JPH08505210A - クレーンアームドリー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 カメラを運搬するクレーンアームを支持するクレーンアームドリー（１０）は、ドリーシャーシ（１２）に回動するように支持された支柱（２４）からなるものである。調整可能な支柱支持ロッド（２８）は前記支柱を支持する。支持ロッドは、クレーンアームドリーが傾斜面で使用される場合、支柱を垂直状態に保持するため、支柱ロッドアジャスター（３０）を使用して長さを調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】 クレーンアームドリー 発明の背景 本願発明の分野は、カメラクレーンおよびドリーである。 各種のカメラクレーンおよびドリーは、公知，公用の技術である。カメラクレ ーンまたはドリーは、映画、テレビ、または、ビデオカメラの安定した移動式プ ラットフォームとして使用される。カメラクレーンおよびドリーは、カメラを上 下するための柱またはアームを有している。さらに、垂直または水平にカメラを 配置するため、クレーンアームはカメラドリーまたはクレーンと共に使用できる 。しかしながら、クレーンアームは、このクレーンアームを支えるカメラドリー またはクレーンが運搬しなければならない重量を増加させる釣り合い重りを必要 とする。この増加重量は、より大型で、より重いドリーまたはクレーンを必要と し、この結果、機動性および操作性が低下する。 発明の概要 本願発明は、カメラを取り付けたクレーンアームを支持するクレーンアームド リーに関する。このため、支柱が万能継ぎ手を介してドリーシャーシに取り付け られている。調整可能な支持ロッドが支柱を所定の位置に保持する。 したがって、本願発明の目的はクレーンアームドリーを提供することにある。 他および別の目的および利点は後述する。 図面の簡単な説明 図面中、複数の図を通じて同一の参照番号は同一の部材を意味し、 図１は本願クレーンアームドリーの斜視図であり、 図２は水平面上に位置するクレーンアームドリーの正面図であり、 図３は傾斜面上に位置するクレーンアームドリーの正面図である。 より好ましい実施例の詳細な説明 図面を詳細に参照すると、図１で示すように、本願クレーンアームドリー１０ はドリーシャーシ１２を有している。このドリーシャーシ１２としては、カリフ ォルニア、北ハリウッド、レオナルドスタジオ機器株式会社製で、ドリーアーム および油圧システムを外し、中央開口空間１４を残したハイブリッドドリーが好 適である。もちろん、他のドリーも使用できる。ドリーシャーシ１２の脚１６は 中央シャーシ部１５のように補強され、そして、ドリーシャーシ１２の許容積載 重量を増大するため、ガセットプレート１７およびウェブ１９がシャーシ１２に 設けられている。中空キングピン１８は、公知技術のように、クレーンアームド リー１０の前後の外側角部でドリーシャーシと脚１６とを連結している。 クロスバー２０は、中央開放空間１４を横切り、中央シャーシ部１５に及んで いる。このクロスバー２０はドリーシャーシ１２に一定の間隔を保持したクロス バーピボット継ぎ手２２を介して取り付けられており、このピボット継ぎ手２２ はドリーシャーシ１２の各サイド２３，２５にそれぞれ設けられている。支柱２ ４は支柱ピボット継ぎ手２６を介してクロスバー２０に回動するように連結され ている。この結果、支柱２４は、左右方向（矢印Ｃ−Ｄで示す）と同様、前後方 向（矢印Ａ−Ｂで示す）に回動できる。 キングピンクレビス３２は４本の中空キングピン１８のそれぞれに回動するよ うに支持されている。支柱支持ロッド２８は各キングピンクレビス３２から支柱 ２４の上端に位置する支柱クレビス３４に延伸している。支柱支持ロッドアジャ スター３０が各支柱支持ロッド２８に設けられている。支柱支持ロッドアジャス ター３０は、その支柱支持端部２９，３１が逆の右ネジおよび左ネジを有してい るので、ターンバックル方式で支柱支持ロッド２８の長さを調整できる。 載置プレート３６は支柱２４の上端部に取り付けられている。支柱２４の窓レ ベル３８は支柱の前後左右の傾きを表示する。 使用する場合、クレーンアームが載置プレート３６に取り付けられる。ドリー シャーシ１２は操作システム、例えば、チャップマンの米国特許第５１７４５９ ３号、ファビアノの米国特許第４９５０１２６号、および、フィシャーの米国特 許第４２５７６１９号にすべて盛り込まれて開示されているような操作システム を有している。勿論、ハイブリッドドリー操作システムも使用できる。各操作シ ステムでは、操作ハンドルがドリーシャーシ内のチェーンおよびスプロケットを 介してドリーホィールを操作する。クレーンアームおよびカメラを運搬するクレ ーンアームドリーは、所望のカメラアングル位置にクレーンアームの端部に取り 付けたカメラを移動するため、オペレータまたはグリップスで操作され、押され る。 図３で示すように、クレーンアームドリー１０が傾斜面で使用される場合、支 柱２４を支柱支持ロッドアジャスター３０の調整によって位置調整できる。具体 的に言うと、図３に示すように、傾斜面上に位置するカメラアームドリー１０の 右側が左側よりも高い場合、支柱２４を垂直に位置決めするため、左サイド２３ の支柱支持ロッドアジャスター３０がドリーの左側に位置する支柱支持ロッド２ ８を長くするように回され、一方、ドリーの右側に位置する支柱支持ロッド３０ が右側の支柱支持ロッド２８を短くするように回される。支柱支持ロッドアジャ スター３０は、突っ張りを防止するため、交互に、または、同時に回される。窓 レベル３８は、支柱２４が真直角、または、垂直と支柱との誤差を表示する。支 柱２４を調節する間、各キングピンクレビス３２は、突っ張りを防止し、かつ、 支柱の動作を補うために若干回動する。したがって、水平及び傾斜面で使用する クレーンアームドリーが明らかにされる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ドリーシャーシと、 このドリーシャーシに連結され、かつ、ドリーシャーシに対して前後方向に回 動可能なクロスバーと、 このクロスバーに接続され、かつ、ドリーシャーシに対して左右方向に回動可 能な支柱と、 ドリーシャーシから支柱の上端部に延伸する複数本の支柱支持ロッドと、 からなるクレーンアームドリー。 ２． 各支柱支持ロッドにターンバックルアジャスターを設けた請求項１に記 載のクレーンアームドリー。 ３． 支柱に窓レベルを設けた請求項１に記載のクレーンアームドリー。 ４． ドリーシャーシおよび各支柱支持ロッド間を連結するキングピンクレビ スを設けた請求項１に記載のクレーンアームドリー。 ５． 支柱および各支柱支持ロッド間に支柱クレビスを設けた請求項１に記載 のクレーンアームドリー。