JPH08502365A - ロバスト遅延故障組込み自己検査方法および装置 - Google Patents

ロバスト遅延故障組込み自己検査方法および装置

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JPH08502365A JP7505311A JP50531194A JPH08502365A JP H08502365 A JPH08502365 A JP H08502365A JP 7505311 A JP7505311 A JP 7505311A JP 50531194 A JP50531194 A JP 50531194A JP H08502365 A JPH08502365 A JP H08502365A
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ブッシュネル,マイケル,エル.
シャイク,イムティアズ
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ルートガース ユニヴァーシティ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は組込み自己検査により集積回路(IC)(22)のロバスト遅延故障を試験する方法および装置に関する。IC(22)のハザードノード(28)を決定する。切断点(23)が回路(22)のハザードノード(28)に含まれるようにIC(22)のトポロジーを修正する。切断点(23)への入力(24)を観測点(30)にそらす。第1出力MISR(25)はIC(22)の出力のためシグネチャを提供する。観測点の切断点多入カシグネチャレジスタ(MISR)(30)は第1シグネチャを生成する。試験中はハザードのない入力パターンをIC(22)に加え、生成された第1と第2のシグネチャを既知の正しいシグネチャと比較する。

Description

【発明の詳細な説明】 名称:ロバスト遅延故障組込み自己検査方法および装置 発明の背景 1.発明の利用分野 本発明は、ハードウェアシステムにおける遅延故障の組込み自己検査の方法お よび装置に関する。本発明は、グラント・エムアイピー(Grant MIP)9058 536を受けて政府の援助でなされたものであり、ナショナル・サイエンス・フ アウンデーション(National Science Foundation)によって賞が与えられた。 政府はこの発明に一定の権利を持っている。 2.関連技術の説明 集積回路にはアースされた点や正電源に接続された点などの永久故障がありう る。これらの永久故障はしばしば「スタック・アット(stuck-at)」故障と呼ば れる。スタック・アット故障を検査するために今まで多くの装置が説明されてき た。しかし、たとえ集積回路にスタック・アット故障がなくても使用に供された ときになお正確に働かないことがある。 論理回路には連続する「クロック」期間中に正確に動作することが要求される 。「遅延故障」は回路の応答に設計要求で明示されたよりも多くの時間が必要と なる場合に起こる。遅延故障試験を用いて回路が要求クロック速度を満たすかど うかをチェックすることができる。 ふつう、スタック・アット故障や遅延故障の試験は回路の組立て直後に自動試 験装置で行うことができる。遅延故障に対する回路の外部試験には回路の各経路 をチェックするのに大きな回路であるほど余計に時間がかかる。大きな回路には 試験中の回路の出力を正しい時点で計時するためにより高速の試験装置が必要と される。典型的には、自動試験装置は200mHzまでの遅延しか検査できない 。加えて、200mHzまでの周波数の遅延故障用の自動試験装置は高価であり 、たとえば、典型的には750,000ドルと100万ドルの間の費用がかかる 。 遅延故障試験の一方法が米国特許第5,056,094号に記載されている。 この特許には駆動装置と集積回路(IC)の受端装置の間の伝搬遅延を試験する 装置が記載されている。試験セルはICのアプリケーション・ロジックによって データフローを制御するためICの境界に配置される。試験セルによって入力デ ータの観測と出力データの制御を同時に行うことができる。サンプリングされた 入力は受端装置に伝えられた信号が1番目と2番目のクロック端の間の時間期間 以内であるかどうかを決定するため既知の値と比較される。 自動試験装置を使わずに試験を行うための従来の一アプローチは、自己試験の ため回路をICチップの上に追加するというものである。組込み自己検査(Buil t-In Self-Testing)(BIST)のアプローチによって回路が自分で試 験を行うことが可能になる。米国特許第5,138,619号は集積回路メモリ のオン・チップ試験用の組込み自己検査回路に関する。アドレスの疑似ランダム パターン発生器(PRPG)は試験アドレスをメモリに選択的に供給し、データ PRPGは試験データをメモリに選択的に供給する。並列シグネチャ分析器(P SA PRPG)は選択的に通常モードではデータをメモリに供給し試験モード ではシグネチャを決定する。デコーダはPSA PRPGによって決定されたシ グネチャを既知の正しいシグネチャと比較し、メモリの合格または不合格を示す フラグを立てる。この試験方法はスタック・アット故障を決定するのに用いられ る。米国特許第4,801,870号には複合集積回路デバイスを試験する方法 が記載されている。試験プロトコルの事前シミュレーションによってデバイスに 対する正しいシグネチャを決定する。疑似ランダムパターン発生器は入力テスト パターンを被試験デバイスに供給する。デバイスの出力応答は試験シグネチャを 得るために結合される。その後、試験シグネチャを正しいシグネチャと比較する 。この特許の方法にはスタック故障試験にしか使用できないという欠点がある。 米国特許第4,672,307号には遅延試験によって組合せ論理回路の故障 を検査する試験システムが記載されている。組合せ論理回路には試験入力回路が 接続されている。試験入力回路には少なくとも組合せ論理回路と同数の 入力がある。試験入力回路は組合せ論理回路の起こりうるすべての一連の単一遷 移を与える。これは連続する数の間には1ビットの遷移しかない2進数の組であ る。たとえば、2つの数字のグレイコードは次のようになる。00,01,11 ,10。組合せ論理回路からの出力の妥当性は所定時間の間に正しいかどうかチ ェックされる。グレイコード発生器には最上位ビットがシーケンス全体に対して 1回しか変わらないという不利益がある。加えて、グレイコード発生器において は1次入力の数が多い回路の場合にサイクル長が長くなってしまう。 その他一般に関連ありうるものとして、米国特許第5,095,483号と第 5,051,996号がシグネチャの比較に向けられ、第4,635,261号 と4,893,072号が集積回路の試験装置に向けられている。 試験中における回路の過度の遅延は、しばしば、回路の組立て時の不規則変動 に起因するデバイスパラメータの変化による。遅延特性の変化は回路内のいくつ かのデバイスまたは経路において見出しうる。したがって、経路の遅延故障は試 験された経路においてではなくデバイスに起因することがある。非ロバスト遅延 試験は、一定の遅延故障場所を通る経路のみが過度の経路遅延の原因となりえそ れ以外の経路はすべて遅延故障がないとの仮定の下で故障検出を行う試験である 。もし一定の遅延故障場所を通る経路以外の経路で遅延が起これば非ロバスト遅 延試験は無効とさ れる。上記の特許は非ロバスト試験に関する。 ロバスト遅延試験は、遅延が可変的または存在しない場合に、被試験経路の過 剰な経路遅延を回路内の他の経路遅延から独立して検査するのに用いられる。回 路のロバスト遅延故障組込み自己検査の方法と装置を提供するということは望ま しいことである。 発明の概要 簡単に説明すれば、本発明は回路のトポロジーを変えることによって集積回路 (IC)のロバスト遅延故障試験を行う方法および装置からなる。IC回路にっ いてハザードノードを決定する。ハザードノードは出力が瞬間的に正しい出力か ら短時間で切り替わるゲートと定義される。ハザードノードへの入力を観測点へ そらすため切断点を回路に挿入する。第1の実施例では、試験中一連の入力パタ ーンをICに加える。ICの出力応答は第1シグネチャを提供するため多入力シ グネチャレジスタ(MISR)で処理される。観測点におけるICの出力応答は 第2シグネチャを提供するため切断点MISRで処理される。第1と第2のシグ ネチャは既知の正しいシグネチャと比較される。適正な試験であることを保証す るため、位相オフセット遅延をハザードノードからのファンアウトのドライバに 加え、切断点MISR用のクロックをシステムクロックから位相オフセットさせ る。 第2の実施例では、排他的ORゲートを切断点に用いる。 排他的ORゲートは試験中ハザードノードをなくすためそれぞれ反対の遷移を有 する入力を除去する。また、両方の実施例ではIC内のXOR等価ゲートを決定 し、固有ハザートを除去するためそれらを修正する。 ICに余分なハードウェアを追加しないようにするため切断点はICの共通ノ ードに最適に挿入する。好ましくは、ハザートのない入力パターンを生成するた め修正ジョンソンカウンタを用いる。 本発明は次の図面を参照することによりさらに理解されよう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の原理に係るロバスト遅延故障試験方法の流れ図である。 図2は、本発明の原理に係るロバスト遅延故障試験システムの概略図である。 図3は、再集中ファンアウト回路の概略図である。 図4は、1つの共通ノードを備えた再集中ファンアウト回路の概略図である。 図5は、2つの共通ノードを備えた再集中ファンアウト回路の概略図である。 図6は、切断点回路のブロック図である。 図7は、制御信号が加えられた切断点回路の概略図である。 図8Aは、切断点回路のNMOS実装の概略図である。 図8Bは、切断点回路のCMOS実装の概略図である。 図9は、XORゲートのNAND実現の概略図である。 図10は、CMOSスイッチを含んだ図9に示すようなハードウェア修正XO Rゲートの概略図である。 図11は、試験中回路にTEST信号が加えれた場合における図10に相当す る概略図である。 図12は、修正ジョンソンカウンタを提供する入力発生器の概略図である。 図13は、クロックを含んだ図2に示すロバスト遅延故障試験システムの概略 図である。 図14は、ハザートのない入力パターンを回路に加えたにもかかわらずなおど のようにして応答にハザートが生じるかを示す回路の概略図である。同図にはシ ミュレーション誘導アプローチを用いてハザードノードを追跡することが示され ている。 図15は、再集中ファンアウト回路を追跡するためのグラフアルゴリズムの概 略図である。 図16は、再集中ファンアウト回路を追跡するためのグラフアルゴリズムの概 略図である。 図17は、試験中回路のハザートをなくすため回路に排他的ORゲートを挿入 したところを示す概略図である。 発明の詳細な説明 この説明の最中、本発明を説明する各種の図面に係る同じ要素には同じ番号を 用いることにする。 図1は本発明の原理に係るロバスト遅延故障試験方法の基本概念を示す流れ図 である。試験概念は回路のロバスト試験を正確に行うため試験中回路のハードウ ェアをハザードのない状態にするのに用いられる。回路のハザートまたはハザー ドノードはそれぞれ反対に遷移する入力を持った非排他的OR(non-Exclusive- OR)、非等価(non-Equivalence)ゲートとして定義できる。排他的ORと等価 ゲートの場合、ハザードゲートまたはノードは1より多い遷移を有する入力があ るゲートまたはノードとして定義される。入力の遷移速度によっては、2つの入 力が同時に遷移し、その結果回路の試験が不正確になることがある。たとえば、 一方の入力が0→1に変わりもう一方の入力が1→0に変わるとORゲートにハ ザードが生じる。この場合、第1の入力がまだ「1」に変わってないのに第2の 入力が「0」に変わっており、したがってORゲートへの2つの入力がともに「 0」であり論理「0」が過渡的にORゲートの出力であるという瞬間がありうる 。 回路の試験中、ORゲートを伝搬し最終的に論理「0」をORゲート出力とし て出力する遷移を回路に加えることができる。しかし、もし回路が過渡的論理状 態の間に試験されると、遷移はまだシステムを伝搬していないので出力状態の誤 った決定である論理「0」が出力されてしまう。 XORと等価ゲートは本質的に入力の多重変化に敏感であり、したがってハザ ードが生じやすい。信号パリティは 信号が経路を伝わる時にそれが受ける反転の数として定義される。XORまたは 等価ゲートのパリティを判断するのは困難である。XORゲートの一方の入力を 通過する信号はそのまま通過することもあるし他方の入力の信号によって反転さ れることもあるからである。たとえ入力に同じ遷移があったとしてもXORゲー トにはハザードが生じやすい。 ロバスト試験概念の目標を達成するためにハザードの原因である回路内の経路 を切断する。経路の切断は経路の任意の線上に切断点を挿入することによってな される。たとえば、回路の2つのノードXとYをつなぐ線の間に切断点を挿入す るとその切断点によってXからの信号は回路の試験モード時にYに行かなくなる 。代わりに、Xの信号は観測点に伝えられ、Yは入力パターン発生器によって生 成されたハザードのない新しい信号によって駆動される。 試験中の回路を示す回路図10を作成する。回路図10はすべての内部機能素 子および試験中の回路の入出力端子間のすべての相互接続を含んでいる。すなわ ち、ANDゲート、ORゲート、NORゲート、NANDゲートなどである。好 ましくは、回路図はコンピュータメモリに入っている論理モデルである。 モジュール11は回路図10にXORまたは等価ゲートが存在するかどうかを 決定する。XORと等価ゲートは入力ノードと出力ノードの間に一定の信号パリ ティを提供し てXORと等価ゲートのハザードを除去するためブロック12で修正される。 ブロック14では概略図10にハザードノードが存在するかどうかを決定する ため回路図10のシミュレーションまたは追跡を行う。ブロック13では検出さ れた1またはそれより多いハザードノードを除去するため切断点を挿入する。切 断点は入力信号がハザードノードを伝わるのを防ぐためハザードノードの入力経 路に挿入される。シミュレーションまたは追跡は試験中回路内にハザードノード が見つからなくなるまで繰り返される。 回路の試験中においては切断点を起動するとともにロバスト遅延試験を行うハ ードウェア入力発生器を起動するためにTEST信号を回路16に加える。テス ターシグネチャ比較モジュール17では、応答時のハザードをなくすため切断点 の入力へばかりでなく回路の1次入力へもハザードのない入力パターンを加える 。ハザードのない入力パターンは1ビットずつ連続的に異なる入力ベクトルのシ ーケンスとして定義できる。ハザードのない入力パターンは任意の1つの1次入 力で1つの遷移しか起こさず、他のすべての1次入力は一定の値に保持される。 ハザードのない入力パターンは試験中の回路への入力上の多重遷移を回避させる シーケンスである。 ハザードのない入力パターンはグレイコード発生器またはジョンソンカウンタ によって生成することができる。グ レイコードカウンタには入力数が多い場合にサイクルタイムが長すぎて実際の試 験に向かないという不利益がある。ジョンソンカウンタは2n個の基本パターン を生成する。ジョンソンカウンタには回路内のすべての故障場所に足るだけの十 分なパターンを供給できないという不利益がある。好ましくは、ハザードのない 十分な数の入力パターンを提供するため、ジョンソンカウンタ出力の補数計算を 制御しうる修正ジョンソンカウンタを用いる。 ハザードのない入力パターンを回路に加えた後、1次出力は任意のクロック期 間中その出力を正しい値と比較するため多入力シグネチャレジスタでチェックさ れる。切断点から観測点に向かう出力は別の多入力シグネチャレジスタでチェッ クされる。もしワイヤまたはゲートが遅すぎると、テスターシグネチャ比較モジ ュール17によってサンプリングされる信号は不正となる。シグネチャに不正な 値があればブロック18で誤り信号が生成され、シグネチャに正しい値があれば 回路試験は完了しモジュール19で回路が試験される。 図2は本発明の原理に係るロバスト遅延故障組込み自己検査(BIST)シス テム20の装置を示している。BISTシステム20では、試験ベクトルの生成 と試験結果の検証は組込み回路によって遂行される。集積回路(IC)22を試 験するための入力パターンを生成するため入力パターン発生器21がIC22の 境界に配置されている。入 力パターン発生器21とIC回路22の間には1次入力24が伸びている。 1次入力24bは経路26aによってハザードノード28と接続されている。 経路26bからの入力を切断点多入力シグネチャレジスタ(MISR)30であ る観測点に向けるため切断点23がハザードノード28に挿入されている。IC 22の出力27は出力MISR25で受け取られる。ハザードのない入力パター ンは入力パターン発生器21によって生成され試験中1次入力24と切断点23 に加えられる。試験モードにおいては新ビットのハザードのない入力パターンが 経路26aによってファンアウト回路31に加えられる。ハザードのない入力パ ターンが加えられた後、IC22からの応答は出力MISR25で結合される。 出力MISR25はIC22の1次出力27からの一連の入力応答を受け取りそ れらの誘導関数または第1シグネチャを生成する。切断点23についての応答は 第2シグネチャを提供するため切断点MISR30で結合される。 切断点と接続されている1次入力経路を適正に試験するのに十分なだけハザー ドのない入力パターンを遅延させるためにバッファ29を1次入力経路24bに 挿入しうる。1次入力経路24bに加えられたハザードのない入力パターンの遷 移は通常の1次入力24aからの遷移が出力MISR25に到達するよりも早く 出力MISR25に到達することがわかっている。もし遅延故障が1次入力21 から 出力MISR25への経路を遅延させるのに十分な大きさであれば、切断点MI SR30で計算されたシグネチャはその故障をキャッチできない。入力発生器2 1と出力MISR25の間の遅延故障は切断点23と出力MISR25の間の遅 延故障よりも大きいことがある。切断点23の遅延故障のほうが短い場合には入 力シグネチャ発生器21と出力MISR25の間の遅延故障のために計算された シグネチャによっては切断点23のその短い遅延故障はキャッチされない。シス テム20で用いられるバッファ29の数は切断点23から出力MISR25に至 るおのおのの経路の計算された公称遅延による。バッファ29は遷移を十分に遅 らせるので出力MISR25はシグネチャを有効に評価することができる。 図3は再集中ファンアウト回路31であるハザードノード38の一例を示して いる。再集中ファンアウト回路31は少なくとも2つの経路に分岐した後回路内 の別の点で再び集中する。信号パリティは信号が経路を伝わる時にそれが受ける 反転の数として定義できる。再集中ファンアウト回路は経路の信号パリティがそ れぞれ反対であるときハザードを生じることがある。NANDゲート32からの 出力経路34、36はORゲート38で再集中する。経路34はインバータ35 によって反転され経路37上に奇数の信号パリティが生成される。ANDゲート 32からの経路36は偶数の信号パリティを有する。ハザードノード38 はORゲートである。経路37が経路36と反対の信号パリティを有するのでハ ザードがハザードノード38に生じることがある。ハザードノード38における ハザードをなくすためには経路36または経路37を切断すればよい。再集中す る経路が2つより多いときは、奇数パリティのすべての経路を切断するかまたは 偶数パリティのすべての経路を切断する。 再集中するすべての対に切断点を挿入するとあまりに多くの切断点をIC22 の中に挿入する結果となることがわかっている。好ましくは、IC22に付加す るハードウェアを最小限度にとどめるため切断点はそのIC内の最小限度の場所 に挿入する。図4は最小限度の数の切断点が挿入された再集中ファンアウト40 を示している。IC22は1またはそれより多い「K」共通ノード41を含んで いる再集中ファンアウト40を有しうる。サイクル1はX1ソースノード45か ら始まり、経路46と44を通ってY1エンドノード54に至り、反対の方向に 経路47に沿ってX1ソースノード45に戻ってくる。サイクル2はX2ソースノ ード50から始まり、経路43を通ってY2エンドノード56に至り、反対の方 向に経路44に沿って戻ってくる。ノード41はサイクル1と2で共通である。 ノードKで交差するサイクルの数「n」はノードKが少なくともn本のファンア ウト線をもつことを意味している。「n」本のファンアウト線をノードKの出力 から切断しもって ICのハードウェア諸経費からn−1個の切断点を省くために1つの切断点がノ ードKのファンアウトステムに挿入されている。 X1ソースノード45は出力経路46と47を有するNANDゲートである。 X2ソースノード50は出力経路43と44を有するORゲートである。出力経 路46はY1エンドノードへの入力44を提供するインバータ48で受け取られ る。Y1エンドノード54はORゲートである。出力経路47と43はノード4 1への入力を提供する。ノード41からの出力51はY1エンドノード54とイ ンバータ58で受け取られる。インバータ58はY2エンドノード56への入力 を提供する。好ましくは、最小限度の数の切断点でY1エンドノード54とY2エ ンドノード56の両方への入力を切断するために切断点23はノード41の後で Y1エンドノード54とインバータ58の間に挿入されている。 図5はK1ノード74とK2ノード76を共通にもつ再集中ファンアウト回路6 0を示している。経路61はサイクル1と2で共有されている。ハードウェア諸 経費の低減にとってはノード74と76の間に切断点23を挿入するのが最適で ある。 X1ソースノード62は出力経路66と68を有する排他的ORである。経路 66はY1エンドノード78への入力を提供するインバータ77への入力を提供 する。Y1エ ンドノード78はNANDゲートである。X2ソースノード64は出力経路70 と72を有するNANDゲートである。出力経路68と出力経路70はノード7 4で受け取られる。ノード74はANDゲートでありノード76はORゲートで ある。経路72はY2エンドノード80に入力を提供するインバータ75への入 力を提供する。Y2エンドノード80はNANDゲートである。ノード74から の出力61はノード76への入力を提供する。ノード76からの出力79はY1 エンドノード78とY2エンドノード80への入力を提供する。好ましくは、切 断点23はノード74とノード76の間の経路61に挿入される。この配置にお いてY1エンドノード78とY2エンドノード80への入力経路は切断点23の挿 入によって切断される。切断点は再集中する反対のパリティの経路上であればど こに挿入してもよい。したがって、切断点は回路2の重要経路から離して挿入す ることができる。 図6はX入力ノード90とY出力ノード92の間に挿入された切断点23のブ ロック図である。入力ノード90からの出力91は切断点23に接続され切断点 23の出力93は出力ノード92に接続されている。入力パターン発生器21か らの出力94は切断点23に接続され切断点23からの出力96は切断点MIS R30に接続されている。入力ノード90と出力ノード92の間における切断点 23の接続を提供しまたは解除するために制御入力TES TとTESTがそれぞれ切断点23に加えられる。 図7は試験スイッチ100a、100b、100cを有する切断点23の回路 図である。IC22の通常動作中は試験回路100aを閉じるためTESTの制 御信号が回路100aに加えられる。IC22が試験モードにあるときは回路1 00bと100cを閉じるためTESTの制御信号が回路100bと100cに 加えられる。 図8AはNMOS型MOSFET論理システムによる切断点23の実装を示し ている。図8Bは相補型MOSFET(CMOS)論理システムによる切断点2 3の実装を示している。IC22の通常動作中はTESTがトランジスタ100 aに加えられる。IC22の試験モード中はTESTがトランジスタ100bと 100cに加えられる。TTL、ECL、BiCmosなどの他の論理システム はもちろん、従来周知の他の論理システムを本発明の内容で用いてもよいことは もちろんである。 図9はXOR等価ゲートのNAND実装120を示している。X1ソースノー ド122とX2ソースノード124はYエンドノードに再集中する1つの反転経 路と1つの非反転経路の2つの経路を有している。ノード122からの経路12 3は非反転でありノード122からの経路121はインバータ126で反転され る。ノード124からの経路125は非反転であり経路127はインバータ12 8で反転される。経路129と125はNANDゲート132 に加えられ、経路123と130はNANDゲート134に加えられる。出力1 36と138はYエンドノード142への出力142を提供するNANDゲート 140に加えられる。 図10はNMOS実装でXORゲート120(7)NAND実装を修正したハ ードウェアを示している。ソースノードX1がエンドノードYへの非反転経路の みを有しかつソースノードX2がノードYへの反転経路のみを有するようにXO Rゲート120の構成を変更するために4つのNMOSスイッチが用いられてい る。入力122がエンドノード142への非反転経路を有しかつ入力124がエ ンドノード142への反転経路を有するようにNANDゲート132と134の 構成を変更するためにNMOSスイッチ144a、144b、144c、144 dが挿入されている。NMOSスイッチ144aはノード122からインバータ 126への経路121に挿入され、NMOSスイッチ144bはノード124か らインバータ126への経路133に挿入されている。NMOSスイッチ144 cはノード122からNANDゲート132への経路131に挿入され、NMO Sスイッチ144dはノード124からNANDゲート132への経路135に 挿入されている。 図11は制御信号TESTが加えられた図10の等価図を示している。ノード X1を入力としノードX2を入力とすれば回路の論理関数はY=X12となる。ノ ードX1 からの経路150と152はNANDゲート132と134に非反転入力を提供 し、経路154と156はゲート132と134に反転入力を提供するためイン バータ126、128でそれぞれ反転される。X1とX2からYへの経路は一定の 信号パリティを有している。 図12は図2に示す入力パターン発生器21に使用しうるハザードのない入力 パターンを生成する入力パターン発生器160を示している。試験パターンは、 1次入力に与えられる論理値を表わす各要素が0、1の値の一方、下降 る。入力パターン発生器160は2nより多くのパターンを提供するため修正ジ ョンソンカウンタである。パターンのそれぞれのビットが選択的に反転されて新 しいパターンとなる。ジョンソンカウンタ161の出力164は2入力XORゲ ート162の線形アレーに加えられる。XORゲート162の入力166は入力 線168からの制御信号を受け取る。XORゲート162にハイの制御信号が入 るとジョンソンカウンタ163の対応するビットが補数計算される。たとえば、 ジョンソンカウンタの出力を11111とし最上位ビットに補数を加えた場合に は加えられるパターンは01111となり、補数を加えない場合にはパターンは 11111となる。修正ジョンソンカウンタでは、連続する1ビット遷移の変化 を生じさせるため、生成されるパターンは補数計算されたパターンと補数計算さ れないパ ターンとが周期的に交互に現われる。修正ジョンソン法の一例を表1に示す。 表1 各ビット補数計算法の制御切り替え ジョンソン カウンタの オペレーショナル 加えられる出力 モード パターン 11111 C(ビット4) 01111 NC 11111 01111 NC 01111 C(ビット4) 11111 00111 C(ビット4) 10111 NC 00111 00011 NC 00011 C(ビット4) 10011 00001 C(ビット4) 10001 NC 00001 00000 NC 00000 C(ビット4) 10000 10000 C(ビット4) 00000 NC 10000 11000 NC 11000 C(ビット4) 01000 11100 C(ビット4) 01100 NC 11100 11110 NC 11110 C(ビット4) 01110 11111 C(ビット4) 01111 NC 11111 C(ビット4)−補数計算ビット−4 NC−補数計算なし 補数計算された各ビットは2×(ジョンソンカウンタパターンの数)、つまり2 ×(2n)=4nのパターンを生成する。 ハザードのない入力パターンを生成するためにペア方式補数計算法を用いるこ とができる。ペア方式のやり方では、2つのビットを同時に補数計算することが できる。たとえば、3番目と4番目のビットを選択して補数計算できる。3番目 と4番目のビットが補数計算されてないパターンは第1パターンとして加えられ る。4番目のビットは第2パターンとして補数計算される。3番目のビットは4 番目のビットと一緒に第3パターンとして補数計算される。第4パターンを得る ためには4番目のビットは補数計算しないで3番目のビットを補数計算し、第5 パターンを得るためには3番目と4番目のビットを共に補数計算しない。ペア方 式補数計算法は5×2nパターンのサイクル長を有する。ハザードのない入力パ ターンを生成するために他の補数計算法を使用してもよいことはもちろんである 。 図13は切断点MISR30用のクロック200を有するシステム20を示し ている。経路26bから切断点MISR30への信号は経路26a上の1次入力 24から出力MISR25への信号よりも先に到着することがある。切断された 経路の遅延を正確に反映する正しいシグネチャを切断MISR30で評価するに は切断点MISR30を正しい時点でクロックしなければならない。クロック2 00はIC22のシステムクロック202よりも早い時点で動作する。好ましく は、クロック200は切断点23で切断される経路の全遅延にかかる位相だけオ フセットされている。 第1の実施例においては、BISTシステム20のシミュレーションを用いて ハザードノードを決定し切断点23のBISTシステム20への挿入を最適に分 析する。ハザードモデリング代数学を用いて試験中の回路のハザードノードのシ ミュレーションを行うことができる。好ましくは、T.J/Chakraborty,Vishwan i D.Agrawal,M.L.Bushnel1による“Path Delay Fault Testing For Logic C ircuitS”,Proceedings of the 29th Design Automation Conference,p.165 -172,June 1992に記載されているようなチャクラボルティ(Chakraborty)の1 3値ハザードモデリング代数学をBISTシステム20のモデリングに用いるこ とができる。この代数学では、連続する2つのクロック期間の論理値が遷移状態 によって表わされる。3つの信号 状態(0,1,X)は9つの遷移状態とハザードまたは非ハザード状態の18の 遷移を表わす。これら18個の値は結局は13個の特有値になり、それぞれがト リプレットで表わされる。たとえば、1|h|0は論理1から0への遷移で間に ハザードがある場合を表わし、1|h|0は同じ遷移でハザードがない場合を表 わしている。表2はいろいろな遷移状態とそれに対応する数値符号化を示してい る。表中の記号|-|はハザードがあるかもしれないしないかもしれない状態( 未知状態)を表わしている。本発明で使用しうる他のハザード捕獲用代数学は次 のとおりである。スミス代数学(Smith Algebra),“Model for Delay Faults Based Upon Paths”,Gordon L.Smith,IBM,Proceeding of the 1985 Interna tional Test Conference,pp.342-349,1985;レディ代数学(Reddy Algebra) ,“On Delay Fault Testing in Logic Circuits”,C.J.Lin and S.M.Redd y,IEEE Transactions on Computer-Aided Design,6(5):694-703,Sept. ,1987;シュルツ等代数学(Schulzet al.Algebra),“Advanced Automatic T est Pattern Generation Techniques for Path Delay Faults”,M.H.Schulz ,F.Fuchs,and F.Fink,Proceedings of the 19th Symposium on Fault−Tol erant Computing,pp.44-51,June 1989. 各種ゲートの真理値表がシミュレーションにおいて出力値を決定するために与 えられる。たとえば、ANDゲートの場合、ハザードのないそれぞれ反対の2つ の遷移が入力であれば、出力はハザード値を含むものとなる。回路のシミュレー ション中、ハザードノードを決定するために修正ジョンソンパターンシーケンス がシミュレーション入力に加えられる。ハザードノードが見つかれば、ハザード ノードに通じる経路をたどって遷移のあった1次入力を突き止 め反対の遷移の経路を見つける。シグネチャはシミュレーションによって生成さ れ、正しい値と比較される。 図14はハザードノードを決定するためハザードのない入力パターンを加えて のシミュレーション誘導経路追跡を示している。ハザードノードはIC22の中 の遷移をたどることによって決定される。ハザードのない入力パターン「110 0」を1次入力302、304、306、308に加える。下降遷移を1次入力 310に加えるとNORゲート324にハザードが生じる。経路の探索は1次入 力310から始まりANDゲート318と320を経てNORゲート324に至 る。ANDゲート314とNORゲート322に至る経路についてはこれらの上 に遷移がないので行わない。 BISTシステム20でのロバスト遅延故障試験の結果は表3に示されている 。 結果は試験したベンチマーク回路について97%を超える範囲が達成されたこ とを示している。 第2の実施例においては、ハザードノードは回路内の被支配ゲートを計数する ことによって識別される。たとえば、ゲートAから回路出力へのすべての経路が ゲートBを通過すればゲートAはゲートBを支配している。ゲートAはドミネー タとして定義できる。IC22内のドミネータが識別された後、IC22をトレ ースするためグラフアルゴリズムを用いて回路内のドミネータ間の経路を計数し うる。グラフアルゴリズムから、切断点を挿入すべき回路内の点を決定すること ができる。パリティはIC22の各経路に割り当てられる。ノードに1回より多 く出くわすと、すべ ての経路が偶数であることを示す「ALL EVEN」か、すべての経路が奇数 であることを示す「ALL ODD」か、または偶数と奇数の経路の混合である ことを示す「BOTH」が与えられる。 図15は図3に示されたファンアウト回路31を追跡するためにグラフアルゴ リズムシステム350を用いたところを示している。D1ドミネータ352はO DDパリティの与えられた経路364を有している。D2ドミネータ362への 経路354と356にはEVENパリティが与えられている。D2ドミネータ3 62はハザードノードであるBOTHとして定義されたパリティを有している。 D2ドミネータ362のパリティはD1ドミネータ352とD2ドミネータ362 の間の経路を減結合することによってODDまたはEVENに固定される。D1 とD2間の経路を減結合するため切断点413が経路358に挿入されている。 他のノードのファンアウト領域内のノードDyがBOTHのパリティを有する ノードD2ドミネータを含んでいるとき、ノードDyには「SHADOW」のパリ ティが与えられる。SHADOWのパリティはグラフ分析の現在の経路において 考慮に入れないノードとして定義される。ノードDyへの経路はD2のパリティが ODDとEVENのどちらか一方に決定されるまで現在の経路において考慮され ない。同じノードで始まって終わるODDとEVENのパ リティの経路は同じノードによって駆動されるノードに向かう前記経路の繰り返 しを避けるために分類されている。 図16は回路400を追跡するグラフアルゴリズムを示している。Dxドミネ ータ402はDvドミネータ406に向かう経路404を有している。D1ドミネ ータ408はD2ドミネータ416に向かう経路410、412、414を有し ている。経路410と414はEVENパリティを有する。インバータ418は 経路412にODDパリティを提供する。D2ドミネータ416にはパリティB OTHが与えられる。グラフアルゴリズムの現在経路において、Dyドミネータ 406にはパリティSHADOWが与えられる。D2ドミネータ402にEVE Nパリティを提供するためD1ドミネータ402とD2ドミネータ416を減結合 するためには切断点413を経路412に挿入すればよい。切断点413が挿入 されると、Dyドミネータ406はEVENパリティを有することになる。 切断点を挿入するために、経路の最大数を減結合するノードが選択される。m 個のODDパリティ経路とn個のEVENパリティ経路を有するEVENパリテ ィ経路の群はm×n対の経路に相当する経路群を形成する。切断点がEVEN( ODD)パリティ経路に挿入されると、m(n)対の経路を減結合することに相 当する。切断点を挿入するのに最適なノードを決定するために重みが経路群のノ ードに与えられる。EVEN(ODD)パリティ経路の各ノー ドに重みm(n)が与えられる。ノードが他の経路群にも入っておれば、ノード の重みはすべての経路群の重みを足し合わせて計算される。 切断点がノードに挿入されると、そのノードのすべての経路はハザードがない ものと決定される。回路にさらに別の経路が存在すれば、さらに別の切断点を挿 入するための重みを計算し、それら別の切断点を挿入する。グラフアルゴリズム は回路全体の追跡が完了するまで続けられる。 図17は図1のブロック13においてIC22内のハザードノードを除去する ために切断点を用いることの代わりに取りうる他の方法を示している。ファンア ウト回路500は経路502によってNANDゲート504に接続されたAND ゲート501を有している。経路506はインバータ508で反転される。排他 的ORゲート510がファンアウト回路500内のハザードを除去するため経路 508に挿入されている。排他的ORゲート510は入力508、TEST入力 512、および出力514を有している。出力516はNANDゲート504で 受け取られる。 回路の通常動作においては、「0」のTEST信号が入力512に与えられる 。入力508上の信号は出力514上の信号と同じになる。NANDゲートは経 路502からのODDパリティと経路514からのEVENパリティを有するこ とになり、ハザードノードである。試験中、TEST信号は「1」に設定される 。排他的ORゲート510 はNANDゲート504におけるハザードノードを除去するため経路508をE VENパリティに反転させる。 ハザードを取り除くために排他的ORゲートを用いる場合にはICに付加され るハードウェアが低減されるという利点がある。ハザードを除去するために切断 点回路を用いる場合にはICを観測し制御するために切断点MISRからの付加 的情報を提供することができるという利点がある。 本発明には集積回路における遅延故障のロバスト組込み自己検査を提供しうる という利点がある。ハザードノードのハザードを除去するために切断点を挿入す る。回路の試験中、切断線上の信号は観測点切断点MISRのほうへそらす。通 常の場合に切断点から四方八方に広がる信号は、代わりに、回路に加えられる特 別の1次入力によって生成されるハザードのないパターンによって駆動される。 回路の出力において1つのシグネチャを計算し、別のシグネチャを観測点におい て計算する。ハザードのない入力パターンを回路に加え、計算されたシグネチャ を既知の正しいシグネチャと比較する。当該システムには多数の集積回路につい て遅延故障を迅速に決定できるという利点がある。 以上では本発明を好適な実施例を参照して説明してきたが、本発明の精神や範 囲からはずれない限り本発明の構造や形式に対し修正を行いうることは当業者で あればわかるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,VN (72)発明者 シャイク,イムティアズ アメリカ合衆国 ニュージャージー州 08903―0700,ニュー ブランズウィック, ピー.オー.ボックス 700,シーピーオ ー 2505,ルートガース ユニヴァーシテ ィ,クック キャンパス(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 集積回路のロバスト遅延故障試験の方法であって、 前記集積回路のハザードノードを決定する段階と、 前記ハザードノードへの入力を観測点へそらすため切断点を前記ハザードノー ドに挿入する段階と、 前記集積回路への一連の第1入力パターンを前記切断点を有する前記ICの経 路に加える段階と、 前記集積回路への一連の第2入力パターンを前記切断点を有しない前記ICの 経路に加える段階と、 前記集積回路の前記観測点における前記一連の第1入力パターンに対する出力 応答を処理して第1シグネチャを生成する段階と、 前記一連の第2入力パターンに対する前記集積回路の出力応答を処理して第2 シグネチャを生成する段階と、 前記第1および第2シグネチャを前記集積回路に対する既知の正しい第1およ び第2シグネチャと比較する段階と、 を有する前記方法。 2. 第1入力ノードから出力ノードへの第1経路と第2入力ノードから前記出 力ノードへの第2経路とを有する、前記集積回路内のXORと等価ゲートを識別 する段階と、 前記集積回路への一連の入力パターンを加える前記段階の前に前記XORと等 価ゲートにおけるハザードを除去するため前記第1経路が反転状態となり前記第 2経路が非反転状態となるように前記ゲートを修正する段階と、 をさらに有する請求項1記載の方法。 3. 前記入力パターンはハザードのない入力パターンである請求項2記載の方 法。 4. 前記入力パターンは修正ジョンソンカウンタによって生成される請求項3 記載の方法。 5. 切断点を前記ハザードノードに挿入する前記段階は共通のハザードノード を決定し前記切断点を前記共通ハザードノードの前に挿入することを含む請求項 4記載の方法。 6. 第1と第2の前記共通ノードが決定されるものであり、当該方法は、 前記第1と第2の共通ノードの間に前記切断点を挿入する段階、 をさらに有する請求項5記載の方法。 7. 前記ハーザードノードはハーザードシミュレーション代数学を前記集積回 路に適用することによって決定される請求項6記載の方法。 8. 前記ハーザードシミュレーション代数学はチャクラボルティの13値代数 学、スミス代数学、レディ代数学、およびシュルツ等代数学からなるグループの 中から選択される請求項7記載の方法。 9. 前記ハーザードノードは前記集積回路を追跡するためグラフアルゴリズム によって決定される請求項6記載の方法。 10. 集積回路のロバスト遅延故障試験のシステムであ って、 前記集積回路につながれた入力と、 前記入力につながれた、一連の第1と第2の入力パターンを生成する手段と、 前記集積回路のハザードノードを決定する手段と、 前記集積回路から前記一連の第1入力パターンの出力を受け取る第1多入力シ グネチャレジスタと、 前記ハザードノードへの前記一連の第2入力パターンを第2の多入力シグネチ ャレジスタへそらすため切断点を前記ハーザードノードに挿入する手段と、 ハーザードのない入力パターンを前記入力に加える手段と、 とを有する前記システム。 11. 第1入力ノードから出力ノードへの第1経路と第2入力ノードから前記 出力ノードへの第2経路とを有する、前記集積回路内のXORと等価ゲートを決 定する手段と、 前記XORと等価ゲート上のハザードを除去するため前記第1経路が反転状態 となり前記第2経路が非反転状態となるように前記集積回路内の前記ゲートを修 正する手段と、 をさらに有する請求項10記載のシステム。 12. 前記入力と前記切断点の間に位置する少なくとも1つのバッファをさら に有する請求項11記載のシステム。 13. 前記ハザードのない入力パターンを生成する修正ジョンソンカウンタを さらに有する請求項12記載のシス テム。 14. 前記修正ジョンソンカウンタは1ビット補数計算機能を有する請求項1 3記載のシステム。 15. 前記修正ジョンソンカウンタは2ビット補数計算機能を有する請求項1 4記載のシステム。 16. 前記ハザードノードはそれぞれの反対の極性をもつ入力を備えた再集中 するファンアウト回路である請求項15記載のシステム。 17. 経路伝搬遅延の正しい試験を保証するための前記第2MISR上の位相 オフセットクロックをさらに有する請求項16記載のシステム。 18. 前記切断点と前記1および第2多入力シグネチャレジスタと一連の入力 パターンを生成する前記手段とはNMOS型MOSFETまたはCMOS型MO SFET論理システムで与えられている請求項17記載のシステム。 19. 集積回路のロバスト遅延故障試験の方法であって、 前記集積回路のハザードノードを決定する段階と、 前記回路の試験中に前記ハザードノードを除去する段階と、 を有する前記方法。 20. ハザードノードを除去する前記段階は前記試験中に前記ハザードノード の反対パリティを取り除くため排他的ORゲートを前記ハザードノードに挿入す ることを含む請求項19記載の方法。
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