JPH0850338A - 原稿露光装置 - Google Patents
原稿露光装置Info
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- JPH0850338A JPH0850338A JP7100598A JP10059895A JPH0850338A JP H0850338 A JPH0850338 A JP H0850338A JP 7100598 A JP7100598 A JP 7100598A JP 10059895 A JP10059895 A JP 10059895A JP H0850338 A JPH0850338 A JP H0850338A
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Landscapes
- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 不必要に装置の生産性を落とすことなく、原
稿照明光の被爆時間が最大許容被爆時間を超えないよう
にし、操作者の目に対する危険性を除去する。 【構成】 プラテンカバー3の開閉状態検出手段5と、
プラテンカバー3が開状態での露光手段4の動作時間を
測定する露光動作時間測定手段6と、露光動作時間の測
定値を積算する露光動作時間積算手段7と、露光動作時
間の積算値が累積される時間枠を設定する時間枠設定手
段8と、設定された時間枠の中で上記露光動作時間積算
手段7による積算値が予め定められた許容値を超えた場
合に上記開閉状態検出手段5により検出されたプラテン
カバー3の開閉状態が開状態での上記露光手段4による
原稿1の照明動作を規制する露光動作規制手段9とを備
える。更に、露光動作規制手段9に対する強制解除手段
10や強制解除待機手段11を設けたり、各手段9〜1
1の状態表示用の表示手段12を設ける。
稿照明光の被爆時間が最大許容被爆時間を超えないよう
にし、操作者の目に対する危険性を除去する。 【構成】 プラテンカバー3の開閉状態検出手段5と、
プラテンカバー3が開状態での露光手段4の動作時間を
測定する露光動作時間測定手段6と、露光動作時間の測
定値を積算する露光動作時間積算手段7と、露光動作時
間の積算値が累積される時間枠を設定する時間枠設定手
段8と、設定された時間枠の中で上記露光動作時間積算
手段7による積算値が予め定められた許容値を超えた場
合に上記開閉状態検出手段5により検出されたプラテン
カバー3の開閉状態が開状態での上記露光手段4による
原稿1の照明動作を規制する露光動作規制手段9とを備
える。更に、露光動作規制手段9に対する強制解除手段
10や強制解除待機手段11を設けたり、各手段9〜1
1の状態表示用の表示手段12を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機等の画像形成
装置やファクシミリ等の画像読み取り装置において使用
される原稿露光装置に係り、特に、機外に漏出する原稿
照明光から操作者の目を保護する原稿露光装置の改良に
関する。
装置やファクシミリ等の画像読み取り装置において使用
される原稿露光装置に係り、特に、機外に漏出する原稿
照明光から操作者の目を保護する原稿露光装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機においては、複写すべき
原稿が原稿載置ガラス(プラテン)の上に載置され、原
稿の画像面が原稿載置ガラスの下面に配置された露光ラ
ンプからの光により照射される。そして、原稿からの反
射光は帯電された感光体上に結像されて感光体上に静電
潜像を形成する。あるいは、原稿からの反射光はイメー
ジセンサ上に結像されて電気的な画像信号に変換される
場合もある。いずれの場合にしても、原稿の画像をコン
トラストが高い状態で読み取るには十分な強度を有する
原稿照明光で原稿を照明する必要がある。
原稿が原稿載置ガラス(プラテン)の上に載置され、原
稿の画像面が原稿載置ガラスの下面に配置された露光ラ
ンプからの光により照射される。そして、原稿からの反
射光は帯電された感光体上に結像されて感光体上に静電
潜像を形成する。あるいは、原稿からの反射光はイメー
ジセンサ上に結像されて電気的な画像信号に変換される
場合もある。いずれの場合にしても、原稿の画像をコン
トラストが高い状態で読み取るには十分な強度を有する
原稿照明光で原稿を照明する必要がある。
【0003】通常の複写の場合には、原稿の裏面は原稿
圧板(プラテンカバー)により覆われるので、原稿照明
光が直接操作者の目に入ることはないが、書籍等の厚手
の原稿を複写する場合には原稿圧板を開いたままで複写
を行うことがあり、この場合には原稿の周囲から漏れた
原稿照明光が操作者の目に入って、目に障害を起こす恐
れがある。また、操作者の誤操作により、原稿載置ガラ
ス上に原稿を載置せず原稿圧板を開いたままで複写開始
ボタンを押してしまったような場合には、より強い原稿
照明光が操作者の目に入ることになる。
圧板(プラテンカバー)により覆われるので、原稿照明
光が直接操作者の目に入ることはないが、書籍等の厚手
の原稿を複写する場合には原稿圧板を開いたままで複写
を行うことがあり、この場合には原稿の周囲から漏れた
原稿照明光が操作者の目に入って、目に障害を起こす恐
れがある。また、操作者の誤操作により、原稿載置ガラ
ス上に原稿を載置せず原稿圧板を開いたままで複写開始
ボタンを押してしまったような場合には、より強い原稿
照明光が操作者の目に入ることになる。
【0004】そこで従来より、機外に漏出する原稿照明
光により操作者の目に対する危険性を除去するための装
置が種々提案されている。例えば、実公昭53−460
16号公報には、原稿圧板の開閉状態を検出し、原稿圧
板が略閉状態でなければ複写動作を行うことができない
ようにした露光安全装置が開示されている。また、実公
昭58−12176号公報には、原稿載置ガラスの下方
に引き出し可能なシート状の遮光部材を設け、複写時に
は原稿載置領域以外の領域が覆われるように遮光部材を
手で引き出して、原稿照明光が機外に漏出しないように
した複写機が開示されている。更に、特開昭59−52
230号公報には、原稿載置台(プラテン)を液晶板で
構成し、所定の露光領域のみが透明領域となるように制
御した露光領域規制装置が開示されている。
光により操作者の目に対する危険性を除去するための装
置が種々提案されている。例えば、実公昭53−460
16号公報には、原稿圧板の開閉状態を検出し、原稿圧
板が略閉状態でなければ複写動作を行うことができない
ようにした露光安全装置が開示されている。また、実公
昭58−12176号公報には、原稿載置ガラスの下方
に引き出し可能なシート状の遮光部材を設け、複写時に
は原稿載置領域以外の領域が覆われるように遮光部材を
手で引き出して、原稿照明光が機外に漏出しないように
した複写機が開示されている。更に、特開昭59−52
230号公報には、原稿載置台(プラテン)を液晶板で
構成し、所定の露光領域のみが透明領域となるように制
御した露光領域規制装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公昭
53−46016号公報に記載の装置においては、原稿
圧板が略閉状態でなければ複写動作を行うことができな
いので、書籍等を原稿として複写する場合には、頁を捲
る毎に原稿圧板を開閉しなければならず、操作が面倒に
なってしまうばかりか、特に、厚手の書籍等を複写する
場合には、原稿圧板を閉じることができず、複写が行え
ないという不都合が生じる。
53−46016号公報に記載の装置においては、原稿
圧板が略閉状態でなければ複写動作を行うことができな
いので、書籍等を原稿として複写する場合には、頁を捲
る毎に原稿圧板を開閉しなければならず、操作が面倒に
なってしまうばかりか、特に、厚手の書籍等を複写する
場合には、原稿圧板を閉じることができず、複写が行え
ないという不都合が生じる。
【0006】また、実公昭58−12176号公報に記
載の装置の場合には、原稿のサイズに合わせて遮光部材
の引出し量を変えなければならないため、操作が面倒に
なってしまうばかりか、遮光部材やその引き出し機構等
が必要となる分、装置コストも高くなってしまうという
技術的課題が生ずる。
載の装置の場合には、原稿のサイズに合わせて遮光部材
の引出し量を変えなければならないため、操作が面倒に
なってしまうばかりか、遮光部材やその引き出し機構等
が必要となる分、装置コストも高くなってしまうという
技術的課題が生ずる。
【0007】更に、特開昭59−52230号公報に記
載の装置においては、原稿照明光が機外に漏出しないよ
うにするための部材として、液晶等の電気的に透明・不
透明を制御することが可能な特殊な部材を使用する必要
があり、しかも、光源の移動に同期して透明領域を順次
移動させる上で制御回路が複雑になるので、装置コスト
が高くなってしまうという技術的課題が生ずる。
載の装置においては、原稿照明光が機外に漏出しないよ
うにするための部材として、液晶等の電気的に透明・不
透明を制御することが可能な特殊な部材を使用する必要
があり、しかも、光源の移動に同期して透明領域を順次
移動させる上で制御回路が複雑になるので、装置コスト
が高くなってしまうという技術的課題が生ずる。
【0008】ところで、短時間の被爆で、青色視感度の
減退、網膜火傷、赤外線白内障、角膜火傷等の目の障害
が発生し得る程度に原稿照明光が強力である場合には、
装置コスト、操作性を犠牲にしても、上述した各先行例
に開示されているような構成を採用して確実に漏出光を
防止することが必要である。しかしながら、通常の原稿
露光装置においては、短時間の被爆で目の障害が発生す
る程原稿照明光が強力である場合は殆どない。但し、長
期にわたる被爆から引き起こされる網膜の光化学的損傷
を確実に防止するには、原稿照明光の積算被爆量を一定
値以下に抑えることが必要になる。
減退、網膜火傷、赤外線白内障、角膜火傷等の目の障害
が発生し得る程度に原稿照明光が強力である場合には、
装置コスト、操作性を犠牲にしても、上述した各先行例
に開示されているような構成を採用して確実に漏出光を
防止することが必要である。しかしながら、通常の原稿
露光装置においては、短時間の被爆で目の障害が発生す
る程原稿照明光が強力である場合は殆どない。但し、長
期にわたる被爆から引き起こされる網膜の光化学的損傷
を確実に防止するには、原稿照明光の積算被爆量を一定
値以下に抑えることが必要になる。
【0009】例えば、ACGIH(American Conferenc
e of Govermental Industrial Hygienists:米国官庁
産業衛生士会議)発行の「1990-1991 Threshold Limit
Values for Physical Agents in the Work Environmen
t」では、波長400〜700nmの光線に対して以下
のように勧告されている。“長期にわたる青色光の被爆
から引き起こされる網膜の光化学的損傷を防ぐために、
青色光危険係数Bλで重み付けられた光源の分光放射輝
度積分値は以下を超えるべきではない。 ΣLλ・t・Bλ・Δλ≦100J・cm-2・sr-1 (t≦10000sec)……(1) ΣLλ・Bλ・Δλ≦10-2W・cm-2・sr-1 (t>10000sec)……(2) 但し、Lλは光源の分光放射輝度、Bλは青色光危険係
数、tは被爆時間、Δλは光源の各分光放射輝度に対応
する微小波長幅である。”
e of Govermental Industrial Hygienists:米国官庁
産業衛生士会議)発行の「1990-1991 Threshold Limit
Values for Physical Agents in the Work Environmen
t」では、波長400〜700nmの光線に対して以下
のように勧告されている。“長期にわたる青色光の被爆
から引き起こされる網膜の光化学的損傷を防ぐために、
青色光危険係数Bλで重み付けられた光源の分光放射輝
度積分値は以下を超えるべきではない。 ΣLλ・t・Bλ・Δλ≦100J・cm-2・sr-1 (t≦10000sec)……(1) ΣLλ・Bλ・Δλ≦10-2W・cm-2・sr-1 (t>10000sec)……(2) 但し、Lλは光源の分光放射輝度、Bλは青色光危険係
数、tは被爆時間、Δλは光源の各分光放射輝度に対応
する微小波長幅である。”
【0010】上記式(2)を満たしていれば被爆時間は
制限を受けない(逆に言えば、被爆時間が10000s
ecを超える場合はΣLλ・Bλ・Δλ≦10-2W・c
m-2・sr-1を満たす必要がある。)が、原稿露光装置
等に通常よく使用されるハロゲンランプの場合、ΣLλ
・Bλ・Δλ>10-2W・cm-2・sr-1であり、上記
式(1)を満たすように被爆時間tを制限する必要があ
る。すなわち、最大許容被爆時間tmax(sec)は tmax=100÷(ΣLλ・Bλ・Δλ)……(3) となる。尚、ACGIHの記述の中に、“Threshold Va
lues………apply to exposursin any 8-hour workday”
とあるので、ACGIHの勧告に対応するには、任意の
8時間内で、被爆時間tがtmaxを超えないように制限
する必要がある。また、上記(1)〜(3)式において
は、いずれもΣの下限が400,上限が700である。
制限を受けない(逆に言えば、被爆時間が10000s
ecを超える場合はΣLλ・Bλ・Δλ≦10-2W・c
m-2・sr-1を満たす必要がある。)が、原稿露光装置
等に通常よく使用されるハロゲンランプの場合、ΣLλ
・Bλ・Δλ>10-2W・cm-2・sr-1であり、上記
式(1)を満たすように被爆時間tを制限する必要があ
る。すなわち、最大許容被爆時間tmax(sec)は tmax=100÷(ΣLλ・Bλ・Δλ)……(3) となる。尚、ACGIHの記述の中に、“Threshold Va
lues………apply to exposursin any 8-hour workday”
とあるので、ACGIHの勧告に対応するには、任意の
8時間内で、被爆時間tがtmaxを超えないように制限
する必要がある。また、上記(1)〜(3)式において
は、いずれもΣの下限が400,上限が700である。
【0011】このような要請、すなわち、通常の原稿露
光装置では、短時間の被爆で目の障害が発生する程原稿
照明光が強力である場合はほとんどないが、長期にわた
る被爆から引き起こされる網膜の光化学的損傷は防止す
る必要があることに着目して、原稿圧板の開閉状態を検
出して原稿圧板が開状態であるときは、露光時間は同じ
であるが露光周期を通常状態より長くして、一定時間内
における漏出光による目の被爆量(積算被爆量)が所定
値以下になるように構成した原稿露光装置が開示されて
いる(例えば特開平5−249812号公報)。しか
し、この場合には、積算被爆量が操作者の目に対して危
険なレベルに近づいているか否かにかかわらず常に露光
周期を通常状態より長くするため、原稿圧板が開状態の
場合には、不必要に装置の生産性を落としてしまうとい
う不都合が生じてしまう。
光装置では、短時間の被爆で目の障害が発生する程原稿
照明光が強力である場合はほとんどないが、長期にわた
る被爆から引き起こされる網膜の光化学的損傷は防止す
る必要があることに着目して、原稿圧板の開閉状態を検
出して原稿圧板が開状態であるときは、露光時間は同じ
であるが露光周期を通常状態より長くして、一定時間内
における漏出光による目の被爆量(積算被爆量)が所定
値以下になるように構成した原稿露光装置が開示されて
いる(例えば特開平5−249812号公報)。しか
し、この場合には、積算被爆量が操作者の目に対して危
険なレベルに近づいているか否かにかかわらず常に露光
周期を通常状態より長くするため、原稿圧板が開状態の
場合には、不必要に装置の生産性を落としてしまうとい
う不都合が生じてしまう。
【0012】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ために為されたものであって、不必要に装置の生産性を
落とすことなく、原稿照明光の被爆時間が最大許容被爆
時間を超えないように原稿露光装置を制御し、操作者の
目に対する危険性を除去するようにした原稿露光装置を
提供するものである。
ために為されたものであって、不必要に装置の生産性を
落とすことなく、原稿照明光の被爆時間が最大許容被爆
時間を超えないように原稿露光装置を制御し、操作者の
目に対する危険性を除去するようにした原稿露光装置を
提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1に示すように、原稿1が載置される透明なプラテン
2と、このプラテン2を開閉自在に覆うプラテンカバー
3と、上記プラテン2の下方に配置されてプラテン2上
の原稿1を照明する露光手段4とを備えた原稿露光装置
において、上記プラテンカバー3の開閉状態を検出する
開閉状態検出手段5と、この開閉状態検出手段5により
検出されたプラテンカバー3の開閉状態が開状態での上
記露光手段4の動作時間を測定する露光動作時間測定手
段6と、この露光動作時間測定手段6による測定値を積
算する露光動作時間積算手段7と、この露光動作時間積
算手段7による積算値が累積される時間枠を設定する時
間枠設定手段8と、この時間枠設定手段8による時間枠
の中で上記露光動作時間積算手段7による積算値が予め
定められた許容値を超えた場合に上記開閉状態検出手段
5により検出されたプラテンカバー3の開閉状態が開状
態での上記露光手段4による原稿1の照明動作を規制す
る露光動作規制手段9とを備えたことを特徴とする。
図1に示すように、原稿1が載置される透明なプラテン
2と、このプラテン2を開閉自在に覆うプラテンカバー
3と、上記プラテン2の下方に配置されてプラテン2上
の原稿1を照明する露光手段4とを備えた原稿露光装置
において、上記プラテンカバー3の開閉状態を検出する
開閉状態検出手段5と、この開閉状態検出手段5により
検出されたプラテンカバー3の開閉状態が開状態での上
記露光手段4の動作時間を測定する露光動作時間測定手
段6と、この露光動作時間測定手段6による測定値を積
算する露光動作時間積算手段7と、この露光動作時間積
算手段7による積算値が累積される時間枠を設定する時
間枠設定手段8と、この時間枠設定手段8による時間枠
の中で上記露光動作時間積算手段7による積算値が予め
定められた許容値を超えた場合に上記開閉状態検出手段
5により検出されたプラテンカバー3の開閉状態が開状
態での上記露光手段4による原稿1の照明動作を規制す
る露光動作規制手段9とを備えたことを特徴とする。
【0014】このような技術的手段において、本願発明
に係る原稿露光装置は複写機等の画像形成装置のみなら
ず、画像読み取り装置に適用してもよいし、上記プラテ
ンカバー3はプラテン2を覆うものであれば、単に、プ
ラテン2上の原稿1を押さえ込む板状部材であってもよ
いし、自動原稿搬送装置が組込まれたものであってもよ
い。また、露光手段4としては、プラテン2上の原稿1
を読取る上で照明光を照射させるものであれば、プラテ
ン2の下方に沿って露光ランプ4aを移動走査させるも
のであってもよいし、また、露光ランプ4aを固定設置
し、原稿載置台としてのプラテン2を移動させてプラテ
ン2上の原稿1を相対的に走査するようにしてもよい
し、また、プラテン2の下方に一若しくは複数のフラッ
シュ光源(露光ランプ)を設置し、このフラッシュ光源
にてプラテン2全域を瞬間露光するようにしたものであ
ってもよい。
に係る原稿露光装置は複写機等の画像形成装置のみなら
ず、画像読み取り装置に適用してもよいし、上記プラテ
ンカバー3はプラテン2を覆うものであれば、単に、プ
ラテン2上の原稿1を押さえ込む板状部材であってもよ
いし、自動原稿搬送装置が組込まれたものであってもよ
い。また、露光手段4としては、プラテン2上の原稿1
を読取る上で照明光を照射させるものであれば、プラテ
ン2の下方に沿って露光ランプ4aを移動走査させるも
のであってもよいし、また、露光ランプ4aを固定設置
し、原稿載置台としてのプラテン2を移動させてプラテ
ン2上の原稿1を相対的に走査するようにしてもよい
し、また、プラテン2の下方に一若しくは複数のフラッ
シュ光源(露光ランプ)を設置し、このフラッシュ光源
にてプラテン2全域を瞬間露光するようにしたものであ
ってもよい。
【0015】更に、開閉状態検出手段5としては、プラ
テンカバー3の開閉状態を検出し得るものであれば、プ
ラテンカバー3の位置を磁気的に検出するリードスイッ
チ等の近接センサを用いたり、あるいは、プラテンカバ
ー3の位置を機械的に検出するマイクロスイッチを用い
たり、あるいは、例えばプラテンカバー3開放時に外部
光を検出する光学センサを用いる等適宜選定して差し支
えない。
テンカバー3の開閉状態を検出し得るものであれば、プ
ラテンカバー3の位置を磁気的に検出するリードスイッ
チ等の近接センサを用いたり、あるいは、プラテンカバ
ー3の位置を機械的に検出するマイクロスイッチを用い
たり、あるいは、例えばプラテンカバー3開放時に外部
光を検出する光学センサを用いる等適宜選定して差し支
えない。
【0016】また、露光動作時間測定手段6としては、
プラテンカバー3開放時における露光ランプ4aの露光
動作時間を測定するものであればよく、通常露光ランプ
4aの点灯時間を測定するようにすればよいが、例えば
プラテン2に対して露光ランプ4aを相対的に移動走査
させるタイプにあっては、露光ランプ4aが点灯して
も、実際にはホームポジションに位置し露光光がプラテ
ン2を通じて外部に漏出しない状況が起こり得るので、
露光ランプ4aからの光の被爆量をより正確に測定する
という観点からすれば、露光ランプ4aが点灯し且つプ
ラテン2に面して移動している時間を測定するようにし
てもよい。
プラテンカバー3開放時における露光ランプ4aの露光
動作時間を測定するものであればよく、通常露光ランプ
4aの点灯時間を測定するようにすればよいが、例えば
プラテン2に対して露光ランプ4aを相対的に移動走査
させるタイプにあっては、露光ランプ4aが点灯して
も、実際にはホームポジションに位置し露光光がプラテ
ン2を通じて外部に漏出しない状況が起こり得るので、
露光ランプ4aからの光の被爆量をより正確に測定する
という観点からすれば、露光ランプ4aが点灯し且つプ
ラテン2に面して移動している時間を測定するようにし
てもよい。
【0017】また、時間枠設定手段8にて設定される時
間枠については、安全基準が法制化されれば当該法制の
基準に従えばよく、また、安全基準が法制化されていな
い時点において例えば上述したACGIHの勧告のよう
な基準があれば、その基準に基づいて設定したり、ある
いは、適用する装置に対するジョブ環境を考慮して独自
に安全基準を設け、この安全基準に従って設定するよう
にしてもよい。更に、時間枠については、予め固定した
時間枠(例えば原稿露光装置の使用頻度の高い時間帯に
対応した時間枠等)を設定しても差し支えないが、時間
枠の起点、終点を所定時間毎にシフトさせ、任意の時間
枠内にて露光手段4の露光動作時間を常時監視できるよ
うにすることが好ましい。この場合において、時間枠の
起点、終点を所定時間毎にシフトさせる手段としては、
時間枠が複数の単位時間で区分された単位時間区分を設
定し、所定数(一若しくは複数)の単位時間区分毎に時
間枠の起点をシフトさせればよい。
間枠については、安全基準が法制化されれば当該法制の
基準に従えばよく、また、安全基準が法制化されていな
い時点において例えば上述したACGIHの勧告のよう
な基準があれば、その基準に基づいて設定したり、ある
いは、適用する装置に対するジョブ環境を考慮して独自
に安全基準を設け、この安全基準に従って設定するよう
にしてもよい。更に、時間枠については、予め固定した
時間枠(例えば原稿露光装置の使用頻度の高い時間帯に
対応した時間枠等)を設定しても差し支えないが、時間
枠の起点、終点を所定時間毎にシフトさせ、任意の時間
枠内にて露光手段4の露光動作時間を常時監視できるよ
うにすることが好ましい。この場合において、時間枠の
起点、終点を所定時間毎にシフトさせる手段としては、
時間枠が複数の単位時間で区分された単位時間区分を設
定し、所定数(一若しくは複数)の単位時間区分毎に時
間枠の起点をシフトさせればよい。
【0018】また、露光動作時間積算手段7としては、
プラテンカバー3開放条件下における露光手段4の露光
動作時間の合計値を算出し得るものであればよく、例え
ばタイマカウンタで連続的に計時するようにしてもよい
し、また、例えば時間枠を複数の単位時間で区分するタ
イプにおいて、メモリに各単位時間区分に対応する記憶
領域を設け、各記憶領域に露光動作時間測定手段6によ
る測定値を順次格納し、各記憶領域の測定値の総和を積
算するようにする等適宜選定することができる。特に、
メモリを使用するタイプにあっては、不揮発性メモリを
使用することが好ましく、この場合には、電源をオフし
ても、メモリ内にそれまでの露光手段4の露光動作時間
データが格納されたまま保持されるため、再度電源をオ
ンした時点で露光手段4の露光動作時間が再積算される
ことになり、時間枠内の露光手段4の露光動作時間の積
算動作が電源のオンオフと無関係に行える。
プラテンカバー3開放条件下における露光手段4の露光
動作時間の合計値を算出し得るものであればよく、例え
ばタイマカウンタで連続的に計時するようにしてもよい
し、また、例えば時間枠を複数の単位時間で区分するタ
イプにおいて、メモリに各単位時間区分に対応する記憶
領域を設け、各記憶領域に露光動作時間測定手段6によ
る測定値を順次格納し、各記憶領域の測定値の総和を積
算するようにする等適宜選定することができる。特に、
メモリを使用するタイプにあっては、不揮発性メモリを
使用することが好ましく、この場合には、電源をオフし
ても、メモリ内にそれまでの露光手段4の露光動作時間
データが格納されたまま保持されるため、再度電源をオ
ンした時点で露光手段4の露光動作時間が再積算される
ことになり、時間枠内の露光手段4の露光動作時間の積
算動作が電源のオンオフと無関係に行える。
【0019】また、露光動作規制手段9としては、時間
枠の中で露光動作時間積算手段7による積算値が予め定
められた許容値を超えた条件、言い換えれば、積算被爆
量が操作者の目に対して危険なレベルになった場合に開
閉状態検出手段5により検出されたプラテンカバー3の
開閉状態が開状態での露光手段4による原稿1の照明動
作を規制するものであれば適宜選定して差し支えない。
この場合において、露光動作規制手段9としては、例え
ば露光手段4による原稿1の照明動作を一定時間不作動
にする露光動作禁止手段であってもよいし、あるいは、
露光手段4による原稿1の照明動作の頻度を一定時間低
下させる露光動作頻度低下手段であってもよいし、ある
いは、露光手段4による原稿1の照明動作を実行する時
点で原稿照明光の被爆警告を発する警告手段であっても
よいし、あるいは、露光動作禁止手段及び警告手段又は
露光動作頻度低下手段及び警告手段の両者を含むもの等
が挙げられる。
枠の中で露光動作時間積算手段7による積算値が予め定
められた許容値を超えた条件、言い換えれば、積算被爆
量が操作者の目に対して危険なレベルになった場合に開
閉状態検出手段5により検出されたプラテンカバー3の
開閉状態が開状態での露光手段4による原稿1の照明動
作を規制するものであれば適宜選定して差し支えない。
この場合において、露光動作規制手段9としては、例え
ば露光手段4による原稿1の照明動作を一定時間不作動
にする露光動作禁止手段であってもよいし、あるいは、
露光手段4による原稿1の照明動作の頻度を一定時間低
下させる露光動作頻度低下手段であってもよいし、ある
いは、露光手段4による原稿1の照明動作を実行する時
点で原稿照明光の被爆警告を発する警告手段であっても
よいし、あるいは、露光動作禁止手段及び警告手段又は
露光動作頻度低下手段及び警告手段の両者を含むもの等
が挙げられる。
【0020】そして、露光動作規制手段9が例えば露光
手段4による原稿1の照明動作を一定時間不作動にする
露光動作禁止手段、あるいは、露光手段4による原稿1
の照明動作の頻度を一定時間低下させる露光頻度低下手
段である場合において、緊急要請(例えばプラテンカバ
ー3を開放した状態で緊急に原稿1をコピーしたいとい
うような要請、あるいは、プラテンカバー3を解放した
状態で緊急に原稿1を高速でコピーしたいというような
要請)時に対応するという観点からすれば、露光動作禁
止手段による露光手段4の不作動状態、あるいは、露光
動作頻度低下手段による露光手段4の露光動作頻度低下
状態を強制的に解除する強制解除手段10を具備させる
ことが好ましい。このとき、強制解除手段10にて露光
動作禁止手段、あるいは、露光動作頻度低下手段による
規制を常時解除できるようにしてもよいが、操作者の目
の安全性をより確実に保つという観点からすれば、上記
強制解除手段10に加えて、露光手段4の不作動状態、
あるいは、露光動作頻度低下状態を解除することが不適
当である条件下、例えばプラテンカバー3解放時にて最
大1ジョブを行うと露光手段4の露光動作時間積算値が
再び許容値を超えてしまうような条件下で上記強制解除
手段10を一時的に待機させる強制解除待機手段11を
具備させるようにすることが好ましい。
手段4による原稿1の照明動作を一定時間不作動にする
露光動作禁止手段、あるいは、露光手段4による原稿1
の照明動作の頻度を一定時間低下させる露光頻度低下手
段である場合において、緊急要請(例えばプラテンカバ
ー3を開放した状態で緊急に原稿1をコピーしたいとい
うような要請、あるいは、プラテンカバー3を解放した
状態で緊急に原稿1を高速でコピーしたいというような
要請)時に対応するという観点からすれば、露光動作禁
止手段による露光手段4の不作動状態、あるいは、露光
動作頻度低下手段による露光手段4の露光動作頻度低下
状態を強制的に解除する強制解除手段10を具備させる
ことが好ましい。このとき、強制解除手段10にて露光
動作禁止手段、あるいは、露光動作頻度低下手段による
規制を常時解除できるようにしてもよいが、操作者の目
の安全性をより確実に保つという観点からすれば、上記
強制解除手段10に加えて、露光手段4の不作動状態、
あるいは、露光動作頻度低下状態を解除することが不適
当である条件下、例えばプラテンカバー3解放時にて最
大1ジョブを行うと露光手段4の露光動作時間積算値が
再び許容値を超えてしまうような条件下で上記強制解除
手段10を一時的に待機させる強制解除待機手段11を
具備させるようにすることが好ましい。
【0021】更に、原稿露光装置の現在の状態を正確に
認知するという観点からすれば、露光動作規制手段9、
強制解除手段10又は強制解除待機手段11の状態が表
示される表示手段12を具備させることが好ましい。こ
の場合の表示内容としては、現在の状態をメッセージで
表現したり、あるいは、待ち時間を表示する等適宜選定
することができる。
認知するという観点からすれば、露光動作規制手段9、
強制解除手段10又は強制解除待機手段11の状態が表
示される表示手段12を具備させることが好ましい。こ
の場合の表示内容としては、現在の状態をメッセージで
表現したり、あるいは、待ち時間を表示する等適宜選定
することができる。
【0022】
【作用】次に、上述したような技術的手段の作用につい
て述べる。図1において、開閉状態検出手段5はプラテ
ンカバー3の開閉状態を検出し、また、露光動作時間測
定手段6は上記開閉状態検出手段5により検出されたプ
ラテンカバー3の開閉状態が開状態での露光手段4の動
作時間を測定し、更に、露光動作時間積算手段7は上記
露光動作時間測定手段6による測定値を積算すると共
に、時間枠設定手段8は上記露光動作時間積算手段7に
よる積算値が累積される時間枠を設定する。そして、露
光動作規制手段9は上記時間枠設定手段8による時間枠
の中で上記露光動作時間積算手段7による積算値が予め
定められた許容値を超えた場合に上記開閉状態検出手段
5により検出されたプラテンカバー3の開閉状態が開状
態での上記露光手段4による原稿1の照明動作を規制す
る。
て述べる。図1において、開閉状態検出手段5はプラテ
ンカバー3の開閉状態を検出し、また、露光動作時間測
定手段6は上記開閉状態検出手段5により検出されたプ
ラテンカバー3の開閉状態が開状態での露光手段4の動
作時間を測定し、更に、露光動作時間積算手段7は上記
露光動作時間測定手段6による測定値を積算すると共
に、時間枠設定手段8は上記露光動作時間積算手段7に
よる積算値が累積される時間枠を設定する。そして、露
光動作規制手段9は上記時間枠設定手段8による時間枠
の中で上記露光動作時間積算手段7による積算値が予め
定められた許容値を超えた場合に上記開閉状態検出手段
5により検出されたプラテンカバー3の開閉状態が開状
態での上記露光手段4による原稿1の照明動作を規制す
る。
【0023】今、時間枠の中で露光動作時間積算手段7
による積算値が許容値を超えていないものと仮定し、プ
ラテンカバー3を開放した状態でプラテン2上に原稿1
を位置決め載置し、露光手段4を作動させる操作を行っ
たものとすると、露光手段4はそのまま露光動作を行
い、原稿1を照明する。一方、時間枠の中で露光動作時
間積算手段7による積算値が許容値を超えているものと
仮定し、プラテンカバー3を開放した状態でプラテン2
上に原稿1を位置決め載置し、露光手段4を作動させる
操作を行ったものとすると、上記露光動作規制手段9が
露光手段による原稿1の照明動作を規制、例えば原稿照
明動作を禁止したり、原稿照明動作の頻度を低下させた
り、あるいは、原稿照明光の被爆警告を発する。
による積算値が許容値を超えていないものと仮定し、プ
ラテンカバー3を開放した状態でプラテン2上に原稿1
を位置決め載置し、露光手段4を作動させる操作を行っ
たものとすると、露光手段4はそのまま露光動作を行
い、原稿1を照明する。一方、時間枠の中で露光動作時
間積算手段7による積算値が許容値を超えているものと
仮定し、プラテンカバー3を開放した状態でプラテン2
上に原稿1を位置決め載置し、露光手段4を作動させる
操作を行ったものとすると、上記露光動作規制手段9が
露光手段による原稿1の照明動作を規制、例えば原稿照
明動作を禁止したり、原稿照明動作の頻度を低下させた
り、あるいは、原稿照明光の被爆警告を発する。
【0024】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2は本発明を適用した画像形成装置の一実施例を示す
概略断面図である。同図において、画像形成装置本体2
0の中央部にはベルト状感光体21が配設されており、
このベルト状感光体21の周囲には、帯電器22、不要
潜像除去ランプ23、現像装置24、転写帯電器25、
分離帯電器26、クリーニング装置27等が順次配置さ
れている。
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2は本発明を適用した画像形成装置の一実施例を示す
概略断面図である。同図において、画像形成装置本体2
0の中央部にはベルト状感光体21が配設されており、
このベルト状感光体21の周囲には、帯電器22、不要
潜像除去ランプ23、現像装置24、転写帯電器25、
分離帯電器26、クリーニング装置27等が順次配置さ
れている。
【0025】画像形成装置本体20の上部には、露光ラ
ンプ28、ミラー群29及び結像レンズ30等からなる
露光走査装置31が配置され、画像形成装置本体20の
上面には、原稿載置ガラス(透明なプラテン)32が設
けられている。また、画像形成装置本体20の下部には
給紙トレイ33及び給紙装置34が設けられている。更
に、画像形成装置本体20の側面には、排紙トレイ35
が取り付けられており、前記ベルト状感光体21の用紙
剥離位置すなわち分離帯電器26と排紙トレイ35との
間に搬送ベルト36及び定着器37が設けられている。
ンプ28、ミラー群29及び結像レンズ30等からなる
露光走査装置31が配置され、画像形成装置本体20の
上面には、原稿載置ガラス(透明なプラテン)32が設
けられている。また、画像形成装置本体20の下部には
給紙トレイ33及び給紙装置34が設けられている。更
に、画像形成装置本体20の側面には、排紙トレイ35
が取り付けられており、前記ベルト状感光体21の用紙
剥離位置すなわち分離帯電器26と排紙トレイ35との
間に搬送ベルト36及び定着器37が設けられている。
【0026】更にまた、画像形成装置本体20の上方に
は、原稿載置ガラス32の全面を開閉自在に覆うように
自動原稿搬送装置38が設けられている。この自動原稿
搬送装置38は、原稿を載置するための原稿トレイ3
9、この原稿トレイ39上の原稿を画像形成装置本体2
0の原稿載置ガラス32上に送り込むための原稿搬送装
置40、原稿を原稿載置ガラス32上の所定位置に搬送
し複写後の原稿を原稿排紙トレイ42に排出するプラテ
ンベルト41等を備えている。
は、原稿載置ガラス32の全面を開閉自在に覆うように
自動原稿搬送装置38が設けられている。この自動原稿
搬送装置38は、原稿を載置するための原稿トレイ3
9、この原稿トレイ39上の原稿を画像形成装置本体2
0の原稿載置ガラス32上に送り込むための原稿搬送装
置40、原稿を原稿載置ガラス32上の所定位置に搬送
し複写後の原稿を原稿排紙トレイ42に排出するプラテ
ンベルト41等を備えている。
【0027】より具体的に述べると、上記自動原稿搬送
装置38は、図3に示すように、画像形成装置本体20
の奥側(図3において左側)に設けられた回動軸43を
中心として上下に開閉可能となっている。自動原稿搬送
装置38の手前側(図3において右側)の端部下面には
磁石44が取り付けられると共に、自動原稿搬送装置3
8が閉状態にあるときに前記磁石44と相対向する画像
形成装置本体20側の位置にリードスイッチ45が設け
られており、このリードスイッチ45のオン・オフによ
り自動原稿搬送装置38の開閉状態が検出される。
装置38は、図3に示すように、画像形成装置本体20
の奥側(図3において左側)に設けられた回動軸43を
中心として上下に開閉可能となっている。自動原稿搬送
装置38の手前側(図3において右側)の端部下面には
磁石44が取り付けられると共に、自動原稿搬送装置3
8が閉状態にあるときに前記磁石44と相対向する画像
形成装置本体20側の位置にリードスイッチ45が設け
られており、このリードスイッチ45のオン・オフによ
り自動原稿搬送装置38の開閉状態が検出される。
【0028】また、画像形成装置本体20の上面から突
出して操作パネル部46が設けられており、この操作パ
ネル部46には、プリントスイッチ46aを含む各種の
指示スイッチが設けられており、更に、指示の内容や画
像形成装置本体20の動作状態を表示するためのディス
プレイ46eが設けられている。
出して操作パネル部46が設けられており、この操作パ
ネル部46には、プリントスイッチ46aを含む各種の
指示スイッチが設けられており、更に、指示の内容や画
像形成装置本体20の動作状態を表示するためのディス
プレイ46eが設けられている。
【0029】図4は上述の画像形成装置の動作を制御す
るための制御回路のブロック図を示す。同図において、
自動原稿搬送装置38の開閉状態検出用のリードスイッ
チ45の出力、露光走査装置31がホームポジションと
呼ばれる停止位置にあることを検出する停止位置センサ
47の出力が入力インタフェース48を介して中央処理
装置49に供給される。この中央処理装置49には、実
行すべきプログラムが書き込まれたROM(読み出し専
用メモリ)、作業領域等として使用されるRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)、タイマ値がセットされてタイマ
値に対応した時間が経過すると出力を発生するタイマ等
が内蔵されている。
るための制御回路のブロック図を示す。同図において、
自動原稿搬送装置38の開閉状態検出用のリードスイッ
チ45の出力、露光走査装置31がホームポジションと
呼ばれる停止位置にあることを検出する停止位置センサ
47の出力が入力インタフェース48を介して中央処理
装置49に供給される。この中央処理装置49には、実
行すべきプログラムが書き込まれたROM(読み出し専
用メモリ)、作業領域等として使用されるRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)、タイマ値がセットされてタイマ
値に対応した時間が経過すると出力を発生するタイマ等
が内蔵されている。
【0030】また、操作パネル部46に設けられたプリ
ントスイッチ46a、コピー枚数設定スイッチ46b、
コピー倍率設定スイッチ46c、原稿サイズ設定スイッ
チ46d等の各出力も入力インターフェース48を介し
て中央処理装置49に供給される。尚、実際には中央処
理装置49には、この他の各種スイッチ及びセンサから
の出力が供給されるが、説明を簡単にするため省略して
いる。
ントスイッチ46a、コピー枚数設定スイッチ46b、
コピー倍率設定スイッチ46c、原稿サイズ設定スイッ
チ46d等の各出力も入力インターフェース48を介し
て中央処理装置49に供給される。尚、実際には中央処
理装置49には、この他の各種スイッチ及びセンサから
の出力が供給されるが、説明を簡単にするため省略して
いる。
【0031】更に、中央処理装置49においては、操作
パネル部46から入力された各種の指示、及び、画像形
成装置の動作状態を検出する各種のセンサの出力に基づ
いて、画像形成装置を所定のタイミングで動作させるた
めの各種制御信号が生成される。中央処理装置49から
の制御信号は、出力インターフェース50を介して、メ
インモータ駆動回路51、露光走査装置駆動回路52、
露光ランプ電源53に供給される。メインモータ駆動回
路51は、感光体21等を回転駆動するためのメインモ
ータ54の回転を制御し、露光走査装置駆動回路52は
露光走査装置31を往復動させる走査用モータ55の回
転を制御し、露光ランプ電源53は露光ランプ28の点
滅あるいは輝度を制御する。
パネル部46から入力された各種の指示、及び、画像形
成装置の動作状態を検出する各種のセンサの出力に基づ
いて、画像形成装置を所定のタイミングで動作させるた
めの各種制御信号が生成される。中央処理装置49から
の制御信号は、出力インターフェース50を介して、メ
インモータ駆動回路51、露光走査装置駆動回路52、
露光ランプ電源53に供給される。メインモータ駆動回
路51は、感光体21等を回転駆動するためのメインモ
ータ54の回転を制御し、露光走査装置駆動回路52は
露光走査装置31を往復動させる走査用モータ55の回
転を制御し、露光ランプ電源53は露光ランプ28の点
滅あるいは輝度を制御する。
【0032】また、この実施例では、中央処理装置49
に内蔵されているRAMの一部には、自動原稿搬送装置
38開放時における露光走査装置31の露光動作時間を
積算する上で必要なメモリM1〜M122が割り付けら
れており(図9参照)、このメモリM1〜M122はバ
ッテリでバックアップされており、画像形成装置本体2
0の電源がオフとなっても内容が消えない、所謂不揮発
性メモリである。
に内蔵されているRAMの一部には、自動原稿搬送装置
38開放時における露光走査装置31の露光動作時間を
積算する上で必要なメモリM1〜M122が割り付けら
れており(図9参照)、このメモリM1〜M122はバ
ッテリでバックアップされており、画像形成装置本体2
0の電源がオフとなっても内容が消えない、所謂不揮発
性メモリである。
【0033】次に、上述の画像形成装置における処理動
作を図5〜図10を用いて説明する。図5〜図7はこの
実施例に係る画像形成装置の画像形成動作過程を示す基
本的フローチャートである。同図において、中央処理装
置49はプリントスイッチ46aの状態を常時検出して
おり、プリントスイッチ46aのオンが検出されると、
先ずリードスイッチ45の状態により自動原稿搬送装置
38の開閉状態を判別する(ステップ301)。自動原
稿搬送装置38が閉状態である場合には、中央処理装置
49はメインモータ駆動回路51を介してメインモータ
54をオンすると共に露光ランプ電源53を動作状態と
して露光ランプ28をオンする(ステップ302)。次
に、コピーサイクル基準信号をオンすると共にサイクル
タイマ値TC(例えばJIS規格A4判サイズ横送りで
1分間に60枚のコピー速度の場合にはTC=1秒、1
分間に30枚ならばTC=2秒)を中央処理装置49に
内蔵されているタイマ(図示せず)にセットする(ステ
ップ303)。次いで、露光走査装置駆動回路52を介
して走査用モータ55を往動方向に回転させ露光走査装
置31の往動を開始させる(ステップ304)。往動が
終了すると(ステップ305)、今度は走査用モータ5
5を逆転させて露光走査装置31の復動を開始させる
(ステップ306)。露光走査装置31が復動終了位置
に達したことが停止位置センサ47により検出されると
(ステップ307)、走査用モータ55をオフとし露光
走査装置31の移動を停止させる(ステップ308)。
作を図5〜図10を用いて説明する。図5〜図7はこの
実施例に係る画像形成装置の画像形成動作過程を示す基
本的フローチャートである。同図において、中央処理装
置49はプリントスイッチ46aの状態を常時検出して
おり、プリントスイッチ46aのオンが検出されると、
先ずリードスイッチ45の状態により自動原稿搬送装置
38の開閉状態を判別する(ステップ301)。自動原
稿搬送装置38が閉状態である場合には、中央処理装置
49はメインモータ駆動回路51を介してメインモータ
54をオンすると共に露光ランプ電源53を動作状態と
して露光ランプ28をオンする(ステップ302)。次
に、コピーサイクル基準信号をオンすると共にサイクル
タイマ値TC(例えばJIS規格A4判サイズ横送りで
1分間に60枚のコピー速度の場合にはTC=1秒、1
分間に30枚ならばTC=2秒)を中央処理装置49に
内蔵されているタイマ(図示せず)にセットする(ステ
ップ303)。次いで、露光走査装置駆動回路52を介
して走査用モータ55を往動方向に回転させ露光走査装
置31の往動を開始させる(ステップ304)。往動が
終了すると(ステップ305)、今度は走査用モータ5
5を逆転させて露光走査装置31の復動を開始させる
(ステップ306)。露光走査装置31が復動終了位置
に達したことが停止位置センサ47により検出されると
(ステップ307)、走査用モータ55をオフとし露光
走査装置31の移動を停止させる(ステップ308)。
【0034】次に、コピー枚数がコピー枚数設定スイッ
チ46bにより設定された枚数に達した否かが判断され
(ステップ309)、達していない場合には、タイマに
セットされたタイマ値TCが経過するのを待って(ステ
ップ310)ステップ303に戻る。設定された枚数分
の画像形成が終了すると、メインモータ54及び露光ラ
ンプ28がオフとされ(ステップ311)画像形成動作
が終了する。
チ46bにより設定された枚数に達した否かが判断され
(ステップ309)、達していない場合には、タイマに
セットされたタイマ値TCが経過するのを待って(ステ
ップ310)ステップ303に戻る。設定された枚数分
の画像形成が終了すると、メインモータ54及び露光ラ
ンプ28がオフとされ(ステップ311)画像形成動作
が終了する。
【0035】一方、ステップ301で自動原稿搬送装置
38が開状態である場合には、中央処理装置49は禁止
フラグ(後述する図8、図10参照)がセットされてい
るか否かを判断し(ステップ312)、セットされてい
ない場合には、前述した自動原稿搬送装置38の閉状態
での動作(ステップ302〜ステップ309)と同様の
動作を行なう(ステップ402〜ステップ409)。ス
テップ409でコピー枚数が設定された枚数に達してい
ない場合には、タイマにセットされたタイマ値TCが経
過した後(ステップ410)、メモリM121から記憶
内容Tを読み出し(ステップ412)TにTCを加えた
値を新たにTとして(ステップ413)メモリM121
に格納し(ステップ414)、ステップ403に戻る。
設定された枚数分の画像形成が終了すると、メインモー
タ54及び露光ランプ28がオフとされ(ステップ41
1)画像形成動作が終了すると共に、メモリM121の
内容をT←T+TCとして更新する(ステップ415〜
ステップ417)。つまり、画像形成動作中の露光ラン
プ28の点灯時間が測定されメモリM121に格納され
ることになる。
38が開状態である場合には、中央処理装置49は禁止
フラグ(後述する図8、図10参照)がセットされてい
るか否かを判断し(ステップ312)、セットされてい
ない場合には、前述した自動原稿搬送装置38の閉状態
での動作(ステップ302〜ステップ309)と同様の
動作を行なう(ステップ402〜ステップ409)。ス
テップ409でコピー枚数が設定された枚数に達してい
ない場合には、タイマにセットされたタイマ値TCが経
過した後(ステップ410)、メモリM121から記憶
内容Tを読み出し(ステップ412)TにTCを加えた
値を新たにTとして(ステップ413)メモリM121
に格納し(ステップ414)、ステップ403に戻る。
設定された枚数分の画像形成が終了すると、メインモー
タ54及び露光ランプ28がオフとされ(ステップ41
1)画像形成動作が終了すると共に、メモリM121の
内容をT←T+TCとして更新する(ステップ415〜
ステップ417)。つまり、画像形成動作中の露光ラン
プ28の点灯時間が測定されメモリM121に格納され
ることになる。
【0036】以上のように、露光動作時間の測定処理部
は、自動原稿搬送装置38が開状態である場合のみ画像
形成動作中の露光走査装置31の露光動作時間、この実
施例では、露光ランプ28の点灯時間を測定しメモリM
121に格納する。
は、自動原稿搬送装置38が開状態である場合のみ画像
形成動作中の露光走査装置31の露光動作時間、この実
施例では、露光ランプ28の点灯時間を測定しメモリM
121に格納する。
【0037】また、図8〜図10は中央処理装置49の
露光動作時間積算処理部、すなわち、自動原稿搬送装置
38を開放した状態での露光走査装置31の露光動作時
間を積算する処理部の動作を示すフローチャートであ
る。
露光動作時間積算処理部、すなわち、自動原稿搬送装置
38を開放した状態での露光走査装置31の露光動作時
間を積算する処理部の動作を示すフローチャートであ
る。
【0038】今、画像形成装置本体20の電源がオンさ
れると、先ずメモリM122から内容αが読み出される
(ステップ101)。αは電源がオフされる直前までの
タイマ値T1の経過時間である。次に、タイマ値T1から
αを引き(ステップ102)、その結果がタイマ値TM
としてセットされる(ステップ103)。そして、βs
ec経過後(ステップ104)、TM−βが計算されて
TM=0か否かが判断される(ステップ105、ステッ
プ106)。ここで、TM=0のときはα=0とされ
(ステップ107)、後述するタイムアップ処理サブル
ーチン(ステップ108)、禁止フラグ処理サブルーチ
ン(ステップ109)が実行された後、タイマ値T1が
タイマ値TMとしてセットされる(ステップ110、ス
テップ103)。一方、ステップ106でTM=0でな
いときは、αにβが加算され(ステップ111)、その
結果がαとしてメモリM122に格納された後(ステッ
プ112)ステップ104に戻る。
れると、先ずメモリM122から内容αが読み出される
(ステップ101)。αは電源がオフされる直前までの
タイマ値T1の経過時間である。次に、タイマ値T1から
αを引き(ステップ102)、その結果がタイマ値TM
としてセットされる(ステップ103)。そして、βs
ec経過後(ステップ104)、TM−βが計算されて
TM=0か否かが判断される(ステップ105、ステッ
プ106)。ここで、TM=0のときはα=0とされ
(ステップ107)、後述するタイムアップ処理サブル
ーチン(ステップ108)、禁止フラグ処理サブルーチ
ン(ステップ109)が実行された後、タイマ値T1が
タイマ値TMとしてセットされる(ステップ110、ス
テップ103)。一方、ステップ106でTM=0でな
いときは、αにβが加算され(ステップ111)、その
結果がαとしてメモリM122に格納された後(ステッ
プ112)ステップ104に戻る。
【0039】図9はタイムアップ処理サブルーチンの具
体例を示す。同図において、タイムアップ処理サブルー
チンは、メモリM2の内容をメモリM1へ(ステップ1
13)、メモリM3の内容をメモリM2へ(ステップ1
14)、以下、M4をM3へ、M5をM4へ……M11
9をM118へ、M120をM119へ、M121をM
120へ移動させた後(ステップ115、ステップ11
6……ステップ230、ステップ231、ステップ23
2)、メモリM121とメモリM122に0を入れ(ス
テップ233、ステップ234)、最後にメモリM1か
らメモリM120の内容の総和tを計算して(ステップ
235)終了する。尚、メモリM121には、上述した
中央処理装置49における露光動作時間の測定処理部に
よる最新の測定値が記憶されている。
体例を示す。同図において、タイムアップ処理サブルー
チンは、メモリM2の内容をメモリM1へ(ステップ1
13)、メモリM3の内容をメモリM2へ(ステップ1
14)、以下、M4をM3へ、M5をM4へ……M11
9をM118へ、M120をM119へ、M121をM
120へ移動させた後(ステップ115、ステップ11
6……ステップ230、ステップ231、ステップ23
2)、メモリM121とメモリM122に0を入れ(ス
テップ233、ステップ234)、最後にメモリM1か
らメモリM120の内容の総和tを計算して(ステップ
235)終了する。尚、メモリM121には、上述した
中央処理装置49における露光動作時間の測定処理部に
よる最新の測定値が記憶されている。
【0040】図10は禁止フラグ処理サブルーチンの具
体例を示す。同図において、禁止フラグ処理サブルーチ
ンは、前述のタイムアップ処理サブルーチンで求めた総
和tをtmax1と比較し(ステップ236)、t>tmax1
なら禁止フラグをセットし(ステップ237)サブルー
チンを終了する。t≦tmax1なら、禁止フラグがセット
されているか否かを判断し(ステップ238)、セット
されていてかつt=0の場合は禁止フラグをクリアして
サブルーチンを終了する(ステップ239、ステップ2
40)。尚、tmax1は、前述した最大許容被爆時間tma
xに対して、tmax1+T1<tmaxを満たす値に設定され
ている。これは、総和tの計算は時間T1毎に行なわれ
るので、最大許容被爆時間tmaxに対して時間T1だけ余
裕をもっている必要があることによる。また、ステップ
238で禁止フラグがセットされていない場合は、何も
せずにサブルーチンを終了する。尚、セットされた禁止
フラグは画像形成装置本体20の電源がオフされてもク
リアされないようになっている。
体例を示す。同図において、禁止フラグ処理サブルーチ
ンは、前述のタイムアップ処理サブルーチンで求めた総
和tをtmax1と比較し(ステップ236)、t>tmax1
なら禁止フラグをセットし(ステップ237)サブルー
チンを終了する。t≦tmax1なら、禁止フラグがセット
されているか否かを判断し(ステップ238)、セット
されていてかつt=0の場合は禁止フラグをクリアして
サブルーチンを終了する(ステップ239、ステップ2
40)。尚、tmax1は、前述した最大許容被爆時間tma
xに対して、tmax1+T1<tmaxを満たす値に設定され
ている。これは、総和tの計算は時間T1毎に行なわれ
るので、最大許容被爆時間tmaxに対して時間T1だけ余
裕をもっている必要があることによる。また、ステップ
238で禁止フラグがセットされていない場合は、何も
せずにサブルーチンを終了する。尚、セットされた禁止
フラグは画像形成装置本体20の電源がオフされてもク
リアされないようになっている。
【0041】上述した露光動作時間積算手段の動作は、
画像形成中であるか否かにかかわらず繰り返し行われ
る。すなわち、画像形成装置本体20の電源がオンされ
ている間は繰り返し行われる。特に、この実施例では、
メモリM1〜M122として不揮発性メモリが用いられ
ているため、仮に、画像形成装置本体20の電源が何ら
かの理由でオフされた後にオンされたとしても、メモリ
M1〜M122の内容はそのまま保持されており、積算
動作は画像形成装置本体20の電源のオンオフ動作と無
関係に継続して行われる。
画像形成中であるか否かにかかわらず繰り返し行われ
る。すなわち、画像形成装置本体20の電源がオンされ
ている間は繰り返し行われる。特に、この実施例では、
メモリM1〜M122として不揮発性メモリが用いられ
ているため、仮に、画像形成装置本体20の電源が何ら
かの理由でオフされた後にオンされたとしても、メモリ
M1〜M122の内容はそのまま保持されており、積算
動作は画像形成装置本体20の電源のオンオフ動作と無
関係に継続して行われる。
【0042】ここで、前述したタイムアップ処理サブル
ーチンが実行された瞬間のメモリM1からメモリM12
0の記憶内容を整理すると以下のようである。メモリM
120には、時間T1前までの露光動作時間の測定処理
部による測定値、すなわち露光ランプ28の露光動作時
間が、メモリM119には時間T1から2×T1前までの
露光ランプ28の露光動作時間が、メモリM118には
時間2×T1から3×T1前までの露光ランプ28の露光
動作時間が、以下同様に、メモリM117には時間3×
T1から4×T1、……メモリM2には時間118×T1
から119×T1、メモリM1には時間119×T1から
120×T1前までの露光ランプ28の露光動作時間が
記憶されている。従って、メモリM1からメモリM12
0までの記憶内容の総和tは、時間120×T1前まで
の露光動作時間の測定処理部による測定値の積算値、す
なわち時間120×T1前までの自動原稿搬送装置38
の開状態での露光ランプ28の動作時間の積算値とな
る。例えば、タイマ値T1が240秒であれば、120
×T1は28800秒(=8時間)となる。従って、メ
モリM1からメモリM120までの記憶内容の総和tは
8時間前までの自動原稿搬送装置38が開状態での露光
ランプ28の動作時間の積算値、つまり一定時間内(8
時間)に操作者の目に入り得る積算被爆時間となる。
ーチンが実行された瞬間のメモリM1からメモリM12
0の記憶内容を整理すると以下のようである。メモリM
120には、時間T1前までの露光動作時間の測定処理
部による測定値、すなわち露光ランプ28の露光動作時
間が、メモリM119には時間T1から2×T1前までの
露光ランプ28の露光動作時間が、メモリM118には
時間2×T1から3×T1前までの露光ランプ28の露光
動作時間が、以下同様に、メモリM117には時間3×
T1から4×T1、……メモリM2には時間118×T1
から119×T1、メモリM1には時間119×T1から
120×T1前までの露光ランプ28の露光動作時間が
記憶されている。従って、メモリM1からメモリM12
0までの記憶内容の総和tは、時間120×T1前まで
の露光動作時間の測定処理部による測定値の積算値、す
なわち時間120×T1前までの自動原稿搬送装置38
の開状態での露光ランプ28の動作時間の積算値とな
る。例えば、タイマ値T1が240秒であれば、120
×T1は28800秒(=8時間)となる。従って、メ
モリM1からメモリM120までの記憶内容の総和tは
8時間前までの自動原稿搬送装置38が開状態での露光
ランプ28の動作時間の積算値、つまり一定時間内(8
時間)に操作者の目に入り得る積算被爆時間となる。
【0043】更に、図5において、ステップ312で禁
止フラグがセットされている場合、すなわち、時間12
0×T1前までの自動原稿搬送装置38の開状態での露
光ランプ28の露光動作時間の積算値tが、tmax1を超
えている場合、または、tmax1を超えてから所定時間経
過していない場合(120×T1時間経過しておらず、
t>0の場合)には、中央処理装置49は画像形成動作
を開始せずに(ステップ313)、操作パネル部46の
ディスプレイ46e上に、自動原稿搬送装置38の開状
態でのコピー作業はできない旨のメッセージ表示を行な
う(ステップ314)。
止フラグがセットされている場合、すなわち、時間12
0×T1前までの自動原稿搬送装置38の開状態での露
光ランプ28の露光動作時間の積算値tが、tmax1を超
えている場合、または、tmax1を超えてから所定時間経
過していない場合(120×T1時間経過しておらず、
t>0の場合)には、中央処理装置49は画像形成動作
を開始せずに(ステップ313)、操作パネル部46の
ディスプレイ46e上に、自動原稿搬送装置38の開状
態でのコピー作業はできない旨のメッセージ表示を行な
う(ステップ314)。
【0044】また、表示内容として、積算値tを利用し
て、あとどれくらいの時間が経過すれば自動原稿搬送装
置38の開状態でのコピー作業が可能となるかを計算
し、待ち時間を表示するようにしてもよい。
て、あとどれくらいの時間が経過すれば自動原稿搬送装
置38の開状態でのコピー作業が可能となるかを計算
し、待ち時間を表示するようにしてもよい。
【0045】以上のように、自動原稿搬送装置38の開
状態での露光ランプ28の動作時間の積算値tが、tma
x1を超えている場合、または、tmax1を超えてから所定
時間経過していない場合には、自動原稿搬送装置38が
開状態での画像形成動作は行なうことはできないので、
一定時間内(例えば8時間)での積算被爆時間は最大許
容被爆時間tmaxを超えることはなくなり、操作者の目
に対する危険性を除去することができる。
状態での露光ランプ28の動作時間の積算値tが、tma
x1を超えている場合、または、tmax1を超えてから所定
時間経過していない場合には、自動原稿搬送装置38が
開状態での画像形成動作は行なうことはできないので、
一定時間内(例えば8時間)での積算被爆時間は最大許
容被爆時間tmaxを超えることはなくなり、操作者の目
に対する危険性を除去することができる。
【0046】この実施例の変形例としては種々考えられ
るが、例えば以下のようなものを挙げることができる。
例えば、この実施例では、禁止フラグ処理サブルーチン
(図10参照)のステップ239、ステップ240に示
されているように、積算値tがt=0になったとき、禁
止フラグのクリア、すなわち自動原稿搬送装置38が開
状態での露光ランプ18による照明動作の不作動状態が
解除されるようになっており、タイマ値T1が240秒
であれば、120×T1=28800秒(=8時間)経
過しないとt=0にならない。この条件で不都合がある
場合には、禁止フラグのクリア条件を、t=0になった
ときだけでなく、t<tmax2になったとき(tmax2は、
0<tmax2<tmax1を満たす任意の値で、例えばtmax1
の半分)に変更してもよい。
るが、例えば以下のようなものを挙げることができる。
例えば、この実施例では、禁止フラグ処理サブルーチン
(図10参照)のステップ239、ステップ240に示
されているように、積算値tがt=0になったとき、禁
止フラグのクリア、すなわち自動原稿搬送装置38が開
状態での露光ランプ18による照明動作の不作動状態が
解除されるようになっており、タイマ値T1が240秒
であれば、120×T1=28800秒(=8時間)経
過しないとt=0にならない。この条件で不都合がある
場合には、禁止フラグのクリア条件を、t=0になった
ときだけでなく、t<tmax2になったとき(tmax2は、
0<tmax2<tmax1を満たす任意の値で、例えばtmax1
の半分)に変更してもよい。
【0047】また、この実施例においては、メモリM1
〜M122として不揮発性メモリを用いているが、これ
に限られるものではなく、メモリM1〜M122として
揮発性メモリを用いる場合には、仮に、画像形成装置本
体20の電源が何らかの理由でオフされた後にオンされ
ると、オフされる直前までに記憶されていたメモリM1
〜M122の内容がクリアされ、総和tが0になり、再
度オンされた時点から再積算が始まることになる。従っ
て、仮に、オフされる直前での総和tがtmax1にかなり
近かった場合には、実質的には、総和tが略2×tmax1
になったときに禁止フラグがセットされることとなり、
最大許容被爆時間tmaxを超えてしまう懸念がある。こ
れは、操作者の目に対する危険性を除去するという目的
から考えて、どのような場合にも万全を期しておく必要
があると考えると好ましいことではなく、メモリM1〜
M122を揮発性メモリとする場合には、tmax1はtma
xに対して十分に小さい値(例えば(1/2)tmax)に
設定しておく必要がある。
〜M122として不揮発性メモリを用いているが、これ
に限られるものではなく、メモリM1〜M122として
揮発性メモリを用いる場合には、仮に、画像形成装置本
体20の電源が何らかの理由でオフされた後にオンされ
ると、オフされる直前までに記憶されていたメモリM1
〜M122の内容がクリアされ、総和tが0になり、再
度オンされた時点から再積算が始まることになる。従っ
て、仮に、オフされる直前での総和tがtmax1にかなり
近かった場合には、実質的には、総和tが略2×tmax1
になったときに禁止フラグがセットされることとなり、
最大許容被爆時間tmaxを超えてしまう懸念がある。こ
れは、操作者の目に対する危険性を除去するという目的
から考えて、どのような場合にも万全を期しておく必要
があると考えると好ましいことではなく、メモリM1〜
M122を揮発性メモリとする場合には、tmax1はtma
xに対して十分に小さい値(例えば(1/2)tmax)に
設定しておく必要がある。
【0048】◎実施例2 この実施例に係る画像形成装置の基本的構成は実施例1
と略同様であるが、実施例1と異なり、例えば図4に仮
想線で示すように、操作パネル部46に、自動原稿搬送
装置38が開状態である条件下で露光ランプ28による
照明動作の不作動状態が解除される解除スイッチ46f
を設け、図11に示すように、解除スイッチ46fの入
力があった場合で、t<tmax1−Kを満たしているとき
に禁止フラグをクリアし(ステップ315,316,3
17)、自動原稿搬送装置38が開状態での画像形成動
作が実施可能になるように構成したものである。尚、図
11において、ステップ301,312,313,31
4は図5のものと同様であり、また、A,Bは夫々図
6,図7に相当するルーチンへ移行することを示す。
と略同様であるが、実施例1と異なり、例えば図4に仮
想線で示すように、操作パネル部46に、自動原稿搬送
装置38が開状態である条件下で露光ランプ28による
照明動作の不作動状態が解除される解除スイッチ46f
を設け、図11に示すように、解除スイッチ46fの入
力があった場合で、t<tmax1−Kを満たしているとき
に禁止フラグをクリアし(ステップ315,316,3
17)、自動原稿搬送装置38が開状態での画像形成動
作が実施可能になるように構成したものである。尚、図
11において、ステップ301,312,313,31
4は図5のものと同様であり、また、A,Bは夫々図
6,図7に相当するルーチンへ移行することを示す。
【0049】この実施例において、上記Kの値について
は適宜選定し得るが、上記Kの値を例えばコピー設定ス
イッチ46bで設定できる最大コピー枚数(例えば99
9枚)の画像形成に要する時間に設定しておけば、その
最大枚数分だけは、自動原稿搬送装置38が開状態での
露光ランプ28による照明動作の不作動状態が一時的に
解除されることになる。
は適宜選定し得るが、上記Kの値を例えばコピー設定ス
イッチ46bで設定できる最大コピー枚数(例えば99
9枚)の画像形成に要する時間に設定しておけば、その
最大枚数分だけは、自動原稿搬送装置38が開状態での
露光ランプ28による照明動作の不作動状態が一時的に
解除されることになる。
【0050】◎実施例3 この実施例に係る画像形成装置の基本的構成は実施例1
と略同様であるが、自動原稿搬送装置38の開状態にお
ける露光走査装置31の露光動作時間の測定処理が実施
例1と異なる。すなわち、実施例1では、露光走査装置
31の露光ランプ28の点灯時間をそのまま測定してい
たが、この実施例では、図12に示すように、例えば自
動原稿搬送装置38の開閉状態検出用のリードスイッチ
45からの信号(例えば自動原稿搬送装置38が開状態
においてハイレベル信号)、露光ランプ28の点灯信号
(例えば点灯時にハイレベル信号)及び露光ランプ28
がホームポジション側に位置する原稿載置ガラス32の
エッジを通過したことを検出するエッジ位置センサ60
からの位置信号(例えばホームポジションに位置してい
た露光ランプ28が往動時にエッジ位置センサ60を通
過するとハイレベル信号になり、原稿載置ガラス32面
に沿って露光走査を行い、復動時にエッジ位置センサ6
0を通過するとローレベル信号になる)をアンドゲート
61を介して露光動作時間の測定処理部62に入力し、
アンドゲート61のハイレベル出力動作時間を露光動作
時間として測定するものである。
と略同様であるが、自動原稿搬送装置38の開状態にお
ける露光走査装置31の露光動作時間の測定処理が実施
例1と異なる。すなわち、実施例1では、露光走査装置
31の露光ランプ28の点灯時間をそのまま測定してい
たが、この実施例では、図12に示すように、例えば自
動原稿搬送装置38の開閉状態検出用のリードスイッチ
45からの信号(例えば自動原稿搬送装置38が開状態
においてハイレベル信号)、露光ランプ28の点灯信号
(例えば点灯時にハイレベル信号)及び露光ランプ28
がホームポジション側に位置する原稿載置ガラス32の
エッジを通過したことを検出するエッジ位置センサ60
からの位置信号(例えばホームポジションに位置してい
た露光ランプ28が往動時にエッジ位置センサ60を通
過するとハイレベル信号になり、原稿載置ガラス32面
に沿って露光走査を行い、復動時にエッジ位置センサ6
0を通過するとローレベル信号になる)をアンドゲート
61を介して露光動作時間の測定処理部62に入力し、
アンドゲート61のハイレベル出力動作時間を露光動作
時間として測定するものである。
【0051】この実施例によれば、露光ランプ28が点
灯していても、例えば露光ランプ28が原稿載置ガラス
32に面した位置に到達していない場合のように、露光
ランプ28からの照明光が外部に漏出しない場合の点灯
時間については、露光動作時間として測定されないた
め、露光ランプ28の照明光のうち外部に漏出する時間
だけを正確に測定することが可能になり、その分、測定
された露光動作時間の積算値が極めて正確なものにな
り、露光走査装置31の露光動作を不必要に規制する事
態は有効に回避される。
灯していても、例えば露光ランプ28が原稿載置ガラス
32に面した位置に到達していない場合のように、露光
ランプ28からの照明光が外部に漏出しない場合の点灯
時間については、露光動作時間として測定されないた
め、露光ランプ28の照明光のうち外部に漏出する時間
だけを正確に測定することが可能になり、その分、測定
された露光動作時間の積算値が極めて正確なものにな
り、露光走査装置31の露光動作を不必要に規制する事
態は有効に回避される。
【0052】◎実施例4 この実施例に係る画像形成装置の基本的構成は実施例3
と略同様であるが、この画像形成装置における処理動作
が実施例3と異なるものになっている。尚、実施例3と
同様の構成要素(実施例1と共通の構成要素をも含む)
については実施例3と同様の符号を付してここではその
詳細な説明を省略する。次に、この実施例に係る画像形
成装置における処理動作を図13〜図17を用いて説明
する。図13〜図16はこの実施例に係る画像形成装置
の画像形成動作過程を示す基本的フローチャートであ
る。同図において、中央処理装置49はプリントスイッ
チ46aの状態を常時検出しており、プリントスイッチ
46aのオンが検出されると、先ずリードスイッチ45
の状態により自動原稿搬送装置38の開閉状態を判別す
る(ステップ301)。自動原稿搬送装置38が閉状態
である場合には、中央処理装置49はメインモータ駆動
回路51を介してメインモータ54をオンすると共に露
光ランプ電源53を動作状態として露光ランプ28をオ
ンする(ステップ302)。次に、コピーサイクル基準
信号をオンすると共にサイクルタイマ値TCにタイマ値
TC1(例えばJIS規格A4判サイズ横送りで1分間に
60枚のコピー速度の場合にはTC1=1秒、1分間に3
0枚ならばTC1=2秒)を入れ中央処理装置49に内蔵
されているタイマ(図示せず)にセットする(ステップ
303)。次いで、露光走査装置駆動回路52を介して
走査用モータ55を往動方向に回転させ露光走査装置3
1の往動を開始させる(ステップ304)。往動が終了
すると(ステップ305)、今度は走査用モータ55を
逆転させて露光走査装置31の復動を開始させる(ステ
ップ306)。露光走査装置31が復動終了位置に達し
たことが停止位置センサ47により検出されると(ステ
ップ307)、走査用モータ55をオフとし露光走査装
置31の移動を停止させる(ステップ308)。
と略同様であるが、この画像形成装置における処理動作
が実施例3と異なるものになっている。尚、実施例3と
同様の構成要素(実施例1と共通の構成要素をも含む)
については実施例3と同様の符号を付してここではその
詳細な説明を省略する。次に、この実施例に係る画像形
成装置における処理動作を図13〜図17を用いて説明
する。図13〜図16はこの実施例に係る画像形成装置
の画像形成動作過程を示す基本的フローチャートであ
る。同図において、中央処理装置49はプリントスイッ
チ46aの状態を常時検出しており、プリントスイッチ
46aのオンが検出されると、先ずリードスイッチ45
の状態により自動原稿搬送装置38の開閉状態を判別す
る(ステップ301)。自動原稿搬送装置38が閉状態
である場合には、中央処理装置49はメインモータ駆動
回路51を介してメインモータ54をオンすると共に露
光ランプ電源53を動作状態として露光ランプ28をオ
ンする(ステップ302)。次に、コピーサイクル基準
信号をオンすると共にサイクルタイマ値TCにタイマ値
TC1(例えばJIS規格A4判サイズ横送りで1分間に
60枚のコピー速度の場合にはTC1=1秒、1分間に3
0枚ならばTC1=2秒)を入れ中央処理装置49に内蔵
されているタイマ(図示せず)にセットする(ステップ
303)。次いで、露光走査装置駆動回路52を介して
走査用モータ55を往動方向に回転させ露光走査装置3
1の往動を開始させる(ステップ304)。往動が終了
すると(ステップ305)、今度は走査用モータ55を
逆転させて露光走査装置31の復動を開始させる(ステ
ップ306)。露光走査装置31が復動終了位置に達し
たことが停止位置センサ47により検出されると(ステ
ップ307)、走査用モータ55をオフとし露光走査装
置31の移動を停止させる(ステップ308)。
【0053】次に、コピー枚数がコピー枚数設定スイッ
チ46bにより設定された枚数に達した否かが判断され
(ステップ309)、達していない場合には、タイマに
セットされたタイマ値TCが経過するのを待って(ステ
ップ310)ステップ303に戻る。設定された枚数分
の画像形成が終了すると、メインモータ54及び露光ラ
ンプ28がオフとされ(ステップ311)画像形成動作
が終了する。
チ46bにより設定された枚数に達した否かが判断され
(ステップ309)、達していない場合には、タイマに
セットされたタイマ値TCが経過するのを待って(ステ
ップ310)ステップ303に戻る。設定された枚数分
の画像形成が終了すると、メインモータ54及び露光ラ
ンプ28がオフとされ(ステップ311)画像形成動作
が終了する。
【0054】一方、ステップ301で自動原稿搬送装置
38が開状態である場合には、中央処理装置49は露光
動作変更フラグ(後述する図18、図19参照)がセッ
トされているか否かを判断し(ステップ312)、セッ
トされていない場合には、前述した自動原稿搬送装置3
8の閉状態での動作(ステップ302〜ステップ30
9)と同様の動作を行なう(ステップ402〜ステップ
409)。ステップ409でコピー枚数が設定された枚
数に達していない場合には、タイマにセットされたタイ
マ値TCが経過した後(ステップ410)、メモリM1
21から記憶内容T4を読み出し(ステップ412)T4
にT3を加えた値を新たにT4として(ステップ413)
メモリM121に格納し(ステップ414)、ステップ
403に戻る。設定された枚数分の画像形成が終了する
と、メインモータ54及び露光ランプ28がオフとされ
(ステップ411)画像形成動作が終了すると共に、メ
モリM121の内容をT4←T4+T3として更新する
(ステップ415〜ステップ417)。
38が開状態である場合には、中央処理装置49は露光
動作変更フラグ(後述する図18、図19参照)がセッ
トされているか否かを判断し(ステップ312)、セッ
トされていない場合には、前述した自動原稿搬送装置3
8の閉状態での動作(ステップ302〜ステップ30
9)と同様の動作を行なう(ステップ402〜ステップ
409)。ステップ409でコピー枚数が設定された枚
数に達していない場合には、タイマにセットされたタイ
マ値TCが経過した後(ステップ410)、メモリM1
21から記憶内容T4を読み出し(ステップ412)T4
にT3を加えた値を新たにT4として(ステップ413)
メモリM121に格納し(ステップ414)、ステップ
403に戻る。設定された枚数分の画像形成が終了する
と、メインモータ54及び露光ランプ28がオフとされ
(ステップ411)画像形成動作が終了すると共に、メ
モリM121の内容をT4←T4+T3として更新する
(ステップ415〜ステップ417)。
【0055】ここで、T3は露光動作1周期内、つまり
時間TC内での漏出光発生時間であり、ここでは、原稿
載置ガラス22上に原稿がない状態、すなわち最悪の条
件における漏出光発生状態について図12,図17を用
いて説明する。初期状態(停止状態)においては、図1
2に示すように、露光走査装置31の露光ランプ28
は、原稿載置ガラス32の外側の上部カバー48の下方
に位置している。従って、この状態で露光ランプ28が
オンになっても露光ランプ28からの光は上部カバー4
8で遮られ、漏出光が発生することはない(図17
(e)、t0〜t5参照)。ところが、露光走査装置31
が住動を開始し、露光ランプ28が原稿載置ガラス32
の範囲内に入ると、この時原稿は無いので、露光ランプ
28からの光は原稿載置ガラス32を通過して機外に漏
出する(図17(e)、t5〜t6参照)。この漏出光
は、露光走査装置31が復動して上部カバー48の下方
に入り込むまで続く。露光動作1周期内での漏出光発生
時間T3は露光走査装置31の往復動時間T2より短い。
これは先に説明したように、図12に示すように、露光
走査装置31の露光ランプ28の停止位置が原稿載置ガ
ラス32より奥に入った位置であり、往動開始からのあ
る時間(t1〜t5)と、復動終了前のある時間(t6〜
t3)は、漏出光が上部カバー48により遮られるから
である。
時間TC内での漏出光発生時間であり、ここでは、原稿
載置ガラス22上に原稿がない状態、すなわち最悪の条
件における漏出光発生状態について図12,図17を用
いて説明する。初期状態(停止状態)においては、図1
2に示すように、露光走査装置31の露光ランプ28
は、原稿載置ガラス32の外側の上部カバー48の下方
に位置している。従って、この状態で露光ランプ28が
オンになっても露光ランプ28からの光は上部カバー4
8で遮られ、漏出光が発生することはない(図17
(e)、t0〜t5参照)。ところが、露光走査装置31
が住動を開始し、露光ランプ28が原稿載置ガラス32
の範囲内に入ると、この時原稿は無いので、露光ランプ
28からの光は原稿載置ガラス32を通過して機外に漏
出する(図17(e)、t5〜t6参照)。この漏出光
は、露光走査装置31が復動して上部カバー48の下方
に入り込むまで続く。露光動作1周期内での漏出光発生
時間T3は露光走査装置31の往復動時間T2より短い。
これは先に説明したように、図12に示すように、露光
走査装置31の露光ランプ28の停止位置が原稿載置ガ
ラス32より奥に入った位置であり、往動開始からのあ
る時間(t1〜t5)と、復動終了前のある時間(t6〜
t3)は、漏出光が上部カバー48により遮られるから
である。
【0056】つまり、画像形成動作中に漏出光発生時間
が測定されメモリM121に格納されることになる。以
上のように、露光動作時間の測定処理部は、自動原稿搬
送装置38が開状態である場合のみ画像形成動作中の露
光走査装置31の露光動作時間、この実施例では、露光
ランプ28の点灯し且つ原稿載置ガラス32に面して移
動する時間を測定してメモリM121に格納する。
が測定されメモリM121に格納されることになる。以
上のように、露光動作時間の測定処理部は、自動原稿搬
送装置38が開状態である場合のみ画像形成動作中の露
光走査装置31の露光動作時間、この実施例では、露光
ランプ28の点灯し且つ原稿載置ガラス32に面して移
動する時間を測定してメモリM121に格納する。
【0057】また、図18は中央処理装置49の露光動
作時間積算処理部、すなわち、自動原稿搬送装置38を
開放した状態での露光走査装置31の露光動作時間を積
算する処理部の動作を示すフローチャートである。
作時間積算処理部、すなわち、自動原稿搬送装置38を
開放した状態での露光走査装置31の露光動作時間を積
算する処理部の動作を示すフローチャートである。
【0058】今、画像形成装置本体20の電源がオンさ
れると、先ずメモリM122から内容αが読み出される
(ステップ101)。αは電源がオフされる直前までの
タイマ値T1の経過時間である。次に、タイマ値T1から
αを引き(ステップ102)、その結果がタイマ値TM
としてセットされる(ステップ103)。そして、βs
ec経過後(ステップ104)、TM−βが計算されて
TM=0か否かが判断される(ステップ105、ステッ
プ106)。ここで、TM=0のときはα=0とされ
(ステップ107)、後述するタイムアップ処理サブル
ーチン(ステップ108)、露光動作変更処理サブルー
チン(ステップ109)が実行された後、タイマ値T1
がタイマ値TMとしてセットされる(ステップ110、
ステップ103)。一方、ステップ106でTM=0で
ないときは、αにβが加算され(ステップ111)、そ
の結果がαとしてメモリM122に格納された後(ステ
ップ112)ステップ104に戻る。
れると、先ずメモリM122から内容αが読み出される
(ステップ101)。αは電源がオフされる直前までの
タイマ値T1の経過時間である。次に、タイマ値T1から
αを引き(ステップ102)、その結果がタイマ値TM
としてセットされる(ステップ103)。そして、βs
ec経過後(ステップ104)、TM−βが計算されて
TM=0か否かが判断される(ステップ105、ステッ
プ106)。ここで、TM=0のときはα=0とされ
(ステップ107)、後述するタイムアップ処理サブル
ーチン(ステップ108)、露光動作変更処理サブルー
チン(ステップ109)が実行された後、タイマ値T1
がタイマ値TMとしてセットされる(ステップ110、
ステップ103)。一方、ステップ106でTM=0で
ないときは、αにβが加算され(ステップ111)、そ
の結果がαとしてメモリM122に格納された後(ステ
ップ112)ステップ104に戻る。
【0059】この実施例において、タイムアップ処理サ
ブルーチンの具体例としては例えば図9のものが用いら
れる。
ブルーチンの具体例としては例えば図9のものが用いら
れる。
【0060】図19は露光動作変更処理サブルーチンの
具体例を示す。同図において、露光動作変更処理サブル
ーチンは、前述のタイムアップ処理サブルーチンで求め
た総和tをtmax1と比較し(ステップ236)、t>t
max1なら露光動作変更フラグをセットし(ステップ23
7)サブルーチンを終了する。t≦tmax1なら、露光動
作変更フラグがセットされているか否かを判断し(ステ
ップ238)、セットされていてかつt=0の場合は露
光動作変更フラグをクリアしてサブルーチンを終了する
(ステップ239、ステップ240)。尚、tmax1は、
前述した最大許容被爆時間tmaxに対して、tmax1+
(T1/TC1)×T3=tmaxを満たす値に設定されてい
る。
具体例を示す。同図において、露光動作変更処理サブル
ーチンは、前述のタイムアップ処理サブルーチンで求め
た総和tをtmax1と比較し(ステップ236)、t>t
max1なら露光動作変更フラグをセットし(ステップ23
7)サブルーチンを終了する。t≦tmax1なら、露光動
作変更フラグがセットされているか否かを判断し(ステ
ップ238)、セットされていてかつt=0の場合は露
光動作変更フラグをクリアしてサブルーチンを終了する
(ステップ239、ステップ240)。尚、tmax1は、
前述した最大許容被爆時間tmaxに対して、tmax1+
(T1/TC1)×T3=tmaxを満たす値に設定されてい
る。
【0061】また、ステップ238で露光動作変更フラ
グがセットされていない場合は、何もせずにサブルーチ
ンを終了する。尚、セットされた露光動作変更フラグは
画像形成装置本体20の電源がオフされてもクリアされ
ないようになっている。
グがセットされていない場合は、何もせずにサブルーチ
ンを終了する。尚、セットされた露光動作変更フラグは
画像形成装置本体20の電源がオフされてもクリアされ
ないようになっている。
【0062】上述した露光動作時間積算手段の動作は、
画像形成中であるか否かにかかわらず繰り返し行われ
る。すなわち、画像形成装置本体20の電源がオンされ
ている間は繰り返し行われる。特に、この実施例では、
メモリM1〜M122として不揮発性メモリが用いられ
ているため、仮に、画像形成装置本体20の電源が何ら
かの理由でオフされた後にオンされたとしても、メモリ
M1〜M122の内容はそのまま保持されており、積算
動作は画像形成装置本体20の電源のオンオフ動作と無
関係に継続して行われる。
画像形成中であるか否かにかかわらず繰り返し行われ
る。すなわち、画像形成装置本体20の電源がオンされ
ている間は繰り返し行われる。特に、この実施例では、
メモリM1〜M122として不揮発性メモリが用いられ
ているため、仮に、画像形成装置本体20の電源が何ら
かの理由でオフされた後にオンされたとしても、メモリ
M1〜M122の内容はそのまま保持されており、積算
動作は画像形成装置本体20の電源のオンオフ動作と無
関係に継続して行われる。
【0063】ここで、前述したタイムアップ処理サブル
ーチンが実行された瞬間のメモリM1からメモリM12
0の記憶内容を整理すると以下のようである。メモリM
120には、時間T1前までの露光動作時間の測定処理
部による測定値、すなわち漏出光発生時間が、メモリM
119には時間T1から2×T1前までの漏出光発生時間
が、メモリM118には時間2×T1から3×T1前まで
の漏出光発生時間が、以下同様に、メモリM117には
時間3×T1から4×T1、……メモリM2には時間11
8×T1から119×T1、メモリM1には時間119×
T1から120×T1前までの漏出光発生時間が記憶され
ている。従って、メモリM1からメモリM120までの
記憶内容の総和tは、時間120×T1前までの露光動
作時間の測定処理部による測定値の積算値、すなわち時
間120×T1前までの自動原稿搬送装置38の開状態
での漏出光発生時間の積算値となる。例えば、タイマ値
T1が240秒であれば、120×T1は28800秒
(=8時間)となる。従って、メモリM1からメモリM
120までの記憶内容の総和tは8時間前までの自動原
稿搬送装置38が開状態での漏出光発生時間の積算値、
つまり一定時間内(8時間)に操作者の目に入り得る積
算被爆時間となる。
ーチンが実行された瞬間のメモリM1からメモリM12
0の記憶内容を整理すると以下のようである。メモリM
120には、時間T1前までの露光動作時間の測定処理
部による測定値、すなわち漏出光発生時間が、メモリM
119には時間T1から2×T1前までの漏出光発生時間
が、メモリM118には時間2×T1から3×T1前まで
の漏出光発生時間が、以下同様に、メモリM117には
時間3×T1から4×T1、……メモリM2には時間11
8×T1から119×T1、メモリM1には時間119×
T1から120×T1前までの漏出光発生時間が記憶され
ている。従って、メモリM1からメモリM120までの
記憶内容の総和tは、時間120×T1前までの露光動
作時間の測定処理部による測定値の積算値、すなわち時
間120×T1前までの自動原稿搬送装置38の開状態
での漏出光発生時間の積算値となる。例えば、タイマ値
T1が240秒であれば、120×T1は28800秒
(=8時間)となる。従って、メモリM1からメモリM
120までの記憶内容の総和tは8時間前までの自動原
稿搬送装置38が開状態での漏出光発生時間の積算値、
つまり一定時間内(8時間)に操作者の目に入り得る積
算被爆時間となる。
【0064】更に、図13において、ステップ312で
露光動作変更フラグがセットされている場合、すなわ
ち、時間120×T1前までの自動原稿搬送装置38の
開状態での漏出光発生時間の積算値tが、tmax1を超え
ている場合、または、tmax1を超えてから所定時間経過
していない場合(120×T1時間経過しておらず、t
>0の場合)には、中央処理装置49は、操作パネル部
46のディスプレイ46e上に、自動原稿搬送装置38
が開状態における露光動作頻度の低下、すなわちコピー
スピードが低下している旨のメッセージ表示を行う(ス
テップ313)。
露光動作変更フラグがセットされている場合、すなわ
ち、時間120×T1前までの自動原稿搬送装置38の
開状態での漏出光発生時間の積算値tが、tmax1を超え
ている場合、または、tmax1を超えてから所定時間経過
していない場合(120×T1時間経過しておらず、t
>0の場合)には、中央処理装置49は、操作パネル部
46のディスプレイ46e上に、自動原稿搬送装置38
が開状態における露光動作頻度の低下、すなわちコピー
スピードが低下している旨のメッセージ表示を行う(ス
テップ313)。
【0065】また、表示内容として、積算値tを利用し
て、あとどれくらいの時間が経過すれば自動原稿搬送装
置38の開状態でのコピースピードが通常のスピードに
復帰するかを計算し表示するようにしてもよい。
て、あとどれくらいの時間が経過すれば自動原稿搬送装
置38の開状態でのコピースピードが通常のスピードに
復帰するかを計算し表示するようにしてもよい。
【0066】その後、中央処理装置49は、サイクルタ
イマ値TCにタイマ値TC2を入れ(ステップ503)、
あとは前述した露光動作変更フラグがセットされていな
い場合と同じ動作を行う(図16参照、ステップ502
〜517)。
イマ値TCにタイマ値TC2を入れ(ステップ503)、
あとは前述した露光動作変更フラグがセットされていな
い場合と同じ動作を行う(図16参照、ステップ502
〜517)。
【0067】ここで、タイマ値TC2は、図20のタイミ
ングチャートに示すように、露光動作変更フラグがセッ
トされていない場合のタイマ値TC1より長くしている。
その他の露光走査装置21の往復動時間T2、露光動作
1周期内での漏出光発生時間T3は、図17に示す露光
動作変更フラグがセットされていない場合と同じであ
る。
ングチャートに示すように、露光動作変更フラグがセッ
トされていない場合のタイマ値TC1より長くしている。
その他の露光走査装置21の往復動時間T2、露光動作
1周期内での漏出光発生時間T3は、図17に示す露光
動作変更フラグがセットされていない場合と同じであ
る。
【0068】次に、露光動作変更フラグがセットされて
いる場合のタイマ値TC2を露光動作変更フラグがセット
されていない場合のタイマ値TC1より長く設定すること
の必要性について具体的に説明する。tmax1は最大許容
被爆時間tmaxに対してtmax1+(T1/TC1)×T3=
tmaxとなるように設定されており、前述した露光動作
変更処理サブルーチンが実行され、露光動作時間積算手
段の積算値tがtmax1を越えて露光動作変更フラグがセ
ットされた直後の状態では、次のT1の期間内に許容さ
れる被爆時間t’は、最小でtmax−t、最大で(T1/
TC1)×T3となる。従って、露光動作変更フラグがセ
ットされている場合には、(T1/TC2)×T3≦t’を
満たすようにタイマ値TC2が決定される。
いる場合のタイマ値TC2を露光動作変更フラグがセット
されていない場合のタイマ値TC1より長く設定すること
の必要性について具体的に説明する。tmax1は最大許容
被爆時間tmaxに対してtmax1+(T1/TC1)×T3=
tmaxとなるように設定されており、前述した露光動作
変更処理サブルーチンが実行され、露光動作時間積算手
段の積算値tがtmax1を越えて露光動作変更フラグがセ
ットされた直後の状態では、次のT1の期間内に許容さ
れる被爆時間t’は、最小でtmax−t、最大で(T1/
TC1)×T3となる。従って、露光動作変更フラグがセ
ットされている場合には、(T1/TC2)×T3≦t’を
満たすようにタイマ値TC2が決定される。
【0069】以上のように、自動原稿搬送装置38の開
閉状態での漏出光発生時間の積算値tが、tmax1を超え
ている場合、または、tmax1を超えてから所定時間経過
していない場合には、自動原稿搬送装置38の開閉状態
が開状態で画像形成動作を行なう時は、通常状態と露光
時間は同じであるが露光周期を長くするように制御され
るので、一定時間内(例えば8時間)での積算被爆時間
は最大許容被爆時間tmaxを超えることはなくなり、操
作者の目に対する危険性は確実に除去される。
閉状態での漏出光発生時間の積算値tが、tmax1を超え
ている場合、または、tmax1を超えてから所定時間経過
していない場合には、自動原稿搬送装置38の開閉状態
が開状態で画像形成動作を行なう時は、通常状態と露光
時間は同じであるが露光周期を長くするように制御され
るので、一定時間内(例えば8時間)での積算被爆時間
は最大許容被爆時間tmaxを超えることはなくなり、操
作者の目に対する危険性は確実に除去される。
【0070】この実施例の変形例としては種々考えられ
るが、例えば以下のようなものを挙げることができる。
例えば、この実施例では、露光動作変更処理サブルーチ
ン(図19参照)のステップ239、ステップ240に
示されているように、積算値tがt=0になったとき、
露光動作変更フラグのクリア、すなわち自動原稿搬送装
置38が開状態での露光動作頻度低下状態が解除される
ようになっており、タイマ値T1が240秒であれば、
120×T1=28800秒(=8時間)経過しないと
t=0にならない。この条件で不都合がある場合には、
露光動作変更フラグのクリア条件を、t=0になったと
きだけでなく、t<tmax2になったとき(tmax2は、0
<tmax2<tmax1を満たす任意の値で、例えばtmax1の
半分)に変更してもよい。
るが、例えば以下のようなものを挙げることができる。
例えば、この実施例では、露光動作変更処理サブルーチ
ン(図19参照)のステップ239、ステップ240に
示されているように、積算値tがt=0になったとき、
露光動作変更フラグのクリア、すなわち自動原稿搬送装
置38が開状態での露光動作頻度低下状態が解除される
ようになっており、タイマ値T1が240秒であれば、
120×T1=28800秒(=8時間)経過しないと
t=0にならない。この条件で不都合がある場合には、
露光動作変更フラグのクリア条件を、t=0になったと
きだけでなく、t<tmax2になったとき(tmax2は、0
<tmax2<tmax1を満たす任意の値で、例えばtmax1の
半分)に変更してもよい。
【0071】また、この実施例においては、メモリM1
〜M122として不揮発性メモリを用いているが、これ
に限られるものではなく、メモリM1〜M122として
揮発性メモリを用いる場合には、仮に、画像形成装置本
体20の電源が何らかの理由でオフされた後にオンされ
ると、オフされる直前までに記憶されていたメモリM1
〜M122の内容がクリアされ、総和tが0になり、再
度オンされた時点から再積算が始まることになる。従っ
て、仮に、オフされる直前での総和tがtmax1にかなり
近かった場合には、実質的には、総和tが略2×tmax1
になったときに露光動作変更フラグがセットされること
となり、最大許容被爆時間tmaxを超えてしまう懸念が
ある。これは、操作者の目に対する危険性を除去すると
いう目的から考えて、どのような場合にも万全を期して
おく必要があると考えると好ましいことではなく、メモ
リM1〜M122を揮発性メモリとする場合には、tma
x1はtmaxに対して十分に小さい値(例えば(1/2)
tmax)に設定しておく必要がある。
〜M122として不揮発性メモリを用いているが、これ
に限られるものではなく、メモリM1〜M122として
揮発性メモリを用いる場合には、仮に、画像形成装置本
体20の電源が何らかの理由でオフされた後にオンされ
ると、オフされる直前までに記憶されていたメモリM1
〜M122の内容がクリアされ、総和tが0になり、再
度オンされた時点から再積算が始まることになる。従っ
て、仮に、オフされる直前での総和tがtmax1にかなり
近かった場合には、実質的には、総和tが略2×tmax1
になったときに露光動作変更フラグがセットされること
となり、最大許容被爆時間tmaxを超えてしまう懸念が
ある。これは、操作者の目に対する危険性を除去すると
いう目的から考えて、どのような場合にも万全を期して
おく必要があると考えると好ましいことではなく、メモ
リM1〜M122を揮発性メモリとする場合には、tma
x1はtmaxに対して十分に小さい値(例えば(1/2)
tmax)に設定しておく必要がある。
【0072】◎実施例5 この実施例に係る画像形成装置の基本的構成は実施例4
と略同様であるが、実施例4と異なり、例えば図4に仮
想線で示すように、操作パネル部46に、自動原稿搬送
装置38が開状態である条件下で露光ランプ28による
照明動作の頻度低下状態が解除される解除スイッチ46
fを設け、図21に示すように、解除スイッチ46fの
入力があった場合で、t<tmax1−Kを満たしていると
きに露光動作変更フラグをクリアし(ステップ314,
315,316)、自動原稿搬送装置38が開状態での
画像形成動作が通常状態で実施可能になるように構成し
たものである。尚、図21において、ステップ301,
312は図13のものと同様であり、また、A,B,C
は夫々図14,図15,図16に相当するルーチンへ移
行することを示す。
と略同様であるが、実施例4と異なり、例えば図4に仮
想線で示すように、操作パネル部46に、自動原稿搬送
装置38が開状態である条件下で露光ランプ28による
照明動作の頻度低下状態が解除される解除スイッチ46
fを設け、図21に示すように、解除スイッチ46fの
入力があった場合で、t<tmax1−Kを満たしていると
きに露光動作変更フラグをクリアし(ステップ314,
315,316)、自動原稿搬送装置38が開状態での
画像形成動作が通常状態で実施可能になるように構成し
たものである。尚、図21において、ステップ301,
312は図13のものと同様であり、また、A,B,C
は夫々図14,図15,図16に相当するルーチンへ移
行することを示す。
【0073】この実施例において、上記Kの値について
は適宜選定し得るが、上記Kの値を例えばコピー設定ス
イッチ46bで設定できる最大コピー枚数(例えば99
9枚)の画像形成に要する時間に設定しておけば、その
最大枚数分だけは、自動原稿搬送装置38が開状態での
露光ランプ28による照明動作の頻度低下状態が一時的
に解除されることになる。
は適宜選定し得るが、上記Kの値を例えばコピー設定ス
イッチ46bで設定できる最大コピー枚数(例えば99
9枚)の画像形成に要する時間に設定しておけば、その
最大枚数分だけは、自動原稿搬送装置38が開状態での
露光ランプ28による照明動作の頻度低下状態が一時的
に解除されることになる。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
る原稿露光装置によれば、プラテンカバーが開状態での
露光手段の動作時間を測定及び積算し、所定の時間枠内
にて全積算値が予め定められた許容値を超えた条件下で
プラテンカバーが開状態での露光手段による露光動作を
規制するようにしたので、面倒な操作を行なうことな
く、一定時間内に露光手段による原稿照明光のうち外部
に漏出する積算被爆量が操作者の目に対して危険レベル
に到達した事実を容易に把握でき、操作者の目に対する
危険性を除去することができる。
る原稿露光装置によれば、プラテンカバーが開状態での
露光手段の動作時間を測定及び積算し、所定の時間枠内
にて全積算値が予め定められた許容値を超えた条件下で
プラテンカバーが開状態での露光手段による露光動作を
規制するようにしたので、面倒な操作を行なうことな
く、一定時間内に露光手段による原稿照明光のうち外部
に漏出する積算被爆量が操作者の目に対して危険レベル
に到達した事実を容易に把握でき、操作者の目に対する
危険性を除去することができる。
【0075】また、この発明によれば、所定の時間枠内
にて全積算値が予め定められた許容値を超えるまでは、
プラテンカバーが開状態での露光手段による露光動作を
通常に行えるようにしたので、例えば特開平5−249
812号のように、常に露光周期を通常状態よりも長く
するタイプに比べて、不必要に装置の生産性が落ちると
いう懸念は全くない。
にて全積算値が予め定められた許容値を超えるまでは、
プラテンカバーが開状態での露光手段による露光動作を
通常に行えるようにしたので、例えば特開平5−249
812号のように、常に露光周期を通常状態よりも長く
するタイプに比べて、不必要に装置の生産性が落ちると
いう懸念は全くない。
【0076】特に、露光動作規制手段として、露光手段
による原稿の照明動作が一定時間不作動になる露光動作
禁止手段を用いるようにすれば、特別な装置等を新たに
設けることなく、操作者の目に対する危険性を確実に除
去することができる。また、露光動作規制手段として、
露光手段による原稿の照明動作の頻度が一定時間低下す
る露光動作頻度低下手段を用いるようにすれば、特別な
装置等を新たに設けることなく、原稿露光操作を常時可
能な状態に保ちながら、操作者の目に対する危険性を確
実に除去することができる。更に、露光動作規制手段と
して、原稿照明光の被爆警告が発せられる警告手段を用
いるようにすれば、操作者はプラテンカバーが開状態で
の原稿露光操作が危険であることを正確に認知すること
ができる。
による原稿の照明動作が一定時間不作動になる露光動作
禁止手段を用いるようにすれば、特別な装置等を新たに
設けることなく、操作者の目に対する危険性を確実に除
去することができる。また、露光動作規制手段として、
露光手段による原稿の照明動作の頻度が一定時間低下す
る露光動作頻度低下手段を用いるようにすれば、特別な
装置等を新たに設けることなく、原稿露光操作を常時可
能な状態に保ちながら、操作者の目に対する危険性を確
実に除去することができる。更に、露光動作規制手段と
して、原稿照明光の被爆警告が発せられる警告手段を用
いるようにすれば、操作者はプラテンカバーが開状態で
の原稿露光操作が危険であることを正確に認知すること
ができる。
【0077】更に、露光動作規制手段として、露光手段
による原稿の照明動作が一定時間不作動になる露光動作
禁止手段を用いた態様において、露光動作禁止手段によ
る露光手段の不作動状態が強制的に解除される強制解除
手段を設けるようにすれば、プラテンカバー開状態での
原稿照明動作が禁止された状況下においても、操作者の
意思に基づいてプラテンカバー開状態での原稿照明動作
を再開させることが可能になり、緊急時におけるプラテ
ンカバー開状態での原稿露光操作を容易に実現すること
ができる。特に、露光手段の不作動状態を解除すること
が不適当である条件下で上記強制解除手段が一時的に待
機される強制解除待機手段を設けるようにすれば、緊急
時におけるプラテンカバー開状態での原稿露光操作を実
現しながら、操作者の目の安全性を確実に維持すること
ができる。
による原稿の照明動作が一定時間不作動になる露光動作
禁止手段を用いた態様において、露光動作禁止手段によ
る露光手段の不作動状態が強制的に解除される強制解除
手段を設けるようにすれば、プラテンカバー開状態での
原稿照明動作が禁止された状況下においても、操作者の
意思に基づいてプラテンカバー開状態での原稿照明動作
を再開させることが可能になり、緊急時におけるプラテ
ンカバー開状態での原稿露光操作を容易に実現すること
ができる。特に、露光手段の不作動状態を解除すること
が不適当である条件下で上記強制解除手段が一時的に待
機される強制解除待機手段を設けるようにすれば、緊急
時におけるプラテンカバー開状態での原稿露光操作を実
現しながら、操作者の目の安全性を確実に維持すること
ができる。
【0078】また、露光動作規制手段として、露光手段
による原稿の照明動作の頻度が一定時間低下する露光動
作頻度低下手段を用いた態様において、露光動作頻度低
下手段による露光手段の原稿照明動作頻度低下状態が強
制的に解除される強制解除手段を設けるようにすれば、
プラテンカバー開状態での原稿照明動作頻度が低下され
た状況下においても、操作者の意思に基づいてプラテン
カバー開状態での原稿照明動作頻度低下状態を解除させ
ることが可能になり、緊急時におけるプラテンカバー開
状態での原稿露光操作を生産性を落とさず実現すること
ができる。特に、露光手段の原稿照明動作頻度低下状態
を解除することが不適当である条件下で上記強制解除手
段が一時的に待機される強制解除待機手段を設けるよう
にすれば、緊急時におけるプラテンカバー開状態での原
稿露光操作を生産性を落とさずに実現しながら、操作者
の目の安全性を確実に維持することができる。
による原稿の照明動作の頻度が一定時間低下する露光動
作頻度低下手段を用いた態様において、露光動作頻度低
下手段による露光手段の原稿照明動作頻度低下状態が強
制的に解除される強制解除手段を設けるようにすれば、
プラテンカバー開状態での原稿照明動作頻度が低下され
た状況下においても、操作者の意思に基づいてプラテン
カバー開状態での原稿照明動作頻度低下状態を解除させ
ることが可能になり、緊急時におけるプラテンカバー開
状態での原稿露光操作を生産性を落とさず実現すること
ができる。特に、露光手段の原稿照明動作頻度低下状態
を解除することが不適当である条件下で上記強制解除手
段が一時的に待機される強制解除待機手段を設けるよう
にすれば、緊急時におけるプラテンカバー開状態での原
稿露光操作を生産性を落とさずに実現しながら、操作者
の目の安全性を確実に維持することができる。
【0079】また、上述した露光動作規制手段、強制解
除手段又は強制解除待機手段の状態が表示される表示手
段を設けるようにすれば、原稿露光装置の状態がどのよ
うな状態にあるかをより確実に認知することができる。
除手段又は強制解除待機手段の状態が表示される表示手
段を設けるようにすれば、原稿露光装置の状態がどのよ
うな状態にあるかをより確実に認知することができる。
【0080】また、露光動作時間測定手段として、露光
手段を構成する露光ランプの点灯時間を測定するように
すれば、装置構成の簡略化を図ることが可能である。一
方、露光動作時間測定手段として、移動走査型の露光手
段を構成する露光ランプが点灯し且つプラテンに面して
移動する時間を測定するようにすれば、プラテンカバー
開状態での露光手段の原稿照明光のうち外部に漏出する
時間を正確に測定することが可能になり、その分、無駄
な露光動作の規制を回避することができる。
手段を構成する露光ランプの点灯時間を測定するように
すれば、装置構成の簡略化を図ることが可能である。一
方、露光動作時間測定手段として、移動走査型の露光手
段を構成する露光ランプが点灯し且つプラテンに面して
移動する時間を測定するようにすれば、プラテンカバー
開状態での露光手段の原稿照明光のうち外部に漏出する
時間を正確に測定することが可能になり、その分、無駄
な露光動作の規制を回避することができる。
【0081】また、露光動作時間積算手段として、時間
枠が複数の単位時間で区分された単位時間区分に対応し
た各記憶領域に露光動作時間測定手段の測定値が順次格
納される不揮発性メモリを備え、各記憶領域の測定値の
総和を積算するようにしたものを用いれば、所定数の単
位時間区分を適宜シフトさせることにより任意の時間枠
を設定でき、しかも、電源のオン・オフと無関係に露光
動作時間の測定値を保持することができるため、電源の
オン・オフと無関係に、任意の時間枠においてプラテン
カバー開状態での原稿照明時間を常時監視することがで
きる。
枠が複数の単位時間で区分された単位時間区分に対応し
た各記憶領域に露光動作時間測定手段の測定値が順次格
納される不揮発性メモリを備え、各記憶領域の測定値の
総和を積算するようにしたものを用いれば、所定数の単
位時間区分を適宜シフトさせることにより任意の時間枠
を設定でき、しかも、電源のオン・オフと無関係に露光
動作時間の測定値を保持することができるため、電源の
オン・オフと無関係に、任意の時間枠においてプラテン
カバー開状態での原稿照明時間を常時監視することがで
きる。
【図1】 この発明に係る原稿露光装置の構成を示す説
明図である。
明図である。
【図2】 この発明が適用された画像形成装置の実施例
1を示す説明図である。
1を示す説明図である。
【図3】 実施例1に係る画像形成装置の自動原稿搬送
装置の開閉構造を示す説明図である。
装置の開閉構造を示す説明図である。
【図4】 実施例1に係る画像形成装置のコントロール
系を示すブロック図である。
系を示すブロック図である。
【図5】 実施例1に係る画像形成装置の画像形成動作
過程を示すフローチャートである。
過程を示すフローチャートである。
【図6】 図5のA以下のルーチンを示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】 図5のB以下のルーチンを示すフローチャー
トである。
トである。
【図8】 実施例1に係る露光動作時間の積算処理部の
処理内容を示すフローチャートである。
処理内容を示すフローチャートである。
【図9】 図8のタイムアップ処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図10】 図8の禁止フラグ処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図11】 実施例2に係る画像形成装置の画像形成動
作過程を示すフローチャートである。
作過程を示すフローチャートである。
【図12】 実施例3に係る画像形成装置の露光動作時
間の測定処理系を示す説明図である。
間の測定処理系を示す説明図である。
【図13】 実施例4に係る画像形成装置の画像形成動
作過程を示すフローチャートである。
作過程を示すフローチャートである。
【図14】 図13のA以下のルーチンを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図15】 図13のB以下のルーチンを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図16】 図13のC以下のルーチンを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図17】 実施例4に係る画像形成装置の画像形成動
作を示すタイミングチャートである。
作を示すタイミングチャートである。
【図18】 実施例4に係る露光動作時間の積算処理部
の処理内容を示すフローチャートである。
の処理内容を示すフローチャートである。
【図19】 図18の露光動作変更処理のサブルーチン
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図20】 露光動作変更フラグがセットされている場
合の実施例4に係る画像形成装置の画像形成動作を示す
タイミングチャートである。
合の実施例4に係る画像形成装置の画像形成動作を示す
タイミングチャートである。
【図21】 実施例5に係る画像形成装置の画像形成動
作過程を示すフローチャートである。
作過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1…原稿,2…プラテン,3…プラテンカバー,4…露
光手段,4a…露光ランプ,5…開閉状態検出手段,6
…露光動作時間測定手段,7…露光動作時間積算手段,
8…時間枠設定手段,9…露光動作規制手段,10…強
制解除手段,11…強制解除待機手段,12…表示手段
光手段,4a…露光ランプ,5…開閉状態検出手段,6
…露光動作時間測定手段,7…露光動作時間積算手段,
8…時間枠設定手段,9…露光動作規制手段,10…強
制解除手段,11…強制解除待機手段,12…表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/04 21/14
Claims (10)
- 【請求項1】 原稿(1)が載置される透明なプラテン
(2)と、このプラテン(2)を開閉自在に覆うプラテ
ンカバー(3)と、上記プラテン(2)の下方に配置さ
れてプラテン(2)上の原稿(1)を照明する露光手段
(4)とを備えた原稿露光装置において、上記プラテン
カバー(3)の開閉状態を検出する開閉状態検出手段
(5)と、この開閉状態検出手段(5)により検出され
たプラテンカバー(3)の開閉状態が開状態での上記露
光手段(4)の動作時間を測定する露光動作時間測定手
段(6)と、この露光動作時間測定手段(6)による測
定値を積算する露光動作時間積算手段(7)と、この露
光動作時間積算手段(7)による積算値が累積される時
間枠を設定する時間枠設定手段(8)と、この時間枠設
定手段(8)による時間枠の中で上記露光動作時間積算
手段(7)による積算値が予め定められた許容値を超え
た場合に上記開閉状態検出手段(5)により検出された
プラテンカバー(3)の開閉状態が開状態での上記露光
手段(4)による原稿(1)の照明動作を規制する露光
動作規制手段(9)とを備えたことを特徴とする原稿露
光装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、露光動作
規制手段(9)は上記露光手段(4)による原稿(1)
の照明動作を一定時間不作動にする露光動作禁止手段で
あることを特徴とする原稿露光装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、露光動作
規制手段(9)は上記露光手段(4)による原稿(1)
の照明動作の頻度を一定時間低下させる露光動作頻度低
下手段であることを特徴とする原稿露光装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、露光動作
規制手段(9)は上記露光手段(4)による原稿(1)
の照明動作を実行する時点で原稿照明光の被爆警告を発
する警告手段であることを特徴とする原稿露光装置。 - 【請求項5】 請求項1記載のものにおいて、露光動作
規制手段(9)による露光動作規制状態を強制的に解除
する強制解除手段(10)を備えたことを特徴とする原
稿露光装置。 - 【請求項6】 請求項1記載のものにおいて、露光動作
規制手段(9)による露光動作規制状態を強制的に解除
する強制解除手段(10)と、露光動作規制手段(9)
による露光動作規制状態を解除することが不適当である
条件下で上記強制解除手段(10)を一時的に待機させ
る強制解除待機手段(11)とを備えたことを特徴とす
ることを特徴とする原稿露光装置 - 【請求項7】 請求項2ないし6いずれかに記載のもの
において、露光動作規制手段(9)、強制解除手段(1
0)又は強制解除待機手段(11)の状態が表示される
表示手段(12)を備えたことを特徴とする原稿露光装
置。 - 【請求項8】 請求項1記載のものにおいて、露光動作
時間測定手段(6)は、露光手段(4)を構成する露光
ランプ(4a)の点灯時間を測定するものであることを
特徴とする原稿露光装置。 - 【請求項9】 請求項1記載のもののうち露光手段
(4)がプラテン(2)面に沿って相対的に移動する露
光ランプ(4a)を有するタイプにおいて、露光動作時
間測定手段(6)は、露光ランプが点灯し且つプラテン
(2)に面して移動する時間を測定するものであること
を特徴とする原稿露光装置。 - 【請求項10】 請求項1記載のものにおいて、露光動
作時間積算手段(7)は、時間枠が複数の単位時間で区
分された単位時間区分に対応した各記憶領域に露光動作
時間測定手段(6)による測定値が順次格納される不揮
発性メモリを備え、各記憶領域の測定値の総和を積算す
るものであることを特徴とする原稿露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10059895A JP3569999B2 (ja) | 1994-05-31 | 1995-03-31 | 原稿露光装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14107094 | 1994-05-31 | ||
JP6-141070 | 1994-05-31 | ||
JP10059895A JP3569999B2 (ja) | 1994-05-31 | 1995-03-31 | 原稿露光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0850338A true JPH0850338A (ja) | 1996-02-20 |
JP3569999B2 JP3569999B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=26441593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10059895A Expired - Fee Related JP3569999B2 (ja) | 1994-05-31 | 1995-03-31 | 原稿露光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3569999B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0866597A2 (en) * | 1997-03-19 | 1998-09-23 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Image scanning device |
FR2786352A1 (fr) * | 1998-11-24 | 2000-05-26 | Ar2I Sa Analyses Rech Et Innov | Appareil d'acquisition d'images par fluorescence et systeme d'imagerie comportant un tel appareil |
JP2013065038A (ja) * | 2012-12-06 | 2013-04-11 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置及びそのプログラム |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP10059895A patent/JP3569999B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0866597A2 (en) * | 1997-03-19 | 1998-09-23 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Image scanning device |
EP0866597A3 (en) * | 1997-03-19 | 1999-07-14 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Image scanning device |
US6057944A (en) * | 1997-03-19 | 2000-05-02 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Image scanning device |
FR2786352A1 (fr) * | 1998-11-24 | 2000-05-26 | Ar2I Sa Analyses Rech Et Innov | Appareil d'acquisition d'images par fluorescence et systeme d'imagerie comportant un tel appareil |
WO2000031962A1 (fr) * | 1998-11-24 | 2000-06-02 | Ar2I Sa - Analyses, Recherches Et Innovation Instrumentale | Appareil d'acquisition d'images par fluorescence et systeme d'imagerie comportant un tel appareil |
US7015486B1 (en) | 1998-11-24 | 2006-03-21 | Ar21 Sa - Analyses, Recherches Et Innovation Instrumentale | Fluorescence image acquisition apparatus and imaging system comprising such an apparatus |
JP2013065038A (ja) * | 2012-12-06 | 2013-04-11 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置及びそのプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3569999B2 (ja) | 2004-09-29 |
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