JPH0849988A - 多孔断熱空冷装置 - Google Patents

多孔断熱空冷装置

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Publication number
JPH0849988A
JPH0849988A JP18584994A JP18584994A JPH0849988A JP H0849988 A JPH0849988 A JP H0849988A JP 18584994 A JP18584994 A JP 18584994A JP 18584994 A JP18584994 A JP 18584994A JP H0849988 A JPH0849988 A JP H0849988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
furnace
air
metal
support pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18584994A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kawano
川野和夫
Yuichi Nagafune
長船裕一
Akizo Kanemitsu
金光彰三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinagawa Refractories Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Refractories Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinagawa Refractories Co Ltd filed Critical Shinagawa Refractories Co Ltd
Priority to JP18584994A priority Critical patent/JPH0849988A/ja
Publication of JPH0849988A publication Critical patent/JPH0849988A/ja
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水冷式なみの高効率空冷を実現する。 【構成】 機器を収納する金属ケースに支持パイプを連
設して金属ケース及び支持パイプ外側に断熱材を被覆
し、炉外側より支持パイプを通して冷却空気を供給する
ようにした支持装置において、金属ケース及び支持パイ
プを多孔金属板製としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硝子窯、熱風炉、トピー
ドカー、コークス炉、高炉、石灰炉等の熱間炉内観察カ
メラ、AOD炉、転炉、電気炉等の熱間吹付補修機、ニ
ーダ材投入機、自動式高炉吹付機の駆動部の冷却等に適
用可能な多孔断熱空冷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、熱間炉内観察カメラを保
護するためのケース及びケースを炉内へ挿入するための
支持棒を高熱から保護するために、水冷方式、空冷方式
が用いられている。図1は水冷方式を説明する図で、カ
メラケースAとその支持パイプBは内側パイプ5、外側
パイプ6からなる2重管構造となっていてその周囲を断
熱材7で覆い、パイプ先端部の径を大きくしてカメラケ
ースAとしている。カメラケース内にはビデオカメラ1
が収納され、ガラスセット金物4でケース前面の観察窓
に取り付けられた耐熱ガラス2、熱線反射ガラス3を通
して前方の窓から炉内を撮影する。映像信号は、支持パ
イプB内を通して炉外に引き出されている図示しない信
号ケーブルにより伝送され、モニタ画面等で観察され
る。
【0003】次に、冷却について説明すると、冷却水入
口8から流し込んだ給水は、外側パイプと内側パイプ間
を通って支持パイプB、カメラケースAを冷却し、排水
口9を通して炉外部へ排水される。また、エアー供給口
10から送り込まれたエアーは、内側パイプ5内を通っ
て支持パイプB、カメラケースA内を冷却した後、熱線
反射ガラス3、耐熱ガラス2の周囲とガラスセット金物
4との間の隙間を通って矢印11で示すように炉内へ放
出される。
【0004】図2は空冷方式を説明する図で、図1と同
一番号は同一内容を示しており、水冷方式に対して2重
管構造になっていない点を除き、空気による冷却方法は
全く同じである。なお、観察窓のガラス部分について説
明すると、図3(a)に示すように、耐熱ガラス2、熱
線反射ガラス3の周囲をガラス支持金具4a、スペーサ
4b、押え板4cで挟み込むようにして取り付けてあ
り、その周囲の隙間から冷却用エアーが図の矢印で示す
ようにケース内より炉内へ放出される。ガラス支持金具
4a、スペーサ4bは、図3(b)、図3(c)に示す
ように、ガラス周囲に所定間隔で設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水冷方
式では使用現場で給排水の設備を必要とし、装置が大が
かりで重くなり、取り扱いが不便であると共に、水漏れ
があると危険である。また、空冷方式では冷却効果が低
く高熱に対する十分な保護ができなかった。本発明は上
記課題を解決するためのもので、水冷式なみの高効率空
冷を実現することができる多孔断熱空冷装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の多孔
断熱空冷装置は、機器を収納する金属ケースに支持パイ
プを連設して金属ケース及び支持パイプ外側に断熱材を
被覆し、炉外側より支持パイプを通して冷却空気を供給
するようにした支持装置において、金属ケース及び支持
パイプを多孔金属板製としたことを特徴とする。また、
本発明は、断熱材を金属製網で覆ったことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明の多孔断熱空冷装置は、金属ケース及び
支持棒(炉内挿入部)を多孔金属板製とし、支持棒を通
して供給した冷却空気を多孔金属板から断熱材を通して
炉内へ吹き出させるようにしたので、水冷式に匹敵する
高効率空冷を実現することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、実施例を図面に基づき説明する。図4
は熱間炉内観察カメラに適用した場合の本発明の多孔断
熱空冷装置の一実施例を示す図で、図1、図2と同一番
号は同一内容を示している。本実施例の図1、図2との
相違点について説明すると、エアー供給口10が設けら
れた先端開放のパイプ20の炉内挿入部を支持パイプB
とし、その先のパイプ径を大きくした部分をカメラケー
スAとして支持パイプBとカメラケースAとを1本のパ
イプで一体的に形成する。このパイプのカメラケースA
を形成している大径部、及び支持パイプBを形成してい
る小径部(炉内挿入部)はパンチングメタル等を用いて
多孔面とし、その外側周囲にミネラルグラスファイバー
等からなる断熱材7を巻き付け、更に金属製網24等で
飛ばないように押さえた構造としている。
【0009】このような構成において、エアー供給口1
0から供給されたエアーは、支持パイプBを通ってカメ
ラケースA内へ流入するが、エアーは支持パイプB及び
カメラケースAの孔を通して断熱材7内に入り、断熱材
を通過して矢印F1、F2で示すように、炉内へ流出す
る。この間エアーは断熱材等と熱交換してこれを冷却
し、自身は高温となって炉内へ拡散していく。また、図
1、図2の場合と同様に輻射熱をカットするガラスが設
けられた観察窓の隙間を通しても炉内へ流出していく。
【0010】図5は本発明の他の実施例を示す図であ
る。本実施例はカメラケースを支持している部分を二重
管とした点のみが図4のものと相違している。本実施例
においては、エアー供給口10が設けられた先端開放の
パイプ21でシールリング22、補強金物23を介して
パイプ20の小径部である支持パイプBを支持したもの
であり、パイプ20の小径部である支持パイプB、大径
部であるカメラケースAの全面は多孔面としている。な
お、パイプ21は炉内挿入部分は多孔にしてもよい。
【0011】このような構成において、エアー供給口1
0から供給されたエアーは、パイプ21を通ってカメラ
ケースA内へ流入する。補強金物23はパイプ21の周
囲に4箇所設けられているだけであるので、ケース内へ
流入したエアーの一部はパイプ21と20との間に入り
込み、支持パイプBの多孔を通して断熱材7内に入り、
矢印F1で示すように、炉内へ流出して支持パイプ部分
を冷却する。なお、パイプ21の炉内部分が多孔となっ
ている場合には、供給されたエアーは多孔を通してパイ
プ20との間に入り込むことになる。
【0012】図6は本発明の他の実施例を示す図であ
る。本実施例は、図5の実施例におけるパイプ21の炉
内部分の長さを短くし、シールリング22の部分のみで
パイプ20を支持するようにしたものであり、他の部分
の構成は同じである。本実施例におけるエアーの流れは
図4の実施例と全く同じとなる。
【0013】次に、本発明の装置による冷却効果につい
て説明する。図7(a)に示すように、支持パイプ及び
カメラケースの冷却空気側を多孔板壁とし、高温側を金
属製網で無機グラスファイバー質断熱材を飛ばないよう
に押さえた構造とし、多孔板壁の厚み1mm、孔径1m
mφで2mmピッチ、断熱材は日アスffフェルトを2
0mm厚みに巻付け、炉内温度1300℃、冷却空気3
0℃として、従来の壁面平行流空冷方式で風速5m/s
ec、本発明の多孔から高温側へ通気する方式で風速
(炉内へ流出するときの速度)3cm/sec、6cm
/sec、7.5cm/secについての冷却効果につ
いて表1に示すような結果が得られ、これを図示したの
が図7(b)である。
【0014】 表1、図7(b)からわかるように、多孔壁を介してエ
アーを炉内へ吹き出すようにしたことにより、冷却効果
を水冷式なみにすることができる。なお、風速が低い場
合は断熱材の外側を金属製網で覆わなくても、硬化剤で
ファイバーを多孔板壁へ塗着するだけでもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、水冷式に
匹敵する高効率空冷を実現することができるので、従来
の空冷方式では対応できなかった厳しい高温環境にも耐
えられる空冷式熱間炉内観察装置等を実現することが可
能となる。その上、現場の給排水不要、軽量、安全、取
り扱い容易等の特徴があるため、従来、冷却保護がなさ
れておらず、補修パイプが赤熱して曲がり、作業不能と
なることがあった熱間吹付補修機、ニーダ材投入機等に
本発明の装置を使用することにより補修可能となるなど
極めて大きな効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 熱間炉内観察カメラの水冷方式を説明する図
である。
【図2】 熱間炉内観察カメラの空冷方式を説明する図
である。
【図3】 観察窓部分を説明する図である。
【図4】 本発明の熱間炉内観察カメラの冷却方式を説
明する図である。
【図5】 本発明の冷却方式の他の実施例を説明する図
である。
【図6】 本発明の冷却方式の他の実施例を説明する図
である。
【図7】 冷却効果を説明するための図である。
【符号の説明】
A…カメラケース、B…支持パイプ、1…カメラ、2…
耐熱ガラス、3…熱線反射ガラス、4…ガラスセット金
物、7…断熱材、10…エアー供給口、20,21パイ
プ、22…シールリング、23…補強金物、24…金属
製網。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器を収納する金属ケースに支持パイプ
    を連設して金属ケース及び支持パイプ外側に断熱材を被
    覆し、炉外側より支持パイプを通して冷却空気を供給す
    るようにした支持装置において、金属ケース及び支持パ
    イプを多孔金属板製としたことを特徴とする多孔断熱空
    冷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記断熱
    材を金属製網で覆ったことを特徴とする多孔断熱空冷装
    置。
JP18584994A 1994-08-08 1994-08-08 多孔断熱空冷装置 Pending JPH0849988A (ja)

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JP18584994A JPH0849988A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 多孔断熱空冷装置

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JP18584994A JPH0849988A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 多孔断熱空冷装置

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JPH0849988A true JPH0849988A (ja) 1996-02-20

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JP18584994A Pending JPH0849988A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 多孔断熱空冷装置

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JP (1) JPH0849988A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112306A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Ihi Inspection & Instrumentation Co Ltd 炉内観察装置と方法
JP2018004215A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 新日鐵住金株式会社 高温部観察窓
JP2018138864A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 住友金属鉱山株式会社 工業炉の点検用覗き窓

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112306A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Ihi Inspection & Instrumentation Co Ltd 炉内観察装置と方法
JP2018004215A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 新日鐵住金株式会社 高温部観察窓
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