JPH08504290A - 記録担体上のトラックから情報を読み出す装置 - Google Patents

記録担体上のトラックから情報を読み出す装置

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JPH08504290A JP7510709A JP51070995A JPH08504290A JP H08504290 A JPH08504290 A JP H08504290A JP 7510709 A JP7510709 A JP 7510709A JP 51070995 A JP51070995 A JP 51070995A JP H08504290 A JPH08504290 A JP H08504290A
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Abstract

(57)【要約】 磁気記録担体から上記信号を読み出す装置が開示されている。この装置は、(一定電位の第1接続点13に接続された第1端子3及び第2端子4を設けた)MR素子Rm1を有する読出ヘッドと、このMR素子にバイアス電流を供給する出力端子5を有するバイアス電流発生器2と、このバイアス電流発生器2の出力端子5に結合された第1端子6及び磁気抵抗ヘッドの第2端子4に結合された第2端子7を有する増幅回路1とを具え、直列接続のバイアス電流発生器2、増幅回路1及び1MR素子Rm1を形成するようにする。出力端子8で情報信号が利用できる。増幅回路1は、出力端子8と第2端子7との間に接続されたMOSトランジスタT1を具える。低遮断周波数を有する帰還回路F1は、バイアス電圧をMOSトランジスタT1のゲートに供給し、バイアス電圧発生器2の全バイアス電流がMR素子に流れるようにする。この装置は平衡状態となり、二つの個々の増幅器1の遮断キャパシタC1及びC2を交差結合してノイズを低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】 記録担体上のトラックから情報を読み出す装置 本発明は、磁気記録担体から情報信号を読み出す情報信号読出装置であって、 一定電位の第1接続点に接続された第1端子、及び第2端子を設けた磁気抵抗 素子を有する読出ヘッドと、バイアス電流を発生させる第1バイアス電流手段と 、情報信号を出力する出力端子、前記第1バイアス電流手段に結合された第1端 子及び前記磁気抵抗素子の前記第2端子に結合された第2端子を有する第1増幅 回路とを具え、 直列接続の前記第1バイアス電流手段、前記第1増幅回路及び前記磁気抵抗素 子を、一定電圧の第2接続点と前記一定電位の第1接続点との間に形成し、 前記第1増幅回路は、第1トランジスタ、第1帰還回路、第1負荷インピーダ ンス及び第1キャパシタ素子を有し、 前記第1トランジスタの第1主電流端子を、前記第1増幅回路の前記第2端子 に接続し、前記第1トランジスタの第2主電流端子を、前記第1増幅回路の前記 第1端子に接続し、かつ、前記第1トランジスタの制御端子を、前記第1帰還回 路を介して前記第1増幅回路の前記出力端子に接続し、 前記第1負荷インピーダンスを、前記第1増幅回路の前記出力端子と基準電圧 端子との間に結合するようにした情報信号読出装置に関するものである。 このような装置は米国特許明細書第5,270,882 号から既知である。この既知の 装置では、磁気抵抗素子の電流バイアス及び電流感応が組み合わされ、これによ り低ノイズの増幅が行われる。 本発明の目的は、既知の装置のノイズ特性を改善することである。本発明の特 徴によれば、この既知の装置は、前記情報信号読出装置が、バイアス電流を発生 させる第2バイアス電流手段と、出力端子、前記第2バイアス電流手段及び前記 出力端子に結合された第1端子、及び磁気抵抗ヘッドの第2端子に結合させるた めの第2端子を有する第2増幅回路とを具え、 直列接続の前記第2バイアス電流手段、前記第2増幅回路及び前記磁気抵抗素 子を、前記一定電位の第2接続点と前記一定電位の第1接続点との間に形成し、 前記第2増幅回路は、第2トランジスタ、第2帰還回路、第2負荷インピーダ ンス及び第2キャパシタ素子を有し、 前記第2トランジスタの第1主電流端子を、前記第2増幅回路の前記第2端子 に接続し、前記第2トランジスタの第2主電流端子を、前記第2増幅回路の前記 第1端子に結合し、かつ、前記第2トランジスタの制御端子を、前記第2帰還回 路を介して前記第2増幅回路の前記出力端子に結合し、 前記第2負荷インピーダンスを、前記第2増幅回路の前記出力端子と前記基準 電圧端子との間に結合し、 前記第2トランジスタの制御端子を、前記第2キャパシタ素子を介して前記第 1増幅回路の前記第2端子に結合するとともに、前記第1トランジスタの制御端 子を、前記第1キャパシタ素子を介して前記第2増幅回路の前記第2端子に結合 するようにしたことを特徴とするものである。 本発明の装置は、既知の装置を、第1及び第2キャパシタ素子を接地する代わ りに個々の増幅器の第2端子に交差結合した平衡形態に改良する。交差結合によ り第1及び第2トランジスタのノイズ抵抗の分流が発生し、第1及び第2トラン ジスタのノイズを低減するのに有効である。 他のノイズ低減は、前記第1増幅回路の前記第1端子を、前記第1増幅回路の 前記第1端子に接続された第1主電流端子及び前記第1増幅回路の前記出力端子 に結合された第2主電流端子を有するカスコードトランジスタを介して、前記第 1増幅回路の前記出力端子に結合し、 前記第2増幅回路の前記第1端子を、前記第2増幅回路の前記第1端子に接続 された第1主電流端子及び前記第2増幅回路の前記出力端子に結合された第2主 電流端子を有するカスコードトランジスタを介して、前記第2増幅回路の前記出 力端子に結合するようにした装置で得られる。 ノイズを低くするには、第1及び第2トランジスタを大きくする必要がある。 これら大きいトランジスタをカスコード接続することにより、以下の利点が得ら れる。第1及び第2バイアス電流発生器がそれぞれ、カスコードトランジスタの 非常に低いオーム性エミッタに電流を供給するので、大きな第1及び第2トラン ジスタ並びに第1及び第2バイアス電流発生器は低出力インピーダンスを有する ことができる。大きな第1及び第2トランジスタのドレイン−ゲートキャパシタ ンスはミラー効果を生じない。第1及び第2バイアス電流発生器はより低いバイ アス電流及びこれに対応するより低いノイズを発生する。その理山は、磁気抵抗 素子に対する全バイアス電流の一部が、並列に配置したカスコードトランジスタ から供給されるからである。バイアス電流発生器は低電圧ノードに電流を供給し 、その結果最大電圧範囲がバイアス電流源に対して利用することができ、例えば 大きなエミッタデジェネレーション抵抗を有する電流源トランジスタを用いるこ とにより、バイアス電流発生器を低ノイズに対して最も望ましくすることができ る。 本発明の以上説明した及び他の特徴及び利点は、添付図面を参照して後に説明 する本発明の好適実施例から明らかである。 図1は記録担体上のトラックから情報を読み出す既知の装置を示す。 図2A,2B,2Cは図1の装置に用いる種々の帰還回路を示す。 図3A,3B,4A,4B及び5は図1の装置に用いる種々の増幅回路を示す 。 図6は本発明による平衡装置を示す。 図7は、MR素子と増幅回路との間の電気的接続の全体に亘って設けた遮蔽手 段を有する装置を示す。 図8は、ディスク形状の記録担体上のトラックからの情報の読み出しを示す。 図9A及び9Bは、互いに結合して二つ又はそれ以上の別個のMR素子を介し た多重通信方式の読み出しを実現できる回路部を示す。 図10は、それぞれが二つのMR素子を有する二つ又はそれ以上の別個のヘッ ドを介した多重通信方式の読み出しを実現する回路部を示す。 図11は、本発明による平衡装置に用いる増幅器を示す。 図12は、本発明による平衡装置の一実施例を示す。 図面中、同様の部材には同一の符号を付す。 図1は、米国特許明細書第5,270,882 号から既知の装置の基本回路構成を示す 。この装置は、磁気抵抗(MR)素子Rm1を有する読出ヘッド(図示せず)と、 バイアス電流Ib1を発生させるバイアス電流発生器2と、増幅回路1とを具える 。磁気抵抗素子Rm1の第1端子3を、接地電位である一定電位13の第1接続点 に接続する。バイアス電流発生器2の出力端子5を、増幅回路1の第1端子6に 結合する。バイアス電流発生器2の第2端子を、一定電位12(+で示した正の 電源電圧)の接続点に結合する。増幅回路1の第2端子7を磁気抵抗素子Rm1の 第2端子に結合する。出力端子8,8′を、読み出された情報信号の供給に利用 できる。 増幅回路1は、トランジスタT1,帰還回路F1 及びキャパシタ素子C1を具え る。トランジスタT1を、MOSFET又はjFETの形態とする。そのソース 端子を増幅回路1の第2端子7に結合する。そのドレイン端子を増幅回路1の第 1端子6に結合する。そのゲート端子を、キャパシタ素子C1を介して一定電位 13の第1接続点に結合する。また、帰還回路F1 を、トランジスタT1のゲー トと増幅回路1の端子6との間に結合する。トランジスタT1のドレイン端子を 、付加インピーダンスR11を介して基準点10にも結合する。基準点10では、 後に説明するように一定である必要がなく変動可能な電圧Vrefを利用できる。 出力端子8,8′には、負荷インピーダンスR11の全体に亘って発生する電圧が 存在する。バイアス電流発生器2、増幅回路1(より詳細には増幅器1のトラン ジスタT1)及びMR素子Rm1を、端子3及び12間に直列接続されるようにす る。 図から明らかなように、MR素子Rm1を、その端子3を介して接地する。さら に、ディスク形状の記録担体(図示せず)から情報信号を読み出す装置に用いら れる場合、好適にはディスクも接地する。このために、ヘッドとディスクとの間 に電圧差が発生するおそれを制限する。これにより、ヘッドとディスクとの間に も発生してヘッドを損傷するおそれがある放電が回避される。 MR素子Rm1、増幅器1及びバイアス電流発生器2を、二つの(電源)端子3 及び12間に直列接続されるようにする。したがって、バイアス電流発生器2か ら供給される電流がMR素子Rm1に供給され、その結果MR素子及び増幅回路1 にバイアスがかけられる。増幅回路を流れるこのバイアス電流により、ある程度 ノイズが発生するようになり、このノイズは、増幅回路を流れる電流が大きくな ると小さくなる。増幅回路をMR素子及びバイアス電流発生器に並列にした場合 、MR素子にバイアスをかけるとともに、増幅回路のノイズを低くするのに必要 とされる電流を増幅回路の入力段に供給するためには、電流をより大きくする必 要がある。したがって、図1の装置ではノイズがより小さくなり、かつ、必要と されるバイアス電流がより小さくなり、これは電池で電源電圧を給電した場合特 に有利である。 増幅回路が、ロングテイルペアの場合の二つの代わりに図1の実施例のように 一つのみのトランジスタを有する場合、増幅回路はノイズがより低くなる。 MR素子Rm1により検出された磁界が変動すると、MR素子の抵抗値が変動す る。トランジスタT1のゲートを、交流信号に対してはキャパシタC1を介して接 地する。これは、交流信号に対して、MR素子Rm1の端子4が接地されているも のとみなされることを意味する。その結果、MR素子の抵抗値は、直列接続を流 れる電流の変動によってのみ変動しうる。これら電流変動は負荷インピーダンス R11を介して端子10に供給され、これにより負荷インピーダンスR11の両端間 に電圧変動が起こる。この電圧変動は増幅回路の出力信号として端子8,8′で 検出される。 帰還回路F1は低遮断周波数を実現する。キャパシタC1と一体にすることがで きるように、F1の抵抗値を高くする必要がある。その結果、トランジスタT1が 直流信号用のダイオードのように動作し、したがってバイアス電流Ib1をMR素 子Rm1に供給することができる。帰還回路F1をインピーダンス網とする。その 最も簡単な形態では、帰還回路を抵抗とすることができる。 装置を、端子3及び12に供給される低電源電圧で使用するのに適するように するために、端子4及び6問の電圧降下をできるだけ小さくして、最大電圧範囲 がバイアス電流源(2)に利用できるようにする必要がある。その結果、バイア ス電流源を低ノイズに対して最適にすることができる。 図2Aは帰還回路F1の詳細図を示す。このような構成により、帰還回路F1 を高オーム性とするとともにトランジスタT1の両端間の電圧降下をできるだけ 小さくすることができる。帰還回路F1は、MOSトランジスタであるトランジ スタT3と、バイポーラトランジスタT4と、抵抗R1とを具える。両トランジ スタT1及びT3を同一の型、すなわちMOSFET又はjFETとする。トラン ジスタT1のゲート端子を、帰還回路の端子t1に結合する。この端子t1を、抵 抗R1を介して第3トランジスタT3のゲート端子に結合する。第3トランジスタ T3のソース端子を第4トランジスタT4のエミッタ端子に結合する。トランジス タT4のベース端子を、帰還回路の端子t2に結合し、この端子t2を、増幅回路 の端子6に結合する。トランジスタT3のゲート及びドレイン端子を相互接続し てダイオードを形成する。さらに、この相互接続されたゲート及びドレイン端子 を、電流源21を介して一定電位の接続点12に結合する。トランジスタT4の エミッタを、電流源24を介して一定電位13の第1接続点に結合する。さらに 、トランジスタT4のコレクタを一定電位12の第2接続点に結合する。これら 電流源はトランジスタT3及びT4に電流を供給する。 図2Aの帰還部によって、−Vth+Vdの電圧シフトが端子t1とt2との間で 得られる。ここでVthを、トランジスタT1及びT3のようなMOSトランジスタ のしきい値電圧とし、Vdをバイポーラダイオードの両端間の電圧とする。その 結果、図1の増幅回路の端子6と7との間の電圧差は大体Vd、すなわちほぼ0 .7Vとなる。 より詳細には、端子6と7との間の電圧差はVd+Vch1−Vch2となる。ここ で、Vch1及びVch2をそれぞれトランジスタT1及びT3のチャネル電圧とし、こ れらVch1及びVch2はこれらトランジスタを流れるドレイン電流に依存する(Vch1 =Vgs−Vth、ここでVgsをゲートーソース電圧とし、Vthをトランジスタ のしきい値電圧とする。)。 さらに、端子t1とt2との間の帰還回路により形成されたインピーダンスを高 オーム性として、増幅回路の周波数特性の下側帯域端の遮断周波数に対して所望 の低い値を得るようにする。図2Aの回路は、正(12)及び負(13)の電源 端子に結合された電流源を有する。 図2Bは、図2Aの帰還回路の他の詳細図を示す。この回路は、正の電源端子 のみに接続した電流源を有する。図2Bの回路はさらに、一つ又は複数のダイオ ードのダイオード配置25と、バイポーラトランジスタT24と、電流源22と、 抵抗R24とを具える。電流源22を、一定電位の接続点12とトランジスタT4 のコレクタとの間に結合するとともに、ダイオード配置25を介してトランジス タT24のベース端子にも結合する。前記トランジスタT24のベース端子を、抵抗 R24を介して一定電位の接続点13にも結合する。トランジスタT24のエミッタ を一定電位の接続点13に結合するとともに、そのコレクタを、相互接続された トランジスタT4及びT3のエミッタ及びソースに結合する。 素子22、25、R24及びT24によって形成された回路部を、図2Aの電流源 24と有効に置換する。 図2A及び2Bの回路は、抵抗R1に並列接続されたスイッチS1も示す。図1 の増幅回路を動作させる場合、すなわちMR素子を流れる電流値を変える必要が ある場合、キャパシタC1を先ず充電(又は放電)する必要があり、その結果増 幅回路を初期状態にすることができる。迅速に初期状態にずるために、制御信号 入力端子100に供給される切替信号の影響下で、抵抗R1をスイッチS1によっ て短絡させ、その結果キャパシタC1を充電する電流を電流源21から供給する ことができ、又は、電流源24を介して放電を起こすことができる。したがって 、キャパシタC1の充電時間は、電流源21から供給することができる最大電流 によって制限され、かつ、放電時間は、電流源24から受け取ることができる最 大電流によって制限される。トランジスタT24により、電流源22を流れる電流 の1/2の大きさに電流を降下させることができるので、図2Aの電流源24を 図2Bの素子22,25、R24及びT24に置換すると、放電時間が短縮される。 図2Cは、キャパシタC1の充電時間を短縮することができる帰還回路を示す 。図2Cの回路は、MOSトランジスタT5、バイポーラトランジスタT6及びバ イポーラダイオード素子40も具える。トランジスタT5のゲート及びドレイン 端子を相互接続し、これら両端子を電流源21及びトランジスタT6のベース端 子に結合する。トランジスタT3及びT5のソース端子を相互接続する。トランジ スタT6のコレクタ端子を、一定電位の接続点12に結合する。トランジスタT6 のエミッタ端子を、相互接続されたトランジスタT3のゲート及びドレイン端子 に結合する。トランジスタT3、T6及びT5並びにダイオード素子40はA/B 級回路を形成し、トランジスタT6から供給される電流による回路配置 の初期状態設定中のキャパシタ素子C1の充電をより迅速に行う。 図3Aは、図1の増幅回路の他の詳細図を示す。図3Aの回路はバイポーラト ランジスタT8を具え、そのベース端子をトランジスタT1のソース端子に結合し 、そのコレクタを一定電位の接続点13に、そのエミッタを基準点10にそれぞ れ結合する。さらに、電流源36を、基準点10と一定電位の第2接続点12と の間に結合する。この回路は、基準点10に存在する直流電圧が増幅回路の端子 7に存在する直流電圧に追随するという利点がある。これは、MR素子Rm1の両 端間に生じる電圧変動が負荷抵抗R11の両端間に現れないことを意味する。 端子7と10との間の電圧差はVdに等しい。F1を図2A、図2B又は図2C の回路のうちの一つとする場合、端子6と7との間の電圧差は既に説明したよう にVd+Vch1−Vch2となり、その結果負荷抵抗R11の両端間の直流オフセット (Vch1−Vch2)は低くなる。トランジスタT1を流れる電流変動が原因のトラ ンジスタT1の電圧変動のみが負荷抵抗R11の両端間に現れる。 図3Aの増幅回路の他の好適例を図3Bに開示する。増幅回路1は、MOSト ランジスタT10及びバイポーラトランジスタT11も有する。トランジスタT10の ゲートを、トランジスタT1のゲートに接続し、そのドレインを、電流源54を 介して一定電位の接続点12に結合するとともに、一つ又はそれ以上の直列接続 されたダイオードから構成したダイオード配置44を介してトランジスタT11の ベースに結合する。トランジスタT10のソースを、トランジスタT11のコレクタ 及びトランジスタT8のベースに結合する。トランジスタT11のエミッタを一定 電位の接続点13に結合する。 トランジスタT1のゲートと端子10との間の電圧差はVgs−Vdに等しい。こ こでVgsをトランジスタT10のゲート−ソース電圧とする。F1を図2A、図2 B又は図2Cの回路のうちの一つとする場合、トランジスタT1のゲートと端子 6との間の電圧差はVgs′−Vdに等しい。ここでVgs′をトランジスタT3のゲ ート−ソース電圧とする。負荷抵抗R11の両端間の電圧はこの場合、Vgs′−Vgs に等しい。トランジスタT10を流れる電流を、トランジスタT3を流れる電流 と等しくし、さらにトランジスタT10及びT3が等しい設計寸法を有する場合、 前記電圧Vgs′−VgsはMRバイアス電流の値に依存せずに実際には零にな る。 電流源54、ダイオード配置44及びトランジスタT11の組合せの代わりに、 電流源を、トランジスタT11のエミッタとグランド電位との間に結合することが できるのは明らかである。 図4Aは図3Aの増幅回路の他の好適例を示す。増幅回路は、トランジスタT1 のドレイン端子と端子6との間に結合したバイポーラトランジスタT7を具える 。そのベース端子を、電流源36を介して一定電位の接続点12に結合するとと もに、抵抗R5を介して接続点10に結合する。 トランジスタT7によりトランジスタT1をカスコード接続し、端子6にてより 高い出力インピーダンスを得るとともに、トランジスタT1のドレイン−ゲート キャパシタンスのミラー効果が生じるのを防止するようにする。 図4Bは図4Aの変形例を示す。この変形例は、トランジスタT9、抵抗R2 ,R3及びR4並びに電流源31を更に具える。トランジスタT7のベース端子を トランジスタT9のエミッタ端子に接続し、トランジスタT9のベース端子を、抵 抗R2を介してトランジスタT1のソース端子に結合する。トランジスタT9のコ レクタを一定電位の接続点13に結合する。トランジスタT9のエミッタを、電 流源31を介して一定電位の接続点12にも結合する。トランジスタT9 のベー スを、抵抗R3を介してトランジスタT8のエミッタに結合し、かつ、抵抗R3及 びR4を介して基準点10に結合する。 さらに、トランジスタT7及びT9をこのように構成することにより、トランジ スタT7のエミッタとトランジスタT1のドレインとの相互接続ノード32に電圧 が供給され、この電圧は、端子7に存在する電圧と端子6に存在する電圧との間 の概ね中間である。これは、既に説明したように端子6と7との間の電圧差がVd であるので、Vd/2の電圧差がノード32と端子7との間及びノード32と 端子6との間に存在することを意味する。 図4A及び4Bは、異なるバイアス構成を用いるカスコードトランジスタT7 を追加することにより図3Aから得られる。同一のカスコード原理を図3Bの回 路に追加することができる。 図5は増幅回路の他の例を示す。図5の増幅回路は図3Bの回路の他の詳細図 である。この場合にもカスコードを適用する。 図5の増幅回路は、これがインピーダンス網71も具えるという点で図3Bの 増幅回路と異なる。ダイオード46及びキャパシタ素子C3も存在する。トラン ジスタT8のエミッタ端子を、インピーダンス網71を介して増幅回路の第1端 子6に結合するとともに、電流源36の出力端子に結合する。トランジスタT8 のコレクタ端子を、負荷インピーダンスR11′の端子に結合する。この場合図3 Bの基準点10は基準点10′となり、この基準点10′は、接地点である一定 電位の第1接続点13と同一の電位を有することは図から明らかである。 トランジスタT11のベース端子を、ダイオード46を介して一定電位の接続点 13に結合する。トランジスタT8のベース端子を、キャパシタ素子C3を介して 一定電位の第1接続点13に結合する。 MR素子Rm1によって発生した信号電流Isは、MR素子から端子7に流れ、 さらにトランジスタT1、インピーダンス網71を介して、負荷インピーダンス R11′と、この場合回路配置の出力端子を形成する端子48,48′を流れる。 キャパシタ素子C3は、端子48,48′の出力信号にも存在するおそれがある ノイズ成分を濾波する。 増幅回路の出力端子8,8′を負荷インピーダンスR11の両端子に接続した図 3A、3B、4A及び4Bの例は、単一のMR素子Rm1を設けた装置に使用する のに特に好適である。増幅回路の出力端子を端子48,48′によって形成した 図5の例は、二つのMR素子Rm1, m2を有する装置に特に有効である。 また同様に、図3A、3B、4A及び4Bの回路に、トランジスタT8のコレ クタと一定電位の接続点13との間に結合された負荷インピーダンスR11′を設 けることができ、この負荷インピーダンスR11′は二つのMR素子を有する装置 に好適である。 図6の装置からも明らかなように、二つのMR素子Rm1及びRm2を設けたこの ような装置では、各MR素子を上記タイプの増幅回路に結合する。この場合この ような回路配置の出力端子を、二つの増幅回路のそれぞれの端子48によって形 成する。 図6は、平衡回路の形態で二つのMR素子を具える回路配置の一実施例を示す 。この回路配置は、第1及び第2磁気抵抗素子Rm1及びRm2をそれぞれ有する読 出ヘッドを具える。このヘッドの両MR素子Rm1及びRm2は同一のトラック(図 示せず)を走査し、したがってこれらMR素子はトラックから同一の信号を読み 出す。図6に示す回路の左側部分は、図1に示す回路図とほぼ同一である。MR 素子Rm2の第1端子63を、一定電位の第1接続点(接地点)に接続する。さら に、第2バイアス電流(Ib2)を発生させる出力端子を有する第2バイアス電流 発生器62を、利用することができる。バイアス電流発生器62の他の端子を、 正の電源電圧が利用できる端子12に結合する。増幅回路61は、第2バイアス 電流発生器62の出力部に結合された第1端子66と、第2磁気抵抗素子Rm2の 第2端子64に結合された第2端子67とを有する。第2バイアス電流発生器6 2、第2増幅回路61及び第2磁気抵抗素子Rm2は、端子12と13との間に直 列接続されるようになる。 第2増幅回路61は、MOSトランジスタの形態のトランジスタT2と、負荷 インピーダンスR12と、負荷回路F2と、キャパシタ素子C2とを具える。トラン ジスタT2のソース端子を、増幅回路61の第2端子67に結合する。トランジ スタT2のドレイン端子を増幅回路61の第1端子66に結合する。トランジス タT2のゲート端子を、帰還回路F2を介して増幅回路61の第1端子66に結合 する。また、トランジスタT2のゲート端子を、第2キャパシタ素子C2を介して トランジスタT1のソース端子に結合する。さらに、トランジスタT1のゲート端 子を、キャパシタ素子C1を介してトランジスタT2のソース端子に結合する。し かしながら、両キャパシタ素子を一定電位の接続点13(グランド)に結合する こともできる。しかしながら、図6に示すようなキャパシタ素子の交差接続は、 この交差接続によりノイズが低減されるので好適である。負荷インピーダンスR12 を、増幅回路61の端子66と基準電圧Vref2が利用できる基準点10”との 間に結合する。電圧Vref2は電圧Vref1と相違しうるようになる。その理由は、 MR素子の抵抗の不整合及び/又はMRバイアス電流Ib1及びIb2が等しくない ことが原因でMR素子Rm1及びRm2の両端間の直流電圧が相違しうるからである 。 図2A、2B又は2Cの帰還回路と同様の構成を、図6の帰還回路F2に用い ることができる。図3A、3B、4A、4B及び5に示す増幅回路を、図6の増 幅回路61に用いることができることも明らかである。 既に説明したように、二つのMR素子は同一のトラックから信号を読み出す。 二つの出力信号V1out及びV2outが印加されると、両信号の和である出力信号が 現れ、両増幅回路1及び61の系統的直流オフセットが相殺される。この系統的 直流オフセットは、既に説明したようにノード6及び10(図3A)の間の項Vch1 −Vch2、すなわち図5のR11′のような接地された負荷抵抗の両端間の直流 電圧となる。 図7は、単一のMR素子を有する装置の他の好適例を示す。図7は、MR素子 Rm1の電気的接続76全体に亘る電磁シールド75を増幅回路1の端子7に設け たものを示す。このシールド75を、電気的接続77を介して接地する。このシ ールドにより、ヘッドによって読み出された信号を漂遊電磁界が妨害するのを防 止する。このシールドを、ある種の同軸ケーブルによって実現することができる 。しかしながら、例えば信号搬送導体の回りを接地導体で包囲することにより、 シールド手段としてより簡単な構成を用いることができる。 図8は、二つのMR素子を有する読出ヘッドによるディスク形状の記録担体8 0上のトラックからの情報の読出しの上面図を示す。両MR素子Rm1及びRm2を 、絶縁層90を介して互いに結合し、両MR素子は同一トラック81の全幅を読 み出す。 開示した装置を好適には、3.3V±10%及び5.0V±10%のような低 電源電圧のハードディスク用途に用いる。実際にはバイアス電流をMR素子にの み必要とするので、バイアス電流を低く維持することができる。信号を低ノイズ で増幅して読み出すことができる。記録担体を好適には、電気的接続を介して接 地する。 図9A及び9Bは、二つ又はそれ以上のMR素子によって記録担体上のトラッ クからの情報の読出しを多重通信方式で実現することができるユニットを示す。 図9Aは全てのMR素子に共通の回路部を示し、図9Bは各MR素子用の回路部 を示す。MR素子Rm1用のこのような回路部を一つのみ示す。他のMR素子に対 して、図9Bの回路部を再び用いる必要がある。図9Aの共通回路部は、垂直方 向の破線の左側に、番号100を付した回路部を示す。この回路部は図2Cの帰 還回路とほぼ同様である。この回路部は、図9Bに示す回路部に含まれる抵抗R1 及びスイッチS1を欠いている。破線の右側の回路部101は、図4A及び5の 増幅回路とほぼ同様である。 二つ又はそれ以上の図9Bの回路を、図9Aの共通回路の端子k1′を図9B の二つ又はそれ以上の図9Bの回路部の端子k1に相互接続することにより、図 9Aの共通回路に結合することができる。同様に、端子k2及びk2′、k3及び k3′並びにk4及びk4′を相互接続する。多重通信方式を、図9Bの回路のそ れぞれにあるスイッチS2によって実現することができる。図9Aの回路の共通 回路に結合された図9Bの回路の一つのスイッチS2を開放し、かつ、図9Bの 他の回路のスイッチS2を閉成する。この状態において、全てのMR素子Rm1は 一つを除いてスイッチオフされ、その結果MR素子によって読み出された信号が 図9Aの回路部に供給され、ここでその信号が増幅される。 図10は、二つのMR素子Rm1及びRm2を具えるヘッドの平衡改良版の図6に 示すような態様の回路部を示す。この場合多重通信方式が可能である。図10は 、二つのMR素子を具えるヘッドのそれぞれに対して別個の二つのMR素子を含 む回路部を示す。この回路部はほぼ鏡像対称であり、この場合図10の垂直方向 の破線から左の左側部分は図9Bの回路部と同一である。トランジスタT1及び T2並びにキャパシタC1及びC2の回路部は、図6のこれらの素子の対応する回 路部と同一である。 図9Aの回路部を二つ用いて、共通回路部をヘッドのそれぞれに対して得るよ うにする。したがって、図9Aの回路と図9Bの回路との間の相互接続に対して 既に説明したように、図9Aの回路部を図10の回路の左側部に結合する。図1 0の右側回路部を、図9Aの回路部と同一の回路部に結合する。図10のヘッド の回路への切替は、両スイッチS2及びS3が図示したように開放状態であること を意味する。その結果、共通回路に結合された他のヘッドの対応するスイッチS2 及びS3は閉成状態となる。ヘッドをオフにする切替は、両スイッチS2及びS3 を閉成することにより実現される。 図11は図1の増幅回路の他の好適変形例を示す。本例では、バイアス電流発 生器2にPNPトランジスタT20を設け、そのエミッタを、デジェネレーション 抵抗210を介して正の一定電位12の接続点に結合し、そのベースを、基準電 圧Vref3を発生させる基準点200に接続し、かつ、そのコレクタ端子を、バイ アス電流発生器2の出力端子5に接続する。増幅回路1の第1端子6を出力端子 5に直接接続する。しかしながら、図1に対し、負荷インピーダンスR11及び帰 還回路F1を相互接続する端子8を、NPNトランジスタT21のコレクタ−エミ ッタ通路を介してトランジスタT1のドレインに接続する。トランジスタT21の エミッタをトランジスタT1のドレインに接続し、そのベースを、基準電圧Vref 4 を発生させる基準点202に接続し、かつ、そのコレクタを負荷インピーダン スR11に接続する。トランジスタT1及びT21はカスコード出力段を形成する。 トランジスタT21のコレクタを、追加の別のNPNカスコードトランジスタT22 のエミッタ−コレクタ通路を介して負荷インピーダンスR11に接続し、この別の トランジスタT22のベースを、基準電圧Vref5を発生させる基準点204に接続 する。帰還回路F1を相互コンダクタンスタイプの段206とし、この段は、端 子8及び基準電圧Vref6を発生させる基準点208に接続された差電圧入力部と 、トランジスタT1のゲートに結合された高オーム性電流出力部とを有する。相 互コンダクタンス段206の相互コンダクタンスGmは、この段が帰還回路F1 の遮断周波数を決定するので低い値を有する必要がある。 トランジスタT20及びエミッタ抵抗210に、磁気抵抗(MR)素子のバイア ス電流を発生させるプログラマブル電流出力デジタル−アナログ変換器(IDA C)を設けることができる。図11の装置では、このIDACは例えば0mAか ら15.5mAの間で0.5mAごとに変化するMR素子のバイアス電流の可変 部を発生し、それに対して例えば5mAの固定電流が低オームカスコード出力段 T21から供給される。低ノイズを得るために、トランジスタT1を大きくする必 要がある。図11の回路配置の利点は次の通りである。 (1)非常に大きな低ノイズMOSトランジスタT1及びIDACがそれぞれ 、カスコードトランジスタT21の非常に低いオーム性のエミッタに電流を供給す るので、これらは低出力インピーダンスを有することができる。 (2)大きいトランジスタT1のドレイン−ソースキャパシタンスは、ミラー 効果を生じない。 (3)IDACにより、バイアス電流がさらに小さくなり、これに対応してノ イズがさらに小さくなる。 (4)IDACは、エミッタ抵抗210の値を増大させることができる低電圧 ノードにその電流を供給し、その結果更にノイズを低減させる。カスコード出力 段T21から供給される固定バイアス電流のみでMR素子に十分バイアスをかける ことができる場合、バイアス電流発生器2を完全に省略することができる。 図12は図11の回路配置の平衡改良版を示す。二つの増幅器1及び61、特 にキャパシタC1及びこれに対応する第2増幅器61のキャパシタC2を、図6に 示すのと同様に相互接続する。第2増幅器61のデジェネレーション抵抗212 、PNPトランジスタT23、NPNトランジスタT24、NPNトランジスタT25 及び相互コンダクタンス段214は、第1増幅器1のデジェネレーション抵抗2 10、PNPトランジスタT20、NPNトランジスタT21、NPNトランジスタ T22及び相互コンダクタンス段206に相当し、これらを同様に接続する。高周 波数ではキャパシタC1及びC2が短絡を形成し、トランジスタT1及びT2のソー ス−ゲート通路を逆並列に配置する。これは、MOSトランジスタT1及びT2の 二つの個々の等価なノイズ抵抗Rnに当てはまる。ノイズ抵抗Rnは、トランジス タT1及びT2の相互コンダクタンスの逆数であるR0にほぼ等しい。図12の回 路配置の第1増幅器1の総合有効ノイズ抵抗は、図11の回路配置の第1増幅器 1のRm1+R0の代わりにRm1+R0/2となる。したがってこの平衡形態ではノ イズが低減される。MR素子Rm1のRm2のうちの一方を、単一形態のMR読出ヘ ッドでは省略することができる。この場合、端子7又は67をグランド13に結 合する。 図面に示した実施例では、所定のトランジスタ、例えばトランジスタT1、T2 、T3、T5及びT10を好適にはユニポーラMOSトランジスタとし、トランジス タT4、T24、T6、T7、T8、T9、T11及びT21を好適にはバイポーラトラン ジスタとする。しかしながら、ユニポーラトランジスタの代わりにバイポーラト ランジスタを使用することも、バイポーラトランジスタの代わりにユニ ポーラトランジスタを使用することもでき、また、バイポーラトランジスタのみ 又はユニポーラトランジスタのみを使用することができる。トランジスタの第1 主流端子、第2主流端子及び制御端子は、ユニポーラトランジスタのソース端子 、ドレイン端子及びゲート端子にそれぞれ相当し、かつ、バイポーラトランジス タのエミッタ端子、コレクタ端子及びベース端子にそれぞれ相当する。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.磁気記録担体から情報信号を読み出す情報信号読出装置であって、 一定電位の第1接続点(13)に接続された第1端子(3)、及び第2端子 (4)を設けた磁気抵抗素子(Rm1)を有する読出ヘッドと、バイアス電流を発 生させる第1バイアス電流手段(2;T20,T21)と、情報信号(Vout)を出 力する出力端子(8)、前記第1バイアス電流手段(2;T20,T21)に結合さ れた第1端子(6)及び前記磁気抵抗素子(Rm1)の前記第2端子(4)に結合 された第2端子(7)を有する第1増幅回路(1)とを具え、 直列接続の前記第1バイアス電流手段(2;T20,T21)、前記第1増幅回 路(1)及び前記磁気抵抗素子(Rm1)を、一定電圧の第2接続点(12)と前 記一定電位の第1接続点(13)との間に形成し、 前記第1増幅回路(1)は、第1トランジスタ(T1)、第1帰還回路(F1 )、第1負荷インピーダンス(R11)及び第1キャパシタ素子(C1)を有し、 前記第1トランジスタ(T1)の第1主電流端子を、前記第1増幅回路(1 )の前記第2端子(7)に接続し、前記第1トランジスタ(T1)の第2主電流 端子を、前記第1増幅回路(1)の前記第1端子(6)に接続し、かつ、前記第 1トランジスタ(T1)の制御端子を、前記第1帰還回路(F1)を介して前記第 1増幅回路(1)の前記出力端子(8)に接続し、 前記第1負荷インピーダンス(R11)を、前記第1増幅回路(1)の前記出 力端子(8)と基準電圧端子(12)との間に結合するようにした情報信号読出 装置において、 前記情報信号読出装置は、バイアス電流を発生させる第2バイアス電流手段 (62;T23,T24)と、出力端子(68)、前記第2バイアス電流手段(62 ;T23,T24)及び前記出力端子(68)に結合された第1端子(66)、及び 磁気抵抗ヘッドの第2端子(66)に結合させるための第2端子(67)を有す る第2増幅回路(61)とを具え、 直列接続の前記第2バイアス電流手段(62:T23,T24)、前記第2増幅 回路(61)及び前記磁気抵抗素子を、前記一定電位の第2接続点(12)と前 記一定電位の第1接続点(13)との間に形成し、 前記第2増幅回路(61)は、第2トランジスタ(T2)、第2帰還回路( F2)、第2負荷インピーダンス(R12)及び第2キャパシタ素子(C2)を有し 、 前記第2トランジスタ(T2)の第1主電流端子を、前記第2増幅回路(6 1)の前記第2端子(67)に接続し、前記第2トランジスタ(T2 )の第2主 電流端子を、前記第2増幅回路(61)の前記第1端子(66)に結合し、かつ 、前記第2トランジスタ(T2)の制御端子を、前記第2帰還回路(F2 )を介 して前記第2増幅回路(61)の前記出力端子(68)に結合し、 前記第2負荷インピーダンス(R12)を、前記第2増幅回路(61)の前記 出力端子(68)と前記基準電圧端子(12)との間に結合し、 前記第2トランジスタ(T2)の制御端子を、前記第2キャパシタ素子(C2 )を介して前記第1増幅回路(1)の前記第2端子(7)に結合するとともに、 前記第1トランジスタ(T1)の制御端子を、前記第1キャパシタ素子(C1)を 介して前記第2増幅回路(61)の前記第2端子(67)に結合するようにした ことを特徴とする情報信号読出装置。 2.前記第1増幅回路(1)の前記第1端子(6)を、前記第1増幅回路(1) の前記第1端子(6)に接続された第1主電流端子及び前記第1増幅回路(1) の前記出力端子(8)に結合された第2主電流端子を有するカスコードトランジ スタ(T21)を介して、前記第1増幅回路(1)の前記出力端子(8)に結合し 、 前記第2増幅回路(61)の前記第1端子(66)を、前記第2増幅回路( 61)の前記第1端子(66)に接続された第1主電流端子及び前記第2増幅回 路(61)の前記出力端子(68)に結合された第2主電流端子を有するカスコ ードトランジスタ(T24)を介して、前記第2増幅回路(61)の前記出力端子 (68)に結合するようにしたことを特徴とする請求の範囲1記載の情報信号読 出装置。 3.前記第1増幅回路(1)の前記カスコードトランジスタ(T21)の前記第2 主電流端子を、前記第1増幅回路(1)の前記カスコードトランジスタ(T21) の前記第2主電流端子に接続された第1主電流端子及び前記第1増幅回路(1) の前記出力端子(8)に接続された第2主電流端子を有する別のカスコードトラ ンジスタ(T22)を介して、前記第1増幅回路(1)の前記出力端子(8)に結 合し、 前記第2増幅回路(61)の前記カスコードトランジスタ(T24)の前記第 2主電流端子を、前記第2増幅回路(61)の前記カスコードトランジスタ(T24 )の前記第2主電流端子に接続された第1主電流端子及び前記第2増幅回路( 61)の前記出力端子(68)に接続された第2主電流端子を有する別のカスコ ードトランジスタ(T25)を介して、前記第2増幅回路(61)の前記出力端子 (68)に結合するようにしたことを特徴とする請求の範囲2記載の情報信号読 出装置。 4.前記第1帰還回路(F1)は、前記第1増幅回路(1)の前記出力端子(8 )及び基準電圧端子(208)に結合された差電圧入力部並びに前記第1トラン ジスタ(T1)の前記制御端子に結合された電流出力端子を有する相互コンダク タンス段(206)を具え、 前記第2帰還回路(F2)は、前記第2増幅回路(61)の前記出力端子( 68)及び前記基準電圧端子(208)に結合された差電圧入力部並びに前記第 2トランジスタ(T2)の前記制御端子に結合された電流出力端子を有する相互 コンダクタンス段(214)を具えることを特徴とする請求の範囲1,2又は3 記載の情報信号読出装置。 5.前記第1バイアス電流手段(2;T20,T21)及び前記第2バイアス電流手 段(62;T23,T24)のうちの少なくとも一つは、前記第1端子(6;66) に接続された出力端子(5;65)を有するバイアス電流発生器(2;62)を 具えることを特徴とする請求の範囲1,2,3又は4記載の情報信号読出装置。
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