JPH08504688A - 装丁された印刷物の平面上から突起した見出しを設けた装丁された印刷物の仕切り手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 装丁された印刷物の仕切りは、本の平面より突起している見出し（12）を有する。仕切りは、仕切りシート（10）としてデザインされており、見出し（12）とは反対側の内側の端部は、見出し（12）の幅（ｂ）より広く、また仕切りを本の内側（22）にしっかりと取り付けるのに接着材（16）を備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称：装丁された印刷物の平面上から突起した見出しを設けた装丁された 印刷物の仕切り手段 明細書 （発明の分野） 本発明は装丁された印刷物の平面に突出した見出しを有する装丁された印刷物 の仕切り手段に関するものである。 （発明の背景） 前述のような仕切り手段は一般的に知られており、例えば、仕切り手段は、本 のページに接着して固着できる見出しや、利用者が、例えば頻繁に使うであろう 本のあるページの外側の端のどこかに接着材でくっつけるような見出しとしてつ くられているものが提案されてきた。これらの仕切り手段によって、例えば、す ばやく本のあるページを開くことができる。突出した見出しの形態の仕切り手段 を使って、例えば、片方の手の指で本をつかみ、その親指を見出しに置くことに より片手のみで使用することができる。それに応じて本を傾けることにより、後 のページを閉じたままにして本の全てのページを見出しに従って開くことが出来 る。 このタイプの仕切り手段の不利な点は、見出しを後で本のページに取り付ける とき、本のページを傷めてしまうという事実にある。前述のような形態の仕切り 手段を使用するときでさえ、本を開くとき、特に見出しを引っ張るような動作が 斜めの角度に働くとき、取り付けられた見出しによって本のページの紙に相当な 力がかけられるので、非常に薄い紙でできた本のページは傷められてしまう。 （発明の要旨） 本発明の根本的な目的は、本質的に、前述のような不利な点を避け、簡単に扱 えて、デリケートな本のページを破損する危 険のない、そして、本、カタログ、コンピュータのハンドブック等のような装丁 された印刷物に楽々とあとから取り付けられるような装丁された印刷物の仕切り 手段を提供することにある。 本発明の有利な特徴にしたがって、仕切り手段は、見出しの反対側に内側の端 を有する仕切りシートの形態で、その仕切りシートの内側の端は見出しより幅が 広く、装丁された印刷物の内側に取り付けるための接着物質を有するように設け られている。 本の内側と向かい合う側の仕切りシートの面には、１乃至２以上の折り目を設 けてある。 本発明に係る接着材は接着テープの形態でよく、また、１乃至２以上の挿入タ ブを分類方法の本の内側に面する側に設けることも可能である。 さらに有利な特徴として、仕切りシートには異なった本の形式に対応させるた めにマーキングラインもしくはミシン目の形態をとったマーキングを有する。 仕切りシートにはそれぞれの仕切りシートに異なった位置で異なった数の見出 しを有する。 本発明に係る仕切り手段は装丁された印刷物にしっかりと固定される仕切りシ ートを含む。仕切りシートは、装丁された印刷物のページとページの間に問題な くしっかりと固定される長持ちする紙、プラスチックのフィルム、もしくはしな やかな物質で作られる。見出しは本の外側の縁に取り付けられており、見出しは 本から突き出る状態となるような幅になっている。見出しと反対側の装丁された 印刷物の内側の端では、本の内側で仕切りシートをページに固定できるように仕 切りシートに接着材を設けることが出来る。この方法で仕切り手段は永久的に本 に取り付けられる。見出しと反対側の仕切りシートの内側の端は見出しそのもの より幅が広くなっているので、見出しが掴まれたときもしくはページをぱらぱら めくるときにかかる力が本の内側の端に均等に掛けられる。また隣り合うページ 同士の摩擦によって仕切りシートが損なわれたり破れたりするのを避けることが 出来る。 好ましくは、本発明にしたがって、仕切りシートは本の内側の端と平行に伸び る１乃至２以上の折り目を有する。折り目は仕切りシートの向きを変えることを 容易にし、また、本に仕切りシートを挿入し固定させることを容易にする。 仕切りシートに取り付けられた接着材の層は例えは接着材を不十分な状態で接 着してしまわないように、はがせるカバーのついた接着テープの形態であること が好ましい。 （図面の簡単な説明） 本発明の上記及び他の目的、特徴及び長所は次の記述と本発明のいくつかの実 施例を示す説明図としての添付の図面よりいっそう明らかになる。 図１は本発明に係る長方形の仕切りシートの平面図、 図２はミシン目によってサイズの変化が可能な長方形でない形の、本発明に係 る仕切りシートのもう１つの実施例の平面図、 図３は本発明に係る仕切りシートを本に挿入したときの断面図、 図４は本発明に係る仕切りシートを本に挿入したときの斜視図、そして、 図５はページをめくる段階を示す断面描写である。 （詳細な説明） 図１は仕切りシート１０の外側の長い端２０に幅ｂを有する 見出し１２が付いている状態の長方形の仕切りシートを示す。見出し１２は仕切 りシートと一体に形成されており、また同一の材質より成る。仕切りシートの内 側の端には挿入タブ３０を有し、挿入タブ３０は装丁された印刷物もしくは本の 内側へ、つまり見出し１２が突出する方向と反対方向へ突出している（図３）。 挿入タブ３０によって本のカバーの背部分まで仕切りシートを深く挿入でき、ま た本のなかに仕切りシートをきちんと収めるのにも役立つ。接着材１６は、好ま しくは接着テープの形態で、仕切りシートの内側の端１４にそって設けられ、も し必要であれば、挿入タブ３０にも設けられる。この接着材１６によって仕切り シート１０は装丁された印刷物もしくは本に取り付けられる。折り目２６は、特 に仕切りシートが本の左側に固定されている状態でなお本もプリントされる場合 に仕切りシートのプリントを可能にするために設けられている。 図２は図１と類似している仕切りシートを示しており、長方形ではなく外側の 角をカットした形状である。さらに仕切りシート１０ａは例えば、マーキングラ インもしくはミシン目のマーキング２６を含み、それに沿って切ったり、折った り、もしくはちぎったりして分類シートの形状を変えることにより、異なる本の 形式に対応できるようにしている。 図３は、タブ１２の面積がそれぞれ異なる仕切りシート１０、１０’を装丁さ れた印刷物もしくは本に挿入したところを図示している。さらに、タブ１２は分 類シート１０、１０’の物質と比較して補強された物質で作られている。 図４はサイズや形の異なった見出し１２のついた仕切りシートを示しており、 また、１乃至２以上の仕切りシートが複数の見出しを有するという方法の例を示 している。 図５は本発明にかかる仕切り手段を設けた本のページをプリ ントするときに起こる段階を図示している。ページをめくるときの第１段階では 、例えは、図５の右端に突出した見出しを左の親指を使って上方向に動かすこと により、めくられるページは重力や慣性の力に逆らって動かされなければならな いので、見出しもしくは本のページにかかる力は最大となる。これらの力は大体 は仕切り手段とめくられるページの間に起こる摩擦に吸収されるので、接着手段 と接着されている本のページにかかる重力は小さい。 第２段階では、ページがめくれようとする自然の力と、仕切りページのために かかってくる反対方向にはたらく力との間のてこが短いので、接着されている側 のページの引っ張る力は小さい。 第３段階では、めくられるページはたいてい自らの重みで矢印の方向に落ちる 一方、めくられないページは自らの重みで第１第２段階の矢印と反対方向にもと の位置へと落ちる。 これらページをめくるすべての段階において、力は見出しからではなく仕切り 手段を介して本の内側の端にかかるだけでなく、装丁された印刷物もしくは本の 背の部分にかかる力は摩擦によって吸収される。この方法によって、注意深くペ ージをめくることができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の７第１項 【提出日】１９９３年１１月１０日 【補正内容】 請求の範囲 １．仕切りの手段は仕切りシート（10）と接着材（16）を含み、仕切りシート（ 10）は少なくとも１つの見出し（12）と反対側の内側の端（14）を有し、その内 側の端は前記少なくとも１つの見出し（12）の幅（ｂ）より広い幅を持ち、接着 材（16）は仕切りシート（10）を装丁された印刷物の内側（22）に取り付けられ るように内側の端（14）に沿って設けられており、また、装丁された印刷物の内 側（22）に面する仕切りシート（10）の片側（24）に少なくとも１つの折り目（ 26）を設け、また、挿入タブ（30）が、装丁された印刷物の内側（22）に面する 仕切りシート（10）の前記片側（24）に設けられており、この挿入タブ（30）は 前記少なくとも１つの見出し（12）の伸びる方向と反対方向に伸びていることを 特徴とする、装丁された印刷物の平面より突き出た少なくとも１つの見出しを有 する装丁された印刷物の仕切り手段。 ２．前記接着材（16）は少なくとも１つの接着テープの形態であることを特徴と する請求項１に記載の仕切り手段。 ３．装丁された印刷物の異なった形式に対応できるよう前記仕切りシート（10） がマーキングラインかミシン目の形態をとるマーキング（20）を含むことを特徴 とする請求項１に記載の仕切り手段。 ４．内側の端（14）の反対側の端に沿って選択された位置に配された複数の見出 し（12）をおのおのの前記仕切りシート（10）が含むことを特徴とする請求項ｌ に記載の仕切り方法。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．仕切りの手段は仕切りシート（10）と接着材（16）を含み、仕切りシート （10）は少なくとも１つの見出し（12）と反対側の内側の端（14）を有し、その 内側の端は前記少なくとも１つの見出し（12）の幅（ｂ）より広い幅を持ち、接 着材（16）は仕切りシート（10）を装丁された印刷物の内側（22）に取り付けら れるように内側の端（14）に沿って設けられていることを特徴とする、装丁され た印刷物の平面より突き出た少なくとも１つの見出しを有する装丁された印刷物 の仕切り手段。 ２．装丁された印刷物の内側（22）に面する仕切りシート（10）の片側（24） に少なくとも１つの折り目を設けたことを特徴とする請求項１に記載の装丁され た印刷物の仕切り手段。 ３．前記接着材（16）は少なくとも１つの接着テープの形態であることを特徴 とする請求項１に記載の仕切り手段。 ４．装丁された印刷物の内側（22）に面する仕切りシート（10）の前記片側（ 24）に挿入タブ（30）を設けたことを特徴とする請求項１に記載の装丁された印 刷物の仕切り手段。 ５．装丁された印刷物の異なった形式に対応できるよう前記仕切りシート（10 ）がマーキングラインかミシン目の形態をとるマーキング（20）を含むことを特 徴とする請求項１に記載の仕切り手段。 ６．内側の端（14）の反対側の端に沿って選択された位置に配された複数の見 出し（12）をおのおのの前記仕切りシート（10）が含むことを特徴とする請求項 １に記載の仕切り方法。