JPH10155769A - 磁気共鳴イメージング装置及び方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び方法

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JPH10155769A
JPH10155769A JP9325703A JP32570397A JPH10155769A JP H10155769 A JPH10155769 A JP H10155769A JP 9325703 A JP9325703 A JP 9325703A JP 32570397 A JP32570397 A JP 32570397A JP H10155769 A JPH10155769 A JP H10155769A
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JP
Japan
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echo
magnetic resonance
data line
phase
resonance imaging
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JP9325703A
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Haiying Liu
リウ ハイイン
Francis H Bearden
エイチ ベアデン フランシス
Gordon D Demeester
ディー ディメースター ゴードン
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Philips Nuclear Medicine Inc
Original Assignee
Picker International Inc
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
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    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/565Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities
    • G01R33/56554Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities caused by acquiring plural, differently encoded echo signals after one RF excitation, e.g. correction for readout gradients of alternating polarity in EPI
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
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    • G01R33/56545Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities caused by finite or discrete sampling, e.g. Gibbs ringing, truncation artefacts, phase aliasing artefacts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気共鳴イメージング法及び装置を提供す
る。 【解決手段】 トランスミッタ(24)及び勾配増幅器(20)
が、ラジオ周波数励起及び別のパルスを伝送し、選択さ
れた磁気ダイポールに磁気共鳴を誘導し、その磁気共鳴
を、各励起の後に、複数の選択されたエコー位置の各々
で一連のエコー(66)に集束させる。レシーバ(38)が、各
エコーをデータラインに変換する。校正データラインが
収集され、修正パラメータ(102) を生成する。データラ
インは逆フーリエ変換され(92)、補助データアレイ(94)
を生成する。相対的なエコー中心位置が計算され(96)、
基準エコーに対して真の中心の微小なシフトを示す。複
素和が相対的エコー中心位置から計算され(104) 、単位
修正ベクトルを生成するために正規化される(106) 。位
相修正されたイメージングデータラインは記憶されて(1
22) 、モニタ上のディスプレイ(134) に最終的に修正さ
れたイメージ(130) を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴イメージ
ングに関し、特に高速(fast)スピンエコーイメージング
(FSE)に関連した特定の用途を見出し、以下に特別
な例に基づいて説明する。しかしながら、この技術は、
シングルショットFSE及び三次元FSEなどの別のF
SEイメージングシーケンスにも応用できることを理解
されたい。さらにこの技術は、エコープラナーイメージ
ング(EPI)、エコーボリュームイメージング(EV
I)技術、勾配及びスピンエコー(GSE)技術などの
反復(repeated)スピンエコー、勾配エコー、又はスピン
エコーと勾配エコーを組み合わせたものを有する別のイ
メージングシーケンスに応用可能である。
【0002】
【従来の技術】以前は、磁気共鳴イメージングの対象物
は、時間的に定常な磁場に配置されて、選択された磁気
ダイポールが優先的に磁場に整列するようにされてき
た。ラジオ周波数パルスが印加されて、優先的に整列さ
れたダイポールを共鳴させ、特性共鳴ラジオ周波数の磁
気共鳴信号を発生させる。共鳴するダイポールによるラ
ジオ周波数磁気共鳴信号は、イメージ表示に再構成する
ために読み出される。受け取られた磁気共鳴信号を強め
るために、最初の信号が共通してエコーに再集束(refoc
used) される。 180°パルスを有するラジオ周波数励起
パルスが信号をスピンエコーとして再集束する。同様
に、磁場勾配の極性を反転することが、磁場すなわち勾
配エコーを誘導する。さらに、 180°ラジオ周波数再集
束パルスを繰り返すことによって、一連のスピンエコー
が、各ラジオ周波数励起パルスの後に生成されることが
できる。同様に、磁場勾配の反転を繰り返すことによっ
て、一連の勾配エコーが、ラジオ周波数励起パルスに続
いて生成されることができる。別のオプションとして、
単一のラジオ周波数励起パルスに続いて、スピン及び勾
配エコーの混合したものが生成される。例えば、ホラン
ド(Holland) 等による米国特許第 4,833,408号を参照さ
れたい。
【0003】二次元フーリエ変換イメージング技術にお
いて、読取勾配が、読取軸に沿って周波数符号化するた
めにエコーの読出中に用いられ、位相符号化勾配が、エ
コー間で位相符号化軸に沿った位相符号化をステップす
るため(step)に、パルス化される。データラインの相対
的な位相符号化が、kスペースにおける相対的な位置を
制御する。このようにして、各々のエコーがkスペース
にデータラインを生成する。従来は、ゼロ位相符号化を
伴うデータラインが、kスペースの中心を横切って延び
る。位相符号化勾配パルスに関連して、 180°再集束パ
ルスが、kスペースの中心ラインの上方及び下方に等し
い距離にデータラインを発振(oscillate) する。従っ
て、第1の 180°再集束パルスが、kスペースの中心ラ
インの上方に正の位相符号化勾配パルスで符号化された
第1データラインを生成する。kスペースの中心ライン
上方の距離は、収集された位相符号化に比例する。第2
の 180°再集束パルスが、kスペースの中心ライン下方
に第2のデータラインを生成する。第1及び第2のデー
タラインは、kスペースの中心ラインから等距離にあ
る。位相符号化勾配パルスと 180°再集束パルスを印加
することによって、 256×256 又は 512×512 等のkス
ペース内のデータ値のマトリックスが生成される。これ
らの値をフーリエ変換すると、従来の磁気共鳴イメージ
が生成される。
【0004】高速スピンエコー(FSE)イメージング
シーケンスにおいて、任意のチップ角(tip angle) の単
一ラジオ周波数励起パルスに続いて、所定数の 180°再
集束パルスを生じ、スピンエコーを生成する。スピンエ
コーが、繰返し時間TRで複数のエコー位置の各々で形
成する。データラインが、磁場勾配の方向にイメージ対
象を符号化する読取勾配によりエコーから読み取られ
る。さらに、読取勾配方向に垂直な一連の位相符号化勾
配パルスが各々のエコーの前に印加され、kスペースを
通るデータラインを正及び負の両方にステップさせる。
さらに、等しいが反対の極性を有する一連の位相符号化
勾配パルスが各々のエコーの後に印加され、前の位相符
号化勾配パルスの位相符号化を除く。対象のイメージ
は、エコーデータの2つの一次元フーリエ変換を用いて
得られるのが好ましい。このFSE技術は、長いT2
もつ対象物用の高速イメージング技術を提供する。
【0005】特に、典型的なFSE取得(acquisition)
は、各々のMR励起またはTRのショットに対して、独
立して位相符号化されたエコー行列(train) を生成す
る。全体のエコー行列は、16又はそれ以上の長さであっ
てよい。従って、TRは、16のエコー位置を有する。一
般性を損なうことなく、時間ドメインにおける生データ
ラインrq (tm ) が、FSEイメージング取得のq番目
のエコーの各々に対するディジタル値を有する。qは、
エコーのインデックスを意味し、この値には 1,2, ...
,Nechoがあるとする。各データ値は、時間tm =(m/
N)Tでサンプリングされる。整数インデックスmは、-N/
2からN/2-1 の値であり、ここでNは、サンプリングさ
れる時間ドメインデータの長さである。Tは、データサ
ンプリング間隔である。Nechoは、エコー行列中のエコ
ー数である。これ以降「行」は読出方向を意味するため
に用いられ、「列」は位相符号化方向を意味するために
用いられる。
【0006】q番目のエコーのフーリエ変換されたデー
タの行は、R(x) を用いて以下のように示される。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、FTは、長さNの離散フーリエ変
換(DFT)演算を示し、FOVは、読出方向に沿った
視野(field of view) を示す。FSEシーケンス及び別
のシーケンスが、エコー間の信号における位相エラーに
感受性を有する。現在のイメージング技術は、この位相
エラー(ずれ)を小さくすることに懸命である。シーケ
ンスチューニングに用いられるこのような1つの技術
は、励起RFパルスの位相を前走査取得として調節し
て、再集束パルスに対して要求される位相の関係を維持
する。イメージングの位相のずれ、すなわちイメージが
ぼんやりする状態を少なくするために、別の技術が余分
なエコーの行列を用いて、T2緩和時間を正確に評価
し、位相のずれを評価して修正する。これらの修正技術
は、すべてのエコーに対して校正データから生成される
位相修正ベクトルを利用するステップを共有する。容量
RF受信コイルが用いられるとき、このことはFSE技
術において有効である。しかしながら、これらの技術に
は、ある状況のもとで失敗を生じさせるという問題があ
る。ある通常のイメージング状態の下で、現在の修正技
術は、アルゴリズムに計算上の不安定さを導入する。例
えば、面又は多ループアレイをRF受信コイルとして用
いて、優れた信号対ノイズ比を生成するとき、コイルの
空間非均一受信位相が、「ゼロ」すなわちゼロ強度を、
図1に例示される校正データの投影プロフィールに生成
することができる。校正投影プロフィールのゼロ大きさ
は、後の位相修正のために、あいまいな位相値に変換さ
れる。最終的なイメージにおいて、このあいまいな位相
が、同じ位置で位相符号化方向に沿ったラインアーティ
ファクトを結果的に生成する。
【0009】同様に、高レベルのノイズ及び別の様々な
非理想的な要素を包含するルーチン診断用イメージング
技術が、RF位相の一様でない分布による位相のずれを
生成する可能性がある。
【0010】
【発明の概要】本発明は、磁気共鳴イメージング装置を
提供する。磁気共鳴イメージングシステムは、検査領域
を通して時間的に定常な磁場を生成する磁石を備える。
ラジオ周波数パルスコントローラ及びトランスミッタ
が、検査領域において磁気ダイポールを励起し、操作す
る。磁気ダイポールの励起は、シーケンスの繰返し時間
TRで周期的である。勾配磁場コイル及び勾配磁場コン
トローラが、検査領域にわたって垂直な方向の、位相及
び読取磁場勾配パルスを少なくとも生成する。ラジオ周
波数磁気共鳴エコーが生成される。レシーバがラジオ周
波数磁気共鳴エコーを受信し、復調して、一連のデータ
ラインを生成する。イメージプロセッサがイメージ表示
を再構成する。位相修正パラメータ生成器が、複数の位
相修正パラメータを生成する。エコー中心位置プロセッ
サが、シーケンスの繰返し時間に複数のエコー位置の各
々に対して相対的なエコー中心位置を計算する。複素計
算プロセッサが、エコー中心位置及び校正データライン
をエコー位置から受け取り、各エコー位置に対して独立
して複素位相修正パラメータを計算する。修正プロセッ
サが、イメージ表示を再構成する前に、位置的に一致す
る一つの修正ベクトルで各イメージングデータラインを
修正する。
【0011】本発明の別の態様が、磁気共鳴イメージン
グ法を提供する。磁気共鳴は、誘導される磁気ダイポー
ルにおいて励起され、各々の共鳴励起の後に複数の予め
選択されたエコー位置のそれぞれで複数のエコーを形成
する。このエコーは、読取勾配の存在化で読取軸に沿っ
て読み出され、出力イメージ表示に再構成するための一
連のデータラインを形成する。少なくとも1つの校正デ
ータラインは、複数の予め選択されたエコー位置のそれ
ぞれから受け取られる。校正データラインの相対的なピ
ーク位置が、各エコー位置に対して定められる。複素修
正ベクトルが、対応する相対的なピーク位置とピークで
定められた複素位相に対する校正データラインに従っ
て、各エコー位置に関して計算される。各イメージデー
タラインは、対応する修正ベクトルを用いて修正され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図2及び3を参照すると、磁気共
鳴イメージングシステム10が、超電導又は抵抗性磁石
14を制御する主磁場コントロール12を備え、実質的
に均一で時間的に定常な磁場が検査領域16内でz軸に
沿って生成される。磁気共鳴エコー手段が、一連のラジ
オ周波数(RF)及び磁場勾配パルスを印加し、磁気ス
ピンを反転又は励起し、磁気共鳴を誘導し、磁気共鳴を
再集束し、磁気共鳴を空間的に操作し、また別に磁気共
鳴を符号化し、スピンを飽和して、磁気共鳴イメージン
グ及びスペクトルシーケンスを生成する。特に、勾配パ
ルス増幅器20が、電流パルスを、全身の勾配コイル2
2の選択された1つ又は対に与え、検査領域のx、y及
びz軸に沿って磁場勾配を生成する。ディジタルラジオ
周波数トランスミッタ24は、ラジオ周波数パルス又は
パルスパケットを、全身のRFコイル26に伝送し、R
Fパルスを検査領域に伝送する。典型的なラジオ周波数
パルスは、互いに一緒にとられる短い期間のすぐに前後
しているパルスセグメントのパケットからなり、与えら
れる勾配は、選択された磁気共鳴操作を実現する。RF
パルスは、スピンを飽和し、共鳴を励起し、磁化を反転
し、共鳴を再集束し、又は検査領域の選択された部位の
共鳴を操作するために用いられる。共鳴信号は、全身の
RFコイル26によってピックアップされる。
【0013】対象の制限された領域のイメージを生成す
るために、ローカルコイルが、選択された領域の近くに
配置される。例えば、挿入可能なヘッドコイル30が、
ボアの同一の中心で取り囲んでいる選択された脳領域に
挿入される。挿入可能なヘッドコイル30が、勾配増幅
器20から電流パルスを受け取るローカル勾配コイル3
2を含み、ヘッドコイル30内の検査領域にx、y及び
z軸に沿った磁場勾配を形成する。ローカルラジオ周波
数コイル34は、磁気共鳴を励起し、患者の頭から出る
磁気共鳴信号を受け取るために用いられる。ローカルコ
イルは、面または多ループアレイである。代わりに、受
信専用のローカルラジオ周波数コイルが、体のコイルR
F伝送により誘導される共鳴信号を受け取るために用い
られることができる。RFスクリーン36が、RFヘッ
ドコイルからのRF信号が勾配コイル及び回りの構造に
渦電流を誘導するのを阻止する。ラジオ周波数信号が、
全身のRFコイル26、ローカルRFコイル34又は別
の特別なRFコイルによりピックアップされ、レシーバ
38により復調される。
【0014】シーケンス制御回路40が、勾配パルス制
御器20及びトランスミッタ24を制御し、複数の複合
エコーシーケンス、例えばエコープラナーイメージン
グ、エコーボリュームイメージング、勾配及びスピンエ
コーイメージング、高速スピンエコーイメージング等を
生成する。選択されたシーケンスに関して、各々のRF
励起パルスの後に、レシーバ38が、素早く連続して複
数のデータラインを受け取る。レシーバ38はディジタ
ルレシーバであり、又は示されるように、各々のデータ
ラインをディジタルフォーマットに変換するアナログ−
ディジタル変換器42を伴う。図4を参照すると、イメ
ージングFSEシーケンス50が、ラジオ周波数励起パ
ルス52で始まる。このパルスは、バイポーラスライス
選択勾配パルス54と同時に印加され、例えば選択され
たスライス内で、選択されたチップ角だけ磁化を傾け
る。その後、読取勾配準備パルス56が印加される。 1
80°反転パルス58が、スライス選択勾配パルス60と
ともに印加される。正の位相符号化勾配パルス62が、
kスペースのn個のセグメントの最初の1つにステップ
する。読取勾配パルス64が印加される。反転パルス
が、読取勾配パルス64中に磁化をスピンエコーに再同
調(rephases)させる。スピンエコーは、位相符号化勾配
パルス62によりセットされた位相で位相符号化され
る。その後、負の位相符号化勾配パルス68が印加され
て、位相符号化を取り除き、kスペースの原点に戻す。
第2の反転パルス70が印加され、第2のスピンエコー
を生成する。例示された実施例においては全部で4つの
反転パルス70が印加され、図5に例示されるkスペー
スの4つのトラバースに対応する4つのスピンエコー6
6を生成する。正の位相符号化勾配パルス62は、各ス
ピンエコーの前に印加され、kスペースのnの領域の中
の続くスピンエコーからデータラインをステップする。
負の位相符号化勾配パルス68は、各々の再集束の前に
位相符号化をキャンセルする。より一般的なケースで
は、n個の反転パルスが印加され、n個のスピンエコー
を生成する。図4及び5は、n=4の実施例を例示する
ものである。
【0015】イメージングFSEシーケンスに対応する
校正FSEシーケンスは、位相符号化パルス62、68
がゼロに設定されて、各エコーがkスペースの原点をト
ラバースすることを除けば、イメージングシーケンスと
同一である。イメージングFSEシーケンスにおいて、
校正シーケンスに関する全ての別のパラメータ設定が、
イメージングシーケンスに対して同一である。各校正の
繰返しにおいて、最初の位相符号化勾配パルスが、ゼロ
位相符号化原点の近くの少ない位相符号化値の各々にス
テップされる。校正シーケンスが、異なる位相符号化勾
配パルスを有する各時間に繰り返される。好ましい実施
例においては、校正データライン取得がまず行われ、そ
れからイメージング取得が行われる。しかしながら、別
の順番も考えられる。イメージング取得がまず実行され
て、それから校正取得が行われてもよい。さらに、校正
取得が、イメージング取得の途中で行われてもよい。校
正及びイメージング取得は、互いに時間的に近くで実行
され、取得間に患者が動く可能性を最小にする。
【0016】図2及び3を再び参照すると、ディジタル
データラインが、校正データラインとイメージデータラ
インにソータ44により分けられる。校正データライン
は、好ましくは、ブラックマン、ハニング、ハミング又
はガウスフィルタのようなローパス又は平滑フィルタ8
0を通過する。このフィルタは、エコーの投影中心のあ
たりを中心とする。校正データラインは、このフィルタ
により平滑化され、後のデータ処理におけるノイズレベ
ルを下げる。一次元フーリエ変換プロセッサ82が、エ
コーrq (t) の行方向において一次元フーリエ変換FT
{rq (t) }を実行する。
【0017】
【数2】
【0018】変換された校正データラインRq (xn )
が、校正データラインメモリ84にロードされる。二次
元の単一スライスFSE取得に対して、位相修正パラメ
ータ生成器86が、ゼロ次及び一次の両方の位相修正に
対して一組のパラメータを生成する。このパラメータ
は、エコー行列又は繰返し時間TRの各々のエコー位置
に対して校正データから定められる。特に、エコー行列
からの第1エコーが基準エコーとして選択され、その複
素共役が得られ、基準エコーメモリ88に記憶される。
いかなるエコーが選択されてもよいが、一般に初期のエ
コーが、より優れた信号対ノイズ比を有する。補助(aux
iliary) データアレイsq (tm ) が、エコー行列の各エ
コー位置に対する時間ドメイン中に構成される。まず、
掛け算回路90が、ピクセル毎の各エコー位置に対応す
る各々のフーリエ変換されたデータラインRq (xn )
と、基準エコーR* ref (xn ) の複素共役を掛ける。そ
れから逆フーリエ変換プロセッサ92が、逆フーリエ変
換を実行する。すなわち、
【0019】
【数3】
【0020】FT-1が逆フーリエ変換を示す。これは、
エコー信号を大きくし、鋭い対称的なピークを生成す
る。補助データアレイsq (tm ) が、補助データアレイ
メモリ94に記憶される。次に、エコー中心プロセッサ
96が、一次モーメント(重力)の点において時間軸に
沿った補助データアレイsq (tm ) の中心を計算する。
【0021】
【数4】
【0022】δq は、基準エコーに対してエコーqの真
の中心の微小なシフトを示す。これは、エコーの重心位
置の優れた評価を提供し、すなわち基準エコーに対する
相対的なエコーの中心を提供する。相対的なエコーの中
心を計算する際に、エコー中心のあたりのデータポイン
トを強調するローパスフィルタ98が、時間ドメインデ
ータに適用され、ノイズの影響を抑える。よくチューニ
ングされたFSE取得シーケンスに対して、このシフト
は非常に小さく、すなわち僅かなサンプルポイントであ
るべきである。フィルタ処理され、計算された、補助デ
ータアレイsq(tm ) の中心を表示するデータが、エコ
ー中心メモリ100に記憶される。さらに、補助データ
アレイsq (tm ) の中心を表示するデータが、位相修正
パラメータメモリ102に記憶される。
【0023】複素計算プロセッサ104が、全てのエコ
ー投影に対して空間ドメインにおいて複素和(complex s
um) を計算する。
【0024】
【数5】
【0025】パラメータαq は、読取方向に沿った基準
エコーに対して、エコーqの空間一次位相ずれを示す。
その数値は、以下のように与えられる。
【0026】
【数6】
【0027】最適なピークシフト評価δを用いて、前に
定められた複素和が以下のように書かれる。
【0028】
【数7】
【0029】単位複素ベクトルプロセッサ106が、前
の加算により生じた複素値を正規化し、単位複素ベクト
ルを得る。
【0030】
【数8】
【0031】ここで *は、複素共役を示す。これは、各
々のエコー位置に対して行われる。エコー位置の各々に
対する単位複素ベクトルが、位相修正パラメータメモリ
102に記憶される。従って、位相修正パラメータメモ
リが、全てのエコー位置に対して補助データアレイsq
(tm ) の中心を表示するデータだけでなく、単位複素ベ
クトルを含む。位相修正パラメータcq 及びδq のこの
集合は、TR又はエコー行列の全てのエコー位置q=
1,...Nechoに対して生成される。これらの位相修正パ
ラメータは、イメージングデータの位相修正に用いるた
めに保存する。この位相修正パラメータは、別の形態で
保存されることができる。好ましい実施例において、位
相修正パラメータが、投影スペースにおいて単位複素ベ
クトルアレイuq の集合として記憶される。
【0032】
【数9】
【0033】アレイ中の各ベクトルは、エコー行列内の
対応エコーに対応する。当然のことながら、位相修正デ
ータが、別の形態で保存されることができる。マルチス
ライス取得において、校正データが全てのスライス位置
に対して得られ、全てのスライス及びエコーが、その自
身の位相修正パラメータを有するようになる。この位相
修正パラメータが、従ってエコー数及びスライス位置の
両方に依存する。図2及び3を参照すると、イメージ処
理を実行するために、ソータ44からの各データライン
が、好ましくはブラックマン、ハニング、ハミング又は
ガウスフィルタなどのローパス又は平滑フィルタ108
を通過する。前と同じように時間ドメインデータに対す
る表示を用いて、各ショット(shot)の各々のエコーq=
1,..., Nechoに対して全てのイメージングデータ行r
q (t m ,s) が生成される。ショットは、一回の繰返し時
間TR、又は励起パルスで始まりエコー行列に続く部分
的な実験(partial experiment)である。値tm は、(m/
N)Tに等しい。インデックスqは、エコーインデックス
を示す。整数インデックスmは、-N/2からN/2-1 までで
ある。値Nは、サンプリングされた時間ドメインデータ
の長さである。Tは、データサンプリング時間であり、
sは、ショットインデックスである。Nechoは、エコー
行列中のエコーの数である。
【0034】一次元フーリエ変換プロセッサ110が、
行方向にフィルタからのデータrq(t,s) の一次元フー
リエ変換FTを実行する。
【0035】
【数10】
【0036】ラベラ112が、エコー及びスライスイン
デックスに従って各データラインを分類する。分類され
たデータラインは、メモリ114に記憶される。位相修
正プロセッサ116が、各エコーq=1,...,Nechoの各
々のデータラインを、位相修正パラメータメモリ102
からの空間ドメインベクトルにおける対応する修正を用
いて位相修正する。すなわち、
【0037】
【数11】
【0038】上書き文字c は、修正されたデータライン
を意味し、Rは、位相符号化されたイメージングデータ
を意味し、qは、エコーナンバーのインデックスであ
る。この実施例において、修正は、エコーナンバーのイ
ンデックスのみに依存し、ショットナンバーのインデッ
クスには依存しない。各データラインが位相修正された
後、強度修正プロセッサ118が、エコー対エコーの強
度を正規化又は標準化する。各々の反転の後、各エコー
の強度が先行するエコーよりも小さくなる。このことを
補償するために、大きさ修正(magnitude correction)回
路120が、一連の各エコーに対して適切な大きさ修正
を定め、強度修正プロセッサが、各データラインの大き
さを対応して調節する。この実施例において、この大き
さは調節されて、1に等しくする。
【0039】データラインが順に収集されないために、
ソートプロセッサ122が、ビュー(view)及びエコー/
ショットインデックスの間で予め設計されたマッピング
機能に従って、ビューインデックスによりデータライン
をソートし、イメージ面ビュー(q,s) を生成する。この
イメージ面は、イメージ面メモリ124に記憶される。
フィルタ126が、第1の一次元フーリエ変換プロセッ
サ110により行われる一次元フーリエ変換の方向に垂
直な方向(すなわち、位相符号化すなわち列方向)に、
イメージ面メモリからデータ列を検索し、フィルタ処理
する。第2の一次元フーリエ変換プロセッサ128が、
それから列すなわち位相符号化方向に沿った一次元にデ
ータを変換する。最終的に修正されたイメージは、イメ
ージメモリ130に記憶される。ビデオプロセッサ13
2が、修正されたイメージを、ビデオモニタ134のデ
ィスプレイ又は別の人間読取可能な出力ディスプレイ装
置に対して適切なフォーマットに変換する。
【0040】イメージデータラインが、kスペースを通
る別の軌跡で収集されてもよい。図4及び5を参照する
と、例えば、位相符号化勾配62が、kスペースの上方
のデータライン150で、すなわち、この実施例におい
てはkスペースの 256のラインの最初のラインで、第1
の位相符号化ステップを設定するように指示される。位
相符号化勾配が、kスペース内で次第に低くなってい
き、それぞれがkスペースの33番目、65番目、及び97番
目のラインにそれぞれ相当するデータライン152、1
54及び156で、続く位相符号化ステップを設定す
る。続いて繰り返す際に、位相符号化勾配が、kスペー
ス内でインタリーブされた段階的に小さくなっていくデ
ータラインの集合で位相符号化ステップを設定し、kス
ペース158の上半分を完全に満たす。kスペース16
0の下側の半分を満たすために、位相符号化勾配パルス
62及び68が、続く繰返し時間に反転される。代わり
に、kスペースの下側の半分に対するデータラインが、
kスペースの上側の半分のデータと複素共役関係をもっ
て生成されてもよい。
【0041】別の実施例において、kスペースにおいて
重なっているセグメントが、イメージ再構成のために収
集され利用される。重なっている全てのデータが、イメ
ージ形成のために結合されすなわち統合される。結果的
に生成されるkスペース中の非均一なサンプリング密度
が補償される。マルチスライス取得において、上述され
た単一スライス技術が、マルチスライス校正データを有
する多スライスに対して適用され、全てのスライス位置
に対して修正されたイメージデータを得る。本発明の別
の実施例においては、校正中に、エコーの中心が以下の
ように評価される。
【0042】
【数12】
【0043】これは、前の実施例における式(3)とは
異なっており、分子と分母が二乗され、さらにエコーを
強め、鋭くする。実際に、1よりも大きい指数が、この
効果を実現するために用いられることができる。本発明
の別の実施例において、反復法が用いられ、以下の式に
示されるように、エコー中心のより正確な決定値に、連
続的に近づいていく。
【0044】
【数13】
【0045】ここで、iは、0から始まり1ずつ増えて
いく繰返しインデックスを示し、2つの核関数(kernel
function) ker1、ker2が、データ取得中に定義されて計
算される。
【0046】
【数14】
【0047】この反復は、適切な収束値に近づくまで繰
り返される。本発明の別の実施例は、続く修正の変更に
ある。補助データアレイsq (tm )が、複素掛け算を行
い、それから逆フーリエ変換を行うことによって、全て
のエコーに対して時間ドメインで校正される。
【0048】
【数15】
【0049】ここでFT-1は、逆フーリエ変換を示す。
それから、ローパスフィルタ(LPF)が、sq (tm )
に対して行われる。それから先に(forward) フーリエ変
換されて、投影スペースに戻される。
【0050】
【数16】
【0051】ここで、fLPF (t) はLPFの関数を意味
する。各エコーに対する修正ベクトルは、以下の単位複
素アレイによって与えられる。
【0052】
【数17】
【0053】別の実施例においては、最適手順が、様々
な次元のパラメータ集合{αp ,p=0,1,2,...}に対し
て、まず2つの複素エコーデータベクトルの複素掛け算
を行うことによって各エコーに対して行われる。コスト
関数|F( {αp }) |が以下のように定義される。
【0054】
【数18】
【0055】ここで、{αp ,p=0,1,2,...}は、読出方
向に沿った様々な次元のエラーに対するパラメータの集
合を示す。それから、ゼロ次の位相のずれに対する単位
複素値は、以下のように得られる。
【0056】
【数19】
【0057】ここで、{α0 p ,p=0,1,2,...}は、最大
化手続による最適パラメータの集合である。位相修正
が、イメージングデータに対して適用される。
【0058】
【数20】
【0059】本発明の実施例は、勾配スピンエコー(G
SE)及びエコープラナーイメージング(EPI)シー
ケンスなどの高次の位相エラーを有するイメージングシ
ーケンスに関して非常に有用である。GSE及びEPI
シーケンスは、勾配及びスピンエコーを混合して利用す
るために、高次の位相エラーを特に生じやすい。前述し
た実施例は、別の自由なパラメータ集合を導入すること
によってさらに改善されて、異なるエコーが収集される
ときに、読出勾配の大きさを表すことができる。このこ
とは、渦電流又は非理想的な勾配増幅器の結果として、
エコーからエコーに可能なイメージサイズの変更に対し
てさらに修正を加えられるようにする。本発明の別の実
施例においては、一連の複合の擬似エコー(pseudo-ech
o) FSEイメージング技術が、予め定められたエコー
−ビューマッピング機構(echo-view mapping scheme)を
組み込んだ上述した位相修正技術を用いて設計される。
エコー−ビューマッピング機構は非常に一般的である。
校正データは、単一の又は複合の基準エコーを用いるこ
とができる。任意のスライスに関する全てのビュー(又
はエコー)データの中で、ビュー(エコー)のある部分
が、別の擬似エコー時間に対応する異なるイメージ間で
共有されることができる。
【0060】本発明の別の実施例においては、この技術
は、シーケンスチューニングに用いられることができ
る。励起RFパルスの位相は、前走査取得として調節さ
れることができ、再集束パルスに対して所望の位相の関
係を維持する。本発明の別の実施例においては、校正デ
ータが、動きの修正のために用いられることができる。
本発明の別の実施例においては、校正データ及びイメー
ジングデータの両方が、台形の形状の振動性(oscillato
ry) の読出勾配の立ち上がり及び立ち下がりのランプで
得られる。図6を参照すると、別に駆動される平衡シー
ケンスも考えられる。例示された勾配スピンエコー(G
SE)シーケンスにおいて、図4の実施例と同様の要素
は、最後にダッシュ(’)をつけた同じ符号で示されて
いる。例えば、α°励起パルス52’の後に、 180°反
転パルス58’が続く。生成されるエコー66s ’の1
つがスピンエコーであり、残りが勾配エコー66’とな
るように、読取勾配パルス170、172のタイミング
が、 180°再集束パルス及び励起パルスに対して調節さ
れる。1つ以上の付加的な 180°パルスが印加され、共
鳴を続くスピンエコーに再集束する。
【0061】図7を参照すると、図4及び6の実施例と
同様の要素は、最後に二つのダッシュ('')を付けら
れ、スラブ(slab)選択勾配180が、共鳴励起パルス5
2''と同時にスライス選択軸に与えられ、励起をスラブ
に制限する。位相符号化勾配パルス又はブリップ182
がそれからスライス選択軸に与えられ、その方向に沿っ
て位相をステップする。このボリュームイメージング技
術においては、kスペースが、三次元矩形プリズムとし
て考えられることができる。ブリップ182は、次の位
相符号化軸(スライス)に沿ってkスペースを通じてス
テップする。従って、上述した好ましい実施例は、磁気
共鳴高速スピンエコー走査校正及び再構成の方法及び装
置に関する。好適な実施例の1つの利点は、改善された
位相修正が行われることである。別の利点は、位相符号
化方向におけるラインアーティファクトが小さくされ又
は除去されることである。別の利点は、付加的なハード
ウェア及びハードウェアの変更が必要ないことである。
別の利点は、特に空間分解能の改善や、ギブズリンギン
グ及びひずみを低減することの観点から、イメージ質が
改善されることである。別の利点は、この技術が走査時
間をかなり増やすものではないことである。別の利点
は、この技術が、高レベルのノイズ、及びRF受信位相
の非均一なひずみの存在下で、より剛健で信頼性の高い
位相修正を提供することである。
【0062】本発明は、好適な実施例に関連して説明さ
れてきた。前述した詳細な説明を読んで理解した後に、
第三者が本発明の修正及び変更を行うことができること
は明らかである。本発明は、特許請求の範囲に記載した
事項及びそれに均等なものの範囲内である限り、このよ
うな全ての修正及び変更を含むものとして解釈されなけ
ればならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】面または多ループアレイをRF受信コイルとし
て用いるときの、読出方向の投影プロフィールの強度の
グラフである。
【図2】本発明による磁気共鳴イメージングシステムの
ブロック図の一部である。
【図3】本発明による磁気共鳴イメージングシステムの
ブロック図の、図2のブロック図以外の部分である。
【図4】好適な高速スピンエコーイメージングシーケン
スのある繰返しの例である。
【図5】kスペースを満たす例である。
【図6】好適な勾配スピンエコー(GSE)イメージン
グシーケンスの例である。
【図7】好適なエコーボリュームイメージング(EV
I)シーケンスの例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランシス エイチ ベアデン アメリカ合衆国 オハイオ州 44087 ツ インズバーグ セレーン コート 9975 (72)発明者 ゴードン ディー ディメースター アメリカ合衆国 オハイオ州 44092 ウ ィックリッフ デニス ドライヴ 1613

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間的に定常な磁場を検査領域(16)
    に生成する磁石(14)と、 検査領域内で、繰返し時間TRで周期的に磁気ダイポー
    ルを励起して操作する、ラジオ周波数パルスコントロー
    ラ及びトランスミッタ(24)と、 ラジオ周波数磁気共鳴エコーが生成されるように、検査
    領域を横切って直交する方向に、少なくとも位相及び読
    取磁場勾配パルスを生成する、勾配磁場コイル(22)
    及び勾配磁場コントローラ(20)と、 ラジオ周波数磁気共鳴エコーを受信して復調し、一連の
    データラインを生成するレシーバ(26)と、 データラインからイメージ表示を再構成するイメージプ
    ロセッサ(132)とを備える磁気共鳴イメージングシ
    ステム(10)であって、 複数の位相修正ベクトルを生成する位相修正パラメータ
    生成器(86)が設けられ、 該位相修正パラメータ生成器が、 シーケンスの繰返し時間で複数のエコー位置の各々に対
    して相対的なエコー中心位置を計算するエコー中心位置
    プロセッサ(96)と、 エコー中心位置と校正データラインをエコー位置から受
    け取り、エコー位置の各々に対して独立して複素位相修
    正ベクトルを計算する複素計算プロセッサ(104)
    と、 イメージ表示を再構成する前に、位置的に対応する修正
    ベクトルの1つで各イメージングデータラインを修正す
    る修正プロセッサ(116)、とを備えることを特徴と
    する磁気共鳴イメージングシステム。
  2. 【請求項2】 前記位相修正パラメータ生成器が、ピク
    セル毎にフーリエ変換された基準エコーデータライン
    と、エコー位置の1つに対応する複素共役校正データラ
    インとを掛ける掛け算回路(90)を備えることを特徴
    とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージングシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記位相修正パラメータ生成器が、掛け
    算回路からデータラインを受け取り、各エコー位置に対
    応するデータラインを処理して、全てのエコー位置に対
    して時間ドメインで補助データラインを生成する、一次
    元逆フーリエ変換プロセッサ(92)を備えることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の磁気共鳴イメージング
    システム。
  4. 【請求項4】 前記位相修正パラメータ生成器が、複素
    計算プロセッサからの複素修正ベクトルを正規化して、
    エコー位置の各々に対して単位複素ベクトルを生成する
    正規化回路(106)を備えることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の磁気共鳴イメージングシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 各エコー位置に対して、適切な大きさの
    修正を決定する大きさ修正回路(120)と、 適切な大きさの修正に従って、各イメージデータライン
    の大きさを正規化する強度修正プロセッサ(118)、 とを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  6. 【請求項6】 磁気共鳴が、誘導された磁気ダイポール
    において励起され、各々の共鳴励起に続いて予め選択さ
    れた複数のエコー位置の各々で複数のエコーを形成し、
    このエコーは、読取勾配の存在下で読取軸に沿って読み
    出され、一連のデータラインを形成して出力イメージ表
    示を再構成する磁気共鳴イメージング法であって、 予め選択された複数のエコー位置の各々から少なくとも
    1つの校正データラインを受け取り、 各エコー位置に対して、校正データラインの相対的なピ
    ーク位置を定め、 対応する相対的なピーク位置に対する校正データライン
    と、そのピークで定められた複素位相に従って、各エコ
    ー位置に対して複素修正ベクトルを計算し、 対応する修正ベクトルを用いて、各イメージデータライ
    ンを修正するステップを有する磁気共鳴イメージング
    法。
  7. 【請求項7】 校正データラインピークの相対的なピー
    ク位置を定めるステップが、 基準データラインを選択し、 ピクセル毎に基準データラインの複素共役と、予め選択
    されたエコー位置の各々に対応する校正データラインと
    を掛け合わせ、 各データラインを一次元的に逆フーリエ変換し、予め選
    択されたエコー位置の各々に対して、複数の補助データ
    アレイを時間ドメインに生成するステップを有すること
    を特徴とする請求項6に記載の磁気共鳴イメージング
    法。
  8. 【請求項8】 校正データラインピークの相対的なピー
    ク位置を定めるステップが、 相対的エコーピークシフトを補助データアレイの重心と
    して計算し、 ゼロ次の位相差を計算する、ステップを有することを特
    徴とする請求項6又は7に記載の磁気共鳴イメージング
    法。
  9. 【請求項9】 イメージ面を形成するために修正された
    イメージングデータラインをソートし、 第1フーリエ変換器に垂直な方向でイメージ面を一次元
    的にフーリエ変換する、ステップを有することを特徴と
    する請求項6ないし8のいずれかに記載の磁気共鳴イメ
    ージング法。
  10. 【請求項10】 修正ベクトルを正規化し、予め選択さ
    れたエコー位置の各々に対して単位修正ベクトルを生成
    するステップを有することを特徴とする請求項6ないし
    9のいずれかに記載の磁気共鳴イメージング法。
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