成 物の水硬化を加速するのに酸性又は塩基性触媒を使用してよい。強酸性触媒が好 ましい。 好ましくは、本発明のスクリムを、マイクロファイバー充填材を 含む樹脂でコートする。これらの好適な整形外科用包帯は数多くの利点、例えば マイクロファイバー充填材を含む樹脂が示す利点、即ち、本発明の裏地の上にコ ートしたときの強度の劇的な上昇;硬化による高い「早期強度」;向上した耐久 性及び高めの弾性;良好、そして往々にして優れた層間積層強度;低めの硬化発 熱;及びかかるマイクロファイバー充填材に含まない樹脂と比較しての低めの有 効樹脂費用、を有する。本発明のマイクロファイバー充填材及び裏地を採用する キャスティング包帯は典型的なファイバーガラス包帯に比べて向上した放射線透 過性Xも有する。即ち、マイクロファイバー充填材は骨のイメージの上のメッシ ュ影パターンに重ならず、これにより骨の詳細を妨げない。更に、本発明のマイ クロファイバー充填材を使用する樹脂懸濁物は一般に非常にわずかな樹脂粘度上 昇を示す。これにより、キャスティング包帯のほどき易さ及び良好な取扱い性、 例えばドレープ性を確実なものとする。 本明細書でいう「マイクロファイバー充填材」とは、本発明のキャスティング テープの中に含ませたときに所望の強度上昇を供し、しかも未硬化の樹脂懸濁物 の粘度に悪影響を及ぼさない(これにより、キャスティングテープのドレープ性 に悪影響を及ぼさない)充填材をいう。本発明において有用なマイクロファイバ ー充填材は一般に5、対、1より大の縦横比を有するショートファイバーとして 特徴付けられる。本明細書でいう縦横比とは、ファイバーの長さ、対、その直径 の比を意味する。不規則又は非円形状の断面を有するファイバーにとって、この マイクロファイバーの「直径」はマイクロファイバーにわたり最大の幅に相当す るものであろう。様々な縦横比を有するマイクロファイバーのブレンドを本発明 のキャスティングテープにおいて使用できうる。本発明の目的にとって、マイク ロファイバーのブレンドを使用したとき、マイクロファイバーのブ レンドの縦横比は平均縦横比を意味する。好適なマイクロファイバー又はブレン ドは5:1〜200:1の縦横比を有する。より好ましくは、マイクロファイバー の縦横比は5:1〜50:1である。最も好ましくは、マイクロファイバーの縦横 比は10:1〜30:1である。 適当なマイクロファイバーは約1〜60ミクロン(μm)の平均直径及び約25〜 1000μmの平均長さを有する。好適なマイクロファイバー充填材又はブレンドは 0.1〜60の平均直径を有し、より好ましくは、マイクロファイバーの平均直径は 1〜40、そして最も好ましくは、マイクロファイバーの平均直径は1〜30である 。好ましいマイクロファイバー充填材又はブレンドは25〜5,000の平均長、より 好ましくは、マイクロファイバーの平均長は30〜1,000、そして最も好ましくは マイクロファイバーの平均長は30〜500である。現状最も好ましい充填材、Nyad G Wollastokupは主にメッシュサイズにより特定される。この材料の90%が200メ ッシュスクリーン(127×127μmの穴サイズ)を通る。走査電子顕微鏡「SEM」 写真の目視観察は、平均ファイバー直径が10〜30μmの範囲にあり、そして平均 ファイバー長が200〜400μmの範囲にあることを示唆した。 このマイクロファイバーは天然無機ファイバー、合成無機ファイバー、天然有 機ファイバー及び合成有機ファイバーでありうる。このファイバーは、もし無機 物なら、アモルファス、単結晶(例えばホイスカー)、多結晶、又は多重相であ りうる。ファイバーのブレンドを所望するなら使用してよい。 無機ファイバーの様々な構造的特徴はファイバーの化学及びファイバー形成技 術の複雑な相互作用を反映する。アモルファス無機ファイバー、例えばファイバ ーガラス及び溶融シリカファイバーは溶融紡糸により製造される。これらのファ イバーは比較的高い引張強 さを有するが、その弾性率は無機ファイバーの中では最も低い。一方、時折り当 業者により「ホイスカー」と呼ばれる単結晶ファイバーは一般に化学的に純粋で あり、そして秩序が高い。このことは強度が理論的限界に近づくことをもたらし め、全てのファイバーのうちで最強なものとする。 ホイスカーは最強のショートファイバー材料である。これらは小さく(直径に おいてサブミクロンから数ミクロン)、高度の結晶完全性を有する単結晶ファイ バーである。一般に、ホイスカーが小さいほど、完全性は高い。この完全性は低 い転移線密度、低い間隙含有量、低い内部及び表面不完全性及び木目境界なしに 由来する。ホイスカーは一般に高い機械特性、例えば13GPa〜32GPaの引張強さ( 最も慣用のファイバーの10倍)、450GPa〜900GPaの弾性率、3〜4%の伸び率、 並びに非常に高度の靭性及び非脆砕性を有する。 マイクロファイバーは低価格加工技術、例えば超飽和溶液からの沈殿により比 較的簡単に作れうる。しかしながら、それらは迅速に、且つ液体から作れるため 、それらは真のホイスカーの純度及び結晶完全性を有さない。これらのファイバ ーは一般に木目境界を有する多結晶ファイバー束であり、そしてそれらは往々に して真のホイスカーにおいてはめったに認められない間隙、転移線及び結晶不完 全性を含む。にもかかわらず、かかるファイバーは一般にそれを囲む硬化マトリ ックスよりははるかに優れた特性を有し、そして本発明のキャスティング材料に おける利用に適する。 適当な無機マイクロファイバーには例えば硼素ファイバー、チタン酸カリウム ファイバー、硫酸カルシウムファイバー(例えばFranklinファイバー)、及び加 工鉱物ファイバー、例えばアスベスト(即ち、結晶化又は水和珪酸マグネシウム )及びウォラストナイト(即ち、メタ珪酸カルシウム−CaSiO3)が含まれる。ア スベストは適 当であるが、健康問題の理由により現状好ましくない。 本発明の適当なマイクロファイバー充填材は、所望の高められた強度を供しな がら、未硬化樹脂懸濁物の粘度に悪影響を及ぼさないのに十分な量で液状樹脂の 中に含ませる。樹脂中の適量の充填材は、#6又は#7スピンドルを伴うBrookf ield RTV Rotovisco粘度計を用いて23℃で測定し、500Pas未満の硬化前粘度を有 する懸濁物をもたらすであろう(100Pasより高い粘度は#7スピンドルで測定す べきである)。好適な懸濁物は約5〜100Pas、より好ましくは約10〜70Pas、そ して最も好ましくは約30〜70Pasの硬化前粘度を有する。正確な量のマイクロフ ァイバー充填材は例えば初期樹脂粘度、マイクロファイバーのタイプ、マイクロ ファイバーのサイズ及び縦横比の如くの要因により正確には決定できないが、本 発明における使用にとって適当な懸濁物は約40%までのマイクロファイバー充填 材を含む。好適な樹脂及びマイクロファイバー充填材の懸濁物は約3〜35%のマ イクロファイバー充填材を含む。より好適な樹脂及びマイクロファイバー充填材 の懸濁物は約7〜25%のマイクロファイバー充填材を含む。最も好適な樹脂及び マイクロファイバー充填材の懸濁物は約10〜25%のマイクロファイバー充填材を 含む。 所望するなら、このマイクロファイバー充填材は、樹脂結合力、混合のし易さ 及び相溶性を高めるためにシラン、チタネート、ジルコネート等で表面処理して よい。この表面処理は樹脂へのマイクロファイバーの添加前に、又はin−situで 、即ち、充填材とのその後の反応のために懸濁物の中に表面処理剤を含ませてよ い。 環強度は以下の手順の通りに測定した。6層の樹脂コート材料を含んで成るシ リンダー環を、樹脂コート材料のロールをその保管パウチから取り出し、そして そのロールを約27℃の温度を有する脱イオン水の中に約30秒間完全に浸すことに より形成した。形成された 環の幅は使用した樹脂コート材料の幅と同一、即ち7.62cmであった。樹脂コート 材料のロールをその水から取り出し、そしてその材料を、cmの幅当り約45gのコ ントロールされた巻き付け張力を利用して6枚の完全に均一な層を形成するよう に薄いストッキング(例えば3MのSynthetic Stockinet MS02)でカバーされた 直径5.08cmのマンドレルのまわりに巻き付けた。各シリンダーを水から取り出し てから30秒以内に完全に巻き付けた。 水に最初に浸してから20分後、硬化シリンダーをそのマンドレルから取り出し 、そして水に最初に浸してから24時間後にその強度を測定した。即ち、試験前に サンプルは25℃±2℃及び55%±5%の相対湿度のコントロール雰囲気の中で24 時間硬化させた。 適当な時期に各シリンダーを市販の試験装置、例えばInstron装置における固 定具の中に装着し、そして圧縮荷重をそのシリンダー環にその外部に沿って、且 つその軸に平行にかけた。このシリンダー環を固定具の2本の底部バーの間に( そのバーは幅1.9cm、高さ1.3cm、そして長さ15.2cmである)バー間隔約4.0cmで 縦方向に載せた。これらのバーの内縁は0.31cmの半径を有する曲面を形成するよ うに仕上げられている。第三のバー(幅0.63cm、高さ2.5cm、そして長さ15.2cm )をシリンダーのトップの中心に、これもその軸に平行に載せた。第三のバーの 底部又は接触縁は0.31cmの半径を有する曲面を形成するように仕上げられている 。第三のバーを約5cm/minのスピードでそのシリンダーに当ってそれを砕くよ うに降ろした。シリンダーを砕くのにかかる最大ピーク力を「環強度」と記録し 、この特定の状況においては「ドライ強度」である(シリンダーの単位長さ当り の力、即ち、ニュートン/cmで表わす)。各材料について、少なくとも5サンプ ルを試験し、そして適用した平均ピーク力を計算し、そしてドライ「環強度」と して報告する。 布帛又はキャスティング包帯が有する伸び率の度合いはInstron試験又は下記 の「伸縮テーブル」に基づく死荷重試験のいづれかを利用して決定できる。伸縮 テーブルはちょうど25.4cmの間隔のあいた幅15.25cmのクランプのペアーを有す ることにより構築される。一方のクランプは固定され、そして第二のクランプは 本質的無摩擦の線形ローラーベアリングに基づき可動式である。可動式クランプ に取付られているのは適当なおもりに固定されているコードである。固定ボード を、布帛を適用したおもりの重力に応答して延伸させたときのその線形伸び率を 示す測定用テープの付いたテーブルの土台に配置する。他方、Instronモデル112 2装置をちょうど25.4cmの間隔で布帛クランプを置いて組立てた。布帛を固定部 に載せ、そして本明細書に記載の通りに試験した。 試験は周囲温度(例えば23〜25℃)及び50%の相対湿度で実施した。伸び率試 験は樹脂コート及び未コート布帛の両者に適用できる。段階1:1片の未延伸布 帛を約30.5cmに切る。ちょうど25.4cm間隔で布帛上に目印を付ける。布帛に硬化 性樹脂がコートされているときはこの操作は不活性雰囲気の中で行われるべきで あり、そしてサンプルは試験まで密閉されているべきである。全サンプルについ て、試験前にサンプルを延伸しないように非常に注意する必要がある。段階2: 次にこの布帛をそれが本質的にしわなしであることが確実となるように非常に弱 い張力(例えば0.0001N/1cmの包帯幅)下で試験固定具に固定する。未延伸包 帯の長さは25.4cmとすべきであり、なぜならクランプはこの距離で隔てられてい るからである。もし最初に付けた25.4cmの目印がクランプと正確に一致していな ければ、その布帛は延伸されており、従って廃棄すべきである。包帯の重量(特 に樹脂コートされているとき)が布帛の伸長をもたらすのに十分な場合の鉛直試 験装置の場合、その包帯は段階1で施し た目印において正確にクランプに固定されているべきである。段階3:おもりを クランプに取り付ける。何らかのことわりのない限り、そのおもりは268g/1c mのテープ幅であろう。段階4:次にそのサンプルをおもり全体が解放されるま でその布帛をゆっくり、且つ慎重に伸ばすことにより伸ばす。Instronを用いる 場合、そのサンプルは適当な荷重が達成されるまで12.7cm/minの速度で伸ばす 。試験する布帛がかけられた負荷のもとで延伸し続ける限り、負荷をかけてから 1minでの%伸長率をとる。段階5:その%伸長率は、線形伸びの値をもとのサ ンプルの長さで除し、そしてこの値に100を乗じて記録する。水分硬化性樹脂コ ート布帛の試験は樹脂の硬化が結果に影響を及ぼさないようすばやく行わねばな らない。 以下の実施例は本発明の理解の助けのために提供し、限定するものではない。 何らかのことわりのない限り、全ての部及びパーセンテージは重量で示す。 実施例 実施例1 斜線断ちSontara 8043のマイクロクレープ 以下の表1aに示す特性を有するSontara 8043ハイドロエンタングルされたポ リエステル不織布のロールを、マイクロクレープ工程のための仕込み材料として 用いた。 ジャンボロールの布帛をほどき、そして水平から30°の斜線で幅0.91メートル で切った。これらのピースを標準のミシンで縫い合わせ、そして193cmワイドオ ープン幅を有し、且つブレードレスセットアップの備ったMicrexコンパクターで マイクロクレープを施した。即ち、硬質リターダーは使用しなかった。フレキシ ブル摩擦リターダーの表面に600グリットのウェット又はドライサンドペーパー (3Mより入手可能)を付けた。メインロールを135℃の温度に加熱し、そして ドライ布帛を約4.87メーター/分で通した。巻き取りロールは60%遅いスピード 、即ち、2.93メーター/分に設定し、40%の圧縮を確実なものとした。以下の特 性を有する非常に均一なウェブが得られた。 布帛をロータリーナイフスコアースリッター上で76.2〜101.6mmの幅まで最少 限張力下でスリットした。この布帛は多少リバウンドを示す、即ち、延伸せしめ たときに回復することが認められた。このことは、布帛ファイバーが圧縮状態で アニールされていることを示唆する。布帛の伸び率はマイクロクレープを施すこ とにより劇的に高まり、一方、厚みは若干しか厚くならないことも注目すべきで ある。上記のデーターからわかる通り、装置方向におけるマイクロクレープ布帛 の%伸長率は仕込み材料の装置方向における伸び率の2倍以上である。同時に、 マイクロクレープウェブはウェブ厚みにおいて21%の上昇しか受けない。このこ とは、ほとんどの圧縮が布帛面で起きることを示唆する。即ち、ファイバー束は 開口部の空間の中へとけん縮する。 12.7cm×2.54cm×0.318cmのTeflon(商標)羽根車、添加ろう斗、窒素パージ ライン及び温度計の付いた3.8リットル(1ガロン)のガラス槽を組立て、そし て窒素を30分パージして装置全体が完全にドライとなるのを確実にした。以下の 化学薬品を順番に5分間隔で、添加ろう斗を介して反応槽に加えた。 粘度が上昇する毎に撹拌速度を徐々に高めた。槽に一時的にガラスウールで断 熱を施し、加熱マントルでゆっくり熱し、そして反応温度を65℃にまで高め、そ してその温度を1.5時間保った。ガラスウールを撹拌器、温度計及び添加ろう斗 と一緒に外した。その槽をシールし、そして樹脂を24時間冷やした。 その後、20部のNyad G Wollastokup 10012(Nyco,Willsboro,NYより入手可 能)マイクロファイバーを80部の樹脂に加えて20重量%のマイクロファイバー充 填材を有する組成物を得た。この樹脂をジャー内で密封し、そして一夜冷却し、 その際、ローラー上で約7 回転/分(rpm)で回転させた。この充填樹脂組成物を次に上記の布帛の上に、 1gの布帛当り4.2gの充填樹脂のコート重量でコートした(即ち、無充填材ベ ースで、約3.4gの樹脂/1gの布帛)。コーティングは樹脂を片面に直接広げ 、その間布帛は最少限の張力のもとにおいて行った。次にコート布帛を直径1.2c mのポリエチレンコアのまわりに巻いた3.35mのロールに仕上げた。この仕上げ 作業は布帛の延伸を避けるように、最少限の張力下で行った。次にこのロールを 、その後の評価のためにアルミホイルラミネートパウチに入れた。 この材料は、(1)ロールをパウチから取り出し、(2)このロールを23〜25 ℃の水に浸し、その際に3回しぼり、最後のしぼりの後に過剰の水を除き、そし て(3)包帯を前腕に巻くことにより評価した。この材料は非常に順応性であり 、且つ非マイクロクレープサンプルに比べて成形し易かった。テープを水に浸し たとき、それは直ちに非常に円滑となったことに注目される。このロールは容易 にほどくことができ、そして適用者のグローブに付着しなかった。成形のし易さ は樹脂の非粘着性による。このキャストはグローブに付着することなく全長にわ たってこすることができ、しかも層同志はよく結合し合っていた。最終硬化キャ ストは一般のファイバーガラスキャスティング材料よりもはるかに滑らかな仕上 げを有し、そしてファイバーガラスキャスティング材料よりもはるかに簡単、且 つ読み易く絵を描く及び装飾することができた。この材料は一般のファイバーガ ラスキャスティングテープよりもはるかに触診し易かった。このキャストは迅ち に非常に強度(即ち、20〜30以内で)となり、そして非常に良い外観を有してい た。更なるキャスティングテープのロールを上記のドライ環強度手順を利用して 強度について評価した。硬化材料は72.1N/cm幅の平均ドライ環強度を有してい た(7サンプルの平均)。 実施例2 装置方向でのSontara 8043マイクロクレープ 実施例1記載のSontara 8043ハイドロエンタングルポリエステル不織布を標準 のミシンで縫い合わせて一枚の長いサンプルを形成した。実施例1とは異なり、 実施例2の布帛は斜めには切らず、装置方向に沿って切り、そしてつなぎ合わせ た。次にこの布帛を、193cmワイドオープン幅を有し、且つブレードレス装置の 備ったMicrexコンパクターでマイクロクレープを施した。即ち、硬質リターダー は使用しなかった。フレキシブル摩擦リターダーの表面には600グリットのウェ ット又はドライサンドペーパー(3Mより入手可能)を取り付けておいた。メイ ンロールを135℃の温度に加熱し、そしてドライ布帛を約4.87メーター/分のス ピードで通した。巻き取りロールは70%遅いスピードに設定し、即ち3.41メータ ー/分とし、30%の圧縮を確実なものとした。このウェブを#2−30と称す。上 記の工程を繰り返したが、ただしウェブは約2.93メーター/分の巻き取りスピー ドを利用して40%圧縮させた。このウェブを以下で#2−40と称す。これらの圧 縮率において、以下の性質を有する非常に均一なウェブが生成された。 布帛をロータリーナイフスコアースリッター上で76.2〜101.6mmの幅まで最少 限張力下でスリットした。この布帛は多少リバウンドを示す、即ち、延伸せしめ たときに回復することが認められた。このことは、布帛ファイバーが圧縮状態で アニールされたことを示唆する。布帛の伸び率はマイクロクレープを施すことに より劇的に高まり、一方、厚みは若干しか厚くならないことも注目すべきである 。上記のデーターからわかる通り、装置方向におけるマイクロクレープ布帛の% 伸長率は仕込み材料の装置方向における伸び率の10倍以上である。同時に、マイ クロクレープウェブはウェブ厚みにおいて38%の上昇しか受けない。このことは 、ほとんどの圧縮が布帛面で起きることを示唆する。即ち、ファイバー束は開口 部の空間の中へとけん縮する。 次にこのスリットロールに実施例1に記載の通りにして、実施例1記載の樹脂 をコートした。この材料は、(1)ロールをパウチから取り出し、(2)このロ ールを23〜25℃の水に浸し、その際に3回しぼり、最後のしぼりの後に過剰の水 を除き、そして(3)包帯を前腕に巻くことにより評価した。この材料は非常に 順応性であり、且つ非マイクロクレープサンプルに比べて成形し易かった。この 材料は一般のファイバーガラスキャスティングテープよりもはるかに触診し易い ことも見い出され、40%圧縮材料(#2−40)は30%圧縮材料(#2−30)より も順応性であった。どの包帯も実施例1の包帯ほど順応性ではなかった。 更なるキャスティングテープロールを上記のドライ環強度手順を利用して強度 について評価した。硬化材料は89.7N/cm幅(#2−30)及び90.4N/cm幅(# 2−40)の平均ドライ環強度を有していた。 実施例3 マイクロデニールポリエステル糸を用い、以下の詳細に従ってポリエステルニ ットを作った。 Macromatiqueポリエステル(Dupontより入手でき、そしてUnifiInc,Greensbo ro,NCより織地化)一本糸、150デニール、200フィラメント(1/150/200)。 布帛はJ.Muller Co.由来のRashchelina RB Crochetタイプワームメリヤス機 を用いて編んだ。この機械には6ゲージ(6ニードル/cm)のニードルベッドが 付いている。 作ったニットを実施例1の手順でマイクロクレープした。このマイクロクレー プ布帛はリバウンドし、即ち、延伸せしめたときに回復するであろう。このこと は、ファイバーが圧縮状態でアニールされたことを示す。マイクロクレープの前 後でのこの布帛の性質を表3aに示す。 布帛の伸び率はマイクロクレープにより劇的に上昇し、一方、厚みは若干しか し厚くならないことにも注目すべきである。このことは、ほとんどの圧縮が布帛 の面内で起こる、即ち、開口部は歪んだことを示す。 本発明の様々な改良及び変更は本発明の範囲を逸脱することなくなされ、そし て本発明は記載の具体例に限定されるべきでないことが理解されるであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.マイクロクレープせしめた布帛シート;及び この布帛シート上にコートされている硬化性液状樹脂; を含んで成る製品。 2.整形外科用キャスティング包帯を作る方法であって、以下の段階: 布帛シートを機械的圧縮工程で処理してこの布帛シートのファイバー上にマイ クロクレープ構造を授ける;そして 前記布帛シートに硬化性液状樹脂をコートする; を含んで成る方法。 3.前記樹脂に一体化したマイクロファイバー充填材; を更に含んで成り、ここで前記マイクロファイバー充填材が約5:1〜200: 1の縦横比を有している、先の請求項のいづれか1項に記載の製品又は方法。 4.前記布帛シートが、天然有機ファイバー;動物由来材料;天然ベース有機 ポリマー;及び合成ポリマーファイバーより成る群から選ばれるファイバーを含 んで成る、先の請求項のいづれか1項記載の製品又は方法。 5.前記布帛シートが、綿、ウール、アクリル、ナイロン、ポリエチレン、ポ リプロピレン、ポリエステル及びレーヨンより成る群から選ばれるファイバーを 含んで成る、先の請求項のいづれか1項記載の製品又は方法。 6.前記布帛シートが、その1cmの区画にわたって268gの負荷又は力をかけ たときに伸長方向において約25%〜約75%の伸び率を有する、先の請求項のいづ れか1項記載の製品又は方法。 7.前記布帛シートが、その1cmの区画にわたって268gの負荷 又は力をかけたときに伸長方向において約35%〜約55%の伸び率を有する、先の 請求項のいづれか1項記載の製品又は方法。 8.前記硬化性液状樹脂がイソシアネート官能プレポリマーを含んで成る水硬 化性樹脂である、先の請求項のいづれか1項記載の製品又は方法。 9.前記硬化性液状樹脂が水反応性液状有機金属化合物及び有機ポリマーを含 んで成る、先の請求項のいづれか1項記載の製品又は方法。 10.前記布帛シートがcm2当り約6〜90の開口部を有する、先の請求項のいづ れか1項記載の製品又は方法。 11.前記布帛シートが縦方向においてそのもとの寸法の約10〜65%にまで圧縮 されている、先の請求項のいづれか1項記載の製品又は方法。 12.前記布帛シートが縦方向においてそのもとの寸法の約20〜50%にまで圧縮 されている、先の請求項のいづれか1項記載の製品又は方法。 13.前記硬化性液状樹脂が約10Pas〜100Pasの粘度を有する、先の請求項のい づれか1項記載の製品又は方法。 14.前記処理布帛シートを、その布帛シートに硬化性液状樹脂をコートする前 にアニールにかける、先の請求項のいづれか1項記載の方法。 15.前記機械的圧縮が、Micrex工程及びTube Tex工程より成る群から選ばれる 、先の請求項のいづれか1項記載の方法。 16.前記処理工程が更に以下の段階: 未処理の布帛シートを、メインロールと、主面及びフレキシブルリターダーを 有する可動式リターダーとの間の収束通路に導入する; この可動式リターダーを加圧プレートを利用してこの未処理布帛シートに当て る;そしてこの未処理布帛シートを前記フレキシブルリターダーと硬質リターダ ーとの間の第二通路に通す; を含んで成る請求項2〜15記載の方法。 17.前記処理工程が更に以下の段階: 未処理の布帛シートを、メインロールと、主面、フレキシブルリターダー及び 摩擦リターダーを有する可動式リターダーとの間の収束通路に導入する; この可動式リターダーを加圧プレートを利用してこの未処理布帛シートに当て る;そしてこの未処理布帛シートを前記摩擦リターダーとメインロールとの間の 第二通路に通す; を含んで成る請求項2〜15記載の方法。 18.前記処理工程が更に以下の段階: 未処理の布帛シートを、メインロールと、主面及びフレキシブルリターダーを 有する可動式リターダーとの間の収束通路に導入する; この可動式リターダーを加圧プレートを利用してこの未処理布帛シートに当て る;そしてこの未処理布帛シートを前記フレキシブルリターダーとくしとの間の 第二通路に通す; を含んで成る請求項2〜15記載の方法。 19.前記処理工程が更に以下の段階: 未処理の布帛シートを上部圧縮シューとフィードロールとの間の通路に導入す る; この未処理の布帛シートを前記上部圧縮シューと下部圧縮シューとの間の圧縮 ゾーンに通す;そして 前記布帛シートを前記下部圧縮シューとリターディングロールとの間の通路を 介して出す; を含んで成る請求項2〜15記載の方法。 20.整形外科用キャスティング材料を適用する方法であって: 先の請求項のいづれか1項記載のキャスティング材料を水と接触させて前記硬 化性液状樹脂の硬化を開始させる;そして 前記キャスティング材料を患者に適用する; 段階を含んで成る方法。
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