JP2529132B2 - 付録付き本およびその製本方法 - Google Patents

付録付き本およびその製本方法

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JP2529132B2
JP2529132B2 JP2281305A JP28130590A JP2529132B2 JP 2529132 B2 JP2529132 B2 JP 2529132B2 JP 2281305 A JP2281305 A JP 2281305A JP 28130590 A JP28130590 A JP 28130590A JP 2529132 B2 JP2529132 B2 JP 2529132B2
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啓一 冨家
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東京書籍印刷株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、主としてフロッピーディスク、コンパクト
ディスク等を、付録として綴じ込んだ付録付き本とその
製本方法に関する。
【従来の技術】
書籍、雑誌等には従来から種々の付録が添付して売ら
れている。近年においてはパソコン雑誌にフロッピーデ
ィスク、コンパクトディスク等の情報媒体が付録として
添付されることが多い。かかる情報媒体の添付形態とし
ては、本とは完全に別体として包装し、これを製本後の
適宜の頁に単に挟み込んだもの、あるいは袋詰めした付
録を製本時に綴じ込んだものなどがある。
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来手法のうち、別体に包装した付録を単に
適宜の頁に挟み込む方法は、安直な方法であるから特に
機械化するための費用等を要しないが、製本後に挟み込
む作業が面倒であり、また脱落し易く、かつ店頭等にお
いて盗難され易いと云った問題点がある。製本時に他の
紙葉と一緒に丁合して綴じ込む形態の本おいては、その
付録を本より小さくして、本の間に貼り込む工程が必要
になる。また、綴じ込まれた付録を本より取り外す時
に、包装形態を壊したり、本を傷つけたりすることがあ
ると云う問題点があった。
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、その要旨は、付録を収納した板状包装体
が紙葉の間に綴じ込まれた本において、天地両端部それ
ぞれにおいては板状包装体と紙葉の端部が同一面内に位
置し、綴じ部対向端部においては板状包装体の端部が紙
葉の端部より後退し、且つ、板状包装体の天地両端部そ
れぞれに包装紙の対向面同士を接着シールするシール面
が形成されているか、板状包装体の天地両側それぞれに
適宜の手段によるシール部が形成されていることを特徴
とする付録付き本であり、天地両端部および綴じ部対向
端部それぞれにおいて、板状包装体と紙葉の端部が同一
面内に位置し、且つ、板状包装体の天地両端部および綴
じ部対向端部それぞれに包装紙の対向面同士を接着シー
ルするシール面が形成されているか、板状包装体の天地
両側および綴じ部対向端側それぞれに適宜の手段による
シール部が形成されていることを特徴とする付録付き本
であり、さらに、製本断裁における天地両断裁予定部位
の少なくとも内側にシール部が位置し、綴じ部対向端側
断裁予定部位の内側に綴じ部対向端が位置する板状包装
体を、綴じ部側端部を基準にして印刷済み紙葉と共に丁
合し、この板状包装体の天地両側を紙葉の天地両側と共
に製本断裁することを特徴とする製本方法であり、ま
た、製本断裁における天地両断裁予定部位および綴じ部
対向端側断裁予定部位の少なくとも内側にシール部が位
置する板状包装体を、綴じ部側端部を基準にして印刷済
み紙葉と共に丁合し、この板状包装体の天地両側および
綴じ部対向端側を紙葉の該当する部位と共に製本断裁す
ることを特徴とする製本方法である。
【作用】
丁合した紙葉と板状包装体の少なくとも天地両端部
を、製本断裁時に同時断裁するので、例えば紙葉と板状
包装体の天地間サイズを揃えることにより、自動丁合が
可能になる。しかも、板状包装体のシール部が断裁予定
部位の内側に位置しているので、この後工程となる製本
断裁において板状包装体の収納部が開口されることがな
い。
【実施例】
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。 符号1は、印刷された紙葉2と共に丁合されて製本に
供された板状の包装体であり、収納部11には例えばフロ
ッピーディスク等の所望の情報媒体3が、段ボール等か
らなる適宜の台紙4の中貫部41等にセットして収納され
ている。該包装体1は、例えば右側12を包装紙の折り返
しによって形成し、重り合った左側13と天側14および地
側15の三方が接着剤等によってシールして形成される。
そして、該包装体1の天地方向のサイズHは、製本断裁
サイズH1より大きく、例えば一緒に丁合された他の紙葉
2と同じ大きさに形成されている。さらに、製本断裁時
の天地側断裁線5を、天地それぞれのシール部16に配置
可能に該シール部16が幅広く形成されている。一方、包
装体1の左右方向のサイズWは、紙葉2の製本断裁サイ
ズW1より幾分短い。なお、符号17は、収納部11の四隅両
面に設けられたエアー抜きのための穴である。また、製
本時の綴じ部となる左側13の幅広のシール部16には、ミ
シン目6が破断可能に設けられている。 上記構成になる包装体1を、多数の印刷された紙葉2
と共に例えば左側13と地側15とを基準にして自動丁合す
る。そして、適宜の方法(例えば接着剤、ホッチキス止
め等)によって左側13を綴じ、包装体1、紙葉2それぞ
れの天地両端部を断裁線5に沿って同時に断裁し、天地
間を規定の製本断裁サイズH1に仕上げる。この様にして
天地両端部を製本断裁しても、包装体1においては断裁
線5が天地それぞれのシール部16の中に位置するため、
収納部11に開口部を生じることがない。また、包装体5
は左右方向のサイズWが、一緒に丁合した紙葉2の製本
断裁サイズW1より小さいので、紙葉2の右側12の端部を
断裁線51から断裁しても、収納部11の右側が開口するこ
とがない。したがって、本発明になる製本方法において
は、右側12、天側14、地側15の三方を製本断裁しても綴
じ込む包装体1の収納部11が何れの方向にも開口するこ
とがないので、該収納部11に付録として収納した情報媒
体3が脱落すると云った不都合を生じることがない。ま
た、エアー抜き穴17が収納部11の四隅に設けられている
ので、製本工程でのプレス圧によって包装体1の包装紙
が破裂したり、皺になることもない。上記工程によって
製本された付録付きの本は、鋏み、ナイフ等の適宜の開
封手段によって収納部11を開口させなければ情報媒体3
等を取り出すことが出来ないので、収納した付録が店頭
で盗まれると云った恐れがない。ミシン目6より切り離
して、包装体1ごと盗まれることも考えられないことで
はないが、ミシン目6の破断時にバリバリと云う比較的
大きな音がするので、実際には盗難の心配は殆どない。
一方、本の購入者は家に持ち帰って開封するので、鋏
み、ナイフ等の適宜の開封手段によって容易に収納部11
を開口させることが出来るし、情報媒体3を取り出した
後の包装体1が不要であれば、ミシン目6より切り離し
て捨てることなども可能である。 包装体1としては、第3図に示す様に矩形の包装紙を
二枚重ねにし、右側12、左側13、天側14および地側15を
接着剤等によってシールした形態で使用することも出来
る。該包装体1においては、天地方向のサイズHと左右
方向のサイズWが共に製本断裁サイズH1、W1より幾分長
く、例えば一緒に丁合する紙葉2と同一サイズに形成
し、天地側の断裁線5および図面右側の断裁線51が、収
納部11を囲繞形成する前記シール部16にそれぞれ位置可
能に、該シール部16を幅広く形成しておく。したがっ
て、この様な形態の包装体1を用いて行う製本において
は、丁合した紙葉2と包装体1の、天地両端部および右
側端部をそれぞれ同時に断裁し、それぞれを規定の製本
断裁サイズH1、W1に仕上げる際に、収納部11が何れの方
向にも開口される恐れがない(天地側端部の断裁と右側
端部の断裁とは別々に行っても良いし、三方同時断裁で
あっても良い)。なお、この場合はミシン目6が収納部
11の図面左部位に設けられているので、エアー抜き穴17
は収納部11の図面右部位にのみ設けられていれば良い。
ミシン目6をこの様に設けることにより、該ミシン目6
から破断させるだけで情報棒体3を容易に取り出すこと
が可能となる。かかる形状の包装体1を用いた本におい
ては、使用開始後の情報媒体3は、専用の収納ボックス
等に収納して保管される。 また、包装体1の綴じ部となる左側13の表裏両面に、
第5図に示す様にシリコーン等の適宜の剥離剤18を塗布
して製本し、包装体1を取り外し可能とすることも出来
る。すなわち、かかる構成の包装体1を他の紙葉と一緒
に丁合し、適宜の接着剤を用いた無線綴じを行い、包装
体1と紙葉の天地両端部を断裁線5に沿って同時に製本
断裁する。この様にして製本された本においては、付録
を収納して綴じ込まれた包装体1は、剥離剤18の作用に
より他の紙葉に比べ弱く接着される。したがって、該包
装体1を強く引っ張ることにより本を傷つけることなく
取り外すことが出来る。 さらに、包装体1としては第6図に示す様に収納部11
を比較的小さく形成し、しかも、天地それぞれのシール
部16を対峙する端部に沿って比較的細く、且つ該シール
部16と対峙する端部との間に製本断裁時の天地側断裁線
5を配置可能に形成したものであっても良い。そして、
収納部11の天側14と右側12とを臨む角部に、切り込み状
の開口部19が所望により適宜設けられる。かかる構成の
包装体1は他の紙葉と共に丁合され、左側13を適宜の手
法によって綴じ、包装体1と紙葉の天地両端部それぞれ
を断裁部5によって同時断裁して製本される。この様に
して製本された本においては、開口部19にペーパーナイ
フ等を差し込んで、左側13の方向に開口させると、情報
媒体3を上方に取り出すことが可能であり、使用後の再
収納が可能である。また、開口部19から地側15の方向に
開口させても、情報媒体3を図面右方向に取り出すこと
が出来る。該開口部19は、エアー抜き穴17としても機能
するので、この角部にはエアー抜き穴17を設ける必要が
ない。 なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない
ので適宜変更可能であり、例えば包装体1のシール部16
はヒートシール等の手段によってシールすることも出来
るし、包装体1を複数枚綴じ込んだ本とすることなども
可能である。
【発明の効果】
以上説明した様に本発明になる製本方法によれば、付
録を収納した包装体を他の紙葉と同様に取り扱って自動
丁合することが可能であるから、所望の情報媒体等を収
納して製本と同時に綴じ込むことが出来る。したがっ
て、付録付きの本を能率良く製造することが可能となっ
た。しかもこの様にして製本された付録付き本において
は、付録が店頭等において盗難に合う懸念がないだけで
なく、ミシン目等の適宜の切り離し手段を設けることに
より、本を傷つけることなく切り離すことが出来ると云
うメリットもある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製本方法を示す説明図であり、第2図
はその製本時に用いる包装体の説明図、第3図は本発明
の他の製本方法を示す説明図で、第4図はその製本時に
用いる包装体の説明図、第5図と第6図は包装体の他の
例を示す説明図である。 1……包装体 11……収納部 12……右側 13……左側 14……天側 15……地側 16……シール部 17……エアー抜き穴 18……剥離剤 19……開口部 2……紙葉 3……情報媒体 4……台紙 41……中貫部 5、51……断裁線 6……ミシン目

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】付録を収納した板状包装体が紙葉の間に綴
    じ込まれた本であって、天地両端部それぞれにおいては
    板状包装体と紙葉の端部が同一面内に位置し、綴じ部対
    向端部においては板状包装体の端部が紙葉の端部より後
    退し、且つ、板状包装体の天地両端部それぞれに包装紙
    の対向面同士を接着シールするシール面が形成されてい
    るか、板状包装体の天地両側それぞれに適宜の手段によ
    るシール部が形成されていることを特徴とする付録付き
    本。
  2. 【請求項2】付録を収納した板状包装体が紙葉の間に綴
    じ込まれた本であって、天地両端部および綴じ部対向端
    部それぞれにおいて、板状包装体と紙葉の端部が同一面
    内に位置し、且つ、板状包装体の天地両端部および綴じ
    部対向端部それぞれに包装紙の対向面同士を接着シール
    するシール面が形成されているか、板状包装体の天地両
    側および綴じ部対向端側それぞれに適宜の手段によるシ
    ール部が形成されていることを特徴とする付録付き本。
  3. 【請求項3】製本断裁における天地両断裁予定部位の少
    なくとも内側にシール部が位置し、綴じ部対向端側断裁
    予定部位の内側に綴じ部対向端が位置する板状包装体
    を、綴じ部側端部を基準にして印刷済み紙葉と共に丁合
    し、この板状包装体の天地両側を紙葉の天地両側と共に
    製本断裁することを特徴とする製本方法。
  4. 【請求項4】製本断裁における天地両断裁予定部位およ
    び綴じ部対向端側断裁予定部位の少なくとも内側にシー
    ル部が位置する板状包装体を、綴じ部側端部を基準にし
    て印刷済み紙葉と共に丁合し、この板状包装体の天地両
    側および綴じ部対向端側を紙葉の該当する部位と共に製
    本断裁することを特徴とする製本方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6463196A (en) * 1987-09-03 1989-03-09 Tokyo Shiyoseki Insatsu Kk Book with booklet and bookbinding method thereof
JPH01320192A (ja) * 1988-06-22 1989-12-26 Gijutsu Shinbunsha:Kk Cd及びcdを挿入した雑誌
JP2521100Y2 (ja) * 1990-10-17 1996-12-25 株式会社アスキー 封入用折り丁

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