JPH06181911A - 磁気共鳴画像化方法及び装置 - Google Patents

磁気共鳴画像化方法及び装置

Info

Publication number
JPH06181911A
JPH06181911A JP5148511A JP14851193A JPH06181911A JP H06181911 A JPH06181911 A JP H06181911A JP 5148511 A JP5148511 A JP 5148511A JP 14851193 A JP14851193 A JP 14851193A JP H06181911 A JPH06181911 A JP H06181911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
pulse
magnetic resonance
sequence
gradient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5148511A
Other languages
English (en)
Inventor
Yperen Gerrit H Van
ヘンドリック ファン イペーレン ゲリット
Der Meulen Peter Van
ファン デア メウレン ペーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV, Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPH06181911A publication Critical patent/JPH06181911A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/561Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution by reduction of the scanning time, i.e. fast acquiring systems, e.g. using echo-planar pulse sequences
    • G01R33/5615Echo train techniques involving acquiring plural, differently encoded, echo signals after one RF excitation, e.g. using gradient refocusing in echo planar imaging [EPI], RF refocusing in rapid acquisition with relaxation enhancement [RARE] or using both RF and gradient refocusing in gradient and spin echo imaging [GRASE]
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/561Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution by reduction of the scanning time, i.e. fast acquiring systems, e.g. using echo-planar pulse sequences
    • G01R33/5615Echo train techniques involving acquiring plural, differently encoded, echo signals after one RF excitation, e.g. using gradient refocusing in echo planar imaging [EPI], RF refocusing in rapid acquisition with relaxation enhancement [RARE] or using both RF and gradient refocusing in gradient and spin echo imaging [GRASE]
    • G01R33/5617Echo train techniques involving acquiring plural, differently encoded, echo signals after one RF excitation, e.g. using gradient refocusing in echo planar imaging [EPI], RF refocusing in rapid acquisition with relaxation enhancement [RARE] or using both RF and gradient refocusing in gradient and spin echo imaging [GRASE] using RF refocusing, e.g. RARE
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/565Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities
    • G01R33/56554Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities caused by acquiring plural, differently encoded echo signals after one RF excitation, e.g. correction for readout gradients of alternating polarity in EPI

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示画像から、ぼやけやリンギング等のアー
チファクトを大幅に抑圧する磁気共鳴画像化方法及び装
置を提供する。 【構成】 磁気共鳴画像化方法において、多数の再フォ
ーカスRFパルス(222〜229、322〜329)が付与され、
励起用RFパルス(221、321)に後続してスピン・エコ
ー信号が得られる。RFパルス及びスイッチされる勾配
磁場の不完全さが核双極子モーメントの所望の位相から
のずれを招来し、画像中にアーチファクト叉はゴースト
等として現れる。測定中叉は補足測定中における位相符
号化値(242〜248、342〜348)の適切な配列により、画
像中の位相ずれによる影響が大幅に低減され、アーチフ
ァクト及びゴーストの少ない画像が得られる。アーチフ
ァクトの低減は、測定されたNMR信号の重み付けによ
っても得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、略一様な静止主磁場
中に置かれた被検物体を磁気共鳴画像化する方法に関す
る。
【0002】更に詳述すると、本発明は上記のような方
法であって、 −前記物体の少なくとも一部における核双極子モーメン
トを励起するための励起無線周波パルス(RFパルス)
を供給する過程と、 −前記励起RFパルスに後続する複数の再フォーカスR
Fパルスと、上記の励起された一部における位置依存性
磁気共鳴信号を発生するための勾配磁場とを供給する過
程と、 を有するような方法に関する。上記のようなRFパルス
系列としては、例えば、既知のCPMG系列(Carr-Purcell
-Meiboom-Gill系列)があり、この系列は上記再フォー
カスRFパルスに後続する複数の核磁気共鳴エコー信号
(NMR信号)を発生する。
【0003】また、本発明は上記のような方法を用いて
磁気共鳴画像化を行う装置にも関する。
【0004】
【従来の技術】画像化を行う上記のような方法はヨーロ
ッパ特許出願公開第EP-A0175184号から既知である。こ
の文献に示されているように、被検物体(例えば人体)
の一部の選択は、励起RFパルスの印加中に勾配磁場を
付与することにより行われる。この結果人体のスライス
部が励起されることとなり、該スライスにおいては前記
磁場中の選択された原子核のラーモア(Larmor)周波数が
上記RFパルスの周波数に対応することになる。上記の
スライスを選択するための勾配磁場は、再フォーカスR
Fパルスの印加中にも付与される。磁気共鳴信号の位置
を決定するため、上記スライス内の第1方向に勾配を持
つ勾配磁場が再フォーカスRFパルスと核磁気共鳴(N
MR)信号の測定との間の期間内で付与され、前記NM
R信号を位相符号化する。この測定の間では、前記スラ
イス内の第2方向であって前記第1方向と垂直な方向に
勾配を持つ第2の勾配磁場により前記NMR信号が周波
数符号化される。
【0005】完全な系列においては、勾配の時間積分値
は再フォーカスRFパルスの間では等しく、励起RFパ
ルスと最初の再フォーカスRFパルスとの間の勾配の時
間積分の2倍である。しかしながら、実際にはこのよう
な状況を得るのは、遅延叉は他のタイミングの不正確
さ、及び勾配磁場のオン/オフスイッチに起因する渦電
流の発生等により、困難である。特に、上記の渦電流は
勾配磁場パルスに後続のRFパルスを超えて延在するよ
うな尾を生じさせる。結果として、前記時間積分値が乱
されて各双極子モーメントが設定される位相及び角度に
好ましくないずれが生じ、測定されたNMR信号の変換
の結果得られる画像がアーチファクト(artefacts)を呈
することとなる。ここでアーチファクトとは、局部的な
低コントラスト、画像の局部的な欠損叉は画像中のゴー
ストの存在等を指す。
【0006】上記と同様の画像エラー即ちアーチファク
トの第2の原因は再フォーカスパルスにある。選択され
たスライスにおける磁場の強度の変化により、スライス
選択用の勾配磁場の存在の直接の結果として、再フォー
カスRFパルスはスライスにわたってフリップ角にある
変化を有する。この影響の結果、同一の場であるべきで
あるべきであるのに異なる電磁場を感知する異なる双極
子モーメントとなってしまう。
【0007】人体の励起部分として容積部分が選択され
た場合は、RFパルスの間にはスライス選択用勾配は必
要ではない。第1及び第2の勾配磁場に加えて、勾配が
第1及び第2の勾配磁場に対して垂直な第3の勾配磁場
をRFパルスとNMR信号の測定との間で付与すれば、
その方向において付加的な位相符号化を得ることができ
る。この第3の勾配磁場のスイッチも結果として得られ
る画像のアーチファクトに影響する。
【0008】
【発明の目的及び概要】従って、本発明の目的とすると
ころは本明細書の冒頭で述べたような構成の磁気共鳴画
像化方法であって、結果として得られる画像におけるア
ーチファクトが大幅に抑圧されるような方法を提供する
ことにある。この目的を達成するため、本発明による略
一様な静止主磁場中に置かれた被検物体を磁気共鳴画像
化する方法は、 − 前記物体の少なくとも一部における核双極子モーメ
ントを励起する励起用無線周波パルス(以下、RFパル
ス)を供給する過程と、 − 上記励起用RFパルスに続く複数の再フォーカスR
Fパルスと、励起された一部における位置依存性の磁気
共鳴信号を発生する勾配磁場とを供給し、これら勾配磁
場及び/叉は再フォーカスRFパルスが公称の位相符号
化値からずれた実際の位相符号化値でもって核双極子モ
ーメントを位相符号化する過程と、 − 前記再フォーカスRF信号の中の少なくとも幾つか
に続く信号を含む一群の磁気共鳴信号を測定する過程
と、 − 上記一群の磁気共鳴信号を画像に変換するに際し
て、上記信号群が前記公称及び実際の位相符号化値の間
のずれの画像への影響を低減するために前記変換に先立
って変更される過程と、 を有することを特徴としている。
【0009】本発明は、画像のアーチファクトが磁化ベ
クトルに局部的に付与される不正確な位相及び角度から
主に生じるという認識、及び小さな位相誤差が比較的大
きな振幅変調によるアーチファクトと同等のアーチファ
クトの原因になり得るという認識とに基づいている。ま
た、本発明は不完全なRFパルス及び勾配場パルスが、
ランダムな位相ずれではなくて、画像形成変換への全測
定群の入力の変更により大幅に補償することができるよ
うな位相変調の原因となっているという認識にも基づい
ている。測定群の上記変更とは、所定のシーケンス(系
列)に基づく測定の実施、他の測定の追加、叉は前記変
換過程及び結果として得られる画像への特定の測定の影
響を減少させることを含む。
【0010】本発明による方法の第1の実現例において
は、前記の測定された信号が実部と虚部とを含み、前記
の測定群が変換後に位相符号化値の位相ずれの影響が主
として前記変換から得られる画像値の虚部に存するよう
に変更される。アーチファクトを画像値の虚部へ追い出
すための上記一連の測定値の変更は、測定値の時間順序
付け及び平均化により達成することができる。位相ずれ
の影響、即ちゴースト、を画像値の虚部内(即ち、実際
の画像に対して90度)とすることは、ゴーストの強度
が画像値の実部に対して平方的となる利点を有してい
る。上記の実部の値はかなり大きいので、虚部の値の平
方的な和は物体内の一様な対象の強度分布(profile)
に僅かな叉はとるに足らない影響しか与えない。他の例
として、上記のような誤差は画像を画像値の絶対値では
なく実部のみを使用して形成することにより一緒に避け
ることができる。
【0011】本発明によれば、好ましき結果が、上記の
ような信号が反対の位相符号化値で測定され、且つこれ
らの信号のかなりの部分が偶数順位を持つRFパルスに
続いて両方とも測定されるか、叉は奇数順位を持つRF
パルスに続いて両方とも測定される方法により達成され
る。先ず、測定における位相ずれは一つのNMR信号か
ら次へのNMR信号への単純な入れ代わりであり、これ
は再フォーカスRFパルスからの直接の結果である。あ
る容積部分においては、全ての奇数の信号は同一の位相
ずれを有し、同様なことが全ての偶数の信号に関しても
成り立つ。この方法は、結果画像への比肩し得る貢献度
を有する測定が反対の位相符号化値を有し、これにより
位相ずれの正味の効果が変換の際に虚部に追い出される
ことを補償する。
【0012】本発明による方法の実用的な例において
は、前記信号が偶数個の系列で測定され、各系列が励起
RFパルスと、磁気共鳴信号の測定と交互となる複数の
再フォーカスRFパルスと、位相符号化のためのスイッ
チされる勾配磁場とを有し、異なる系列における位相符
号化値がリニアにインターリーブされ、極限の位相符号
化値での測定が全て系列における最初か叉は最後になさ
れる。従来のリニアにインターリーブされた系列群と比
較して、上記構成は位相符号化値をずらし、系列の半分
においてほとんどの正の叉は負の位相符号化値での測定
を入れ換えることを意味している。位相符号化値の大き
な変化のNMR信号に対する影響を最小化するため、極
限の位相符号化値は系列における最後に置くようにする
のが好ましい。
【0013】本発明による他の例においては、前記信号
が複数の系列において測定され、各系列は励起RFパル
スと、前記磁気共鳴信号の測定と交互となる複数の再フ
ォーカスRFパルスと、位相符号化のためのスイッチさ
れた勾配磁場とを有し、前記位相符号化値は位相符号化
範囲を複数の分散した基本ステップ値でカバーし、異な
る系列における位相符号化値が奇数個の基本ステップに
相当する系列内でのステップの大きさでインターリーブ
される。奇数個の基本的位相符号化ステップは正と負の
位相符号化値の間での、より完全な対称性を可能にす
る。
【0014】本発明による方法の第2の実現例において
は、前記の一連の測定された信号の変更がこれらの測定
された信号のかなりの部分の等価信号の測定と、前記信
号と前記等価信号との平均化とを含み、前記信号と前記
等価信号とに関する公称位相と実際の位相との間の差が
略反対となる。この実現例においては、一連の測定信号
が各位相符号化値について反対の位相ずれを持つ2つの
測定を行うことにより変更される。これにより、位相符
号化値におけるずれの影響を除去することが可能であ
る。
【0015】上記の本発明の第2の実現例に基づく本発
明による方法の第1実施例においては、前記信号が複数
の系列において測定され、各系列は励起RFパルスと、
前記磁気共鳴信号の測定と交互となる複数の再フォーカ
スRFパルスと、位相符号化のためのスイッチされた勾
配磁場とを有し、前記系列のかなりの部分に対して等価
な系列が実行され、該等価系列においては同一の勾配磁
場が前記物体に対して等価な測定信号が時間反転されて
検出されるように時間反転順に供給され、前記系列にお
ける奇数順位と前記等価系列における偶数順位とで同一
の位相符号化値が発生する。この実現例においては、付
加的な利点として、系列内のスピン・スピン緩和、即ち
2減衰、による信号振幅の減少が同一の測定を異なる
信号振幅で行うことにより補償される。結果の画像にお
けるぼやけやリンギング等のアーチファクトにつながる
2減衰による振幅変調の影響は、このようにして減少
される。
【0016】前記第2の実現例に基づく第2の実施例に
おいては、前記信号が複数の系列において測定され、各
系列は励起RFパルスと、前記磁気共鳴信号の測定と交
互となる複数の再フォーカスRFパルスと、位相符号化
のためのスイッチされた勾配磁場とを有し、前記の等価
な測定が等価な系列において同一の磁場が対の単位で入
れ換えられた順序で前記物体に付与されることにより得
られる。また、この実施例においてはNMR信号に対す
る位相ずれの偶数/奇数の作用が平均化される。この実
施例は上記位相ずれが単純なものでない場合に特に良い
結果をもたらす。上記のような状況においては、平均化
は互いに近く略同一の位相ずれを受けている信号の間で
行うのが有効である。各系列において測定されるNMR
信号の数が奇数である場合は、一つの信号が対とならず
入れ換えられないことになるが、このことは結果の画像
の品質に殆ど影響しない。
【0017】前記第2の実現例に基づく第3の実施例に
おいては、前記の等価測定が同一の勾配磁場で且つ後続
の再フォーカスRFパルスに続いて得られる。例えば信
号対雑音比を考慮して同一の位相符号化値での測定が繰
り返されなければならない場合は、同一の位相符号化値
での測定は同じ系列内で行われる。ここでも、渦電流及
びRFパルスの不完全さによる位相符号化値における障
害は、位相ずれの偶数/奇数における作用のため平均化
される。最良の相殺を行うには、各位相符号化値におけ
る測定の数は好ましくは偶数とする。この実施例の付加
的な利点は、勾配パルスの大きさの変化が徐々なもので
ある場合は、勾配磁場のスイッチに起因する渦電流によ
るスピンの位相への影響は後続のスピン・エコーにおい
て大幅に補償されるという点にある。
【0018】本発明による方法の第3の実現例において
は、前記勾配磁場が各測定の間で位相符号化値を変化さ
せるためにスイッチされ、最大の位相符号化値が系列の
初めにあり、前記の一連の測定信号の変更が当該測定値
群における各測定の位相符号化値に依存するような重み
関数で前記各測定値を重み付けする過程を含んでいる。
この場合、位相ずれは系列の過程において平均化されて
しまうので、NMR信号の測定が系列の後の方である場
合は、それらの大きさは減少する。従って、結果の画像
におけるアーチファクトの減少は、系列内の測定が変換
処理に貢献する相対重みを変化させることにより得るこ
とができる。画像のコントラストの低下を防止するため
に、小さな位相符号化値の相対重みは減少されるべきで
はなく、このため小さな位相符号化値は系列の初めには
あってはならない。
【0019】本発明による方法の一例においては、再フ
ォーカスRFパルスは180度からずれた値を有し、好
ましくは約150度の値を有する。再フォーカスRFパ
ルスに関して180度以外のフリップ角を使用すること
により、NMR信号における位相変調と振幅変調との置
換が可能となる。位相変調によるアーチファクトは本発
明の方法においては抑圧されるので、アーチファクトの
存在の全体としての低減が達成される。
【0020】本発明は上記のような方法を実施する装置
にも関する。略一様な静止主磁場中に置かれた物体の画
像化を行う本発明による装置は、前記主磁場を形成する
手段と、前記主磁場に重畳される勾配磁場を発生する手
段と、前記主磁場中に置かれた物体にRFパルスを照射
する手段と、前記勾配磁場と前記RFパルスとの発生を
制御する制御手段と、前記RFパルスとスイッチされた
前記勾配磁場との系列により発生される磁気共鳴信号を
受信し且つサンプルする手段とを有し、前記制御手段
が、前記物体の少なくとも一部における核双極子モーメ
ントを励起する励起RFパルスを付与し、前記励起用R
Fパルスに後続する複数の再フォーカスRFパルスと、
前記の励起された一部における位置依存性の磁気共鳴信
号を発生させる勾配磁場とを付与し、前記再フォーカス
RFパルスに続く信号を含む一連の磁気共鳴信号を測定
する、ように構成され、当該装置が更に測定された前記
の一連の磁気共鳴信号を画像に変換する手段と、この変
換に先立ち前記の一連の信号を、前記再フォーカスRF
パルス及び/叉はスイッチされる前記勾配磁場による公
称位相符号化値と実際の位相符号化値との間のずれの前
記画像への影響を低減すべく変更する手段とを有してい
る。アーチファクトを低減するために一連の測定値を変
更することは、当該MRI装置の構成を変更する必要が
ないという利点を有している。特に、渦電流を低減する
ための勾配磁場発生用のコイルの遮蔽が少なくて済むか
叉は完全に除去することが可能である。
【0021】
【実施例】図1には、磁気共鳴画像化装置1が概念的に
示されている。この装置は、一様な静止主磁場を発生す
る一群の主磁気コイル2と、制御可能な強度と選定され
た方向の勾配とを持つ付加磁場を重畳するための数組の
勾配コイル3、4及び5とを有している。ここで、従来
のように主磁場の方向はz方向として示し、この方向に
垂直な2つの方向をx方向及びy方向として示す。上記
各勾配コイルは電源11により励磁される。また、当該
装置は対象物、即ち物体7に無線周波パルス(RFパル
ス)を放射する放射手段6を更に有し、該放射手段は上
記RFパルスを発生及び変調するための変調手段8に結
合されている。また、当該装置にはNMR信号を受信す
るための手段が設けられるが、この手段は上記放射手段
6と同一であってもよいし、叉は別個のものであっても
よい。上記放射手段と受信手段とが図に示すように同一
である場合は、受信された信号を放射すべきパルスから
分離するための送信/受信スイッチ9が設けられる。上
記の受信されたNMR信号は受信/復調手段10に入力
される。放射及び変調手段6及び8並びに勾配コイル
3、4及び5用の電源11は制御システム12により制
御されて、所定のシーケンス(系列)のRFパルス及び
勾配磁場パルスを発生する。一方、前記復調手段10は
例えば電子計算機等のデータ処理ユニット14に結合さ
れ、該ユニットは受信された信号を例えば表示ユニット
15上で視認可能な画像に変換する。
【0022】当該磁気共鳴画像化装置1が前記磁場中に
対象物、即ち物体7を位置させた状態で動作状態とされ
ると、物体中の核双極子モーメント(核スピン)の僅か
な余剰分が磁場の方向に一致される。平衡状態において
は、このことが物体7の物質中に上記磁場と並列に向け
られた正味M0の磁化を生じさせる。当該装置1におい
ては、巨視的な磁化M0は当該物体に対して原子核のラ
ーモア周波数に等しい周波数を持つRFパルスを照射す
ることによって操作され、これにより前記核双極子モー
メントを励起状態にし、前記磁化M0を再指向させる。
適切なRFパルスを印加することにより、巨視的な磁化
の回転が得られるが、この回転の角度はフリップ角と呼
ばれる。勾配磁場を付与することによる磁場への変化の
導入は、上記磁化の振る舞いに局部的に影響を及ぼす。
RFパルスを印加した後、上記の変化された磁化は当該
磁場中で温度平衡状態に戻ろうとし、その過程において
放射を行う。良好に選択されたRFパスル及び勾配場パ
ルスの系列は上記放射をNMR信号として放射させ、該
NMR信号は例えば水素原子核のような特定の種類の原
子核の密度及びこれら信号が発生する物質に関する情報
を提供する。これらの放射された信号の解析及び該解析
の画像としての提示により、対象物、即ち物体7の内部
構造についての情報に接することができる。磁気共鳴画
像化(MRI)及びMRI装置についての詳細に関して
は、例えばIRLプレス、1987年のM.A.フォスター
及びJ.M.S.ハッチンソンにより編集された「実用
NMR画像化」なる書籍を参照されたい。
【0023】図2は、単一の励起パルスに続く複数のス
ピン・エコーNMR信号を得るためのRFパルスと磁場
勾配との既知の系列を示している。一番上のラインRF
には、当該系列がフリップ角αを持つ励起RFパルス2
1で開始されることを示し、このパルス21には期間τ
1の後、フリップ角βの再フォーカスRFパルス22が
続く。通常、α及びβの値は各々90度及び180度で
ある。前記RFパルス21に続いて、下から2番目のラ
インNMR上に示した自由誘導減衰(FID)の核磁気
共鳴信号61が発生され、該信号は個々の歳差運動する
核磁気双極子モーメントが当該磁場中の局部的な変動に
よって位相のコヒーレンス(一貫性)を失う場合に急激
に消滅する。再フォーカスRFパルス22はこれらの個
々の磁気双極子モーメントの方向を局部磁場に影響を与
えることなく反転する。結果として、非位相化(ディフ
ェーズ:dephasing)が再位相化(リフェーズ:rephasi
ng)に逆転され、かくして等しい期間τ1経過後にNM
Rスピン・エコー信号62が発生される。このスピン・
エコー信号62の後、上記双極子モーメントは再びディ
フェーズする。再フォーカスRFパルス23、24、2
5及び26の繰り返しは、上記のようなディフェーズを
反転させ、NMRスピン・エコー信号63、64、65
及び66を繰り返し発生させる。主に時定数T2のスピ
ン・スピン緩和等の非補償効果のために、後続するエコ
ーの大きさは時間とともに減少する。ここで、一つのN
MR信号と次の再フォーカスRFパルスとの間の時間長
τ2、τ3、τ4及びτ5は、通常長さが等しくなるよ
うに選定される。
【0024】前記RFパルスの効果は、これらRFパル
スと同時にスライス選択勾配を付与することにより、物
体7の一部に対して選択的とされるが、図においては該
スライス選択勾配が上から2番目のラインGs上に示さ
れている。符号31で示すように、このスライス選択勾
配は先ず励起RFパルス21の際に付与される。この最
初の勾配31に起因するディフェーズは、反対の勾配3
1’により補償される。また、再フォーカスRFパルス
22ないし26の付与の際にもスライス選択勾配32な
いし36がスイッチオンされる。選択されたスライス内
での位置を決定するために、この選択されたスライス内
に勾配方向を持つ位相符号化勾配パルス42、43、4
4、45及び46(3番目のラインGp上に図示)が、
RFパルスとNMRスピン・エコー信号62、63、6
4、65及び66との間の期間内で付与される。更に、
勾配方向が前記の選択されたスライス内にあるが前記位
相符号化場の勾配方向に対しては垂直となる周波数符号
化(即ち、読出)勾配52、53、54、55及び56
(4番目のラインGr上に図示)が、スピン・エコー信
号の発生の際にオンされる。位相符号化勾配のディフェ
ーズ効果は、スピン・エコー信号の発生後に他の勾配場
パルス42’、43’、44’、45’を先行する各勾
配パルス42、43、44、45と比較して同一の時間
積分量で且つ反対の勾配方向で印加することにより除去
される。読出勾配52、53、54、55及び56のデ
ィフェーズ効果は、再フォーカスRFパルスにより補償
される。この場合、最初の再フォーカスRFパルス22
に先行する最初のディフェーズ勾配51が必要であり、
この最初のディフェーズ勾配51は読出勾配52、5
3、54、55及び56の半分の時間積分を有してい
る。
【0025】他の例として、物体のスライス部ではなく
て容積部分を選択することもできる。その場合には、ス
ライス選択勾配Gsをなくすか叉は物体の厚い部分の選
択用に調整する。上述した勾配場に加えて、第1の位相
符号化場Gp及び読出勾配場Grの勾配方向に対して垂直
な勾配方向を持つ第2の位相符号化勾配磁場Gp’が供
給される。第1の位相符号化場Gpと同様に、この第2
の勾配符号化場は、RFパルスに後続する一連の勾配パ
ルス72、73、74、75及び76と、NMR信号に
後続する一連の補償勾配パルス72’、73’、7
4’、75’として供給される。これら勾配パルス72
〜76及び72’〜76’に横線で示したように、第1
の位相符号化勾配パルスが変化される際にも、これら第
2の位相符号化勾配パルスの大きさは一定に保たれる。
他の例として、第1の位相符号化勾配パルス42〜46
及び42’〜46’を一定に保つ一方、第2の位相符号
化勾配パルスを系列内で変化させるようにしてもよい。
以下においては、本発明の実施例を2次元スライス選択
モードで説明する。しかしながら、本発明においては第
2の位相符号化場を印加することにより3次元容積画像
化に拡張することも勿論可能である。
【0026】各々が異なる位相符号化値で且つ256回
サンプルされた例えば256個のスピン・エコー信号で
あるようなNMR信号を収集した後、これら測定の全組
み合わせがフーリエ変換(FT)により画像に変換され
る。上述した手順の結果として、画像には2種類の画像
エラーが現れる。先ず、系列内の後続のNMR信号の信
号の大きさがスピン・スピン減衰(T2減衰)のため減
少し、これが結果として得られる画像中のぼやけ(blurr
ing)の原因となる。第2のもっと重要なエラーの原因
は、スイッチされる勾配磁場パルス及び再フォーカスR
Fパルスにおける不完全さがスピンにおける残留位相効
果の原因となるということにある。これらの残留位相効
果は間違った位置情報を与え、フーリエ変換後にアーチ
ファクト及びゴーストとなって現れる。
【0027】再フォーカスRFパルスによる上記残留位
相効果は、選択されたスライスの全厚みにわたって一様
なフリップ角βが発生するのを妨害するようなスライス
選択勾配の存在による。勾配磁場パルスにおける不完全
さは、勾配場を発生させる勾配コイル中のタイミングエ
ラー及び渦電流によるものである。これらのタイミング
エラー及び渦電流は勾配パルスの時間積分値に影響す
る。結果として、各測定サイクルの後に幾らかの残留勾
配場が残り、この残留勾配場が付加的な且つ好ましくな
い位相符号化の原因となる。
【0028】図3は、NMR画像化方法の本発明の第1
実現例により変更された系列を示し、これによれば画像
への上述した不完全さの悪影響が低減される。図示した
系列は、図2に示したものとは、位相符号化値の順序に
関する点だけが本質的に異なる。RFパルス、スライス
選択勾配磁場及び読出勾配磁場は図2に示したものと同
様であるのでここでは説明しない。図3の系列において
は、同一絶対値を持つ正及び負の位相符号化値が共に、
偶数叉は奇数の順位のRFパルスに続いていることに注
意されたい。例えば勾配パルス142及び146は、共に奇数
順位のRFパルス122及び126に続く。また、勾配パルス
143及び145は、共に偶数順位のRFパルス123及び125に
続いている。
【0029】表1には、8個の系列で、-128から+127ま
での値を持つ256個の等間隔の位相符号化値でNMR信
号を測定する方法を示している。異なる位相符号化値を
持つ32個のNMR信号が各系列において測定される
が、これらの位相符号値は8個の系列内でリニアにイン
ターリーブされている。この表においては、これら位相
符号化値がマトリクスとして示され、該マトリクスにお
いては各行が系列を表し、各列が各系列内でのNMR信
号、即ちエコーの順位を表している。
【0030】
【表1】
【0031】表1から明らかなように、1番目の系列に
おける値の例外を除いて、等しい値で反対の符号を持つ
位相符号化値は、共に偶数エコーで発生するか、叉は共
に奇数エコーで発生している。また、この表1からは全
ての極限位相符号化値が各系列の最後のエコーE32に
位置していることが分かる。上記と同様な効果を持つ他
の例は、全ての極限位相符号化値を各系列の最初のエコ
ーにずらすことである。しかしながら、渦電流効果を最
小化するには表に示したやり方が好ましい。
【0032】表2は系列の数が奇数の場合で、各々が3
7個の位相符号化値を持つ7個の系列で256個の位相符
号化値を測定する例を示している。
【0033】
【表2】
【0034】この表2のやり方では、正及び負の符号化
値が零の廻りで対称となっており、正と負の値との間の
良好な調和が得られる。この例では、「0」と「-128」
のみが調和がとれていない。また、極限値をずらすこと
は必要ではない。なお、この表における「*」印は不使
用であることを示している。一群の系列の中でこのよう
な不使用な信号を避けるには、測定の数を減らし、不完
全な最後の系列をなくすことも可能である。
【0035】図4、5及び6には、一群の測定の変更に
よるポイント・スプレッド関数(PFS(y))に対する
影響が、位相符号化値kyを付し、当該系列において奇
数及び偶数であるNMR信号の間で+20度と−20度
との間でφ(ky)が入れ代わるようなφ(ky)なるオフセッ
ト叉はずれを有するようなy方向の位相符号化勾配パル
スに関し、図示されている。PFS(y)は数学的には単
一のexp iφのフーリエ変換であり、物体における一点
の結果画像に対する貢献度を示す。各図は、多数の系列
で測定された128個の異なる位相符号化値kyに対す
るPFS(y)の実部、虚部及び絶対値をa、b及びcに
各々示している。図4のa、b及びcには、第1、第
2、第3、…の系列に対して-64〜+56、-63〜+57、-62
〜+58、…等の8なるステップ(間隔)をとる従来のリ
ニアにインターリーブされた一群の系列に対する関数が
示されている。図5のa、b及びcにおいても、第1、
第2、第3、…の系列において各位置符号化値は-60、-
59、-57、…で各々始まり同様に8なるステップであ
る。極限の負の値-64、-63、-62及び-61は最後の4つの
系列の終わりに付加される。図6のa、b及びcに示さ
れたPFS関数は、128個の位相符号化値に対するも
のであるが、連続する位相符号化値の間のステップ間隔
が系列の数に等しい7個の系列において測定した場合に
得られたものである。この場合、前記表2に示したやり
方と同様に、位相符号化値が零の廻りに対称となってい
る。
【0036】これら図から明らかなように、PFS(y)
の絶対値に関しては大きな効果はなく、全ての効果は実
部及び虚部に含まれる。偶数及び奇数の順位にわたる正
及び負の位相符号値の上述したような分散により、この
変更された測定値の組においては、ゴーストの原因とな
るPFS(y)のサイドローブは実質的に完全に虚部にあ
り、実部には殆ど残っていない。ゴーストは実像に対し
て90度の相対位相となっているから、全強度をI、実
部及び虚部の強度をIr及びIiとした場合、ゴーストの
強度は平方的に、即ちIrがIiに対して非常に大きい
時I=(Ir 2+Ii 21/ 2がIrに略等しくなる。従っ
て、対象物内の強度輪郭の少ない歪みは、特にゴースト
に関して一様な対象物となる。フーリエ変換後の画像値
の絶対値ではなくてむしろ実部を使用することにより、
ゴーストのアーチファクトがない画像を得ることができ
る。
【0037】図7のa及びbには、本発明の第2の実現
例によりNMR信号を得るためのRFパルスと勾配磁場
パルスの2つの系列が図示されている。位相符号化勾配
pを除いて当該系列は図2及び3に示した系列と同一
であるから、Gp勾配とRFパルスのみが図示されてい
る。また、最初と最後の2、3個のRFパルスと、それ
らに付随する勾配パルスのみが図示されている。図7の
aに示す符号化勾配パルス242、243、…、248及び249の
系列はリニアに減少している。また、図7のbの系列は
リニアに増加する位相符号化勾配パルス342、343、…、
348及び349を有し、これら2つの系列の位相符号化パル
スは互いに時間的に反転された複写の関係となってい
る。上記両系列を実行すると、各位相符号化値に対して
2つの測定値が得られる。これら系列が偶数個の再フォ
ーカスRFパルスを有している場合は、上記の2つの測
定の中の一方は偶数順位のRFパルスに続き、他方は奇
数順位のパルスに続くことになる。結果として、不完全
なRFパルス及びスイッチされる勾配場に起因する位相
誤差は先ず逆となり、これら2つの測定の効果は誤差が
大幅に相殺されるということとなる。第2の効果は、系
列の過程で発生するT2減衰が、一つの測定が系列の最
初の半部でなされ、もう一つの測定が第2の半部でなさ
れるので、補償されるという点にある。
【0038】図8のa及びbには単一の系列及び時間反
転された2つの組み合わせ系列の相対T2減衰A(ky)
が、インターリブされた一連の系列において決定された
128個の異なる位相符号化値について位相符号化値ky
関数として図示されている。予期した通り、時間反転さ
れた組み合わせ系列は大幅に振幅の変化が少ないことを
示している。図9のa及びbにおいては、ポイント・ス
プレッド関数の絶対値の中央部分が両状況に関して図示
されている。図から明かなように、2つの時間反転され
た系列の組み合わせが大幅に狭いPFS(y)につながる
ことが分かる。このことは、位相ずれ及びT2減衰によ
るアーチファクト及びぼやけが画像から大幅に除去され
ることを示している。PFS(y)の実部及び虚部の調査
によれば、虚部が強力に低減されることが分かった。
【0039】図10のa及びbは、本発明の他の実施例
によりNMR信号を得るためのRFパルスと勾配磁場パ
ルスとの2つの系列を示している。図7のa及びbの場
合と同様に、Gp勾配及びRFパルスのみが図示され、
他の勾配磁場は図2及び図3に示したものと同様であ
る。また、最初の数個のRFパルスと、それらに付随す
る勾配場パルスのみが示されている。図10のaに示さ
れた位相符号化パルス442、443、444、…の系列は、図
2に示した系列と同一である。図10のbの系列におい
ては、先の系列と較べて、位相符号化パルス542、543、
544、…が一対毎に入れ換えられている。即ち、第2の
系列における第1(第2)の位相符号化勾配パルス542
(543)は第1の系列における第2(第1)の位相符号化
勾配パルス443(442)に等しく、第2の系列における第3
(第4)の位相符号化勾配パルス544(545)は第1の系列
における第4(第3)の位相符号化勾配パルス445(444)
に等しく、以下同様となる。上記両系列を実行すると、
各位相符号化値に関して2つの測定が得られ、一方は偶
数順位のRFパルスに続き、他方は奇数順位のRFパル
スに続く。測定の数が奇数の場合でも、この方法は最後
の測定を入れ換えないままとして適用することが可能で
ある。図7のa及びbに示した系列におけるように、不
完全なRFパルス及びスイッチされた勾配場に起因する
位相誤差は大幅に相殺される。測定されるNMR信号が
2減衰のために大きな振幅の変動を有しているにも拘
らず、この実施例は単純な交番変化よりも、例えば系列
の長い部分にわたる位相変化効果に起因するビートによ
るような複雑な位相変動の場合に、より良好な結果が得
られる。そのような作用の例が、図12のa及びbに示
され、この図において曲線104はエコー番号13及び2
6の近傍に節を有するビートパターンを示している。
【0040】図11には他の実施例が示されている。前
述の例と同様に、最初の数個のRFパルスと位相符号化
勾配パルスのみが図示されている。この実施例において
は、同一の位相符号化勾配を持つ好ましくは偶数個の測
定が連続的になされる。図11においては、上記数は2
である。即ち、最初の2個の位相符号化勾配パルス642
及び643は同一の値を有し、2番目の2つのパルス644及
び645も同一の値を有し、以下同様である。勾配パルス
の大きさが徐々にしか変化しないので、核スピンの位相
に対する渦電流の影響は再フォーカスRFパルスの再フ
ォーカス効果により大幅に補償される。
【0041】図12のa及びbは測定NMR信号の系列
で発生するであろう位相変動を示している。例えば図2
に示してような従来の系列叉は上述したような変更され
た系列のようなデータ収集系列は、核双極子モーメント
のレベルで位相ずれを有し、このような位相ずれはRF
パルスにおける位相誤差叉は渦電流のようなシステムの
不完全さが原因する。再フォーカスRFパルスのフリッ
プ角は完全な180度ではないから、この不完全さがN
MR信号に発振を生じさせる。この発振は測定NMR信
号の順位が増加するにつれて減少する。同種の発振は、
再フォーカスRFパルスのフリップ角が180度とは異
なる場合にも発生する。図12のaにおいて、曲線101
は、励起RFパルスと再フォーカスRFパルスとの間に
10度の位相ずれがあり且つ再フォーカスRFパルスが
175度なるフリップ角を有するような系列において発
生するNMRスピン・エコー信号の位相を接続して示し
たものである。曲線102は再フォーカスRFパルスのフ
リップ角が170度であり且つ励起RFパルスと再フォ
ーカスRFパルスとの間の位相ずれが10度である場合
の測定に対する位相の振る舞いを図示している。再フォ
ーカスパルスのフリップ角が良く定まっていないが、こ
れらフリップ角が連続した範囲に分布しているので、全
体としての貢献度は急激に消滅する。
【0042】このことが図12のbに図示されており、
この図は異なる多数のフリップ角に関する全位相貢献度
の余弦cos(φ)が位相符号化値kyの関数として示されて
いる。値kyはインターリーブされるように選定されて
おり且つエコーと共に増加するから、ky値はエコー番
号と密接に関係する。図13のaには図12のbの測定
から得られるポイント・スプレッド関数PFS(y)の絶
対値が示されている。位相の変動の影響は、測定された
NMR信号をフィルタすることにより抑圧することが可
能である。このようなフィルタにおいては、NMR信号
に関数Wで重みが付与され、このような関数Wは系列に
おける最初の数個(即ち、早い再フォーカスRFパルス
に続くエコー信号)に対しては小さく、後のほうのRF
パルスに続く測定に対しては「1」となる。Wの増加は
再フォーカスRFパルスの順位に関係する。一様な領域
における強度の変化を避けるためには、高い空間周波数
のみが減少されるべきで、結果として系列の初期の測定
は小さな位相符号化値ではなされるべきではない。アー
チファクトの抑圧という点では、非対称なテューキー(T
ukey)フィルタ、即ちn≦Nに対してはW(n)=1/2-1/2c
os((n-1)π/N)、及びn>Nに対してはW(n)=1を使用
することにより得ることができる。この場合、Nはその
貢献度が低減される系列の初期におけるNMR信号の数
であり、またnは信号の順位である。図13のcにおい
ては、この関数がNが8として示されている。図13の
cには上記関数によりフィルタされたNMR信号に対す
るポイント・スプレッド関数PFS(T(y))の絶対値
が示されている。図13のaに示したフィルタされてい
ない関数と比較すると、サイドローブが大幅に減少して
いることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明による方法に適した磁気共鳴
画像化装置の一例を概念的に示すブロック図、
【図2】 図2は、励起用RFパルス、複数の再フォー
カスRFパルス、勾配磁場及びNMR信号の発生等の系
列を時間の関数として示すタイムチャート、
【図3】 図3は、本発明による方法の第1の実現例に
おける系列を示すタイムチャート、
【図4】 図4は、従来の一連の測定値から得られるポ
イント・スプレッド関数を示し、aは実部、bは虚部及
びcは絶対値を各々示すグラフ、
【図5】 図5は、本発明による方法の第1の実現例に
基づく第1の実施例により得られるポイント・スプレッ
ド関数を示し、aは実部、bは虚部及びcは絶対値を各
々示すグラフ、
【図6】 図6は、本発明による方法の第1の実現例に
基づく他の実施例により得られるポイント・スプレッド
関数を示し、aは実部、bは虚部及びcは絶対値を各々
示すグラフ、
【図7】 図7は、本発明の第2の実現例によるRFパ
ルスと勾配磁場の2つの系列をa及びbに各々示すタイ
ムチャート、
【図8】 図8は、単一の系列の場合の相対T2減衰及
び本発明の第2の実現例による2つの系列の組み合わせ
の場合の相対T2減衰をa及びbに各々示すグラフ、
【図9】 図9は、単一の系列の場合及び本発明の第2
の実現例による2つの系列の組み合わせの場合のポイン
ト・スプレッド関数の絶対値の中央部分をa及びbに各
々示すグラフ、
【図10】 図10は、本発明の他の実施例によるRF
パルスと勾配磁場の2つの系列をa及びbに各々示すタ
イムチャート、
【図11】 図11は、本発明の更に他の実施例による
RFパルスと勾配磁場の系列を示すタイムチャート、
【図12】 図12のa及びbは、異なるNMR信号の
間の位相変動を示すグラフ、
【図13】 図13のa、b及びcは、フィルタされて
いない信号から得られるポイント・スプレッド関数、本
発明の第3の実現例によるフィルタ関数、及びフィルタ
された信号から得られるポイント・スプレッド関数を各
々示すグラフである。
【符号の説明】
1:磁気共鳴画像化装置、 2:主磁気コイ
ル、3〜5:勾配コイル、 6:放射
/受信手段、7:物体、 8:
変調手段、10:復調手段、 11:
電源、12:制御システム、 14:デー
タ処理ユニット、15:表示ユニット、
Gp:位相符号化勾配パルス、Gr:読出勾配パルス、
Gs:スライス選択用勾配パルス、NM
R:NMRスピン・エコー信号、 RF:RFパルス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9219−2J G01N 24/08 Y (72)発明者 ペーター ファン デア メウレン オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略一様な静止主磁場中に置かれた物体の
    磁気共鳴画像化を行う方法において、 前記物体の少なくとも一部における核双極子モーメント
    を励起するための励起無線周波(RF)パルスを付与す
    る過程と、 前記励起RFパルスに続く複数の再フォーカスRFパル
    スと、前記の励起された一部における位置依存性磁気共
    鳴信号を発生させるための勾配磁場とを付与する過程で
    あって、前記勾配磁場及び/叉は前記再フォーカスRF
    パルスが公称位相符号化値からのずれを有する実際の位
    相符号化値で核双極子モーメントの位相符号化を行うよ
    うな過程と、 前記再フォーカスRFパルスの少なくとも幾つかに続く
    信号を含む一連の磁気共鳴信号を測定する過程と、 測定された前記一連の磁気共鳴信号を画像に変換する過
    程であって、これら一連の信号が、上記変換に先立っ
    て、前記位相符号化値の公称値と実際の値との間のずれ
    の前記画像に対する影響が低減されるように変更される
    過程と、を有していることを特徴とする磁気共鳴画像化
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記測
    定された信号が実部と虚部とを有し、前記一連の測定信
    号が、前記変換の後において、前記位相符号化値の前記
    位相ずれの影響が前記変換の結果得られる画像値の主に
    虚部に存在することとなるように変更されることを特徴
    とする磁気共鳴画像化方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、前記信
    号が反対の位相符号化値で測定され、これら信号のかな
    りの部分が両方とも偶数順位のRFパルスに続いて測定
    されるか、叉は両方とも奇数順位のRFパルスに続いて
    測定されることを特徴とする磁気共鳴画像化方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、前記信
    号が偶数個の系列において測定され、各系列は励起RF
    パルスと、前記磁気共鳴信号の測定と交互となる複数の
    再フォーカスRFパルスと、位相符号化のためのスイッ
    チされた勾配磁場とを有し、上記の系列の異なる系列に
    おける位相符号化値はリニアにインターリーブされてお
    り、極限の位相符号化値についての測定は全て系列の最
    初になされるか、叉は系列の最後になされることを特徴
    とする磁気共鳴画像化方法。
  5. 【請求項5】 請求項3叉は請求項4に記載の方法にお
    いて、前記信号が複数の系列において測定され、各系列
    は励起RFパルスと、前記磁気共鳴信号の測定と交互と
    なる複数の再フォーカスRFパルスと、位相符号化のた
    めのスイッチされた勾配磁場とを有し、前記位相符号化
    値が位相符号化範囲を複数の分散した基本ステップ値で
    カバーし、異なる系列における位相符号化値が奇数個の
    基本ステップに相当する系列内でのステップの大きさで
    インターリーブされていることを特徴とする磁気共鳴画
    像化方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、前記の
    一連の測定された信号の変更がこれらの測定された信号
    のかなりの部分の等価信号の測定を含むと共に、前記信
    号とこれらと等価な信号との平均化を含み、前記信号と
    前記等価信号とに関する公称位相と実際の位相との間の
    差が略反対となっていることを特徴とする磁気共鳴画像
    化方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、前記信
    号が複数の系列において測定され、各系列は励起RFパ
    ルスと、前記磁気共鳴信号の測定と交互となる複数の再
    フォーカスRFパルスと、位相符号化のためのスイッチ
    された勾配磁場とを有し、前記系列のかなりの部分に対
    してこれと等価な系列が実行され、該等価系列において
    は同じ勾配磁場が前記物体に対して時間反転順に供給さ
    れて等価な測定信号が時間反転的に検出されるように
    し、前記系列における奇数順位と前記等価系列における
    偶数順位とにおいて同一の位相符号化値が発生すること
    を特徴とする磁気共鳴画像化方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の方法において、前記信
    号が複数の系列において測定され、各系列は励起RFパ
    ルスと、前記磁気共鳴信号の測定と交互となる複数の再
    フォーカスRFパルスと、位相符号化のためのスイッチ
    された勾配磁場とを有し、前記の等価な測定が等価な系
    列において得られ、この等価系列においては同一の磁場
    が対の単位で入れ換えられた順序で前記物体に付与され
    ることを特徴とする磁気共鳴画像化方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の方法において、前記の
    等価な測定が同一の勾配磁場で且つ後続の再フォーカス
    RFパルスに続いて得られることを特徴とする磁気共鳴
    画像化方法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の方法において、前記
    勾配磁場が各測定の間で位相符号化値を変化させるため
    にスイッチされ、最大の位相符号化値が系列の初めにあ
    り、前記の一連の測定信号の変更が当該測定値群におけ
    る各測定の位相符号化値に依存するような重み関数で前
    記各測定値を重み付けする過程を含んでいることを特徴
    とする磁気共鳴画像化方法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10の何れか一
    項に記載の方法において、前記再フォーカスRFパルス
    が180度からずれた値、好ましくは約150度の値を
    有していることを特徴とする磁気共鳴画像化方法。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11の何れか一
    項に記載の方法により略一様な静止主磁場中に置かれた
    物体の画像化を行う装置において、当該装置は前記主磁
    場を形成する手段と、前記主磁場に重畳される勾配磁場
    を発生する手段と、前記主磁場中に置かれた物体にRF
    パルスを照射する手段と、前記勾配磁場と前記RFパル
    スとの発生を制御する制御手段と、前記RFパルスとス
    イッチされた前記勾配磁場との系列により発生される磁
    気共鳴信号を受信し且つサンプルする手段とを有し、前
    記制御手段が、 前記物体の少なくとも一部における核双極子モーメント
    を励起する励起RFパルスを付与し、 前記励起RFパルスに後続する複数の再フォーカスRF
    パルスと、前記の励起された一部における位置依存性磁
    気共鳴信号を発生させる勾配磁場とを付与し、、 前記再フォーカスRFパルスに続く信号を含む一連の磁
    気共鳴信号を測定する、ように構成され、当該装置が更
    に測定された前記一連の磁気共鳴信号を画像に変換する
    手段と、この変換に先立ち前記一連の信号を、前記再フ
    ォーカスRFパルス及び/叉はスイッチされる前記勾配
    磁場による公称位相符号化値と実際の位相符号化値との
    間のずれの前記画像への影響を低減すべく変更する手段
    とを有していることを特徴とする磁気共鳴画像化装置。
JP5148511A 1992-05-27 1993-05-27 磁気共鳴画像化方法及び装置 Withdrawn JPH06181911A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL92201512.8 1992-05-27
EP92201512 1992-05-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06181911A true JPH06181911A (ja) 1994-07-05

Family

ID=8210630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5148511A Withdrawn JPH06181911A (ja) 1992-05-27 1993-05-27 磁気共鳴画像化方法及び装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5410249A (ja)
JP (1) JPH06181911A (ja)
DE (1) DE69321653T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112014781A (zh) * 2020-09-02 2020-12-01 无锡鸣石峻致医疗科技有限公司 一种磁共振回波信号的相位矫正方法、装置、计算机设备及计算机可读存储介质

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5847564A (en) * 1996-12-23 1998-12-08 Varian Associates, Inc. Solvent suppression method for LC-NMR and high-resolution-NMR
JP3028219B2 (ja) 1998-05-08 2000-04-04 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 Mri装置
DE20109058U1 (de) * 2001-05-31 2002-10-10 Deltamed Gmbh Vorrichtung zur Behandlung mit magnetischen Feldern
US6774628B2 (en) * 2002-01-18 2004-08-10 Schlumberger Technology Corporation Nuclear magnetic resonance imaging using phase encoding with non-linear gradient fields
US6518757B1 (en) * 2002-03-08 2003-02-11 Schlumberger Technology Corporation Use of CPMG sequences with phase cycled refocusing pulses in inside-out NMR for phase encoded imaging and to eliminate coherent ringing within one scan
US8228060B2 (en) * 2007-06-25 2012-07-24 General Electric Company Method and apparatus for generating a flip angle schedule for a spin echo train pulse sequence
US9360545B2 (en) * 2012-06-26 2016-06-07 Siemens Aktiengesellschaft Magnetic resonance system and operating method for flow artifact reduction in slab selective space imaging
KR101442619B1 (ko) * 2012-11-26 2014-09-22 삼성전자주식회사 Mri 시스템 및 mri 시스템 진단 방법
US9389294B2 (en) * 2013-03-12 2016-07-12 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Distortion-free magnetic resonance imaging near metallic implants
EP3629335A1 (de) * 2018-09-26 2020-04-01 Siemens Healthcare GmbH Verfahren zum automatischen auswählen von bildgebungsparametern für bildgebungsverfahren

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3434161A1 (de) * 1984-09-18 1986-03-27 Bruker Medizintechnik Gmbh, 7512 Rheinstetten Verfahren zum messen der magnetischen kernresonanz
JPH0657205B2 (ja) * 1985-07-11 1994-08-03 株式会社東芝 磁気共鳴イメージング方法および装置
US4713615A (en) * 1985-08-30 1987-12-15 Resonex, Inc. Quantization error reduction method for phase encode gradient in NMR imaging
US4714884A (en) * 1986-06-13 1987-12-22 General Electric Company Method of eliminating effects of spurious NMR signals caused by imperfect 180 degree RF pulses

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112014781A (zh) * 2020-09-02 2020-12-01 无锡鸣石峻致医疗科技有限公司 一种磁共振回波信号的相位矫正方法、装置、计算机设备及计算机可读存储介质
CN112014781B (zh) * 2020-09-02 2021-04-20 无锡鸣石峻致医疗科技有限公司 一种磁共振回波信号的相位矫正方法、装置、计算机设备及计算机可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
DE69321653D1 (de) 1998-11-26
US5410249A (en) 1995-04-25
DE69321653T2 (de) 1999-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3529446B2 (ja) Epi及びgrase mriにおける読み出し傾斜磁界極性の補正方法
US5942897A (en) Magnetic resonance imaging apparatus
US4520315A (en) Nuclear spin tomography method
JP3377113B2 (ja) 磁気共鳴画像化方法及び装置
US5825185A (en) Method for magnetic resonance spin echo scan calibration and reconstruction
US4689567A (en) NMR Fourier imaging from multiple echoes
US5561370A (en) Artefact suppression in GRASE Mr imaging
US4896113A (en) Use of repeated gradient echoes for noise reduction and improved NMR imaging
JP2000135206A5 (ja) 4重フィールドエコーシーケンスを用いて水と脂肪を定量的にmr撮影する装置
EP0627633A1 (en) Method and apparatus for magnetic resonance imaging
JP2009534101A (ja) 多重ピークを備えた種の磁気共鳴スペクトロスコピー
JP6684781B2 (ja) ゼロエコー時間mrイメージング
US6169398B1 (en) Magnetic resonance imaging apparatus and imaging method
JPH06181911A (ja) 磁気共鳴画像化方法及び装置
US5581181A (en) Grase MRI with read gradient polarity correction and T2 measurement
US4853635A (en) Method of reconstructing a nuclear magnetization distribution from a partial magnetic resonance measurement
US5570020A (en) Mr method and device for carrying out such a method
CA1108233A (en) Methods of indicating nuclear spin density distribution
JP3335426B2 (ja) 磁気共鳴画像化方法及び装置
US5347218A (en) Method and apparatus for rapid spin echo magnetic resonance imaging
WO1985005693A1 (en) Nmr fourier imaging from multiple echoes
JP2000262490A (ja) 磁気共鳴イメージング方法および磁気共鳴イメージング装置
US5233302A (en) Masking motion ghost artifacts in NMR images
US20220057467A1 (en) Epi mr imaging with distortion correction
EP0572074B1 (en) Method and apparatus for magnetic resonance imaging

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000801