JP3490439B2 - Nmrテストの方法および装置 - Google Patents

Nmrテストの方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、対象物を核磁気共鳴(NMR)テストのため
の方法および装置に関する。本発明は、NMRによる動物
あるいは人間のイメージの生成への応用を特に有する。
(背景技術) NMRイメージ形成技術は周知である。1つのこのよう
な技術については、P.MansfieldおよびA.A.Maudsley著
「NMRによる平面スピン・イメージ形成法(Planar Spi
n Imaging by NMR)」(J.Magn.Resonance、第27
号、101〜119ページ)なる名称の論文に記載されてい
る。別の技術は、「エコー平面イメージ形成(EPI)」
法として知られており、英国研究開発公社(National
Research Development Corporation;現在は、British
Technology Group Ltd.)の連合王国(英国)特許
第1596160号に開示されている。この技術は、テストさ
れるべき対象物を、この対象物についての空間的情報を
コード化するための3つの相互に直行する勾配成分を含
む磁界に置くことを含む。この勾配成分の1つが、振動
波形を有する。無線周波励起パルスが、磁界の存在下で
対象物に対して印加される。この振動勾配が、励起パル
スの印加の結果共鳴応答エコーを形成させる。これらの
エコーの検出が、対象物のイメージを迅速に生じる。
前記のEPI法は、振動勾配成分が非常に高い周波数で
発振することを要求され、必要とされる迅速な勾配のス
イッチングを生じるために高価なハードウエアが要求さ
れる。
(発明の概要) 本発明によれば、対象物についての空間的情報をコー
ド化するための勾配成分を有する磁界を対象物に受けさ
せ、選択された間隔で励起パルスを印加して、前記間隔
の少なくとも2つにおいて核磁気共鳴を励起させ、かか
る間隔に対して、間隔の持続時間に関する勾配成分の積
分値が2より大きい整数Iの連続冪に従って比例配分さ
れるように、前記間隔におけるコード化間隔成分が選定
され、共鳴応答信号を検出することを含む対象物のNMR
テスト方法が提供される。
パルス間隔とコード化間隔成分とをこのように選定す
ることによって、(いくつかが必要とされるとして)比
較的少数の勾配スイッチング以上を必要とすることなく
多数の個々の均等間隔のエコー応答を生成することがで
きる。要求されるこの間隔スイッチングは、特殊なハー
ドウエアの使用を必要とすることがなく、その結果本発
明は周知のNMRハードウエアに基いて実現することがで
きる。本発明は迅速なイメージ形成が可能であり、対象
物を通る2次元スライスを40ms以下でイメージ化するこ
とができる。
磁界および(または)励起パルスが、所要の共鳴応答
信号を生じるように(それらの値の初期の推定から)調
整される。このような調整は、実際に用いられるNMR装
置における障害の影響を取除くことを助けることができ
る。最も重要な障害は、磁気コイルへ印加される励起の
波形とこれらコイルにより生じる実際の磁界の波形間に
(例えば、渦電流によって生じる)差があり得ることで
ある。このため、先に述べた勾配成分の積分が実際に生
じる勾配からでなく、印加された励起から計算されるな
らば、選択された励起からの調整を要求することができ
る。
この調整は、校正係数を磁界あるいはパルスに加える
ことによて理論的に行われるが、実験的に予め定めた情
報に基いて実験的な校正によって行われることが望まし
い。この後者の試みの利点は、実験的な校正が対象物に
依存せず、NMR装置にのみ依存することで、その結果、
一般的に、少なくともこの実験的校正を1回だけ行えば
よいのである。
典型的には、この調整は、信号に対する所要のタイミ
ングが本発明の動作にとって重要であり得るため、この
タイミングを生じるように用いられている。このタイミ
ングが不充分に均一であるならば、信号は一緒になって
しまい、結果の精度は劣化するおそれがある。
共鳴応答信号は、検出後に調整されることが望まし
い。通常はフーリエ変換前に生じるこのような調整は、
フーリエ変換のため用いられる応答信号を用意するため
に用いることができる。例えば、本発明は、ほとんど不
可避的に不均等な信号を生じ、もしそうであれば、信号
は全てフーリエ変換前に均一になるように調整すること
ができる。更に、信号の位相が調整される必要があり、
それらのタイミングもまたこれら信号が均等間隔となる
ように調整される必要がある。この後者の場合には、先
に概要を述べた校正法を用いて粗調整を行うと共に、先
に述べた補正法により微調整を行うことが望ましい。
Iの冪により比例配分される最後の励起パルスと、そ
の後の励起パルスとの間の間隔は、IL・tminより小さい
ことが望ましく、ここでLはこのような間隔の数であ
り、tminは最も小さな間隔であり、前記間隔が、(IL
1)/2・tminに等しいことが更に望ましい。このよう
に、実験の期間は、全ての関連するパルス間隔が,必ず
しも信号の損失を伴うことなく、Iの連続冪に従って比
例配分されたものとして妥当するものから帰着すること
ができる。このことは、本文の「基本的実施例のための
理論」において更に詳細に説明される。
かなり良い分解能のイメージを得るためには、少なく
とも3つの励起パルス間隔がIの冪に従って比例配分さ
れねばならない。3つの間隔(4つのパルス)により、
おそらくは最大27の信号がI=3に対して生成すること
ができる。実際には、信号の再集束が行われなければ、
これら信号のある比率(例えば、9または14)が実際に
検出できるに過ぎない。
本発明の基本的実施例(事例1参照)においては、勾
配成分は、このような間隔の間は実質的に一定であり、
この間隔は前記の連続冪に従って比例配分される。これ
は、最小限の勾配スイッチングを含む本発明の簡単な形
態である。
本発明の第1の修正例(事例2または3参照)におい
ては、このような間隔に続く各励起パルスにおいて勾配
成分がゼロであるならば、また更にこの成分がこのよう
な各間隔において立上がり時間t1だけこの各間隔におい
て等しい値まで立上がり、滞留時間t2だけこの間隔で維
持し、立下がり時間t3だけ再びゼロに立下がるならば、
この各間隔に対する各値(t2+(t1+t3)/2)が前記の
連続冪に従って比例配分される。このことは、(磁界を
制限することを避ける観点から望ましいように)勾配成
分が各励起パルスの間はオフに切換えられるならば、適
当な励起パルス間隔の簡単ではあるが有効な決定方法を
提供する。
本発明の第2の修正例(事例3参照)においては、更
に別の励起パルスが共鳴応答信号を再び集束するために
印加される。信号を再集束する(即ち、これら信号の
「エコー」を生じる)ことにより、本発明により達成し
得る分解能は著しく増加することができる。
本発明の第3の修正励起においては、スライスの選定
が、濾波しない勾配パルス(どんな共鳴応答信号も濾波
しない勾配パルス)を介して行われる。スライス選定励
起パルスが勾配パルスの間に印加されるならば、これ
は、スライス選定パルスの中心までの時間に関する勾配
パルスの積分と、両方の中心が共にゼロに等しくなった
後に行われる相等する積分とを行うことによって達成さ
れることが望ましい。先に述べた方法の特徴に類似する
装置の特徴もまた、本発明によって提供される。
本発明の望ましい特徴、本発明の基礎となる理論、お
よび本発明の動作例について、添付図面に関して次に記
述する。
(図面の簡単な説明) 図1は、本発明によるNMRテストのための装置のブロ
ック図、 図2は、本発明の動作の概略全体図、 図3は、本発明の基本的実施例のk−空間図、 図4は、基本的実施例のパルス・シーケンス図、 図5は、基本的実施例において生成される生じるの相
対的な信号の振幅と位相(0゜または180゜)を示し、 図6は、台形の勾配パルスに対するタイミング定義を
示すスケッチ、 図7は、本発明の第1の修正例に対するパルス・シー
ケンス図、 図8aは、本発明の第2の実施例に対するk−空間の
図、 図8bは、第2の修正例の別のバージョンに対するk−
空間の図、 図9は、本発明の第2の修正例に対するパルス・シー
ケンス図、 図10は、本発明の第3の修正例を示す部分パルス・シ
ーケンス図、 図11は、第3の修正例に対するk−空間の図、 図12は、勾配の実験的校正を示す一連のスケッチ、 図13および図14は、本発明を用いて得られる1組の信
号と1つのイメージをそれぞれ示している。
(実施例) 以下の記述において、以下に定義が示される如き略語
と用語が用いられる。
図1において、NMRテストのための装置は、対象物12
を磁界に曝すための磁石10を含んでいる。この磁石は、
方向x、yおよびz(それぞれ、位相コーディング、読
出しおよびスライス選択の諸勾配)に、大きな静磁界と
3つの相互に直行する磁界勾配との両者を生じることが
できる。この勾配は、勾配増幅器16を介してプロセス・
コントローラ14によって制御される。プロセス・コント
ローラ14はまた、選定された間隔での無線周波励起パル
スの印加を制御して、r.f.増幅器18とr.f.アンテナ20を
介して磁界の存在下でNMR共鳴を励起する。共鳴応答信
号は、r.f.アンテナ20を用いて検出され、データ獲得コ
ンピュータ22を用いて獲得され、データ・プロセッサ24
を用いて処理され、イメージ・ディスプレイ26を用いて
表示される。
本発明の目的のためには、当該装置は、勾配の立上が
り速度が特に早くなければならないことはないが、僅か
に2〜3msの短さの勾配パルスに供給することが可能で
なければならず、2Gcm-1ms-1(0.2Ts-1に相等する)が
望ましい。周波数の選択的励起が要求されるならば、r.
f.励起パルスを整形する能力が重要である。
図2において、全体的に見て、イメージを獲得するた
めの手順は下記の如くである。第一に、磁界勾配が校正
される(ブロック30)−「所定のエコー・タイミングを
得るための勾配の実験的校正法」なる項を参照された
い。次に、最初の実験は、位相コーディング勾配が存在
しない時にデータを獲得するために実施される(ブロッ
ク32)。r.f.パルスの位相と振幅に対する必須補正の索
引テーブルが次に生成され(ブロック34)、全ての将来
の実験において使用されるように記憶される(ブロック
36)−「位相および振幅の補正」項を参照されたい。次
いで、更に適当な実験が位相コーディング勾配の存在下
で実施され(ブロック38)、索引テーブルに従ってr.f.
パルスが補正される(ブロック40)。共鳴応答信号は一
旦獲得されるとフーリエ変換され(ブロック42)、結果
として得るデータがイメージとして表示される(ブロッ
ク44)。
本発明の基本的実施例の基礎となる理論について、次
に図3および図4に関して記載する。広義において、本
発明は、比較的小さな組のr.f.励起パルスを用いて複数
の応答信号を生成し、各信号を個々に位相コード化し、
次いで1つの獲得期間における信号のエコーを検出する
ことを目的とする。
基本的実施例に対する理論 基本的実施例の基礎をなす理論について次に記述す
る。理論の分析は、コヒーレンス伝達の原理を用いて最
もよく行われる。絶縁スピン−1/2核(水の陽子の如
き)から獲得される信号は、縦方向磁化と対応する0,−
1あるいは+1のコヒーレンス度と、横方向磁化の観察
可能成分および観察不能成分とをそれぞれ処理すること
ができる。コヒーレンス度における遷移は、元の各信号
を3つの新たな信号へ分けるr.f.パルスによって生じ
る。このコヒーレンス伝達経路は、ベクトルp(=p1,p
2,...)により表わされ、ここでp1は各r.f.パルス後の
コヒーレンス度であり、このため、+1,0,あるいは−1
である。2つのパルスにより生成される経路(1,−1)
はスピン・エコーと呼ばれが、3つのパルスにより生成
される信号(1,0,−1)は刺激されたエコーである。
一連のN個のパルスは3N-1個までの別々の信号を生じ
ることができ、その各々は一義的なコヒーレンス伝達経
路が後続することになる。各エコー信号の出現のタイミ
ングは、r.f.パルスと信号のコヒーレンス経路との間の
間隔に(他の事柄よりも)依存する。パルス間の間隔が
ベクトルtrf(=t1,t2,...tN;但し、tNは最後のパルス
と関連エコーの中心との間の時間的間隔を表わす)によ
り表わされ、従って、エコーの生成に要求される条件
は、 trf.p=0 [1] これは、有効に、他の全てのtiが固定される時、tNにつ
いての条件である。
式[1]から、パルス間間隔が、ある一意値(some
unique)j≧0に対してti(i<N)=3j・tminである
ように、個々の3の連続冪に従って比例配分されるなら
ば、信号は等間隔におかれることになることが判る。こ
れは、他のtiに関して式[1]からtNに対する式を得
て、更に全ての異なる値をpで代入し、基数3にカウン
トすることにより演繹される。tminは、用いられた特定
の装置により得られるtrfの最も小さな遅れである。
コヒーレンス経路p(その成分piは、+1,0,−1)に
ついては、 但し、mは、−(3(N-1)−1)/2乃至+(3(N-1)−1)
/2(これも、基数3でカウント)の範囲にわたる整数の
組の1項である。各エコー信号に対するエコー時間を、
最初のr.f.パルスから最大信号の中心までの間隔として
定義する。従って、 (上記の、および式[2b]に使用している条件の下で) 全信号について、(3(N-1)+1)/2は、それらの最大
値が最後のパルス(即ち、 )の前あるいはその間に生じるため、仮想エコーとして
分類される。更に、スライス選択磁界勾配パルスが従来
のスライス選定における如く最終r.f.パルスと関連して
印加されるならば、そのコヒーレント度が+1から−1
まで変化する3(N-2)個の信号のみが残ることになる。
これが、式[2b]および[3]におけるmを、(3
(N-2)+1)/2乃至(3(N-1)−1)/2の範囲の大きさに
限定する。最後のパルスと最後から2番目のパルスとの
間の時間間隔tN-1がtmin・(3(N-2)+1)/2に、あるい
はこれより大きく設定されるならば、3(N-2)個の信号の
全ては最後のパルスの後に現れることになる(式[1]
参照)。式[2b]は、mが+1乃至+3(N-2)の範囲にシ
フトされることを除いて、この動作により変化を受け
ず、式[3]は、 このため、trf=tmin(1,3,...3(N-3),1/2(3(N-2)
1),m)、あるいは最初の(N−3)個の間隔の順列に
より得られる相等数の組となる。例えば、N=5パルス
の場合、trf=tmin・(1,3,9,14,m)、あるいは最初の
3つの間隔の順列により得られる相等数の組となり、m
は、各信号に対する式[1]を満たす1乃至27の範囲の
整数である。全ての信号の振幅は、5番目のパルスと最
後のパルスとが180゜のフリップ角(flip angle)と対
応する。
エコーのフィルムが静電磁界の不均一性の作用を再集
束することに基くため、均一な勾配の印加を慎重にすれ
ば信号の最大値のタイミングに影響を及ぼすことはな
い。従って、一定の読出し勾配を全ての実験にわたり印
加することにより、1次元空間情報を各信号にコード化
することができる。読出し勾配が一定でない更に一般的
な状況については、後で考察する。更に、2Dイメージを
生成するためには、サンプルにおける明瞭な位相勾配が
得られた1組の信号を得ることが必要である。本発明の
基本的実施例においては、一定の勾配を印加することに
より完全な位相コーディングが得られる。この場合も、
不均一な位相コーディング勾配の一般的状況については
後で考察する。
単一のスライス選択勾配パルスが最後のr.f.パルスと
関連して印加されるならば、当実施例においては、位相
コーディング勾配は、最後から2番目のr.f.パルス前に
スイッチ・オフされる。このことは、(コヒーレンス経
路p=(0,0,0,1,−1)に続く)中間エコーが位相コー
ディングを受取らないことを保証する。実験中にサンプ
ル中に生成される正味の位相勾配として表わされる位相
コーディング量は、各信号として次のように与えられ
る。即ち、 但し、2番目の線は、ベクトルQphase=γG
phase(t1,...,tN-2,0,0)を定義し、この最後の式は、
lが−(3(N-2)−1)/2乃至+(3(N-2)−1)/2の範囲
内にある式[2b]と同様な方法で選られる。完全を期す
ために、 は、下式として定義することができ、 ここで、 Qread=γGreadtrf [6b] 全信号は、N1×N2の複素数のデータ点として得られ
る。各データ点毎に、特定の場所から生じる信号により
得られる位相は一義的である。rxが位相コーディング方
向として定義され、ryが読出し方向として定義されるな
らば、この位相は下式により与えられる。即ち、 エコー最大値が充分に分離されるものとすれば、全デー
タ・セットは、各々が1つのエコー最大値を含むN1個の
個々のデータ・セットへ分割することができ、信号間に
は干渉は生じない。従って、各信号毎に、最大値のいず
れの側の点に対して下記のように書くことができ、 また、この領域外の寄与を無視することができる。式
[5]および[8]を用いることで、式[7]を下記の
ように書き直すことができる。
φ=γ・l・Gphase・tmin・γ+γ・m・Gread・Δt・γ [9] lを−1/2(N1−1)乃至+1/2(N2−1)の範囲の信号
に対する指数とし、mを−1/2(N2−1)乃至+1/2(N2
−1)の範囲にわたる信号内の各データ点に対する指数
とする。各データ点が指数lにより識別される1つの信
号からの寄与のみを含むので、信号経路を識別する上つ
き添字pは落とされた。式[9]は、k−空間の定義を
実際の空間のフーリエ共役とすることを許容する。
φ=2πk・r [10] として、 kx=γ・l・Gphase・tmin/2π [11] また ky=γ・m・Gread・Δt/2π [12] とする アライアシングを避けるため、kxは±(N1−1)/
(2FOVx)を限界とされ、kyは±(N2−1)/(2FOVy
を限界とされ、ここでFOVxとFOVyとは、各方向における
最大線形次元(視野)であり、N1およびN2は、それぞれ
信号数および信号毎のデータ点数である。このため、時
間領域データがk−空間における点として表わされるな
らば、各信号は、図3における均一な線的格子における
最上部から最下部までの完全行に寄与することになる。
データ処理、実験の一般化、およびその実現の実際の
諸特質について論議する前に、基本的なイメージ形成実
験について次に述べることにする。実験の条件は、イメ
ージの分解能(N1×N2ピクセル)、視野(FOVx×FO
Vy)、および読出し勾配の強さGreadから定義される。
事例 1 Gread=2Gcm-1で10cm×10cmの視野の中に対象物の27
×64ピクセルのイメージを生成する(図3および図4参
照)。
式[12]におけるkyに置かれた境界から、最大のサン
プリング間隔Δtは、2π/γ・Gread・FOVyとなる。
陽子に対する磁気回転比を 26747rad.s-1.G-1(γ/2π=4257HzG-1)とするなら
ば、 Δt=1/(2×10×4257)=11.7μs となり SW=(Δt)-1=85140Hz のスペクトル幅と対応する 最小パルス間隔は、信号が重ならないことを保証するた
めには tmin=N2Δt=0.75ms より小さくなければならない。
最後のものが180゜パルスである5つのr.f.パルスが3
5-2=27の観察し得る信号を生成し、従って、式[4]
のmは+1乃至+27の範囲にわたる。最短時間内でイメ
ージを生成するため、パルス間隔はtrf=tmin(1,3,9,1
4)でなければならず、最初の3つの間隔の順列が許容
される。
位相コーディング勾配は、最初のパルスの直後にスイ
ッチ・オンされ、4番目のパルス直前にスイッチ・オフ
される。勾配の振幅は、式[11]のkxにおける限界から
決定され、これは Gphase=2π/γ・FOVx・tmin=0.0312Gcm-1 を与える。
従って、式[5]から、Qphase=2π/FOVx(1,3,9,0,
0)rad cm-1、即ち、これも最初の3つの間隔の対応す
る順列である。最初の信号の中心は最後のパルスの後t
minに生じ、従って、データの取得は最後のパルスの後
0.5×tmin秒となり、時間(t1+t2+t3+t4)だけ継続
しなければならない。従って、イメージを取得する全時
間は、約2(t1+t2+t3)=54×tmin=40msとな
る。データ・セットは、64の27グループに分割される17
28の複素点を含む。27グループのデータの位相および振
幅は、以下に述べるように、2次元フーリエ変換が行わ
れる前に補正されねばならない。
位相および振幅の補正 従来のイメージ形成実験においては、式[10]の使用
とk−空間の定義が、取得された信号ρ(k)を、下記
の2次元のフーリエ関係を介して、実際の空間イメージ
ρ(γ)と関連付けることになる。即ち、 この式の基礎となる仮定は、本発明に対しては有効で
はない。これまでは、位相コーディング勾配が存在しな
い時、各信号は同じ振幅と位相を持つものとされた。し
かし、このことは、信号の相対的な振幅と位相がr.f.パ
ルスの振幅と位相に依存して、均一な信号を生じる組を
選定することができない故に、本発明に対しては妥当し
ない。従って、式[13]は、各信号のコヒーレンス経路
に依存する別の複素係数Zkx=Ap・eiφpにより変形
されて、下記となる。即ち、 データをフーリエ変換する前に、Zkxを除くことにより
データ・セットを補正することが必要である。この補正
は、実際には実験的な補正が更に信頼できるが、理論的
に行うことができる。
理論的補正 一連のパルスにより生成される信号の振幅が、複雑な
状態でr.f.パルスの振幅に依存する。各パルスによりな
される寄与は、このパルスの前後に信号のコヒーレンス
度に依存する。このため、例えば、遷移+1→−1は、
フリップ角(α)に対する依存性[cos(α)−1]/2
を有するが、+1→−+1は、依存性[cos(α)+
1]/2を有し、従って、例えば、信号p=(1,1,−1,1,
−1)は、[sin(α)(cos(β)+1)(cos(γ)
−1)(cos(δ)−1)(cos(ε)−1)]/16の振
幅を有する。最も一般的であるように、パルスが全て同
じ位相を持つならば、信号の位相は、前の所与の振幅が
正であるか負であるかに従って、0゜あるいは180゜と
なる。一般に、信号φsignalの位相は、下式から、パル
スφr.f.の位相に依存する。即ち、 φsignal=φr.f.Δp [15] 但し、Δpはr.f.パルスにより誘導されるコヒーレンス
度における変化を表わすベクトルである。即ち、Δp1
p1で、Δpi−pi-1 図5は、それぞれ、フリップ角45゜、60゜、120゜、9
0゜、180゜を持ち、比9:3:1:14のパルス間の間隔を持つ
5つのパルスからの27全ての信号に対する理論的振幅お
よび位相の事例を示している。緩和および拡散の効果を
考慮すると、この分析は更に複雑になり、従って、係数
Zkxに対する実験的な補正が実際問題の大半の状況にお
いて望ましいものである。
実験的補正 位相コーディング勾配がゼロに設定されるならば、式
[14]におけるkxに対する依存性のみがZkx係数による
のである。この依存性は、位相コーディング勾配で取得
されたデータを補正するに際して後で使用されるため
に、これら係数を実験的に評価することを許容する。
この手順は、位相コーディング勾配を持たない1つの
データ・セットを取得して、データを均一な位相および
振幅を持つセットへ変換するのに必要な位相および振幅
の補正を計算するために、初期の実験を実施することで
ある。正弦波ベル(sine−bell)の如きアポイダイゼー
ション(apodisation)関数を、この段階で適用するこ
ともできる。この補正は次に索引テーブルに格納され、
これは位相コーディングが含まれる以降の全ての実験で
用いられる。この索引テーブルは、イメージ形成される
対象物には依存しないため、最初に1回だけ計算されさ
えすればよい。読出し勾配の配向即ち振幅が変更される
ならば、勾配の渦電流の影響でこの索引テーブルを再計
算することを必要とすることを意味するが、索引テーブ
ルは、原則として、r.f.パルスにのみ依存する筈であ
る。dcオフセットに対する生データを補正することが重
要であり、これは索引テーブルの生成または使用前に行
われるべきである。基本的実施例よりも更に複雑である
(以下に述べる如き)実施例においては、エコー最大値
が正確に均等間隔にあることを保証することは困難であ
り、これら実施例では、索引テーブルは、前記最大値を
補正位置へシフトさせる情報をも含んでいる。これは、
通常はこれもまた行われる粗「校正」に対する微小補正
を提供する(「エコーの所定のタイミングを得る勾配の
実験的校正」なる項参照)。
索引テーブルの1つの構成においては、制御データ・
セットにおける最良の信号が基準として用いられ、他の
信号の各々をこの基準の同じコピーに変換するため必要
な情報を含む補正ファイルが生成される。ρ(i,j)が
元のデータ・セットにおけるデータ点であるならば、但
しiは信号の指数(図3の行)、jは信号内のデータ
点、irefは基準信号に対する指数であるが、この補正フ
ァイルは全てのiおよびjに対するρ(iref,j)/ρ
(i,j)を含んでいる。エコーの最大値の位置は、必要
に応じて、補正ファイルが生成されるか適用される前
に、補正されねばならない。
第1の修正例に対する理論 基本的実施例の第1の(そして、それ以降の)修正例
に適用し得る理論の更に一般化された形態について、次
に述べる。
図3乃至図5に関して先に概要を述べた基本的実施例
を修正することが何故望ましいかには多くの理由があ
る。第一に、基本的実施例において、読出し勾配が適用
される間にr.f.パルスが送られ、これらのパルスが非常
に短い(数マイクロ秒より短い)のでなければ、実効視
野を制限することになる。第二に、最大ディジタル化速
度が、読出し勾配に対して用いることができる勾配の強
さを制限することがあり、また信号を生成するためによ
り強い勾配と、データの読出し中により弱い勾配とを用
いることにより、実験速度を上げることが可能である。
第1の理由に関しては、読出し勾配(および、任意
に、位相コーディング勾配)r.f.パルスの間にスイッチ
・オフされることが望ましい。大半の標準的なイメージ
形成分光計の場合、勾配は比較的ゆっくりとスイッチ・
オン/オフされるに過ぎず(典型的には、勾配立上がり
速度は20Gcm-1ms-1)、式[1]の基礎となる仮定を満
たす比較的短いパルス間隔中は勾配を充分に早く切換え
ることはできない。不完全な調整用あるいは局部的な磁
化率(shimming or local susceptibility)故の静
的磁界の不均一性に対しては、式[1]は、スピンおよ
び刺激されたエコーのタイミングに関して用いられる勾
配シーケンスの如何に拘わらず妥当する。この式はま
た、一定の外部から加えられる磁界勾配から生じる勾配
エコーに対しても基本的実施例では妥当するが、勾配が
変動する時はこのようなエコーに対して妥当しない。最
大信号強さに対しては、スピン・エコーおよび勾配エコ
ーは一致させられねばならない。しかし、勾配が変動す
る時は、これは一般に可能ではない。この場合は、勾配
エコーは更に重要であり、そのタイミングは、式[1]
の更に一般的なバージョンである下式によって支配され
る。即ち、 p・Qread=0 [16] ここで、最初は式[6b]において定義されたQreadは、
勾配の切換えを許容するように一般化される。これは、
依然として、パルス状態の磁界勾配の結果としてサンプ
ル中に生じる位相勾配を表わすベクトルであるが、下記
のように定義される成分を有する。即ち、 積分は適当な時間間隔にわたる。
均一かつ相等する立上がりおよび立下がり速度を仮定
し、かつ勾配渦電流の影響が充分に補償されたものと仮
定すると、勾配パルスは近似的に台形状を呈し、従って
式[17]は下式に簡単化する。即ち、 ここで、 は、図6に示されるように、パルスの立上がりの始めか
ら立下がりの始めまで規定される読出し勾配パルスの長
さである。
は、この時間間隔における勾配の強さである。勾配強さ
がゼロへ戻ったと見做すことができ、かつr.f.パルスを
送ることができる前に勾配がスイッチ・オフされた後
に、最小時間が残されねばならない。
式[1]に関して与えられる同じ議論を用いて、最後
のパルス後に一定に保持される読出し勾配における均一
に隔てられる勾配エコーを生成するために、式[16]
は、Qreadが下記の形態でなければならないことを示
し、 Qread=Qy(1,3,...,3(N-3),1/2(3(N-2)+1),m) [18] あるいは、相等のセットが最初の(N−3)の遅延の置
換により得られる。
Qphaseは、下式で与えられる成分を持つQreadと同様
に定義される。即ち、 位相コーディング勾配が読出し勾配よりもはるかに小さ
いものとすれば、位相コーディング勾配はr.f.パルスの
間オンの状態に保持することができる。更に、勾配に対
する切換え時間が不充分であるものとすれば、 となる。
このような更に一般化された理論においては、読出し
勾配が切換えられあるいは他の状態で変化させられるな
らば、パルス間の間隔は、もはや相互の3の倍数ではな
く、その場合、Qphaseが下式の形態あるいは適当な置換
でなければならないため、式[19]あるいは[20]か
ら、位相コーディング勾配がもはや一定ではないことに
なる。即ち、 Qphase=Qx(1,3,...,3(N-3),0,0) [21] 式[21]におけるQx、および式[18]におけるQyは一定
であり、これが式[11]および[12]を下式の如く変形
させる。即ち、 kx=l・Qx/2π [22] また、 ky=m・Qy/(2π・N2) [23] 本発明の第1の修正例について、図7に関して次に述
べることにする。
事例 2 事例1によるものであるが読出し勾配が各r.f.パルス
に対してスイッチ・オフされたイメージを生成する。
勾配を0から2Gcm-1まで切換えるために最低1msを要
するものとすると、読出し勾配パルスの長さは事例1に
おけるパルス間隔と対応するように選定されるが、各パ
ルス間隔は下記の如く間隔の切換えを許容するのに1ms
だけ延長される。即ち、 tread=tmin・(1,9,3,14,m) =(0.75ms,6.75ms,2.25ms,10.5ms,t) trf=(1.75ms,7.75ms,3.25ms,11.5ms,t) tphase=trf=(1.75ms,7.75ms,3.25ms,11.5ms,t) 信号は、勾配Greadにおいて取得される。Δt=11.7μ
sであると、式[23]および[12]から、 Qy =N2・γ・Gread・Δt =1.5γ rad cm-1 tread=0.75.(1,9,3,14,m)であり、またQreadQy(1,
9,3,14,m)を必要とするため、Gread=(2.0,2.0,2.0,
2.0,2.0)Gcm-1となる。kxにおける限界は、式[22]か
らQx=2π/FOVxであることを意味する。このため、式
[20]および[21]を用いて、 Gphase=(0.0134,0.0273,0.0217,0.0,0.0)Gcm-1 となる。全イメージ形成時間(45ms)は、事例1におけ
るよりも僅かに5msだけ長くなるに過ぎない。この時間
は、より早い勾配切換えが可能な装置が使用されるなら
ば、短縮することができる。
この実験では、スピン・エコーおよび勾配エコーは、
もはや一致せず、従って信号の振幅はT 緩和に対す
るある依存性を持ち、これは粗調整により改善すること
ができる。事例1よりも多くの勾配切換えが要求される
が、先に述べたエコー・プラナー・イメージ形成法と比
較してこれよりは少ない。
スピン・エコーと勾配エコーとの間の関連が無くなっ
たことから、基本的実施例の更なる修正もまた可能であ
る。これが、例えば、勾配が充分に早く切換えることが
できない最も短いパルス間隔に対するのみであるため、
の依存性は、勾配エコーとスピン・エコーの大半
が一致することを保証することによって最小限に抑える
ことができる。これは、勾配とパルスの間隔の妥当な選
定似よって達成可能である。あるいはまた、得られる最
大勾配強さがデータの読出し中に用いることができる勾
配強さよりも大きければ、イメージ形成時間を短縮する
ために信号の生成中にこの増加した強さを用いることが
できる。
勾配パルスおよびr.f.パルスの間隔についての一般的
要件は、kxおよびkyについての限界から得られ、また式
[22]および[23]を式[18]および[21]に代入する
ことによって得られる。
Qread=2πN2(1,3,..,3(N-3),1/2(3(N-2)−1),m)/FOVy [24] Qphase=2π(1,3,...,3(N-3),0,0)/FOVx [25] 通常は、最初の(N−3)の間隔の置換により得られる
相等セットが可能である。台形の読出しパルスを仮定す
ると、Qreadの成分は、式[17a]により与えられ、 であると、 これは、 となって、tminにより分離された均一な信号セットを生
じる。
同様に、Qphaseの成分が式[20]により与えられるよう
に、略々矩形位相コーディング・パルスを仮定し、従っ
て、 第2の修正例に対する理論 増強された分解能でイメージを生成することが要求さ
れるならば、これは、正しいパルス間隔を持つ別のパル
スを付加することにより達成することができる(このよ
うに、例えば、81×64イメージの生成を可能にする)。
あるいはまた、最初の取得後に180゜の再集束パルスを
付加することによって、3(N-2)のの信号を、2×3(N-2)
の信号(例えば、54×64イメージ)を生成するように再
び集束させることができる。この2番目の修正例は、こ
の後者の代替例に関するものである。この2番目の修正
例では、位相コーディングを、例えば、第2の組のエコ
ーがk−空間図(図8a)における第1の組とインターリ
ーブするように、あるいは2番目の修正例の別のバージ
ョンでは、第1の組の信号がk−空間図の最上部の半分
を形成し、2番目の組の信号が最下部の半分を形成する
ように(図8b)、あるいは更に別のバージョンでは、信
号がk−空間を逐次埋めるように、構成することができ
る。
第1の場合(図8a)では、遅延は180゜の再集束パル
スのいずれかの側に付加されて付加的な位相コーディン
グを許容し、かつその時の位相コーディング勾配が強さ
において2倍になる。式[25]は、有効に下式となる。
即ち、 Qphase=2π(2,6,...,2.3(N-3),0,0,1)/FOVx [28] 54×64イメージの場合は、信号p=(0,0,0,1,−1)は
0 rad cm-1の位相コーディングを持ち、p=(1,0,
0,−1,1,−1)は2π/FOVx rad cm-1の位相コーディ
ングを持ち、p=(1,0,0,1,−1)は4π/FOVx rad
cm-1の位相コーディングを持ち、、、などの如くであ
る。
2番目の場合(図8b)は、位相コーディング勾配は、
式[25]が下式となるように、最初の180゜パルス前の
間隔の一部だけオンに保持される。即ち、 Qphase=2π(1,3,...,3(N-3),3(N-2)/2,0,0)/FOVx [29] 54×64イメージの場合は、Qphaseは、2π(1,3,9,13.
5,0,0)/FOVxとなり、p=(0,0,0,1,−1)を持つ信号
は、27π/FOVx rad cm-1の位相コーディングを持ち、
p=(−1,−1,−1,1,−1)は、+π/FOVx rad cm-1
の位相コーディングを持ち、p=(1,1,1,−1,1,−1)
は、−π/FOVx rad cm-1の位相コーディングを持つこ
とになる。このように、獲得された最初と最後の信号
は、最小位相コーディングを持ち、中心の信号は最大位
相コーディングを持つ。
第3の場合は、最後の位相コーディング勾配の符号は
逐次にk−空間を埋めるように変化させることができ
る、その結果、54×64イメージの場合、Qphase=2π
(1,3,9,−13.5,0,0)/FOVxとなる。
事例 3 事例2によるが54×64ピクセルを持つイメージを生成
する。
先に述べた最初の場合(図8a)は、図9のパルス・シ
ーケンス図によって例示される。最初と2番目の組のエ
コーのインターリーブは、r.f.再集束パルスの中心の直
後に印加される少量の位相コーディングによって達成さ
れる。54×64イメージを獲得するように事例2を拡張す
る際に、イメージを生成するのに要した合計時間は、45
msから約45ms+27tmin=65msまで延長される。
2番目の修正例の可能な変更例では、3パルスにより
生成される9信号は、一連の180゜パルスを用いて反復
的に再集束されることになる。イメージに対する信号対
雑音比はより良好となる筈であるが、分解能が3Nではな
く2Nだけ増加するに伴って、より多くの勾配切換えが存
在することになる。
第3の修正例に対する理論 全ての前の実施例においては、最後のパルスがスライ
ス選定勾配(Gslice)を持つ180゜であった。これは、
そのコヒーレンス度が(+1→−1)として変化しない
全ての信号を濾波し、従って、観察される信号の総数を
少なくする。スライス選定は、大半の実際に問題となる
状況において必須のものである。しかし、フィルタとし
て働くことのないように、スライス選定を修正すること
が有利であろう。これは、第3の修正例において達成さ
れる。
図10は、濾波しないスライス選定に対する適正な勾配
の切換えを示している。この勾配は、整形されたパルス
の中心のいずれかの側で個々に均衡されねばならず、さ
もなければ、ある信号の部分的な減衰が生じ得る。この
ため、図10においては、各々の同様に整形された領域の
全面域がゼロになるように構成される。整形されたパル
スは、改善されたスライス選定により復元される信号を
失う最適条件であるので、もはや180゜のフリップ角と
は対応しない筈である。
p=(1,0,0,0,−1)の如き信号が検出されるため、
QreadおよびQphaseは変更される必要がある。T
加重が小さく保持されるべきであれば、p=(−1,0,0,
0,−1)の如き仮想スピン・エコーが(原則として、純
粋な勾配エコーとして検出できるのであるが)依然とし
て検出されないことが仮定される。しかし、信号p=
(0,0,0,0,−1)が、データの獲得前に読出し照会を切
換えることにより勾配エコーとして検出されることにな
り、その結果、下式が設定されるか、あるいは最初の
(N−3)間隔の置換により得られる相等セットが得ら
れるならば、1/2(3(N-1)+1)信号の合計(N=5の
場合、41)が獲得されることになる。即ち、 Qread=2πN2(1,3,...,3(N-2),m)/FOVy 0≦m≦1/2(3(N-1)−1) [30] (=2πN2(1,3,9,27,m)/FOVy N=5パルスに対し
て) 当該実施例において、位相コーディングの多くの可能
性が存在する。特に、勾配の符号が最後から2番目のパ
ルス後に切換えられ、勾配がr.f.パルス間隔の半分でス
イッチ・オフされるならば、下式を得る。即ち、 Qphase=2π(1,3,...,3(N-3),−1/2(3(N-2)+1),0)/FOVx [31] (=2π(1,3,9,−14,0)/FOVx N=5パルスに対し
て) この方法により、k−空間が非対称的に埋められるが、
これは式[5b]におけるlが−27ないし+13の範囲にあ
ることになるためである。このことは、k−空間が対称
的に埋められることに対する要件がないため、およびフ
ーリエ変換前にデータを対称的にするための方式が存在
するために、重大な問題ではない。実際に、分解能にお
ける明らかな改善が存在するため、利点と見做すことが
できる。k−空間格子が逐次埋められているのではない
が図11に示される順序で埋められることに注目された
い。獲得される最初の信号がコヒーレンス経路p=(0,
0,0,0,−1)に追従し、次の12信号がk−空間を最上部
まで埋め、残りの信号がk−空間を底部から埋めるので
ある。あるいはまた、別の位相コーディング・パルス
が、最後のr.f.パルスの後であるがデータ獲得前に加え
ることができ、下式を生じ Qphase=2π(1,3,...,3(N-3),−(3(N-2)+1)/2,−(3(N-2)−1)/4)/F
OVx [32] 対称的なk−空間格子を生じる。
より高いコヒーレンス度のイメージ形成 原則として、より高いコヒーレンス度が生成できるな
らば、イメージは、より少ないr.f.パルスを用いて獲得
することができる。これは、(IxIz)の形態の演算子が
生成できる結合されたスピン系に対して生起し得る。こ
の要件は、1より大きなランクの密度演算子を生じるこ
とができることである。このランクの演算子は、r.f.パ
ルスによって影響を受けず、結合項を含むスピン・ハミ
ルトニアン(spin Hamiltonian)の影響下の展開(evo
lution)によって変化させられ、その結果単純な90−τ
−θ数列が高ランクの項を生成することになる。これら
の項が一旦生成されると、これらの間の遷移が、単一ス
ピン−1/2核の単純な場合における如くr.f.パルスによ
って誘導され得る。生成され得る最大のコヒーレンス度
はこのランクと等しいが、この最大ランクはスピン系の
結合パターンと成分核のスピンとに依存する。2つのス
ピン−1/2核の場合は、最大ランクは2である。このた
め、5レベルのコヒーレンスが得られる(−2,−1,0,+
1,および+2)。これらの5レベル間の遷移は、N個の
パルスにより生じる多数の信号が2×5N-2であるよう
に、r.f.パルスによって誘導することができる。50信号
を生じるには、僅かに4つのパルスで済むことになる。
より高いコヒーレンス度のイメージ形成のためには、
例えば、Qベクトルにおける要素が相互に5の冪乗(例
えば、Q1,5×Q1,25×Q1,...)となることを必要とする
ことを除いて、先に述べた基本式が依然として適応す
る。無論、2より大きい低位の整数(この場合は、3ま
たは4)の冪もまた、満足し得る結果を生じることにな
る。
エコーの所定のタイミングを得る勾配の実験的校正 実際に、渦電流、有限パルス長さおよび他のタイミン
グ・エラーの効果は、勾配がエコーの均一な間隔を得る
ために実験的(または、できるだけ論理的に)校正によ
ってそれらの評価値から調整される必要があることを意
味する。読出し勾配の校正は、第一に考慮される。読出
し勾配の校正におけるこの最初のステップは、信号の獲
得中におけるr.f.パルス間隔trf、読出し勾配パルスの
長さtread、および読出し勾配の値GreadNについての決
定である。式[26]から、tmin=2πN2/γFOV
yGreadN、および他の全ての読出し勾配に対する近似値G
readを計算する。
例えば、読出し勾配間隔が近似比(1:9:3:14)にある
ものとすれば、 Gread4≒14tminGread5/tread4+ε 但し、加算項εは、Gread5をスイッチ・オンした後であ
るが、データ獲得が開始する前の時間を補償する(図6
参照)。
Gread3≒3tminGread5/tread3 Gread2≒9tminGread5/tread2 Gread1≒tminGread5/tread1 次に、事例2に関して図12に示される方法で、校正が
進行する。校正のために、位相コーディング勾配はスイ
ッチ・オフされる。
読出し勾配が、更にGread4から始めて校正される。最
初に(a)で、180゜のスライス選定パルスおよび前の
(4番目の)パルスを除いて、全てのr.f.パルスがスイ
ッチ・オフされる(信号p=(0,0,0,1,−1)から生じ
る唯一つのエコーが生成されるべきである)。エコーの
最大値が全獲得期間の中心で生じるまで、Gread4が調整
される。次に(b)、3番目のパルスが付加されて、別
の信号p=(0,0,1,1,−1)およびp=(0,0,−1,1,−
1)を生じ、信号の間隔が3tminとなるまで、Gread3
調整される。次に(c)、3番目のパルスがスイッチ・
オフされ、2番目のパルスがスイッチ・オフされて3つ
の信号p=(0,0,0,1,−1)、p=(0,1,1,1,−1)お
よびp=(0,−1,−1,1,−1)を生じる。3つのエコー
の間隔が(9+3)tminとなるまで、Gread2が調整され
る。最後に(d)、2番目のパルスがスイッチ・オフさ
れ、最初のパルスがスイッチ・オンされて、信号p=
(0,0,0,1,−1)、p=(1,1,1,1,−1)およびp=
(−1,−1,−1,1,−1)を生じる。エコーが(1+9+
3)tminだけ分離されるまで、Gread1が調整される。次
いで、全てのr.f.パルスを用いて全てのエコーの位置を
検査することにより、勾配の設定が確認される。データ
処理において、どんな小さな位置決めの誤りでも補正す
ることができる。
第3の修正実施例では、(修正されたスライス選定を
用いて)僅かに異なる方法で校正が行われる。最後のパ
ルスの後、逆の符号を持つ短い読出し勾配パルスが印加
されて、データ獲得の開始前の時間を補償する。この短
いパルスは、最後のパルスを除いて全てのr.f.パルスを
スイッチ・オフすることによって校正される。検出でき
る唯一つの信号は、p=(0,0,0,0,−1)である。獲得
期間に信号の最大値が0.5tminだけ生じるまで、別の勾
配パルスが調整される。次いで、最後から2番目のパル
スがスイッチ・オンされ、4つのエコーが現れる。3番
目の信号が最初の信号の27tmin後に生じるまで、Gread4
が調整される。他の校正は上記のように行われる。
先に述べたもの以外の校正シーケンスを用いることも
できることは理解されよう。例えば、最初と最後の励起
パルスをスイッチ・オンすることによって、校正を行う
ことができる。
次に、位相コーディング勾配の校正について考察する
と、これらの勾配を校正することは通常は必要でない。
これらの勾配の振幅は、読出し勾配の振幅よりはるかに
小さく、従って、これら勾配は渦電流の影響が少ない。
それにも拘わらず、完全を期すために、読出し勾配の校
正のための手法と似たこれらの勾配を校正する手法につ
いて次に述べる。この手法においては、修正された形態
のパルス・シーケンスが用いられ、これにおいては、読
出し勾配が完全に除去され、最初と最後のパルスとは別
の全てのr.f.パルスがゼロに設定される。強さにおいて
元の読出し勾配と対比し得るが位相コーディング軸の方
向に沿った位相コーディング勾配が、最後のr.f.パルス
の前にスイッチ・オンされ、またデータ獲得の終了後に
再びスイッチ・オフされる。この1つの勾配を除いて位
相コーディング勾配が存在しなければ、1つのエコー
(p=(1,1,1,...,1,−1)が生成される。このエコー
のタイミングが記録される。次に、最初の位相コーディ
ング勾配(間隔t1にまたがる勾配)が更にスイッチ・オ
ンされる。この勾配に対する大きな値が選定される(実
際のイメージ形成実験において用いられた値の略々5乃
至10倍)。エコーのタイミングにおけるずれΔt1が判
る。次に、最初の位相コーディング勾配がスイッチ・オ
フされ、2番目の位相コーディング勾配(間隔t2になた
がる勾配)がスイッチ・オンされる。エコーのタイミン
グにおけるずれΔt2が判る。この手順は、他の位相コー
ディング勾配パルスの各々に対しても反復される。Δt1
の組を獲得したら、位相コーディング勾配に対する値が
計算され、これが適当な比のずれを生じることになる
(例えば、基本的実施例に対する1:3:9、あるいは最初
の修正例に対する1:3:9:−13.5、あるいは2:6:18:0.
5)。このように計算された勾配の組は、最後に、式[1
1]において与えられる如き視野お次元に対してスケー
ルされる。
先に述べた校正がテスト中の対象物に依存するのでは
なく、NMR装置の特性にのみ依存することが理解されよ
う。従って、校正は1回実施するだけでよい。
結果 図13は、事例2で与えられたパラメータ値を用いて得
られる27信号の完全セットを示している。この信号は、
位相コーディングを用いずに獲得され、これらの信号か
ら、データ補正索引テーブルが生成される。
図14は、事例2において与えられたパラメータ値を用
いて獲得された水を充填した影像の2mm厚さの27×64ピ
クセル・イメージを示している。
本発明が全く例示として本文に記載され、本発明の範
囲内で細部の修正が可能であることが理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−68674(JP,A) 特開 昭62−231647(JP,A) 特開 平2−13434(JP,A) 特開 平2−159252(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物を核磁気共鳴テストする方法(医療
    行為を除く)において、 対象物(12)を、該対象物(12)についての空間的情報
    をコード化する可変勾配成分を有する磁界に置くステッ
    プと、 核磁気共鳴を励起するため選定された間隔で励起パルス
    rfを印加するステップと、 該コード化する成分が、少なくとも3つの連続的な間隔
    の間は、各々の間隔持続時間に関する勾配成分の積分値
    が2より大きい整数Iの冪に従って比例配分されるよう
    に選定されることと、 最後のパルスと最後のパルスの前のパルスrfとの間の間
    隔で終了する最後のパルスrfの印加の後に共鳴応答信号
    を検出するステップであって、該間隔がIL・tminより小
    さく、Lがかかる間隔の数であり、tminが最小間隔であ
    ることと、 を含む方法。
  2. 【請求項2】前記磁界および(または)励起パルスが、
    所定の共鳴応答信号を生じる様に調整される請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】前記調整が、実験的に予め定めた情報に基
    く請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】前記調整が、信号に対する所定のタイミン
    グを生じることである請求項2または3に記載の方法。
  5. 【請求項5】共鳴応答信号が検出後に調整される請求項
    1乃至4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】前記調整がフーリエ変換前に行われる請求
    項5記載の方法。
  7. 【請求項7】前記共鳴応答信号の位相、タイミングおよ
    び(または)振幅が調整される請求項5または6に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】前記調整が、実験的に予め定めた情報に基
    く請求項5乃至7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】前記間隔が(IL+1)/2・tminに等しい請求項
    1乃至8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】前記勾配成分が前記間隔において実質的
    に一定であり、かかる間隔が前記整数Iの連続冪に従っ
    て比例配分される請求項1乃至9のいずれかに記載の方
    法。
  11. 【請求項11】前記勾配成分が、前記間隔に隣接する各
    励起パルスの間ゼロであり、かかる各間隔に対して等し
    い値への、立上がり時間t1に対する該各間隔における立
    上がりが、滞留時間t2において前記間隔を維持し、かつ
    立下がり時間t3において再びゼロへ立下がり、かかる各
    間隔におけるt2+(t1+t3)/2の各値が、前記整数Iの
    連続冪に従って比例配分される請求項1乃至9のいずれ
    かに記載の方法。
  12. 【請求項12】前記勾配成分が、読出し勾配成分であ
    り、かつ前記間隔に隣接する各励起パルスの間はゼロで
    ある請求項1乃至11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】前記最後のrfパルスが、前記共鳴応答信
    号を再集束するように印加される請求項1乃至12のいず
    れかに記載の方法。
  14. 【請求項14】スライスの選定が濾波しない勾配パルス
    を介して行われる請求項1乃至13のいずれかに記載の方
    法。
  15. 【請求項15】スライス選定励起パルスが前記勾配パル
    スの間に印加され、前記スライス選定励起パルスの中心
    cfまでの時間に関する勾配パルスの積分と、該中心後に
    くる等価の整数とが共にゼロに等しい請求項14記載の方
    法。
  16. 【請求項16】対象物を核磁気共鳴テストする装置にお
    いて、 対象物(12)を、該対象物(12)についての空間的情報
    をコード化する可変勾配成分を有する磁界に置く手段
    (10)と、 核磁気共鳴を励起するため選定された間隔で励起パルス
    を印加する手段(18、20)と、 該コード化する成分が、少なくとも3つの連続的な間隔
    の間は、各々の間隔持続時間に関する勾配成分の積分値
    が2より大きい整数Iの冪に従って比例配分されるよう
    に選定されることと、 最後のパルスと最後のパルスの前のパルスrfとの間の間
    隔で終了する最後のパルスの印加の後に共鳴応答信号を
    検出する手段(20、22)であって、該間隔がIL・tmin
    り小さく、Lがかかる間隔の数であり、tminが最小間隔
    であることと、 該勾配磁界手段の動作を制御する制御手段(14)と、 励起パルスrfを印加する手段(18、20)と、 を備える装置。
  17. 【請求項17】所定の共鳴応答信号を生じるように、前
    記磁界および(または)励起パルスを調整する方法に関
    する情報が記憶される記憶手段と、前記磁界および(ま
    たは)パルスを調整する手段とを更に備える請求項16に
    記載の装置。
  18. 【請求項18】前記間隔が、(IL+1)/2・tminに等しい請
    求項16または17に記載の装置。
  19. 【請求項19】前記印加手段(18、20)が、前記共鳴応
    答信号を再集束するように最後の励起パルスを印加する
    ように構成される請求項17乃至20のいずれかに記載の装
    置。
  20. 【請求項20】濾波しない勾配パルスを介してスライス
    選定を行う手段を更に備える請求項17乃至19のいずれか
    に記載の装置。
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