JPH084993A - スチ―ムトラップの良否判定器 - Google Patents

スチ―ムトラップの良否判定器

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JPH084993A
JPH084993A JP15791194A JP15791194A JPH084993A JP H084993 A JPH084993 A JP H084993A JP 15791194 A JP15791194 A JP 15791194A JP 15791194 A JP15791194 A JP 15791194A JP H084993 A JPH084993 A JP H084993A
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pressure
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守 永瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動検出部で検出した振動レベルを実際の復
水発生量を正常に排出するときの振動レベルと比較でき
るようにして、正確に蒸気漏れの有無を検出できるスチ
―ムトラップの良否判定器を提供すること。 【構成】 スチ―ムトラップを流体が流れるときに発生
する振動レベルを検出する振動検出部1と、演算部2と
で構成される。演算部は振動検出部で検出した振動レベ
ルと温度センサ―10で検出した温度値が入力され温度
値から蒸気系の圧力を換算する。またテンキ―53から
入力された復水負荷率に基づいて予め記憶した復水が流
れるときに発生する振動レベルと蒸気系の圧力の関係を
補正し、この補正した関係と入力された振動レベルと換
算した蒸気系の圧力とを比較して蒸気漏れの有無を判定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチ―ムトラップの作
動に伴う振動を検出して、作動の良否を確認する時に用
いる振動計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスチ―ムトラップの良否判定器
は、例えば、特開平1−182699号公報に示されて
いる。これは、スチ―ムトラップを流体が流れるときに
発生する振動レベルを検出する振動検出部と、該振動検
出部で検出した振動レベルと蒸気系の圧力が入力され予
め記憶した復水が流れるときに発生する振動レベルと蒸
気系の圧力の関係と比較して蒸気漏れの有無を判定する
演算部を具備するものである。スチ―ムトラップを流体
が流れるときに発生する振動レベルは、蒸気系の圧力が
高くなる程大きくなり、また蒸気漏れを生じると復水を
正常に排出しているときよりも大きくなることを利用し
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスチ―ムト
ラップの良否判定器において、演算部に予め記憶した復
水が流れるときに発生する振動レベルと蒸気系の圧力の
関係は、例えば、測定対象であるスチ―ムトラップが排
出可能な最大復水量を流したときに発生する振動レベル
と蒸気系の圧力との関係である。スチ―ムトラップを流
体が流れるときに発生する振動レベルは、復水を正常に
排出している場合であっても蒸気漏れを生じている場合
であっても流量が多くなる程大きくなる。従って、スチ
―ムトラップが設置された場所での実際の復水発生量が
排出可能な最大復水量よりも少ないと、復水を正常に排
出しているときに発生する振動レベルは予め記憶した復
水が流れるときに発生する振動レベルよりも小さい。ま
た蒸気漏れによる振動レベルも蒸気漏れ量によっては復
水を正常に排出しているときに発生する振動レベルと予
め記憶した復水が流れるときに発生する振動レベルの間
に位置する場合が有り、蒸気漏れを検出できない場合が
生じる問題があった。
【0004】従って、本発明の技術的課題は、振動検出
部で検出した振動レベルを実際の復水発生量を正常に排
出するときの振動レベルと比較できるようにして、正確
に蒸気漏れの有無を検出できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
る為に講じた本発明の技術的手段は、スチ―ムトラップ
を流体が流れるときに発生する振動レベルを検出する振
動検出部と、該振動検出部で検出した振動レベルと蒸気
系の圧力が入力され予め記憶した復水が流れるときに発
生する振動レベルと蒸気系の圧力の関係と比較して蒸気
漏れの有無を判定する演算部を具備するスチ―ムトラッ
プの良否判定器に於いて、前記演算部が予め記憶した復
水が流れるときに発生する振動レベルと蒸気系の圧力の
関係を復水負荷率に基づいて補正することを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
復水負荷率は、測定対象であるスチ―ムトラップが排出
可能な最大復水量とスチ―ムトラップが設置された場所
での実際の復水発生量との比率であり、この比率に応じ
て予め記憶した復水が流れるときに発生する振動レベル
と蒸気系の圧力の関係を補正する。この補正した復水が
流れるときに発生する振動レベルと蒸気系の圧力との関
係と、入力された振動レベルと蒸気系の圧力を比較する
ことにより、蒸気漏れによる振動レベルが予め記憶した
復水が流れるときに発生する振動レベルと補正した復水
が流れるときに発生する振動レベルの間であっても正確
に蒸気漏れの有無を検出できる。
【0007】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1と図2参照)。スチ―ムトラップの良否判
定器全体の構成は振動検出部1と演算部50、そして両
者を結ぶケ―ブル51から成る。検出部1は検出針2
と、検出針保持部材4と、検出針保持部材4とフロント
カバ―6を連結する連結部材3と、フロントカバ―6に
連結した本体5と、ケ―ブル取出し口25を有し本体5
に連結するリヤキャップ7とから形成する。
【0008】フロントカバ―6と本体5とで形成するほ
ぼ円筒状の内部スペ―スには、振動板取付け部材11を
保持する保持板15とスプリングホルダ―19と、マイ
クロフォン16を保持するマイクホルダ―18と、検出
信号を増幅する回路を有するプリント基板20とを配置
する。
【0009】検出針保持部材4と連結部材3は合成ゴム
製の弾性部材32を接着することにより連結する。検出
針保持部材4と連結部材3には中心部に貫通した縦穴9
を開け、内部に検出針2を配置する。検出針2は検出針
保持部材4の先端部分に嵌め込んだ合成ゴム製の弾性部
材33で摺動自在に保持する。検出針保持部材4の先端
が被検出物の表面に接触するまで検出針2は検出針保持
部材4内を摺動する。
【0010】検出針2はほぼ円柱形状で、一端に温度セ
ンサ―10を配置し、他端を振動板取付け部材11に圧
入して形成する。温度センサ―10からの導線は、検出
針2の中央に途中まで設けた導線孔12と、検出針保持
部材4と連結部材3の縦穴9と、保持板15、スプリン
グホルダ―19、マイクホルダ―18を連通する連通孔
14とを通し、プリント基板20内に結線する。
【0011】振動板取付け部材11の一端に振動板21
をビスで螺着する。振動板21に対面するように空間を
有してマイクロフォン16を、合成ゴム製の弾性部材3
4で覆って、マイクホルダ―18に取り付ける。マイク
ロフォン16の端子はプリント基板20内へ結線する。
【0012】スプリングホルダ―19は内部に円筒状の
空間を有し、検出針2の被検出物への押し付け力を一定
に維持するためのコイルスプリング22を配置する。振
動板取付け部材11とスプリングホルダ―19の間には
合成ゴム製の弾性部材35、36を介在せしめる。
【0013】保持板15にはマイクロスイッチ31を取
り付ける。マイクロスイッチ31からの導線はプリント
基板20内に結線する。マイクロスイッチ31は検出針
2の先端が検出針保持部材4の先端まで押し込まれた位
置でスイッチが入り、離れれば切れるようになってい
る。保持板15と、スプリングホルダ―19と、マイク
ホルダ―18とはビス23で結合する。
【0014】演算部50は検出部1内のプリント基板2
0から送られてきた各信号が入力され、ディスプレイ5
2とテンキ―53を外面に有し、内部に演算回路及び記
憶回路等を有している。
【0015】検出部1の先端の温度センサ―10を被検
出物に押し当てると、検出針2がコイルスプリング22
の付勢力に抗して検出針保持部材4の先端まで押し込ま
れ、この位置でマイクロスイッチ31が入り、演算部5
0が測定開始状態となる。温度信号が直接導線を通じて
演算部50へ、同時に機械的振動が検出針2を通して振
動板取付け部材11に伝わり、振動板21を振動させ
る。振動板21の振動はマイクホルダ―内の空間を伝播
し対面するマイクロフォン16に伝わり、電気的信号と
してプリント基板20を通して演算部50に送られる。
【0016】演算部50は温度センサ―10からの信号
を測定温度に対する飽和圧力に変換する。また、図2の
グラフに示す、予め実験的に得られた復水が流れるとき
に発生するの振動の強さと蒸気系の圧力の関係を記憶し
ている。この記憶関係は測定対象であるスチ―ムトラッ
プが排出可能な最大復水量を流したときに発生する振動
レベルと蒸気系の圧力との関係であり、実線で示してい
る。テンキ―53から復水負荷率が入力されると、記憶
関係を点線で示すように補正する。例えば、測定対象で
あるスチ―ムトラップが排出可能な最大復水量に対する
スチ―ムトラップが設置された場所での実際の復水発生
量の割合が1/3であると、記憶関係を1/3に補正す
る。この補正した関係と、入力された振動レベルと蒸気
系の圧力とを比較することにより、蒸気漏れの有無を判
定して、ディスプレイ52に表示する。
【0017】上記の実施例に於いては、温度を検出して
圧力に変換したが、圧力を直接実測することもできる。
また圧力が既知であれば、演算部50のテンキ―53か
ら入力することも可能である。また、測定対象であるス
チ―ムトラップが排出可能な最大復水量を流したときに
発生する振動レベルと蒸気系の圧力との関係を予め記憶
させたが、排出可能な最大復水量以下の復水を流したと
きに発生する振動レベルと蒸気系の圧力との関係を予め
記憶させ、復水負荷率に基づいて補正するようにしても
よい。
【0018】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように、本発明によれば、復水負荷率に応じて予め
記憶した復水が流れるときに発生する振動レベルと蒸気
系の圧力の関係を補正し、この補正関係と、入力された
振動レベルと蒸気系の圧力を比較するようにしたので、
正確に蒸気漏れの有無を検出できるスチ―ムトラップの
良否判定器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスチ―ムトラップの良否判定器の構成
図及び振動検出部の断面図である。
【図2】実験により求めた圧力と振動レベルとの関係グ
ラフである。
【符号の説明】
1 振動検出部 2 検出針 10 温度センサ― 16 マイクロフォン 20 プリント基板 21 振動板 50 演算部 52 ディスプレイ 53 テンキ―

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチ―ムトラップを流体が流れるときに
    発生する振動レベルを検出する振動検出部と、該振動検
    出部で検出した振動レベルと蒸気系の圧力が入力され予
    め記憶した復水が流れるときに発生する振動レベルと蒸
    気系の圧力の関係と比較して蒸気漏れの有無を判定する
    演算部を具備するスチ―ムトラップの良否判定器に於い
    て、前記演算部が予め記憶した復水が流れるときに発生
    する振動レベルと蒸気系の圧力の関係を復水負荷率に基
    づいて補正することを特徴とするスチ―ムトラップの良
    否判定器。
JP15791194A 1994-06-15 1994-06-15 スチ―ムトラップの良否判定器 Expired - Lifetime JP3355385B2 (ja)

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Cited By (4)

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