JPH08500608A - 酸性又は塩基性触媒によってラクトンをペンテン酸に異性化する方法 - Google Patents

酸性又は塩基性触媒によってラクトンをペンテン酸に異性化する方法

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JPH08500608A JP6508767A JP50876794A JPH08500608A JP H08500608 A JPH08500608 A JP H08500608A JP 6508767 A JP6508767 A JP 6508767A JP 50876794 A JP50876794 A JP 50876794A JP H08500608 A JPH08500608 A JP H08500608A
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ドニ,フィリップ
ジルベール,ローラン
グロスラン,ジャンミシェル
メス,フランソワ
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ローヌ−プーラン シミ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ラクトン、より特定的には様々なバレロラクトン及びその異性体をぺンテン酸に異性化する方法に関する。本発明は、より特定的には、5個の炭素原子を有する少なくとも1種のラクトンを、気相中で、酸性モレキュラーシーブ、クレー、架橋クレー(若しくはピラークレ)、固体酸化物及び酸性燐酸塩から選択される酸性固体触媒又は塩基性金属燐酸塩、塩基性金属酸化物、金属炭酸塩及び塩基性モレキュラーシーブから選択される塩基性固体触媒と接触させることを特徴とする、該ラクトンをぺンテン酸に異性化する方法から成る。

Description

【発明の詳細な説明】酸性又は塩基性触媒によってラクトンをペンテン酸に異性化する方法 本発明は、ラクトン、より特定的には様々なバレロラクトン及びその異性体を ペンテン酸に異性化する方法に関する。 アジピン酸を製造するための3−ペンテン酸のヒドロキシカルボニル化には常 に、副生成物としてのγ−バレロラクトンの生成が伴う。 従って、γ−バレロラクトン(即ち4−メチルブチロラクトン)を価値のある 製品へと転化させることは、3−ペンテン酸のヒドロキシカルボニル化によるア ジピン酸の工業的製造方法の範囲内での解決すべき重大な問題点となっている。 価値のある製品への転化のために考えることができる方法の1つは、γ−バレ ロラクトンをカルボニル化しようとすることから成る。ヨーロッパ特許公開第0 395038号には、ロジウム/HI又はロジウム/HBrの存在下での190 ℃以上の温度におけるこのカルボニル化が記載されている。 この方法はアジピン酸について比較的選択性がよいが、しかし吉草酸の生成を 伴う。さらに、ロジウム濃度が高いにも拘らず、アジピン酸の生産効率が低い。 従って、γ−バレロラクトンを有益に利用することができる化合物へと転化さ せることによって3−ペンテン酸のヒドロキシカルボニル化方法の効率を高める という問題には、満足できる解決策が見出されていない。 本発明は、γ−バレロラクトン又はその異性体をペンテン酸に異性化し、これ を再びアジピン酸にヒドロキシカルボニル化することを可能にすることによって 、この問題を的確に解決することを提唱する。 本発明は、5個の炭素原子を有する少なくとも1種のラクトンを気相中で酸性 又は塩基性固体触媒と接触させることを特徴とする、該ラクトンをペンテン酸に 異性化する方法から成る。 本明細書において、酸性固体触媒とは、次の反応: に従ってメチルブチノールのメチルブテニンへの脱水(「メチルブチノール」試 験)をもたらす固体化合物(大抵の場合金属酸化物又は金属塩)を意昧するもの とする。 塩基性固体触媒とは、次の反応: に従ってメチルブチノールのアセチレン及びアセトンへ の再転化(「メチルブチノール」試験)をもたらす固体化合物(大抵の場合金属 酸化物又は金属塩)を意昧するものとする。 この試験についてのさらなる詳細については、「アプライド・キャタリシス(A pplied Catalysis)」第78巻(1991年)、第213〜225頁の論文を参 照することができる。 本発明の方法において用いることができるラクトンは、より特定的には、γ− バレロラクトン(即ち4−メチルブチロラクトン)、δ−バレロラクトン、2− メチルブチロラクトン、3−エチルプロピオラクトン、2−エチルプロピオラク トン及び2,3−ジメチルプロピオラクトンである。 これらのラクトンの中では、3−ペンテン酸のアジピン酸へのヒドロキシカル ボニル化方法において生成するものであるという理由で、γ−バレロラクトンが 最も有利である。 酸性固体触媒の中では、酸性モレキュラーシーブ、酸性クレー、架橋クレー{ 又はピラー (pilier)クレーとも言う}、固体酸化物及び酸性燐酸塩を挙げるこ とができる。 酸性モレキュラーシーブは、より特定的には、例えばZSM−5、ZSM−1 1、ZSM−22、ZSM−23、ZSM−48のようなペンタシル(pentasil) 構造のゼオライト、フェリエライト構造のゼオライト、モ ルデナイト構造のゼオライト及び例えばゼオライトX又はゼオライトYのような ホージャサイト構造のゼオライトである。 ペンタシル又はモルデナイト構造のゼオライトは、より特定的には、酸化物の 比に関して表わして一般式(I): M2/nO、X23、mSiO2、pH2O (I) (式中、Mは水素、NH4並びに一価、二価、三価及び四価金属から選択される 元素を表わし、 XはAl、Ga、Fe及びBから選択される三価の元素を表わし、 nは1〜4の数を表わし、 mは10以上の数を表わし、 pは0〜40の数を表わす) を有するモルデナイトタイプのゼオライト並びにZSM5、ZSM−11、ZS M−22、ZSM−23及びZSM−48のゼオライトである。 ホージャサイト構造タイプのゼオライトは、より特定的には、酸化物の比に関 して表わして一般式(II): M2/nO、Z23、dSiO2、xH2O (II) (式中、Mは水素、NH4並びに一価、二価、三価及び四価金属から選択される 元素を表わし、Mの少なくとも一部は水素であり、 ZはAl、Ga、Fe及びBから選択される三価の元素を表わし、 nは1〜4の数を表わし、 dは2以上の数を表わし、 Xは5〜100の数を表わす) を有するものである。 本発明において用いられる酸性ゼオライトは、特に、その式中のシリカと組合 せて用いられる酸化物が三価金属の酸化物であるものである。 一般的に、式(I)又は式(II)においてMが水素、NH4、アルカリ金属 (例えばNa、K、Li、Rb若しくはCs)、アルカリ土類金属(例えばBe 、Mg、Ca、Sr若しくはBa)、希土類金属(例えばLa若しくはCe)及 び遷移金属(例えばFe)から選択されるゼオライトが好ましい。 酸性クレーのより詳しい説明については、フランス国特許第2622575号 明細書を参照することができる。必要ならばこれを参照されたい。 本発明の方法においては、例えばモンモリロナイト、バイデライト、ノントロ ナイト、ヘクトライト、スチブンサイト及びサポナイトのようなスメクタイト( モンモリロン石群鉱物)を用いるのが好ましい。 本発明の方法において触媒として用いることができる架橋クレーは、クレーの 薄片の間に橋又は柱(piliers)が導入されてこれが基準(basal)間隙を保つもので ある。基準間隙とは、クレーの薄片の厚さと薄片同志の間隙との合計である。 これらの架橋クレーの製造は、特に、フランス国特許第2543446号及び 同第2618143号の両明細書に記載されている。 出発クレーとしては、一般的に、バイデライトが好ましい。 クレーの架橋は、特に、アルミニウム、バナジウム、モリブデン、ジルコニウ ム、鉄、ニオブ、タンタル、クロム、ランタン、セリウム、チタン若しくはガリ ウムの水酸化物又はこれらの複数の金属の混合水酸化物を用いて行なうことがで きる。 これらの架橋クレーは、特に、ジハロゲン、ハロゲン化アンモニウム又は硫酸 若しくはハロゲン化水素酸のような酸を作用させることによって変性することが できる。こうして随意に導入されるハロゲンは、塩素又は弗素であるのが好まし い。 水酸化アルミニウムを用いて架橋させたクレー、特にバイドライトを本発明の 方法において用いるのが好ましい。 固体酸化物は、金属酸化物、金属酸化物の混合物或いは変性された金属酸化物 、特にジハロゲン、ハロゲン化アンモニウム又は硫酸若しくはハロゲン化水素酸 のような酸を作用させることによって変性された金属酸化物である。こうして随 意に導入されるハロゲンは、塩素又は弗素であるのが好ましい。 非限定的な例として、混合物SiO2/Al2O3、SiO2/ Ga2O3、SiO2/Fe2O3及びSiO2/B2O3、ハロゲン化アルミナ(特に塩素化アルミナ 及び弗素化アルミナ)、硫酸化ジルコニア、酸化ニオブ又は酸化タングステンを 挙げることができる。 本発明の方法において用いることができる酸性燐酸塩の例としては、特に、単 独の又はアルミナ若しくはシリカと混合された燐酸硼素(合成の際に導入される 様々なH3BO3/H3PO4のモル比に相当するもの)、燐酸ランタン、燐酸アルミニウ ム(合成の際に導入される様々なAl2O3/H3PO4のモル比に相当するもの)、五酸 化燐/シリカ混合物(通常UOP触媒と称される)、ゼオライト構造を持つアル ミノ燐酸塩(AlPO)及びゼオライト構造を持つシリコアルミノ燐酸塩(SA PO)がある。 本発明の方法において用いることができる塩基性固体触媒は、特に、塩基性金 属燐酸塩、塩基性金属酸化物、金属炭酸塩及び塩基性モレキュラーシーブである 。 塩基性金属燐酸塩は、特に、一般式(III) : (AyPO4)、(Imp)z (III) {式中、Aは金属原子、金属原子群又は部分的に水素原子を表わし、 yは元素Aの原子価に応じて3/4 〜 3の整数又は分数を表わし、 Impは電気的な中性を確保するための対陰イオンと組合せてアルカリ土類金 属、アルカリ金属及びそれらの混合物から選択される金属が用いられて成る塩基 性含浸 用化合物(含浸剤)に相当し、 係数zは含浸剤対含浸される材料(AyPO4)の重量比を表わし、0%〜20 %の範囲、好ましくは2%〜10%の範囲である} の燐酸塩、一水素燐酸塩及び二水素燐酸塩である。 本発明の方法において用いられる塩基性燐酸塩は、一般式(III)において Aがカルシウム、ジルコニウム、ランタン、セリウム、サマリウム、アルミニ ウム、硼素、鉄又は部分的に水素を表わし、 yが元素Aの原子価に応じて3/4 〜3の整数又は分数を表わし、 Impがアルカリ金属又はアルカリ金属の混合物と塩基性対陰イオンとから成 り、 係数zが2%〜10%の範囲である化合物であるのが好ましい。 塩基性燐酸塩の非限定的な例としては、セシウム、ルビジウム若しくはカリウ ム化合物と組合せて用いられる燐酸ランタン;セシウム、ルビジウム若しくはカ リウム化合物と組合せて用いられる燐酸セリウム;セシウム、ルビジウム若しく はカリウム化合物と組合せて用いられる燐酸サマリウム;セシウム、ルビジウム 若しくはカリウム化合物と組合せて用いられる燐酸カルシウム;セシウム、ルビ ジウム若しくはカリウム化合物と組合せて用いられる燐酸水素カルシウム;又は セシウム、ルビジウ ム若しくはカリウム化合物と組合せて用いられる燐酸水素ジルコニウムを挙げる ことができる。 式(III) の塩基性燐酸塩は、揮発性溶媒(好ましくは水)中のImpの溶液又 は懸濁液を式 (IV) : A'yPO4 (IV) (式中、A 'はAと同じ意味を持つ) の化合物に含浸させることによって調製することができる。 Impの溶解性がより高く、そして化合物A'yPO4が製造したばかりのより 新鮮なものであれば、それに比例してより良好な結果が得られる。 従って、式(III)の燐酸塩の有利な調製方法は、 (a)化合物A'yPO4の合成を実施し、 (b)次いで、好ましくは反応混合物からA'yPO4を単離することなく、反応 混台物に含漫剤Impを導入し、 (c)反応固体から残留液体を分離除去し、 (d)乾燥させ且つ随意に焼成することから成る。 燐酸塩を調製するための一般的な技術を参照すると、特にP. PASCAL、 「Nouve au traite de chimie minerale」第X巻(1956年)、第821〜823頁及 び GMELINS、「Handbuch der anorganischen Chemie」 (第8版)第16巻(C )、第202〜206頁(1965年)に記載されているように、燐酸塩を得る ための2つの主要な経路を識 別することができる。一方の方法は、燐酸水素アンモニウムを用いて可溶性金属 塩(塩化物、硝酸塩)を沈殿させ、水性アンモニアを用いて仕上処理をし、次い で随意に追加の中性化を行なうものである。もう一方の方法は、加熱しながら金 属酸化物を燐酸と反応させ、随意にアルカリ金属水酸化物で仕上処理をするもの である。 本発明の方法において用いられる塩基性金属酸化物は、塩基性性質の酸化物又 はアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の水酸化物のような塩基で処理するこ とによって塩基性にした酸化物である。 塩基性金属酸化物の非限定的な例としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属 、元素周期律表第III a族の金属、遷移元素又は希土類元素の酸化物(アルカ リ金属水酸化物で処理された又は処理されていないもの)を挙げることができる 。 より特定的な例として、水酸化ナトリウムで処理されたアルミナ、酸化亜鉛及 び酸化カルシウムを挙げることができる。 本発明の方法において用いられる塩基性モレキュラーシーブは、より特定的に は、例えばZSM−5、ZSM11、ZSM−22、ZSM−23若しくはZS M48のようなペンタシル構造、モルデナイト構造、フェリエライト構造又はゼ オライトX若しくはゼオライトYのようなホージャサイト構造の、酸化物に関し て表わして一般式(V) : E2/aO、T23、bSiO2、rH2O (V) (式中、Eは全体的にアルカリ若しくはアルカリ土類金属を表わすか又は少割合 の水素を含有するアルカリ若しくはアルカリ土類金属を表わすかのいずれかであ り、 TはAl、Ga、Fe及びBから選択される三価の金属を表わし、 aは1〜2の数を表わし、 bは2以上の数を表わし、 rは0〜100の数を表わす) のゼオライトである。 式(V)において記号Eの意味について用いられる「少割合の水素を含有する 」という用語は、モレキュラーシーブ中に随意にプロトンが存在する場合でも、 その量は、前記した試験(メチルブチノール試験)においてモレキュラーシーブ が酸性反応を引き起こすほどの量であってはいけないということを意味する。 式(V)の塩基性モレキュラーシーブの中では、Eがアルカリ金属であるもの を用いるのが好ましい。 塩基性モレキュラーシーブの非限定的な例としては、ゼオライトNaZSM− 5、ゼオライトNaMOR、ゼオライト13XCs、ゼオライトNaY、ゼオラ イトKY及びゼオライトCsYを挙げることができる。 本発明の方法は、連続的に行なわれる。 用いる触媒は、固定床として配置することもでき、また、流動床として用いる こともできる。この触媒は、接 触面積を大きくするために、不活性固体と混合して用いることができる。 異性化方法は、200℃〜500℃の温度において実施するのが一般的であり 、250℃〜400℃の温度において実施するのが好ましい。 接触時間は、選択した温度における触媒の体積対全気体流量(ラクトン+用い た場合のキャリヤーガス)の比として規定され、通常0.1秒〜50秒の範囲で あり、大抵の場合1秒〜10秒の範囲である。 圧力条件はそれほど重要な要件ではない。圧力は大気圧から10MPa(10 0バール)の範囲であるのが一般的であり、大気圧から1.5MPa(15バー ル)の範囲であるのが好ましい。 ラクトンは、触媒を含有させた反応器に単独で導入することができる。 また、ラクトンは、不活性キャリヤーガスと共に導入することもできる。この 組合せ導入は、混合物の形で行なうこともでき、また、別々に同時に導入する形 で行なうこともできる。 不活性キャリヤーガスは、例えば窒素、アルゴン、空気、蒸気及び反応を操作 する温度において気体状であるカルボン酸のような、反応条件下で不活性な気体 又は気体の混合物から成ることができる。 ラクトンは、反応に導入される気体の総重量の10〜100重量%、好ましく は40〜100重量%を占め る。 本発明の方法は、一般的に、ペンテン酸の混合物、より特定的には2−ペンテ ン酸、3−ペンテン酸及び4−ペンテン酸の混合物の生成をもたらす。 3−ペンテン酸及び4−ペンテン酸は、一酸化炭素及び水と反応させることに よってヒドロキシカルボニル化してアジピン酸にすることができる。 2−ペンテン酸自体は、3−ペンテン酸及び4−ペンテン酸に異性化をするこ とができ、これらは前記したように直接有益に用いることができる。 本発明に従う異性化方法は熱力学的に困難な反応であるので、ラクトンの転化 度は、実用段階では、一般的に80℃未満、大抵の場合60%未満に制限される ことがあるが、その場合にも、未転化ラクトンは容易に再循環することができる 。 以下の実施例は、本発明を例示するものである。 実施例においては、(特に記載がない限り、)次の操作方法を採用する。 縦形反応器(長さ15cm直径2cmの石英管)に、石英2cm3、触媒2c m3と石英10cm3との緊密混合物及び次いで石英5cm3を連続的に装入する 。次いでガラスビーズ(直径2〜3mm)によって反応器の装填を終える。 反応用に選択した温度(特に記載がない限り300℃)において、窒素流を2 時間通す(常温常圧条件下で 2l/時間)ことによって、触媒をコンディショニングする。 次いで注射器によってラクトンを注入する。 ラクトンの注入速度は、各例について記載する。この注入速度は液体状態のラ クトンの体積(cm3)で表わされる。 約15分間定常状態を確立した後に、試験を一般的に1時間続ける。反応器か ら出てきた生成物を、アセトニトリル10cm3を含有させた受器中に捕捉する 。 反応生成物及び未転化ラクトンの分析を気相クロマトグラフィー(GC)によ って行なう。 各試験について、以下を計算する。 ・1時間当たりの重量生産能率(HWE): 触媒の重量に対する1時間当たりに導入されたラクトンの重量(h-1); ・ラクトンの転化度(DC): 導入したラクトンに対する転化したラクトンの割合(%); ・各種ペンテン酸の収率(RY): 導入したラクトンに対する生成した各ペンテン酸のモル%。例1〜7(基剤:γ−バレロラクトン) これらの例では、以下に挙げた、異なるSi/Alモル比を示し、多少酸性に した、一般式(I)のZSM−5タイプの様々なゼオライトについて試験を行な う。 操作条件は、前記した一般操作方法のものである。 接触時間(tc)はそれぞれの例において約1.4秒である。 得られた結果を下記の表1にまとめる。 用いた略号P2、P3及びP4は次の意昧を持つ。 P2=2−ペンテン酸 P3=3−ペンテン酸 P4=4−ペンテン酸 例8〜15(基剤:γ−バレロラクトン) これらの例では、以下に挙げた様々な酸性触媒について試験を行なう。 ・SiO2を16重量%含有するSiO2/Al2O3{デグッサ(Degussa)より販売}、 ・SiO2/Al2O3比5を有するゼオライトY(東洋曹達より販売)、 ・BPO4 (B/P比=1)、 ・LaPO4 、 ・モンモリロナイト・ボルクレー (MontmorilloniteVolclay)クレー (MONTMO) 、 ・式(I)においてXがFeであり、SiO2/Fe2O3比=120を有するZSM− 5タイプのゼオライト (ZSM−5/Fe)、 ・塩素化Al2O3、 ・酸化ニオブ。 操作条件は前記したものである。反応時間は、塩素化アルミナを用いた例14 においては0.5時間としたのを除いて、1時間にし、温度は300℃以外であ ることができ、窒素流量は2l/時間以外であることができ、γ−バレロラクト ンの導入速度は3.2ml/時間以外の液体/時間であることができる。 下記の表2に、変更したいくつかのパラメーターの値及び得られた結果を示す 。 例16(基剤:δ−バレロラクトン) この例では、Feで交換したゼオライトY (SiO2/Al2O3 比=5、M=F e)について試験を行なう。 この試験は、Feで交換したゼオライトY (SiO2/Al2O3 比=5、M=F e)を用いて行なう。 操作条件は、次の点を変えたことを除いて、前記した一般操作方法のものであ る。 ・反応温度=370℃、 ・触媒体積=1.5cm3、 ・N2 流量=3l/時間、 ・ラクトン流量=3.2ml/時間。 次の結果が得られた。 ・ラクトンのDC=10%、・P2のRY=4.3%、 ・P3のRY=0%、 ・P4のRY=1.3%、 ・tc=0.8秒、 ・ HWE=7.3h-1例17〜20(基剤:γ−バレロラクトン) これらの例では、以下に挙げた様々な塩基性固体触媒について試験を行なう。 ・燐酸水素セシウム3%を添加した燐酸セシウム、 ・燐酸水素カルシウム(ヒドロキシアパタイト)、 ・ゼオライト13XCs、 ・水酸化ナトリウムで処理したアルミナ(重量/重量基 準で水酸化ナトリウム10%)(2cm3の代わりに4cm3の値)。 操作条件は前記した一般操作方法のものである。 一般操作方法のものとは変えたパラメーターの値及び得られた結果を、下記の 表3にまとめる。 例21〜24(基剤:Υ−バレロラクトン) これらの例では、燐酸ランタンを各種の含浸剤と組合せて用いて試験を行なう (燐酸ランタンに対する含浸剤の割合を重量/重量で表わす)。 操作条件は前記した一般操作方法のものである。 反応温度及びラクトンの注入流量の値並びに得られた結果を、下記の表4にま とめる。
【手続補正書】 【提出日】1995年5月25日 【補正内容】 補正の内容 1.請求の範囲を別紙のように訂正する。 2.明細書第23頁を添付別紙と差し替える。 請求の範囲 1.5個の炭素原子を有する少なくとも1種のラクトンをペンテン酸に異性化す る方法であって、γ−バレロラクトン(即ち4−メチルブチロラクトン)及び2 −メチルブチロラクトンから選択されるラクトンを気相中で酸性又は塩基性固体 触媒と接触させることを特徴とする、前記方法。 2.触媒が酸性モレキュラーシーブ、酸性クレー、架橋クレー(又はピラークレ ー)、固体酸化物及び酸性燐酸塩から選択される酸性固体触媒であることを特徴 とする、請求の範囲第1項記載の方法。 3.触媒が塩基性金属燐酸塩、塩基性金属酸化物、金属炭酸塩及び塩基性モレキ ュラーシーブから選択される塩基性固体触媒であることを特徴とする、請求の範 囲第1項記載の方法。 4.塩基性金属燐酸塩が、 (a)化合物A'yPO4の合成を実施し、 (b)次いで、反応混合物に含浸剤Impを導入し、 (c)反応固体から残留液体を分離除去し、 (d)乾燥させ且つ随意に焼成する ことから成る方法によって調製されることを特徴とする、請求の範囲第3項記載 の方法。 5.200℃〜500℃の温度において実施することを特徴とする、請求の範囲 第1〜4項のいずれかに記載の方法。 6.触媒を含有させた反応器にラクトンを単独で導入することを特徴とする、請 求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の方法。 7.反応条件下で不活性な気体又は気体混合物から成るキャリヤーガスと共にラ クトンを導入することを特徴とする、請求の範囲第1〜6項のいずれかに記載の 方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI B01J 29/18 X 9343−4G 29/24 X 9343−4G 29/40 X 9343−4G 29/46 X 9343−4G 29/65 X 9343−4G 29/68 X 9343−4G 29/84 X 9343−4G 29/85 X 9343−4G C07C 51/09 // C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),BR,BY,CA,CZ,J P,KR,PL,RU,SK,UA,US (72)発明者 グロスラン,ジャンミシェル フランス国 エフ69110 サント フォワ レ リヨン,アレ ド タフィニョン, 1 (72)発明者 メス,フランソワ フランス国 エフ69390 ベルネゾン,リ ュ ド ラ サル デ フェート,6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.5個の炭素原子を有する少なくとも1種のラクトンをペンテン酸に異性化す る方法であって、γ−バレロラクトン(即ち4−メチルブチロラクトン)及び2 −メチルブチロラクトンから選択されるラクトンを気相中で酸性又は塩基性固体 触媒と接触させることを特徴とする、前記方法。 2.ラクトンがγ−バレロラクトン(即ち4−メチルブチロラクトン)から選択 される請求の範囲第1項記載の方法。 3.触媒が酸性モレキュラーシーブ、酸性クレー、架橋クレー(又はピラークレ ー)、固体酸化物及び酸性燐酸塩から選択される酸性固体触媒であることを特徴 とする、請求の範囲第1又は2項記載の方法。 4.酸性モレキュラーシーブがペンタシル構造のゼオライト、例えばZSM−5 、ZSM−11、ZSM−22、ZSM−23、ZSM−48、フェリエライト 、モルデナイト及びホージャサイト構造のゼオライト、例えばゼオライトX又は ゼオライトYであることを特徴とする、請求の範囲第3項記載の方法。 5.ペンタシル又はモルデナイト構造の酸性ゼオライトが酸化物の比に関して表 わして一般式(I): M2/nO、X23、mSiO2、pH2O (I) (式中、Mは水素、NH4並びに一価、二価、三価及び四価金属から選択される 元素を表わし、 XはAl、Ga、Fe及びBから選択される三価の元素を表わし、 nは1〜4の数を表わし、 mは10以上の数を表わし、 pは0〜40の数を表わす) を有するモルデナイトタイプのゼオライト又はZSM−5、ZSM−11、ZS M−22、ZSM−23若しくはZSM−48のゼオライトであることを特徴と する、請求の範囲第3又は4項記載の方法。 6.酸性モレキュラーシーブが酸化物の比に関して表わして一般式(II): M2/nO、Z23、dSiO2、xH2O (II) (式中、Mは水素、NH4並びに一価、二価、三価及び四価金属から選択される 元素を表わし、Mの少なくとも一部は水素であり、 ZはAl、Ga、Fe及びBから選択される三価の金属を表わし、 nは1〜4の数を表わし、 dは2以上の数を表わし、 xは5〜100の数を表わす) を有するゼオライトX又はゼオライトYタイプのホージャサイト構造のゼオライ トであることを特徴とする、請求の範囲第3項記載の方法。 7.酸性モレキュラーシーブが、その式中のシリカと組合せて用いられる酸化物 が三価金属の酸化物である酸性ゼオライトであることを特徴とする、請求の範囲 第3〜6項のいずれかに記載の方法。 8.用いられるクレーがモンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、ヘ クトライト、スチーブンサイト及びサポナイトのようなスメクタイトであること を特徴とする、請求の範囲第3項記載の方法。 9.用いられる架橋クレーが、クレーの薄片の間にアルミニウム、バナジウム、 モリブデン、ジルコニウム、鉄、ニオブ、タンタル、クロム、ランタン、セリウ ム、チタン若しくはガリウムの水酸化物又はこれらの複数の金属の混合水酸化物 を用いた架橋によって橋又は柱が導入されてこれが基準間隙を保つクレー、好ま しくは水酸化アルミニウムによって架橋されたバイデライトであることを特徴と する、請求の範囲第3項記載の方法。 10.用いられる架橋クレーがジハロゲン、ハロゲン化 アンモニウム又は硫酸若しくはハロゲン化水素酸のような酸を作用させることに よって変性されたものであり、好ましくは、こうして随意に導入されるハロゲン が塩素又は弗素であることを特徴とする、請求の範囲第3〜9項のいずれかに記 載の方法。 11.用いられる固体酸化物が金属酸化物、金属酸化物の混合物或いはジハロゲ ン、ハロゲン化アンモニウム又は硫酸若しくはハロゲン化水素酸のような酸を作 用させることによって変性された金属酸化物であり、好ましくは、こうして随意 に導入されるハロゲンが塩素又は弗素であることを特徴とする、請求の範囲第3 項記載の方法。 12.用いられる固体酸化物が混合物SiO2/ Al2O3、SiO2/ Ga2O3、SiO2/Fe2O3 及びSiO2/B2O3、塩素化アルミナ及び弗素化アルミナのようなハロゲン化アル ミナ、硫酸化ジルコニア、酸化ニオブ並びに酸化タングステンから選択されるこ とを特徴とする、請求の範囲第3〜11項のいずれかに記載の方法。 13.酸性燐酸塩が単独の又はアルミナ若しくはシリカと混合された燐酸硼素( 合成の際に導入される様々なH3BO3/H3PO4 のモル比に相当するもの)、燐酸ラ ンタン、燐酸アルミニウム(合成の際に導入される様々なAl2O3/ H3PO4のモル比に相当するもの)、五酸化燐/シリカ混合物(通常UOP触媒と 称される)、ゼオライト構造を持つアルミノ燐酸塩(AlPO)及びゼオライト 構造を持つシリコアルミノ燐酸塩(SAPO)から選択されることを特徴とする 、請求の範囲第3項記載の方法。 14.触媒が塩基性金属燐酸塩、塩基性金属酸化物、金属炭酸塩及び塩基性モレ キュラーシーブから選択される塩基性固体触媒であることを特徴とする、請求の 範囲第1又は2項記載の方法。 15.塩基性金属燐酸塩が一般式(III) : (AyPO4)、(Imp)z (III) {式中、Aは金属原子、金属原子群又は部分的に水素原子を表わし、 yは元素Aの原子価に応じて3/4 〜 3の整数又は分数を表わし、 Impは電気的な中性を確保するための対陰イオンと組合せてアルカリ土類金 属、アルカリ金属及びそれらの混合物から選択される金属が用いられて成る塩基 性含浸用化合物に相当し、 係数zは含浸剤対含浸される材料(AyPO4)の重量比を表わし、0%〜2 0%の範囲、好ましくは2%〜10%の範囲である} の燐酸塩であることを特徴とする、請求の範囲第14項 記載の方法。 16.塩基性金属燐酸塩が一般式(III) : (AyPO4)、(Imp)z (III) (式中、Aはカルシウム、ジルコニウム、ランタン、セリウム、サマリウム、ア ルミニウム、硼素、鉄又は部分的に水素を表わし、 yは元素Aの原子価に応じて3/4 〜 3の整数又は分数を表わし、 Impはアルカリ金属又はアルカリ金属の混合物と塩基性対陰イオンとから成 り、 係数zは2%〜10%の範囲である)の燐酸塩であることを特徴とする、請求 の範囲第14又は15項記載の方法。 17.塩基性金属燐酸塩がセシウム、ルビジウム若しくはカリウム化合物と組合 せて用いられる燐酸ランタン;セシウム、ルビジウム若しくはカリウム化合物と 組合せて用いられる燐酸セリウム;セシウム、ルビジウム若しくはカリウム化合 物と組合せて用いられる燐酸サマリウム;セシウム、ルビジウム若しくはカリウ ム化合物と組合せて用いられる燐酸カルシウム;セシウム、ルビジウム若しくは カリウム化合物と組合せて用いられる燐酸水素カルシウム;又はセシウム、ルビ ジウム若しくはカリウム化合物と組合せて用いられる燐酸水素ジルコニウム であることを特徴とする、請求の範囲第14〜16項のいずれかに記載の方法。 18.塩基性金属燐酸塩が、揮発性溶媒(好ましくは水)中のImpの溶液又は 懸濁液を式(IV) : A'yPO4 (IV) (式中、A’はAと同じ意昧を持つ) の化合物に含浸させることによって調製されることを特徴とする、請求の範囲第 14〜17項のいずれかに記載の方法。 19.塩基性金属燐酸塩が、 (a)化合物A 'yPO4の合成を実施し、 (b)次いで、好ましくは反応混合物からA 'yPO4を単離することなく、反応 混合物に含浸剤Impを導入し、 (c)反応固体から残留液体を分離除去し、 (d)乾燥させ且つ随意に焼成する ことから成る方法によって調製されることを特徴とする、請求の範囲第14〜1 8項のいずれかに記載の方法。 20.塩基性金属酸化物が塩基性性質の酸化物又はアルカリ金属若しくはアルカ リ土類金属の水酸化物のような塩基で処理することによって塩基性にした酸化物 である ことを特徴とする、請求の範囲第14項記載の方法。 21.塩基性金属酸化物がアルカリ金属、アルカリ土類金属、元素周期律表第II Ia族の金属、遷移元素又は希土類元素の酸化物(アルカリ金属水酸化物で処理 された又は処理されていないもの)から選択されることを特徴とする、請求の範 囲第14〜20項のいずれかに記載の方法。 22.塩基性モレキュラーシーブがZSM−5、ZSM−11、ZSM−22、 ZSM−23若しくはZSM−48のようなペンタシル構造、モルデナイト構造 、フェリエライト構造又はゼオライトX若しくはゼオライトYのようなホージャ サイト構造の、酸化物に関して表わして一般式(V): E2/aO、T23、bSiO2、rH2O (V) (式中、Eは全体的にアルカリ若しくはアルカリ土類金属を表わすか又は少割合 の水素を含有するアルカリ若しくはアルカリ土類金属を表わすかのいずれかであ り、 TはAl、Ga、Fe及びBから選択される三価の金属を表わし、 aは1〜2の数を表わし、 bは2以上の数を表わし、 rは0〜100の数を表わす) のゼオライトであることを特徴とする、請求の範囲第 14項記載の方法。 23.塩基性モレキュラーシーブがゼオライトZSM−5、ZSM−11、ZS M−22、ZSM−23若しくはZSM−48、モルデナイト、フェリエライト 又はゼオライトX若しくはゼオライトYのようなホージャサイトであることを特 徴とする、請求の範囲第14項記載の方法。 24.200℃〜500℃の温度、好ましくは250℃〜400℃の温度におい て実施することを特徴とする、請求の範囲第1〜23項のいずれかに記載の方法 。 25.触媒を含有させた反応器にラクトンを単独で導入することを特徴とする、 請求の範囲第1〜24項のいずれかに記載の方法。 26.窒素、アルゴン、空気、蒸気又は反応を操作する温度において気体状であ るカルボン酸のような、反応条件下において不活性な気体又は気体混合物から成 る不活性キャリヤーガスと共にラクトンを導入することを特徴とする、請求の範 囲第1〜24項のいずれかに記載の方法。 27.ラクトンが、反応に導入される気体の総重量の 10〜100重量%、好ましくは40〜100重量%を占めることを特徴とする 、請求の範囲第25又は26項記載の方法。
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