JPH08504687A - 裏紙なしラベルの切離し - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 １セットの低速ロール（１８，１９）と、１セットの高速ロール（２０，２１）と、これらのロールセット間のブレーカブレード（２５）を用いて、裏紙なしラベルがロール（１１）から供給されかつミシン目ラインに沿って切り離される。ブレーカブレードのラベル係合先端（２６）およびロールの各セットの少なくとも１っのロールが裏紙なしラベルに塗布された接着剤と粘着することのない面を有している。同様に非粘着面を有する１つ以上のコンベヤベルト（３０）が裏紙なしラベルを低速ロールから高速ロールへ搬送しかつ裏紙なしラベルを高速ロールから先へ搬送することができる。高速ロール（２０，２１）の下流側のセンサ（２８）が切離しラベル（４２）の存在を検知し、次に両方のロールセットを停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】 裏紙なしラベルの切離し 発明の背景および概要 （再発行特許第３０３９８号および米国特許第３７４１４５１号に示すような ）連続伝票用紙を概して切り離しまたは破断するための機器ならびに米国特許第 ５１０００４０号および第４３７５１８９号に示すような剥離紙を有する連続ラ ベルを複写綴りから破断するための装置に関して従来多くの種類が存在する。し かしながら、このような機器は裏紙なし（ライナレス）ラベルを切り離すのには 適していない。１９９２年１１月３０日に出願された同時係属出願第０７／９８ ２６９９号（代理人整理番号２６３／９２９）において、半自動の裏紙なしラベ ルディスペンサが提供されている。各ラベルが供給されるとき、オペレータは引 裂きバーを用いてラベルを引き裂く。オペレータが供給されたラベルを抜き取っ たとき、ディスペンサは自動的に次のラベルを送り出す。この装置は有効ではあ るが、典型的には各ラベル上に検知マーク（レジスタマーク）がプリントされな ければならないことが重要であり、したがって機械は予想以上に高価となる。 本発明によれば、裏紙なしラベルを自動的にまたはオプションとして半自動的 に供給するための方法および装 置が提供され、この方法および装置は基本的には通常の実証済の破断技術を用い てラベルを自動的に切り離しまたは破断するが、とくにそれは裏紙なしラベルで 機能可能なように技術および装置を適合させている。本発明による切り離し装置 ／ディスペンサは検知マークを必要とせず、ユニットはきわめて有利なコストで 製造され、オペレータはラベルを手で引き裂く必要はなく、位置合わせは迅速に 行われてしかもオペレータにより機械的に設定され、また貼替え可能な接着剤ま たは永久接着剤を有する種類を含む広範囲の種類の裏紙なしラベルが利用可能で ある。 本発明により、ロール巻きウェブがウェブの長さ方向に沿って間隔配置された 横方向ミシン目を有しかつラベルウェブの第２の面上の（貼替え可能なまたは永 久）接着剤には容易には付着しない（たとえばシリコーンのような剥離材で被覆 された）第１の面とロール巻きウェブの自由端部とを有するところの前記ロール 巻きウェブ内に配置された裏紙なしラベルの取り出し方法が提供される。この方 法は、それらの間にニップを形成する１対の緩速ロールと、それらの間にニップ を形成する１対の高速ロールと、ニップ間に配置されたブレーカブレードとを用 いて行われる。この方法は、（ａ）ロール巻きウェブの自由端部を緩速ロールに より第１の方向に引っ張るステップと、（ｂ）ウェブが第１の方向に移動すると き、第２の面がブレードから離れて面するようにウェブの自 由端部をブレーカブレードの下側に送るステップと、（ｃ）自由端部を高速ロー ルで掴みかつウェブを引っ張ってウェブの第１の面をほぼそのミシン目において ブレーカブレードと接触させ、これによりウェブをミシン目において切り離すス テップと、を含む。 この方法はまた、第１の方向において高速ロールの下流側で切離しラベルを検 知し、検知に応答して低速ロールを停止する他のステップ（ｄ）を含むことが好 ましい。ステップ（ｄ）は光学的検知により行ってもよい。この方法はまた、ラ ベルが高速ロールから取り除かれた後に高速および低速ロールを自動的に再スタ ートすること、またはステップ（ｄ）の後に低速および高速ロールの手動再スタ ートを必要とすることを含んでもよい。 ステップ（ｂ）はラベルの第２の面と係合しかつラベルを第１の方向に搬送す るための非粘着上面を有する１つ以上のコンベヤベルトを用いることにより行っ てもよい。この方法はまた、コンベヤベルトを用いて切離しラベルを先へ搬送す るステップを含んでもよい。 本発明の他の態様によれば、とくに裏紙なしラベル用の連続伝票用紙用切り離 し装置が提供される。切り離し装置は、次の要素、すなわち、それらの間にニッ プを形成する第１および第２の低速ロールと、それらの間にニップを形成する第 １および第２の高速ロールと、平行な軸の周りで回転可能な第１および第２の低 速ロールおよび高速ロールであって、低速および高速ロールのニップ 間に仮想平面が伸長し、低速および高速ロール間においてニップ間に伸長する仮 想平面の第１のロール側に装着されたブレーカブレードであって、ブレーカブレ ードが平面に対向する側に伸長する先端部分を有するところの前記ブレーカブレ ードと、低速ロールのブレーカブレードとは反対側にありかつ低速および高速ロ ールに平行な送出し軸を形成する送出しロールと、高速ロールのブレーカブレー ドとは反対側にあって、高速ロールのニップ内を通過するラベルを検知するため のセンサと、を含む。 低速および高速ロールの両方の少なくとも第２のロールが非粘着面を有し、ま たブレーカブレードが、非粘着面を有する、伝票用紙と係合する先端部分を有し ている。典型的には高速ロールのブレーカブレードとは反対側にセンサが設けら れ、また高速ロールが停止したときに切離しラベルを高速ローラのニップから引 出し可能にするために高速ローラに対し一方向クラッチが設けられている。典型 的には、低速および高速ロールの第１および第２のローラが非粘着面を有し、た とえば一方の面がプラズマコーティングされ、また他方の面がウレタンであるか またはシリコーンオイルで含浸されてもよい。裏紙なしラベルを低速ロールから 高速ロールへ送るために低速および高速ローラ間に非粘着面を有する１つ以上の 搬送ベルトが設けられ、同じベルトが切離しラベルを先へ搬送するのに使用され てもよい。 低速および高速面の運転を制御するための制御手段を 含む種々の制御手段が設けられてもよく、制御手段はセンサに応答して低速ロー ルを自動的に制御するための手段と、センサにより一旦停止されたときに低速ロ ールを手動で制御するための手段とを含む。制御手段は多位置電気スイッチを含 むことが好ましく、多位置電気スイッチはスイッチが切り換えられてその位置に 保持されるところの自動位置と、その位置に切り換えられるがその位置から引き 離されるように自動的にばね付勢されている手動位置とを有している。 裏紙なしラベルをロールから、コスト的に有利に、簡単に、容易にかつ確実に 取り出し／切り離すための方法および装置を提供することが本発明の主たる目的 である。本発明のこの目的および他の目的は本発明の詳細な説明および請求の範 囲から明らかになろう。 図面の簡単な説明 図１は本発明による例示的装置の略平面図である。 図２は図１の装置の側面図である。 図３は高速および低速ローラおよびコンベヤベルト間の運転関係を示した、図 １および図２の装置の略側面図である。 図４は図１ないし図３の装置の部品の制御を示した略電気回路図である。 図５ａないし図５ｃは本発明による例示的破断方法の概略図である。 図面の詳細な説明 本発明による裏紙なしラベルタイプの伝票用紙用切り離し装置が図１ないし図 ３において概して参照符号１０で示されている。装置１０は、永久接着剤または ムーア・ビジネス・フオームズ社（Moore Business Forms，Inc．）（イリノイ 州、レイクフォレスト）から市販されている貼替え可能な接着剤「Cleantac（登 録商標）」を有するような裏紙なしラベルのロール１１から裏紙なしラベルを切 り離すのに使用される。図２からわかるように、ロール上のラベル１１はその上 にインデックスが印刷されかつシリコーンのような剥離材がコーティングされた 上面１２と、永久接着剤、貼替え可能な接着剤または他の接着剤を含む下面１３ とを有している。ロール１１は送出し可能なように軸１４により装着され、一方 軸１４は固定フレーム１５上に装着されている。 切り離し装置１０はさらに低速ロール１６および高速ロール１７を含む。ロー ル１６，１７が図３および図５ａないし図５ｃに示されており、ロール１６，１ ７は第１および第２の低速ロール１８，１９および第１および第２の高速ロール ２０，２１を含み、ロール１６，１７の各セットはそれらの間にニップを有して いる。 すべてのローラ１８〜２１が非粘着面を有していることが好ましく、これによ り接着剤がこれらのローラに付着することはない。しかしながら、これはとくに 下部ローラ１９，２１にとって重要である。典型的にはアルミニウム、鋼または ステンレス鋼からなる下部ローラ１９， ２１はプラズマコーティングされていることが好ましい。 たとえば、プラズマ・コーティング社（Plasma Coating，Inc．）（コネチカッ ト州、ウオータベリ）から市販されているコーティング材＃９３６のように溶射 法を用いてこれらのプラズマコーティングを行ってもよい。上部ロール１８，２ ０にもプラズマコーティングを行ってもよいが、これらは直接接着剤と係合しな いので、これらは必ずしも非粘着面でなくてもよい。たとえば、これらはウレタ ンでも、またはシリコーン・プロダクツ・アンド・テクノロジー社（Silicone P roducts and Technology，Inc．）（ニューヨーク州、ランカスタ）から市販さ れているようなシリコーンオイルを一定期間「表面ににじませた」材料からなる ものでもよい。高速ローラハウジング１７はキャリジ上に装着してもよく、これ により寸法方向２３におけるその位置は希望する裏紙なしラベルの長さに応じて 調節することが可能であり、このとき低速ローラハウジング１６は固定されたま まである。高速ロール用キャリジ１７の移動は適切な自動または手動手段により 行うことができる。 高速および低速ロール１８〜２１は典型的には共通のモータ２４（図１参照） により駆動され、モータ２４は種々のベルト、ギアまたはチェーンおよびプーリ を介してロールセット１６，１７に接続され、これにより高速ロールおよび低速 ロール間の速度差を提供している。 高速ロールおよび低速ロールは平行な軸の周りで回転 可能であり、ここで図３および図５ａないし図５ｃからよくわかるように、ロー ル１８，１９および２０，２１のニップ間に仮想平面が伸長していることに注目 されたい。ロールのためのハウジング１６，１７間でロール１８，１９のすぐ下 流側にブレーカブレード２５もまた設けられている（図１、図３および図５ａな いし図５ｃ参照）。ブレーカブレードは底面２６を含み、底面２６はロール１１ からのラベルのウェブのすぐ上方に配置され、底面２６もまたブレード２５によ り破断されたラベルとの接着を防止するために非粘着面であることが好ましい。 面２６はプラズマコーティングされてもまたは面２６がシリコーンテープで被覆 されてもよい。ブレーカブレード２５の面または先端２６は、図５ａないし図５ ｃからよくわかるように、ローラ１８，１９および２０，２１のニップ間の仮想 平面の、第１のローラ１８，２０が配置されているその平面の側から反対側に伸 長している。 また本発明によれば、ハウジング１７内に装着されている高速ロール２０，２ １のすぐ下流側にセンサ２８が存在し、センサ２８は高速ロール２０，２１の下 流側（すなわちそれから２９の方向）においてロール１１からのラベルの位置を 検知する。センサ２８は種々のタイプでよいが、キーアンス社（Keyence Corpor ation of America）（ニュージャージー州、フェアローン）から市販されている モデル＃ＰＺ２−４２（ショートレンジ拡散反射センサ）、ＰＺ２−６１（偏光 再帰反射センサ） またはＰＺ２−５１（ツーピース貫通ビームセンサ）のような光センサからなる ことが好ましい。 図１および図３からわかるように、切り離し装置１０はまた少なくとも１つの 搬送ベルトを含むことが好ましく、複数の搬送ベルトが間隔配置されることが好 ましい。 搬送ベルトは図３において参照符号３０で示され、また図１に示すように、切離 し中におけるラベルの進行方向２９に直角な寸法方向３１内に間隔配置された複 数のこのようなベルト３０が設けられることが好ましい。同様に図３からよくわ かるように、ベルト３０はロール１１からのラベルを高速ロール２０，２１へ（ それらのニップの直前へ）搬送するのを補助するばかりでなく、それらはまた（ ほぼニップの高さよりもむしろローラ２１の下側の低いレベルではあるが）高速 ロール２０，２１を通過して伸長し、これにより切離しラベルを高速ロール２０ ，２１から２９の方向へ先へ搬出する。ベルト３０は下部低速ロール１９の上を 通過するばかりでなく、フレーム１５に対し固定された水平軸の周りに回転可能 なように装着されたローラ３２、キャリジ１７上に装着されたアイドラロール３ ３およびフレーム１５の端部におけるアイドラロール３４の上を通過している。 ベルト３０は低速ロール１８，１９と同じ速度で駆動され、実際には典型的にロ ール１９（および／またはロール３２）により駆動される。ベルト３０はまた非 粘着面を有していなければならない。たとえば、これらはシリコーンが 含浸されたガラス繊維織物であってもよく、これによりシリコーンを含有するそ の外面はラベルを駆動しかつ搬送するのに十分高い摩擦係数を有するが、一方で きわめて簡単にかつラベルを損傷させることなくラベルをベルトから剥離するの に十分に低い摩擦係数を有している。 図４は機械の起動および停止を可能にする部品からなる略電気回路図を示す。 モータ２４、センサ２８および多位置電気スイッチ３６が１１５Ｖの交流電源の ような電源３７に接続されている。電気スイッチ３６は図４において実線で示し たオフ位置を有し、このオフ位置からスイッチ３６は手動で図４において破線で 示した位置３８に移動可能である。スイッチ３６は手動位置３８からオフ位置へ ばね付勢されているので、それが手動位置に切り換えられかつ１つの作業が完了 されると直ちに、スイッチは自動的にオフ位置に戻る。スイッチ３６はまた図４ において破線で示した自動位置３９を有している。スイッチ３６は自動位置３９ に移動されるとその位置にとどまっている。センサ２８は、もしラベルを検知す ると開かれる。 図５ａないし図５ｃはロール１１からの裏紙なしラベルが破断される方法を略 図で示している。低速ロール１８，１９のニップ内を通過したラベルウェブはベ ルト３０（図３参照）により高速ロール２０，２１のニップの直前まで搬送され る。高速ローラのニップがラベルウェブの先端を掴んだとき、高速ローラは低速 ローラの２倍 の速さで走行しかつ高速ローラキャリジ１７は運転のスタートにおいてロール１ １からのラベルのミシン目間の長さに応じた希望の位置に正確に位置決めされて いるので、ラベルが図５ｂに示すように引っ張られて緊張されたときラベルは上 方に移動され、これによりラベルの前方ミシン目ラインはブレーカブレード２５ の先端２６と接触して図５ｃに示すように破断させる。破断ラベルの長さは破断 ブレード２５の先端２６と高速ロール２０，２１間のニップとの間の距離である 。ローラ２０，２１に一方向クラッチ（任意の通常の設計のものでよい）が付属 されていることが好ましく、一方向クラッチは装置１０が停止された場合に（ば ね付勢に対抗してスイッチを図４の位置３８に手動で移動することにより）オペ レータは切離しラベルを取り出すことが可能となる。切離しラベルは図５ｃにお いて概して参照符号４２で示されている。 切り離し装置１０は種々の異なるモードで運転可能である。もしそれを手動モ ードで運転することが望ましい場合、ラベル４２は一度に１枚ずつ取り出し可能 である。 切り離し装置１０を手動で運転するために、オペレータはスイッチ３６を破線 で示した手動位置３８に切り換えることにより装置１０を作動し、次にそれを解 放する。スイッチが解放されると、スイッチ３６はばね付勢により自動的にオフ 位置に戻る。スイッチが位置３８に移動すると装置１０を作動し、これによりラ ベル間のミシン 目が破断されかつラベル４２が切り離された後に１枚のラベルを供給する。セン サ２８は図５ｃに示すように切離しラベル４２を検知しかつモータ２４を停止さ せ、これによりユニット１０全体を停止させる。次にオペレータは自分の指でラ ベル４２を掴み、それを高速ロール２０，２１の間から引き出す（ロール２０， ２１に付属の通常の一方向クラッチによりこれが可能である）。オペレータが次 のラベルを取り出したいとき、スイッチ３６は再び位置３８に移動されて解放さ れる。 自動モードにおいては、各ラベルが取り出された後、スイッチ３６を再作動す る必要なくラベル４２は次々に取り出される。自動モードにおいては、スイッチ ３６は図４において３９で示した位置に移動される。各ラベル４２が切り離され た後、ラベル４２はセンサ２８により検知され、再びモータを停止しかつディス ペンサを停止させる。オペレータがラベル４２を取り除くと直ちに、センサ２８ がモータ２４を自動的に再スタートし、次のラベルの切離しを開始し、ロール１ １全体が取り出されるまでこの工程は自動的に継続される。 代替態様として、センサ２８の作動を不能にするかまたはセンサ２８を削除し てもよく、この場合ユニットは連続運転して切離しラベル４２は自動的にコンベ ヤベルト３０上に落下し、次にコンベヤベルト３０はこれらのラベル４２をスタ ックトレイに導き、所定のラベル枚数がスタックトレイに到達したとき直ちにス イッチ３６を 切り換えてオフ位置に戻すことが必要となる。また装置１０はロール１１からの 裏紙なしラベルのウェブの面１２のシリコーンのエリアを拭き取るために溶剤が 含浸された拭取りローラを用いてもよく、これによりラベルはインクジェットプ リンタ、ドットマトリックスインパクトプリンタ、直接感熱プリンタ、熱転写プ リンタまたはホットスタンププリンタを用いて容易にプリントすることができる 。 したがって本発明により、裏紙なしラベルの供給のための簡単でしかも有効か つ用途の広い方法および装置が提供されることがわかるであろう。ここでは本発 明は現在最も実用的でかつ好ましい実施態様と考えられるものについて示しかつ 説明してきたが、本発明の範囲内でそれに対し多くの修正態様が可能であること は当業者にとって明らかであり、この範囲とはすべての相等な構造および方法を 包含するところの請求の範囲の最も広い解釈に一致するものである。

【手続補正書】 【提出日】１９９５年８月１４日 【補正内容】 請求の範囲 １．ロール巻きウェブがウェブの長さ方向に沿って間隔配置された横方向ミシン 目を有しかつ第２の面上の接着剤には容易に付着しない第１の面とロール巻きウ ェブの自由端部とを有する前記ロール巻きウェブ内に配置された裏紙なしラベル の取り出し方法であって、それらの間にニップを有する１対の低速ロールと、そ れらの間にニップを有する１対の高速ロールと、前記低速ロールと高速ロールと の間のブレーカブレードとを用いた前記裏紙なしラベルの取り出し方法において 、 （ａ）前記ロール巻きウェブの自由端部を前記低速ロールにより第１の方向に 引っ張るステップと、 （ｂ）前記ウェブが第１の方向に移動するとき、第２の面が前記ブレーカブレ ードから離れて面するように前記ウェブの自由端部を前記ブレーカブレードの下 側に送るステップと、 （ｃ）前記自由端部を高速ロールで掴みかつ前記ウェブを引っ張って前記ウェ ブの第１の面をほぼそのミシン目において前記ブレーカブレードと接触させ、こ れにより前記ウェブをミシン目において切り離すステップと、を含む裏紙なしラ ベルの取り出し方法。 ２．前記第１の方向において前記高速ロールの下流側で切離しラベルを検知し、 この検知に応答して前記低速ロールを停止するステップ（ｄ）をさらに含む請求 項１の 方法。 ３．前記切離しラベルが前記高速ロールから取り除かれた後に前記低速ロールを 自動的に再スタートするステップをさらに含む請求項２の方法。 ４．前記高速ロールの間から前記切離しラベルを取り除き、次に前記低速ロール の運転を手動で開始して前記ステップ（ａ）を反復するステップをさらに含む請 求項２の方法。 ５．前記ステップ（ｄ）が前記切離しラベルを光学的に検知することにより行わ れる請求項２の方法。 ６．前記ステップ（ｂ）が第１の方向に移動する少なくとも１つの低摩擦コンベ ヤベルトにより前記第２の面と係合することにより行われる請求項１の方法。 ７．切離し後、前記少なくとも１つの低摩擦コンベヤベルトを用いてラベルを前 記高速ロールから先へ移動させるステップをさらに含む請求項６の方法。 ８．互いに平行な軸の周りで回転可能に設けられ、それらの間にニップを形成す る第１および第２の低速ロールであって、少なくとも第２のロールが非粘着面を 有する低速ロールと、 互いに平行でかつ前記低速ロールの軸に平行な軸の周りで回転可能に設けられ 、それらの間にニップを形成する第１および第２の高速ロールであって、少なく とも第２のロールが非粘着面を有する高速ロールと、 前記低速ロールが前記高速ロールから第１の方向に間 隔をあけて配置され、それらのニップ間に仮想平面が伸長し、 前記低速および高速ロール間において前記ニップ間に伸長する仮想平面の前記 低速ロールの第１のロールに近接した第１の側に装着されたブレーカブレードで あって、ブレーカブレードが前記平面の前記低速ロールの第２のロールに近接し た第２の側に伸長する先端部分を有し、少なくとも前記先端部分が非粘着面を有 するブレーカブレードと、 を含む裏紙なしラベルタイプの伝票用紙用切り離し装置。 ９．前記低速ロールの前記ブレーカブレードとは反対側に装着されかつ前記低速 および高速ロールに平行な軸を形成する送出し機構をさらに含む請求項８の切り 離し装置。 １０．前記高速ロールの前記ブレーカブレードとは反対側に配置されたラベルの 位置を検知するためのセンサをさらに含む請求項８の切り離し装置。 １１．切離しラベルを前記高速ロールのニップから引出し可能にするために前記 高速ロールに取付けた一方向クラッチをさらに含む請求項１０の切り離し装置。 １２．前記非粘着面がオイルをしみ込ませた材料またはプラズマコート面を含む 請求項８の切り離し装置。 １３．ラベルを前記低速および高速ロール間で搬送するために前記低速および高 速ロール間に配置された少なくとも１つの搬送ベルトをさらに含み、前記少なく とも１ つの搬送ベルトがラベルと係合するための非粘着面を有する請求項８の切り離し 装置。 １４．前記搬送ベルトが前記高速ロールの前記低速ロールとは反対側にも連続伸 長し、これにより切離しラベルを前記高速ロールから先へ搬送する請求項１３の 切り離し装置。 １５．前記低速および高速ロールの運転を制御するための制御手段をさらに含み 、前記制御手段が前記センサに応答して前記低速ロールを自動的に制御するため の手段と、前記センサにより一旦停止されたときに前記低速ロールを手動で制御 するための手段とを含む請求項１０の切り離し装置。 １６．前記制御手段が多位置電気スイッチを含み、前記多位置電気スイッチは前 記スイッチが切り換えられてその位置に保持される自動位置と、その位置に切り 換えられるがその位置から引き離されるように自動的にばね付勢されている手動 位置とを有する請求項１５の切り離し装置。 １７．それらの間にニップを形成する第１および第２の低速ロールと、 それらの間にニップを形成する第１および第２の高速ロールと、 互いに平行な軸の周りで回転可能な前記第１および第２の低速ロールおよび高 速ロールであって、前記低速および高速ロールのニップ間に仮想平面が伸長し、 前記低速および高速ロール間において前記ニップ間に伸長する前記仮想平面の 前記低速ロールの第１のロールに近接した第１の側に装着されたブレーカブレー ドであって、前記平面の前記低速ロールの第２のロールに近接した第２の側に伸 長する先端部分を有するブレーカブレードと、 前記低速ロールの前記ブレーカブレードと反対側にありかつ前記低速および高 速ロールの軸に平行な送出し軸を形成する送出しロールと、 前記高速ロールの前記ブレーカブレードと反対側にあって、前記高速ロールの ニップ内を通過するラベルを検知するためのセンサと、 を含む切り離し装置。 １８．切離しラベルを前記高速ロールのニップから引出し可能にするために前記 高速ロールに取付けた一方向クラッチをさらに含む請求項１７の切り離し装置。 １９．前記低速および高速ロールの運転を制御するための制御手段をさらに含み 、前記制御手段が前記センサに応答して前記低速ロールを自動的に制御するため の手段と、前記センサにより一旦停止されたときに前記低速ロールを手動で制御 するための手段とを含む請求項１７の切り離し装置。 ２０．前記制御手段が多位置電気スイッチを含み、前記多位置電気スイッチは前 記スイッチが切り換えられてその位置に保持される自動位置と、その位置に切り 換えら れるがその位置から引き離されるように自動的にばね付勢されている手動位置と を有する請求項１９の切り離し装置。 ２１．ラベルを前記低速および高速ロール間で搬送するために前記低速および高 速ロール間に配置された少なくとも１つの搬送ベルトをさらに含む請求項１７の 切り離し装置。 ２２．前記搬送ベルトが前記高速ロールの前記低速ロールとは反対側にも連続伸 長し、これにより切離しラベルを前記高速ロールから先へ搬送する請求項２１の 切り離し装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，Ｎ Ｚ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ドルー、フランク スィー. アメリカ合衆国 14150 ニューヨーク州 トナワンダ クリンガー アヴェニュー 88 (72)発明者 シェンク、ダニエル ジー. アメリカ合衆国 14304 ニューヨーク州 ナイアガラ フォールズ エイティセカ ンド ストリート 666

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ロール巻きウェブがウェブの長さ方向に沿って間隔配置された横方向ミシン 目を有しかつ第２の面上の接着剤には容易には付着しない第１の面とロール巻き ウェブの自由端部とを有する前記ロール巻きウェブ内に配置された裏紙なしラベ ルの取り出し方法であって、それらの間にニップを有する１対の緩速ロールと、 それらの間にニップを有する１対の高速ロールと、緩速ロールと高速ロールとの 間のブレーカブレードとを用いた前記裏紙なしラベルの取り出し方法において、 （ａ）ロール巻きウェブの自由端部を緩速ロールにより第１の方向に引っ張る ステップと、 （ｂ）ウェブが第１の方向に移動するとき、第２の面がブレードから離れて面 するようにウェブの自由端部をブレーカブレードの下側に送るステップと、 （ｃ）自由端部を高速ロールで掴みかつウェブを引っ張ってウェブの第１の面 をほぼそのミシン目においてブレーカブレードと接触させ、これによりウェブを ミシン目において切り離すステップと、 を含む裏紙なしラベルの供給方法。 ２．第１の方向において高速ロールの下流側で切離しラベルを検知し、検知に応 答して低速ロールを停止する他のステップ（ｄ）を含む請求項１の方法。 ３．切離しラベルが高速ロールから取り除かれた後に低 速ロールを自動的に再スタートする他のステップを含む請求項２の方法。 ４．高速ロール間から切離しラベルを取り除き、次に低速ロールの運転を手動で 開始してステップ（ａ）を反復する他のステップを含む請求項２の方法。 ５．ステップ（ｄ）が切離しラベルを光学的に検知することにより行われる請求 項２の方法。 ６．ステップ（ｂ）が第１の方向に移動する１つ以上の低摩擦コンベヤベルトに より第２の面と係合することにより行われる請求項１の方法。 ７．切離し後、低摩擦コンベヤベルトを用いてラベルを高速ロールから先へ移動 させる他のステップを含む請求項６の方法。 ８．それらの間にニップを形成する第１および第２の低速ロールであって、少な くとも第２のロールが非粘着面を有する低速ロールと、 それらの間にニップを形成する第１および第２の高速ロールであって、少なく とも第２のロールが非粘着面を有する高速ロールと、 平行な軸の周りに回転可能な前記低速ロールおよび高速ロールであって、低速 ロールが高速ロールから第１の方向に間隔配置され、ニップ間に仮想平面が伸長 し、 低速および高速ロール間においてニップ間に伸長する仮想平面の第１のロール 側に装着されたブレーカブレードであって、ブレーカブレードが平面に対向する 側に伸 長する先端部分を有し、少なくとも先端部分が非粘着面を有するブレーカブレー ドと、 を含むラベルタイプの伝票用紙用切り離し装置。 ９．前記低速ロールの前記ブレーカブレードとは反対側に装着されかつ前記低速 および高速ローラに平行な軸を形成する送出し機構をさらに含む請求項８の切り 離し装置。 １０．前記高速ロールの前記ブレーカブレードとは反対側に配置されたラベルの 位置を検知するためのセンサをさらに含む請求項８の切り離し装置。 １１．切離しラベルを前記高速ローラのニップから引出し可能にするために前記 高速ローラに付属の一方向クラッチをさらに含む請求項１０の切り離し装置。 １２．前記非粘着面がウレタン面またはプラズマコート面を含む請求項８の切り 離し装置。 １３．ラベルを前記低速および高速ローラ間で搬送するために前記低速および高 速ローラ間に配置された少なくとも１つの搬送ベルトをさらに含み、前記少なく とも１つの搬送ベルトがラベルと係合するための非粘着面を有する請求項８の切 り離し装置。 １４．前記搬送ベルトが前記高速ローラの前記低速ローラとは反対側にも連続伸 長し、これにより切離しラベルを前記高速ローラから先へ搬送する請求項１３の 切り離し装置。 １５．前記低速および高速面の運転を制御するための制 御手段をさらに含み、前記制御手段が前記センサに応答して前記低速ロールを自 動的に制御するための手段と、前記センサにより一旦停止されたときに前記低速 ロールを手動で制御するための手段とを含む請求項１０の切り離し装置。 １６．前記制御手段が多位置電気スイッチを含み、前記多位置電気スイッチは前 記スイッチが切り換えられてその位置に保持されるところの自動位置と、その位 置に切り換えられるがその位置から引き離されるように自動的にばね付勢されて いる手動位置とを有する請求項１５の切り離し装置。 １７．それらの間にニップを形成する第１および第２の低速ロールと、 それらの間にニップを形成する第１および第２の高速ロールと、 平行な軸の周りに回転可能な前記第１および第２の低速ロールおよび高速ロー ルであって、前記低速および高速ロールのニップ間に仮想平面が伸長し、 低速および高速ロール間においてニップ間に伸長する仮想平面の第１のロール 側に装着されたブレーカブレードであって、平面に対向する側に伸長する先端部 分を有するブレーカブレードと、 前記低速ロールの前記ブレーカブレードとは反対側にありかつ前記低速および 高速ロールに平行な送出し軸を形成する送出しロールと、 前記高速ロールの前記ブレーカブレードとは反対側にあって、前記高速ロール のニップ内を通過するラベルを検知するためのセンサと、 を含む切り離し装置。 １８．切離しラベルを前記高速ローラのニップから引出し可能にするために前記 高速ローラに付属の一方向クラッチをさらに含む請求項１７の切り離し装置。 １９．前記低速および高速面の運転を制御するための制御手段をさらに含み、前 記制御手段が前記センサに応答して前記低速ロールを自動的に制御するための手 段と、前記センサにより一旦停止されたときに前記低速ロールを手動で制御する ための手段とを含む請求項１７の切り離し装置。 ２０．前記制御手段が多位置電気スイッチを含み、前記多位置電気スイッチは前 記スイッチが切り換えられてその位置に保持されるところの自動位置と、その位 置に切り換えられるがその位置から引き離されるように自動的にばね付勢されて いる手動位置とを有する請求項１９の切り離し装置。 ２１．ラベルを前記低速および高速ローラ間で搬送するために前記低速および高 速ローラ間に配置された少なくとも１つの搬送ベルトをさらに含む請求項１７の 切り離し装置。 ２２．前記搬送ベルトが前記高速ローラの前記低速ローラとは反対側にも連続伸 長し、これにより切離しラベル を前記高速ローラから先へ搬送する請求項２１の切り離し装置。