JPH08500343A - セシウムイオンを用いた治療方法 - Google Patents

セシウムイオンを用いた治療方法

Info

Publication number
JPH08500343A
JPH08500343A JP6504821A JP50482194A JPH08500343A JP H08500343 A JPH08500343 A JP H08500343A JP 6504821 A JP6504821 A JP 6504821A JP 50482194 A JP50482194 A JP 50482194A JP H08500343 A JPH08500343 A JP H08500343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formulation
cesium
cesium chloride
amount
magnesium sulfate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6504821A
Other languages
English (en)
Inventor
ライ,ジョン
Original Assignee
ライ,ジョン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ライ,ジョン filed Critical ライ,ジョン
Publication of JPH08500343A publication Critical patent/JPH08500343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K33/00Medicinal preparations containing inorganic active ingredients
    • A61K33/24Heavy metals; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K33/00Medicinal preparations containing inorganic active ingredients
    • A61K33/14Alkali metal chlorides; Alkaline earth metal chlorides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 セシウムイオンを、好ましくは塩化セシウムの形態で、さらに好ましくは硫酸マグネシウムの形態を有するマグネシウムイオンをも含む製剤を患者に外因的または内因的に投与するものである、患者の病気や疾患の様々な治療方法が開示されている。好ましい一実施態様においては、塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含有する水溶液に浸漬したプラスチックバッキング層(plastic backing layer)(B)の両面上における微孔性材料のストリップ(A)から構成される局所製剤が得られる。他の実施態様においては、塩化セシウムを含むクリーム製剤が患者への外因的塗布用に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】セシウムイオンを用いた治療方法 本発明は、ヒトおよび動物の両方において生じる苦痛を与える広範囲の様々な 疾患の治療および上記治療において使用する組成物及び製剤に関するものである 。本明細書において使用される「患者」という表現はヒトおよび動物の両方を概 念に含めるものとする。 本発明は、個人の健康を多大に損なうあるいは社会の財政を多大に損なう数多 くの外観上は無関係な病訴の治療に特に使用されるものである。今日まで注目さ れてきた本発明の重要な使用形態としては以下のものが挙げられる: 1)非常に広範囲の苦痛を伴う筋骨格あるいは神経性の疾患における苦痛の軽 減。 2)いずれかのタイプの咳さらには枯草熱のほとんどの症状の抑制または軽減 。このようなものとしては、喘息や一般的な風邪等の重要な苦痛が挙げられる。 3)小児におけるクループ発作(croup attack)の軽減。 4)湿疹によるもの等の皮膚の及びそれに関連した病訴および他の皮膚病また は皮膚疾患のかゆみの軽減。 5)潰瘍による刺激の軽減および長期間持続する脚の潰瘍の迅速な治癒。 6)皮下注射を使用することによって生じる局所的な痛 みの軽減。 7)麻酔薬としての使用。 治療に使用する上記リストに制限されることなく、本発明を単により重要に若 しくはより劇的に使用してもよい。 関節炎や他の軟組織の傷害の処置を目的とする一般的な従来の西洋医学的な診 療としては、ステロイドおよび非ステロイドの抗炎症剤の局所的な、経口による あるいは患者の病変部に注射することによる投与が挙げられる。 コルチコステロイド等のステロイドには、消化性潰瘍(peptic ulcer)の促進 、感染しやすくなる、精神過敏(mental irritability)、神経質、肥満、筋肉 の虚弱化、骨粗しょう症、糖尿病、及び場合によっては患者を虚脱させる副腎不 全等の、好ましくない副作用がしばしばある。 非ステロイドの抗炎症剤は、通常、患者を衰弱させる作用はステロイドと比較 すると少ない。しかしながら、非ステロイドの抗炎症剤に副作用がないわけでは ない。胃障害、胃の痛み、下痢、眩暈感若しくは軽い眩暈、胃潰瘍若しくは十二 指腸潰瘍および長期の血液不足(blood loss)はすべて非ステロイドの抗炎症剤 で治療した患者において報告されている。 また、抗炎症剤を局所的に投与すると、皮膚の刺激、臭気および着色(staini ng)等の様々な欠点が指摘される。 筋骨格の疾患を治療するための最も一般的な市販されている局所製剤(topica l preparation)は、サリチル酸メチ ルを有効成分として含んでいるが、サリチル酸メチルは大量に投与すると致死量 となりうる毒性のある薬剤であり、また、このような大量の致死量は皮膚を介し て吸収することによって可能である。 また、金の投与も関節炎の治療を促す。しかしながら、金を投与された患者に おいて、毒性肝炎(toxic hepatitis)、腎不全、聴覚消失、皮膚発疹及び様々 な血液障害等の副作用が報告されている。 したがって、一般的な処置レジメによって生じる苦痛のうち少なくとも幾つか を軽減するまたは改善する筋骨格および神経性の疾患の治療方法を提供すること が望まれている。 特に足関節部の、捻挫や腫張等の軟組織の傷害の治療を目的とした伝統的な中 国の治療方法としては、痛みのある若しくは腫張した関節の周辺を海水から抽出 した未精製の塩で湿布することが挙げられる。塩を塗ることによって大抵痛みや 腫張が減少する。 さらに、針療師は、体内に埋められ、刺針のポイントとつながっている経線と 呼ばれる3次元の短冊様の構造物が存在すると考えている。上記経線はすべての 哺乳動物に存在すると考えられている。さらに、上記経線を介して流れる、エネ ルギー、恐らく電磁石エネルギーの流れがあり、何等かの理由によってこのエネ ルギーの流れが破壊されると病気になると考えられている。エネルギーの流れを 再建 することによって、神経性および筋骨格の傷害または疾患にしばしば関連し、経 線を介するエネルギーの流れを破壊することによって起こる痛みや炎症を緩和す ることが可能であり、これによって最終的な治癒プロセスが補助される。 日本特許出願番号228,513号では、塩化セシウムを含む接着製剤(adhe sive preperation)またはペースト若しくは粉末のいずれかの形態で、塩化セシ ウムを患者に外因的に塗布することによって、様々な捻挫、腰痛−四肢痛(lumb odynia-melosalgia)や皮膚炎の処置において刺針術または磁気治療と同様の結 果が得られることが報告されている。しかしながら、従来、塩化セシウムは患者 のいずれの種類の筋骨格、神経性、呼吸性若しくは皮膚疾患の処置に一般的に使 用されていなかったと考えられる。 様々な概念における本発明は、患者の広範囲の疾患を処置するのに相乗作用が 得られるような他の化合物と組み合わせた塩化セシウムの外因的な塗布、および 患者への内因的投与を目的とする製剤における、塩化セシウムの、そのままのあ るいは他の化合物と組み合わせた使用に関するものである。 本発明の広い概念によると、効果的に治療できる量のセシウムイオンを含む製 剤を患者に内因的に投与することを特徴とする、患者の病気(ailment)および 疾患(disorder)の治療方法を提供するものである。 本発明の他の広い概念によると、効果的に治療できる量 のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わせて含む製剤を患者に外因的 にまたは内因的に投与することを特徴とする、患者の病気および疾患の治療方法 を提供するものである。 本発明のさらなる概念によると、効果的に治療できる量のセシウムイオンをマ グネシウムイオンと組み合わせて患者に外因的に投与することからなる方法であ る、筋骨格または神経性の疾患(musculoskeletal or neural disorder)の治療 が必要な患者における上記疾患の治療方法を提供するものである。好ましくは、 セシウムイオンは塩化セシウム、CsClの形態を有し、マグネシウムイオンは 硫酸マグネシウム、MgSO4の形態を有する。 塩化セシウムを外因的に塗布することによって痛みのレベルや腫張した関節の 腫張具合が減少し、このような効果は筋炎等の筋疾患の治療においても同様に得 られることが分かった。 驚くべきことに、塩化セシウムに、好ましくは硫酸マグネシウムの形態の、マ グネシウムイオンを添加することによって、塩化セシウムを用いた際の痛みの軽 減特性が得られるのにかかる時間をかなり減少することができることも分かった 。 塩化セシウムおよび硫酸マグネシウムを含む製剤を、塩化セシウムや硫酸マグ ネシウムを含む水溶液に浸漬したガーゼまたは他の吸収材料の形態で局所的に塗 布する。上記 吸収材料は、ガーゼやモスリンティッシュー(muslin tissue)若しくは粘着薄 葉紙等のティッシューからなるが、好ましくは、ミネソタ ミニング アンド マニュファクチャリング カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing C ompany)より販売されている「ミクロポア(MICROPORE)」という商標名の材料 等の微孔性合成布材からなる。浸漬された材料は放置され、患者の適当な部位に 接着し、従来方法で固定するのに適当な大きさ片に切る(cut)または切断する (sever)前に室温で乾燥することが好ましい。 本発明の他の概念によると、製剤が効果的に治療できる量の塩化セシウムと硫酸 マグネシウムに浸漬した吸収材料のストリップまたは片からなるものであること を特徴とする、患者の筋骨格若しくは神経性の疾患(musculoskeletal orneural disorder)の治療方法に使用する局所製剤(topicalpreparation)を提供する ものである。 製剤における硫酸マグネシウムの重量は、好ましくは、製剤における塩化セシ ウムの重量の少なくとも半分であるが、これを超えないことが好ましい。 好ましくは、塩化セシウムは吸収材料の表面積1cm2当たり約0.05から 約0.5mgの間の量で吸収材料中に存在し、硫酸マグネシウムは吸収材料の表 面積1cm2当たり約0.025から約0.5mgの間の量で存在する。塩化セ シウムおよび硫酸マグネシウムの好ましい量は、吸収材料の表面積1cm2当た りそれぞれ約0.1〜0.2mg CsClおよび約0.05〜0.2mg MgSO4である。上記したような 好ましい量の塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含む製剤は、36〜72g/ リットルの塩化セシウム及び18〜72g/リットルの硫酸マグネシウムを含む 1リットルの水溶液中に360cmの長さで10cm幅の微孔性のストリップを 浸漬し、さらにこの微孔性のストリップを乾燥することによって得られる。 本発明の上記概念の好ましい実施態様を、以下の実施例および添付した図、両 面を塩化セシウム及び硫酸マグネシウムに含浸させた微孔性材料を有するプラス チック製のストリップの概略断面図である、図1を参照しながら記載する。 実施例1 (1)10cm幅の「ミクロポア(Micropore)」等の粘着微孔性布材の1スト リップ(A)をプラスチック層(B)の両面に塗布することにより、プラスチッ ク層(B)を微孔性材料の2層(A)の間にはさむ。 (2)次に、ストリップ様の製品を60g/リットルの塩化セシウムおよび30 〜60g/リットルの硫酸マグネシウムを含む1リットルの水溶液中に約12時 間浸漬した後、溶液より取り出し、乾燥する。 (3)さらに、ストリップ様の製品を様々な大きさのパッチに切断し、患者の皮 膚に貼るのに必要になったときにプラスチック製のストリップ(B)の片面から 含浸した微孔 性材料の層(A)を剥がす。 ストリップのパッチにおける塩化セシウムおよび硫酸マグネシウムの量 60gのCsClおよび30〜60gのMgSO4を溶解した1リットルの水 で360メートルのストリップを作製できる。30gのMgSO4を用いる際の 、1メートルのストリップ当たりのCsClおよびMgSO4量は以下の通りで ある: 60g/360m=0.166g/m CsCl及び 30g/360m=0.083g/m MgSO4 このストリップは10cm幅であり、1メートルのストリップの面積は1,0 00cm2である。 したがって、1cm2のストリップには、0.166mgの塩化セシウムおよ び0.083mgの硫酸マグネシウムが含まれている。 実験によって、塩化セシウム単独に含浸させた微孔性のストリップを貼った後 のテスト患者において痛みのレベルが減少するのに少なくとも1時間かかるが、 好ましくは硫酸マグネシウムの形態で、マグネシウムイオンをストリップを浸漬 する溶液に添加すると、驚くべきことに、痛みが軽減させる有効時間が短縮され 、数時間から数分までで現われることが示された。塩化セシウム及び硫酸マグネ シウムに含浸させた微孔性のストリップによって10〜30分以内に痛みが緩和 されることが、ほとんどの患者によって 示された。 さらに、試験によって、塩化セシウム及び硫酸マグネシウムに含浸させた微孔 性のストリップは、浸漬された微孔性のストリップの保管場所にかかわらず、そ の効果を6ケ月若しくはそれ以上までのかなりの時間を保持できることも示され た。これは、塩化セシウムが非常時安定した化合物であり、若干の吸湿性しか有 さず、空気中で実質的に乾燥を保つことによる。さらに、浸漬されたストリップ は熱で溶融したりまたは低温条件下で硬化したりせず;湿潤時につぶつぶができ たりせず;数日間体に貼られていても患者を不快にさせない。また、ストリップ の微孔性特性によって、ストリップを通じて体が呼吸することができ、これによ って2週間までならストリップを皮膚に貼っておくことができ;さらに、ストリ ップは、患者が余り不快感を感じずにストッキング、ソックスや靴を履くのに十 分薄い一方、このようなストリップは、捻挫や骨折を固定するための包帯として 使用するのに十分な強さを有する。 塩化セシウム単独の濃度を上げることは、上記したような塩化セシウム及び硫 酸マグネシウムの水溶液に浸したティッシューやストリップと比べた場合、痛み や腫張のレベルを緩和する顕著な効果や、痛みや腫張のレベルを減少させるのに 要する時間を顕著に減少させたりすることはないことが分かった。 一方、水1リットル当たり0.1g CsCl程度の低 い濃度では、痛みや腫張のレベルを目的レベルまで減少させるのに要する時間が かなり増加するものの、有効であることが示された。単に水1リットル当たり1 g CsClに浸漬したモスリンティッシューの場合では、患者が腫張や痛みの レベルの減少効果を十分に認めるまでに少なくとも3から4日かかる。 しかしながら、本発明の方法を、患者への外因投与用の塩化セシウム及び硫酸 マグネシウムを含む様々な形態の製剤を用いて行うことが推察される。例えば、 最も広い範囲の本発明の方法としては、クリーム、ペースト、ローションやスプ レー等に含ませた効果的に治療できる量の塩化セシウム及びマグネシウムイオン 、および浴槽中で効果的に治療できる量の塩化セシウム及びマグネシウムイオン を提供できるように浴槽、温泉、泥浴等に添加された塩化セシウム及びマグネシ ウムイオンを含む浴用塩(bath salt)を患者に外因的に塗布する方法が挙げら れる。また、セシウムおよびマグネシウム含量の高い(enriched)若しくはこれ らが豊富な(fertilized)土若しくは水耕用の溶液中で草(herb)または植物( plant)を育て、この植物を用いて患者に外因的に塗布する製剤を作製すること も本発明の概念に含まれると考えられる。同様にして、効果的に治療できる量の 塩化セシウムを含むセシウム豊富なクレーを患者に外因的に塗布してもよい。 本発明のさらなる概念によると、製剤が効果的に治療で きる量のセシウムイオン及びマグネシウムイオンを、好ましくは塩化セシウム及 び硫酸マグネシウムの形態で、含むクリームからなることを特徴とする、患者へ の外因的投与用の局所製剤(topical preparation)を提供するものである。 塩化セシウムおよび硫酸マグネシウムは、既知の従来方法によってクリーム基 剤中に導入してもよい。好ましくは、塩化セシウムは製剤の全重量の約0.1% から約5%の間の量でクリーム中に存在し、硫酸マグネシウムは製剤の全重量の 約0.025%から約5%の間の量で存在する。硫酸マグネシウムの重量は、好 ましくは、製剤における塩化セシウムの重量の少なくとも半分であるが、これを 超えないことが好ましい。塩化セシウムの適当な濃度は、1kgクリーム基剤当 たり約5から約30gのオーダー、好ましくは約10g/kgであり、硫酸マグ ネシウムの適当な濃度は、約2.5から約30g/kg、好ましくは約5〜10 g/kgであることが分かった。 本発明の上記概念の好ましい実施態様を以下の実施例において記載する。 実施例2 100gの塩化セシウムと50〜100gの硫酸マグネシウムを10kgの水 溶性のクリーム基剤と混合した後、50ml容のジャー(jar)に入れる。 クリーム中の塩化セシウムおよび硫酸マグネシウム含量: 10Kg クリームにおける100g CsClおよび50〜100g MgSO4 =1Kg クリームにおける10g CsClおよび 5〜10g MgSO4 =1g クリームにおける10mg CsClおよび5〜10mg MgSO4 =50g クリーム(ジャー1個)における500mg CsClおよび250〜500mg MgSO4 このクリームを病変部に緩やかにマッサージすることによって塗布すると、3 回塗布した後約1時間でポジティブな効果が出、6時間まで緩和された。 塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含むクリームは非常に安全である。10 0gのクリーム(1g CsClおよび0.5〜1.0g MgSO4)を摂取 しても、患者に不健全な作用が生じない。また、このクリームは無色及び無臭で 、皮膚に対して刺激を伴わない。さらに、このクリームは目に対しても刺激を伴 わず、水で容易に洗い流せる。 塩化セシウムのみを含むクリームで処理をすると大体1時間以内に関節炎の痛 みが軽減するが、クリームにさらに硫酸マグネシウムを添加するとこのクリーム では10から30分間で効果が得られる。したがって、塩化セシウムおよび硫酸 マグネシウムの両方を含む本発明によるクリームは即座に痛みを緩和し、さらに 、試験患者によっては、長期間塗布することによって関節炎の痛みがおおよそ完 全に緩解する。塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含有する製剤は、また、理 学療法や刺針術等の伝統的な治療方法と組み合わせると好ましい効果が得られる ことも分かった。 例えば、ひどく捻挫した足首を伝統的な医学技術、つまり理学療法で治療する と、患者が特に不快感を伴わずに歩けるようになるまでに十分治癒するには約2 週間くらいかかる。刺針術やレーザー刺針術(laser acupuncture)では、治癒 期間は約1週間くらいまで短縮される。 足首を塩化セシウム単独で処理する場合では、同等の治癒期間、つまり1週間 までの期間がかかる。しかしながら、塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含む 製剤を例えば刺針術やレーザー刺針術(laser acupuncture)と組み合わせて用 いると、たった約3から4日間で治癒する。 リウマチや関節炎等の筋骨格の疾患の治療とは別に、痛みを伴う拡張蛇行静脈 、片頭痛または他のひどい頭痛、歯痛、断続的な痛み(period pain)や胃痛等 の神経性の疾患を持つ患者にセシウムイオン及びマグネシウムイオンを含む製剤 を外因的に塗布することによって、患者の痛みのレベルがかなり軽減されること が示された。 セシウムイオン、好ましくは塩化セシウムを含む製剤のさらなる好ましい塗布 形態としては、セシウムイオン単独或いはマグネシウムイオンとの組み合わせ如 何にかかわらず、呼吸系の疾患を患っている患者の咳を軽減するための内因的若 しくは外因的な製剤の使用がある。 このようにして、本発明の他の広範囲な概念によると、セシウムイオン、好ま しくは塩化セシウムを含む効果的に治療できる量の製剤を患者に投与することか らなる方法で ある、患者の呼吸系の疾患の治療方法を提供するものである。 このような治療方法は、咳や胸部のうっ血(chest congestion)の軽減、小児 におけるクループ発作(croup attack)の軽減、さらには枯草熱の症状の軽減に 好ましく使用できる。しかしながら、本発明はこれらに制限されることなく、詰 まった(blocked)或いは鼻汁(runny)がでる鼻等の呼吸系の疾患の他の症状ま たは喘息、一般的な咳やインフルエンザの他の症状を有する患者の治療も本発明 の範囲内に入ると考えられる。 呼吸系の疾患を治療する際には、セシウムイオンを患者に外因的或いは内因的 のいずれで投与してもよい。 セシウムイオンは、塩化セシウム、および好ましくは硫酸マグネシウムをも含 む、例えばクリーム等の局所製剤を患者の胸部、喉、鼻腔頷域(nasal area)若 しくは体の他の部分に塗布することによって外因的に投与されることが好ましい 。したがって、本発明は、製剤が効果的に治療できる量のセシウムイオン及びマ グネシウムイオンを、好ましくは塩化セシウム及び硫酸マグネシウムの形態で、 含むことを特徴とする、呼吸系の疾患の治療に使用する局所製剤を範囲内に含む 。 このような製剤は、好ましくは、塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含むク リームの形態で局所的に塗布される。 塩化セシウムおよび硫酸マグネシウムは、既知の従来方 法によってクリーム基剤中に導入される。筋骨格及び神経性の疾患の治療に使用 する上記クリーム製剤は、呼吸系の疾患を患っている患者の咳や胸部のうっ血を 緩和するのにも同様の効果を有することが分かった。上記したように、塩化セシ ウムは製剤の全重量の約0.1%から約5%の間の量でクリーム中に存在し、硫 酸マグネシウムは製剤の全重量の約0.05%から約5%の間の量で存在するこ とが好ましい。硫酸マグネシウムの重量は、好ましくは、製剤中の塩化セシウム の重量の少なくとも半分であるが、これを超えないことが好ましい。塩化セシウ ムの適当な濃度は、1kgクリーム基剤当たり約2.5から約30gのオーダー 、好ましくは約10g/kg(1% CsCl)であり、硫酸マグネシウムの適 当な濃度は、約2.5から約30g/kg、好ましくは約5〜10g/kgであ る(0.5〜1% MgSO4)ことが分かった。 患者に外因的に塗布するための塩化セシウムおよび硫酸マグネシウムの推奨さ れる治療できる量は、患者の皮膚1cm2当たり、約0.005mgから約0. 05mg CsCl、好ましくは約0.010mgから約0.020mgの塩化 セシウム、および約0.0025mgから約0.05mg MgSO4、好まし くは約0.005mgから約0.020mgの硫酸マグネシウムである。これら の好ましい塩化セシウム及び硫酸マグネシウム量は、9cm2の皮膚面積に対し て約1%の塩化セシウム及び約0.5〜 1%の硫酸マグネシウムを含有する10mgのクリームを塗布することにより、 皮膚1cm2当たり約0.0111mgのCsCl及び0.0055〜0.00 11mgのMgSO4を投与することによって得られる。 本発明の上記概念の好ましい実施態様を以下の実施例において記載する。 実施例3 100gの塩化セシウムと50〜100gの硫酸マグネシウムを10kgの水 溶性のクリーム基剤と混合した後、50ml容のジャーに入れる。 クリーム中の塩化セシウムおよび硫酸マグネシウム含量: 10Kg クリームにおける100g CsClおよび50〜100g MgSO4 =1Kg クリームにおける10g CsClおよび 5〜10g MgSO4 =1g クリームにおける10mg CsClおよび5〜10mg MgSO4 1g のクリームで900cm2の皮膚を被覆できる。 10mg CsCl/900cm2 =0.0111mg CsCl/cm2および 5mg MgSO4/900cm2 =0.0055mg MgSO 4/cm2 このクリームを胸部や喉等の病変部に緩やかにマッサージすることによって塗 布すると、塗布後数分以内に咳がポジティブに抑制できることが分かった。また 、このクリームを鼻部分の周りに塗布することによって枯草熱のほとんどの症状 が軽減される。 驚くべきことに、好ましくは塩化セシウムの形態を有する、セシウムイオンを 、マグネシウムイオンのあるなし如 何にかかわらず、患者に内因的に投与することによって、様々なタイプの咳を抑 制または軽減、さらには枯草熱のほとんどの症状を緩和するのに好ましい効果が 得られることも分かった。このセシウムイオンは、どのような適当な形態で内因 的に投与されてもよく、例えば、塩化セシウムの水溶液をネブライザ(nembuliz er)において、エアロゾル呼吸器(aerosol inhaler)において、鼻腔内スプレ ー(nasal spray)において、口内洗剤として用いてよく、またはスポイトで投 与してもよい。さらに、塩化セシウムを液体若しくはシロップに添加して咳止め 混合物(cough mixture)を作製してもよい。したがって、本発明は、製剤が効 果的に治療できる量のセシウムイオンを含むことを特徴とする、咳、呼吸系疾患 または枯草熱を治療するための患者への内因的投与用の製剤も範囲内に含まれる 。 本発明の上記概念の好ましい実施態様における製剤は、約0.5%から約4% の塩化セシウムを含有する塩化セシウム水溶液からなる。このような溶液は、以 下の実施例を参照しながら記載されるように、好ましくはネブライザ(nembuliz er)またはエアロゾル呼吸器(aerosol inhaler)から約0.2mgから約1. 6mgの塩化セシウム量を吸入する患者に投与するために、ネブライザ(nembul izer)またはエアロゾル呼吸器(aerosol inhaler)内に入れられることが好ま しい。 実施例4 所定量の塩化セシウム(CsCl)を蒸留水に溶解し、約1%の塩化セシウム を含む溶液を作製し、この溶液2mlをさらにネブライザまたはエアロゾル呼吸 器中に入れる。 2mlの1%溶液には0.02g CsClが含まれている。2mlの1% CsC1溶液は50回吸入または「吹く(puff)」のに十分な量の溶液である。 したがって、ネブライザから1回吹く(puff)または吸入すると、CsClが0 .4mg含まれている。 0.2mgから0.4mgの塩化セシウムを含有する吸入剤は、数分以内に咳 を抑制することが分かり、さらに、このような吸入剤は枯草熱の症状を抑制し軽 減することも分かった。ネブライザまたはエアロゾル呼吸器から繰り返し所定量 の塩化セシウムを吸入した患者において特に副作用は確認されなかった。1%塩 化セシウム溶液を含むネブライザからかなり連続して20回吸入した患者におい て確認された副作用は、患者の舌に若干麻痺した感覚があるのみであった。 塩化セシウムは局所神経終末の選択的遮断薬であると考えられる。この場合、 塩化セシウムは咳を生じさせるシグナルの伝達を遮断する。塩化セシウムは、実 際の機構は不明であるが枯草熱の症状を抑制するため、抗ヒスタミン様の性質を も有する。また、塩化セシウムは、最も一般的に使用される気管支の拡張薬であ るサルブタモール(SALBUTAMOL)(ヴェントリン(VENTOLIN))より強力な気管 支拡張作 用を有する。 現在、すべての去痰薬、鎮咳薬およびうっ血除去薬は、プソイドエフェドリン (pseudoephedrine)(中枢神経系の興奮薬)、または中枢神経系(Central Ner vous System)(CNS)を抑制するように働くリン酸コデイン(codeine phosp hate)若しくはフォルコジン(pholcodine)を含有するか否かにかかわらずトリ プロリジン(tripolidine)、フェニラミン(pheniramine)、ジフェンヒドラミ ン(diphenhydramine)、d−クロルフェニラミン(dexchlorpheniramine)等の 、抗ヒスタミン薬の混合物である。治療できる量でも、一般的に使用されるほと んどの処置によっては、嗜眠状態、鎮静、悪心、眩暈感、虚弱、不安または不眠 がいくらか生じる。プソイドエフェドリンやフェニレフリン(phenylephrine) は高血圧を引き起こすため、すでに高血圧の患者には危険である。 プソイドエフェドリンは治療のための量のたった6倍量で致死となりうる。 75kgの人が空腹時に4gの塩化セシウムを摂取しても副作用はなかった。 それより前の別の時に同じ人が、空の胃に1、2若しくは3gの塩化セシウムを 含む50mlの水を摂取しても副作用はなかった。5gの塩化セシウムを含む5 0mlの水は飲むにはあまりにも苦すぎる。動物実験によって、3.4gの塩化 セシウムを20kgの犬に静脈内注射しても不整脈は生じないことが示された。 塩化セシウムは上記のいずれよりもかなり安全でかつ鎮咳及び鬱血除去効果が ある。事実、塩化セシウムはNaClと同じくらい安全である。 慢性患者の喘息の発作が数分で止まった。このような発作は継続すると致命的 になりうるため、致命的なフィードバックループ(fatal feed-back loop)を遮 断することは生命とって重要である。ネブライザから4%塩化セシウム溶液を4 回吹くことによって、慢性的な喘息を有する歌手が3時間間断なく歌うことがで きた。この人は歌のキャリアを追及することが可能である他の市販製品では十分 軽減されなかった。 風邪による咳は典型的な北半球に住む冬季の住民にとってはかなりの苦痛であ る。風邪を引いている間のエネルギーと健康の流出を減少させるような治療によ っても、一般的な風邪を回復させる手助けになる程度である。 小児のクループ発作は、大人による説明を理解できないくらいの非常に幼い子 供にとって恐ろしい経験になりうる。このような病訴は間断のなく起こる性質の ため、子供より親の方がより苦痛でかつ苦労を感じやすい。しかしながら、塩化 セシウム及び硫酸マグネシウムを含有するクリームによって、子供及び間接的に 親をも迅速に楽になる。 上記したような塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含むクリーム製剤をクル ープ発作の問題を抱えている時に定期的に(親共々)眠れない子供の喉に塗った 。 偽薬クリーム(placebo cream)、塩化セシウム及び硫酸マグネシウム含有ク リーム、および伝統的な咳止め混合物(cough mixture)を順番にすべての可能 な組み合わせで使用した。親がすべての可能性を試してみたところ、子供は精神 的及び身体的な偽薬の効果に反応を示した。 試してから3週間以上たった後、親は、クループの症状を止め、子供も親も夜 眠れるようになったのは塩化セシウムと硫酸マグネシウムを含んだクリームであ ることに気づくようになった。 塩化セシウムはこのような咳による特定の苦痛に対応するというよりはむしろ 神経を選択的に遮断すると考えられるために、数多くの様々な咳を抑制できると いえる。身体の本来の治癒能力は咳によって生じる拮抗作用を除くことによって 可能になる。 セシウムイオン及びマグネシウムイオンを含有する製剤もまた患者に外因的に 塗布することによってかゆみを緩和し、様々な皮膚の病訴や疾患の治癒を促進で きることも分かった。本発明のさらなる概念によると、効果的に治療できる量の セシウムイオン及びマグネシウムイオンを、好ましくはそれぞれ塩化セシウム及 び硫酸マグネシウムの形態で、患者に投与することからなる方法である、患者の 皮膚疾患の治療方法を提供することである。 皮膚疾患という表現は、湿疹および発疹、体のただれ(body sores)や潰瘍等 の他の広範囲の皮膚病訴を含むものと 解する。本発明の上記方法は、このような皮膚病訴に関連したかゆみの軽減を得 るために特に有効である。 かゆみを軽減するために、塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含有する局所 製剤を病変部に塗布することによって、セシウムイオンおよびマグネシウムイオ ンを患者に外因的に投与することが好ましい。したがって、本発明は、製剤が、 好ましくは塩化セシウムおよび硫酸マグネシウムの形態の、効果的に治療できる 量のセシウムイオンおよびマグネシウムイオンを含むことを特徴とする、皮膚疾 患の治療に使用する局所製剤(topical preparation)を範囲内に含むものであ る。 このような製剤は、塩化セシウムおよび硫酸マグネシウムの形態で局所的に塗 布されることが好ましい。特に、筋骨格及び神経性の疾患および呼吸系の疾患の 治療で記載した濃度を含むクリームが、皮膚または病変部付近に塩化セシウム及 び硫酸マグネシウムを含むクリームを塗布することによってかゆみを軽減するの に効果的であることが分かった。 1つのケースでは、3年間存在し、すべてのシリーズの一般的に利用されてい る治療方法に対して応答しなかった湿疹が即座に治った。塩化セシウム及び硫酸 マグネシウムを含有するクリームを使い始めてから3日以内に、湿疹はほとんど 消えた。脚や殿部を掻くことによる醜いただれも即座に消えた。 かゆいという感覚が緩和されれば、掻く必要もなくなり、体は本来の治癒能力 を利用してダメージのあった部分を治していく。このようにして、湿疹は間接的 ではあるが非常に望ましい方法で治療された。 したがって、クリームを基剤としてセシウム及びマグネシウムを使用すること によって、数多くの掻くことに起因した皮膚の問題を改善することができ、掻く ことをやめれば何等助けなしで体を回復することができる。 体の治癒を手助けする能力自体は、これによって掻くことによるダメージを生 じさせ、問題をさらに拡大させ、増大した問題によってさらに掻くようになると いう、単に掻くことのネガティブなフィードバックループ(negative feed-back loop)を破壊するということを越えていると考えられる。 つたうるしによる発疹は、掻かないとい純粋な決意によって克服できる。つた うるし(または他の刺激物質)によって生じる発疹を掻きたいという欲望を持た ないことによって、このような苦痛の犠牲によりならずに済むための問題が解決 できる。 ある種の脚の潰瘍の刺激の軽減は、特に実施例1に記載したように効果的に治 療できる量の塩化セシウム及び硫酸マグネシウムに含浸した吸収材料のストリッ プまたはパッチの形態で、塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含む製剤を潰瘍 に塗ることによって得られる。 第一の実施例では、脚の潰瘍を、1cm2の布材当たり約0.5mgの塩化セ シウム及び約0.25〜0.5mgの硫酸マグネシウムを含む吸収布材のパッチ で覆い、このパッチを毎日交換した。この開存した(open)脚の潰瘍は、2年間 にわたり数多くの専門医に様々な方法で治療されてきたが改善は認められなかっ た。この潰瘍は、治療を開始する前は50mm×75mmの大きさであった。 パッチを貼ってから1週間すると、潰瘍は元の大きさの1/3にまで小さくな った。また、新しい、健常な皮膚が好ましく生育していることが観察者の肉眼で 認められた。 第二の脚の潰瘍の実施例では、深い慢性の潰瘍は一般的な治療方法を念入りに 行ったにも拘らず改善されなかった。第一の実施例で記載したのと同様の塩化セ シウム及び硫酸マグネシウムを含有した吸収材料のパッチを貼った後3日間で、 直径15mmのこの潰瘍は完全に治癒した。 本発明のさらなる概念によると、マグネシウムイオンを含む含まないに拘らず 、セシウムイオン、好ましくは塩化セシウムを含有する製剤を人または動物に投 与して局所麻酔薬として作用させることを特徴とする、人または動物の麻酔方法 を提供するものである。セシウムイオンは、患者に皮下注射される塩化セシウム の水溶液の形態で患者に投与することが好ましい。したがって、本発明は、麻酔 薬として作用するのに十分な量のセシウムイオンを、好ましくは塩化セシウムの 形態で含む溶液からなる麻酔用製剤をも 広い範囲に含めるものである。この麻酔用製剤は、好ましくは硫酸マグネシウム の形態を有する、マグネシウムイオンをも含むものであってもよい。好ましくは 、この水溶液は約0.5%から約4%の塩化セシウムを含む。 局所麻酔薬として塩化セシウム溶液を用いることの長所の一には、麻酔による 陶酔感の副作用がないまたは触覚が無くならないということがある。だれでも歯 医者に行った後の顎や顔の局所麻酔効果を良く知っている。 塩化セシウムは触覚には影響を及ぼさず、痛みの感覚を除くのみである。この ため、歯医者で用いても、患者が歯医者に行くと一般的に長い間感じる触覚の欠 失を無くすことはない。 セシウムイオンの麻酔特性を示すために以下の実験を行った: 材料: 1)3ml 蒸留水 2)1ml 約2%塩化セシウム溶液。 試行: 1)1mlの蒸留水を左腕の印しの付いた部分に注射した。注射によって痛烈 な(severe)痛みが左腕に起こった。この痛みが余りにも酷いので、腕全部がほ とんど麻痺した状態になったが3分以内に徐々に痛みが静まった。 2)1mlの約2%塩化セシウム溶液を右腕の印しの付いた部分に注射した。 注射によって強烈な(burning)痛み が生じたが痛烈な(severe)痛みは無かった。これは約30秒間続いた。 3)次に、1mlの蒸留水を予め塩化セシウムを注入してあった右腕の印しの 付いた部分に注射した。わずかな強烈な(burning)痛みがあったのみだった。 4)1mlの蒸留水を1回目の注入から5分後に左腕の印しの付いた部分に注 射した。2回目の注射によって1回目と同様の痛烈な(severe)痛みが起こった 。 結果: 1)身体組織には何等損傷はなかった。印しの付いた部分は赤くなったり腫張 したりしなかった。蒸留水も塩化セシウム溶液も身体組織に損傷を与えなかった という結果が得られる。 2)神経終末または痛みの感覚以外の感覚を妨げずに素早く痛みを軽減した。 この部分には他の局所麻酔薬がそうであるようないくつかの触覚が現れたりせず 、塩化セシウム溶液を注入した後に蒸留水を注射すると痛みが感じられなかった 。 3)20mgの塩化セシウムを含む溶液を皮下注射した後に全身反応(system ic reaction)は起こらなかった。 4)当然、蒸留水の注射によって腕全体に痛烈な痛みが生じ、付近が麻痺した 感覚が3分間続くことは正常であり、予想されたことであった。 上記したことから、本発明の様々な治療及び麻酔処置方 法は2つの異なる、しかし関連した概念と見なすことができると考えられる。第 一に、痛みを緩和し、咳を抑え、さらに皮膚疾患を治療することに関する塩化セ シウムの効果(日本特許出願番号228,513号に最初に示された)はマグネ シウムイオンを添加することによって非常に促進され、場合によっては、塩化セ シウムにマグネシウムイオンを加えることによって塩化セシウム単独を含む製剤 では得られないような痛みの緩和効果が得られると考えられる。第二に、本発明 は、セシウムイオンを、好ましくは塩化セシウムを、単独であるいはマグネシウ ムイオンと組み合わせて含む製剤を、様々な治療処置を目的として、特に呼吸系 や気管支の疾患を治療することを目的として、さらには局所麻酔薬として、内因 的に投与できることである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年5月11日 【補正内容】 請求の範囲1.効果的に治療できる量のセシウムイオンを含む製剤を患者に内因 的に投与することからなることを特徴とする、筋骨格、神経性若しくは皮膚疾患 (disorder)または病気(ailment)を患う患者の治療または痛みの軽減方法。 2.効果的に治療できる量のセシウムイオンを含む製剤を患者に内因的に投与す ることからなることを特徴とする、患者の呼吸系疾患の治療方法。 3.該製剤が効果的に治療できる量のセシウムイオンを含む液体、シロップまた は水溶液として患者に投与されるものである、請求の範囲第1項または第2項に 記載の方法。 4.該製剤が塩化セシウムの水溶液からなる、請求の範囲第1項または第2項に 記載の方法。 5.該水溶液が実質的に0.5%から4%の範囲内にある量の塩化セシウムを含 むものである、請求の範囲第4項に記載の方法。 6.塩化セシウムを含有する溶液をネブライザ(nebulizer)またはエアロゾル 呼吸器(aerosol inhaler)中に入れ、ネブライザまたはエアロゾル呼吸器から 吸入することによって患者に投与する、請求の範囲第4項または第5項に記載の 方法。 7.該製剤を実質的に0.2mgから1.6mgの範囲内にある量の塩化セシウ ムを含む投与量で患者に投与する、 請求の範囲第1項から第6項のいずれかに記載の方法。 8.セシウムイオンを含む摂取可能な希釈剤または担体からなる筋骨格、神経性 、呼吸性若しくは皮膚疾患または病気を患う患者の治療または痛みの軽減のため の内因的投与用製剤。 9.該製剤が実質的に0.5%から4%の範囲内にある量の塩化セシウムを含む 水溶液からなる、請求の範囲第8項に記載の製剤。 10.実質的に0.2mgから1.6mgの範囲内にある量の塩化セシウムを含 む投与量で配合された請求の範囲第8項に記載の製剤。 11.製剤がマグネシウムイオンをも含む、請求の範囲第8項から第10項のい ずれかに記載の方法。 12.効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わ せて含む製剤を患者に投与することを特徴とする、患者の病気および疾患の治療 方法。 13.効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わ せて含む製剤を患者に投与することを特徴とする、患者の呼吸性疾患の治療方法 。 14.効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わ せて患者に投与することからなることを特徴とする、患者の筋骨格または神経性 の疾患の治療方法。 15.効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシ ウムイオンと組み合わせて含む製剤を患者に投与することからなることを特徴と する、患者の皮膚疾患の治療方法。 16.該製剤が患者に内因的に投与されるものである、請求の範囲第12項から 第15項のいずれかに記載の方法。 17.該製剤がセシウムイオン及びマグネシウムイオンを含む液体、シロップま たは水溶液の形態で投与されるものである、請求の範囲第16項に記載の方法。 18.該セシウムイオンが塩化セシウムの形態を有し、該マグネシウムイオンが 硫酸マグネシウムの形態を有する、請求の範囲第12項から第17項のいずれか に記載の方法。 19.該製剤が患者に外因的に投与されるものである、請求の範囲第12項から 第15項のいずれかに記載の方法。 20.該セシウムイオンおよびマグネシウムイオンを、効果的に治療できる量の セシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わせて含む浴槽、温泉、泥浴等の 形態で患者に外因的に投与する、請求の範囲第19項に記載の方法。 21.該製剤がセシウム及びマグネシウム含量の高い(enriched)若しくはこれ らが豊富な(fertilized)土若しくは水耕用の溶液中で育てた草(herb)または 植物(plant)からなるまたはこれらから調製されるものである、請求の範囲第 12項から第19項のいずれかに記載の方法。 22.該製剤が塩化セシウムを含む、請求の範囲第19項に記載の方法。 23.該製剤が硫酸マグネシウムを含む、請求の範囲第2 2項に記載の方法。 24.製剤における硫酸マグネシウムの重量が製剤における塩化セシウムの重量 の少なくとも半分である、請求の範囲第23項に記載の方法。 25.製剤における硫酸マグネシウムの重量が製剤における塩化セシウムの重量 を超えないものである、請求の範囲第23項または第24項に記載の方法。 26.該製剤がセシウムイオンおよびマグネシウムイオンを含む吸収材料のスト リップまたは片を患者の病変部に塗布することによって局所的に投与されるもの である、請求の範囲第19項に記載の方法。 27.該吸収材料が塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含有する水溶液に含浸 されたものである、請求の範囲第26項に記載の方法。 28.該塩化セシウムが実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.05から 0.5mgの範囲内にある量で吸収材料中に存在する、請求の範囲第27項に記 載の方法。 29.該硫酸マグネシウムが実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.02 5から0.5mgの範囲内にある量で吸収材料中に存在する、請求の範囲第28 項に記載の方法。 30.該塩化セシウムが実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.1から0 .2mgの範囲内にある量で存在する、請求の範囲第29項に記載の方法。 31.該硫酸マグネシウムが実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.05 から0.2mgの範囲内にある量で存在する、請求の範囲第30項に記載の方法 。 32.該吸収材料が少なくとも0.1g/リットルの塩化セシウムを含む水溶液 に含浸されたものである、請求の範囲第27項に記載の方法。 33.該吸収材料が少なくとも1g/リットルの塩化セシウムを含む水溶液に含 浸されたものである、請求の範囲第27項に記載の方法。 34.該吸収材料が実質的に36g/リットル〜72g/リットルの範囲内にあ る濃度の塩化セシウムを含む水溶液に含浸されたものである、請求の範囲第27 項に記載の方法。 35.吸収材料を含浸する該水溶液が実質的に18g/リットル〜72g/リッ トルの範囲内にある濃度の硫酸マグネシウムを含むものである、請求の範囲第3 4項に記載の方法。 36.該吸収材料が約60g/リットルの濃度の塩化セシウムおよび実質的に3 0g/リットル〜60g/リットルの範囲内にある濃度の硫酸マグネシウムを含 む水溶液に含浸されたものである、請求の範囲第34項に記載の方法。 37.該吸収材料が以下のいずれかからなるものである、請求の範囲第26項か ら第36項のいずれかに記載の方法: ガーゼ、モスリンティッシュー(muslin tissue)、粘着 薄葉紙または微孔性の合成布材。 38.該製剤がセシウムイオン及びマグネシウムイオンを含むクリーム、ペース ト、ローションまたはスプレー等の製剤を患者の病変部に塗布することによって 局所的に投与されるものである、請求の範囲第19項に記載の方法。 39.セシウムイオンが塩化セシウムの形態で製剤中に存在する、請求の範囲第 38項に記載の方法。 40.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態で製剤中に存在する、請 求の範囲第38項または第39項に記載の方法。 41.該塩化セシウムが実質的に製剤の全重量の0.1%から5%の範囲内にあ る量で製剤中に存在する、請求の範囲第39項に記載の方法。 42.該製剤が実質的に製剤の全重量の0.05%から5%の範囲内にある量の 硫酸マグネシウムを含む、請求の範囲第41項に記載の方法。 43.該製剤がクリーム製剤からなり、該塩化セシウムが実質的に1kgのクリ ーム基剤当たり5から30gの範囲内にある量でクリーム中に存在する、請求の 範囲第39項に記載の方法。 44.該クリームが実質的に1kgのクリーム基剤当たり5から30gの範囲内 にある量の硫酸マグネシウムを含む、請求の範囲第43項に記載の方法。 45.塩化セシウムの形態を有するセシウムイオンおよび 硫酸マグネシウムの形態を有するマグネシウムイオンを含むクリーム製剤が、患 者の皮膚1cm2当たり0.005mgから0.05mgの塩化セシウムおよび 0.0025mgから0.05mgの硫酸マグネシウムを含む量で局所的に投与 されるものである、請求の範囲第38項に記載の方法。 46.該製剤が製剤における塩化セシウムの重量の少なくとも半分である製剤に おける重量の硫酸マグネシウムを含むものである、請求の範囲第39項から第4 5項のいずれかに記載の方法。 47.製剤における硫酸マグネシウムの重量が製剤における塩化セシウムの重量 を超えないものである、請求の範囲第39項から第46項のいずれかに記載の方 法。 48.製剤が効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組 み合わせて含むことを特徴とする、筋骨格、神経性、呼吸系及び皮膚疾患等の、 患者の病気および疾患の治療に使用する製剤。 49.効果的に治療できる量のセシウムイオン及びマグネシウムイオンに含浸し た吸収材料の少なくとも1つのストリップまたは片からなる患者に局所的に使用 する請求の範囲第48項に記載の製剤。 50.効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わ せて含むクリーム、ペースト、ローションまたはスプレー等からなる、患者に局 所的に使用す る請求の範囲第48項に記載の局所製剤(topical preparation)。 51.該製剤が効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと 組み合わせて含むものである、浴槽、温泉、泥浴等に添加するための請求の範囲 第48項に記載の製剤。 52.セシウム及びマグネシウム含量の高い(enriched)若しくはこれらが豊富な (fertilized)土若しくは水耕用の溶液中で育てた草(herb)または植物(plant)か らなるまたはこれらから調製される、請求の範囲第48項に記載の製剤。 53.該セシウムイオンが塩化セシウムの形態で存在する、請求の範囲第48項 から第52項のいずれかに記載の製剤。 54.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態で存在する、請求の範囲 第53項に記載の製剤。 55.該吸収材料が実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.05から0. 5mgの範囲内にある量の塩化セシウムを含有する、請求の範囲第49項に記載 の製剤。 56.該吸収材料が実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.025から0 .5mgの範囲内にある量の硫酸マグネシウムを含有する、請求の範囲第55項 に記載の製剤。 57.該吸収材料が実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.1から0.2 mgの範囲内にある量の塩化セシウムおよび実質的に吸収材料の表面積1cm2 当たり0.05から0.2mgの範囲内にある量の硫酸マグネシウムを 含有する、請求の範囲第49項に記載の製剤。 58.該吸収材料が塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含有する水溶液に含浸 されたものである、請求の範囲第49項に記載の製剤。 59.該吸収材料が実質的に36g/リットル〜72g/リットルの範囲内にあ る濃度の塩化セシウムおよび実質的に18g/リットル〜72g/リットルの範 囲内にある濃度の硫酸マグネシウムを含有する水溶液に含浸されたものである、 請求の範囲第58項に記載の製剤。 60.該吸収材料がプラスチック材料のバッキングストリップ(backing strip) を有するものである、請求の範囲第49項または請求の範囲第55項から第59 項のいずれかに記載の製剤。 61.セシウムイオン及びマグネシウムイオンに含浸された吸収材料の1対のス トリップおよび該ストリップの間に挟まれたプラスチックバッキング材料(plast ic backing material)のストリップからなる、請求の範囲第49項または請求の 範囲第55項から第59項のいずれかに記載の製剤。 62.該吸収材料が以下のいずれかからなるものである、請求の範囲第49項ま たは請求の範囲第55項から第61項のいずれかに記載の製剤: ガーゼ、モスリンティッシュー(muslin tissue)、粘着薄葉紙または微孔性の 合成布材。 63.効果的に治療できる量のセシウムイオン及びマグネシウムイオンに吸収材 料を含浸できるようにセシウムイオン及びマグネシウムイオンを含む水溶液に吸 収材料を浸漬し、この吸収材料を乾燥する段階からなる治療用製剤(the rapeuti c preparation)の製造方法。 64.1層の吸収性布材をプラスチックバッキング材料(plastic backing mater ial)層の片面に塗布し、効果的に治療できる量のセシウムイオン及びマグネシウ ムイオンに吸収材料層を含浸できるように水溶液中に浸漬されたストリップを形 成するものである、請求の範囲第63項に記載の方法。 65.2層の吸収性布材をプラスチックバッキング材料(plastic backing mater ial)層の両面に塗布し、バッキング材料の両面上にある吸収性布材の2層が効果 的に治療できる量のセシウムイオン及びマグネシウムイオンに含浸されるように 水溶液中に浸漬されたストリップを形成するものである、請求の範囲第63項に 記載の方法。 66.該吸収材料が塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含有する水溶液中に含 浸されたものである、請求の範囲第63項から第65項のいずれかに記載の方法 。 67.該水溶液が実質的に36g/リットル〜72g/リットルの範囲内にある 濃度の塩化セシウムおよび実質的に18g/リットル〜72g/リットルの範囲 内にある濃度の硫酸マグネシウムを含有するものである、請求の範囲第 66項に記載の方法。 68.該水溶液が約60g/リットルの濃度の塩化セシウムおよび実質的に30 g/リットル〜60g/リットルの範囲内にある濃度の硫酸マグネシウムを含有 するものである、請求の範囲第66項に記載の方法。 69.水溶液中に溶解する硫酸マグネシウムの重量が水溶液中に溶解する塩化セ シウムの重量の少なくとも半分である、請求の範囲第66項から第68項のいず れかに記載の方法。 70.水溶液中に溶解する硫酸マグネシウムの重量が水溶液中に溶解する製剤に おける塩化セシウムの重量を超えないものである、請求の範囲第66項から第6 8項のいずれかに記載の方法。 71.該吸収材料が以下のいずれかからなるものである、請求の範囲第63項か ら第70項のいずれかに記載の方法: ガーゼ、モスリンティッシュー(muslin tissue)、粘着薄葉紙または微孔性の 合成布材。 72.該製剤が実質的に製剤の全重量の0.1%から5%の範囲内にある量で存 在する塩化セシウムを含むものである、請求の範囲第50項に記載の製剤。 73.該製剤が実質的に製剤の全重量の0.05%から5%の範囲内にある量で 存在する硫酸マグネシウムを含むものである、請求の範囲第72項に記載の製剤 。 74.該製剤がクリーム基剤および該クリーム基剤中に混 合された所定量の塩化セシウム及び硫酸マグネシウムからなるクリームの形態を 有するものである、請求の範囲第50項に記載の製剤。 75.該塩化セシウムが実質的に1kgのクリーム基剤当たり5から30gの範 囲内にある量でクリーム中に存在する、請求の範囲第74項に記載の製剤。 76.該硫酸マグネシウムが実質的に1kgのクリーム基剤当たり2.5から3 0gの範囲内にある量でクリーム中に存在する、請求の範囲第74項または第7 5項に記載の製剤。 77.該塩化セシウムが1kgのクリーム基剤当たり約10gの量でクリーム基 剤中に存在し、該硫酸マグネシウムが実質的に1kgのクリーム基剤当たり5か ら10gの範囲内にある量で存在する、請求の範囲第74項に記載の製剤。 78.製剤における硫酸マグネシウムの重量が塩化セシウムの重量の少なくとも 半分である、請求の範囲第53項、請求の範囲第56項から第59項または請求 の範囲第73項から第77項のいずれかに記載の製剤。 79.製剤における硫酸マグネシウムの重量が製剤における塩化セシウムの重量 を超えないものである、請求の範囲第53項、請求の範囲第56項から第59項 または請求の範囲第73項から第78項のいずれかに記載の製剤。 80.セシウムイオンを含む製剤を人または動物に投与し、 局所麻酔薬として作用させることを特徴とする、人または動物の麻酔方法。 81.該製剤を人または動物に内因的に投与する、請求の範囲第80項に記載の 方法。 82.塩化セシウムを含有する溶液を人または動物に皮下注射する、請求の範囲 第80項に記載の方法。 83.該製剤が実質的に0.5%から4%の範囲内にある量の塩化セシウムを含 む水溶液である、請求の範囲第82項に記載の方法。 84.該製剤が約2%の塩化セシウムを含む水溶液からなる、請求の範囲第83 項に記載の方法。 85.該製剤がマグネシウムイオンをも含むものである、請求の範囲第80項か ら第84項のいずれかに記載の方法。 86.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態で存在する、請求の範囲 第85項に記載の方法。 87.人または動物への皮下注射を目的とするセシウムイオンを含む溶液からな る麻酔用または痛み軽減製剤(anaesthetic or pain-relieving preparation)。 88.該溶液が塩化セシウムを含む水溶液である、請求の範囲第87項に記載の 麻酔用製剤(anaesthetic preparation)。 89.該溶液が実質的に0.5%から4%の範囲内にある量の塩化セシウムを含 むものである、請求の範囲第88項に記載の麻酔用製剤。 90.該溶液が約2%の塩化セシウムを含むものである、請求の範囲第89項に 記載の麻酔用製剤。 91.マグネシウムイオンをも含む請求の範囲第87項から第90項のいずれか に記載の麻酔用製剤。 92.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態で存在する、請求の範囲 第91項に記載の麻酔用製剤。 93.実質的には実施例1に記載されている、筋骨格、神経性及び皮膚疾患等の 、患者の病気および疾患の治療に使用する局所製剤(topical preparation)。 94.実質的には実施例2に記載されている、筋骨格、神経性及び皮膚疾患等の 、患者の病気および疾患の治療に使用する局所製剤。 95.実質的には実施例3に記載されている、患者の呼吸系の疾患の治療に使用 する局所製剤。 96.実質的には実施例4に記載されている、患者の呼吸系の疾患の治療に使用 する製剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 33/06 ADA 33/24 ACD 35/02 7431−4C 35/78 AAH B 8217−4C (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.効果的に治療できる量のセシウムイオンを含む製剤を患者に内因的に投与す ることからなることを特徴とする、患者の病気(ailment)および疾患(disorde r)の治療方法。 2.効果的に治療できる量のセシウムイオンを含む製剤を患者に投与することか らなることを特徴とする、患者の呼吸系の疾患の治療方法。 3.該製剤を患者に内因的に投与するものである、請求の範囲第2項に記載の方 法。 4.該製剤を効果的に治療できる量のセシウムイオンを含む液体、シロップまた は水溶液として患者に投与するものである、請求の範囲第1項または第3項に記 載の方法。5.該製剤が塩化セシウムの水溶液からなる、請求の範囲第1項また は第3項に記載の方法。 6.該水溶液が実質的に0.5%から4%の範囲内にある量の塩化セシウムを含 むものである、請求の範囲第5項に記載の方法。 7.塩化セシウムを含有する溶液をネブライザ(nebulizer)またはエアロゾル 呼吸器(aerosol inhaler)中に入れ、ネブライザまたはエアロゾル呼吸器から 吸入することによって患者に投与する、請求の範囲第5項または第6項に記載の 方法。 8.該溶液を実質的に0.2mgから1.6mgの範囲内 にある量の塩化セシウムを含む投与量で患者に投与する、請求の範囲第5項から 第7項のいずれかに記載の方法。 9.該製剤がマグネシウムイオンをも含む、請求の範囲第1項から第8項のいず れかに記載の方法。 10.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態で製剤中に存在する、請 求の範囲第9項に記載の方法。 11.セシウムイオンを含む水溶液からなる患者への内因的投与用の製剤。 12.該水溶液が実質的に0.5%から4%の範囲内にある量の塩化セシウムを 含むものである、請求の範囲第11項に記載の製剤。 13.該セシウムイオンが患者に外因的に投与されるものでるものである、請求 の範囲第2項に記載の方法。 14.該セシウムイオンが、クリーム、ペースト、ローションまたはスプレー等 の局所製剤(topical preparation)を患者に塗布することによって投与される 、請求の範囲第13項に記載の方法。 15.該セシウムイオンが塩化セシウムを含有するクリーム製剤の形態で患者に 局所的に投与されるものである、請求の範囲第14項に記載の方法。 16.該製剤がマグネシウムイオンをも含む、請求の範囲第13項から第15項 のいずれかに記載の方法。 17.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態で製剤中に存在する、請 求の範囲第16項に記載の方法。 18.該塩化セシウムが実質的に製剤の全重量の0.1%から5%の範囲内にあ る量でクリーム中に存在する、請求の範囲第15項に記載の方法。 19.該クリームが実質的に製剤の全重量の0.05%から5%の範囲内にある 量の硫酸マグネシウムをも含む、請求の範囲第18項に記載の方法。 20.該塩化セシウムが実質的に1kgのクリーム基剤当たり5から30gの範 囲内にある量でクリーム中に存在する、請求の範囲第15項に記載の方法。 21.該クリームが実質的に1kgのクリーム基剤当たり2.5から30gの範 囲内にある量の硫酸マグネシウムをも含む、請求の範囲第20項に記載の方法。 22.塩化セシウムの形態を有するセシウムイオンおよび硫酸マグネシウムの形 態を有するマグネシウムイオンを含む製剤を、患者の皮膚1cm2当たり0.0 05mgから0.05mgの塩化セシウムおよび0.0025mgから0.05 mgの硫酸マグネシウムを含む量で局所的に投与するものである、請求の範囲第 16項に記載の方法。 23.該製剤が製剤における塩化セシウムの重量の少なくとも半分であるが、こ の重量を超えない重量の硫酸マグネシウムを含むものである、請求の範囲第17 項、第19項、第21項または第22項のいずれかに記載の方法。 24.該製剤が効果的に治療できる量のセシウムイオンを含むクリーム、ペース ト、ローションまたはスプレー等か らなるものである、患者の呼吸系疾患の治療に使用する局所製剤(topical prep aration)。 25.該セシウムイオンが塩化セシウムの形態で存在する、請求の範囲第24項 に記載の製剤。 26.マグネシウムイオンをさらに含む請求の範囲第24項または第25項に記 載の製剤。 27.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態で存在する、請求の範囲 第26項に記載の製剤。 28.該塩化セシウムが実質的に製剤の全重量の0.1%から5%の範囲内にあ る量で製剤中に存在する、請求の範囲第25項に記載の製剤。 29.該硫酸マグネシウムが実質的に製剤の全重量の0.05%から5%の範囲 内にある量で製剤中に存在する、請求の範囲第27項に記載の製剤。 30.該製剤がクリーム基剤および該クリーム基剤中に混合された所定量の塩化 セシウムからなるクリームの形態を有するものである、請求の範囲第24項に記 載の製剤。 31.該塩化セシウムが実質的に1kgのクリーム基剤当たり5から30gの範 囲内にある量でクリーム中に存在する、請求の範囲第30項に記載の製剤。 32.該クリームが実質的に1kgのクリーム基剤当たり2.5から30gの範 囲内にある量の硫酸マグネシウムをも含む、請求の範囲第30項または第31項 に記載の製剤。 33.該塩化セシウムが1kgのクリーム基剤当たり約1 0gの量でクリーム基剤中に存在し、該硫酸マグネシウムが実質的に1kgのク リーム基剤当たり5から10gの範囲内にある量で存在する、請求の範囲第32 項に記載の製剤。 34.製剤における硫酸マグネシウムの重量が塩化セシウムの重量の少なくとも 半分である、請求の範囲第24項から第33項のいずれかに記載の製剤。 35.製剤における硫酸マグネシウムの重量が製剤における塩化セシウムの重量 を超えないものである、請求の範囲第24項から第34項のいずれかに記載の製 剤。 36.効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わ せて含む製剤を患者に投与することを特徴とする、患者の病気および疾患の治療 方法。 37.効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わ せて患者に投与することからなることを特徴とする、患者の筋骨格または神経性 の疾患の治療方法。 38.効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わ せて含む製剤を患者に投与することからなることを特徴とする、患者の皮膚疾患 の治療方法。 39.該製剤を患者に内因的に投与する、請求の範囲第36項から第38項のい ずれかに記載の方法。 40.該製剤をセシウムイオン及びマグネシウムイオンを含む液体、シロップま たは水溶液の形態で投与する、請求 の範囲第39項に記載の方法。 41.該セシウムイオンが塩化セシウムの形態を有し、該マグネシウムイオンが 硫酸マグネシウムの形態を有する、請求の範囲第36項から第40項のいずれか に記載の方法。 42.該製剤が患者に外因的に投与されるものである、請求の範囲第36項から 第38項のいずれかに記載の方法。 43.該セシウムイオンおよびマグネシウムイオンが、効果的に治療できる量の セシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わせて含む浴槽、温泉、泥浴等の 形態で患者に外因的に投与される、請求の範囲第42項に記載の方法。 44.該製剤がセシウム及びマグネシウム含量の高い(enriched)若しくはこれ らが豊富な(fertilized)土若しくは水耕用の溶液中で育てた草(herb)または 植物(plant)からなるまたはこれらから調製されるものである、請求の範囲第 42項に記載の方法。 45.該製剤が塩化セシウムを含む、請求の範囲第42項から第44項のいずれ かに記載の方法。 46.該製剤が硫酸マグネシウムを含む、請求の範囲第45項に記載の方法。 47.製剤における硫酸マグネシウムの重量が製剤における塩化セシウムの重量 の少なくとも半分である、請求の範囲第46項に記載の方法。 48.製剤における硫酸マグネシウムの重量が製剤における塩化セシウムの重量 を超えないものである、請求の範囲 第46項または第47項に記載の方法。 49.該製剤をセシウムイオンおよびマグネシウムイオンを含む吸収材料のスト リップまたは片を患者の病変部に塗布することによって局所的に投与する、請求 の範囲第42項に記載の方法。 50.該吸収材料が塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含有する水溶液に含浸 されたものである、請求の範囲第49項に記載の方法。 51.該塩化セシウムが実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.05から 0.5mgの範囲内にある量で吸収材料中に存在する、請求の範囲第50項に記 載の方法。 52.該硫酸マグネシウムが実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.02 5から0.5mgの範囲内にある量で吸収材料中に存在する、請求の範囲第51 項に記載の方法。 53.該塩化セシウムが実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.1から0 .2mgの範囲内にある量で存在する、請求の範囲第52項に記載の方法。 54.該硫酸マグネシウムが実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.05 から0.2mgの範囲内にある量で存在する、請求の範囲第53項に記載の方法 。 55.該吸収材料が少なくとも0.1g/リットルの塩化セシウムを含む水溶液 に含浸されたものである、請求の範囲第50項に記載の方法。 56.該吸収材料が少なくとも1g/リットルの塩化セシウムを含む水溶液に含 浸されたものである、請求の範囲第50項に記載の方法。 57.該吸収材料を実質的に36g/リットル〜72g/リットルの範囲内にあ る濃度の塩化セシウムを含む水溶液に含浸する、請求の範囲第50項に記載の方 法。 58.吸収材料を含浸する該水溶液が実質的に18g/リットル〜72g/リッ トルの範囲内にある濃度の硫酸マグネシウムを含むものである、請求の範囲第5 7項に記載の方法。 59.該吸収材料を約60g/リットルの濃度の塩化セシウムおよび実質的に3 0g/リットル〜60g/リットルの範囲内にある濃度の硫酸マグネシウムを含 む水溶液に含浸する、請求の範囲第57項に記載の方法。 60.該吸収材料が以下のいずれかからなるものである、請求の範囲第49項か ら第59項のいずれかに記載の方法: ガーゼ、モスリンティッシュー(muslin tissue)、粘着薄葉紙または微孔性 の合成布材。 61.該製剤がセシウムイオン及びマグネシウムイオンを含むクリーム、ペース ト、ローションまたはスプレー等を患者の病変部に塗布することによって局所的 に投与されるものである、請求の範囲第42項に記載の方法。 62.該製剤をセシウムイオン及びマグネシウムイオンを含有するクリームの形 態で患者に局所的に投与する、請求 の範囲第61項に記載の方法。 63.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態でクリーム中に存在する 、請求の範囲第62項に記載の方法。 64.該塩化セシウムが実質的に製剤の全重量の0.1%から5%の範囲内にあ る量でクリーム中に存在する、請求の範囲第62項に記載の方法。 65.該クリームが実質的に製剤の全重量の0.05%から5%の範囲内にある 量の硫酸マグネシウムを含む、請求の範囲第64項に記載の方法。 66.該塩化セシウムが実質的に1kgのクリーム基剤当たり5から30gの範 囲内にある量でクリーム中に存在する、請求の範囲第63項に記載の方法。 67.該クリームが実質的に1kgのクリーム基剤当たり5から30gの範囲内 にある量の硫酸マグネシウムを含む、請求の範囲第66項に記載の方法。 68.塩化セシウムの形態を有するセシウムイオンおよび硫酸マグネシウムの形 態を有するマグネシウムイオンを含むクリーム製剤を、患者の皮膚1cm2当た り0.005mgから0.05mgの塩化セシウムおよび0.0025mgから 0.05mgの硫酸マグネシウムを含む量で局所的に投与するものである、請求 の範囲第67項に記載の方法。 69.製剤における硫酸マグネシウムの重量が製剤における塩化セシウムの重量 の少なくとも半分である、請求の範 囲第63項から第69項のいずれかに記載の方法。 70.製剤における硫酸マグネシウムの重量が製剤における塩化セシウムの重量 を超えないものである、請求の範囲第63項から第69項のいずれかに記載の方 法。 71.製剤が効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組 み合わせて含むことを特徴とする、筋骨格、神経性及び皮膚疾患等の、患者の病 気および疾患の治療に外因的に使用する製剤。 72.効果的に治療できる量のセシウムイオン及びマグネシウムイオンに含浸し た吸収材料の少なくとも1つのストリップまたは片からなる患者に局所的に使用 する請求の範囲第71項に記載の製剤。 73.効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと組み合わ せて含むクリーム、ペースト、ローションまたはスプレー等からなる、患者に局 所的に使用する請求の範囲第71項に記載の局所製剤(topical preparation) 。 74.該製剤が効果的に治療できる量のセシウムイオンをマグネシウムイオンと 組み合わせて含むものである、浴槽、温泉、泥浴等に添加するための請求の範囲 第71項に記載の製剤。 75.セシウム及びマグネシウム含量の高い(enriched)若しくはこれらが豊富 な(fertilized)土若しくは水耕用の溶液中で育てた草(herb)または植物(pl ant)からなるまたは これらから調製される、請求の範囲第71項に記載の製剤。 76.該セシウムイオンが塩化セシウムの形態で存在する、請求の範囲第71項 から第75項のいずれかに記載の製剤。 77.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態で存在する、請求の範囲 第76項に記載の製剤。 78.該吸収材料が実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.05から0. 5mgの範囲内にある量の塩化セシウムを含有する、請求の範囲第72項に記載 の製剤。 79.該吸収材料が実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.025から0 .5mgの範囲内にある量の硫酸マグネシウムを含有する、請求の範囲第78項 に記載の製剤。 80.該吸収材料が実質的に吸収材料の表面積1cm2当たり0.1から0.2 mgの範囲内にある量の塩化セシウムおよび実質的に吸収材料の表面積1cm2 当たり0.05から0.2mgの範囲内にある量の硫酸マグネシウムを含有する 、請求の範囲第72項に記載の製剤。 81.該吸収材料が塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含有する水溶液に含浸 されたものである、請求の範囲第72項に記載の製剤。 82.該吸収材料が実質的に36g/リットル〜72g/リットルの範囲内にあ る濃度の塩化セシウムおよび実質的に18g/リットル〜72g/リットルの範 囲内にある濃度の硫酸マグネシウムを含有する水溶液に含浸されたものである、 請求の範囲第81項に記載の製剤。 83.該吸収材料がプラスチック材料のバッキングストリップ(backing strip )を有するものである、請求の範囲第72項または請求の範囲第78項から第8 2項のいずれかに記載の製剤。 84.セシウムイオン及びマグネシウムイオンに含浸された吸収材料の1対のス トリップおよびこれらの間に挟まれたプラスチックバッキング材料(plastic ba cking material)からなる、請求の範囲第72項または請求の範囲第78項から 第82項のいずれかに記載の製剤。 85.該吸収材料が以下のいずれかからなるものである、請求の範囲第72項ま たは請求の範囲第78項から第82項のいずれかに記載の製剤: ガーゼ、モスリンティッシュー(muslin tissue)、粘着薄葉紙または微孔性 の合成布材。 86.効果的に治療できる量のセシウムイオン及びマグネシウムイオンに吸収材 料を含浸できるようにセシウムイオン及びマグネシウムイオンを含む水溶液に吸 収材料を浸漬し、この吸収材料を乾燥する段階からなる治療用製剤(the rapeut ic preparation)の製造方法。 87.1層の吸収性布材をプラスチックバッキング材料(plastic backing mate rial)層の片面に塗布し、効果的に治療できる量のセシウムイオン及びマグネシ ウムイオンに吸収材料層を含浸できるように水溶液中に浸漬されたストリップを 形成するものである、請求の範囲第85項に記載の 方法。 88.2層の吸収性布材をプラスチックバッキング材料(plastic backing mate rial)層の両面に塗布し、バッキング材料の両面上にある吸収性布材の2層が効 果的に治療できる量のセシウムイオン及びマグネシウムイオンに含浸されるよう に水溶液中に浸漬されたストリップを形成するものである、請求の範囲第86項 に記載の方法。 89.該吸収材料を塩化セシウム及び硫酸マグネシウムを含有する水溶液中に浸 漬する、請求の範囲第85項から第88項のいずれかに記載の方法。 90.該水溶液が実質的に36g/リットル〜72g/リットルの範囲内にある 濃度の塩化セシウムおよび実質的に18g/リットル〜72g/リットルの範囲 内にある濃度の硫酸マグネシウムを含有するものである、請求の範囲第89項に 記載の方法。 91.該水溶液が約60g/リットルの濃度の塩化セシウムおよび実質的に30 g/リットル〜60g/リットルの範囲内にある濃度の硫酸マグネシウムを含有 するものである、請求の範囲第89項に記載の方法。 92.水溶液中に溶解する硫酸マグネシウムの重量が水溶液中に溶解する塩化セ シウムの重量の少なくとも半分である、請求の範囲第89項から第91項のいず れかに記載の方法。 93.水溶液中に溶解する硫酸マグネシウムの重量が水溶 液中に溶解する製剤における塩化セシウムの重量を超えないものである、請求の 範囲第89項から第91項のいずれかに記載の方法。 94.該吸収材料が以下のいずれかからなるものである、請求の範囲第86項か ら第93項のいずれかに記載の方法: ガーゼ、モスリンティッシュー(muslin tissue)、粘着薄葉紙または微孔性 の合成布材。 95.該製剤が実質的に製剤の全重量の0.1%から5%の範囲内にある量で存 在する塩化セシウムを含むものである、請求の範囲第73項に記載の製剤。 96.該製剤が実質的に製剤の全重量の0.05%から5%の範囲内にある量で 存在する硫酸マグネシウムを含むものである、請求の範囲第95項に記載の製剤 。 97.該製剤がクリーム基剤および該クリーム基剤に混合された所定量の塩化セ シウム及び硫酸マグネシウムからなるクリームの形態を有するものである、請求 の範囲第73項に記載の製剤。 98.該塩化セシウムが実質的に1kgのクリーム基剤当たり5から30gの範 囲内にある量でクリーム中に存在する、請求の範囲第97項に記載の製剤。 99.該硫酸マグネシウムが実質的に1kgのクリーム基剤当たり2.5から3 0gの範囲内にある量でクリーム中に存在する、請求の範囲第97項または第9 8項に記載の製剤。 100.該塩化セシウムが1kgのクリーム基剤当たり約10gの量でクリーム 基剤中に存在し、該硫酸マグネシウムが実質的に1kgのクリーム基剤当たり5 から10gの範囲内にある量で存在する、請求の範囲第97項に記載の製剤。 101.製剤における硫酸マグネシウムの重量が塩化セシウムの重量の少なくと も半分である、請求の範囲第76項、請求の範囲第79項から第82項または請 求の範囲第96項から第100項のいずれかに記載の製剤。 102.製剤における硫酸マグネシウムの重量が製剤における塩化セシウムの重 量を超えないものである、請求の範囲第76項、請求の範囲第79項から第82 項または請求の範囲第96項から第100項のいずれかに記載の製剤。 103.セシウムイオンを含む製剤を人または動物に投与し、局所麻酔薬として 作用させることを特徴とする、人または動物の麻酔方法。 104.該製剤を人または動物に内因的に投与する、請求の範囲第103項に記 載の方法。 105.塩化セシウムを含有する溶液を人または動物に皮下注射する、請求の範 囲第103項に記載の方法。 106.該製剤が実質的に0.5%から4%の範囲内にある量の塩化セシウムを 含む水溶液である、請求の範囲第105項に記載の方法。 107.該製剤が約2%の塩化セシウムを含む水溶液から なる、請求の範囲第106項に記載の方法。 108.該製剤がマグネシウムイオンをも含むものである、請求の範囲第103 項から第107項のいずれかに記載の方法。 109.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態で存在する、請求の範 囲第108項に記載の方法。 110.人または動物への皮下注射を目的とするセシウムイオンを含む溶液から なる麻酔用製剤(anaesthetic preparation)。 111.該溶液が塩化セシウムを含む水溶液である、請求の範囲第110項に記 載の麻酔用製剤。 112.該溶液が実質的に0.5%から4%の範囲内にある量の塩化セシウムを 含むものである、請求の範囲第111項に記載の麻酔用製剤。 113.該溶液が約2%の塩化セシウムを含むものである、請求の範囲第112 項に記載の麻酔用製剤。 114.マグネシウムイオンをも含む請求の範囲第110項から第113項のい ずれかに記載の麻酔用製剤。 115.該マグネシウムイオンが硫酸マグネシウムの形態で存在する、請求の範 囲第112項に記載の麻酔用製剤。 116.実質的には実施例1に記載されている、筋骨格、神経性及び皮膚疾患等 の、患者の病気および疾患の治療に使用する局所製剤(topical preparation) 。 117.実質的には実施例2に記載されている、筋骨格、 神経性及び皮膚疾患等の、患者の病気および疾患の治療に使用する局所製剤。 118.実質的には実施例3に記載されている、患者の呼吸系の疾患の治療に使 用する局所製剤。 119.実質的には実施例4に記載されている、患者の呼吸系の疾患の治療に使 用する製剤。
JP6504821A 1992-07-31 1993-07-28 セシウムイオンを用いた治療方法 Pending JPH08500343A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU3891 1992-07-31
AUPL389192 1992-07-31
PCT/AU1993/000384 WO1994003189A1 (en) 1992-07-31 1993-07-28 Therapeutic methods using caesium ions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08500343A true JPH08500343A (ja) 1996-01-16

Family

ID=3776333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6504821A Pending JPH08500343A (ja) 1992-07-31 1993-07-28 セシウムイオンを用いた治療方法

Country Status (20)

Country Link
US (1) US5945119A (ja)
EP (1) EP0652760A4 (ja)
JP (1) JPH08500343A (ja)
CN (1) CN1088439A (ja)
BG (1) BG98831A (ja)
BR (1) BR9305687A (ja)
CA (1) CA2125477A1 (ja)
CZ (1) CZ147894A3 (ja)
EC (2) ECSP930957A (ja)
FI (1) FI942552A (ja)
HU (1) HUT69724A (ja)
IL (1) IL106484A (ja)
IN (1) IN176666B (ja)
MX (1) MX9304636A (ja)
NO (1) NO942089D0 (ja)
PL (1) PL306300A1 (ja)
SG (1) SG50419A1 (ja)
SK (1) SK70894A3 (ja)
TW (1) TW305761B (ja)
WO (1) WO1994003189A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AUPN104895A0 (en) * 1995-02-10 1995-03-09 Lai, John Methods of and preparations for the treatment of ailments and disorders
US6302900B1 (en) * 2000-03-15 2001-10-16 Jeffrey M. Riggs Holistic method of treating injured or pathologic tissue with a laser
EP1249244A1 (en) 2001-04-13 2002-10-16 Universiteit Gent Therapeutic compositions for the treatment of a disease modulated by the G-actin / F-actin equilibrium, especially a respiratory tract disease
US20030124174A1 (en) * 2001-10-25 2003-07-03 Endo Pharmaceuticals, Inc Method for treating non-neuropathic pain
US20080020025A1 (en) * 2003-08-28 2008-01-24 Pharmaionx, Inc. Composition for wound care and method of using same
US20060280695A1 (en) * 2005-06-08 2006-12-14 Giles Brian C Methods and compositions for the prevention, suppression and elimination of oral pain
EP2026657A4 (en) * 2006-05-24 2009-12-09 Pharmaionix Inc ANTICANCER COMPOSITION AND METHOD OF USE
US20080014252A1 (en) * 2006-07-14 2008-01-17 Delprete Keith Topical compositions with long lasting effect

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3641242A (en) * 1970-04-13 1972-02-08 Atlas Chem Ind Use of cesium as a stimulant in mammals
US4728642A (en) * 1982-04-22 1988-03-01 E. R. Squibb & Sons, Inc. Method of treating wounds with granules and dressing
US4738257A (en) * 1986-06-11 1988-04-19 Hollister Incorporated Occlusive wound care dressing
GB8715914D0 (en) * 1987-07-07 1987-08-12 Efamol Ltd Treatment of cerabral disorders

Also Published As

Publication number Publication date
US5945119A (en) 1999-08-31
EP0652760A1 (en) 1995-05-17
FI942552A (fi) 1994-07-26
CZ147894A3 (en) 1995-07-12
CN1088439A (zh) 1994-06-29
NO942089D0 (no) 1994-06-06
ECSP930958A (es) 1994-03-29
HU9401601D0 (en) 1994-11-28
SK70894A3 (en) 1995-03-08
ECSP930957A (es) 1994-03-29
PL306300A1 (en) 1995-03-20
BG98831A (en) 1995-05-31
CA2125477A1 (en) 1994-02-17
FI942552A0 (fi) 1994-05-31
SG50419A1 (en) 1998-07-20
NO942089L (ja) 1994-06-06
IN176666B (ja) 1996-08-17
MX9304636A (es) 1994-03-31
HUT69724A (en) 1995-09-28
TW305761B (ja) 1997-05-21
BR9305687A (pt) 1996-12-24
WO1994003189A1 (en) 1994-02-17
IL106484A (en) 1998-08-16
EP0652760A4 (en) 1996-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108853312B (zh) 聚桂醇外用凝胶及其制备方法
US5589480A (en) Topical application of opioid analgesic drugs such as morphine
CA2070685C (en) Method for treating painful, inflammatory or allergic disorders
US5945119A (en) Therapeutic preparations containing caesium ions
US6011061A (en) Therapeutic methods and preparations using rubidium ions
CN108210584A (zh) 消炎止痛快速愈合外用中药制剂及其制备方法
AU674151B2 (en) Therapeutic methods using caesium ions
CN101406579B (zh) 半夏的新用途
AU696938C (en) Therapeutic methods and preparations using rubidium ions
CN108272772A (zh) 一种表面手术麻醉用面膜
CN108635362A (zh) 一种治疗糖尿病足的药物组合物
JPS6229529A (ja) 病疾患治療薬製造方法
CN105412395A (zh) 一种治疗骨质增生的中药组合物及其制备方法
KR100631293B1 (ko) 감기 치료용 코 습포제
RU2287997C1 (ru) Состав для лечения воспалительных заболеваний
Campbell Hand-book of modern treatment and medical formularity
CN117599148A (zh) 一种足用中西药结合药及其制备方法
Kayne Homoeopathy in sports medicine
WO2004071516A1 (ja) グリチルリチン含有経皮製剤
CN107693522A (zh) 复方酮康唑在制备治疗过敏性皮炎的药物中的应用
Fuller, TA & Harrison Laudolissen: clinical trial of a new muscle relaxant
Files Common Name: Bloodroot| Scientific Name: Sanguinaria Canadensis
Doc et al. 3 heca petitit 3ints
HRP20020201A2 (en) Pharmaceutical compositions for treating psoriasis
JP2013501735A (ja) セチリジン塩酸塩の薬剤溶液