JPH08500496A - Nmrテストの方法および装置 - Google Patents

Nmrテストの方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、イメージ形成される対象物が,この対象物についての空間的情報をコード化する勾配成分を有する磁界に置かれるNMRテストの方法および装置を提供するもので、核磁気共鳴を励起するため選定された間隔で励起パルスを「印加し、少なくとも2つの間隔とこれら間隔におけるコード化勾配成分とが、この間隔において、間隔の持続時間に関する勾配成分の積分値が2より大きい整数の連続冪に従って比例配分されるように選定され、共鳴応答信号を検出することを含む。一実施例における発明は、急激に発振する磁界勾配を切換えるのに特殊な装備を要することのない、従来技術では免れない欠点を克服するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 NMRテストの方法および装置 (技術分野) 本発明は、対象物を核磁気共鳴(NMR)テストのための方法および装置に関 する。本発明は、NMRによる動物あるいは人間のイメージの生成への応用を特 に有する。 (背景技術) NMRイメージ形成技術は周知である。1つのこのような技術については、P .MansfieldおよびA.A.Maudsley著「NMRによる平面ス ピン・イメージ形成法(Planar Spin Imaging by NM R)」(J.Magn.Resonance、第27号、101〜119ページ )なる名称の論文に記載されている。別の技術は、「エコー平面イメージ形成( EPI)」法として知られており、英国研究開発公社(National Re search Development Corporation; 現在は、 British Technology Group Ltd.)の連合王国( 英国)特許第1596160号に開示されている。この技術は、テストされるべ き対象物を、この対象物についての空間的情報をコード化するための3つの相互 に直行する勾配成分を含む磁界に置くことを含む。この勾配成分の1つが、振動 波形を有する。無線周波励起パルスが、磁界の存在下で対象物に対して印加され る。この振動勾配が、励起パルスの印加の結果共鳴応答エコーを形成させる。こ れらのエコーの検出が、対象物のイメージを迅速に生じる。 前記のEPI法は、振動勾配成分が非常に高い周波数で発振することを要求さ れ、必要とされる迅速な勾配のスイッチングを生じるために高価なハードウエア が要求される。 (発明の概要) 本発明によれば、対象物についての空間的情報をコード化するための勾配成分 を有する磁界を対象物に受けさせ、選択された間隔で励起パルスを印加して、前 記間隔の少なくとも2つにおいて核磁気共鳴を励起させ、かかる間隔に対して、 間隔の持続時間に関する勾配成分の積分値が2より大きい整数Iの連続冪に従っ て比例配分されるように、前記間隔におけるコード化間隔成分が選定され、共鳴 応答信号を検出することを含む対象物のNMRテスト方法が提供される。 パルス間隔とコード化間隔成分とをこのように選定することによって、(いく つかが必要とされるとして)比較的少数の勾配スイッチング以上を必要とするこ となく多数の個々の均等間隔のエコー応答を生成することができる。要求される この間隔スイッチングは、特殊なハードウエアの使用を必要とすることがなく、 その結果本発明は周知のNMRハードウエアに基いて実現することができる。本 発明は迅速なイメージ形成が可能であり、対象物を通る2次元スライスを40m s以下でイメージ化することができる。 磁界および(または)励起パルスが、所要の共鳴応答信号を生じるように(そ れらの値の初期の推定から)調整される。このような調整は、実際に用いられる NMR装置における障害の影響を取除くことを助けることができる。最も重要な 障害は、磁気コイルへ印加される励起の波形とこれらコイルにより生じる実際の 磁界の波形間に(例えば、渦電流によって生じる)差があり得ることである。こ のため、先に述べた勾配成分の積分が実際に生じる勾配からでなく、印加された 励起から計算されるならば、選択された励起からの調整を要求することができる 。 この調整は、校正係数を磁界あるいはパルスに加えることによて理論的に行わ れるが、実験的に予め定めた情報に基いて実験的な校正によって行われることが 望ましい。この後者の試みの利点は、実験的な校正が対象物に依存せず、NMR 装置にのみ依存することで、その結果、一般的に、少なくともこの実験的校正を 1回だけ行えばよいのである。 典型的には、この調整は、信号に対する所要のタイミングが本発明の動作にと って重要であり得るため、このタイミングを生じるように用いられる。このタイ ミ ングが不充分に均一であるならば、信号は一緒になってしまい、結果の精度は劣 化するおそれがある。 共鳴応答信号は、検出後に調整されることが望ましい。通常はフーリエ変換前 に生じるこのような調整は、フーリエ変換のため用いられる応答信号を用意する ために用いることができる。例えば、本発明は、ほとんど不可避的に不均等な信 号を生じ、もしそうであれば、信号は全てフーリエ変換前に均一になるように調 整することができる。更に、信号の位相が調整される必要があり、それらのタイ ミングもまたこれら信号が均等間隔となるように調整される必要がある。この後 者の場合には、先に概要を述べた校正法を用いて粗調整を行うと共に、先に述べ た補正法により微調整を行うことが望ましい。 Iの冪により比例配分される最後の励起パルスと、その後の励起パルスとの間 の間隔は、IL・tminより小さいことが望ましく、ここでLはこのような間隔の 数であり、tminは最も小さな間隔であり、前記間隔が、(IL+1)/2・tmi n に等しいことが更に望ましい。このように、実験の期間は、全ての関連するパ ルス間隔が,必ずしも信号の損失を伴うことなく、Iの連続冪に従って比例配分 されたものとして妥当するものから帰着することができる。このことは、本文の 「基本的実施例のための理論」において更に詳細に説明される。 かなり良い分解能のイメージを得るためには、少なくとも3つの励起パルス間 隔がIの冪に従って比例配分されねばならない。3つの間隔(4つのパルス)に より、おそらくは最大27の信号がI=3に対して生成することができる。実際 には、信号の再集束が行われなければ、これら信号のある比率(例えば、9また は14)が実際に検出できるに過ぎない。 本発明の基本的実施例(事例1参照)においては、勾配成分は、このような間 隔の間は実質的に一定であり、この間隔は前記の連続冪に従って比例配分される 。これは、最小限の勾配スイッチングを含む本発明の簡単な形態である。 本発明の第1の修正例(事例2または3参照)においては、このような間隔に 続く各励起パルスにおいて勾配成分がゼロであるならば、また更にこの成分がこ のような各間隔において立上がり時間t1だけこの各間隔において等しい値まで 立上がり、滞留時間t2だけこの間隔で維持し、立下がり時間t3だけ再びゼロに 立下がるならば、この各間隔に対する各値(t2+(t1+t3)/2)が前記の 連続冪に従って比例配分される。このことは、(磁界を制限することを避ける観 点から望ましいように)勾配成分が各励起パルスの間はオフに切換えられるなら ば、適当な励起パルス間隔の簡単ではあるが有効な決定方法を提供する。 本発明の第2の修正例(事例3参照)においては、更に別の励起パルスが共鳴 応答信号を再び集束するために印加される。信号を再集束する(即ち、これら信 号の「エコー」を生じる)ことにより、本発明により達成し得る分解能は著しく 増加することができる。 本発明の第3の修正励起においては、スライスの選定が、濾波しない勾配パル ス(どんな共鳴応答信号も濾波しない勾配パルス)を介して行われる。スライス 選定励起パルスが勾配パルスの間に印加されるならば、これは、スライス選定パ ルスの中心までの時間に関する勾配パルスの積分と、両方の中心が共にゼロに等 しくなった後に行われる相等する積分とを行うことによって達成されることが望 ましい。先に述べた方法の特徴に類似する装置の特徴もまた、本発明によって提 供される。 本発明の望ましい特徴、本発明の基礎となる理論、および本発明の動作例につ いて、添付図面に関して次に記述する。 (図面の簡単な説明) 図1は、本発明によるNMRテストのための装置のブロック図、 図2は、本発明の動作の概略全体図、 図3は、本発明の基本的実施例のk−空間図、 図4は、基本的実施例のパルス・シーケンス図、 図5は、基本的実施例において生成される生じるの相対的な信号の振幅と位相 (0°または180°)を示し、 図6は、台形の勾配パルスに対するタイミング定義を示すスケッチ、 図7は、本発明の第1の修正例に対するパルス・シーケンス図、 図8aは、本発明の第2の実施例に対するk−空間の図、 図8bは、第2の修正例の別のバージョンに対するk−空間の図、 図9は、本発明の第2の修正例に対するパルス・シーケンス図、 図10は、本発明の第3の修正例を示す部分パルス・シーケンス図、 図11は、第3の修正例に対するk−空間の図、 図12は、勾配の実験的校正を示す一連のスケッチ、 図13および図14は、本発明を用いて得られる1組の信号と1つのイメージ をそれぞれ示している。 (実施例) 以下の記述において、以下に定義が示される如き略語と用語が用いられる。 図1において、NMRテストのための装置は、対象物12を磁界に曝すための 磁石10を含んでいる。この磁石は、方向x、yおよびz(それぞれ、位相コー ディング、読出しおよびスライス選択の諸勾配)に、大きな静磁界と3つの相互 に直行する磁界勾配との両者を生じることができる。この勾配は、勾配増幅器1 6を介してプロセス・コントローラ14によって制御される。プロセス・コント ローラ14はまた、選定された間隔での無線周波励起パルスの印加を制御して、 r.f.増幅器18とr.f.アンテナ20を介して磁界の存在下でNMR共鳴 を励起する。共鳴応答信号は、r.f.アンテナ20を用いて検出され、データ 獲得コンピュータ22を用いて獲得され、データ・プロセッサ24を用いて処理 され、イメージ・ディスプレイ26を用いて表示される。 本発明の目的のためには、当該装置は、勾配の立上がり速度が特に早くなけれ ばならないことはないが、僅かに2〜3msの短さの勾配パルスを供給すること が可能でなければならず、2 Gcm-1ms-1(0.2 Ts-1に相等する)が 望ましい。周波数の選択的励起が要求されるならば、r.f.励起パルスを整形 する能力が重要である。 図2において、全体的に見て、イメージを獲得するための手順は下記の如くで ある。第一に、磁界勾配が校正される(ブロック30)−「所定のエコー・タイ ミングを得るための勾配の実験的校正法」なる項を参照されたい。次に、最初の 実験は、位相コーディング勾配が存在しない時にデータを獲得するために実施さ れる(ブロック32)。r.f.パルスの位相と振幅に対する必須補正の索引テ ーブルが次に生成され(ブロック34)、全ての将来の実験において使用される ように記憶される(ブロック36)−「位相および振幅の補正」項を参照された い。次いで、更に適当な実験が位相コーディング勾配の存在下で実施され(ブロ ック38)、索引テーブルに従ってr.f.パルスが補正される(ブロック40 )。共鳴応答信号は一旦獲得されるとフーリエ変換され(ブロック42)、結果 として得るデータがイメージとして表示される(ブロック44)。 本発明の基本的実施例の基礎となる理論について、次に図3および図4に関し て記載する。広義において、本発明は、比較的小さな組のr.f.励起パルスを 用いて複数の応答信号を生成し、各信号を個々に位相コード化し、次いで1つの 獲得期間における信号のエコーを検出することを目的とする。基本的実施例に対する理論 基本的実施例の基礎をなす理論について次に記述する。理論の分析は、コヒー レンス伝達の原理を用いて最もよく行われる。絶縁スピン−1/2核(水の陽子の 如き)から獲得される信号は、縦方向磁化と対応する0,−1あるいは+1のコ ヒーレンス度と、横方向磁化の観察可能成分および観察不能成分とをそれぞれ処 理することができる。コヒーレンス度における遷移は、元の各信号を3つの新た な信号へ分けるr.f.パルスによって生じる。このコヒーレンス伝達経路は、 ベクトルp(=p1,p2,...)により表わされ、ここでp1は各r.f.パ ルス後のコヒーレンス度であり、このため、+1,0,あるいは−1である。2 つのパルスにより生成される経路(1,−1)はスピン・エコーと呼ばれが、3 つのパルスにより生成される信号(1,0,−1)は刺激されたエコーである。 一連のN個のパルスは3N-1個までの別々の信号を生じることができ、その各 々は一義的なコヒーレンス伝達経路が後続することになる。,各エコー信号の出 現のタイミングは、r.f.パルスと信号のコヒーレンス経路との間の間隔に( 他の事柄よりも)依存する。パルス間の間隔がベクトル rf(=t1,t2,.. .tN;但し、tNは最後のパルスと関連エコーの中心との間の時間的間隔を表わ す)により表わされ、従って、エコーの生成に要求される条件は、 rf. = 0 [1] これは、有効に、他の全てのtiが固定される時、tNについての条件である。 式[1]から、パルス間間隔が、ある一意値(some unique)≧ 0に対してti(i<N)=3i・tminであるように、個々の3の連続冪に従っ て比例配分されるならば、信号は等間隔におかれることになることが判る。これ は、他のtiに関して式[1]からtNに対する式を得て、更に全ての異なる値を で代入し、基数3にカウントすることにより演繹される。tminは、用いられ た特定の装置により得られる rfの最も小さな遅れである。 コヒーレンス経路(その成分piは、+1,0,−1)については、 但し、mは、−(3(N-1)−1)/2乃至+(3(N-1)−1)/2(これも、基数 3でカウント)の範囲にわたる整数の組の1項である。各エコー信号に対するエ コー時間を、最初のr.f.パルスから最大信号の中心までの間隔として定義す る。従って、 (上記の、および式[2b]に使用している条件の下で) 全信号について、(3(N-1)+1)/2は、それらの最大値が最後のパルス( 即 る。更に、スライス選択磁界勾配パルスが従来のスライス選定における如く最終 r.f.パルスと関連して印加されるならば、そのコヒーレント度が+1から− 1まで変化する3(N-2)個の信号のみが残ることになる。 これが、式[2b]および[3]におけるmを、(3(N-2)+1)/2乃至( 3(N-1)−1)/2の範囲の大きさに限定する。最後のパルスと最後から2番目 のパルスとの間の時間間隔tN-1がtmin・(3(N-2)+1)/2に、あるいはこ れより大きく設定されるならば、3(N-2)個の信号の全ては最後のパルスの後に 現れることになる(式[1]参照)。式[2b]は、mが+1乃至+3(N-2)の 範囲にシフトされることを除いて、この動作により変化を受けず、式[3]は、 このため、 rf = tmin(1,3,...3(N-3),1/2(3(N-2)+1),m) 、あるいは最初の(N−3)個の間隔の順列により得られる相等数の組となる。 例えば、N=5パルスの場合、 rf=tmin・(1,3,9,14,m)、ある いは最初の3つの間隔の順列により得られる相等数の組となり、mは、各信号に 対する式[1]を満たす1乃至27の範囲の整数である。全ての信号の振幅は、 5番目のパルスと最後のパルスとが180°のフリップ角(flip angl e)と対応する。 エコーのフィルムが静電磁界の不均一性の作用を再集束することに基くため、 均一な勾配の印加を慎重にすれば信号の最大値のタイミングに影響を及ぼすこと はない。従って、一定の読出し勾配を全ての実験にわたり印加することにより、 1次元空間情報を各信号にコード化することができる。読出し勾配が一定でない 更に一般的な状況については、後で考察する。更に、2Dイメージを生成するた めには、サンプルにおける明瞭な位相勾配が得られた1組の信号を得ることが必 要である。本発明の基本的実施例においては、一定の勾配を印加することにより 完全な位相コーディングが得られる。この場合も、不均一な位相コーディング勾 配の一般的状況については後で考察する。 単一のスライス選択勾配パルスが最後のr.f.パルスと関連して印加される ならば、当実施例においては、位相コーディング勾配は、最後から2番目のr. f.パルス前にスイッチ・オフされる。このことは、(コヒーレンス経路=( 0,0,0,1,−1)に続く)中間エコーが位相コーディングを受取らないこ とを保証する。実験中にサンプル中に生成される正味の位相勾配として表わされ る位相コーディング量は、各信号として次のように与えられる。即ち、 但し、2番目の線は、ベクトル phasc=γGphasc(t1,...,tN-2,0, 0)を定義し、この最後の式は、lが−(3(N-2)−1)/2乃至+(3(N-2)− 1)/2の範囲内にある式[2b]と同様な方法で選られる。完全を期すために 、 ここで、 read = γG read rf [6b] 全信号は、N1×N2の複素数のデータ点として得られる。各データ点毎に、特 定の場所から生じる信号により得られる位相は一義的である。rxが位相コーデ ィング方向として定義され、ryが読出し方向として定義されるならば、この位 相は下式により与えられる。即ち、 エコー最大値が充分に分離されるものとすれば、全データ・セットは、各々が1 つのエコー最大値を含むN1個の個々のデータ・セットへ分割することができ、 信号間には干渉は生じない。従って、各信号毎に、最大値のいずれの側の点に対 して下記のように書くことができ、 また、この領域外の寄与を無視することができる。式[5]および[8]を用い ることで、式[7]を下記のように書き直すことができる。 φ = γ・l・Gphasc・tmin・γx+γ・m・Gread・Δt・γy [9] lを−1/2(N1−1)乃至+1/2(N2−1)の範囲の信号に対する指数とし、m を-1/2(N2−1)乃至+1/2(N2−1)の範囲にわたる信号内の各データ点に 対する指数とする。各データ点が指数lにより識別される1つの信号からの寄与 のみを含むので、信号経路を識別する上つき添字は落とされた。式[9]は、 k−空間の定義を実際の空間のフーリエ共役とすることを許容する。 φ = 2π [10] として、 kx = γ・l・Gphasc・tmin/2π [11] また ky = γ・m・Gread・Δt/2π [12] とする アライアシングを避けるため、kxは±(N1−1)/(2FOVx)を限界と され、kyは±(N2−1)/(2FOVy)を限界とされ、ここでFOVxとFO Vyとは、各方向における最大線形次元(視野)であり、N1およびN2は、それ ぞれ信号数および信号毎のデータ点数である。このため、時間領域データがk− 空間における点として表わされるならば、各信号は、図3における均一な線的格 子における最上部から最下部までの完全行に寄与することになる。 データ処理、実験の一般化、およびその実現の実際の諸特質について論議する 前に、基本的なイメージ形成実験について次に述べることにする。実験の条件は 、イメージの分解能(N1×N2ピクセル)、視野(FOVx×FOVy)、および 読出し勾配の強さGreadから定義される。事例 1read=2Gcm-1で10cm×10cmの視野の中に対象物の27×64ピ クセルのイメージを生成する(図3および図4参照)。 式[12]におけるkyに置かれた境界から、最大のサンプリング間隔Δtは 、2π/γ・Gread・FOVyとなる。陽子に対する磁気回転比を 26747rad.s-1.G-1(γ/2π=4257HzG-1)とするならば 、 Δt = 1/(2×10×4257) = 11.7μs となり SW = (Δt)-1 = 85140Hz のスペクトル幅と対応する 最小パルス間隔は、信号が重ならないことを保証するためには tmin = N2Δt = 0.75ms より小さくなければならない。 最後のものが180°パルスである5つのr.f.パルスが35-2=27の観 察し得る信号を生成し、従って、式[4]のmは+1乃至+27の範囲にわたる 。最短時間内でイメージを生成するため、パルス間隔は rf=tmin(1,3, 9,14)でなければならず、最初の3つの間隔の順列が許容される。 位相コーディング勾配は、最初のパルスの直後にスイッチ・オンされ、4番目 のパルス直前にスイッチ・オフされる。勾配の振幅は、式[11]のkxにおけ る限界から決定され、これは Gphasc = 2π/γ・FOVx・tmin = 0.0312Gcm-1 を与える。 従って、式[5]から、 phasc=2π/FOVx(1,3,9,0,0)rad cm-1、即ち、 これも最初の3つの間隔の対応する順列である。最初の信号の中心は最後のパル スの後tminに生じ、従って、データの取得は最後のパルスの後0.5×tmin秒 となり、時間(t1+t2+t3+t4)だけ継続しなければならない。従って、イ メージを取得する全時間は、約2(t1+t2+t3+t4)=54×tmin=40 msとなる。データ・セットは、64の27グループに分割される1728の複 素点を含む。27グループのデータの位相および振幅は、以下に述べるように、 2次元フーリエ変換が行われる前に補正されねばならない。位相および振幅の補正 従来のイメージ形成実験においては、式[10]の使用とk−空間の定義が、 取得された信号ρ()を、下記の2次元のフーリエ関係を介して、実際の空間 イメージρ(γ)と関連付けることになる。即ち、 この式の基礎となる仮定は、本発明に対しては有効ではない。これまでは、位 相コーディング勾配が存在しない時、各信号は同じ振幅と位相を持つものとされ た。しかし、このことは、信号の相対的な振幅と位相がr.f.パルスの振幅と 位相に依存して、均一な信号を生じる組を選定することができない故に、本発明 に対しては妥当しない。従って、式[13]は、各信号のコヒーレンス経路に依 データをフーリエ変換する前に、Zkxを除くことによりデータ・セットを補正す ることが必要である。この補正は、実際には実験的な補正が更に信頼できるが、 理論的に行うことができる。理論的補正 一連のパルスにより生成される信号の振幅が、複雑な状態でr.f.パルスの 振幅に依存する。各パルスによりなされる寄与は、このパルスの前後に信号のコ ヒーレンス度に依存する。このため、例えば、遷移+1→−1は、フリップ角( α)に対する依存性[cos(α)−1]/2を有するが、+1→−+1は、依 存性[cos(α)+1]/2を有し、従って、例えば、信号=(1,1,− 1,1,−1)は、[sin(α)(cos(β)+1)(cos(γ)−1) (cos(δ)−1)(cos(ε)−1)]/16の振幅を有する。最も一般 的であるように、パルスが全て同じ位相を持つならば、信号の位相は、前の所与 の振幅が正であるか負であるかに従って、0°あるいは180°となる。一般に 、信号φsi gnal の位相は、下式から、パルスφr.f.の位相に依存する。即ち、 φsignal = φr.f.Δ [15] 但し、Δはr.f.パルスにより誘導されるコヒーレンス度における変化を表 わすベクトルである。即ち、ΔP1=P1で、ΔPi−Pi-1 図5は、それぞれ、フリッブ角45°、60°、120°、90°、180° を持ち、比9:3:1:14のパルス間の間隔を持つ5つのパルスからの27全 ての信号に対する理論的振幅および位相の事例を示している。緩和および拡散の 効果を考慮すると、この分析は更に複雑になり、従って、係数Zkxに対する実験 的な補正が実際問題の大半の状況において望ましいものである。実験的補正 位相コーディング勾配がゼロに設定されるならば、式[14]におけるkxに 対する依存性のみがZkx係数によるのである。この依存性は、位相コーディング 勾配で取得されたデータを補正するに際して後で使用されるために、これら係数 を実験的に評価することを許容する。 この手順は、位相コーディング勾配を持たない1つのデータ・セットを取得し て、データを均一な位相および振幅を持つセットへ変換するのに必要な位相およ び振幅の補正を計算するために、初期の実験を実施することである。正弦波ベル (sine−bell)の如きアポイダイゼーション(apodisation )関数を、この段階で適用することもできる。この補正は次に索引テーブルに格 納され、これは位相コーディングが含まれる以降の全ての実験で用いられる。こ の索引テーブルは、イメージ形成される対象物には依存しないため、最初に1回 だけ計算されさえすればよい。読出し勾配の配向即ち振幅が変更されるならば、 勾配の渦電流の影響でこの索引テーブルを再計算することを必要とすることを意 味するが、索引テーブルは、原則として、r.f.パルスにのみ依存する筈であ る。dcオフセットに対する生データを補正することが重要であり、これは索引 テーブルの生成または使用前に行われるべきである。基本的実施例よりも更に複 雑である(以下に述べる如き)実施例においては、エコー最大値が正確に均等間 隔に あることを保証することは困難であり、これら実施例では、索引テーブルは、前 記最大値を補正位置へシフトさせる情報をも含んでいる。これは、通常はこれも また行われる粗「校正」に対する微小補正を提供する(「エコーの所定のタイミ ングを得る勾配の実験的校正」なる項参照)。 索引テーブルの1つの構成においては、制御データ・セットにおける最良の信 号が基準として用いられ、他の信号の各々をこの基準の同じコピーに変換するた め必要な情報を含む補正ファイルが生成される。ρ(i,j)が元のデータ・セ ットにおけるデータ点であるならば、但しiは信号の指数(図3の行)、jは信 号内のデータ点、irefは基準信号に対する指数であるが、この補正ファイルは 全てのiおよびjに対するρ(iref,j)/ρ(i,j)を含んでいる。エコ ーの最大値の位置は、必要に応じて、補正ファイルが生成されるか適用される前 に、補正されねばならない。第1の修正例に対する理論 基本的実施例の第1の(そして、それ以降の)修正例に適用し得る理論の更に 一般化された形態について、次に述べる。 図3乃至図5に関して先に概要を述べた基本的実施例を修正することが何故望 ましいかには多くの理由がある。第一に、基本的実施例において、読出し勾配が 適用される間にr.f.パルスが送られ、これらのパルスが非常に短い(数マイ クロ秒より短い)のでなければ、実効視野を制限することになる。第二に、最大 ディジタル化速度が、読出し勾配に対して用いることができる勾配の強さを制限 することがあり、また信号を生成するためより強い勾配と、データの読出し中に より弱い勾配とを用いることにより、実験速度を上げることが可能である。 第1の理由に関しては、読出し勾配(および、任意に、位相コーディング勾配 )r.f.パルスの間にスイッチ・オフされることが望ましい。大半の標準的な イメージ形成分光計の場合、勾配は比較的ゆっくりとスイッチ・オン/オフされ るに過ぎず(典型的には、勾配立上がり速度は20Gcm-1ms-1)、式[1] の基礎となる仮定を満たす比較的短いパルス間隔中は勾配を充分に早く切換える こ とはできない。不完全な調整用あるいは局部的な磁化率(shimming o r local susccptibility)の故の静的磁界の不均一性に 対しては、式[1]は、スピンおよび刺激されたエコーのタイミングに関して用 いられる勾配シーケンスの如何に拘わらず妥当する。この式はまた、一定の外部 から加えられる磁界勾配から生じる勾配エコーに対しても基本的実施例では妥当 するが、勾配が変動する時はこのようなエコーに対して妥当しない。最大信号強 さに対しては、スピン・エコーおよび勾配エコーは一致させられねばならない。 しかし、勾配が変動する時は、これは一般に可能ではない。この場合は、勾配エ コーは更に重要であり、そのタイミングは、式[1]の更に一般的なバージョン である下式によって支配される。即ち、 read = 0 [16] ここで、最初は式[6b]において定義された readは、勾配の切換えを許容す るように一般化される。これは、依然として、パルス状態の磁界勾配の結果とし てサンプル中に生じる位相勾配を表わすベクトルであるが、下記のように定義さ れる成分を有する。即ち、 積分は適当な時間間隔にわたる。 均一かつ相等する立上がりおよび立下がり速度を仮定し、かつ勾配渦電流の影 響が充分に補償されたものと仮定すると、勾配パルスは近似的に台形状を呈し、 従って式[17]は下式に簡単化する。即ち、 間間隔における勾配の強さである。勾配強さがゼロへ戻ったと見做すことができ 、かつr.f.パルスを送ることができる前に勾配がスイッチ・オフされた後に 、最小時間が残されねばならない。 式[1]に関して与えられる同じ論議を用いて、最後のパルス後に一定に保持 される読出し勾配における均一に隔てられる勾配エコーを生成するために、式[ 1 6]は、 readが下記の形態でなければならないことを示し、 read = Qy(1,3,, 3(N-3),1/2(3(N-2)+1),m) [18] あるいは、相等のセットが最初の(N−3)の遅延の置換により得られる。 phaseは、下式で与えられる成分を持つ readと同様に定義される。即ち、 位相コーディング勾配が読出し勾配よりもはるかに小さいものとすれば、位相コ ーディング勾配はr.f.パルスの間オンの状態に保持することができる。更に 、勾配に対する切換え時間が不充分であるものとすれば、 となる。 このような更に一般化された理論においては、読出し勾配が切換えられあるい は他の状態で変化させられるならば、パルス間の間隔は、もはや相互の3の倍数 ではなく、その場合、 phaseが下式の形態あるいは適当な置換でなければなら ないため、式[19]あるいは[20]から、位相コーディング勾配がもはや一 定ではないことになる。即ち、 phase = Qx(1,3,...,3(N-3),0,0) [21] 式[21]におけるQx、および式[18]におけるQyは一定であり、これが式 [11]および[12]を下式の如く変形させる。即ち、 kx = l−Qx/2π [22] また、 ky = m・Qy/(2π・N2) [23] 本発明の第1の修正例について、図7に関して次に述べることにする。事例 2 事例1によるものであるが読出し勾配が各r.f.パルスに対してスイッチ・ オフされたイメージを生成する。 勾配を0から2Gcm-1まで切換えるために最低1msを要するものとすると 、読出し勾配パルスの長さは事例1におけるパルス間隔と対応するように選定さ れ るが、各パルス間隔は下記の如く間隔の切換えを許容ずるのに1msだけ延長さ れる。即ち、 t read= tmin・(1,9,3,14,m) = (0.75ms,6.75ms,2.25ms,10.5ms,t) rf = (1.75ms,7.75ms,3.25ms,11.5ms,t) phase rf = (1.75ms,7.75ms,3.25ms, 11.5ms,t) 信号は、勾配Greadにおいて取得される。Δt=11.7μsであると、式[2 3]および[12]から、 Qy = N2・γ・Gread・Δt =1.5γ rad cm-1 read =0.75.(1,9,3,14,m)であり、また read=Qy(1, 9,3,14,m)を必要とするため、 read=(2.0,2.0,2.0,2 .0,2.0)Gcm-1となる。kxにおける限界は、式[22]からQx=2π/ FOVxであることを意味する。このため、式[20]および[21]を用いて 、 phasc=(0.0134,0.0273,0.0217,0.0,0.0) Gcm-1 となる。全イメージ形成時間(45ms)は、事例1におけるよりも僅かに5m sだけ長くなるに過ぎない。この時間は、より早い勾配切換えが可能な装置が使 用されるならば、短縮することができる。 この実験では、スピン・エコーおよび勾配エコーは、もはや一致せず、従って 信号の振幅はT* 2緩和に対するある依存性を持ち、これは粗調整により改善する ことができる。事例1よりも多くの勾配切換えが要求されるが、先に述べたエコ ー・プラナー・イメージ形成法と比較してこれよりは少ない。 スピン・エコーと勾配エコーとの間の関連が無くなったことから、基本的実施 例の更なる修正もまた可能である。これが、例えば、勾配が充分に早く切換える ことができない最も短いパルス間隔に対するのみであるため、T* 2の依存性は、 勾配エコーとスピン・エコーの大半が一致することを保証することによって最小 限に抑えることができる。これは、勾配とパルスの間隔の妥当な選定似よって達 成可能である。あるいはまた、得られる最大勾配強さがデータの読出し中に用い ることができる勾配強さよりも大きければ、イメージ形成時間を短縮するために 信号の生成中にこの増加した強さを用いることができる。 勾配パルスおよびr.f.パルスの間隔についての一般的要件は、kxおよび kyについての限界から得られ、また式[22]および[23]を式[18]お よび[21]に代入することによって得られる。 read = 2πN2(1,3,..,3(N-3),1/2(3(N-2)-1),m)/FOVy [24] phasc = 2π(1,3,...,3(N-3),0,0)/FOVx [25] 通常は、最初の(N−3)の間隔の置換により得られる相等セットが可能である 。台形の読出し勾配パルスを仮定すると、 readの成分は、式[17a]により 与 これは、 となって、tminにより分離された均一な信号セットを生じる。 同様に、 phascの成分が式[20]により与えられるように、略々矩形位相コ ーディング・パルスを仮定し、従って、 第2の修正例に対する理論 増強された分解能でイメージを生成することが要求されるならば、これは、正 しいパルス間隔を持つ別のパルスを付加することにより達成することができる( このように、例えば、81×64イメージの生成を可能にする)。あるいはまた 、最初の取得後に180°の再集束パルスを付加することによって、3(N-2)の の信号を、2×3(N-2)の信号(例えば、54×64イメージ)を生成するよう に再 び集束させることができる。この2番目の修正例は、この後者の代替例に関する ものである。この2番目の修正例では、位相コーディングを、例えば、第2の組 のエコーがk−空間図(図8a)における第1の組とインターリーブするように 、あるいは2番目の修正例の別のバージョンでは、第1の組の信号がk−空間図 の最上部の半分を形成し、2番目の組の信号が最下部の半分を形成するように( 図8b)、あるいは更に別のバージョンでは、信号がk−空間を逐次埋めるよう に、構成することができる。 第1の場合(図8a)では、遅延は180°の再集束パルスのいずれかの側に 付加されて付加的な位相コーディングを許容し、かつその時の位相コーディング 勾配が強さにおいて2倍になる。式[25]は、有効に下式となる。即ち、 phasc=2π(2,6,...,2.3(N-3),0,0,1)/FOVX[28] 54×64イメージの場合は、信号=(0,0,0,1,−1)は0 rad cm-1の位相コーディングを持ち、=(1,0,0,−1,1,−1)は2 π/FOVx rad cm-1の位相コーディングを持ち、=(1,0,0, 1,−1)は4π/FOVx rad cm-1の位相コーディングを持ち、、、 などの如くである。 2番目の場合(図8b)は、位相コーディング勾配は、式[25]が下式とな るように、最初の180°パルス前の間隔の一部だけオンに保持される。即ち、 phasc = 2π(1,3,...,3(N-3),3(N-2)/2,0,0) /FOVx [29] 54×64イメージの場合は、 phascは、2π(1,3,9,13.5,0, 0)/FOVとなり、=(0,0,0,1,−1)を持つ信号は、27π/ FOVx rad cm-1の位相コーディングを持ち、=(−1,−1,−1 ,1,−1)は、+π/FOVx rad cm-1の位相コーディングを持ち、 =(1,1,1,−1,1,−1)は、−π/FOVx rad cm-1の位 相コーディングを持つことになる。このように、獲得された最初と最後の信号は 、最小位相コーディングを持ち、中心の信号は最大位相コーディングを持つ。 第3の場合は、最後の位相コーディング勾配の符号は逐次にk−空間を埋める ように変化させることができる、その結果、54×64イメージの場合、 phas e =2π(1,3,9,−13.5,0,0)/ FOVxとなる。事例 3 事例2によるが54×64ピクセルを持つイメージを生成する。 先に述べた最初の場合(図8a)は、図9のパルス・シーケンス図によって例 示される。最初と2番目の組のエコーのインターリーブは、r.f.再集束パル スの中心の直後に印加される少量の位相コーディングによって達成される。54 ×64イメージを獲得するように事例2を拡張する際に、イメージを生成するの に要した合計時間は、45msから約45ms+27tmin=65msまで延長 される。 2番目の修正例の可能な変更例では、3パルスにより生成される9信号は、連 の180°パルスを用いて反復的に再集束されることになる。イメージに対する 信号対雑音比はより良好となる筈であるが、分解能が3Nではなく2Nだけ増加す るに伴って、より多くの勾配切換えが存在することになる。第3の修正例に対する理論 全ての前の実施例においては、最後のパルスがスライス選定勾配(Gslice) を持つ180°であった。これは、そのコヒーレンス度が(+1→−1)として 変化しない全ての信号を濾波し、従って、観察される信号の総数を少なくする。 スライス選定は、大半の実際に問題となる状況において必須のものである。しか し、フィルタとして働くことのないように、スライス選定を修正することが有利 であろう。これは、第3の修正例において達成される。 図10は、濾波しないスライス選定に対する適正な勾配の切換えを示している 。この勾配は、整形されたパルスの中心のいずれかの側で個々に均衡されねばな らず、さもなければ、ある信号の部分的な減衰が生じ得る。このため、図10に おいては、各々の同様に整形された領域の全面域がゼロになるように構成される 。整形されたパルスは、改善されたスライス選定により復元される信号を失う最 適条件であるので、もはや180°のフリップ角とは対応しない筈である。 =(1,0,0,0,−1)の如き信号が検出されるため、 readおよび phase は変更される必要がある。T* 2の加重が小さく保持されるべきであれば、 =(−1,0,0,0,−1)の如き仮想スピン・エコーが(原則として、純 粋な勾配エコーとして検出できるのであるが)依然として検出されないことが仮 定される。しかし、信号=(0,0,0,0,−1)が、データの獲得前に読 出し照会を切換えることにより勾配エコーとして検出されることになり、その結 果、下式が設定されるか、あるいは最初の(N−3)間隔の置換により得られる 相等セットが得られるならば、1/2(3(N-1)+1)信号の合計(N=5の場合、 41)が獲得されることになる。即ち、 read = 2πN2(1,3,...,3(N-2),m)/FOVy 0≦m≦1/2(3(N-1)-1) [30] (=2πN2(1,3,9,27,m)/FOVy N=5パルスに対 して) 当該実施例において、位相コーディングの多くの可能性が存在する。特に、勾 配の符号が最後から2番目のパルス後に明換えられ、勾配がr.f.パルス間隔 の半分でスイッチ・オフされるならば、下式を得る。即ち、 phasc = 2π(1,3,...,3(N-3),−1/2(3(N-2)+1),0)/FOVx [31] (=2π(1,3,9,−14,0)/FOVx N=5パルスに対 して) この方法により、k−空間が非対称的に埋められるが、これは式[5b]におけ るlが−27ないし+13の範囲にあることになるためである。このことは、k −空間が対称的に埋められることに対する要件がないため、およびフーリエ変換 前にデータを対称的にするための方式が存在するために、重大な問題ではない。 実際に、分解能における明らかな改善が存在するため、利点と見做すことができ る。k−空間格子が逐次埋められるのではないが図11に示される順序で埋めら れることに注目されたい。獲得される最初の信号がコヒーレンス経路=(0, 0,0,0,−1)に追従し、次の12信号がk(一空間を最上部まで埋め、残 りの信号がk−空間を底部から埋めるのである。あるいはまた、別の位相コーデ ィング・パルスが、最後のr.f.パルスの後であるがデータ獲得前に加えるこ と ができ、下式を生じ phase=2π(1,3,...,3(N-3),-(3(N-2)+1)/2,-(3(N-2)-l)/4)/FOVx [32] 対称的なk−空間格子を生じる。より高いコヒーレンス度のイメージ 形成 原則として、より高いコヒーレンス度が生成できるならば、イメージは、より 少ないr.f.パルスを用いて獲得することができる。これは、( x z)の形 態の演算子が生成できる結合されたスピン系に対して生起し得る。この要件は、 1より大きなランクの密度演算子を生じることができることである。このランク の演算子は、r.f.パルスによって影響を受けず、結合項を含むスピン・ハミ ルトニアン(spin Hamiltonian)の影響下の展開(evolu tion)によって変化させられ、その結果単純な90−τ−θ数列が高ランク の項を生成することになる。これらの項が一旦生成されると、これらの間の遷移 が、単一スピン−1/2核の単純な場合における如くr.f.パルスによって誘 導され得る。生成され得る最大のコヒーレンス度はこのランクと等しいが、この 最大ランクはスピン系の結合パターンと成分核のスピンとに依存する。2つのス ピン−1/2核の場合は、最大ランクは2である。このため、5レベルのコヒー レンスが得られる(−2,−1,0,+1,および+2)。これらの5レベル間 の遷移は、N個のパルスにより生じる多数の信号が2×5N-2であるように、r .f.パルスによって誘導することができる。50信号を生じるには、僅かに4 つのパルスで済むことになる。 より高いコヒーレンス度のイメージ形成のためには、例えば、Qベクトルにお ける要素が相互に5の幕乗(例えば、Q1,5×Q1,25×Q1,...)とな ることを必要とすることを除いて、先に述べた基本式が依然として適応する。無 論、2より大きい低位の整数(この場合は、3または4)の幕もまた、満足し得 る結果を生じることになる。エコーの所定のタイミングを得る勾配の実験的校正 実際に、渦電流、有限パルス長さおよび他のタイミング・エラーの効果は、勾 配がエコーの均一な間隔を得るために実験的(または、できるだけ論理的に)校 正によってそれらの評価値から調整される必要があることを意味する。読出し勾 配の校正は、第一に考慮される。読出し勾配の校正におけるこの最初のステップ は、信号の獲得中におけるr.f.パルス間隔 rf、読出し勾配パルスの長さ read 、および読出し勾配の値GreadNについての決定である。式[26]から、 tmin=2πN2/γFOVyreadN、および他の全ての読出し勾配に対する近似 値 readを計算する。 例えば、読出し勾配間隔が近似比(1:9:3:14)にあるものとすれば、 Gread4 ≒ 14tminread5/tread4+ε 但し、加算項εは、Gread5をスイッチ・オンした後であるが、データ獲得が開 始する前の時間を補償する(図6参照)。 Gread3 ≒ 3tminread5/tread3read2 ≒ 9tminread5/tread2read1 ≒ tminread5/tread1 次に、事例2に関して図12に示される方法で、校正が進行する。校正のため に、位相コーディング勾配はスイッチ・オフされる。 読出し勾配が、更にGread4から始めて校正される。最初に(a)で、180 °のスライス選定パルスおよび前の(4番目の)パルスを除いて、全てのr.f .パルスがスイッチ・オフされる(信号=(0,0,0,1,−1)から生じ る唯一つのエコーが生成されるべきである)。エコーの最大値が全獲得期間の中 心で生じるまで、Gread4が調整される。次に(b)、3番目のパルスが付加さ れて、別の信号=(0,0,1,1,−1)および=(0,0,−1,1, 1)を生じ、信号の間隔が3tminとなるまで、Gread3が調整される。次に(c )、3番目のパルスがスイッチ・オフされ、2番目のパルスがスイッチ・オフさ れて3つの信号=(0,0,0,1,−1)、=(0,1,1,1,−1) および=(0,−1,−1,1,−1)を生じる。3つのエコーの間隔が(9 +3)tminとなるまで、Gread2が調整される。最後に(d)、2番目のパルス が スイッチ・オフされ、最初のパルスがスイッチ・オンされて、信号=(0,0 ,0,1,−1)、=(1,1,1,1,−1)および=(−1,−1,− 1,1,−1)を生じる。エコーが(1+9+3)tminだけ分離されるまで、 Gread1が調整される。次いで、全てのr.f.パルスを用いて全てのエコーの 位置を検査することにより、勾配の設定が確認される。データ処理において、ど んな小さな位置決めの誤りでも補正することができる。 第3の修正実施例では、(修正されたスライス選定を用いて)僅かに異なる方 法で校正が行われる。最後のパルスの後、逆の符号を持つ短い読出し勾配パルス が印加されて、データ獲得の開始前の時間を補償する。この短いパルスは、最後 のパルスを除いて全てのr.f.パルスをスイッチ・オフすることによって校正 される。検出できる唯一つの信号は、=(0,0,0,0,−1)である。獲 得期間に信号の最大値が0.5tminだけ生じるまで、別の勾配パルスが調整さ れる。次いで、最後から2番目のパルスがスイッチ・オンされ、4つのエコーが 現れる。3番目の信号が最初の信号の27tmin後に生じるまで、Gread4が調整 される。他の校正は上記のように行われる。 先に述べたもの以外の校正シーケンスを用いることもできることは理解されよ う。例えば、最初と最後の励起パルスをスイッチ・オンすることによって、校正 を行うことができる。 次に、位相コーディング勾配の校正について考察すると、これらの勾配を校正 することは通常は必要でない。これらの勾配の振幅は、読出し勾配の振幅よりは るかに小さく、従って、これら勾配は渦電流の影響が少ない。それにも拘わらず 、完全を期すために、読出し勾配の校正のための手法と似たこれらの勾配を校正 する手法について次に述べる。この手法においては、修正された形態のパルス・ シーケンスが用いられ、これにおいては、読出し勾配が完全に除去され、最初と 最後のパルスとは別の全てのr.f.パルスがゼロに設定される。強さにおいて 元の読出し勾配と対比し得るが位相コーディング軸の方向に沿った位相コーディ ング勾配が、最後のr.f.パルスの前にスイッチ・オンされ、またデータ獲得 の終了後に再びスイッチ・オフされる。この1つの勾配を除いて位相コーディン グ 勾配が存在しなければ、1つのエコー(=(1,1,1,...,1,−1) が生成される。このエコーのタイミングが記録される。次に、最初の位相コーデ ィング勾配(間隔t1にまたがる勾配)が更にスイッチ・オンされる。この勾配 に対する大きな値が選定される(実際のイメージ形成実験において用いられた値 の略々5乃至10倍)。エコーのタイミングにおけるずれΔt1が判る。次に、 最初の位相コーディング勾配がスイッチ・オフされ、2番目の位相コーディング 勾配(間隔t2になたがる勾配)がスイッチ・オンされる。エコーのタイミング におけるずれΔt2が判る。この手順は、他の位相コーディング勾配パルスの各 々に対しても反復される。Δt1の組を獲得したら、位相コーディング勾配に対 する値が計算され、これが適当な比のずれを生じることになる(例えば、基本的 実施例に対する1:3:9、あるいは最初の修正例に対する1:3:9:−13 .5、あるいは2:6:18:0.5)。このように計算された勾配の組は、最 後に、式[11]において与えられる如き視野お次元に対してスケールされる。 先に述べた校正がテスト中の対象物に依存するのではなく、NMR装置の特性 にのみ依存することが理解されよう。従って、校正は1回実施するだけでよい。結果 図13は、事例2で与えられたパラメータ値を用いて得られる27信号の完全 セットを示している。この信号は、位相コーディングを用いずに獲得され、これ らの信号から、データ補正索引テーブルが生成される。 図14は、事例2において与えられたパラメータ値を用いて獲得された水を充 填した影像の2mm厚さの27×64ピクセル・イメージを示している。 本発明が全く例示として本文に記載され、本発明の範囲内で細部の修正が可能 であることが理解されよう。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年8月18日 【補正内容】 請求の範囲 1.対象物を核磁気共鳴テストする方法において、該対象物をこの対象物につい ての空間的情報をコード化する勾配成分を有する磁界に置くステップと、核磁気 共鳴を励起するため、選定された間隔で励起パルスを印加するステップとを含み 、かかる間隔において、該間隔の持続長さに関する勾配成分の積分値が2より大 きい整数Iの連続冪に従って比例配分されるように、前記間隔の少なくとも3つ とかかる間隔におけるコード化勾配成分とが選定され、共鳴応答信号を検出する ステップを 含む方法。 2.前記磁界および(または)励起パルスが、所定の共鳴応答信号を生じるよう に調整される請求の範囲第1項記載の方法。 3.前記調整が、実験的に予め定めた情報に基く請求の範囲第2項記載の方法。 4.前記調整が、信号に対する所定のタイミングを生じることである請求の範囲 第2項または第3項に記載の方法。 5.共鳴応答信号が検出後に調整される請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか に記載の方法。 6.前記調整が、フーリエ変換前に行われる請求の範囲第5項記載の方法。 7.前記共鳴応答信号の位相、タイミングおよび(または)振幅が調整される請 求の範囲第5項または第6項に記載の方法。 8.前記調整が、実験的に予め定めた情報に基く請求の範囲第5項、または第6 項、または第7項に記載の方法。 9.Iの冪に従って比例配分された最後の励起パルスと後続する励起パルスとの 間の間隔が、IL・tminより小さく、ここで、Lは前記間隔数であり、tminは 最も小さな間隔であり、かかる間隔が、 (IL+1)/2・tminに等しいことが望ましい、請求の範囲第1項乃至第8 項のいずれかに記載の方法。 10.前記間隔数が少なくとも3である請求の範囲第1項乃至第9項のいずれか に記載の方法。 11.前記勾配成分が前記間隔において実質的に一定であり、かかる間隔が前記 連続冪に従って比例配分される請求の範囲第1項乃至第10項のいずれかに記載 の方法。 12.前記勾配成分が、前記間隔に隣接する各励起パルスの間ゼロであり、かか る各間隔に対して等しい値への、立上がり時間t1に対する該各間隔における立 上がりが、滞留時間t2において前記間隔を維持し、かつ立下がり時間t3におい て再びゼロへ立下がり、かかる各間隔におけるt2+(t1+t3)/2の各値が 、前記連続冪に従って比例配分される請求の範囲第1項乃至第10項のいずれか に記載の方法。 13.前記勾配成分が、読出し勾配成分であり、かつ前記間隔に隣接する各励起 パルスの間はゼロである請求の範囲第1項乃至第12項のいずれかに記載の方法 。 14.更に別の励起パルスが、前記共鳴応答信号を再集束するように印加される 請求の範囲第1項乃至第13項のいずれかに記載の方法。 15.スライスの選定が濾波しない勾配パルスを介して行われる請求の範囲第1 項乃至第14項のいずれかに記載の方法。 16.スライス選定励起パルスが前記勾配パルスの間に印加され、前記スライス 選定励起パルスの中心までの時間に関する勾配パルスの積分と、該中心後にくる 等価の整数とが共にゼロに等しい請求の範囲第15項記載の方法。 17.所定の共鳴応答信号を生じるように、前記磁界および(または)励起パル スを調整する方法に関する情報が記憶される記憶手段と、前記磁界および(また は)パルスを調整する手段とを更に備える請求の範囲第16項記載の装置。 18.Iの冪に従って比例配分された最後の励起パルスと後続する励起パルスと の間の間隔が、IL・tminより小さく、ここで、Lは前記間隔数であり、tmin は最も小さな間隔であり、かかる間隔が、 (IL+1)/2・tminに等しいことが望ましい、請求の範囲第16項または 第17項に記載の装置。 19.前記間隔数が少なくとも3である請求の範囲第16項、または第17項、 または第18項に記載の装置。 20.前記印加手段が、前記共鳴応答信号を再集束するように更に別の励起パル スを印加するように構成される請求の範囲第16項乃至第19項のいずれかに記 載の装置。 21.濾波しない勾配パルスを介してスライス選定を行う手段を更に備える請求 の範囲第17項乃至第20項のいずれかに記載の装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 7707−2J G01N 24/08 510 Y 9307−2G G01R 33/22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.対象物を核磁気共鳴テストする方法において、該対象物をこの対象物につい ての空間的情報をコード化する勾配成分を有する磁界に置くステップと、核磁気 共鳴を励起するため、選定された間隔で励起パルスを印加するステップとを含み 、かかる間隔において、該間隔の持続長さに関する勾配成分の積分値が2より大 きい整数Iの連続冪に従って比例配分されるように、前記間隔の少なくとも2つ とかかる間隔におけるコード化勾配成分とが選定され、共鳴応答信号を検出する ステップを 含む方法。 2.前記磁界および(または)励起パルスが、所定の共鳴応答信号を生じる用に 調整される請求の範囲第1項記載の方法。 3.前記調整が、実験的に予め定めた情報に基く請求の範囲第2項記載の方法。 4.前記調整が、信号に対する所定のタイミングを生じることである請求の範囲 第2項または第3項に記載の方法。 5.共鳴応答信号が検出後に調整される請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか に記載の方法。 6.前記調整がフーリエ変換前に行われる請求の範囲第5項記載の方法。 7.前記共鳴応答信号の位相、タイミングおよび(または)振幅が調整される請 求の範囲第5項または第6項に記載の方法。 8.前記調整が、実験的に予め定めた情報に基く請求の範囲第5項、または第6 項、または第7項に記載の方法。 9.Iの冪に従って比例配分された最後の励起パルスと後続する励起パルスとの 間の間隔が、IL・tminより小さく、ここで、Lは前記間隔数であり、tminは 最も小さな間隔であり、かかる間隔が、 (IL+1)/2・tminに等しいことが望ましい、請求の範囲第1項乃至第8 項のいずれかに記載の方法。 10.前記間隔数が少なくとも3である請求の範囲第1項乃至第9項のいずれか に記載の方法。 11.前記勾配成分が前記間隔において実質的に一定であり、かかる間隔が前記 連続冪に従って比例配分される請求の範囲第1項乃至第10項のいずれかに記載 の方法。 12.前記勾配成分が、前記間隔に隣接する各励起パルスの間ゼロであり、かか る各間隔に対して等しい値への、立上がり時間t1に対する該各間隔における立 上がりが、滞留時間t2において前記間隔を維持し、かつ立下がり時間t3におい て再びゼロへ立下がり、かかる各間隔におけるt2+(t1+t3)/2の各値が 、前記連続冪に従って比例配分される請求の範囲第1項乃至第10項のいずれか に記載の方法。 13.前記勾配成分が、読出し勾配成分であり、かつ前記間隔に隣接する各励起 パルスの間はゼロである請求の範囲第1項乃至第12項のいずれかに記載の方法 。 14.更に別の励起パルスが、前記共鳴応答信号を再集束するように印加される 請求の範囲第1項乃至第13項のいずれかに記載の方法。 15.スライスの選定が濾波しない勾配パルスを介して行われる請求の範囲第1 項乃至第14項のいずれかに記載の方法。 16.スライス選定励起パルスが前記勾配パルスの間に印加され、前記スライス 選定励起パルスの中心までの時間に関する勾配パルスの積分と、該中心後にくる 等価の整数とが共にゼロに等しい請求の範囲第15項記載の方法。 17.対象物を核磁気共鳴テストする装置において、対象物を、該対象物につい ての空間的情報をコード化する勾配成分を有する磁界に置く手段と、核磁気共鳴 を励起するため選定された間隔で励起パルスを印加する手段とを備え、該間隔の 少なくとも2つと、該間隔におけるコード化勾配成分とが、かかる間隔において 、該間隔の持続時間に関する間隔成分の積分値が2より大きい整数Iの連続冪に 従って比例配分されるように選定され、共鳴応答信号を検出する手段を 備える装置。 18.所定の共鳴応答信号を生じるように、前記磁界および(または)励起パル スを調整する方法に関する情報が記憶される記憶手段と、前記磁界および(また は)パルスを調整する手段とを更に備える請求の範囲第17項記載の装置。 19.Iの冪に従って比例配分された最後の励起パルスと後続する励起パルスと の間の間隔が、IL・tminより小さく、ここで、Lは前記間隔数であり、tmin は最も小さな間隔であり、かかる間隔が、 (IL+1)/2・tminに等しいことが望ましい、請求の範囲第17項または 第18項に記載の装置。 20.前記間隔数が少なくとも3である請求の範囲第17項、または第18項、 または第19項に記載の装置。 21.前記印加手段が、前記共鳴応答信号を再集束するように更に別の励起パル スを印加するように構成される請求の範囲第17項乃至第20項のいずれかに記 載の装置。 22.濾波しない勾配パルスを介してスライス選定を行う手段を更に備える請求 の範囲第17項乃至第21項のいずれかに記載の装置。
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