JPH08500147A - プロテアーゼおよび特定のβ‐アミノアルキルボロニン酸およびエステルを含有する液体洗剤組成物 - Google Patents
プロテアーゼおよび特定のβ‐アミノアルキルボロニン酸およびエステルを含有する液体洗剤組成物Info
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- JPH08500147A JPH08500147A JP6506316A JP50631694A JPH08500147A JP H08500147 A JPH08500147 A JP H08500147A JP 6506316 A JP6506316 A JP 6506316A JP 50631694 A JP50631694 A JP 50631694A JP H08500147 A JPH08500147 A JP H08500147A
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Abstract
(57)【要約】
プロテアーゼ阻害剤としての或るβ−アミノアルキルボロニン酸(I)またはエステル(II)(化合物構造参照)、プロテアーゼ、および洗剤界面活性剤を含む液体洗剤組成物(式中、R1、R2およびR3は独立に水素またはC1〜C4アルキルであり;Xはアリール、置換アリールまたはC1〜C6アルキルであり;yは水素、アミン保護基、およびC−末端カルボン酸を通して結合されたアミノ酸、ジペプチドまたはトリペプチドからなる群から選ばれ;nは2〜4である)をを提示する。
Description
【発明の詳細な説明】
プロテアーゼおよび特定のβ−アミノアルキルボロニン酸およびエステルを含有
する液体洗剤組成物技術分野
本発明は、プロテアーゼ阻害剤としての或るβ−アミノアルキルボロニン酸ま
たはエステル(以下の化合物の構造参照)、プロテアーゼ、および洗剤界面活性
剤を含む液体洗剤組成物に関する。背景技術
プロテアーゼ含有液体洗剤組成物は、周知である。特にヘビーデューティー液
体洗濯洗剤の場合に普通に遭遇する問題は、組成物の第二酵素、例えば、リパー
ゼ、アミラーゼおよびセルラーゼのプロテアーゼ酵素による分解である。貯蔵時
の第二酵素の性能および製品中での安定性は、このように、液体洗剤製品中のプ
ロテアーゼの存在によって損傷される。
ボロニン酸(boronic acid)は、プロテアーゼを可逆的に阻害することが既知
である。ボロニン酸によるプロテアーゼのこの阻害は、洗浄水で生ずるように、
希釈時に可逆性である。
液体洗剤製品で経時的に安定である有効な可逆プロテアーゼ阻害剤を見出すこ
とは困難である。良好な可逆セ
リンプロテアーゼ阻害剤であり且つ経時的に製品中で効能を失わないボロニン酸
の検索は、今や、後述の構造の新規化合物の合成に導いた。β−アミノアルキル
およびβ−N−ペプチジルアミノアルキルボロニン酸の新しい合成法も、後述す
る。最後に、セリンプロテアーゼを含有する液体洗剤組成物中での有効なセリン
プロテアーゼ阻害剤としての主題の化合物または誘導体の新しい用途は、後述す
る。
或るボロニン酸は、M.フィリップおよびM.L.ベンダーの「ズブチリシン
およびチオズブチリシンの速度論」,Molecular & Cellular Biochemistry.vol
.51.pp.5−32(1983)およびM.フィリップおよびM.マリプリの
「置換アリールボロニン酸によるズブチリシンの阻害」,FEBS Letters,v
ol.133(1),pp.36−38(1981年10月)にズブチリシン阻害剤
として記載されている。しかしながら、これらの阻害剤の多くは、アリールボロ
ニン酸であり、これらのアリールボロニン酸はプロトデボロン化のため多くの液
体洗剤で見出されるわずかにアルカリ性の条件下で安定ではないことがある。ア
ルキルボロニン酸、特にα炭素上に水素以外の原子を有するものは、J.ジョン
ソン、M.バン・キャムペンおよびO.グルミットのJournal of the American
Chemical Society,vol.60,111−115(1938)に論ずるように自
動酸化のため
所望の安定性を有していないことがある。
ボロニン酸化合物を製造するための既知の合成ルートは、D.マターソンによ
りThe Chemistry of the Metal Carbon Bond,vol.4,第3章,pp.307−
409(F.ハートレー編)(1987)およびTetrahedron,vol.45,pp.
1859−1885(1989)に総括されている。マターソンのレビュー文献
で引用された文献の大部分およびC.レーンおよびG.カバルカによるカテコー
ルボランの用途についてのレビューTetrahedron,vol.32,pp.981−99
0(1975)は、ヘテロ原子置換を欠くオレフィンのヒドロボロン化(hydrob
oronation)についてである。ソウ素から2個の炭素を除去して(即ち、β)窒
素ヘテロ原子を有するボロニン酸の生成に関連する唯一の文献のみが見出すこと
ができる:D.バトラーおよびA.ソロウェイのJournal of the American Chem
ical Society,vol.88,pp.484−487(1966)。これらの著者は、
ボランでヒドロボロン化した後、酸化し、加水分解することによって対応N−ビ
ニルウレタンおよびN−ビニル尿素からβ−ウレイドエチルおよびβ−カルバミ
ドエチルボロニン酸を生成することが可能であったことを実証した。その後、A
.ディクコ、M.モントルーおよびM.バボウレンは、Synthesis Communicatio
ns、vol.18,pp.459−463(1988)でγ−アミ
ノボロニン酸の生成について発表した。α−N−ペプチジルアミノボロニン酸の
合成は、1988年12月7日公告のケットナーのEP第0293−881号明
細書に記載されている。発明の開示
本発明は、
(a)下記の構造
(式中、R1、R2およびR3は独立に水素またはC1〜C4アルキルであり;Xは
アリール、置換アリールまたはC1〜C6アルキルであり;Yは水素、アミン保護
基、およびC−末端カルボン酸を通して結合されたアミノ酸、ジペプチドまたは
トリペプチドからなる群から選ばれる)の1種以上の化合物約0.001〜10
重量%
(b)活性タンパク分解酵素約0.0001〜1.0重量%;および
(c)洗剤界面活性剤約1〜80重量%を含む液体洗剤組成物に関する。発明を実施するための最良の形態 化合物
本発明の化合物は、構造
(式中、R1、R2およびR3は独立に水素またはC1〜C4アルキルであり;nは
2〜4であり;Xはアリール、置換アリールまたはC1〜C6アルキルであり;Y
は水素、アミン保護基およびC−末端カルボン酸を通して結合されたアミノ酸、
ジペプチドまたはトリペプチドからなる群から選ばれる)
を有する。好適なアミン保護基は、T.W.グリーンおよびP.G.M.ウッツ
によるProtecting Groups in Organic Synthesis,pp.309−405(ここ
に参考文献として編入)に記載されている。例えば、これらとしては、下記のも
ののいずれか1つが挙げられる(優先順位):
(式中、R4はC1〜C4アルキル、アリール、または置換アリールである)。β
−アミノアルキルボロニン酸またはβ−N−ペプチジルアミノアルキルボロニン
酸またはβ−アミノアルキルボロニン酸エステルまたはβ−N−ペプチジルアミ
ノアルキルボロニン酸エステルと名付けられる化合物は、ここに記載する。
好ましい化合物は、下記の構造
〔式中、R1およびR2は独立に水素またはメチルであり;Xはアリール、置換ア
リールまたはC1〜C4アルキルであり;Yはt−ブトキシカルボニル(BOC)
、メトキシカルボニルまたはべンジルオキシカルボニル(CBZ)、および
(式中、R5はフェニル、置換フェニルまたはC1〜C4アルキルである)
からなる群から選ばれるアミン保護基である〕を有する。
別の好ましい化合物は、Yが
〔式中、Aは独立に天然産アミノ酸から選ばれ、mは1〜3であり、Pは水素で
あるかt−ブトキシカルボニル(BOC)、メトキシカルボニル、またはベンジ
ルオキシカルボニル(CBZ)、および
(式中、R5はフェニル、置換フェニルまたはC1〜C4アルキルである)からな
る群から選ばれるアミン保護基である〕である以外は前記のものと同じ式を有す
る。
20種の好適な天然産アミノ酸は、レーニンガーによるBiochemistry,pp.7
3−79(1981)に記載されている。
より好ましい化合物は、下記の構造
(式中、mは1〜3であり;Aは独立にアラニン、バリン、ロイシン、イソロイ
シン、フェニルアラニン、グリシン、およびトレオニンからなる群から選ばれ;
Pは
またはBOCまたはCBZまたはメトキシカルボニルから選ばれる)である。
(式中、mは1〜3であり;Aは独立にアラニン、グリシン、ロイシン、バリン
およびフェニルアラニンからなる群から選ばれ;Pはt−ブトキシカルボニル、
メトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルおよび
からなる群から選ばれる)が、最も好ましい。
ここに記載の化合物およびセリンプロテアーゼ(後述)を含むことを特徴とす
るセリンプロテアーゼ可逆阻害性を有する新しい組成物も、ここに記載する。
必須成分として液体媒体中のβ−アミノアルキルボロニン酸またはβ−N−ペ
プチジルアミノアルキルボロニン酸を含むことを特徴とする有効な可逆セリンプ
ロテアーゼ阻害剤として使用するための組成物も、ここに記載する。
(a)β−アミノアルキルボロニン酸またはβ−N−ペプチジルアミノアルキ
ルボロニン酸約0.001〜約
10重量%を液体媒体に混入し;
(b)セリンプロテアーゼの活性酵素約0.0001〜約10重量%を同じ液
体媒体に混入することを特徴とするセリンプロテアーゼを可逆的に阻害する方法
も、ここに記載する。
11.(a)ここに記載の化合物約0.001〜約10重量%を液体媒体に混
入し;
(b)セリンプロテアーゼの活性酵素約0.0001〜約10重量%を同じ液
体媒体に混入することを特徴とするセリンプロテアーゼを可逆的に阻害する方法
は、ここに包含する。β−アミノアルキルボロニン酸の合成
本発明は、
(a)ジハロボランジメチルスルフィド複合体および置換シリル化エナミンを
不活性ガス正圧下で反応させてβ−シリルアミノアルキルジハロボランを生成し
;β−シリルアミノアルキルジハロボランを加水分解してβ−アミノアルキルボ
ロニン酸ヒドロハライド塩を生成し;
(b)β−アミノアルキルボロニン酸ヒドロハライド塩を中和してβ−アミノ
アルキルボロニン酸を生成することを特徴とするβ−アミノアルキルボロニン酸
の合成法を記載する。
式
〔式中、R1およびR2は独立に水素またはC1〜C4アルキルであり;Xはアリー
ル、置換アリールまたはC1〜C6アルキルである)の化合物の合成法は、ここに
包含される。
また、本発明は、
(a)ジハロボランジメチルスルフィド複合体および置換シリル化エナミンを
不活性ガス正圧下で反応させてβ−シリルアミノアルキルジハロボランを生成し
;次いで、β−シリルアミノアルキルジハロボランをジオールと反応させてβ−
アミノアルキルボロニン酸エステルヒドロハライド塩を生成し;
(b)β−アミノアルキルボロニン酸エステルヒドロハライド塩を中和してβ
−アミノアルキルボロニン酸エステルを生成することを特徴とするβ−アミノア
ルキルボロニン酸エステルの合成法を包含する。
式
(式中、R1、R2およびR3は独立に水素またはC1〜C4アルキルであり;nは
2〜4であり;Xはアリール、置換アリールまたはC1〜C6アルキルである)の
化合物の合成法は、包含される。
好ましくは、前記工程(a)および(b)後に「第三工程」を施す:
(c)β−アミノアルキルボロニン酸をアシル化剤と反応させてβ−N−アシ
ルアミノボロニン酸(最も好ましい)を生成し、またはスルホン化剤と反応させ
てβ−N−スルホニルアミノアルキルボロニン酸を生成し、またはホスホリル化
剤と反応させてβ−N−ホスホリルアミノアルキルボロニン酸を生成する(これ
はY官能性を導入することである。これは前記ボロニン酸エステルの場合にも行
うことができる);
(c)β−アミノアルキルボロニン酸エステルをアシル化剤と反応させてβ−
N−アシルアミノボロニン酸エステルを生成し、またはスルホン化剤と反応させ
てβ−N−スルホニルアミノアルキルボロニン酸エステルを生成し、またはβ−
N−ホスホリル化剤と反応させてホス
ホリルアミノアルキルボロニン酸エステルを生成する。
ボロニン酸またはボロニン酸エステルの場合の工程(c)のスルホン化剤は、
好ましくは、構造
(式中、R4はC1〜C4アルキル、アリールまたは置換アリールである)のスル
ホニルクロリドである。
工程(c)のアシル化剤は、好ましくは、構造
の酸塩化物または構造
の無水物または構造
のカルボン酸である(式中、R4は独立にC1〜C4アルキル、アリールまたは置
換アリールである)。
工程(c)のホスホリル化剤は、好ましくは、構造
(式中、R4はC1〜C4アルキル、アリールまたは置換アリールである)を有す
る。
前記工程(a)および(b)の後の別の好ましい「第三工程」は、
(c)β−アミノアルキルボロニン酸をアミノ酸またはジペプチドまたはトリ
ペプチドと反応させてβ−N−ペプチジルアミノアルキルボロニン酸を生成する
工程である。
この第三工程は、ボロニン酸エステルの場合にも行うことができる:
(c)β−アミノアルキルボロニン酸エステルをアミノ酸またはジペプチドま
たはトリペプチドと反応させてβ−N−ペプチジルアミノアルキルボロニン酸エ
ステルを生成する工程。
アミノ酸は、好ましくは、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェ
ニルアラニン、グリシン、およびトレオニンからなる群から選ばれる。アラニン
、グリ
シン、ロイシン、バリンおよびフェニルアラニンが、最も好ましい。
ジペプチドまたはトリペプチドは、アミノ酸以上に好ましく且つアラニン、バ
リン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、グリシン、トレオニン、お
よびそれらの混合物からなる群から選ばれるアミノ酸を含む。
トリペプチドが最も好ましくは且つアラニン、グリシン、ロイシン、バリン、
フェニルアラニン、およびそれらの混合物からなる群から選ばれるアミノ酸から
なる。
驚異的なことに、本発明の化合物は、以下に示すように必要なトリメチルシリ
ルエナミンから高収率で製造できる:
(式中、R6はC1〜C4アルキルまたはトリアルキルシリルであり、R7は独立に
C1〜C3アルキルから選ばれ、R1は前記のように定義する)。
トリメチルシリルエナミンは、合成しなければならないが、製法は発表されて
いる。例えば、H.アールブレヒトおよびD.リーシングのSynthesis,pp.7
46−748(1976)、H.アールブレヒトおよびE.ド
ューバーのSynthesis,pp.273−275(1982)、H.アールブレヒト
およびE.ドューバーのSynthesis,pp.630−631(1980)(各々を
ここに参考文献として編入)参照。β−アミノアルキルボロニン酸およびそれら
のペプチド、アミド、スルホンアミド、ホスホンアミドおよびウレタン誘導体は
、ここに包含される。
本発明は、好ましくは、β−アミノアルキルボロニン酸の合成法であり、好ま
しくは
(a)ジブロモボランジメチルスルフィド複合体および置換シリル化エナミン
を不活性ガス正圧下で反応させてβ−シリルアミノアルキルジブロモボランを生
成し;
(b)β−シリルアミノアルキルジブロモボランを加水分解して臭化水素酸β
−アミノアルキルボロニン酸塩を生成し;
(c)臭化水素酸β−アミノアルキルボロニン酸塩を沈殿し捕集し;
(d)臭化水素酸β−アミノアルキルボロニン酸塩を水に溶解し;水酸化ナト
リウムで中和した後、β−アミノアルキルボロニン酸を有機溶剤に抽出すること
を特徴とするβ−アミノアルキルボロニン酸の合成法である。
工程(a)の好ましい反応温度は、室温から溶媒の沸点、より好ましくは約3
5℃〜約45℃(塩化メチレン
の沸点)である。
前記工程(d)での抽出用の好ましい溶剤は、塩化メチレン、ジエチルエーテ
ル、およびクロロホルム(最も好ましい)である。
工程(a)における好ましい置換シリル化エナミンは、
(式中、Xはアリール、置換アリール またはC1〜C4アルキルであり、R8は
Si(CH3)3またはCH3である)である。
工程(a)における最も好ましい置換シリル化アナミンは、
(式中、Xはフェニルまたはイソプロピルである)である。化合物を含有する液体洗剤
セリンプロテアーゼの可逆阻害および組成物中のプロテアーゼ(即ち、タンパ
ク分解酵素)自体または第二酵素の安定化のために前記化合物を含有するプロテ
アーゼ含有液体洗剤組成物は、ここに包含される。
(a)下記の構造
(式中、R1、R2およびR3は独立に水素またはC1〜C4アルキルであり;nは
2〜4であり;Xはアリール、置換アリールまたはC1〜C6アルキルであり;Y
は水素、アミン保護基、およびC−末端カルボン酸を通して結合されたアミノ酸
、ジペプチドまたはトリペプチドからなる群から選ばれる)を有する1種以上の
化合物約0.001〜10重量%、
(b)活性タンパク分解酵素約0.0001〜1.0重量%;および
(c)洗剤界面活性剤約1〜80重量%を含むことを特徴とする液体洗濯洗剤
組成物は、包含される。
(a)β−アミノアルキルボロニン酸またはβ−アミ
ノアルキルボロニン酸エステルまたはβ−N−ペプチジルアミノアルキルボロニ
ン酸またはβ−N−ペプチジルアミノアルキルボロニン酸エステル約0.001
〜10重量%;(b)活性タンパク分解酵素約0.0001〜1.0重量%;お
よび
(c)洗剤界面活性剤約1〜80重量%を含むことを特徴とする液体洗剤組成
物も、包含される。タンパク分解酵素
本発明の液体洗剤組成物で必須の成分は、活性タンパク分解酵素約0.000
1〜1.0重量%、好ましくは約0.0005〜0.5重量%、最も好ましくは
約0.002〜0.1重量%である。タンパク分解酵素の混合物も、包含される
。タンパク分解酵素は、動物、植物または微生物(好ましい)起源を有すること
ができる。細菌起源のセリンタンパク分解酵素が、より好ましい。精製または非
精製形のこの酵素は、使用してもよい。化学的または遺伝学的に修飾された突然
変異体によって産生されるタンパク分解酵素は、定義によって、近い構造酵素変
形と同様に、包含される。枯草菌および/またはBacillus licheniformisから得
られる細菌セリンタンパク分解酵素が、特に好ましい。
好適なタンパク分解酵素としては、市販されているア
BPN′(好ましい)が挙げられる。また、好ましいタンパク分解酵素は、修飾
細菌セリンプロテアーゼ、例えば、1987年4月28日出願の欧州特許出願第
87303761.8号明細書(特に第17頁、第24頁および第98頁)に記
載のもの(ここで「プロテアーゼB」と呼ばれる)および1986年10月29
日公告のベネガスの欧州特許出願第199,404号明細書に記載のもの(ここ
で「プロテアーゼA」と呼ばれる修飾細菌セリンタンパク分解酵素を意味する)
である。好ましいタンパク分解酵素は、ズブチリシン・カーレスブルグ、Bacill
us licheniformisから誘導されるプロテアーゼ、BPN′、プロテアーゼAおよ
びプロテアーゼB、およびそれらの混合物からなる群から選ばれる。プロテアー
ゼBが、最も好ましい。第二酵素
本発明の液体組成物で好ましい成分は、活性規準で約0.0001〜1.0重
量%、好ましくは0.001〜0.5重量%の洗剤相容性第二酵素である。「洗
剤相容性」とは、液体洗剤組成物の他の成分、例えば、洗剤界面活性剤および洗
浄性ビルダーとの相容性を意味する。
これらの第二酵素は、好ましくは、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、および
それらの混合物からなる群から選ばれる。「第二酵素」なる用語は、前記タンパ
ク分解酵素を除外し、それゆえ本発明の各組成物は少なくとも1種のタンパク分
解酵素を含めて少なくとも2種の酵素を含有する。
組成物で使用する第二酵素の量は、酵素の種類および所期の用途に応じて変化
する。一般に、活性基準で約0.0001〜1.0重量%、より好ましくは0.
001〜0.5重量%のこれらの第二酵素は、好ましくは使用される。
同じ種類(例えば、リパーゼ)または2種以上(例えば、セルラーゼおよびリ
パーゼ)からの酵素の混合物は、使用してもよい。精製または非精製形の酵素は
、使用してもよい。
液体洗剤組成物で使用するのに好適ないかなるリパーゼも、ここで使用できる
。ここで使用するのに好適なリパーゼとしては、細菌および真菌起源のものが挙
げられる。化学的または遺伝学的に修飾された突然変異体からの第二酵素は、包
含される。
好適な細菌リパーゼとしては、英国特許第1,372,034号明細書(ここ
に参考文献として編入)に開示のようなPseudomonas siutzeri ATCC19
.154などのシュードモナス群によって産生されるものが挙げら
れる。好適なリパーゼとしては、微生物Pseudomonasfluorescens IAM105
7によって産生されるリパーゼの抗体との正の免疫交差反応を示すものが挙げら
れる。このリパーゼおよびその精製法は、1978年2月24日に公開された特
開昭53−20487号公報(ここに参考文献として編入)に記載されている。
このリパーゼは、商品名リパーゼP「アマノ(Amano)」で入手できる(以下「
アマノ−P」と称する)。このようなリパーゼは、オクタロニーに係る標準の周
知の免疫拡散法(Acta.Med.Scan.,133,第76頁〜第79頁(1950)
)を使用してアマノ−P抗体との正の免疫交差反応を示すべきである。これらの
リパーゼおよびアマノ−Pとのそれらの免疫交差反応のための方法も、1987
年11月17日発行のトム等の米国特許第4,707,291号明細書(ここに
参考文献として編入)に記載されている。それらの典型例は、アマノ−Pリパー
ゼ、リパーゼex Pseudomonas fragi FERM P 1339(商品名アマノ−
Bで入手可能)、リパーゼex Pseudomonasnitroreducens var.lipolyticum F
ERM P1338(商品名アマノ−CESで入手可能)、リパーゼex Chromob
acter viscosum 、例えば、Chromobacter viscosum var. lipolyticum NRR
LB3673;および更に他のChromobacter viscosum リパーゼ、およびリパー
ゼex Pseudomonas gladioliである。問題の他のリ
パーゼは、アマノAKGおよびバチルスSpリパーゼ(例えば、ソルベイ酵素)
である。
洗剤相容性である場合に興味がある他のリパーゼは、1990年11月28日
公告のEP A第0 399 681号明細書、1990年9月5日公告のEP
A第0 385 401号明細書、1987年4月15日公告のEP A第0
218 272号明細書、および1989年5月18日公告のPCT/DK第
88/00177号明細書に記載のものである。
好適な真菌リパーゼとしては、Humicola lanuginosaおよびThermomyces lanug
inosusによって産生できるものが挙げられる。欧州特許出願第0 258 06
8号明細書(ここに参考文献として編入)に記載のようにHumicola lanuginosa
からの遺伝子をクローン化し、遺伝子をAspergillus oryzae中で発現することに
よって得
販〕が、最も好ましい。
製品1g当たりリパーゼ単位約2〜20,000、好ましくは約10〜6,0
00リパーゼ単位(LU/g)のリパーゼは、これらの組成物で使用できる。リ
パーゼ単位は、pHが7.0、温度が30℃、基質がホスフェート緩衝液中のC
a++およびNaClの存在下でのトリブチリンおよびアラビアゴムの乳濁液であ
る場合に一定のpHで1分当たり滴定可能な酪酸1μモルを生成する
リパーゼの量である。
液体洗剤組成物で使用するのに好適ないかなるセルラーゼも、これらの組成物
で使用できる。ここで使用するのに好適なセルラーゼ酵素としては、細菌起源お
よび真菌起源のものが挙げられる。好ましくは、それらは、5〜9.5のpH最
適条件を有するであろう。活性酵素基準で約0.0001〜1.0重量%、好ま
しくは0.001〜0.5重量%のセルラーゼが、使用できる。
好適なセルラーゼは、Humicola insolens から産生される真菌セルラーゼを
開示している1984年3月6日発行のバーベスガード等の米国特許第4,43
5,307号明細書(ここに参考文献として編入)に開示されている。また、好
適なセルラーゼは、英国特許第2.075.028号明細書、英国特許第2.0
95.275号明細書およびDE−OS第2.247.832号明細書に開示さ
れている。
このようなセルラーゼの例は、Humicola insolens(Humicola grisea var.t
hermoidea)の菌株、特にヒュミコラ菌株DSM1800によって産生されたセ
ルラーゼ、およびアエロモナス属に属するバチルスNの真菌またはセルラーゼ2
12産生真菌によって産生されるセルラーゼ、および海水軟体動物(Dolabella
AuriculaSolander)の肝膵臓から抽出されるセルラーゼである。
液体洗剤組成物で使用するのに好適ないかなるアミラ
ーゼも、これらの組成物で使用できる。アミラーゼとしては、例えば、英国特許
第1,296,839号明細書により詳細に記載のB.licheniforms の特殊な
菌株から得られるα−アミラーゼが挙げられる。デンプン分解タンパク質として
は、例えば、ラピダーゼ(RapidaseTM)、マキサミル(MaxamylTM)およびターマ
ミル(TermamylTM)が挙げられる。
活性酵素基準で約0.0001〜1.0重量%、好ましくは0.0005〜0
.5重量%のアミラーゼが、使用できる。洗剤界面活性剤
洗剤界面活性剤約1〜80重量%、好ましくは約5〜50重量%、最も好まし
くは約10〜30重量%は、本発明で必須の第四成分である。洗剤界面活性剤は
、陰イオン界面活性剤,非イオン界面活性剤,陽イオン界面活性剤、両性界面活
性剤、双性界面活性剤、およびそれらの混合物からなる群から選ぶことができる
。陰イオン界面活性剤および非イオン界面活性剤が好ましい。
本発明の利益は、酵素に苛酷である成分、例えば、或る洗浄性ビルダーおよび
界面活性剤を含有する組成物で特に顕著である。好ましくは、陰イオン界面活性
剤は、C12〜C20アルキルサルフェート、C12〜20アルキルエーテルサルフェー
トおよびC9〜20直鎖アルキルベンゼンスルホネートからなる。好適な界面活性
剤は、後述す
る。
ヘビーデューティー液体洗濯洗剤は、本発明の好ましい液体洗剤組成物である
。使用する特定の界面活性剤は、意図される特定の最終用途に応じて広く変化す
る。これらの組成物は、洗濯物、布帛、布類、繊維および硬質表面のクリーニン
グに最も普通に使用されるであろう。
既知の陰イオン界面活性剤は、ここで使用するのに好ましい。
アルキルサルフェート界面活性剤は、ここで使用するのに重要性を有する1つ
の種類の陰イオン界面活性剤である。アルキルサルフェートは、一般式 ROS
O3M〔式中、Rは好ましくはC10〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C2 0
アルキル成分を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ましくはC1 2
〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、MはHまたは陽イオン、例
えば、アルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、置
換または非置換アンモニウム陽イオン、例えば、メチル−、ジメチル−、および
トリメチルアンモニウムおよび第四級アンモニウム陽イオン、例えば、テトラメ
チル−アンモニウムおよびジメチルピペリジニウム、およびエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミンから誘導
される陽イオン、およびそれらの混合物などである〕を有する。典型的には、C12
〜C16
のアルキル鎖が、より低い洗浄温度(例えば、約50℃未満)に好ましく且つC16
〜18アルキル鎖が、より高い洗浄温度(例えば、約50℃超)に好ましい。
アルキルアルコキシ化サルフェート界面活性剤は、別のカテゴリーの有用な陰
イオン界面活性剤である。これらの界面活性剤は、典型的には式RO(A)mS
O3M〔式中、RはC10〜C24アルキル成分を有する非置換C10〜C24アルキル
またはヒドロキシアルキル基、好ましくはC12〜C20アルキルまたはヒドロキシ
アルキル、より好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり
、Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、mは0よりも大きく、典型的には
約0.5〜約6、より好ましくは約0.5〜約3であり、MはHまたは、例えば
、金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグ
ネシウムなど)、アンモニウムまたは置換アンモニウム陽イオンであることがで
きる陽イオンである〕の水溶性塩または酸である。アルキルエトキシ化サルフェ
ート並びにアルキルプロポキシ化サルフェートは、ここで意図される。置換アン
モニウム陽イオンの特定例としては、メチル−、ジメチル−、トリメチル−アン
モニウムおよび第四級アンモニウム陽イオン、例えば、テトラメチル−アンモニ
ウムおよびジメチルピペリジニウムおよびアルカノールアミン、例えば、モノエ
タノールアミン、ジエタ
ノールアミン、およびトリエタノールアミンから誘導される陽イオン、およびそ
れらの混合物が挙げられる。例示の界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエト
キシレート(1.0)サルフェート、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(
2.25)サルフェート、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)サ
ルフェート、およびC12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェ
ート(式中、Mはナトリウムおよびカリウムから好都合に選ばれる)である。
洗浄目的で有用な他の陰イオン界面活性剤も、本組成物に配合できる。これら
としては、石鹸の塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、お
よび置換アンモニウム塩、例えば、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミ
ン塩およびトリエタノールアミン塩を含めて)、C9〜C20線状アルキルベンゼ
ンスルホネト、C8〜C22第一級または第二級アルカンスルホネト、C8〜C24オ
レフィンスルホネート、スルホン化ポリカルボン酸、アルキルグリセロールスル
ホネート、脂肪アシルグリセロールスルホネート、脂肪オレイルグリセロールサ
ルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート、パラ
フィンスルホネート、アルキルホスフェート、イセチオネート、例えば、アシル
イセチオネート、N−アシルタウレート、メチルタウリドの脂肪酸アミド、アル
キルスクシナメートおよびス
ルホスクシネート、スルホスクシネートのモノエステル(特に飽和および不飽和
C12〜C18モノエステル)、スルホスクシネートのジエステル(特に飽和および
不飽和C6〜C14ジエステル)、N−アシルサルコシネート、アルキル多糖類の
サルフェート、例えば、アルキルポリグルコシドのサルフェート、分枝第一級ア
ルキルサルフェート、アルキルポリエトキシカルボキシレート、例え(式中、R
はC8〜C22アルキルであり、kは0〜10の整数であり、Mは可溶性塩形成陽
イオンである)のもの、およびイセチオン酸でエステル化され水酸化ナトリウム
で中和された脂肪酸が挙げられる。更に他の例は、「界面活性剤および洗剤」(
シュワルツ、ペリーおよびバーチによる第I巻および第II巻)に与えられている
。非イオン洗剤界面活性剤
好適な非イオン洗剤界面活性剤は、一般に、1975年12月30日発行のロ
ーリン等の米国特許第3,929,678号明細書第13欄第14行〜第16欄
第6行(ここに参考文献として編入)に開示されている。有用な非イオン界面活
性剤の例示の非限定の種類は、以下に記載する。
1. アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、ポリプロピレンオ
キシド縮合物およびポリブチレンオキシド縮合物。一般に、ポリエチレンオキシ
ド縮合
物が、好ましい。これらの化合物としては、直鎖または分枝鎖配置のいずれかに
約6〜約12個の炭素原子を有するアルキル基を有するアルキルフェノールとア
ルキレンオキシドとの縮合物が挙げられる。これらの化合物は、通常、アルキル
フェノールアルコキシレート(例えば、アルキルフェノールエトキシレート)と
称する。
2. 脂肪族アルコールとエチレンオキシド約1〜約25モルとの縮合物。脂
肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖または分枝第一級または第二級であること
ができ、一般に、約8〜約22個の炭素原子を有する。炭素数約10〜約20の
アルキル基を有するアルコールとアルコール1モル当たり約2〜約18モルのエ
チレンオキシドとの縮合物が、特に好ましい。
3. プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によって生成され
た疎水性ベースとエチレンオキシドとの縮合物。この種の化合物の例としては、
BASFによって市販されている商業上入手可能なプルロニック(PluronicTM)
界面活性剤の或るものが挙げられる。
4. プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応から生ずる生成物とエ
チレンオキシドとの縮合物。この種の非イオン界面活性剤の例としては、BAS
Fによって市販されている商業上入手可能なテトロニック(TetronicTM)化合物
の或るものが挙げられる。
5. 半極性非イオン界面活性剤は特殊なカテゴリーの非イオン界面活性剤で
あり、その例としては、炭素数約10〜約18のアルキル部分1個および炭素数
約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選ばれる部
分2個を含有する水溶性アミンオキシド;炭素数約10〜約18のアルキル部分
1個および炭素数約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる
群から選ばれる部分2個を含有する水溶性ホスフィンオキシド;および炭素数約
10〜約18のアルキル部分1個および炭素数約1〜約3のアルキルおよびヒド
ロキシアルキル部分からなる群から選ばれる部分1個を含有する水溶性スルホキ
シドが挙げられる。
半極性非イオン洗剤界面活性剤としては、式
(式中、R3は炭素数約8〜約22のアルキル、ヒドロキシアルキル、またはア
ルキルフェニル基またはそれらの混合物であり;R4は炭素数約2〜約3のアル
キレンまたはヒドロキシアルキレン基またはそれらの混合物であり;xは0〜約
3であり;各R5は炭素数約1〜約3のアルキルまたはヒドロキシアルキル基ま
たは約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基であ
る)
を有するアミンオキシド界面活性剤が挙げられる。R5基は、例えば、酸素また
は窒素原子を通して互いに結合して環構造を形成することができる。
これらのアミンオキシド界面活性剤としては、特にC10〜C18アルキルジメチ
ルアミンオキシドおよびC8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミン
オキシドが挙げられる。
6. 炭素数約6〜約30、好ましくは炭素数約10〜約16の疎水基および
約1.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2
.7個の糖単位を含有する多糖(例えば、ポリグリコシド)親水基を有する19
86年1月21日発行のレナドの米国特許第4,565,647号明細書に開示
のアルキル多糖類。炭素数5または6のいかなる還元糖も、使用でき、例えば、
グルコシル部分の代わりにグルコース、ガラクトースおよびガラクトシル部分が
、使用できる(場合によって、疎水基は、2位、3位、4位などで結合して、グ
ルコシドまたはガラクトシドに対立するものとしてグルコースまたはガラクトー
スを与える)。糖間結合は、例えば、追加の糖単位の1位と前の糖単位上の2位
、3位、4位および/または6位との間にあることができる。
7. 下記の式を有する脂肪酸アミド界面活性剤
〔式中、R6は炭素数約7〜約21(好ましくは約9〜約17)のアルキル基で
あり、各R7は水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、および
(C2H4O)xH(式中、xは約1〜約3)からなる群から選ばれる〕
好ましいアミドは、C8〜C20アンモニアアミド、モノエタノールアミド、ジ
エタノールアミド、およびイソプロパノールアミドである。ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤
洗剤組成物は、好ましくは、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド約3〜約50重量%
、最も好ましくは約3〜30重量%を含んでもよい。
ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤成分は、構造式
〔式中、R1はH、C1〜C4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒド
ロキシプロピル、またはそれらの混合物、好ましくはC1〜C4アルキル、より好
ましくはC1またはC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(即ち、メチル)
であり;R2はC5〜C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C7〜C19アルキルま
たはアルケニル、より好ましくは直鎖C9〜C17アルキルま
たはアルケニル、最も好ましくは直鎖C11〜C15アルキルまたはアルケニル、ま
たはそれらの混合物であり;Zは鎖に直接連結された少なくとも3個のヒドロキ
シルを有する線状ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビルまた
はそのアルコキシ化誘導体(好ましくはエトキシ化またはプロポキシ化)である
〕の化合物からなる。Zは、好ましくは還元アミノ化反応において還元糖から誘
導されるであろうし;より好ましくはZはグリシチルであろう。好適な還元糖と
しては、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、
マンノース、およびキシロースが挙げられる。原料として、高デキストロースコ
ーンシロップ、高フルクトースコーンシロップ、および高マルトースコンシロッ
プが前記の個々の糖類と同様に利用できる。これらのコーンシロップは、Z用糖
成分のミックスを調製することがある。他の好適な原料を決して排除しようとは
しないことを理解すべきである。Zは、好ましくは
−CH2−(CHOH)n−CH2OH、
−CH(CH2OH)−(CHOH)n-1CH2OH、
−CH2−(CHOH)2(CHOR′)(CHOH)−CH2OH、
およびそれらのアルコキシ化誘導体(式中、nは3〜5の整数であり、R ′は
Hまたは環式または脂肪族単糖である)からなる群から選ばれるであろう。nが
4であるグリシチル、特に
−CH2−(CHOH)4−CH2OHが、最も好ましい。
式(I)中、R′は、例えば、N−メチル、N−エチル、N−プロピル、N−
イソプロピル、N−ブチル、N−2−ヒドロキシエチル、またはN−2−ヒドロ
キシプロピルであることができる。
R2−CO−N<は、例えば、ココアミド、ステアロアミド、オレオアミド、
ラウリンアミド、ミリストアミド、カプリンアミド、パルミトアミド、タローア
ミドなどであることができる。
Zは、1−デオキシグルシチル、2−デオキシフルクチチル、1−デオキシマ
ルチチル、1−デオキシラクチチル、1−デオキシガラクチチル、1−デオキシ
マンニチル、1−デオキシマルトトリオチチルなどであることができる。他の界面活性剤
両性界面活性剤は、本発明の洗剤組成物に配合できる。
これらの界面活性剤は、脂肪族基が直鎖または分枝であることができる第二級ま
たは第三級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式第二級および第三級アミンの
脂肪族誘導体と広く記載できる。脂肪族置換基の1つは、少なくとも約8個の炭
素原子、典型的には約8〜約18個の炭素原子を有し且つ少なくとも1つは陰イ
オン水溶化基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含
有する。両性界面活性剤の例に関しては、1975年12月30日発行のローリ
ン等への米国特許第3,929,678号明細書第19欄第18行〜第35行(
ここに参考文献として編入)参照。
双性界面活性剤も、本発明の洗剤組成物に配合できる。
これらの界面活性剤は、第二級および第三級アミンの誘導体、複素環式第二級お
よび第三級アミンの誘導体、または第四級アンモニウム、第四級ホスホニウムま
たは第三級スルホニウム化合物の誘導体と広く記載できる。双性界面活性剤の例
に関しては、1975年12月30日発行のローリン等への米国特許第3,92
9,678号明細書第19欄第38行〜第22欄第48行(ここに参考文献とし
て編入)参照。
両性界面活性剤および双性界面活性剤は、一般に、1種以上の陰イオン界面活
性剤および/または非イオン界面活性剤と併用される。任意成分 洗浄性ビルダー
洗浄性ビルダー0〜約50重量%、好ましくは約3〜30重量%、より好まし
くは5〜20重量%は、ここに配合できる。無機並びに有機ビルダーは、使用で
きる。
無機洗浄性ビルダーとしては、限定せずに、ポリリン酸(トリポリホスフェー
ト、ピロホスフェート、およびガラス状高分子メタホスフェートによって例証)
、ホス
ホン酸、フィチン酸、ケイ酸、炭酸(重炭酸およびセスキ炭酸を含めて)、硫酸
、およびアルミノケイ酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびアルカノール
アンモニウム塩が挙げられる。ボレートビルダー並びに洗剤貯蔵または洗浄条件
下でボレートを生成できるボレート生成性物質を含有するビルダー(以下で集合
的に「ボレートビルダー」)も、使用できる。好ましくは、非ボレートビルダー
は、約50℃未満、特に約40℃未満の洗浄条件下で使用しようとする本発明の
組成物で使用される。
シリケートビルダーの例は、アルカリ金属ケイ酸塩、特にSiO2:Na2O比
1.6:1から3.2:1を有するものおよび層状シリケート、例えば、H.P
.リッケに1987年5月12日発行の米国特許第4,664,839号明細書
(ここに参考文献として編入)に記載の層状ケイ酸ナトリウムである。しかしな
がら、他のシリケート、例えば、ケイ酸マグネシウムも使用してもよく、それら
は粒状処方物でぱりぱりさ付与剤として、酸素漂白剤用安定剤として、そして制
泡系の成分として役立つことができる。
カーボネートビルダーの例は、炭酸ナトリウムおよびセスキ炭酸ナトリウムお
よびそれらと1973年11月15日に公告の独国特許出願第2,321,00
1号明細書(その開示をここに参考文献として編入)に開示のような超微細炭酸
カルシウムとの混合物を含めて、アル
カリ土類金属およびアルカリ金属の炭酸塩である。
アルミノシリケートビルダーは、本発明で特に有用である。アルミノシリケー
トビルダーは、最も現在市販されているヘビーデューティー粒状洗剤組成物で大
きい重要性を有し且つ液体洗剤組成物でも有意なビルダー成分であることができ
る。アルミノシリケートビルダーとしては、実験式
Mz(zAlO2・ySiO2)
(式中、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは置換アンモニウムであ
り、zは約0.5〜約2であり;yは1である)
を有するものが挙げられ、この物質は無水アルミノシリケート1g当たりCaC
O3硬度少なくとも50mg当量のマグネシウムイオン交換容量を有する。好ま
しいアルミノシリケートは、式
Naz〔(AlO2)z(SiO2)y〕・xH2O
(式中、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約
0.5の範囲内であり、xは約15〜約264の整数である)
を有するゼオライトビルダーである。
ポリホスフェートの特定例は、アルカリ金属トリポリリン酸塩、ナトリウム、
カリウムおよびアンモニウムのピロリン酸塩、ナトリウム、カリウムおよびアン
モニウムのピロリン酸塩、ナトリウムおよびカリウムのオルト
リン酸塩、重合度が約6〜約21であるポリメタリン酸ナトリウム、およびフィ
チン酸の塩である。
本発明の目的で好適な有機洗浄性ビルダーとしては、限定せずに、各種のポリ
カルボキシレート化合物が挙げられる。ここで使用する「ポリカルボキシレート
」は、複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも3個のカルボキシレー
トを有する化合物を意味する。
ポリカルボキシレートビルダーは、一般に、組成物に酸形で添加できるが、中
和塩の形でも添加できる。塩形で利用する時には、ナトリウム塩、カリウム塩、
リチウム塩などのアルカリ金属塩、またはアルカノールアンモニウム塩が、好ま
しい。
ポリカルボキシレートビルダーには各種のカテゴリーの有用物質が包含される
。1つの重要なカテゴリーのポリカルボキシレートビルダーは、エーテルポリカ
ルボキシレートを包含する。洗浄性ビルダーして使用する多数のエーテルポリカ
ルボキシレートが、開示されている。有用なエーテルポリカルボキシレートの例
としては、1964年4月7日発行のベルグの米国特許第3,128,287号
明細書および1972年1月18日発行のランベルケ等の米国特許第3,635
,830号明細書に開示のようなオキシジスクシネートが挙げられる(両方とも
ここに参考文献として編入)。
本発明でビルダーとして有用な特定の種類のエーテル
ポリカルボキシレートとしては、一般式
CH(A)(COOX)-CH(COOX)-O-CH(COOX)-CH(COOX) (B)
(式中、AはHまたはOHであり;BはHまたは−O−CH(COOX)−CH2
(COOX)であり、XはHまたは塩形成陽イオンである)
を有するものも挙げられる。例えば、前記一般式中、AおよびBが両方ともHで
あるならば、化合物は、オキシジコハク酸およびその水溶性塩である。AがOH
、BがHであるならば、化合物は、タルトレートモノコハク酸(TMS)および
その水溶性塩である。AがH、Bが−O−CH(COOX)−CH2(COOX
)であるならば、化合物は、タルトレートジコハク酸(TDS)およびその水溶
性塩である。これらのビルダーの混合物は、ここで使用するのに特に好ましい。
TMS対TDSの重量比約97:3から約20:80のTMSとTDSとの混合
物が、特に好ましい。これらのビルダーは、1987年5月5日にブッシュ等に
発行の米国特許第4,663,071号明細書に開示されている。
また、好適なエーテルポリカルボキシレートとしては、環式化合物、特に脂環
式化合物、例えば、米国特許第3,923,679号明細書、第3,835,1
63号明細書、第4,158,635号明細書、第4,120,874号明細書
および第4,102,903号明細書(これらのすべてをここに参考文献として
編入)に記載のも
のが挙げられる。
他の有用な洗浄性ビルダーとしては、構造
HO-[C-(R)(COOM)-C(R)(COOM)-O]n-H
〔式中、Mは水素または陽イオン(得られる塩は水溶性)、好ましくはアルカリ
金属、アンモニウムまたは置換アンモニウム陽イオンであり、nは約2〜約15
であり(好ましくは、nは約2〜約10、より好ましくはnは平均約2〜約4)
、各Rは同じであるか異なり、水素、C1〜4アルキルまたはC1〜4置換アルキル
から選ばれる(好ましくは、Rは水素である)〕
によって表わされるエーテルヒドロキシポリカルボキシレートが挙げられる。
なお他のエーテルポリカルボキシレートとしては、無水マレイン酸とエチレン
またはビニルメチルエーテルとの共重合体、1,3,5−トリヒドロキシベンゼ
ン−2,4,6−トリスルホン酸、およびカルボキシメチルオキシコハク酸が挙
げられる。
有機ポリカルボキシレートビルダーとしては、ポリ酢酸の各種のアルカリ金属
塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩も挙げられる。例は、エチレンジ
アミン四酢酸およびニトリロ三酢酸のナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、
アンモニウム塩および置換アンモニウム塩である。
また、メリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリ
マレイン酸、ベンゼン−1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシ
コハク酸などのポリカルボキシレート、およびそれらの可溶性塩も包含される。
クエン酸系ビルダー、例えば、クエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム
塩)は、ヘビーデューティー液体洗剤処方物に特定の重要性を有するポリカルボ
キシレートビルダーであるが、粒状組成物でも使用できる。
他のカルボキシレートビルダーとしては、1973年3月28日発行のディー
ルの米国特許第3,723,322号明細書(ここに参考文献として編入)に開
示のカルボキシル化炭水化物が挙げられる。
また、1986年1月28日発行のブッシュの米国特許第4,566,984
号明細書(ここに参考文献として編入)に開示の3,3−ジカルボキシ−4−オ
キサ−1,6−ヘキサンジオエートおよび関連化合物は、本発明の洗剤組成物で
好適である。有用なコハク酸ビルダーとしては、C5〜C20アルキルコハク酸お
よびそれらの塩が挙げられる。この種の特に好ましい化合物は、ドデセニルコハ
ク酸である。アルキルコハク酸は、典型的には、一般式R−CH(COOH)C
H2(COOH)を有し、即ち、コハク酸の誘導体である(式中、Rは炭化水素
、例えば、C10〜C20アルキルまたはアルケニル、好ましくはC12〜C16であり
、またはRは前記特許に記載のようなヒドロキシル、スルホ、スルホキシまたは
ス
ルホン置換基で置換してもよい)。
スクシネートビルダーは、好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニ
ウム塩およびアルカノールアンモニウム塩を含めて水溶性塩の形で使用される。
スクシネートビルダーの特定例としては、コハク酸ラウリル、コハク酸ミリス
チル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデセニル(好ましい)、コハク酸2
−ペンタデセニルなどが挙げられる。コハク酸ラウリルは、この群の好ましいビ
ルダーであり、1986年11月5日公告の欧州特許出願第86200690.
5/0,200,263号明細書に記載されている。
また、有用なビルダーの例としては、ナトリウムおよびカリウムのカルボキシ
メチルオキシマロン酸塩、カルボキシメチルオキシコハク酸塩、cis−シクロ
ヘキサンヘキサカルボン酸塩、cis−シクロペンタンテトラカルボン酸塩、水
溶性ポリアクリル酸塩(約2,000よりも大きい分子量を有するこれらのポリ
アクリレートも分散剤として有効に利用できる)、および無水マレイン酸とビニ
ルメチルエーテルまたはエチレンとの共重合体の塩が挙げられる。
他の好適なポリカルボキシレートは、1979年3月13日発行のクルッチフ
ィールド等の米国特許第4,144,226号明細書(ここに参考文献として編
入)に開示のポリアセタールカルボキシレートである。これら
のポリアセタールカルボキシレートは、下記のようにして生成できる。グリオキ
シル酸のエステルおよび重合開始剤を一緒に重合条件下に置く。次いで、得られ
たポリアセタールカルボン酸エステルを化学的に安定な末端基に結合して、ポリ
アセタールカルボキシレートをアルカリ性溶液中での迅速な解重合に対して安定
化し、対応の塩に転化し、界面活性剤に加える。
ポリカルボキシレートビルダーは、1967年3月7日発行のディールの米国
特許第3,308,067号明細書(ここに参考文献として編入)にも開示され
ている。かかる物質としては、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、フマル酸
、アコニット酸、シトラコン酸、メチレンマロン酸などの脂肪族カルボン酸の単
独重合体および共重合体の水溶性塩が挙げられる。
技術上既知の他の有機ビルダーも、使用できる。例えば、長鎖ヒドロカルビル
を有するモノカルボン酸およびそれらの可溶性塩は、利用できる。これらとして
は、一般に「石鹸」と称される物質が挙げられる。C10〜C20の鎖長が、典型的
には利用される。ヒドロカルビルは、飽和または不飽和であることができる。防汚剤
当業者に既知の防汚剤は、本発明の実施で使用できる。
有用な防汚重合体は、ニコール等に1976年12月28日発行の米国特許第
4,000,093号明細書、
クッド等により1987年4月22日公告の欧州特許出願第0 219 048
号明細書、ヘイズに1976年5月25日発行の米国特許第3,959,230
号明細書、バサダーに1975年7月8日発行の米国特許第3,893,929
号明細書、ゴッセリングに1987年10月27日発行の米国特許第4,702
,857号明細書、ゴッセリンク等に1987年12月8日発行の米国特許第4
,711,730号明細書、ゴッセリンクに1988年1月26日発行の米国特
許第4,721,580号明細書、ゴッセリンクに1987年10月27日発行
の米国特許第4,702,857号明細書、マルドナド等に1989年10月3
1日発行の米国特許第4,877,896号明細書に記載されている。これらの
特許のすべてをここに参考文献として編入する。
利用するならば、防汚剤は、一般に、本発明の洗剤組成物の約0.01〜約1
0.0重量%、典型的には約0.1〜約5重量%、好ましくは約0.2〜約3.
0重量%を占めるであろう。粘土汚れ除去/再付着防止剤
本発明の組成物は、場合によって、粘土汚れ除去性および再付着防止性を有す
る水溶性エトキシ化アミンも含有できる。これらの化合物を含有する液体洗剤組
成物は、典型的には、約0.01%〜約5%を含有する。
最も好ましい防汚/再付着防止剤は、エトキシ化テト
ラエチレンペンタミンである。例示のエトキシ化アミンは、1986年7月1日
発行のバンデルミールの米国特許第4,597,898号明細書(ここに参考文
献として編入)に更に記載されている。別の群の好ましい粘土汚れ除去/再付着
防止剤は、1984年6月27日公告のオーおよびゴッセリンクの欧州特許出願
第111,965号明細書(ここに参考文献として編入)に開示の陽イオン化合
物である。使用できる他の粘土汚れ除去/再付着防止剤としては、1984年6
月27日公告のゴッセリンクの欧州特許出願第111,984号明細書に開示の
エトキシ化アミン重合体;1984年7月4日公告のゴッセリンクの欧州特許出
願第112,592号明細書に開示の双性重合体;および1985年10月22
日発行のコナーの米国特許第4,548,744号明細書に開示のアミンオキシ
ドが挙げられる(それらのすべてをここに参考文献として編入)。
技術上既知の他の粘土汚れ除去剤および/または再付着防止剤も、ここの組成
物で利用できる。別の種類の好ましい再付着防止剤としては、カルボキシメチル
セルロース(CMC)物質が挙げられる。これらの物質は、技術上周知である。高分子分散剤
高分子分散剤は、有利には、本組成物で利用できる。これらの物質は、カルシ
ウムおよびマグネシウム硬度制
御を助長できる。技術上既知の他のものも使用できるが、好適な高分子分散剤と
しては、高分子ポリカルボキシレートおよびポリエチレングリコールが挙げられ
る。
ここで使用するのに好適な高分子分散剤は、1967年3月7日発行のディー
ルの米国特許第3,308,067号明細書および1982年12月15日公告
の欧州特許出願第66915号明細書(両方ともここに参考文献として編入)に
記載されている。増白剤
技術上既知のいかなる好適な光学増白剤または他の増白剤または白化剤も、本
発明の洗剤組成物に配合できる。
本発明で有用であることがある市販の光学増白剤は、必ずしも限定せずにスチ
ルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチフェ
ン−5,5−ジオキシド、アゾール、5−および6−員環複素環式化合物の誘導
体、および他の雑薬剤を包含する亜族に分類できる。このような増白剤の例は、
「蛍光増白剤の生産および応用」、M.ザーラドニック、ジョン・ウィリー・エ
ンド・サンズ発行、ニューヨーク(1982)に開示されている(この開示をこ
こに参考文献として編入)。抑泡剤
泡の形成を減少するか抑制するための、既知であるか既知になる化合物は、本
発明の組成物に配合できる。好
適な抑泡剤は、カーク・オスマーのEncyclopedia of Chemlcal Technology、第
3版、第7巻、第430頁〜第447頁(ジョン・ウィリー・エンド・サンズ・
インコーポレーテッド、1979)、セント・ジョンに1960年9月27日発
行の米国特許第2,954,347号明細書、ガンドルフォ等に1981年5月
5日発行の米国特許第4,265,779号明細書、ガンドルフォ等に1981
年5月5日発行の米国特許第4,265,779号明細書、1990年2月7日
公告の欧州特許出願第89307851.9号明細書、米国特許第3,455,
839号明細書、独国特許出願DOS第2,124,526号明細書、バルトト
ッタ等の米国特許第3,933,672号明細書、および1987年3月24日
発行のバグンスキー等の米国特許第4,652,392号明細書に記載されてい
る。すべてをここに参考文献として編入する。
本組成物は、一般に、抑泡剤0%〜約5%を含むであろう。他の成分
洗剤組成物に有用な各種の他の成分、例えば、他の活性成分、担体、ハイドロ
トロープ、加工助剤、染料または顔料、液体処方物用溶媒、漂白剤、漂白活性剤
などが、本組成物に配合できる。
液体洗剤組成物は、担体として水および他の溶媒を含
有できる。メタノール、エタノール、プロパノール、およびイソプロパノールに
よって例証される低分子量第一級または第二級アルコールが、好適である。一価
アルコルが界面活性剤を可溶化するのに好ましいが、ポリオール、例えば、2〜
約6個の炭素原子および2〜約6個のヒドロキシ基を含有するもの(例えば、プ
ロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリン、および1,2−プロパ
ンジオール)も、使用できる。エチレンジアミン−N,N′−ジコハク酸
本発明の液体洗濯洗剤組成物は、好ましくは、洗浄性ビルダーとして、C10〜
C18アルキルモノカルボン酸約10〜約18重量%、およびクエン酸またはその
塩約0.2〜約10重量%を含む。
これらは、1987年11月3日発行のハートマン等の米国特許第4,704
,233号明細書(ここに参考文献として編入)に記載されている。
組成物は、好ましくは、エチレンジアミン−N,N′ジコハク酸またはそのア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩または置換アンモニウム塩
、またはそれらの混合物約1.5%〜約5%を含む。エチレンジアミン−N,N
′−ジコハク酸成分は、エチレンジアミン−N,N′−ジコハク酸遊離酸、エチ
レンジアミン−N,N′−ジコハク酸カリウム塩、エチレンジアミン−N,N′
−ジコハク酸アンモニウム塩、およびそれ
らの混合物からなる群から選ばれる。液体組成物
本発明の好ましいヘビーデューティー液体洗濯洗剤組成物は、好ましくは、水
性クリーニング操作での使用時に、洗浄水がpH約6.5〜約11.0、好まし
くは約7.0〜8.5を有するように処方するであろう。
本組成物は、好ましくは、20℃の水中の10%溶液中のpH約6.5〜11
.0、好ましくは7.0〜8.5を有する。推奨される使用量でpHを制御する
ための技術としては、緩衝剤、アルカリ、酸などの使用が挙げられ且つ当業者に
周知である。
更に、本発明は、繊維、布帛、硬質表面、皮膚などの基体を洗剤界面活性剤、
タンパク分解酵素、洗剤相容性第二酵素(任意)、および前記化合物を含む液体
洗剤組成物と接触することによって基体をクリーニングするための方法を提供す
る。攪拌は、好ましくはクリーニングを高めるために与える。攪拌を与えるのに
好適な手段としては、手でこすること、または好ましくはブラシ、スポンジ、布
、モップまたは他のクリーニングデバイスを使用してこすること、自動洗濯機、
自動皿洗い器などが挙げられる。
濃縮液体洗剤組成物が、ここで好ましい。「濃縮」とは、これらの組成物が減
少された投与量で同じ量の活性洗浄成分を洗浄液に送達するであろうことを意味
する。
ヘビーデューティー液体の典型的なレギュラー投与量は、米国で118ml(約1
/2カップ)、欧州で180mlである。
本発明の濃縮ヘビーデューティー液体は、レギュラーヘビーデューティー液体
より約10〜100重量%多い活性洗浄成分を含有し且つそれらの活性成分量に
応じて1/2カップ未満で投与する。本発明は、酵素性能を妨害する活性成分が
より多いので、濃縮処方物で一層有用になる。活性洗浄成分約30〜90重量%
、好ましくは40〜80重量%、最も好ましくは50〜60重量%を有するヘビ
ーデューティー液体洗剤組成物が、好ましい。
下記の例は、本発明の組成物を例示する。ここで使用するすべての部、%およ
び比率は、特に断らない限り、重量基準である。例I エナミンのヒドロボロン化による2−N−アセチルアミノ−2−フェニルエタン ボロニン酸、化合物(4)の製造。
合成は、下記のスキームに従って行う。
ガス入口、隔壁および温度計を備えた500mlの3口丸底フラスコにアセトニ
トリル(500g、122ミリモル)およびエーテル(100ml)を加える。こ
の溶液を0℃に冷却後(氷浴)、正のアルゴン雰囲気下で、フェニルリチウム(
64ml、ベンゼン−エーテル中1.6M、102ミリモル)を45分かけて注射
器でゆっくりと加える。フェニルリチウムの完全な添加後、トリメチルクロロシ
ラン(11.08g、102ミリモル)も注射器で加え、反応混合物を0℃で追
加の2時間攪拌させる。次いで、エーテルを減圧下で除去し、生成物化合物(1
)を分別蒸留によって単離する。
オーバーヘッド攪拌機、隔壁およびガス入口を備えた250mlの3口丸底フラ
スコにトリエチルアミン(10.77g、106ミリモル)、化合物(1)(1
0.02g、53.2モル)およびベンゼン(100ml)を加える。この溶液を
室温でアルゴン正圧下で攪拌しながら、トリメチルシリルトリフレート(12.
83g、58.5ミリモル)を加える。2相混合物の底層をカニューレによって
丸底フラスコに移す前に、攪拌を100分間続ける。化合物(2)を分別蒸留に
よって単離する。
化合物(2)(6.01g、23.3ミリモル)を直ちに注射器によって温度
計、隔壁および冷却器/ガス入口を備えた250mlの3口丸底フラスコに移す。
アルゴン正圧下にある際に、塩化メチレン(50ml)を加えた後、ジブロモボラ
ンジメチルスルフィド(24ml、塩化メチレン中1.0M、24ミリモル)を加
える。反応混合物を還流下に(40℃の油浴)一晩中攪拌しする(約16時間)
。室温に冷却した後、水(1.05g)をゆっくりと加え、ガス発生を伴い、反
応混合物を2時間攪拌する。この際に、臭化水素酸アミンが沈殿として生成し、
沈殿を濾過によって捕集する。臭化水素酸アミン塩(3.04g、11.7ミリ
モル)を水に溶解し、pH7に滴定する。遊離アミン3をクロロホルムに抽出し
、減圧下で溶媒の除去後に単離する。
アミンを冷却器を備えた丸底フラスコ中でジオキサン(50ml)に溶解する。
アルゴン下にある際に、無水酢酸(25ml)を加え、溶液を1時間還流させる。
反応混合物を室温に冷却した後、溶媒を減圧下で除去し、生成物を水から再結晶
して化合物(4)の葉状結晶を与える。例II 2−N−アセチルアミノ−3−メチルブタンボロニン酸、化合物(7)の製造。
合成は、下記のスキームに従って行う。
アルゴン雰囲気下で−10℃に冷却されたTHF(30ml)中のイソブチロニ
トリル(1.73g、25ミリモル)の溶液にメチルリチウムの溶液(15ml、
エテル中1.4M、21ミリモル)をゆっくりと加える。一旦添加が完了したら
、反応混合物を0℃で1時間攪拌する。次いで、トリメチルクロロシラン(2.
28g、21ミリモル)を0℃で反応混合物に滴下し、室温で追加の2時間攪拌
した後、反応混合物を蒸留して5を生成する。THF(15ml)中の化合物(5
)(3.0g、19.1ミリモル)の溶液(アルゴン雰囲気下で−780Cに冷
却)にリチウムジイソプロピルアミド(13ml、
THF/ヘプタン中1.5M、19.5ミリモル)を加える。反応混合物を−7
8℃2時間攪拌し、クロロトリメチルシラン(2.17g、20モル)の添加に
よって急冷する。添加後、反応混合物を室温に加温し、そこで分別蒸留して化合
物(6)を与える。
塩化メチレン(25ml)中の化合物(6)(2.0g、8.7ミリモル)をジ
ブロモボランジメチルスルフィド複合体(9.0ml、塩化メチレン中1.0M、
9.0ミリモル)と混合し、溶液をアルゴン下に16時間還流する。室温に冷却
した後、水(0.4ml)をゆっくりと加え、反応混合物を室温で追加の2時間攪
拌する。溶液を塩基性イオン交換樹脂で中和し、溶媒を減圧下で除去する。残渣
を無水酢酸(10ml)に取り上げ、1時間還流する。溶媒を減圧下で除去して化
合物(7)を与える。例III 2−N−アセチルアミノ−2−フェニル−1−プロピルエタンボロニン酸、化合 物(10)の製造。
合成は、下記のスキームに従って行う。
化合物(8)、(9)および(10)の製法は、例Iに記載のものとほとんど
同一である。アセトニトリルの代わりにベンゾニトリルを使用し、フェニルリチ
ウムの代わりにn−ブチルリチウムを使用する。例IV 2−N−〔Ala−CBZ〕アミノ−2−フェニルエタン
ボロニン酸、化合物( 12)の製造。
(CBZ−Ala−βPhe−Bor)。合成は、下記のスキー
ムに従って行う。
化合物(3)は、例Iに記載の方法によって製造する。化合物(11)は、ジ
クロロメタン(30ml)中の(3)(2.06g、12.5ミリモル)の溶液
を調製し、エチレングリコール(0.85g、13.7ミリモル)を加えること
によって合成する。反応混合物を室温で20分間振とうし、次いで、固体Na2
SO4上で攪拌する減圧下での揮発物の除去は、化合物(11)を与える。化合
物(12)は、ジクロロメタン(5ml)に溶解された化合物(11)(1.5g
、7.85ミリモル)、ジクロロメタン(5ml)に溶解されたCBZ−Ala
(1.75g、7.88ミリモル)、およびジクロロメタン(5ml)に溶解され
たトリエチルアミン(1.75g、17ミリモル)をジクロロメタン(50ml)
を含有し且つガス入口および隔壁を備えた100mlの丸底フラスコに逐次加える
ことによって製造する。この溶液を室温で不活性雰囲気下で一定に攪拌しながら
、ジエチルシアノホスホネート(1.41g、8.64ミリモル)をゆっくりと
加える。反応混合物を一晩中攪拌する。減圧下で揮発物を除去した後、残渣を酢
酸エチル(50ml)に溶解し、分液漏斗中で2N HClの1つの部分(20ml
)で抽出する。化合物(12)が沈殿し且つ水層に懸濁するまで、漏斗を12分
間振とうする。化合物(12)を濾過によって捕集し、真空下で乾燥する。例V 2−N−〔Ala−Gly−CBZ〕アミノ−2−フェニルエタンボロニン酸、 化合物(13)の製造。
(CBZ−Gly−Ala−βPhc−Bor)。合成
は、下記のスキームに従って行う。
化合物(11)は、例Vに記載の方法によって製造する。化合物(13)は、
ジクロロメタン(5ml)に溶解された化合物(11)(1.0g、5.2ミリモ
ル)、ジクロロメタン(5ml)に溶解されたCBZ−Gly−Ala(1.70
g、6.1ミリモル)、およびジクロロメタン(5ml)に溶解されたトリエチル
アミン(1.35g、13.3ミリモル)をジクロロメタン(30ml)を含有し
且つガス入口および隔壁を備えた100mlの丸底フラスコに逐次加えることによ
って製造する。この溶液を室温で不活性雰囲気下で一定に攪拌しながら、ジエチ
ルシアノホスホネート(1.09g、6.7ミリモル)をゆっくりと加える。反
応混合物を一晩中攪拌する。減圧下で揮発物を除去した後、残渣を酢酸エチル(
30ml)に溶解し、分液漏斗中で2NHClの1つの部分(15ml)で抽出する
。化合物(13)が沈殿し且つ水層に懸濁するまで、漏斗を12分間振とうする
。化合物(13)を濾過によって捕集し、真空下で乾燥する。例VI 2−N−〔Phe−Ala−Gly−MOC〕アミノ−2−フェニルエタンボロ ニン酸、化合物(18)の製造。
(MOC−Phc−Gly−Ala−βPhe−Bor)。
合成は、下記のスキームに従って行う。
化合物(14)は、前記の方法(例VおよびVI参照)によってエチレングリコ
ール(0.17g、2.7ミリモル)を塩化メチレン(10ml)中のボロニン酸
(13)(1.06g、2.5ミリモル)と混合することによって製造する。エ
ステル、化合物(14)(1.07g、2.4ミリモル)をメタノール(60ml
)に溶解し、圧力容器に入れる。容器に炭素(0.21g)上の10%
パラジウムを加え、容器を水素50psiで室温において3時間攪拌する。その
後、触媒を濾過によって除去し、溶媒を減圧下で加熱することによって除去する
。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して化合物(15)を与え
る。化合物(16)は、ジクロロメタン(5ml)に溶解された化合物(15)(
0.65g、2.0ミリモル)、ジクロロメタン(5ml)に溶解されたN−MO
C−Phe(0.48g、2.2ミリモル)、およびジクロロメタン(5ml)に
溶解されたトリエチルアミン(0.52g、5.15ミリモル)をジクロロメタ
ン(5ml)を含有し且つガス入口および隔壁を備えた100mlの丸底フラスコに
逐次加えることによって製造する。この溶液を室温で不活性雰囲気下で一定に攪
拌しながら、ジエチルシアノホスホネート(0.42g、2.6ミリモル)をゆ
っくりと加える。反応混合物を一晩中攪拌する。減圧下で揮発物を除去した後、
残渣を酢酸エチル(30ml)に溶解し、分液漏斗中で2NHClの1つの部分(
15ml)で抽出する。化合物(16)が沈殿し且つ水層に懸濁するまで、漏斗を
12分間振とうする。化合物(16)を濾過によって捕集し、真空下で乾燥する
。例VII
液体洗濯洗剤ベースマトリックスは、次の通り調製する。
ベースマトリックスAは、次いで、以下に示す処方物で使用する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. (a)以下の構造 (式中、R1、R2およびR3は独立に水素またはC1〜C4アルキルであり;Xは アリール、置換アリールまたはC1〜C6アルキルであり;Yは水素、アミン保護 基、およびC−末端カルボン酸を通して結合されたアミノ酸、ジペプチドまたは トリペプチドからなる群から選ばれる)を有する1種以上の化合物0.001〜 10重量%、 (b)活性タンパク分解酵素0.0001〜1.0重量%;および (c)洗剤界面活性剤1〜80重量%を含むことを特徴とする、液体洗濯洗剤 組成物。 2.(a)β−アミノアルキルボロニン酸またはβ−アミノアルキルボロニン 酸エステルまたはβ−N−ペプチジルアミノアルキルボロニン酸またはβ−N− ペプチジルアミノアルキルボロニン酸エステル0.001〜 10重量%; (b)活性タンパク分解酵素0.0001〜1.0重量%;および (c)洗剤界面活性剤1〜80重量%を含むことを特徴とする液体洗濯洗剤組 成物。 3.リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、およびそれらの混合物からなる群か ら選ばれる活性第二酵素0.0001〜1重量%を更に含む、前の請求項のいず れか1項に記載の液体洗剤組成物。 4.洗剤界面活性剤が陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界 面活性剤、両性界面活性剤、双性界面活性剤、およびそれらの混合物からなる群 から選ばれ、好ましくは陰イオン界面活性剤および非イオン界面活性剤5〜50 重量%である、前の請求項のいずれか1項に記載の液体洗剤組成物。 5.化合物が下記の構造 〔式中、R1およびR2は独立に水素またはメチルであり;Xはアリール、置換ア リールまたはC1〜C4アルキルであり;Yはt−ブトキシカルボニル(BOC) 、 メトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニル(CBZ)、および (式中、R5はフェニル、置換フェニルまたはC1〜C4アルキルである)からな る群から選ばれるアミン保護基である〕を有する、前の請求項のいずれか1項に 記載の液体洗剤組成物。 6.化合物が下記の構造 を有する、前の請求項のいずれか1項に記載の液体洗剤組成物。 7.活性タンパク分解酵素0.0005〜0.5重量%、および化合物0.0 2〜0.5重量%を含む、前の請求項のいずれか1項に記載の液体洗剤組成物。 8.前記第二酵素が生成物1g当たり2〜20,000リパーゼ単位、好まし くはHumicola lanuginosaからの遺伝子をクローン化し、遺伝子を Aspergillus oryzae中で発現することによって得られた生成物1g当たり10〜 6,000リパーゼ単位の量のリパーゼである、前の請求項のいずれか1項に記 載の液体洗剤組成物。 9.前記陰イオン界面活性剤がC12〜C20アルキルサルフェート、C12〜C20 アルキルエーテルサルフェート、またはC9〜C20直鎖アルキルベンゼンスルホ ネートからなる、前の請求項のいずれか1項に記載の液体洗剤組成物。 10.活性酵素基準で0.001〜1.0重量%のセルラーゼを含む、前の請 求項のいずれか1項に記載の液体洗剤組成物。 11.前記タンパク分解酵素がズブチリシン・カーレスブルグ、Bacillus lic henformisに由来するプロテアーゼ、BPN′、プロテアーゼA、プロテアーゼ Bおよびそれらの混合物からなる群から選ばれ、好ましくはプロテアーゼBであ る、前の請求項のいずれか1項に記載の液体洗剤組成物。 12.ポリカルボキシレートビルダー3〜30重量%を更に含み且つ20℃の 水中の10%溶液中のpH6.5〜110.0を有する、前の請求項のいずれか 1項に記載の液体洗剤組成物。 13.活性洗剤成分15〜90重量%を有する、前の請求項のいずれか1項に 記載のヘビーデューティー液 体洗濯洗剤組成物。 14.基体を前の請求項のいずれか1項に記載の液体洗剤組成物と接触するこ とを特徴とする基体のクリーニング法。
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