JPH08504907A - 雪整備装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 雪整備装置は、連結手段を介して車両に取り付けられるように、少なくとも一つの横方向支持部材と二つの長手方向支持部材とから成る、キャリヤ枠を備える。キャリヤ枠には、垂直方向に調節可能な雪プロペラと、均し板とが取り付けられる。前記キャリヤ枠は、略水平な長手方向軸線と略水平な横方向軸線を中心に回動するように、前記連結手段に取り付けられる。雪整備装置を、その剛性を増加させつつ、その操作性及び作業容易性並びにその構造設計の簡便性について改良するために、雪プロペラは、長手方向支持部材の前端部により牽引され、該端部に回動可能に取り付けられる。横方向支持部材は、キャリヤ枠を支持するように、連結手段と連係する。

Description

【発明の詳細な説明】 雪整備装置 技術分野 本発明は、連結手段を介して車両に取り付けられるように構成されてキャリヤ 枠を有する雪整備装置であって、前記キャリヤ枠が、少なくとも一つの横方向支 持部材と二つの長手方向支持部材とから成り、該キャリヤ枠上には、垂直方向に 調節可能な雪プロペラと均し板とが取り付けられ、前記キャリヤ枠が、前記連結 手段に、略水平な長手方向軸と略水平な横方向軸とを中心に回動可能に取り付け られた、雪整備装置に関する。 背景技術 かかる雪整備装置は、独国特許出願第Ａ−２９４６７９６号から公知である。 この文献において、雪整備装置は、牽引棒を介して車両の尾部に連結されている 。牽引棒の後端部には、二つの長手方向支持部材の端部を介してキャリヤ枠が支 持されており、該キャリヤ枠は水平横方向軸と水平縦方向軸を中心に回動するよ うに構成されている。側面図で見ると、キャリヤ枠は、略Ｖ字形に構造設計され た均し板と、それに隣接して前記キャリヤ枠の後端部に回動可能に支持された雪 プロペラとを有している。二つの調整手段を用いて、雪プロペラは垂直方向に調 整可能であり、均し板の傾斜角を変更することができる。前記二つの調整手段は 、キャリヤ枠と雪プロペラとの間、及びキャリヤ枠と均し板との間にそれぞれ設 けられている。均し板の後ろには、フィニッシャが接続されている。 前記独国特許出願第Ａ−２９４６７９６号から公知の雪整備装置は、その全長 が比較的長く、これを待機位置まで回動可能に持ち上げなければならないという 欠点を有する。このため、車両の操作性が制限され、特にコーナリングには比較 的大きな半径を要する。従って、雪整備装置の通路をピストのすぐ近くに隣接さ せて、ピスト 上の雪を整備することは困難である。また、雪プロペラが「プッシュされる」よ うに構成されており、このプッシュ式の構成により雪整備装置のトラッキング特 性が劣化するため、雪整備装置の操縦は、一層難しくなる。もう一つの欠点は、 キャリヤ枠が、車両の進行方向に開いたＵ字形を画定するように構成されている ので、キャリヤ枠の剛性が低下することである。 従って、本発明の目的は、上述した型の雪整備装置を、その剛性を増加させつ つ、その操作性及び作業容易性並びにその構造設計の簡便性について、改良する ことである。 発明の開示 請求の範囲第１項の包括節の特徴を有する雪整備装置に関して、この目的は、 雪プロペラが長手方向支持部材の前端部により牽引されると共に該前端部に旋回 可能に取り付けられ、キャリヤ枠を支持するために使用される横方向支持部材が 連結手段に連係する、という特徴により達成される。 雪プロペラが牽引されるように車両の尾部又は前部に配設されるため、雪整備 装置全体としての操縦性及び操作容易性が、改善される。キャリヤ枠は、連結手 段を介して、牽引棒を用いることなく直接、待機位置や使用位置まで回動するよ うに構成されており、これにより、雪整備装置の全長を実質的に減少している。 この結果、雪整備装置が角を曲がるときに生じる湾曲半径も減少するので、雪整 備装置を連結した車両を操縦することなく、ピストの整備部分を、直接並べてい くことができるし、必要に応じて、部分的に互いに重ね合わせていくこともでき る。また、横方向支持部材が連結手段と連係しているので、雪整備装置のキャリ ヤ枠は、特に車両の力が加わる位置で、好ましい態様で補強される。力が横方向 支持部材にかかる結果、独国特許出願第Ａ−２９４６７９６号に記載されたよう な間隔を置いた長手方向支持部材に力が加わる場合と比較して、連結手段の幅は 小さくなるし、構造設計も単純になる。雪プロペラが 長手方向支持部材の前端部に関節式に連結されているため、連結手段の略水平な 横方向軸に作用するウエイトアームが比較的短い場合はキャリヤ枠内の重量分布 が改善され、雪整備装置はその待機位置まで一層容易に回動することができる。 本発明の一つの更なる改良によれば、横方向支持部材が、長手方向支持部材の 間に延びると共に、略その中央で前記連結手段に回動可能に取り付けられている 。かくして、キャリヤ枠は、簡単に補強され、横方向支持部材を介して、待機位 置と使用位置との間で容易に回動できるように取り付けられる。 別の有利な特徴は、側面から見たとき長手方向支持部材が略Ｕ字形であり、該 長手方向支持部材のそれぞれがＵ字形横棒部と前方及び後方のＵ字形脚部とから 成る、ことである。かくして、雪プロペラ及び均し板は、Ｕ字形脚部の端部に簡 単に配設することができ、均し板は、雪プロペラの後ろに配設される。雪プロペ ラは、Ｕ字形脚部の長さに応じて垂直方向に調節可能であり、該雪プロペラは、 Ｕ字形横棒部に隣接した位置まで上昇させることができる。本発明の一実施例の 場合、最大上昇高さは、例えば、２５０ｍｍである。 本発明の別の実施例によれば、雪プロペラに係る前方のＵ字形脚部が、Ｕ字形 横棒部に対して略直角を成し、均し板に係る後方のＵ字形脚部が、前記Ｕ字形横 棒部に対して鈍角を成す。かくして、キャリヤ枠は、前方のＵ字形脚部のすぐ近 くで連結手段に取り付けることができるので、前記キャリヤ枠が待機位置と使用 位置との間を回動するとき該キャリヤ枠が移動する領域は、比較的小さくなる。 同時に、均し板は、雪プロペラから十分な距離を置いて配設される。 キャリヤ枠に対して容易に回動し得るように雪プロペラを取り付けるために、 前方のＵ字形脚部の自由端部上に支承スリーブを配設し、該支承スリーブを、略 水平な長手方向軸線を中心に回転する支承ボルトをその中に収容するために使用 し、支承ボルトの後端部には、前記雪プロペラが略水平な横方向軸線を中心に回 動可能に取り付けられている。かくして、雪プロペラは、少なくとも部分的にピ ストの不均一な領域を辿ることができる。 雪プロペラは、例えば、プロペラ枠と、該プロペラ枠に回転可能に取り付けら れる少なくとも一本のプロペラ軸とを備え、前記プロペラ枠が、前方のＵ字形脚 部に関節式に連結されている。プロペラ枠は、プロペラ軸の取り付け及びキャリ ヤ枠への関節式の連結のために、簡単に使用することができる。 プロペラ軸上に配設された刃により噴き上げられる雪及び／又は凍った雪又は 氷の寸法を更に小さくするために、及び前方への雪の放出を少なくすると共に雪 が雪プロペラを越えて飛翔するのを防ぐために、プロペラ枠は、プロペラ軸をそ の横方向端部で回転可能に支持する略半円形のバッフルケーシングと、Ｕ字形脚 部の端部と前記バッフルケーシングとの間に配設された二本の長手方向調整アー ムとを備えている。プロペラ軸からＹ字形脚部の前端部までの距離は、これらの 長手方向調整アームを用いて、雪プロペラが全体として最良の方法で回動し得る ように決定される。 雪プロペラの垂直方向の調節を簡単にするために、少なくとも一つの調節手段 を、長手方向調整アームとＵ字形横棒部との間に配設している。調節手段は、雪 切削深さを調節すると共に、雪整備装置が車両に取り付けられた状態で、雪プロ ペラによる接触圧を用いて、車両の登坂特性を改善するために、使用される。雪 プロペラは、例えばバッフルケーシングがＵ字形横棒部に下側から当接するまで 、キャリヤ枠の方向に上昇することができる。 調節手段の配設を容易にするために、前方のＵ字形脚部が、鋭角を成して外側 に屈曲した接続部を介して、Ｕ字形横棒部に接続される、ことが好ましい。かく して、調節手段は、雪プロペラの調節方向に平行に配設され、該調節手段の上端 部は、例えば、Ｕ字形横棒部の側部に回動可能に支持される。これにより、調節 手段への接近が容易となり、調節手段を作動させるためのそれぞれの接続を容易 に確立し得ると共に、前記調節手段を容易に機能させ得る。 雪整備装置の操縦性及び操作容易性を更に高めるために、横方向 支持部材は、前記Ｕ字形横棒部の間で前記前方のＵ字形脚部の接続部に隣接して 配設され、且つ略水平な横方向軸線を中心として回動可能に連結手段に支持され ている、ことが特に有利である。 これに関連して、横方向支持部材が、前方のＵ字形脚部の自由端部の方向に略 延びる二つの支承ブラケットを介して、連結手段に取り付けられている、ことも 有利である。水平な横方向軸は、雪整備装置の長手方向で見たとき、水平な長手 方向軸の後方に、且つ別の実施例の場合は水平な長手方向軸の下方に、配設する ことができる。支承ブラケットは、例えば、連結手段内に回転可能に支持される 支承ボルトの二つの端部に、取り付けることができる。 連結手段は、横方向支持部材用の止め手段を有することも有利である。従って 、単純な実施例の場合のキャリヤ枠は、連結手段が車両により回動されると、ピ スト表面の方向に付勢されることとなる。 プロペラ軸のバッフルケーシングの好ましい実施例の場合、プロペラ軸のバッ フルケーシングは、中空部材から成ってプロペラ軸に略平行に該中空部材内部で 延びる補強管を備え、前記バッフルケーシングは、前記プロペラ軸に対して略直 角に延びるエプロンにより側部が覆われている。これらのエプロンは、同時に、 プロペラ軸を支持するためにも使用される。中空部と補強管のために、バッフル ケーシングは、安定した構造と軽重量を有する。横方向エプロンは、雪等の堆積 により縁部に壁が形成されるのを防止する。 バッフルケーシングは、例えば、プラスチック材料又は金属シートから形成す ることができる。更に、プロペラ軸に係るバッフルケーシングの下側表面は、外 側を向いた上側表面に使用した材料とは異なる材料から形成してもよい。 雪プロペラの可撓性を増大させるために、前記雪プロペラは、適切なプロペラ 枠を備えた２本のプロペラ軸を有し、各プロペラ枠の長手方向調整アームが、横 方向に見てそれぞれのプロペラ枠の略中央に配設されている。２本のプロペラ軸 は、製造コストが下がるように、特に均一な構造を有してもよい。個々のプロペ ラ枠及びそれ に属するプロペラ軸が、それに係る長手方向調整アームを介して別個に支持され ているので、雪プロペラは、ピストの不均一な領域にも適合することができる。 かくして、特にピストの縁の部分は、一層容易に整備される。また、ピストは、 プロペラ軸の方向に完全には平らにされないので、「退屈な」平坦なピストの代 わりに、スキーヤには面白いピストを提供する。分割されたプロペラ軸は、例え ば、「ローガン製造の輪郭整備／可撓性耕耘機」（１９９０）から公知であるが 、この雪整備装置のプロペラ軸は、互いに関節式に連結された３本のプロペラ軸 から成る。二つの関節式連結点のため、雪プロペラの効率は低下し、各プロペラ 軸の個別の調整は可能ではない。 これと関連して、各プロペラ軸が、それに係る駆動手段を有する、ことが有利 である。この駆動手段を用いて、プロペラ軸の速度は、７００乃至１４００ｒｐ ｍの範囲で互いに独立に調整可能である。駆動手段は、電気モータ或いは液圧駆 動装置等として構成することができ、それぞれのプロペラ軸の一方の端部を直接 駆動することができる。 これに関連して、駆動手段がプロペラ軸の外側横方向端部上に配設される、こ とも好ましい。この構成に基づいて、例えば１００ｍｍ程度のプロペラ軸間の最 小中心距離を、実現することができる。各プロペラ軸が別個に支持されるので、 ２本のプロペラ軸の間には関節ジョイントは必要とされず、また、別個の駆動手 段の故に、前記プロペラ軸間の駆動接続も必要ではない。この結果、その単純な 構造に基づいて、雪整備装置全体を一層容易に機能させることができ、製造コス トも低減する。 垂直方向における各プロペラ軸の旋回角は、例えば、±１０゜以上である。 車両が平坦なピストに沿って移動するときプロペラ軸を同一直線上に確実にリ セットするために、プロペラ枠の間にリセット装置を配設する、ことが有利であ る。単純な実施例において、リセット装 置は、各プロペラ枠の隣接した端部の間に配設される。 リセット装置の一実施例によれば、該リセット装置は、バッフルケーシングの ２本の補強管の間を長手方向に延びて、前記長手方向調整アームの前記水平な長 手方向軸線にその横方向で略平行に延びる、弾性を有する平坦なコネクタである 。該平坦なコネクタは、例えば、平スチールから、或いは同様の特性を有する材 料から形成することができる。これは、一方の補強管から他方の補強管まで、二 つの隣接したプロペラ軸間の間隙を渡って延びている。 平坦なコネクタが、その横方向が長手方向調整アームの長手方向軸線に略平行 に延びるように配設されることから、特にそれぞれの支承スリーブの水平な長手 方向軸線を中心として不均一な旋回動作が生じたとき、プロペラ軸に復帰力を付 与することになる。 プロペラ軸が、回り軸受により、一層容易に案内されるように、プロペラ軸の 回転軸線を、前記長手方向調整アームの下側にそこから一定の距離を置いて配設 することが有利である。 キャリヤ枠をその後端部で補強するために、Ｕ字形脚部の間で後方のＵ字形脚 部の自由端部に隣接して補強部材が配設されており、該補強部材が横方向支持部 材に略平行に延びる、ことが有利である。 均し板を取り外し可能に固定し且つ支持するために、後方のＵ字形脚部の自由 端部上に、横方向に延びる均し板ストリップが回動可能に支持されている、こと が特に有利である。これらの均し板ストリップは、プロペラ軸に略平行に延び、 均し板の上側表面上に位置する。これらは、略水平な長手方向軸線及び／又は略 水平な横方向軸線を中心に回動可能に、公知の態様で、支持することができる。 均し板ストリップは、雪整備装置がその使用位置にある場合のみ、均し板と当 接し、該均し板を下側のピストに押し付けるように構成してもよい。この場合、 それぞれの均し板ストリップから前方に向けて、少なくとも一つの均し板キャリ ヤ部材が突出しており、該均し板キャリヤ部材の自由端部が均し板に取り外し可 能に固定されている、ことが有利である。 均し板の一実施例の場合、該均し板は、均し刃と、ガードと、キャリヤ本体と から成り、均し板キャリヤ部材がキャリヤ本体に取り外し可能に固定され、ガー ドが前記キャリヤ本体から略上方に突出し、一方、均し刃がキャリヤ本体から略 下方に突出している。この場合、均し板ストリップは、雪整備装置がその使用位 置にあるとき、均し刃の表面上に位置する。 これに関連して、均し刃とガードとが、キャリヤ本体に取り外し可能に固定さ れている、ことも有利である。キャリヤ本体と均し板とガードとの間の接続は、 例えばＺ形接続部を介して、簡単に行うことができる。ガード及びキャリヤ本体 は、例えばプラスチック材料から、或いは適当な金属から、形成可能であり、均 し刃は、可撓性の材料から成る。好ましい一実施例によれば、均し刃、ガード及 びキャリヤ本体の表面は、互いに整列しており互いに結合する。 これに関連して、２本のプロペラ軸を有する雪プロペラに相補して、少なくと もガードが横方向に分割されている、ことが有利である。ガードが二つの部分に 分割されているため、例えば、キャリヤ本体が弾性を有するならば、プロペラ軸 と相補して、均し板をピストの不均一な領域に適合させることができる。 雪整備装置の操縦性及び操作容易性を改善するために、前記雪整備装置が全体 として、長手方向に延びる中心線に対して対称に構成されている、ことが有利で ある。 本発明の別の実施例によれば、横方向支持部材が長手方向支持部材の前方端部 の略間に延びると共に、連結手段の方向に突出する支承ブラケットを介して、水 平な横方向軸上に回動可能に取り付けられている。この場合、長手方向支持部材 は、例えばＬ字形であり、横方向支持部材と雪プロペラは、長い方のＬ字形脚部 の自由端部上に配設され、均し板は、短い方のＬ字形脚部の自由端部上に配設さ れている。 雪整備装置がその使用位置にあるときキャリヤ枠をピスト表面の方向に付勢す るために、横方向支持部材から略上方に、止めレバー を突出させ、該止めレバーを、前記連結手段の側部に配設された当接アームと当 接させるうに構成することが有利である。 雪プロペラが２本のプロペラ軸を含むように構成されている場合、リセット手 段を、プロペラ枠の補強管に対して横方向に延びると共にプロペラ枠に接続され る、弾性を有する平坦なコネクタとして構成する、ことが有利である。上述した ように、平坦なコネクタは、横方向に見たとき、プロペラ軸の旋回平面に対して 、垂直方向に延びる。これにより、プロペラ軸が互いに対して回動するとき、即 ち，水平な長手方向軸線を中心とした長手方向調整アームの回転が異なる場合、 平坦なコネクタは、その可撓性の故に、復帰力とは反対方向に湾曲する。 本発明の別の実施例によれば、補強用横方向支持部材から後方に止めアームを 突出させることにより、均し板から突出する当接レバーが当接できるようにして いる。かくして、雪プロペラの方向における均し板の調節角が決定される。 これに関連して、止めアームの自由端部と均し板との間に、調節手段を配設す ることも有利である。この調節手段は、特に、均し板の均し刃に、ピスト表面の 方向に力を加えるために使用することができる。更に、均し板を、ピスト表面か ら上昇させることができる。 調節手段を均し板に簡単に固定するために、均し板の上側表面に少なくとも一 つの支承ブラケットを形成することが有利である。 以下、図面に示した図に基づいて、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する 。 図面の簡単な説明 図１は、本発明に係る雪整備装置の一実施例の平面図を示す。 図２は、図１の線II−IIに沿った断面図を示す。 図３は、図２に対応して、本発明の別の実施例を示す。 発明を実施するための好適な態様 図１は、連結手段２と雪プロペラ７と該雪プロペラ７に後続する均し板８とを 有する雪整備装置１の平面図である。連結手段２は、図示しない車両に雪整備装 置１を連結する。前記連結手段２は、それ自体は公知であり、以下一部のみ説明 する。車両上に設けた適当な手段を介して、前記連結手段２は、雪整備装置１が 待機位置から使用位置まで及びその逆に回動し得るように、周知の態様で前記車 両上に調整可能に支持される。連結手段２の後端部には、略水平の長手方向軸線 ９と略水平の横方向軸線１０とが画定されており、これらを中心として雪プロペ ラ７と均し板８を回動させる。 雪プロペラ７と均し板８とを支持するために、キャリヤ枠６を設けており、該 キャリヤ枠６は、雪プロペラと均し板の略上方で延びている。キャリヤ枠６は、 横方向支持部材３と、２本の長手方向支持部材４及び５と、１本の補強部材５４ と、を有する。横方向支持部材３と補強部材５４とは、互いに平行に配設されて おり、雪整備装置１の横方向５０に延びている。間隔を置いて配設された二つの 支承ブラケット３５を用いて、横方向支持部材３は、その中央１３で、略水平の 横方向軸線１０を中心として回動し得るように、連結手段２上に取り付けられて いる。横方向支持部材３は、管状に構造設計され、長手方向支持部材４及び５が 互いに対向する側に端部を有する。前記横方向支持部材３は、この端部で前記長 手方向支持部材４及び５に固定されている。 長手方向支持部材４及び５は、横方向支持部材３と補強部材５４とに略直角に 延び、前記長手方向支持部材４及び５は、雪整備装置１の長手方向４９で、連結 手段の方向及び均し板８に向かう方向に、横方向支持部材３と補強部材５４を越 えて延びている。前方に向かって横方向支持部材３を越えて突出する長手方向支 持部材４及び５の端部は、長手方向４９に対し鋭角を成して、外側に即ち連結手 段２から離れる方向に屈曲している。それらの自由端部１１及び１２には、支承 スリーブ２０が配設されており、該スリーブ上には雪プ ロペラ７が回動可能に支持されている。長手方向支持部材４及び５の後端部５３ には、均し板８を支持するために使用される均し板ストリップ５５が回動可能に 取り付けられている。 雪プロペラ７は、二部構造に設計され、左プロペラ軸２６と右プロペラ軸２７ とを有する。該プロペラ軸は、いずれも、プロペラ枠２５に回転可能に取り付け られた横方向端部４５及び４６を有する。プロペラ軸２６及び２７は、それらの 回転軸線５１が横方向支持部材３即ち補強部材５４に平行に延びるように、配設 されている。複数の切削刃が前記プロペラ軸から突出しており、該切削刃は、プ ロペラ軸２６及び２７の周縁線７６まで延びている。キャリヤ枠６上にプロペラ 枠を支持するために、長手方向調整アーム３１及び３２が、前記長手方向支持部 材４及び５の下側で且つそれらと略平行に、前記プロペラ枠の略中央から延びて いる。前記長手方向調整アーム３１、３２と、プロペラ軸線２６及び２７を少な くとも部分的に取り囲むバッフルケーシング２８との間の接続を強化するために 、前記二つの部材の間に略三角形の形状の捕強シート７８が配設されている。長 手方向調整アーム３１及び３２は、バッフルケーシング２８の反対側に位置する 端部で、長手方向支持部材４及び５の自由端部１１及び１２に設けた支承スリー ブ２０上に、回動可能に支持されている。 バッフルケーシング２８は、その外側端部２９及び３０並びに中央線６２に近 接して位置する端部が側部エプロンにより被覆されており、該エプロンは、同時 にプロペラ軸２６及び２７を支持するためにも使用される。バッフルケーシング ２８の外側端部２９及び３０には、それぞれプロペラ軸２６及び２７用の駆動手 段４３及び４４が配設されており、これにより、前記二本のプロペラ軸を別個に 駆動している。これらの駆動手段は、前記プロペラ軸２６及び２７の回転軸線５ １と略同軸に配設されている。 プロペラ軸２６と２７の二つのバッフルケーシング２８の間には、横方向支持 部材３に隣接してリセット装置４７が配設されている。 該リセット装置は、横方向支持部材３に略平行に延びる平らなコネクタから成り 、その一部は、前記中央線６２の両側でバッフルケーシング２８内に挿入されて いる。 長手方向調整アーム３１及び３２と長手方向支持部材４及び５との間には、プ ロペラ軸２６及び２７をそれぞれ垂直方向に調節するための調節手段３３が配設 されており、該調節手段３３は、横方向支持部材３に対向して位置する前記長手 方向支持部材４及び５の側面上に設けられている。 長手方向支持部材４及び５の後端部５３に係る均し板ストリップ５５は、長手 方向４９に延びる軸線を中心として回動するように、その略中央で前記端部５３ 上に取り付けられている。均し板ストリップは、横方向５０に沿って長手方向支 持部材４及び５に対して対称に延びている。前記均し板ストリップの端部に隣接 して、均し板キャリヤ部材５６が略直角に突出しており、該均し板キャリヤ部材 ５６の自由端部は、均し板８に取り外し可能に取り付けられている。 均し板８は、均し板キャリヤ部材５６に取り外し可能に接続されたキャリヤ本 体６０と、均し刃５８と、ガード５９と、を備えている。前記ガード５９は、雪 プロペラ７の近傍に且つそれと平行に延び、中央線６２に沿った中央分割部６２ により中断されている。均し刃５８は、キャリヤ本体６０から後部に向けて延び 、均し板ストリップ５５は、上方から均し刃５８に取り外し可能に固定されてい る。均し板８の幅は、雪プロペラ７の幅より大きく、雪プロペラ７から横方向に 突出する駆動手段４３及び４４は、前記均し板８の側方端部により覆われている 。均し刃５８は複数の分割スロット７９を備えており、該スロットは、互いに平 行に配設されて、均し刃５８の後端部から均し板ストリップ５５の方向に延びて いる。分割スロット７９は、均し刃５８を横方向５０に個別の区画に分割する。 各区画の向きは長手方向４９に平行となっている。 雪プロペラ７と均し板８とを備えた雪整備装置１は、中央線６２に対して対称 となるように構成されている。 図２は、図１の断面II−IIに沿った雪整備装置１を示す。雪整備装置の同様の 部分に対しては同様の参照符号を用い、以下これらの参照符号の一部のみを説明 する。 側面図で見ると、長手方向支持部材４は、略Ｕ字形をしている。Ｕ字形の横棒 部１４は、連結手段２の方向に上向きに傾斜するように、プロペラ軸２６の上側 で延びている。横方向支持部材３は、連結手段２に係る前記Ｕ字形の横棒部１４ の端部に配設され、前記横方向支持部材３は前記Ｕ字形の横棒部１４と略同じ高 さを有する。Ｕ字形横棒部１４には、連結手段２の方向に、Ｕ字形脚部１５が接 続されている。該Ｕ字形脚部１５は、その直線部が前記Ｕ字形横棒部１４に対し て略直角１７を成して延びている。前記Ｕ字形脚部１５は、接続部３４を備え、 該接続部３４は、円の約１／４に対応する湾曲部から成ると共に、前記Ｕ字形脚 部１５を前記横棒部１４に接続する。接続部３４は、横方向支持部材３の近傍で 前記Ｕ字形横棒部１４と結合する。Ｕ字形脚部１５の自由端部には、支承スリー ブ２０が固定されている。該支承スリーブ内には、支承ボルト２１が長手方向軸 線２２を中心に回動し得るように取り付けられている。前記支承ボルト２１の後 端部２３には、別の支承ボルトを介して、長手方向調整アーム２１が取り付けら れている。該長手方向調整アーム３１は、略水平の横方向軸線２４を中心に回動 可能に取り付けられる。支承スリーブ２０に係る長手方向の制御アーム３１の端 部（図１も参照）は、前記支承スリーブから突出する２つの支承ブラケットの間 に取り付けられている。 支承スリーブ２０の反対側に位置する長手方向調整アーム３１の端部は、バッ フルケーシング２８に固定されている。前記バッフルケーシング２８は、頂部の 方に向けてプロペラ軸２６を遮蔽する、略半円形の中空部材３７から成る。中空 部材３７の内部には、プロペラ軸２６の回転軸線５１に平行に延びる３個の補強 管３８、３９、４０が配設されている。最大の直径を有する補強管３８は、バッ フルケーシング３７の前端部に挿入され、別の補強シート７８を介し て長手方向調整アーム３１に接続される。補強管３８内には、リセット装置４７ が配設される。図１によれば、リセット装置は、雪整備装置１の横方向５０に略 平行に、長手方向に延びている。図２によれば、リセット装置４７は、長手方向 調整アーム３１の長手方向に平行にその横方向に延び、アーム３１に対して略中 央に位置する。 調節手段３３の下端部は、バッフルケーシング２８に近接して、補強シート７ ８上に回動可能に取り付けられている。反対側の上端部は、Ｕ字形横棒部１４の 側面に回動可能に取り付けられている。 雪プロペラ７の垂直方向の調節は、前記調節手段３３のピストン８０の伸張度を 変えることにより行われる。図２において、プロペラ軸２６は、その周縁線７６ がピスト表面７５に部分的に埋没した位置で示されている。調節手段３３を作動 させることにより、プロペラ軸２６は、破線で概略を示した位置を占めるように 、垂直方向に調節可能である。 長手方向支持部材４の形状に適合し易くするために、補強管３９と後端部に挿 入される補強管４０との間に延びるバッフルケーシング３７の断面は、補強管３ ８と３９との間に延びる前記バッフルケーシングの断面と比較して僅かに下側に 屈曲される。プロペラ軸２６に係るバッフルケーシング３７の内側面は、略半円 形の形状を有する。プロペラ軸２６の回転軸線５１は、前記長手方向調整アーム ３１の延伸した中央長手方向軸線により画定される軸線の下側で、長手方向調整 アーム３１から距離５２を置いて延びる。 バッフルケーシング２８は、一方の側方端部がエプロン４１で覆われ、他方の 側方端部がエプロン４２で覆われている。これらのエプロンは、プロペラ軸２６ を支持すると共に、補強管３８、３９、４０を横方向に保持するために使用され る。エプロンは、バッフルケーシング３７に沿って延び、その上端部でバッフル ケーシングと結合している。エプロンは、底部の方に向かってプロペラ軸２６の 大部分を覆い、プロペラ軸２６の駆動手段４４は、２本のねじを介してエプロン に固定される。エプロンの下端部は、補強管４０から 斜め下向きの角度を成して回転軸線５１の下側の点まで延び、この点から長手方 向調整アーム３１に略平行に上向きに延びる。長手方向調整アーム３１に対向す るエプロンの前部は、略垂直上向きに延び、補強管３８から先の前記エプロンの 形状は、バッフルケーシング３７の形状に対応する。 Ｕ字形横棒部１４の後方には、鈍角１８を成して後方に突出するＵ字形脚部１ ６が接続されている。Ｕ字形脚部１６は、Ｕ字形脚部１５より長く、ピスト表面 ７５に接近した位置まで延びている。その自由端部５３には、補強用横方向支持 部材５４が配設され、該補強用横方向支持部材の高さは、長手方向支持部材４の 高さより低い。 均し板ストリップ５５は、支承スリーブ２０の長手方向軸線２２に平行に延び る回転軸線８１を中心に回動可能に、Ｕ字形脚部１６の自由端部５３に取り付け られている。均し板ストリップは、前記Ｕ字形脚部１６の反対側に位置する均し 刃５８に固定される、中空部材から成る。均し板キャリヤ部材５６は、均し板ス トリップ５５から連結手段２の方向に、斜め上向きの角度を成して突出している 。前記均し板キャリヤ部材５６の自由端部５７は、キャリヤ本体６０に取り外し 可能に固定されている。キャリヤ本体６０の横断面は、略平行四辺形の形状を有 し、該平行四辺形の短辺の内部には、均し刃５８とガード５９の相補的な突出部 と係合するあり継ぎ状の溝部を備えている。前記キャリヤ本体６０の平行四辺形 の長辺は、均し板キャリヤ部材５６の端部５７に対向する側で略直線であり、そ の反対側では、プロペラ軸２６の方向に凸状になっている。この凸状の湾曲部は 、ピスト表面７５の方向に、均し刃５８の下部表面へと続き、一方、プロペラ軸 ２６に対向するガードの側は凹状になっており、キャリヤ本体６０と結合する。 均し刃５８の下側には、複数の長手方向に延びる公知の突出部が配設されてい る。均し板ストリップ５５は、一番前の突出部の上に配設され、該均し板ストリ ップ５５は、ピスト表面７５に対して鋭角を成すように均し刃５８の前部を設定 する。均し板ストリップ５ ５に続く均し刃部は、ピスト表面上に位置し、前記突出部を介して前記ピスト表 面内に貫入する。 図３は、本発明に係る雪整備装置の別の実施例を示す。ここでも同様の部材に 対して同様の参照符号が使用され、以下これらの参照符号の一部のみ説明する。 キャリヤ枠６は、長手方向支持部材４及び５と、横方向支持部材３と、補強用 横方向支持部材５４と、から構成されている。長手方向支持部材４は、略Ｌ字形 であり、横方向支持部材３は、Ｌ字形の長い方の脚部７１の自由端部で、間隔を 置いて長手方向支持部材４を接続する。Ｌ字形の短い方の脚部７２は、円の約１ ／４に相当する湾曲部を介して、前記Ｌ字形の長い方の脚部７１に接続されてい る。均し刃５８は、前記Ｌ字形の短い方の脚部７２の自由端部に回動自在に支持 されている。 支承スリーブ２０は、長手方向軸線２２を中心に回転可能に支承ボルト２１を 支持するために使用され、横方向支持部材３の長手方向に見た場合、Ｌ字形脚部 ７１の横側に配設される。図２による図示と同様に、長手方向調整アーム３１は 、略水平の横方向軸線２４を中心に回動可能に、支承ボルト２１の端部に支持さ れる。 図３に示した位置では、プロペラ軸２６は、調節手段３３によりピスト表面７ ５から上昇している。前記調節手段３３は、長手方向調整アーム３１の上側表面 とＬ字形脚部７１から上向きに突出する保持ブラケット７７との間に配設されて いる。調節手段３３は、両端部で回動可能に取り付けられている。 長手方向調整アーム３１の横側には、リセット装置４７が配設されており、該 リセット装置４７は、中空管３８から径方向に突出している。平坦なコネクタ４ ８の端部は、前記中空管３８から突出するフランジにより上下から保持されてい る。長手方向調整アーム３１の方向における前記フランジの長さは、平坦なコネ クタ４８の幅に対応する。 図３によれば、バッフルケーシング３７は、その両端部で二本の 補強管３８及び４０により補強されている。図２に示したバッフルケーシング３ ７の上側表面の湾曲とは違って、バッフルケーシング３７の上側表面の湾曲は、 均一であり円の約１／４に対応する。バッフルケーシング３７の下側には、複数 の径方向に突出する切削刃７４を備えたプロペラ軸２６が、横方向エプロン４１ 内に回転可能に取り付けられている。調節手段３３を介して、プロペラ軸２６の 回転軸線５１は、円形の線８２に沿って移動するように構成され、これにより、 プロペラ軸を垂直方向に調節している。キャリヤ枠６を回転可能に取り付けるた めに使用される略水平の横方向軸１０は、横方向支持部材３の上方に配設され、 該横方向支持部材３は、連結手段２の方向に斜めの角度を成して前上方に突出す る支承ブラケット３５を介して、前記横方向軸１０上に取り付けられている。止 めレバー６３は、支承スリーブ２０の長手方向軸線２２に対して略直角を成して 前記横方向支持部材から突出している。前記止めレバー６３の断面は、直角三角 形の形状に略対応する。該直角三角形の長辺の上端部で、止めレバー６３は、連 結手段２から突出する当接アーム６４と接触する。この当接アーム６４は、垂直 線に対して鋭角を成して後方に傾斜しており、前記当接アームと前記止めレバー との間には緩衝部材が配設されている。 Ｌ字形脚部７２の自由端部には、均し刃５８が、略水平な横方向軸７３を中心 に回動可能に取り付けられている。均し刃５８は、半円形の前端部と、該前端部 と後方に向かって延びる均し刃５８の間に形成される段差と、を有し、該段差内 には当接レバー６６が配設される。該当接レバー６６は、前記均し刃５８に対向 する側部を介して、均し刃５８に取り外し可能に接続され、その略中央で、前記 横方向軸７３に回動可能に取り付けられている。当接レバー６６は、均し刃５８ の反対側に位置する端部で、補強用の横方向支持部材５４から後ろ上方に突出す る止めアーム６５に当接する。止めアーム６５の長手方向寸法の略中央には、当 接レバー６６の自由端部が当接する、緩衝部材が配設されている。該止めアーム ６５の自由端部 ６７には、調節手段６８が回動可能に取り付けられている。該調節手段６８の下 端部は、均し刃５８の上側表面７０から突出する、支承ブラケット６９に接続さ れている。調節手段６８の下方の均し刃５８の部分及びその後方の均し刃５８の 端部は、ピスト表面７５上に位置する。調節手段より前方の均し刃５８の部分は 、当接レバー６６及び止めアーム６５を介して、ピスト表面７５に対して鋭角の 傾斜を成して保持されている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 連結手段（２）を介して車両に取り付けられるように構成されてキャリ ヤ枠（６）を有する雪整備装置（１）であって、 前記キャリヤ枠が、少なくとも一つの横方向支持部材（３）と、二つの長手方 向支持部材（４、５）とから成り、 該キャリヤ枠上には、垂直方向に調節可能な雪プロペラ（７）と、均し板（８ ）とが取り付けられ、 前記キャリヤ枠（６）が、前記連結手段（２）に、略水平な長手方向軸線（９ ）と略水平な横方向軸線（１０）とを中心に回動可能に、取り付けられた、 雪整備装置（１）において、 前記雪プロペラ（７）が、長手方向支持部材（４、５）の前端部（１１、１２ ）により牽引され、且つ、該前端部に回動可能に取り付けられており、 前記キャリヤ枠（６）を支持するために使用される前記横方向支持部材（３） が、前記連結手段（２）に連係する、 ことを特徴とする雪整備装置。 ２． 前記横方向支持部材（３）が、前記長手方向支持部材（４、５）の間に 延びると共に、略その中央で前記連結手段（２）に回動可能に取り付けられてい る、 ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の雪整備装置。 ３． 前記長手方向支持部材（４、５）が、垂直平面内に形成されると共に、 略Ｕ字形であり、 前記長手方向支持部材（４、５）のそれぞれが、Ｕ字形横棒部（１４）と、前 方及び後方のＵ字形脚部（１５、１６）と、から成る、 ことを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載の装置。 ４． 前記雪プロペラ（７）に係る前記前方のＵ字形脚部（１５）が、前記Ｕ 字形横棒部（１４）に対して略直角（１７）を成し、 前記均し板（８）に係る前記後方のＵ字形脚部（１６）が、前記 Ｕ字形横棒部（１４）に対して鈍角（１８）を成す、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の雪整備装置。 ５． 前記雪プロペラ（７）を回動可能に取り付けるために、支承スリーブ（ ２０）が、前記前方のＵ字形脚部（１５）の自由端部（１９）上に配設され、 前記支承スリーブ（２０）が、略水平な長手方向軸線（２２）を中心に回転す る支承ボルト（２１）を、その中に収容するために使用され、 前記支承ボルト（２１）の後端部（２３）には、前記雪プロペラ（７）が、略 水平な横方向軸線（２４）を中心に回動可能に取り付けられている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の雪整備装置。 ６． 前記雪プロペラ（７）が、 プロペラ枠（２５）と、 該プロペラ枠に回転可能に取り付けられた、少なくとも一本のプロペラ軸（２ ６、２７）と、 を備え、 前記プロペラ枠（２５）が、前記前方のＵ字形脚部（１５）に関節式に連結さ れている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ７． 前記プロペラ枠（２５）が、 前記プロペラ軸（２６、２７）をその横方向端部（２９、３０）で回転可能に 支持する略半円形のバッフルケーシング（２８）と、 前記Ｕ字形脚部の端部（１９）と前記バッフルケーシング（２８）との間に配 設された少なくとも二本の長手方向調整アーム（３１、３２）と、 を備えた、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ８． 前記雪プロペラ（７）を垂直方向に調節するための少なくとも一つの調 節手段（３３）が、前記長手方向調整アーム（３１、３２）と前記Ｕ字形横棒部 （１４）との間に配設されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ９． 前記前方のＵ字形脚部（１５）が、鋭角を成して外側に湾曲した接続部 （３４）を介して、前記Ｕ字形横棒部（１４）に接続されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 １０． 前記横方向支持部材（３）が、 前記Ｕ字形横棒部（１４）の間で前記前方のＵ字形脚部（１５）の接続部（３ ４）に隣接して配設され、且つ 前記略水平な横方向軸線（１０）を中心として 回動可能に前記連結手段（２）に支持されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 １１．前記横方向支持部材（３）が、前記前方のＵ字形脚部（１５）の自由端 部（１９）の方向に略延びる二つの支承ブラケット（３５）を介して、前記連結 手段（２）に取り付けられている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 １２．前記連結手段（２）が、前記横方向支持部材（３）用の止め手段（３６ ）を有する、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 １３． 前記プロペラ軸（２６、２７）のバッフルケーシング（２８）が、中 空部材（３７）から成り、 前記中空部材が、前記プロペラ軸に略平行に該中空部材内部で延びる補強管（ ３８、３９、４０）を備え、 前記バッフルケーシング（２８）が、前記プロペラ軸に対して略直角に延びる エプロン（４１、４２）により、側部が覆われている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 １４． 前記雪プロペラ（７）が、 適切なプロペラ枠（２５）を備えた２本のプロペラ軸（２６、２ ７）を有し、 各プロペラ枠（２５）の前記長手方向調整アーム（３１、３２）が、横方向（ ５０）に見てそれぞれのプロペラ枠の略中央に、配設されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 １５．各プロペラ軸（２６、２７）が、それに係る駆動手段（４３、４４）を 有する、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 １６． 前記駆動手段（４３、４４）が、前記プロペラ軸（２６、２７）の外 側横方向端部（２９、３０）上に配設されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 １７．前記プロペラ枠（２５）の間に、リセット装置（４７）が配設されてい る、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 １８． 前記リセット装置（４７）が、前記プロペラ枠（２５）の隣接した端 部（４６）間に配設されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 １９． 前記リセット装置（４７）が、前記バッフルケーシング（２８）の２ 本の補強管（３８）の間を長手方向に延びて、前記長手方向調整アーム（３１、 ３２）の前記水平な長手方向軸線（２２）にその横方向で略平行に延びる、弾性 を有する平坦なコネクタである、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ２０． 前記プロペラ軸（２６、２７）の回転軸線（５１）が、前記長手方向 調整アーム（３１、３２）の下側にそこから一定の距離（５２）を置いて配設さ れている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ２１． 前記後方のＵ字形脚部（１６）の自由端部（５３）に隣接して、補強 部材（５４）が配設されており、 前記補強部材（５４）が、横方向支持部材（３）に略平行に延び る、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ２２． 前記後方のＵ字形脚部（１６）の自由端部（５３）上に、横方向に延 びる均し板ストリップ（５５）が、回動可能に支持されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ２３． 前記均し板ストリップ（５５）のそれぞれから、前方に向けて、少な くとも一つの均し板キャリヤ部材（５６）が突出しており、 前記均し板キャリヤ部材（５６）の自由端部（５７）が、前記均し板（８）に 、取り外し可能に固定されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ２４． 前記均し板（８）が、 均し刃（５８）と、 ガード（５９）と、 キャリヤ本体（６０）と、 から成り、 前記均し板キャリヤ部材（５６）が、前記キャリヤ本体（６０）に取り外し可 能に固定され、 前記ガード（５９）が、前記キャリヤ本体（６０）から略上方に突出し、 一方、 前記均し刃（５８）が、前記キャリヤ本体（６０）から略下方に突出する、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ２５． 前記均し刃（５８）と、前記ガード（５９）とが、前記キャリヤ本体 （６０）に取り外し可能に固定されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ２６． ２本のプロペラ軸（２６、２７）を有する前記雪プロペラ（７）と補 完し合うために、少なくとも前記ガード（５９）が、 横方向（５０）に分割されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ２７． 前記雪整備装置（１）が、長手方向（４９）に延びる中心線（６２） に対して対称に構成されている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ２８． 前記横方向支持部材（３）が、前記長手方向支持部材（４、５）の前 方端部（１１、１２）の略間に延びると共に、前記連結手段（２）の方向に突出 する支承ブラケット（３５）を介して、前記水平な横方向軸（１０）上に回動可 能に取り付けられている、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ２９． 前記横方向支持部材（３）から略上方に、止めレバー（６３）が突出 し、該止めレバー（６３）が、前記連結手段（２）の側部に配設された当接アー ム（６４）と当接するように構成された、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ３０． 前記リセット手段（４７）が、前記プロペラ枠（２５）の補強管（３ ８）に対して横方向に延びると共に前記プロペラ枠に接続される、弾性を有する 平坦なコネクタ（４８）として構成された、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ３１． 前記補強用横方向支持部材（５４）から後方に、止めアーム（６５） を突出させることにより、前記均し板（８）から突出する当接レバー（６６）が 当接できるようにした、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ３２． 前記止めアーム（６５）の自由端部（６７）と前記均し板（８）との 間に、調節手段（６８）を配設した、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。 ３３． 前記調節手段（６８）を取り外し可能に固定するために、前記均し板 （８）の上側表面（７０）に、少なくとも一つの支承ブラケット（６９）を形成 した、 ことを特徴とする前記請求の範囲の少なくとも一項に記載の装置。